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技術開発 - 鉄道・運輸機構

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技術開発 - 鉄道・運輸機構
フリーゲージトレインなどの技術 開発を推進しています。
技術開発
鉄道技術の開発
消雪システムの開発
豪雪地帯を通る鉄道の消雪設備として、さまざまな消雪シス
フリーゲージトレインの技術開発
フリーゲージトレインとは、新幹線
テムを開発・設置し、冬季の安定輸送に大きく貢献しています。
狭軌側
(標準軌)
と在来線(狭軌)など、異な
る軌間(ゲージ)
を直通運転できるよ
う、車輪の左右間隔を軌間に合わせ
て自動的に変換する電車です。
新幹線と在来線の乗換えが不要と
なることによって利便性が向上しま
標準軌側
す。また、在来線の軌間を変更する必
要がなく、既存の施設を有効に活用す
軌間変換装置
フリーゲ ージトレイン
ることができます。
山梨リニア実験線
スプリンクラー散水消雪設備(東北新幹線 八戸・新青森間)
ポイント部を急速に除雪する
「温水ジェット設備」
( 東北新幹線 八戸・新青森間)
新しい列車制御システムの開発
超電導磁気浮上式鉄道(超電導リニア)
は、21世紀の鉄道として世界
から注目されている新しい乗り物です。
その技術については、平成21年7月国土交通省の実用技術評価委員
新幹線で初めて無絶縁軌道回路
会より
「超高速大量輸送システムとして運用面も含めた実用化の技術
を 本 格 的 に 採 用し た 車 上 主 体 型
の確立の見通しが得られており、営業線に必要となる技術が網羅的、体
ATCシステム(ATC:Automatic
系的に整備され、今後詳細な営業線仕様及び技術基準等の策定を具体
Train
的に進めることが可能となった」
との評価がとりまとめられました。
戸・新青森間)から導入し、乗り心地
Control)
を東北新幹線
(八
鉄道・運輸機構は、東海旅客鉄道
(株)
および
(公財)
鉄道総合技術研究所と
が向上するとともに、列車の到達時
ともに、更なる長期耐久性等の実用化確認試験を行うため、一般区間の建設
間及び運転時隔の短縮が可能となり
を行いました。また、平成25年8月より、全線42.8kmにおいて走行試験が実
ました。
施されています。
●ATC制御方式の比較
さらに北陸新幹線(長野・金沢間)
では商用周波数が60Hzの区間にも
走行試験中の超電導リニア車両
●山梨リニア実験線
使用できるよう開発しました。また、
北海道新幹線(新青森・新函館北斗
間)の新幹線と在来線が共用走行す
至名古屋
J
甲府市
線
央
R中
自
道
動車
中央
一般区間
終
間
区
行
16.6km
月
大
大月市
実験線始点
0km000m
富
都留市
行
急
士
m
10
対応できる三線軌用ATCを導入す
0
m
5k
先 3
一般区間
7.8km
先行区間
18.4km
笛吹市
る予定です。
至東京
至新宿
上野原市
実験線終点
42km800m
交通計画支援システム
「GRAPE」
の開発
●利便性の評価
(東京駅からの等時間到達圏域表示)
GRAPE※は、GIS
(地理情報システム)
を活用し、鉄道を中心とした公共交
通の計画策定を支援するシステムです。鉄道の新線整備のみならず、乗り
換え円滑化やダイヤ改正など、様々な鉄道利便性向上方策の評価をビジュ
アルに示すことができます。
河口湖
鉄道・運輸機構では、国、自治体、鉄道事業者などからの要請を受け、
GRAPEをはじめとした支援システムを活用した各種調査を実施しています。
富士山
12 JRTT る区間には、新幹線・在来線双方に
点
点
始
間 0m
区 61
行
先 6km
1
※GRAPE:GIS for Railways Project Evaluation
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