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「Dr Web」の紹介 - 一般社団法人 半田市医師会 健康管理センター

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「Dr Web」の紹介 - 一般社団法人 半田市医師会 健康管理センター
2012年11月4日
診療支援と地域医療連携を目指した「Dr Web」の紹介
∼医師会(開業医)が考案したネットワークシステム∼
(社)半田市医師会 副会長
半田市医師会健康管理センター 所長
花井クリニック 院長
花井 俊典
目次 <名称 「Dr Web」 の商標登録>
第42類:指定商品(指定役務):インターネットにおけ るサーバー記憶領域の貸与
第44類:指定商品(指定役務):医療情報の提供
①開発の経緯 Dr Web開発の動機
②コンセプト 診療支援かつ地域医療連携とは
③機能説明 特徴的な機能の説明
④まとめ 評価と目標
Dr Web開発の経緯 1997年∼「ドクター支援システム」を提供
【システム環境】
・診療所のパソコンにドクター支援システムをインストール、センター側から定期的な時間に結果を送信する
・検体検査の結果のみの運用であった
【利用状況】
・30施設が利用していた
【メリットとデメリット】
・当時のシステムとしては、電子カルテを導入していない施設にとって評判が良かった
・インストールしたシステムのメンテナンスやマスター変更など、個別対応に限界があった(配信システム)
2007年∼新システムの企画:半田市医師会システム委員会(「Dr Web」)
・センター内にサーバを設置し、インターネットを利用した閲覧システムを構築する
・診療支援システム、かつ地域医療連携を目指したシステム構成を目指す
・CT・MRI等の画像結果の閲覧も可能とする
・利用者である医師会員が新規機能を検討し評価することにより効率性と利便性を追求する
・独自開発により利用者である医師が望む機能を構成する
Dr Webコンセプト 診療を支援するシステム Medical Care Support System
依頼を受けている検体検査、画像検査の結果をリアルタイムに閲覧で
きるシステムであり、顧客である診療所の院内業務の効率化につなが
るシステムを目指す。 地域医療を連携するシステム Regional Medical Cooperative System
診療所と診療所、診療所と病院の連携を可能とし、共同利用施設であ
る当センターが参画することにより質の高い地域医療連携を目指す。 Dr Webの機能 1 トップ
医師会・健康管理センター等のお知らせを掲示しメールで案内をする機能
2 検査結果参照
生化学・血液一般・免疫・細菌検査の結果をリアルタイムに閲覧できる機能
3 院内登録
院内で行っている検査を登録・管理する機能
4 FD取得
電子カルテに登録する結果をダウンロードする機能
5 画像検査予約
健康管理センターで受託しているCT・MRIの検査を予約する機能
6 半田病院予約
市立半田病院へ紹介患者の予約をする機能
7 PACS接続・ダウンロード機能 CT・MRIの画像をリアルタイムに閲覧でき、結果をダウンロードする機能
8 テキスト出力
患者結果を電子データとして出力する機能
9 紹介状(診診連携)
診療情報提供書(紹介状)の作成機能および紹介状のFAX・eメール送受信機能
10 CCNet
パスワード管理された情報をファイル共有する機能
11 メーラー
内部メールサーバを利用した安全なメール機能
12 検査依頼
①電子カルテの有無に関係なく、検査の依頼書及び検体ラベルを印刷する機能
②電子カルテとの連携を可能とし、依頼書・検体ラベルを自動印刷する機能
現在、Dr Webは12種類の機能を提供しています。
Dr Webのご紹介①「トップ」 お知らせを確認・管理する機能
・各種お知らせを管理する画面
・地域の医師会単位で表示内容を編集できる
・メール機能と連携している
要望
医師会からのお知らせが多いため管理・閲覧できる機能が欲しい
⇒医師会のFAX代が激減した
⇒FAX等の用紙が激減した
⇒お知らせ用紙の廃棄コストが削減できた
⇒メール送信があるため、お知らせの見落としが無くなった
Dr Webのご紹介②「検査結果参照」 検査結果の参照機能
・結果が揃い次第、閲覧可能
・至急患者または検査結果が異常と
なったグループを限定して抽出できる
・2004年4月依頼分から閲覧可能
(10回履歴・グラフ管理・各種報告書)
Dr Webのご紹介⑦「CT・MRI結果の閲覧とダウンロード機能」 遠隔読影システムとの連携
(画像サーバ内のデータを閲覧)
①CT・MRI画像を閲覧する機能
・検査が終了し次第に閲覧可能である
・患者への説明はパソコンの画面上で可能であ
る(比較読影が容易)
・履歴管理が容易となった
②画像結果のダウンロード機能
・他医への紹介状作成時等には院内で即時に
CDへダウンロードが可能
・ CDまたはフィルム等の画像データの院内で
の保管が不要となった
利点
・主治医である開業医が選択した情報のみを
患者さんの希望される医療機関に正確に伝え
ることが出来る(医療情報のコントロールの
主体はあくまで主治医と患者さん)
・紹介コストの削減
(保険請求は各診療所で行う)
Dr Webのご紹介⑨「紹介状(診診連携)」 診療情報提供書を作成・管理する機能
<医療機関の選択>
・MyAddress・・・頻度の高い紹介先を登録し選択する
・Dr Web・・・Dr Webを利用している全ての医療機関が選択可能
<患者情報>
・カルテNoを入力する・・・名前・生年月日・性別は自動登録 <紹介方法>
・「診療情報提供書」を事前にFAX・Mailする機能がある
・本人に同意を得る機能とその記録を管理する機能
<紹介内容>
・事前に簡易文章等(疾病名)をテンプレート管理ができる
Dr Webのご紹介⑩「CCNet」 Clinical Communication Net; CCNet (臨床情報交流ネット)
配下の分科会として Home Cares (在宅医療)
Clinical Path (クリニカルパス)
Doctor to Doctor Communication (医師間情報交換)
クリニック同士で各種の情報を安全に共有するための機能
・保管はセンターのサーバ内
・パスワード管理された安全な保管
(在宅療養支援診療所としての連携にも有用)
Dr Webのご紹介⑫「検体検査依頼」電子カルテ連携 検体検査を依頼する機能
・患者IDと名前・生年月日・性別が連携している
・依頼率の高い項目を「お気に入り」画面に登録できる
・依頼項目と検体の種別(スピッツ)が連動(自動印刷)
・バーコードラベルに名前・検体種別が表示される
・検体ラベルと依頼書は自動印刷
・依頼書・ラベルを事前準備できる
・過去の依頼から選択できる
・全てが連携し自動化されるためヒューマンエラーの
防止に役立つ
最大の特徴は電子カルテと連携できる
Dr Web 「評価と目標」 ●導入をされた施設 <医師の評価> ・電子カルテと同様な機能がありメリットを感じる。 ・CT・MRIの画像が閲覧でき、患者への説明で評判がよい。 ・検査結果の履歴管理が容易で役立つ。 ・検査結果をリアルタイムに確認できるため問い合わせが少なくなった。 <スタッフの評価> ・CT・MRI検査の予約状況が確認できるため予約時間が短縮できた。 ・検体検査依頼の機能では、操作が簡単で依頼書とラベルが自動印刷されとても役立つ。 ●健康管理センターとしての利点 Dr Webは、顧客満足度の向上だけでなく内部の業務に影響がある。特に検体検査機能・
画像ダウンロード機能等はコスト面、スピード面、検査精度に内部メリットを得ている。 ●Dr Webの今後の事業展開 診療支援システムとしての機能をさらに充実させ、地域医療の緊密化に役立つ医療連携
システムを目指す(現在92施設)。 診療支援と地域医療連携を目指した「Dr Web」の紹介
∼医師会(開業医)が考案したネットワークシステム∼
ご清聴ありがとうございました。
(問い合わせ先)
半田市医師会健康管理センター
TEL:0569-27-7882
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