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平成28年度も早3ヶ月余りが過ぎ、定例の家族会総会・指定面会をはじめ花見などは計画どおり 着実に始動しておりますが、今年度の計画につきましては、職員のマンネリ化の防止と物理的軽減を 図るため、長年にわたり積み上げられた事業の整理を行い、併せて今日的課題に対応するため、「入 園者各々のより望ましい支援を提供するためには」を、前提に事業の見直しを行い年度計画を作成し ました。さらに11あった委員会も、検討する中で整理・統合を行い、新たに設けた他施設・地域生 活移行委員会を加え7委員会としました。この新委員会は、当園においては、今後益々重要になると 考えております。 それは、本通信、24年度の6号の挨拶で、入園者の高齢化に伴う疾病の重度化、多様化にみる通 院、入院者の増加や長期化などでの生活の質の変化とそれに対する職員の支援の苦慮の状況、そして、 昨年度の12号で申し上げました介護・医療の必要度の増と絡めて、救護施設としての設備整備も含 めた支援能力の限界。さらに昨今での認知症の増加傾向にある中、「入園者の将来を見据えて、個々 人の最も望ましい生活の場」を、提供するという当園の目標と現実とを照らし合わせ解決し達成して いく場として位置づけているためです。 しかし、これを実現するには、御家族をはじめ各福祉事務所の御理解と御協力が何よりも増して重 要ですので、当園の「その人の最も望ましい生活の場の提供」を、思料していただきたくここで改め て皆様にお願いする次第です。 また、1/2 を施設で消費、1/2 を売電している太陽光発電は順調に稼動しており、夜間に対応するた めの蓄電器の設置も計画しておりますが、未だ改良の余地があるとのことで、これは時機をみてその 整備を図ってまいります。 なお、今年度中に取り組まなければならない最も大きな課題は、今年3月31日に成立・公布され、 来年度の4月1日から施行される社会福祉法等の一部改正に伴う事務作業があります。これは、当園 も例外ではなく大きな宿題でもありますが、入園者の生活支援のサービスに支障を来すことが無いよ う日常業務を通して総体的経営バランスの中で対応してまいります。 そのほか、経年劣化に伴う施設・設備全般の課題です。これらに関しましても緊急性、重要性等を 踏まえ積極的に対応してまいります。 今後も安心・安全を確保しつつ、入園者一人ひとりのニーズを見極めて支援をしてまいりますが、 そのためには、皆様方の一層の御理解と御協力が必要不可欠でありますので、今年度も引き続きよろ しくお願い申し上げ、事業の一端と課題等を述べさせていただき御挨拶に代えさせていただきます。 平成28年3月8日(火)。羽生警察署の交通 課による交通安全講習会が行われました。 羽生園では、自立支援の一環として、職員の付 き添いなしでの、買い物等の外出を促進してお り、対象の「自由外出者」と言われる人が、現在 26人いらっしゃいます(交通ルールに関する試 験に合格された方々です)。そのような皆様に、 より安全に外出していただくために、平成 27 年 度の新たな取り組みとして、計画したのが交通安 全講習会です。 まずは講義です。婦警さんに優しく説明してい ただきながら、交通ルールの理解を深めていきま した。 「あじのひらき」という言葉を、みなさんはご存 じですか? お次は、歩行者班と自転車班に分かれて、実技 講習です。歩行者の皆さんは、正しい横断歩道の 渡り方について学びました。自転車の皆さんは、 駐車場に出て、正しい止まり方、発進の仕方につ いて学びました。 印象的だったのは、講習会を受ける皆さんのま じめな表情です。真剣に取り組んでいる事がよく 分かりました。 これで羽生園の皆さんは、今年も無事故です ね! 平成27年12月13日(日)、今年もクリスマス会 を行いました。羽生園の行事の中では人気があるクリ スマス会。今年は「王将」と「アナと雪の女王」を上 映しました。クリスマス会が人気の理由は、ゆっくり 映画鑑賞が出来ることです。お菓子とジュースを飲み ながらゆったりとした時間を過ごせました。次に人気 なのは、昼食です。今年のメインは、ミートソースの スパゲッティでした。入園者からも「美味しかった。」 と大好評でした。 普段の生活の中ではなかなかゆっくり出来る時間が 作れない分、クリスマス会では入園者全員が良い息抜 きが出来るように、私たち職員も工夫をしています。 節分とは、「季節を分ける」事を意味し、季節の変 わり目には、邪気(鬼)が生じると考えられており、 それを追い払うための行事とされてきた節分祭を、2 月3日(水)に行いました。 入園者の中で、年男3人、年女2人を中心に、鬼に 扮した職員をめがけ、「鬼は外・福は内」と疑似豆を まき、鬼退治をし、福を呼び込み、今年一年健康であ りますようにと、厄払いを行う事が出来ました。食事 も、恵方巻きや鰯のすみれ汁など、節分にふさわしい 食事をいただき、「お腹いっぱい・福いっぱい」にな り、春の訪れを感じた一日でした。 カトル・カール 小麦粉、バター、砂糖、卵をそれぞれ1ポンドずつ使って作ることを「パウンド」 ケーキと名づけました。フランスでは「カトル・カール」といい、 「四分の四」の意味。 これも小麦粉、バター、砂糖、卵の4つの材料を同量ずつ使う事に由来します。 ブルターニュ地方発祥の家庭向けのケーキ。発展系として、レモンピールで香りを つけトーフェ「すぐにできる」という意味の同種のケーキも焼かれています。 材料 (5人前) 卵 300g 薄力粉300g 砂糖 300g バター300g レモン 2個 今回は、料理クラブで、 入園者と厨房職員で、この 「カトル・カール」を作り ました。包丁等で切る作業 は、メンバーの高齢化によ り、難しくなってきました。 しかし、この「カトル・カ ール」は混ぜるだけででき るので、入園者も安心して、 楽しく、美味しく作る事が できました。 1 卵と砂糖をまぜる。 2 1に薄力粉とレモンをざっくり混ぜる。 3 2に溶かしバターを入れる。 4 型に流して、オーブン160℃~170℃。 30分~40分 今年も4月に羽生園全体の健康診断を行いました。年度の始まりなの で良い結果が出てほしいものです。 次回は、秋に行います。今回、結果が悪かった人は、健康を維持する ために運動を行ない、生活習慣を見直して良い結果が出るよう頑張って ほしいものです。 羽生園では、毎日、朝と昼に「上を向いて歩こう」、「さんぽ」、「36 5歩のマーチ」そして「友達賛歌」の4つの曲に合わせて施設内を歩い ています。 園内は、一周約150mあり、4曲終わるまでに5周くらいできます。 そんなに歩くと疲れてしまうので、みんな自分のペースで歩いています。 ちょっとしたことだけど、毎日続けることによって足腰を鍛え、ずっ と自分の足で歩いていけるよう羽生園では園内歩行を行っています。 一日の終わりには、みんなで「パワーアップ体操」と呼ばれる体操をしています。毎日、夕方 の4時15分から行っています。 この体操は、専用の音楽に合わせてみんなで行っています。身体全体を使って一日の疲れをほ ぐすような体操です。こちらも毎日続けることにより、いつまでも若々しい身体でいるようにみ んなで行っています。 2月よりお世話になっております、田沼信子です。 地域との交流会や羽生市福祉健康まつりで羽生園に関心をも っていました。 一日も早く仕事を覚えられるように頑張りますので、よろし くお願いいたします。 羽生園では、悩み事や相談、意見を伺う機会として、月 1 回、個人相談日及び処遇 担当者との話し合いの場を設けています。 平成27年度の困りごと、相談などは116件あり、そのうち、調整確認など対応 が求められるものが35件でした。主な相談内容は「対人関係に関すること」、「日常 生活に関すること」そして「処遇に関すること」が各10件ずつでした。今年度も悩 み事や要望などには、迅速に対応していきます。 梅雨も明け、いよいよ夏本番です。今年度も水分補給や涼を得るため、「かき氷」 の提供を20回程実施します。平成24年度に買い替えたかき氷機は、業務用で、本 格的なかき氷が楽しめます。 バックミュージックはハワイアン。順番待ちの列からは「今日はいちごにしようか な。メロンがいいかな。 」 「私はブルーハワイ!」と声が聞こえます。 「ふれあい通信」は、当園のホームページでもご覧いただけます。ご親族の方々に も是非、ご案内ください。 28年度からは、「ふれあい通信」の発行を年1回とさせていただきます。そのた め、次回の第15号からは、ページ数も増やして発行する予定です。 どうぞよろしくお願いします。 発行元: 社会福祉法人西熊会 救護施設 羽生園 住 所: 羽生市砂山91番地 TEL:048-561-0491 編集員: 常見 坂下 篠原 漆原