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似島臨海少年自然の家 - 公益財団法人広島市文化財団
平成２４（２０１２）年１１月 広島市似島臨海少年自然の家 第１４９号 広報紙 ≪編集・発行≫ 財団法人 広島市未来都市創造財団 広島市似島臨海少年自然の家 〒734-0017 広島市南区似島町字東大谷１８２番地 TEL 082-259-2766 FAX 082-259-2767 URL http://www.cf.city.hiroshima.jp/rinkai/ E-mail [email protected] 楽しいイベント盛 しいイベント盛りだくさん！！ りだくさん！！ こ れ か ら の 主 催 事 業 １ 対 象･･･小学校４年生～６年生 参加者 ２ 期 日･･･平成２４年１２月２２日（土）～２３日（日）の１泊２日 大募集 ３ 内 容･･･スポーツレク、クラフト、キャンプファイアなど ４ 参加費･･･３,０００円（食費・船賃・保険料等） ５ 申込み･･･事業名、住所、氏名（ふりがな）、性別、年齢、電話番号、学校名、学年、保 護者名を明記し、８０円切手を貼った返信用封筒を同封の上、１１月３０日 （金）［必着］までに似島臨海少年自然の家へ ６ 定 員･･･３６名（申込み多数の場合は抽選） 今年最後のプールカヌー 今年最後のプールカヌー体験 のプールカヌー体験をしませんか 体験をしませんか？ をしませんか？ ３ ※ 料 １ 期 間･･･９月１１日（火）～１１月３０日（金） ２ 利用時間･･･９：００～１６：００（受付は１５：３０まで） 金･･･こども ２５０円 / 人 （プール入場料） 大 人 ４８０円 / 人 （プール入場料） カヌー代金 １００円 / 艇 自然の家は、宿泊だけでなく、日帰りでも利用で きます。自然の家では、プールカヌー（11 月３０ 日まで）やバウムクーヘン作り、ディスクゴルフな どのフィールドゲーム、テニスなどを楽しむことが できます。 特にバウムクーヘン作りは、人気のプログラムで す。第 1 次世界大戦の後、似島にはドイツ人が捕虜 として連れてこられました。大正６年に捕虜として 似島にやってきた、カール・ユーハイムがここで焼 いたのが、日本で初めてのバウムクーヘンといわれ ています。自然の家では、当時のレシピに近い、ベ ーキングパウダーなどを使わない作り方で、バウム クーヘン作りを体験できます。 バウムクーヘン作りを希望 される方は、事前に当施設まで お電話ください。炊飯場の空き 状況等を確認いたします。ま た、材料や炭などの準備に関し ては、HP をご覧いただくか、 電話でお問い合わせください。皆様のお越しを心よ りお待ちしております。 こんにちは。似島臨海少年自然の家、職員のえ いちゃんです。だんだんと寒くなってきました ね。今年も残り２ヶ月を切りましたが、皆さんは この冬いかがお過ごしになられますか？ 私のよく行くレストランのご主人は、冬の間に スタッフさんと接客の研修をすることを考えて いるそうです。その実施場所として、自然の家も 候補に挙がっているとか。嬉しい限りです！ 自然の家は、屋内に研修室やプレイホール、屋 外にはグラウンドやテニスコート、施設の周辺に は安芸小富士などの山がありますので、研修やク ラブの合宿、勉強会などにおすすめです。何とい っても島なので、まさに缶詰状態で集中できるこ と間違いなしです！！ また、自然の家では、研修や合宿の合間にバウ ムクーヘン作りやバーベキュー、フィールドゲー ムなどを行って、楽しみながらリフレッシュする ことができます。日帰り、宿泊を問わず、ご利用 いただければ嬉しく思います。今回はこの辺で。 See you next time! ご利用の際は、プールの空き状況等の確認のため、事前に お問い合わせください。 似島公民館でお 似島公民館でお祭 でお祭り開催！ 開催！ この機会 この機会にぜひ 機会にぜひ似島 にぜひ似島へ 似島へ！！ ① １ ２ ３ ４ ５ 対 期 内 象･･･どなたでも（ご家族でご参加ください） 日･･･平成２４年１１月２５日（日）９:３０～１５:００ 容･･･バウムクーヘン作り体験、ティッシュクラフト、ミニ屋台コーナーなど。おい しい食べ物がたくさんあります♪ お楽しみに！！ 申込み･･･不要 会 場･･･似島合同庁舎（似島港桟橋そば） 申し込み･･ 電話又は来所にてお申込みください。 ・宿 泊 利 用 … 少年団体( 少年団体(活動の 活動の主体が 主体が中学生以下で 中学生以下で構成された 構成された団体 された団体) 団体)は 9 ヶ月前から 月前から それ以外 それ以外の 以外の団体は 団体は 6 ヶ月前から 月前から受付 から受付 ・日帰り 日帰り利用 … １ヶ月前から 月前から受付 から受付 ② 書類提出･･ 必要な書類を１ヶ月前までに提出してください。書類はＨＰからダウンロードできます。 ③ 休所日････ 原則として、月曜日・祝日の翌日・８月６日 年末年始（１２月２９日～１月３日） ※ 詳しくは HP をご覧いただくか、電話にてお問い合わせください。 似島臨海少年自然の家では、バウムクーヘン作りを行うことができます。 なぜ似島で、「バウムクーヘン作り」なのか？ 作って楽しく、食べて美味しいから？ もちろんそれも ありますが、実はバウムクーヘンと似島には、1 人の男を中心とした歴史的なつながりがあるのです。 日本で有名なドイツのお菓子、バウムクーヘン。バウムクーヘンがドイツ語で「木のお菓子」といわれる のは、焼きあがった層が木の年輪に似ているから、というのが定説です。このバウムクーヘンを、日本で初 めて焼きあげたのが、ドイツ人のカール・ユーハイムとされています。 カール・ユーハイムは 1886 年、南ドイツに生まれ、20 歳の時一人前の菓子職 人となり、菓子協会の勧めで中国・青島（チンタオ）の菓子店に勤めることになり ました。当時、青島はドイツの租借地（そしゃくち）で、カール・ユーハイムの作 るバウムクーヘンは「本場ドイツの味」と評判を呼び、権威あるマイスターの資格 も取得しました。その後、彼はエリーゼという女性と青島で出会い結婚しましたが、 1914 年、第一次世界大戦が勃発し、青島は日本軍に占領され、カールは運悪く俘 虜（ふりょ）の一人として、日本へと連行されることとなりました。 彼が最終的に入ることになった収容所のある場所が、似島でした。似島の収容 ↑ カール・ユーハイム 所に入ったカール・ユーハイムでしたが、当時日本は国際社会に仲間入りするため、極めて捕虜（ほりょ） を人道的に扱っており、彼は菓子職人として仲間たちのために菓子を焼く機会を得ることができました。そ して、捕虜生活 2 年目、1919 年（大正 8 年）3 月 4 日、広島県物産陳列館（現在の原爆ドーム）で開催 されたドイツ作品の展示即売会（似島獨逸俘虜技術工藝品展覧會）で自慢のバウムクーヘンを出品しました。 これが日本においてバウムクーヘンが広く知られるきっかけとなったと言われています。1920 年、捕虜 生活から開放されたカール・ユーハイムは、その後も日本に残り、現在の「ユーハイム」の原形となるお店 を開きました。 似島臨海少年自然の家では、カール・ユーハイムが作った、当時のレシピ、当時の焼き方に近い方法での バウムクーヘン作りを行うことができます。このように、バウムクーヘンと関わりの深い似島の地で、バウ ムクーヘンを作ってみませんか？ 当時バウムクーヘンはピラミッドケーキと呼ばれていました。 ↑ 上の 2 枚の写真は「似島獨逸俘虜技術工藝品展覧會」のパンフレットのもの。