...

CSR報告書2007PDF版

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

CSR報告書2007PDF版
編 集 方 針
ユニバーサル製缶では、これまでホーム
ページなどを通じ、当社に関する情報開示
を進めてきましたが、2007年より環境分
野も含めた当社のCSR(Corporate Social
目 次
編集方針・目次
1
ユニバーサル製缶の概要
2
社長メッセージ
3
Responsibility = 企業の社会的責任)につ
いての考え方や取り組みについて、その全
体像をステークホルダーの皆様に対し、よ
り広くご理解をいただくことを目指して
「ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007」
を発行することとしました。
本報告書では、当社がアルミ缶メーカー
として事業活動を通じて社会や地球に対し
経営報告
経営理念
5
経営方針
6
コーポレート・ガバナンス
7
CSR推進体制
8
て果たしている役割や取り組みをなるべく
分りやすく紹介しています。
本報告書に掲載していない各種情報の詳
細は、ホームページ上でもご報告していま
環境報告
環境マネジメント
11
物質フロー
12
環境ラベル
13
アルミ缶リサイクル
14
すので、あわせてご参照くださるようお願
いいたします。
当社ホームページ
URL:http://www.unican.co.jp/
【掲載範囲】
■対象期間:当社事業年度である2007年度
(2007年4月∼11月)までの間で、一部には
2006年10月∼3月までの状況報告なども含み
ます。
社会性報告
品質保証体制
15
地域とのかかわり
16
ISO22000取得(食の安全活動)
17
33口径ボトル
17
編集後記
18
■対象組織:ユニバーサル製缶
1
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
ユニバーサル製缶株式会社の概要
会社概要
社
名 : ユニバーサル製缶株式会社
設
立 : 2005年10月1日
本
社 : 〒112-8525 東京都文京区小石川1-4-1(住友不動産後楽園ビル)
資 本 金 : 80億円
出 資 比 率 : 三菱マテリアル株式会社80%
ホッカンホールディングス株式会社20%
代 表 者 : 取締役社長 矢尾 宏
従 業 員 数 : 約800名(2007年11月末現在)
、
生 産 拠 点 : 結城工場、群馬工場(ボディ部門、エンド部門)
富士小山工場、岐阜工場、滋賀工場、岡山工場
支
店 : 大阪支店
事 業 内 容 : 飲料用アルミ缶の製造、研究開発及び販売
関 係 会 社 : 新菱アルミテクノ株式会社
事業所概要
①操業開始年・月 ②製品 ③ISO認証取得状況
■富士小山工場
■大阪支店
■群馬工場(ボディ部門)
〒410-1392静岡県駿東郡小山町菅沼1500
Tel:0550-76-3211 Fax:0550-76-5521
①1972年10月 ②アルミ缶蓋、ボトル缶キャップ
③1998年6月/ISO9001
2001年3月/ISO14001
〒530-6070大阪府大阪市北区天満橋1-8-30
OAPタワー28階
Tel:06-6881-0851 Fax:06-6881-0852
〒374-0047群馬県館林市野辺町906-2
Tel:0276-74-8500 Fax:0276-74-7561
①1979年6月 ②アルミ缶胴 ③1999年11月/ISO9002
2002年11月/ISO9001:2000
■技術開発部門
〒410-1392静岡県駿東郡小山町菅沼1500
Tel:0550-76-3260 Fax:0550-76-5430
①1977年11月
■群馬工場(エンド部門)
■滋賀工場
〒522-0244滋賀県犬上郡甲良町在士古田681
Tel:0749-38-2001 Fax:0749-38-3485
①1993年6月 ②アルミ缶胴 ③1999年7月/ISO9002
2000年12月ISO14001
2002年7月/ISO9001:2000
★ 岡山工場
群馬工場(ボディ部門)
〒370-0723群馬県邑楽郡千代田町昭和5-3
Tel:0276-86-6001 Fax:0276-86-6003
① 1991年4月 ②アルミ缶蓋
③1999年10月/ISO9002
2002年10月/ISO9001:2000
★ ★ ★ 結城工場
群馬工場(エンド部門)
★ 岐阜工場
★ 滋賀工場
● 大阪支店
★
● 本社
富士小山工場
技術開発部門
■結城工場
〒307-0016茨城県結城市新堤仲通り1-1
Tel:0296-33-3811 Fax:0296-33-0339
① 1990年4月 ②アルミ缶胴、ボトル缶胴
③1998年6月/ISO9001
2001年3月/ISO14001
2007年6月/ISO22000
■岡山工場
〒709-0844岡山県岡山市瀬戸町南方150
Tel:0869-53-1511 Fax:0869-536-2230
①1976年1月 ②アルミ缶胴、ボトル缶胴
③1998年6月/ISO9001
2001年3月/ISO14001
■岐阜工場
〒505-0006岐阜県美濃加茂市蜂屋町下蜂屋伊瀬入会16-8
Tel:0574-26-8111 Fax:0574-26-8115
①1974年12月 ②アルミ缶胴
③1998年6月/ISO9001
2001年3月/ISO14001
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
2
Top Commitment
私たちは人と社会と地球にやさしい
アルミ缶を作りつづけます
3
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
社長メッセージ
お客様に安心して使っていただく。
これがユニバーサル製缶の
CSRの原点
キーワードはCan For You!
当社は、本年4月に全社スローガンとして「Can
For You !」を制定しました。
このCan For You !は、社員一人ひとりがすべて
本年10月1日、当社はユニバーサル製缶社とし
て発足して、3年目を迎えました。これまで当社を
のステークホルダーに対して、今後当社が取り組
むさまざまな課題に臨む姿勢を示したものです。
支えていただいたお客様をはじめとする多くのス
具体的には、まずCANは「アルミ缶のCAN」そ
テークホルダーの皆様に、改めて心から感謝申し
して「“I CAN”
のCAN」という意味を込めていま
上げます。
す。そして、FORは「∼のために、可能性」を意
当社は創業以来、アルミ缶を通じて人と社会と
地球に貢献することを目指してまいりました。こ
味し、またYOUはすべての当社ステークホルダー
を指しています。
れは、全てのお客様が安心・安全にご利用いただ
つまり、Can For You !には、当社事業である
けるアルミ缶を製造・販売し、使用後の当社製品
「飲料用アルミ缶の開発・製造・販売を通じて、当
をリサイクルすることにより、環境負荷低減を実
社を取り巻く全てのステークホルダーの期待に応
現し、社会から信頼される良き企業市民として持
えるべく全力で頑張ろう!」という思いを込めて
続的な発展を遂げていきたいという考えを真摯に
います。
実践してきたものです。
近年、われわれを取り巻く事業環境の最大の変
当社は今後も事業活動を通じて、豊かな社会づ
くりに向けてあらゆる努力をしてまいります。そ
化は、コンプライアンス違反や環境問題に端を発
れが結果として当社CSR活動に繋がっていきます。
した企業の社会的責任、いわゆるCSRに対する社
そのためにも、全社員が「人と社会と地球」にど
会的な要請の高まりです。特に最近の食品表示偽
のような貢献ができるかを探求し、Can For You !
装などの問題は、食文化を預かる飲料容器業界に
を合言葉にこれまで以上にアルミ缶の開発・製
とっても大きな問題です。また、資源枯渇などの
造・販売活動に努めてまいります。
環境問題も、製品原料を地球資源に求める企業に
とっても看過できない問題です。こうした社会的
引き続き、ステークホルダーの皆様方のさらな
るご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。
問題に対し、企業は自社だけの繁栄を考えるのでは
なく、企業市民として存続・発展するために自らに
課せられた課題として真剣に取り組み、社会や地
球との相互の共生関係を築いていくことがこれま
で以上に強く求められています。
当社もこうした社会の期待に応えていくため、
安全で安心な製品を提供し、社会や地球への環境
負荷の低減など実現するためさまざまな技術革新
を行い、環境にやさしい製品づくり・サービスを
提供し続けてまいりました。
そして、こうした事業活動への取り組みこそが、
まさに当社のCSRの原点となっています。
ユニバーサル製缶株式会社
取締役社長
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
4
Management Report
経営理念
「人と社会と地球にやさしい飲料容器の提供」
・食の安全・安心に貢献します
・環境負荷の低減を追及します
・お客様の立場に立って、価値ある技術、
製品、サービスを提供します
当社は2005年10月、それまで三菱マテリアル社と
北海製罐社が培ってまいりましたアルミ缶事業に対する
基本精神を継承して発足しました。
日本国内では、食の安全に対し多くの企業姿勢が問
われています。
こうした趨勢は、決して他人事ではなく、食文化の
それは即ち、事業活動を通じて社会に貢献するとい
一翼を担う当社においても気を緩めることなく、全社
う考え方であり、この精神は最近の時流に乗ったもの
員が今一度経営理念の精神を心に刻み直していかなけ
ではなく、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に
ればいけない問題であると考えています。
貢献することを目指したものであります。
日本の「食」を支える当社は、アルミ缶で今以上に
こうした精神を脈々と受け継いで制定した当社経営
貢献することを目指してまいります。そのためにも日
理念は、アルミ缶を開発・製造・販売する当社の目指
本中の至るところで毎日使われている当社製品に対
す役割を明示したものとなります。当社は、お客様が
し、食の安全・安心という観点からさまざまな知恵を
直接口にされる飲料容器を提供するため、全てのお客
出して、少しでも良い製品を社会に提供し、引き続き
様が安全にそして安心してご利用いただける製品を製
リサイクルを中心とした環境負荷の低減を追求し、当
造することはもちろんのこと、使用後の当社製品をリ
社がなし得るあらゆる技術、製品、サービスをもって
サイクルすることにより省資源・省エネルギーに努め
「人と社会と地球にやさしい飲料容器の提供」の実現
社会への環境負荷低減を目指しています。
また、限られた資源を有効に利用することや、グリ
ーン調達を促進することにより地球にやさしい事業活
動をも展開していきます。
5
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
に向け邁進してまいります。
経営理念・方針
経営方針
・CSR活動を推進し、全てのステークホルダーから信頼される会
社になる
・業界トップの品質、コスト競争力を実現し、価値ある技術、製
品、サービスを提供し続けることにより、顧客から信頼される
戦略パートナーとなる
・健康で安全な職場環境を構築し、働く喜びと挑戦意欲に満ちた
元気な会社になる
当社は発足して2年が経過し、現在は第二ステップ
加工したエンボス缶があります。これは、量販店やコ
としてさらに一歩踏み込んだ事業活動を展開する時
ンビニエンスストア等のショーケースに並べられた時
期を迎えています。そうした状況下、経営方針は当
のアイキャッチ性を向上させることを主な目的として
社を取り巻くさまざまなステークホルダーに対して
おり、今後も差別化された技術・製品・サービスを提
当社がどういう会社を目指していくかを掲げたもの
供しつづけます。
であります。
1.社会に対して
当社は事業活動を続ける上で、社会、顧客、社員、
株主といったステークホルダーから信頼される会社に
なることを最重要テーマとして捉えています。そこで、
まず事業活動の根幹となる規則や社会規範といったコ
ンプライアンスの遵守、また、お客様や社員などに危
害を及ぼさないためのリスクマネジメント活動といっ
たCSR活動を推進することを明確化しました。
3.社員に対して
当社は社員にとって働く喜びと挑戦意欲に満ちた会
2.顧客に対して
当社は製品の品質向上に努め、顧客から必要とされ
社であらねばならないと考えています。
当社は社会や顧客、社員の視点に立った目指すべ
る価値ある技術、製品、サービスを提供することで信
き当社像を具体化し、全社員がベクトルを合わせ、
頼される戦略パートナーとなることを目指してまいり
この経営方針の実現に向け全社一丸となって邁進し
ます。最近の成果として、缶胴の側壁部に凹凸模様を
てまいります。
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
6
Management Report
コーポレート・ガバナンス
取締役会、執行役員制度の導入
当社は、意思決定の迅速化と機動的な会社運営体制
部門として新設した部署であり、取締役社長直属の組
織として経営管理の一環として内部監査を行います。
主に社員の業務内容全般について、適法性、合理性、
を構築するために、本年6月より執行役員制度を導入
能率性などを監査します。本社、事業所及び関係会社
しました。
の内部監査を定期的に実施し、監査結果につきまして
これにより当社における経営の意思決定および監督
につきましては、現在取締役6名で構成される取締役
は経営会議に報告するとともに、被監査部署に対して
改善指導を行っていきます。
その他に当社は、三菱マテリアル社による経営監査
会において行っています。この構成は、迅速な意思決
定を行うとともに、経営の客観性と透明性を確保する
も受けています。
このように、さまざまな視点・角度から監査を受け
うえで適正であると考えています。
このほか取締役会に付議される案件につきまして
ることにより、全社業務の改善に努めています。
は、取締役社長および3名の常務取締役で構成される
経営会議において、事前に十分な審議を行い、意思決
定の適正化を図っています。
内部統制
当社の内部統制は2006年12月に社内組織として
「内部統制システム整備委員会」を設置しました。同
監査体制
委員会は取締役社長を委員長とし、活動を推進する事
当社の監査体制は現在、監査役による監査、会計監
査人による監査、業務監査部による内部監査と三様の
務局とコアメンバー、支援組織としてのステアリング
コミッティから構成されています。
現在は2007年6月に内部統制の文書化(記述書・
監査体制を敷いています。
監査役監査は、取締役の職務執行を監査する立場に
あり、その適正確保を目的としています。
フローチャート・リスクコントロールマトリックス)
作業を完了し、9月には第3フェーズの整備評価の有
また、会計監査人監査は、企業財務情報の信頼性を
効性確認を終えました。今後は運用評価テストを確認
確保するため経営者が作成した財務諸表が企業の実態
し、2008年4月の本施行に向けて確認作業を重ねて
を正確に表しているかどうかについて監査します。
まいります。
さらに、業務監査部は、本年4月に内部監査を担う
■コーポレート・ガバナンス体制
株主総会
選任・解任
取締役会
選任・解任
監査役
選定・解職
監督
経営会議
取締役・執行役員
業務執行部門
7
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
選任・解任
CSR委員会
業務監査部
会
計
監
査
人
コーポレート・ガバナンス
CSR推進体制
CSR委員会
当社は、企業の持続的発展に必要不可欠となるステ
■CSR推進体制
ークホルダーからの信頼を得るため、不祥事などの未
然防止に向けたリスクマネジメント活動、またコンプ
ライアンスの強化徹底に向けた教育などの各種CSR
取締役会
活動に取り組んでまいりました。
そして、当社CSR活動をこれまで以上に強化徹底
経営会議
させるために、本年8月に新にCSR委員会を発足させ
ました。
CSR委員会
CSR委員会の構成は、取締役社長を委員長、管理
部門担当役員を副委員長とし、営業・生産・技術商品
CSR委員会事務局
開発の各部門担当役員、工場長、そしてオブザーバー
の監査役によって構成しています。
本社 工場 大阪支店 新菱アルミテクノ社
当社は経営方針のひとつに、「CSR活動を推進し、
全てのステークホルダーから信頼される会社になる」
ことを掲げています。
こうした経営方針を全社挙げて確実に実施して、
「人と社会と地球にやさしい飲料容器の提供」を目指
してまいります。
コンプライアンスのさらなる強化徹底に向けて
当社は、さまざまな不祥事の芽を断つために継続し
業部門に対し、営業活動におけるコンプライアンス意
て社員への教育など、コンプライアンス活動を実施し
識の向上と実践を目指して全営業担当者を対象とした
てまいりました。
法務講習会を実施しました。
社員へのコンプライアンスに対する啓蒙は多種多様
な手法を用いて実施しています。
その他、三菱マテリアル社が主催するCSR研修に
は当社から55名の社員が参加しました。
具体的には、三菱マテリアルグループ「私たちの行
コンプライアンス意識は、研修を1回実施するだけ
動指針10章」の携帯カードを全社員に配布し、常に
ではなく、繰り返し実施することで社員に根付くもの
携行することを義務付け、職場で何か問題が生じた場
と考え、今後も引き続き研修などの教育を実施してま
合の解決に向けた指針とするよう指導しています。
いります。
また、本年10月は三菱マテリアルグループ内の企
これまでの地道な活動が奏功し、社会的信用を失う
業倫理月間であったことを踏まえ、同月1日発刊の社
事例は発生していませんが、これに慢心することなく、
内報では、「企業倫理月間を迎えるに当って」と題し、
引き続きコンプライアンスの強化徹底を全社で取り組
改めて自分たちの周りに不祥事の芽がないかを点検す
み、今まで以上にステークホルダーから信頼される企
るように呼び掛けています。
業を目指してまいります。
さらに、部門別の研修も実施しています。本年は営
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
8
Management Report
リスクマネジメント活動
当社CSR活動の基盤となるリスクマネジメント活
動につきましては、取り組みを開始してから本年度で
4年目となります。
クマネジメント監査も実施し、より実効ある活動に向
けて展開をしています。
当社のリスクマネジメント活動は、全てPDCA
現在実施中の年間活動は、①リスク調査を実施し、
(Plan、Do、Check、Action)サイクルをもって取
1年間を通じ新たに生じたリスクの洗い出しを行いま
組んでおり、年を追う毎に活動の精度を向上させてい
す。その後、②当該年度に洗い出された全てのリスク
くよう努めてまいります。
から被害規模や発生確率が一番高いリスクを複数特定
また、当社は製缶事業という単一事業の特性から、
します。次に、③各部署は具体的なリスクマネジメン
ある工場でのリスク対策が他の工場に転用できるケー
ト活動として、まずリスクアセスメントを実施します。
スが多数存在しています。CSR委員会事務局では、
このリスクアセスメントでは、リスクの原因を分析し
そうした事例の全社横展開も図っています。さらには、
ます。最後に、④リスク対策案を検討し、実際に対策
リスクマネジメント活動部署に対し、コーポレート部
を講じることでリスクの低減に努めていきます。ここ
門の側面支援として、活動実施に際しての不明点や疑
までは各部署で取組む活動となります。その他、リス
問点などの相談を適宜受け付け、確実にリスク軽減が
クマネジメント活動全体の実効性を検証するためリス
図れるよう全社を挙げて取組んでいます。
■リスクマネジメントPDCAサイクル
CSR研修
RMS:リスクマネジメントシステム
*
9
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
CSR推進体制
労働安全衛生
当社では「安全第一で危険ゼロ」を経営目標に、心
④メンタルヘルスケアの実施
身共に健康で明るく働きやすい職場づくりを目指して
⑤工場間安全衛生監査の実施
います。
1.
基本方針
労働安全衛生活動は、企業存立の基盤をなすもので
労働安全衛生マネジメントシステム
(OSHMS)の構築
当社では、岡山工場が安全衛生コンサルタントの指
あり、安全衛生の確保は企業の社会的責任である。
導の下、2008年中のOSHMS取得に向けて安全衛生
社員の安全と健康の確保は企業活動における何ものに
諸活動を展開しています。
も優る最重点項目と認識し、安全で働きやすい真の快
適職場を実現するよう活動する。
また、同工場を除く全ての工場においてもリスクア
セスメント活動を展開し、さらなる安全衛生水準の向
上に努め、全工場でOSHMS取得を目指しています。
①『安全と健康を守ることは全てに優先する』を基本
姿勢とし、労使一体となって安全衛生活動に取り組
む。
工場間安全衛生監査による
相互チェックシステムの構築
②全社員が労働安全衛生関係諸法令並びに社内諸規定
当社では、工場間の異なる視点で現場を観察するこ
を遵守すると共に、一人ひとりが『決められたこと
とにより、危険な状態や作業方法など当事者が慣れて
を必ず守る』職場風土を醸成する。
危険と感じていない問題点を整理し、改善を図るとと
③『風通しの良い職場づくり』と『健康づくり』活動
もに、参考になる良い活動については、自工場で取り
を通じて、全社員が『心身共に健康で明るく働きや
入れるなど双方に有益なシステムを構築しています。
すい職場づくり』に努め、各場所ともに『安全第一
で危険ゼロ』を達成する。
④社員一人ひとりが安全意識、交通モラルの高揚を図
また、過去の災害事例と対策フォロー状況を確認し、
全工場横展開を図りながら、類似災害の発生防止に努
めています。
り、通勤災害を含めた『完全ゼロ災害』を目指す。
健康増進とメンタルヘルスケア
2.2008年重点実施事項
①リスクアセスメント活動を核とした労働安全衛生マ
ネジメントシステムの導入
定期健康診断の結果、要再検査や要精密検査となっ
た社員について保健指導を実施、フォローする一方、
三菱マテリアル健康保険組合とタイアップして、心と
②安全衛生教育の徹底
からだの健康電話相談および生活習慣病予防を進めて
③職業性疾病予防対策等の推進
います。
安全衛生コンサルタント視察
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
10
Environment Report
環境マネジメント
当社は、国内で使用される飲料用アルミ缶の4缶
に1缶を供給しています。製缶工場で使用される
アルミコイル、缶の内外面用の塗料、電気・熱エ
ネルギーなどによる環境への影響評価とその管理
手法については、ISO 14001:2004に適合し
た環境マネジメントシステムを構築、運用してい
ます。本年2月に第2回更新審査を受審・登録更
新・登録拡大の承認を得ました。
■ 環境マネジメントの運用組織
専門部会リーダー(製品)
ユニバーサル製缶株式会社環境方針
ユニバーサル製缶株式会社(以下、当社という)
は、アルミニウム製の飲料缶を製造している。
当社は、地球環境の保全が人類共通の最重要課
題の一つである事を認識し、事業活動に伴う環境
負荷の低減を図るとともに、環境に優しい製品を
提供するため、次の環境保全活動を実施する。
1.環境意識の育成 当社は、事業活動が環境に与える影響を認識し、社
員の一人一人が環境保全に努めるよう、「ユニバーサル
製缶㈱環境方針」を全社員に周知させることにより、
環境意識の育成を図る。
専門部会リーダー(省エネ推進)
E
M
S
事
務
局
:
環
境
委
員
会
委
員
長
環
境
管
理
責
任
者
専門部会リーダー(環境改善)
専門部会リーダー(廃棄物管理)
2.環境マネジメントシステムの
継続的改善及び環境汚染の予防 当社は、環境保全を重要課題に位置付けて、環境マ
ネジメントシステムの継続的改善を図り、環境面のパ
フォーマンスの向上と環境汚染の予防に努める。
専門部会長
サイト環境管理責任者(岡山)
サイト環境管理責任者(滋賀)
3.法令及び社会的約束の順守 当社は、環境関連の法令、及び、社会的約束を順守
し、技術的、経済的に可能な範囲で一層の環境保全に
取組む。
サイト環境管理責任者(岐阜)
サイト環境管理責任者(技開棟)
サイト環境管理責任者(富士小山)
サイト環境管理責任者(群馬エンド部門)
サイト環境管理責任者(群馬ボディ部門)
サイト環境管理責任者(結城)
サイト環境管理責任者(本社・大阪)
4.環境保全活動の実践
当社は、
①全部署を包括した統合システムで環境保全活動を展
開する。
②定期的に内部環境監査を実施し、自主的に環境マネ
ジメントシステムの改善に努める。
③「ユニバーサル製缶㈱環境方針」に基づく環境保全
活動の目的、及び、目標を設定する際には、次の事
項を考慮する。
・地球環境保全に配慮した製品の開発・設計、製造、
保管、及び、輸送。
・廃棄物の削減とリサイクル推進によるゼロエミッ
ションを目指した活動。
・資源、エネルギー(電力、燃料)の有効活用、並
びに、低負荷品への代替促進。
・地域社会との調和、共生の推進。
④環境事故、及び、緊急事態発生の予防に努める。
5.情報の開示
この環境方針は社内外に開示する。
11
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
環境報告
物質フロー
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
12
Environment Report
環境ラベル
当社は、2005年1月、国内の製缶メーカーで初め
てタイプIII環境ラベル「EPD」を取得いたしました。
ライフサイクルでの消費・排出(当社350ml缶1缶あたり)
また2005年8月には、日本固有のタイプIII環境ラベ
温室効果ガス
(CO2換算)
酸性化ガス※
(mol H+)
エネルギー
消費量
ル「エコリーフ」も取得しました。タイプIII環境ラベ
96g
0.01mol
1.72MJ
ルとは、製品の生涯の環境影響を数値化して公開する
仕組で、消費者が環境負荷の低い製品を選ぶための情
※酸性雨に結びつく物質、例えば硫黄酸化物や窒素酸化物に含まれる水素イオン「H+」濃度の値
「mol」とは分子や原子の量の単位
報を提供します。提供する情報としては、
①資源の使用量 ②化学物質の使用量 ③環境への影響
・地球温暖化
各ステージごとのエネルギー消費
(MJ)
1.5
・酸性雨
・オゾン層の破壊
1.08
1.0
・対流圏オゾンの生成
・富栄養化
0.56
0.5
など多岐に渡ります。日本国内で取得可能なタイプIII
環境ラベルは、1998年スウェーデン生まれのEPD
0
と、2002年日本生まれのエコリーフがあります。
素材
製造工程
製品
製造工程
0.04
0.04
リサイクル
工程
輸送工程
アルミ缶は「リサイクルの優等生」と言われ、当社
はUBC一貫処理体制というアルミ缶のリサイクルシ
ステムをグループ内に持っています。使用済みのアル
ミ缶を原料として再生することで、環境負荷の低いア
ルミ缶を製造しています。当社のアルミ缶の環境負荷
の詳細については、EPD環境ラベルにて公開された
データをご覧下さい。
EPDアドレス
http://www.epd-eco.com
【登録概要】
登
録
機
登
録
範
関 : JIA(財団法人 日本ガス機器検査
協会)
囲 : 当社の全アルミ缶製品およびアル
ミボトル製品(310B、315B、
: 360B、410B)
審査対象製品
期
13
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
使用済み飲料缶を原料とする飲料
用アルミ缶
限 : 2008年1月28日
環境報告
アルミ缶リサイクル
解砕・選別
焙焼
回収センター
溶解
鉄缶やごみを選別します
焙焼し塗料を除去します
回収されたアルミ缶は
回収センターに運ばれます
回収
アルミ缶を溶解します
【アルミ缶リサイクルのながれ】
アルミ缶はなんどもよみがえります。
ボランティア、自治体、回収業者によって
回収されたアルミ缶
鉱石からアルミ地金を作るエネルギーを100とすると
回収アルミ缶から再生地金を作るエネルギーは、約3です!!
鋳造
充填
溶かされたアルミを圧延用
スラブに鋳造します
製缶
圧延
缶材を打ち抜き製缶します
飲料メーカーは中身を詰め皆様の
お手元におとどけします
スラブを圧延し、
缶材を製造します。
製缶された缶は印刷後
飲料メーカーに運ばれます
当社は、三菱マテリアルグループの一員として、三
菱アルミニウム社と共同で30年以上に渡りアルミ缶
止に貢献することを使命と考え、今後もアルミ缶のリ
サイクルに力を入れてまいります。
のリサイクルを継承しています。アルミ缶は消費者の
手元に飲料を運ぶというアルミ缶本来の役目を終えた
後も、まだ資源として高い価値を持っています。この
ため、近年ではアルミ缶のリサイクル率は90%以上
2006年度の省エネルギー効果
●電力量換算5.39×109kwh
●1ヶ月の使用電力世帯数換算1,797万世帯
という高い値を維持しています。使用済みのアルミ缶
はUBC(Used Beverage Can)と呼ばれ、アルミニ
100%
90%
ウムの原料であるボーキサイトからアルミ地金を作る
80%
エネルギーを100とすると、UBCから再生地金を作
70%
るエネルギーは約3です。当社がUBCを市場より回収
60%
50%
し、三菱アルミニウム社が溶解・鋳造・圧延する一連
40%
の工程をUBC一貫処理工程と呼んでいます。このシ
30%
ステムにより、UBCは再びアルミ缶用原料コイルと
20%
72.6%
74.4%
78.5%
80.6%
82.8%
83.1%
81.8%
86.1%
91.7%
90.9%
消費量
(単位千トン)
回収量
(単位千トン)
回収率
10%
なり、当社工場でアルミ缶として蘇ります。当社は、
リサイクルによりUBCをアルミ缶に再生し、ボーキサ
0%
1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年
<アルミ缶リサイクル協会調べ>
イト資源の節約と省エネルギーそして、地球温暖化防
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
14
Social Report
品質保証体制
会社の品質方針
当社の品質方針は年度ごとに決定され、2007年度
につきましては次の2点です。
①食品安全マネジメントの普及を図り、飲料容器サプ
ライヤーとしての食の安全・安心に貢献する。
②品質マネジメントシステムに連動した改善を進め、
顧客の満足と信頼を得られる技術、製品、サービス
を提供する。
当社は「顧客から信頼される戦略パートナーとな
る」ことを経営方針とし、消費者に対しては食の安
全、安心に貢献するよう業界トップの品質を追求し
ています。
品質保証体制
<スキンシップデーと品質リスクマネジメント活動の導入>
当社の基盤は「ものづくり」であり、製品の品質保
証の主役は現場担当者です。2007年10月より、この
現場担当者と現場スタッフが品質についてのコミュニ
ケーションを深める「スキンシップデー」を毎月設定
し、全社的な品質向上に着手しました。
また同時に「品質リスクマネジメント活動」もスタ
ートさせ、徹底した「流出防止」
「発生源防止」を目指
すこととしました。しかもこれらにつきましては、社
内制度化し、全社的に定着させていきます。
<ISO9001の認証取得>
当社は1998年6月にISO9001認証を取得し、「顧
<QC工程表>
当社は「QC工程表」による品質保証の総合管理を実
施しています。当社の品質保証の根幹である
①つくり込み管理
②でき映え管理
③検査機管理
の3つを機能化させQC工程表に落とし込んでいます。
それにより製品の「安全性、衛生性の保証」を追及して
まいります。
<品質監査>
当社では次の3つの品質監査を効果的に活用すること
により、製品の品質をより高めるよう努めています。
①工場独自の日常監査
②品質・環境部と工場との協働監査(4回/年)
③品質・環境部による統合監査(1回/年)
<顧客クレームの水平展開>
顧客クレームに関しては、再発防止対策の水平展開
を図り、クレームの再発を予防しています。このこと
は各種分科会にて詳細を検討し、設備改善にもつなげ
ています。
品質保証は特定の人の仕事ではなく、全社的な分担協
働作業の中で達成されていく、いわば「Everybody's
job」です。
当社はQMS(品質マネジメントシステム)を活用し、
その推進に努めてまいります。
客満足度向上」に積極的に取り組んでいます。このこ
とにより原材料から製品まで「顧客要求事項」への対
応がスムーズに流れるよう「プロセスアプローチ」を
重要視した取り組みを展開しています。
当社工場の最終積込工程
15
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
社会性報告
地域とのかかわり
小学生の工場見学受入れ
「H&C」運動の展開
結城工場では、操業当初から地域との共存を念頭にお
富士小山工場では、社員やその家族の健康増進を図る
き、さまざまな地域行事への参加や工場見学の受入れに
ため、「ヘルス&クリーン」運動と称し、平成3年より
積極的に取組み、地域との関係を深める努力をしてまい
年2回(春・秋)工場周辺地域のゴミ清掃の活動を実施し
りました。
ています。工場の周辺約5キロの道のりを5種類の袋を
主な活動である工場見学につきましては、毎年100
持ち分別作業しながら歩きます。ゴミの量は毎回軽トラ
名前後の小学生を受入れています。工場見学の際には、
ック2台分程集まり、回収後は、さらに参加者全員で分
小学生が理解しやすいように説明資料の漢字にひらがな
別作業を実施します。アルミ缶は、リサイクルするため、
を振り、機械の名称や役割などを表示した看板を設置し
当工場に隣接するアルミ缶リサイクル工場へと運びま
ています。
す。これからも地域の環境美化に努め、地球に優しい活
現在では、結城市内の小学校3年生の副読本で当工場
動を展開してまいります。
が紹介されるまでになりました。
今後もこうした地
域住民との交流を深
める活動を継続し、
地域住民に愛される
工場を目指してまい
ります。
「キリン富士山麓水源の森づくり」に参加
富士小山工場では、昨年までキリンディスティラリー
中学校へのアルミ空缶提供
群馬工場では、2006年10月に県内の太田市立南中学
社富士御殿場蒸留所殿が実施していた「水源の森づくり」
校へアルミ空缶8,500缶を提供し、同校の学芸発表会
活動に参加してきましたが、本年は、キリンビール社殿
「図南祭」の目玉となるアルミ缶を使った巨大壁画の製作
創立100周年を機に、その活動をさらに発展拡大させ
た「キリン富士山麓水源の森づくり」の活動へ参加しま
に協力させていただきました。
生徒の皆さんにはアルミ缶の製造工程を知っていただ
した。活動内容は、国から国有林を30年間借り受け、
くために工場見学をしてもらいました。必要なアルミ缶
植林を行い、間伐し、木工教室を開催するなど多彩なも
については生徒の皆さん、先生、そして従業員も一緒に
のです。当工場では、今後も、キリンディスティラリー
なって採取を行いました。
社殿の「キリン富士山麓水源の森づくり」での植林活動
に積極的に協力してまいります。
持ち帰った空缶は、約100人の生徒の皆さんの手で立
派な巨大壁画に生まれ変わり、生徒、保護者、地域の
方々にも大変喜んでいただき、後日、感謝状を頂きまし
た。今後も地
域に密着した
社会活動を推
進・支援して
まいります。
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
16
Social Report
ISO22000取得(食の安全活動)
当社は、フードチェーンにおいて包装材料のサプラ
イヤーとして食の安全に係わっています。2005年9
月に制定された国際規格ISO 22000:2005(食品
安全マネジメントシステム)は、既に導入されている
品質マネジメントシステム(ISO 9001:2000)
の改善も視野に入れ、経営理念である『食の安全・安
心に貢献します』を確かなものにするために取り組ん
でいます。
結城工場は、飲料用アルミ缶の分野で業界に先がけ
て食品安全マネジメントシステムの構築に取組み、
JIA-QAセンター(財団法人 日本ガス機器検査協会)
から食品安全マネジメントシステム規格ISO
22000:2005に適合しているとして2007年6月
【登録概要】
登
録
機
関 : JIA-QAセンター(財団法人 日本
場
ガス機器検査協会)
所 : ユニバーサル製缶㈱ 25日付けで認証登録されました。当社では、食の安
全の管理手法を社内に広く浸透させるべく、本マネジ
登
メントシステムの適用範囲を他の工場にも順次拡大す
結城工場
登 録 カ テ ゴ リ ー : アルミ缶胴の製造・アルミボトルの
る予定です。
有
録
効
期
製造(カテゴリーコード:M)
限 : 2010年6月25日
33口径ボトル
当社のアルミボトルは、飲み口の直径(口径)が
38mmでスタートし、多くの製品にご採用いただき
ました。このアルミボトルを開けやすさ、飲みやすさ、
が可能となり、アルミボトルの軽量化が実現でき、環
境負荷の低減にも貢献しています。
今後も人と環境にやさしい33口径ボトルがさらに
環境側面(省資源、軽量化)から調査検討を行い、消
多くのお客様からのご支持が得られるよう努めてまい
費者が使いやすいと感じる33mm口径のアルミボト
ります。
ルを開発しました。33mm口径は、PETボトルなど
の28mm口径と従来のアルミボトルの38mm口径の
中間になります。
一般的に容器の口径が大きいほうが開けやすいと言
われていますが、人間工学の観点から容器の口径ごと
の握り力を測定した結果、女性は平均的に男性の半分
の握力であり、33mm口径以上ではかえって握りす
ぎてしまいます。また、飲みやすさについては、感性
工学の観点から「思ったとおりに飲みやすく」するこ
とに着目して調査を行った結果、流量が多くまた制御
もしやすい33mm口径を開発するにいたりました。
さらに、口径を小さくすることによってネジ部の強度
を高めることができるため、原料板厚を薄くすること
17
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
編集後記
当社が発足して3年目を迎えた今年、初めて「ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007」を制作
しました。当社を支えてくださるステークホルダーの皆様に、当社CSR活動についての理解を深
めていただくため、「経営報告」、「環境報告」、「社会性報告」の項目ごとに具体的なCSR活動をわ
かりやくお伝えすることに努めました。
企業に対する社会的責任がより一層厳しく問われる現在、今後も、当社を支えてくださる皆様の
信頼に応えるべくさらに一層CSR活動を推進し、
「Can For You ! 」を合言葉に、人と社会と地球
にやさしいアルミ缶を提供してまいります。
当社CSR活動についての皆様からのご指摘等につきましては、真摯に受け止め、今後のCSR活
動に活かし、来年以降の報告書でわかりやすくお伝えできるように努めてまいります。是非とも、
ご意見・ご感想をお聞かせいただき、今後の参考にさせていただければと存じます。
本報告書に関するお問い合わせ先
ユニバーサル製缶株式会社 〒112-8525 東京都文京区小石川1-4-1住友不動産後楽園ビル 管理部総務・人事室 TEL:03-3868-7470
FAX:03-3868-7467
品質・環境部 TEL:03-3868-7471
FAX:03-3868-7467
[email protected]
ユニバーサル製缶 CSR報告書 2007
18
この印刷物は環境に配慮し、FSC認証林および管理された森林からの製品である「FSC認証紙」、揮発性
有機溶剤を含まない植物油100%の「植物性インキ」、印刷工程で有害な廃液を排出しない「水なし印刷方
式」を採用しています。
2007.12.1500
Fly UP