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アプリケーション開発支援環境パッケージ 詳細説明書

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アプリケーション開発支援環境パッケージ 詳細説明書
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
アプリケーション開発支援環境パッケージ
ADE
詳細説明書
Ver 2.0.0
株式会社 アークシステム
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Windows は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp.の登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
<
Ⅰ
目 次
>
製品について....................................................................................................................................... 1
1.ADE(ARK Developer’s Environment)とは .............................................................................. 1
2.カバー範囲....................................................................................................................................... 2
3.ADE 導入による効果 ...................................................................................................................... 3
Ⅱ 機能/仕様 ............................................................................................................................................. 4
1.機能と構成ソフト............................................................................................................................ 4
2.システム構成イメージ .................................................................................................................... 4
3.セキュリティの概念 ........................................................................................................................ 5
4.各種ガイドの内容............................................................................................................................ 5
Ⅲ 利用イメージ....................................................................................................................................... 7
1.役割の概念....................................................................................................................................... 7
2.ユーザーとプロジェクトの管理概念............................................................................................... 7
3.プロジェクトの種類 ........................................................................................................................ 7
4.ADE 運用までの流れ ...................................................................................................................... 8
Ⅳ 開発作業 .............................................................................................................................................. 9
1.コード作成....................................................................................................................................... 9
2.単体テスト....................................................................................................................................... 9
3.ビルド............................................................................................................................................ 10
4.Subversion へのコミット ..............................................................................................................11
5.課題管理 .........................................................................................................................................11
6.メーリングリストの利用............................................................................................................... 12
7.掲示板の利用 ................................................................................................................................. 12
8.その他、便利な機能 ...................................................................................................................... 13
Ⅴ 管理者向け機能 ................................................................................................................................. 14
1.プロダクト導入・カスタマイズ.................................................................................................... 14
2.バックアップ ................................................................................................................................. 14
3.ADE 管理....................................................................................................................................... 14
Ⅵ 製品価格 ............................................................................................................................................ 16
Ⅶ 関連サービスと価格.......................................................................................................................... 17
1.関連サービスの概要 ...................................................................................................................... 17
2.関連サービスの価格 ...................................................................................................................... 18
Ⅷ ご購入およびご利用にあたって........................................................................................................ 19
1.ご購入時にご確認いただきたいこと............................................................................................. 19
2.ADE 構成ソフトウェアのサポートについて ................................................................................ 21
Ⅸ ADE のご購入手順について ............................................................................................................. 22
1.ADE ご購入手順............................................................................................................................ 22
Ⅹ よくあるお問い合わせ(FAQ) ....................................................................................................... 23
XI お問い合わせ先................................................................................................................................. 25
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅰ 製品について
1.ADE(ARK Developer’s Environment)とは
ADE(ARK Developer’s Environment)は、オープンソース・ソフトウェア(OSS)とその利用法に関する当社ノウ
ハウを1つにまとめた、低コストで高機能なパッケージです。開発支援環境として充分に使える OSS を組み合
わせ、その活用方法をガイドとして提供していますので、導入した日から「全社標準として使える開発環境」を
誰でも簡単に構築できます。
プロジェクト管理者にとっては・・・
・開発環境構築負荷軽減
・教育工数、管理工数削減
開発者にとっては・・・
・日々、最新ビルド確認可能
・クライアント環境構築
工数削減
・開発効率アップ
●簡単な導入で本格的な開発環境の構築が可能
J2EE アプリケーション開発に必要なほとんどの機能がパッケージに含まれているので、本格的な開発支援環
境が迅速に構築できます。
●小規模開発からインターネット経由の分散開発までカバー
OSS の開発コミュニティーと同等の開発環境を構築できるので、開発ロケーションが分散した大規模な開発に
も対応できます。また、構築した管理サーバーで複数のプロジェクトを同時に管理することも可能です。
●効率的な開発ユーザの管理
開発環境にアクセスするメンバーの登録、変更、削除を管理する機能とともに、メンバーごとの権限の設定が
可能です。
●低コストで高機能!しかもコーポレートライセンス
利用実績から信頼性の確認されている OSS で構成しているため、低コストでありつつも、初心者からエキスパ
ートまで利用できる高機能な開発支援環境です。OSS の機能や組み合わせは当社検証ずみです。また、コ
ーポレートライセンスですので、基本的に追加費用は発生しません。
-1-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
●業界標準ツールの利用により環境標準化を促進
ADE を利用するとアプリケーション開発支援環境の標準化が可能。プロジェクトごとに開発支援環境を構築す
る手間が省けます。また、OSS 開発で標準的に使われているツールで構成されているため、設定や利用法な
どの情報が入手しやすく、保守やカスタマイズが容易です。
●自動ビルド&自動テストにより人的コストを軽減
ADE を利用すれば、従来担当者が手動で行っていた結合ビルドや単体テストの実行を、自動スケジューリン
グできます。これにより、少ない負担で定期的にビルドと検証ができ、分散開発されたアプリケーションの最新
ビルドをどこにいても手に入れることができます。また、ビルドやテストの結果はブラウザから参照できます。
●マニュアル&サポートによる安心利用
ADE を構成する OSS の組み合わせは、当社検証によるノウハウです。その利用法をマニュアル化した各種ガ
イドをパッケージに同梱していますので、導入、運用、開発など様々な場面でご活用いただけます。サポート
メニューとしては、オンサイトサービス、開発者用 Q&A サービス、教育サービス、コンサルティングサービスを
ご用意しております。
2.カバー範囲
開発管理
環境構築
製造
単体テスト
負荷テスト
ADEの機能と各種ガイド
プロジェクト生成
ユーザー管理
管理者向
バックアップ
インストールガイド
管理者ガイド
情報共有
コード作成
開発者向
自動ビルド、自動テスト、課題管理
リソース管理
開発者ガイド
オンサイト
サービス
関連サービス
インシデント(開発者用 Q&A)サービス
教育サービス
OSS は究極の分散開発!
世界中に分散した開発者が、会議なしで、優秀なプロダクトをリリースしている OSS の開発スタイルは、いわば究極の分散開発
です。ADE はこの OSS 開発スタイルを採用していますので、分散環境での開発にも自信を持ってお勧めいたします。
-2-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
3.ADE 導入による効果
ADE は、アークシステムの技術者がオープンソース・ソフトウェアに関する数々の実践の中で培ったノウハウを、
パッケージとして提供しています。ADE をご活用いただくことで、効率良く開発支援環境を構築できます。
●プロジェクトマネジャーにとっては・・・
・低価格なうえ、基本的に追加費用は発生しません
・デファクトツールを利用しているので、導入および教育コストの削減を図れます
・最新ビルドによるプログラム状況を確認することが可能です
・ブラウザによるプログラム状況確認(自動テスト結果、スタイルチェック、ソースコード)が可能です
●プロジェクト構成管理者にとっては・・・
・環境構築コストを削減することが可能です
・環境を説明するための工数が削減できます
・開発者の環境トラブルに対応しなければならないケースが激減します
●開発者にとっては・・・
・デファクトツールを使用しているので習得のための工数が少なくてすみます
・情報共有ツールにより開発者間の情報デバイドの減少が図れます
・開発ガイドにより開発ルールが明確化されます
・Q&A サポートを利用すれば環境トラブルがスムーズに解決できます
●開発環境の標準化に関しては・・・
・納品時環境の統一化が可能です
・メンテナンス工数を削減できます
・開発環境説明用ドキュメントを作成する工数が減少します
●運用に関しては・・・
・統一環境により保守が容易になります
・複数プロダクト管理機能によりサーバー1台で保守が可能です
・セキュア通信で保護されるため、安全なネットワークを構成できます
-3-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅱ 機能/仕様
1.機能と構成ソフト
機能
リソース管理
課題管理
情報共有
ファイル管理
コード作成
バックアップ
自動ビルド
自動テスト
ADE 管理
セキュリティ
採用 OSS、プロトコルなど
プログラムソースやドキュメントのバージョン管理
課題の解決状況、進捗度、ステータスの一元管理
掲示板
メーリングリスト
Web サーバー
Web サーバーに関する分散ファイルシステム
IDE
各種設定ファイル、リソースのバックアップ
自動実行スケジューリングによる定期的実行および
結果のブラウザ参照
自動実行スケジューリングによる定期的実行および
結果のブラウザ参照
ADE ユーザーの登録、パスワード設定
プロジェクト生成
インターネットを介したリモート開発にて安全性を確
保
Subversion
Mantis
PukiWiki
Mailman,Postfix
Apache
WebDAV
Eclipse
アークシステム作成スクリプト
Maven,Ant
JUnit
アークシステム提供の管理画面
アークシステム提供の管理画面
OpenSSH,OpenSSL
※ADE を利用するうえで前提となるプロダクトがあります。必要な稼動環境含めて、詳細については「Ⅷ ご
購入およびご利用にあたって」をご確認ください
2.システム構成イメージ
開発クライアント
開発サーバー
実行
Webアプリケーション
(ADEの管理)
情報参照
subversion
リポジトリ
PukiWiki
Eclipseなど
メーリングリスト
ツールやマニュアル等をダウンロード
Mantis
Mailman
WebDav
-4-
MySQL
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
3.セキュリティの概念
開発用クライアント PC
Web ブラウザー
ADE サーバー
SSL(https)
mod_ssl
SSH
Subversion クライアント
(Eclipse)
メールクライアント
Subversion
S
S
H
SSH
SSH クライアント
(注 1)
SMTP/POP3
(Outlook Express など)
www サーバー
(Apache)
ファイル転送
ログイン
メールサーバー(SMTP,POP3)
Postfix
注 1)ADE プロジェクト管理者のみ可能
4.各種ガイドの内容
ADE には次の 4 つのガイドを同梱しております。
●ADE 概要
1
2
3
4
5 ADE によるユーザー管理の概念
5.1 役割と可能な作業
6 ADE におけるセキュリティの概念
6.1 セキュア通信の経路
6.2 インターネットを利用した分散開発
ADE とは
ADE サーバー環境が提供する機能
ADE のしくみ
ADE によるプロジェクト管理の概念
●ADE インストールガイド
4 ADE の動作確認
4.1 ポータルサイトの確認
4.2 ADE のドメインコードの設定
4.3 ADE 管理者の登録
5 MailMan の使用
5.1 アクセスの設定
5.2 ログイン
6 phpLdapAdmin の使用
6.1 アクセスの設定
6.2 ログイン
7 ADE のアンインストール
7.1 バックアップ
7.2 ADE が登録した crontab の削除
7.3 ADE 以外の構成復旧
7.4 ADE が作成したプロジェクトの削除
7.5 ADE の情報管理用のデータベース削除
7.6 LADP の情報の削除
7.7 ADE インストールディレクトリの削除
8 ADE のバックアップからのリカバリー
1
2
はじめに
前提および制限事項
2.1 OS ディストリビューションについて
2.2 ハードウェア
2.3 インターネットへの接続について
2.4 ADE サーバーの保護
2.5 ADE のインストール実施アカウント
2.6 OS のインストール構成
2.7 サービスの構成変更
2.8 インストール環境のチェック
3 ADE のインストール
3.1 CD-ROM からのファイルのコピー
3.2 関連プロダクト(パッケージ)のインストール
3.3 JDK のインストール
3.4 ade.properties の変更
3.5 ADE インストールの実行
3.5.1 ade_install.sh の実行
3.5.2 ade_setup.sh の実行
-5-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
●ADE 管理者ガイド
4.3 ユーザーの追加
4.4 ユーザー情報の変更
4.5 ADE プロジェクトからのユーザー削除
4.6 ADE ユーザーの削除
4.7 ADE ユーザーのパスワードリセット
4.8 ADE プロジェクト管理者の追加および削除
5 ADE ユーザー
5.1 プロジェクトへのアクセス
5.2 メーリングリストからの退会
5.3 パスワードの変更
1 はじめに
2 ADE 管理画面へのアクセス方法
3 ADE 管理者
3.1 ADE 管理者とは
3.2 ADE プロジェクトの検索
3.3 ADE プロジェクトの作成
3.4 ADE プロジェクト管理者の登録
4 ADE プロジェクト管理者
4.1 ADE プロジェクト管理者とは
4.2 ユーザー管理画面へのアクセス方法
●ADE 開発者ガイド
5 課題管理システムの利用
5.1 改善要望を登録する
5.2 改善要望のステータスを変更・完了する
5.3 メール配信
6 Subversion の利用
6.1 Web からの利用
6.2 Subversion クライアントからのアクセス
7 WebDAV
7.1 Web からの利用
7.2 Web クライアントからの利用
1 はじめに
2 ユーザー登録
3 ADE ポータルサイトへの接続
4 開発ポータルサイトの利用
4.1 情報の参照
4.2 開発ポータルサイト内の単語検索
4.3 ページの更新
4.4 新しいページの作成
4.5 ページの削除
<ドキュメントのイメージ>
-6-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅲ 利用イメージ
1.役割の概念
ADE を利用するにあたっては、4 種類の役割の方を想定しています。
システム管理者
: ADE を維持管理する方(個別プロジェクト管理を除く)
プロジェクト構成管理者
: プロジェクトの開発環境や構成の担当者
プロジェクトマネジャー
: プロジェクトの管理者
開発者
: プロジェクトで製造を行う方
2.ユーザーとプロジェクトの管理概念
ADEユーザー
●ADE は同時に複数プロジェクトを管理すること
ができます。
ユーザーA
ユーザーB
ユーザーC
●ADE ユーザーは ADE に1つのアカウントと、
所属
ADE 専用のメールアドレスを所持します。
所属
●ADE ユーザーは複数のプロジェクトに所属する
プロジェクト
1
ことが可能です。
所属
所属
プロジェクト
2
3.プロジェクトの種類
●ADE はアプリケーションの内容には関知しませんので、Web、EJB、Web+EJB など様々なアプリケーション
への適用が可能です。
●ビルドには Maven または Ant がご利用いただけます。
●サーバーサイドでは自動バッチによりビルドを実行させることも可能です。
クライアント側の機能
ADE
サーバー環境
ADEサーバ環境
ADEクライアント環境
開発者
サーバー側の機能
•自動ビルド
→バッチによりデプロイも可能
•自動テスト
→結果をHTML出力
•プログラム情報生成
→JavaDoc、スタイルチェックなど
•リソースバックアップ
→簡易バッチを提供
•情報共有(開発ポータル)
→ML、掲示板
•課題管理
•IDE
→他ツールでも可能
•単体テスト
→JUnit
•ビルド
→Maven,Ant
-7-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
4.ADE 運用までの流れ
システム管理者
プロジェクト構成管理者
プロジェクトマネジャー
開発者(ADE ユーザー)
インストール
個別プロダクトの
インストール
J2SE は同梱の
インストーラを
ご利用ください
ADE のインストール
ADE の設定
ADE プロジェクト開始準備
ADE へユーザー(開発者)を追加
ADE プロジェクト作成
ADE ユーザーを
プロジェクトに登録
プロジェクトリソース
設定
開発準備
開発者へアカウント情報などを通知
ADE クライアント
パッケージの
ダウンロードと展開
各種設定
開発スタート
-8-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅳ 開発作業
1.コード作成
Eclipse を用いて開発を行いま
す。Eclipse は商用プロダクトと遜
色ない機能を備え、プラグインも
豊富な IDE です。
2.単体テスト
●Eclipse を用いた単体テスト(JUnit)
JUnit は、Java クラスの単体テス
トツールです。自動テストに有
効で、デグレード検出に威力を
発揮します。Eclipse との連動
が可能です。
-9-
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
3.ビルド
●Maven または Ant を用いたビルド
Maven はプロジェクトビルドツー
ルです。ライブラリを自動ダウンロ
ードできるうえ、簡単な設定で多
くの機能を使用することができま
す。
- 10 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
4.Subversion へのコミット
Subversion は、プログラムソースや
ドキュメントのバージョンを管理する、
リソース管理ツールです。操作は
Eclipse より行います。
5.課題管理
障害の登録時や、ステータスの変
更時、メールにて開発者に通知さ
れます。ステータスや重要度、時間
などによる検索機能も備えていま
す。
サマリー表示
- 11 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
6.メーリングリストの利用
掲示板更新時にメールで通知されます。
情報配信やプロジェクト内でのコミュニ
ケーションに有効です。
メーリングリスト機能は Mailman を用い
て実現しています。メールアプリケーシ
ョンサーバーPostfix は、標準的な
SMTP 機能、POP3 機能も備えていま
す。
7.掲示板の利用
掲示板を用いて、プロジェクト情報や、
環境設定情報を共有することができま
す。PukiWiki を使用します。
- 12 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
8.その他、便利な機能
●自動テスト結果参照
自動単体テストの結果は、Web ブラウザにて確
認することができます。単体テストには JUnit を
利用します。
●最新リソースの参照
最新リソースを、Web ブラウザのみで参照するこ
とができます。
●最新アプリケーションの実行
自動バッチの設定により、最新アプリケーションの実行を確認することができます。
- 13 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅴ 管理者向け機能
1.プロダクト導入・カスタマイズ
同梱の導入ガイドに従って、簡単にプロダクトの導入とカスタマイズを行うことができます。ADE の導入にあた
っては、インターネット環境への接続が前提となりますので、ご注意下さい。
2.バックアップ
同梱のアークシステム作成スクリプトにて、各種プロダクトの設定とリソースを簡易的にバックアップすることが
できます。
3.ADE 管理
簡単にプロジェクトの生成およびユーザー登録を行うことができます。
ADE を利用して開発を行うには、ADE ユーザーの追加、ADE プロジェクトの生成等の管理作業や、
Subversion へのコミット、Web ページの参照といった開発に伴う作業など、いくつかの作業を適切な実施者
が適切なタイミングで行う必要があります。
<ADE における役割>
役割名
ADE システム管理者
ADE 管理者
ADE プロジェクト管理者
ADE ユーザー
実施業務
・ADE システムの管理、ADE のインストールやバックアップファイルの保管などを行う。
・ADE プロジェクトの作成、ADE プロジェクトへの ADE 管理者の登録を行う。
・主に ADE プロジェクト参加者の管理を行う。
・ADE プロジェクトを利用する。
<役割と実施可能作業の対応>(○:実行可能、×:実行不可能、△:実行可能だが通常行わない)
No.
役割
ADE
ADE
ADE
ADE
作業
サーバー
管理者
プロジェクト
ユーザー
管理者
管理者
1
ADE ユーザー登録、修正
△
○
○
×
2
3
ADE プロジェクト作成と削除
ADE プロジェクトへのユーザー追加
△
△
○
○
×
○
×
×
4
△
○
○
×
○
○
×
×
×
×
×
×
×
○
○
○
8
ADE プロジェクトへのユーザー追加、
変更、削除
開発サーバーへのファイル転送
ADE プロジェクトバックアップファイル
の取得
開発ポータルサイト、課題管理サイト、
subversion、webdav の参照・更新
メーリングリストのメール受信
×
○
○
○
9
メーリングリストの購買の停止
×
○
○
○
10
パスワードの変更
×
○
○
○
5
6
7
- 14 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
●ADE ユーザーの登録
ADE ユーザーを下記のような画面から登録することができます。
●ADE ユーザーの権限のコントロール
下記の画面で、ADE ユーザー情報と権限をコントロールすることが可能です。
- 15 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅵ 製品価格
ADE は、以下の内容と価格でご提供させていただきます。
プロダクトの主体はオープンソースですので、対価の対象ではありません。本製品は当社作成の各種ガイドお
よびシステムとしての仕組みとノウハウ料として、下記の価格を設定させていただいております。
ADE v2.0.0
ADE システム
同梱内容
プロダクト構成・各種設定
○
アークシステム作成管理画面
○
各種ガイド *
ADE 概要
○
(ドキュメント)
ADE インストールガイド
○
ADE 管理者ガイド
○
ADE 開発者ガイド
○
価格(税別)
\198,000.-
※各種ガイドは改変可能な状態でも販売いたします。詳しくはお問い合わせください。
- 16 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅶ 関連サービスと価格
ADE のご利用をサポートするために、関連サービスをご用意しております。
関連サービスのご利用は、ADE をご購入された方のみとさせていただきます。
1.関連サービスの概要
●オンサイトインストールサービス
アークシステムの技術者がお客様の拠点に出向いて、ADE の利用環境をセットアップいたします。オープンソ
ース・ソフトウェアの利用が初めての方や、導入負荷を低減したい方にお勧めいたします。
※基本的にはデフォルト設定値によるインストールとなります。インストール時の設定を含みます。
※導入のための環境は、あらかじめお客様において準備していただくことを前提としております。
●オンサイトカスタマイズサービス
ADE をベースとして開発環境要件をお伺いし、お客様向けの開発支援環境を構築いたします。ADE を構成
するオープンソース・ソフトウェア個々のカスタマイズを前提に、開発ユーザーの設定、管理者の設定など、お
客様要件を ADE 利用環境に反映いたします。
※カスタマイズのための設定要件は、当社技術者とお打ち合わせのうえ、あらかじめ決定する必要があります。
※カスタマイズの範囲やレベルに応じて、個別にお打ち合わせのうえ、サービス料金をお見積させていただきます。
●インシデント(開発者用 Q&A)サービス
ADE に含まれる開発者向プロダクト(Eclipse、Maven、Ant、JUnit)および、Struts、O/R マッパー(S2DAO、
Hibernate)を利用したプログラミングと使用方法に関する技術的なご質問に対して、アークシステムの技術者
が電子メールにてお答えいたします。開発者の方々向けの付加的サポートとしてご利用ください。
・あらかじめご購入いただいたインシデント数に対して、ひとつのご質問にひとつのインシデントを消費する形
でご質問にお答えいたします。
・ひとつのインシデントにつき、当該インシデントがクローズするまで、何度でも回答いたします。
※当該プロダクトそのものの修正を保証するものではありません。
●教育サービス
ADE に含まれるオープンソース・ソフトウェアおよび、Struts に関する技術的教育支援を提供いたします。今後
J2EE を活用して本格的に開発に取り組むお客様や、オープンソース・ソフトウェアをより有効に活用するため
に技術者の育成を望んでおられるお客様のご要望にお応えいたします。定期的な教育コース(セミナー)にて
実施する形態と、お客様のご要望に応じてオンサイトにて実施する形態がございます。
※定期的教育コースは、当社の技術者が講義を行う、他社様主催のセミナーをご案内することもあります。
- 17 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
●開発環境に関するコンサルティングサービス
お客様のアプリケーション開発における課題分析から取り組み、より効率的で生産性の高い開発支援環境を
提案いたします。全社標準となる開発環境の設計や、フレームワークをはじめ開発のコアとなるテクノロジーの
導入および整備を支援いたします。また標準化の推進や、効率的な開発体制づくりなどに関するコンサルテ
ーションを実施いたします。
2.関連サービスの価格
下記の標準価格を設定しております。
本関連サービスのカテゴリに限らずお客様の要件や環境に合わせて様々なサポートやご提案が可能ですの
で、お気軽にお問い合わせください。
サポートメニュー
価格(税別)
オンサイトインストールサービス
\300,000.-
オンサイトカスタマイズサービス
インシデント(開発者用 Q&A)サービス
教育サービス
セミナー
オンサイトセミナー講師
(交通費別)
(別途お見積もり)
インシデント 10
\300,000.-
インシデント 20
\500,000.-
管理者向 1 日コース
(未定)
開発者向 1 日コース
(未定)
管理者向 1 日コース
\200,000.-
(交通費別)
開発者向 1 日コース
\200,000.-
(交通費別)
開発支援環境に関するコンサルティングサービス
- 18 -
(別途お見積もり)
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅷ ご購入およびご利用にあたって
1.ご購入時にご確認いただきたいこと
●ADE を提供するうえでのご契約について
・お客様とアークシステムの間のご契約は、同梱されているアークシステム製「各種ガイド」に関する使用許諾
となります。
・ご購入いただいた「各種ガイド」は「個人または企業」内で複製使用できます。但し、内容の改変および二次
著作物の作成を行うことはできません。
・製品の購入申込書に添付される「使用許諾契約」の内容をご確認のうえ、お申し込みください。
・ADE を構成する OSS 製品の使用許諾については、各製品のライセンスに準拠します。ライセンス形態は以
下の通りですので、各ライセンスの許諾内容について、パッケージに添付される各製品の契約内容をご確
認ください。
※下表は CentOS 5.4 を前提とした場合の主なプロダクト名とバージョンです。
プロダクト名
No.
バージョン
ライセンス
1
PukiWiki
1.4.7
GPL
2
Mantis
1.2.0
GPL
3
Subversion
1.4.2-4.el5_3.1
ASL2
4
webdav
1.4.2-4.el5_3.1
ASL2
5
Apache HTTP Server
2.2.3-31.el5.centos.2
ASL2
6
PHP
5.3.2-1.el5.remi
PHP License
7
MySQL
5.1.44-1.el5.remi
http://www.mysql.com/
8
OpenLdap
2.3.43-3.el5
OpenLDAP Public License
9
mailman
3:2.1.9-4.el5
GPL
10
postfix
2:2.3.3-2.1.el5_2
IBM Public License
※上記の他に、以下のようなプロダクトが ADE の稼動の前提になります。「ADE インストールガイド」の記載
に従いインストールしてください。
J2SE、OpenSSH、OpenSSL
- 19 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
●ADE の稼動環境について
ADE は下記の環境にて稼動&動作検証を行っています。事前のご確認をお願いいたします。
<ADE サーバー環境>
CPU
ディストリビューション指定の推奨 CPU アーキテクチャおよび動作クロック 1GHz 以上
メモリ
OS の推奨値+512MB 以上
HDD
インストールディレクトリに1GB 以上、インストール作業ディレクトリに 400MB 以上
※インストール作業ディレクトリはインストール終了後には削除することが可能です。
CD-ROM
インストール時に必要
対応 OS
ADE は、次のディストリビューションにおいてのみ動作検証を実施しています。
Cent OS 5 Update 4
Red Hat Enterprise Linux Server release 5.4
<ADE クライアント環境>
CPU
お客様の利用する OS に準拠した CPU 機種
メモリ
512MB 以上
HDD
・ソフトウェアのインストールに 600MB 以上の空き容量(初期導入時)
対応 OS
・Microsoft Windows XP Professional または Home Edition
およびそれ以降の OS 環境
※他の既導入プロダクトとの相性により、導入が正常に終了しない場合があります。
その場合は、OS レベルからのクリーンインストールを実行されることをお勧めいたします。
- 20 -
<ADEv2.0.0 詳細説明書>
2.ADE 構成ソフトウェアのサポートについて
ADE の製品不良(CD が読めない、マニュアルに不備がある、当社開発ツールの不具合など)に関するサポ
ートは、以下の窓口にてお請けいたします。
ADE サポート窓口:
e-mail: [email protected]
tel : 03-3666-8141
※ADE 申し込み時のご購入担当者をサポートさせていただきます。
※OSS プロダクトそのものの不具合や使い方、障害時の対応などはお請けできませんのでご了承ください。
【ADE 構成ソフトウェアのサポートと関連サービスの関係】
・ADE 構成ソフトウェアのうち開発者向けプロダクトに関する技術支援は、関連サービスのひとつである「インシ
デント(開発者用 Q&A)サービス」にて提供いたします。
・管理者向けプロダクトに関しては前節でご案内させていただいたユーザーコミュニティーをご活用ください。
ADE 構成ソフト および マニュアル
管理者向けプロダクト
その他
開発者向けプロダクト
Subversion
Eclipse
Struts
Mantis
Maven
O/R マッパー
PukiWiki
Ant
(S2DAO、Hibernate)
Postfix
JUnit
Apache
など
Subversion など
アークシステム作成 Web 画面
ADE 概要
ADE 概要
ADE 管理者ガイド
ADE 開発者ガイド
ADE インストールガイド
個別にご相談下さい
・ADE の有効な使い方
・OSS そのものの不具合情報
・プロジェクト管理ノウハウ
など、必要に応じてサポート致します
インシデント(開発者用 Q&A)サービスをご活用ください
【インシデントでのサポート内容】
・OSS そのものの不具合診断(可能であれば回避策の提示)
・プロダクトの使い方
・プロダクト活用テクニック
など
※Struts、O/R マッパーについては、障害対応をサポート
いたします(オリジナルパッチ作成など)
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<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅸ ADE のご購入手順について
1.ADE ご購入手順
①申込書に必要事項をご記入、ご捺印のうえ、アークシステム宛てに FAX にてご返送ください。原本はお客
様の控となりますので、大切に保管してください。
※「申込書」のご送付をもって正式なご発注とさせていただきます。
②追って当社より申込確認票 兼 請求書をご送付いたします。
③「申込確認票 兼 請求書」に記載された手順にそって、ご入金をお願いいたします。
④ご入金の確認が取れ次第、ADE のパッケージ製品を発送いたします。製品は CD-ROM にて納品いたしま
す。
お客様
①ご発注
アークシステム
「申込書」
FAX
お申し込み受付け
郵送
「申込確認書 兼 請求書」
※原本はお客様で大切に保管してください
②関連書類
の送付
内容ご確認
※ユーザーコミュニティーについては、前述の URL より個別にご登録ください。
③ご入金
④製品発送
(契約成立)
お振込み
入金確認
振込
お受け取り
「ADE 製品」
「納品書」
郵送
※関連サービスについては「申込書」にてご指定いただければ、当社より個別にご案内させていただきます。
※関連サービスのお見積からご請求の手順については、個別にご相談のうえ、決定させていただきます。
<当社連絡先> 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町 24-1 日本橋箱崎ビル 11F
株式会社アークシステム
TEL: 03-3666-8141
マーケティング部 ADE 係
FAX: 03-3666-8143
[email protected]
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<ADEv2.0.0 詳細説明書>
Ⅹ よくあるお問い合わせ(FAQ)
ADE に関して、お客様からお問い合わせいただいた内容を記載しています。購入にあたっての参考にしてく
ださい。
ご質問内容
ご回答
<Q1>ADE の環境作成に必要な作 ADE の環境構築はインストールガイドに記載しております。このガイドに沿
業負荷について教えてください。
って導入していくことにより、約 2∼3 時間で導入可能と考えております(OS
環境やネットワーク環境の事前準備は完了している前提です)。
<Q2>ADE 全 体 を使 いこ なす の ADE が提供している標準的な機能を理解し、使いこなすまでの期間として
に、必要な作業負荷、期間につい は、これまで開発環境作りをやったことがある方であれば、1 週間もかから
て教えてください。
ない程度で習熟可能と考えております。
<Q3>ADE のメリットは、開発環境 ADE を使えば、開発者用クライアントの環境作りは簡単に実現できます。
が簡単に準備できることと考えて ADE はサーバー側にクライアント用の構成ファイルを圧縮して持っていま
います。例えばユーザーが増えた す。このファイルをクライアントにダウンロードして展開すれば、それでクライ
ときのクライアントへの環境展開 アント側の標準環境はできあがります。
が非常に簡単になると想定してい ADE 管理者は、クライアントパッケージのありかを開発者に教えることで、環
ますが、その内容について教えて 境の展開を開発者に任せることができます。
ください。
一方で、ユーザーID やプロジェクトグループなどの固有の情報は、サーバ
ー側にあり、ADE クライアントは、サーバー側にログインすることで、ADE の
機能を使用します。開発者はクライアント側での細かい設定などを実施す
る必要はありません。
<Q4>ADE ひとつので、複数プロジ サーバー側には、プロジェクト毎に「ユーザーID」や「Subversion リポジトリ」
ェクトをサポートしてくれると認識 などのリソースを持ちます。ADE 管理者は、上記の登録したリソースを管理
していますが、どんな使い方のイ していくことになります。ユーザーは自分のユーザーID で自分のプロジェク
メージになりますか?
トにログインすることにより、そのプロジェクトで使用するリソースにのみアク
セスすることができます。このプロジェクト管理機能は、当社が独自に開発
した機能であり、ADE をご利用いただくメリットのひとつです。
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<ADEv2.0.0 詳細説明書>
ご質問内容
ご回答
<Q5>個々のプロダクトのバージョ ADE のクライアント環境はクライアントパッケージ(圧縮ファイル)を展開した
ンアップ方法について教えてくだ ものです。この状態でプロダクトをアンインストールし、さらに新しいバージョ
さい。
ンを導入していただければ、問題なくクライアント環境はバージョンアップで
きます。しかしながら、ADE 同梱のプラグインなどについてもアンインストー
ルされますので、こちらは、個別にお客様で再インストールしていただく必
要があります。ADE クライアントパッケージファイルを個別にカストマイズす
ることも可能ですので、ご相談ください。
※当社としての「プロダクト検証」、「各種ガイド作成」は、ADE の同梱バー
ジョンにおいて実施しています。他のバージョンについてはお客様の責任
においてご利用いただくことになります。
<Q6> 課 題 管 理 ツ ー ル と し て 他の製品についても検討いたしましたが、ADE では Servlet コンテナを必要
Mantis が採用されていますが、例 としない Mantis を採用しました。Web システムでは画面のカスタマイズを要
えば Bugzilla、Scarab などとの比 求されるケースがありますが、その場合に PHP のプロダクトだと画面の修整
較検討はされましたでしょうか。ま がしやすいという利点があります。そのため ADE では Web で扱うものは
た、これらのツールは日本語対応 PHP 製のものでまとめています。
に不安を感じるのですが、Mantis また Mantis では問題なく日本語が扱えています。Scarab も最新のものでは
は問題ないでしょうか?
日本語リソースが本家に統合されて日本語が扱えると認識しております。
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<ADEv2.0.0 詳細説明書>
XI お問い合わせ先
株式会社アークシステム マーケティング部
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町 24 番 1 号 日本橋箱崎ビル
TEL: 03-3666-8141
[email protected]
FAX: 03-3666-8143
http://www.arksystems.co.jp/
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