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ご参考資料 ジュネーブから今を見る 今日のヘッドライン 2012年10月4日 貧しくも英国よりリッチな国、インドにおける経済政策 政治が機能せず、不振が続いていているインドで、シン政権がビッグバン改革なる経済政策を推進する姿勢を 強めています。短期的には混乱も想定されますが、改革の行方には注目が必要と見ています。 インドが経済開放推進。規制緩和により 保険、年金への外資参入の方向 インドのシン首相は、経済開放政策を進めることで、足 取りの重い景気を回復させたい意向です。 先月「ビッグバン改革」の一環として、総合小売分野へ の外資解放といった規制緩和やディーゼル燃料の補 助金削減による財政改革を打ち出したシン首相は、4 日の閣議で、保険会社に対する海外直接投資(FDI) の比率上限を26%から49%に引き上げを検討する模様 です。また、インドとしては初めて外国の年金へ最大 26%の直接投資を認める方針との報道もあります。 インド株式市場で代表的なインド株価指数(SENSEX30 種指数)が前日比0.24%の上昇であったのに対し、保険 株、金融株のマックス・インディアが同6.1%、バジャジ・ フィンサーブが同3.5%となるなど市場を上回る上昇とな りました。 また、通貨インド・ルピーも資本投資の回復などを背景 に先月以降ルピー高・ドル安傾向となっています。 (文中1ドル=78.5円) インド株価指数とインド・ルピーの推移 (日次、期間:2010年10月4日~2012年10月3日) ルピー/ドル 22000 インド株価指数(左軸) 21000 インド・ルピー(右軸) 60 55 20000 インド経済を一人当たりGDP(国内総生産)で見てみる と約1,400ドル(約11万円)と、世界でも貧しい国のグ ループに分類されてしまいます。しかし、毎年フォーブス 誌が発表している世界の億万長者ランキング(個人資 産10億ドル以上、約785億円)によると、2012年インドか らは4人の億万長者が選ばれました。同じ調査で英国か らは2人選ばれたに過ぎません。 このように、貧富の差が激しいインドでは万人に有効な 政策を探すのは困難な作業です。9月に実施したディー 19000 50 18000 17000 45 安 インドルピー 高 どこに注目すべきか ゼル燃料に対する補助金の削減は、財政赤字(GDP) 比率が7%以上と高い同国にとって必要な対策と思われ ます。しかし、シン政権の連立パートナーは補助金の削 減がエネルギー価格の値上がりにつながるとして政府 への支持を撤回したのは正にその一例です。 インド株式は過去2年政策が機能したとはいえない状況 であったことからさえない展開でした。現在も根強いイン フレや財政赤字、不安定な政治など問題は山積みです。 したがって、短期的にはインド株式は変動が大きい展開 が懸念されますが、それでもインドの潜在能力は魅力 的です。その中でシン政権が先月のビッグバン改革を 反対を押して維持する姿勢を見せていることに変化の 兆しが見られます。シン政権の今後の動向に要注目で す。 16000 15000 10年10月 40 11年4月 11年10月 12年4月 出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成 [当資料をご利用にあたっての注意事項等]●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売 買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。●運用によ る損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆あるいは保証するもので はありません。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性を保証するものではありま せん。●当資料中に示された意見等は、作成日現在の当社の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。●投資信託 は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護 機構の対象ではありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。 ピクテ投信投資顧問株式会社