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(ネットパトロール) 平成26年度上半期(4月~9月)
【資料 2-3】 青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール) 平成26年度上半期(4月~9月)実施結果について 平 成 2 6 年 1 2 月 5 日 千葉県環境生活部県民生活・文化課 0 4 3 2 2 3 - 2 2 9 1 県では、平成 23 年度から、青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)を 実施しています。このたび、平成 26 年度上半期(4 月~9 月)実施結果をとりまとめま したのでお知らせします。 今年度より、ツイッターなどのSNSへのネットパトロールを強化した結果、平成 26 年度上半期(4 月~9 月)における問題のある書き込み人数は 2,403 人で、平成 25 年度上半期(1,631 人)と比較すると 772 人増(47%増)となっております。 青少年がインターネットを利用して様々なトラブルに巻き込まれるケースは後を絶 ちません。県では、今年度も引き続きネットパトロールを継続し、子どもたちを見守り ながら、関係機関と連携・協力し、指導や保護につなげていきます。 1 対象 県内の県立、市町村立、私立のすべての中学校、高校、特別支援学校(計約 630 校) の生徒 2 監視サイト・内容 青少年の書込頻度の高いプロフィールサイト、ブログ、ネット掲示板、SNS などに対 して、次の内容を監視している。 ①自分自身の個人情報の公開 ②他人の個人情報の公開 ③個人を特定した誹謗・中傷 ④自傷行為(自殺予告等) ⑤暴力・問題行動(飲酒・喫煙等) ⑥わいせつ表現(写真等) 3 実施方法 ・職員 2 名を配置し、パソコンと携帯電話を使用して実施。 ・特に問題のある書込(レベル 2、3)については、教 《レベル1,2,3の例 》 育委員会等に連絡し、削除を含めた生徒への指導を レベル1 ・個人情報の公開 依頼。 レベル2 ・個人を特定した誹謗・中傷 ・自殺、ネットいじめ、事件性の高いものについては、 ・他人の個人情報の公開 ・個人情報の公開(住所・電話番号・ 学校、教育委員会、警察など関係機関と早急に対応。 メールアドレス・ID など) ・暴力・問題行動 ・毎月、ネットパトロールの結果と情報を教育委員会 レベル3 ・少年の刑事事件に係るもの 等に情報提供し、教員の研修や生徒への指導に役立 ・自殺に係るもの てるなど、インターネットの安心利用について啓発 ・爆破・犯罪予告 等 を図っている。 4 平成 26 年度上半期(4 月~9 月)実施結果(別添「集計表」参照) (1)実施件数 延べ 424 校(○ 25 287 校)(経過観察、再パトロールも実施) (2)問題のある書き込み総数 2,403 人(○ 25 1,631 人) (3)特に問題がある書き込み総数(レベル 2、レベル 3 で教育委員会等に情報提供し、 学校から生徒へ指導等を依頼した数) 343 人(延 463 件)(○ 25 538 人) 内訳 ・詳細な個人情報の公開:180 件 ・他人の個人情報の公開:47 件 ・暴力・問題行動(主に飲酒・喫煙):56 件 ○ 25 …平成 25 年上半期 ・わいせつ表現:42 件 ・その他(迷惑行為等の SNS への投稿など):115 件 (4)学年別(上位) ①高校 2 年生 740 人 (30.8%) ②高校 1 年生677 人 (28.2%) ③高校 3 年生470 人 (19.6%) ※高校生全体で 1,887 人と、約 8 割が高校生となっている。 5 平成 26 年度上半期の特徴 ・平成 25 年度と比較して、問題のある書き込み数は、増加しているが、特に問題の ある書き込み(レベル 2,3)の件数は、減少している。 ・依然として女子による書き込みが多い(約 68%)が、昨年度(約 87%)に比較し減 少している。 ・高校 2 年生による書き込みが最も多く、全体の約 1/3 を占めている。 ・無料通話アプリ(Line など)の連絡先を公開するなど、詳細な個人情報の公開が急 増している。 ・問題ある写真や動画の投稿が増えている。 6 主な問題書き込み事例 〈事例1〉無料通話アプリ(Line など)の連絡先を公開 無料通話アプリの連絡先となる ID ナンバーや QR コードをネット上に公開 〈事例2〉SNS(ツイッターなど)への投稿 SNS に問題のある写真を投稿 (例:悪ふざけをした様子を撮影したもの、他者を無断で撮影したものなど) →これらの事例ではすぐに当該校・当該教育委員会等に報告。当該校において全生徒 及び当該生徒、保護者への指導が行われ、書き込みは削除された。 7 インターネットの適正利用についての普及啓発 インターネットの適正利用について啓発を行うため、学校、関係機関の要請に応じ、 児童生徒、保護者、学校関係者等が主催する講演会において、職員を派遣し講演を実施 している。 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 (4 月~9 月) 実施回数 22 回 102 回 46 回 2 参加者数 3,729 人 22,870 人 14,394 人 3 2 名 ネ ッ ト 監 視 員 ( プロフ、ブログ、ネット掲示板等) 問題のある書き込み ①自分自身の個人情報の公開 ②他人の個人情報の公開 ③個人を特定した誹謗・中傷 ④飲酒・喫煙等の問題行動 ⑤わいせつ表現(写真等)など インターネット 警 ②情報提供、通報 ①ネット監視 県児童家庭課等 該当案件 市町村 教育委員会 該当案件 県教育委員会 該当案件 県学事課 該当案件 県 緊急性の高いもの 市町村立学校 県立学校 (中・高) 私立学校 メ ディアリテラシー教育 保護者への啓発 児 童 ・ 生 徒 青 少 年 ) ④指導 ③情報提供、指導 ※対象は県内の青少年の書き込みとするが、日常の監視においては、県立,市町村立及び私立の中・高・特別支援学校を中心に行う。 (国立、小学校等については、状況に応じて対応する。) 県 民 生 活 ・ 文 子化 ど課 も ・ 若 者 育 成 支 援 室 青少年が携帯電話、パソコンを通じてインターネットを利用することにより、様々なトラブルに巻き込まれるケースが増加してい る。そこで、青少年の利用頻度が高いサイトを監視し、ネットいじめ、非行、犯罪被害等の防止を図る。 事業目的 bunnka 者 護 保 千葉県環境生活部県民生活・文化課 青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)フロー図 (