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タービン車室ジャッキアップシステム
タービン車室ジャッキアップシステム <BCジャッキ> 太平電業株式会社 Just Jack up! 安全性・同調性・操作性を追求した タービン車室メンテナンスのための省力ジャッキアップシステム BC(バランスコントロール)ジャッキとは BCジャッキ機器構成 蒸気タービンの開放点検工事の上半車室ジャッキアップ作業では、油 圧ジャッキ押し上げストロークのバラツキから車室が傾き、車室と内 部部品とのかじりが発生する場合があり、熟練作業者でも細心の注 意を払う作業となります。この作業を自動化し安全で容易にしたのが BCジャッキです。BCジャッキを使用すれば接触等のトラブル が無くなり、作業時間が大幅に短縮されます。 特に初回定検で焼き付きがある状態でも最大8台の油圧ジャッキの連 動が可能で400トン以上の押上げ力を発生させることが出来ます。 構成 ・ ・ ・ ・ ・ 中央制御盤(電気制御機器)・・・・・1台 油圧ユニット ・・・・・・・・・・・・・・・・4~8台 油圧ジャッキ及び油圧ホース・・・・4~8組 ペンダントスイッチ・・・・・・・・・・・・・4~8台 測長器・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4~8台 本装置はインバータ制御油ポンプとストローク測長器により、4~8台 の油圧ジャッキストローク量を同調させながらタービンの上半車室等 の重量物のジャッキアップ、ダウンを中央制御盤の操作だけで行う装 置です。 (特許取得済み) BCジャッキ機器写真 中央制御盤表示器 ジャッキ操作画面 タービン全体図 BCジャッキの特長 中央制御盤 トラニオン部油圧ジャッキ 油圧ユニット 測長器 旧BCジャッキとの変更点 ・ 偏差異常値を0.1mm~10mmの範囲 内で変更が出来ます。これにより、任 意のレベル差内にてコントロールしな がら揚重出来ます。また、表示器で揚 重中のリフト量の偏差量の確認が可 能です。 ・ 各ジャッキのリフト量及びジャッ キストローク量が0.1mm単位で 表示器に表示されます。 ・ 機器の操作は中央制御盤にて手動/ 自動運転の選択し、複数台数の連動 運転をする自動運転及び各油圧ジャッ キが単動で運転が出来る単動運転が 出来ます。 ・ 運転者1名、ジャッキ監視人各 ジャッキに1名で作業が可能で す。 ・ 棒グラフにより各ジャッキのリフト量及 びジャッキストローク量が表示器上に て容易に目視確認が出来ます。 ・ 各ジャッキの油圧及び荷重が表 示器に表示されます。 ・ 1ジャッキ、1ポンプ方式に改良し軽 量、小型化を図ると共に、1台毎台 車に乗せ、簡単に運搬・移動が出 来るように改良しました。 ・ 同調できるジャッキの台数を4台か ら最大8台まで増やし、またジャッ キの台数を自由に選択出来るよう にしました。 ・ 各油圧ユニット単動運転用のペン ダントスイッチを追加しました。これ により近傍で油圧ジャッキの単動 運転ができ、動作を確認しながら微 調整も可能です。 ・ オプションとしてローター回転機能 を追加しました。 (専用治具が必要です。) ・ 各油圧ジャッキを単動⇒復動にす ることにより、各行程終了時のロッ ド格納が容易になりました。 BCジャッキシステム構成図 油圧ユニット No8 油圧ユニット No6 油圧ユニット No5 電源ケーブル 渡り用 2CT 6C×3.5sq 両端コネクタ 通信ケーブル 専用ケーブル両端コネクタ 油圧ユニット No7 ・最大使用電流 35.8A 電源ケーブル 渡り用 タービン高圧外車 上半 分電盤 2CT 6C×3.5sq 両端コネクタ 電源ケーブル 通信ケーブル 2CT 4C×8sq 制御盤側コネクタ 専用ケーブル両端コネクタ 200V/220V 電源ケーブル 渡り用 2CT 6C×3.5sq 両端コネクタ 測長器 通信ケーブル 専用ケーブル両端コネクタ 中央制御盤 油圧ホース 戻り 油圧ジャッキ 油圧ユニット No4 油圧ホース 加圧 測長器ケーブル 備考 ・BCジャッキの範囲は元電源ケーブルまでを製品の範囲とする。 ・油圧ユニットは電源容量の関係2系統に分けて接続している。 ・油圧ユニットは最大8台まで接続出来る。 電源ケーブル 2CT 6C×3.5sq 両端コネクタ 通信ケーブル 専用ケーブル両端コネクタ 油圧ユニット No3 油圧ユニット No2 油圧ユニット No1 ペンダントスイッチ 主要機器仕様 主電源 ・・・・・・・・・・・・・・・ AC200/220V、50/60Hz、3φ 出力・・・・・・・・・・・・ 560KN (57トン) ポンプ 吐出量高圧 ・・・・・ 0.35/0.29ℓ/min(50Hz/60Hz) 使 用 圧 力 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 1 M P a ( 7 2 3 k g f / c m2 ) ポンプ 吐出量低圧 ・・・・・ 2.4/2.0ℓ/min(50Hz/60Hz) 最高吐出圧力 ・・・ 72/7MPa(50Hz/60Hz) 油量・・・・・・・・・・・ 5/8ℓ(有効/総) 中央制御盤 AND 油圧ユニット 油圧ジャッキ (560KN154st) ※1 試 験 圧 力 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 2 M P a ( 7 3 4 k g f / c m2 ) 外径・・・・・・・・・・・・ φ128mm 最小高さ・・・・・・・・・ 300mm 使用油・・・・・・・・・・・・・・・ ISO-L-HM VG32 ストローク長・・・・・・ 154mm モータ 容量・・・・・・・・・・・ 0.4kW 重量・・・・・・・・・・・・ 26kg 極数・・・・・・・・・・・ 4 回 転 速 度 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 7 0 0 / 1 4 1 0 m i n-1 (60Hz/50Hz) 外径/内径・・・・・・・ φ16.7mm/φ6.3mm 表示器 ・・・・・・・・・・・・・・・ 有効表示エリア 12.1インチ 油圧ホース インバータ・・・・・・・・・・・・・ 最大出力周波数 90Hz 重量 中央制御盤・・・・・・ 65kg 最高使用圧力 ・・・・ 71MPa (723kgf/cm ) 最大流量・・・・・・・・ 8ℓ/min 長さ・・・・・・・・・・・・ 20m 油圧ユニット・・・・・ 125kg ワイヤー有効長さ・・ 2400mm 電源接続用プレハブケーブル 制御信号用プレハブケーブル 測長器 最大検出速度・・・・・ 100m/min 重量・・・・・・・・・・・・ 750g ※1 例として560kN154stの油圧ジャッキデータを表記しました。油圧ジャッキにつきましてはオプションで作業内容に応じた出力、 サイズ、ストローク長で製作致します。 中央制御盤、油圧ユニット、油圧ジャッキ外形図 500W×250L 1260 φ100 300 1338 1130 φ65 790W×500L 油圧ユニット外形図 700W×700L 中央制御盤外形図 太平電業株式会社 〒101-8416 東京都千代田区神田神保町2-4 TEL03-5213-7211(代) FAX03-5213-7202 支店/北海道、名古屋、大阪、中国、九州 φ128 油圧ジャッキ外形図 560kN154st