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候 補 者 の 手 引 き

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候 補 者 の 手 引 き
資料No1-1
平成29年1月29日執行
唐津市長・唐津市議会議員選挙
候 補 者 の 手 引 き
唐津市選挙管理委員会
は
じ
め
に
この手引きは、平成29年1月29日に執行される唐津市長・唐
津市議会議員選挙に当たって、立候補届出や選挙運動費用等につい
て説明したものです。
立候補届出書や添付書類に不足や、誤った記載があったりすると
受理されませんので、間違いのないように手続をしてください。
なお、選挙運動及び選挙運動費用については、概略にとどめてお
りますので、詳細については「地方選挙早わかり」等をご参照く
ださい。
目
第 1
主要日程
第 2
立候補の届出手続
1
2
3
4
第 3
次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2
届出期日及び時間
届出先
立候補届出の方法
立候補届出の受付方法
「候補者届出書」等の記載要領
・・・・・・・・・・・・・
3
1 候補者届出書(本人届出の場合)
2 添付書類
3 立候補届出に伴う諸届出手続
参考 立候補のときに必要な書類(本人届出の場合)
第 4
選挙公報の掲載申請に関する留意事項
・・・・・・・・・・
第 5
事前審査
第 6
交付物件等
第 7
選挙運動費用の制限額
第 8
選挙運動費用に関する事務処理及び収支報告
第 9
選挙運動用ポスターの掲示
7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
・・・・・・・・・・・・・・・・
12
・・・・・・
13
・・・・・・・・・・・・・・
16
第10 文書図画による選挙運動一覧表
・・・・・・・・・・・・
17
第11 その他(禁止されている主な選挙運動等、当選に関する注意) ・・ 18
第1 主要日程
月
日
H28 年
11 月 22 日
曜
火
項
目
立候補届出等事務説明会
H29 年 1 月 火~
立候補届出書類事前審査
金
10 日~13 日
1 月 21 日
土
日
1 月 23 日
月
1 月 24 日
火
間
14:00から
場
所
等
唐津市民会館
大会議室
10:00
本庁・選挙管理委
~17:00 員会事務局
選挙人名簿基準日、登録日
告 示
立候補届出受付
選挙公報掲載申請受付
1 月 22 日
時
8:30~
唐津市役所
17:00
大会議室
投票記載所氏名掲示の掲載順序
本庁・選挙管理委
17:30から
のくじの実施
員会事務局
本庁・選挙管理委
選挙公報掲載順序のくじの実施 18:00から
員会事務局
8:30~
各期日前投票所
期日前投票、不在者投票開始
20:00 不在者投票所
公営施設使用の個人演説会開始
選挙立会人届出期限
17:00まで
1 月 26 日
木
選挙立会人を定める(政党排除)
本庁・選挙管理委
17:30から
くじの実施
員会事務局
1 月 28 日
土
期日前投票、不在者投票最終日
投
1 月 29 日
7:00~
各投票所
18:00
票
日
開票(選挙会)
1 月 30 日
月
当選人の告示、当選の告知
1 月 31 日
火
当選証書の付与
選挙の効力に関する異議申出
期限
2 月 13 日
月
当選の効力の関する異議申出
期限
選挙運動に関する収支報告書
提出期限(第1回分)
2 月 14 日
20:00まで
火
供託金返還(没収)開始
(異議申出がない場合)
1
20:00から
唐津市鎮西スポー
ツセンター体育館
10:00から
唐津市役所
大会議室
第2
立候補の届出手続
1 届出期日及び時間
届出期日
平成29年1月22日(日)
告示日(1日限り)
届出時間
午前8時30分から午後5時まで
◆候補者たることを辞退する場合も上記期日、時間内に限ります。
2
届出先
立候補の届出は、選挙長に対してしなければなりません。立候補届出の受付は、次
の場所で行います。
受付場所
唐津市役所〈3階〉 大会議室
3 立候補届出の方法
届出の方法には、
「本人届出」と「推薦届出」の二通りがありますが、いずれの場合
も郵便による届出はできません。本人か代理人が直接届出を行ってください。代理人
による届出の場合は、代理人証明が必要です。
なお、立候補届出をする際には、必ず候補者届出書に押印した印鑑(代理人の印鑑
も)をお持ちください。
4 立候補届出の受付方法
立候補届出の受付は、1月22日(日)の午前8時30分から開始しますが、当日
の受付の順序は、次の方法により行います。
(1)午前8時30分までに会場に到着された届出者の場合
① 立候補届出の受付順序のくじを引く順番を決めるくじ(予備くじ)
受付会場への到着順により、予備くじを行い、本くじを引く順序を決めます。
② 立候補届出の受付の順序を決めるくじ(本くじ)
①によって決まった順番により、本くじを引いていただき、立候補届出受付の
順序を決めます。
③ ②によって決定した受付順序により、立候補届出の受付を開始します。
(2)午前8時30分以降に会場に到着された届出者の場合
(1)のくじを引いた届出者の後に、到着順に立候補届出の受付をします。
◆
届出会場内の入場は、候補者(又は代理人)と付添1人とし、他の人は廊下で待
機してください。
また、会場内では、携帯電話の使用はできません。
2
第3
「候補者届出書」等の記載要領
候補者届出書等の記載に当たっては、次の記載要領とともに、別添の「候補者届出書等
の記載例」を参考にしてください。
なお、提出書類については、すべて共通の印鑑をご使用ください。(供託書も同じ)
1
候補者届出書(本人届出の場合)
(1)候補者氏名
戸籍簿に記載されている氏名を楷書で正確に記載し、必ず「ふりがな」をつけて
ください。
なお、戸籍簿の氏名に対応する常用漢字表及び人名漢字表に記載されている文字
を使用することは差し支えありません。
(例) 濱 → 浜
榮 → 栄
澤 → 沢
廣 → 広
(2)本籍及び住所
戸籍簿及び住民票に記載されているとおり、正確に地番まで楷書で記載してくだ
さい。また、住所は供託証明書の住所と一致していること。
(3)生年月日
選挙期日(平成29年1月29日)現在の満年齢を記載してください。
(4)党派
立候補の届出書に添付する「所属党派証明書」に記載してある政党等の名称を正
確に記載してください。
いずれの党派等にも所属していない場合又は所属していても証明書の交付を受け
られない場合は「無所属」と記載してください。
(5)職業
主な職業を一つ記載してください。 (例) 唐津市議会議員、農業など
兼職を禁止されている職業にある者についてはその職名を、地方自治法第92条の
2(議員関係)又は第142条(市長関係)に規定するその地方公共団体と請負関係
にある者についてはその旨を記載してください。
(6)一のウェブサイト等のアドレス
選挙運動のために使用する文書図画を頒布するために利用する一のウェブサイト等
のアドレスを記載することができます。
◆ ネット選挙運動の解禁により、ホームページやブログ等のウェブサイトのほか、ソ
ーシャル・ネットワーキング・システム(SNS)も選挙運動に利用できるように
なっています。
3
2
添付書類
(1)供託証明書(必ず原本を提出してください。)
① 供託者は候補者本人であり、供託証明書の住所は、住民票に記載されている住
所を記載し、また、氏名は、戸籍簿に記載された氏名を記載しなければなりませ
ん。供託書に押印する印鑑は、候補者届出書に押印する印鑑を使用してください。
② 供託金は、次のとおりです。
市長候補者
100万円
市議会議員候補者 30万円
③ 供託所及び供託物の取扱いについては、次のとおりです。
供託所
佐賀地方法務局唐津支局(唐津市千代田町)
(納付先)佐賀銀行唐津支店(日本銀行代理店)
供託物
現金又は国債証書(振替国債を含む)を納入する。
(2)宣誓書
候補者となることができない者でない旨の宣誓書
(3)所属党派証明書
候補者届出書に記載された政党等が真実であることを証明するために必要です。
党員であっても、無所属で立候補する場合は必要ありません。
(4)戸籍の謄本又は抄本
立候補者に関する記載のあるもので、最近のもの(3ヶ月以内)を提出してくだ
さい。
(5)履歴書
立候補者の履歴事項を記載してください。
(6)通称認定申請書
この申請書は、次のような場合に提出してください。認定された場合、申請され
た呼称は、立候補届出の告示、選挙公報及び投票所内の氏名掲示等に使用すること
になります。
なお、候補者届出書に添えないで通称認定申請書を提出しても受理されませんの
で注意してください。
① 戸籍簿に記載された氏名を、その読みにしたがって、仮名書(ひらがな、かた
かな)にする場合
例
(戸籍簿) 唐津 太郎
→
(呼称) からつ 太郎
(呼称) 唐津 たろう
② 本名(戸籍名)以外の呼称が、本名に代わるものとして広く通用している場合
に、その呼称を選挙に使用し、また、使用されることを希望する場合
なお、この場合の申請は、申請書提出と同時に、その呼称が本名に代わるもの
として広く通用していることを証明する資料(公の機関の発行する書類、手紙・
はがき等の信書、名刺、著書など)を提出してください。
例
(戸籍簿) 唐津 太郎
→
(呼称) 佐賀 次郎
(7)代理人証明書
この証明書は、立候補者に代わって、第三者が届出書等を提出する場合に添付し
てください。
4
3
立候補届出に伴う諸届出手続
(1)選挙事務所設置(異動)届
(この届出は、立候補の届出と同時に行ってください。)
候補者又は推薦届出者は、選挙事務所を一箇所設置することができます。
設置届の場合は、届書の「所在地 旧 」欄は記載する必要はありません。
また、異動は1日1回しかできません。異動(廃止)があった場合は、ただちに
届け出てください。
なお、選挙事務所が、投票所を設けた場所の入口から300m以内(直線距離)
に有る場合、選挙当日は閉鎖又は当日前に300m以外の地に移動しなければなり
ません。
(2)出納責任者選任届
(この届出は、立候補の届出と同時に行ってください。)
候補者は、出納責任者一人を選任しなければなりません。選挙運動に関する収入・
支出は、出納責任者がすべて取り扱うことになります。
選任は、候補者が出納責任者を選任する方法と、候補者が自ら出納責任者となる
方法があります。また、出納責任者の異動(解任または辞任)があった場合は、解
任または辞任のあったことを証する書面を添えて届出てください。
なお、出納責任者を選任した者は、文書で、出納責任者が支出できる金額の最高
額を定め、出納責任者とともに、この文書に署名押印しなければなりません。
(選管提出不要)
(3)報酬を支給する者の届出書
選挙運動のために使用する事務員、車上運動員、手話通訳者及び要約筆記者につ
いては、使用する前に届け出た者に限り報酬を支給できます。また、届出できる員
数は、1日に報酬を支給できる人数の5倍を超えない人数までは、届け出ることが
できます。
なお、
「選挙運動のために使用する事務員」とは、選挙運動に関する事務に従事す
る者として雇い入れた者で、総括主宰者、出納責任者など選挙運動の中心的な者、
親族等の特別信頼関係から選挙運動に関する事務に従事する者は含まれません。
・支給できる期間 届出の日から選挙期日前日までの間
・支給できる員数 市長選挙
1日につき12人以内、選挙運動期間中
を通じ異なる者84人以内
市議会議員選挙
1日につき9人以内、選挙運動期間中を
通じ異なる者63人以内
・届出できる員数 市長選挙
12人×5=60人以内
市議会議員選挙
9人×5=45人以内
・支給額
事務員
1人1日につき 10,000 円以内
車上(船舶)運動員、
手話通訳者及び
要約筆記者
1人1日につき 15,000 円以内
5
(4)選挙立会人となるべき者の届出書
候補者は、選挙会(開票事務)に立ち会う選挙立会人1人を定めて、選挙期日の
3日前(1月26日)までに、選挙長に届け出ることができます。
選挙立会人は、選挙人名簿に登録されていて、かつ、本人の承諾書が必要です。
◆ 選挙立会人は、届出が10人を超えるときは、人数制限のくじ、また、同一政
党(政治団体)に属する候補者にかかる者が3人以上のときは、政党制限のくじ
を実施します。
(このくじは、候補者又は選挙立会人となるべき者は参観すること
ができます。
)
○くじの実施日時、場所
1月26日(木)午後5時30分選挙管理委員会事務局
(5)公営施設使用の個人演説会開催申出書
候補者は、公営施設を使用して個人演説会を開催することができます。開催しよ
うとする場合は、開催すべき日前2日までの午後5時までに選挙管理委員会へ申し
出てください。施設の使用に際しては、諸行事のため制限される場合があります。
また、使用料は、候補者1人につき、同一施設ごと1回に限り、無料となります。
<参考>
立候補のときに必要な書類(本人届出の場合)
1
候補者届出書
2
添付書類
① 供託証明書
② 宣誓書
③ 所属党派証明書 (無所属の場合は不要)
④ 戸籍の謄本又は抄本 (3か月以内に発行されたもの)
⑤ 履歴書
⑥ 通称認定申請書 (通称を使用する場合に必要)
⑦ 代理人証明書 (代理人が立候補の手続をする場合)
3
諸届出書類
① 選挙事務所設置届
② 出納責任者選任届
③ 報酬を支給する者の届出書
④ 選挙立会人となるべき者の届出書、同承諾書
⑤ 選挙公報掲載申請書
6
(選挙立会を求める場合)
第4
選挙公報の掲載申請に関する留意事項
候補者が選挙公報に氏名、経歴、政見、写真等の掲載を受けようとするときは、次の要
領により申請してくだい。
1 掲載文の申請
(1)申請期限は、告示日(1月22日)の午後5時までとなっています。
この日時の経過後に申請されても受理できません。
掲載文及び写真は、審査の結果訂正していただくこともありますので、事前審査
時(1月10日~13日)に提出をお願いします。
(2)掲載文の申請は、必ず候補者又は代理人の方が、
「候補者届出書」に押印した候補
者の印鑑を持参のうえ申請してください。
(3)提出書類
① 選挙公報掲載申請書
1通
② 選挙公報掲載文
2通(正副)
③ 候補者の写真
2葉(正副)
・3か月以内に撮影した候補者の無帽、上半身の写真
(縦10cm、横7cm の白黒の写真に限る。)
・写真の裏に候補者の名前を記載してください。
・写真は、原稿用紙に貼り付けないでください。
(4)掲載文は、必ず唐津市選挙管理委員会が交付した原稿用紙によって作成したもの
でなければなりません。
(5)掲載申請のあった掲載文及び写真は、一切お返しいたしません。
(6)原稿用紙には、候補者の携帯電話番号も記載してください。
2 掲載文の修正・撤回
一度提出された掲載文を修正・撤回しようとするときは、告示日(1月22日)の
午後5時までに修正・撤回の申請をしなければなりません。この日時経過後に申請さ
れても受理できません。
3
掲載の順序
選挙公報に掲載する順序は、唐津市選挙管理委員会が行うくじにより決定します。
このくじには、候補者又は代理人は立ち会うことができます。
・くじの実施日時、場所 1月22日(日)午後6時00分 選挙管理委員会事務局
4 掲載文の記載上の注意
選挙公報は、候補者から提出された原稿をそのまま写真製版により縮小印刷します。
したがって、この点を十分配慮して原稿を作ってください。
7
(1)原稿は、所定の原稿用紙の黒枠内の記載欄に黒色で、明瞭に書いてください。黒
枠外に記載したものは掲載されません。
(2)原稿用紙の右端の氏名欄には、候補者の氏名を縦書きで記載してください。候補
者名は、選挙長が通称を認定した場合は、必ずその通称名でなければなりません。
(氏名欄、本文とも)
なお、氏名欄の余白には、住所、職業、所属党派名、年齢、生年月日等を記載す
ることができますが、政見等はこの欄に記載しないようにしてください。
(3)掲載文の記載方法は、縦書き、横書きいずれの方法でも使用できます。
(4)掲載文に使用する文字等は、次のとおりです。
通常使用する漢字(できるだけ常用漢字を使用してください。)、ひら仮名、カタ
仮名、数字、アルファベット、その他の文字、符号、線、傍点、図面、図表、及び
イラストレーション等
(符号の例)
。 句点
, コンマ
、 読点
― ダッシュ
・ なかてん
( ) 括弧
「 」 かぎ括弧
. ピリオド
? 疑問符
! 感嘆符
× 罰点
□ 四角
: コロン
○ 丸
(5)掲載文には、写真(写真欄に掲載する写真を除く。)は使用できません。
(6)字数の制限はありません。
(7)掲載文に、図面、図表、イラストレーションを掲載する場合、それらの部分に係
る面積の合計面積は、候補者が原稿用紙に掲載文を記載することができる面積のお
おむね2分の1を超えることはできません。この場合、写真欄及び氏名欄に係る面
積は、掲載文を記載することができる面積に算入されません。
(8)筆記用具及び色素の制限は、次のとおりです。
使用する筆記用具は、活字、ペン又は毛筆です。
(鉛筆による記載は控えてくださ
い。)また、色素は黒色に限られます。
(9)掲載文には、他人若しくは他の政党その他の政治団体の名誉を傷つけ若しくは善
良な風俗を害し又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等、いやしく
も選挙公報としての品位をそこなう文言を記載してはならないことになっています。
(10)掲載文が制限された事項に違反しているとき、又は印刷が不鮮明になる恐れがあ
るときは、掲載文の訂正を求めることがあります。
5 掲載文の記載要領
(1)原稿用紙の淡青色の部分は印刷されません。また、方眼の枠は、記載する場合に
便利なように設けているものですので、この方眼にとらわれる必要はありません。
8
(2)掲載文には、黒色の色素しか用いることができませんが、ペン又は毛筆等を使用
する場合には、必ず濃い黒インク又は墨汁を使用してください。また、あまり細字
で書かれた原稿は、見にくくなったり不鮮明になったりするおそれがあります。
(3)掲載文の文字を書き直したとき、又は掲載文の文字等を削除したときは、白紙又
は余部の原稿用紙の一部を切り取ったものを貼って訂正してください。
なお、この場合には、原稿用紙の欄外に訂正した数字を記し、候補者届出書に押
印した候補者の印鑑を押してください。
(4)原稿用紙は、汚したり、折り目をつけたりしないようにしてください。これらは、
写真製版したとき「汚れ」として出るおそれがあります。
(5)原稿用紙を汚損したため再交付を求めたいときは、選挙管理委員会へ申し出てく
ださい。
9
第5 事前審査
立候補の届出、受付の事務を円滑かつ迅速にするため、次により届出書類、選挙公報原
稿等の事前審査を行います。審査期間内に必ず受けてください。
1
審査期間
1月10日(火)から1月13日(金)まで
2
時
間
午前10時から午後5時まで
3
場
所
唐津市選挙管理委員会事務局(本庁)
4
持参するもの ・候補者届出書
・添付書類
・諸届出書類
(6ページ、
〈参考〉立候補のときに必要な書類
(本人届出の場合)の項を参照)
・選挙公報掲載文原稿及び写真(各2部)
・選挙運動用ポスター(1枚)
・選挙運動用ビラ(種類毎に1枚)
・公費負担(契約届)(全経費)
・候補者届出書に押印した印鑑
※
※
選挙運動用ビラは市長選挙のみ
選挙公報掲載文原稿及び写真は、事前審査の時に提出をお願いします。
10
第6 交付物件等
立候補届出が選挙長において受理されますと、直ちに次の諸物品、証明書類が交付され
ます。
交 付 物 品 の 名 称
数 量
自動車(船舶)用表示旗
1枚
使
用
方
法
等
・選挙運動用自動車(船舶)に取り付ける。
・選挙運動用拡声器に取り付ける。
・選挙運動用拡声器は候補者1人につき、一揃い
拡声器用表示旗
1枚
に限られる。ただし、個人演説会は別に一揃い
使用できる。
・選挙運動用自動車(船舶)に乗るものが着ける。
自動車(船舶)乗車(船)
4枚 ・街頭演説にも使用できる。(候補者、運転手を
用腕章
除く。)
・街頭演説において選挙運動に従事する者が着
ける。
街頭演説用腕章
11枚
・街頭演説において選挙運動に従事する者は、候
補者1人につき、15人を超えてはならない。
街頭演説用標旗
候補者用通常はがき
使用証明書
選挙運動用通常はがき
差出票
新聞広告掲載証明書
選挙運動用ビラ証紙
交付票 (市長のみ)
1枚
・街頭演説の場所に掲げる。
1枚
・選挙運動用の官製はがきの交付を受ける場合、
又は手持ちのはがきに選挙用の表示を受ける
場合に郵便局に提出
・はがきの使用枚数 市長
8,000枚
市議会議員 2,000枚
市長
・選挙運動用の通常はがきを発送するときは、必
40枚
ずこの票を添えて郵便局の窓口に差し出す。
市議
・差出票1枚で200通まで(郵送料無料)
10枚
・希望する新聞社に提出し、有料で広告を掲載で
きる。(期間中2回限り)横 9.6cm、縦2段組
2枚
以内
掲載場所は記事下、色刷りは認められない。
1枚
・選挙運動用ビラに貼付する証紙の交付を受け
る場合に選挙管理委員会に提出する。
16,000枚(2種類以内)まで
(注意)
1 上記諸物品、証明書類は、原則として再交付されませんので取扱いに注意してく
ださい。
2 諸物品、証明書類は、他人に譲渡してはなりません。
11
第7
選挙運動費用の制限額
選挙運動費用の法定制限額(最高額)は、次の算式によって算出された額です。
1
制限額の算式(百円未満は、百円に切り上げ)
(1)市長選挙
制限額 = 選挙人名簿登録者数×81円+310万円
(2)市議会議員選挙
選挙区内の選挙人名簿登録者数
× 501円 + 220万円
制限額 =
選挙区内の議員定数
2
3
選挙運動費用の制限額には、消費税相当額も含まれた額となります。
制限額は、唐津市長及び唐津市議会議員選挙の期日の告示日に、市選挙管理委員会
が告示することになっています。
制限額については、立候補届出のときに別途通知します。
◆
この制限額を超えて支出すると、候補者の当選無効や出納責任者に罰則が科せら
れることになりますので注意してください。
<参考>
登録者数を仮に設定した場合の制限額
(1)市長選挙の制限額(選挙人名簿登録者数を104,000人と仮定した場合)
104,000人×81円+310万円=
11,524,000円
(2)市議会議員選挙の制限額(選挙人名簿登録者を104,000人と仮定した場合)
104,000人
×501円+220万円= 3,936,800円
30人
12
第8
1
選挙運動費用に関する事務処理及び収支報告
出納責任者の選任及び届出
候補者は、出納責任者1人を選任し届出なければなりません。
(5ページ、第3 「候補者届出書」等の記載要領の3(2)出納責任者選任届の項
を参照)
2 出納責任者の職務
出納責任者は、候補者の選挙運動費用の収支について、一切の責任を負い、費用面
について全面的な責任と権限を持っています。
出納責任者は、会計帳簿を備え、必要事項を記載しなければなりません。
(1)会計帳簿の備付及び記載
① 備え付ける帳簿
「収入簿」及び「支出簿」
② 会計帳簿の記載事項
ア 収入簿
選挙運動に関するすべての寄附及びその他の収入を記載する。(候補者のた
めに、候補者又は出納責任者と意思を通じてなされた寄附を含む。
)
労務の無償提供、選挙事務所の無償借上等も選挙運動費用に計算しなければ
ならず、実費又は時価に見積もった金額を寄附として計上すること。
イ 支出簿
選挙運動に関するすべての支出を記載する。(立候補準備のために支出した
費用、候補者のために、候補者又は出納責任者と意思を通じてなされた支出を
含む。)
記載に当たっては、人件費、家屋費(選挙事務所費、集合会場費等)
、通信費、
交通費、印刷費、広告費、文具費、食料費、休泊費、雑費の費目ごとに区分し
記載すること。
また、寄附として計上した、労務の無償提供、選挙事務所の無償借上等につ
いては同額を支出に計上すること。
③ 収入、寄附、支出の定義
ア 収入
収入とは、金銭、物品その他財産上の利益の収受、その収受の承諾及び収受
の約束をいう。
イ 寄附
寄附とは、金銭、物品その他財産上の利益の供与又は交付、その供与又は交
付の約束で、党費、会費その他債務の履行としてなされるもの以外のものをい
う。
ウ 支出とは、金銭、物品その他財産上の利益の供与又は交付、その供与又は交
付の約束をいう。
◆ 「供与」とは、目的の相手方又はその代理者に渡すことで、
「交付」とは、
目的の相手方のために仲介人に渡すことをいう。
13
(2)立候補準備のために要した費用の精算
立候補準備のために要した支出で、候補者若しくは出納責任者となった者が支出
し、又は他の者がその者と意思を通じて支出したものについては、出納責任者は、
その就任後直ちに候補者又は支出者について精算し、会計帳簿に記載しなければな
らない。
(3)寄附に関する明細書の受理
出納責任者以外の者で、候補者のための選挙運動に関する寄附を受けた者は、寄
附を受けた日から7日以内に(出納責任者の請求があれば直ちに)、寄附者の氏名、
住所、金額、年月日を記載した明細書を出納責任者に提出しなければならない。
また、候補者が立候補届出前に受けた寄附については、届出後直ちに提出しなけ
ればならない。
(4)領収書等の徴収及び送付の受理
出納責任者は、選挙運動に関するすべての支出について、支出の金額、年月日及
び目的を記載した領収書その他支出を証すべき書面を徴収すること。ただし、郵便
切手、交通機関の乗車券等のように通常領収書を発行しない場合は不要。領収書の
宛名は、候補者名又は選挙事務所名が記載されていること。
また、候補者または出納責任者と意思を通じて支出した者は、領収書その他支出
を証すべき書面を直ちに出納責任者に送付しなければならない。
(5)帳簿、書類の保存
出納責任者は、会計帳簿、寄附に関する明細書、支出についての領収書、その他
支出を証すべき書面を、収支報告書提出の日から3年間保存しなければならない。
3
選挙運動用収支報告書の提出
出納責任者は、選挙運動に関してなされた収入及び支出に関する事項を記載した報
告書を定められた期限までに提出しなければなりません。
(1)提出要領等
① 提出義務者
出納責任者
② 提出部数
収支報告書1部
③ 提出先
唐津市選挙管理委員会
④
第1回分提出期限 2月13日(月)午後5時まで
選挙の告示日前までになされた分、選挙の告示日から選挙の期日までになされ
た分及び選挙の期日経過後になされた分を併せて精算し、選挙の期日から15日
以内に提出してください。
⑤ 第2回分以降提出期限
第1回分提出後になされた収入、支出について、その収入、支出があった日か
ら7日以内(収入、支出がなされた都度)
⑥ 添付書類
ア 特別な事情がない限り、領収書の写しを添付してください。(金額、年月日、
目的を記載したもので、各費目の記載順に整理し、表紙に選挙名、候補者氏名
を記載し綴ってください。
)
イ 領収書がないものは、「領収書等を徴し難い事情があった支出の明細書」を添
付してください。
14
(2)選挙運動費用に算入されないもの
① 供託金
② 立候補準備のために要した費用で、候補者又は出納責任者となった者のした支
出又はその者と意思を通じてした支出以外のもの
③ 立候補の届出後、候補者又は出納責任者と意思を通じてした支出以外のもの
④ 候補者が乗用する船車等(バス、汽車、船等)のために要した支出
⑤ 選挙の期日後において選挙運動の残務整理のために要した支出
⑥ 選挙運動に関し支払う国又は地方公共団体の租税、手数料
(消費税は費用に算入されます。
)
⑦ 選挙運動用自動車(船舶)を使用するために要した支出
本来その自動車(船舶)が走るために必要な経費で、借上料、ガソリン代、オ
イル代、運転手の雇料等で、ポスター作成費と異なり、公費負担の有無にかかわ
らず選挙運動費用に算入する必要はない。ただし、自動車に取り付ける拡声機の
借料や文書図画の経費、選挙運動用自動車として許される台数を超えて使用した
自動車の経費は選挙運動費用に算入される。
4
実費弁償及び報酬の支給限度額
選挙運動に従事する者
区
分
事務員.車上運動員.
選挙運動員
手話通訳者.要約筆記者
実
鉄道賃
船賃
車賃
費
宿泊料
弁
弁当料
路程に応じた旅客運賃等によ
左に同じ
り算出した実費額
1夜につき 12,000 円
左に同じ
(食事料2食分含む)
1食につき 1,000 円
1日につき 3,000 円
(弁当を提供した場合は、こ 左に同じ
の弁当代から提供した弁当の
実費相当額を差し引いた額)
償
1日につき 500 円
基本日額
事務員
支給できない
1人1日 10,000 円以内
車上運動員(うぐいす嬢)
1人1日 15,000 円以内
手話通訳・要約筆記のために
使用する者
1人1日 15,000 円以内
超過勤務
手
当
支給できない
報
茶菓料
左に同じ
酬
支給できない
◆
選挙運動のために使用
する労務者
左に同じ
1夜につき 10,000 円
(食事料を除く)
支給できない
支給できない
(通常用いられる程度の
茶菓は提供できる)
1人1日 10,000 円以内
(弁当を提供した場合
は、この報酬額から提
供した弁当の実費相当
額を差し引いた額)
1日につき基本日額の5
割以内
事務員とは、選挙運動中の事務に従事するため雇った者で、総括主宰者等選挙運
動の枢機に参画する者は含まない。
◆ 車上運動員(うぐいす嬢)とは、専ら車上における選挙運動のために使用する者
◆ 労務者とは、単純な機械的労務、たとえば、はがきの宛名書き及び発送、看板の
運搬、ポスター貼り、自動車の運転など、自らの労務で報酬を得る者をいう。
15
第9
選挙運動用ポスターの掲示
1 ポスターの規格、数量
(1)ポスターの大きさ
長さ42cm 幅30cm(タブロイド型)以内のもの
(2)掲示できるポスターの数
344枚(ポスター掲示場の数)
2 ポスターの記載内容
(1)ポスターの記載内容についての制限はありませんが、虚偽の事項、利害誘導、名
誉毀損にわたるような内容を記載した場合は罰せられることがあります。
(2)ポスターには、その表面に掲示責任者の住所、氏名及び印刷者の住所、氏名(法
人の場合はその名称)が記載または印刷されていなければなりません。
3 ポスターの掲示場所等
ポスターは、ポスター掲示場ごとに、候補者1人についてそれぞれ1枚を掲示でき
ます。掲示場以外には掲示できません。
4 ポスターの掲示方法等
(1)ポスター掲示場の設置場所については、後日(事前審査時)「設置場所一覧表」を
配布します。
(2)ポスター掲示場には、選挙の期日の告示後、立候補の届出が受理されてからポス
ターを掲示することができます。
なお、ポスターには、証紙を貼ったり、検印を受けたりする必要はありません。
(3)ポスター掲示場は、各区画の中に一連番号が記載されていますので、各候補者の
立候補届出受理番号(選挙長の受理順)と同じ区画に掲示してください。
届出受理番号以外の番号の区画に掲示すると違反になります。
ポスターの貼り間違いのないようご注意ください。
(4)掲示するポスターは、風雨等を考慮し、はげ落ちないように掲示してください。
(5)汚れたり、破れたりしたポスターは、貼りかえることができます。
ただし、選挙当日の貼りかえはできません。
16
第10
区
文書図画による選挙運動一覧表
分
種
類
ポスター
立札
選 挙
看板
事務所
ちょうちん
の表示
個人演
説会場
選 挙
運動用
自動車
(船舶)
ポスター
立札
看板
ちょうちん
ポスター
立札
看板
ちょうちん
たすき
候補者
胸章
使 用
腕章
選 挙
運動用
ポスタ
ー
選 挙
運動用
はがき
新
広
数
量
3種通じて
3枚以内
1個
会場内 制限なし
会場外 3種通じ
て2枚以内
会場内外を通じて
1個
制限なし
1個
制限なし
格
注 意 事 項
・ 投票所から 300m
以内では、投票日
は不可
以内
高さ 85cm
直径 45cm
以内
縦 273cm
・ 掲示責任者の住所
横 73cm
氏名の記載が必要
以内
・ 個人演説会告知用
ポスタ-は認めら
高さ 85cm
れない。
直径 45cm 以内
縦 273cm
横 73cm
以内
高さ 85cm
直径 45cm 以内
制限なし
長さ 42cm
幅
30cm
以内
・ 掲示責任者、印刷
者の住所・氏名の
記載が必要
市長
8,000 枚
市議会議員
2,000 枚
通常はがき
(官製、私製を
問わない)
2回
横 9.6cm
縦 2 段組以内
16,000 枚
29.7cm×21cm
(A4 判)以内
・ 郵便局の窓口に選
挙運動用通常葉書
差出票を添えて出
す。
・郵送料は無料
・ 記事下に限る
・ 色刷り不可
・ 費用は候補者負担
・ 新聞広告掲載証明
書により申込む
・選挙管理委員会が
交付する証紙を貼
付する。
・頒布責任者及び印
刷者の氏名、住所
の記載が必要
344 枚
聞
告
選 挙
運動用
ビ ラ
規
縦 350cm
横 100cm
(2種類以内)
市長のみ
根拠法令
法 143‐1①
法 143‐7
法 143‐9
法 143‐10
法 143‐1④
法 143‐8
法 143‐9
法 143‐10
令 110
法 143‐1②
法 143‐9
法 143‐10
法 143‐1③
法 143‐1⑤
法 144 の 2‐8
法 142‐1⑥
法 142‐5
法 149‐4
則 19-1
則 19-5
法 142-1⑥
(注意)
1 市長及び市議会議員の選挙における文書図画による選挙運動は、上記に掲載して
いるもの及びインターネットを利用した選挙運動のほかは禁止されています。
2 公職選挙法でいう文書図画の範囲は、社会通念上のそれより広範囲で、図書、新
聞、雑誌、名刺、郵便物、電報、ポスター、立札、看板、電光文字はもとより、壁
に書かれた文字、通路に書かれた砂文字も文書図画となります。
3 選挙当日のホームページなどの更新は禁止されています。
17
第11 その他(禁止されている主な選挙運動等、当選に関する注意)
1
事前運動の禁止(公職選挙法(以下「法」と言います。)第 129 条)
「選挙運動」は選挙運動期間中(告示日から投票日前日まで)しか行えません。つ
まり、立候補の届出前の選挙運動は、「事前運動」として禁止されています。
これに対し、「政治活動」はそのような制限はなく、告示日前にも活動は行えます。
ただし、告示日以降は制限されます。また、立札・看板、ポスター等に期間や種類、
数量に制限があります。
◆選挙運動 ・・・・「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得
又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」を言います。
(例)投票を依頼する行為
◆政治活動 ・・・・自分の政治上の主義主張を訴える、あるいは施策の推進を訴える行為
を言います。
事前行為のうち、一般的に次のようなものは「事前運動」ではないとされています。
① 立候補準備行為
政党の公認を求める行為、立候補の瀬踏行為、立候補者選考会・推薦会の開催、
供託物を供託する行為
② 選挙運動の準備行為
選挙事務所・自動車・拡声機の借入れの内交渉、演説会場借入れの内交渉、立
札・看板・ちょうちんの類の作成、選挙運動用ポスターの印刷、選挙公報・政見
放送の原稿の作成、選挙運動費用の調達、選挙運動者の依頼又は労務者の雇入れ
の内交渉、選挙演説のための出演依頼の内交渉
③ 政治活動
個人又は政党その他の政治団体等による政策宣伝、党勢拡張等の活動
④ 後援会活動
後援会の会員募集・発会式・総会、その他の事業の開催
⑤ 地盤培養行為
ある選挙区を地盤とする者が平生から選挙民に接触し、自己の政見その他を選
挙民に周知させる等の行為
⑥ 社交的行為
ただし、お歳暮、年賀状等の挨拶状、寄附は禁止されています。
2
戸別訪問の禁止(法第 138 条)
何人も有権者の家を訪ね投票を依頼する等の行為をすることはできません。
① 戸別は個人の家だけではなく職場等も含まれます。
② 一戸しか訪問しない場合でも二戸以上訪問する目的を持っていたら、戸別訪問
になります。
③ 訪問とは必ずしも家の中にはいらなくても、相手方の家屋の出入口に接する店
先、軒先や道路端まで訪問すれば戸別訪問となります。
④ 訪問の相手方と面談することは要件となっていませんので、相手方が不在であ
ったり面会を拒絶された場合も戸別訪問となります。
18
3
飲食物提供の禁止(法第 139 条)
何人も選挙運動に関していかなる名目でする場合も飲食物を提供することはできま
せん。
① 候補者が有権者に提供する場合
② 候補者が選挙運動員や労務者を慰労するために提供する場合(選挙事務所で提
供される一定の弁当は除外される)
③ 第三者が候補者の激励のため、いわゆる陣中見舞として候補者に提供する場合
ただし、お茶や通常それに伴って出される程度のお菓子は除かれます。
4 寄附の禁止
(1)公職の候補者等の寄附の禁止(法第 199 条の 2)
公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(以下「候補者等」という。)は、
当該選挙区内にある者に対し、告示日前、告示日後にかかわらず、特定の場合を除
き、いかなる名義をもってするを問わず、寄附をすることは禁止されています。
◆寄附の禁止の例外
① 政党その他の政治団体又はその支部に対してする場合
ただし、候補者等を支援推薦する後援団体(資金管理団体を除く)に対し、一
定期間(選挙期日 90 日前から選挙期日)までの間、寄附をすることは禁止されて
います。
② 候補者等の親族(配偶者、6親等以内の血族、3親等以内の姻族)に対してす
る場合
③ 候補者等が専ら政治上の主義又は施策を普及するために、その選挙区内で行う
講習会その他の政治教育のための集会に関し、必要やむを得ない実費の補償(食
事の実費補償を除く)としてする場合
ただし、一定期間(選挙期日 90 日前から選挙期日)に行われる政治教育集会で
は実費補償することができません。
※ 候補者等以外の者が、選挙区内にある者に対し、候補者等を寄附の名義人とする
寄附をすることも、特定の場合を除き、禁止されています(特定の場合とは、上
記「寄附の禁止の例外」の②、③の場合。)。
※ 候補者等に対して、選挙区内にある者に対する寄附を勧誘したり要求したりする
ことも、特定の場合を除き禁止されています(特定の場合とは、上記「寄附の禁止
の例外」の①、②、③の場合。)。
(2)後援団体に関する寄附の禁止(法第 199 条の 5)
後援団体は、当該選挙区内にある者に対して、特定の場合を除き、いかなる名義
をもってするを問わず、一切寄附をすることはできません。
◆寄附の禁止の例外
① 政党その他の政治団体又はその支部に対して寄附をする場合
② 公職の候補者等に対してする場合
③ 後援団体がその団体の設立目的により行う行事又は事業に関し寄附をする場合
(ただし、花輪、供花、香典、祝儀等及び選挙前の一定期間(選挙期日 90 日前か
ら選挙期日)は禁止されています。)
19
5 インターネット等を利用した選挙運動
(1)ウェブサイト等を利用する方法
① 電子メールアドレス等を表示した上で、選挙運動のために使用する文書図画を
ウェブサイト等を利用する方法により頒布することができます。
② 投票日の前日まで更新することができ、選挙当日もそのままにしておくことが
できます。
◆ウェブサイト等を利用する方法とは、ホームページ、ブログ、ツイッターやフェイ
スブック等の SNS、動画共有サービス、動画中継サイト等のことをいいます。
(2)電子メールを利用する方法
① 候補者又は確認団体に限って送信することができ、一般の有権者は送信するこ
とができません。
② 選挙運動用電子メール送信先は、あらかじめ送信に同意した者などに限られて
います。
6 ビラ・パンフレットの頒布
(1)選挙運動用ビラ・パンフレットの頒布
市長選挙のみ、ビラの頒布ができます。パンフレットについては、市長・市議会
議員選挙とも頒布できません。ビラは選挙管理委員会の交付する証紙を貼らなけれ
ばならず、頒布方法は、新聞折込み、選挙事務所内における頒布、演説会の会場内
における頒布、街頭演説の場所における頒布に限られています。
(2)政治活動用ビラ・パンフレットの頒布
① 告示日以後にしか頒布できないもの
確認団体が頒布する政治活動用ビラ
② 告示日前にしか頒布できないもの
確認団体が頒布するもの以外の政治活動用ビラ・パンフレット
後援会への加入を呼びかける文書や、後援会の事務所開き、総会の開催を通知
する文書については、配る方法や時期が社会通念に照らして妥当なものである限
り選挙運動とはみなされず、禁止されているものではありません。ただし、告示
日以降は、一切頒布できません。
また、選挙期日に近接した時期に不特定多数に対し従来とは異なった方法で頒
布する行為は事前運動と解されています。
ただし、次のような加入勧誘文書は、直接投票依頼の文言がなくても選挙運動
とみなされることがあります。
・立候補予定者の氏名をことさら大きく書き、その略歴や顔写真を掲げて、「政
治家として大成させていただきたい」などの記載がある加入勧誘文書
・後援会事務所の住所や連絡先が記載されていない加入勧誘文書
・後援会会員以外の者に対して配られる後援会総会等の開催通知
7 当選に関する注意
(1)請負の禁止(法第 104 条)
市と請負関係にある者(自ら請負をする者、又は請負をする法人の取締役・監査
役・支配人・清算人等)は、当選の告知を受けた日から5日以内に、市選挙管理委
員会に請負関係を有しなくなったことを届け出ないと、当選の資格を失うことにな
ります。
20
(2)選挙期日後のあいさつ行為の制限(法第 178 条)
何人も、選挙期日後において、当選又は落選に関し、選挙人にあいさつをする目
的をもって、次に掲げる行為等をすることはできません。
① 禁止されるあいさつ行為の例
・選挙人に対して個別訪問すること
・自筆の信書及び当選又は落選に関する祝辞、見舞等の答礼のためにする信書を
除くほか、文書図画(ホームページ等を含む)を頒布し又は掲示すること
・新聞紙又は雑誌を利用すること
・当選祝賀会その他の集会を開催すること
・当選に関する答礼のため、当選人の氏名又は政党その他の政治団体の名称を言
い歩くこと
② 禁止されないあいさつ行為の例
・自筆の信書、祝辞・見舞い等の答礼のためにする信書
・インターネット上で行うあいさつ行為
(3)候補者の違反行為による当選無効(法第 251 条)
候補者自身が公職選挙法に違反して刑に処せられた場合、裁判の確定と同時に当
選が無効となります(ただし、一定の罪は除かれますが、当選無効とならない罪で
あっても、公民権停止に当たる場合があります)。
対象者
(4)連座制による当選無効(法第 251 条の 2、第 251 条の 3)
①「連座制」とは、公職の候補者等と一定の関係にある者が、買収等の罪を犯し刑
に処せられた場合には、たとえ公職の候補者等が買収等の行為に関わっていなく
ても、公職の候補者本人について、その選挙の当選を無効とするとともに、一定
の期間の立候補制限という制裁を科す制度です。
②連座制の対象者
・総括主宰者(選挙運動の全体をとりまとめる者)
・出納責任者
・地域主宰者(一部の地域の選挙運動をとりまとめる者)
要件
・選挙運動期間以降に、買収罪等の悪質な選挙犯罪を犯し、罰金刑
以上の刑に処せられた場合(執行猶予含む)
効果
・候補者の当選無効
・候補者の5年間立候補禁止(同じ選挙・同じ選挙区)
対象者
・組織的選挙運動管理者等(選挙運動の計画立案・調整を行う者、選挙運象
に従事する者の指揮・監督を行う者、その他選挙運動の管理を行う者)
・親族、秘書
要件
・買収罪等の悪質な選挙犯罪を犯し、禁錮刑以上の刑に処せられた
場合(執行猶予含む)
効果
・候補者の当選無効
・候補者の5年間立候補禁止(同じ選挙・同じ選挙区)
21
動
22
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