Comments
Description
Transcript
平成 23 年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際
経済産業省委託 平成 23 年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業 (欧州連合との経済連携促進のための貿易投資動向調査) 報告書 平成 24 年 3 月 株式会社 国際開発センター 目次 はじめに 第 1 章 調査概要 1-1 背景 …………………………………………………………………………………... 2 1-2 調査目的………………………………………………………………………………. 2 1-3 調査方法………………………………………………………………………………. 3 1-4 調査団員………………………………………………………………………………. 3 第 2 章 調査概要 2-1 分析のフレームワーク ……………………………………………………………... 5 2-2 英国 …………………………………………………………………………………... 11 2-3 フランス ……………………………………………………………………………... 20 2-4 ドイツ…………………………………………………………………………………. 28 2-5 イタリア ……………………………………………………………………………... 37 2-6 スペイン………………………………………………………………………………. 46 2-7 日本(参考)………………………………………………………………………….. 55 2-8 センシティブ産業の特定 …………………………………………………………... 64 2-9 主な競争優位産業・センシティブ産業の国際比較 ……………………………… 72 2-10 まとめ ………………………………………………………………………………. 85 第 3 章 競争優位産業の背景 3-1 自動車 ………………………………………………………………………………... 88 3-2 鉄道 …………………………………………………………………………………... 100 3-3 金融サービス ………………………………………………………………………... 107 3-4 医薬品…………………………………………………………………………………. 111 3-5 ファッション ………………………………………………………………………... 114 付録 付録-1 調査対象業種に関する基礎貿易統計データ a. 自動車 b. 自動車部品 c. 医薬品 d. ファッション e. 電気製品 付録-2 地域別・業種別直接投資データ a. 対内・対内直接投資 b. 直接投資残高 第1章 調査概要 【Abstract】 第1章は、平成23年度「内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(欧州連 合との経済連携促進のための貿易投資動向調査) 」に関する事業概要を記載する。 ・調査の背景 ・調査目的 ・調査方法 ・調査団員 1 第1章 1-1 調査概要 背景 世界経済の成長を取り込み、産業空洞化を防止していくための不可欠の課題として、我が 国においては、 「包括的経済連携に関する基本方針」が2010年11月閣議決定され、同基本方 針に基づいて、世界の主要貿易国との間で高いレベルの経済連携の推進をはかるための必要 な取り組みがなされてきている。 日EU経済連携協定については、本年5月の日EU定期首脳協議において、交渉を開始する ためのプロセスに合意され、現在、日欧政府間で、交渉の範囲等を定める協議が実施されて いる。 我が国の対EU輸出において主要な品目である自動車や家電製品の一部には関税が賦課さ れているが、本年7月のEU韓国FTA暫定発効や円高等もあり、欧州市場において、日本企 業は厳しい競争環境の下に置かれている。EU と我が国の間の経済・貿易の状況を2010年 の数字でみると、EUのGDPは世界の26% (米国23%, 中国9%, 日本9% )を占め、我が国の 貿易相手国の中で、中国、米国に次ぐ第3位の重要な相手国である。他方、EUの貿易相手 国中、我が国は第6位 (米国、中国、ロシア、スイス、ノルウエーに次ぐ) となっている。 我が国からEUへの主要輸出品は、自動車、電気機械、一般機械、精密機械、化学工業製品 等で、関税について、対EU輸出の34.8%が無税であった。EUから我が国への主要輸出品は、 化学工業製品、農林水産品、医療用品、一般機械、自動車、精密機械、電気機械等で、対日 輸出の69%が無税であった。 日本の産業界はEUの関税撤廃に関心があるが、EU側は日本 の非関税措置の撤廃に関心があることが明らかになっている。 1-2 調査目的 日 EU・EPA の交渉開始を実現し、交渉を進めるに当たっては、EU 主要加盟国(英・仏・ 独・伊・西)における、貿易・投資動向を正確に把握・分析して、今後の協議に備えるこ とが必要である。この要請に適切に対応し、関連統計情報の収集整理及び統計データの構 造分析(競争優位産業及びセンシティブ産業の特定等)を実施し、企業、業界団体に対す るヒアリングを通じて、欧州企業が日本国内で展開するビジネスの主要成功事例の背景(各 種規制との関連等)を探ることが本調査の主眼(目的)である。 本調査結果は、日 EU・ EPA の交渉戦略を考える上での基礎資料(バックデータ)として活用されると理解し、必 要となる情報の内容と質を意識した。 2 1-3 調査方法 EU 主要加盟国(英・仏・独・伊・西)の競争優位産業を確認し、我が国産業界において どのような影響を及ぼしているかを検証するために、以下の 2 つのアプローチを採用した。 アプローチ① 統計資料、文献、ウェブ等からデータを収集し、主に定量的な分析をすることにより、EU 主要加盟国(英・仏・独・伊・西)の競争優位産業及びセンシティブ産業を確認し、国内 外、対日本との貿易・投資に関する貿易構造の特徴や傾向等を分析する。 アプローチ② 欧州企業や関連団体へのヒアリングを通してビジネス成功事例を確認する。 ヒアリング対象企業については、業界団体や JETRO 等からの推薦を受け、経済産業省担 当部局と協議した上で決定した。 1-4 調査団員 総括には、CEPEA 調査案件でも業務主任を務めた黒田知幸(㈱国際開発センター RDI 部長)を起用し、FTA・EPA の投資・ルール分野に関する障壁事例に豊富な知見を有する 柴田洋二、経済統計分析、貿易・投資データ分析に関する有識者として久保勝平、高橋孝、 柴沼晃の 3 名を配置した。また、情報収集(多言語)に長けるペデレスチ メリッサ(西語 ネィティブ)を情報収集担当とした。 3 第2章 EU 主要加盟国の競争優位産業とセンシティブ産業 【Abstract】 本章では、品目やメーカーではなく「産業」を分析対象として、その競争力を考察した。 そのために、重要な指標は生産性であると考え、労働生産性(総労働時間で定義)と全要 素生産性(TFP)を用い、産業の国内地位を比較したり、生産性上昇率を比較したりして EU 主要 5 カ国の優位産業を特定した。 その結果は、以下のとおりである。 ・英:輸送機械(自動車、鉄道車両、航空機など)、化学(製薬含む)、電気・電子、一般 機械、金融、運輸・通信 ・仏:輸送機械、化学、電気・電子、一般機械、金融 ・独:輸送機械、化学、電気・電子、一般機械、金融 ・伊:輸送機械、化学、一般機械、繊維・アパレル・皮革(ファッション) 、金融、運輸・ 通信 ・西:輸送機械、化学、電気・電子、金融 4 第2章 EU 主要加盟国の競争優位産業とセンシティブ産業 2-1 分析のフレームワーク 【フレームワークのポイント】 ・本章では品目やメーカーではなくセミ・マクロ的な「産業」 (業種)単位での競争優位を検討 する。その際重要な指標は生産性である ・生産性に基づく優位性には絶対優位と比較優位の 2 つの考え方がある。本章では主として比 較優位に着目し、絶対優位は補足的に用いる ・異産業同士を比較する際は労働生産性(労働時間で定義したもの)を用い、自業種の生産性 が時系列的に伸びているかどうかの判断には全要素生産性(TFP)を併用する ・データソースは EU-KLEMS である。これは EU 及び日米韓などの生産性を産業別に分析す るための専門 DB である 2-1-1 「産業」の競争優位の考え方 ある特定のメーカーの特定の製品(群)についてなら、それが国際競争力を持つかどうか は直観的に分かりやすい。 「マーケットシェア」や「上位企業」というのがそのイメージで ある。しかし一国の「産業」 (業種)全体が競争力を持つかどうかはどのように考えればよ いだろうか。これには大別して以下の二つの考え方がある。 ① 産業規模(付加価値や雇用)と生産性に着目する考え方 国際競争力とは、結局は当該国においてその産業で実質所得と雇用を生み出すことがで きるということであり、それが維持できるかどうかは当該産業の生産性の高さとその持続 的な改善に依存する。これは構造的、産業側面的、中長期的な見方である。 ② 当該国の当該産業製品の世界売上高、輸出シェア、貿易収支などに着目する考え方 当該産業の生産量が多いかどうかよりも、それが世界市場で選別される品質かどうかを 重視する考え方である。これは直観的、企業側面的、短期的な見方である。 本章では、主として①の観点からの分析を試みる。それは①のほうが産業をより包括的に 捉えており、②よりも中小企業や労働者の動向が反映され易いなど、総じて経済政策との 親和性が高いからである。なお、上記①②の考え方は、もちろん相反するものではなく、 相互に補完的なものであり、競争力という本質を別角度から眺めたものにすぎない。 5 2-1-2 絶対優位と比較優位 (1)絶対優位 単純に絶対値としての生産性が高いものが「絶対優位」である。均質性が高いもの同士の 比較に有効で、同一の業種の中の異なる企業同士の比較などには向いている。通常、感覚 的な意味で「競争優位がある」と表現したときはこの意味を前提していることが多い。 しかし、業種や国家を跨いで比較する際は、そもそもの産業形態の違い(どれだけ人手を 要する形態か、どれだけ原材料を要する形態かなど)、数値(統計)のとり方の違い、通貨 単位の違い、商習慣の違いなど様々な要素に影響されるため、絶対優位を合理的に比較で きるケースは実際はかなり限られる。 (2)比較優位 絶対値としての生産性の高低に関わらず、相対的な意味での生産性を比較して、優位であ るものを「比較優位」という。 例えは、絶対的生産性としては A 国の x 産業が一生産要素あたり 100、y 産業が 80 (Ave=90) 、B 国では x 産業 90、y 産業 78(Ave=84)であったとする。A 国は両産業で「絶 対優位」をもつが、y 産業に関しては、A 国の 80 は Ave マイナス 10、B 国の 78 は Ave マ イナス 6 で、B 国のほうが平均との比較では相対的に高水準ということになる。このとき B 国は y 産業に比較優位をもつという。 生産に必要な資源(例えば労力)が限られているとすれば、A 国は x 産業に、B 国は y 産 業にそれぞれ「産業特化」して、相互に「自由貿易」を行ったほうが全体として豊かにな る場合がある。これがリカード以来の古典的な比較生産費説である。 この比較優位の考え方は、国家を越えて産業の優位性を比較するときや、一国マクロの生 産性(GDP 変化率など)が変動する中で時系列的に複数の業種の生産性を比較するときに 有効である。本章も基本的にこの考え方を用いて競争優位産業を特定してゆく。 (3)絶対優位性の比較と比較優位性の比較の意味 1) 絶対優位性の比較の意味 生産性の絶対値そのものを比較すれば、文字通りどちらがより効率的かを比較する意 味になる。しかし産業形態の違い、数値(統計)のとり方の違い、通貨単位の違い、商 習慣の違いなど様々な要素の影響で生産性の数値の意味は変わり得る。特に異なった産 業同士の比較や国家を跨いだ比較の場合には、単純比較可能でない場合が多いので注意 を要する。 2) 比較優位性の比較の意味 生産性の絶対値そのものでなく、当該産業の国内における相対的な生産性を比較した 場合、国内において他産業と比較している限り、その意味は(1)と変わらない。ただし当 該国全体としての平均的な生産性が大きく変動しているような状況では、例えは全産業 6 平均を毎年 100 に基準化すれば、各産業の優位性の変化をより安定的に理解することが できる。 また、国家を跨いでの比較の際は、絶対優位の比較の場合とは全く意味が変わってく ることに注意が必要である。相対的生産性の比較は、どちらが効率的かという意味には ならない。どちらのほうが国内において生産性上の地位が高いのかを比較(当該国にと って当該産業の“大切さ”を比較)するイメージになる。 2-1-3 優位性を特定するための指標 (1)相対的労働生産性 生産性指標の中で最も一般的なものは労働生産性である。本章では労働者数で産出額を除 す単純なやり方ではなく、従事者の総労働時間で除す指標を用いる。そのほうが単純な人 数割りよりも合理的と思われるからである。 また、異なった産業同士を長期間安定的に比較するために、ある国の全産業平均を毎年基 準化した上で各産業の労働生産性の推移をみる(相対的な労働生産性:下式)。これによっ て、ある産業のその国での生産性の地位の推移をより安定的にみることができる。さらに 貨幣単位の違い等を越えて、例えば我が国と欧州諸国との比較も或る程度可能になる。 തതതതതത Yi Yi ⁄Li i 産業の相対的労働生産性: ൬ ൰ ≡ (Y:付加価値,L:総労働時間) ∑ Yi Li ൘∑ L i (2)全要素生産性上昇率(TFP) 現代経済における生産性は、労働生産性や資本の生産性(設備的な意味での生産性)のよ うな古典的な意味での生産性だけでなく、ICT を含めた情報活用、技術進歩、ブランド価 値上昇その他多くの要素に影響される。 それらの要素による生産性を表す指標に全要素生産性(TFP)がある。これは生産性その ものではなく生産性の伸び率を意味することが多く、簡単にいうと労働投入(量)の伸び 率にも資本投入(量)の伸び率にも帰すことができない、何らかの要因による生産性の上 昇という意味である(下式)。「何らかの要因全て」であるので、必ずしも情報活用、技術 進歩、ブランド価値などだけではなく、例えばバブルによる高価格嗜好の高まりなども TFP 上昇に算入されてしまうことがある。しかし TFP は、特に経済成長率を考える際に重要と されている指標である。 7 本章では、産業間の比較においては主として前述の相対的生産性を用いる(補足的に絶対 生産性も用いる)が、当該産業の競争力自体が経年で高まっているかという時系列推移を みる際に TFP を活用する。 付加価値 Y を生み出す関数関係(生産関数) :Y = F(K, L ) 対数変換して Taylor 展開で一次近似:lnY = lnF(0) + Y: 付加価値, K: 資本, L: 労働 ∂lnF ∂lnF lnK + lnL ∂lnK ∂lnL 定数をパラメーターに置換:lnY = lnA + αlnK + βlnL (コブ・ダグラス型生産関数の対数展開) dYൗ dAൗ dKൗ dLൗ dt dt dt dt 時間変数で微分: = +α +β Y A K L dAൗ dY dK dL dt = ൗdt − ൭α ൗdt + β ൗdt൱ TFP: A Y K L 8 2-1-4 EU-KLEMS データベースと生産性分析 (1)EU-KLEMS データベース(http://www.euklems.net/index.html)とは EU 各国のみならず欧州全域及び日本、米国、韓国などを含む世界 31 カ国に関し、業種 別の生産性比較を主要な目的として、各国の経済統計データが収集・加工されたデータベ ースである。European Commission によって資金援助され、無料で誰でもアクセスできる。 なお、日本側のデータ・パートナーは JIP データベースを所管する RIETI である。 KLEMS とは、それぞれ capital (K), labor (L), energy (E), material (M), service inputs (S)であり、インプット情報を要素ごとに分解した形でデータ整理されている点に大きな特 徴がある。一般に生産性分析は数値の変動が大きく、産業分類の相違、統計作成方法の相 違に大きく影響されるだけでなく、細かなレベルでどの項目をコストとみなし、どれをア ウトプットとみなすか等の取り扱いによって無数の「正しい指標」が算出され得る。よっ て合理的な国際比較は非常に困難であった。その中でも、特にインプット情報の取り扱い は最も難しい課題であった。 EU-KLEMS はまさにその課題解消を目的としており、先進国間で業種別生産性比較を行 う上での野心的データベースである。また、全要素生産性(TFP)そのものも、既に研究 者による計算値が各国・各業種別に収録されている。これも大きな利点である。 以上の理由により、本章の各国データは、特に断わらない限り全て EU-KLEMS データ ベースを使用する。 (2)データの年次及び業種区分について 1) EU-KLEMS の最新年次 EU-KLEMS データベースの最新データは 2006 年又は 2007 年である(最新リリース 2009 年) 。業種ごとの生産性算出は専門的かつ膨大な作業であり、限られた専門家によ る集計に相応の年数を要しているということであろう。 2) 生産性の把握に合理的な年次の条件 生産性の数値は一般に変動が大きい。特に産業別、さらにその内訳としての業種別に みていく場合は尚更である。よってそれら産業・業種間の生産性を合理的に判断し、競 争優位を特定するためには、なるべく定常的な年次を少なくとも 5 年程度、中期的なス パンでみることが望ましい。 しかし 2008 年秋のリーマンショックを契機とする世界金融危機によって、世界的に 多くの経済統計データが極端に撹乱されてしまった。したがって特に構造分析に関する 限り、2008 年と 2009 年を含む経済データは利用に不向きとなっている。 よって 2007 年までの分析というのは現在(2012 年 3 月)からみればかなり古いよう に感じられるが、構造的な意味での産業別・業種別競争優位に関心を置く本章の趣旨と しては十分許容可能であり、むしろリーマンショックによる撹乱に影響されないという 9 意味で合理性をもった対象年次といえる。 3) 業種区分 EU-KLEMS の区分に従うと、日本の産業分類でいう 2 桁区分(食品業、化学、電気・ 電子、一般機械、輸送機械といった区分)となる。商品的な分類と比べるとかなり粗い が、産業競争力を示す生産性指標の算出においては、生産に要したインプット(原材料、 設備、労力)を商品単位で分離(例えば生産ラインごとに分離)して把握することは困 難である。特に近年比重が大きくなっている間接部門(本社機能、マーケティング部門 など)や金利コストの取り扱いが問題であり、統計に頼る以上、商品イメージでの生産 性産出は不可能である。 このような意味でのデータベース的な制約に加え、生産性指標の安定性・比較性を保 つ上でも、2 桁区分でやむを得ないと思われる。 10 2-2 英国 【英国主要産業のポイント】 は国内優位産業と判定したもの。*は注目点 付加価値額の大きい産業 実質相対生産性 ’07 TFP 上昇率 ’07 上位主要産業 対全産業% 全産業平均=100, 傾向 1995=100, 傾向 全産業 ビジネス・サービス 22.4 115 ↓ ‐ ‐ 製造業(全) 12.4 141 ↑ 124 ‐ 卸売小売 11.5 79 → ‐ ‐ 金融 8.4 206 ↑ * ‐ ‐ 運輸・通信 7.1 166 ↑ * ‐ ‐ 製造業内訳 食品業 1.8 134 → 103 → → ハルプ・製紙 1.6 122 → 104 ↑ ↑ 化学 1.5 293 * 133 電気・電子 1.4 221 ↑ * 176 ↑ * 鉄鋼・金属 ↑ ↑ 1.4 115 133 輸送機械 ↑ ↑ 1.2 152 * 123 一般機械 ↑ ↑ 1.0 136 * 136 * 他注目 繊維・アパレル・皮革 0.4 105 ↑ 152 ↑ * 注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない 注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案 2-2-1 英国の競争優位産業 (1)業種別付加価値(名目) 1) 産業大区分(図 2-2(1)) 先ず国力の源泉である付加価値がどのような産業によって生み出されているか、製造 業以外の分野を含めてごく単純に概観する。 2007 年の付加価値額(名目)でみると、製造業の割合は日本に比べてかなり低く(図 2-7(1)参照)、金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業の比重が大きい。 金融街・シティーを有するという特殊要因や、欧州以外の地域の企業にとって英国は欧 州ビジネスの拠点(統括支社的位置付け)となってきたという特徴が表れている。 2) 製造業の産業中区分(図 2-2(2)) EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。 あくまでも製造業内での相対的な大小であるが、電気・電子関連、輸送機械(自動車、 鉄道車両、航空機)は比率が高い。これらはロールス・ロイスや MINI などに代表され る自国自動車(現在は他国メーカーへの系列化が進んでいる)や鉄道産業、防衛産業な どの伝統を基軸としつつ、日米独の生産メーカーが進出している影響が大きい。製薬(例 えばグラクソ・スミスクラインなどがある)を含む化学部門もポーションが大きい。 食品産業の比率が高いのも目立つが、英国はそもそも製造業全体のポーションが日本 やドイツほど大きくないため、必需財的な食品業の位置付けが相対的に高くなる。 11 一方、物価(図 2-2(3))は、電気・電子部門に比較的大きな下落が見られるものの、 日本の場合(図 2-7(3))ほど極端ではない。電子や自動車など付加価値額の大きい部門 が値下がりに直面するという基本的構図はあるものの、日本が直面しているほど厳しく はなく、リーマンショックまで欧米経済は総じてインフレ基調にあり、製造品の値崩れ にさほど神経質になる環境ではなかったと推察できる。 (2)比較労働生産性(図 2-2(4)) 1) 意味 これらを踏まえ、英国産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認する。 なお、相対的比較労働生産性の意味は、各業種の労働時間あたり付加価値額を各年の全 産業平均を 100 に基準化した上で求め、平均からの距離として国内産業間の生産性の比 較優位をみるものであった。よって経年変化は各業種の生産性の変化そのものではなく、 その時点での平均的な生産性水準からの距離の変化(比較優位度の変遷)となる。また、 各業種は産業規模に大きなばらつきがあり、かつ元来人手を要する産業とそうでない産 業といった違いもある。よってこの指標が総労働時間を分母とするものである以上、解 釈に注意が必要な場合がある。 2) 上位業種 エネルギー関連部門は価格変動が激しく、かつ装置産業であるため労働生産性が高く 算出され易いという要素を割り引く必要があるが、一貫して高い推移となっている。化 学は付加価値額も大きく相対的な生産性も高い。電気・電子関連も特に 2000 年以降製 造業平均との距離を広げており、全産業平均と比べて 2 倍以上の労働生産性がある。こ れらは国内製造業における相対的な意味での競争力が高い業種という意味になる。 3) 上位以外の業種 上位以外の業種(図 2-2(5))についてみると 輸送機械(ボリュームとしては自動車 が大と思われる)が生産性が高く、一般機械や食品産業も高い。繊維産業も 100 を越え ており、英国の場合、軽工業の中にも平均的な生産性を上回る業種が存在している。一 方、木材やゴム・プラスチック産業などは自国の平均的な生産性を大きく下回っている。 総じて、軽工業部門を含めて 2003 年以降上昇傾向(全部産業平均との距離を詰める 又は広げる)であることが日本(図 2-7(5))と比べて大きく異なる点である。IT バブル 崩壊後リーマンショックまでは比較的長期の好景気を謳歌できていたという表れだろ う。 12 2-2-2 技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率) (1)意味 各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系 列方向での変化をみる指標として全要素生産性(TFP)上昇率を用いる。TFP の意味は、 労働投入と資本投入以外の変化による付加価値上昇率、すなわち技術力やブランド力など に代表される諸要素による生産性の上昇であった(2-1-2参照) 。 (2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-2(6)) 最初に変化幅が大きい業種を確認する。 先ず、電気・電子関連は日本(図 2-7(6))ほどではないが生産性を高めている。また、英 国に特徴的なこととして、繊維・アパレル・皮革関連の TFP が一貫して上昇していること が挙げられる。これらのアウトプット価格には極端な下落が見られないこともあり(図 2-2(3)) 、これはブランド力の上昇と解釈できるかもしれない。 素材産業は変動幅が大きいが、これは市場価格の変動による撹乱の影響と思われる。しか し、原材料価格の上昇を受けて一貫して低下傾向であった我が国素材産業の TFP(図 2-7 (6) )とは異なり、英国の素材産業の TFP は 2004 年以降上昇基調に転じている。これは 北海油田や BP など、同国の素材産業は歴史的に上流部分を含めて支配力をもっているため、 近年の世界的なエネルギー価格上昇でも、コスト増だけでなくメリットを受ける側面も合 わせ持っているということだろう。 (3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-2(7)) 一般機械や化学の上昇率が大きく、鉄鋼なども生産性を伸ばしていることが分かる。輸送 機械も生産性を上げている。これらの業種が英国製造業 TFP の主要な部分を占めており、 同国が 2000 年代以降生産性を回復させてきたという流れを形成している。 食品業や木材などの軽工業は全産業平均の伸び率を下回るが、方向としては回復方向であ る。TFP の直接的な解釈としては、これら部門でも技術的進展やブランド価値上昇の効果 が一定程度存在することを示す。しかし全ての業種で生産性上昇率の方向性が揃っている ということは、むしろ経済全体を支配する趨勢的な動き、すなわちこの期間(2003 年~2007 年)の好景気という要素が無視できず、それが各業種の TFP 上昇率に反映されている影響 も大きい。一般的に好景気、つまりモノの売れ行きがよいときは、労働投入や生産環境整 備(資本投入)による要因以上にアウトプット価格や付加価値額が高く付き易く、それが TFP の上昇にカウントされるからである。 13 2-2-3 製造業分野以外の競争力 製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する(図 2-2(8)) 。 装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)が労働 時間当たり生産性が著しく高くなるのは各国共通だが、鉱業(これも装置産業に含まれる) もそれと同じくらい他産業に比べて圧倒的に生産性が高い。英国の資源賦存状態と鉱業の 歴史に関係があるのだろう。 それらを除くと、やはり金融部門の生産性が一貫して全産業平均の 1.5 倍~2 倍と高く、 同国における金融部門の比重の大きさがよく分かる。また、運輸・通信サービスの生産性 も相対的にかなり高い。これらは欧州各国にも共通している。 人手を要する部門で労働生産性の数値が悪くなるのは或る意味で当然であり、各国間でも 共通している。各部門の全産業平均からの距離や推移も日本などと良く似ているが、農業 の生産性の位置付けが高い。これも我が国との明瞭な違いの一つといえる。その他、卸・ 小売部門が安定的に全産業平均との生産性ギャップを埋めつつある。ドイツにも、これよ りやや弱いものの同様の傾向が見られる。 2-2-4 英国に関するまとめ 英国は世界に先駆けて産業革命に成功し、大英帝国を中心に 20 世紀前半まで世界経済を 支配した。しかし戦後はアメリカ経済にその座を奪われ、さらに 50 年代から 80 年代にか けての西側世界全体の「高度成長期」にも大陸欧州や日本に大きく後れをとった。 しかしサッチャー政権によるマネラリスト的自由主義とサプライサイド重視の競争政策 導入を契機に、金融街・シティーを中心としたサービス経済化への転換をはじめ、製造業 でも各国資本を積極的に受け入れるなど産業構造改革が進んだ。さらに EU 統合には、政 治的には一線を画しつつも、市場・統合には積極的に参加し、大陸欧州市場との取引を拡 大させてきた。これらの取り組みは 90 年代後半から 2000 年代に至って徐々にその効果を 発揮し、リーマンショックに至るまで、産業競争力は回復基調にあったと言われる(それ がサッチャリズムによる直接的な効果かどうかには議論がある) 。 企業に着目すれば、英国にルーツをもつ名門は数多く、世界トップクラスの自己資本をも つ銀行群をはじめ、ロールス・ロイスやローバーといった伝統的自動車メーカー(現在は 他国メーカーへの系列化が進んでいる)、ボーダフォン(通信)、グラクソ・スミスクライ ン(製薬)などのほか、北海油田や旧植民地諸国のネルギー資源に裏付けられた BP などの エネルギー企業も強みをもつ。ただし英国の企業は歴史的に早くからグローバル展開して 世界的にビジネスを営んでおり、英国「出身」企業の動向は必ずしも英国経済と直接連動 していないことに注意が必要である。 14 以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上 昇率といった経済データの観点からは、以下のようなことが理解された。 ・英国は現在では金融、ナレッジ・ビジネス、運輸・通信などのサービス部門の比重が特 に高く、工業製品の付加価値に頼る度合いは高くない ・第 2 次産業としては、鉱業・エネルギー系の産業の優位性が高く(ただし産業比率は大 きくない) 、製造業では化学(製薬含む) 、電気・電子関連、輸送機械(自動車、鉄道車両、 航空機など)が比較的規模も大きく、生産性も相対的に高い ・IT バブルの回復からリーマンショックまで欧米で全般的に好景気が続いた影響を受けて おり、軽工業でもパフォーマンスを高めている業種がある。中でも繊維・アパレル・皮革 は全産業平均よりも生産性が高くなっており、近年の生産性の伸び率も大きい ・製造業以外の産業は、金融部門はもちろんのこと運輸・通信の優位性も高い。また農業 の地位も日本ほど低くない 15 2-2-5 英国に関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成 0 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING MINING AND QUARRYING TOTAL MANUFACTURING ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY CONSTRUCTION WHOLESALE AND RETAIL TRADE HOTELS AND RESTAURANTS TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION FINANCIAL INTERMEDIATIO N REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY EDUCATION HEALTH AND SOCIAL WORK OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS 40,000 百万英ポンド(名目) 120,000 160,000 200,000 240,000 280,000 320,000 80,000 0.8% 2.6% 12.4% 1.7% 6.6% 11.5% 2.9% 7.1% 8.4% 22.4% 5.1% 6.0% 7.3% 4.7% 0.4% 図 2-2(1) 英国:産業別付加価値額(名目)2007 年 0 5,000 10,000 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC META 16 15,000 20,000 25,000 400 350 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) 326 Coke, refined petroleum and nuclear fuel 300 293 250 Chemicals and chemical 221 200 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT 150 141 100 TOTAL MANUFACTURING 50 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-2(4) 英国:相対的生産性上位業種 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 160 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) 152 141 140 141 136 TRANSPORT EQUIPMENT OTHER NON-METALLIC MINERAL TOTAL MANUFACTURING 134 122 120 MACHINERY, NEC 115 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 105 PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING 100 80 95 BASIC METALS AND FABRICATED METAL 76 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR Rubber and plastics 59 60 MANUFACTURING NEC; RECYCLING WOOD AND OF WOOD AND CORK 40 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-2(5) 英国:業種別相対的生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 17 180 176 TFP上昇率(95年=100) 160 152 140 124 120 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR TOTAL MANUFACTURING 105 100 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT 99 80 60 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 TOTAL INDUSTRIES Coke, refined petroleum and nuclear fuel 図 2-2(6) 英国:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100) 140 MACHINERY, NEC TFP上昇率(95年=100) 136 133 133 131 130 124 Chemicals and chemical BASIC METALS AND FABRICATED METAL OTHER NON-METALLIC MINERAL 123 120 TOTAL MANUFACTURING 112 TRANSPORT EQUIPMENT 110 105 Rubber and plastics 105 103 100 104 99 90 MANUFACTURING NEC; RECYCLING TOTAL INDUSTRIES PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 80 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 WOOD AND OF WOOD AND CORK 図 2-2(7) 英国:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100) 18 各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100) 800 MINING AND QUARRYING 600 547 400 399 ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY 200 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 250 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) FINANCIAL INTERMEDIATION 206 TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION 200 TOTAL MANUFACTURING 166 150 141 REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING 115 100 81 WHOLESALE AND RETAIL TRADE 79 68 58 50 51 COMMUNITY SOCIAL AND PERSONAL SERVICES CONSTRUCTION HOTELS AND RESTAURANTS 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-2(8) 英国:産業別比較生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 19 2-3 フランス 【フランス主要産業のポイント】 は国内優位産業と判定したもの。*は注目点 付加価値額の大きい産業 実質相対生産性 ’07 TFP 上昇率 ’07 上位主要産業 対全産業% 全産業平均=100, 傾向 1995=100, 傾向 全産業 ビジネス・サービス 28.6 163 ↓ ‐ ‐ 製造業(全) 12.3 125 ↑ 126 ↑ 卸売小売 10.0 81 ↓ ‐ ‐ 運輸・通信 6.4 144 ↑ ‐ ‐ 金融 4.7 177 ↑ * ‐ ‐ 製造業内訳 鉄鋼・金属 2.0 91 → 103 → 食品業 1.7 80 ↓ 98 → 電気・電子 1.3 179 ↑ ↑ * * 161 輸送機械 1.3 128 → → * 121 1.2 278 化学 ↑ * 112 ↑ 1.2 129 ↑ * 一般機械 162 ↑ ゴム・プラスチック 0.7 240 ↑ * 240 ↑ 繊維・アパレル・皮革 0.4 99 ↑ 138 ↑ 注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない 注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案 他注目 2-3-1 * * フランスの競争優位産業 (1)業種別付加価値(名目) 1) 産業大区分(図 2-3(1)) 英国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。 2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 12.3%と、英国同様日独に比べて低 いが、その分金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業の比重が高くなっ ている。フランスは伝統的に管理部門の力が強く、これは公的部門の比率の高さ(7% 超)にも表れているが、官僚に限らず産業全体でホワイトカラー上位の構造をしている 姿が見える。 一方でフランスは農業大国という印象も強い。事実、絶対額としては EU 中最大であ り、フランスにとってだけでなく国際的にも重要な産業である。農林水産業の比率も確 かに西欧諸国の中では高い。しかし、それとて比率としては 2.2%にすぎず、国内産業 の中で必ずしも優位産業という訳ではない。 2) 製造業の産業中区分(図 2-3(2)) EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。 元々製造業の比率が高くない中での相対的な大小比較となる。 金属・鉄鋼が大きく、続いて必需部門としての食品業、それ以外は電気・電子関連、 輸送機械(自動車、鉄道車両、航空機)、一般機械、化学などの比率が比較的高い。こ 20 れらはプジョーなどの自動車メーカーや、TGV に代表される鉄道技術、エアバスなど の航空機産業はじめ、原子力に関連した先端科学産業などの反映と思われる。 一方、物価(図 2-3(3))は、この期のエネルギー価格の急激な上昇以外はあまり目立 った傾向はない。電気・電子及びゴム・プラスチックに比較的大きな価格下落が見られ る程度である。英国同様、自国の産業比重が大きな分野で極端な価格下落傾向には晒さ れていない。 (2)比較労働生産性(図 2-3(4)) 1) 意味 これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す る。相対的比較労働生産性の意味は、英国の節又は2-1節と同様である。 2) 上位業種 エネルギー関連部門は価格変動が激しく、かつ装置産業であるため労働生産性が高く 算出され易いが、これは各国共通である。それ以外で安定的に生産性が高いのは化学分 野である。化学関連生産は欧州 2 位、世界 5 位(2009 年のフランス大使館 web 情報) であり、同国の優位産業といえる。ゴム・プラスチックも規模は大きくないが生産性は 高く、これも業種としての性質は化学分野に近いかもしれない(後者の例はタイヤ産業 のミシュランなどが考えられる) 。また電気・電子関連も全産業平均の 1.8 倍の労働生 産性となっている(企業例としては MP3 の開発に関わったトムソン SA などがある)。 3) 上位以外の業種 上位以外の業種(図 2-3(5))についてみると 輸送機械(自動車産業、鉄道車両も含 まれる) 、一般機械が生産性が高く、これらと先述の上位業種とで製造業平均の生産性 上昇のトレンドを形成していることが分かる。 100 を下回るのは食品業や金属・鉄鋼などである。金属・鉄鋼は付加価値総量は大き いが生産性的にはほぼ産業平均という姿であり、これはイタリアなどとも似た傾向であ る。 繊維・アパレル・皮革のファッション系の生産性は従来から相対的に低い状態が続い ていたが、2002 年以降その差を急激に縮めている。この推移は英国と似ており、これ ら 2 カ国よりは弱いがドイツにもその傾向がある。 総じて、軽工業部門を含めて持続的な斜陽傾向を示す産業はない。これも 2003 年以 降リーマンショックまでの長期の欧州好景気の反映かもしれない。 21 2-3-2 技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率) (1)意味 各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系 列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表 される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2) 。 (2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-3(6)) 最初に変化幅が大きい業種を確認する。 先ず、エネルギー関連とゴム・プスチック産業だが、これは価格変動要因が大きいと考 えられる(前者は乱高下、後者は値下がり) 。電気・電子はそれらよりは安定しており、95 年当時から 1.6 倍となっている。また、繊維・アパレル・皮革関連も一貫して TFP が上昇 している。これも英国の場合と同様アウトプット価格に下落が見られないことから、ブラ ンド力の上昇と解釈できるかもしれない。 (3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-3(7)) フランスの場合は業種ごと及び業種内でも英国やドイツよりばらつきが大きいが、輸送機 械(自動車、鉄道車両、航空機)は概ね高い生産性上昇を維持していると捉えてよい。化 学も、低迷期はありつつも 2005 年以降力強い生産性上昇トレンドを示している。 食品業と金属・鉄鋼は全産業平均の伸び率を下回るが、そもそも製造業全体での TFP が 好調であるので、悲観的な停滞イメージを示す動きにはなっていない。これも経済全体を 支配する趨勢的な動き、すなわちこの期間(2003 年~2007 年)の好景気が大きかろう。 2-3-3 製造業分野以外の競争力 製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する(図 2-3(8)) 。 装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は別扱 いとして、やはり金融や運輸・通信部門の生産性が相対的に高く、かつさらに高まる動き がある。また、不動産・リース・その他ビジネスサービスのいわゆるホワイトカラー部門 は、相対的に下がってきているものの、その地位は依然高い。この状況はドイツと似てい る。製造業部門トータルでは安定してほぼ直線的に相対的地位を高めている。 人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門は期間を通じて全産業平均とほ ぼ一定の距離を保ちつつ低位で推移している。英国、ドイツもこの状況は同じであり、こ れらの部門がなかなか効率を上げにくいことの表れである(注:本指標は「労働」生産性 であるため)。我が国もこの傾向は同じであるが、やはり産業としての農林水産業の地位 (2007 年の相対生産性 55)は日本と比べて相当高いといえる(日本は同 32)。 22 2-3-4 フランスに関するまとめ フランスは第二次大戦の戦禍が大きく、ナチス・ドイツからの解放を指揮したド・ゴール のカリスマ性と不可分の形で強力な「上からの統制」を通じて国家の立て直しを図ってき た。それはディリシズム(国家主導主義)の伝統などとも呼ばれている。 一方、経済路線では「第三の道」と称し、自由主義でも社会主義でもない独自の道を歩む スタンスを掲げ、特に米国に対して一定の距離をとる政策を実行してきた。その気概は、 90 年代に至ってドイツと共に EU 統合を実現するための大きな推進力になった。 産業面では、金融・保険、電力、運輸、国防産業などの分野で依然として政府が大きな影 響力を有し、国家資本主義の色彩が濃い。しかしその中から航空産業のエアバスが誕生(現 在は欧州 4 カ国の国際共同会社)したり、鉄道や原子力産業、化学産業などに高度な技術 力を保持するに至っている。 製造業以外でもアクサ(金融・保険)、カルフール(小売)、フランス・テレコム(通信) などの有名企業を有し、文化の面でも、例えばパリにはファッションや料理などの面で独 特の世界的競争力がある。観光産業も EU 中最大規模である。 先の世界金融危機とそれに引き続くユーロ危機では金融部門を中心にダメージを受けた が、共通通貨ユーロと欧州秩序の維持のため、自国本位に陥らない主導的役割を果たすべ き立場にある。自国経済の立て直しと EU 内でのリーダーシップ発揮という二つの役割を 同時に進める難しい舵取りに直面している。 以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上 昇率といった経済データの観点からは、以下のようなことを抽出できる。 ・金融、ナレッジ・ビジネスなどのサービス部門の比重が高く、伝統的管理主義に根差し たホワイトカラー部門優位も垣間見える。工業製品の付加価値に頼る度合いは英国同様高 くない ・製造業では金属・鉄鋼、電気・電子、輸送機械(自動車・鉄道車両、航空機) 、一般機械、 化学などが大きな業種だが、生産性と兼ね合わせて考えると、化学、電気・電子、輸送機 械、一般機械が相対的に優位性をもつと考えられる。 ・IT バブルの回復からリーマンショックまで欧米で全般的に好景気が続いた影響を受け、 軽工業でもパフォーマンスを上げている業種がある(繊維・アパレル・皮革といったファ ッション関連やパルプ・製紙など) ・製造業以外の産業は、金融部門はもちろんのこと運輸・通信の優位性も目立つ。また農 業の地位も日本ほど低くない。ただし、フランスの農業は他国の農業との比較の意味では 規模が大きいが、他産業との比較の意味では優位産業という訳ではない 23 2-3-5 フランスに関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成 0 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING MINING AND QUARRYING TOTAL MANUFACTURING ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY CONSTRUCTION WHOLESALE AND RETAIL TRADE HOTELS AND RESTAURANTS TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION FINANCIAL INTERMEDIATION REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY EDUCATION HEALTH AND SOCIAL WORK OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS 100,000 200,000 300,000 百万ユーロ(名目) 500,000 600,000 400,000 2.2% 0.1% 12.3% 1.6% 6.3% 10.0% 2.4% 6.4% 4.7% 28.6% 7.4% 5.3% 8.5% 3.6% 0.6% 図 2-3(1) フランス:産業別付加価値額(名目)2007 年 0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 百万ユーロ(名目) 35,000 40,000 1.7% 0.4% 0.2% 0.9% 0.3% 1.2% 0.7% 0.5% 2.0% 1.2% 1.3% 1.3% 0.5% (%は全産業比) 図 2-3(2) フランス:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年 0.0 50.0 100.0 物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100) 150.0 200.0 250.0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 図 2-3(3) フランス:製造業の 2007 年の物価(95 年=100) 24 600 500 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical 400 319 300 278 Rubber and plastics 240 200 179 100 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT 125 TOTAL MANUFACTURING 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-3(4) フランス:相対生産性上位業種 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 160 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) MACHINERY, NEC 150 TRANSPORT EQUIPMENT 140 OTHER NON-METALLIC MINERAL 129 128 130 125 126 119 120 111 TOTAL MANUFACTURING PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING 110 WOOD AND OF WOOD AND CORK 99 100 90 91 80 80 82 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR BASIC METALS AND FABRICATED METAL FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 70 MANUFACTURING NEC; RECYCLING 60 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-3(5) フランス:相対別比較生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 25 240.0 (2001年275.3) Rubber and plastics 240.0 TFP上昇率(95年=100) MACHINERY, NEC 220.0 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT 200.0 180.0 161.9 161.1 160.3 160.0 157.5 140.0 120.0 WOOD AND OF WOOD AND CORK Coke, refined petroleum and nuclear fuel 137.8 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR 126.0 107.6 TOTAL MANUFACTURING 100.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 TOTAL INDUSTRIES 図 2-3(6) フランス:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100) 140.0 TFP上昇率(95年=100) TOTAL MANUFACTURING TRANSPORT EQUIPMENT 130.0 126.0 121.2 120.0 PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING 116.3 OTHER NON-METALLIC MINERAL 115.1 111.6 110.0 107.6 Chemicals and chemical 109.7 102.5 100.0 MANUFACTURING NEC; RECYCLING 98.1 TOTAL INDUSTRIES 90.0 BASIC METALS AND FABRICATED METAL 80.0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-3(7) フランス:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100) 26 各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100) 400 350 357 300 ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY 250 200 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 200 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) FINANCIAL INTERMEDIATION 177 180 REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES 160 163 TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION 144 140 127 120 125 100 MINING AND QUARRYING TOTAL MANUFACTURING WHOLESALE AND RETAIL TRADE 81 80 71 60 COMMUNITY SOCIAL AND PERSONAL SERVICES 59 55 CONSTRUCTION 50 40 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING 20 HOTELS AND RESTAURANTS 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-3(8) フランス:産業別比較生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 27 2-4 ドイツ 【ドイツ主要産業のポイント】 は国内優位産業と判定したもの。*は注目点 付加価値額の大きい産業 実質相対生産性 ’07 TFP 上昇率 ’07 上位主要産業 対全産業% 全産業平均=100, 傾向 1995=100, 傾向 全産業 ビジネス・サービス 25.4 180 ↓ * ‐ ‐ 製造業(全) 23.6 119 ↑ 130 ↑ 卸売小売 10.1 74 → ‐ ‐ 運輸・通信 5.7 118 ↑ ‐ ‐ 建設 4.1 59 ↓ ‐ ‐ 金融 4.0 128 ↑ * ‐ ‐ 4.0 164 ↑ * 145 ↑ 製造業内訳 輸送機械 * 一般機械 3.8 109 → 116 ↑ 電気・電子 3.6 167 ↑ * 191 ↑ * 3.3 98 115 鉄鋼・金属 → ↑ 2.4 241 * 159 化学 ↑ ↑ * 1.7 59 101 食品業 ↓ → 他注目 繊維・アパレル・皮革 0.4 89 ↑ 143 ↑ 注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない 注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案 2-4-1 * ドイツの競争優位産業 (1)業種別付加価値(名目) 1) 産業大区分(図 2-4(1)) 各国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。 2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 23.6%と、日本の 21.2%と並んで先 進国中最高の水準である(注:統計の種別・項目、年次などによっては日本のほうが高 く出ることもある) 。一方で金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業の 比重もフランス同様高い。それ以外では建設産業の比率が英仏日よりやや低いことが特 徴である。 言うなれば、製造業とホワイトカラー部門以外の産業での発生付加価値が相対的に小 さいということであり、産業全体の姿として、製造業においても第三次産業においても、 高付加価値部門に集中特化している経済構造という解釈が可能である。 2) 製造業の産業中区分(図 2-4(2)) EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。 製造業の比率が極めて高く、一般機械、電気・電子、輸送機械(自動車、鉄道、航空 機)といった部門の地位が高い。これらは英仏よりも日本に良く似た構造である(ただ し日本には航空機はほとんどない) 。また、金属・鉄鋼は日本の比率(図 2-7(2)での Basic と Fabricated の計)とほぼ同じだが、化学が大きいのはドイツの特徴である。 28 ドイツの場合、これらをイメージするのは他の欧州諸国よりも容易である。すなわち、 BMW、ダイムラー、アウディーといった世界的な高付加価値自動車メーカー群、シー メンスなどの総合電機メーカー、バイエルなどの巨大製薬会社など、世界にその名を知 られた有名企業を数多く有しているからである。 物価も安定している(図 2-4(3))。この期のエネルギー価格の急激な上昇も、ドイツの 場合政策によって他国より小幅な変動に抑え込んでいる。自国の産業比重が大きな分野、 特に電気・電子部門で極端な価格下落傾向がないのは、我が国に比べてドイツの大きな 強みであるように見える。 (2)比較労働生産性(図 2-4(4)) 1) 意味 これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す る。相対的比較労働生産性の意味は2-1節及び英仏と全く同じである。 2) 上位業種 エネルギー関連部門は価格変動が激しく、1997 年~98 年にかけて税制による変動も 加わった。これを除いて安定的に生産性が高いのは化学分野であるが、全産業平均から の距離は英仏日と比べてやや小さい。これはドイツの場合、元々国全体としての生産性 が高いことが関係していると見られる。 電気・電子も高く、その数値の傾向は化学と同様である。電気・電子の生産性が相対 的に高いのは各国共通であるが、ドイツの場合他の国とその意味が全く異なることに注 意が必要である。すなわち、ドイツの電気・電子は名目額でフランスの 3 倍以上の規模 がある。それが国内全産業平均の生産性からの距離をさらに広げているということは、 競争力という意味において、単なる生産性数値が示す以上の大きなインパクトをもって いるということである。 3) 上位以外の業種 上位以外の業種(図 2-4(5))についてみると 輸送機械(自動車産業、鉄道車両、航 空機など)が突出して高い。近年、中国を含めた東アジア勢がコンシューマー・エレク トロニクス方面で世界的な存在感を高めている中、伝統的な工業立国は家庭汎用品の中 では最も価格の高い自動車産業に、いわば逆シフトしてきた経緯がある。それは我が国 だけでなくドイツにもみられる現象のようである。 ドイツの場合、食料品や木材など、軽工業分野の一部に明瞭な停滞群がみられ、これ は英仏とは異なった形状である。この事実もドイツが高生産性分野に産業特化している 傾向を示しているとみることができる。ちなみに我が国の場合、ドイツのように停滞 「群」としての塊がみられる訳ではないが、特定の軽工業業種が明瞭に右肩下がりにな っており、成長業種と斜陽業種の方向性がはっきりしている。これらの点からも日独の 類似性を認識することができる。すなわち、産業構造と付加価値発生業種が類似してい るため、共通のグローバル経済環境下にあって、とり得る選択が自ずと似てくるという 29 ことである。 2-4-2 技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率) (1)意味 各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系 列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表 される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2) 。 (2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-4(6)) 最初に変化幅が大きい業種を確認する。 1997 年~98 年の税制改正に強く撹乱されたエネルギー関連は除き、電気・電子と化学の 生産性上昇が目立つ。これらは現象としては英仏と共通だが、産業規模の点において、そ のインパクトが全くことなることは既述のとおりである。電気・電子が国内平均の 1.9 倍、 化学が 1.6(いずれも 95 年比)である。 (3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-4(7)) 製造業平均でも 130.3 という力強い伸びを示しており、巨大産業である自動車の伸びがそ れを牽引している。もう一つの主要産業である一般機械はそれよりかなり低位だが、2004 年以降急速な上昇トレンドを示している。近年の新興国中心の経済成長の中に埋もれるこ となく、ドイツ・ブランドの力は伸びているといえる。 英仏同様、繊維・アパレル・皮革というファッション系も高い伸び率を示している。ドイ ツは、例えばフランスやイタリアと比べるとファッションというイメージは薄いが、アデ ィダスやプーマなどスポーツメーカーの発祥の地でもある。 平均伸び率を下回るものは食品業とパルプ・製紙、その他の製造業といった軽工業部門で ある。英仏の場合、この期(2003 年~2007 年)の欧州好景気の中で、下位業種も全般的に は上昇(回復)トレンドにあったが、ドイツの場合は上位業種の傾斜と下位業種の傾斜に はかなりの差がついており、業種による明暗がやや目立つ姿となっている。同時期におい て業種によって生産性変化の方向性が異なってくるのは、それだけ重層的・複雑・高度な 産業構造が早い時期から構築されてきたことの暗示である。この点も日本との類似性が高 い。 2-4-3 製造業分野以外の競争力 最後に製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する (図 2-4(8)) 。 装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は別扱 いとして検討対象としない(各国同様) 。これ以外で目立つのは不動産・リース・その他ビ 30 ジネスサービスのいわゆるホワイトカラー部門で、相対的に下がってきているもののその 地位は依然高い(この位置取りが仏と似ているのは先述のとおりである) 。 また、金融部門は相対的に生産性が高いものの、その位置付けは英仏の金融部門がそれぞ れの国に占めるものよりもかなり低い。もちろんドイツには巨大な銀行も多くあるが、伝 統的に間接金融の国であり、国民性は実直である。また、旧東ドイツ地区の開発キャッチ アップが一段落していた関係で土地・建物に余剰感があり、2003 年からリーマンショック までの間も他の EU 諸国のような住宅バブルが発生しなかった。ドイツの金融部門の位置 付けが派手でないのは、これらの背景が関係しているかもしれない。 運輸・通信部門の生産性の相対的地位が英仏ほどはっきりとは高まっていないことを除け ば、それ以外の人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門の動きを含めて 英仏日とほぼ同じである。ただし、運輸・通信部門の生産性も製造業と並行する程度には 堅実に伸びており、この点は我が国と異なる。 2-4-4 ドイツに関するまとめ ドイツは歴史的には欧州の後発国であり、例えば英国と比べて工業化・産業化を人工的に 急速に推し進めた経緯をもつ。それは技術的に早い時期に結実し、急速に国力を高めるこ とに成功したが、二度の大戦、特に第二次大戦のナチスの惨禍を通じて自国にも周辺諸国 にも壊滅的な結果をもたらしてしまった。 戦後は技術の蓄積を生かして製造業中心に急速な復興を遂げ、自動車や機械産業の成功を 通じて西欧の盟主に君臨した。ドイツの経済は基本的に現在もこの産業的な基盤・伝統に 立脚しており、工業品を中心とした輸出は長年世界一を誇ってきた(近年中国に抜かれる まで) 。欧州全域において依然工業製品・資本財の最大の提供国である。 また、ナチスによる大きな失敗を契機に周辺諸国との融和を進め、フランスと共に EU 統 合の推進役を担ってきた。国力の向上に伴う強力なドイツ・マルクは共通通貨ユーロの誕 生の実質的バックボーンでもあった。 社会・文化的気風では、実直な国民性と労使協調など我が国との共通点も多い。これらは 共同体的経営体制や企業間関係(極端な競争淘汰よりも業界全体の成長を目指すなど)に 反映されており、80 年代までを通じて世界経済で独自の安定的な高い地位を占めた。それ はドイツ単独では「ライン型資本主義」、国際的には「ドイツ・日本型」などと言われたが、 90 年代以降のグローバリゼーションの時代に至り、ICT 革命を伴ったアングロ・サクソン 型自由主義に遅れをとった。アジア諸国の急速な工業化と技術的キャッチアップもそれに 追い打ちをかけ、産業の中心である製造業は高付加価値シフト、資本財シフトへと進まざ るを得なくなっている。このあたりの状況は我が国と大変良く似ている。 業種別には自動車、機械、電気・電子、化学が伝統的な主要品目であるが、自国と周辺国 の市場が成熟・飽和段階にある中、ドイツの輸出依存度は高い。したがって先の世界金融 危機による輸出減では大きな打撃を受けた。同国はここ数年、新規 EU 加盟地域である中 東欧への資本財輸出に成長の源泉を求めており、輸出動向とともに周辺諸国発のユーロ危 31 機への心配も尽きない。 製造業以外でもドイツ銀行、コメルツ銀行(金融)ドイツ・テレコム、DHL(運輸・通 信) 、ベルテルスマン(メディア)などの超有名企業があり、全体として欧州最大の経済力 と技術力をもつ国であることは承知のとおりである。しかし今般のユーロ危機にあっては、 戦争世代の引退に伴う国際融和意識の希薄化と移民排斥機運なども明らかになり、これま でになく国民的足並みが乱れている。国家として新たなフェーズを迎えているのかもしれ ない。 以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上 昇率といった経済データの観点からは、以下のようなことが観察された。 ・製造業比率は極めて高く、また金融、ナレッジ・ビジネスなどのサービス部門の比重も 高い。これは産業構造の高度化が進んでいるがゆえに、製造業でもサービス部門でも、高 付加価値分野への特化が志向されていることの表れと思える ・製造業では化学、金属・鉄鋼、電気・電子、輸送機械(自動車、鉄道車両、航空機)、一 般機械、化学などが大きい。生産性と兼ね合わせて考えると、化学、電気・電子、輸送機 械が相対的に競争力がある。一般機械の生産性は相対的にやや低いが、規模としては輸送 機械に次いで大きな重要業種である ・中でも、自動車産業には特別な比重があり、我が国と状況が類似している ・軽工業の中には比較的明瞭な「奮わない群」があり、この点は英仏と異なる。しかし繊 維・アパレル・皮革は生産性を上げている ・ドイツの製造業部門は欧州の中で突出して規模が大きい。したがって仮に生産性の上昇 幅が小さくても、競争力の面で大きなインパクトがあることに注意する必要がある ・製造業以外の産業の生産性の位置付けは、全般的には他国とさほど変わらない。強いて 言えば、金融部門の生産性の相対的位置付けは、他産業に比べて高いことは高いが、英仏 ほどの「派手さ」ではない。これには実直な国民性に加え、旧東ドイツでの開発余剰感か ら住宅バブル発生を免れていたという背景などが考えられる 32 2-4-5 ドイツに関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成 0 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING MINING AND QUARRYING TOTAL MANUFACTURING ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY CONSTRUCTION WHOLESALE AND RETAIL TRADE HOTELS AND RESTAURANTS TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION FINANCIAL INTERMEDIATIO N REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY EDUCATION HEALTH AND SOCIAL WORK OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS 100,000 200,000 300,000 百万ユーロ(名目) 500,000 600,000 400,000 0.9% 0.2% 23.6% 2.2% 4.1% 10.1% 1.7% 5.7% 4.0% 25.4% 5.7% 4.4% 7.0% 4.6% 0.3% 図 2-4(1) ドイツ:産業別付加価値額(名目)2007 年 0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 百万ユーロ(名目) 90,000 100,000 1.7% 0.4% 0.3% 1.5% 0.2% 2.4% 1.1% 0.7% 3.3% 3.8% 3.6% 4.0% 0.6% (%は全産業比) 図 2-4(2) ドイツ:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100) 100.0 120.0 140.0 160.0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 図 2-4(3)ドイツ:製造業の 2007 年の物価(95 年=100) 33 500 450 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) Chemicals and chemical 400 350 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT 300 241 250 200 TOTAL MANUFACTURING 167 150 119 100 50 69 Coke, refined petroleum and nuclear fuel 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-4(4) ドイツ:相対生産性上位業種 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 160 164 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) TRANSPORT EQUIPMENT OTHER NON-METALLIC MINERAL 145 Rubber and plastics 130 125 120 119 109 115 98 100 98 89 85 80 TOTAL MANUFACTURING MACHINERY, NEC BASIC METALS AND FABRICATED METAL PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK 70 59 64 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO MANUFACTURING NEC; RECYCLING 55 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-4(5) ドイツ:業種別比較生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 34 220.0 TFP上昇率(95年=100) 200.0 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT 190.9 180.0 160.0 Chemicals and chemical products 158.5 (97年290.9) 140.0 130.3 108.5 120.0 100.0 80.0 60.0 TOTAL MANUFACTURING TOTAL INDUSTRIES (98年26.7、 99年31.9) 49.2 40.0 Coke, refined petroleum and nuclear fuel 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-4(6) ドイツ:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100) 150.0 TRANSPORT EQUIPMENT TFP上昇率(95年=100) 144.6 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR 142.8 140.0 OTHER NON-METALLIC MINERAL 131.7 130.3 128.2 130.0 TOTAL MANUFACTURING Rubber and plastics 125.9 WOOD AND OF WOOD AND CORK 120.0 115.8 MACHINERY, NEC 115.1 110.0 BASIC METALS AND FABRICATED METAL 108.5 TOTAL INDUSTRIES 101.9 101.0 100.0 100.5 PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 90.0 MANUFACTURING NEC; RECYCLING 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-4(7) ドイツ:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100) 35 各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100) 400 350 300 ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY 289 250 200 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 250 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES FINANCIAL INTERMEDIATION 200 180 TOTAL MANUFACTURING TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION 150 128 MINING AND QUARRYING 119 118 100 103 75 59 50 COMMUNITY SOCIAL AND PERSONAL SERVICES WHOLESALE AND RETAIL TRADE 74 45 31 CONSTRUCTION AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING HOTELS AND RESTAURANTS 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-4(8) ドイツ:産業別相対生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 36 2-5 イタリア 【イタリア主要産業のポイント】 は国内優位産業と判定したもの。*は注目点 付加価値額の大きい産業 実質相対生産性 ’07 TFP 上昇率 ’07 上位主要産業 対全産業% 全産業平均=100, 傾向 1995=100, 傾向 全産業 ビジネス・サービス 21.9 159 ↓ ‐ ‐ 製造業(全) 19.0 102 → 95 ↓ 卸売小売 11.3 82 → ‐ ‐ 運輸・通信 7.4 134 ↑ * ‐ ‐ 建設 6.1 71 ↓ ‐ ‐ 金融 5.3 258 ↑ * 102 ↑ 製造業内訳 鉄鋼・金属 3.5 105 → ↑ * 95 ↑ 一般機械 2.7 101 繊維・アパレル・皮革 → 90 ↓ 2.0 76 92 電気・電子 1.9 104 → ↓ 94 食品業 1.8 96 → ↓ * 103 ↑ 化学 1.2 198 → 107 輸送機械 ↑ 1.1 106 ↑ * 注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない 注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案 2-5-1 イタリアの競争優位産業 (1)業種別付加価値(名目) 1) 産業大区分(図 2-5(1)) 各国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。 2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 19.0%と、日独に比べれば低いが、 英仏よりはかなり高い。イタリアは北部を中心に中小企業による工芸を中心とした「マ ニュファクチャー」の伝統があり、その構造が滲み出ているのだろう。一方、金融部門 や不動産・リース・その他ビジネスサービス業(ホワイトカラー部門)の比重は英仏独 に比べてやや低い。 これらの産業構造の姿は、後の節のスペイン(欧州の中では「中進国」的な位置付け にある)と英仏の中間的な形状とみることができる。また、製造業比率が高い点ではド イツにもやや類似性がある(後述)。このように考えると、イタリアの産業構造と発展 段階上のポジションが見えてくる。 2) 製造業の産業中区分(図 2-5(2)) EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。 製造業の比率は比較的高かったが、業種としては金属・鉄鋼、一般機械、電気・電子 が大きい。その後に繊維・アパレル・皮革、食品業と軽工業が続き、輸送機械(自動車、 鉄道、航空機)はそれら二つの軽工業よりやや比率が小さい。 37 特徴は繊維・アパレル・皮革が大きいことで、これが必需性に裏打ちされた食品業の 比率を上回っているのは、今般比較対象欧州主要 5 カ国+日本の中ではイタリアだけで ある。これはもちろんベネトン、GUCCI、ヴェルサーチなどの有名ファッションブラ ンドや、パリと並んで名高いミラノ・コレクションなどに代表される同国の服飾産業の 伝統の賜物だろう。エネルギー・燃料部門も英仏独よりやや比率が高く、大手石油・ガ スの Eni S.p.A.の存在などが関係しているかもしれない。 なお、これら製造業の業種構成に限って言えば、欧州最大の工業国ドイツと英仏との 中間的な形状として理解することができる(先述のとおり)。このように製造業比率と いうのはその国の産業の特徴に関する多くの情報を含んでいる。 物価(図 2-5(3))は、この期のエネルギー価格の急激な上昇が目立つ以外にも、軒並 み 120%~140%となっており、95 年からの比較では総じてインフレ傾向である。しかし 99 年のユーロ開始後は落ち着いているのが実情である。イタリアは伝統的にインフレ の国という印象があるが、ユーロによる安定効果を享受してきた経緯は業種別にもしっ かりと表れている。 (2)比較労働生産性(図 2-5(4)) 1) 意味 これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す る。相対的比較労働生産性の意味は2-1節及び前節までと全く同じである。 2) 上位業種 エネルギー関連部門の変動を除き、生産性が高いのは化学分野である。イタリアでも 化学産業のポーションは決して小さくないことに留意しておきたい。 3) 上位以外の業種 上位以外の業種(図 2-5(5))についてみると、先ず相対的な生産性が常に高い業種(ゴ ム・プラスチック、パルプ・製紙など) 、常に全産業平均(100) ・製造業平均周辺に位 置する業種(輸送機械、電気・電子、一般機械、食品業など)、常に下位に位置する業 種(木材、繊維・アパレル・皮革など)の 3 つに明確に分かれている特徴がある。この 形状は、それを構成する業種は異なるものの、ドイツにもやや見られたものである。し かしイタリアの場合は生産性の高い業種に特化しているというよりも、産業の硬直性・ 固定性を示しているように思える。この次の図(図 2-5(7))のとおり、各業種とも生産 性の伸び自体がほとんどみられないからである。 英仏独で生産性上の地位が高かった輸送機械、一般機械、電気・電子などはイタリア ではほぼ平均産業となっている。また、付加価値に占める比率が比較的高い繊維・アパ レル・皮革のファッション系は、生産性としては相対的に低い位置にある。ボリューム があるものが必ずしも生産性が高い訳ではなく、人手がかかるものであれば「労働」生 産性は低く出ることに関係しているのだろう。 その意味では、自動車産業もそれに該当するかもしれない。イタリアはポルシェやフ 38 ェラーリといった高級スポーツカーのイメージがあるが、価格は非常に高くても数量 (規模)は限られ、決して効率よく生産されている訳ではない(人手がかかっている) のだろう。 2-5-2 技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率) (1)意味 各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系 列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表 される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2) 。 (2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-5(6)) 変化幅が大きい業種については、価格変動要因に根差したエネルギー関連が下方に大きく 変動しているのみである。 (3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-5(7)) イタリアの場合、製造業平均が全産業平均よりも低位で推移し、しかも製造業全体でも全 産業平均でも TFP が奮わない。これが英仏独と比べて最も異なる点である。なお、木材の 動きは目立つが、同産業はイタリアでも大きな産業という訳ではなく、何らかの特殊事情 によるものだろう。 その中でも輸送機械は 2006 年以降急速に生産性を高め、また一般機械も低位ながら直近 の傾向は上向きであることなどが覗える。しかし電気・電子は目立った上昇がないまま低 位で推移している。化学は比較的上方での推移だが、これも目立った上昇がみられる訳で はない。 総じて上昇トレンドの鈍い、また目立った成長業種がない姿を示している。相対的な生産 性の推移と合わせて考えるなら、産業間の移り変わりが英仏、に比べて緩慢で、高付加価 値業種への資源集中が、輸送機械や一般機械を中心にようやく始まりつつある段階という ことなのかもしれない。或いは EU は全体で一つの統合市場であるため、イタリアは通常 の一国家が辿るような産業変遷を経るのではなく、近隣 EU 圏の仏独と一体的に考えた場 合の「EU の地域」として、従来とは異なった型での発展経路を辿るのかもしれない。 2-5-3 製造業分野以外の競争力 最後に製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する (図 2-5(8)) 。 装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は各国 同様に省くとして、鉱業部門も別掲されるような高い値である。この状況は英国でもみら れた。 39 これ以外で目立つのは金融部門の急上昇である。時期は 2003 年からで、南欧のバブルの 時期と重なっている。これとトレード・オフの形で不動産・リース・その他ビジネスサー ビスのいわゆるホワイトカラー部門の相対的生産性が下がっている。運輸・通信は堅調に 相対的地位を上げている。これらは概ね英仏と似た傾向だが、金融の上昇角度は両国より ずっと急である。 それ以外の人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門の動きは英仏独とほ ぼ同じである。ただし、建設部門はそれら三国より相対的にやや高い地位を占め、イタリ アにとっての重要度が高いことが覗える。この点も発展段階的にみた場合の英仏独とイタ リアとのポジションの違いを端的に物語っている。 2-5-4 イタリアに関するまとめ イタリアは中世以降多くの都市国家に分裂し、近代国家としてまとまったのは日本の明治 維新と同時期にすぎない。そのとき北部のサルディニアでは産業育成に力が入れられてい たが、ローマ以南の南部には中世の封建制度が色濃く残り、工業的にも農業の近代化の意 味でも南部は近代化から取り残された。そのため南北間で経済水準と産業構造に大きな格 差が生じ、これは「南北格差問題」として未だにイタリア産業振興上の大きな課題になっ ている。 イタリアの産業はミラノ、トリノ、ジェノバなどの北部都市が中心であり、特に中小企業 の重層的なつながりを通じて工芸的な発展を遂げてきたことが特徴である。ファッション や高級スポーツカーなどは、基本的には同国がもつこのような伝統的素地によるところが 大きい。貴金属、ガラス工芸、家具などもこの流れにある。 一方、大型産業としては、ムッソリーニ時代の政府主導の影響が残り、伝統的に国有・公 的部門の比重が大きい。近年効率化・民営化が進んだが、重厚長大産業の出自は公的部門 と関係がある場合が多い。 このように、イタリアは歴史的に中小企業主導で熟練度の高い労働者に支えられ、独特の 競争力を有する産業をもつ一方、マクロ経済的な意味での産業高度化は立ち遅れ、官僚統 制の残存と社会保障による労働コスト高止まりなどもあって、ドイツなどと比べて全般的 に競争力が劣る。アリタリアやフィアットといった巨大企業ですらたびたび経営危機に見 舞われてきた。 国家としても慢性的に財政赤字とインフレに悩まされ、従前より政府債務が大きかった。 政治スキャンダルも頻発し停滞色も漂うところである。今般の欧州危機では今のところ破 滅的な危機は免れているが、ギリシャ、ポルトガル、スペインなど共に PIIGS の一角に加 えられ、その国家状態には国際的に厳しい目が向けられている。 以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上 昇率といった経済データの観点からいえるのは、以下のような項目である。 40 ・製造業比率は英仏と比べて高く、ドイツよりは低い。産業構造的には欧州中進国のスペ インと英仏の中間的位置付けであり、製造業比率が高い点ではドイツに類似性があるとも いえる ・製造業の業種上は金属・鉄鋼、一般機械、電気・電子が大きく、その後に繊維・アパレ ル・皮革、食品業と軽工業が続く。輸送機械(自動車、鉄道、航空機)はそれら二つの軽 工業よりやや比率が小さい ・特徴は繊維・アパレル・皮革の比率が大きいこと。重要産業であることの表れであり、 イタリア中小企業群による工芸的伝統の好例である。イタリア・ファッションという一般 的なイメージとも合致する。ただし生産性は芳しくない ・化学はイタリアでも比較的規模が大きく、生産性も高位で安定している ・上位の一般機械、電気・電子、そのやや下に位置する自動車産業も、項目としてはドイ ツなどと同じだが、生産性の相対的位置やその推移を含めて考えると、品質や形態など財 の性質は異なっている可能性が示唆される。やや付加価値に劣る汎用品というケースもあ れば、高級スポーツカーのように超高品質なものを人手をかけて生産する場合もあろう ・イタリアは生産性の高い産業がより成長するという姿が不明瞭。産業間のリソース移動 が英仏独より硬直化している可能性がある。それは各産業の生産性の相対的位置関係が固 定化されていること、各産業の生産性自体もあまり伸びていないことなどからの類推であ る ・その中では、他国と比べて特に地位の上昇が大きい訳ではないが運輸・通信部門が相対 的に安定している ・金融部門の近年の伸びは目立ち、かつその変動も急であるが、南欧バブルと関係してい る可能性が示唆される 41 2-5-5 イタリア関係の図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成 0 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING MINING AND QUARRYING TOTAL MANUFACTURING ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY CONSTRUCTION WHOLESALE AND RETAIL TRADE HOTELS AND RESTAURANTS TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION FINANCIAL INTERMEDIATIO N REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY EDUCATION HEALTH AND SOCIAL WORK OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS 50,000 100,000 150,000 200,000 百万ユーロ(名目) 300,000 350,000 250,000 2.1% 0.3% 19.0% 2.1% 6.1% 11.3% 3.8% 7.4% 5.3% 21.9% 6.4% 4.9% 5.6% 2.8% 1.0% 図 2-5(1) イタリア:産業別付加価値額(名目)2007 年 0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 百万ユーロ(名目) 60,000 1.8% 2.0% 0.5% 1.1% 0.5% 1.2% 0.8% 1.1% 3.5% 2.7% 1.9% 1.1% 0.9% (%は全産業比) 図 2-5(2) イタリア:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年 0.0 50.0 100.0 150.0 物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100) 200.0 250.0 300.0 350.0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 図 2-5(3) イタリア:製造業の 2007 年の物価(95 年=100) 42 600 500 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) Chemicals and chemical 400 300 Coke, refined petroleum and nuclear fuel 198 200 139 100 TOTAL MANUFACTURING 102 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-5(4) イタリア:相対生産性上位業種 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 130 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) Rubber and plastics 122 121 120 119 PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING OTHER NON-METALLIC MINERAL TRANSPORT EQUIPMENT 110 106 105 104 102 101 100 96 90 BASIC METALS AND FABRICATED METAL ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TOTAL MANUFACTURING MACHINERY, NEC FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO WOOD AND OF WOOD AND CORK 79 80 76 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR MANUFACTURING NEC; RECYCLING 73 70 60 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-5(5) イタリア:業種別相対生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 43 120.0 TFP上昇率(95年=100) TOTAL INDUSTRIES 96.6 100.0 94.8 80.0 TOTAL MANUFACTURING 60.0 Coke, refined petroleum and nuclear fuel 40.0 23.1 20.0 0.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-5(6) イタリア:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100) 130.0 WOOD AND OF WOOD AND CORK TFP上昇率(95年=100) TRANSPORT EQUIPMENT 122.8 120.0 Chemicals and chemical BASIC METALS AND FABRICATED METAL Rubber and plastics MANUFACTURING NEC; RECYCLING 110.0 OTHER NON-METALLIC MINERAL 106.8 103.0 102.3 100.0 99.2 100.0 98.7 90.0 90.4 96.6 94.8 94.6 94.3 91.5 91.0 TOTAL INDUSTRIES TOTAL MANUFACTURING MACHINERY, NEC FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING 80.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR 図 2-5(7) イタリア:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100) 44 各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100) 450 ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY 423 400 350 MINING AND QUARRYING 289 300 250 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 250 258 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) FINANCIAL INTERMEDIATION REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES 200 TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION 159 TOTAL MANUFACTURING 150 134 COMMUNITY SOCIAL AND PERSONAL SERVICES 102 100 82 WHOLESALE AND RETAIL TRADE 82 71 54 50 CONSTRUCTION 53 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING HOTELS AND RESTAURANTS 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-5(8) イタリア:産業別相対生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 45 2-6 スペイン 【スペイン主要産業のポイント】 は国内優位産業と判定したもの、*は注目点 付加価値額の大きい産業 実質相対生産性 ’07 TFP 上昇率 ’07 上位主要産業 対全産業% 全産業平均=100, 傾向 1995=100, 傾向 全産業 ビジネス・サービス 16.8 153 ↓ ‐ ‐ 製造業(全) 14.9 116 → 95 ↓ 建設 12.3 64 ↓ ‐ ‐ 卸売小売 10.4 69 ↓ ‐ ‐ 宿泊・飲食 7.3 80 ↓ ‐ ‐ 運輸・通信 7.0 130 → ‐ ‐ 金融 5.2 329 ↑ * 製造業内訳 鉄鋼・金属 2.8 114 → 102 ↑ 食品業 1.9 92 ↓ ↓ 78 輸送機械 1.6 139 * ↑ * 106 ↑ 1.3 180 → 化学 * 92 ↓ 1.3 142 パルプ・製紙 ↑ → * 95 1.2 120 → 一般機械 ↑ 103 1.2 137 * 非鉄金属 ↑ 108 ↑ 1.0 139 ↑ 電気・電子 ↑ * 98 注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない 注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案 2-6-1 スペインの競争優位産業 (1)業種別付加価値(名目) 1) 産業大区分(図 2-6(1)) 各国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。 2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 14.9 と、英仏に比べてやや高い程度 であるが、最大の特徴は、先ず金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業 (ホワイトカラー部門)の比重が低いこと、そして建設産業の比率が非常に高いことで ある。 ホワイトカラー部門の比重が小さいことについては、スペインは先発 EU と比べて産 業構造に遅があり、現段階で経済のサービス化・情報化の途上にあることを示すものだ ろう。建設産業が大きいこともある意味でそれと同義であるが、スペインの建設産業の 比率は英仏独伊と比べて 2 倍程度と突出しており、リーマンショック以前の住宅バブル の影響を色濃く示すものとなっている。 2) 製造業の産業中区分(図 2-6(2)) EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。 金属・鉄鋼が大きいことを除くと、食品業、パルプ・製紙、化学、一般機械、電気・ 46 電子などがほぼ同規模で並んでいる。それらが盛んというよりは、産業特化があまり進 んでいない姿のようにみえる(EU 中の中進国と称される段階にあることの表れかもし れない) 。ただし輸送機械(自動車が大と思われる)はそれらよりやや比率が高い。こ の輸送機械を含め、化学、一般機械、電気・電子では日米西欧の外資進出もみられると ころである。 物価(図 2-6(3))は、他国と異なりエネルギー価格の急激な上昇は目立たないが、イ タリア同様軒並み 120%~140%となっている。95 年からの比較では総じてインフレ傾 向である。ただし 2000 年代以降ユーロによる安定効果を享受できたのはイタリアと同 様である。 (2)比較労働生産性(図 2-6(4)) 1) 意味 これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す る。相対的比較労働生産性の意味は2-1節及び前節までと全く同じである。 2) 上位業種 エネルギー関連部門の大きな変動を除き、生産性が高いのは化学分野で、これは英仏 独伊とも同じである。スペインの特徴というよりも産業特性による面が大きい。 3) 上位以外の業種 上位以外の業種(図 2-6(5))についてみると、イタリアと同様、相対的な生産性が常 に高い業種と、常に製造業平均周辺に位置する業種、そして常に下位に位置する業種の 3 つに明確に分かれている。スペインの場合は、木材、繊維・アパレル・皮革などの低 位業種が固定されてしまっていることが特に目立つ。 相対的地位が高い業種に目を転じると、輸送機械、電気・電子などがみられ、英仏独 とも似た状況があるようである。製造業全体としても、非常に緩やかながらイタリアよ りは上昇基調がしっかりしており、先端産業を介して経済の高度化を図ろうとする同国 の姿が表れている。一般機械も足元で急上昇へと反転している。 2-6-2 技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率) (1)意味 各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系 列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表 される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2) 。 (2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-6(6)) 変化幅が大きい業種については、価格変動要因に根差したエネルギー関連が下方に大きく 変動しているのみで、逆に大幅に伸びている業種はない。これもイタリアと同様である。 47 (3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-6(7)) スペインは中期的には総じて下降基調である。その意味は中期的に技術やブランドによる 成長貢献がなかったということであり、逆にいえば成長は労働投入と資本(設備的)投入 という物理的な要素に依存してきたということである。 直近だけに限ってみるならば、輸送機械、一般機械、電気・電子には急激な上昇がみられ、 技術水準の上昇を読み取ることも可能である。ただし木材、繊維など多くの産業でも同様 の角度での上昇となっており、この期に南欧を覆ったバブル的好景気による趨勢的効果と の区分は難しい。 2-6-3 製造業分野以外の競争力 最後に製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する (図 2-6(8)) 。 装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は各国 同様であるが、金融部門の相対的な位置付けが目覚ましく、全産業平均の 3.3 倍にも達して いる。元来原材料や巨大設備を必要としない金融部門は労働生産性は高く出るが、他国と 比べてあまりにも極端である。スペインでの金融バブルがそれだけ強かったという解釈で よいだろう。 それ以外では、不動産・リース・その他ビジネスサービスのいわゆるホワイトカラー部門 の相対的生産性低下、運輸・通信の堅調な相対的地位上昇は各国と共通である。全体が製 造業部門全体としても、イタリアと異なり全産業に占める位置取りは堅調である。また、 同国は鉱物資源が豊富と言われているが、鉱業は期間を通じて位置付けが高い(他国と比 べて目立つほどではない。ただし製造業中、非鉄金属が比較的堅調なのはこれと関連があ る可能性がある) 。 それ以外の人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門の動きも英仏独伊な どとほぼ同じだが、強いて言えば全般的にサービス部門が全産業平均に近い。これはその 分効率的であるというよりも、そもそもスペインには規模が大きくかつ生産性が高い目立 った産業(国際競争力に秀でた特定の製造業など)がなく、全産業平均の位置自体が低め になっているのだろう。その関係もあって、農業のポジションも全産業平均の 8 割程度と 比較的高い場所にある。 2-6-4 スペインに関するまとめ スペインはじめ南欧は軍事独裁政権が続き、70 年代頃まで欧州からも孤立してきた歴史 がある。スペインの場合には「ピレネーを越えるとそこはヨーロッパではない」 (日本の川 端康成の『雪国』とのアナロジーで言及されたりする)という表現のとおり、先進欧州と は隔絶された社会経済状態が続いたということである。 80 年代には民主化と市場経済化が進み、86 年には EU 加盟を果たす。その期には世界的 48 好景気もあって外資進出が進み、統合機運に湧く欧州市場との貿易を拡大させ、自動車、 化学、電気・電子などの産業振興も進んだ。 90 年代前半に一時マイナス成長期を経験するなど停滞期を迎えるが、90 年代中盤以降は 規制緩和、財政健全化、労働市場柔軟化、外資導入などの構造改革が急進的に進み、4%前 後の経済成長を維持した。リーマンショックまで実に 14 年間の高度成長であり、4,600 万 人の人口を抱える同国は、この間に欧州の大国に数えられるに至った。 スペインの企業は英仏独伊の企業と比べて我が国にはあまりなじみがないが、民営化で力 をつけた通信のテレフォニカ(スペイン及びスペイン語圏最大の通信事業者)や石油企業 のレプソル(世界 10 大石油会社の一つといわれる)などがあり、欧州展開や中南米への進 出が進んでいる。 しかし先のリーマンショックとそれに続く世界経済危機で不動産バブルが弾け、スペイン は欧州各国中でも最大級の打撃を受けている。ユーロ効果で実質金利が低下していたとこ ろに、高成長が続きかつ観光資源も豊富な同国目指して欧州主要国からの資金が大量に流 れ込んでいたためであった(主として不動産投資) 。 歴史的に製造業の蓄積が十分でなかったところに好景気が続いたため、労働構成は建設部 門に偏重していた。そのため今回の不動産バブル崩壊で失業率は一時 20%を越える水準に 達し、その後も高位が続いている。2005 年と 2006 年には黒字国であった同国の財政も急 激に悪化し、ギリシャとともにソブリン危機が懸念されるに至った。現在は EU と IMF に よる救済と共に厳しい緊縮路線が始まっている。 以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上 昇率といった経済データの観点からいえるのは、以下のような項目である。 ・製造業比率は中程度。最大の特徴はホワイトカラー部門の集積がまだ相対的に小さく、 建設部門の比重が高いこと。同国の発展ポジションと不動産バブルの反映と思われる ・金属・鉄鋼が大きく、次に食品業、パルプ・製紙、化学、一般機械、電気・電子などが ほぼ同規模で並ぶ。産業特化は進んでいない。ただし輸送機械(自動車が大と思われる) はそれらよりやや比率が高い ・イタリア同様、相対的な生産性が常に高い業種、常に全産業平均・製造業平均周辺に位 置する業種、常に下位に位置する業種の 3 層に明確に分かれる。スペインの場合、低位業 種が固定されていることが目立つ(木材、繊維・アパレル・皮革など) ・相対的地位が高い業種は化学、輸送機械、電気・電子など。製造業全体としては非常に 緩やかな上昇基調。先端産業を介して経済の高度化を図ろうとする姿が表れている ・中期的に技術やブランドによる成長貢献が少。直近に限れば輸送機械、一般機械、電気・ 電子には生産性上昇がみられるが、バブル景気による趨勢的効果と真の技術水準による効 果との区別は難しい ・製造業以外では金融部門の相対的な高位が目覚ましく、金融バブルの強さを示している 49 ・人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業は全般的に全産業平均に近い傾向。これ はそれら部門が効率的というより、国際競争力をもつ主要産業業がないゆえに全産業平均 が低い位置に産出されているためと推測される 50 2-6-5 スペインに関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成 0 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING MINING AND QUARRYING TOTAL MANUFACTURING ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY CONSTRUCTION WHOLESALE AND RETAIL TRADE HOTELS AND RESTAURANTS TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION FINANCIAL INTERMEDIATIO N REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY EDUCATION HEALTH AND SOCIAL WORK OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS 50,000 100,000 百万ユーロ(名目) 200,000 150,000 2.9% 0.3% 14.9% 1.9% 12.3% 10.4% 7.3% 7.0% 5.2% 16.8% 6.0% 4.8% 5.6% 3.7% 0.9% 図 2-6(1) スペイン:産業別付加価値額(名目)2007 年 0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 百万ユーロ(名目) 30,000 1.9% 0.7% 0.3% 1.3% 0.2% 1.3% 0.6% 1.2% 2.8% 1.2% 1.0% 1.6% 0.8% (%は全産業比) 図 2-6(2) スペイン:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100) 100.0 120.0 140.0 160.0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR WOOD AND OF WOOD AND CORK PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Coke, refined petroleum and nuclear fuel Chemicals and chemical Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL BASIC METALS AND FABRICATED METAL MACHINERY, NEC ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT MANUFACTURING NEC; RECYCLING 図 2-6(3) スペイン:製造業の 2007 年の物価(95 年=100) 51 900 800 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) Coke, refined petroleum and nuclear fuel 700 600 540 500 Chemicals and chemical 400 300 180 200 100 TOTAL MANUFACTURING 116 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-6(4) スペイン:相対生産性上位業種 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 140 142 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) 139 139 137 130 132 120 120 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TRANSPORT EQUIPMENT OTHER NON-METALLIC MINERAL 116 114 110 PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Rubber and plastics MACHINERY, NEC 100 TOTAL MANUFACTURING BASIC METALS AND FABRICATED METAL 92 90 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 80 WOOD AND OF WOOD AND CORK 72 70 70 70 60 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 MANUFACTURING NEC; RECYCLING TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR 図 2-6(5) スペイン:業種別相対生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 52 120.0 TFP上昇率(95年=100) 110.0 TOTAL MANUFACTURING 100.0 95.0 90.0 TOTAL INDUSTRIES 92.1 80.0 70.0 64.0 Coke, refined petroleum and nuclear fuel 60.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-6(6) スペイン:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100) 115.0 OTHER NON-METALLIC MINERAL TFP上昇率(95年=100) MANUFACTURING NEC; RECYCLING 110.0 108.0 105.7 105.7 105.0 103.3 TRANSPORT EQUIPMENT MACHINERY, NEC 101.6 BASIC METALS AND FABRICATED METAL 98.0 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT 95.0 TOTAL MANUFACTURING 100.0 94.9 95.0 94.6 92.1 91.6 90.4 90.0 88.5 85.0 PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING Rubber and plastics TOTAL INDUSTRIES Chemicals and chemical TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR 80.0 WOOD AND OF WOOD AND CORK 77.5 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 75.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-6(7) スペイン:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100) 53 各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100) 800 700 600 500 400 300 200 672 ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY 329 FINANCIAL INTERMEDIATION 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 200 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES 180 MINING AND QUARRYING 153 160 139 140 130 120 TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION TOTAL MANUFACTURING 116 100 85 80 77 69 80 60 64 40 COMMUNITY SOCIAL AND PERSONAL SERVICES HOTELS AND RESTAURANTS AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING WHOLESALE AND RETAIL TRADE 20 CONSTRUCTION 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-6(8) スペイン:産業別相対生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 54 2-7 日本(参考) 2-7-0 日本の分析を示す意義 本章では欧州主要 5 カ国の産業構造とそれに基づく比較優位を、EU-KLEMS データベー スによる統計データによって確認してきた。しかしその妥当性、すなわち各統計データか ら得られる情報と、我々が日々経済に対して抱いている直観的認識とがどの程度一致し、 どの程度一致しないのかを確認しておくのは重要なことである。 よって我々が普段最も直観的に理解している日本経済に関し、欧州を分析するのと同様 のフレームとデータベースを用いて行った分析を参考までに示す。その結果と、各者が体 感的に認識している日本の経済構造とを照らし合わせれば、本章における欧州経済の分析 に関してもその妥当性と限界が感覚的に理解できるであろう。 我が国も EU-KLEMS に参加しており、生産性の国際比較のために必要な専門的諸調整 が施されている。データ集計手法や産業分類に若干の違いはあるにせよ、少なくとも学術 分析でない一般的なレベルであれは、日本のデータも欧州のデータも、同項目のデータは ほぼ同質の意味をもつものと理解してよいだろう。 2-7-1 日本の比較優位産業 (1)業種別付加価値(名目) 1) 産業大区分(図 2-7(1)) 各国同様、国力の源泉である付加価値がどのような産業によって生み出されているか、 製造業以外の分野を含めてごく単純に概観する。 2006 年の付加価値額(名目,日本は 2006 年が最新)でみると、製造業のボリューム がドイツ同様依然大きいこと、第 3 次産業の中では卸売小売業に加え不動産・リース・ その他ビジネスサービス業の比重が大きいことなどが分かる。(注:我が国の場合、こ のような事実は周知のことであるが、あくまでも欧州との比較のために述べている。 ) 2) 製造業の産業中区分(図 2-7(2)) EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分(2 桁分類が中心だが日本の場合一 部に 3 桁分類を含む分類での把握が可能)で業種別の産出付加価値を確認すると以下の とおり。 先ず、自動車産業の存在が非常に大きいという我々の直観とよく符合する事実に加え、 その他の機械、すなわち産業用機械に代表される一般機械もポーションが大きい。 電子部品を中心とする情報機器関連分野は見た目上は付加価値低い領域となってい るが、物価を考慮するとその姿は全く異なってくる。すなわち、各業種の物価変化率(図 2-7(3))をみてみると、総じてデフレ傾向にある中、エネルギー・素材分野の突出した 55 価格上昇とともに、電子情報関連分野に大幅な価格下落があることが明確である。この 分野の急速な技術進歩が表れていると同時に、世界的に熾烈な価格競争が存在すること が暗示されている。実際、この物価下落を考慮した実質ベースでは、電子部品を中心と する情報機器関連分野は実質付加価値が非常に高い領域となる(図 2-7(4)(5)は実質価格 評価でありこの事実が反映されている) 。 これらを統合して考えると、我が国にとって輸入依存度の高い素材部門は高騰傾向で ある一方、内生的に技術優位を有する分野の価格は低下傾向であるという構造的な問題 が浮き彫りになる。 (2)相対的労働生産性 1) 上位業種(図 2-7(4)) 大幅に産業平均を上回っているものとして情報機器関連分野と、製薬分野をはじめと する化学分野が別掲される。時間当たり産出付加価値が国内全産業平均より 2~8 倍も 高いということは、数値上それだけ効率的ということであり、相対的な競争力(比較優 位)があるという解釈になる。 ただし、生産拠点の海外移転が盛んな今日の我が国にあっては、ライン的な生産部門 が海外移転した結果、超高付加価値の部門だけが国内に残され、かつ当該分野の要員数 は限られるため、結果として労働時間あたりの生産性が大きく算出されているという可 能性がある。その場合は「優位性が高い⇒生産特化すべき」と単純に解釈することはで きない。 2) 上位以外の業種(図 2-7(5)) 上位以外の業種については、 先ず製造業トータルで一貫して 100 を上回っていること、 またリーマンショックまでは優位性を高める基調にあったことが分かる。加えて、電子 部品、自動車、一般機械といった我が国の基幹業種も上位に登場している。これらはい ずれも常識的な一般認識とよく符合する。 一方、比較的競争力を失う基調にある業種としては、食品、繊維、木材といったいわ ゆる軽工業分野が挙げられる。これらの分野は海外製品、特に途上国生産製品による代 替が著しい分野であることに加え、産業特性的に国内市場向けが多い。つまり少子高齢 化に伴う市場縮小の影響も考えられる。また、我が国が技術優位を持つとされる鉄道車 両は「その他の輸送機械」に含まれるが、全産業平均と比べて半分程度の生産性に留ま っている。これは鉄道車両製造業自体が自動車産業などと比べて絶対的規模が小さく、 また、船舶など他の輸送機械との区分が統計上難しいことなどが関係していると考えら れる。 56 2-7-2 技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率) (1)意味 以上は業種間の比較に主眼を置き、時点を固定して各業種間の相対的関係を測り、それを 経年で並べたものであったが、次に全要素生産性(TFP)上昇率を使って、ある産業自体 が生産性を上げているかどうかという時系列方向での変化をみる(2-1-2参照) 。 (2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-7(6)) TFP の場合、EU-KLEMS 上の業種区分が集計されてやや粗くなっているが、最初に変化 幅が大きい業種を確認すると以下のとおりである。 先ず、電気・電子が突出して高く、反対に素材産業が突出して低く算出されていることが 目立つ。これは技術やブランドの突出した上昇や非効率というよりは、市場価格の変動に よる要因である。TFP は労働と資本以外の全ての要素を含んでおり、アウトプット価格の 下落は生産性上昇、原材料価格の上昇は生産性低下とカウントされる。図 2-7(3)のとおり、 両業種の価格変動は非常に大きいため、統計上の変化率が実態以上に大きくなっているも のと思われる。図 2-7(3)を含めて類推すれば、電気・電子も 200 を超えてはおらず(それ でも生産性上昇率が高いことに変わりはない) 、素材産業の生産性も全産業を下回っている ことはないという程度であろう。 (3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-7(7)) 一般機械、輸送機械(自動車産業)といった業種の上昇率が大きく、これらの業種は技術 力やブランド力を高めていることが示唆される。また食料品、繊維、木材といった軽工業 は TFP 変化率を低下させているが、これは先述の市場価格要因のほか、海外勢に押されて いる現状が背景として考えられる。これらの傾向は相対的な労働生産性とほぼ同様である (ただし TFP は 95 年=100 として時系列変化をみているため、変化の度合いがかなり鋭敏 に見えている) 。 一方、相対的な生産性が高かった化学部門(製薬含む)の TFP 変化率は下落傾向である。 これは、他産業に比べての相対的生産性が高い(水準自体は高い)場合でも、それが年々 高まっているかという時系列方向の変化でみた場合、停滞することもあり得るというケー スを示す。 57 2-7-3 製造業分野以外の比較優位 日本における生産性の議論は製造業が中心になりがちだが、農林水産業、鉱業、第三次産 業をも含めた全部門での競争力も比較してみよう(図 2-7(8))。 金融部門や不動産部門、その他ビジネスサービス部門は全産業平均より生産性が高い。こ れらは原材料の投入がなく、付加価値率そのものが高いことが関係している。運輸・通信 サービス部門も、製造業より生産性は低いものの一貫して 100 以上である。 一方、卸・小売、建設、飲食業などは労働生産性でみるとどうしても数値が悪くなる。こ れらの産業は基本的に人手がかかる産業だからである。その意味では農林水産業もその考 え方に含まれ、一貫して大産業区分での最低水準に甘んじている。 なお、電気・ガス・水道の労働時間当たりの生産性は著しく高水準となるが、これは莫大 な初期投資が必要な装置産業の特徴である。投下資本を考慮すれば決して他産業と比較し て著しく生産性が高い訳ではない。なお、公共エネルギーサービス部門は規制産業でもあ り、他産業との比較に適さない事情もあるため別掲している。 2-7-4 日本に関するまとめ 我が国は言わずと知れた産業立国であり、特に高度成長後半以降、トヨタ自動車などに代 表される高機能小型自動車や、世界的な電機企業群から生み出される高付加価値の電気機 械、電子製品などで世界市場を席巻してきた経緯をもつ。しかし 90 年代後以降、グローバ リゼーションの進展による世界的な競争激化や韓国、台湾に代表される新興勢力の技術的 キャッチアップにさらされ、さらに国内賃金の高止まりによるコスト低減の困難さも相俟 って、製造業におけるかつての圧倒的な競争優位は急速に失われている。 2000 年以降は韓国・台湾らの先発アジア勢に加え、中国の生産力・技術力が急速に上昇 し、日本企業の世界市場でのシェアは年々厳しさを増している。また、2008 年 9 月のリー マンションを引き金とする世界的不況とそれに続く歴史的な円高は、我が国の輸出産業に オイルショック以来の大きな打撃をもたらした。 以上のような定性的な情報に関し、付加価値額の大きさ(産業規模) 、労働生産性及び TFP 上昇率といった経済データの観点から、以下のようなことが理解される。 ・電気・電子は依然相対的な優位産業であり、生産性自体も他産業に先駆けて大きく伸び ている(実質生産性でみた場合) 。しかし他国との激しい価格競争にさらされているため、 名目額的な意味で「競争力がある」とは表現しにくい複雑な環境下にある ・自動車産業と産業用機械(一般機械)は比較的安定しており、優位性を保っている。ま た、化学、製薬なども優位性がある ・軽工業部門は相対的地位の低下が続き、生産性自体も伸びていない。これは海外製品に よる代替のほか、産業特性的に国内市場向けが多いことから、少子高齢化による市場縮小 58 の影響を受けている可能性を示唆するものである ・製造業以外の産業は、知識・資本集約的なもの(金融、ビジネスサービス、運輸通信な ど)と、労働集約的なもの(卸・小売、建設、飲食業など)との間で効率性に大きな開き がある。製造業を中間水準にして、ほぼ上下対称的な関係である。ただしそれは労働生産 性という指標でみれば当然のことであり、一概に産業の優劣ではない ・電子産業や自動車産業の地位が高いといった日本経済の産業的特徴は、EU-KLEMS デー タベースによって概ね適切に表現されている。ただし業種区分や価格データに限界もあ り、データ加工の仕方によっては数値が乱高下したり(装置産業や電子部品系の細分類 業種の乱高下) 、本来優位性が示されてよい品目を含む業種のパフォーマンスが、一般的 感覚とは異なった結果になったりする(鉄道車両製造が含まれるその他の輸送機械など) 59 2-7-5 日本に関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成 0 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING MINING AND QUARRYING TOTAL MANUFACTURING ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY CONSTRUCTION WHOLESALE AND RETAIL TRADE HOTELS AND RESTAURANTS TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION FINANCIAL INTERMEDIATION REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY EDUCATION HEALTH AND SOCIAL WORK OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES 20 40 60 80 100 兆円(名目) 120 1.4% 0.1% 21.2% 1.8% 6.3% 8.8% 3.0% 6.3% 6.6% 19.1% 5.4% 4.1% 6.4% 4.6% 図 2-7(1) 日本:産業別付加価値額(名目)2006 年 0 Food and beverages Tobacco Textiles Wearing Apparel, Dressing And Dying Of Fur Leather, leather and footwear WOOD AND OF WOOD AND CORK Pulp, paper and paper Publishing Printing and reproduction Coke, refined petroleum and nuclear fuel Pharmaceuticals Chemicals excluding pharmaceuticals Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL Basic metals Fabricated metal MACHINERY, NEC Office, accounting and computing machinery Insulated wire Other electrical machinery and apparatus nec Electronic valves and tubes Telecommunication equipment Radio and television receivers Scientific instruments Other instruments Motor vehicles, trailers and semi-trailers Other transport equipment Manufacturing nec 2 4 6 8 10 12 14 兆円(名目) 16 1.9% 0.2% 0.1% 0.4% 0.0% 0.2% 0.5% 0.4% 0.6% 1.1% 0.6% 1.1% 0.7% 0.6% 1.5% 1.6% 2.2% 0.5% 0.1% 1.0% 1.2% 0.3% 0.4% 0.1% 0.1% 0.4% 2.9% 0.5% (%は全産業比) 図 2-7(2) 日本:製造業の業種別付加価値額(名目)2006 年 0.0 50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 物価変化率(アウトプット・ベース95年=100) Food and beverages Tobacco Textiles Wearing Apparel, Dressing And Dying Of Fur Leather, leather and footwear WOOD AND OF WOOD AND CORK Pulp, paper and paper Publishing Printing and reproduction Coke, refined petroleum and nuclear fuel Pharmaceuticals Chemicals excluding pharmaceuticals Rubber and plastics OTHER NON-METALLIC MINERAL Basic metals Fabricated metal MACHINERY, NEC Office, accounting and computing machinery Insulated wire Other electrical machinery and apparatus nec Electronic valves and tubes Telecommunication equipment Radio and television receivers Scientific instruments Other instruments Motor vehicles, trailers and semi-trailers Other transport equipment Manufacturing nec 図 2-7(3) 日本:製造業の 2006 年の物価(95 年=100) 60 900 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) 839 800 700 828 Office, accounting and computing machinery Telecommunication equipment (注)Tobacco(2006年で3,301)とCoke, refined petroleum and nuclear fuel(同1,283)は業種規模と価格変動が極端 に組み合わされた数値と判断し、グラフから省いている。 600 Pharmaceuticals 500 444 400 431 331 300 270 200 Radio and television receivers Electronic valves and tubes Chemicals excluding pharmaceuticals 129 100 TOTAL MANUFACTURING 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 図 2-7(4) 日本:相対生産性上位業種 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 200 Insulated wire 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) 180 181 Other electrical machinery and apparatus nec 166 Motor vehicles, trailers and semi-trailers 160 154 145 140 129 120 122 100 108 108 105 84 80 60 40 MACHINERY, NEC TOTAL MANUFACTURING Pulp, paper and paper OTHER NON-METALLIC MINERAL Medical, precision and optical instruments BASIC METALS AND FABRICATED METAL 73 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 71 67 Rubber and plastics 52 Manufacturing nec 41 Printing, publishing and reproduction 33 WOOD AND OF WOOD AND CORK 20 Other transport equipment 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR 図 2-7(5):業種別相対生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 61 220.0 TFP上昇率(95年=100) 220.5 ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT TOTAL MANUFACTURING 160.0 108.7 100.0 TOTAL INDUSTRIES 102.0 47.9 40.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 Coke, refined petroleum and nuclear fuel 図 2-7(6) 日本:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100) 140.0 TFP上昇率(95年=100) 135.5 MACHINERY, NEC TRANSPORT EQUIPMENT 130.0 TOTAL MANUFACTURING MANUFACTURING NEC; RECYCLING 120.0 Rubber and plastics 111.0 110.0 108.7 107.1 106.1 102.0 100.0 97.3 96.9 91.6 89.3 90.0 88.0 TOTAL INDUSTRIES BASIC METALS AND FABRICATED METAL OTHER NON-METALLIC MINERAL WOOD AND OF WOOD AND CORK TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR 82.6 Chemicals and chemical products 76.8 PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING 80.0 FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO 70.0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 図 2-7(7) 日本:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100) 62 800 700 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) 700 600 ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY 500 400 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 300 各年の相対的比較生産性 (各年における全産業平均を各年で100) FINANCIAL INTERMEDIATION MINING AND QUARRYING 250 213 200 150 179 TOTAL MANUFACTURING 158 TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION 129 107 100 COMMUNITY SOCIAL AND PERSONAL SERVICES 85 WHOLESALE AND RETAIL TRADE 81 CONSTRUCTION 59 36 50 REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES HOTELS AND RESTAURANTS 32 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING 図 2-7(8) 日本:産業別相対生産性 (付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100) 63 2-8 センシティブ産業の特定 2-8-1 センシティブ産業の考え方 (1)経済要因からみたセンシティブ産業 1) 生産性と産業規模 センシティブ産業に関しては、何をもって「センシティブ」とみなすかという具体的 指標を考える前に、先ずは以下のように切り口を整理する。 すなわち、付加価値額が大きく、雇用者数が多く(雇用に与える影響が大きく)、生 産性も高いような業種は、当該国でも産業政策の柱にする場合が多い。或いは産業政策 の対象から除外しようとすることは政治的に難しい。そのような産業は競争力も高いが センシティブな要素ももつと考えられる。例としては自動車産業などである。 2) 育成業種 また、現段階で存在感が小さく、必ずしも生産性が高くなくても、技術的な競争力の 観点から当該国が今後の育成対象と考えているような業種がある。それもセンシティブ 産業と考えるべきであろう。航空・宇宙、鉄道車両、環境技術関連などはこれに該当し よう。 3) 海外製品との代替可能性 上記 1)-2)を補足する観点だが、財・サービスの品質が比較的均質で、海外勢に代替 され得るものはセンシティブさの度合いが高まる。新興国の産業発展とグローバリゼー ションによって軽工業の品目では代替可能なものが増えているが、当該国が大切にして いる工芸的産業が新興国からの廉価な輸入品で打撃を受ける、などといったケースは最 も分かりやすい例である。 なお、現時点で競争力があってもそれが海外勢によって代替可能であるならば、その 産業優位を守るために却って他産業以上にセンシティブになるといった作用が生じる こともあり得る。 (2) 特殊要因からみたセンシティブ産業 一方、経済的な見方とは別の次元として、政治的或いは国民感情的な意味でセンシティブ 産業となる場合がある。 我が国の例でいえば農林水産業、特に農業がその例に該当する。今や農業の産業比率は著 しく縮小し、産業特性や国土条件から考えても大幅な量的発展は難しい。その意味では経 済要因には乏しいが、食料自給や安全保障といった考え方及びその他複雑な国民感情的要 因から、顕著なセンシティブ産業になっている。これは我が国だけでなく多くの国にも共 通する現象である。 64 (3)関税率 これらの諸要因が結実する指標として関税率がある。関税は規制そのものであり、上述の ような諸要因を背景とした当該国の産業保護・育成のスタンスが一点に濃縮されて表れる と考えてよい。 自由貿易が推奨される現代のグローバル経済環境の下では、関税率が高いことには国際的 な批判と圧力がかかる。そのため見かけ上の関税率は低くても、個別の品目の分類判定に おいて税率が高い部門に分類されたり、検査・認証手続きが煩雑であったりするというい わゆる非関税障壁の問題も起こる。しかし特定の対象国を念頭におかない一般的な関税率 は、当該国のスタンスを自然な形で映し出す情報である。そのため一般的な関税率をみれ ば、当該国がどの産業にセンシティブなのかをかなり程度判断できる。 なお、関税率において「産業」をみる場合は、関税率の高い「品目」を生産する産業が単 純にセンシティブ産業であると解釈してよいだろう。 2-8-2 EU の対域外一般的関税率 (1)WTO における平均税率表 EU 諸国における対外関税権限は構成各国ではなく EU そのものにある。よって EU の関 税率は各国ごとにではなく EU として一体的にみることになる。 WTO の TRADE POLICY REVIEW の EUROPEAN UNION 版(2011 年 6 月)に部門 別の対外平均一般関税率が載っている。これによって EU のセンシティブ産業とそのセン シティブの度合いが全産業とのバランスの中で理解できる。 2011, Simple avg. tariff (%) 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 Agriculture 11.1 Mineral products, precious stones and precious metals 2.5 1.7 Chemicals and photographic supplies 4.4 Leather, rubber, footwear and travel goods Wood, pulp, paper and furniture 4.9 1.2 Textiles and clothing 8.0 Transport equipment Non-electric machinery 16.0 15.2 Fish and fishery products Metals 14.0 5.0 1.7 Electric machinery 2.8 図 2-8(1) EU の業種別一般平均関税率(2011) 出典:WTO Trade Policy Review より IDCJ 作成 65 さらに詳細な内訳は 2011 年版には見当たらないが、一つ前の 2009 年版に HS の 2 桁レ ベルで収録されている(図 2-8(2)) 。最新情報ではないものの 2008 年段階と現在とで劇的 に産業競争力が変化する訳ではないと思われるため、センシティブ産業の特定に有効と思 われる。 66 50 2008, Average tariff (%) 40 20 10 49.4 21.7 9.8 13.5 9.8 0.3 0 食品(加工)類 35.7 33.2 29.7 30 動・植物類 6 18.6 10 11.9 9.6 18 28.6 23.7 9.6 10.2 15.4 1.6 3.1 0 3 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 (1) 20 (2) (4) (HS, 2-digit) 2008, Average tariff (%) 化学、プラスチック・ゴム 医薬類 10 8.3 4.4 5.4 4.4 4.5 0 (3) 0.4 0 1.4 0 (HS, 2-digit) 皮革 6.3 6 6.3 5.5 2.9 2.1 2.3 2.7 5 3.1 2.7 1.5 2.2 0 0 0 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 (5) 20 (6) (7) (8) 2008, Average tariff (%) 繊維・アパレルなど 11.6 11.6 10 5.2 4 6.4 6 6.4 6.1 7.9 7.8 7.3 6.3 (9) (10) 陶磁器、 ガラス 9.8 9.8 3.3 2.7 4.3 2.8 4.8 5.1 1.2 0.7 0 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 (11) (HS, 2-digit) 20 (12) 2008, Average tariff (%) 0 0.2 1.6 0.6 (HS, 2-digit) 車両・航空機など 電気、機械 6.2 3.3 (14) 自動車 アルミ 10 (13) 2.6 3.1 0 3.1 3.1 2.3 3 1.8 1.7 時計 6.3 4.6 2.1 1.1 1.8 3.3 3.2 2.2 2.2 2.1 0 72 73 74 75 76 (欠) 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 (15) (16) (17) (18) (19) 図 2-8(2) EU の業種別一般平均関税率(HS 2 桁,2008) 出典:WTO Trade Policy Review より IDCJ 作成 注:コード表は次頁参照。 67 (20) (21) 表 2-8(1) HS 2 桁コード表 分類和名:税関HP(http://www.customs.go.jp/) HS 名称 01 02 第1部 動物(生きているものに限る。)及び動 物性生産品 03 04 酪農品、鳥卵、天然はちみつ及び他の類に該当しない食用の動物性生産品 05 動物性生産品(他の類に該当するものを除く)。 生きている樹木その他の植物及びりん茎、根その他これらに類する物品並 びに切花及び装飾用の葉 食用の野菜、根及び塊茎 食用の果実及びナット、かんきつ類の果皮並びにメロンの皮 コーヒー、茶、マテ及び香辛料 穀物 穀粉、加工穀物、麦芽、でん粉、イヌリン及び小麦グルテン 採油用の種及び果実、各種の種及び果実、工業用又は医薬用の植物並び にわら及び飼料用植物 ラック並びにガム、樹脂その他の植物性の液汁及びエキス 植物性の組物材料及び他の類に該当しない植物性生産品 06 第2部 植物性生産品 07 08 09 10 11 12 13 14 第3部 動物性又は植物性の油脂及びその分 解生産物、調製食用脂並びに動物性又 は植物性のろう 15 調製食料品、飲料、アルコール、食酢、 たばこ及び製造たばこ代用品 第5部 鉱物性生産品 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 鉱物性燃料及び鉱物油並びにこれらの蒸留物、歴青物質並びに鉱物性ろう 28 29 30 31 32 第6部 化学工業(類似の工業を含む。)の生産 品 33 34 第7部 第8部 第9部 第10部 プラスチック及びゴム並びにこれらの 製品 皮革及び毛皮並びにこれらの製品、動 物用装着具並びに旅行用具、ハンド バックその他これらに類する容器並び に腸の製品 木材及びその製品、木炭、コルク及び その製品並びにわら、エスパルトその 他の組物材料の製品並びにかご細工 物及び枝条細工物 木材パルプ、繊維素繊維を原料とする その他のパルプ、古紙並びに紙及び板 紙並びにこれらの製品 動物性又は植物性の油脂及びその分解生産物、調製食用脂並びに動物性 又は植物性のろう 肉、魚又は甲殻類、軟体動物若しくはその他の水棲(せい)無脊椎(せきつ い)動物の調製品 糖類及び砂糖菓子 ココア及びその調製品 穀物、穀粉、でん粉又はミルクの調製品及びベーカリー製品 野菜、果実、ナットその他植物の部分の調製品 各種の調製食料品 飲料、アルコール及び食酢 食品工業において生ずる残留物及びくず並びに調製飼料 たばこ及び製造たばこ代用品 塩、硫黄、土石類、プラスター、石灰及びセメント 鉱石、スラグ及び灰 16 第4部 動物(生きているものに限る。) 肉及び食用のくず肉 魚並びに甲殻類、軟体動物及びその他の水棲(せい)無脊椎(せきつい)動 物 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 無機化学品及び貴金属、希土類金属、放射性元素又は同位元素の無機又 は有機の化合物 有機化学品 医療用品 肥料 なめしエキス、染色エキス、タンニン及びその誘導体、染料、顔料その他の 着色料、ペイント、ワニス、パテその他のマスチック並びにインキ 精油、レジノイド、調製香料及び化粧品類 せっけん、有機界面活性剤、洗剤、調製潤滑剤、人造ろう、調製ろう、磨き 剤、ろうそくその他これに類する物品、モデリングペースト、歯科用ワックス 及びプラスターをもととした歯科用の調製品 たんぱく系物質、変性でん粉、膠(こう)着剤及び酵素 火薬類、火工品、マッチ、発火性合金及び調製燃料 写真用又は映画用の材料 各種の化学工業生産品 プラスチック及びその製品 ゴム及びその製品 原皮(毛皮を除く。)及び革 革製品及び動物用装着具並びに旅行用具、ハンドバッグその他これらに類 する容器並びに腸の製品 毛皮及び人造毛皮並びにこれらの製品 木材及びその製品並びに木炭 コルク及びその製品 わら、エスパルトその他の組物材料の製品並びにかご細工物及び枝状細 工物 木材パルプ、繊維素繊維を原料とするその他のパルプ及び古紙 紙及び板紙並びに製紙用パルプ、紙又は板紙の製品 印刷した書籍、新聞 絵画その他の印刷物並びに手書き文書、タイプ文書、 設計図及び図案 68 (続き) 分類和名:税関HP(http://www.customs.go.jp/) HS 名称 50 51 52 53 57 絹及び絹織物 羊毛、繊獣毛、粗獣毛及び馬毛の糸並びにこれらの織物 綿及び綿織物 その他の植物性紡織用繊維及びその織物並びに紙糸及びその織物 人造繊維の長繊維並びに人造繊維の織物及びストリップその他これに類す る人造繊維製品 人造繊維の短繊維及びその織物 ウォッディング、フェルト、不織布及び特殊糸並びにひも、綱及びケーブル 並びにこれらの製品 じゅうたんその他の紡織用繊維の床用敷物 58 特殊織物、タフテッド織物類、レース、つづれ織物、トリミング及びししゅう布 54 55 56 第11部 紡織用繊維及びその製品 64 65 66 67 染み込ませ、塗布し、被覆し又は積層した紡織用繊維の織物類及び工業用 の紡織用繊維製品 メリヤス編物及びクロセ編物 衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る。) 衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く。) 紡織用繊維のその他の製品、セット、中古の衣類、紡織用繊維の中古の物 品及びぼろ 履物及びゲートルその他これに類する物品並びにこれらの部分品 帽子及びその部分品 傘、つえ、シートステッキ及びむち並びにこれらの部分品 調製羽毛、羽毛製品、造花及び人髪製品 68 石、プラスター、セメント、石綿、雲母その他これらに類する材料の製品 69 70 陶磁製品 ガラス及びその製品 71 天然又は養殖の真珠、貴石、半貴石、貴金属及び貴金属を張った金属並び にこれらの製品、身辺用模造細貨類並びに貨幣 59 60 61 62 63 第12部 履物、帽子、傘、つえ、シートステッキ 及びむち並びにこれらの部分品、調製 羽毛、羽毛製品、造花並びに人髪製品 第13部 石、プラスター、セメント、石綿、雲母そ の他これらに類する材料の製品、陶磁 製品並びにガラス及びその製品 第14部 天然又は養殖の真珠、貴石、半貴石、 貴金属及び貴金属を張った金属並びに これらの製品、身辺用模造細貨類並び に貨幣 第15部 卑金属及びその製品 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 第16部 機械類及び電気機器並びにこれらの部 分品並びに録音機、音声再生機並びに テレビジョンの映像及び音声の記録用 又は再生機の機器並びにこれらの部分 品及び附属品 83 84 85 第18部 第19部 車両、航空機、船舶及び輸送機器関連 品 光学機器、写真用機器、映画用機器、 測定機器、検査機器、精密機器、医療 用機器、時計及び楽器並びにこれらの 部分品及び附属品 武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品 及び附属品 91 92 93 武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品及び附属品 87 88 89 90 94 第20部 第21部 雑品 美術品、収集品及びこっとう 電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの 映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属 品 鉄道用又は軌道用の機関車及び車両並びにこれらの部分品、鉄道又は軌 道の線路用装備品及びその部分品並びに機械式交通信号用機器(電気機 械式のものを含む。) 鉄道用及び軌道用以外の車両並びにその部分品及び附属品 航空機及び宇宙飛行体並びにこれらの部分品 船舶及び浮き構造物 光学機器、写真用機器、映画用機器、測定機器、検査機器、精密機器及び 医療用機器並びにこれらの部分品及び附属品 時計及びその部分品 楽器並びにその部分品及び附属品 86 第17部 鉄鋼 鉄鋼製品 銅及びその製品 ニッケル及びその製品 アルミニウム及びその製品 (欠番) 鉛及びその製品 亜鉛及びその製品 すず及びその製品 その他の卑金属及びサーメット並びにこれらの製品 卑金属製の工具、道具 刃物、スプーン及びフォーク並びにこれらの部分 品 各種の卑金属製品 原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品 95 96 97 家具、寝具、マットレス、マットレスサポート、クッションその他これらに類す る詰物をした物品並びにランプその他の照明器具(他の類に該当するものを 除く。)及びイルミネーションサイン、発光ネームプレートその他これらに類 する物品並びにプレハブ建築物 がん具、遊戯用具及び運動用具並びにこれらの部分品及び附属品 雑品 美術品、収集品及びこっとう 69 (2)関税率の解釈 1) 主要製造業分野 化学に関し、製薬こそ 0%だが、化学製品全般(プラスチックも含む)に 4%~8%の 比較的税率が高い領域がみられる。また、自動車関連が 6.3%と高い税率になっている。 一方、電気・電子、機械類(一般機械という品目はないが、概念的に電気に内包され ると考えられる)の税率は 3%程度であり、さほど目立った高さではない。 しかし、これらは HS2 桁という、品目としてはなお粗い区分における平均値である ことに注意する必要がある。個別の品目にブレークダウンすればトラック(最高 22%)、 乗用車(10%) 、家電(最高 14%)など、先進国の中でも高水準の税率となっている品 目がある(経産省 2011 年版「不公正貿易報告書」 )。 2) 軽工業分野 アパレル関連に 10%を超える高い税率が課せられ、繊維・靴などのファッション関連 全般でも 7%~9%の高率となっている。その他実用品、装飾品の税率も相対的に高い。 3) 農林水産業、食品業分野 農林水産業の直接のアウトプットだけでなく、食品業(食品工業)のアウトプットも 含めて概ね高い税率である。中でも肉類、乳製品、砂糖などは 30%を超えるような高い 水準である。 2-8-3 センシティブ産業の抽出 各国の競争優位産業分析と上述の関税率に見る EU の対外スタンスを基に、次のようにセ ンシティブ産業を特定することが可能である。 同じ業種区分で内容が質的に異なる場合もあるが(例えばドイツの自動車産業は自国ブラ ンドの高付加価値車が主力だが、スペインの自動車産業はドイツほどの付加価値はないな ど)、あくまでも自国においてその産業が生産性が高いか(或いは伸びているか)、また、 一定の産業規模があるかといった視点がセンシティブかどうかを勘案する際に重要なこと である。また、自国経済への量的影響という点では優位産業に及ばなくても、保護主義的 な意味でセンシティブ産業に該当する場合がある。農林水産品はその典型である(ただし 食品業は産業規模が大きい部類に入る) 。 イタリアの繊維・アパレル・皮革などのように、伝統的産業であってさらにある程度の規 模がある場合は、経済的重要性と保護主義的意味合いの中間的位置付けでセンシティブ産 業となる場合もある。 70 表 2-8(2) センシティブ産業のまとめ 判断要素 センシティブ産業 該当国 各国での競争優位 EU の対域外 ※詳細は各国のポイント表参照 平均関税率 経済 化学(製薬含む) 5 カ国 生産性、規模、代替性 4~8%程度 要因 一般機械 英、仏、独 生産性、規模、代替性 3.0% 電気・電子 英、仏、独、 生産性、規模、代替性 ただし個別品目では家電 西 で最高 14%など 輸送機械(自動車、 5 カ国 生産性、規模、代替性、 自動車 6.3% 鉄道、航空) 育成業種(特に鉄道、航空) 個別品目ではトラック最 高 22%、乗用車 10%など ●繊維・アパレル・皮 伊 規模、代替性 アパレル関連 10%超 革(ファッション) ※英仏独 ※英仏独では規模小だが近年生産 靴、他繊維 7~9% 性上昇 金融 5 カ国 生産性、規模 ‐ 運輸・通信 英、伊 生産性、規模 ‐ 特殊 ●農林水産業 5 カ国 政治、安全保障、国民感情 要因 食品業 5 カ国 政治、安全保障、国民感情、 10~40%超 (食品加工業) 規模 注:●は産業優位性(経済上の量的重要性)には乏しいセンシティブ産業(関税率根拠) 71 2-9 主な競争優位産業・センシティブ産業の国際比較 2-9-1 輸送機械(自動車、鉄道車両含む) (1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較) 相対的生産性の比較とは、自国内で当該産業の生産性上の地位を比較するものであり、い わば当該産業のその国における大切さを比較するイメージであった(詳細2-1-1)。 輸送機械はいずれの国でも地位が高い重要産業である。やや系統が異なるイタリアも 100 を大幅に下回ってはいない。 180 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100) GE(T) JP_auto 160 UK(T) 140 ES(T) 120 JP(T) 100 FR(T) 80 IT(T) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-1(1) 輸送機械の相対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 (2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較) 生産性の数値そのものの比較では、日独仏が上位の一群、続いて英、さらに西伊という 3 群構造である。日独仏は自国ブランド優位の高付加価値、英西伊はそれよりやや低位とい う図式であろう(伊のスポーツカーなどは手工業的な位置付けという一面もあるかもしれ ない) 。 72 70 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間) GE(T) 60 JP_auto JP(T) 50 FR(T) 40 UK(T) ES(T) 30 IT(T) 20 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-1(2) 輸送機械の絶対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算) 。単純比較は2-9-8。 2-9-2 化学(製薬含む) (1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1) 相対比較において日本がかなり上方に位置するが、一国の「化学産業」の中身や統計区分、 商習慣などの違いが影響している可能性もある。英仏独は概ね堅調な推移で、国内で生産 性上の地位も高く、安定していることを示す。伊西も全産業比 1.5 倍以上の生産性を維持し ている。 500 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100) 450 400 350 300 250 200 150 100 19951996 1997199819992000 2001200220032004 200520062007 図 2-9-2(1) 化学の相対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 73 JP_pharma JP(C) UK(C) FR(C) GE(C) IT(C) ES(C) (2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較) 同じく日本の水準と欧州諸国を単純に比較できないが日本は高水準の推移である。欧州で は仏独が堅調で英がそれに続いている。伊西はそれら諸国と比べて低位にあり、近年でも 生産性が伸びていない。 180 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間) JP_pharma 160 JP(C) 140 120 FR(C) 100 GE(C) 80 UK(C) 60 IT(C) 40 ES(C) 20 1995 1996 19971998 1999 20002001 2002 2003 20042005 2006 2007 図 2-9-2(2) 化学の絶対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算) 。単純比較は2-9-8。 74 2-9-3 電気・電子 (1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1) 実質価格(数量ベースに近くなる)でみているため、日本の電子部門の生産性上昇が目立 つ。英も自国内での相対的生産性上昇が明確。西、伊はやや低位に位置し、特に伊では国 内の地位も上がっていない。 350 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100) 300 JP_E_Vu&Tu JP(E) 250 UK(E) 200 FR(E) 150 GE(E) 100 ES(E) 50 1995199619971998199920002001200220032004200520062007 IT(E) 図 2-9-3(1) 電気・電子の相対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 (2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較) 同じく実質評価であるため日本が目立つが、アジアでの電子製品単価の下落及びリーマン ショック以降の円高(2007 年当時対ユーロ 160 円水準→2011 年 100 円前後)を考慮すれ ば、実感的な賃金産出力と安定感はグラフどおりではなかろう。 仏が電気産業優位の独と同じ高水準だが、これは生産性指標を労働時間で見ている影響も 考えられる(仏は伝統的に労働時間制限が厳しく、労働時間は短めに集計される)。英も堅 調に競争力をつけている。西伊両国と先進 3 カ国との差異は産業内容の違いを示唆するも のでもある。 75 140 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間) JP_E_Vu&Tu 120 100 JP(E) 80 FR(E) 60 GE(E) 40 UK(E) 20 ES(E) 0 1995199619971998199920002001200220032004200520062007 IT(E) 図 2-9-3(2) 電気・電子の絶対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算) 。単純比較は2-9-8。 2-9-4 一般機械 (1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1) 実質ベースでの日本の機械産業へのシフトが急であることが示される。また、国内相対的 な位置付けで英仏西が高い位置にあり、特に仏は従前あまり高くなかった国内地位が高ま った。独は昔から高かったという推移だが、伊は国内産業平均水準を前後している。 150 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100) 140 JP(M) UK(M) 130 120 FR(M) 110 ES(M) 100 90 GE(M) 80 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-4(1) 一般機械の相対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 76 IT(M) (2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較) 仏独が堅調である(仏の労働時間に関する注意は電気・電子同様)。西、伊は仏独両国の 半分程度の生産性となっている。英はそれらの中間だが、傾向としては仏独に近い。 日本の生産性が高いことは事実であり、2003 年以降競争力をさらに高め、産業特化を示 している。ただし実質評価であること及び近年の円高によって名目上の競争力が低下して いることなどによりグラフの解釈に注意が必要である(電気・電子と同様) 。 60 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間) JP(M) FR(M) 40 GE(M) UK(M) 20 ES(M) 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-4(2) 一般機械の絶対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算) 。単純比較は2-9-8。 77 IT(M) 2-9-5 繊維・アパレル・皮革(ファッション) (1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1) 主要工業とはかなり異なった形状となる。英仏独が国内での相対的地位を上げている。伊 は伝統的に高かったが、相対的な位置は横這いである。我が国は低位で、さらに国内相対 的地位も落としている。 110 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 UK(Tx) FR(Tx) GE(Tx) IT(Tx) ES(Tx) JP(Tx) 図 2-9-5(1) 繊維・アパレル・皮革の相対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 (2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較) 他の産業の推移と同様仏独が堅調である。英も 2003 年以降イタリアを追い越した。西伊 は仏独両国の半分程度の生産性でほぼ横這いであるが、西欧と南欧とで工業的か工芸的か とう品質そのものの違いも考えられる(工芸的なスタイルであれば「労働」生産性は低く なる) 。 なお、絶対生産性の推移でみても我が国は低迷している。 78 40 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間) FR(Tx) GE(Tx) UK(Tx) 20 IT(Tx) ES(Tx) 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 JP(Tx) 図 2-9-5(2) 繊維・アパレル・皮革の絶対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算) 。単純比較は2-9-8。 2-9-6 金融 (1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1) 金融部門も主要工業とはかなり異なった形状を示す。バブルの度合いに応じる形で西伊の 生産性が自国内での相対順位を急激に上げている。また英は独仏より恒常的に金融の国内 地位が高い。我が国も自国内での位置は高いが 2003 年以降は相対位置が低下している。 350 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100) 300 ES(F) IT(F) 250 UK(F) 200 JP(F) 150 FR(F) 100 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-6(1) 金融の相対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 79 GE(F) (2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較) ユーロ圏では仏が安定している。伊西は 2004 年以降傾斜が急になっているが、これは南 欧バブルの影響と考えられる。独はそれらに比べて動きが少なかったが、2007 年にかけて 急上昇がみられる。英は 2001 年以降持続的に独より生産性が高い。 なお、日英は為替と PPP 換算の両方の影響を受けるため、上図より比較性が劣ることに 注意が必要である。さらに日は、欧州各国同士ほどには業務内容・範囲、商習慣などが統 一的でないことにも影響されている。 100 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間) JP(F) 80 ES(F) 60 FR(F) IT(F) 40 UK(F) 20 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-5(2) 金融の絶対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算) 。単純比較は2-9-8。 80 GE(F) 2-9-7 農林水産業 (1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1) 国内順位という意味では英が最も全産業平均に近い高位である。続いて西、仏、伊の順で ある。産業構造上の後発国である西伊と、先進国中の農業大国である仏の地位が高いのは 概ねイメージに沿っている(英は農林水産業の規模が小さい)。 日本の農業は生産性指標においても産業に占める地位が低い。 100 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100) 90 80 70 60 50 40 30 20 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 UK(A) ES(A) FR(A) IT(A) GE(A) JP(A) 図 2-9-7(1) 農林水産業の相対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 (2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較) 英と仏が高く、特に仏が生産性数値が高いのはイメージどおりである。続いて独、西、 伊となるが、他の産業と比べて西が高めに推移している。西は仏より農業比率が高く、産 業発展上のポジション的にも現段階で農林水産業の重要性が高いことの反映だろう。 なお、日も、上向きではあるものの各国と比べて低位での推移である。 81 25 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間) UK(A) 20 FR(A) 15 GE(A) 10 ES(A) 5 IT(A) 0 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-7(2) 農林水産業の絶対生産性比較 出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成 注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算) 。単純比較は2-9-8。 82 JP(A) 2-9-8 (参考)絶対生産性比較の単純比較(日英は単純為替レートでユーロ換算、ユーロ圏は換算なし) (出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成) 70 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間) GE(T) 60 JP_auto 50 FR(T) 40 30 JP(T) 20 ES(T) IT(T) 10 0 1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値) UK(T) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 図 2-9-8(1) 輸送機械の絶対生産性比較(単純比較による参考値) 180 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間) 160 140 120 100 80 60 40 20 1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値) 0 JP_pharma JP(C) FR(C) GE(C) IT(C) UK(C) ES(C) 1995199619971998199920002001200220032004200520062007 図 2-9-8(2) 化学の絶対生産性比較(単純比較による参考値) 120 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間) JP_E_Vu&Tu 100 JP(E) 80 FR(E) 60 GE(E) 40 UK(E) 20 0 1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値) 1995199619971998199920002001200220032004200520062007 ES(E) IT(E) 図 2-9-8(3) 電気・電子の絶対生産性比較(単純比較による参考値) 40 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間) FR(Tx) GE(Tx) IT(Tx) 20 ES(Tx) 0 1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 UK(Tx) JP(Tx) 図 2-9-8(4) 一般機械の絶対生産性比較(単純比較による参考値) 83 40 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間) FR(Tx) GE(Tx) IT(Tx) 20 ES(Tx) 0 1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 UK(Tx) JP(Tx) 図 2-9-8(5) 繊維・アパレル・皮革の絶対生産性比較(単純比較による参考値) 100 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間) JP(F) 80 ES(F) 60 FR(F) 40 IT(F) 20 0 1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 GE(F) UK(F) 図 2-9-8(6) 金融の絶対生産性比較(単純比較による参考値) 20 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間) FR(A) GE(A) ES(A) IT(A) 0 1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 JP(A) UK(A) 図 2-9-8(7) 農林水産業の絶対生産性比較(単純比較による参考値) 84 2-10 まとめ (1)競争優位産業 ・各国とも自動車産業は国内地位が高い重要産業である。ただし仏独は自国ブランド優位 の高付加価値車、伊西はそれより低位(他国メーカー生産や工芸的生産)、英はその中 位といったような質的な違いもみられる ・化学(製薬含む)は各国で規模的にはあまり大きくないが、生産性指標が高い優良業種 である ・電気・電子及び一般機械は実質ベースでは我が国の生産性が高いが、独仏英も競争力が 高まっている ・繊維・アパレル・皮革は、規模は化学よりもっと小さいが、英仏独は近年生産性を伸ば している。伊では伝統的に比重が大きい産業である ・金融は伝統的には英が大きいが、仏でも存在感がある。伊西ではリーマンショック前に かけて膨張的な成長が目立つ ・業種単位で括ると主要 5 カ国で競争優位産業は概ね共通してくる。しかし自動車産業同 様、各業種において各国で質的な違いがみられ、概ね付加価値の高い順に「独仏」、 「英」、 「西伊」と並ぶ ・英企業などは特に早くから世界展開し、英国出身企業の動向と英国産業の動向は必ずし もイコールでない。仏独も同様であることに加え、さらに中東欧への EU 拡大と独仏企 業の同地域への進出でその傾向は強まっている。日・ASEAN でみられるような生産ネ ットワーク関係は先進 EU・中東欧の間でも見られる。欧州では「ある国のある産業で の競争優位」という概念自体がとらえにくくなっている(注:中東欧を含む生産ネット ワークについては本章本文で直接言及していないが、重要と思われるためここに付記し た) (2)センシティブ産業 ・関税率で一目瞭然のとおり、最もセンシティブなのは農林水産品及び関連する食料加工 品であり、これは日本とも、或いは世界的にも共通である ・工業品では化学製品と、繊維・アパレル・皮革及び装飾品関係のファッション部門にセ ンシティブさが表れている ・自動車、一部家電などもセンシティブだが、特に自動車ではその傾向がやや強い ・電気・電子、機械類は、自動車に比べればセンシティブさが弱い ・これらの要素と並行して、産業規模、生産性の高さ、伸びなどを考慮すると、競争優位 産業とセンシティブ産業は、軽工業を除いた主要製造業では概ね重なる 85 (3)主な競争優位産業・センシティブ産業の国際比較 ・自動車、電気・電子、一般機械などの主要産業では、独仏と並び我が国もトップレベル の競争力がある ・英は主要工業では全体的に仏独より競争力が劣るが、2000 年以降は概ね生産性を伸ば している。またユーロ圏諸国と比べ為替(ポンド相場)の影響を受けるため生産性の絶 対比較が難しい ・仏は全般的に「労働」生産性が高めに出ているが、本章の生産性は総労働「時間」を分 母にしているため、同国特有の比較的強い労働規制に影響を受けている可能性がある ・繊維や農林水産業では我が国の生産性は欧州諸国よりもかなり低い。また欧州諸国間で は、概して伊西では元々それらの産業の重要性が相対的に高かったが生産性自体は横這 い、英仏独はそれらの産業でも生産性を伸ばしている <第2章参考文献> ・経済産業省通商政策局(2011) .2011 年版 不公正貿易報告書 WTO 協定及び経済連携 協定・投資協定から見た主要国の貿易政策 ・田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治(2011).現代ヨーロッパ経済(第 3 版).有 斐閣アルマ ・中島隆信・吉岡完治(編) (1997) .実証経済分析の基礎.慶應義塾大学出版会 ・中島隆信(2001) .日本経済の生産性分析.日本経済新聞社 ・深尾京司・宮川努(編) (2008).生産性と日本の経済成長‐JIP データベースによる産 業・企業レベルの実証分析.東京大学出版会 ・Mary O’Mahony and Marcel P. Timmer (2009).Output, Input And Productivity Measures at the Industry Level: The EU KLEMS Database.The Economic Journal, 119 (June), F374–F403 ・World Trade Organization (2011) .Trade Policy Review Report by the Secretariat EUROPEAN UNION ・World Trade Organization (2009) .Trade Policy Review Report by the Secretariat EUROPEAN COMMUNITIES Revision 86 第3章 EU 主要 5 カ国の競争優位産業の背景 【Abstract】 第 2 章で特定した EU 主要 5 カ国(英、仏、独、伊、西)の競争優先産業を鑑み、①自動車、 ②鉄道、③金融サービス、④医薬品、⑤ファッションについて、主に財務省貿易データ、 日銀国際収支統計等を活用して日 EU 間の貿易状況、競争優位性産業の背景について考察し た。 87 第3章 競争優位産業の背景 3-1 自動車 自動車産業は、日本の製造業における基幹産業である。部品生産の裾野産業も含めて日本 企業が国内の生産、販売において競争優位を維持する一方、日本企業は世界各国で生産拠 点を設立し、現地生産を進めてきた。日本の完成車メーカーは、付加価値の高い高級車を 中心に日本国内での生産と各国への輸出を行いつつ、低価格車では海外の生産拠点から輸 入する動きも出ており、各国の生産要素の賦存状況や販売市場からの近さなどにより生産 拠点を分散している。各国に立地した自動車生産拠点は、基本的に現地調達率を高める方 向で部品調達を行おうとする傾向はあるものの、特定車種の部品をすべて同一国内または 域内で調達するのは非現実的であり、部品に関する国際貿易の余地もある。2011 年の東日 本大震災後に顕在化したように、日本企業の生産する自動車部品が日本企業及び海外企業 の海外拠点における完成車生産に広く使用されている。 海外企業も、日本企業の買収または日本企業との提携により、日本国内及び海外で販売す る車種の国内生産を行ってきた例がみられる。また、高級車やスポーツカーなどのセグメ ントでは、海外企業が日本国内での販売力を有しており、輸入も行われている。しかし、 いずれも日本企業の海外生産や輸出に比べると規模は小さい。 3-1-1 完成車(乗用車)の日本から EU 諸国への輸出 図 3-1-1 は、日本から EU 諸国への完成車(乗用車)輸出の推移である。EU への輸出総 額は、1995 年の 8,153 億円(金額は FOB ベース、以下同様)から 2007 年の 2 兆 940 億 円へと増加したが、2008 年のリーマンショックとそれ以降の欧州各国での不況、円高ユー ロ安などの影響もあり減少し、2011 年には 9,108 億円となっている。 国別割合では、各年共に英国向けが多く、2011 年には EU 全体への輸出の 20%を占めて いる(金額ベース。以下同様) 。とはいえ、金額では 2007 年の 4,717 億円をピークに減少 し、2009 年にはその 3 分の 1 の 1,536 億円まで落ち込んでいる。2011 年には 1,785 億円 となった。ドイツ向け輸出は 1995 年には EU 全体への輸出の 39%を占めていたが、2011 年には同割合が 17%まで落ち込んでいる。金額ベースでも 1998 年の 3,955 億円をピークに 減少しはじめ、2001 年にはその 4 割強の 1,653 億円まで落ち込んだ。その後 2006 年まで 輸出額は増加したが、2011 年には再び 1,587 億円まで減少している。一方、フランス向け 輸出は、1995 年には EU 向け輸出全体の 5%に過ぎず、2010 年でも同割合は 7%であった が、 2011 年には 15%まで増加した。 但し、 フランス向け輸出の金額ベースでのピークは 2008 年の 1,932 億円である。2010 年には 707 億円まで落ち込んだものの、2011 年には 1,364 億円まで回復している。 88 25,000 20,000 15,000 その他 220 イタリア 218 スペイン 213 ドイツ 10,000 210 フランス 205 英国 5,000 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 0 図 3-1-1 日本から EU への完成車(乗用車)輸出の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。 図 3-1-2 は、日本から EU 諸国への完成車(乗用車)輸出額を品目別で示している。ピス トン式火花点火内燃機関(以下、ガソリンエンジンとする)を搭載した乗用車の割合が以 前は大きく、 1995 年には日本から EU 域内への乗用車輸出全体の 81%を占めていたが、2011 年には全体の 54%まで減少した。特に排気量 1500cc 以下の小型乗用車の割合は 1995 年の 34%から 2011 年には 12%となった。 排気量 1500cc から 3000cc の中型乗用車の割合も 1995 年の 44%から 2011 年には 32%に減少したが、排気量が 3000cc より大きな大型乗用車は、 同期間で 3%から 10%に増加した。リーマンショック以降の落ち込みは排気量 1,500cc 以下 の小型乗用車で大きく、 2007 年の 3,413 億円から 2009 年に 2,360 億円まで減少したあと、 2011 年にはさらに 1,077 億円まで減少した。 2007 年から 2011 年に小型乗用車の輸出は 68% 減少したことになる。中型乗用車、大型乗用車も輸出額は減少しているが、同期間での減 少はそれぞれ 57%、44%であり、落ち込み幅は小型乗用車に比べると小さい。 1995 年には全体の 19%であったピストン式圧縮点火内燃機関(以下、ディーゼルエンジ ンとする)は、1990 年代後半からその割合を徐々に増加させ、2011 年には全体の 42%に 達した。輸出額は、1995 年には排気量 2500cc 以下の小型・中型乗用車が 737 億円、排気 89 量が 2500cc より大きい大型乗用車が 820 億円と大差はなかったが、その後小型・中型乗用 車の輸出の伸びが顕著となった。小型・中型乗用車の輸出額は 2007 年には 7,046 億円に達 した。リーマンショックを経て 2011 年には 3,100 億円となっている。大型乗用車は 2004 年の 2,059 億円がピークで、直近の 2011 年には 717 億円である。 25,000 20,000 15,000 その他のタイプ 8703.33 ディーゼル車(2500cc-) 8703.31, 32 ディーゼル車(-2500cc) 8703.24 ガソリン車(3000cc-) 10,000 8703.23 ガソリン車(1500-3000cc) 8703.21, 22 ガソリン車(1000-1500cc) 5,000 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 0 図 3-1-2 日本から EU への完成車(乗用車)輸出の推移 (品目別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。 90 表 3-1-1 は、日本企業により国内生産され、EU 諸国へ輸出されている車種を例示してい る。ここで挙げられている車種は、コンセプトカー、ハイブリッド車、SUV などが中心で あり、主力の小型・中型乗用車の多くは日本国外の生産拠点で製造されている。 表 3-1-1 日本企業による EU 市場向け日本国内生産車種の例 排気量 主な車種 -1000cc iQ(トヨタ) 1000-1500cc Insight、CR-Z(ホンダ) 、Mazda2(マツダ) 1500-3000cc Prius、RAV4(トヨタ) 、X-Trail(日産) 、Accord(ホンダ) 3000cc- Land Cruiser(トヨタ) 、Murano(日産)、Pajero(三菱) 出典:各社公表情報及びフォーイン「欧州自動車産業 2011」より IDCJ 作成。 3-1-2 完成車(乗用車)の EU 諸国から日本への輸出 図 3-1-3 は、EU 諸国から日本への乗用車(完成車)輸出を輸出国別に表している。EU 諸国からの輸出額の合計は 1996 年に 8,047 億円に達したが、その後は 1998 年から 2003 年までは 5,600 億円から 5,800 億円前後、2004 年から 2007 年までは 6,700 億円から 7,100 億円前後でそれぞれ推移した。リーマンショック後の 2009 年には 3,615 億円まで急減した が、2011 年には 5,670 億円まで回復している。 仕向国別ではドイツの割合が高く、EU 全体への輸出額に占めるドイツ向け輸出の割合は 1995 年から 2011 年まで 63%から 73%で推移している。金額ベースでは、1998 年の 5,441 億円でピークで、リーマンショック以前の 2006 年には 4,635 億円となった。2009 年には 2,620 億円まで減少したが、2011 年には 4,032 億円まで回復している。次に多いのが英国 で、2011 年には EU の完成車(乗用車)対日輸出全体の 7.1%を占めている。次いで、イタ リアからの 4.6%、フランスからの 3.6%と続いている。スペインの対日輸出は、1995 年に は EU 全体の対日輸出の 6.3%を占めていたが、その後減少を続け、2011 年には 0.9%を占 めるに過ぎない。その他の EU 諸国の対日輸出は 1995 年から 2011 年の間に EU 全体の対 日輸出額の 9%から 14%の間で推移している。 91 9,000 8,000 7,000 6,000 その他 5,000 220 イタリア 4,000 213 ドイツ 218 スペイン 210 フランス 3,000 205 英国 2,000 1,000 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-1-3 EU から日本への完成車(乗用車)輸出の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。 図 3-1-4 は、EU 諸国から日本への乗用車(完成車)輸出額の推移を品目別に表している。 ガソリンエンジン車の割合が圧倒的に大きく、2011 年には全体の 98.1%を占めている。ガ ソリンエンジン車の中では、2008 年当時は全体の 3.5%に過ぎなかった排気量 1500cc 以下 の小型乗用車の割合が 2009 年以降日本政府の低排出ガス車認定制度を受けて急増し、2011 年には全体の 14.6%を占めるまでになっている。 92 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 その他のタイプ 8703.3 ディーゼル車 8703.24 ガソリン車(3000cc-) 4,000 8703.23 ガソリン車(1500-3000cc) 8703.21, 22 ガソリン車(1000-1500cc) 3,000 2,000 1,000 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-1-4 EU から日本への完成車(乗用車)輸出の推移 (品目別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。 表 3-1-2 では、ガソリンエンジン車について 2011 年の対日輸出額を輸出国別及び品目別 に示している。排気量 1,000cc 以下の超小型乗用車はフランス及びイタリアからのみ輸出さ れている。排気量が 1,000cc から 1,500cc の小型乗用車は、主にドイツ、スペイン並びにイ タリアからの輸出である。排気量 1,000cc から 1,500cc の小型乗用車の輸出額はドイツから の 451 億円が最も多いが、各国内で同品目がガソリンエンジン車全体の対日輸出額に占め る割合はスペインとイタリアがそれぞれ 50%、37%と多い。排気量 1,500cc から 3,000cc の中型乗用車は、主にドイツ、英国、フランスから輸出されており、金額はドイツが 2,387 億円と圧倒的に大きい。排気量が 3,000cc より大きい大型乗用車は表中の 5 カ国ではフラン スを除く各国より主に輸出されている。金額ベースでは、ドイツからの輸出が 1,103 億円 と多いが、各国内でのガソリンエンジン車の対日輸出全体に占める割合は英国、スペイン、 イタリアからがそれぞれ 42%、49%、48%と大きい。 93 表 3-1-2 EU 主要国から日本への完成車(ガソリンエンジン車)輸出額(2011 年) 国 輸出額 品目 英国 ガソリン車(-1000cc) ガソリン車(1000-1500cc) ガソリン車(1500-3000cc) ガソリン車(3000cc-) フランス ガソリン車(-1000cc) ガソリン車(1000-1500cc) ガソリン車(1500-3000cc) ガソリン車(3000cc-) ドイツ ガソリン車(-1000cc) ガソリン車(1000-1500cc) ガソリン車(1500-3000cc) ガソリン車(3000cc-) スペイン ガソリン車(-1000cc) ガソリン車(1000-1500cc) ガソリン車(1500-3000cc) ガソリン車(3000cc-) イタリア ガソリン車(-1000cc) ガソリン車(1000-1500cc) ガソリン車(1500-3000cc) ガソリン車(3000cc-) (億円) 392 0 2 226 165 203 14 1 188 1 3,940 0 451 2,387 1,103 51 0 25 0 25 258 28 96 9 125 国別割合 (%) 100.0% 0.1% 0.4% 57.6% 42.0% 100.0% 6.8% 0.3% 92.6% 0.3% 100.0% 0.0% 11.4% 60.6% 28.0% 100.0% 0.0% 50.0% 0.6% 49.4% 100.0% 10.8% 37.3% 3.5% 48.3% 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 表 3-1-3 は、表 3-1-2 の EU 主要 5 カ国からの品目別対日輸出の一例として、EU 主要 5 カ国で生産され、日本国内で販売されていると思われる車種を挙げている。 94 表 3-1-3 欧州 5 カ国で生産され、日本で販売されている主な車種 排気量 -1000cc 1000-1500cc 1500-3000cc 3000cc- 英国 Mini (Mini) Mini (Mini) Avensis (Toyota) XF (Jaguar) Freelander (Land Rover) フランス ForTwo (Smart) 207, 508 (Peugeot) Lutecia (Renault) - ドイツ Golf (Volkswagen) Golf, (Volkswagen) C クラス (Mercedes-Benz) 3 シリーズ (BMW) E クラス (Mercedes-Benz) 5 シリーズ (BMW) スペイン Polo (Volkswagen) - イタリア 500 (FIAT) 500 (FIAT) - V クラス (Mercedes-Benz) 911 (Porsche) 出典:各社公表情報及びフォーイン「欧州自動車産業 2011」より IDCJ 作成 3-1-3 自動車部品の日本から EU 諸国への輸出 図 3-1-5 では、日本から EU 諸国への自動車部品(本項では HS コード 8708 を扱う)の 輸出額を仕向国別に示している。輸出総額は 1995 年の 2,255 億円から、2007 年まで順調 に増加し、同年に 5,172 億円に達した。リーマンショック以降 2009 年には 2,697 億円まで 減少したが、2011 年には 4,177 億円まで回復している。仕向国別では、1995 年から 2011 年までの期間を通じて英国が最も多く、2011 年には 1,031 億円である。表 3-1-4 の通り、 英国には、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの完成車工場があり、トヨタ自動車がアベ ンシスやオーリスを、日産自動車がキャシュカイ(日本名デュアリス)、ノート、ジューク を、ホンダがシビックや CR-V、Jazz をそれぞれ生産している。日本からの自動車部品輸 出の多くは最終的に日本企業の完成車向けに使用されていると考えられる。次に輸出額が 多いのがドイツ向けであり、2011 年には 781 億円に達している。ドイツには、日本の部品 メーカーの生産拠点はあるものの日本の主要完成車メーカーの工場はないため、日本から ドイツへ輸出される部品は主に欧州の完成車メーカーの製品に最終的に使用されているも のと思われる。続いて輸出額が多いのはスペインとフランスであり、2011 年にはそれぞれ 254 億円、207 億円である。フランスではトヨタ自動車が 2001 年に工場を設立した他、1999 年に日産自動車と資本提携したルノーの主要生産拠点がある。フランスへの輸出額が 2000 年の 85 億円から 2001 年には 171 億円、2002 年には 289 億円と急増しているのも、この ような動きに一部関連していると推察される。 95 6,000 5,000 その他 4,000 イタリア 3,000 スペイン ドイツ 2,000 フランス 1,000 英国 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-1-5 日本から EU への自動車部品輸出の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 8708 を自動車部品として扱っている。 表 3-1-4 EU 主要国における日本の完成車メーカーの主な生産拠点 メーカー トヨタ自動車 日産自動車 ホンダ 国 生産開始(買収・ 英国 フランス 英国 合弁開始)年 1992 年 2001 年 1986 年 スペイン 1983 年 英国 1992 年(第 2 工場 は 2001 年) 主な生産車種 アベンシス、オーリス ヤリス キャシュカイ(日本名デュアリス) 、 ノート、ジューク プリマスター、パスファインダー、 ナバラ、アトレオン、キャブスター、 NV200 シビック、CR-V、Jazz 出典:各社公表情報及びフォーイン「欧州自動車産業 2011」より IDCJ 作成 96 表 3-1-5 は、 日本から EU 主要国への 2011 年の自動車部品輸出額を品目別に示している。 ドイツとスペインに対しては、「8708.40 ギヤボックス及びその部分品」の割合が多い。 特に、ドイツに対しては、同品目が 639 億円であり HS コード 8708 の自動車部品全体の輸 出額の 82%を占めている。一方、日本の完成車メーカー3 社が生産拠点を持つ英国に対し ては、 「8708.30 ブレーキ及びサーボブレーキ並びにこれらの部分品」が 108 億円、 「8708.29 車体のその他の部分品及び附属品その他のもの」が 106 億円、 「8708.94 安全エアバッグ 及びその部分品」が 76 億円など、ギヤボックス以外の各品目の輸出も多く、日本企業の現地 生産拠点に幅広い部品が供給されていることが伺える。 表 3-1-5 日本から EU 主要国への自動車部品輸出額(品目別、2011 年、億円) 日本からの輸出額(2011 年、億円) HS コード 英国 フランス ドイツ スペイン イタリア 車体のその他の部分品及び附属 8708.29 106 19 8 47 2 品その他のもの ブレーキ及びサーボブレーキ並 8708.30 108 3 17 10 5 びにこれらの部分品 8708.40 ギヤボックス及びその部分品 353 44 639 126 2 8708.94 安全エアバッグ及びその部分品 76 32 4 10 1 8708.99 その他のもの 193 93 80 32 3 HS コード 8708 計 1,031 207 781 254 21 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 3-1-4 自動車部品の EU 諸国から日本への輸出 図 3-1-6 では、EU 諸国から日本への自動車部品の輸出額の推移である。2000 年に 510 億円であった輸出額は以後急増し、2008 年に 2,002 億円に達した。その後、日本国内での 自動車生産の減少に合わせて輸出額も減少し、2009 年以降は 1,100 億円前後で停滞してい る。輸出国別ではドイツが最大であるが、2008 年の 753 億円をピークに減少をはじめ 2011 年には 364 億円となっている。次いで輸出額の大きいフランスも、2008 年の 227 億円をピ ークに減少し、2011 年に 107 億円となっている。主要 5 カ国以外からの輸出額が EU 全体 からの輸出額に占める割合は 2005 年以降増加傾向で、2011 年には同割合は 36%に達して いる。 表 3-1-6 では、EU 主要国から日本への 2011 年の自動車部品輸出額を品目別・輸出国別 に示している。同表の 8 品目中 7 品目でドイツが最も大きい。ボッシュ、ZF、LUK、コル ベンシュミット、マーレなど多くのドイツ企業が日本の完成車メーカーに部品を納入して いる。2 位の輸出国は品目により異なる。クラッチ関連部品に強みを持つヴァレオが拠点を 持つフランスは、 「8708.40 ギヤボックス及びその部分品」の対日輸出額が 46 億円で、ド イツの 53 億円に匹敵する規模を持っている。また、 「8708.94 安全エアバッグ及びその部 97 分品」では、衝突安全システム部品大手のオートリブが生産拠点を持つフランスが対日輸 出額で 11 億円と、ドイツの 5 億円を上回っている。英国は、 「8708.29 車体のその他の部 分品及び附属品その他のもの」の対日輸出額が 24 億円でドイツの 64 億円に次いでいる。 ブレーキ部品メーカーのブレンボや 2007 年にコンティネンタル・オートモーティブ傘下と なった AP Italia があるイタリアは、 「8708.30 ブレーキ及びサーボブレーキ並びにこれら の部分品」で 28 億円の対日輸出を行っている。 2,500 2,000 その他 イタリア 1,500 スペイン ドイツ 1,000 フランス 英国 500 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 図 3-1-6 EU から日本への自動車部品輸出の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 8708 を自動車部品として扱っている。 98 11 表 3-1-6 EU 主要国から日本への自動車部品輸出額(品目別、2011 年、億円) 日本への輸出額(2011 年、億円) HS コード 英国 フランス ドイツ スペイン イタリア 車体のその他の部分品及び附属 8 64 8 4 24 8708.29 品その他のもの ブレーキ及びサーボブレーキ並 6 10 79 12 28 8708.30 びにこれらの部分品 46 53 26 5 ギヤボックス及びその部分品 16 8708.40 駆動軸及び非駆動軸並びにこれ 2 26 2 2 1 8708.50 らの部分品 ラジエーター及びその部分品 3 0 27 6 0 8708.80 ハンドル、ステアリングコラム 2 26 4 3 及びステアリングボックス並び 4 8708.93 にこれらの部分品 11 5 2 4 安全エアバッグ及びその部分品 3 8708.94 8708.99 その他のもの HS コード 8708 計 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 99 19 11 46 5 8 82 107 364 66 63 3-2 鉄道 本件調査の目的に適った鉄道分野の理解、把握のため、2010 年 6 月の産業構造審議会 産 業競争力部会報告書の「鉄道」部分を次のとおり要約引用する。 【要約引用】 i) 世界の市場動向 鉄道分野(鉄道車両、信号・制御、軌道、保守等)の世界市場規模は、2005 年-2007 年 平均で15.9 兆円であるが、今後は、地球温暖化対策としての鉄道への期待の高まりもあり、 年平均 2.5%の成長により 2020 年には 22.0 兆円に拡大することが見込まれる。 図 3-2-1 鉄道種類別市場規模予測(2007 年→2020 年) 出所:UNIFE “Worldwide Rail Market Study – status quo and outlook 2016” の推計をもとに作成 図 3-2-2 2020 年における部門別市場規模予測 出所:UNIFE “Worldwide Rail Market Study – status quo and outlook 2016” の推計をもとに作成 鉄道市場は、高速鉄道と都市鉄道等(地下鉄、貨物列車等を含む高速鉄道以外の鉄道)の 2 つに分けられる。このうち都市鉄道等は、このうち都市鉄道等は、2020 年には 20.4 兆 円に拡大することが見込まれていることから、高度な鉄道技術を象徴する国民的インフラと して重要な高速鉄道と同様に、今後、積極的に海外展開を推進すべき分野と言える。 100 表3-2-1 2020 年における重要地域(兆円) 地域 市場規模 市場成長率 アジア・太平洋 6+ 3.8% 西欧 5.6 1.6% 米国・カナダ・メキシコ 3.4 1.3% 出所:UNIFE “Worldwide Rail Market Study – status quo and outlook 2016” の推計をもとに作成 ii) 国内外の企業の動向 (ア) 海外企業の動向 (A) 海外の車両メーカーの動向 海外の車両メーカーは、企業再編を繰り返しながら集約化されており、ジーメンス (独) 、アルストム(仏) 、ボンバルディア(鉄道部門の本社は独)が世界の 3 大メー カーとして鉄道車両の世界シェアの過半を占め、欧州以外にも世界各地に工場を持ち、 新興市場に対しても積極的にビジネスを展開するなど、手強い競争相手となっている。 また、これらの企業は、国際標準化にも積極的に取り組んでおり、今後、これら企業 努力により欧州の鉄道技術・基準に親和的な国際標準が実現された場合、日本企業にと って競争上不利な状況が生じる可能性がある。 他方、韓国ロテム、中国北車グループ、中国南車グループなどの新興国の鉄道車両メ ーカーも、海外メーカーの技術や機器を導入しつつ、新興国の地下鉄など低コスト車両 を中心とした海外市場にも参入しており、日本企業の競争相手として存在感を高めつつ ある。 (B) 海外の運行事業者・鉄道コンサルテイング会社の動向 欧州では、鉄道線の保守と運行を分離、場合によっては車両リース事業として車両保 有等も分離する、いわゆる垂直分業が進んでいる。例えば、ドイツ鉄道(DB)などは、 国外の他企業保有路線における鉄道運行にも取り組み始めるなど、国境を越えた鉄道ビ ジネスが活発化しつつある。 また、海外の鉄道事業者は、シストラ(仏)やDB インターナショナル(独)といった 鉄道コンサルティング会社を関連会社として保有し、新興国などで受注活動を展開して いる。 これらのコンサルティング会社は、新興国における新規路線の基本計画の立案や詳細 な事業モデル作成などで、強い存在感を示している。 101 (イ) 我が国企業の強みと課題 (A) 我が国の車両メーカーの強みと課題 日本の車両メーカーは、省エネ、品質、信頼性などの技術面で世界最高の水準を達成 している。例えば、英国では、民間の車両リース会社が、日本製の高速鉄道車両を保守 サービス付きで調達・保有し、現地の鉄道運行事業者に対してリースを行うといったビ ジネスも存在する。また、米国では、日本車両メーカーが現地に工場を設立し、都市交 通局等向けに多数の鉄道車両を製造・納入するとともに、保守サービス等の提供も行っ ている。 その一方で、主要鉄道車両・関連機器の年間輸出額は概ね1,000 億円程度(4,000~ 5,000億円程度の国内生産額の2 割前後)にとどまっており、日本の主要企業を合計し ても世界シェアは1 割程度であるのが現状である。また、欧州のライバル企業と比較す ると、海外の製造拠点や整備拠点が少なく、IEC やISO など国際標準化への取組につ いても遅れをとっている。さらに、低価格車両を中心に、中国・韓国の新興企業からも 追い上げられており、多様化するビジネスモデルへの対応についても、現時点では限定 的である。 今後、日本国内における鉄道車両・関連機器の需要は減尐することが見込まれており、 日本の車両メーカーは、今後も増加が見込まれる海外市場におけるビジネス展開が必須 となっている。 (B) 我が国の鉄道運行事業者・鉄道コンサルティング会社の強みと課題 日本のJR、民間鉄道など鉄道運行事業者は、国内における鉄道運行事業を中心に行っ ており、海外での活動・事業は、技術協力などに限定されているのが現状である。 今後、人口減尐などで国内需要の増大が期待できないことや、海外鉄道ビジネスによ り得られた経験や知見が国内鉄道ビジネスのさらなる質の向上に利用可能であること などを踏まえると、我が国の鉄道運行事業者は、日本の鉄道技術・基準の国際標準化の 推進を含めて、鉄道コンサルティングビジネスといった海外活動・事業を推進すること が必要である。 日本の鉄道コンサルティング会社は、円借款案件などでは中心的な役割を果たしてい るが、一般の鉄道案件における存在感は低い状態に留まっているのが現状である。欧州 の鉄道コンサルタントが請け負った案件では、欧州の技術や標準が中心となるため、日 本企業は、鉄道コンサルタントが案件形成に果たす役割の重要性に着目し、日本の鉄道 コンサルタントの一般案件への関与を推進することが必要である。 (C) 新興国において多様化するビジネスモデルへの対応の必要性 近年、新興国でも鉄道整備が進められており、民間事業者が政府・自治体と連携して 建設・運営等を行う、いわゆる官民連携スキーム(PPP)で行われるケースも見られ、 102 民間事業者は、従来からの車両や設備等の納入のみならず、鉄道システム全体の構築、 運行・保守への関与、ファイナンススキームの提案、リースサービスの提供といった多 様なビジネスに対応することが求められている。 このようなビジネスについては、現地のニーズを踏まえながら多様な要素を含む鉄道 ビジネス全体のインテグレーションに責任を持つ企業の存在が重要であり、こうした企 業が然るべきリスク負担をしつつ、自らが核となって、関連する企業とコンソーシアム 等を形成し、取組を進めることが必要となる。 また、事業スキームについての相手国政府との協議や、事業パートナーとなり得る現 地企業との交渉などを他国のライバル企業に先駆けて行うことも必要であり、現在、我 が国では、商社・車両メーカー等が対応しているが、欧州企業と比べると、こうした取 組は十分とは言い難い。 iii)具体的政策 (ア) 目標 新興国市場を中心に、ビジネスモデルの多様化を踏まえ早期から関係企業が案件に取 り組む体制を構築する。 高速鉄道については、相手国の実情に合わせて、運転・管理等への関与も含めた事業 形態により、先進国も含めた世界各地への展開を図る。 また、車両ビジネスでは、欧州、北米、中国などの大規模な市場に対する輸出を継続・ 拡大するとともに、コスト競争力向上等を通じてシェアを拡大する。 (イ) アクションプラン (A) 案件組成段階からの関与 具体的なビジネス案件形成に初期段階から関与し、コンサルティングやその後の国際 入札に向けた準備を円滑に進める。 高速鉄道については、ファイナンスを含めた事業モデル形成が重要であるため、早期 から相手国政府等との議論の場を設ける。 また、「デリー・ムンバイ産業大動脈構想」等の広域開発構想を通じた案件組成段階 からの関与を進める。なお、広域開発構想においては、都市開発等も含めたいわゆる「面」 での案件組成を進め、その中に日本企業が関与する鉄道システムを要素として含めるこ とを検討する。 (B)コンソーシアムの形成 特に新興国市場においては、運転・管理ノウハウの提供等といった広範な事業分野へ の関与が求められる場合があり、日本企業は、早い段階から複数の企業がコンソーシア ム等を形成し、各企業のノウハウを結集して、現地企業とも協力して対応する体制を整 備することが必要となる。そのため、政府は、日本企業が参加するコンソーシアム等が 103 取り組む案件の実現を支援し、そうした案件についての実績を蓄積することにより、日 本企業の海外展開力を強化する。 (C) 政府の一体的支援(官民連携の強化) (A)の日本企業が初期段階から関与する案件や、(B)の日本の企業が参加するコンソー シアム等による案件を実現するため、官民の連携体制を構築し、相手国政府等へのトッ プセールスの弾力的実施を含めた政府による一体的な支援を行う。 また、相手国との政策対話等を通じて、鉄道PPP 案件に係るライダーシップ保証等 のリスク軽減措置を相手国政府に求めること等により、日本企業が関与することが期待 される案件について実現可能性を高める。 さらに、安全規制等が存在しない国に対しては早期から日本の安全規制についての技 術移転を推進する。 (D)ファイナンス支援の強化、経済協力政策の見直し等 日本企業が関与する案件の実現を支援するため、FS 支援事業の拡充、JICA 投融資 機能の再開、JBIC における先進国向け投資金融の対象範囲の拡大、NEXI の付保範囲 の拡大、円借款の有効活用(STEP(本邦技術活用条件)の適用)および迅速化、産業 革新機構の活用等を推進することにより、政府として、ファイナンス面での民間鉄道ビ ジネス支援を強化する。 (E)国際標準化の推進 日本の優れた鉄道技術を海外に広め鉄道分野の発展に貢献するとともに、日本企業が 海外ビジネスを円滑に行うことができるように、IEC、ISO などにおける国際標準化活 動を積極的に推進する。 (F)鉄道車両メーカーの国際競争力強化 低価格の製品の海外展開を志向する韓国・中国企業に対応するため、日本企業の持つ 高い技術力等を生かした海外仕様車両・機器の開発、現地生産・整備拠点の整備などを 通じて低コスト化等を進める。 また、日本の鉄道車両メーカーは、企業数が多く、欧州ライバル企業と比較して事業 規模が小さいことから、国際競争力を強化する観点から合理的かつ必要な場合には、産 業再編に取り組む。 【要約引用終了】 104 3-2-1 EU 5 カ国からの鉄道車両等輸入(1995-2011)の特徴 EU 5カ国からの鉄道車両等の輸入(1995-2011)の定量的内容を財務省貿易統計によって 調べた結果、次のことが明らかとなった。 (ア) 年間最高値 9,547 百万円(2008年)、最低値 2,300 百万円(2009年)、中央値 3,687 百 万円 (2004年)を記録したが、当該5カ国の全世界への年間輸出総額に比べ、概して1% 未満の少額である(OECD 貿易統計により検証)。 (イ) 2000-2001年(5,643~6,233百万円)と 2006-2008年(5,910~9,547百万円)に一 時的な上昇をみたが(英国向輸出用高速鉄道車両の部分品輸入によるものと推定)、 2011年には1996年を下回る3,417 百万円に低落した。イタリア からの保守・作業用 車両の経常的輸入の他に新造車両の輸入が殆どなく、他の品目ではドイツからの部分 品輸入が目立っている。熊本市交通局(1997年設計・電気部品ドイツ)や広島電鉄 (1999~2002年ドイツ製車両)の導入により始まり、13 の運行事業体で実施されて いる路面電車の超低床化(LRV 化)も、価格問題や部品の調達に時間がかかること などから、国産と台車・電気部品等主要部品輸入による技術導入会社での組立による 調達ケースが相半ばしており、結果的に EU 5カ国からの輸入に顕著な貢献はしてい ない。 3-2-2 EU 5 カ国への鉄道車両等輸出(1995-2011)の特徴 EU 5カ国への鉄道車両等輸出(1995-2011)の定量的内容を財務省貿易統計によって調べ た結果、次のことが明らかとなった。 (ア) 年間最高値 24,301百万円(2009年)、最低値 35百万円(1995年)、中央値 512百万円 (1999年)を 記録したが、日本の全世界への年間輸出総額に比べ、概して1%未満の少 額である。 (イ) ハイライトは、2007-2009年の英国向高速鉄道車両の輸出 174両 35,829百万円 (付 属品等 9,674百万円を含む) である。英国では車両リース会社が鉄道運行事業者へ車 両をリースするビジネス形態が主流となっており、この高速鉄道車両も日本の車両メ ーカーと英国の車両リース会社との契約となっている。また、英国において、車両メ ーカーは、車両の納入に加えて日々の車両保守も請け負うケースが多く、上記契約に も車両保守(最長35年)が含まれている。 (ウ) 上記(イ) を除きEU 5カ国向の新造車両の輸出は殆どなく、金額は微少ながら、ドイ ツ向部分品の輸出が中核となっている。 105 3-2-3 鉄道車両メーカーとしての相互補完等の協議や国際標準化活動の推進 3-2-1項及び3-2-2項の統計データに示されているとおり、これまでは、日本側の英国向高 速鉄道車両の輸出の他には、日本側、EU5カ国側の双方とも相手側の鉄道プロジェクトへ の関与の機会がなく、車両メーカー個々の立場でそれぞれが受動的に輸出に携わってきて いるのが実態のようである。鉄道車両メーカーとしての相互補完等を実現するための協調 や国際標準化活動推進のための協議は今後の両サイドの自覚と積極的参画に待つ必要があ る。 3-2-4 ビジネス案件形成に初期段階から関与することの重要性 上記 3-2-2- (ア)の英国向高速鉄道車両受注成功の蔭に、車両メーカーが前もって自社の 駆動制御機器を既存の英国車両に搭載し、2年近くの長期試験を経て「英国安全認証」を取 得すると共に同国の各種インフラのデータを取得していたことが報じられている。また、 英国でのプロジェクトについて有能な英国人の登用やメーカー主催の鉄道セミナーの開催 も行われた。 同様に、東北新幹線のブレーキシステム受注に成功したドイツのブレーキ専門メーカー の場合も開発の初期段階から関与していたことが報道されている。 3-2-5 国際鉄道連合(UIC) の会長に石田義雄氏就任(2009 年 4 月)、理事会・総会 東京 開催(2010 年 6 月) 世界最大の国際鉄道機関である UIC は、2007年から、それまでの実質欧州中心からグ ローバルな活動を目指すことになり、規約および組織を大幅に改正した。理事会メンバー は欧州だけでなく、全世界からの会員(運行事業者)で構成されることになった。欧州、アジ ア、アフリカ、中東、北米、ラテンアメリカ の6地域の地域総会も設立された。しかし、 この改革は欧州と他地域との対立など、一部に混乱を招く結果となったため、2009年4月、 更なる修正を加えた新体制が採用され今日に至っている。 UIC 発足当初(1922年)から加盟(当時、鉄道省)している日本(現在は、JR5社[東日本、東 海、西日本、九州、貨物]及び鉄道総研)は他のメンバーと共に上記新体制の整備に尽力し、 2009年4月1日、UIC会長にJR東日本の石田義雄副会長が選任された。また、2010年 の理 事会・総会は、同年6月9日及び10日に東京で開催された。日本の鉄道事業関係者にとって、 国際標準化等の活動の推進にまたとない好機会が訪れていると云える。 106 3-3 金融サービス 我が国の金融セクターの機能強化は、持続的な経済成長の確保に不可欠なものであり、 1990 年代初めのバブル崩壊以降政府の取組課題の重点事項とされてきた。経済界からも内 外企業、金融機関、投資家等にとって利便性の高い世界的レベルの金融・資本市場を整備 し、成長著しいアジアをめぐる活発な資金の流れを呼び込むことができるようにするとい う提言がなされている。欧米の大手金融機関は、ギリシャの財政危機を発端とする欧州の 信用不安の影響を被っている。ポルトガル、スペイン、イタリアなどの国債価格の大幅下 落による保有資産の劣化のためである。2008 年秋のリーマンショックによる金融危機で経 営体力がそがれていたところに、今回の問題が更に加わるかたちとなっている。 3-3-1 最近3ヵ年の世界の金融サービス業の動向 リーマンショック後の世界的な大手金融機関の再建が総合金融サービス業(商業銀行、投 資銀行、大口取引先向銀行、個人向銀行、住宅ローン等、クレジット・カード、資産運用、 銀行保証等)を目指すかたちで実施されてきたので、この線に沿って定量データを把握する 一つの方法として、個々の機関の業務の違いを乗り越えて評価を可能にする Financial Times の金融専門誌“The Banker”の“Top 500 Banking Brands”を利用して、 我が国と EU 5 カ国の金融機関について、国別の世界ランキング上の実力を探る目的で、最近 3 ヵ年(評価 時期:2010-2012 各年 2 月)のブランド価値の評価を行った(ブランド価値 190 億ドル以上 を主要国として表示)。詳細は表 3-3-1 のとおりである。 表 3-3-1 世界主要国別金融機関ブランド価値の趨勢(百万ドル) 評価時期 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 2009年 米国 英国 中国 フランス スペイン 日本 ドイツ ブラジル スイス カナダ イタリア 127,997 50,314 35,099 31,359 24,096 22,231 18,848 18,201 17,173 14,627 13,664 2010年 2月 米国 英国 中国 フランス スペイン ブラジル ドイツ 日本 イタリア スイス カナダ 188,202 64,660 55,964 53,549 48,788 30,128 26,610 23,546 21,370 19,741 19,597 2011年2月 米国 中国 英国 ブラジル スペイン フランス ドイツ 日本 スイス カナダ イタリア 2012年2月 230,732 米国 204,153 78,044 中国 77,452 74,974 英国 67,982 46,906 カナダ 37,065 46,424 ブラジル 36,694 45,883 フランス 33,770 34,741 スペイン 31,782 32,569 日本 28,908 29,456 ドイツ 25,894 28,474 スイス 19,283 24,449 オーストラリア 19,209 出典:The Banker's Top 500 Banking Brands 2010, 2011 and 2012 に基づき IDCJ 計算 注1:ユニバーサルバンキング サービスを対象、保険業を除く 注 2:2009 年は参考値 上記“Top 500 Banking Brands”のブランド価値は、例えば、ある金融機関の 2010 年 2 月の評価は、同金融機関の 2009 年の収益速報値をベースに、一定の競争下需要モデルによ 107 る収益成長率及び当該国の GDP 成長率を適用し、 向う 5 ヵ年(2010-2014) の収益を計算後、 所定の割引率を適用して現在価値を得ることにより計算するものと説明されている。 下表 3-3-2 から、米国と EU 主要 5 カ国(英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン) が世界の金融サービス業のトップの座をほぼ同数の金融機関、同規模のブランド価値額で 2 分していることが分かる。また、欧州信用不安の欧米大手金融機関への影響度もうかがい 知ることができる。 表 3-3-2 米国、EU 5 カ国、日本の金融機関ブランド価値趨勢(百万ドル) 評価時期 2010/02 2011/02 2012/02 2010/02 2011/02 2012/02 米国 188,202 [85] 230,732 [90] 204,153 [87] 100 123 108 EU 5 カ国計 214,977[100] 226,471 [103] 174,897 [87] 100 105 81 28,908 [40] 100 138 123 日本 23,546 [41] 32,569 [41] 出典:The Banker's Top 500 Banking Brands 2010, 2011 and 2012 に基づき IDCJ 計算 注:[ ]内の数字は金融機関数 EU 5 カ国金融機関の国別の対前年動向は表 3-3-3 のとおりである。英国は 2011 年の評価 時には前年を 21%上回ったが、2012 年評価時には 9%下落した。ドイツは 2011 年には前年 を 31%上回ったが、2012 年には 25%下落し、3 年通しでは 2010 年(基準年)を下回る結果 となった。フランス、スペイン、イタリアについては、前 2 者が 2 年連続下落(2012 年は夫々 26%、32%の大幅下落)、イタリアは 2011 年に前年を 14%上回ったものの、2012 年に 37% の大幅下落を記録した。日本は 2011 年に前年を 38%上回り、2012 年に 11%の下落があっ たが着実な進展をみせている。 表 3-3-3 EU 5 カ国、日本の金融機関ブランド価値(前年比) (%) 2011/02 2012/02 英国 121 91 ドイツ 131 75 フランス 86 74 スペイン 95 68 イタリア 114 63 日本 138 89 出典:The Banker's Top 500 Banking Brands 2010, 2011 and 2012 に基づき IDCJ 計算 表 3-3-1「世界主要国別金融機関ブランド価値の趨勢」作成の副産物として、中国、ブラ ジル、カナダ及びオーストラリアの 4 カ国の金融機関ブランド価値ポテンシャルが高いこ とがみとめられた。とりわけ中国、カナダの躍進ぶりが顕著で、金融サービス業大国とし て将来機能する要件を備えつつあるものと考えられる。 108 3-3-2 対外直接投資(金融・保険)の推移 2005 年以降の日本の対外直接投資(金融・保険)の推移を表 3-3-4 に示す。対外直接投資の 殆どが英国向けであった。 表 3-3-4 対外直接投資(金融・保険)の推移(億円) 年 世界 EU EU5 カ国 英国 フランス ドイツ 計 2005 -10,145 -1,441 -1,044 -1,045 7 -6 2006 -6,533 -1,301 -1,737 -1,588 -5 -143 2007 -22,826 -5,571 -3,320 -3,314 -7 2008 -51,978 -5,898 -5,124 -5,082 -42 2009 -14,564 534 1,766 1,867 -101 2010 -9,659 -1,605 -863 -721 -142 2011* -9,731 -2,289 -2,245 -2,208 -37 出典: 日銀 国際収支統計 注:*/ 1-3 四半期 3-3-3 対内直接投資(金融・保険)の推移 2005 年以降の日本の対内直接投資(金融・保険)の推移を表 3-3-5 に示す。 表 3-3-5 対内直接投資(金融・保険)の推移(億円) 年 世界 EU EU5 カ国 英国 フランス ドイツ 計 2005 568 -1,018 -49 -21 -34 6 2006 2,774 4,242 1,716 1,602 34 80 2007 21,300 1,471 1,191 286 347 558 2008 20,207 500 700 105 226 369 2009 4,956 4,810 3,815 3,742 66 8 2010 -1,549 3,833 3,727 3,825 -221 124 2011* -1,932 2,761 2,805 844 1,945 15 出典: 日銀 国際収支統計 注:*/ 1-3 四半期 2010 年までは対内直接投資の殆どが英国からであった。2011 年第 2 四半期にフランスか ら 2,063 億円の大口投資が行われた。 109 3-3-4 対日進出欧州金融サービス企業数の推移 (2000-2010) 在日欧州ビジネス協会の金融サービス部会メンバー会社の登録と退会の情報によって対 日進出欧州金融サービス企業数の推移を推定した。詳細を表 3-3-6 に示す。 表 3-3-6 対日進出欧州金融サービス企業数の推移 (2000-2010) 進出 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 合計 26 8 5 4 6 2 4 2 5 2 64 合計 撤退 年末企業数 74 -26 74 -15 67 -11 61 -9 56 -8 54 -4 52 -4 52 -1 53 -19 39 -10 31 -107 銀行・証券・資産運用 進出 撤退 年末企業数 54 18 -20 52 5 -12 45 5 -10 40 4 -6 38 4 -7 35 1 -1 35 3 -3 35 2 -1 36 3 -11 28 2 -7 23 47 -78 進出 8 3 0 0 2 1 1 0 2 0 17 保険 撤退 年末企業数 20 -6 22 -3 22 -1 21 -3 18 -1 19 -3 17 -1 17 0 17 -8 11 -3 8 -29 出典:欧州ビジネス協会年次報告書より IDCJ 作成 3-3-5 外資系金融機関の当面の急激なコスト・人員削減及び資産圧縮措置 ― 欧州危機の 拡大による収益力の低下が原因 欧州危機の拡大に対する世界的な投資家のリスク回避姿勢、金融機関への規制強化に加え て日本株の長期低迷などのため、在日外資系金融機関は収益力の低下を余儀なくされ、そ の当面の対策として次の措置が異常とも云える速度で実行に移されている。 ●日本からの撤退(国有化された大手銀行デクシア[ベルギー] 2011 年 6 月)や新規契約募 集の停止(アリアンツ生命[ドイツ] 2012 年初以降) ●外銀貸出残高、1 年で 1 兆円急減 ●人員削減、 ギリシャの財政問題が顕在化した 2010 年 6 月から1,832 人(8%)減って 2011 年 9 月に 22,139 人となる。更に投資銀行部門幹部クラス 200 人程度の削減が追加さ れる見通し 110 3-4 医薬品 1997 年から 10 年間で世界の医薬品市場は約 2.4 倍に成長しており、今後もアジアを中心 に拡大が見込まれる。新興国の参入等により、国際競争は激化しており世界的な医薬品開 発のコスト増大や、安全性基準の厳格化等により研究開発効率は低下している。日本の現 薬価制度では、研究開発に投下した資金の特許期間内における回収が困難な状況にあるこ とは周知の事である。また、世界的には医薬品の主流はバイオ医薬品等へシフトしている。 国内製薬産業の現状を鑑みると、知識集約型の高付加価値産業に位置付けられ、高齢化 率世界トップの日本の医薬品分野は成長産業分野に位置付けられている。しかし、我が国 は新薬を創出できる日米欧先進諸国 10 カ国の中で第 3 位に位置付けられているが、国内で の新薬開発数は減少し、多くの特許が切れた 2010 年問題が深刻化している。 本報告書に添付する統計データを見ると、医薬品は輸入超過(2.5 倍)であり、年々輸入 高が増加する一方、輸出は伸び悩んでいる事が判る。 我が国の製薬企業は欧米に比べ、規模は小さい。必ずしもグローバル化に成功している 訳でもなく、2007 年から製薬企業は多額の資金で外国企業買収(ベンチャー、ジェネリッ ク等)に取組んでいる。しかし、その反面、国内では外資系研究所の撤退や、ベンチャー が育たないことなどにより、国内の創薬力の相対的低下を招いている。 国外に目を転じ、世界の医薬品メーカーの売上高ランキング(各社の決算資料から作成 したニュース報道)をみると、世界最大のメーカーはファイザーであり、2 位にスイスのロ シュ、 3 位にフランスの Sanofi-aventis、 4 位に英国の GSK、 5 位に同じ英国の Astra Zeneca、 6 位にスイスの Novartis が入っており、欧州勢以外は全て米国のメーカーで、欧米勢が圧 倒的に優位な市場である事が判る。 3-4-1 医薬品の日本から EU 諸国への輸出 (1995-2011) 図 3-4-1 は、日本から EU 諸国への医薬品輸出の推移である。EU への輸出総額は、1995 年の 293 億円(EU 諸国からの輸入は 2,367 億円:金額は FOB ベース、以下同様)から 2011 年の 841 億円へと 16 年間で 3 倍(EU 諸国からの輸入は 3.76 倍)に増加している。途中 1998 年と 2002 年にマイナス成長を記録し、更に 2008 年のリーマンショックとそれ以降の 欧州各国での不況、円高ユーロ安などの影響から 2009 年-2010 年もマイナス成長を示して いる。 EU 主要 5 カ国の国別割合では、当初ドイツ、フランス向けが多く、1995 年には 2 カ国 合計で EU 主要 5 カ国への輸出の約 62%を占めていた。 (金額ベース。以下同様) 。その後、 イタリアへの輸出が増加し、2011 年には EU 主要 5 カ国向け輸出総額の 30%弱を構成する 111 までに変化している。EU 諸国への輸出総額が 841 億円まで成長する中で、イタリア向けの 輸出は 40 億円(1995 年)から 116 億円(2011 年)まで成長している。一方、ドイツは 1999 年から 2000 年にかけて輸出額が半減し、その回復に約 5 年間を要し 2004 年に 100 億円の 大台を回復している。同様に 2006 年も前年比 34%強のマイナス成長を示し 100 億円の大 台を割り、その回復に再度 5 年を要しています。 フランス向け輸出は 1995 年には EU 主要 5 カ国への輸出総額の 33%を占めていたが、 2006 年-2008 年をピークに減少傾向にあり、2011 年には同割合が約 20%弱まで縮小してい る。 金額ベースでは 1995 年の 69 億円から 2006 年の 139 億円まで増減を繰り返しながら、 2011 年には 79 億円まで縮小した。 1,000 900 800 その他 700 220 イタリア 218 スペイン 600 213 ドイツ 210 フランス 500 205 英国 400 300 200 100 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-4-1 日本から EU への医薬品輸出の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 30 類を医薬品として扱っている。 3-4-2 医薬品の EU 諸国から日本への輸出 (1995-2011) 図 3-4-2 は、EU 諸国から日本への医薬品輸出の推移である。EU 諸国から日本への輸出 総額は、1995 年の 2,367 億円(金額は FOB ベース、以下同様)から 2011 年の 8,904 億円 へと増加しており、2008 年のリーマンショックとそれ以降の欧州各国での不況、円高ユー ロ安などの影響も受けず、2009 年-2010 年は約 10%の成長を残している。 国別割合では、各年共にドイツからの輸入が多く、1995 年には EU 主要 5 カ国から日本 112 向け輸出総額の約 60%を占めていた。(金額ベース。以下同様)。その後、フランスやイタ リアからの日本向け輸出が増加し、 2011 年にはドイツの同構成比が 36%まで減少している。 金額ベースでは、2001 年以降は増加傾向を見せていなかったが、2004 年以降増加し始め EU 諸国から日本向けの輸出総額が 6,721 億円まで成長する中で、ドイツから日本向けの輸 出は順調に 2011 年に 2,446 億円まで成長している。 フランスからの日本向け輸出は 1995 年には EU 主要 5 カ国からの輸出総額の 8.76%を占 めていたに過ぎないが、2011 年には同割合が約 20%まで成長している。金額ベースでは 1999 年の 195 億円から毎年増加し、2011 年には7倍弱の 1,349 億円まで成長している。 また、英国からの日本向け輸出は、1995 年には EU 主要 5 カ国から日本向け輸出全体総額 の 30%弱あったものが、2011 年では同割合が 16%弱まで減少している。金額ベースでは、 2006 年の 1,304 億円をピークに 2011 年には 1,069 億円まで減少している。 10,000 9,000 8,000 その他 7,000 220 イタリア 6,000 218 スペイン 213 ドイツ 5,000 210 フランス 205 英国 4,000 3,000 2,000 1,000 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 図 3-4-2 EU から日本への医薬品輸出の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 30 類を医薬品として扱っている。 113 11 3-5 ファッション 本項では、HS コード 61 類(衣類及び衣類附属品[メリヤス編み又はクロセ編みのもの に限る。 ] ) 、62 類(衣類及び衣類附属品[メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く。] )に 該当する衣類及び衣類附属品を例に、ファッション関連品目に関する日本と EU 諸国の貿 易動向を概観する。 3-5-1 日本から EU 諸国への輸出 図 3-5-1 は、日本から EU 諸国への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を仕向国別に示し ている。1998 年の最盛期でも輸出額は 70 億円に過ぎず、2011 年には 38 億円と、リーマ ンショックの影響が顕在化する前の 2008 年の 48 億円からさらに減少している。 国別には、 1995 年当時にはドイツ向け輸出が 37 億円と最も大きかったが、同国への輸出は 2011 年に は 5 億円まで減少している。2011 年にはフランス向けが最大となっているが、輸出額は 14 億円に過ぎない。 80 70 その他 60 イタリア 50 スペイン 40 ドイツ 30 フランス 20 英国 10 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 図 3-5-1 日本から EU への衣類及び衣類附属品輸出額の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 114 11 図 3-5-2 と図 3-5-3 は、日本から EU 諸国への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を、HS コード 61 類と HS コード 62 類についてそれぞれ品目別に示している。ニット製品を対象 とした 61 類では、1990 年代後半から 2000 年代前半にかけて「6116 手袋、ミトン及びニ ット」が 61 類全体の輸出額の 4 割前後を占めていたが、2000 年代前半以降「6109 T シャ ツ、シングレットその他これらに類する肌着」、 「6110 セーター、カーディガン類」などの 割合が増加し、2011 年にはそれぞれ 61 類の輸出額の 26%、24%を占めている。62 類では、 1995 年には輸出額が 35 億円の「6203 男子用のスーツ類」や同 10 億円の「6214 ショー ル、スカーフ、マフラー、マンティーラ、ベールその他これらに類する製品」は 1990 年代 後半以降輸出額を減らし、2011 年にはそれぞれ 10 億円、1 億円となった。一方、1990 年 代後半に輸出額を伸ばした「6204 女子用のスーツ類」は 2000 年代にも輸出額を維持し、 2011 年には 9 億円となった。 30 25 他の品目 20 6117 その他の衣類附属品等 15 6116 手袋、ミトン及びミット 10 6115 パンティストッキング、タイ ツ、ストッキング、ソックスその他 の靴下類 6110 セーター・カーディガン類 6109 Tシャツ、シングレットそ の他これらに類する肌着 5 6104 女子用のスーツ等 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-5-2 日本から EU への衣類及び衣類附属品(HS コード 61 類)輸出額の推移 (品目別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 115 60 50 40 他の品目 6214 ショール、スカーフ、マ フラー、マンティーラ、ベール その他これらに類する製品 30 6211 トラックスーツ、スキー スーツ及び水着並びにその 他の衣類 20 6204 女子用のスーツ類 10 6203 男子用のスーツ類 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-5-3 日本から EU への衣類及び衣類附属品(HS コード 62 類)輸出額の推移 (品目別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 表 3-5-1 は、日本から EU 主要国への主な衣類及び衣類附属品輸出額の推移である。ドイ ツ向け輸出の減少は、1995 年には輸出額の過半を占め 28.5 億円の輸出があった「6203 男 子用のスーツ類」 が 2011 年には 1.2 億円まで落ち込んだことが主要因であることが分かる。 同品目は、英国、フランス、イタリア向けの輸出額は増えているが、2011 年の各国向け輸 出額はそれぞれ 2.7 億円、2.5 億円、1.6 億円であり、ドイツ向けの減少を補う程の額では ない。英国、ドイツ向けでは、 「6214 ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、ベ ールその他これらに類する製品」の減少が大きく、2011 年の両国向け輸出額はそれぞれ 0.4 億円、0.2 億円となっている。一方、「6204 女子用のスーツ類」は、フランス、イタリア 向けで輸出を伸ばし、 2011 年の両国向け輸出額はそれぞれ 3.9 億円、 2.3 億円となっている。 また、英国、フランスに対して「6109 Tシャツ、シングレットその他これらに類する肌 着」の輸出が増加しており、両国向け輸出額はそれぞれ 1.2 億円、1.3 億円である。 116 表 3-5-1 日本から EU への主な衣類及び衣類附属品輸出額 (国別・品目別、暦年、億円) 輸出額(暦年、億円) 1995 2000 2005 2010 2011 8.4 11.4 8.3 10.7 9.2 国・品目 英国 6109 6203 6214 Tシャツ、シングレットその他これらに類す る肌着 男子用のスーツ類 ショール、スカーフ、マフラー、マンティー ラ、ベールその他これらに類する製品 フランス 6109 6110 6116 6203 6204 ドイツ 6203 6214 イタリア 6203 6204 Tシャツ、シングレットその他これらに類す る肌着 セーター・カーディガン類 手袋、ミトン及びミット 男子用のスーツ類 女子用のスーツ類 男子用のスーツ類 ショール、スカーフ、マフラー、マンティー ラ、ベールその他これらに類する製品 男子用のスーツ類 女子用のスーツ類 0.0 0.5 0.6 1.5 1.2 0.7 0.9 1.1 2.4 2.7 3.5 3.3 0.4 0.4 0.4 10.0 15.8 17.0 11.7 14.5 0.2 0.4 0.9 0.9 1.3 0.3 1.1 1.3 2.3 36.7 28.5 1.3 3.0 1.6 4.2 10.2 5.6 1.4 0.2 1.8 5.6 3.6 1.7 1.4 0.1 1.7 3.4 5.1 1.4 1.4 0.2 2.5 3.9 4.9 1.2 3.8 1.0 0.1 0.2 0.2 0.9 0.0 0.1 1.1 0.1 0.2 8.8 2.3 1.8 5.2 2.1 1.1 5.7 1.6 2.3 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 3-5-2 EU 諸国から日本への輸出 図 3-5-4 では、EU 諸国から日本への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を国別に示して いる。1995 年には 2,106 億円あった輸出額が、1999 年、2009 年の不況期に落ち込みをみ せ、2011 年には 1996 年の半分以下の 1,010 億円となっている。しかし、同年の日本から の EU 諸国への輸出額 38 億円と比べると大幅な入超である。国別ではイタリアの輸出が最 も大きく、輸出額では 1995 年の 1,396 億円から 2011 年の 619 億円に減少したものの、EU 全体の輸出額に対する割合は 1995 年の 66%から 2011 年の 61%に減少したのみであり、依 然として EU からの輸出の過半を占めている。イタリアに次いで対日輸出の大きいフラン スの輸出額は 1995 年の 342 億円から 2011 年の 108 億円と、 3 分の 1 以下に減少している。 同図の主要 5 カ国以外の EU 諸国の輸出は 1995 年の 65 億円から 2011 年の 197 億円まで 増加している。 117 3,000 2,500 その他 2,000 イタリア 1,500 スペイン ドイツ 1,000 フランス 500 英国 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-5-4 EU から日本への衣類及び衣類附属品輸出額の推移 (国別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 図 3-5-5 と図 3-5-6 は、EU 諸国から日本への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を、HS コード 61 類と HS コード 62 類についてそれぞれ品目別に示している。 61 類では、 「6110 ジ ャージー、プルオーバー、カーディガン、ベストその他これらに類する製品」が 1995 年に 452 億円と、61 類全体の対日輸出額の 56%を占めていた。その他、1995 年当時には、 「6104 女子用のスーツ等」 、 「6105 男子用のシャツ」、 「6109 Tシャツ、シングレットその他これ らに類する肌着」が 61 類全体の対日輸出額のそれぞれ 10%程度を占めていた。上に挙げた 全ての品目について、2011 年には輸出額が減少している。 「6110 ジャージー、プルオーバ ー、カーディガン、ベストその他これらに類する製品」は、2011 年には 139 億円となった が、同年の 61 類全体の対日輸出額の 45%を依然として占めている。次いで、「6104 女子 用のスーツ等」が 55 億円となっている。 118 1,000 900 他の品目 800 6110 ジャージー、プルオー バー、カーディガン、ベストそ の他これらに類する製品 700 600 6109 Tシャツ、シングレット その他これらに類する肌着 500 400 6106 女子用のブラウス、 シャツ及びシャツブラウス 300 6105 男子用のシャツ 200 100 6104 女子用のスーツ等 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-5-5 EU から日本への衣類及び衣類附属品(HS コード 61 類)輸出額の推移 (品目別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 62 類では、1995 年には「6204 女子用のスーツ類」の輸出額が 393 億円と最も大きく、 62 類全体の 30%を占めていた。2011 年には同品目の輸出額は 178 億円と半減したが、62 類全体の輸出額に占める割合は依然として 25%である。その他では「6203 男子用のスーツ 類」 、 「6202 女子用のコート類」 、 「6214 ショール、スカーフ、マフラー等」の輸出額が 多く、2011 年の輸出額はそれぞれ 129 億円、95 億円、89 億円であった。1995 年には 148 億円の輸出額を誇った「6215 ネクタイ」は、2011 年には 59 億円まで落ち込んでいる。 119 1,800 他の品目 1,600 1,400 6215 ネクタイ 1,200 6214 ショール、スカーフ、マ フラー等 1,000 6206 女子用のブラウス、 シャツ及びシャツブラウス 800 6204 女子用のスーツ類 600 6203 男子用のスーツ類 400 6202 女子用のコート類 200 6201 男子用のコート類 0 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 図 3-5-6 EU から日本への衣類及び衣類附属品(HS コード 62 類)輸出額の推移 (品目別、暦年、億円) 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 表 3-5-2 は、EU 主要国から日本への主な衣類及び衣類附属品輸出額の推移である。1995 年と 2011 年の輸出額を比較すると、多くの品目で半減以下となっているが、イタリアの 「6214 ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、ベールその他これらに類する製品」 に関しては、1995 年に 66 億円、2011 年に 63 億円と輸出額をほぼ維持している。イタリ アからの対日輸出品については、 「6104 女子用のスーツ等」 が 55 億円から 33 億円に、 「6201 男子用のオーバーコート類」が 42 億円から 29 億円、 「6203 男子用のスーツ類」が 132 億 円から 99 億円と、1995 年から 2011 年の間に輸出額の減少はあるものの他国・他品目と比 べて減少の落ち込み幅が小さな品目もみられる。 120 表 3-5-2 EU から日本への主な衣類及び衣類附属品輸出額 (国別・品目別、暦年、億円) 国・品目 英国 6110 6201 6204 6214 フランス 6110 6204 6214 6215 ドイツ 6204 スペイン 6204 イタリア 6104 6105 6106 6110 6201 6202 6203 6204 6205 6206 6214 6215 セーター・カーディガン類 男子用のオーバーコート類 女子用のスーツ類 ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、 ベールその他これらに類する製品 セーター・カーディガン類 女子用のスーツ類 ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、 ベールその他これらに類する製品 ネクタイ 女子用のスーツ類 女子用のスーツ類 女子用のスーツ等 男子用のシャツ 女子用のブラウス、シャツ類 セーター・カーディガン類 男子用のオーバーコート類 女子用のオーバーコート類 男子用のスーツ類 女子用のスーツ類 男子用のシャツ 女子用のブラウス、シャツ類 ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、 ベールその他これらに類する製品 ネクタイ 輸出額(暦年、億円) 1995 2000 2005 2010 2011 210 121 94 46 56 58 32 24 11 14 28 15 10 6 8 15 12 6 2 2 16 11 7 10 323 41 97 233 28 76 199 20 73 96 7 31 104 10 31 28 14 13 12 13 15 16 38 27 10 6 43 36 31 17 933 1,018 28 22 12 13 32 44 200 197 36 30 74 56 114 156 205 239 26 32 37 34 5 18 1 11 6 557 31 7 15 89 22 33 91 101 17 18 6 19 2 11 5 607 33 8 14 96 29 38 99 99 20 20 24 71 18 20 2 1,337 55 64 32 327 42 87 132 254 45 66 出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成 注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。 121 43 66 48 39 48 63 114 71 95 50 50 付録-1 調査対象業種に関する基礎貿易統計データ (出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成) a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU地域全体 1995 1996 雪上走行用に特に設計した 8703.10 車両及びゴルフカーその他 これに類する車両 2,322,984 2,897,154 3,838,496 6,144,150 ピストン式火花点火内燃機 8703.21 関シリンダー容積が1,000立 方センチメートル以下のもの 6,752,034 5,472,517 20,895,935 ピストン式火花点火内燃機 関シリンダー容積が1,000立 8703.22 方センチメートルを超え1,500 立方センチメートル以下のも の 270,796,609 337,813,937 ピストン式火花点火内燃機 関シリンダー容積が1,500立 8703.23 方センチメートルを超え3,000 立方センチメートル以下のも の 357,986,891 1999 (単位:千円、暦年) 2010 2011 2,892,782 2,515,567 2,229,060 2,601,244 40,134,542 48,020,600 51,719,201 21,691,310 11,883,406 240,578,870 301,199,529 310,918,725 184,272,078 102,365,566 95,771,717 565,564,817 548,855,642 686,089,456 576,274,238 268,584,635 301,013,317 294,333,200 41,216,770 80,192,721 110,255,285 155,531,962 139,769,340 89,892,478 105,072,207 87,245,497 42,429,310 58,753,589 35,766,873 16,094,937 29,079,406 36,481,783 33,100,549 17,459,308 14,837,831 297,528,334 414,126,180 502,034,854 442,635,900 626,853,679 675,470,939 541,308,149 221,493,503 349,333,849 295,160,425 134,331,839 199,021,153 205,934,212 175,436,194 155,721,594 190,754,820 125,572,667 34,299,883 80,149,372 71,715,180 2001 3,287,297 2,062,594 1,508,343 1,840,840 2,051,034 2,884,784 4,578,197 3,686,667 4,105,676 32,231,045 124,415,134 89,981,216 51,045,577 23,782,299 23,835,573 26,625,780 47,085,265 52,713,292 373,055,015 414,988,299 271,988,410 200,897,148 143,287,719 124,179,427 172,794,784 207,467,901 189,352,953 342,178,008 532,320,578 574,890,226 552,217,448 369,710,626 353,595,543 430,784,268 558,554,502 578,385,657 21,407,270 19,117,557 27,390,682 30,528,975 12,954,758 16,744,298 23,614,417 18,727,096 34,258,439 ピストン式圧縮点火内燃機 関(ディーゼルエンジン及び セミディーゼルエンジン)を搭 8703.31 載しシリンダー容積が1,500 立方センチメートル以下のも の 809,815 20,574 18,287 33,214 25,543 5,295 5,628,290 35,426,303 ピストン式圧縮点火内燃機 関(ディーゼルエンジン及び セミディーゼルエンジン)を搭 8703.32 載しシリンダー容積が1,500 立方センチメートルを超え 2,500立方センチメートル以 下のもの 72,927,889 69,188,077 80,599,090 146,827,343 158,949,195 121,050,374 152,005,546 ピストン式圧縮点火内燃機 関(ディーゼルエンジン及び セミディーゼルエンジン)を搭 8703.33 載しシリンダー容積が2,500 立方センチメートルを超える もの 81,955,616 73,347,524 113,876,666 187,752,913 130,837,570 154,463,716 124,449,813 ピストン式火花点火内燃機 関シリンダー容積が3,000立 方センチメートルを超えるも の 1998 2009 2000 8703.24 1997 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 8703.90 その他のもの 305,094 44,362 314,577 283,326 68,409 62,641 74,490 96,556 22,288,248 34,694,307 19,675,682 15,493,584 11,611,015 2,685,705 647,233 7,346,014 37,253,167 合 計 815,264,202 850,079,710 1,152,309,326 1,393,679,491 1,254,743,764 954,977,908 855,209,738 1,066,696,962 1,469,359,223 1,657,997,854 1,560,288,602 1,770,253,550 2,093,977,345 1,783,923,989 886,525,127 986,660,003 910,801,667 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。 自動車(完成車) 輸出 1/2 a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 1995 205 英国 139,219,236 210 フランス 1996 170,161,773 1997 256,239,015 1998 287,366,549 1999 228,930,609 2000 168,587,112 2001 196,444,580 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 230,067,639 335,380,323 393,725,923 375,682,698 351,519,661 471,666,457 287,183,449 2009 153,602,788 2010 2011 199,241,406 178,453,752 44,731,800 53,439,073 63,431,635 93,661,298 95,725,792 68,193,035 66,193,856 95,998,318 127,939,480 141,235,444 127,934,487 132,531,831 184,404,347 193,157,901 77,889,709 70,731,088 136,354,310 315,020,994 287,268,237 357,047,675 395,473,427 311,985,112 205,776,302 165,282,580 232,053,916 291,639,694 267,742,234 248,961,819 324,651,981 306,339,052 235,101,805 151,578,374 162,971,351 158,721,198 218 スペイン 29,799,367 35,591,639 44,836,430 79,095,716 86,376,027 79,660,959 62,075,272 66,400,584 108,774,230 134,054,436 144,103,717 159,681,503 208,864,390 120,706,527 66,359,082 89,914,756 75,219,006 220 イタリア 39,861,393 38,830,434 76,848,598 106,331,894 125,455,571 116,580,941 114,766,273 147,321,699 178,867,835 181,705,315 152,528,333 202,530,949 177,699,823 149,905,935 109,280,125 94,692,162 82,502,407 568,632,790 585,291,156 798,403,353 961,928,884 848,473,111 638,798,349 604,762,561 771,842,156 1,042,601,562 1,118,463,352 1,049,211,054 1,170,915,925 1,348,974,069 986,055,617 558,710,078 617,550,763 631,250,673 213 ドイツ 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。 自動車(完成車) 輸出 2/2 a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 雪上走行用に特に設計した 8703.10 車両及びゴルフカーその他こ れに類する車両 33,813 18,441 9,895 98,841 0 840 2,044 12,163 28,065 45,269 54,597 82,353 30,106 44,638 33,185 35,913 28,502 ピストン式火花点火内燃機 8703.21 関シリンダー容積が1,000立 方センチメートル以下のもの 502,559 499,671 378,313 349,691 763,261 2,033,755 5,336,401 6,153,816 2,607,272 2,425,565 681,509 692,127 345,231 1,846,928 923,115 1,553,817 4,345,200 ピストン式火花点火内燃機 関シリンダー容積が1,000立 8703.22 方センチメートルを超え1,500 立方センチメートル以下のも の ピストン式火花点火内燃機 関シリンダー容積が1,500立 8703.23 方センチメートルを超え3,000 立方センチメートル以下のも の ピストン式火花点火内燃機 関シリンダー容積が3,000立 8703.24 方センチメートルを超えるも の 21,772,901 32,197,453 31,653,879 24,343,429 18,430,822 11,658,191 17,983,845 15,058,851 11,345,628 8,077,371 6,110,434 6,909,181 12,795,184 17,532,310 42,981,454 53,393,576 78,430,276 388,603,744 475,911,016 462,568,015 380,067,280 364,592,959 361,540,974 357,308,835 334,224,332 327,630,338 396,914,614 397,558,055 332,557,714 418,345,523 302,381,133 193,771,812 256,061,750 326,380,962 191,346,069 272,921,444 224,244,931 159,139,252 185,164,374 197,629,263 190,250,369 227,757,112 235,933,299 284,465,044 272,588,915 325,261,539 267,152,828 218,258,146 121,155,239 118,137,468 147,183,049 ピストン式圧縮点火内燃機 関(ディーゼルエンジン及び セミディーゼルエンジン)を搭 8703.31 載しシリンダー容積が1,500 立方センチメートル以下のも の 28,004 6,839 28,222 220 13,979 12,719 33,095 87,858 864,030 127,457 181,175 125,889 549,920 239,847 161,624 392,503 126,329 ピストン式圧縮点火内燃機 関(ディーゼルエンジン及び セミディーゼルエンジン)を搭 8703.32 載しシリンダー容積が1,500 立方センチメートルを超え 2,500立方センチメートル以 下のもの 3,346,693 5,211,209 5,790,381 1,779,765 356,004 806,589 898,361 1,835,719 1,344,945 1,733,921 1,603,958 1,666,944 1,139,013 1,756,181 1,561,165 468,187 860,595 ピストン式圧縮点火内燃機 関(ディーゼルエンジン及び セミディーゼルエンジン)を搭 8703.33 載しシリンダー容積が2,500 立方センチメートルを超える もの 31,377,324 17,543,084 11,508,694 552,944 407,180 3,594,759 1,688,093 1,379,762 413,889 698,857 607,932 5,811,169 8,476,888 8,835,207 864,023 15,776,843 9,060,625 8703.90 その他のもの 239,863 378,631 175,345 134,988 499,518 56,743 651,798 16,279 839,073 666,023 219,385 45,678 92,319 36,144 14,812 279,232 609,503 合 計 637,250,970 804,687,788 736,357,675 566,466,410 570,228,097 577,333,833 574,152,841 586,525,892 581,006,539 695,154,121 679,605,960 673,152,594 708,927,012 550,930,534 361,466,429 446,099,289 567,025,041 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。 自動車(完成車) 輸入 1/2 a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 205 英国 71,829,526 82,783,179 95,516,700 45,825,364 37,700,894 35,396,549 45,017,896 57,044,469 86,296,956 100,405,356 92,330,228 82,204,749 132,927,898 60,187,544 28,734,847 40,821,340 40,092,921 210 フランス 13,621,562 11,507,599 11,702,433 11,450,763 11,244,644 15,008,964 19,290,027 30,823,552 24,099,569 24,769,212 23,094,112 21,916,216 21,882,562 19,272,153 8,967,605 20,043,159 20,572,243 403,157,499 213 ドイツ 416,426,030 544,140,442 485,943,229 405,694,278 403,390,697 418,402,316 403,228,463 400,900,077 376,397,008 447,771,750 461,596,366 463,543,292 442,944,207 380,205,463 261,956,535 313,396,400 218 スペイン 40,051,031 35,949,743 27,641,385 20,504,221 25,598,916 17,402,969 17,137,262 7,747,295 4,183,312 16,908,881 4,084,301 6,748,635 4,444,054 6,974,497 1,661,154 2,003,454 5,183,476 220 イタリア 18,642,715 19,105,554 23,863,503 15,739,677 24,738,692 23,796,737 22,473,348 24,260,900 25,283,477 34,958,055 26,288,108 26,192,306 33,596,949 35,095,834 26,281,932 21,173,943 25,968,974 560,570,864 693,486,517 644,667,250 499,214,303 502,673,843 510,007,535 507,146,996 520,776,293 516,260,322 624,813,254 607,393,115 600,605,198 635,795,670 501,735,491 327,602,073 397,438,296 494,975,113 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。 自動車(完成車) 輸入 2/2 b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU地域全体 8708.10 バンパー及びその部分品 車体(運転室を含む。)のそ 8708.21 の他の部分品及び附属品 シートベルト 車体(運転室を含む。)のそ 8708.29 の他の部分品及び附属品 その他のもの * 8708.30 ブレーキ及びサーボブレー キ並びにこれらの部分品 * 8708.31 取り付けたブレーキライニン グ * 8708.39 * ブレーキ/部品(ライニング 以外) ギヤボックス及びその部分 8708.40 品 駆動軸(差動装置を有する ものに限るものとし、伝動装 置のその他の構成部品を有 8708.50 するか有しないかを問わな い。)及び非駆動軸並びにこ れらの部分品 8708.60 車輪並びにその部分品及び 附属品 懸架装置及びその部分品 8708.70 (ショックアブソーバーを含 む。) ラジエーター及びその部分 8708.80 品 (単位:千円、暦年) 2010 2011 7,381,418 6,595,514 1995 8,275,631 1996 8,309,154 1997 7,820,211 1998 8,386,446 1999 7,751,234 2000 6,059,349 2001 5,400,114 2002 5,497,918 2003 5,853,228 2004 6,066,117 2005 6,674,934 2006 7,771,616 2007 8,878,216 2008 9,748,776 2009 7,561,114 381,522 412,277 171,291 285,875 139,011 523,210 715,006 1,242,523 4,616,908 3,790,851 1,124,073 1,025,929 1,857,846 1,549,707 382,520 480,855 409,241 38,508,632 38,446,043 34,445,737 37,690,641 35,009,162 40,156,789 42,651,242 46,551,747 44,881,449 46,987,034 51,244,941 54,694,903 59,318,250 57,478,129 35,732,737 46,853,057 41,124,207 1,997,100 1,748,400 1,937,057 1,619,600 1,655,835 1,278,033 1,250,269 1,580,222 1,451,965 1,556,234 1,721,078 1,383,684 0 0 0 0 0 11,910,036 11,104,704 9,798,004 11,381,961 11,720,022 12,841,585 15,707,182 16,259,429 15,392,640 16,721,592 16,426,036 15,836,557 0 0 0 0 0 93,304,539 106,807,941 106,070,014 108,733,291 94,665,796 102,250,228 115,654,474 135,417,470 136,463,305 150,048,901 175,220,365 188,947,199 246,178,768 228,797,958 120,950,973 185,717,648 219,094,171 534,152 825,952 840,369 920,572 1,292,089 2,257,985 1,529,939 1,363,846 729,501 1,407,837 2,454,488 3,144,018 13,930,246 13,649,905 7,268,380 13,270,466 14,979,567 2,904,683 3,714,662 3,561,767 3,603,170 3,104,117 2,930,416 2,033,220 2,217,539 1,777,429 1,877,078 1,255,789 1,332,072 0 0 0 0 0 3,351,752 2,610,706 3,255,788 4,538,544 4,102,852 4,064,114 3,685,301 5,135,720 5,139,348 6,865,519 8,706,810 9,571,552 9,552,708 9,494,087 4,270,144 4,653,519 4,448,055 3,551,292 4,055,013 4,396,748 5,443,330 4,746,569 4,004,885 4,716,520 5,922,948 7,098,609 6,392,204 6,021,260 8,252,077 12,301,005 14,422,505 10,155,787 17,255,560 16,414,328 消音装置(マフラー)及び排 8708.91 気管並びにこれらの部分品 1,380,294 1,379,857 1,419,446 1,508,664 1,523,977 1,421,018 1,383,588 1,483,831 1,283,638 1,605,910 1,947,043 2,201,521 4,744,008 4,306,461 1,912,692 2,556,777 2,429,224 8708.92 クラッチ及びその部分品 5,759,433 5,100,094 5,924,226 6,032,706 6,098,207 4,880,627 4,687,124 4,999,030 3,961,008 4,135,977 4,059,253 4,952,885 7,752,361 5,987,564 3,235,587 5,099,004 5,175,944 ハンドル、ステアリングコラ 8708.93 ム及びステアリングボックス 並びにこれらの部分品 6,005,906 6,589,811 5,967,244 7,082,644 6,532,375 6,293,939 6,493,819 7,510,663 7,715,383 8,689,008 9,557,892 10,154,480 12,038,851 10,119,922 7,277,922 8,880,742 9,328,350 安全エアバッグ(インフレー 8708.94 ターシステムを有するものに 限る。)及びその部分品 6,163,885 3,384,045 3,914,184 9,232,315 11,592,214 9,683,154 14,471,054 15,910,837 11,772,419 12,297,981 10,267,704 9,177,803 19,919,663 21,940,578 13,429,589 20,402,857 20,543,487 8708.99 その他のもの 合 計 41,512,321 40,375,332 41,262,822 49,364,540 47,440,048 51,845,206 52,882,095 67,796,783 63,312,867 72,218,686 88,847,685 106,169,327 99,706,077 83,520,752 43,311,218 59,701,089 55,863,117 225,541,178 234,863,991 230,784,908 255,824,299 237,373,508 250,490,538 273,260,947 318,890,506 311,449,697 340,660,929 385,529,351 424,615,623 496,177,999 461,016,344 255,488,663 372,252,992 396,405,205 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。 自動車部品 輸出 1/2 b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 205 英国 210 フランス 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 72,992,393 74,599,370 71,281,382 79,835,186 68,619,094 77,346,018 96,515,457 123,033,938 107,849,870 2004 2005 2006 96,740,850 93,031,628 87,702,252 2007 2008 2009 2010 2011 123,774,644 112,762,414 54,175,418 100,182,998 103,140,535 20,660,130 4,173,465 4,037,672 6,482,294 7,523,258 7,229,284 8,549,721 17,135,982 28,948,888 23,831,946 21,786,613 20,550,066 27,838,804 35,155,392 28,886,028 20,549,517 21,328,012 213 ドイツ 21,976,016 27,139,345 24,958,309 27,991,790 26,494,167 24,457,318 28,652,034 36,560,683 47,475,879 64,405,944 76,937,508 75,665,809 79,537,990 89,622,946 45,800,553 70,796,145 78,114,349 218 スペイン 19,972,033 17,163,579 12,836,964 13,545,445 17,534,718 27,615,766 30,935,832 23,270,891 22,326,377 22,653,049 39,409,797 41,543,350 45,739,598 25,809,723 9,141,507 23,911,637 25,358,103 220 イタリア 3,521,028 4,025,818 4,494,214 4,756,773 10,880,318 13,402,691 10,675,645 8,567,733 7,410,958 7,382,175 4,520,714 6,268,446 6,196,767 5,550,275 2,721,774 2,205,804 2,052,681 122,634,935 126,965,784 120,053,163 133,652,452 130,757,581 151,371,514 183,914,950 220,382,133 208,895,030 212,968,631 234,449,713 239,018,661 290,404,391 262,631,386 132,388,769 218,424,596 229,325,798 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。 自動車部品 輸出 2/2 b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU地域全体 8708.10 バンパー及びその部分品 車体(運転室を含む。)のそ 8708.21 の他の部分品及び附属品 シートベルト 車体(運転室を含む。)のそ 8708.29 の他の部分品及び附属品そ の他のもの (単位:千円、暦年) 2011 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2,039,783 2,556,847 2,610,928 2,624,781 2,558,110 2,318,527 2,447,152 2,378,516 2,603,165 3,261,396 3,464,982 3,622,352 3,869,497 2,782,702 2,512,601 2,467,270 2,409,217 619,328 848,874 1,538,615 2,275,874 1,754,370 1,068,349 1,214,372 1,264,407 1,532,350 454,627 137,789 179,492 203,838 352,100 228,190 150,120 81,200 8,561,591 10,463,244 11,090,663 11,692,983 10,744,579 9,934,325 11,105,631 14,359,786 19,472,987 25,698,577 23,938,595 23,695,001 21,272,596 24,561,372 13,001,138 15,614,784 12,631,667 * 8708.30 ブレーキ及びサーボブレーキ 並びにこれらの部分品 * 8708.31 取り付けたブレーキライニン グ 807,632 1,049,750 840,299 859,964 763,188 788,668 846,897 1,140,015 1,221,502 974,177 1,025,783 1,287,058 0 0 0 0 0 * ブレーキ/部品(ライニング以 8708.39 外) 3,625,122 4,910,373 4,030,845 4,787,823 4,553,062 4,470,441 6,713,338 10,318,311 16,517,844 24,565,580 26,860,961 31,577,827 0 0 0 0 0 8708.40 ギヤボックス及びその部分品 5,426,125 9,556,067 9,068,954 7,854,928 6,377,346 5,371,531 3,916,874 4,320,490 4,907,694 11,391,606 13,218,271 14,471,507 40,715,797 51,011,388 30,265,019 37,956,427 39,699,389 駆動軸(差動装置を有するも のに限るものとし、伝動装置 のその他の構成部品を有す 8708.50 るか有しないかを問わな い。)及び非駆動軸並びにこ れらの部分品 314,337 977,051 1,451,692 1,141,293 685,728 810,243 1,046,773 713,952 1,342,458 1,623,252 2,546,070 1,830,505 5,713,597 5,953,358 3,262,766 3,859,774 3,683,455 車輪並びにその部分品及び 附属品 * 8708.60 183,726 311,491 370,073 214,944 216,311 212,156 227,162 335,428 1,078,640 1,786,026 2,049,015 1,604,524 0 0 0 0 0 懸架装置及びその部分品 8708.70 (ショックアブソーバーを含 む。) 6,229,608 7,442,319 8,200,357 7,064,112 6,241,576 4,536,059 6,515,356 7,056,553 9,837,072 11,183,258 8,330,335 7,408,176 6,408,996 5,622,448 3,071,567 2,732,707 3,038,822 8708.80 ラジエーター及びその部分品 1,233,656 3,084,882 3,981,431 3,097,887 2,889,413 2,085,395 2,671,418 2,610,025 3,388,025 5,217,175 7,573,332 8,289,818 11,300,312 12,157,326 7,766,348 7,810,896 6,998,450 435,342 659,951 735,112 677,187 480,747 458,483 474,525 530,735 824,789 1,228,826 866,736 1,288,024 1,732,593 1,333,909 1,002,901 707,740 497,933 8708.92 クラッチ及びその部分品 729,282 965,604 1,033,366 1,031,423 1,091,284 942,669 1,430,075 1,429,700 2,715,028 3,041,523 2,266,205 2,544,683 5,360,786 3,035,891 1,227,651 1,936,347 2,417,259 ハンドル、ステアリングコラム 8708.93 及びステアリングボックス並 びにこれらの部分品 633,572 1,020,058 2,078,901 1,797,026 1,030,958 1,004,643 1,336,050 1,851,705 2,864,934 4,062,880 5,705,844 7,568,733 8,422,534 10,019,610 5,563,075 4,524,478 4,274,453 安全エアバッグ(インフレー 8708.94 ターシステムを有するものに 限る。)及びその部分品 4,633,102 5,160,902 5,819,980 5,320,346 4,302,538 3,509,601 3,798,982 8,991,053 10,903,376 9,351,278 8,938,826 8,482,184 13,672,070 15,528,130 6,758,446 7,013,517 3,103,919 8708.99 その他のもの 11,626,326 12,510,793 14,189,651 13,695,460 14,180,757 13,516,163 15,785,260 21,237,654 25,867,320 30,100,769 33,858,355 44,439,459 41,443,771 32,725,686 17,397,764 14,016,054 11,754,485 合 計 47,098,532 61,518,206 67,040,867 64,136,031 57,869,967 51,027,253 59,529,865 78,538,330 105,077,184 133,940,950 140,781,099 158,289,343 160,116,387 165,083,920 92,057,466 98,790,114 90,590,249 8708.91 消音装置(マフラー)及び排 気管並びにこれらの部分品 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。 自動車部品 輸入 1/2 b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 205 英国 210 フランス 213 ドイツ 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 3,648,320 6,177,606 8,147,798 9,171,427 6,690,237 7,439,090 7,256,019 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 13,437,211 20,269,050 23,896,440 16,234,773 14,405,995 17,531,921 21,058,377 2009 2010 2011 8,525,578 8,653,860 8,198,662 3,682,742 4,122,014 4,104,655 6,193,934 5,454,591 4,802,541 4,790,159 5,585,308 11,933,735 18,120,882 17,105,450 16,053,100 23,071,370 22,699,991 9,732,656 13,911,614 10,651,553 23,204,660 32,225,560 33,801,005 30,681,578 27,323,527 22,792,284 29,769,883 36,068,176 42,276,921 51,159,719 57,306,045 68,215,457 79,685,418 75,297,310 43,269,538 42,268,154 36,387,919 6,618,669 218 スペイン 241,540 434,245 615,363 913,793 1,422,187 1,225,126 1,678,102 2,635,603 5,215,291 7,940,945 6,595,470 6,589,889 6,431,350 5,210,570 3,793,790 6,896,700 220 イタリア 8,349,404 9,130,257 10,597,846 9,063,849 8,155,333 6,471,900 7,767,965 7,877,040 11,208,882 10,092,866 10,997,548 12,357,412 12,126,110 12,753,169 5,783,397 7,617,806 6,263,832 39,126,666 52,089,682 57,266,667 56,024,581 49,045,875 42,730,941 51,262,128 65,603,338 90,903,879 111,210,852 108,239,286 117,621,853 138,846,169 137,019,417 71,104,959 79,348,134 68,120,635 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。 自動車部品 輸入 2/2 c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 3001 臓器療法用の腺その他の器 官(乾燥したものに限るものと し、粉状にしてあるかないかを 問わない。)及び腺その他の 器官又はその分泌物の抽出 物で臓器療法用のもの並びに ヘパリン及びその塩並びに治 療用又は予防用に調製したそ の他の人又は動物の物質(他 の項に該当するものを除く。) 20,641 24,369 2,156 1,480 10,629 10,685 19,017 27,612 31,757 93,430 211,054 498,166 351,788 623,481 220,906 244,455 46,610 3002 人血、治療用、予防用又は診 断用に調製した動物の血、免 疫血清その他の血液分画物 及び免疫産品(変性したもの であるかないか又は生物工学 的方法により得たものである かないかを問わない。)並びに ワクチン、毒素、培養微生物 (酵母を除く。)その他これらに 類する物品 4,297,164 6,761,397 5,903,375 3,529,642 3,467,149 3,097,590 3,122,746 3,377,825 3,600,550 4,535,968 6,144,065 7,349,071 7,489,265 7,441,211 6,012,178 5,270,350 6,751,756 3003 医薬品(治療用又は予防用に 混合した二以上の成分から成 るもので、投与量にしてないも の及び小売用の形状又は包 装にしてないものに限るものと し、第30.02項、第30.05項又は 第30.06項の物品を除く。) 8,434,196 11,348,941 16,929,773 13,705,605 13,828,989 17,722,881 18,661,335 16,422,627 22,188,837 21,060,047 15,900,204 10,295,677 9,097,821 10,771,139 7,907,056 8,624,158 12,115,275 3004 医薬品(混合し又は混合して ない物品から成る治療用又は 予防用のもので、投与量にし たもの(経皮投与剤の形状に したものを含む。)又は小売用 の形状若しくは包装にしたも のに限るものとし、第30.02 項、第30.05項又は第30.06項 の物品を除く。) 14,770,765 17,168,654 21,823,952 17,486,118 25,222,367 25,379,646 25,163,613 25,704,638 30,214,279 36,262,746 41,141,055 49,862,113 55,272,416 60,155,527 60,928,515 54,287,839 53,787,054 3005 脱脂綿、ガーゼ、包帯その他 これらに類する製品(例えば、 被覆材、ばんそうこう及びパッ プ剤)で、医薬を染み込ませ 若しくは塗布し又は医療用若 しくは獣医用として小売用の 形状若しくは包装にしたもの 693,931 980,984 1,048,987 969,822 1,164,151 1,052,699 1,209,317 1,188,176 3,093,669 3,477,666 4,173,894 4,355,678 4,048,747 3,949,086 4,943,407 5,722,295 6,190,205 3006 この類の注4の医療用品 1,108,427 1,264,339 1,197,425 1,605,326 1,709,772 1,940,065 2,206,437 2,822,856 3,673,409 3,042,308 3,347,278 3,853,708 5,007,846 5,295,199 4,567,099 5,586,051 5,256,604 29,325,124 37,548,684 46,905,668 37,297,993 45,403,057 49,203,566 50,382,465 49,543,734 62,802,501 68,472,165 70,917,550 76,214,413 81,267,883 88,235,643 84,579,161 79,735,148 84,147,504 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。 医薬品 輸出 1/2 c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU主要5カ国 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 205 英国 2,919,603 3,111,428 1,723,293 1,456,620 2,735,194 3,911,989 3,917,431 3,899,040 3,689,988 4,065,059 4,130,368 3,745,345 3,663,316 6,295,779 5,153,527 5,381,259 4,781,366 210 フランス 6,881,580 8,504,181 10,584,807 8,923,716 9,111,283 8,279,355 9,623,803 10,192,551 12,630,497 12,595,601 12,499,103 13,886,759 12,746,540 13,910,316 11,404,589 6,851,313 7,905,686 213 ドイツ 6,065,033 9,576,024 10,442,251 6,672,926 9,991,598 4,585,135 5,755,844 7,380,565 8,809,368 10,764,310 12,870,715 8,450,945 8,793,318 8,918,243 7,239,162 6,619,584 13,004,197 954,037 1,189,198 1,227,853 1,651,151 1,851,890 2,161,076 2,546,703 1,593,669 1,420,495 1,522,431 1,753,238 1,811,986 3,318,603 3,582,294 2,780,603 2,644,643 2,259,721 4,015,540 5,087,881 6,853,516 5,365,373 5,286,556 8,422,703 8,799,065 7,401,117 9,639,056 11,597,605 14,952,691 20,389,158 20,797,153 21,107,626 18,812,697 12,541,723 11,616,622 20,835,793 27,468,712 30,831,720 24,069,786 28,976,521 27,360,258 30,642,846 30,466,942 36,189,404 40,545,006 46,206,115 48,284,193 49,318,930 53,814,258 45,390,578 34,038,522 39,567,592 218 スペイン 220 イタリア 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。 医薬品 輸出 2/2 c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 3001 臓器療法用の腺その他の器 官(乾燥したものに限るものと し、粉状にしてあるかないか を問わない。)及び腺その他 の器官又はその分泌物の抽 出物で臓器療法用のもの並 びにヘパリン及びその塩並び に治療用又は予防用に調製 したその他の人又は動物の 物質(他の項に該当するもの を除く。) 2,374,058 2,547,627 1,999,874 2,060,823 1,685,725 2,736,063 2,304,443 2,296,510 1,342,742 1,652,878 1,566,229 2,378,621 2,415,176 2,344,902 2,484,313 3,691,646 3,870,204 3002 人血、治療用、予防用又は診 断用に調製した動物の血、免 疫血清その他の血液分画物 及び免疫産品(変性したもの であるかないか又は生物工 学的方法により得たものであ るかないかを問わない。)並 びにワクチン、毒素、培養微 生物(酵母を除く。)その他こ れらに類する物品 18,537,868 24,072,964 25,021,063 23,104,750 23,357,636 22,720,124 30,442,829 43,036,766 24,440,167 24,470,468 29,307,628 38,494,673 37,045,601 69,888,481 97,260,399 130,952,284 158,066,861 3003 医薬品(治療用又は予防用 に混合した二以上の成分か ら成るもので、投与量にして ないもの及び小売用の形状 又は包装にしてないものに限 るものとし、第30.02項、第 30.05項又は第30.06項の物 品を除く。) 10,643,938 12,393,049 11,817,668 11,667,246 14,380,114 13,990,084 13,186,440 9,589,334 9,490,468 9,101,721 7,725,054 7,710,361 7,465,211 6,757,352 7,370,847 5,993,407 9,058,191 3004 医薬品(混合し又は混合して ない物品から成る治療用又 は予防用のもので、投与量に したもの(経皮投与剤の形状 にしたものを含む。)又は小 売用の形状若しくは包装にし たものに限るものとし、第 30.02項、第30.05項又は第 30.06項の物品を除く。) 166,960,616 165,957,851 185,615,518 166,770,118 193,353,759 209,650,514 252,316,713 280,847,079 313,618,966 356,875,133 431,470,313 449,570,599 503,710,035 505,250,299 563,800,249 601,470,865 687,585,798 3005 脱脂綿、ガーゼ、包帯その他 これらに類する製品(例え ば、被覆材、ばんそうこう及び パップ剤)で、医薬を染み込 ませ若しくは塗布し又は医療 用若しくは獣医用として小売 用の形状若しくは包装にした もの 831,679 865,369 1,047,629 1,078,851 1,527,460 1,257,712 1,572,742 1,784,504 2,119,608 2,414,840 2,922,926 3,301,505 3,891,494 3,785,463 2,752,460 3,125,277 3,032,312 3006 この類の注4の医療用品 合 計 37,307,909 38,295,229 34,416,264 31,891,278 37,611,315 33,587,861 38,738,926 38,109,102 33,286,354 33,567,366 33,756,921 32,786,129 35,460,923 33,101,885 31,300,049 28,401,830 28,791,755 236,656,068 244,132,089 259,918,016 236,573,066 271,916,009 283,942,358 338,562,093 375,663,295 384,298,305 428,082,406 506,749,071 534,241,888 589,988,440 621,128,382 704,968,317 773,635,309 890,405,121 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。 医薬品 輸入 1/2 c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU主要5カ国 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 205 英国 46,462,999 43,881,619 55,803,545 50,420,406 53,058,097 57,695,148 77,450,361 98,558,370 96,603,262 109,807,976 127,414,690 130,371,201 129,189,205 100,977,209 105,305,916 102,056,806 106,884,571 210 フランス 13,672,471 12,446,272 10,593,880 12,617,777 19,507,073 20,262,116 26,734,446 32,477,476 38,000,154 51,967,995 65,585,582 64,684,749 85,481,861 86,497,045 109,022,937 129,156,786 134,892,256 213 ドイツ 90,549,595 90,392,498 88,747,966 78,437,954 87,314,762 87,997,809 93,526,686 88,772,587 86,860,737 97,277,627 121,199,656 133,249,271 143,642,754 169,228,782 187,057,916 215,022,649 244,644,832 218 スペイン 541,525 311,822 313,876 192,153 643,272 2,450,319 3,253,063 3,046,632 6,729,736 11,932,719 14,728,811 18,988,110 23,619,411 33,819,612 43,989,133 42,072,821 55,515,314 220 イタリア 4,920,898 5,145,493 7,476,270 9,611,530 14,462,585 14,497,347 17,977,932 23,327,230 34,376,156 37,820,157 44,963,574 46,546,832 52,521,820 64,738,568 71,256,750 83,708,905 130,207,250 156,147,488 152,177,704 162,935,537 151,279,820 174,985,789 182,902,739 218,942,488 246,182,295 262,570,045 308,806,474 373,892,313 393,840,163 434,455,051 455,261,216 516,632,652 572,017,967 672,144,223 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。 医薬品 輸入 2/2 d. ファッションに関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 6101 男子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノ ラック(スキージャケットを含 む。)、ウインドチーター、ウイン ドジャケットその他これらに類す る製品(メリヤス編み又はクロセ 編みのものに限るものとし、第 61.03項のものを除く。) 6102 女子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノ ラック(スキージャケットを含 む。)、ウインドチーター、ウイン ドジャケットその他これらに類す る製品(メリヤス編み又はクロセ 編みのものに限るものとし、第 61.04項のものを除く。) 5,450 6,212 27,184 18,749 20,644 26,912 36,119 49,504 38,248 63,926 36,229 88,047 42,882 50,121 30,604 27,013 29,637 6103 男子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ズボン、胸 当てズボン、半ズボン及びショー ツ(水着を除く。)(メリヤス編み 又はクロセ編みのものに限る。) 77,256 33,640 6,478 5,504 10,019 9,737 14,973 18,102 10,091 14,141 16,227 35,538 76,000 32,068 10,068 36,457 77,806 6104 女子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ドレス、ス カート、キュロットスカート、ズボ ン、胸当てズボン、半ズボン及び ショーツ(水着を除く。)(メリヤス 編み又はクロセ編みのものに限 る。) 75,663 101,187 151,348 204,183 209,908 160,223 154,132 193,043 163,416 204,233 177,295 163,395 174,001 170,018 142,791 130,307 184,451 6105 男子用のシャツ(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 45,308 4,354 9,203 506,887 257,335 13,812 13,637 8,502 21,010 17,336 59,265 25,976 83,166 89,398 59,748 57,955 41,128 6106 女子用のブラウス、シャツ及び シャツブラウス(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 35,672 32,685 48,968 90,624 107,527 79,456 84,387 90,013 105,813 126,677 107,763 109,894 117,946 96,847 65,582 48,056 32,506 6107 男子用のパンツ、ズボン下、ブ リーフ、ナイトシャツ、パジャマ、 バスローブ、ドレッシングガウン その他これらに類する製品(メリ ヤス編み又はクロセ編みのもの に限る。) 1,608 503 843 722 0 546 0 0 0 366 2,097 944 2,173 1,071 6,875 5,781 1,665 ファッション 輸出 1/5 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 6108 女子用のスリップ、ペティコート、 ブリーフ、パンティ、ナイトドレス、 パジャマ、ネグリジェ、バスロー ブ、ドレッシングガウンその他こ れらに類する製品(メリヤス編み 又はクロセ編みのものに限る。) 3,424 34,920 45,404 39,795 8,755 33,893 15,353 35,261 25,121 19,167 12,186 5,111 6,856 10,735 7,278 9,414 8,030 6109 Tシャツ、シングレットその他これ らに類する肌着(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 43,183 37,948 65,811 87,545 114,449 103,188 108,659 119,981 176,316 298,954 191,139 272,248 327,561 326,050 276,862 290,324 327,000 6110 ジャージー、プルオーバー、カー ディガン、ベストその他これらに 類する製品(メリヤス編み又はク ロセ編みのものに限る。) 52,886 60,392 113,144 156,985 216,687 198,031 191,692 268,153 206,579 326,090 332,802 414,536 473,669 544,888 393,964 374,557 302,283 6111 乳児用の衣類及び衣類附属品 (メリヤス編み又はクロセ編みの ものに限る。) 9,232 18,582 17,492 28,431 16,527 12,768 5,737 5,512 10,841 5,727 8,775 12,248 12,203 10,257 6,168 3,330 2,968 6112 トラックスーツ、スキースーツ及 び水着(メリヤス編み又はクロセ 編みのものに限る。) 19,608 13,001 15,718 11,744 11,861 12,535 9,631 5,449 3,141 5,466 5,030 5,495 4,155 5,377 2,950 5,450 2,042 6113 衣類(第59.03項、第59.06項又は 第59.07項のメリヤス編物又はク ロセ編物から製品にしたものに 限る。) 1,082 0 5,974 4,556 2,614 6,756 9,894 11,305 5,073 9,782 2,061 6,150 3,600 7,088 2,974 9,814 3,250 6114 その他の衣類(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 5,112 11,671 7,457 2,094 7,075 3,201 2,782 5,019 3,438 7,202 16,423 32,358 26,170 18,013 14,587 20,914 10,523 6115 パンティストッキング、タイツ、ス トッキング、ソックスその他の靴 下類(段階的圧縮靴下(例えば、 静脈瘤症用のストッキング)及び 履物として使用するもの(更に別 の底を取り付けてないものに限 る。)を含むものとし、メリヤス編 み又はクロセ編みのものに限 る。) 247,983 135,287 273,190 219,447 285,753 140,511 195,377 213,620 163,769 264,384 239,705 139,676 158,130 217,151 190,222 164,528 135,661 6116 手袋、ミトン及びミット(メリヤス編 み又はクロセ編みのものに限 る。) 298,944 363,213 586,794 1,218,951 969,220 865,272 675,333 738,720 196,689 167,058 141,516 148,148 160,563 96,336 30,457 48,261 71,981 6117 その他の衣類附属品(製品にし たもので、メリヤス編み又はクロ セ編みのものに限る。)及び衣類 又は衣類附属品の部分品(メリ ヤス編み又はクロセ編みのもの に限る。) 41,486 35,018 100,437 85,028 32,905 195,191 312,015 254,678 204,291 99,908 26,540 59,613 73,623 32,075 21,936 38,164 34,151 ファッション 輸出 2/5 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 6201 男子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノ ラック(スキージャケットを含 む。)、ウインドチーター、ウイン ドジャケットその他これらに類す る製品(第62.03項のものを除 く。) 45,491 37,531 40,774 44,492 58,844 51,768 60,624 84,485 140,163 128,098 101,167 146,444 222,648 186,107 98,106 106,224 94,631 6202 女子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノ ラック(スキージャケットを含 む。)、ウインドチーター、ウイン ドジャケットその他これらに類す る製品(第62.04項のものを除 く。) 76,855 114,352 91,655 125,869 140,151 118,690 121,146 191,226 216,847 190,098 212,593 242,584 261,490 264,526 139,458 150,507 148,289 6203 男子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ズボン、胸 当てズボン、半ズボン及びショー ツ(水着を除く。) 3,517,256 3,016,862 2,559,830 2,363,022 1,294,921 1,034,233 418,334 490,712 578,702 569,975 694,085 874,226 1,146,535 1,330,270 993,921 790,209 823,451 6204 女子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ドレス、ス カート、キュロットスカート、ズボ ン、胸当てズボン、半ズボン及び ショーツ(水着を除く。) 416,031 446,426 497,291 729,690 817,447 605,403 648,405 760,683 926,878 994,603 945,916 840,977 1,022,530 957,609 800,876 763,868 856,519 6205 男子用のシャツ 78,610 42,513 52,052 82,525 59,271 63,002 81,533 107,296 94,494 114,563 105,575 111,415 133,787 137,625 103,990 77,731 113,870 6206 女子用のブラウス、シャツ及び シャツブラウス 86,258 101,513 113,872 160,340 168,992 134,448 110,173 141,158 152,057 161,529 146,511 150,914 166,083 160,686 131,707 96,680 87,228 6207 男子用のシングレットその他これ に類する肌着、パンツ、ズボン 下、ブリーフ、ナイトシャツ、パ ジャマ、バスローブ、ドレッシング ガウンその他これらに類する製 品 755 773 2,125 3,788 2,057 934 1,168 0 222 0 4,232 59,745 1,157 6,678 3,973 1,014 501 6208 女子用のシングレットその他これ に類する肌着、スリップ、ペティ コート、ブリーフ、パンティ、ナイト ドレス、パジャマ、ネグリジェ、バ スローブ、ドレッシングガウンそ の他これらに類する製品 1,606 2,512 11,736 1,970 2,059 5,637 4,048 2,290 1,081 3,518 3,840 4,222 3,403 2,137 559 2,977 4,429 6209 乳児用の衣類及び衣類附属品 18,421 6,988 6,090 9,015 5,711 5,938 6,502 5,096 4,840 2,044 666 2,748 7,734 10,705 11,766 4,081 820 6210 衣類(第56.02項、第56.03項、第 59.03項、第59.06項又は第59.07 項の織物類から製品にしたもの に限る。) 9,103 12,736 21,881 13,989 12,844 8,575 17,798 22,192 15,662 5,964 37,882 20,458 7,173 9,516 12,996 10,810 10,533 6211 トラックスーツ、スキースーツ及 び水着並びにその他の衣類 193,748 141,667 132,361 112,904 91,380 125,322 137,719 97,315 118,132 128,374 134,144 124,362 183,167 173,741 150,947 135,992 196,319 ファッション 輸出 3/5 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 6212 ブラジャー、ガードル、コルセッ ト、サスペンダー、ガーターその 他これらに類する製品及びこれ らの部分品(メリヤス編みである かないか又はクロセ編みである かないかを問わない。) 15,195 182,878 115,523 43,713 49,374 47,632 41,882 18,750 19,916 16,748 13,589 18,187 37,301 11,370 12,143 15,801 7,810 6213 ハンカチ 63,546 43,400 51,586 32,629 12,458 17,195 14,160 5,681 8,787 97,271 76,750 9,352 5,993 12,585 8,485 17,071 21,866 6214 ショール、スカーフ、マフラー、マ ンティーラ、ベールその他これら に類する製品 954,718 766,651 598,059 582,894 498,910 464,241 309,168 298,277 257,782 127,752 103,912 117,211 114,875 150,481 130,727 104,969 92,747 6215 ネクタイ 7,812 5,971 3,885 12,724 29,990 15,790 2,821 1,486 3,547 2,660 5,540 4,180 3,525 8,764 2,236 698 1,509 6216 手袋、ミトン及びミット 8,068 16,446 15,820 16,237 22,871 6,433 11,497 5,113 21,506 8,911 8,805 8,430 7,407 14,114 5,746 7,313 6,557 6217 その他の衣類附属品(製品にし たものに限る。)及び衣類又は衣 類附属品の部分品(第62.12項 のものを除く。) 12,794 12,002 11,641 14,055 11,292 10,282 19,042 18,237 23,063 31,318 19,219 37,082 42,100 11,643 10,903 12,865 15,813 6,470,164 5,839,834 5,801,626 7,031,101 5,549,851 4,577,555 3,835,741 4,266,859 3,917,515 4,213,843 3,989,479 4,291,914 5,109,606 5,156,050 3,881,605 3,569,135 3,747,974 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。 ファッション 輸出 4/5 d. ファッションに関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 205 英国 841,625 765,060 968,056 1,001,133 1,098,316 1,136,711 1,224,144 210 フランス 998,702 1,156,860 1,281,081 2,216,829 2,171,157 1,584,811 3,665,441 3,053,651 2,703,277 2,672,097 1,415,064 218 スペイン 44,978 33,759 49,167 48,840 220 イタリア 86,386 120,321 108,513 5,637,132 5,129,651 5,110,094 213 ドイツ 合 計 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 1,138,067 924,057 892,761 825,097 897,525 1,305,709 1,328,270 1,220,625 1,070,625 922,568 1,555,925 2,107,986 2,157,906 2,488,493 1,703,007 1,586,427 1,560,415 1,595,223 1,307,542 1,168,483 1,448,151 1,016,805 438,834 408,885 225,986 224,324 361,251 268,492 307,884 342,887 495,564 510,432 488,941 51,727 70,368 68,088 67,041 45,886 44,653 41,441 38,404 54,448 63,372 50,774 57,235 34,503 217,774 169,414 114,435 131,237 263,274 346,299 365,476 877,301 1,230,557 1,536,420 1,454,918 559,814 521,185 571,028 6,156,673 4,905,678 3,923,130 3,418,228 3,985,253 3,700,134 4,015,707 3,808,097 4,021,405 4,764,876 4,784,670 3,634,319 3,327,960 3,465,191 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。 ファッション 輸出 5/5 2009 2010 2011 d. ファッションに関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 6101 男子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノラッ ク(スキージャケットを含む。)、ウ インドチーター、ウインドジャケッ トその他これらに類する製品(メリ ヤス編み又はクロセ編みのもの に限るものとし、第61.03項のもの を除く。) 356,324 420,108 340,226 559,590 411,079 362,190 254,251 287,865 286,506 263,787 377,641 354,769 299,352 294,030 229,303 186,875 302,568 6102 女子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノラッ ク(スキージャケットを含む。)、ウ インドチーター、ウインドジャケッ トその他これらに類する製品(メリ ヤス編み又はクロセ編みのもの に限るものとし、第61.04項のもの を除く。) 775,885 1,111,822 1,448,202 1,524,654 987,620 740,118 769,003 751,280 863,958 892,780 842,858 960,143 958,969 1,096,157 852,148 760,326 831,601 6103 男子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ズボン、胸 当てズボン、半ズボン及びショー ツ(水着を除く。)(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 444,332 467,112 347,892 349,466 211,501 182,083 178,756 217,617 194,462 198,175 286,902 253,648 254,375 306,795 256,070 343,284 435,154 6104 女子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ドレス、ス カート、キュロットスカート、ズボ ン、胸当てズボン、半ズボン及び ショーツ(水着を除く。)(メリヤス 編み又はクロセ編みのものに限 る。) 8,056,678 9,813,039 9,442,499 9,786,283 5,938,739 3,964,716 3,933,653 3,573,459 3,283,332 3,320,896 3,280,876 4,085,912 6,203,726 5,922,807 4,940,664 4,823,332 5,175,503 6105 男子用のシャツ(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 8,164,768 7,493,288 4,558,388 3,604,716 2,092,129 1,855,301 2,031,446 2,371,534 1,904,345 1,685,869 1,801,128 1,934,765 2,162,784 1,815,198 1,034,898 960,986 1,119,154 6106 女子用のブラウス、シャツ及び シャツブラウス(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 4,290,086 8,038,649 9,739,154 9,132,326 6,131,771 5,006,749 5,447,806 6,476,170 7,146,658 7,140,610 6,291,972 6,136,154 5,919,014 4,202,383 3,100,141 2,729,804 2,527,460 6107 男子用のパンツ、ズボン下、ブ リーフ、ナイトシャツ、パジャマ、 バスローブ、ドレッシングガウンそ の他これらに類する製品(メリヤ ス編み又はクロセ編みのものに 限る。) 203,881 337,893 176,079 180,136 117,349 107,692 66,342 145,700 121,240 157,053 239,733 372,302 247,402 359,674 151,112 78,031 69,844 6108 女子用のスリップ、ペティコート、 ブリーフ、パンティ、ナイトドレス、 パジャマ、ネグリジェ、バスロー ブ、ドレッシングガウンその他こ れらに類する製品(メリヤス編み 又はクロセ編みのものに限る。) 1,173,830 1,779,778 1,276,259 1,479,698 1,093,787 1,137,536 1,333,567 1,224,735 1,181,723 1,026,690 999,822 930,820 849,511 584,837 334,161 274,851 263,153 6109 Tシャツ、シングレットその他これ らに類する肌着(メリヤス編み又 はクロセ編みのものに限る。) 9,263,551 11,173,197 6,565,563 3,948,858 4,795,147 4,126,273 4,099,939 5,314,445 5,449,572 6,396,692 6,499,290 5,806,375 5,244,245 3,984,370 3,388,417 3,329,294 3,244,288 6110 ジャージー、プルオーバー、カー ディガン、ベストその他これらに 類する製品(メリヤス編み又はク ロセ編みのものに限る。) 45,214,825 50,118,723 43,878,345 42,721,074 32,257,083 27,612,288 29,893,529 30,998,234 30,771,702 28,771,389 25,662,773 23,888,555 24,357,415 21,461,714 14,746,744 12,498,657 13,894,633 6111 乳児用の衣類及び衣類附属品 (メリヤス編み又はクロセ編みの ものに限る。) 233,033 443,914 495,099 446,039 257,605 212,772 195,717 221,328 350,674 427,260 455,767 396,234 391,087 183,566 94,323 64,464 98,152 ファッション 輸入 1/4 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 6112 トラックスーツ、スキースーツ及び 水着(メリヤス編み又はクロセ編 みのものに限る。) 307,230 512,678 425,937 262,072 165,769 118,649 164,526 169,176 195,930 179,258 150,702 129,206 126,481 113,028 63,725 44,580 29,934 6113 衣類(第59.03項、第59.06項又は 第59.07項のメリヤス編物又はク ロセ編物から製品にしたものに 限る。) 70,342 199,071 128,101 139,179 125,403 116,046 105,623 143,931 430,236 1,000,912 662,855 1,150,103 229,613 157,769 67,061 12,673 16,893 6114 その他の衣類(メリヤス編み又は クロセ編みのものに限る。) 292,203 417,262 437,232 619,644 464,559 578,080 613,181 601,140 585,340 667,924 677,976 781,511 653,615 534,977 467,941 395,624 318,381 6115 パンティストッキング、タイツ、ス トッキング、ソックスその他の靴 下類(段階的圧縮靴下(例えば、 静脈瘤症用のストッキング)及び 履物として使用するもの(更に別 の底を取り付けてないものに限 る。)を含むものとし、メリヤス編 み又はクロセ編みのものに限 る。) 715,946 1,310,124 1,522,185 1,088,415 781,783 1,172,004 1,886,277 1,429,722 1,278,581 1,284,417 1,309,412 1,383,629 1,616,320 1,457,468 983,865 985,334 1,047,628 6116 手袋、ミトン及びミット(メリヤス編 み又はクロセ編みのものに限 る。) 188,177 266,847 257,807 254,206 230,044 155,605 152,333 125,711 140,500 133,678 124,424 203,752 171,086 177,585 134,911 115,190 154,918 6117 その他の衣類附属品(製品にし たもので、メリヤス編み又はクロ セ編みのものに限る。)及び衣類 又は衣類附属品の部分品(メリ ヤス編み又はクロセ編みのもの に限る。) 1,145,195 1,276,075 1,223,898 1,666,691 1,454,665 1,045,727 1,304,667 1,595,724 1,902,492 1,927,109 1,792,104 2,212,127 2,182,465 2,178,024 1,621,351 1,502,393 1,526,275 6201 男子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノラッ ク(スキージャケットを含む。)、ウ インドチーター、ウインドジャケッ トその他これらに類する製品(第 62.03項のものを除く。) 9,082,613 12,650,824 10,201,305 9,707,655 7,412,495 6,105,462 6,686,745 6,244,427 5,936,053 5,750,212 5,204,357 6,246,154 8,730,467 7,700,775 5,263,520 4,587,099 5,913,599 6202 女子用のオーバーコート、カー コート、ケープ、クローク、アノラッ ク(スキージャケットを含む。)、ウ インドチーター、ウインドジャケッ トその他これらに類する製品(第 62.04項のものを除く。) 12,836,578 19,645,950 18,063,458 15,511,248 12,261,308 10,741,583 12,482,223 11,334,966 11,083,685 10,786,206 9,183,465 10,582,542 13,736,852 10,735,444 7,884,799 7,286,702 9,511,691 6203 男子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ズボン、胸 当てズボン、半ズボン及びショー ツ(水着を除く。) 17,326,502 23,718,814 21,690,106 21,809,763 17,170,719 14,468,472 16,104,773 16,593,253 16,243,673 16,657,871 17,770,982 19,030,457 20,466,489 18,538,209 12,245,722 11,192,135 12,875,314 6204 女子用のスーツ、アンサンブル、 ジャケット、ブレザー、ドレス、ス カート、キュロットスカート、ズボ ン、胸当てズボン、半ズボン及び ショーツ(水着を除く。) 39,283,332 55,819,301 52,361,813 49,919,474 39,805,477 33,965,229 38,671,904 40,277,352 38,300,585 38,725,425 37,051,135 36,343,777 37,585,454 30,457,509 21,750,384 17,313,812 17,816,243 6205 男子用のシャツ 6,207,705 8,330,709 6,756,746 6,556,501 5,066,574 3,723,195 4,140,061 4,245,141 4,516,889 4,357,232 4,298,469 4,662,190 4,975,282 4,196,888 2,467,880 2,326,078 2,690,244 6206 女子用のブラウス、シャツ及び シャツブラウス 9,192,432 10,746,450 9,971,078 8,457,342 6,503,945 5,625,954 6,482,379 7,238,916 6,457,481 5,615,626 5,147,116 5,493,294 6,331,136 5,541,537 3,874,658 3,392,291 3,816,290 6207 男子用のシングレットその他これ に類する肌着、パンツ、ズボン 下、ブリーフ、ナイトシャツ、パ ジャマ、バスローブ、ドレッシング ガウンその他これらに類する製 品 99,911 113,448 80,836 56,051 34,111 33,361 46,614 64,262 49,740 53,591 53,269 36,759 70,571 51,417 18,411 13,410 10,056 ファッション 輸入 2/4 ■EU地域全体 1995 6208 女子用のシングレットその他これ に類する肌着、スリップ、ペティ コート、ブリーフ、パンティ、ナイト ドレス、パジャマ、ネグリジェ、バ スローブ、ドレッシングガウンその 他これらに類する製品 6209 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (単位:千円、暦年) 2010 2011 427,338 622,899 437,101 305,566 217,964 190,180 248,903 176,386 200,663 187,420 208,734 226,176 198,661 148,839 65,428 72,268 52,010 乳児用の衣類及び衣類附属品 90,178 183,967 151,752 104,270 57,068 40,037 53,290 107,345 150,945 192,672 168,145 127,928 132,669 106,049 61,937 62,476 73,068 6210 衣類(第56.02項、第56.03項、第 59.03項、第59.06項又は第59.07 項の織物類から製品にしたもの に限る。) 548,870 1,535,716 960,013 731,238 652,892 585,616 408,107 425,680 302,085 253,597 328,456 238,994 353,541 302,820 212,168 233,017 196,259 6211 トラックスーツ、スキースーツ及び 水着並びにその他の衣類 1,779,653 2,148,538 1,503,127 1,141,391 962,396 944,018 971,583 929,753 877,892 1,037,071 917,492 958,736 1,207,502 1,109,922 1,009,027 875,316 841,579 6212 ブラジャー、ガードル、コルセッ ト、サスペンダー、ガーターその 他これらに類する製品及びこれら の部分品(メリヤス編みであるか ないか又はクロセ編みであるか ないかを問わない。) 3,056,586 3,386,518 2,388,797 2,008,406 1,430,494 1,963,202 3,179,511 2,146,555 1,936,210 1,552,696 1,217,815 1,125,479 823,397 579,518 336,328 252,200 285,514 6213 ハンカチ 418,066 631,017 725,274 675,682 667,820 470,114 613,446 849,388 1,021,526 959,287 1,096,097 1,206,082 1,344,803 1,219,149 905,230 798,008 812,522 6214 ショール、スカーフ、マフラー、マ ンティーラ、ベールその他これら に類する製品 14,244,433 14,122,769 13,748,242 14,022,492 8,778,553 7,989,471 8,464,972 7,637,222 7,386,332 6,659,583 6,626,785 7,795,605 7,607,843 8,052,296 6,680,450 6,890,867 8,926,138 6215 ネクタイ 14,807,480 16,940,500 15,058,575 13,930,190 10,710,243 9,185,688 10,299,201 10,314,653 10,655,747 10,885,823 11,691,873 12,153,371 12,202,521 10,587,622 6,453,013 5,702,686 5,857,339 6216 手袋、ミトン及びミット 167,488 134,136 130,048 114,479 41,189 32,716 77,946 55,281 80,198 55,578 45,117 62,385 93,910 63,833 46,266 31,759 35,282 6217 その他の衣類附属品(製品にし たものに限る。)及び衣類又は衣 類附属品の部分品(第62.12項の ものを除く。) 165,495 188,701 149,798 170,714 105,163 91,649 172,281 233,504 423,264 391,905 590,682 576,822 463,876 369,207 243,811 241,691 277,163 210,630,946 266,099,837 236,640,935 222,985,509 169,394,444 144,649,776 161,534,555 164,521,855 161,710,219 159,596,294 153,056,224 157,846,756 168,192,434 144,591,416 101,985,867 90,377,513 101,045,850 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。 ファッション 輸入 3/4 d. ファッションに関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 205 英国 20,987,466 25,177,481 24,294,765 21,744,640 13,789,084 12,065,970 12,745,692 12,608,707 11,578,900 10,643,030 9,387,985 8,956,827 8,338,093 6,542,507 4,663,804 4,613,656 5,568,660 210 フランス 34,244,987 41,500,960 40,673,020 40,196,433 30,118,962 24,600,128 27,471,411 26,880,013 26,020,543 23,830,888 20,899,083 19,896,822 19,524,921 15,415,409 10,937,011 10,034,303 10,758,661 7,283,427 8,350,776 7,449,976 6,736,103 5,073,410 3,982,317 4,149,873 4,423,528 4,573,620 3,131,073 2,884,089 3,112,173 3,047,646 2,895,263 2,022,581 1,895,154 1,944,062 213 ドイツ 218 スペイン 220 イタリア 合 計 1,993,571 2,398,302 2,345,439 3,740,178 5,386,949 4,301,982 4,588,422 4,266,689 4,782,018 5,039,484 3,714,105 3,866,821 2,888,765 2,282,634 1,690,001 1,148,076 1,107,043 139,720,658 181,829,159 155,564,886 144,396,424 110,028,059 95,043,175 107,315,471 110,729,129 108,979,635 107,472,704 105,613,353 110,200,027 110,689,395 97,054,486 65,872,482 57,222,014 62,139,145 204,230,109 259,256,678 230,328,086 216,813,778 164,396,464 139,993,572 156,270,869 158,908,066 155,934,716 150,117,179 142,498,615 146,032,670 144,488,820 124,190,299 85,185,879 74,913,203 81,517,571 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。 ファッション 輸入 4/4 e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU地域全体 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 8401 原子炉、原子炉用核燃料要素(カートリッジ式で未 使用のものに限る。)及び同位体分離用機器 561,213 957,924 2,523,654 1,173,516 1,152,200 2,392,006 130,727 1,448,634 1,113,904 2,336,029 2,878,616 2,396,562 3,970,029 6,186,463 4,628,047 4,395,159 4,264,305 8402 蒸気発生ボイラー(低圧蒸気も発生することができ るセントラルヒーティング用温水ボイラーを除く。) 及び過熱水ボイラー 5,170,383 656,545 91,042 129,637 96,596 35,008 4,051,140 3,116,865 2,277,869 6,588,121 2,129,411 3,894,559 9,057,884 10,768,064 6,987,546 3,701,612 5,903,441 8403 セントラルヒーティング用ボイラー(第84.02項のも のを除く。) 0 0 6,254 0 23,031 2,891 0 390 1,539 399 21,752 900 6,503 2,015 3,313 5,903 298 8404 補助機器(第84.02項又は第84.03項のボイラー用 のものに限る。例えば、エコノマイザー、過熱器、 すす除去器及びガス回収器)及び蒸気原動機 72,806 14,398 9,913 31,062 32,195 12,198 98,363 100,972 328,846 1,408,014 81,224 23,147 65,158 154,113 1,040,352 1,672,478 12,447 8405 発生炉ガス発生機、水性ガス発生機及びアセチレ ンガス発生機その他これに類する湿式ガス発生機 (清浄機を有するか有しないかを問わない。) 8406 蒸気タービン 8407 ピストン式火花点火内燃機関(往復動機関及び ロータリーエンジンに限る。) 8408 ピストン式圧縮点火内燃機関(ディーゼルエンジン 及びセミディーゼルエンジン) 8409 第84.07項又は第84.08項のエンジンに専ら又は主 として使用する部分品 8410 液体タービン及び水車並びにこれらの調速機 8411 ターボジェット、ターボプロペラその他のガスタービ ン 10,254 19,970 27,392 14,101 109,645 48,997 2,542 558 12,219 3,003 132,465 2,295 2,695 14,031 1,171 0 0 3,299,065 2,638,310 1,556,622 5,733,374 3,349,858 2,425,735 2,248,705 2,515,836 4,357,292 9,662,879 6,562,151 15,123,825 11,367,249 11,728,364 4,448,505 10,920,163 14,653,853 50,475,043 43,663,278 51,374,571 73,837,744 79,562,248 79,964,161 70,113,944 76,015,990 76,439,585 106,810,432 135,353,592 138,624,181 177,237,802 159,986,209 90,333,287 98,681,926 87,024,175 81,578,516 81,353,721 65,900,276 75,227,974 61,203,941 52,129,257 42,585,479 44,065,393 58,384,270 63,907,583 68,288,320 78,871,200 103,681,273 88,049,193 50,622,532 60,624,267 63,478,845 44,038,409 50,222,690 56,563,376 61,869,676 57,892,314 69,317,698 72,813,828 74,977,127 83,941,189 98,095,855 108,595,750 119,472,318 137,204,964 126,771,485 66,343,027 94,415,084 102,269,261 2,400 3,173 2,396 54,653 57,030 20,651 65,403 14,911 86,758 6,100 11,079 53,357 80,544 829,717 3,616 33,406 63,134 10,947,380 22,073,719 35,628,552 58,193,125 44,434,403 44,592,340 56,785,300 43,774,166 41,484,359 58,323,098 69,281,312 72,451,494 69,243,589 70,569,708 55,885,537 63,044,262 79,252,064 8412 その他の原動機 8,144,182 7,328,797 8,452,432 11,111,490 9,608,512 12,445,738 11,297,547 10,807,220 11,854,510 16,509,713 16,651,976 22,169,843 29,106,759 22,845,772 7,627,145 14,844,482 20,471,341 8413 液体ポンプ(計器付きであるかないかを問わな い。)及び液体エレベーター 27,431,110 26,933,666 28,327,218 29,299,526 28,294,200 28,064,750 29,903,443 30,456,189 33,634,097 37,732,632 44,604,277 60,537,599 79,927,376 73,665,295 39,329,932 50,743,604 55,969,333 8414 気体ポンプ、真空ポンプ、気体圧縮機及びファン並 びに換気用又は循環用のフード(ファンを自蔵する ものに限るものとし、フィルターを取り付けてあるか ないかを問わない。) 81,996,473 93,020,391 96,312,523 125,170,181 131,275,648 135,980,713 138,036,113 140,075,938 146,968,048 151,742,715 148,689,748 169,094,716 191,299,747 177,023,854 108,626,095 140,523,429 150,970,492 8415 エアコンディショナー(動力駆動式ファン並びに温 度及び湿度を変化させる機構を有するものに限る ものとし、湿度のみを単独で調節することができな いものを含む。) 52,775,902 58,291,046 52,992,751 63,182,437 64,393,692 63,182,481 49,376,034 36,864,465 36,884,553 50,458,516 45,646,555 56,528,538 89,860,792 72,642,452 46,168,428 69,517,495 66,077,634 8416 炉用バーナー(液体燃料用、粉砕した固体燃料用 又は気体燃料用のものに限る。)及びメカニカルス トーカー(機械式火格子、機械式灰排出機その他 これらに類する機械を含む。) 94,144 216,411 74,662 209,970 111,304 39,803 186,754 209,517 78,195 116,853 158,883 84,364 83,172 249,518 140,933 321,796 576,828 8417 炉(焼却炉を含み、工業用又は理化学用のものに 限るものとし、電気炉を除く。) 8418 8419 冷蔵庫、冷凍庫その他の冷蔵用又は冷凍用の機 器(電気式であるかないかを問わない。)及びヒー トポンプ(84.15 項のエアコンディショナーを除く。) 加熱、調理、ばい焼、蒸留、精留、滅菌、殺菌、蒸 気加熱、乾燥、蒸発、凝縮、冷却その他の温度変 化による方法により材料を処理する機器(理化学 用のものを含み、電気加熱式のもの(第85.14 項 の電気炉及びその他の機器を除く。)であるかない かを問わないものとし、家庭用のものを除く。)並び に瞬間湯沸器及び貯蔵式湯沸器(電気式のものを 除く。) 1,895,293 991,200 698,472 1,414,215 1,265,824 1,100,532 788,509 394,864 446,276 725,157 4,018,667 2,556,346 1,336,691 863,319 1,382,654 586,841 1,123,164 17,385,275 14,873,729 14,797,618 24,692,879 26,102,632 26,071,714 21,072,838 32,441,970 43,262,345 45,375,845 41,607,198 51,344,080 62,057,865 47,291,793 24,391,887 8,777,267 7,457,402 11,796,220 18,674,820 18,889,616 15,319,665 13,449,972 19,299,519 15,378,471 9,050,851 13,901,717 13,210,103 21,186,778 19,738,462 12,730,949 14,798,615 21,317,934 9,482,538 9,948,881 8420 カレンダーその他のロール機(金属用又はガラス 用のものを除く。)及びこれらのシリンダー 458,344 419,000 706,400 1,031,426 461,630 664,108 191,025 235,530 259,302 688,356 953,996 592,754 392,560 512,801 165,360 140,296 201,636 8421 遠心分離機(遠心式脱水機を含む。)並びに液体 又は気体のろ過機及び清浄機 18,911,987 17,469,532 17,026,965 19,439,986 16,335,750 21,859,487 24,538,420 27,264,393 27,607,257 29,672,790 29,475,310 36,591,694 45,546,074 53,542,496 42,686,298 42,233,095 44,699,637 8422 皿洗機、清浄用又は乾燥用の機械(瓶その他の容 器に使用するものに限る。)、充てん用、封口用、 封止用又はラベル張付け用の機械(瓶、缶、箱、 袋その他の容器に使用するものに限る。)、瓶、 ジャー、チューブその他これらに類する容器の口 金取付け用の機械その他の包装機械(熱収縮包 装用機械を含む。)及び飲料用の炭酸ガス注入機 5,384,704 8,972,187 9,881,291 9,160,150 9,684,110 8,434,027 8,085,704 6,335,078 5,316,705 7,692,161 8,395,006 10,375,646 10,919,686 10,260,399 5,622,807 6,492,611 5,810,520 8423 重量測定機器(重量測定式の計数機及び検査機 を含むものとし、感量が50 ミリグラム以内のはかり を除く。)及び分銅 4,890,823 5,319,637 6,275,854 7,152,883 5,324,605 5,072,100 5,194,915 4,839,306 4,710,388 4,373,600 4,159,200 4,387,743 5,403,712 4,304,563 2,348,999 2,905,045 3,066,453 電気製品 輸出 1/8 ■EU地域全体 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 8424 噴射用、散布用又は噴霧用の機器(液体用又は粉 用のものに限るものとし、手動式であるかないかを 問わない。)、消火器(消火剤を充てんしてあるか ないかを問わない。)、スプレーガンその他これに 類する機器及び蒸気又は砂の吹付け機その他こ れに類する噴射用機器 1,391,742 1,427,711 2,241,563 2,043,044 1,760,166 2,627,613 2,216,411 1,552,942 1,639,732 3,097,137 3,872,290 3,482,738 5,374,900 3,578,840 1,873,726 2,552,600 3,050,770 8425 プーリータックル、ホイスト(スキップホイストを除 く。)、ウインチ、キャプスタン及びジャッキ 1,970,407 1,815,845 1,925,566 2,216,119 1,811,561 1,671,914 1,582,904 1,454,783 1,509,656 1,649,978 1,918,775 2,061,760 2,932,067 4,137,524 3,060,505 2,083,629 1,958,969 8426 デリック、クレーン(ケーブルクレーンを含む。)、移 動式リフティングフレーム、ストラッドルキャリヤー 及びクレーンを装備した作業トラック 775,183 1,313,508 2,921,605 3,489,292 4,367,714 2,927,962 2,196,111 2,452,193 2,432,844 5,406,988 3,983,496 5,587,364 8,884,594 10,747,876 5,146,984 3,746,442 1,417,149 8427 フォークリフトトラック及び持上げ用又は荷扱い用 の機器を装備したその他の作業トラック 15,530,699 14,152,014 17,086,447 25,750,065 21,216,313 16,920,447 16,074,786 14,200,186 13,021,071 14,150,178 18,825,935 21,109,540 28,559,303 30,651,143 6,579,019 5,754,341 7,599,609 8428 その他の持上げ用、荷扱い用、積込み用又は荷卸 し用の機械(例えば、昇降機、エスカレーター、コン ベヤ及びロープウェー) 5,830,858 11,112,498 10,667,655 10,237,220 10,112,934 9,642,603 12,336,365 11,026,935 8,581,134 12,779,759 15,003,843 14,701,681 16,266,840 16,251,087 6,484,473 3,940,376 4,557,025 8429 ブルドーザー、アングルドーザー、地ならし機、スク レーパー、メカニカルショベル、エキスカベーター、 ショベルローダー、突固め用機械及びロードロー ラー(自走式のものに限る。) 19,206,426 17,008,794 23,387,864 47,964,377 65,328,906 66,365,553 66,879,596 73,512,865 90,127,903 118,652,499 139,218,497 193,615,212 282,053,675 210,023,297 36,021,975 97,276,661 125,974,775 8430 その他の移動用、地ならし用、削り用、掘削用、突 固め用、採掘用又はせん孔用の機械(土壌用、鉱 物用又は鉱石用のものに限る。)並びにくい打ち 機、くい抜き機及び除雪機 2,320,661 2,790,612 2,429,992 2,819,759 3,041,888 3,182,186 2,761,252 2,759,846 3,222,670 3,939,454 4,774,274 7,550,168 8,043,117 8,142,819 2,494,952 4,397,491 5,586,047 8431 第84.25 項から第84.30 項までの機械に専ら又は 主として使用する部分品 25,761,720 20,895,717 21,627,943 25,730,703 23,337,561 27,186,283 28,018,301 28,577,176 34,522,177 44,161,899 44,867,486 57,347,630 73,716,517 53,735,262 14,533,235 27,705,066 37,386,947 8432 農業用、園芸用又は林業用の機械(整地用又は耕 作用のものに限る。)及び芝生用又は運動場用の ローラー 712,642 858,200 455,286 498,483 649,160 637,881 461,564 514,477 417,510 1,599,963 2,204,510 1,664,843 2,468,855 2,014,249 1,991,315 1,960,747 1,074,467 8433 収穫機及び脱穀機(わら用又は牧草用のベーラー を含む。)、草刈機並びに卵、果実その他の農産 物の清浄用、分類用又は格付け用の機械(第 84.37 項の機械を除く。) 3,354,125 3,436,504 3,341,460 4,682,753 4,796,767 5,034,358 4,620,472 4,675,030 5,692,022 6,631,590 8,497,025 8,113,925 10,156,914 10,199,138 6,694,278 5,586,767 5,481,558 8434 搾乳機及び酪農機械 10,460 9,898 6,897 8,971 9,281 23,068 13,340 29,354 6,847 2,503 15,230 57,315 107,276 143,627 30,376 32,979 72,170 8435 プレス、破砕機その他これらに類する機械(ぶどう 酒、りんご酒、果汁その他これらに類する飲料の 製造用のものに限る。) 0 730 0 0 0 510 39,829 0 0 0 1,134 0 0 530 0 0 0 8436 その他の農業用、園芸用、林業用、家きん飼育用 又は養蜂(ほう)用の機械(機械装置又は加熱装 置を有する発芽用機器を含む。)並びに家きんの ふ卵器及び育すう器 34,785 75,375 66,588 61,502 72,075 106,011 106,014 89,484 60,407 41,564 69,996 188,847 287,332 187,864 57,211 49,157 11,095 8437 種、穀物又は乾燥した豆の清浄用、分類用又は格 付け用の機械並びに製粉業用の機械及び穀物又 は乾燥した豆の加工機械(農場用のものを除く。) 107,764 88,329 259,364 213,365 158,239 171,468 235,834 116,023 69,247 114,267 80,410 71,595 104,717 110,117 149,589 92,682 87,309 8438 飲食料品の調製業用又は製造業用の機械(動物 性又は植物性の油脂の抽出用又は調製用の機械 及びこの項の他の項に該当するものを除く。) 530,169 899,144 1,019,930 1,313,367 1,816,520 1,490,960 1,383,841 1,549,436 1,547,976 1,845,612 1,780,848 2,069,444 2,897,314 3,162,169 2,034,213 1,915,243 2,062,948 8439 繊維素繊維を原料とするパルプの製造機械及び 紙又は板紙の製造用又は仕上げ用の機械 2,974,452 2,009,103 1,846,247 2,744,953 2,203,140 1,070,112 962,034 938,074 1,085,189 2,006,963 596,910 910,280 1,271,783 1,098,528 740,194 887,225 1,043,405 8440 製本用機械(製本ミシンを含む。) 3,844,845 5,712,780 6,450,977 6,903,645 7,961,002 8,441,941 8,843,334 2,387,232 2,753,030 3,372,930 4,206,836 5,062,289 6,052,671 6,056,244 3,222,920 2,537,493 2,566,414 8441 その他の製紙用パルプ、紙又は板紙の加工機械 (切断機を含む。) 2,829,993 1,613,315 2,183,795 3,510,472 2,696,072 3,670,301 1,438,463 2,671,639 2,567,151 3,132,789 2,605,111 2,920,682 4,210,284 5,580,541 2,074,465 2,359,075 3,149,408 8442 プレート、シリンダーその他の印刷用コンポーネン トの調製用又は製造用の機器(第84.56 項から第 84.65 項までの加工機械を除く。)、プレート、シリン ダーその他の印刷用コンポーネント並びに印刷用 に平削りし、砂目にし、研磨し又はその他の調製を したプレート、シリンダー及びリソグラフィックストー ン 260,488 133,087 59,267 153,612 127,550 94,540 103,679 219,294 271,955 1,493,719 2,012,887 902,919 270,744 472,870 1,129,438 3,041,288 2,386,438 8443 印刷機(第84.42 項のプレート、シリンダーその他 の印刷用コンポーネントにより印刷に使用するも の)、その他のプリンター、複写機及びファクシミリ (結合してあるかないかを問わない。)並びに部分 品及び附属品 36,750,413 34,137,030 42,297,860 60,850,289 52,312,533 38,500,000 37,069,555 35,775,735 34,154,078 40,050,988 45,044,865 62,120,209 702,751,766 635,055,189 393,386,068 396,079,887 334,747,056 8444 人造繊維用の紡糸機ー延伸機、テクスチャード加 工機及び切断機 192,671 66,791 393,566 42,592 30,170 719,192 170,698 293,810 4,305 154,850 120,032 83,674 12,681 14,154 19,940 18,710 6,085 8445 紡績準備機械並びに精紡機、合糸機、ねん糸機そ の他の紡織用繊維の糸の製造機械並びにかせ 機、糸巻機(よこ糸巻機を含む。)及び第84.46 項 又は第84.47 項の機械に使用する紡織用繊維の 糸を準備する機械 3,015,589 2,834,199 2,875,801 3,676,805 3,922,357 3,532,111 2,190,180 2,082,882 1,023,432 898,052 876,507 1,419,589 1,500,716 940,828 352,328 169,144 223,580 8446 織機 8447 編機、ステッチボンディングマシン、タフティング用 機械式及びジンプヤーン、チュール、レース、し しゅう布、トリミング、組ひも又は網の製造機械 1,379,822 1,347,031 1,474,945 2,734,196 1,785,546 1,567,465 1,438,692 629,625 460,735 462,361 317,557 433,541 569,204 491,168 89,022 240,705 246,928 12,508,419 13,358,677 18,168,144 14,852,763 15,032,616 14,334,582 13,753,001 13,833,956 9,999,784 10,768,925 9,177,774 9,286,296 11,835,702 10,176,753 3,782,523 5,658,288 6,963,076 電気製品 輸出 2/8 ■EU地域全体 (単位:千円、暦年) 1995 8448 第84.44 項から第84.47 項までの機械の補助機械 (例えば、ドビー、ジャカード、自動停止装置及び シャットル交換機)並びに第84.44 項からこの項ま での機械に専ら又は主として使用する部分品及び 附属品(例えば、スピンドル、スピンドルフライ ヤー、針布、コーム、紡糸口金、シャットル、ヘル ド、ヘルドフレーム及びメリヤス針) 8449 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 3,381,246 3,242,770 4,119,805 4,719,850 3,894,935 3,678,895 2,937,372 フェルト又は不織布(成形したものを含む。)の製 造用又は仕上げ用の機械(フェルト帽子の製造機 械を含む。)及び帽子の製造用の型 44,431 36,339 60,478 118,922 199,464 140,742 106,100 8450 家庭用又は営業用の洗濯機(脱水機兼用のものを 含む。) 65,099 8,762 9,837 18,367 6,165 4,138 5,058 8451 洗浄用、清浄用、絞り用、乾燥用、アイロンがけ 用、プレス(フュージングプレスを含む。)用、漂白 用、染色用、仕上げ用、塗布用又は染み込ませ用 の機械(紡織用繊維の糸、織物類又は製品に使用 するものに限るものとし、第84.50 項の機械を除 く。)、織物類その他の支持物にペーストを被覆す る機械(リノリウムその他の床用敷物の製造用の ものに限る。)及び紡織用繊維の織物類の巻取り 用、巻戻し用、折畳み用、切断用又はピンキング 用の機械 2,245,857 888,464 1,446,834 1,473,270 879,077 862,627 848,154 8452 ミシン(第84.40 項の製本ミシンを除く。)ミシン針並 びにミシン用に特に設計した家具、台及びカバー 15,358,175 15,204,770 16,428,003 19,918,007 14,403,134 12,585,671 8453 原皮、毛皮又は革の前処理用機械、なめし用機械 及び加工機械並びに毛皮製又は革製の履物その 他の製品の製造用又は処理用の機械(ミシンを除 く。) 1,091 20,703 13,693 1,648 3,181 8454 転炉、取鍋(べ)、インゴット用鋳型及び鋳造機(冶 (や)金又は金属鋳造に使用する種類のものに限 る。) 8455 金属圧延機及びそのロール 8456 2003 3,103,342 2004 2005 2006 3,409,263 2,408,191 2,504,233 92,014 41,893 12,670 19,729 13,125 4,712 422,475 365,907 13,413,911 10,175,170 0 12,108 2007 2008 2009 2010 2011 2,500,511 2,464,216 1,976,406 1,164,624 1,551,891 1,511,138 110,229 25,708 67,940 584,732 20,340 184,906 48,064 10,805 14,306 6,502 1,250 3,480 1,940 810 448,321 690,676 492,884 516,611 712,940 356,227 315,930 509,950 8,818,929 7,693,836 6,775,351 7,607,689 7,767,784 6,402,008 2,259,730 3,907,153 4,338,979 3,643 1,573 5,480 1,576 0 1,170 229 0 232 325 375,457 635,064 898,735 1,871,907 1,263,856 524,877 734,900 906,873 490,745 834,631 1,555,381 1,374,623 1,865,250 1,467,687 316,115 310,290 636,905 1,409,582 699,180 1,712,257 3,775,219 5,206,752 1,140,143 774,485 621,507 864,327 1,515,308 1,161,860 2,153,882 2,321,778 2,969,604 1,346,789 1,068,273 804,706 レーザーその他の光子ビーム、超音波、放 電、電気化学的方法、電子ビーム、イオンビー ム又はプラズマアークを使用して材料を取り 除くことにより加工する機械及びウォーター ジェット切断機械 11,244,716 17,036,793 19,321,606 22,357,024 19,063,834 20,576,203 17,406,033 10,569,096 15,946,631 14,517,846 21,016,168 22,932,370 21,349,935 20,563,197 4,258,777 6,709,139 8,813,543 8457 金属加工用のマシニングセンター、ユニットコ ンストラクションマシン(シングルステーション のものに限る。)及びマルチステーショントラン スファーマシン 32,760,909 36,566,710 38,458,430 61,461,228 45,762,577 41,871,666 50,142,660 26,811,063 24,188,162 33,940,557 46,253,733 49,802,828 74,850,761 71,216,739 14,966,465 19,220,828 35,168,102 8458 旋盤(ターニングセンターを含むものとし、金属 切削用のものに限る。) 34,525,114 38,234,639 32,742,078 61,827,606 44,443,866 41,037,713 49,811,067 29,531,878 34,682,896 42,203,606 57,377,540 60,665,736 96,101,872 88,250,583 18,070,935 27,356,694 49,420,727 8459 金属用のボール盤、中ぐり盤、フライス盤、ね じ切り盤及びねじ立て盤(ウェイタイプユニット ヘッド機を含むものとし、第84.58 項の旋盤 (ターニングセンターを含む。)を除く。) 3,542,802 3,641,343 4,825,960 8,756,013 5,755,242 5,680,241 6,313,868 4,666,031 3,373,920 4,174,354 4,709,000 5,867,836 6,972,752 6,347,800 1,568,435 1,736,933 2,489,577 8460 研削盤、ホーニング盤、ラップ盤、研磨盤その 他の仕上げ用加工機械(研削砥(と)石その他 の研磨材料を使用して金属又はサーメットを 加工するものに限るものとし、第84.61項の歯 切り盤、歯車研削盤及び歯車仕上盤を除く。) 4,451,108 2,418,280 2,676,614 2,722,987 4,415,256 5,497,639 5,724,711 3,054,208 2,871,974 3,753,880 7,110,012 3,384,625 7,170,763 5,645,301 1,329,325 1,649,780 3,958,309 8461 平削り盤、形削り盤、立削り盤、ブローチ盤、 歯切り盤、歯車研削盤、歯車仕上盤、金切り 盤、切断機その他の加工機械(金属又はサー メットを取り除くことにより加工するものに限る ものとし、他の項に該当するものを除く。) 933,206 656,295 2,120,190 1,845,859 1,623,956 1,766,774 1,748,870 1,030,987 700,679 789,789 6,396,094 1,142,764 6,800,338 2,389,479 944,240 340,037 1,316,463 8462 鍛造機、ハンマー、ダイスタンピングマシン、 ベンディングマシン、フォールディングマシン、 ストレートニングマシン、フラットニングマシン、 剪(せん)断機、パンチングマシン及びノッチン グマシン(プレスを含むものとし、金属加工用 のものに限る。)並びにその他のプレス(金属 又は金属炭化物の加工用のものに限る。) 10,659,889 7,275,551 11,160,684 10,881,153 14,106,763 9,795,525 6,806,348 4,482,597 6,426,704 9,768,027 9,339,714 10,197,262 8,655,197 11,087,857 3,715,233 5,089,727 6,672,446 8463 その他の加工機械(金属又はサーメットの加 工用のもので、これらを取り除くことなく加工す るものに限る。) 1,439,963 1,346,482 2,336,304 2,412,252 1,542,079 1,743,870 2,071,883 905,562 759,376 1,807,439 1,201,537 1,241,913 2,348,524 1,451,219 463,510 779,110 1,057,167 8464 石、陶磁器、コンクリート、石綿セメントその他 これらに類する鉱物性材料の加工機械及びガ ラスの冷間加工機械 4,273,573 6,295,201 6,402,897 4,625,003 5,986,245 8,668,784 7,417,917 2,653,610 4,207,514 6,062,572 7,190,518 8,184,437 3,513,526 4,950,036 843,762 1,237,329 1,134,242 8465 木材、コルク、骨、硬質ゴム、硬質プラスチック その他これらに類する硬質物の加工機械(くぎ 打ち用、またくぎ打ち用、接着用その他の組立 て用のものを含む。) 1,649,201 1,708,517 3,085,671 2,251,244 1,877,013 1,665,046 2,127,611 1,701,926 2,030,785 3,274,320 3,219,936 3,250,935 3,582,476 3,237,442 1,210,988 1,376,791 721,087 電気製品 輸出 3/8 ■EU地域全体 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 8466 第84.56 項から第84.65 項までの機械に専ら 又は主として使用する部分品及び附属品(工 作物保持具、ツールホルダー、自動開きダイ ヘッド、割出台その他加工機械用の特殊な附 属装置を含む。)並びに手持工具用ツールホ ルダー 8,491,263 10,363,031 11,586,032 16,830,828 14,504,667 17,858,871 18,299,609 14,618,782 15,366,067 19,717,499 23,624,137 24,382,355 26,479,546 29,408,558 12,434,638 13,595,550 19,016,725 8467 手持工具(ニューマチックツール、液圧式のも の又は原動機(電気式であるかないかを問わ ない。)を自蔵するものに限る。) 13,981,137 13,561,440 14,486,423 19,713,452 18,992,112 18,121,911 14,319,518 34,506,940 36,176,547 39,140,212 42,265,878 53,447,617 64,943,325 57,269,005 24,701,547 28,799,189 30,773,564 8468 はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器 (切断に使用することができるかできないかを 問わないものとし、第85.15 項のものを除く。) 及びガス式の表面熱処理用機器 263,334 235,838 388,275 392,673 1,021,447 407,619 562,037 276,523 369,468 269,047 2,538,513 599,877 836,391 758,433 311,362 283,215 382,483 8469 タイプライター(第84.43 項のプリンターを除 く。)及びワードプロセッサ 711,227 898,695 1,028,808 1,056,317 890,157 415,651 272,396 172,617 70,435 35,117 34,703 42,653 19,519 35,228 15,787 19,219 5,449 8470 計算機並びにデータを記録し、再生し及び表 示するポケットサイズの機械(計算機能を有す るものに限る。)並びに会計機、郵便料金計 機、切符発行機その他これらに類する計算機 構を有する機械並びに金銭登録機 11,012,243 7,322,866 6,893,476 7,691,321 6,233,530 5,333,431 5,358,238 3,044,101 2,370,736 2,840,586 3,548,900 4,438,597 3,931,867 2,159,032 1,010,323 976,173 1,222,372 8471 自動データ処理機械及びこれを構成するユ ニット並びに磁気式又は光学式の読取機、 データをデータ媒体に符号化して転記する機 械及び符号化したデータを処理する機械(他 の項に該当するものを除く。) 549,366,351 542,838,057 715,091,724 730,725,944 567,555,147 522,937,700 509,301,094 442,333,943 276,355,263 277,017,960 246,209,512 241,405,808 115,297,548 88,042,762 51,701,744 56,537,803 60,268,324 8472 その他の事務用機器(例えば、謄写機、あて 名印刷機、自動紙幣支払機、硬貨分類機、硬 貨計数機、硬貨包装機、鉛筆削り機、穴あけ 機及びステープル打ち機) 8,457,491 9,052,942 7,506,111 10,785,481 8,260,494 8,138,461 11,001,409 8,380,760 6,497,524 11,291,688 12,088,724 15,197,664 19,458,782 22,327,386 10,099,671 11,828,227 8,045,040 8473 第84.69 項から第84.72 項までの機械に専ら 又は主として使用する部分品及び附属品(カ バー、携帯用ケースその他これらに類する物 品を除く。) 272,671,887 301,315,157 323,110,643 360,012,841 307,822,244 329,511,796 275,243,005 375,156,477 413,300,564 442,924,497 488,959,366 545,289,776 70,979,952 49,366,421 27,832,954 28,221,166 19,084,055 8474 選別機、ふるい分け機、分離機、洗浄機、破 砕機、粉砕機、混合機及び涅和機(固体状、 粉状又はペースト状の土壌、石、鉱石その他 の鉱物性物質の処理用のものに限る。)、凝 結機及び成形機(固体鉱物燃料、セラミック ペースト、セメント、プラスターその他の粉状又 はペースト状の鉱物性物品の処理用のものに 限る。)並びに鋳物用砂型の造型機 880,006 900,859 336,477 697,327 1,268,272 734,824 1,329,288 1,273,148 388,997 1,005,911 2,358,587 2,134,073 2,183,102 2,585,566 448,831 2,436,079 1,296,563 8475 電球、電子管、せん光電球その他のガラス封 入管の組立て用機械及びガラス又はその製 品の製造用又は熱間加工用の機械 313,211 2,157,679 1,049,706 547,130 1,657,344 1,797,237 1,237,366 1,859,925 883,343 1,418,096 3,258,036 1,488,309 2,504,857 2,299,607 1,061,777 603,647 94,949 8476 物品の自動販売機(例えば、郵便切手用、た ばこ用、食料品用又は飲料用のもの。両替機 を含む。) 529,477 318,387 310,468 829,685 895,382 641,584 1,244,018 1,452,929 2,568,556 916,058 292,144 566,541 420,708 424,592 343,057 526,297 653,976 8477 ゴム又はプラスチックの加工機械及びゴム又 はプラスチックを材料とする物品の製造機械 (この類の他の項に該当するものを除く。) 8,104,524 9,777,581 9,496,830 13,301,678 14,073,194 11,459,360 8,774,875 11,806,711 11,114,457 16,263,387 17,424,633 11,726,933 18,223,708 22,504,877 12,525,760 10,154,632 13,112,543 8478 たばこの調製用又は製造用の機械(この類の 他の項に該当するものを除く。) 133,366 11,137 1,606 18,008 199,371 299 32,018 14,773 128,077 273,282 7,532 24,009 473,821 433,109 44,582 11,907 1,702 8479 機械類(固有の機能を有するものに限るもの とし、この類の他の項に該当するものを除く。) 80,929,334 73,172,467 95,920,522 99,892,648 95,431,108 109,909,019 83,578,800 57,126,145 59,891,099 80,796,425 95,552,171 114,101,850 91,186,902 98,918,706 39,297,411 59,440,617 75,717,848 8480 金属鋳造用鋳型枠、鋳型ベース、鋳造用パ ターン及び金属、金属炭化物、ガラス、鉱物性 材料、ゴム又はプラスチックの成形用の型(金 属インゴット用のものを除く。) 9,412,378 9,226,636 12,912,897 15,161,923 16,018,205 13,168,050 15,848,024 12,211,725 8,042,885 13,721,628 19,486,936 16,948,297 19,677,986 22,455,622 17,732,572 12,131,784 10,830,385 8481 コック、弁その他これらに類する物品(減圧弁 及び温度制御式弁を含むものとし、管、かん 胴、タンクその他これらに類する物品用のもの に限る。) 24,965,535 26,835,050 29,128,809 34,272,173 35,569,429 38,702,032 36,487,065 35,054,315 40,100,320 49,795,313 47,996,243 62,397,682 72,527,860 64,602,416 33,565,216 45,884,096 51,543,771 8482 玉軸受及びころ軸受 47,924,754 47,530,718 45,330,360 57,005,842 44,760,742 45,409,770 45,819,910 43,265,257 50,441,610 56,464,364 63,192,401 71,083,502 88,125,323 94,264,926 50,430,665 72,238,875 87,410,869 8483 ギヤボックスその他の変速機(トルクコンバー ターを含む。)伝動軸(カムシャフト及びクラン クシャフトを含む。)、クランク、軸受箱、滑り軸 受、歯車、歯車伝動機、ボールスクリュー、 ローラースクリュー、はずみ車、プーリー(プー リーブロックを含む。)、クラッチ及び軸継手 (自在継手を含む。) 42,892,573 39,556,687 40,036,523 51,614,393 49,919,159 51,243,988 55,483,272 55,338,515 61,934,158 70,321,926 76,409,838 83,174,730 98,792,140 95,213,782 51,912,099 69,285,657 79,619,317 電気製品 輸出 4/8 ■EU地域全体 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 8484 ガスケットその他のこれに類するジョイント(他 の材質と結合した金属板製のもの及び二層以 上の金属から成るものに限る。)、材質の異な るガスケットその他これに類するジョイントを セットにし又は取りそろえて小袋入りその他こ れに類する包装にしたもの及びメカニカル シール 3,146,766 4,552,661 4,525,759 5,438,178 4,843,614 4,670,342 4,880,532 4,991,952 5,852,525 6,109,416 7,141,199 8,347,848 8,945,718 8,188,534 5,863,363 6,837,757 6,760,353 * 8485 機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接 触子その他の電気用物品を有するもの及びこ の類の他の項に該当するものを除く。) 7,530,749 7,320,981 7,636,322 10,203,735 8,581,953 8,596,385 9,687,415 8,992,150 7,940,282 7,678,852 7,472,975 8,719,284 0 0 0 0 0 * 8486 半導体ボール、半導体ウエハー、半導体デバ イス、集積回路又はフラットパネルディスプレ イの製造に専ら又は主として使用する機器、 第84 類の注9(C)の機器並びに部分品及び 附属品 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 57,549,539 37,557,665 20,624,391 74,679,916 85,194,128 * 8487 機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接 触子その他の電気用物品を有するもの及びこ の類の他の項に該当するものを除く。) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10,586,806 10,434,112 6,503,704 7,430,215 9,283,768 8501 電動機及び発電機(原動機とセットにした発電 機を除く。) 21,756,850 20,749,912 21,588,186 24,705,615 23,885,387 22,593,507 31,890,005 35,121,641 36,633,447 43,053,122 51,356,265 58,247,741 64,711,587 75,128,535 36,383,489 29,984,389 31,404,783 8502 発電機(原動機とセットにしたものに限る。)及 びロータリーコンバーター 3,667,886 2,899,212 3,930,197 3,761,820 3,336,955 3,562,387 2,936,156 3,532,807 5,034,873 3,835,788 3,267,159 4,553,762 7,046,067 5,393,361 3,790,916 4,006,538 4,373,420 8503 第85.01 項又は第85.02 項の機械に専ら又は 主として使用する部分品 3,179,998 3,686,406 3,708,473 4,057,610 3,515,639 3,663,712 3,103,209 3,633,992 4,633,874 6,257,163 5,727,515 5,438,313 6,048,902 6,297,014 3,937,488 7,659,457 8,632,212 8504 トランスフォーマー、スタティックコンバーター (例えば、整流器)及びインダクター 31,643,115 32,592,421 38,991,201 42,928,212 39,015,188 48,727,757 34,190,186 30,230,220 29,869,736 33,404,122 33,009,187 38,097,555 42,335,675 41,139,128 28,736,771 36,801,165 38,064,437 8505 電磁石、永久磁石及び永久磁石用の物品で 磁化してないもの並びに電磁式又は永久磁石 式のチャック、クランプその他これらに類する 保持具並びに電磁式のカップリング、クラッ チ、ブレーキ及びリフティングヘッド 8,586,978 8,296,434 10,461,269 13,259,043 11,364,514 12,895,641 11,425,788 10,857,552 13,224,341 16,061,828 15,279,742 15,392,563 16,934,916 15,159,405 11,161,347 14,266,650 15,040,888 8506 一次電池 8,224,074 9,233,534 10,734,765 10,889,910 9,626,092 10,484,051 8,847,744 8,705,744 8,173,266 7,651,638 6,786,394 8,590,903 8,135,078 6,963,529 4,104,492 5,902,327 5,680,419 8507 蓄電池(隔離板を含むものとし、長方形(正方 形を含む。)であるかないかを問わない。) 65,605,072 66,838,462 86,189,703 98,932,856 97,368,714 107,987,610 52,355,250 45,008,806 37,002,807 39,544,898 36,757,975 36,048,065 31,472,554 32,839,721 20,443,495 32,634,775 43,052,623 8508 真空式掃除機 18,487,674 14,984,164 17,736,256 25,030,691 21,610,041 21,354,531 23,102,416 0 0 0 0 0 100,380 39,720 8,924 20,832 6,922 8509 家庭用電気機器(電動装置を自蔵するものに 限るものとし、第85.08 項に属する真空式掃除 機を除く。) 241,436 466,444 310,454 237,966 701,265 707,685 269,940 165,444 243,666 191,061 164,512 122,403 700,255 234,498 134,902 394,958 392,486 8510 かみそり、バリカン及び脱毛器(電動装置を自 蔵するものに限る。) 3,424,463 2,433,799 2,327,881 2,337,993 2,090,603 1,359,869 1,127,148 1,176,466 1,312,005 1,427,837 1,019,089 1,052,115 1,254,996 1,173,439 1,081,954 1,238,546 1,270,332 8511 火花点火式又は圧縮点火式の内燃機関の点 火又は始動に使用する種類の電気機器(例え ば、点火用磁石発電機、直流磁石発電機、イ グニションコイル、点火プラグ、予熱プラグ及 びスターター)並びにこれらの内燃機関に使 用する種類の発電機(例えば、直流発電機及 び交流発電機)及び開閉器 31,842,263 33,576,867 38,486,823 49,180,269 45,823,454 45,156,857 48,113,434 52,843,502 56,845,574 67,660,991 80,163,353 89,607,948 105,200,933 94,915,833 57,410,080 78,405,003 81,652,819 8512 電気式の照明用又は信号用の機器(第85.39 項の物品を除く。)、ウインドスクリーンワイ パー及び曇り除去装置(自転車又は自動車に 使用する種類のものに限る。) 12,675,282 12,269,180 11,716,936 11,701,035 10,665,300 10,037,615 8,879,509 9,424,954 9,913,066 10,956,044 13,263,581 15,855,878 19,073,200 19,993,056 12,618,658 16,565,338 13,921,474 8513 携帯用電気ランプ(内蔵したエネルギー源(例 えば、電池及び磁石発電機)により機能するよ うに設計したものに限るものとし、第85.12 項 の照明用機器を除く。) 97,631 83,487 94,961 199,751 123,498 113,176 91,007 98,900 155,920 271,301 166,293 326,776 160,698 178,606 94,537 77,918 55,825 8514 工業用又は理化学用の電気炉(電磁誘導又 は誘電損失により機能するものを含む。)及び 工業用又は理化学用のその他の機器(電磁 誘導又は誘電損失により物質を加熱処理する ものに限る。) 1,128,312 1,218,019 1,282,275 1,058,109 1,512,651 1,595,280 4,267,135 2,155,938 3,717,130 2,455,621 7,713,705 5,594,201 5,114,115 2,979,143 1,458,894 1,832,973 2,011,606 8515 はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器 (電気式(電気加熱ガス式を含む。)。レー ザーその他の光子ビーム式、超音波式、電子 ビーム式、磁気パルス式又はプラズマアーク 式のものに限るものとし、切断に使用すること ができるかできないかを問わない。)及び金属 又はサーメットの熱吹付け用電気機器 8,486,290 8,734,157 13,476,763 13,676,392 9,701,611 13,441,266 15,932,943 12,798,500 11,167,408 14,278,586 17,584,211 15,361,099 20,079,316 21,100,796 7,650,142 9,287,816 9,000,853 電気製品 輸出 5/8 ■EU地域全体 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 8516 電気式の瞬間湯沸器、貯蔵式湯沸器、浸せき 式液体加熱器、暖房機器及び土壌加熱器、 電熱式の調髪用機器(例えば、ヘアドライ ヤー、ヘアカーラー及びカール用こて)及び手 用ドライヤー、電気アイロンその他の家庭にお いて使用する種類の電熱機器並びに電熱用 抵抗体(第84.45 項のものを除く。) 4,724,783 4,028,003 4,160,528 5,302,956 4,907,167 4,361,943 2,704,830 2,540,899 3,298,942 4,098,517 3,151,155 4,679,967 3,694,171 3,089,396 1,851,891 1,636,248 1,841,672 8517 電話機(携帯回線網用その他の無線回線網 用の電話を含む。)及びその他の機器(音声、 画像その他のデータを送受信するものに限る ものとし、有線又は無線回線網(例えば、ロー カルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリア ネットワーク(WAN))用の通信機器を含む。) (第84.43 項、第85.25 項、第85.27 項及び第 85.28 項の送受信機器を除く。) 83,776,187 89,056,806 87,531,224 100,016,645 80,967,403 146,724,712 89,310,725 55,614,748 43,175,376 37,168,132 33,053,506 28,249,407 81,741,327 68,854,611 38,491,116 36,386,079 23,791,312 8518 マイクロホン及びそのスタンド、拡声器(エンク ロージャーに取り付けてあるかないかを問わ ない。)、ヘッドホン及びイヤホン(マイクロホン を取り付けてあるかないかを問わない。)、マ イクロホンと拡声器を組み合わせたもの、可聴 周波増幅器並びに電気式音響増幅装置 37,851,654 28,182,105 26,185,409 29,357,200 32,924,772 35,591,961 19,858,428 13,528,729 9,161,231 8,895,477 5,369,963 4,969,955 5,137,553 5,846,746 3,312,669 3,239,546 3,284,490 8519 音声の記録用又は再生用の機器 44,073,391 45,727,223 47,504,841 41,788,172 26,899,804 25,384,470 27,120,183 26,246,418 22,881,037 17,661,823 9,734,719 7,691,315 8,326,454 7,887,434 2,493,473 1,821,974 962,261 磁気式テープレコーダーその他の録音機(音 声再生装置を自蔵するかしないかを問わな い。) 24,244,761 25,936,696 33,099,643 36,437,129 25,391,015 19,584,111 9,382,283 9,235,113 6,407,274 7,253,579 5,247,637 1,615,289 0 0 0 0 0 8521 ビデオの記録用又は再生用の機器(ビデオ チューナーを自蔵するかしないかを問わな い。) 50,635,698 44,340,327 46,764,808 53,307,139 58,551,164 44,689,849 28,789,404 26,918,955 28,797,801 26,777,943 16,895,734 18,616,986 19,328,869 20,207,142 8,863,500 7,365,830 6,616,817 8522 部分品及び附属品(第85.19 項又は第85.21 項の機器に専ら又は主として使用するものに 限る。) 33,388,538 24,510,424 21,967,411 26,462,635 22,900,028 19,442,535 13,560,573 12,710,287 11,293,340 12,545,568 16,610,891 11,281,694 10,376,782 11,076,130 5,023,541 2,273,280 1,433,945 8523 ディスク、テープ、不揮発性半導体記憶装置、 スマートカードその他の媒体(記録してあるか ないかを問わず、ディスク製造用の原盤及び マスターを含むものとし、第37 類の物品を除 く。) 48,871,711 58,208,022 70,925,435 80,361,528 75,821,866 76,031,243 80,401,253 84,454,062 90,993,729 89,139,597 96,539,354 113,566,911 138,902,515 105,762,830 65,077,826 49,488,477 39,677,652 * 8524 レコード、テープその他の記録用の媒体(録音 その他これに類する記録をしたもの(レコード 製造用の原盤及びマスターを含む。)に限る 4,210,917 5,211,560 6,646,348 10,308,026 7,534,974 6,154,225 7,503,874 11,961,635 11,282,462 14,087,214 18,950,302 14,158,274 0 0 0 0 0 8525 ラジオ放送用又はテレビジョン用の送信機器 (受信機器、録音装置又は音声再生装置を自 蔵するかしないかを問わない。)、テレビジョン カメラ、デジタルカメラ及びビデオカメラレコー ダー 160,489,511 149,758,623 180,235,066 227,948,100 234,569,661 306,100,727 336,858,845 388,827,582 516,166,451 593,868,907 506,944,036 470,083,957 450,163,739 390,840,863 255,675,308 193,074,562 158,790,945 8526 レーダー、航行用無線機器及び無線遠隔制 御機器 8,255,077 7,235,622 8,515,702 12,151,828 11,284,171 10,528,113 12,855,490 17,860,628 19,064,256 27,870,270 25,283,548 28,658,448 55,386,271 70,318,719 57,409,517 80,029,225 92,337,471 8527 ラジオ放送用の受信機器(同一のハウジング において音声の記録用若しくは再生用の機器 又は時計と結合してあるかないかを問わな い。) 62,787,919 47,488,227 56,934,537 61,288,602 51,482,590 45,766,072 41,610,367 45,572,695 26,887,527 16,853,895 11,772,976 9,941,735 8,001,156 4,746,443 1,312,556 2,500,468 4,526,086 8528 モニター及びプロジェクター(テレビジョン受像 機器を有しないものに限る。)並びにテレビジョ ン受像機器(ラジオ放送用受信機又は音声若 しくはビデオの記録用若しくは再生用の装置 を自蔵するかしないかを問わない。) 22,856,578 36,677,827 55,990,715 83,303,390 79,577,847 107,909,747 127,775,707 134,025,578 141,050,988 138,971,965 88,255,798 87,475,721 106,521,876 87,245,866 43,116,489 41,500,641 40,179,152 8529 第85.25 項から第85.28 項までの機器に専ら 又は主として使用する部分品 44,573,530 46,345,289 57,376,924 62,617,928 74,095,219 85,025,879 67,892,765 98,161,271 166,083,903 238,396,345 233,260,013 287,407,766 266,285,775 243,278,399 80,001,492 65,523,335 44,341,569 8530 鉄道、軌道、道路、内陸水路、駐車施設、港 湾設備又は空港の信号用、安全用又は交通 管制用の電気機器(第86.08 項のものを除 く。) 2,713 0 597 8,130 917 0 712 2,485 3,060 2,342 2,968 4,023 7,263 5,690 7,960 8,549 6,672 8531 電気式の音響信号用又は可視信号用の機器 (例えば、ベル、サイレン、表示盤、盗難警報 器及び火災警報器。第85.12 項又は第85.30 項のものを除く。) 6,959,763 7,220,881 11,707,982 13,830,372 10,738,772 8,621,836 3,185,906 2,836,591 3,200,586 3,510,598 4,221,544 5,055,962 5,399,849 6,126,111 3,624,355 3,988,947 3,456,095 8532 固定式、可変式又は半固定式のコンデンサー 48,990,721 44,757,275 56,574,503 61,298,541 62,925,616 88,102,525 50,234,465 36,347,594 35,954,115 45,221,575 46,615,641 55,080,888 60,752,025 55,259,919 37,107,588 56,411,913 54,842,643 8533 電気抵抗器(可変抵抗器及びポテンショメー ターを含むものとし、電熱用抵抗体を除く。) 17,264,187 15,127,295 18,398,808 17,322,875 16,388,188 19,413,257 10,295,087 8,325,727 8,757,017 9,614,250 9,014,457 10,988,426 10,987,329 9,919,981 6,688,284 9,762,997 10,648,957 * 8520 電気製品 輸出 6/8 ■EU地域全体 (単位:千円、暦年) 1995 8534 印刷回路 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 20,533,549 17,715,048 24,744,205 26,449,209 31,119,383 34,601,376 22,879,989 18,822,354 12,947,344 16,271,766 18,279,876 20,877,492 22,211,495 12,536,492 9,900,465 9,507,302 10,061,729 8535 電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機 器(例えば、スイッチ、ヒューズ、避雷器、電圧 リミッター、サージ抑制器、プラグその他の接 続子及び接続箱。使用電圧が1,000 ボルトを 超えるものに限る。) 750,434 746,226 753,040 565,454 465,986 341,083 518,645 170,360 504,914 138,880 261,626 317,114 526,034 2,769,401 4,177,257 569,720 930,653 8536 電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機 器(例えば、スイッチ、継電器、ヒューズ、サー ジ抑制器、プラグ、ソケット、ランプホルダーそ の他の接続子及び接続箱。使用電圧が1,000 ボルト以下のものに限る。)並びに光ファイ バー(束にしたものを含む。)用又は光ファイ バーケーブル用の接続子 73,893,586 68,933,499 70,417,715 79,271,524 71,189,777 79,869,004 64,669,373 57,834,814 62,337,857 76,862,264 74,296,383 86,378,098 97,053,253 82,468,490 45,212,564 64,531,802 63,113,942 8537 電気制御用又は配電盤用の盤、パネル、机、 キャビネットその他の物品(第90 類の機器を 自蔵するものを含み、第85.35 項又は第85.36 項の機器を二以上装備するものに限る。)及 び数値制御用の機器(第85.17 項の交換機を 除く。) 25,886,629 26,845,458 29,951,416 33,331,729 26,373,549 36,465,203 41,920,949 32,927,678 36,918,457 40,120,287 36,753,803 39,477,769 47,302,101 40,499,760 20,078,642 20,653,382 24,204,032 8538 第85.35 項から第85.37 項までの機器に専ら 又は主として使用する部分品 17,318,768 17,561,542 19,975,927 23,519,620 18,775,051 20,335,873 18,616,378 20,370,077 21,879,316 28,120,096 27,000,068 34,343,115 40,019,823 37,835,377 18,511,581 23,540,450 22,058,131 8539 フィラメント電球及び放電管(シールドビームラ ンプ、紫外線ランプ及び赤外線ランプを含 む。)並びにアーク灯 7,146,293 7,722,913 8,756,964 10,033,699 8,286,540 8,731,753 10,311,625 11,123,269 12,542,214 14,800,787 11,160,725 10,476,474 17,217,364 19,847,766 12,249,974 10,221,924 8,822,014 8540 熱電子管、冷陰極管及び光電管(例えば、真 空式のもの、蒸気又はガスを封入したもの、 水銀整流管、陰極線管及びテレビジョン用撮 像管) 73,067,420 68,191,187 72,063,543 67,251,892 46,043,537 47,785,142 39,778,363 34,161,387 28,138,332 31,365,612 34,693,884 15,981,163 7,649,201 6,557,571 3,669,025 5,723,681 6,106,174 8541 ダイオード、トランジスターその他これらに類 する半導体デバイス、光電性半導体デバイス (光電池(モジュール又はパネルにしてあるか ないかを問わない。)を含む。)、発光ダイオー ド及び圧電結晶素子 72,811,088 70,044,545 80,049,917 90,572,315 93,749,353 127,342,333 82,969,473 70,489,649 87,038,219 132,678,074 171,448,021 196,299,838 220,593,782 256,606,525 150,983,231 176,201,320 140,511,412 8542 集積回路 277,358,457 264,904,129 252,475,918 269,703,982 267,961,743 348,058,463 233,036,757 173,236,101 172,076,611 218,581,424 211,250,643 231,575,344 225,533,966 181,542,145 105,923,680 124,853,165 106,358,055 8543 電気機器(固有の機能を有するものに限るも のとし、この類の他の項に該当するものを除 く。) 56,130,910 60,464,412 82,102,259 92,483,666 92,605,975 125,545,987 76,980,886 59,503,747 50,995,214 56,560,951 74,478,445 74,626,562 69,534,009 66,687,827 39,143,649 40,837,774 35,824,709 8544 電気絶縁をした線、ケーブル(同軸ケーブルを 含む。)その他の電気導体(エナメルを塗布し 又は酸化被膜処理をしたものを含むものとし、 接続子を取り付けてあるかないかを問わな い。)及び光ファイバーケーブル(個々に被覆 したファイバーから成るものに限るものとし、電 気導体を組み込んであるかないか又は接続 子を取り付けてあるかないかを問わない。) 14,359,548 13,812,779 12,315,638 13,305,168 14,912,566 32,025,156 16,102,789 9,464,985 9,484,252 10,589,079 11,350,889 13,045,973 15,994,985 15,358,846 12,021,920 17,523,549 15,427,310 8545 炭素電極、炭素ブラシ、ランプ用炭素棒、電池 用炭素棒その他の製品で黒鉛その他の炭素 のもの(電気的用途に供する種類のものに限 るものとし、金属を取り付けてあるかないかを 問わない。) 2,334,814 1,793,044 2,196,867 3,366,594 3,419,561 2,499,293 2,726,860 3,143,491 3,503,184 4,249,485 4,913,034 6,548,476 7,354,491 8,588,039 3,775,982 4,094,754 4,730,460 8546 がい子(材料を問わない。) 601,488 814,539 329,960 462,374 232,477 303,672 452,806 407,940 482,846 564,756 640,646 303,810 367,245 161,160 134,372 67,961 33,626 8547 電気機器の電気絶縁用物品(成形中に金属 製のさ細な部分(例えば、ねじを切ったソケッ ト)を専ら組立てのため組み込んだものを含 み、絶縁材料製のものに限るものとし、第 85.46 項のがい子を除く。)並びに電線用導管 及びその継手(卑金属製のもので絶縁材料を 内張りしたものに限る。) 2,950,741 3,567,976 3,899,063 5,057,075 4,497,151 4,509,190 3,616,407 3,593,269 3,381,826 3,751,069 3,827,929 4,584,281 4,429,250 4,214,819 3,918,331 4,133,532 4,181,604 8548 一次電池又は蓄電池のくず、使用済みの一次 電池及び蓄電池並びに機器の電気式部分品 (この類の他の項に該当するものを除く。) 11,949,229 11,013,992 13,591,942 15,915,242 15,203,480 25,300,469 13,381,331 11,741,709 10,998,478 12,220,394 12,886,265 13,717,450 13,812,882 12,490,001 11,052,685 16,697,910 15,920,613 3,368,791,201 3,366,081,760 3,831,087,457 4,409,535,164 3,999,840,592 4,376,202,005 3,828,839,803 3,656,894,832 3,793,124,666 4,398,934,646 4,501,867,745 4,914,403,883 5,579,396,347 5,066,703,187 2,733,181,595 3,140,156,741 3,149,452,398 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。 電気製品 輸出 7/8 e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ 【輸出-日本からEUへ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 205 英国 754,062,895 739,636,224 851,176,063 937,649,933 815,538,967 860,512,638 705,664,027 673,274,588 640,959,302 674,606,562 711,580,229 726,463,633 725,325,426 624,375,374 311,851,003 381,678,542 362,650,043 210 フランス 286,400,603 260,179,183 300,461,317 360,362,191 341,147,578 404,132,312 345,994,804 335,732,455 341,710,723 408,006,762 368,024,161 357,515,763 398,840,252 368,164,340 223,891,544 240,106,568 230,911,631 213 ドイツ 964,929,925 1,004,316,010 1,107,434,058 1,256,647,337 1,054,484,285 1,192,942,797 986,928,653 839,762,330 896,487,284 995,319,310 993,208,819 1,081,961,973 1,235,912,582 1,168,028,137 668,389,557 815,869,121 882,764,216 90,891,157 92,742,434 101,118,694 134,796,549 143,185,264 135,243,429 125,075,529 134,900,993 166,463,447 236,545,750 210,795,096 205,286,589 218,833,410 170,638,794 85,990,671 81,177,577 74,295,560 218 スペイン 220 イタリア 合 計 188,044,574 166,204,531 188,471,258 209,022,007 211,252,950 239,706,985 198,059,567 194,766,823 224,526,743 239,139,352 213,173,690 249,117,341 295,225,134 255,472,275 132,227,603 162,093,702 151,740,199 2,284,329,154 2,263,078,382 2,548,661,390 2,898,478,017 2,565,609,044 2,832,538,161 2,361,722,580 2,178,437,189 2,270,147,499 2,553,617,736 2,496,781,995 2,620,345,299 2,874,136,804 2,586,678,920 1,422,350,378 1,680,925,510 1,702,361,649 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。 電気製品 輸出 8/8 e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 8401 原子炉、原子炉用核燃料要素(カートリッジ式で未 使用のものに限る。)及び同位体分離用機器 1,595,210 1,952,415 1,691,555 809,858 13,213,531 1,488,848 6,753,827 941,279 497,459 637,597 38,371 71,269 100,877 1,473,683 42,946,698 26,663,814 2,064,807 8402 蒸気発生ボイラー(低圧蒸気も発生することができ るセントラルヒーティング用温水ボイラーを除く。)及 び過熱水ボイラー 783,813 732,541 161,461 497,075 298,016 262,798 544,117 392,554 603,331 323,963 604,725 1,495,488 1,730,023 229,151 256,742 274,791 372,029 8403 セントラルヒーティング用ボイラー(第84.02項のもの を除く。) 8,629 7,137 5,982 9,094 2,658 9,272 54,130 33,542 176,504 173,748 237,294 467,816 689,930 618,534 207,237 221,751 136,470 8404 補助機器(第84.02項又は第84.03項のボイラー用 のものに限る。例えば、エコノマイザー、過熱器、す す除去器及びガス回収器)及び蒸気原動機 91,208 485,063 474,587 606,228 712,662 299,394 159,822 240,290 394,960 192,053 423,019 116,824 627,755 135,547 179,643 39,400 23,471 8405 発生炉ガス発生機、水性ガス発生機及びアセチレ ンガス発生機その他これに類する湿式ガス発生機 (清浄機を有するか有しないかを問わない。) 276,939 263,065 246,335 517,109 497,922 634,842 616,485 854,151 1,341,296 936,190 639,800 1,063,172 1,479,514 1,053,647 550,841 335,057 683,044 8406 蒸気タービン 1,072,941 435,759 938,779 1,074,411 335,813 3,736,218 3,816,542 3,199,273 551,154 2,472,160 7,942,338 4,113,246 1,667,019 3,496,517 2,815,005 7,432,026 1,628,599 8407 ピストン式火花点火内燃機関(往復動機関及びロー タリーエンジンに限る。) 1,269,186 1,060,966 1,280,588 1,209,650 1,009,122 2,039,046 1,489,755 1,448,981 3,705,686 11,171,464 15,625,024 13,993,326 12,398,757 14,013,037 9,161,913 4,750,375 2,032,021 8408 ピストン式圧縮点火内燃機関(ディーゼルエンジン 及びセミディーゼルエンジン) 5,349,743 5,433,587 4,912,018 5,647,142 7,879,803 6,933,763 10,668,214 10,535,556 17,337,000 24,086,955 32,732,209 44,448,905 92,030,361 80,250,409 25,033,517 47,255,338 64,907,279 8409 第84.07項又は第84.08項のエンジンに専ら又は主 として使用する部分品 7,438,734 9,797,137 11,849,560 13,021,262 10,239,161 8,663,487 10,488,796 13,153,014 21,363,356 29,236,473 34,774,121 36,930,769 39,669,085 37,152,188 20,107,637 20,054,689 22,395,042 8410 液体タービン及び水車並びにこれらの調速機 8411 ターボジェット、ターボプロペラその他のガスタービ ン 67,544 348,489 374,970 266,710 208,023 26,227 150,018 64,842 195,573 136,652 493,798 552,814 226,917 171,140 91,394 87,090 97,118 11,008,963 17,375,869 18,664,406 32,303,288 22,742,558 30,794,805 34,983,344 34,279,388 28,781,368 32,706,337 36,528,564 45,362,233 59,741,524 56,240,852 52,078,180 40,907,686 50,505,809 8412 その他の原動機 3,869,764 5,543,123 6,145,405 5,805,538 5,973,918 5,373,438 5,643,987 5,609,635 5,520,829 7,063,796 7,897,225 8,493,116 9,854,451 11,150,560 6,852,622 6,826,629 7,936,309 8413 液体ポンプ(計器付きであるかないかを問わない。) 及び液体エレベーター 9,651,133 14,046,758 14,865,185 14,279,312 12,983,905 12,614,743 15,433,805 14,445,655 17,594,158 23,885,732 29,971,878 31,987,198 33,655,332 33,086,323 19,789,888 25,069,562 28,022,163 8414 気体ポンプ、真空ポンプ、気体圧縮機及びファン並 びに換気用又は循環用のフード(ファンを自蔵する ものに限るものとし、フィルターを取り付けてあるか ないかを問わない。) 17,877,256 21,450,815 18,960,373 17,984,246 16,784,712 19,721,740 20,687,039 17,966,379 22,416,366 29,549,591 32,634,638 37,798,989 42,534,078 37,305,124 20,868,851 25,598,279 25,907,593 8415 エアコンディショナー(動力駆動式ファン並びに温度 及び湿度を変化させる機構を有するものに限るもの とし、湿度のみを単独で調節することができないも のを含む。) 1,198,724 1,516,666 1,780,069 1,459,405 1,309,892 1,904,722 2,221,304 3,159,711 5,076,928 5,589,275 4,130,125 3,367,208 3,212,280 3,496,778 1,691,712 1,630,178 1,343,381 8416 炉用バーナー(液体燃料用、粉砕した固体燃料用 又は気体燃料用のものに限る。)及びメカニカルス トーカー(機械式火格子、機械式灰排出機その他こ れらに類する機械を含む。) 552,169 727,817 471,315 530,392 585,974 307,150 513,617 647,951 605,598 671,477 889,428 1,059,895 660,181 594,925 704,726 530,719 558,709 8417 炉(焼却炉を含み、工業用又は理化学用のものに 限るものとし、電気炉を除く。) 1,217,830 1,219,155 1,602,553 2,633,659 1,764,758 1,266,120 2,356,908 1,129,735 2,755,881 2,014,096 1,794,570 2,368,583 5,583,724 3,068,696 2,715,466 1,573,299 1,345,525 8418 冷蔵庫、冷凍庫その他の冷蔵用又は冷凍用の機 器(電気式であるかないかを問わない。)及びヒート ポンプ(84.15 項のエアコンディショナーを除く。) 5,729,855 7,147,571 6,980,941 6,820,388 3,818,591 3,978,311 4,192,868 4,547,528 5,444,518 5,835,239 5,534,326 5,842,272 6,334,779 5,347,095 4,090,420 3,886,127 3,888,910 8419 加熱、調理、ばい焼、蒸留、精留、滅菌、殺菌、蒸 気加熱、乾燥、蒸発、凝縮、冷却その他の温度変 化による方法により材料を処理する機器(理化学用 のものを含み、電気加熱式のもの(第85.14 項の電 気炉及びその他の機器を除く。)であるかないかを 問わないものとし、家庭用のものを除く。)並びに瞬 間湯沸器及び貯蔵式湯沸器(電気式のものを除 く。) 15,707,102 22,224,528 22,390,150 20,857,119 16,882,702 18,038,858 22,756,700 20,970,449 23,859,528 23,607,880 28,222,296 27,012,091 33,814,648 37,127,671 31,308,113 20,420,127 22,717,345 8420 カレンダーその他のロール機(金属用又はガラス用 のものを除く。)及びこれらのシリンダー 2,066,142 1,253,611 3,973,501 874,770 1,155,743 657,421 1,552,820 484,085 288,845 702,720 188,574 532,511 1,154,857 6,375,416 675,205 167,830 194,547 8421 遠心分離機(遠心式脱水機を含む。)並びに液体又 は気体のろ過機及び清浄機 10,788,195 15,217,742 17,082,860 17,613,474 15,423,081 14,356,946 16,990,513 18,169,119 20,392,954 24,417,595 28,832,015 27,114,808 34,579,460 36,518,431 24,131,553 24,697,199 26,125,203 8422 皿洗機、清浄用又は乾燥用の機械(瓶その他の容 器に使用するものに限る。)、充てん用、封口用、封 止用又はラベル張付け用の機械(瓶、缶、箱、袋そ の他の容器に使用するものに限る。)、瓶、ジャー、 チューブその他これらに類する容器の口金取付け 用の機械その他の包装機械(熱収縮包装用機械を 含む。)及び飲料用の炭酸ガス注入機 20,608,022 24,278,371 24,082,424 24,696,070 21,100,139 20,941,712 20,999,343 23,397,942 19,279,300 24,316,447 18,849,612 20,835,379 27,412,651 24,081,974 14,888,442 21,403,805 16,504,781 電気製品 輸入 1/9 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 8423 重量測定機器(重量測定式の計数機及び検査機を 含むものとし、感量が50 ミリグラム以内のはかりを 除く。)及び分銅 554,850 531,010 841,412 584,498 453,459 491,451 635,511 479,581 553,056 674,530 843,413 713,658 1,034,084 1,199,984 582,445 613,331 857,067 8424 噴射用、散布用又は噴霧用の機器(液体用又は粉 用のものに限るものとし、手動式であるかないかを 問わない。)、消火器(消火剤を充てんしてあるかな いかを問わない。)、スプレーガンその他これに類す る機器及び蒸気又は砂の吹付け機その他これに類 する噴射用機器 7,101,016 6,192,494 6,019,602 5,785,265 4,492,836 4,668,120 6,325,136 8,178,882 7,076,128 7,151,265 7,610,703 7,730,034 9,859,357 7,828,355 7,086,266 6,824,890 8,025,883 8425 プーリータックル、ホイスト(スキップホイストを除 く。)、ウインチ、キャプスタン及びジャッキ 1,690,355 3,770,248 5,010,152 2,379,935 1,536,344 1,726,146 2,611,655 2,447,917 3,268,729 2,979,506 2,230,442 1,963,528 2,229,188 1,783,052 2,258,495 1,117,838 2,322,116 8426 デリック、クレーン(ケーブルクレーンを含む。)、移 動式リフティングフレーム、ストラッドルキャリヤー及 びクレーンを装備した作業トラック 4,099,569 3,601,087 4,939,497 8,485,369 2,667,177 1,007,448 1,524,120 947,105 3,415,748 1,768,287 2,511,572 5,332,003 3,715,424 4,118,628 1,408,335 1,412,864 6,336,900 8427 フォークリフトトラック及び持上げ用又は荷扱い用の 機器を装備したその他の作業トラック 505,975 567,089 506,819 550,171 363,326 475,603 831,156 1,404,730 1,946,946 2,549,694 2,091,563 1,606,420 1,421,926 1,056,803 271,435 363,700 476,912 8428 その他の持上げ用、荷扱い用、積込み用又は荷卸 し用の機械(例えば、昇降機、エスカレーター、コン ベヤ及びロープウェー) 7,472,880 7,351,166 8,421,787 7,394,842 5,020,455 6,356,706 8,047,138 6,513,654 5,386,614 4,166,771 4,868,340 4,719,911 7,694,403 4,855,427 4,446,952 5,660,886 5,832,943 8429 ブルドーザー、アングルドーザー、地ならし機、スク レーパー、メカニカルショベル、エキスカベーター、 ショベルローダー、突固め用機械及びロードロー ラー(自走式のものに限る。) 1,560,662 3,421,745 2,868,384 2,815,151 2,342,226 2,428,730 3,158,670 2,666,297 2,746,385 2,779,464 3,419,589 3,388,675 3,108,744 2,712,353 1,494,980 713,976 1,377,965 8430 その他の移動用、地ならし用、削り用、掘削用、突 固め用、採掘用又はせん孔用の機械(土壌用、鉱 物用又は鉱石用のものに限る。)並びにくい打ち 機、くい抜き機及び除雪機 5,197,766 7,051,685 4,986,579 3,096,011 2,574,545 3,813,890 3,565,073 2,554,185 2,139,264 1,254,517 1,823,737 1,621,009 2,225,643 1,170,644 1,706,756 1,771,298 1,550,551 8431 第84.25 項から第84.30 項までの機械に専ら又は主 として使用する部分品 9,053,721 14,176,076 14,308,422 13,604,489 11,229,229 11,229,087 13,030,725 11,989,930 13,065,614 15,870,903 18,380,925 19,367,363 22,425,406 24,109,853 12,689,183 12,453,900 16,537,517 8432 農業用、園芸用又は林業用の機械(整地用又は耕 作用のものに限る。)及び芝生用又は運動場用の ローラー 1,168,496 1,285,252 1,233,599 1,037,722 970,006 1,049,790 1,246,864 1,504,283 1,684,230 2,164,042 2,462,274 2,385,604 2,443,197 2,098,123 1,895,488 2,095,771 2,455,104 8433 収穫機及び脱穀機(わら用又は牧草用のベーラー を含む。)、草刈機並びに卵、果実その他の農産物 の清浄用、分類用又は格付け用の機械(第84.37 項の機械を除く。) 4,096,703 5,042,196 5,609,002 5,409,176 4,661,182 5,075,555 6,418,718 7,207,229 6,963,131 7,492,520 8,431,490 8,786,198 6,492,028 6,300,890 7,514,970 8,184,149 7,049,299 8434 搾乳機及び酪農機械 649,928 713,275 509,392 1,129,937 1,394,706 844,798 1,280,855 887,499 1,336,389 1,474,458 1,336,620 1,232,701 2,272,421 1,340,024 888,812 901,200 686,352 8435 プレス、破砕機その他これらに類する機械(ぶどう 酒、りんご酒、果汁その他これらに類する飲料の製 造用のものに限る。) 25,522 58,274 69,534 167,307 142,457 115,149 100,610 83,707 68,242 43,746 69,540 49,387 114,553 36,019 29,447 44,736 66,650 8436 その他の農業用、園芸用、林業用、家きん飼育用 又は養蜂(ほう)用の機械(機械装置又は加熱装置 を有する発芽用機器を含む。)並びに家きんのふ卵 器及び育すう器 2,847,760 4,201,713 4,541,273 5,471,678 3,987,986 4,887,852 5,637,938 7,044,099 9,026,573 5,945,702 6,816,437 7,643,691 8,033,641 5,327,954 4,492,073 3,964,881 3,874,220 8437 種、穀物又は乾燥した豆の清浄用、分類用又は格 付け用の機械並びに製粉業用の機械及び穀物又 は乾燥した豆の加工機械(農場用のものを除く。) 503,616 709,009 561,875 526,933 441,006 469,811 804,161 403,779 302,524 387,719 331,774 379,094 354,964 291,118 352,919 474,974 443,890 8438 飲食料品の調製業用又は製造業用の機械(動物性 又は植物性の油脂の抽出用又は調製用の機械及 びこの項の他の項に該当するものを除く。) 7,697,788 9,016,177 10,629,009 9,752,544 6,837,101 6,098,556 7,322,551 5,891,275 7,429,029 7,866,754 7,386,653 6,357,627 8,300,799 7,722,134 7,239,175 6,777,101 8,190,722 8439 繊維素繊維を原料とするパルプの製造機械及び紙 又は板紙の製造用又は仕上げ用の機械 1,277,790 3,025,528 7,732,211 5,647,364 2,965,609 2,454,687 8,830,330 3,818,952 1,673,721 2,993,740 3,839,149 10,242,720 40,949,878 26,126,196 1,970,397 2,386,810 3,503,148 8440 製本用機械(製本ミシンを含む。) 1,893,451 2,371,281 2,189,386 2,471,654 1,485,085 1,235,878 2,037,795 1,612,784 1,871,163 1,606,637 1,826,438 1,618,741 2,209,315 2,601,493 1,245,201 855,865 1,334,244 8441 その他の製紙用パルプ、紙又は板紙の加工機械 (切断機を含む。) 5,847,700 6,755,758 8,900,843 8,967,471 4,969,022 4,877,304 7,784,190 4,903,435 3,667,885 5,227,244 4,383,677 6,614,435 6,165,896 11,044,975 3,658,805 3,212,934 3,675,470 8442 プレート、シリンダーその他の印刷用コンポーネント の調製用又は製造用の機器(第84.56 項から第 84.65 項までの加工機械を除く。)、プレート、シリン ダーその他の印刷用コンポーネント並びに印刷用 に平削りし、砂目にし、研磨し又はその他の調製を したプレート、シリンダー及びリソグラフィックストー ン 4,220,041 4,614,733 3,339,764 4,414,578 2,720,301 3,929,436 4,553,175 2,952,581 2,172,451 1,578,202 1,442,555 1,442,182 1,562,725 923,600 924,151 860,663 936,304 8443 印刷機(第84.42 項のプレート、シリンダーその他の 印刷用コンポーネントにより印刷に使用するもの)、 その他のプリンター、複写機及びファクシミリ(結合 してあるかないかを問わない。)並びに部分品及び 附属品 15,582,673 29,315,599 30,208,728 22,539,313 16,279,779 17,852,529 22,369,697 24,839,909 25,691,528 24,794,350 23,463,124 27,820,959 29,415,323 25,162,459 13,474,450 11,806,101 11,011,741 8444 人造繊維用の紡糸機ー延伸機、テクスチャード加 工機及び切断機 164,517 632,505 210,825 246,623 138,704 19,980 607,351 30,790 27,193 63,318 94,078 98,438 251,506 208,745 381,219 39,211 6,785 電気製品 輸入 2/9 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 紡績準備機械並びに精紡機、合糸機、ねん糸機そ の他の紡織用繊維の糸の製造機械並びにかせ 機、糸巻機(よこ糸巻機を含む。)及び第84.46 項又 は第84.47 項の機械に使用する紡織用繊維の糸を 準備する機械 1,413,655 1,064,648 716,643 1,625,276 528,827 605,865 336,024 190,480 461,218 406,692 445,061 553,756 1,067,954 876,646 583,565 94,798 174,758 8446 織機 1,854,208 1,968,622 2,155,048 1,725,840 457,738 853,910 1,134,468 424,219 720,532 1,047,120 746,181 650,162 1,828,472 1,042,174 552,638 538,466 918,918 8447 編機、ステッチボンディングマシン、タフティング用機 械式及びジンプヤーン、チュール、レース、ししゅう 布、トリミング、組ひも又は網の製造機械 2,605,132 3,117,800 3,288,273 2,317,554 1,495,053 1,423,025 1,666,599 1,541,110 2,103,525 2,381,952 2,625,924 2,435,893 2,426,773 1,860,972 901,995 708,601 1,293,210 8448 第84.44 項から第84.47 項までの機械の補助機械 (例えば、ドビー、ジャカード、自動停止装置及び シャットル交換機)並びに第84.44 項からこの項まで の機械に専ら又は主として使用する部分品及び附 属品(例えば、スピンドル、スピンドルフライヤー、針 布、コーム、紡糸口金、シャットル、ヘルド、ヘルドフ レーム及びメリヤス針) 9,102,795 10,995,897 10,670,126 8,732,241 6,208,688 6,360,244 6,667,708 9,976,915 13,468,290 10,917,180 13,943,283 15,312,886 18,644,584 11,155,035 5,019,681 10,152,176 8,374,078 8449 フェルト又は不織布(成形したものを含む。)の製造 用又は仕上げ用の機械(フェルト帽子の製造機械を 含む。)及び帽子の製造用の型 437,098 1,321,137 1,664,993 1,634,001 2,489,358 1,708,617 3,422,990 739,759 475,285 546,093 1,008,989 936,931 1,428,916 599,058 2,071,962 610,140 421,987 8450 家庭用又は営業用の洗濯機(脱水機兼用のものを 含む。) 3,444,841 2,706,388 3,108,927 1,506,635 1,789,662 1,139,474 1,459,137 1,166,127 1,141,227 1,190,356 1,190,366 1,125,624 1,234,933 984,442 691,027 768,878 1,001,551 8451 洗浄用、清浄用、絞り用、乾燥用、アイロンがけ用、 プレス(フュージングプレスを含む。)用、漂白用、染 色用、仕上げ用、塗布用又は染み込ませ用の機械 (紡織用繊維の糸、織物類又は製品に使用するも のに限るものとし、第84.50 項の機械を除く。)、織 物類その他の支持物にペーストを被覆する機械(リ ノリウムその他の床用敷物の製造用のものに限 る。)及び紡織用繊維の織物類の巻取り用、巻戻し 用、折畳み用、切断用又はピンキング用の機械 3,187,786 4,198,417 5,114,750 3,322,142 2,346,468 2,069,045 2,135,427 1,788,284 1,797,796 1,770,063 1,722,694 1,845,611 1,321,434 1,320,942 1,377,760 645,124 757,315 8452 ミシン(第84.40 項の製本ミシンを除く。)ミシン針並 びにミシン用に特に設計した家具、台及びカバー 1,336,802 1,547,442 1,332,191 982,616 791,453 621,960 809,687 528,226 511,380 553,599 460,851 357,975 477,113 358,014 186,924 87,978 139,338 8453 原皮、毛皮又は革の前処理用機械、なめし用機械 及び加工機械並びに毛皮製又は革製の履物その 他の製品の製造用又は処理用の機械(ミシンを除 く。) 1,792,663 1,627,257 1,420,421 1,139,632 706,692 648,472 544,588 399,517 383,604 405,417 539,446 638,036 999,176 716,161 404,206 239,257 276,467 8454 転炉、取鍋(べ)、インゴット用鋳型及び鋳造機(冶 (や)金又は金属鋳造に使用する種類のものに限 る。) 770,969 737,623 643,252 1,362,281 404,206 597,995 889,591 770,682 165,586 900,987 989,355 1,526,310 910,827 282,073 177,509 734,451 538,408 8455 金属圧延機及びそのロール 1,693,987 8,789,013 1,400,348 2,292,429 791,244 608,961 1,794,935 663,704 290,830 337,024 741,941 1,265,787 486,755 1,900,816 1,463,291 1,523,367 1,028,641 8456 レーザーその他の光子ビーム、超音波、放 電、電気化学的方法、電子ビーム、イオン ビーム又はプラズマアークを使用して材料を 取り除くことにより加工する機械及びウォー タージェット切断機械 3,051,961 4,363,128 4,426,954 5,602,564 4,543,038 7,131,690 8,159,575 5,398,579 4,955,606 6,087,501 6,980,755 6,448,624 5,219,533 3,846,928 1,828,194 2,327,291 5,458,540 8457 金属加工用のマシニングセンター、ユニットコ ンストラクションマシン(シングルステーション のものに限る。)及びマルチステーショントラン スファーマシン 84,419 127,581 73,895 755,481 407,082 515,993 902,931 1,188,011 966,523 1,699,448 1,797,930 1,952,613 2,454,498 2,307,598 2,022,338 1,109,652 1,751,405 8458 旋盤(ターニングセンターを含むものとし、金 属切削用のものに限る。) 709,256 1,319,781 1,709,785 1,246,572 1,045,480 895,418 730,445 677,135 825,612 1,457,747 778,264 1,096,370 1,302,478 2,634,271 2,400,735 1,239,217 994,491 8459 金属用のボール盤、中ぐり盤、フライス盤、ね じ切り盤及びねじ立て盤(ウェイタイプユニット ヘッド機を含むものとし、第84.58 項の旋盤 (ターニングセンターを含む。)を除く。) 150,882 341,005 366,079 616,712 463,207 666,625 886,068 500,535 716,031 1,034,158 1,903,928 4,835,661 3,370,602 2,198,284 1,352,413 1,231,424 546,080 8460 研削盤、ホーニング盤、ラップ盤、研磨盤その 他の仕上げ用加工機械(研削砥(と)石その他 の研磨材料を使用して金属又はサーメットを 加工するものに限るものとし、第84.61項の歯 切り盤、歯車研削盤及び歯車仕上盤を除く。) 2,221,123 3,096,293 2,582,555 2,874,411 1,940,777 2,298,365 2,374,350 1,692,746 1,827,115 1,622,892 2,912,874 3,200,067 5,157,255 5,096,076 2,072,572 1,069,942 2,507,706 8461 平削り盤、形削り盤、立削り盤、ブローチ盤、 歯切り盤、歯車研削盤、歯車仕上盤、金切り 盤、切断機その他の加工機械(金属又はサー メットを取り除くことにより加工するものに限る ものとし、他の項に該当するものを除く。) 1,241,727 1,185,953 1,186,602 1,740,768 1,128,602 2,010,124 2,120,273 1,988,341 1,641,726 1,711,778 2,463,231 4,993,912 4,980,472 2,573,322 2,094,661 1,859,574 1,451,609 8462 鍛造機、ハンマー、ダイスタンピングマシン、 ベンディングマシン、フォールディングマシン、 ストレートニングマシン、フラットニングマシン、 剪(せん)断機、パンチングマシン及びノッチン グマシン(プレスを含むものとし、金属加工用 のものに限る。)並びにその他のプレス(金属 又は金属炭化物の加工用のものに限る。) 6,324,371 4,847,027 6,006,587 4,982,095 2,105,855 2,530,954 2,255,618 2,448,249 3,731,069 6,033,200 5,013,048 5,811,799 5,550,383 5,434,594 4,458,663 1,915,939 2,665,562 8445 電気製品 輸入 3/9 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 8463 その他の加工機械(金属又はサーメットの加 工用のもので、これらを取り除くことなく加工す るものに限る。) 1,567,052 2,198,638 2,226,056 2,574,006 1,576,141 956,065 2,070,726 2,043,895 1,495,400 1,029,772 1,508,262 1,976,125 3,094,636 1,791,502 1,166,141 1,204,283 1,230,961 8464 石、陶磁器、コンクリート、石綿セメントその他 これらに類する鉱物性材料の加工機械及び ガラスの冷間加工機械 1,123,250 1,892,469 1,331,211 832,636 406,772 454,527 1,044,240 1,534,732 889,784 1,078,311 1,649,266 1,903,838 1,079,676 1,524,968 280,975 388,188 531,639 8465 木材、コルク、骨、硬質ゴム、硬質プラスチック その他これらに類する硬質物の加工機械(く ぎ打ち用、またくぎ打ち用、接着用その他の組 立て用のものを含む。) 4,784,178 5,825,840 7,147,230 2,845,550 1,832,972 2,355,259 2,997,480 2,804,118 2,579,209 3,071,987 3,791,989 4,060,330 4,136,372 3,836,753 1,436,689 1,251,639 2,041,946 8466 第84.56 項から第84.65 項までの機械に専ら 又は主として使用する部分品及び附属品(工 作物保持具、ツールホルダー、自動開きダイ ヘッド、割出台その他加工機械用の特殊な附 属装置を含む。)並びに手持工具用ツールホ ルダー 5,340,805 7,505,349 8,514,478 8,648,098 5,721,156 8,486,169 7,918,135 7,419,277 9,071,067 13,003,682 16,832,365 21,045,706 22,245,974 18,827,704 10,527,058 10,864,640 11,374,930 8467 手持工具(ニューマチックツール、液圧式のも の又は原動機(電気式であるかないかを問わ ない。)を自蔵するものに限る。) 3,213,281 3,572,413 3,323,302 2,593,875 2,756,398 2,213,072 2,252,795 3,405,374 3,353,115 3,787,521 4,029,358 4,114,067 4,319,433 3,992,284 2,693,863 3,359,982 3,859,710 8468 はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器 (切断に使用することができるかできないかを 問わないものとし、第85.15 項のものを除く。) 及びガス式の表面熱処理用機器 288,537 546,289 359,510 261,206 183,016 165,905 198,172 112,871 201,162 277,965 229,206 253,961 306,498 177,285 114,495 177,659 128,013 8469 タイプライター(第84.43 項のプリンターを除 く。)及びワードプロセッサ 50,381 76,316 60,178 48,982 24,654 43,756 45,973 22,846 20,682 15,001 28,365 15,561 15,617 19,917 7,075 10,200 3,059 8470 計算機並びにデータを記録し、再生し及び表 示するポケットサイズの機械(計算機能を有 するものに限る。)並びに会計機、郵便料金 計機、切符発行機その他これらに類する計算 機構を有する機械並びに金銭登録機 439,989 612,939 821,981 709,619 820,026 475,059 477,088 369,154 400,452 292,749 325,186 236,174 187,075 148,479 87,971 120,890 67,872 8471 自動データ処理機械及びこれを構成するユ ニット並びに磁気式又は光学式の読取機、 データをデータ媒体に符号化して転記する機 械及び符号化したデータを処理する機械(他 の項に該当するものを除く。) 124,944,303 147,070,950 192,612,548 150,180,899 137,176,043 192,306,585 180,893,945 115,766,598 95,562,529 100,443,743 111,267,330 100,466,757 88,554,902 84,734,251 54,185,224 43,891,329 39,867,349 8472 その他の事務用機器(例えば、謄写機、あて 名印刷機、自動紙幣支払機、硬貨分類機、硬 貨計数機、硬貨包装機、鉛筆削り機、穴あけ 機及びステープル打ち機) 1,127,494 2,991,982 2,148,492 3,234,472 1,807,964 2,057,309 2,409,335 2,335,505 2,305,446 2,928,741 2,683,867 2,021,460 1,669,754 2,874,282 1,482,340 647,307 821,798 8473 第84.69 項から第84.72 項までの機械に専ら 又は主として使用する部分品及び附属品(カ バー、携帯用ケースその他これらに類する物 品を除く。) 52,628,307 37,088,764 36,715,130 33,809,462 36,118,661 53,570,766 50,294,345 42,205,272 41,787,484 32,097,330 33,732,522 30,947,152 21,238,912 15,292,063 10,717,534 9,691,560 8,845,781 8474 選別機、ふるい分け機、分離機、洗浄機、破 砕機、粉砕機、混合機及び涅和機(固体状、 粉状又はペースト状の土壌、石、鉱石その他 の鉱物性物質の処理用のものに限る。)、凝 結機及び成形機(固体鉱物燃料、セラミック ペースト、セメント、プラスターその他の粉状又 はペースト状の鉱物性物品の処理用のものに 限る。)並びに鋳物用砂型の造型機 3,594,651 4,793,990 5,698,784 5,239,366 3,625,596 3,583,840 3,947,503 2,976,241 3,169,438 4,624,110 4,411,057 4,807,740 4,943,994 3,957,862 2,317,005 1,700,187 2,729,087 8475 電球、電子管、せん光電球その他のガラス封 入管の組立て用機械及びガラス又はその製 品の製造用又は熱間加工用の機械 1,664,040 1,636,355 2,402,814 2,091,174 2,074,622 3,658,518 4,307,458 2,893,958 4,289,941 7,124,446 7,287,411 7,884,962 11,395,124 21,892,716 6,665,505 7,047,980 3,169,849 8476 物品の自動販売機(例えば、郵便切手用、た ばこ用、食料品用又は飲料用のもの。両替機 を含む。) 174,207 201,646 102,536 264,923 169,390 369,223 327,741 467,473 516,616 568,898 597,358 825,506 286,095 149,591 15,709 20,922 35,065 8477 ゴム又はプラスチックの加工機械及びゴム又 はプラスチックを材料とする物品の製造機械 (この類の他の項に該当するものを除く。) 10,104,090 12,301,586 14,621,432 13,182,693 8,104,795 8,383,128 11,074,731 16,258,239 8,406,894 9,692,408 11,973,960 15,226,396 15,227,793 12,780,822 7,371,201 6,951,511 8,897,694 8478 たばこの調製用又は製造用の機械(この類の 他の項に該当するものを除く。) 1,589,778 2,823,519 1,465,296 704,633 2,945,066 4,237,890 4,472,216 4,505,989 4,143,779 6,102,828 1,477,973 2,000,623 4,754,129 4,689,331 5,156,677 5,293,762 4,269,178 8479 機械類(固有の機能を有するものに限るもの とし、この類の他の項に該当するものを除く。) 32,088,210 44,729,749 49,854,242 46,476,605 37,804,213 39,285,284 50,556,595 50,186,216 51,771,025 62,321,093 64,588,371 60,662,701 61,012,298 45,448,554 30,397,422 32,261,565 35,201,584 8480 金属鋳造用鋳型枠、鋳型ベース、鋳造用パ ターン及び金属、金属炭化物、ガラス、鉱物性 材料、ゴム又はプラスチックの成形用の型(金 属インゴット用のものを除く。) 1,870,650 2,546,091 2,294,083 2,632,566 2,045,131 1,745,665 1,490,530 1,891,094 1,737,113 2,274,738 1,360,183 2,434,058 1,893,565 1,420,177 844,293 756,733 1,103,656 電気製品 輸入 4/9 ■EU地域全体 8481 コック、弁その他これらに類する物品(減圧弁 及び温度制御式弁を含むものとし、管、かん 胴、タンクその他これらに類する物品用のもの に限る。) 8482 玉軸受及びころ軸受 8483 8484 ギヤボックスその他の変速機(トルクコンバー ターを含む。)伝動軸(カムシャフト及びクラン クシャフトを含む。)、クランク、軸受箱、滑り軸 受、歯車、歯車伝動機、ボールスクリュー、 ローラースクリュー、はずみ車、プーリー(プー リーブロックを含む。)、クラッチ及び軸継手 (自在継手を含む。) ガスケットその他のこれに類するジョイント(他 の材質と結合した金属板製のもの及び二層以 上の金属から成るものに限る。)、材質の異な るガスケットその他これに類するジョイントを セットにし又は取りそろえて小袋入りその他こ れに類する包装にしたもの及びメカニカル シール 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 15,894,584 18,670,604 20,660,173 19,326,960 17,155,970 16,534,035 19,114,300 20,283,852 24,793,269 27,128,860 30,645,490 32,136,177 37,207,942 7,692,138 10,275,752 10,125,358 10,898,546 8,234,437 7,710,179 8,191,600 8,832,121 9,956,204 13,735,233 14,984,984 17,010,142 11,216,159 13,990,802 14,443,050 14,737,510 12,754,750 12,086,264 17,444,232 21,805,415 27,004,464 31,065,044 29,802,053 369,766 1,314,765 1,338,388 1,804,519 1,442,896 1,480,334 1,684,183 1,778,282 2,091,063 2,322,782 (単位:千円、暦年) 2011 2009 2010 30,566,444 18,608,231 20,751,610 22,813,333 17,857,067 19,310,652 9,524,682 9,788,810 10,348,504 39,032,586 40,501,357 39,319,756 27,156,767 24,229,190 27,843,542 2,737,852 3,261,665 3,804,949 3,713,969 2,613,080 2,870,851 2,641,885 * 8485 機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接 触子その他の電気用物品を有するもの及びこ の類の他の項に該当するものを除く。) 2,816,104 2,813,543 3,558,208 3,575,964 2,195,998 2,167,191 2,539,817 2,848,870 2,697,448 3,404,872 3,449,170 2,966,529 0 0 0 0 0 * 8486 半導体ボール、半導体ウエハー、半導体デバ イス、集積回路又はフラットパネルディスプレ イの製造に専ら又は主として使用する機器、 第84 類の注9(C)の機器並びに部分品及び 附属品 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 76,367,402 87,960,475 21,968,512 51,978,258 86,450,865 * 8487 機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接 触子その他の電気用物品を有するもの及びこ の類の他の項に該当するものを除く。) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3,456,915 3,114,565 2,432,687 2,159,955 2,336,250 8501 電動機及び発電機(原動機とセットにした発電 機を除く。) 6,908,097 9,493,145 10,494,986 10,317,120 6,635,036 6,844,706 8,725,401 12,198,498 12,396,435 13,725,871 15,806,719 18,997,516 22,452,306 25,681,850 18,269,871 14,069,352 18,329,882 8502 発電機(原動機とセットにしたものに限る。)及 びロータリーコンバーター 2,144,228 4,865,600 5,951,018 7,668,204 6,014,178 7,449,427 17,542,316 6,798,834 14,182,511 15,309,665 8,833,667 32,400,616 10,614,572 18,644,045 5,898,285 4,317,676 14,360,982 8503 第85.01 項又は第85.02 項の機械に専ら又は 主として使用する部分品 1,047,722 1,275,915 1,152,196 1,756,212 1,421,481 2,069,716 3,785,027 5,808,757 6,118,986 6,461,108 7,143,170 16,224,261 24,343,065 13,160,994 9,964,753 3,872,600 4,137,689 8504 トランスフォーマー、スタティックコンバーター (例えば、整流器)及びインダクター 6,493,062 8,919,788 8,252,405 11,704,764 10,498,478 12,086,238 15,315,691 13,078,970 13,148,840 12,614,924 13,941,249 14,608,602 16,653,965 14,321,209 11,167,539 11,568,394 12,014,237 8505 電磁石、永久磁石及び永久磁石用の物品で 磁化してないもの並びに電磁式又は永久磁石 式のチャック、クランプその他これらに類する 保持具並びに電磁式のカップリング、クラッ チ、ブレーキ及びリフティングヘッド 1,710,626 2,905,823 4,872,571 4,058,011 3,753,754 3,699,861 3,967,863 3,257,784 3,876,508 3,927,328 2,998,229 2,867,582 3,015,828 2,373,556 1,487,562 2,126,968 2,260,247 8506 一次電池 195,502 255,544 245,297 264,878 433,052 322,971 479,377 1,080,854 1,203,584 931,106 595,018 1,066,757 680,881 454,590 510,540 809,572 1,589,695 8507 蓄電池(隔離板を含むものとし、長方形(正方 形を含む。)であるかないかを問わない。) 5,636,159 5,567,675 3,570,520 3,828,058 4,049,907 3,803,425 3,775,134 3,513,777 3,812,456 3,836,235 4,586,755 4,768,198 4,604,299 4,503,667 3,407,128 4,307,538 4,310,109 8508 真空式掃除機 1,436,598 2,129,963 2,253,673 1,649,067 1,450,945 1,679,296 1,722,187 0 0 0 0 0 1,074,251 1,159,754 691,989 690,859 802,579 8509 家庭用電気機器(電動装置を自蔵するものに 限るものとし、第85.08 項に属する真空式掃除 機を除く。) 2,851,454 3,435,959 4,292,186 4,616,214 5,508,906 5,215,735 6,365,479 6,709,617 4,955,442 3,658,354 3,483,321 3,913,604 2,285,873 1,373,236 1,795,116 1,708,632 1,944,467 8510 かみそり、バリカン及び脱毛器(電動装置を自 蔵するものに限る。) 23,617,391 19,261,667 17,524,022 13,178,622 14,061,736 13,110,654 12,770,959 13,206,944 13,775,682 12,063,756 9,657,478 10,137,635 10,597,826 8,289,601 7,781,416 7,956,244 9,304,053 8511 火花点火式又は圧縮点火式の内燃機関の点 火又は始動に使用する種類の電気機器(例え ば、点火用磁石発電機、直流磁石発電機、イ グニションコイル、点火プラグ、予熱プラグ及 びスターター)並びにこれらの内燃機関に使 用する種類の発電機(例えば、直流発電機及 び交流発電機)及び開閉器 1,439,166 1,697,158 1,498,593 1,729,078 1,887,012 2,039,877 2,079,667 2,625,973 4,425,463 4,589,236 5,986,069 7,325,187 7,923,529 6,481,813 3,387,791 3,168,189 4,839,405 8512 電気式の照明用又は信号用の機器(第85.39 項の物品を除く。)、ウインドスクリーンワイ パー及び曇り除去装置(自転車又は自動車に 使用する種類のものに限る。) 4,213,667 4,937,498 6,514,876 6,815,953 5,637,993 5,512,534 5,088,628 6,113,840 7,169,547 8,655,938 9,434,574 12,869,620 17,088,203 17,343,187 10,038,734 12,848,258 10,534,067 8513 携帯用電気ランプ(内蔵したエネルギー源(例 えば、電池及び磁石発電機)により機能する ように設計したものに限るものとし、第85.12 項の照明用機器を除く。) 86,213 85,327 69,489 79,224 40,466 64,040 104,829 92,862 104,971 122,098 135,397 143,043 69,118 61,990 100,491 57,928 82,207 電気製品 輸入 5/9 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 8514 工業用又は理化学用の電気炉(電磁誘導又 は誘電損失により機能するものを含む。)及び 工業用又は理化学用のその他の機器(電磁 誘導又は誘電損失により物質を加熱処理す るものに限る。) 2,090,836 2,543,086 4,232,897 2,866,976 2,759,810 2,310,191 2,890,176 3,374,583 2,307,157 3,525,016 4,116,933 6,239,816 5,549,782 5,907,011 3,823,887 3,615,434 4,519,176 8515 はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器 (電気式(電気加熱ガス式を含む。)。レー ザーその他の光子ビーム式、超音波式、電子 ビーム式、磁気パルス式又はプラズマアーク 式のものに限るものとし、切断に使用すること ができるかできないかを問わない。)及び金属 又はサーメットの熱吹付け用電気機器 1,861,586 2,014,484 2,928,822 3,147,044 3,152,363 2,483,507 3,374,462 2,433,331 3,371,175 3,790,171 3,823,237 4,993,619 3,821,949 4,388,519 2,661,835 2,624,137 3,167,780 8516 電気式の瞬間湯沸器、貯蔵式湯沸器、浸せき 式液体加熱器、暖房機器及び土壌加熱器、 電熱式の調髪用機器(例えば、ヘアドライ ヤー、ヘアカーラー及びカール用こて)及び手 用ドライヤー、電気アイロンその他の家庭に おいて使用する種類の電熱機器並びに電熱 用抵抗体(第84.45 項のものを除く。) 5,106,671 7,058,393 7,896,896 6,153,618 6,314,404 7,037,590 8,778,199 9,937,580 7,687,568 7,851,656 9,837,011 10,374,189 12,048,896 10,269,911 7,126,723 6,402,689 6,783,438 8517 電話機(携帯回線網用その他の無線回線網 用の電話を含む。)及びその他の機器(音声、 画像その他のデータを送受信するものに限る ものとし、有線又は無線回線網(例えば、ロー カルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリ アネットワーク(WAN))用の通信機器を含 む。)(第84.43 項、第85.25 項、第85.27 項及 び第85.28 項の送受信機器を除く。) 19,998,337 36,156,459 53,752,471 34,112,850 72,276,471 88,503,902 55,897,747 31,578,285 25,467,153 15,091,170 13,243,684 19,835,979 44,124,033 41,634,144 36,133,323 63,254,832 46,369,100 8518 マイクロホン及びそのスタンド、拡声器(エンク ロージャーに取り付けてあるかないかを問わ ない。)、ヘッドホン及びイヤホン(マイクロホン を取り付けてあるかないかを問わない。)、マ イクロホンと拡声器を組み合わせたもの、可 聴周波増幅器並びに電気式音響増幅装置 3,623,846 4,533,989 4,694,880 4,746,534 4,652,343 4,659,905 6,255,282 5,192,115 5,946,527 5,639,368 6,163,691 6,065,115 6,634,227 5,217,408 3,923,429 3,958,954 3,845,546 8519 音声の記録用又は再生用の機器 705,143 511,952 480,895 660,757 440,372 364,059 497,862 478,144 430,820 402,224 332,044 358,004 543,311 443,002 298,719 286,230 327,523 222,639 225,299 160,747 433,962 230,085 99,376 118,568 66,819 76,917 113,912 62,690 83,028 0 0 0 0 0 * 8520 8521 磁気式テープレコーダーその他の録音機(音 声再生装置を自蔵するかしないかを問わな い。) ビデオの記録用又は再生用の機器(ビデオ チューナーを自蔵するかしないかを問わな い。) 463,335 479,845 628,149 875,201 490,193 305,747 262,846 329,694 486,540 273,060 417,309 462,927 446,818 579,252 274,594 169,687 270,191 8522 部分品及び附属品(第85.19 項又は第85.21 項の機器に専ら又は主として使用するものに 限る。) 1,301,350 1,221,006 2,713,944 1,006,891 539,419 643,135 446,937 529,517 479,038 537,395 443,919 418,479 515,089 415,087 303,788 244,853 238,412 8523 ディスク、テープ、不揮発性半導体記憶装置、 スマートカードその他の媒体(記録してあるか ないかを問わず、ディスク製造用の原盤及び マスターを含むものとし、第37 類の物品を除 く。) 2,478,250 2,673,810 2,202,873 2,112,626 1,617,017 1,840,370 1,382,976 1,069,601 1,463,195 1,527,401 1,877,466 1,642,749 29,680,127 22,332,421 16,280,512 15,286,210 16,247,353 * 8524 レコード、テープその他の記録用の媒体(録音 その他これに類する記録をしたもの(レコード 製造用の原盤及びマスターを含む。)に限る 29,191,302 39,035,700 33,465,401 23,512,484 18,087,238 20,138,022 24,425,526 25,732,682 26,208,915 24,480,139 24,262,882 27,264,608 0 0 0 0 0 8525 ラジオ放送用又はテレビジョン用の送信機器 (受信機器、録音装置又は音声再生装置を自 蔵するかしないかを問わない。)、テレビジョン カメラ、デジタルカメラ及びビデオカメラレコー ダー 54,016,734 66,441,570 27,588,176 32,033,130 27,529,595 28,788,120 16,596,965 29,995,273 20,194,656 13,607,026 21,280,993 18,590,074 7,359,809 6,839,766 5,619,508 6,848,719 6,451,278 8526 レーダー、航行用無線機器及び無線遠隔制 御機器 438,862 1,080,971 1,002,609 1,536,900 1,762,853 1,316,875 2,065,971 2,498,903 3,293,850 2,723,590 1,581,969 2,557,626 3,678,340 2,101,346 2,496,325 4,563,747 8,245,159 8527 ラジオ放送用の受信機器(同一のハウジング において音声の記録用若しくは再生用の機器 又は時計と結合してあるかないかを問わな い。) 815,477 1,175,943 629,472 388,003 1,035,156 495,670 671,921 539,317 698,831 942,322 652,949 1,019,658 507,935 310,258 316,476 269,688 210,293 8528 モニター及びプロジェクター(テレビジョン受像 機器を有しないものに限る。)並びにテレビ ジョン受像機器(ラジオ放送用受信機又は音 声若しくはビデオの記録用若しくは再生用の 装置を自蔵するかしないかを問わない。) 1,152,861 2,064,752 2,481,148 2,090,112 1,778,450 2,537,376 2,445,324 1,603,009 1,830,763 2,374,276 2,068,657 1,501,636 4,354,487 4,430,064 3,119,528 2,759,442 2,852,987 8529 第85.25 項から第85.28 項までの機器に専ら 又は主として使用する部分品 9,764,492 23,143,989 23,519,721 14,809,501 22,027,764 19,947,937 21,269,915 28,664,691 18,090,789 14,691,776 18,849,447 18,240,384 8,681,474 7,036,021 5,097,645 5,073,043 4,905,939 8530 鉄道、軌道、道路、内陸水路、駐車施設、港 湾設備又は空港の信号用、安全用又は交通 管制用の電気機器(第86.08 項のものを除 く。) 56,725 263,314 34,902 26,606 140,065 86,646 13,848 47,156 27,105 229,637 234,539 147,528 181,617 501,462 174,574 272,669 63,057 電気製品 輸入 6/9 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 8531 電気式の音響信号用又は可視信号用の機器 (例えば、ベル、サイレン、表示盤、盗難警報 器及び火災警報器。第85.12 項又は第85.30 項のものを除く。) 1,257,641 1,258,897 1,310,392 1,468,238 1,325,029 1,182,023 1,799,885 2,272,211 3,394,611 3,727,067 3,465,876 3,239,379 3,848,619 2,674,796 2,756,920 1,876,705 1,594,992 714,205 8532 固定式、可変式又は半固定式のコンデンサー 1,079,788 1,027,157 1,237,887 1,126,438 768,149 819,556 625,196 686,541 646,498 976,009 1,107,241 1,116,338 1,377,081 1,360,724 1,182,488 726,721 8533 電気抵抗器(可変抵抗器及びポテンショメー ターを含むものとし、電熱用抵抗体を除く。) 653,868 797,139 779,588 682,745 744,714 845,205 565,861 592,113 628,747 809,222 902,002 1,126,919 1,191,295 1,246,327 892,748 861,458 888,204 8534 印刷回路 493,692 155,981 723,843 1,153,647 1,461,370 995,651 829,697 612,697 1,295,723 1,424,855 1,532,567 3,035,397 3,722,193 3,322,744 1,647,135 2,592,877 2,141,783 8535 電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機 器(例えば、スイッチ、ヒューズ、避雷器、電圧 リミッター、サージ抑制器、プラグその他の接 続子及び接続箱。使用電圧が1,000 ボルトを 超えるものに限る。) 700,907 1,303,963 1,625,205 1,592,934 1,204,410 1,143,602 1,353,077 1,339,605 1,462,111 1,748,321 1,620,305 2,504,157 2,932,908 3,312,578 2,593,340 2,148,253 2,630,589 8536 電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機 器(例えば、スイッチ、継電器、ヒューズ、サー ジ抑制器、プラグ、ソケット、ランプホルダーそ の他の接続子及び接続箱。使用電圧が1,000 ボルト以下のものに限る。)並びに光ファイ バー(束にしたものを含む。)用又は光ファイ バーケーブル用の接続子 12,660,469 15,281,157 18,404,456 16,524,663 14,540,681 15,380,495 14,315,122 14,851,140 16,608,193 23,313,367 24,950,322 24,538,915 29,507,203 29,238,114 14,150,940 19,692,719 18,136,602 8537 電気制御用又は配電盤用の盤、パネル、机、 キャビネットその他の物品(第90 類の機器を 自蔵するものを含み、第85.35 項又は第85.36 項の機器を二以上装備するものに限る。)及 び数値制御用の機器(第85.17 項の交換機を 除く。) 4,990,770 6,545,857 8,218,908 7,721,535 8,303,708 7,740,666 8,835,441 7,993,900 9,415,259 9,354,728 10,619,679 13,378,352 16,772,432 22,887,312 13,160,428 10,148,475 11,756,827 8538 第85.35 項から第85.37 項までの機器に専ら 又は主として使用する部分品 6,736,853 0 7,464,786 6,705,710 5,517,614 4,950,118 5,429,361 5,422,159 6,859,704 9,444,933 8,884,559 10,569,809 10,896,064 10,739,438 5,372,261 6,583,572 6,514,332 8539 フィラメント電球及び放電管(シールドビームラ ンプ、紫外線ランプ及び赤外線ランプを含 む。)並びにアーク灯 5,975,763 0 10,506,353 13,652,307 15,343,876 16,914,749 20,419,904 22,320,869 27,321,235 28,870,443 29,530,537 30,468,137 30,076,382 26,124,926 14,094,925 14,596,947 11,206,411 8540 熱電子管、冷陰極管及び光電管(例えば、真 空式のもの、蒸気又はガスを封入したもの、 水銀整流管、陰極線管及びテレビジョン用撮 像管) 2,272,018 0 2,225,267 2,381,321 2,229,147 2,368,052 2,132,455 2,346,221 2,833,789 2,899,778 2,634,344 2,698,360 2,689,780 2,461,008 2,143,364 1,926,320 1,388,548 8541 ダイオード、トランジスターその他これらに類 する半導体デバイス、光電性半導体デバイス (光電池(モジュール又はパネルにしてあるか ないかを問わない。)を含む。)、発光ダイオー ド及び圧電結晶素子 6,510,666 7,222,963 6,402,835 5,920,058 6,016,167 7,098,488 6,072,641 6,097,021 6,084,496 8,263,029 10,755,945 16,240,834 8,485,269 12,812,988 8,581,624 9,779,501 12,658,231 8542 集積回路 31,910,835 46,443,957 58,150,711 86,160,598 77,451,088 97,450,543 108,227,665 99,440,735 88,109,440 96,580,214 86,256,511 108,245,025 100,705,433 102,744,693 53,121,363 59,115,222 57,947,123 8543 電気機器(固有の機能を有するものに限るも のとし、この類の他の項に該当するものを除 く。) 21,107,476 26,020,210 31,929,565 32,032,066 23,216,837 30,285,556 32,520,348 26,241,582 25,032,290 31,394,861 32,047,334 37,150,633 30,432,740 26,548,442 14,469,919 14,437,761 17,100,530 8544 電気絶縁をした線、ケーブル(同軸ケーブルを 含む。)その他の電気導体(エナメルを塗布し 又は酸化被膜処理をしたものを含むものとし、 接続子を取り付けてあるかないかを問わな い。)及び光ファイバーケーブル(個々に被覆 したファイバーから成るものに限るものとし、 電気導体を組み込んであるかないか又は接 続子を取り付けてあるかないかを問わない。) 4,994,156 8,176,831 7,305,833 7,816,992 8,085,979 8,044,795 9,090,150 6,938,012 7,088,936 6,870,190 7,166,047 8,510,493 10,754,967 11,293,422 6,112,096 6,740,007 7,452,343 8545 炭素電極、炭素ブラシ、ランプ用炭素棒、電池 用炭素棒その他の製品で黒鉛その他の炭素 のもの(電気的用途に供する種類のものに限 るものとし、金属を取り付けてあるかないかを 問わない。) 616,912 613,407 591,751 523,839 446,584 500,940 553,196 462,852 475,790 806,766 986,769 1,069,129 1,143,649 1,591,032 1,608,721 1,783,295 2,076,420 8546 がい子(材料を問わない。) 343,387 393,985 351,040 801,924 787,390 802,021 846,469 667,712 450,545 968,475 1,237,533 1,264,124 1,342,402 1,645,198 788,724 426,962 465,956 8547 電気機器の電気絶縁用物品(成形中に金属 製のさ細な部分(例えば、ねじを切ったソケッ ト)を専ら組立てのため組み込んだものを含 み、絶縁材料製のものに限るものとし、第 85.46 項のがい子を除く。)並びに電線用導管 及びその継手(卑金属製のもので絶縁材料を 内張りしたものに限る。) 447,185 448,808 497,191 503,935 547,479 483,575 496,341 445,453 480,172 654,696 674,410 940,505 742,273 537,832 341,777 419,807 557,805 8548 一次電池又は蓄電池のくず、使用済みの一 次電池及び蓄電池並びに機器の電気式部分 品(この類の他の項に該当するものを除く。) 290,805 293,093 271,515 212,445 62,730 221,276 458,944 123,080 119,074 105,326 116,523 193,066 148,156 149,226 48,869 43,296 50,352 821,559,032 1,017,196,477 1,105,367,982 1,038,287,740 943,494,816 1,074,855,346 1,149,529,763 1,036,274,986 1,035,659,711 1,130,964,168 1,206,645,312 1,357,828,135 1,562,158,717 1,470,684,299 909,808,752 953,670,578 1,017,143,656 合 計 電気製品 輸入 7/9 ■EU地域全体 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。 電気製品 輸入 8/9 2007 2008 2009 2010 (単位:千円、暦年) 2011 e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ 【輸入-EUから日本へ-】 ■EU主要5カ国 (単位:千円、暦年) 1995 205 英国 173,083,218 210 フランス 213 ドイツ 1996 233,349,947 1997 270,665,140 1998 237,028,174 1999 210,641,353 2000 226,025,942 2001 2002 218,186,305 144,724,310 2003 2004 135,840,911 140,086,236 2005 2006 145,857,954 157,203,318 2007 168,032,310 2008 137,550,028 2009 88,075,294 2010 90,037,689 2011 114,199,350 55,809,245 70,853,360 85,469,231 90,870,258 86,922,327 89,003,815 109,148,999 111,231,713 113,497,294 114,336,068 127,630,286 161,996,682 201,871,550 184,110,693 139,470,788 145,089,897 116,680,370 245,559,416 292,560,009 316,329,521 315,320,511 268,616,763 285,647,166 367,263,353 374,593,999 415,301,346 468,937,786 487,773,613 554,901,721 622,562,115 559,343,067 351,184,536 336,864,750 346,363,632 218 スペイン 10,866,346 15,267,937 16,461,648 10,745,610 9,586,166 8,481,657 9,813,160 7,685,228 11,251,297 17,370,040 19,796,840 22,838,685 22,823,761 27,281,487 18,842,993 11,081,261 10,503,632 220 イタリア 72,268,616 81,647,952 80,334,754 74,153,910 53,118,778 59,845,340 69,891,122 81,676,392 74,549,074 84,751,903 92,736,460 111,183,889 109,738,683 116,570,920 64,424,293 67,923,333 82,172,174 557,586,841 693,679,205 769,260,294 728,118,463 628,885,387 669,003,920 774,302,939 719,911,642 750,439,922 825,482,033 873,795,153 1,008,124,295 1,125,028,419 1,024,856,195 661,997,904 650,996,930 669,919,158 合 計 出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成 注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。 注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。 電気製品 輸入 8/8 付録-2 地域別・業種別直接投資データ (出典:日本銀行統計より IDCJ 作成) 平成23年中 対外・対内 直接投資 Outward / Inward Direct Investment, 2011C.Y. (単位 : 億円) (100 million yen) 対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計) Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals) Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別) 1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry) 全世界 製造業 (計) EU 欧州 World Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別) 2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry) Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 45,599 - 15,040 - 13,514 - 852 - 479 - 76 - - 6,386 - 414 - 434 11 - 337 - - 524 - 55 5 X - - 994 4 6 - 15,407 - 11,145 - - 170 - 52 - 44 - 561 - 19 11 - 1,054 - 52 - 78 - 3,958 - 640 - 596 - - 4,474 - 349 - 101 - 171 - 5,768 - 2,752 - 1,472 - 541 - 3,192 319 - 198 - 19 8 206 - - 2,272 610 599 X 45 X - 全世界 欧州 EU World Europe EU 938 ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 725 - 8 1,981 1,065 - 487 555 34 X . 228 - 1 . . 22 - 34 1 . 102 - 15 98 - 15 7 . X X . 1 X . 144 - 309 - 160 - 21 - 25 621 359 54 . . . X X . X . X X - 36 X . 618 20 427 987 - 10 . X . . X . . . . . . . . 535 6 580 36 . . 79 . X . . . Manufacturing (total) 食料品 189 Food 繊維 Textile 木材・パルプ Lumber and pulp 化学・医薬 11,141 - Chemicals and pharmaceuticals 石油 . - - 71 - 24 - Petroleum ゴム・皮革 5 X 0 . . . . . 53 2 1 - 3 X 5 . . - 9 - 6 X . 10 . - 11 - Rubber and leather ガラス・土石 - Glass and ceramics 鉄・非鉄・金属 16 - 18 X - 158 2 - 5 - 2 52 8 5 - 6 927 320 313 79 3 219 241 241 - 12 . X - Iron, non-ferrous, and metals 一般機械器具 16 - 7 - 21 - 12 X . 133 - 5 X . General machinery 電気機械器具 14 - 0 Electric machinery 輸送機械器具 460 . 969 . . X X X . . Transportation equipment 精密機械器具 Precision machinery 対外・対内 直接投資 2011年 1/14 - 200 X - 4 全世界 World 非製造業 (計) EU 欧州 Europe - EU 16,398 - ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 45,663 14,921 - 880 - 10,738 - 13 - - 194 X 0 . . X 7 X 1 . . . - 58 - 全世界 欧州 EU World Europe EU 92 - 3,384 . . - 4 . . . - 1 5,546 X . . 1 138 ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 2,649 509 905 1,822 18 28 4 . . X . . . . . . . . . . . . . . . . 18 . . X X . 4 4 X . X . . 25 86 137 2 - 1 . X 1,248 368 349 276 - 4 - 97 3 17 251 2,808 103 904 1,924 X . 22 . . . . . 3 3 20 . . 22 1,460 2,809 9 28 Non-manufacturing (total) 農・林業 X - Farming and forestry 漁・水産業 Fishery and marine products 鉱業 - 13,009 - 6,230 - 6,134 - 347 - 52 - 78 - 14 - 26 . - 1,290 - 221 - 199 - 107 - 28 X 1,541 - 477 - 481 - 303 - 72 - 11 - 9,875 - 2,796 - 2,532 - 370 - 952 - 15,081 - 3,454 - 2,471 - 72 - 2,707 - 1,938 - 238 - 232 X - 240 - 3,206 - 1,102 - 1,097 - 8 - 964 - - 91,262 - 31,437 - 28,435 - 1,732 - 11,217 - Mining 建設業 X - 10 - 53 X - . X - 212 . . - 2,282 40 4 . . . - 2,936 X . . - 186 - 22 - 80 X X 624 - 552 - Construction 運輸業 Transportation 通信業 - Communications 卸売・小売業 77 - Wholesale and retail 金融・保険業 Finance and insurance 不動産業 Real estate サ-ビス業 562 - Services 合計 89 - 784 - 100 - 1,403 1,076 3,714 Total (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種 の合計と必ずしも一致しない。 4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致 しない。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", are not necessarily equal to the sum of the regional component. 対外・対内 直接投資 2011年 2/14 平成22年中 対外・対内 直接投資 Outward / Inward Direct Investment, 2010C.Y. (単位 : 億円) (100 million yen) 対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計) Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals) Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別) 1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry) 全世界 製造業 (計) EU 欧州 World Europe - 15,507 - 1,786 - 334 - 965 - 7,062 Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別) 2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry) 360 EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 499 199 194 - 445 - 248 - 14 - 35 - 2 X - . - 2 全世界 欧州 EU World Europe EU 22 1,672 9 . 202 47 . . . 8 - 1 - 2,556 - 126 533 ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 401 2,201 10 - 12 . 79 X - 14 75 X - 2 307 1,288 20 . . - 7 . . X . X . . X . . . . 27 141 - 88 . . Manufacturing (total) 食料品 17 - 86 4 - 49 - 140 X - - Food 繊維 - - Textile 木材・パルプ 40 32 34 Lumber and pulp 化学・医薬 - 467 - 538 9 - 51 27 844 844 . - 2 . . . 111 126 X X . . X 180 205 X - 61 X X . 117 3 23 207 906 178 - 2,430 - 2,834 - Chemicals and pharmaceuticals 748 石油 1 - 126 . X . . . 1 . . X . . 30 6 . - 36 . . X 30 . . X X . - 11 29 5 16 X . . - 57 - 6 X . Petroleum ゴム・皮革 - 552 - - 339 - 3,307 - 304 - 207 - 20 - 53 - - 3,824 - 896 - 845 - 11 14 - - 1,104 5 X Rubber and leather ガラス・土石 - 119 - 30 - Glass and ceramics 鉄・非鉄・金属 Iron, non-ferrous, and metals 一般機械器具 9 - 29 - 15 9 - 163 - 6 X - 26 3,089 3,546 3,495 2,264 X 1,418 X . . 243 X 48 X X X . . General machinery 電気機械器具 609 1,157 121 275 - 312 46 187 248 X 112 - 148 - 14 281 - Electric machinery 3,244 輸送機械器具 - 23 - 319 Transportation equipment 精密機械器具 - 76 187 . X Precision machinery 対外・対内 直接投資 2010年 3/14 全世界 World 非製造業 (計) EU 欧州 Europe - EU 13,141 - ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 33,881 7,644 112 - - 130 X 7 . - 43 . . . - 7,970 - 1,758 - - 262 - 38 - - 1,995 - 245 - - 8,505 - 2,941 - - 1,504 - 562 - - 9,659 - 6,771 - - 642 - 7 - 1,404 - 477 - - 49,388 - 12,781 - 4,048 - 12 - 全世界 欧州 EU World Europe EU 2,771 - 64 ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 30 - 76 - 10 - 107 . . . . 9 X 9 . . . . . 0 . . 376 X . . 55 . 2 X X - 1 3,864 - 269 118 24 . X . . . . . . . . . . . . . 1 1 . . . . . 9 8 - 10 1 X . . 29 29 10 . . 99 - 47 119 24 3,825 - 221 . . . . . 15 . . 1,020 138 24 Non-manufacturing (total) 農・林業 Farming and forestry 漁・水産業 Fishery and marine products 鉱業 1,633 . - Mining 建設業 49 - 5 24 - Construction 運輸業 252 X - 27 X X . 170 - 2,942 - 0 - 2,682 X X 10 - 2,660 - 3,023 - 3 - 185 - 938 - - 1,549 3,729 3,833 124 67 289 X 22 161 - 155 7 80 - 469 411 2,094 Transportation 通信業 3,043 Communications 卸売・小売業 416 280 - 25 - 157 - 77 - 1,605 - 142 - 721 . X . 27 X 27 2 X . 199 6 - 47 156 . X 771 323 - 34 980 - 310 - Wholesale and retail 金融・保険業 Finance and insurance 不動産業 Real estate サ-ビス業 462 - - Services 合計 7,146 310 - 3,855 - 475 - - 1,099 Total (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種 の合計と必ずしも一致しない。 4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致 しない。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional component. 対外・対内 直接投資 2010年 4/14 4,171 平成21年中 対外・対内 直接投資 Outward / Inward Direct Investment, 2009C.Y. (単位 : 億円) (100 million yen) 対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計) Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals) Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別) 1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry) 全世界 World 製造業 (計) Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別) 2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry) EU 欧州 Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 全世界 欧州 EU World Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 30,831 - 8,436 - 8,135 - 683 - 2,192 - 399 - 80 - 107 3,289 2,923 2,826 292 1,539 178 . . - 8,257 - 2,544 - 2,655 - 18 - 98 - 288 X . 393 15 - 40 X -8 X . . - 452 - 17 - 171 X -6 X - 12 X -8 -1 -1 1 . -2 . . - 1,145 7 4 7 . . . . -1 0 . . . . . . - 6,831 - 1,120 - 1,121 22 - 399 - 60 - 13 - 11 289 997 605 - 35 808 - 109 . . 35 201 194 . - 160 . . X - 17 -7 - 17 . X . . . - 421 - 22 - 11 X . X . X 5 0 0 . . . . . - 1,926 - 1,275 - 1,323 X - 1,275 . X . - 82 - 49 - 57 7 X - 57 . . - 3,493 - 357 - 283 -9 - 102 10 X 1 278 265 260 X 112 153 . . - 4,114 - 1,468 - 1,534 - 493 - 117 - 36 - 27 -9 111 36 19 18 14 X . . - 2,420 - 798 - 641 - 181 54 - 29 X - 13 1,604 1,596 1,592 6 541 -1 . . - 647 - 273 - 192 38 - 105 18 - 10 - 50 438 414 380 306 8 188 . . - 572 - 255 - 351 - 17 8 X X . 87 4 91 . X X . . Manufacturing (total) 食料品 Food 繊維 Textile 木材・パルプ Lumber and pulp 化学・医薬 Chemicals and pharmaceuticals 石油 Petroleum ゴム・皮革 Rubber and leather ガラス・土石 Glass and ceramics 鉄・非鉄・金属 Iron, non-ferrous, and metals 一般機械器具 General machinery 電気機械器具 Electric machinery 輸送機械器具 Transportation equipment 精密機械器具 Precision machinery 対外・対内 直接投資 2009年 5/14 全世界 World 非製造業 (計) EU 欧州 Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 全世界 欧州 EU World Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 39,065 - 8,243 - 7,807 - 1,244 147 - 693 - 24 - 45 7,882 4,797 5,780 65 3,738 179 - 19 8 -9 - 13 - 13 . . . . . -4 0 -4 . . X . . - 34 0 1 . . . . . 1 0 . . . . . . - 6,036 - 2,183 - 2,034 . - 710 X . . -1 0 0 . . . . . - 467 - 19 - 43 X - 14 X . . 15 -0 -1 . . . X . - 2,707 - 154 - 244 X 22 X X . - 85 - 144 - 144 . -3 46 . . - 3,614 - 472 - 473 - 16 - 427 -1 . . 574 - 47 - 39 19 18 10 . . - 7,838 - 3,576 - 3,296 - 848 - 163 - 291 - 26 - 46 1,011 187 208 28 - 17 69 - 20 8 - 14,564 746 534 - 101 1,867 . . . 4,956 3,827 4,810 8 3,742 66 . . - 419 - 305 - 308 X - 327 X . . - 59 33 39 13 1 . . . - 2,054 - 1,354 - 1,330 - 244 - 115 - 236 X . 1,223 773 800 -1 -6 -4 . . - 69,896 - 16,680 - 15,942 - 1,927 - 2,045 - 1,093 - 104 - 153 11,171 7,720 8,607 357 5,277 357 - 19 8 Non-manufacturing (total) 農・林業 Farming and forestry 漁・水産業 Fishery and marine products 鉱業 Mining 建設業 Construction 運輸業 Transportation 通信業 Communications 卸売・小売業 Wholesale and retail 金融・保険業 Finance and insurance 不動産業 Real estate サ-ビス業 Services 合計 Total (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と 必ずしも一致しない。 4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional component. 対外・対内 直接投資 2009年 6/14 平成20年中 対外・対内 直接投資 Outward / Inward Direct Investment, 2008C.Y. (単位 : 億円) (100 million yen) 対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計) Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals) Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別) 1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry) 全世界 World 製造業 (計) 欧州 Europe Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別) 2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry) EU EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 全世界 欧州 EU World Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 46,512 - 10,442 - 10,379 - 2,770 - 544 - 1,461 - 109 - 111 2,346 3,788 3,806 593 - 715 - 59 9 22 - 3,717 - 1,833 - 1,848 2 - 449 - 1,221 - 14 . - 97 11 12 . 3 8 . . - 751 - 80 - 323 -9 -9 X - 32 . -3 7 10 6 . . 0 X - 761 - 19 - 146 - 23 X . . . -5 0 -1 X . . . . - 11,815 - 79 - 84 - 373 129 - 23 2 - 38 272 1,703 1,725 -2 - 809 - 14 . . - 675 - 464 - 464 . 181 . . . 340 239 340 X X . . . - 797 - 126 - 123 -8 X . . . 4 0 0 . . . . . - 1,470 - 42 - 52 X 6 . X . 223 - 30 - 29 9 . - 39 . . - 3,261 - 597 - 514 - 35 - 89 9 X - 11 122 63 28 . X -3 . 20 - 3,801 - 1,367 - 1,307 - 728 - 97 - 47 - 46 -7 705 715 728 3 - 11 5 X . - 5,860 - 2,246 - 2,229 - 1,463 32 - 92 -1 - 32 647 722 531 77 -2 29 X . - 11,312 - 2,420 - 2,449 - 105 - 48 - 58 X - 22 - 20 336 340 505 . - 47 . . - 950 - 559 - 548 - 12 - 148 . X . 116 72 86 X X 4 . . Manufacturing (total) 食料品 Food 繊維 Textile 木材・パルプ Lumber and pulp 化学・医薬 Chemicals and pharmaceuticals 石油 Petroleum ゴム・皮革 Rubber and leather ガラス・土石 Glass and ceramics 鉄・非鉄・金属 Iron, non-ferrous, and metals 一般機械器具 General machinery 電気機械器具 Electric machinery 輸送機械器具 Transportation equipment 精密機械器具 Precision machinery 対外・対内 直接投資 2008年 7/14 全世界 World 非製造業 (計) EU 欧州 Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 全世界 欧州 EU World Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 85,808 - 13,109 - 13,052 - 1,179 - 6,215 - 325 - 74 - 106 22,899 1,363 - 661 653 - 537 238 24 42 - 62 - 11 - 11 . . . . . 2 0 2 . . X . . - 120 0 . . . . . . -2 0 . . . . . . - 10,720 - 1,904 - 1,783 . - 244 X . . . 0 . . . . . . - 403 - 75 - 74 - 25 - 49 . X . - 63 2 - 54 2 . X X . - 2,363 - 283 - 295 - 12 - 26 X - 32 . 42 18 18 -7 -7 8 . . - 1,697 - 492 - 497 - 215 - 214 - 10 . X - 974 - 1,033 - 860 65 149 22 . . - 13,395 - 2,994 - 2,710 - 292 - 812 - 250 - 29 - 51 1,278 1,140 - 1,034 - 188 - 774 - 47 20 38 - 51,978 - 5,543 - 5,898 - 42 - 5,082 X . X 20,207 467 500 369 105 226 X . - 170 - 12 3 X 2 X 2 . 596 34 42 26 -5 . . . - 2,775 - 1,343 - 1,332 - 589 - 27 - 93 -5 X 469 206 211 5 - 19 - 12 . X - 132,320 - 23,551 - 23,431 - 3,949 - 6,758 - 1,786 - 184 - 217 25,246 5,151 3,145 1,245 - 1,253 180 33 63 Non-manufacturing (total) 農・林業 Farming and forestry 漁・水産業 Fishery and marine products 鉱業 Mining 建設業 Construction 運輸業 Transportation 通信業 Communications 卸売・小売業 Wholesale and retail 金融・保険業 Finance and insurance 不動産業 Real estate サ-ビス業 Services 合計 Total (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と 必ずしも一致しない。 4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional component. 対外・対内 直接投資 2008年 8/14 平成19年中 対外・対内 直接投資 Outward / Inward Direct Investment, 2007 C.Y. (単位 : 億円) (100 million yen) 対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計) Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals) Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別) 1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry) 全世界 World 製造業 (計) Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別) 2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry) EU 欧州 Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 46,722 - 15,144 - 15,005 - 446 - 574 - - 15,246 - 12,298 - 12,305 - 440 - 220 - - 859 7 7 - 1 - 4,410 - 168 - 72 - 61 378 - 4 - 22 - 69 3 - 36 - 31 - 全世界 欧州 EU World Europe EU 8 1,556 X . 12 - 6 . ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 947 - 1,100 - 1,584 546 152 427 8 . 130 . . 4 9 - 1 89 - 77 42 . X 5 . . 3 5 3 . . . X 0 3 . . . . . 1,288 - 617 - 679 - 12 . . Manufacturing (total) 食料品 Food 繊維 130 - Textile 木材・パルプ X Lumber and pulp 化学・医薬 24 - 138 - - 1,854 485 - Chemicals and pharmaceuticals 283 946 946 . 40 . . . 1,064 56 167 . X . . . - 987 - 100 - 107 X 4 . X . 41 31 0 . . . . . - 999 34 2 137 X X . 780 - 39 - 35 24 X - 63 . . - 2,582 - 375 - 398 - 84 - 62 - 10 - 2 2 276 149 133 73 X X . . - 3,102 - 603 - 563 - 90 18 - 152 - 15 2 - 24 34 53 64 10 . X - 5,538 - 675 - 709 - 69 - 15 - 395 - 1,432 - 1,362 - 6 6 9 X . - 10,172 - 828 - 798 - 137 - 0 220 X X - 1,507 - 879 - 881 - 0 - 22 X . . 石油 Petroleum ゴム・皮革 Rubber and leather ガラス・土石 0 - Glass and ceramics 鉄・非鉄・金属 Iron, non-ferrous, and metals 一般機械器具 17 - General machinery 電気機械器具 182 - 19 11 - Electric machinery 輸送機械器具 32 25 X 6 375 1,619 428 92 4 X . 25 166 139 80 - Transportation equipment 精密機械器具 436 - Precision machinery 対外・対内 直接投資 2007年 9/14 全世界 World 非製造業 (計) EU 欧州 Europe EU - 39,885 - 9,738 - - 108 - ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 8,631 - 576 - 0 - 13 . 76 -3 - 3 . - 4,780 - 351 - 336 - 572 - 74 - - 2,467 - 405 - 400 - 15 - 17 - - 5,688 - 837 - 874 - - 22,826 - 6,627 - 5,571 - - 184 - 1,630 - 428 - 412 - - 86,607 - 24,882 - 23,636 - 3,163 - 全世界 欧州 EU World Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 185 - 22 - 2 24,997 6,638 1,897 560 79 443 - 18 30 . . . . 48 46 48 . 46 X . . . . . . 39 - 27 - 12 . . . . . . - 110 X . . . 0 . . . . . . 16 - 70 X . . 22 0 25 X . . . . X - 72 X X . - 322 - 314 - 314 - 21 - 2 . . . 10 - 22 41 X . - 761 480 471 - 59 24 25 . . 752 - 212 - 24 28 Non-manufacturing (total) 農・林業 Farming and forestry 漁・水産業 - Fishery and marine products 鉱業 Mining 建設業 84 - Construction 運輸業 468 Transportation 通信業 Communications 卸売・小売業 356 314 - 179 14 - 21 1,916 249 - 158 9 - 558 286 347 X . 145 X . . 28 12 41 X . 1,025 625 595 Wholesale and retail 金融・保険業 7 - 3,314 X X X 21,300 19 X X . 1,696 16 X 10 1,605 1,471 Finance and insurance 不動産業 32 30 17 - 138 - 131 355 231 214 26,552 5,691 X - Real estate サ-ビス業 213 119 - 48 - 3,737 - 563 - Services 合計 1,022 - 53 - 797 - Total (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。年間の報告件数が3件以上であっても、年間計数を公表する ことにより、公表済みの四半期毎の公表値において「Ⅹ」とした項目が算出可能となる場合は、年間計数を公表済み四半期計数の合計値としている。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と 必ずしも一致しない。 4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When "X" in the quarterly figure can be calculated as a residual by releasing an annual figure, an annual figure is shown simlpy as the sum of already relased quarterly figures (excluding a quarterly figure "X"), even if there are three reports or more. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional component. 対外・対内 直接投資 2007年 10/14 71 - 48 平成18年中 対外・対内 直接投資 Outward / Inward Direct Investment, 2006 C.Y. (単位 : 億円) (100 million yen) 対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計) Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals) Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別) 1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry) 全世界 World 製造業 (計) Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別) 2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry) EU 欧州 Europe EU - 40,166 - 28,644 - 760 - - 1,189 - 264 - - 212 - ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 13 - 18 全世界 欧州 EU World Europe EU 3,753 - 624 - 8,768 - 1 - 21 294 - 377 X . 13 X 45 X - 47 12 22 488 58 - 5 . X . . - 5,134 - 1,792 - 222 - 439 - 10 13 1,804 - 3,404 - 6,373 3,016 . . 43 - 1,288 - 147 . - 3,174 - 4,478 - 15 - - 2,092 - 631 - 114 - - 1,935 - 323 - 112 - 8,220 - 3,785 - - 10,022 - 1,649 292 1,778 ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 1,608 - 440 85 204 22 4 Manufacturing (total) 食料品 - 833 7 - 16 . X X . . 67 3 11 3 X . X . 26 0 - 16 . . . . . 410 593 112 18 . . 85 43 . 47 . . . 0 . . . . . 67 63 - 1 . . X 2 - 13 X . . 9 - 7 . X . 42 - 5 65 . . 611 33 130 X . 30 16 X X . Food 繊維 Textile 木材・パルプ 34 - Lumber and pulp 化学・医薬 219 - 61 - 26 - Chemicals and pharmaceuticals 石油 . - 170 . - Petroleum ゴム・皮革 6 X X X . 42 0 - 2,234 . X . . 224 64 - 21 - 83 X 15 70 - 12 - 32 - 27 - 32 - 0 X 25 128 131 36 - 350 - 99 - 34 181 186 - - 9,443 - 193 - 454 - 528 - 1,650 391 640 - - 904 - 20 - 71 - 6 - 693 52 Rubber and leather ガラス・土石 62 Glass and ceramics 鉄・非鉄・金属 8 - Iron, non-ferrous, and metals 一般機械器具 - General machinery 電気機械器具 930 X - 83 Electric machinery 輸送機械器具 3,784 - 16 14 313 X X - Transportation equipment 精密機械器具 Precision machinery 対外・対内 直接投資 2006年 11/14 39 全世界 World 非製造業 (計) EU 欧州 Europe - 18,293 - 48 - EU - 13,228 - ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 552 - 4,671 - 354 - 1,172 - 46 - 141 1 . X . . . . 33 0 . . . . . . 1,835 - 560 . - 28 102 . 69 - 247 X - 152 X . 1,757 - 625 6 - 57 . - 265 3,937 303 X 175 . - 22 - 6,353 - 5,403 - 258 - 1,703 - 397 - - 6,533 - 2,616 - 143 - 1,588 - 5 - 40 X - 127 64 1,312 - 8,424 - - 全世界 欧州 EU World Europe EU 7,858 - 6,161 - ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 6,377 - 181 2,008 117 34 43 Non-manufacturing (total) 農・林業 13 3 3 . . 3 . . 46 - 51 - 60 . . . . . . 1 0 1 . X . . . . 43 0 - 5 X X . . . 2 32 39 - 22 49 . . . Farming and forestry 漁・水産業 - Fishery and marine products 鉱業 X - Mining 建設業 . Construction 運輸業 - X - 45 Transportation 通信業 . . - 11,105 - 11,368 - 11,369 - 43 52 5 . . 21 - 4 - 448 - 527 - 452 - 426 104 10 32 43 . X 2,774 4,567 80 1,602 34 . . 43 - 3 . 82 87 106 - 0 . . . . 54 - 155 - 6 . 138 719 751 - 26 176 80 X . 978 - 9,940 - 4,769 - 622 2,093 322 56 47 Communications 卸売・小売業 291 - Wholesale and retail 金融・保険業 213 4,242 Finance and insurance 946 - 172 - 226 - 374 - - 58,459 - 41,872 - 不動産業 2 - Real estate サ-ビス業 Services 合計 59 - 159 - 7,566 - 4,383 - Total (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。年間の報告件数が3件以上であっても、年間計数を公表する ことにより、公表済みの四半期毎の公表値において「Ⅹ」とした項目が算出可能となる場合は、年間計数を公表済み四半期計数の合計値としている。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と 必ずしも一致しない。 4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When "X" in the quarterly figure can be calculated as a residual by releasing an annual figure, an annual figure is shown simlpy as the sum of already relased quarterly figures (excluding a quarterly figure "X"), even if there are three reports or more. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional component. 対外・対内 直接投資 2006年 12/14 平成17年中 対外・対内 直接投資 Outward / Inward Direct Investment, 2005 C.Y. (単位 : 億円) (100 million yen) 対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計) Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals) Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別) 1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry) 全世界 World 製造業 (計) Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別) 2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry) EU 欧州 Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 28,866 - 4,689 - 4,505 - 76 - 1,487 - 322 - - 1,873 - 88 - 96 - 7 - 20 - 5 - 455 118 - 953 - 41 - 全世界 欧州 EU World Europe EU 48 - 2,701 . - 254 ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 1,202 539 150 62 14 40 - 14 - 4 . X 1 . . 218 18 40 9 . X . X - 25 - 26 . X . . . 144 62 45 X . - 345 Manufacturing (total) 食料品 X Food 繊維 113 - 3 1 - 3 10 - 19 - 27 - 39 5 X . . . - 25 3,755 - 692 - 693 8 - 700 8 - 9 - 2 - 1,409 - 552 - 642 - 681 . - 83 . . . - 51 - 51 - 50 . 3 . . . - 925 - 83 - 72 . 1 . 1 . 1 0 0 . . . . . - 270 41 34 - 12 . . . 115 34 34 23 9 . . . - 1,480 - 312 - 310 2 - 1 37 - 96 - 107 6 . . X - 1,454 - 222 - 224 - 182 221 209 - 16 25 X 2 . - 4,809 - 1,521 - 0 . . - 9,461 - 496 - 22 10 14 - 1,552 - 321 - 1 . . Textile 木材・パルプ Lumber and pulp 化学・医薬 - 1,437 211 - Chemicals and pharmaceuticals 石油 Petroleum ゴム・皮革 Rubber and leather ガラス・土石 13 - Glass and ceramics 鉄・非鉄・金属 4 - 35 - 11 - - . - 102 - 16 - 18 - 23 . 122 - 488 - 14 - 3 19 - 1,392 55 47 0 492 - 46 44 - 2 - 37 - 17 812 787 649 324 - 60 5 . - 87 79 63 13 Iron, non-ferrous, and metals 一般機械器具 General machinery 電気機械器具 1,561 X - Electric machinery 輸送機械器具 261 20 Transportation equipment 精密機械器具 3 2 Precision machinery 対外・対内 直接投資 2005年 13/14 20 - 全世界 World 非製造業 (計) EU 欧州 Europe EU 4,128 - ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain - 21,593 - 4,326 - 228 - 1,734 - 286 - 5 - 343 - 25 -0 - 0 . . - 0 . . 51 68 . . . . . 32 - 0 全世界 欧州 EU World Europe EU ドイツ 英国 フランス イタリア スペイン Germany U.K. France Italy Spain 5,760 1,267 613 - 280 2 1 1 . . 0 0 . . . 0 0 5 - 149 - 7 8 . 1 . . . . . . . 0 . . . . . . X X . . . - 51 X X . 26 - 113 12 . . 145 - 85 - 3 3 34 . . Non-manufacturing (total) 農・林業 - Farming and forestry 漁・水産業 Fishery and marine products 鉱業 - 1,507 - 565 - 557 . - - 166 - 81 - 80 - 14 - 147 X . . 48 0 3 - 916 29 - 36 - 15 - 8 . . . 2,214 - 25 2,023 - 1,954 - 570 - 601 X - 574 X . . 1,046 156 143 - - 5,340 - 657 - 475 - 305 - 6 16 1,310 426 - 161 - - 10,145 - 1,465 - 1,441 - 1,045 7 . X 568 - 1,089 - 312 26 . X 20 - 354 - 4 1 X 212 10 607 - 46 - 390 3,059 922 Mining 建設業 Construction 運輸業 Transportation 通信業 Communications 卸売・小売業 167 182 - 208 Wholesale and retail 金融・保険業 6 - 1,018 6 - 21 - Finance and insurance 938 不動産業 336 396 - 2 - 361 - 1 7 . . . 34 - 49 5 X X 155 - 88 7 48 Real estate サ-ビス業 - 1,194 - 280 - - 50,459 - 9,015 - 287 20 - 134 - 8,633 - 304 - 3,221 - 2 - Services 合計 1,815 Total (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。年間の報告件数が3件以上であっても、年間計数を公表する ことにより、公表済みの四半期毎の公表値において「Ⅹ」とした項目が算出可能となる場合は、年間計数を公表済み四半期計数の合計値としている。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と 必ずしも一致しない。 4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Ⅹの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When "X" in the quarterly figure can be calculated as a residual by releasing an annual figure, an annual figure is shown simlpy as the sum of already relased quarterly figures (excluding a quarterly figure "X"), even if there are three reports or more. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional component. 対外・対内 直接投資 2005年 14/14 259 平成22年末 直接投資残高 Direct Investment Position, End of 2010 直接投資残高(地域別かつ業種別) Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別) 1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ 化学・医薬 Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, pharmaceuticals leather ceramics and metals 輸送機械 器具 精密機械 器具 General Electric Transportation machinery machinery equipment Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 676,911 313,602 40,575 2,945 5,466 58,978 2,332 6,963 12,556 20,986 25,813 58,153 66,141 6,171 363,309 218 157,721 83,618 19,503 840 258 11,285 829 1,822 4,716 1,915 5,472 13,578 21,012 1,852 74,103 37 2 12,484 6,625 35 X X 1,965 . X 28 1,181 2,878 444 X 5,859 . 30,938 7,522 915 X . 1,222 49 X 2,875 541 587 316 571 368 23,417 . 13,214 10,716 2,042 X X 564 . X X 130 476 268 7,045 X 2,498 1,149 830 20 X . X . X X X 293 195 X X 1,274 955 . X . 233 . X . 287 88 160 174 X 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 626 42,691 2,098 8,325 17,766 94,544 158,683 6,811 13,024 9,199 539 1,404 3,389 19,347 31,383 301 4,315 . . 78 X 363 2,729 1,571 X 1,050 . 1,819 X 242 2,696 4,443 11,568 220 829 . . X X X X 1,368 X X 524 319 . . . X . X 260 X X X 319 . . . 24 X X 163 X X X world 欧州 Europe ドイツ X - Germany 英国 U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別) 2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 化学・医薬 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, pharmaceuticals leather ceramics and metals 輸送機械 器具 精密機械 器具 General Electric Transportation machinery machinery equipment Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 175,020 62,123 2,706 557 113 13,427 2,162 154 1,659 1,012 2,931 20,531 15,843 525 112,897 118 13 55 157 981 3,185 13,118 76,889 3,794 4,809 75,155 47,290 604 196 21 10,241 1,265 51 93 364 1,858 16,480 15,551 488 27,864 107 0 1 33 84 4,140 18,302 626 2,281 8,158 6,207 X X X 1,145 X X 211 X 243 76 4,284 X 1,951 X X X X - 5 - 7,650 3,472 X X X 1,755 X X X X 679 287 X X 4,179 X X X X - 9 41 - 218 1,207 118 56 636 - 9 2,532 0 54 15,644 10,889 310 X X 337 X X - 184 X X 56 10,148 X 4,755 X X X X X 118 - 7 4,133 X 223 741 114 X X X X X X X X X X X X 627 X X X X X X 243 X X X 182 0 X X X X X X X X X X X X 182 X X X X X X X X X X world 欧州 55 - Europe ドイツ Germany 英国 U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain (備考) 1. 2. 3. 4. (notes) 1. 2. 3. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。 平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。 Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When there are no reports, it is indicated as ".". "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/ "Other non-manufacturing" respectively. 4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position" (25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan. 直接投資残高 2010年 1/6 平成21年末 直接投資残高 Direct Investment Position, End of 2009 直接投資残高(地域別かつ業種別) Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別) 1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ 化学・医薬 Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, pharmaceuticals leather ceramics and metals 輸送機械 器具 精密機械 器具 General Electric Transportation machinery machinery equipment Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 682,097 326,026 43,568 3,354 5,314 56,002 3,022 7,502 13,385 19,177 24,309 60,073 74,945 7,278 356,071 221 679 38,900 1,883 8,228 9,989 96,984 161,925 6,596 12,429 164,961 98,090 21,762 1,140 275 12,325 1,688 1,869 5,617 2,213 5,484 16,701 25,093 3,006 66,870 37 2 10,266 420 1,340 158 20,828 25,107 336 4,216 13,908 7,473 60 X 92 2,014 . X 93 1,429 3,088 708 X 6,435 . . . X X 252 3,046 1,892 X 1,087 28,820 8,958 985 62 . 1,307 71 X 3,136 681 714 496 671 701 19,862 . . 2,214 203 203 - 171 4,717 10,488 255 594 15,488 12,428 2,601 X X 702 . X X 13 437 310 8,115 X 3,060 . . X X X - 0 1,440 X X 1,057 1,014 663 X 202 . 34 . X X X 213 X 30 X 350 . . . . X X 252 X X X 1,445 1,136 . X . 286 X X . 377 106 177 138 X 309 . . . . X . 214 X X X world 欧州 Europe ドイツ X - Germany 英国 U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別) 2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 化学・医薬 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, pharmaceuticals leather ceramics and metals 輸送機械 器具 精密機械 器具 General Electric Transportation machinery machinery equipment Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 184,252 64,497 2,686 656 35 16,438 2,331 134 1,405 1,426 1,923 24,205 12,204 417 119,755 108 12 1 175 940 5,410 12,352 82,978 3,862 4,579 77,339 45,718 529 235 21 12,430 1,433 59 115 386 1,760 16,642 11,451 568 31,621 97 0 1 32 128 2,262 5,397 18,257 324 2,763 6,602 4,360 X 100 X 1,264 X X 205 X 233 89 2,271 X 2,242 X X X X 8 109 1,277 79 48 6,742 3,468 - 7 X X 1,828 X X X 89 678 6 X X 3,274 X X X X - 14 268 - 2 2,063 0 - 14,011 8,998 X 0 X 357 X X - 158 202 X 21 8,243 X 5,013 X X X X 80 92 51 4,353 X 235 640 94 X X X X X X X X X X X X 545 X X X X X X 161 X X X 1 X X X X X X X X X X X X 156 X X X X X X 151 X X X world 欧州 Europe ドイツ X - Germany 英国 14 U.K. フランス France イタリア Italy 155 - スペイン Spain (備考) 1. 2. 3. 4. (notes) 1. 2. 3. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。 平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。 Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When there are no reports, it is indicated as ".". "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/ "Other non-manufacturing" respectively. 4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position" (25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan. 直接投資残高 2009年 2/6 平成20年末 直接投資残高 Direct Investment Position, End of 2008 直接投資残高(地域別かつ業種別) Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別) 1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ 化学・医薬 Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, pharmaceuticals leather ceramics and metals 輸送機械 器具 精密機械 器具 General Electric Transportation machinery machinery equipment Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 617,400 303,326 32,216 3,422 4,447 50,460 6,131 6,340 10,200 15,560 20,992 60,950 77,385 7,735 314,073 204 661 28,864 1,351 149,355 87,611 18,030 970 397 9,865 3,709 1,832 3,853 1,556 4,202 15,949 24,238 2,008 61,744 24 3 8,085 271 10,827 6,489 39 72 157 1,937 . X 8 1,265 2,163 693 138 4,338 . . . 88 6,156 6,707 89,356 145,565 6,033 12,313 1,296 - 40 16,986 27,170 310 3,878 20 238 2,044 1,017 X 902 world 欧州 Europe ドイツ X - Germany 英国 29,409 7,229 872 68 . 894 603 X 1,694 601 639 955 13,470 10,834 1,878 X X 467 . . X 8 324 440 8 22,180 . . 1,225 117 245 - 322 4,897 14,170 218 375 7,524 796 494 14 83 . 33 . X X X 202 1,152 870 . . . 268 . . . 179 - 2 688 - X 2,636 . . X . X - 0 979 202 X 1,276 X X X 303 . . . X X X 189 X 3 X 158 241 X 282 . . . . X X 187 X X X U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別) 2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ Textile Lumber and 化学・医薬 石油 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, 輸送機械 器具 精密機械 器具 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate General Electric Transportation machinery machinery equipment 2,503 762 34 17,394 2,633 155 1,924 1,142 1,495 25,240 12,944 906 116,768 117 11 1 192 958 5,483 10,836 82,574 3,695 3,661 78,524 46,386 603 219 20 12,697 1,735 50 182 343 1,505 16,153 11,715 1,029 32,138 105 0 1 33 131 2,105 5,522 19,471 154 2,236 5,951 3,837 X 103 X 1,209 X X 210 X 220 38 1,850 X 2,114 X X X 8 - 35 7 1,265 57 6,094 2,875 20 X X 1,139 X X X 12 14 X X 3,220 X X X X - 11 248 23 2,145 14,655 9,674 X X X 661 X X - 102 X 5 98 8,673 4 4,981 X X X X 34 84 83 4,242 X 223 649 94 X 2 X X X X X X X X X X 555 X X X X X X 171 X X X 158 0 X X X X X X X 16 X X X X 158 X X X X X X 153 X X X pharmaceuticals leather ceramics and metals Precision Non-manufacturing 農・林業 67,794 pulp Chemicals and ゴム・皮革 184,562 (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) machinery (total) Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products Services and retail and insurance world 欧州 Europe ドイツ 5 - 38 Germany 英国 X - X - 10 U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain (備考) 1. 2. 3. 4. (notes) 1. 2. 3. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。 平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。 Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When there are no reports, it is indicated as ".". "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/ "Other non-manufacturing" respectively. 4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position" (25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan. 直接投資残高 2008年 3/6 平成19年末 直接投資残高 Direct Investment Position, End of 2007 直接投資残高(地域別かつ業種別) Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別) 1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ 化学・医薬 Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, pharmaceuticals leather ceramics and metals 輸送機械 器具 精密機械 器具 General Electric Transportation machinery machinery equipment Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 618,584 342,913 38,597 1,601 5,294 53,354 6,268 7,082 12,637 19,808 19,607 74,873 90,504 8,990 275,672 283 527 21,104 1,433 6,668 3,172 85,084 120,657 5,948 12,474 168,263 102,315 22,661 372 300 12,029 4,430 2,274 5,614 2,990 4,186 17,153 27,127 2,643 65,949 72 3 5,841 184 10,773 6,266 47 X X 2,887 . X 16 174 726 869 1,129 238 4,508 . . . 86 X 157 17,975 32,102 463 3,661 11 2,675 1,263 73 381 36,222 10,068 482 30 X 1,755 394 X 2,789 772 769 1,341 699 624 26,154 . . 658 70 349 - 14,044 10,874 668 X X 570 . . X 27 758 167 8,526 X 3,170 . . X X X 191 6,046 16,895 245 197 0 884 302 X 1,756 947 675 X 56 . X . X X X 215 X X X 272 . . . . 1,964 1,003 . . . 406 . . . 245 - 1 179 177 X 961 . . . . X X 195 X X 20 X . 170 X X X world 欧州 1,294 - Europe ドイツ Germany 英国 U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別) 2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ Textile Lumber and 化学・医薬 石油 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, 輸送機械 器具 精密機械 器具 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate General Electric Transportation machinery machinery equipment 2,230 605 37 14,115 2,248 144 1,632 1,062 819 20,079 12,398 1,008 94,351 101 13 1 184 789 5,874 11,204 62,833 2,753 2,842 70,571 41,086 622 258 23 10,303 1,350 40 229 319 803 14,693 11,016 1,336 29,485 90 0 1 27 130 3,243 5,389 17,200 138 1,498 4,311 1,772 X X X 0 X X 215 71 16 1,054 131 2,540 X X X X - 5 103 784 959 X 265 6,745 3,305 X X X 1,714 X X X 4 659 3,440 46 X X X 0 95 271 2,112 0 0 14,452 9,803 X X X 741 X X - 63 X 1 8 8,771 X 4,649 X X X X X 62 88 4,019 X 266 576 85 X X X X X X X X X X X X 491 X X X X X X 111 X X X 116 14 X X X X X X X X X X X X 102 X X X X X X 98 X X X pharmaceuticals leather ceramics and metals Precision Non-manufacturing 農・林業 57,103 pulp Chemicals and ゴム・皮革 151,454 (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) machinery (total) Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products Services and retail and insurance world 欧州 Europe ドイツ 211 - Germany 英国 X - 11 15 - U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain (備考) 1. 2. 3. 4. (notes) 1. 2. 3. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。 平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。 Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When there are no reports, it is indicated as ".". "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/ "Other non-manufacturing" respectively. 4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position" (25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan. 直接投資残高 2007年 4/6 平成18年末 直接投資残高 Direct Investment Position, End of 2006 直接投資残高(地域別かつ業種別) Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別) 1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ 化学・医薬 Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, pharmaceuticals leather ceramics and metals 輸送機械 器具 精密機械 器具 General Electric Transportation machinery machinery equipment Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 534,760 312,317 23,327 1,827 4,135 49,733 7,241 6,188 12,448 15,689 16,313 68,444 95,500 8,294 222,443 179 143,860 78,371 10,084 196 293 11,409 5,736 2,239 4,677 2,032 3,397 16,145 19,874 1,721 65,489 0 0 8,818 4,429 52 X 243 1,931 . . 29 84 667 305 871 218 4,389 . . 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 634 13,803 1,117 4,164 6,332 59,859 96,251 5,923 16,223 4,550 190 972 2,936 18,069 26,281 413 8,305 . X 7 X 2,880 1,145 87 175 world 欧州 Europe ドイツ Germany 英国 37,595 10,869 543 X . 2,219 704 40 2,432 512 810 1,330 1,707 283 26,725 . . 513 121 286 2,914 5,684 14,623 245 259 15,536 9,712 1,179 81 0 867 . X . 33 542 223 6,687 12 5,824 . . X . . X 3,639 278 24 1,657 959 717 . 47 . 203 . 96 . X 173 57 X 71 243 . . . . X . 190 X 3 6 1,604 785 . 0 . 331 . . . 215 X 108 133 X 819 . . . . X . 132 X X . U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別) 2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 繊維 total Manufacturing Food 木材 ・パルプ 化学・医薬 Textile Lumber and 石油 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, 輸送機械 器具 精密機械 器具 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate General Electric Transportation machinery machinery equipment 1,874 453 27 14,824 1,270 135 827 776 842 20,283 13,897 1,052 71,662 55 14 1 113 808 8,269 9,527 43,288 736 1,892 50,438 27,052 254 237 5 9,272 1,219 9 222 169 774 1,334 12,604 920 23,386 43 0 1 4 146 3,934 4,231 12,067 151 1,414 5,449 4,023 X X X 1,390 X X 133 0 127 18 2,225 51 1,426 X X X X 0 0 698 361 12 236 5,926 2,540 X X X 1,005 799 X X 0 16 9 0 688 3,386 X X X X 0 64 436 1,801 X 179 13,734 9,573 7 X X 703 X X X X X 66 8,780 0 4,161 X X X X X 36 81 3,763 X 112 588 98 X X X X X X X X X X X X 490 X X X X X X 118 X X 79 232 76 X X X X X X X X X X 14 X 156 X X X X X X 152 X X X pharmaceuticals leather ceramics and metals Precision Non-manufacturing 農・林業 56,371 pulp Chemicals and ゴム・皮革 128,033 (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) machinery (total) Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products Services and retail and insurance world 欧州 Europe ドイツ Germany 英国 U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain (備考) 1. 2. 3. 4. (notes) 1. 2. 3. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。 平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。 Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When there are no reports, it is indicated as ".". "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/ "Other non-manufacturing" respectively. 4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position" (25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan. 直接投資残高 2006年 5/6 平成17年末 直接投資残高 Direct Investment Position, End of 2005 直接投資残高(地域別かつ業種別) Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別) 1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 total Manufacturing Food 繊維 木材 ・パルプ 化学・医薬 Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 456,054 272,895 19,648 1,904 110,756 63,437 8,858 111 7,280 3,399 46 X 石油 ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 輸送機械 器具 精密機械 器具 Chemicals and Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous, General Electric Transportation pharmaceuticals leather and metals machinery machinery equipment 3,902 ceramics Precision Non-manufacturing machinery (total) 農・林業 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 Mining Construction Transportation Communications Wholesale and forestry marine products 金融 ・保険業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Services and retail and insurance 42,245 4,405 5,077 10,292 14,934 12,652 67,525 81,298 7,085 183,159 127 628 9,154 779 3,061 5,351 50,232 78,467 7,838 15,745 334 7,464 3,683 2,241 4,036 1,645 2,596 17,004 13,529 1,575 47,319 0 0 207 1,045 . . 47 0 508 664 632 243 3,881 . . 2,407 1 603 1,188 13,409 20,021 792 6,666 . X X . 2,801 885 76 43 world 欧州 Europe ドイツ Germany 英国 28,505 9,698 452 0 X 1,910 673 X 417 454 597 3,681 1,057 211 18,807 . . 443 84 229 1,170 2,694 12,497 675 375 13,304 8,177 1,047 56 . 738 . . . X 478 180 5,622 1 5,127 . . X X . X 2,849 X 23 1,796 992 781 X X . 173 . X . X 159 38 101 X 211 . . . . . . 178 X . X 1,633 888 . 28 . 287 . . . 238 . 96 239 . 745 . . . . . . 66 X . X U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別) 2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry 合計 製造業 (計) 非製造業 (計) 食料品 total Manufacturing Food 繊維 木材 ・パルプ Textile Lumber and (total) 全世界 (単位 : 億円) (100 million yen) pulp 化学・医薬 石油 Chemicals and ゴム・皮革 ガラス ・土石 鉄・非鉄 ・金属 一般機械 電気機械 器具 器具 輸送機械 器具 精密機械 器具 漁・水産業 Farming Fishery and 鉱業 建設業 運輸業 通信業 卸売 ・小売業 不動産業 サ-ビス業 Finance Real estate Iron, non-ferrous, General Electric Transportation leather and metals machinery machinery equipment 689 21,111 16,016 987 66,041 42 0 2 72 3,103 9,165 7,879 34,654 1,257 3,337 38 606 1,350 12,683 961 20,700 39 0 2 8 2,306 5,813 3,703 6,260 208 1,143 118 X 115 0 3,763 94 1,726 X X X X X 49 1,002 130 92 336 X 0 25 X X 715 1,377 X X X X 0 10 412 111 X 0 X X X X 2 8,265 0 4,007 X X X X X 28 57 3,735 X 44 X X X X X X X 473 X X X X X X 102 X X X X X X X X 14 X 90 X X X X X X 86 X X X ceramics 52,992 2,223 450 52 8,471 1,814 91 556 260 44,816 24,116 268 180 16 5,951 1,763 10 149 6,937 5,211 X X X 1,036 X X 3,563 2,186 X X X 711 X X 12,661 8,654 10 X X 231 X 656 183 X X X X X 131 41 X X X X X machinery (total) Mining Construction Transportation Communications Wholesale 金融 ・保険業 Petroleum Rubber and Glass and pharmaceuticals 119,033 Precision Non-manufacturing 農・林業 and forestry marine products Services and retail and insurance world 欧州 Europe ドイツ Germany 英国 U.K. フランス France イタリア Italy スペイン Spain (備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。 2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。 3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と 必ずしも一致しない。 4. 平成17年末より、「直接投資(負債)残高」には資本準備金を含む。 (notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. 2. When there are no reports, it is indicated as ".". 3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively. 4. From end of 2005 onwards, "Direct Investment Position (Laiabilities)" includes capital reserves. 直接投資残高 2005年 6/6