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平成 23 年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際

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平成 23 年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際
経済産業省委託
平成 23 年度
内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業
(欧州連合との経済連携促進のための貿易投資動向調査)
報告書
平成 24 年 3 月
株式会社
国際開発センター
目次
はじめに
第 1 章 調査概要
1-1 背景 …………………………………………………………………………………...
2
1-2 調査目的……………………………………………………………………………….
2
1-3 調査方法……………………………………………………………………………….
3
1-4 調査団員……………………………………………………………………………….
3
第 2 章 調査概要
2-1 分析のフレームワーク ……………………………………………………………...
5
2-2 英国 …………………………………………………………………………………...
11
2-3 フランス ……………………………………………………………………………...
20
2-4 ドイツ………………………………………………………………………………….
28
2-5 イタリア ……………………………………………………………………………...
37
2-6 スペイン……………………………………………………………………………….
46
2-7 日本(参考)…………………………………………………………………………..
55
2-8 センシティブ産業の特定 …………………………………………………………...
64
2-9 主な競争優位産業・センシティブ産業の国際比較 ………………………………
72
2-10 まとめ ……………………………………………………………………………….
85
第 3 章 競争優位産業の背景
3-1 自動車 ………………………………………………………………………………...
88
3-2 鉄道 …………………………………………………………………………………...
100
3-3 金融サービス ………………………………………………………………………...
107
3-4 医薬品………………………………………………………………………………….
111
3-5 ファッション ………………………………………………………………………...
114
付録
付録-1 調査対象業種に関する基礎貿易統計データ
a. 自動車
b. 自動車部品
c. 医薬品
d. ファッション
e. 電気製品
付録-2 地域別・業種別直接投資データ
a. 対内・対内直接投資
b. 直接投資残高
第1章
調査概要
【Abstract】
第1章は、平成23年度「内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(欧州連
合との経済連携促進のための貿易投資動向調査)
」に関する事業概要を記載する。
・調査の背景
・調査目的
・調査方法
・調査団員
1
第1章
1-1
調査概要
背景
世界経済の成長を取り込み、産業空洞化を防止していくための不可欠の課題として、我が
国においては、
「包括的経済連携に関する基本方針」が2010年11月閣議決定され、同基本方
針に基づいて、世界の主要貿易国との間で高いレベルの経済連携の推進をはかるための必要
な取り組みがなされてきている。
日EU経済連携協定については、本年5月の日EU定期首脳協議において、交渉を開始する
ためのプロセスに合意され、現在、日欧政府間で、交渉の範囲等を定める協議が実施されて
いる。
我が国の対EU輸出において主要な品目である自動車や家電製品の一部には関税が賦課さ
れているが、本年7月のEU韓国FTA暫定発効や円高等もあり、欧州市場において、日本企
業は厳しい競争環境の下に置かれている。EU と我が国の間の経済・貿易の状況を2010年
の数字でみると、EUのGDPは世界の26% (米国23%, 中国9%, 日本9% )を占め、我が国の
貿易相手国の中で、中国、米国に次ぐ第3位の重要な相手国である。他方、EUの貿易相手
国中、我が国は第6位 (米国、中国、ロシア、スイス、ノルウエーに次ぐ) となっている。
我が国からEUへの主要輸出品は、自動車、電気機械、一般機械、精密機械、化学工業製品
等で、関税について、対EU輸出の34.8%が無税であった。EUから我が国への主要輸出品は、
化学工業製品、農林水産品、医療用品、一般機械、自動車、精密機械、電気機械等で、対日
輸出の69%が無税であった。 日本の産業界はEUの関税撤廃に関心があるが、EU側は日本
の非関税措置の撤廃に関心があることが明らかになっている。
1-2
調査目的
日 EU・EPA の交渉開始を実現し、交渉を進めるに当たっては、EU 主要加盟国(英・仏・
独・伊・西)における、貿易・投資動向を正確に把握・分析して、今後の協議に備えるこ
とが必要である。この要請に適切に対応し、関連統計情報の収集整理及び統計データの構
造分析(競争優位産業及びセンシティブ産業の特定等)を実施し、企業、業界団体に対す
るヒアリングを通じて、欧州企業が日本国内で展開するビジネスの主要成功事例の背景(各
種規制との関連等)を探ることが本調査の主眼(目的)である。 本調査結果は、日 EU・
EPA の交渉戦略を考える上での基礎資料(バックデータ)として活用されると理解し、必
要となる情報の内容と質を意識した。
2
1-3
調査方法
EU 主要加盟国(英・仏・独・伊・西)の競争優位産業を確認し、我が国産業界において
どのような影響を及ぼしているかを検証するために、以下の 2 つのアプローチを採用した。
アプローチ①
統計資料、文献、ウェブ等からデータを収集し、主に定量的な分析をすることにより、EU
主要加盟国(英・仏・独・伊・西)の競争優位産業及びセンシティブ産業を確認し、国内
外、対日本との貿易・投資に関する貿易構造の特徴や傾向等を分析する。
アプローチ②
欧州企業や関連団体へのヒアリングを通してビジネス成功事例を確認する。
ヒアリング対象企業については、業界団体や JETRO 等からの推薦を受け、経済産業省担
当部局と協議した上で決定した。
1-4
調査団員
総括には、CEPEA 調査案件でも業務主任を務めた黒田知幸(㈱国際開発センター RDI
部長)を起用し、FTA・EPA の投資・ルール分野に関する障壁事例に豊富な知見を有する
柴田洋二、経済統計分析、貿易・投資データ分析に関する有識者として久保勝平、高橋孝、
柴沼晃の 3 名を配置した。また、情報収集(多言語)に長けるペデレスチ メリッサ(西語
ネィティブ)を情報収集担当とした。
3
第2章
EU 主要加盟国の競争優位産業とセンシティブ産業
【Abstract】
本章では、品目やメーカーではなく「産業」を分析対象として、その競争力を考察した。
そのために、重要な指標は生産性であると考え、労働生産性(総労働時間で定義)と全要
素生産性(TFP)を用い、産業の国内地位を比較したり、生産性上昇率を比較したりして EU
主要 5 カ国の優位産業を特定した。
その結果は、以下のとおりである。
・英:輸送機械(自動車、鉄道車両、航空機など)、化学(製薬含む)、電気・電子、一般
機械、金融、運輸・通信
・仏:輸送機械、化学、電気・電子、一般機械、金融
・独:輸送機械、化学、電気・電子、一般機械、金融
・伊:輸送機械、化学、一般機械、繊維・アパレル・皮革(ファッション)
、金融、運輸・
通信
・西:輸送機械、化学、電気・電子、金融
4
第2章 EU 主要加盟国の競争優位産業とセンシティブ産業
2-1
分析のフレームワーク
【フレームワークのポイント】
・本章では品目やメーカーではなくセミ・マクロ的な「産業」
(業種)単位での競争優位を検討
する。その際重要な指標は生産性である
・生産性に基づく優位性には絶対優位と比較優位の 2 つの考え方がある。本章では主として比
較優位に着目し、絶対優位は補足的に用いる
・異産業同士を比較する際は労働生産性(労働時間で定義したもの)を用い、自業種の生産性
が時系列的に伸びているかどうかの判断には全要素生産性(TFP)を併用する
・データソースは EU-KLEMS である。これは EU 及び日米韓などの生産性を産業別に分析す
るための専門 DB である
2-1-1
「産業」の競争優位の考え方
ある特定のメーカーの特定の製品(群)についてなら、それが国際競争力を持つかどうか
は直観的に分かりやすい。
「マーケットシェア」や「上位企業」というのがそのイメージで
ある。しかし一国の「産業」
(業種)全体が競争力を持つかどうかはどのように考えればよ
いだろうか。これには大別して以下の二つの考え方がある。
① 産業規模(付加価値や雇用)と生産性に着目する考え方
国際競争力とは、結局は当該国においてその産業で実質所得と雇用を生み出すことがで
きるということであり、それが維持できるかどうかは当該産業の生産性の高さとその持続
的な改善に依存する。これは構造的、産業側面的、中長期的な見方である。
② 当該国の当該産業製品の世界売上高、輸出シェア、貿易収支などに着目する考え方
当該産業の生産量が多いかどうかよりも、それが世界市場で選別される品質かどうかを
重視する考え方である。これは直観的、企業側面的、短期的な見方である。
本章では、主として①の観点からの分析を試みる。それは①のほうが産業をより包括的に
捉えており、②よりも中小企業や労働者の動向が反映され易いなど、総じて経済政策との
親和性が高いからである。なお、上記①②の考え方は、もちろん相反するものではなく、
相互に補完的なものであり、競争力という本質を別角度から眺めたものにすぎない。
5
2-1-2
絶対優位と比較優位
(1)絶対優位
単純に絶対値としての生産性が高いものが「絶対優位」である。均質性が高いもの同士の
比較に有効で、同一の業種の中の異なる企業同士の比較などには向いている。通常、感覚
的な意味で「競争優位がある」と表現したときはこの意味を前提していることが多い。
しかし、業種や国家を跨いで比較する際は、そもそもの産業形態の違い(どれだけ人手を
要する形態か、どれだけ原材料を要する形態かなど)、数値(統計)のとり方の違い、通貨
単位の違い、商習慣の違いなど様々な要素に影響されるため、絶対優位を合理的に比較で
きるケースは実際はかなり限られる。
(2)比較優位
絶対値としての生産性の高低に関わらず、相対的な意味での生産性を比較して、優位であ
るものを「比較優位」という。
例えは、絶対的生産性としては A 国の x 産業が一生産要素あたり 100、y 産業が 80
(Ave=90)
、B 国では x 産業 90、y 産業 78(Ave=84)であったとする。A 国は両産業で「絶
対優位」をもつが、y 産業に関しては、A 国の 80 は Ave マイナス 10、B 国の 78 は Ave マ
イナス 6 で、B 国のほうが平均との比較では相対的に高水準ということになる。このとき B
国は y 産業に比較優位をもつという。
生産に必要な資源(例えば労力)が限られているとすれば、A 国は x 産業に、B 国は y 産
業にそれぞれ「産業特化」して、相互に「自由貿易」を行ったほうが全体として豊かにな
る場合がある。これがリカード以来の古典的な比較生産費説である。
この比較優位の考え方は、国家を越えて産業の優位性を比較するときや、一国マクロの生
産性(GDP 変化率など)が変動する中で時系列的に複数の業種の生産性を比較するときに
有効である。本章も基本的にこの考え方を用いて競争優位産業を特定してゆく。
(3)絶対優位性の比較と比較優位性の比較の意味
1) 絶対優位性の比較の意味
生産性の絶対値そのものを比較すれば、文字通りどちらがより効率的かを比較する意
味になる。しかし産業形態の違い、数値(統計)のとり方の違い、通貨単位の違い、商
習慣の違いなど様々な要素の影響で生産性の数値の意味は変わり得る。特に異なった産
業同士の比較や国家を跨いだ比較の場合には、単純比較可能でない場合が多いので注意
を要する。
2) 比較優位性の比較の意味
生産性の絶対値そのものでなく、当該産業の国内における相対的な生産性を比較した
場合、国内において他産業と比較している限り、その意味は(1)と変わらない。ただし当
該国全体としての平均的な生産性が大きく変動しているような状況では、例えは全産業
6
平均を毎年 100 に基準化すれば、各産業の優位性の変化をより安定的に理解することが
できる。
また、国家を跨いでの比較の際は、絶対優位の比較の場合とは全く意味が変わってく
ることに注意が必要である。相対的生産性の比較は、どちらが効率的かという意味には
ならない。どちらのほうが国内において生産性上の地位が高いのかを比較(当該国にと
って当該産業の“大切さ”を比較)するイメージになる。
2-1-3
優位性を特定するための指標
(1)相対的労働生産性
生産性指標の中で最も一般的なものは労働生産性である。本章では労働者数で産出額を除
す単純なやり方ではなく、従事者の総労働時間で除す指標を用いる。そのほうが単純な人
数割りよりも合理的と思われるからである。
また、異なった産業同士を長期間安定的に比較するために、ある国の全産業平均を毎年基
準化した上で各産業の労働生産性の推移をみる(相対的な労働生産性:下式)。これによっ
て、ある産業のその国での生産性の地位の推移をより安定的にみることができる。さらに
貨幣単位の違い等を越えて、例えば我が国と欧州諸国との比較も或る程度可能になる。
തതതതതത
Yi
Yi ⁄Li
i 産業の相対的労働生産性: ൬ ൰ ≡
(Y:付加価値,L:総労働時間)
∑ Yi
Li
൘∑ L
i
(2)全要素生産性上昇率(TFP)
現代経済における生産性は、労働生産性や資本の生産性(設備的な意味での生産性)のよ
うな古典的な意味での生産性だけでなく、ICT を含めた情報活用、技術進歩、ブランド価
値上昇その他多くの要素に影響される。
それらの要素による生産性を表す指標に全要素生産性(TFP)がある。これは生産性その
ものではなく生産性の伸び率を意味することが多く、簡単にいうと労働投入(量)の伸び
率にも資本投入(量)の伸び率にも帰すことができない、何らかの要因による生産性の上
昇という意味である(下式)。「何らかの要因全て」であるので、必ずしも情報活用、技術
進歩、ブランド価値などだけではなく、例えばバブルによる高価格嗜好の高まりなども TFP
上昇に算入されてしまうことがある。しかし TFP は、特に経済成長率を考える際に重要と
されている指標である。
7
本章では、産業間の比較においては主として前述の相対的生産性を用いる(補足的に絶対
生産性も用いる)が、当該産業の競争力自体が経年で高まっているかという時系列推移を
みる際に TFP を活用する。
付加価値 Y を生み出す関数関係(生産関数)
:Y = F(K, L )
対数変換して Taylor 展開で一次近似:lnY = lnF(0) +
Y: 付加価値, K: 資本, L: 労働
∂lnF
∂lnF
lnK +
lnL
∂lnK
∂lnL
定数をパラメーターに置換:lnY = lnA + αlnK + βlnL (コブ・ダグラス型生産関数の対数展開)
dYൗ
dAൗ
dKൗ
dLൗ
dt
dt
dt
dt
時間変数で微分:
=
+α
+β
Y
A
K
L
dAൗ
dY
dK
dL
dt = ൗdt − ൭α ൗdt + β ൗdt൱
TFP:
A
Y
K
L
8
2-1-4
EU-KLEMS データベースと生産性分析
(1)EU-KLEMS データベース(http://www.euklems.net/index.html)とは
EU 各国のみならず欧州全域及び日本、米国、韓国などを含む世界 31 カ国に関し、業種
別の生産性比較を主要な目的として、各国の経済統計データが収集・加工されたデータベ
ースである。European Commission によって資金援助され、無料で誰でもアクセスできる。
なお、日本側のデータ・パートナーは JIP データベースを所管する RIETI である。
KLEMS とは、それぞれ capital (K), labor (L), energy (E), material (M), service inputs
(S)であり、インプット情報を要素ごとに分解した形でデータ整理されている点に大きな特
徴がある。一般に生産性分析は数値の変動が大きく、産業分類の相違、統計作成方法の相
違に大きく影響されるだけでなく、細かなレベルでどの項目をコストとみなし、どれをア
ウトプットとみなすか等の取り扱いによって無数の「正しい指標」が算出され得る。よっ
て合理的な国際比較は非常に困難であった。その中でも、特にインプット情報の取り扱い
は最も難しい課題であった。
EU-KLEMS はまさにその課題解消を目的としており、先進国間で業種別生産性比較を行
う上での野心的データベースである。また、全要素生産性(TFP)そのものも、既に研究
者による計算値が各国・各業種別に収録されている。これも大きな利点である。
以上の理由により、本章の各国データは、特に断わらない限り全て EU-KLEMS データ
ベースを使用する。
(2)データの年次及び業種区分について
1) EU-KLEMS の最新年次
EU-KLEMS データベースの最新データは 2006 年又は 2007 年である(最新リリース
2009 年)
。業種ごとの生産性算出は専門的かつ膨大な作業であり、限られた専門家によ
る集計に相応の年数を要しているということであろう。
2) 生産性の把握に合理的な年次の条件
生産性の数値は一般に変動が大きい。特に産業別、さらにその内訳としての業種別に
みていく場合は尚更である。よってそれら産業・業種間の生産性を合理的に判断し、競
争優位を特定するためには、なるべく定常的な年次を少なくとも 5 年程度、中期的なス
パンでみることが望ましい。
しかし 2008 年秋のリーマンショックを契機とする世界金融危機によって、世界的に
多くの経済統計データが極端に撹乱されてしまった。したがって特に構造分析に関する
限り、2008 年と 2009 年を含む経済データは利用に不向きとなっている。
よって 2007 年までの分析というのは現在(2012 年 3 月)からみればかなり古いよう
に感じられるが、構造的な意味での産業別・業種別競争優位に関心を置く本章の趣旨と
しては十分許容可能であり、むしろリーマンショックによる撹乱に影響されないという
9
意味で合理性をもった対象年次といえる。
3) 業種区分
EU-KLEMS の区分に従うと、日本の産業分類でいう 2 桁区分(食品業、化学、電気・
電子、一般機械、輸送機械といった区分)となる。商品的な分類と比べるとかなり粗い
が、産業競争力を示す生産性指標の算出においては、生産に要したインプット(原材料、
設備、労力)を商品単位で分離(例えば生産ラインごとに分離)して把握することは困
難である。特に近年比重が大きくなっている間接部門(本社機能、マーケティング部門
など)や金利コストの取り扱いが問題であり、統計に頼る以上、商品イメージでの生産
性産出は不可能である。
このような意味でのデータベース的な制約に加え、生産性指標の安定性・比較性を保
つ上でも、2 桁区分でやむを得ないと思われる。
10
2-2
英国
【英国主要産業のポイント】
は国内優位産業と判定したもの。*は注目点
付加価値額の大きい産業
実質相対生産性 ’07
TFP 上昇率 ’07
上位主要産業
対全産業%
全産業平均=100, 傾向
1995=100, 傾向
全産業
ビジネス・サービス
22.4
115
↓
‐
‐
製造業(全)
12.4
141
↑
124
‐
卸売小売
11.5
79
→
‐
‐
金融
8.4
206
↑
*
‐
‐
運輸・通信
7.1
166
↑
*
‐
‐
製造業内訳 食品業
1.8
134 →
103
→
→
ハルプ・製紙
1.6
122 →
104
↑
↑
化学
1.5
293
*
133
電気・電子
1.4
221
↑
*
176
↑
*
鉄鋼・金属
↑
↑
1.4
115
133
輸送機械
↑
↑
1.2
152
*
123
一般機械
↑
↑
1.0
136
*
136
*
他注目 繊維・アパレル・皮革
0.4
105 ↑
152
↑
*
注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない
注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案
2-2-1
英国の競争優位産業
(1)業種別付加価値(名目)
1) 産業大区分(図 2-2(1))
先ず国力の源泉である付加価値がどのような産業によって生み出されているか、製造
業以外の分野を含めてごく単純に概観する。
2007 年の付加価値額(名目)でみると、製造業の割合は日本に比べてかなり低く(図
2-7(1)参照)、金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業の比重が大きい。
金融街・シティーを有するという特殊要因や、欧州以外の地域の企業にとって英国は欧
州ビジネスの拠点(統括支社的位置付け)となってきたという特徴が表れている。
2) 製造業の産業中区分(図 2-2(2))
EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。
あくまでも製造業内での相対的な大小であるが、電気・電子関連、輸送機械(自動車、
鉄道車両、航空機)は比率が高い。これらはロールス・ロイスや MINI などに代表され
る自国自動車(現在は他国メーカーへの系列化が進んでいる)や鉄道産業、防衛産業な
どの伝統を基軸としつつ、日米独の生産メーカーが進出している影響が大きい。製薬(例
えばグラクソ・スミスクラインなどがある)を含む化学部門もポーションが大きい。
食品産業の比率が高いのも目立つが、英国はそもそも製造業全体のポーションが日本
やドイツほど大きくないため、必需財的な食品業の位置付けが相対的に高くなる。
11
一方、物価(図 2-2(3))は、電気・電子部門に比較的大きな下落が見られるものの、
日本の場合(図 2-7(3))ほど極端ではない。電子や自動車など付加価値額の大きい部門
が値下がりに直面するという基本的構図はあるものの、日本が直面しているほど厳しく
はなく、リーマンショックまで欧米経済は総じてインフレ基調にあり、製造品の値崩れ
にさほど神経質になる環境ではなかったと推察できる。
(2)比較労働生産性(図 2-2(4))
1) 意味
これらを踏まえ、英国産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認する。
なお、相対的比較労働生産性の意味は、各業種の労働時間あたり付加価値額を各年の全
産業平均を 100 に基準化した上で求め、平均からの距離として国内産業間の生産性の比
較優位をみるものであった。よって経年変化は各業種の生産性の変化そのものではなく、
その時点での平均的な生産性水準からの距離の変化(比較優位度の変遷)となる。また、
各業種は産業規模に大きなばらつきがあり、かつ元来人手を要する産業とそうでない産
業といった違いもある。よってこの指標が総労働時間を分母とするものである以上、解
釈に注意が必要な場合がある。
2) 上位業種
エネルギー関連部門は価格変動が激しく、かつ装置産業であるため労働生産性が高く
算出され易いという要素を割り引く必要があるが、一貫して高い推移となっている。化
学は付加価値額も大きく相対的な生産性も高い。電気・電子関連も特に 2000 年以降製
造業平均との距離を広げており、全産業平均と比べて 2 倍以上の労働生産性がある。こ
れらは国内製造業における相対的な意味での競争力が高い業種という意味になる。
3) 上位以外の業種
上位以外の業種(図 2-2(5))についてみると 輸送機械(ボリュームとしては自動車
が大と思われる)が生産性が高く、一般機械や食品産業も高い。繊維産業も 100 を越え
ており、英国の場合、軽工業の中にも平均的な生産性を上回る業種が存在している。一
方、木材やゴム・プラスチック産業などは自国の平均的な生産性を大きく下回っている。
総じて、軽工業部門を含めて 2003 年以降上昇傾向(全部産業平均との距離を詰める
又は広げる)であることが日本(図 2-7(5))と比べて大きく異なる点である。IT バブル
崩壊後リーマンショックまでは比較的長期の好景気を謳歌できていたという表れだろ
う。
12
2-2-2
技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率)
(1)意味
各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系
列方向での変化をみる指標として全要素生産性(TFP)上昇率を用いる。TFP の意味は、
労働投入と資本投入以外の変化による付加価値上昇率、すなわち技術力やブランド力など
に代表される諸要素による生産性の上昇であった(2-1-2参照)
。
(2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-2(6))
最初に変化幅が大きい業種を確認する。
先ず、電気・電子関連は日本(図 2-7(6))ほどではないが生産性を高めている。また、英
国に特徴的なこととして、繊維・アパレル・皮革関連の TFP が一貫して上昇していること
が挙げられる。これらのアウトプット価格には極端な下落が見られないこともあり(図
2-2(3))
、これはブランド力の上昇と解釈できるかもしれない。
素材産業は変動幅が大きいが、これは市場価格の変動による撹乱の影響と思われる。しか
し、原材料価格の上昇を受けて一貫して低下傾向であった我が国素材産業の TFP(図 2-7
(6)
)とは異なり、英国の素材産業の TFP は 2004 年以降上昇基調に転じている。これは
北海油田や BP など、同国の素材産業は歴史的に上流部分を含めて支配力をもっているため、
近年の世界的なエネルギー価格上昇でも、コスト増だけでなくメリットを受ける側面も合
わせ持っているということだろう。
(3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-2(7))
一般機械や化学の上昇率が大きく、鉄鋼なども生産性を伸ばしていることが分かる。輸送
機械も生産性を上げている。これらの業種が英国製造業 TFP の主要な部分を占めており、
同国が 2000 年代以降生産性を回復させてきたという流れを形成している。
食品業や木材などの軽工業は全産業平均の伸び率を下回るが、方向としては回復方向であ
る。TFP の直接的な解釈としては、これら部門でも技術的進展やブランド価値上昇の効果
が一定程度存在することを示す。しかし全ての業種で生産性上昇率の方向性が揃っている
ということは、むしろ経済全体を支配する趨勢的な動き、すなわちこの期間(2003 年~2007
年)の好景気という要素が無視できず、それが各業種の TFP 上昇率に反映されている影響
も大きい。一般的に好景気、つまりモノの売れ行きがよいときは、労働投入や生産環境整
備(資本投入)による要因以上にアウトプット価格や付加価値額が高く付き易く、それが
TFP の上昇にカウントされるからである。
13
2-2-3
製造業分野以外の競争力
製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する(図
2-2(8))
。
装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)が労働
時間当たり生産性が著しく高くなるのは各国共通だが、鉱業(これも装置産業に含まれる)
もそれと同じくらい他産業に比べて圧倒的に生産性が高い。英国の資源賦存状態と鉱業の
歴史に関係があるのだろう。
それらを除くと、やはり金融部門の生産性が一貫して全産業平均の 1.5 倍~2 倍と高く、
同国における金融部門の比重の大きさがよく分かる。また、運輸・通信サービスの生産性
も相対的にかなり高い。これらは欧州各国にも共通している。
人手を要する部門で労働生産性の数値が悪くなるのは或る意味で当然であり、各国間でも
共通している。各部門の全産業平均からの距離や推移も日本などと良く似ているが、農業
の生産性の位置付けが高い。これも我が国との明瞭な違いの一つといえる。その他、卸・
小売部門が安定的に全産業平均との生産性ギャップを埋めつつある。ドイツにも、これよ
りやや弱いものの同様の傾向が見られる。
2-2-4
英国に関するまとめ
英国は世界に先駆けて産業革命に成功し、大英帝国を中心に 20 世紀前半まで世界経済を
支配した。しかし戦後はアメリカ経済にその座を奪われ、さらに 50 年代から 80 年代にか
けての西側世界全体の「高度成長期」にも大陸欧州や日本に大きく後れをとった。
しかしサッチャー政権によるマネラリスト的自由主義とサプライサイド重視の競争政策
導入を契機に、金融街・シティーを中心としたサービス経済化への転換をはじめ、製造業
でも各国資本を積極的に受け入れるなど産業構造改革が進んだ。さらに EU 統合には、政
治的には一線を画しつつも、市場・統合には積極的に参加し、大陸欧州市場との取引を拡
大させてきた。これらの取り組みは 90 年代後半から 2000 年代に至って徐々にその効果を
発揮し、リーマンショックに至るまで、産業競争力は回復基調にあったと言われる(それ
がサッチャリズムによる直接的な効果かどうかには議論がある)
。
企業に着目すれば、英国にルーツをもつ名門は数多く、世界トップクラスの自己資本をも
つ銀行群をはじめ、ロールス・ロイスやローバーといった伝統的自動車メーカー(現在は
他国メーカーへの系列化が進んでいる)、ボーダフォン(通信)、グラクソ・スミスクライ
ン(製薬)などのほか、北海油田や旧植民地諸国のネルギー資源に裏付けられた BP などの
エネルギー企業も強みをもつ。ただし英国の企業は歴史的に早くからグローバル展開して
世界的にビジネスを営んでおり、英国「出身」企業の動向は必ずしも英国経済と直接連動
していないことに注意が必要である。
14
以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上
昇率といった経済データの観点からは、以下のようなことが理解された。
・英国は現在では金融、ナレッジ・ビジネス、運輸・通信などのサービス部門の比重が特
に高く、工業製品の付加価値に頼る度合いは高くない
・第 2 次産業としては、鉱業・エネルギー系の産業の優位性が高く(ただし産業比率は大
きくない)
、製造業では化学(製薬含む)
、電気・電子関連、輸送機械(自動車、鉄道車両、
航空機など)が比較的規模も大きく、生産性も相対的に高い
・IT バブルの回復からリーマンショックまで欧米で全般的に好景気が続いた影響を受けて
おり、軽工業でもパフォーマンスを高めている業種がある。中でも繊維・アパレル・皮革
は全産業平均よりも生産性が高くなっており、近年の生産性の伸び率も大きい
・製造業以外の産業は、金融部門はもちろんのこと運輸・通信の優位性も高い。また農業
の地位も日本ほど低くない
15
2-2-5
英国に関する図表
※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成
0
AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING
MINING AND QUARRYING
TOTAL MANUFACTURING
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
CONSTRUCTION
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
HOTELS AND RESTAURANTS
TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION
FINANCIAL INTERMEDIATIO N
REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES
PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY
EDUCATION
HEALTH AND SOCIAL WORK
OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES
PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS
40,000
百万英ポンド(名目)
120,000 160,000 200,000 240,000 280,000 320,000
80,000
0.8%
2.6%
12.4%
1.7%
6.6%
11.5%
2.9%
7.1%
8.4%
22.4%
5.1%
6.0%
7.3%
4.7%
0.4%
図 2-2(1) 英国:産業別付加価値額(名目)2007 年
0
5,000
10,000
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC META
16
15,000
20,000
25,000
400
350
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
326
Coke, refined petroleum and
nuclear fuel
300
293
250
Chemicals and chemical
221
200
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
150
141
100
TOTAL MANUFACTURING
50
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-2(4) 英国:相対的生産性上位業種
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
160
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
152
141
140
141
136
TRANSPORT EQUIPMENT
OTHER NON-METALLIC MINERAL
TOTAL MANUFACTURING
134
122
120
MACHINERY, NEC
115
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
105
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND
PUBLISHING
100
80
95
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
76
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
Rubber and plastics
59
60
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
WOOD AND OF WOOD AND CORK
40
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-2(5) 英国:業種別相対的生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
17
180
176
TFP上昇率(95年=100)
160
152
140
124
120
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
TOTAL MANUFACTURING
105
100
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
99
80
60
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
TOTAL INDUSTRIES
Coke, refined petroleum and
nuclear fuel
図 2-2(6) 英国:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100)
140
MACHINERY, NEC
TFP上昇率(95年=100)
136
133
133
131
130
124
Chemicals and chemical
BASIC METALS AND FABRICATED
METAL
OTHER NON-METALLIC MINERAL
123
120
TOTAL MANUFACTURING
112
TRANSPORT EQUIPMENT
110
105
Rubber and plastics
105
103
100
104
99
90
MANUFACTURING NEC;
RECYCLING
TOTAL INDUSTRIES
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING
AND PUBLISHING
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
80
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
WOOD AND OF WOOD AND CORK
図 2-2(7) 英国:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100)
18
各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100)
800
MINING AND QUARRYING
600
547
400
399
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
200
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
250
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
FINANCIAL INTERMEDIATION
206
TRANSPORT AND STORAGE AND
COMMUNICATION
200
TOTAL MANUFACTURING
166
150
141
REAL ESTATE, RENTING AND
BUSINESS ACTIVITIES
AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY
AND FISHING
115
100
81
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
79
68
58
50
51
COMMUNITY SOCIAL AND PERSONAL
SERVICES
CONSTRUCTION
HOTELS AND RESTAURANTS
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-2(8) 英国:産業別比較生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
19
2-3
フランス
【フランス主要産業のポイント】
は国内優位産業と判定したもの。*は注目点
付加価値額の大きい産業
実質相対生産性 ’07
TFP 上昇率 ’07
上位主要産業
対全産業%
全産業平均=100, 傾向
1995=100, 傾向
全産業
ビジネス・サービス
28.6
163
↓
‐
‐
製造業(全)
12.3
125
↑
126
↑
卸売小売
10.0
81
↓
‐
‐
運輸・通信
6.4
144
↑
‐
‐
金融
4.7
177 ↑
*
‐
‐
製造業内訳 鉄鋼・金属
2.0
91
→
103
→
食品業
1.7
80
↓
98
→
電気・電子
1.3
179
↑
↑
*
*
161
輸送機械
1.3
128 →
→
*
121
1.2
278
化学
↑
*
112
↑
1.2
129 ↑
*
一般機械
162
↑
ゴム・プラスチック
0.7
240
↑
*
240
↑
繊維・アパレル・皮革
0.4
99
↑
138
↑
注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない
注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案
他注目
2-3-1
*
*
フランスの競争優位産業
(1)業種別付加価値(名目)
1) 産業大区分(図 2-3(1))
英国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。
2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 12.3%と、英国同様日独に比べて低
いが、その分金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業の比重が高くなっ
ている。フランスは伝統的に管理部門の力が強く、これは公的部門の比率の高さ(7%
超)にも表れているが、官僚に限らず産業全体でホワイトカラー上位の構造をしている
姿が見える。
一方でフランスは農業大国という印象も強い。事実、絶対額としては EU 中最大であ
り、フランスにとってだけでなく国際的にも重要な産業である。農林水産業の比率も確
かに西欧諸国の中では高い。しかし、それとて比率としては 2.2%にすぎず、国内産業
の中で必ずしも優位産業という訳ではない。
2) 製造業の産業中区分(図 2-3(2))
EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。
元々製造業の比率が高くない中での相対的な大小比較となる。
金属・鉄鋼が大きく、続いて必需部門としての食品業、それ以外は電気・電子関連、
輸送機械(自動車、鉄道車両、航空機)、一般機械、化学などの比率が比較的高い。こ
20
れらはプジョーなどの自動車メーカーや、TGV に代表される鉄道技術、エアバスなど
の航空機産業はじめ、原子力に関連した先端科学産業などの反映と思われる。
一方、物価(図 2-3(3))は、この期のエネルギー価格の急激な上昇以外はあまり目立
った傾向はない。電気・電子及びゴム・プラスチックに比較的大きな価格下落が見られ
る程度である。英国同様、自国の産業比重が大きな分野で極端な価格下落傾向には晒さ
れていない。
(2)比較労働生産性(図 2-3(4))
1) 意味
これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す
る。相対的比較労働生産性の意味は、英国の節又は2-1節と同様である。
2) 上位業種
エネルギー関連部門は価格変動が激しく、かつ装置産業であるため労働生産性が高く
算出され易いが、これは各国共通である。それ以外で安定的に生産性が高いのは化学分
野である。化学関連生産は欧州 2 位、世界 5 位(2009 年のフランス大使館 web 情報)
であり、同国の優位産業といえる。ゴム・プラスチックも規模は大きくないが生産性は
高く、これも業種としての性質は化学分野に近いかもしれない(後者の例はタイヤ産業
のミシュランなどが考えられる)
。また電気・電子関連も全産業平均の 1.8 倍の労働生
産性となっている(企業例としては MP3 の開発に関わったトムソン SA などがある)。
3) 上位以外の業種
上位以外の業種(図 2-3(5))についてみると 輸送機械(自動車産業、鉄道車両も含
まれる)
、一般機械が生産性が高く、これらと先述の上位業種とで製造業平均の生産性
上昇のトレンドを形成していることが分かる。
100 を下回るのは食品業や金属・鉄鋼などである。金属・鉄鋼は付加価値総量は大き
いが生産性的にはほぼ産業平均という姿であり、これはイタリアなどとも似た傾向であ
る。
繊維・アパレル・皮革のファッション系の生産性は従来から相対的に低い状態が続い
ていたが、2002 年以降その差を急激に縮めている。この推移は英国と似ており、これ
ら 2 カ国よりは弱いがドイツにもその傾向がある。
総じて、軽工業部門を含めて持続的な斜陽傾向を示す産業はない。これも 2003 年以
降リーマンショックまでの長期の欧州好景気の反映かもしれない。
21
2-3-2
技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率)
(1)意味
各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系
列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表
される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2)
。
(2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-3(6))
最初に変化幅が大きい業種を確認する。
先ず、エネルギー関連とゴム・プスチック産業だが、これは価格変動要因が大きいと考
えられる(前者は乱高下、後者は値下がり)
。電気・電子はそれらよりは安定しており、95
年当時から 1.6 倍となっている。また、繊維・アパレル・皮革関連も一貫して TFP が上昇
している。これも英国の場合と同様アウトプット価格に下落が見られないことから、ブラ
ンド力の上昇と解釈できるかもしれない。
(3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-3(7))
フランスの場合は業種ごと及び業種内でも英国やドイツよりばらつきが大きいが、輸送機
械(自動車、鉄道車両、航空機)は概ね高い生産性上昇を維持していると捉えてよい。化
学も、低迷期はありつつも 2005 年以降力強い生産性上昇トレンドを示している。
食品業と金属・鉄鋼は全産業平均の伸び率を下回るが、そもそも製造業全体での TFP が
好調であるので、悲観的な停滞イメージを示す動きにはなっていない。これも経済全体を
支配する趨勢的な動き、すなわちこの期間(2003 年~2007 年)の好景気が大きかろう。
2-3-3
製造業分野以外の競争力
製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する(図
2-3(8))
。
装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は別扱
いとして、やはり金融や運輸・通信部門の生産性が相対的に高く、かつさらに高まる動き
がある。また、不動産・リース・その他ビジネスサービスのいわゆるホワイトカラー部門
は、相対的に下がってきているものの、その地位は依然高い。この状況はドイツと似てい
る。製造業部門トータルでは安定してほぼ直線的に相対的地位を高めている。
人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門は期間を通じて全産業平均とほ
ぼ一定の距離を保ちつつ低位で推移している。英国、ドイツもこの状況は同じであり、こ
れらの部門がなかなか効率を上げにくいことの表れである(注:本指標は「労働」生産性
であるため)。我が国もこの傾向は同じであるが、やはり産業としての農林水産業の地位
(2007 年の相対生産性 55)は日本と比べて相当高いといえる(日本は同 32)。
22
2-3-4
フランスに関するまとめ
フランスは第二次大戦の戦禍が大きく、ナチス・ドイツからの解放を指揮したド・ゴール
のカリスマ性と不可分の形で強力な「上からの統制」を通じて国家の立て直しを図ってき
た。それはディリシズム(国家主導主義)の伝統などとも呼ばれている。
一方、経済路線では「第三の道」と称し、自由主義でも社会主義でもない独自の道を歩む
スタンスを掲げ、特に米国に対して一定の距離をとる政策を実行してきた。その気概は、
90 年代に至ってドイツと共に EU 統合を実現するための大きな推進力になった。
産業面では、金融・保険、電力、運輸、国防産業などの分野で依然として政府が大きな影
響力を有し、国家資本主義の色彩が濃い。しかしその中から航空産業のエアバスが誕生(現
在は欧州 4 カ国の国際共同会社)したり、鉄道や原子力産業、化学産業などに高度な技術
力を保持するに至っている。
製造業以外でもアクサ(金融・保険)、カルフール(小売)、フランス・テレコム(通信)
などの有名企業を有し、文化の面でも、例えばパリにはファッションや料理などの面で独
特の世界的競争力がある。観光産業も EU 中最大規模である。
先の世界金融危機とそれに引き続くユーロ危機では金融部門を中心にダメージを受けた
が、共通通貨ユーロと欧州秩序の維持のため、自国本位に陥らない主導的役割を果たすべ
き立場にある。自国経済の立て直しと EU 内でのリーダーシップ発揮という二つの役割を
同時に進める難しい舵取りに直面している。
以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上
昇率といった経済データの観点からは、以下のようなことを抽出できる。
・金融、ナレッジ・ビジネスなどのサービス部門の比重が高く、伝統的管理主義に根差し
たホワイトカラー部門優位も垣間見える。工業製品の付加価値に頼る度合いは英国同様高
くない
・製造業では金属・鉄鋼、電気・電子、輸送機械(自動車・鉄道車両、航空機)
、一般機械、
化学などが大きな業種だが、生産性と兼ね合わせて考えると、化学、電気・電子、輸送機
械、一般機械が相対的に優位性をもつと考えられる。
・IT バブルの回復からリーマンショックまで欧米で全般的に好景気が続いた影響を受け、
軽工業でもパフォーマンスを上げている業種がある(繊維・アパレル・皮革といったファ
ッション関連やパルプ・製紙など)
・製造業以外の産業は、金融部門はもちろんのこと運輸・通信の優位性も目立つ。また農
業の地位も日本ほど低くない。ただし、フランスの農業は他国の農業との比較の意味では
規模が大きいが、他産業との比較の意味では優位産業という訳ではない
23
2-3-5
フランスに関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成
0
AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING
MINING AND QUARRYING
TOTAL MANUFACTURING
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
CONSTRUCTION
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
HOTELS AND RESTAURANTS
TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION
FINANCIAL INTERMEDIATION
REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES
PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY
EDUCATION
HEALTH AND SOCIAL WORK
OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES
PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS
100,000
200,000
300,000
百万ユーロ(名目)
500,000
600,000
400,000
2.2%
0.1%
12.3%
1.6%
6.3%
10.0%
2.4%
6.4%
4.7%
28.6%
7.4%
5.3%
8.5%
3.6%
0.6%
図 2-3(1) フランス:産業別付加価値額(名目)2007 年
0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
百万ユーロ(名目)
35,000
40,000
1.7%
0.4%
0.2%
0.9%
0.3%
1.2%
0.7%
0.5%
2.0%
1.2%
1.3%
1.3%
0.5%
(%は全産業比)
図 2-3(2) フランス:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年
0.0
50.0
100.0
物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100)
150.0
200.0
250.0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
図 2-3(3) フランス:製造業の 2007 年の物価(95 年=100)
24
600
500
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
Coke, refined petroleum and nuclear
fuel
Chemicals and chemical
400
319
300
278
Rubber and plastics
240
200
179
100
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
125
TOTAL MANUFACTURING
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-3(4) フランス:相対生産性上位業種
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
160
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
MACHINERY, NEC
150
TRANSPORT EQUIPMENT
140
OTHER NON-METALLIC MINERAL
129
128
130
125
126
119
120
111
TOTAL MANUFACTURING
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND
PUBLISHING
110
WOOD AND OF WOOD AND CORK
99
100
90
91
80
80
82
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
70
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
60
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-3(5) フランス:相対別比較生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
25
240.0
(2001年275.3)
Rubber and plastics
240.0
TFP上昇率(95年=100)
MACHINERY, NEC
220.0
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
200.0
180.0
161.9
161.1
160.3
160.0
157.5
140.0
120.0
WOOD AND OF WOOD AND CORK
Coke, refined petroleum and nuclear
fuel
137.8
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
126.0
107.6
TOTAL MANUFACTURING
100.0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
TOTAL INDUSTRIES
図 2-3(6) フランス:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100)
140.0
TFP上昇率(95年=100)
TOTAL MANUFACTURING
TRANSPORT EQUIPMENT
130.0
126.0
121.2
120.0
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING
AND PUBLISHING
116.3
OTHER NON-METALLIC MINERAL
115.1
111.6
110.0
107.6
Chemicals and chemical
109.7
102.5
100.0
MANUFACTURING NEC;
RECYCLING
98.1
TOTAL INDUSTRIES
90.0
BASIC METALS AND FABRICATED
METAL
80.0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-3(7) フランス:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100)
26
各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100)
400
350
357
300
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
250
200
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
200
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
FINANCIAL INTERMEDIATION
177
180
REAL ESTATE, RENTING AND
BUSINESS ACTIVITIES
160
163
TRANSPORT AND STORAGE AND
COMMUNICATION
144
140
127
120
125
100
MINING AND QUARRYING
TOTAL MANUFACTURING
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
81
80
71
60
COMMUNITY SOCIAL AND
PERSONAL SERVICES
59
55
CONSTRUCTION
50
40
AGRICULTURE, HUNTING,
FORESTRY AND FISHING
20
HOTELS AND RESTAURANTS
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-3(8) フランス:産業別比較生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
27
2-4
ドイツ
【ドイツ主要産業のポイント】
は国内優位産業と判定したもの。*は注目点
付加価値額の大きい産業
実質相対生産性 ’07
TFP 上昇率 ’07
上位主要産業
対全産業%
全産業平均=100, 傾向
1995=100, 傾向
全産業
ビジネス・サービス
25.4
180
↓
*
‐
‐
製造業(全)
23.6
119
↑
130
↑
卸売小売
10.1
74
→
‐
‐
運輸・通信
5.7
118
↑
‐
‐
建設
4.1
59
↓
‐
‐
金融
4.0
128 ↑
*
‐
‐
4.0
164
↑
*
145
↑
製造業内訳 輸送機械
*
一般機械
3.8
109 →
116
↑
電気・電子
3.6
167
↑
*
191
↑
*
3.3
98
115
鉄鋼・金属
→
↑
2.4
241
*
159
化学
↑
↑
*
1.7
59
101
食品業
↓
→
他注目 繊維・アパレル・皮革
0.4
89
↑
143
↑
注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない
注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案
2-4-1
*
ドイツの競争優位産業
(1)業種別付加価値(名目)
1) 産業大区分(図 2-4(1))
各国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。
2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 23.6%と、日本の 21.2%と並んで先
進国中最高の水準である(注:統計の種別・項目、年次などによっては日本のほうが高
く出ることもある)
。一方で金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業の
比重もフランス同様高い。それ以外では建設産業の比率が英仏日よりやや低いことが特
徴である。
言うなれば、製造業とホワイトカラー部門以外の産業での発生付加価値が相対的に小
さいということであり、産業全体の姿として、製造業においても第三次産業においても、
高付加価値部門に集中特化している経済構造という解釈が可能である。
2) 製造業の産業中区分(図 2-4(2))
EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。
製造業の比率が極めて高く、一般機械、電気・電子、輸送機械(自動車、鉄道、航空
機)といった部門の地位が高い。これらは英仏よりも日本に良く似た構造である(ただ
し日本には航空機はほとんどない)
。また、金属・鉄鋼は日本の比率(図 2-7(2)での Basic
と Fabricated の計)とほぼ同じだが、化学が大きいのはドイツの特徴である。
28
ドイツの場合、これらをイメージするのは他の欧州諸国よりも容易である。すなわち、
BMW、ダイムラー、アウディーといった世界的な高付加価値自動車メーカー群、シー
メンスなどの総合電機メーカー、バイエルなどの巨大製薬会社など、世界にその名を知
られた有名企業を数多く有しているからである。
物価も安定している(図 2-4(3))。この期のエネルギー価格の急激な上昇も、ドイツの
場合政策によって他国より小幅な変動に抑え込んでいる。自国の産業比重が大きな分野、
特に電気・電子部門で極端な価格下落傾向がないのは、我が国に比べてドイツの大きな
強みであるように見える。
(2)比較労働生産性(図 2-4(4))
1) 意味
これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す
る。相対的比較労働生産性の意味は2-1節及び英仏と全く同じである。
2) 上位業種
エネルギー関連部門は価格変動が激しく、1997 年~98 年にかけて税制による変動も
加わった。これを除いて安定的に生産性が高いのは化学分野であるが、全産業平均から
の距離は英仏日と比べてやや小さい。これはドイツの場合、元々国全体としての生産性
が高いことが関係していると見られる。
電気・電子も高く、その数値の傾向は化学と同様である。電気・電子の生産性が相対
的に高いのは各国共通であるが、ドイツの場合他の国とその意味が全く異なることに注
意が必要である。すなわち、ドイツの電気・電子は名目額でフランスの 3 倍以上の規模
がある。それが国内全産業平均の生産性からの距離をさらに広げているということは、
競争力という意味において、単なる生産性数値が示す以上の大きなインパクトをもって
いるということである。
3) 上位以外の業種
上位以外の業種(図 2-4(5))についてみると 輸送機械(自動車産業、鉄道車両、航
空機など)が突出して高い。近年、中国を含めた東アジア勢がコンシューマー・エレク
トロニクス方面で世界的な存在感を高めている中、伝統的な工業立国は家庭汎用品の中
では最も価格の高い自動車産業に、いわば逆シフトしてきた経緯がある。それは我が国
だけでなくドイツにもみられる現象のようである。
ドイツの場合、食料品や木材など、軽工業分野の一部に明瞭な停滞群がみられ、これ
は英仏とは異なった形状である。この事実もドイツが高生産性分野に産業特化している
傾向を示しているとみることができる。ちなみに我が国の場合、ドイツのように停滞
「群」としての塊がみられる訳ではないが、特定の軽工業業種が明瞭に右肩下がりにな
っており、成長業種と斜陽業種の方向性がはっきりしている。これらの点からも日独の
類似性を認識することができる。すなわち、産業構造と付加価値発生業種が類似してい
るため、共通のグローバル経済環境下にあって、とり得る選択が自ずと似てくるという
29
ことである。
2-4-2
技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率)
(1)意味
各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系
列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表
される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2)
。
(2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-4(6))
最初に変化幅が大きい業種を確認する。
1997 年~98 年の税制改正に強く撹乱されたエネルギー関連は除き、電気・電子と化学の
生産性上昇が目立つ。これらは現象としては英仏と共通だが、産業規模の点において、そ
のインパクトが全くことなることは既述のとおりである。電気・電子が国内平均の 1.9 倍、
化学が 1.6(いずれも 95 年比)である。
(3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-4(7))
製造業平均でも 130.3 という力強い伸びを示しており、巨大産業である自動車の伸びがそ
れを牽引している。もう一つの主要産業である一般機械はそれよりかなり低位だが、2004
年以降急速な上昇トレンドを示している。近年の新興国中心の経済成長の中に埋もれるこ
となく、ドイツ・ブランドの力は伸びているといえる。
英仏同様、繊維・アパレル・皮革というファッション系も高い伸び率を示している。ドイ
ツは、例えばフランスやイタリアと比べるとファッションというイメージは薄いが、アデ
ィダスやプーマなどスポーツメーカーの発祥の地でもある。
平均伸び率を下回るものは食品業とパルプ・製紙、その他の製造業といった軽工業部門で
ある。英仏の場合、この期(2003 年~2007 年)の欧州好景気の中で、下位業種も全般的に
は上昇(回復)トレンドにあったが、ドイツの場合は上位業種の傾斜と下位業種の傾斜に
はかなりの差がついており、業種による明暗がやや目立つ姿となっている。同時期におい
て業種によって生産性変化の方向性が異なってくるのは、それだけ重層的・複雑・高度な
産業構造が早い時期から構築されてきたことの暗示である。この点も日本との類似性が高
い。
2-4-3
製造業分野以外の競争力
最後に製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する
(図 2-4(8))
。
装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は別扱
いとして検討対象としない(各国同様)
。これ以外で目立つのは不動産・リース・その他ビ
30
ジネスサービスのいわゆるホワイトカラー部門で、相対的に下がってきているもののその
地位は依然高い(この位置取りが仏と似ているのは先述のとおりである)
。
また、金融部門は相対的に生産性が高いものの、その位置付けは英仏の金融部門がそれぞ
れの国に占めるものよりもかなり低い。もちろんドイツには巨大な銀行も多くあるが、伝
統的に間接金融の国であり、国民性は実直である。また、旧東ドイツ地区の開発キャッチ
アップが一段落していた関係で土地・建物に余剰感があり、2003 年からリーマンショック
までの間も他の EU 諸国のような住宅バブルが発生しなかった。ドイツの金融部門の位置
付けが派手でないのは、これらの背景が関係しているかもしれない。
運輸・通信部門の生産性の相対的地位が英仏ほどはっきりとは高まっていないことを除け
ば、それ以外の人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門の動きを含めて
英仏日とほぼ同じである。ただし、運輸・通信部門の生産性も製造業と並行する程度には
堅実に伸びており、この点は我が国と異なる。
2-4-4
ドイツに関するまとめ
ドイツは歴史的には欧州の後発国であり、例えば英国と比べて工業化・産業化を人工的に
急速に推し進めた経緯をもつ。それは技術的に早い時期に結実し、急速に国力を高めるこ
とに成功したが、二度の大戦、特に第二次大戦のナチスの惨禍を通じて自国にも周辺諸国
にも壊滅的な結果をもたらしてしまった。
戦後は技術の蓄積を生かして製造業中心に急速な復興を遂げ、自動車や機械産業の成功を
通じて西欧の盟主に君臨した。ドイツの経済は基本的に現在もこの産業的な基盤・伝統に
立脚しており、工業品を中心とした輸出は長年世界一を誇ってきた(近年中国に抜かれる
まで)
。欧州全域において依然工業製品・資本財の最大の提供国である。
また、ナチスによる大きな失敗を契機に周辺諸国との融和を進め、フランスと共に EU 統
合の推進役を担ってきた。国力の向上に伴う強力なドイツ・マルクは共通通貨ユーロの誕
生の実質的バックボーンでもあった。
社会・文化的気風では、実直な国民性と労使協調など我が国との共通点も多い。これらは
共同体的経営体制や企業間関係(極端な競争淘汰よりも業界全体の成長を目指すなど)に
反映されており、80 年代までを通じて世界経済で独自の安定的な高い地位を占めた。それ
はドイツ単独では「ライン型資本主義」、国際的には「ドイツ・日本型」などと言われたが、
90 年代以降のグローバリゼーションの時代に至り、ICT 革命を伴ったアングロ・サクソン
型自由主義に遅れをとった。アジア諸国の急速な工業化と技術的キャッチアップもそれに
追い打ちをかけ、産業の中心である製造業は高付加価値シフト、資本財シフトへと進まざ
るを得なくなっている。このあたりの状況は我が国と大変良く似ている。
業種別には自動車、機械、電気・電子、化学が伝統的な主要品目であるが、自国と周辺国
の市場が成熟・飽和段階にある中、ドイツの輸出依存度は高い。したがって先の世界金融
危機による輸出減では大きな打撃を受けた。同国はここ数年、新規 EU 加盟地域である中
東欧への資本財輸出に成長の源泉を求めており、輸出動向とともに周辺諸国発のユーロ危
31
機への心配も尽きない。
製造業以外でもドイツ銀行、コメルツ銀行(金融)ドイツ・テレコム、DHL(運輸・通
信)
、ベルテルスマン(メディア)などの超有名企業があり、全体として欧州最大の経済力
と技術力をもつ国であることは承知のとおりである。しかし今般のユーロ危機にあっては、
戦争世代の引退に伴う国際融和意識の希薄化と移民排斥機運なども明らかになり、これま
でになく国民的足並みが乱れている。国家として新たなフェーズを迎えているのかもしれ
ない。
以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上
昇率といった経済データの観点からは、以下のようなことが観察された。
・製造業比率は極めて高く、また金融、ナレッジ・ビジネスなどのサービス部門の比重も
高い。これは産業構造の高度化が進んでいるがゆえに、製造業でもサービス部門でも、高
付加価値分野への特化が志向されていることの表れと思える
・製造業では化学、金属・鉄鋼、電気・電子、輸送機械(自動車、鉄道車両、航空機)、一
般機械、化学などが大きい。生産性と兼ね合わせて考えると、化学、電気・電子、輸送機
械が相対的に競争力がある。一般機械の生産性は相対的にやや低いが、規模としては輸送
機械に次いで大きな重要業種である
・中でも、自動車産業には特別な比重があり、我が国と状況が類似している
・軽工業の中には比較的明瞭な「奮わない群」があり、この点は英仏と異なる。しかし繊
維・アパレル・皮革は生産性を上げている
・ドイツの製造業部門は欧州の中で突出して規模が大きい。したがって仮に生産性の上昇
幅が小さくても、競争力の面で大きなインパクトがあることに注意する必要がある
・製造業以外の産業の生産性の位置付けは、全般的には他国とさほど変わらない。強いて
言えば、金融部門の生産性の相対的位置付けは、他産業に比べて高いことは高いが、英仏
ほどの「派手さ」ではない。これには実直な国民性に加え、旧東ドイツでの開発余剰感か
ら住宅バブル発生を免れていたという背景などが考えられる
32
2-4-5
ドイツに関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成
0
AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING
MINING AND QUARRYING
TOTAL MANUFACTURING
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
CONSTRUCTION
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
HOTELS AND RESTAURANTS
TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION
FINANCIAL INTERMEDIATIO N
REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES
PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY
EDUCATION
HEALTH AND SOCIAL WORK
OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES
PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS
100,000
200,000
300,000
百万ユーロ(名目)
500,000
600,000
400,000
0.9%
0.2%
23.6%
2.2%
4.1%
10.1%
1.7%
5.7%
4.0%
25.4%
5.7%
4.4%
7.0%
4.6%
0.3%
図 2-4(1) ドイツ:産業別付加価値額(名目)2007 年
0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
百万ユーロ(名目)
90,000 100,000
1.7%
0.4%
0.3%
1.5%
0.2%
2.4%
1.1%
0.7%
3.3%
3.8%
3.6%
4.0%
0.6%
(%は全産業比)
図 2-4(2) ドイツ:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100)
100.0
120.0
140.0
160.0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
図 2-4(3)ドイツ:製造業の 2007 年の物価(95 年=100)
33
500
450
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
Chemicals and chemical
400
350
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
300
241
250
200
TOTAL MANUFACTURING
167
150
119
100
50
69
Coke, refined petroleum and nuclear
fuel
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-4(4) ドイツ:相対生産性上位業種
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
160
164
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
TRANSPORT EQUIPMENT
OTHER NON-METALLIC MINERAL
145
Rubber and plastics
130
125
120
119
109
115
98
100
98
89
85
80
TOTAL MANUFACTURING
MACHINERY, NEC
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND
PUBLISHING
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
70
59
64
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
55
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-4(5) ドイツ:業種別比較生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
34
220.0
TFP上昇率(95年=100)
200.0
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
190.9
180.0
160.0
Chemicals and chemical products
158.5
(97年290.9)
140.0
130.3
108.5
120.0
100.0
80.0
60.0
TOTAL MANUFACTURING
TOTAL INDUSTRIES
(98年26.7、
99年31.9)
49.2
40.0
Coke, refined petroleum and nuclear
fuel
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-4(6) ドイツ:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100)
150.0
TRANSPORT EQUIPMENT
TFP上昇率(95年=100)
144.6
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
142.8
140.0
OTHER NON-METALLIC MINERAL
131.7
130.3
128.2
130.0
TOTAL MANUFACTURING
Rubber and plastics
125.9
WOOD AND OF WOOD AND CORK
120.0
115.8
MACHINERY, NEC
115.1
110.0
BASIC METALS AND FABRICATED
METAL
108.5
TOTAL INDUSTRIES
101.9
101.0
100.0
100.5
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING
AND PUBLISHING
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
90.0
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-4(7) ドイツ:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100)
35
各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100)
400
350
300
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
289
250
200
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
250
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
REAL ESTATE, RENTING AND
BUSINESS ACTIVITIES
FINANCIAL INTERMEDIATION
200
180
TOTAL MANUFACTURING
TRANSPORT AND STORAGE AND
COMMUNICATION
150
128
MINING AND QUARRYING
119
118
100
103
75
59
50
COMMUNITY SOCIAL AND
PERSONAL SERVICES
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
74
45
31
CONSTRUCTION
AGRICULTURE, HUNTING,
FORESTRY AND FISHING
HOTELS AND RESTAURANTS
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-4(8) ドイツ:産業別相対生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
36
2-5
イタリア
【イタリア主要産業のポイント】
は国内優位産業と判定したもの。*は注目点
付加価値額の大きい産業
実質相対生産性 ’07
TFP 上昇率 ’07
上位主要産業
対全産業%
全産業平均=100, 傾向
1995=100, 傾向
全産業
ビジネス・サービス
21.9
159
↓
‐
‐
製造業(全)
19.0
102 →
95
↓
卸売小売
11.3
82
→
‐
‐
運輸・通信
7.4
134
↑
*
‐
‐
建設
6.1
71
↓
‐
‐
金融
5.3
258 ↑
*
102
↑
製造業内訳 鉄鋼・金属
3.5
105 →
↑
*
95
↑
一般機械
2.7
101
繊維・アパレル・皮革
→
90
↓
2.0
76
92
電気・電子
1.9
104 →
↓
94
食品業
1.8
96
→
↓
*
103
↑
化学
1.2
198 →
107
輸送機械
↑
1.1
106 ↑
*
注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない
注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案
2-5-1
イタリアの競争優位産業
(1)業種別付加価値(名目)
1) 産業大区分(図 2-5(1))
各国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。
2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 19.0%と、日独に比べれば低いが、
英仏よりはかなり高い。イタリアは北部を中心に中小企業による工芸を中心とした「マ
ニュファクチャー」の伝統があり、その構造が滲み出ているのだろう。一方、金融部門
や不動産・リース・その他ビジネスサービス業(ホワイトカラー部門)の比重は英仏独
に比べてやや低い。
これらの産業構造の姿は、後の節のスペイン(欧州の中では「中進国」的な位置付け
にある)と英仏の中間的な形状とみることができる。また、製造業比率が高い点ではド
イツにもやや類似性がある(後述)。このように考えると、イタリアの産業構造と発展
段階上のポジションが見えてくる。
2) 製造業の産業中区分(図 2-5(2))
EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。
製造業の比率は比較的高かったが、業種としては金属・鉄鋼、一般機械、電気・電子
が大きい。その後に繊維・アパレル・皮革、食品業と軽工業が続き、輸送機械(自動車、
鉄道、航空機)はそれら二つの軽工業よりやや比率が小さい。
37
特徴は繊維・アパレル・皮革が大きいことで、これが必需性に裏打ちされた食品業の
比率を上回っているのは、今般比較対象欧州主要 5 カ国+日本の中ではイタリアだけで
ある。これはもちろんベネトン、GUCCI、ヴェルサーチなどの有名ファッションブラ
ンドや、パリと並んで名高いミラノ・コレクションなどに代表される同国の服飾産業の
伝統の賜物だろう。エネルギー・燃料部門も英仏独よりやや比率が高く、大手石油・ガ
スの Eni S.p.A.の存在などが関係しているかもしれない。
なお、これら製造業の業種構成に限って言えば、欧州最大の工業国ドイツと英仏との
中間的な形状として理解することができる(先述のとおり)。このように製造業比率と
いうのはその国の産業の特徴に関する多くの情報を含んでいる。
物価(図 2-5(3))は、この期のエネルギー価格の急激な上昇が目立つ以外にも、軒並
み 120%~140%となっており、95 年からの比較では総じてインフレ傾向である。しかし
99 年のユーロ開始後は落ち着いているのが実情である。イタリアは伝統的にインフレ
の国という印象があるが、ユーロによる安定効果を享受してきた経緯は業種別にもしっ
かりと表れている。
(2)比較労働生産性(図 2-5(4))
1) 意味
これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す
る。相対的比較労働生産性の意味は2-1節及び前節までと全く同じである。
2) 上位業種
エネルギー関連部門の変動を除き、生産性が高いのは化学分野である。イタリアでも
化学産業のポーションは決して小さくないことに留意しておきたい。
3) 上位以外の業種
上位以外の業種(図 2-5(5))についてみると、先ず相対的な生産性が常に高い業種(ゴ
ム・プラスチック、パルプ・製紙など)
、常に全産業平均(100)
・製造業平均周辺に位
置する業種(輸送機械、電気・電子、一般機械、食品業など)、常に下位に位置する業
種(木材、繊維・アパレル・皮革など)の 3 つに明確に分かれている特徴がある。この
形状は、それを構成する業種は異なるものの、ドイツにもやや見られたものである。し
かしイタリアの場合は生産性の高い業種に特化しているというよりも、産業の硬直性・
固定性を示しているように思える。この次の図(図 2-5(7))のとおり、各業種とも生産
性の伸び自体がほとんどみられないからである。
英仏独で生産性上の地位が高かった輸送機械、一般機械、電気・電子などはイタリア
ではほぼ平均産業となっている。また、付加価値に占める比率が比較的高い繊維・アパ
レル・皮革のファッション系は、生産性としては相対的に低い位置にある。ボリューム
があるものが必ずしも生産性が高い訳ではなく、人手がかかるものであれば「労働」生
産性は低く出ることに関係しているのだろう。
その意味では、自動車産業もそれに該当するかもしれない。イタリアはポルシェやフ
38
ェラーリといった高級スポーツカーのイメージがあるが、価格は非常に高くても数量
(規模)は限られ、決して効率よく生産されている訳ではない(人手がかかっている)
のだろう。
2-5-2
技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率)
(1)意味
各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系
列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表
される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2)
。
(2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-5(6))
変化幅が大きい業種については、価格変動要因に根差したエネルギー関連が下方に大きく
変動しているのみである。
(3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-5(7))
イタリアの場合、製造業平均が全産業平均よりも低位で推移し、しかも製造業全体でも全
産業平均でも TFP が奮わない。これが英仏独と比べて最も異なる点である。なお、木材の
動きは目立つが、同産業はイタリアでも大きな産業という訳ではなく、何らかの特殊事情
によるものだろう。
その中でも輸送機械は 2006 年以降急速に生産性を高め、また一般機械も低位ながら直近
の傾向は上向きであることなどが覗える。しかし電気・電子は目立った上昇がないまま低
位で推移している。化学は比較的上方での推移だが、これも目立った上昇がみられる訳で
はない。
総じて上昇トレンドの鈍い、また目立った成長業種がない姿を示している。相対的な生産
性の推移と合わせて考えるなら、産業間の移り変わりが英仏、に比べて緩慢で、高付加価
値業種への資源集中が、輸送機械や一般機械を中心にようやく始まりつつある段階という
ことなのかもしれない。或いは EU は全体で一つの統合市場であるため、イタリアは通常
の一国家が辿るような産業変遷を経るのではなく、近隣 EU 圏の仏独と一体的に考えた場
合の「EU の地域」として、従来とは異なった型での発展経路を辿るのかもしれない。
2-5-3
製造業分野以外の競争力
最後に製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する
(図 2-5(8))
。
装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は各国
同様に省くとして、鉱業部門も別掲されるような高い値である。この状況は英国でもみら
れた。
39
これ以外で目立つのは金融部門の急上昇である。時期は 2003 年からで、南欧のバブルの
時期と重なっている。これとトレード・オフの形で不動産・リース・その他ビジネスサー
ビスのいわゆるホワイトカラー部門の相対的生産性が下がっている。運輸・通信は堅調に
相対的地位を上げている。これらは概ね英仏と似た傾向だが、金融の上昇角度は両国より
ずっと急である。
それ以外の人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門の動きは英仏独とほ
ぼ同じである。ただし、建設部門はそれら三国より相対的にやや高い地位を占め、イタリ
アにとっての重要度が高いことが覗える。この点も発展段階的にみた場合の英仏独とイタ
リアとのポジションの違いを端的に物語っている。
2-5-4
イタリアに関するまとめ
イタリアは中世以降多くの都市国家に分裂し、近代国家としてまとまったのは日本の明治
維新と同時期にすぎない。そのとき北部のサルディニアでは産業育成に力が入れられてい
たが、ローマ以南の南部には中世の封建制度が色濃く残り、工業的にも農業の近代化の意
味でも南部は近代化から取り残された。そのため南北間で経済水準と産業構造に大きな格
差が生じ、これは「南北格差問題」として未だにイタリア産業振興上の大きな課題になっ
ている。
イタリアの産業はミラノ、トリノ、ジェノバなどの北部都市が中心であり、特に中小企業
の重層的なつながりを通じて工芸的な発展を遂げてきたことが特徴である。ファッション
や高級スポーツカーなどは、基本的には同国がもつこのような伝統的素地によるところが
大きい。貴金属、ガラス工芸、家具などもこの流れにある。
一方、大型産業としては、ムッソリーニ時代の政府主導の影響が残り、伝統的に国有・公
的部門の比重が大きい。近年効率化・民営化が進んだが、重厚長大産業の出自は公的部門
と関係がある場合が多い。
このように、イタリアは歴史的に中小企業主導で熟練度の高い労働者に支えられ、独特の
競争力を有する産業をもつ一方、マクロ経済的な意味での産業高度化は立ち遅れ、官僚統
制の残存と社会保障による労働コスト高止まりなどもあって、ドイツなどと比べて全般的
に競争力が劣る。アリタリアやフィアットといった巨大企業ですらたびたび経営危機に見
舞われてきた。
国家としても慢性的に財政赤字とインフレに悩まされ、従前より政府債務が大きかった。
政治スキャンダルも頻発し停滞色も漂うところである。今般の欧州危機では今のところ破
滅的な危機は免れているが、ギリシャ、ポルトガル、スペインなど共に PIIGS の一角に加
えられ、その国家状態には国際的に厳しい目が向けられている。
以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上
昇率といった経済データの観点からいえるのは、以下のような項目である。
40
・製造業比率は英仏と比べて高く、ドイツよりは低い。産業構造的には欧州中進国のスペ
インと英仏の中間的位置付けであり、製造業比率が高い点ではドイツに類似性があるとも
いえる
・製造業の業種上は金属・鉄鋼、一般機械、電気・電子が大きく、その後に繊維・アパレ
ル・皮革、食品業と軽工業が続く。輸送機械(自動車、鉄道、航空機)はそれら二つの軽
工業よりやや比率が小さい
・特徴は繊維・アパレル・皮革の比率が大きいこと。重要産業であることの表れであり、
イタリア中小企業群による工芸的伝統の好例である。イタリア・ファッションという一般
的なイメージとも合致する。ただし生産性は芳しくない
・化学はイタリアでも比較的規模が大きく、生産性も高位で安定している
・上位の一般機械、電気・電子、そのやや下に位置する自動車産業も、項目としてはドイ
ツなどと同じだが、生産性の相対的位置やその推移を含めて考えると、品質や形態など財
の性質は異なっている可能性が示唆される。やや付加価値に劣る汎用品というケースもあ
れば、高級スポーツカーのように超高品質なものを人手をかけて生産する場合もあろう
・イタリアは生産性の高い産業がより成長するという姿が不明瞭。産業間のリソース移動
が英仏独より硬直化している可能性がある。それは各産業の生産性の相対的位置関係が固
定化されていること、各産業の生産性自体もあまり伸びていないことなどからの類推であ
る
・その中では、他国と比べて特に地位の上昇が大きい訳ではないが運輸・通信部門が相対
的に安定している
・金融部門の近年の伸びは目立ち、かつその変動も急であるが、南欧バブルと関係してい
る可能性が示唆される
41
2-5-5
イタリア関係の図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成
0
AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING
MINING AND QUARRYING
TOTAL MANUFACTURING
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
CONSTRUCTION
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
HOTELS AND RESTAURANTS
TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION
FINANCIAL INTERMEDIATIO N
REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES
PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY
EDUCATION
HEALTH AND SOCIAL WORK
OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES
PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS
50,000
100,000
150,000
200,000
百万ユーロ(名目)
300,000 350,000
250,000
2.1%
0.3%
19.0%
2.1%
6.1%
11.3%
3.8%
7.4%
5.3%
21.9%
6.4%
4.9%
5.6%
2.8%
1.0%
図 2-5(1) イタリア:産業別付加価値額(名目)2007 年
0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
百万ユーロ(名目)
60,000
1.8%
2.0%
0.5%
1.1%
0.5%
1.2%
0.8%
1.1%
3.5%
2.7%
1.9%
1.1%
0.9%
(%は全産業比)
図 2-5(2) イタリア:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年
0.0
50.0
100.0
150.0
物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100)
200.0
250.0
300.0
350.0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
図 2-5(3) イタリア:製造業の 2007 年の物価(95 年=100)
42
600
500
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
Chemicals and chemical
400
300
Coke, refined petroleum and nuclear
fuel
198
200
139
100
TOTAL MANUFACTURING
102
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-5(4) イタリア:相対生産性上位業種
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
130
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
Rubber and plastics
122
121
120
119
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND
PUBLISHING
OTHER NON-METALLIC MINERAL
TRANSPORT EQUIPMENT
110
106
105
104
102
101
100
96
90
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TOTAL MANUFACTURING
MACHINERY, NEC
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
WOOD AND OF WOOD AND CORK
79
80
76
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
73
70
60
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-5(5) イタリア:業種別相対生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
43
120.0
TFP上昇率(95年=100)
TOTAL INDUSTRIES
96.6
100.0
94.8
80.0
TOTAL MANUFACTURING
60.0
Coke, refined petroleum and
nuclear fuel
40.0
23.1
20.0
0.0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-5(6) イタリア:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100)
130.0
WOOD AND OF WOOD AND CORK
TFP上昇率(95年=100)
TRANSPORT EQUIPMENT
122.8
120.0
Chemicals and chemical
BASIC METALS AND FABRICATED
METAL
Rubber and plastics
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
110.0
OTHER NON-METALLIC MINERAL
106.8
103.0
102.3
100.0
99.2
100.0
98.7
90.0
90.4
96.6
94.8
94.6
94.3
91.5
91.0
TOTAL INDUSTRIES
TOTAL MANUFACTURING
MACHINERY, NEC
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING
AND PUBLISHING
80.0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
図 2-5(7) イタリア:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100)
44
各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100)
450
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
423
400
350
MINING AND QUARRYING
289
300
250
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
250
258
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
FINANCIAL INTERMEDIATION
REAL ESTATE, RENTING AND
BUSINESS ACTIVITIES
200
TRANSPORT AND STORAGE AND
COMMUNICATION
159
TOTAL MANUFACTURING
150
134
COMMUNITY SOCIAL AND
PERSONAL SERVICES
102
100
82
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
82
71
54
50
CONSTRUCTION
53
AGRICULTURE, HUNTING,
FORESTRY AND FISHING
HOTELS AND RESTAURANTS
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-5(8) イタリア:産業別相対生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
45
2-6
スペイン
【スペイン主要産業のポイント】
は国内優位産業と判定したもの、*は注目点
付加価値額の大きい産業
実質相対生産性 ’07
TFP 上昇率 ’07
上位主要産業
対全産業%
全産業平均=100, 傾向
1995=100, 傾向
全産業
ビジネス・サービス
16.8
153 ↓
‐
‐
製造業(全)
14.9
116 →
95
↓
建設
12.3
64
↓
‐
‐
卸売小売
10.4
69
↓
‐
‐
宿泊・飲食
7.3
80
↓
‐
‐
運輸・通信
7.0
130 →
‐
‐
金融
5.2
329 ↑
*
製造業内訳 鉄鋼・金属
2.8
114 →
102
↑
食品業
1.9
92
↓
↓
78
輸送機械
1.6
139
*
↑
*
106
↑
1.3
180 →
化学
*
92
↓
1.3
142
パルプ・製紙
↑
→
*
95
1.2
120 →
一般機械
↑
103
1.2
137
*
非鉄金属
↑
108
↑
1.0
139 ↑
電気・電子
↑
*
98
注 1:公的サービス部門は検討対象に含まない
注 2:優位性は機械的な判断でなく、産業の新旧や直近の生産性動向を総合的に勘案
2-6-1
スペインの競争優位産業
(1)業種別付加価値(名目)
1) 産業大区分(図 2-6(1))
各国同様、先ず国力の源泉である付加価値の発生産業を概観する。
2007 年の付加価値額(名目)で製造業の割合は 14.9 と、英仏に比べてやや高い程度
であるが、最大の特徴は、先ず金融部門や不動産・リース・その他ビジネスサービス業
(ホワイトカラー部門)の比重が低いこと、そして建設産業の比率が非常に高いことで
ある。
ホワイトカラー部門の比重が小さいことについては、スペインは先発 EU と比べて産
業構造に遅があり、現段階で経済のサービス化・情報化の途上にあることを示すものだ
ろう。建設産業が大きいこともある意味でそれと同義であるが、スペインの建設産業の
比率は英仏独伊と比べて 2 倍程度と突出しており、リーマンショック以前の住宅バブル
の影響を色濃く示すものとなっている。
2) 製造業の産業中区分(図 2-6(2))
EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分で業種別の産出付加価値を確認する。
金属・鉄鋼が大きいことを除くと、食品業、パルプ・製紙、化学、一般機械、電気・
46
電子などがほぼ同規模で並んでいる。それらが盛んというよりは、産業特化があまり進
んでいない姿のようにみえる(EU 中の中進国と称される段階にあることの表れかもし
れない)
。ただし輸送機械(自動車が大と思われる)はそれらよりやや比率が高い。こ
の輸送機械を含め、化学、一般機械、電気・電子では日米西欧の外資進出もみられると
ころである。
物価(図 2-6(3))は、他国と異なりエネルギー価格の急激な上昇は目立たないが、イ
タリア同様軒並み 120%~140%となっている。95 年からの比較では総じてインフレ傾
向である。ただし 2000 年代以降ユーロによる安定効果を享受できたのはイタリアと同
様である。
(2)比較労働生産性(図 2-6(4))
1) 意味
これらの構造を踏まえ、産業の比較優位を業種間の相対的労働生産性によって確認す
る。相対的比較労働生産性の意味は2-1節及び前節までと全く同じである。
2) 上位業種
エネルギー関連部門の大きな変動を除き、生産性が高いのは化学分野で、これは英仏
独伊とも同じである。スペインの特徴というよりも産業特性による面が大きい。
3) 上位以外の業種
上位以外の業種(図 2-6(5))についてみると、イタリアと同様、相対的な生産性が常
に高い業種と、常に製造業平均周辺に位置する業種、そして常に下位に位置する業種の
3 つに明確に分かれている。スペインの場合は、木材、繊維・アパレル・皮革などの低
位業種が固定されてしまっていることが特に目立つ。
相対的地位が高い業種に目を転じると、輸送機械、電気・電子などがみられ、英仏独
とも似た状況があるようである。製造業全体としても、非常に緩やかながらイタリアよ
りは上昇基調がしっかりしており、先端産業を介して経済の高度化を図ろうとする同国
の姿が表れている。一般機械も足元で急上昇へと反転している。
2-6-2
技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率)
(1)意味
各業種間の相対的関係ではなく、ある産業自体が生産性を上げているかどうかという時系
列方向での変化をみる。全要素生産性(TFP)上昇率とは技術力やブランド力などに代表
される諸要素による生産性の上昇であった(詳細は2-1-2)
。
(2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-6(6))
変化幅が大きい業種については、価格変動要因に根差したエネルギー関連が下方に大きく
変動しているのみで、逆に大幅に伸びている業種はない。これもイタリアと同様である。
47
(3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-6(7))
スペインは中期的には総じて下降基調である。その意味は中期的に技術やブランドによる
成長貢献がなかったということであり、逆にいえば成長は労働投入と資本(設備的)投入
という物理的な要素に依存してきたということである。
直近だけに限ってみるならば、輸送機械、一般機械、電気・電子には急激な上昇がみられ、
技術水準の上昇を読み取ることも可能である。ただし木材、繊維など多くの産業でも同様
の角度での上昇となっており、この期に南欧を覆ったバブル的好景気による趨勢的効果と
の区分は難しい。
2-6-3
製造業分野以外の競争力
最後に製造業以外(農林水産業、鉱業、第三次産業)を含めた全部門の競争力を比較する
(図 2-6(8))
。
装置産業でありかつ規制産業である公共エネルギー供給部門(電気・ガス・水道)は各国
同様であるが、金融部門の相対的な位置付けが目覚ましく、全産業平均の 3.3 倍にも達して
いる。元来原材料や巨大設備を必要としない金融部門は労働生産性は高く出るが、他国と
比べてあまりにも極端である。スペインでの金融バブルがそれだけ強かったという解釈で
よいだろう。
それ以外では、不動産・リース・その他ビジネスサービスのいわゆるホワイトカラー部門
の相対的生産性低下、運輸・通信の堅調な相対的地位上昇は各国と共通である。全体が製
造業部門全体としても、イタリアと異なり全産業に占める位置取りは堅調である。また、
同国は鉱物資源が豊富と言われているが、鉱業は期間を通じて位置付けが高い(他国と比
べて目立つほどではない。ただし製造業中、非鉄金属が比較的堅調なのはこれと関連があ
る可能性がある)
。
それ以外の人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業などの部門の動きも英仏独伊な
どとほぼ同じだが、強いて言えば全般的にサービス部門が全産業平均に近い。これはその
分効率的であるというよりも、そもそもスペインには規模が大きくかつ生産性が高い目立
った産業(国際競争力に秀でた特定の製造業など)がなく、全産業平均の位置自体が低め
になっているのだろう。その関係もあって、農業のポジションも全産業平均の 8 割程度と
比較的高い場所にある。
2-6-4
スペインに関するまとめ
スペインはじめ南欧は軍事独裁政権が続き、70 年代頃まで欧州からも孤立してきた歴史
がある。スペインの場合には「ピレネーを越えるとそこはヨーロッパではない」
(日本の川
端康成の『雪国』とのアナロジーで言及されたりする)という表現のとおり、先進欧州と
は隔絶された社会経済状態が続いたということである。
80 年代には民主化と市場経済化が進み、86 年には EU 加盟を果たす。その期には世界的
48
好景気もあって外資進出が進み、統合機運に湧く欧州市場との貿易を拡大させ、自動車、
化学、電気・電子などの産業振興も進んだ。
90 年代前半に一時マイナス成長期を経験するなど停滞期を迎えるが、90 年代中盤以降は
規制緩和、財政健全化、労働市場柔軟化、外資導入などの構造改革が急進的に進み、4%前
後の経済成長を維持した。リーマンショックまで実に 14 年間の高度成長であり、4,600 万
人の人口を抱える同国は、この間に欧州の大国に数えられるに至った。
スペインの企業は英仏独伊の企業と比べて我が国にはあまりなじみがないが、民営化で力
をつけた通信のテレフォニカ(スペイン及びスペイン語圏最大の通信事業者)や石油企業
のレプソル(世界 10 大石油会社の一つといわれる)などがあり、欧州展開や中南米への進
出が進んでいる。
しかし先のリーマンショックとそれに続く世界経済危機で不動産バブルが弾け、スペイン
は欧州各国中でも最大級の打撃を受けている。ユーロ効果で実質金利が低下していたとこ
ろに、高成長が続きかつ観光資源も豊富な同国目指して欧州主要国からの資金が大量に流
れ込んでいたためであった(主として不動産投資)
。
歴史的に製造業の蓄積が十分でなかったところに好景気が続いたため、労働構成は建設部
門に偏重していた。そのため今回の不動産バブル崩壊で失業率は一時 20%を越える水準に
達し、その後も高位が続いている。2005 年と 2006 年には黒字国であった同国の財政も急
激に悪化し、ギリシャとともにソブリン危機が懸念されるに至った。現在は EU と IMF に
よる救済と共に厳しい緊縮路線が始まっている。
以上のような定性情報に対し、付加価値額の大きさ(産業規模)、労働生産性及び TFP 上
昇率といった経済データの観点からいえるのは、以下のような項目である。
・製造業比率は中程度。最大の特徴はホワイトカラー部門の集積がまだ相対的に小さく、
建設部門の比重が高いこと。同国の発展ポジションと不動産バブルの反映と思われる
・金属・鉄鋼が大きく、次に食品業、パルプ・製紙、化学、一般機械、電気・電子などが
ほぼ同規模で並ぶ。産業特化は進んでいない。ただし輸送機械(自動車が大と思われる)
はそれらよりやや比率が高い
・イタリア同様、相対的な生産性が常に高い業種、常に全産業平均・製造業平均周辺に位
置する業種、常に下位に位置する業種の 3 層に明確に分かれる。スペインの場合、低位業
種が固定されていることが目立つ(木材、繊維・アパレル・皮革など)
・相対的地位が高い業種は化学、輸送機械、電気・電子など。製造業全体としては非常に
緩やかな上昇基調。先端産業を介して経済の高度化を図ろうとする姿が表れている
・中期的に技術やブランドによる成長貢献が少。直近に限れば輸送機械、一般機械、電気・
電子には生産性上昇がみられるが、バブル景気による趨勢的効果と真の技術水準による効
果との区別は難しい
・製造業以外では金融部門の相対的な高位が目覚ましく、金融バブルの強さを示している
49
・人手を要する卸売・小売、建設、サービス産業は全般的に全産業平均に近い傾向。これ
はそれら部門が効率的というより、国際競争力をもつ主要産業業がないゆえに全産業平均
が低い位置に産出されているためと推測される
50
2-6-5
スペインに関する図表 ※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成
0
AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING
MINING AND QUARRYING
TOTAL MANUFACTURING
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
CONSTRUCTION
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
HOTELS AND RESTAURANTS
TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION
FINANCIAL INTERMEDIATIO N
REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES
PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY
EDUCATION
HEALTH AND SOCIAL WORK
OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES
PRIVATE HOUSEHOLDS WITH EMPLOYED PERSONS
50,000
100,000
百万ユーロ(名目)
200,000
150,000
2.9%
0.3%
14.9%
1.9%
12.3%
10.4%
7.3%
7.0%
5.2%
16.8%
6.0%
4.8%
5.6%
3.7%
0.9%
図 2-6(1) スペイン:産業別付加価値額(名目)2007 年
0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
百万ユーロ(名目)
30,000
1.9%
0.7%
0.3%
1.3%
0.2%
1.3%
0.6%
1.2%
2.8%
1.2%
1.0%
1.6%
0.8%
(%は全産業比)
図 2-6(2) スペイン:製造業の業種別付加価値額(名目)2007 年
0.0
20.0
40.0
60.0
80.0
物価変化率(アウトプット・ベース、95年=100)
100.0
120.0
140.0
160.0
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND FOOTWEAR
WOOD AND OF WOOD AND CORK
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND PUBLISHING
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Chemicals and chemical
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
MACHINERY, NEC
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
図 2-6(3) スペイン:製造業の 2007 年の物価(95 年=100)
51
900
800
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
Coke, refined petroleum and nuclear
fuel
700
600
540
500
Chemicals and chemical
400
300
180
200
100
TOTAL MANUFACTURING
116
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-6(4) スペイン:相対生産性上位業種
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
140
142
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
139
139
137
130
132
120
120
ELECTRICAL AND OPTICAL EQUIPMENT
TRANSPORT EQUIPMENT
OTHER NON-METALLIC MINERAL
116
114
110
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING AND
PUBLISHING
Rubber and plastics
MACHINERY, NEC
100
TOTAL MANUFACTURING
BASIC METALS AND FABRICATED METAL
92
90
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
80
WOOD AND OF WOOD AND CORK
72
70
70
70
60
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
図 2-6(5) スペイン:業種別相対生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
52
120.0
TFP上昇率(95年=100)
110.0
TOTAL MANUFACTURING
100.0
95.0
90.0
TOTAL INDUSTRIES
92.1
80.0
70.0
64.0
Coke, refined petroleum and
nuclear fuel
60.0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-6(6) スペイン:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100)
115.0
OTHER NON-METALLIC MINERAL
TFP上昇率(95年=100)
MANUFACTURING NEC; RECYCLING
110.0
108.0
105.7
105.7
105.0
103.3
TRANSPORT EQUIPMENT
MACHINERY, NEC
101.6
BASIC METALS AND FABRICATED
METAL
98.0
ELECTRICAL AND OPTICAL
EQUIPMENT
95.0
TOTAL MANUFACTURING
100.0
94.9
95.0
94.6
92.1
91.6
90.4
90.0
88.5
85.0
PULP, PAPER, PAPER , PRINTING
AND PUBLISHING
Rubber and plastics
TOTAL INDUSTRIES
Chemicals and chemical
TEXTILES, TEXTILE , LEATHER AND
FOOTWEAR
80.0
WOOD AND OF WOOD AND CORK
77.5
FOOD , BEVERAGES AND TOBACCO
75.0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-6(7) スペイン:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100)
53
各年の相対的比較生産性(各年における全産業平均を各年で100)
800
700
600
500
400
300
200
672
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
329
FINANCIAL INTERMEDIATION
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
200
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
REAL ESTATE, RENTING AND
BUSINESS ACTIVITIES
180
MINING AND QUARRYING
153
160
139
140
130
120
TRANSPORT AND STORAGE AND
COMMUNICATION
TOTAL MANUFACTURING
116
100
85
80
77
69
80
60
64
40
COMMUNITY SOCIAL AND
PERSONAL SERVICES
HOTELS AND RESTAURANTS
AGRICULTURE, HUNTING,
FORESTRY AND FISHING
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
20
CONSTRUCTION
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-6(8) スペイン:産業別相対生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
54
2-7
日本(参考)
2-7-0
日本の分析を示す意義
本章では欧州主要 5 カ国の産業構造とそれに基づく比較優位を、EU-KLEMS データベー
スによる統計データによって確認してきた。しかしその妥当性、すなわち各統計データか
ら得られる情報と、我々が日々経済に対して抱いている直観的認識とがどの程度一致し、
どの程度一致しないのかを確認しておくのは重要なことである。
よって我々が普段最も直観的に理解している日本経済に関し、欧州を分析するのと同様
のフレームとデータベースを用いて行った分析を参考までに示す。その結果と、各者が体
感的に認識している日本の経済構造とを照らし合わせれば、本章における欧州経済の分析
に関してもその妥当性と限界が感覚的に理解できるであろう。
我が国も EU-KLEMS に参加しており、生産性の国際比較のために必要な専門的諸調整
が施されている。データ集計手法や産業分類に若干の違いはあるにせよ、少なくとも学術
分析でない一般的なレベルであれは、日本のデータも欧州のデータも、同項目のデータは
ほぼ同質の意味をもつものと理解してよいだろう。
2-7-1
日本の比較優位産業
(1)業種別付加価値(名目)
1) 産業大区分(図 2-7(1))
各国同様、国力の源泉である付加価値がどのような産業によって生み出されているか、
製造業以外の分野を含めてごく単純に概観する。
2006 年の付加価値額(名目,日本は 2006 年が最新)でみると、製造業のボリューム
がドイツ同様依然大きいこと、第 3 次産業の中では卸売小売業に加え不動産・リース・
その他ビジネスサービス業の比重が大きいことなどが分かる。(注:我が国の場合、こ
のような事実は周知のことであるが、あくまでも欧州との比較のために述べている。
)
2) 製造業の産業中区分(図 2-7(2))
EU-KLEMS データベース上で可能な最詳の区分(2 桁分類が中心だが日本の場合一
部に 3 桁分類を含む分類での把握が可能)で業種別の産出付加価値を確認すると以下の
とおり。
先ず、自動車産業の存在が非常に大きいという我々の直観とよく符合する事実に加え、
その他の機械、すなわち産業用機械に代表される一般機械もポーションが大きい。
電子部品を中心とする情報機器関連分野は見た目上は付加価値低い領域となってい
るが、物価を考慮するとその姿は全く異なってくる。すなわち、各業種の物価変化率(図
2-7(3))をみてみると、総じてデフレ傾向にある中、エネルギー・素材分野の突出した
55
価格上昇とともに、電子情報関連分野に大幅な価格下落があることが明確である。この
分野の急速な技術進歩が表れていると同時に、世界的に熾烈な価格競争が存在すること
が暗示されている。実際、この物価下落を考慮した実質ベースでは、電子部品を中心と
する情報機器関連分野は実質付加価値が非常に高い領域となる(図 2-7(4)(5)は実質価格
評価でありこの事実が反映されている)
。
これらを統合して考えると、我が国にとって輸入依存度の高い素材部門は高騰傾向で
ある一方、内生的に技術優位を有する分野の価格は低下傾向であるという構造的な問題
が浮き彫りになる。
(2)相対的労働生産性
1) 上位業種(図 2-7(4))
大幅に産業平均を上回っているものとして情報機器関連分野と、製薬分野をはじめと
する化学分野が別掲される。時間当たり産出付加価値が国内全産業平均より 2~8 倍も
高いということは、数値上それだけ効率的ということであり、相対的な競争力(比較優
位)があるという解釈になる。
ただし、生産拠点の海外移転が盛んな今日の我が国にあっては、ライン的な生産部門
が海外移転した結果、超高付加価値の部門だけが国内に残され、かつ当該分野の要員数
は限られるため、結果として労働時間あたりの生産性が大きく算出されているという可
能性がある。その場合は「優位性が高い⇒生産特化すべき」と単純に解釈することはで
きない。
2) 上位以外の業種(図 2-7(5))
上位以外の業種については、
先ず製造業トータルで一貫して 100 を上回っていること、
またリーマンショックまでは優位性を高める基調にあったことが分かる。加えて、電子
部品、自動車、一般機械といった我が国の基幹業種も上位に登場している。これらはい
ずれも常識的な一般認識とよく符合する。
一方、比較的競争力を失う基調にある業種としては、食品、繊維、木材といったいわ
ゆる軽工業分野が挙げられる。これらの分野は海外製品、特に途上国生産製品による代
替が著しい分野であることに加え、産業特性的に国内市場向けが多い。つまり少子高齢
化に伴う市場縮小の影響も考えられる。また、我が国が技術優位を持つとされる鉄道車
両は「その他の輸送機械」に含まれるが、全産業平均と比べて半分程度の生産性に留ま
っている。これは鉄道車両製造業自体が自動車産業などと比べて絶対的規模が小さく、
また、船舶など他の輸送機械との区分が統計上難しいことなどが関係していると考えら
れる。
56
2-7-2
技術水準・ブランド力等の変化(TFP:全要素生産性上昇率)
(1)意味
以上は業種間の比較に主眼を置き、時点を固定して各業種間の相対的関係を測り、それを
経年で並べたものであったが、次に全要素生産性(TFP)上昇率を使って、ある産業自体
が生産性を上げているかどうかという時系列方向での変化をみる(2-1-2参照)
。
(2)TFP 変化率が大きいもの(図 2-7(6))
TFP の場合、EU-KLEMS 上の業種区分が集計されてやや粗くなっているが、最初に変化
幅が大きい業種を確認すると以下のとおりである。
先ず、電気・電子が突出して高く、反対に素材産業が突出して低く算出されていることが
目立つ。これは技術やブランドの突出した上昇や非効率というよりは、市場価格の変動に
よる要因である。TFP は労働と資本以外の全ての要素を含んでおり、アウトプット価格の
下落は生産性上昇、原材料価格の上昇は生産性低下とカウントされる。図 2-7(3)のとおり、
両業種の価格変動は非常に大きいため、統計上の変化率が実態以上に大きくなっているも
のと思われる。図 2-7(3)を含めて類推すれば、電気・電子も 200 を超えてはおらず(それ
でも生産性上昇率が高いことに変わりはない)
、素材産業の生産性も全産業を下回っている
ことはないという程度であろう。
(3)それ以外の業種の TFP 上昇率(図 2-7(7))
一般機械、輸送機械(自動車産業)といった業種の上昇率が大きく、これらの業種は技術
力やブランド力を高めていることが示唆される。また食料品、繊維、木材といった軽工業
は TFP 変化率を低下させているが、これは先述の市場価格要因のほか、海外勢に押されて
いる現状が背景として考えられる。これらの傾向は相対的な労働生産性とほぼ同様である
(ただし TFP は 95 年=100 として時系列変化をみているため、変化の度合いがかなり鋭敏
に見えている)
。
一方、相対的な生産性が高かった化学部門(製薬含む)の TFP 変化率は下落傾向である。
これは、他産業に比べての相対的生産性が高い(水準自体は高い)場合でも、それが年々
高まっているかという時系列方向の変化でみた場合、停滞することもあり得るというケー
スを示す。
57
2-7-3
製造業分野以外の比較優位
日本における生産性の議論は製造業が中心になりがちだが、農林水産業、鉱業、第三次産
業をも含めた全部門での競争力も比較してみよう(図 2-7(8))。
金融部門や不動産部門、その他ビジネスサービス部門は全産業平均より生産性が高い。こ
れらは原材料の投入がなく、付加価値率そのものが高いことが関係している。運輸・通信
サービス部門も、製造業より生産性は低いものの一貫して 100 以上である。
一方、卸・小売、建設、飲食業などは労働生産性でみるとどうしても数値が悪くなる。こ
れらの産業は基本的に人手がかかる産業だからである。その意味では農林水産業もその考
え方に含まれ、一貫して大産業区分での最低水準に甘んじている。
なお、電気・ガス・水道の労働時間当たりの生産性は著しく高水準となるが、これは莫大
な初期投資が必要な装置産業の特徴である。投下資本を考慮すれば決して他産業と比較し
て著しく生産性が高い訳ではない。なお、公共エネルギーサービス部門は規制産業でもあ
り、他産業との比較に適さない事情もあるため別掲している。
2-7-4
日本に関するまとめ
我が国は言わずと知れた産業立国であり、特に高度成長後半以降、トヨタ自動車などに代
表される高機能小型自動車や、世界的な電機企業群から生み出される高付加価値の電気機
械、電子製品などで世界市場を席巻してきた経緯をもつ。しかし 90 年代後以降、グローバ
リゼーションの進展による世界的な競争激化や韓国、台湾に代表される新興勢力の技術的
キャッチアップにさらされ、さらに国内賃金の高止まりによるコスト低減の困難さも相俟
って、製造業におけるかつての圧倒的な競争優位は急速に失われている。
2000 年以降は韓国・台湾らの先発アジア勢に加え、中国の生産力・技術力が急速に上昇
し、日本企業の世界市場でのシェアは年々厳しさを増している。また、2008 年 9 月のリー
マンションを引き金とする世界的不況とそれに続く歴史的な円高は、我が国の輸出産業に
オイルショック以来の大きな打撃をもたらした。
以上のような定性的な情報に関し、付加価値額の大きさ(産業規模)
、労働生産性及び TFP
上昇率といった経済データの観点から、以下のようなことが理解される。
・電気・電子は依然相対的な優位産業であり、生産性自体も他産業に先駆けて大きく伸び
ている(実質生産性でみた場合)
。しかし他国との激しい価格競争にさらされているため、
名目額的な意味で「競争力がある」とは表現しにくい複雑な環境下にある
・自動車産業と産業用機械(一般機械)は比較的安定しており、優位性を保っている。ま
た、化学、製薬なども優位性がある
・軽工業部門は相対的地位の低下が続き、生産性自体も伸びていない。これは海外製品に
よる代替のほか、産業特性的に国内市場向けが多いことから、少子高齢化による市場縮小
58
の影響を受けている可能性を示唆するものである
・製造業以外の産業は、知識・資本集約的なもの(金融、ビジネスサービス、運輸通信な
ど)と、労働集約的なもの(卸・小売、建設、飲食業など)との間で効率性に大きな開き
がある。製造業を中間水準にして、ほぼ上下対称的な関係である。ただしそれは労働生産
性という指標でみれば当然のことであり、一概に産業の優劣ではない
・電子産業や自動車産業の地位が高いといった日本経済の産業的特徴は、EU-KLEMS デー
タベースによって概ね適切に表現されている。ただし業種区分や価格データに限界もあ
り、データ加工の仕方によっては数値が乱高下したり(装置産業や電子部品系の細分類
業種の乱高下)
、本来優位性が示されてよい品目を含む業種のパフォーマンスが、一般的
感覚とは異なった結果になったりする(鉄道車両製造が含まれるその他の輸送機械など)
59
2-7-5
日本に関する図表
※出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成
0
AGRICULTURE, HUNTING, FORESTRY AND FISHING
MINING AND QUARRYING
TOTAL MANUFACTURING
ELECTRICITY, GAS AND WATER SUPPLY
CONSTRUCTION
WHOLESALE AND RETAIL TRADE
HOTELS AND RESTAURANTS
TRANSPORT AND STORAGE AND COMMUNICATION
FINANCIAL INTERMEDIATION
REAL ESTATE, RENTING AND BUSINESS ACTIVITIES
PUBLIC ADMIN AND DEFENCE; COMPULSORY SOCIAL SECURITY
EDUCATION
HEALTH AND SOCIAL WORK
OTHER COMMUNITY, SOCIAL AND PERSONAL SERVICES
20
40
60
80
100
兆円(名目)
120
1.4%
0.1%
21.2%
1.8%
6.3%
8.8%
3.0%
6.3%
6.6%
19.1%
5.4%
4.1%
6.4%
4.6%
図 2-7(1) 日本:産業別付加価値額(名目)2006 年
0
Food and beverages
Tobacco
Textiles
Wearing Apparel, Dressing And Dying Of Fur
Leather, leather and footwear
WOOD AND OF WOOD AND CORK
Pulp, paper and paper
Publishing
Printing and reproduction
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Pharmaceuticals
Chemicals excluding pharmaceuticals
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
Basic metals
Fabricated metal
MACHINERY, NEC
Office, accounting and computing machinery
Insulated wire
Other electrical machinery and apparatus nec
Electronic valves and tubes
Telecommunication equipment
Radio and television receivers
Scientific instruments
Other instruments
Motor vehicles, trailers and semi-trailers
Other transport equipment
Manufacturing nec
2
4
6
8
10
12
14
兆円(名目)
16
1.9%
0.2%
0.1%
0.4%
0.0%
0.2%
0.5%
0.4%
0.6%
1.1%
0.6%
1.1%
0.7%
0.6%
1.5%
1.6%
2.2%
0.5%
0.1%
1.0%
1.2%
0.3%
0.4%
0.1%
0.1%
0.4%
2.9%
0.5%
(%は全産業比)
図 2-7(2) 日本:製造業の業種別付加価値額(名目)2006 年
0.0
50.0
100.0
150.0
200.0
250.0
物価変化率(アウトプット・ベース95年=100)
Food and beverages
Tobacco
Textiles
Wearing Apparel, Dressing And Dying Of Fur
Leather, leather and footwear
WOOD AND OF WOOD AND CORK
Pulp, paper and paper
Publishing
Printing and reproduction
Coke, refined petroleum and nuclear fuel
Pharmaceuticals
Chemicals excluding pharmaceuticals
Rubber and plastics
OTHER NON-METALLIC MINERAL
Basic metals
Fabricated metal
MACHINERY, NEC
Office, accounting and computing machinery
Insulated wire
Other electrical machinery and apparatus nec
Electronic valves and tubes
Telecommunication equipment
Radio and television receivers
Scientific instruments
Other instruments
Motor vehicles, trailers and semi-trailers
Other transport equipment
Manufacturing nec
図 2-7(3) 日本:製造業の 2006 年の物価(95 年=100)
60
900
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
839
800
700
828
Office, accounting and
computing machinery
Telecommunication
equipment
(注)Tobacco(2006年で3,301)とCoke, refined petroleum
and nuclear fuel(同1,283)は業種規模と価格変動が極端
に組み合わされた数値と判断し、グラフから省いている。
600
Pharmaceuticals
500
444
400
431
331
300
270
200
Radio and television
receivers
Electronic valves and
tubes
Chemicals excluding
pharmaceuticals
129
100
TOTAL
MANUFACTURING
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
図 2-7(4) 日本:相対生産性上位業種
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
200
Insulated wire
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
180
181
Other electrical machinery
and apparatus nec
166
Motor vehicles, trailers
and semi-trailers
160
154
145
140
129
120
122
100
108
108
105
84
80
60
40
MACHINERY, NEC
TOTAL MANUFACTURING
Pulp, paper and paper
OTHER NON-METALLIC
MINERAL
Medical, precision and
optical instruments
BASIC METALS AND
FABRICATED METAL
73
FOOD , BEVERAGES AND
TOBACCO
71
67
Rubber and plastics
52
Manufacturing nec
41
Printing, publishing and
reproduction
33
WOOD AND OF WOOD
AND CORK
20
Other transport
equipment
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
TEXTILES, TEXTILE ,
LEATHER AND FOOTWEAR
図 2-7(5):業種別相対生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
61
220.0
TFP上昇率(95年=100)
220.5
ELECTRICAL AND
OPTICAL
EQUIPMENT
TOTAL
MANUFACTURING
160.0
108.7
100.0
TOTAL INDUSTRIES
102.0
47.9
40.0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
Coke, refined
petroleum and
nuclear fuel
図 2-7(6) 日本:TFP 変化率の大きい業種(付加価値ベース、95 年=100)
140.0
TFP上昇率(95年=100)
135.5
MACHINERY, NEC
TRANSPORT EQUIPMENT
130.0
TOTAL MANUFACTURING
MANUFACTURING NEC;
RECYCLING
120.0
Rubber and plastics
111.0
110.0
108.7
107.1
106.1
102.0
100.0
97.3
96.9
91.6
89.3
90.0
88.0
TOTAL INDUSTRIES
BASIC METALS AND
FABRICATED METAL
OTHER NON-METALLIC
MINERAL
WOOD AND OF WOOD
AND CORK
TEXTILES, TEXTILE ,
LEATHER AND FOOTWEAR
82.6
Chemicals and chemical
products
76.8
PULP, PAPER, PAPER ,
PRINTING AND PUBLISHING
80.0
FOOD , BEVERAGES AND
TOBACCO
70.0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
図 2-7(7) 日本:TFP 変化率(付加価値ベース、95 年=100)
62
800
700
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
700
600
ELECTRICITY, GAS AND
WATER SUPPLY
500
400
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
300
各年の相対的比較生産性
(各年における全産業平均を各年で100)
FINANCIAL
INTERMEDIATION
MINING AND
QUARRYING
250
213
200
150
179
TOTAL
MANUFACTURING
158
TRANSPORT AND
STORAGE AND
COMMUNICATION
129
107
100
COMMUNITY SOCIAL
AND PERSONAL
SERVICES
85
WHOLESALE AND RETAIL
TRADE
81
CONSTRUCTION
59
36
50
REAL ESTATE, RENTING
AND BUSINESS
ACTIVITIES
HOTELS AND
RESTAURANTS
32
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
AGRICULTURE,
HUNTING, FORESTRY
AND FISHING
図 2-7(8) 日本:産業別相対生産性
(付加価値/総労働時間,95 年価格評価,各年の全産業平均を各年で 100)
63
2-8
センシティブ産業の特定
2-8-1
センシティブ産業の考え方
(1)経済要因からみたセンシティブ産業
1) 生産性と産業規模
センシティブ産業に関しては、何をもって「センシティブ」とみなすかという具体的
指標を考える前に、先ずは以下のように切り口を整理する。
すなわち、付加価値額が大きく、雇用者数が多く(雇用に与える影響が大きく)、生
産性も高いような業種は、当該国でも産業政策の柱にする場合が多い。或いは産業政策
の対象から除外しようとすることは政治的に難しい。そのような産業は競争力も高いが
センシティブな要素ももつと考えられる。例としては自動車産業などである。
2) 育成業種
また、現段階で存在感が小さく、必ずしも生産性が高くなくても、技術的な競争力の
観点から当該国が今後の育成対象と考えているような業種がある。それもセンシティブ
産業と考えるべきであろう。航空・宇宙、鉄道車両、環境技術関連などはこれに該当し
よう。
3) 海外製品との代替可能性
上記 1)-2)を補足する観点だが、財・サービスの品質が比較的均質で、海外勢に代替
され得るものはセンシティブさの度合いが高まる。新興国の産業発展とグローバリゼー
ションによって軽工業の品目では代替可能なものが増えているが、当該国が大切にして
いる工芸的産業が新興国からの廉価な輸入品で打撃を受ける、などといったケースは最
も分かりやすい例である。
なお、現時点で競争力があってもそれが海外勢によって代替可能であるならば、その
産業優位を守るために却って他産業以上にセンシティブになるといった作用が生じる
こともあり得る。
(2) 特殊要因からみたセンシティブ産業
一方、経済的な見方とは別の次元として、政治的或いは国民感情的な意味でセンシティブ
産業となる場合がある。
我が国の例でいえば農林水産業、特に農業がその例に該当する。今や農業の産業比率は著
しく縮小し、産業特性や国土条件から考えても大幅な量的発展は難しい。その意味では経
済要因には乏しいが、食料自給や安全保障といった考え方及びその他複雑な国民感情的要
因から、顕著なセンシティブ産業になっている。これは我が国だけでなく多くの国にも共
通する現象である。
64
(3)関税率
これらの諸要因が結実する指標として関税率がある。関税は規制そのものであり、上述の
ような諸要因を背景とした当該国の産業保護・育成のスタンスが一点に濃縮されて表れる
と考えてよい。
自由貿易が推奨される現代のグローバル経済環境の下では、関税率が高いことには国際的
な批判と圧力がかかる。そのため見かけ上の関税率は低くても、個別の品目の分類判定に
おいて税率が高い部門に分類されたり、検査・認証手続きが煩雑であったりするというい
わゆる非関税障壁の問題も起こる。しかし特定の対象国を念頭におかない一般的な関税率
は、当該国のスタンスを自然な形で映し出す情報である。そのため一般的な関税率をみれ
ば、当該国がどの産業にセンシティブなのかをかなり程度判断できる。
なお、関税率において「産業」をみる場合は、関税率の高い「品目」を生産する産業が単
純にセンシティブ産業であると解釈してよいだろう。
2-8-2
EU の対域外一般的関税率
(1)WTO における平均税率表
EU 諸国における対外関税権限は構成各国ではなく EU そのものにある。よって EU の関
税率は各国ごとにではなく EU として一体的にみることになる。
WTO の TRADE POLICY REVIEW の EUROPEAN UNION 版(2011 年 6 月)に部門
別の対外平均一般関税率が載っている。これによって EU のセンシティブ産業とそのセン
シティブの度合いが全産業とのバランスの中で理解できる。
2011, Simple avg. tariff (%)
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
Agriculture
11.1
Mineral products, precious stones and precious metals
2.5
1.7
Chemicals and photographic supplies
4.4
Leather, rubber, footwear and travel goods
Wood, pulp, paper and furniture
4.9
1.2
Textiles and clothing
8.0
Transport equipment
Non-electric machinery
16.0
15.2
Fish and fishery products
Metals
14.0
5.0
1.7
Electric machinery
2.8
図 2-8(1) EU の業種別一般平均関税率(2011)
出典:WTO Trade Policy Review より IDCJ 作成
65
さらに詳細な内訳は 2011 年版には見当たらないが、一つ前の 2009 年版に HS の 2 桁レ
ベルで収録されている(図 2-8(2))
。最新情報ではないものの 2008 年段階と現在とで劇的
に産業競争力が変化する訳ではないと思われるため、センシティブ産業の特定に有効と思
われる。
66
50 2008, Average tariff (%)
40
20
10
49.4
21.7
9.8
13.5
9.8
0.3
0
食品(加工)類
35.7
33.2
29.7
30
動・植物類
6
18.6
10
11.9
9.6
18
28.6
23.7
9.6 10.2
15.4
1.6 3.1 0
3
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
(1)
20
(2)
(4)
(HS, 2-digit)
2008, Average tariff (%)
化学、プラスチック・ゴム
医薬類
10
8.3
4.4 5.4
4.4 4.5
0
(3)
0.4 0
1.4
0
(HS, 2-digit)
皮革
6.3 6
6.3 5.5
2.9 2.1
2.3 2.7
5
3.1 2.7
1.5 2.2
0
0
0
25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
(5)
20
(6)
(7)
(8)
2008, Average tariff (%)
繊維・アパレルなど
11.6 11.6
10
5.2
4
6.4
6 6.4 6.1
7.9
7.8 7.3
6.3
(9)
(10)
陶磁器、
ガラス
9.8 9.8
3.3
2.7
4.3
2.8
4.8 5.1
1.2
0.7
0
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71
(11)
(HS, 2-digit)
20
(12)
2008, Average tariff (%)
0
0.2
1.6
0.6
(HS, 2-digit)
車両・航空機など
電気、機械
6.2
3.3
(14)
自動車
アルミ
10
(13)
2.6 3.1
0
3.1 3.1 2.3
3
1.8
1.7
時計
6.3
4.6
2.1 1.1 1.8
3.3
3.2 2.2 2.2
2.1
0
72 73 74 75 76 (欠) 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
図 2-8(2) EU の業種別一般平均関税率(HS 2 桁,2008)
出典:WTO Trade Policy Review より IDCJ 作成
注:コード表は次頁参照。
67
(20)
(21)
表 2-8(1) HS 2 桁コード表
分類和名:税関HP(http://www.customs.go.jp/)
HS
名称
01
02
第1部
動物(生きているものに限る。)及び動
物性生産品
03
04
酪農品、鳥卵、天然はちみつ及び他の類に該当しない食用の動物性生産品
05
動物性生産品(他の類に該当するものを除く)。
生きている樹木その他の植物及びりん茎、根その他これらに類する物品並
びに切花及び装飾用の葉
食用の野菜、根及び塊茎
食用の果実及びナット、かんきつ類の果皮並びにメロンの皮
コーヒー、茶、マテ及び香辛料
穀物
穀粉、加工穀物、麦芽、でん粉、イヌリン及び小麦グルテン
採油用の種及び果実、各種の種及び果実、工業用又は医薬用の植物並び
にわら及び飼料用植物
ラック並びにガム、樹脂その他の植物性の液汁及びエキス
植物性の組物材料及び他の類に該当しない植物性生産品
06
第2部
植物性生産品
07
08
09
10
11
12
13
14
第3部
動物性又は植物性の油脂及びその分
解生産物、調製食用脂並びに動物性又
は植物性のろう
15
調製食料品、飲料、アルコール、食酢、
たばこ及び製造たばこ代用品
第5部
鉱物性生産品
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
鉱物性燃料及び鉱物油並びにこれらの蒸留物、歴青物質並びに鉱物性ろう
28
29
30
31
32
第6部
化学工業(類似の工業を含む。)の生産
品
33
34
第7部
第8部
第9部
第10部
プラスチック及びゴム並びにこれらの
製品
皮革及び毛皮並びにこれらの製品、動
物用装着具並びに旅行用具、ハンド
バックその他これらに類する容器並び
に腸の製品
木材及びその製品、木炭、コルク及び
その製品並びにわら、エスパルトその
他の組物材料の製品並びにかご細工
物及び枝条細工物
木材パルプ、繊維素繊維を原料とする
その他のパルプ、古紙並びに紙及び板
紙並びにこれらの製品
動物性又は植物性の油脂及びその分解生産物、調製食用脂並びに動物性
又は植物性のろう
肉、魚又は甲殻類、軟体動物若しくはその他の水棲(せい)無脊椎(せきつ
い)動物の調製品
糖類及び砂糖菓子
ココア及びその調製品
穀物、穀粉、でん粉又はミルクの調製品及びベーカリー製品
野菜、果実、ナットその他植物の部分の調製品
各種の調製食料品
飲料、アルコール及び食酢
食品工業において生ずる残留物及びくず並びに調製飼料
たばこ及び製造たばこ代用品
塩、硫黄、土石類、プラスター、石灰及びセメント
鉱石、スラグ及び灰
16
第4部
動物(生きているものに限る。)
肉及び食用のくず肉
魚並びに甲殻類、軟体動物及びその他の水棲(せい)無脊椎(せきつい)動
物
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
無機化学品及び貴金属、希土類金属、放射性元素又は同位元素の無機又
は有機の化合物
有機化学品
医療用品
肥料
なめしエキス、染色エキス、タンニン及びその誘導体、染料、顔料その他の
着色料、ペイント、ワニス、パテその他のマスチック並びにインキ
精油、レジノイド、調製香料及び化粧品類
せっけん、有機界面活性剤、洗剤、調製潤滑剤、人造ろう、調製ろう、磨き
剤、ろうそくその他これに類する物品、モデリングペースト、歯科用ワックス
及びプラスターをもととした歯科用の調製品
たんぱく系物質、変性でん粉、膠(こう)着剤及び酵素
火薬類、火工品、マッチ、発火性合金及び調製燃料
写真用又は映画用の材料
各種の化学工業生産品
プラスチック及びその製品
ゴム及びその製品
原皮(毛皮を除く。)及び革
革製品及び動物用装着具並びに旅行用具、ハンドバッグその他これらに類
する容器並びに腸の製品
毛皮及び人造毛皮並びにこれらの製品
木材及びその製品並びに木炭
コルク及びその製品
わら、エスパルトその他の組物材料の製品並びにかご細工物及び枝状細
工物
木材パルプ、繊維素繊維を原料とするその他のパルプ及び古紙
紙及び板紙並びに製紙用パルプ、紙又は板紙の製品
印刷した書籍、新聞 絵画その他の印刷物並びに手書き文書、タイプ文書、
設計図及び図案
68
(続き)
分類和名:税関HP(http://www.customs.go.jp/)
HS
名称
50
51
52
53
57
絹及び絹織物
羊毛、繊獣毛、粗獣毛及び馬毛の糸並びにこれらの織物
綿及び綿織物
その他の植物性紡織用繊維及びその織物並びに紙糸及びその織物
人造繊維の長繊維並びに人造繊維の織物及びストリップその他これに類す
る人造繊維製品
人造繊維の短繊維及びその織物
ウォッディング、フェルト、不織布及び特殊糸並びにひも、綱及びケーブル
並びにこれらの製品
じゅうたんその他の紡織用繊維の床用敷物
58
特殊織物、タフテッド織物類、レース、つづれ織物、トリミング及びししゅう布
54
55
56
第11部
紡織用繊維及びその製品
64
65
66
67
染み込ませ、塗布し、被覆し又は積層した紡織用繊維の織物類及び工業用
の紡織用繊維製品
メリヤス編物及びクロセ編物
衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る。)
衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く。)
紡織用繊維のその他の製品、セット、中古の衣類、紡織用繊維の中古の物
品及びぼろ
履物及びゲートルその他これに類する物品並びにこれらの部分品
帽子及びその部分品
傘、つえ、シートステッキ及びむち並びにこれらの部分品
調製羽毛、羽毛製品、造花及び人髪製品
68
石、プラスター、セメント、石綿、雲母その他これらに類する材料の製品
69
70
陶磁製品
ガラス及びその製品
71
天然又は養殖の真珠、貴石、半貴石、貴金属及び貴金属を張った金属並び
にこれらの製品、身辺用模造細貨類並びに貨幣
59
60
61
62
63
第12部
履物、帽子、傘、つえ、シートステッキ
及びむち並びにこれらの部分品、調製
羽毛、羽毛製品、造花並びに人髪製品
第13部
石、プラスター、セメント、石綿、雲母そ
の他これらに類する材料の製品、陶磁
製品並びにガラス及びその製品
第14部
天然又は養殖の真珠、貴石、半貴石、
貴金属及び貴金属を張った金属並びに
これらの製品、身辺用模造細貨類並び
に貨幣
第15部
卑金属及びその製品
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
第16部
機械類及び電気機器並びにこれらの部
分品並びに録音機、音声再生機並びに
テレビジョンの映像及び音声の記録用
又は再生機の機器並びにこれらの部分
品及び附属品
83
84
85
第18部
第19部
車両、航空機、船舶及び輸送機器関連
品
光学機器、写真用機器、映画用機器、
測定機器、検査機器、精密機器、医療
用機器、時計及び楽器並びにこれらの
部分品及び附属品
武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品
及び附属品
91
92
93
武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品及び附属品
87
88
89
90
94
第20部
第21部
雑品
美術品、収集品及びこっとう
電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの
映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属
品
鉄道用又は軌道用の機関車及び車両並びにこれらの部分品、鉄道又は軌
道の線路用装備品及びその部分品並びに機械式交通信号用機器(電気機
械式のものを含む。)
鉄道用及び軌道用以外の車両並びにその部分品及び附属品
航空機及び宇宙飛行体並びにこれらの部分品
船舶及び浮き構造物
光学機器、写真用機器、映画用機器、測定機器、検査機器、精密機器及び
医療用機器並びにこれらの部分品及び附属品
時計及びその部分品
楽器並びにその部分品及び附属品
86
第17部
鉄鋼
鉄鋼製品
銅及びその製品
ニッケル及びその製品
アルミニウム及びその製品
(欠番)
鉛及びその製品
亜鉛及びその製品
すず及びその製品
その他の卑金属及びサーメット並びにこれらの製品
卑金属製の工具、道具 刃物、スプーン及びフォーク並びにこれらの部分
品
各種の卑金属製品
原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品
95
96
97
家具、寝具、マットレス、マットレスサポート、クッションその他これらに類す
る詰物をした物品並びにランプその他の照明器具(他の類に該当するものを
除く。)及びイルミネーションサイン、発光ネームプレートその他これらに類
する物品並びにプレハブ建築物
がん具、遊戯用具及び運動用具並びにこれらの部分品及び附属品
雑品
美術品、収集品及びこっとう
69
(2)関税率の解釈
1) 主要製造業分野
化学に関し、製薬こそ 0%だが、化学製品全般(プラスチックも含む)に 4%~8%の
比較的税率が高い領域がみられる。また、自動車関連が 6.3%と高い税率になっている。
一方、電気・電子、機械類(一般機械という品目はないが、概念的に電気に内包され
ると考えられる)の税率は 3%程度であり、さほど目立った高さではない。
しかし、これらは HS2 桁という、品目としてはなお粗い区分における平均値である
ことに注意する必要がある。個別の品目にブレークダウンすればトラック(最高 22%)、
乗用車(10%)
、家電(最高 14%)など、先進国の中でも高水準の税率となっている品
目がある(経産省 2011 年版「不公正貿易報告書」
)。
2) 軽工業分野
アパレル関連に 10%を超える高い税率が課せられ、繊維・靴などのファッション関連
全般でも 7%~9%の高率となっている。その他実用品、装飾品の税率も相対的に高い。
3) 農林水産業、食品業分野
農林水産業の直接のアウトプットだけでなく、食品業(食品工業)のアウトプットも
含めて概ね高い税率である。中でも肉類、乳製品、砂糖などは 30%を超えるような高い
水準である。
2-8-3
センシティブ産業の抽出
各国の競争優位産業分析と上述の関税率に見る EU の対外スタンスを基に、次のようにセ
ンシティブ産業を特定することが可能である。
同じ業種区分で内容が質的に異なる場合もあるが(例えばドイツの自動車産業は自国ブラ
ンドの高付加価値車が主力だが、スペインの自動車産業はドイツほどの付加価値はないな
ど)、あくまでも自国においてその産業が生産性が高いか(或いは伸びているか)、また、
一定の産業規模があるかといった視点がセンシティブかどうかを勘案する際に重要なこと
である。また、自国経済への量的影響という点では優位産業に及ばなくても、保護主義的
な意味でセンシティブ産業に該当する場合がある。農林水産品はその典型である(ただし
食品業は産業規模が大きい部類に入る)
。
イタリアの繊維・アパレル・皮革などのように、伝統的産業であってさらにある程度の規
模がある場合は、経済的重要性と保護主義的意味合いの中間的位置付けでセンシティブ産
業となる場合もある。
70
表 2-8(2) センシティブ産業のまとめ
判断要素
センシティブ産業
該当国
各国での競争優位
EU の対域外
※詳細は各国のポイント表参照
平均関税率
経済
化学(製薬含む)
5 カ国
生産性、規模、代替性
4~8%程度
要因
一般機械
英、仏、独
生産性、規模、代替性
3.0%
電気・電子
英、仏、独、 生産性、規模、代替性
ただし個別品目では家電
西
で最高 14%など
輸送機械(自動車、 5 カ国
生産性、規模、代替性、
自動車 6.3%
鉄道、航空)
育成業種(特に鉄道、航空)
個別品目ではトラック最
高 22%、乗用車 10%など
●繊維・アパレル・皮
伊
規模、代替性
アパレル関連 10%超
革(ファッション)
※英仏独
※英仏独では規模小だが近年生産
靴、他繊維 7~9%
性上昇
金融
5 カ国
生産性、規模
‐
運輸・通信
英、伊
生産性、規模
‐
特殊
●農林水産業
5 カ国
政治、安全保障、国民感情
要因
食品業
5 カ国
政治、安全保障、国民感情、 10~40%超
(食品加工業)
規模
注:●は産業優位性(経済上の量的重要性)には乏しいセンシティブ産業(関税率根拠)
71
2-9
主な競争優位産業・センシティブ産業の国際比較
2-9-1
輸送機械(自動車、鉄道車両含む)
(1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較)
相対的生産性の比較とは、自国内で当該産業の生産性上の地位を比較するものであり、い
わば当該産業のその国における大切さを比較するイメージであった(詳細2-1-1)。
輸送機械はいずれの国でも地位が高い重要産業である。やや系統が異なるイタリアも 100
を大幅に下回ってはいない。
180 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100)
GE(T)
JP_auto
160
UK(T)
140
ES(T)
120
JP(T)
100
FR(T)
80
IT(T)
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-1(1) 輸送機械の相対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
(2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較)
生産性の数値そのものの比較では、日独仏が上位の一群、続いて英、さらに西伊という 3
群構造である。日独仏は自国ブランド優位の高付加価値、英西伊はそれよりやや低位とい
う図式であろう(伊のスポーツカーなどは手工業的な位置付けという一面もあるかもしれ
ない)
。
72
70
(絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間)
GE(T)
60
JP_auto
JP(T)
50
FR(T)
40
UK(T)
ES(T)
30
IT(T)
20
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-1(2) 輸送機械の絶対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算)
。単純比較は2-9-8。
2-9-2
化学(製薬含む)
(1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1)
相対比較において日本がかなり上方に位置するが、一国の「化学産業」の中身や統計区分、
商習慣などの違いが影響している可能性もある。英仏独は概ね堅調な推移で、国内で生産
性上の地位も高く、安定していることを示す。伊西も全産業比 1.5 倍以上の生産性を維持し
ている。
500 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100)
450
400
350
300
250
200
150
100
19951996 1997199819992000 2001200220032004 200520062007
図 2-9-2(1) 化学の相対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
73
JP_pharma
JP(C)
UK(C)
FR(C)
GE(C)
IT(C)
ES(C)
(2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較)
同じく日本の水準と欧州諸国を単純に比較できないが日本は高水準の推移である。欧州で
は仏独が堅調で英がそれに続いている。伊西はそれら諸国と比べて低位にあり、近年でも
生産性が伸びていない。
180 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間)
JP_pharma
160
JP(C)
140
120
FR(C)
100
GE(C)
80
UK(C)
60
IT(C)
40
ES(C)
20
1995 1996 19971998 1999 20002001 2002 2003 20042005 2006 2007
図 2-9-2(2) 化学の絶対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算)
。単純比較は2-9-8。
74
2-9-3
電気・電子
(1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1)
実質価格(数量ベースに近くなる)でみているため、日本の電子部門の生産性上昇が目立
つ。英も自国内での相対的生産性上昇が明確。西、伊はやや低位に位置し、特に伊では国
内の地位も上がっていない。
350 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100)
300
JP_E_Vu&Tu
JP(E)
250
UK(E)
200
FR(E)
150
GE(E)
100
ES(E)
50
1995199619971998199920002001200220032004200520062007
IT(E)
図 2-9-3(1) 電気・電子の相対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
(2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較)
同じく実質評価であるため日本が目立つが、アジアでの電子製品単価の下落及びリーマン
ショック以降の円高(2007 年当時対ユーロ 160 円水準→2011 年 100 円前後)を考慮すれ
ば、実感的な賃金産出力と安定感はグラフどおりではなかろう。
仏が電気産業優位の独と同じ高水準だが、これは生産性指標を労働時間で見ている影響も
考えられる(仏は伝統的に労働時間制限が厳しく、労働時間は短めに集計される)。英も堅
調に競争力をつけている。西伊両国と先進 3 カ国との差異は産業内容の違いを示唆するも
のでもある。
75
140 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間)
JP_E_Vu&Tu
120
100
JP(E)
80
FR(E)
60
GE(E)
40
UK(E)
20
ES(E)
0
1995199619971998199920002001200220032004200520062007
IT(E)
図 2-9-3(2) 電気・電子の絶対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算)
。単純比較は2-9-8。
2-9-4
一般機械
(1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1)
実質ベースでの日本の機械産業へのシフトが急であることが示される。また、国内相対的
な位置付けで英仏西が高い位置にあり、特に仏は従前あまり高くなかった国内地位が高ま
った。独は昔から高かったという推移だが、伊は国内産業平均水準を前後している。
150 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100)
140
JP(M)
UK(M)
130
120
FR(M)
110
ES(M)
100
90
GE(M)
80
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-4(1) 一般機械の相対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
76
IT(M)
(2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較)
仏独が堅調である(仏の労働時間に関する注意は電気・電子同様)。西、伊は仏独両国の
半分程度の生産性となっている。英はそれらの中間だが、傾向としては仏独に近い。
日本の生産性が高いことは事実であり、2003 年以降競争力をさらに高め、産業特化を示
している。ただし実質評価であること及び近年の円高によって名目上の競争力が低下して
いることなどによりグラフの解釈に注意が必要である(電気・電子と同様)
。
60
(絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間)
JP(M)
FR(M)
40
GE(M)
UK(M)
20
ES(M)
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-4(2) 一般機械の絶対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算)
。単純比較は2-9-8。
77
IT(M)
2-9-5
繊維・アパレル・皮革(ファッション)
(1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1)
主要工業とはかなり異なった形状となる。英仏独が国内での相対的地位を上げている。伊
は伝統的に高かったが、相対的な位置は横這いである。我が国は低位で、さらに国内相対
的地位も落としている。
110 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
UK(Tx)
FR(Tx)
GE(Tx)
IT(Tx)
ES(Tx)
JP(Tx)
図 2-9-5(1) 繊維・アパレル・皮革の相対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
(2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較)
他の産業の推移と同様仏独が堅調である。英も 2003 年以降イタリアを追い越した。西伊
は仏独両国の半分程度の生産性でほぼ横這いであるが、西欧と南欧とで工業的か工芸的か
とう品質そのものの違いも考えられる(工芸的なスタイルであれば「労働」生産性は低く
なる)
。
なお、絶対生産性の推移でみても我が国は低迷している。
78
40
(絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間)
FR(Tx)
GE(Tx)
UK(Tx)
20
IT(Tx)
ES(Tx)
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
JP(Tx)
図 2-9-5(2) 繊維・アパレル・皮革の絶対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算)
。単純比較は2-9-8。
2-9-6
金融
(1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1)
金融部門も主要工業とはかなり異なった形状を示す。バブルの度合いに応じる形で西伊の
生産性が自国内での相対順位を急激に上げている。また英は独仏より恒常的に金融の国内
地位が高い。我が国も自国内での位置は高いが 2003 年以降は相対位置が低下している。
350 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100)
300
ES(F)
IT(F)
250
UK(F)
200
JP(F)
150
FR(F)
100
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-6(1) 金融の相対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
79
GE(F)
(2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較)
ユーロ圏では仏が安定している。伊西は 2004 年以降傾斜が急になっているが、これは南
欧バブルの影響と考えられる。独はそれらに比べて動きが少なかったが、2007 年にかけて
急上昇がみられる。英は 2001 年以降持続的に独より生産性が高い。
なお、日英は為替と PPP 換算の両方の影響を受けるため、上図より比較性が劣ることに
注意が必要である。さらに日は、欧州各国同士ほどには業務内容・範囲、商習慣などが統
一的でないことにも影響されている。
100 (絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間)
JP(F)
80
ES(F)
60
FR(F)
IT(F)
40
UK(F)
20
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-5(2) 金融の絶対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算)
。単純比較は2-9-8。
80
GE(F)
2-9-7
農林水産業
(1)相対的生産性の比較(比較優位性の比較:詳細2-1-1)
国内順位という意味では英が最も全産業平均に近い高位である。続いて西、仏、伊の順で
ある。産業構造上の後発国である西伊と、先進国中の農業大国である仏の地位が高いのは
概ねイメージに沿っている(英は農林水産業の規模が小さい)。
日本の農業は生産性指標においても産業に占める地位が低い。
100 (国内相対的労働生産性,各年の国内平均=100)
90
80
70
60
50
40
30
20
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
UK(A)
ES(A)
FR(A)
IT(A)
GE(A)
JP(A)
図 2-9-7(1) 農林水産業の相対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
(2)絶対的生産性の比較(絶対優位の比較)
英と仏が高く、特に仏が生産性数値が高いのはイメージどおりである。続いて独、西、
伊となるが、他の産業と比べて西が高めに推移している。西は仏より農業比率が高く、産
業発展上のポジション的にも現段階で農林水産業の重要性が高いことの反映だろう。
なお、日も、上向きではあるものの各国と比べて低位での推移である。
81
25
(絶対労働生産性,PPP百万ドル/時間)
UK(A)
20
FR(A)
15
GE(A)
10
ES(A)
5
IT(A)
0
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-7(2) 農林水産業の絶対生産性比較
出典:EU-KLEMS より IDCJ 作成
注:PPP レートは IMF-WEO(PPP ドル換算)
。単純比較は2-9-8。
82
JP(A)
2-9-8
(参考)絶対生産性比較の単純比較(日英は単純為替レートでユーロ換算、ユーロ圏は換算なし)
(出典:全て EU-KLEMS より IDCJ 作成)
70 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間)
GE(T)
60
JP_auto
50
FR(T)
40
30
JP(T)
20
ES(T)
IT(T)
10
0
1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値)
UK(T)
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
図 2-9-8(1) 輸送機械の絶対生産性比較(単純比較による参考値)
180 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間)
160
140
120
100
80
60
40
20
1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値)
0
JP_pharma
JP(C)
FR(C)
GE(C)
IT(C)
UK(C)
ES(C)
1995199619971998199920002001200220032004200520062007
図 2-9-8(2) 化学の絶対生産性比較(単純比較による参考値)
120 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間)
JP_E_Vu&Tu
100
JP(E)
80
FR(E)
60
GE(E)
40
UK(E)
20
0
1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値)
1995199619971998199920002001200220032004200520062007
ES(E)
IT(E)
図 2-9-8(3) 電気・電子の絶対生産性比較(単純比較による参考値)
40 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間)
FR(Tx)
GE(Tx)
IT(Tx)
20
ES(Tx)
0
1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値)
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
UK(Tx)
JP(Tx)
図 2-9-8(4) 一般機械の絶対生産性比較(単純比較による参考値)
83
40 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間)
FR(Tx)
GE(Tx)
IT(Tx)
20
ES(Tx)
0
1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値)
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
UK(Tx)
JP(Tx)
図 2-9-8(5) 繊維・アパレル・皮革の絶対生産性比較(単純比較による参考値)
100 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間)
JP(F)
80
ES(F)
60
FR(F)
40
IT(F)
20
0
1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値)
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
GE(F)
UK(F)
図 2-9-8(6) 金融の絶対生産性比較(単純比較による参考値)
20 (絶対労働生産性,百万ユーロ/時間)
FR(A)
GE(A)
ES(A)
IT(A)
0
1999ユーロ開始(日英は単純為替レート換算による参考値)
1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
JP(A)
UK(A)
図 2-9-8(7) 農林水産業の絶対生産性比較(単純比較による参考値)
84
2-10 まとめ
(1)競争優位産業
・各国とも自動車産業は国内地位が高い重要産業である。ただし仏独は自国ブランド優位
の高付加価値車、伊西はそれより低位(他国メーカー生産や工芸的生産)、英はその中
位といったような質的な違いもみられる
・化学(製薬含む)は各国で規模的にはあまり大きくないが、生産性指標が高い優良業種
である
・電気・電子及び一般機械は実質ベースでは我が国の生産性が高いが、独仏英も競争力が
高まっている
・繊維・アパレル・皮革は、規模は化学よりもっと小さいが、英仏独は近年生産性を伸ば
している。伊では伝統的に比重が大きい産業である
・金融は伝統的には英が大きいが、仏でも存在感がある。伊西ではリーマンショック前に
かけて膨張的な成長が目立つ
・業種単位で括ると主要 5 カ国で競争優位産業は概ね共通してくる。しかし自動車産業同
様、各業種において各国で質的な違いがみられ、概ね付加価値の高い順に「独仏」、
「英」、
「西伊」と並ぶ
・英企業などは特に早くから世界展開し、英国出身企業の動向と英国産業の動向は必ずし
もイコールでない。仏独も同様であることに加え、さらに中東欧への EU 拡大と独仏企
業の同地域への進出でその傾向は強まっている。日・ASEAN でみられるような生産ネ
ットワーク関係は先進 EU・中東欧の間でも見られる。欧州では「ある国のある産業で
の競争優位」という概念自体がとらえにくくなっている(注:中東欧を含む生産ネット
ワークについては本章本文で直接言及していないが、重要と思われるためここに付記し
た)
(2)センシティブ産業
・関税率で一目瞭然のとおり、最もセンシティブなのは農林水産品及び関連する食料加工
品であり、これは日本とも、或いは世界的にも共通である
・工業品では化学製品と、繊維・アパレル・皮革及び装飾品関係のファッション部門にセ
ンシティブさが表れている
・自動車、一部家電などもセンシティブだが、特に自動車ではその傾向がやや強い
・電気・電子、機械類は、自動車に比べればセンシティブさが弱い
・これらの要素と並行して、産業規模、生産性の高さ、伸びなどを考慮すると、競争優位
産業とセンシティブ産業は、軽工業を除いた主要製造業では概ね重なる
85
(3)主な競争優位産業・センシティブ産業の国際比較
・自動車、電気・電子、一般機械などの主要産業では、独仏と並び我が国もトップレベル
の競争力がある
・英は主要工業では全体的に仏独より競争力が劣るが、2000 年以降は概ね生産性を伸ば
している。またユーロ圏諸国と比べ為替(ポンド相場)の影響を受けるため生産性の絶
対比較が難しい
・仏は全般的に「労働」生産性が高めに出ているが、本章の生産性は総労働「時間」を分
母にしているため、同国特有の比較的強い労働規制に影響を受けている可能性がある
・繊維や農林水産業では我が国の生産性は欧州諸国よりもかなり低い。また欧州諸国間で
は、概して伊西では元々それらの産業の重要性が相対的に高かったが生産性自体は横這
い、英仏独はそれらの産業でも生産性を伸ばしている
<第2章参考文献>
・経済産業省通商政策局(2011)
.2011 年版 不公正貿易報告書 WTO 協定及び経済連携
協定・投資協定から見た主要国の貿易政策
・田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治(2011).現代ヨーロッパ経済(第 3 版).有
斐閣アルマ
・中島隆信・吉岡完治(編)
(1997)
.実証経済分析の基礎.慶應義塾大学出版会
・中島隆信(2001)
.日本経済の生産性分析.日本経済新聞社
・深尾京司・宮川努(編)
(2008).生産性と日本の経済成長‐JIP データベースによる産
業・企業レベルの実証分析.東京大学出版会
・Mary O’Mahony and Marcel P. Timmer (2009).Output, Input And Productivity
Measures at the Industry Level: The EU KLEMS Database.The Economic Journal,
119 (June), F374–F403
・World Trade Organization (2011)
.Trade Policy Review Report by the Secretariat
EUROPEAN UNION
・World Trade Organization (2009)
.Trade Policy Review Report by the Secretariat
EUROPEAN COMMUNITIES Revision
86
第3章
EU 主要 5 カ国の競争優位産業の背景
【Abstract】
第 2 章で特定した EU 主要 5 カ国(英、仏、独、伊、西)の競争優先産業を鑑み、①自動車、
②鉄道、③金融サービス、④医薬品、⑤ファッションについて、主に財務省貿易データ、
日銀国際収支統計等を活用して日 EU 間の貿易状況、競争優位性産業の背景について考察し
た。
87
第3章 競争優位産業の背景
3-1
自動車
自動車産業は、日本の製造業における基幹産業である。部品生産の裾野産業も含めて日本
企業が国内の生産、販売において競争優位を維持する一方、日本企業は世界各国で生産拠
点を設立し、現地生産を進めてきた。日本の完成車メーカーは、付加価値の高い高級車を
中心に日本国内での生産と各国への輸出を行いつつ、低価格車では海外の生産拠点から輸
入する動きも出ており、各国の生産要素の賦存状況や販売市場からの近さなどにより生産
拠点を分散している。各国に立地した自動車生産拠点は、基本的に現地調達率を高める方
向で部品調達を行おうとする傾向はあるものの、特定車種の部品をすべて同一国内または
域内で調達するのは非現実的であり、部品に関する国際貿易の余地もある。2011 年の東日
本大震災後に顕在化したように、日本企業の生産する自動車部品が日本企業及び海外企業
の海外拠点における完成車生産に広く使用されている。
海外企業も、日本企業の買収または日本企業との提携により、日本国内及び海外で販売す
る車種の国内生産を行ってきた例がみられる。また、高級車やスポーツカーなどのセグメ
ントでは、海外企業が日本国内での販売力を有しており、輸入も行われている。しかし、
いずれも日本企業の海外生産や輸出に比べると規模は小さい。
3-1-1
完成車(乗用車)の日本から EU 諸国への輸出
図 3-1-1 は、日本から EU 諸国への完成車(乗用車)輸出の推移である。EU への輸出総
額は、1995 年の 8,153 億円(金額は FOB ベース、以下同様)から 2007 年の 2 兆 940 億
円へと増加したが、2008 年のリーマンショックとそれ以降の欧州各国での不況、円高ユー
ロ安などの影響もあり減少し、2011 年には 9,108 億円となっている。
国別割合では、各年共に英国向けが多く、2011 年には EU 全体への輸出の 20%を占めて
いる(金額ベース。以下同様)
。とはいえ、金額では 2007 年の 4,717 億円をピークに減少
し、2009 年にはその 3 分の 1 の 1,536 億円まで落ち込んでいる。2011 年には 1,785 億円
となった。ドイツ向け輸出は 1995 年には EU 全体への輸出の 39%を占めていたが、2011
年には同割合が 17%まで落ち込んでいる。金額ベースでも 1998 年の 3,955 億円をピークに
減少しはじめ、2001 年にはその 4 割強の 1,653 億円まで落ち込んだ。その後 2006 年まで
輸出額は増加したが、2011 年には再び 1,587 億円まで減少している。一方、フランス向け
輸出は、1995 年には EU 向け輸出全体の 5%に過ぎず、2010 年でも同割合は 7%であった
が、
2011 年には 15%まで増加した。
但し、
フランス向け輸出の金額ベースでのピークは 2008
年の 1,932 億円である。2010 年には 707 億円まで落ち込んだものの、2011 年には 1,364
億円まで回復している。
88
25,000
20,000
15,000
その他
220 イタリア
218 スペイン
213 ドイツ
10,000
210 フランス
205 英国
5,000
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
図 3-1-1 日本から EU への完成車(乗用車)輸出の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。
図 3-1-2 は、日本から EU 諸国への完成車(乗用車)輸出額を品目別で示している。ピス
トン式火花点火内燃機関(以下、ガソリンエンジンとする)を搭載した乗用車の割合が以
前は大きく、
1995 年には日本から EU 域内への乗用車輸出全体の 81%を占めていたが、2011
年には全体の 54%まで減少した。特に排気量 1500cc 以下の小型乗用車の割合は 1995 年の
34%から 2011 年には 12%となった。
排気量 1500cc から 3000cc の中型乗用車の割合も 1995
年の 44%から 2011 年には 32%に減少したが、排気量が 3000cc より大きな大型乗用車は、
同期間で 3%から 10%に増加した。リーマンショック以降の落ち込みは排気量 1,500cc 以下
の小型乗用車で大きく、
2007 年の 3,413 億円から 2009 年に 2,360 億円まで減少したあと、
2011 年にはさらに 1,077 億円まで減少した。
2007 年から 2011 年に小型乗用車の輸出は 68%
減少したことになる。中型乗用車、大型乗用車も輸出額は減少しているが、同期間での減
少はそれぞれ 57%、44%であり、落ち込み幅は小型乗用車に比べると小さい。
1995 年には全体の 19%であったピストン式圧縮点火内燃機関(以下、ディーゼルエンジ
ンとする)は、1990 年代後半からその割合を徐々に増加させ、2011 年には全体の 42%に
達した。輸出額は、1995 年には排気量 2500cc 以下の小型・中型乗用車が 737 億円、排気
89
量が 2500cc より大きい大型乗用車が 820 億円と大差はなかったが、その後小型・中型乗用
車の輸出の伸びが顕著となった。小型・中型乗用車の輸出額は 2007 年には 7,046 億円に達
した。リーマンショックを経て 2011 年には 3,100 億円となっている。大型乗用車は 2004
年の 2,059 億円がピークで、直近の 2011 年には 717 億円である。
25,000
20,000
15,000
その他のタイプ
8703.33 ディーゼル車(2500cc-)
8703.31, 32 ディーゼル車(-2500cc)
8703.24 ガソリン車(3000cc-)
10,000
8703.23 ガソリン車(1500-3000cc)
8703.21, 22 ガソリン車(1000-1500cc)
5,000
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
図 3-1-2 日本から EU への完成車(乗用車)輸出の推移
(品目別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。
90
表 3-1-1 は、日本企業により国内生産され、EU 諸国へ輸出されている車種を例示してい
る。ここで挙げられている車種は、コンセプトカー、ハイブリッド車、SUV などが中心で
あり、主力の小型・中型乗用車の多くは日本国外の生産拠点で製造されている。
表 3-1-1 日本企業による EU 市場向け日本国内生産車種の例
排気量
主な車種
-1000cc
iQ(トヨタ)
1000-1500cc
Insight、CR-Z(ホンダ)
、Mazda2(マツダ)
1500-3000cc
Prius、RAV4(トヨタ)
、X-Trail(日産)
、Accord(ホンダ)
3000cc-
Land Cruiser(トヨタ)
、Murano(日産)、Pajero(三菱)
出典:各社公表情報及びフォーイン「欧州自動車産業 2011」より IDCJ 作成。
3-1-2
完成車(乗用車)の EU 諸国から日本への輸出
図 3-1-3 は、EU 諸国から日本への乗用車(完成車)輸出を輸出国別に表している。EU
諸国からの輸出額の合計は 1996 年に 8,047 億円に達したが、その後は 1998 年から 2003
年までは 5,600 億円から 5,800 億円前後、2004 年から 2007 年までは 6,700 億円から 7,100
億円前後でそれぞれ推移した。リーマンショック後の 2009 年には 3,615 億円まで急減した
が、2011 年には 5,670 億円まで回復している。
仕向国別ではドイツの割合が高く、EU 全体への輸出額に占めるドイツ向け輸出の割合は
1995 年から 2011 年まで 63%から 73%で推移している。金額ベースでは、1998 年の 5,441
億円でピークで、リーマンショック以前の 2006 年には 4,635 億円となった。2009 年には
2,620 億円まで減少したが、2011 年には 4,032 億円まで回復している。次に多いのが英国
で、2011 年には EU の完成車(乗用車)対日輸出全体の 7.1%を占めている。次いで、イタ
リアからの 4.6%、フランスからの 3.6%と続いている。スペインの対日輸出は、1995 年に
は EU 全体の対日輸出の 6.3%を占めていたが、その後減少を続け、2011 年には 0.9%を占
めるに過ぎない。その他の EU 諸国の対日輸出は 1995 年から 2011 年の間に EU 全体の対
日輸出額の 9%から 14%の間で推移している。
91
9,000
8,000
7,000
6,000
その他
5,000
220 イタリア
4,000
213 ドイツ
218 スペイン
210 フランス
3,000
205 英国
2,000
1,000
0
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
図 3-1-3 EU から日本への完成車(乗用車)輸出の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。
図 3-1-4 は、EU 諸国から日本への乗用車(完成車)輸出額の推移を品目別に表している。
ガソリンエンジン車の割合が圧倒的に大きく、2011 年には全体の 98.1%を占めている。ガ
ソリンエンジン車の中では、2008 年当時は全体の 3.5%に過ぎなかった排気量 1500cc 以下
の小型乗用車の割合が 2009 年以降日本政府の低排出ガス車認定制度を受けて急増し、2011
年には全体の 14.6%を占めるまでになっている。
92
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
その他のタイプ
8703.3 ディーゼル車
8703.24 ガソリン車(3000cc-)
4,000
8703.23 ガソリン車(1500-3000cc)
8703.21, 22 ガソリン車(1000-1500cc)
3,000
2,000
1,000
0
95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
図 3-1-4 EU から日本への完成車(乗用車)輸出の推移
(品目別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 8703 を完成車として扱っている。
表 3-1-2 では、ガソリンエンジン車について 2011 年の対日輸出額を輸出国別及び品目別
に示している。排気量 1,000cc 以下の超小型乗用車はフランス及びイタリアからのみ輸出さ
れている。排気量が 1,000cc から 1,500cc の小型乗用車は、主にドイツ、スペイン並びにイ
タリアからの輸出である。排気量 1,000cc から 1,500cc の小型乗用車の輸出額はドイツから
の 451 億円が最も多いが、各国内で同品目がガソリンエンジン車全体の対日輸出額に占め
る割合はスペインとイタリアがそれぞれ 50%、37%と多い。排気量 1,500cc から 3,000cc
の中型乗用車は、主にドイツ、英国、フランスから輸出されており、金額はドイツが 2,387
億円と圧倒的に大きい。排気量が 3,000cc より大きい大型乗用車は表中の 5 カ国ではフラン
スを除く各国より主に輸出されている。金額ベースでは、ドイツからの輸出が 1,103 億円
と多いが、各国内でのガソリンエンジン車の対日輸出全体に占める割合は英国、スペイン、
イタリアからがそれぞれ 42%、49%、48%と大きい。
93
表 3-1-2 EU 主要国から日本への完成車(ガソリンエンジン車)輸出額(2011 年)
国
輸出額
品目
英国
ガソリン車(-1000cc)
ガソリン車(1000-1500cc)
ガソリン車(1500-3000cc)
ガソリン車(3000cc-)
フランス
ガソリン車(-1000cc)
ガソリン車(1000-1500cc)
ガソリン車(1500-3000cc)
ガソリン車(3000cc-)
ドイツ
ガソリン車(-1000cc)
ガソリン車(1000-1500cc)
ガソリン車(1500-3000cc)
ガソリン車(3000cc-)
スペイン
ガソリン車(-1000cc)
ガソリン車(1000-1500cc)
ガソリン車(1500-3000cc)
ガソリン車(3000cc-)
イタリア
ガソリン車(-1000cc)
ガソリン車(1000-1500cc)
ガソリン車(1500-3000cc)
ガソリン車(3000cc-)
(億円)
392
0
2
226
165
203
14
1
188
1
3,940
0
451
2,387
1,103
51
0
25
0
25
258
28
96
9
125
国別割合
(%)
100.0%
0.1%
0.4%
57.6%
42.0%
100.0%
6.8%
0.3%
92.6%
0.3%
100.0%
0.0%
11.4%
60.6%
28.0%
100.0%
0.0%
50.0%
0.6%
49.4%
100.0%
10.8%
37.3%
3.5%
48.3%
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
表 3-1-3 は、表 3-1-2 の EU 主要 5 カ国からの品目別対日輸出の一例として、EU 主要 5
カ国で生産され、日本国内で販売されていると思われる車種を挙げている。
94
表 3-1-3 欧州 5 カ国で生産され、日本で販売されている主な車種
排気量
-1000cc
1000-1500cc
1500-3000cc
3000cc-
英国
Mini
(Mini)
Mini
(Mini)
Avensis
(Toyota)
XF
(Jaguar)
Freelander
(Land
Rover)
フランス
ForTwo
(Smart)
207, 508
(Peugeot)
Lutecia
(Renault)
-
ドイツ
Golf
(Volkswagen)
Golf,
(Volkswagen)
C クラス
(Mercedes-Benz)
3 シリーズ
(BMW)
E クラス
(Mercedes-Benz)
5 シリーズ
(BMW)
スペイン
Polo
(Volkswagen)
-
イタリア
500
(FIAT)
500
(FIAT)
-
V クラス
(Mercedes-Benz)
911
(Porsche)
出典:各社公表情報及びフォーイン「欧州自動車産業 2011」より IDCJ 作成
3-1-3
自動車部品の日本から EU 諸国への輸出
図 3-1-5 では、日本から EU 諸国への自動車部品(本項では HS コード 8708 を扱う)の
輸出額を仕向国別に示している。輸出総額は 1995 年の 2,255 億円から、2007 年まで順調
に増加し、同年に 5,172 億円に達した。リーマンショック以降 2009 年には 2,697 億円まで
減少したが、2011 年には 4,177 億円まで回復している。仕向国別では、1995 年から 2011
年までの期間を通じて英国が最も多く、2011 年には 1,031 億円である。表 3-1-4 の通り、
英国には、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの完成車工場があり、トヨタ自動車がアベ
ンシスやオーリスを、日産自動車がキャシュカイ(日本名デュアリス)、ノート、ジューク
を、ホンダがシビックや CR-V、Jazz をそれぞれ生産している。日本からの自動車部品輸
出の多くは最終的に日本企業の完成車向けに使用されていると考えられる。次に輸出額が
多いのがドイツ向けであり、2011 年には 781 億円に達している。ドイツには、日本の部品
メーカーの生産拠点はあるものの日本の主要完成車メーカーの工場はないため、日本から
ドイツへ輸出される部品は主に欧州の完成車メーカーの製品に最終的に使用されているも
のと思われる。続いて輸出額が多いのはスペインとフランスであり、2011 年にはそれぞれ
254 億円、207 億円である。フランスではトヨタ自動車が 2001 年に工場を設立した他、1999
年に日産自動車と資本提携したルノーの主要生産拠点がある。フランスへの輸出額が 2000
年の 85 億円から 2001 年には 171 億円、2002 年には 289 億円と急増しているのも、この
ような動きに一部関連していると推察される。
95
6,000
5,000
その他
4,000
イタリア
3,000
スペイン
ドイツ
2,000
フランス
1,000
英国
0
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
図 3-1-5 日本から EU への自動車部品輸出の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 8708 を自動車部品として扱っている。
表 3-1-4 EU 主要国における日本の完成車メーカーの主な生産拠点
メーカー
トヨタ自動車
日産自動車
ホンダ
国
生産開始(買収・
英国
フランス
英国
合弁開始)年
1992 年
2001 年
1986 年
スペイン
1983 年
英国
1992 年(第 2 工場
は 2001 年)
主な生産車種
アベンシス、オーリス
ヤリス
キャシュカイ(日本名デュアリス)
、
ノート、ジューク
プリマスター、パスファインダー、
ナバラ、アトレオン、キャブスター、
NV200
シビック、CR-V、Jazz
出典:各社公表情報及びフォーイン「欧州自動車産業 2011」より IDCJ 作成
96
表 3-1-5 は、
日本から EU 主要国への 2011 年の自動車部品輸出額を品目別に示している。
ドイツとスペインに対しては、「8708.40
ギヤボックス及びその部分品」の割合が多い。
特に、ドイツに対しては、同品目が 639 億円であり HS コード 8708 の自動車部品全体の輸
出額の 82%を占めている。一方、日本の完成車メーカー3 社が生産拠点を持つ英国に対し
ては、
「8708.30 ブレーキ及びサーボブレーキ並びにこれらの部分品」が 108 億円、
「8708.29
車体のその他の部分品及び附属品その他のもの」が 106 億円、
「8708.94 安全エアバッグ
及びその部分品」が 76 億円など、ギヤボックス以外の各品目の輸出も多く、日本企業の現地
生産拠点に幅広い部品が供給されていることが伺える。
表 3-1-5 日本から EU 主要国への自動車部品輸出額(品目別、2011 年、億円)
日本からの輸出額(2011 年、億円)
HS コード
英国 フランス ドイツ スペイン イタリア
車体のその他の部分品及び附属
8708.29
106
19
8
47
2
品その他のもの
ブレーキ及びサーボブレーキ並
8708.30
108
3
17
10
5
びにこれらの部分品
8708.40
ギヤボックス及びその部分品
353
44
639
126
2
8708.94
安全エアバッグ及びその部分品
76
32
4
10
1
8708.99
その他のもの
193
93
80
32
3
HS コード 8708 計
1,031
207
781
254
21
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
3-1-4
自動車部品の EU 諸国から日本への輸出
図 3-1-6 では、EU 諸国から日本への自動車部品の輸出額の推移である。2000 年に 510
億円であった輸出額は以後急増し、2008 年に 2,002 億円に達した。その後、日本国内での
自動車生産の減少に合わせて輸出額も減少し、2009 年以降は 1,100 億円前後で停滞してい
る。輸出国別ではドイツが最大であるが、2008 年の 753 億円をピークに減少をはじめ 2011
年には 364 億円となっている。次いで輸出額の大きいフランスも、2008 年の 227 億円をピ
ークに減少し、2011 年に 107 億円となっている。主要 5 カ国以外からの輸出額が EU 全体
からの輸出額に占める割合は 2005 年以降増加傾向で、2011 年には同割合は 36%に達して
いる。
表 3-1-6 では、EU 主要国から日本への 2011 年の自動車部品輸出額を品目別・輸出国別
に示している。同表の 8 品目中 7 品目でドイツが最も大きい。ボッシュ、ZF、LUK、コル
ベンシュミット、マーレなど多くのドイツ企業が日本の完成車メーカーに部品を納入して
いる。2 位の輸出国は品目により異なる。クラッチ関連部品に強みを持つヴァレオが拠点を
持つフランスは、
「8708.40
ギヤボックス及びその部分品」の対日輸出額が 46 億円で、ド
イツの 53 億円に匹敵する規模を持っている。また、
「8708.94 安全エアバッグ及びその部
97
分品」では、衝突安全システム部品大手のオートリブが生産拠点を持つフランスが対日輸
出額で 11 億円と、ドイツの 5 億円を上回っている。英国は、
「8708.29 車体のその他の部
分品及び附属品その他のもの」の対日輸出額が 24 億円でドイツの 64 億円に次いでいる。
ブレーキ部品メーカーのブレンボや 2007 年にコンティネンタル・オートモーティブ傘下と
なった AP Italia があるイタリアは、
「8708.30 ブレーキ及びサーボブレーキ並びにこれら
の部分品」で 28 億円の対日輸出を行っている。
2,500
2,000
その他
イタリア
1,500
スペイン
ドイツ
1,000
フランス
英国
500
0
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
図 3-1-6 EU から日本への自動車部品輸出の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 8708 を自動車部品として扱っている。
98
11
表 3-1-6 EU 主要国から日本への自動車部品輸出額(品目別、2011 年、億円)
日本への輸出額(2011 年、億円)
HS コード
英国 フランス ドイツ スペイン イタリア
車体のその他の部分品及び附属
8
64
8
4
24
8708.29
品その他のもの
ブレーキ及びサーボブレーキ並
6
10
79
12
28
8708.30
びにこれらの部分品
46
53
26
5
ギヤボックス及びその部分品
16
8708.40
駆動軸及び非駆動軸並びにこれ
2
26
2
2
1
8708.50
らの部分品
ラジエーター及びその部分品
3
0
27
6
0
8708.80
ハンドル、ステアリングコラム
2
26
4
3
及びステアリングボックス並び
4
8708.93
にこれらの部分品
11
5
2
4
安全エアバッグ及びその部分品
3
8708.94
8708.99
その他のもの
HS コード 8708 計
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
99
19
11
46
5
8
82
107
364
66
63
3-2
鉄道
本件調査の目的に適った鉄道分野の理解、把握のため、2010 年 6 月の産業構造審議会 産
業競争力部会報告書の「鉄道」部分を次のとおり要約引用する。
【要約引用】
i)
世界の市場動向
鉄道分野(鉄道車両、信号・制御、軌道、保守等)の世界市場規模は、2005 年-2007 年
平均で15.9 兆円であるが、今後は、地球温暖化対策としての鉄道への期待の高まりもあり、
年平均 2.5%の成長により 2020 年には 22.0 兆円に拡大することが見込まれる。
図 3-2-1 鉄道種類別市場規模予測(2007 年→2020 年)
出所:UNIFE “Worldwide Rail Market Study – status quo and outlook 2016” の推計をもとに作成
図 3-2-2 2020 年における部門別市場規模予測
出所:UNIFE “Worldwide Rail Market Study – status quo and outlook 2016” の推計をもとに作成
鉄道市場は、高速鉄道と都市鉄道等(地下鉄、貨物列車等を含む高速鉄道以外の鉄道)の
2 つに分けられる。このうち都市鉄道等は、このうち都市鉄道等は、2020 年には 20.4 兆
円に拡大することが見込まれていることから、高度な鉄道技術を象徴する国民的インフラと
して重要な高速鉄道と同様に、今後、積極的に海外展開を推進すべき分野と言える。
100
表3-2-1 2020 年における重要地域(兆円)
地域
市場規模
市場成長率
アジア・太平洋
6+
3.8%
西欧
5.6
1.6%
米国・カナダ・メキシコ
3.4
1.3%
出所:UNIFE “Worldwide Rail Market Study – status quo and outlook 2016”
の推計をもとに作成
ii)
国内外の企業の動向
(ア) 海外企業の動向
(A) 海外の車両メーカーの動向
海外の車両メーカーは、企業再編を繰り返しながら集約化されており、ジーメンス
(独)
、アルストム(仏)
、ボンバルディア(鉄道部門の本社は独)が世界の 3 大メー
カーとして鉄道車両の世界シェアの過半を占め、欧州以外にも世界各地に工場を持ち、
新興市場に対しても積極的にビジネスを展開するなど、手強い競争相手となっている。
また、これらの企業は、国際標準化にも積極的に取り組んでおり、今後、これら企業
努力により欧州の鉄道技術・基準に親和的な国際標準が実現された場合、日本企業にと
って競争上不利な状況が生じる可能性がある。
他方、韓国ロテム、中国北車グループ、中国南車グループなどの新興国の鉄道車両メ
ーカーも、海外メーカーの技術や機器を導入しつつ、新興国の地下鉄など低コスト車両
を中心とした海外市場にも参入しており、日本企業の競争相手として存在感を高めつつ
ある。
(B)
海外の運行事業者・鉄道コンサルテイング会社の動向
欧州では、鉄道線の保守と運行を分離、場合によっては車両リース事業として車両保
有等も分離する、いわゆる垂直分業が進んでいる。例えば、ドイツ鉄道(DB)などは、
国外の他企業保有路線における鉄道運行にも取り組み始めるなど、国境を越えた鉄道ビ
ジネスが活発化しつつある。
また、海外の鉄道事業者は、シストラ(仏)やDB インターナショナル(独)といった
鉄道コンサルティング会社を関連会社として保有し、新興国などで受注活動を展開して
いる。
これらのコンサルティング会社は、新興国における新規路線の基本計画の立案や詳細
な事業モデル作成などで、強い存在感を示している。
101
(イ) 我が国企業の強みと課題
(A) 我が国の車両メーカーの強みと課題
日本の車両メーカーは、省エネ、品質、信頼性などの技術面で世界最高の水準を達成
している。例えば、英国では、民間の車両リース会社が、日本製の高速鉄道車両を保守
サービス付きで調達・保有し、現地の鉄道運行事業者に対してリースを行うといったビ
ジネスも存在する。また、米国では、日本車両メーカーが現地に工場を設立し、都市交
通局等向けに多数の鉄道車両を製造・納入するとともに、保守サービス等の提供も行っ
ている。
その一方で、主要鉄道車両・関連機器の年間輸出額は概ね1,000 億円程度(4,000~
5,000億円程度の国内生産額の2 割前後)にとどまっており、日本の主要企業を合計し
ても世界シェアは1 割程度であるのが現状である。また、欧州のライバル企業と比較す
ると、海外の製造拠点や整備拠点が少なく、IEC やISO など国際標準化への取組につ
いても遅れをとっている。さらに、低価格車両を中心に、中国・韓国の新興企業からも
追い上げられており、多様化するビジネスモデルへの対応についても、現時点では限定
的である。
今後、日本国内における鉄道車両・関連機器の需要は減尐することが見込まれており、
日本の車両メーカーは、今後も増加が見込まれる海外市場におけるビジネス展開が必須
となっている。
(B) 我が国の鉄道運行事業者・鉄道コンサルティング会社の強みと課題
日本のJR、民間鉄道など鉄道運行事業者は、国内における鉄道運行事業を中心に行っ
ており、海外での活動・事業は、技術協力などに限定されているのが現状である。
今後、人口減尐などで国内需要の増大が期待できないことや、海外鉄道ビジネスによ
り得られた経験や知見が国内鉄道ビジネスのさらなる質の向上に利用可能であること
などを踏まえると、我が国の鉄道運行事業者は、日本の鉄道技術・基準の国際標準化の
推進を含めて、鉄道コンサルティングビジネスといった海外活動・事業を推進すること
が必要である。
日本の鉄道コンサルティング会社は、円借款案件などでは中心的な役割を果たしてい
るが、一般の鉄道案件における存在感は低い状態に留まっているのが現状である。欧州
の鉄道コンサルタントが請け負った案件では、欧州の技術や標準が中心となるため、日
本企業は、鉄道コンサルタントが案件形成に果たす役割の重要性に着目し、日本の鉄道
コンサルタントの一般案件への関与を推進することが必要である。
(C) 新興国において多様化するビジネスモデルへの対応の必要性
近年、新興国でも鉄道整備が進められており、民間事業者が政府・自治体と連携して
建設・運営等を行う、いわゆる官民連携スキーム(PPP)で行われるケースも見られ、
102
民間事業者は、従来からの車両や設備等の納入のみならず、鉄道システム全体の構築、
運行・保守への関与、ファイナンススキームの提案、リースサービスの提供といった多
様なビジネスに対応することが求められている。
このようなビジネスについては、現地のニーズを踏まえながら多様な要素を含む鉄道
ビジネス全体のインテグレーションに責任を持つ企業の存在が重要であり、こうした企
業が然るべきリスク負担をしつつ、自らが核となって、関連する企業とコンソーシアム
等を形成し、取組を進めることが必要となる。
また、事業スキームについての相手国政府との協議や、事業パートナーとなり得る現
地企業との交渉などを他国のライバル企業に先駆けて行うことも必要であり、現在、我
が国では、商社・車両メーカー等が対応しているが、欧州企業と比べると、こうした取
組は十分とは言い難い。
iii)具体的政策
(ア) 目標
新興国市場を中心に、ビジネスモデルの多様化を踏まえ早期から関係企業が案件に取
り組む体制を構築する。
高速鉄道については、相手国の実情に合わせて、運転・管理等への関与も含めた事業
形態により、先進国も含めた世界各地への展開を図る。
また、車両ビジネスでは、欧州、北米、中国などの大規模な市場に対する輸出を継続・
拡大するとともに、コスト競争力向上等を通じてシェアを拡大する。
(イ)
アクションプラン
(A) 案件組成段階からの関与
具体的なビジネス案件形成に初期段階から関与し、コンサルティングやその後の国際
入札に向けた準備を円滑に進める。
高速鉄道については、ファイナンスを含めた事業モデル形成が重要であるため、早期
から相手国政府等との議論の場を設ける。
また、「デリー・ムンバイ産業大動脈構想」等の広域開発構想を通じた案件組成段階
からの関与を進める。なお、広域開発構想においては、都市開発等も含めたいわゆる「面」
での案件組成を進め、その中に日本企業が関与する鉄道システムを要素として含めるこ
とを検討する。
(B)コンソーシアムの形成
特に新興国市場においては、運転・管理ノウハウの提供等といった広範な事業分野へ
の関与が求められる場合があり、日本企業は、早い段階から複数の企業がコンソーシア
ム等を形成し、各企業のノウハウを結集して、現地企業とも協力して対応する体制を整
備することが必要となる。そのため、政府は、日本企業が参加するコンソーシアム等が
103
取り組む案件の実現を支援し、そうした案件についての実績を蓄積することにより、日
本企業の海外展開力を強化する。
(C) 政府の一体的支援(官民連携の強化)
(A)の日本企業が初期段階から関与する案件や、(B)の日本の企業が参加するコンソー
シアム等による案件を実現するため、官民の連携体制を構築し、相手国政府等へのトッ
プセールスの弾力的実施を含めた政府による一体的な支援を行う。
また、相手国との政策対話等を通じて、鉄道PPP 案件に係るライダーシップ保証等
のリスク軽減措置を相手国政府に求めること等により、日本企業が関与することが期待
される案件について実現可能性を高める。
さらに、安全規制等が存在しない国に対しては早期から日本の安全規制についての技
術移転を推進する。
(D)ファイナンス支援の強化、経済協力政策の見直し等
日本企業が関与する案件の実現を支援するため、FS 支援事業の拡充、JICA 投融資
機能の再開、JBIC における先進国向け投資金融の対象範囲の拡大、NEXI の付保範囲
の拡大、円借款の有効活用(STEP(本邦技術活用条件)の適用)および迅速化、産業
革新機構の活用等を推進することにより、政府として、ファイナンス面での民間鉄道ビ
ジネス支援を強化する。
(E)国際標準化の推進
日本の優れた鉄道技術を海外に広め鉄道分野の発展に貢献するとともに、日本企業が
海外ビジネスを円滑に行うことができるように、IEC、ISO などにおける国際標準化活
動を積極的に推進する。
(F)鉄道車両メーカーの国際競争力強化
低価格の製品の海外展開を志向する韓国・中国企業に対応するため、日本企業の持つ
高い技術力等を生かした海外仕様車両・機器の開発、現地生産・整備拠点の整備などを
通じて低コスト化等を進める。
また、日本の鉄道車両メーカーは、企業数が多く、欧州ライバル企業と比較して事業
規模が小さいことから、国際競争力を強化する観点から合理的かつ必要な場合には、産
業再編に取り組む。
【要約引用終了】
104
3-2-1
EU 5 カ国からの鉄道車両等輸入(1995-2011)の特徴
EU 5カ国からの鉄道車両等の輸入(1995-2011)の定量的内容を財務省貿易統計によって
調べた結果、次のことが明らかとなった。
(ア) 年間最高値 9,547 百万円(2008年)、最低値 2,300 百万円(2009年)、中央値 3,687 百
万円 (2004年)を記録したが、当該5カ国の全世界への年間輸出総額に比べ、概して1%
未満の少額である(OECD 貿易統計により検証)。
(イ) 2000-2001年(5,643~6,233百万円)と 2006-2008年(5,910~9,547百万円)に一
時的な上昇をみたが(英国向輸出用高速鉄道車両の部分品輸入によるものと推定)、
2011年には1996年を下回る3,417 百万円に低落した。イタリア からの保守・作業用
車両の経常的輸入の他に新造車両の輸入が殆どなく、他の品目ではドイツからの部分
品輸入が目立っている。熊本市交通局(1997年設計・電気部品ドイツ)や広島電鉄
(1999~2002年ドイツ製車両)の導入により始まり、13 の運行事業体で実施されて
いる路面電車の超低床化(LRV 化)も、価格問題や部品の調達に時間がかかること
などから、国産と台車・電気部品等主要部品輸入による技術導入会社での組立による
調達ケースが相半ばしており、結果的に EU 5カ国からの輸入に顕著な貢献はしてい
ない。
3-2-2
EU 5 カ国への鉄道車両等輸出(1995-2011)の特徴
EU 5カ国への鉄道車両等輸出(1995-2011)の定量的内容を財務省貿易統計によって調べ
た結果、次のことが明らかとなった。
(ア) 年間最高値 24,301百万円(2009年)、最低値 35百万円(1995年)、中央値 512百万円
(1999年)を 記録したが、日本の全世界への年間輸出総額に比べ、概して1%未満の少
額である。
(イ) ハイライトは、2007-2009年の英国向高速鉄道車両の輸出 174両 35,829百万円 (付
属品等 9,674百万円を含む) である。英国では車両リース会社が鉄道運行事業者へ車
両をリースするビジネス形態が主流となっており、この高速鉄道車両も日本の車両メ
ーカーと英国の車両リース会社との契約となっている。また、英国において、車両メ
ーカーは、車両の納入に加えて日々の車両保守も請け負うケースが多く、上記契約に
も車両保守(最長35年)が含まれている。
(ウ) 上記(イ) を除きEU 5カ国向の新造車両の輸出は殆どなく、金額は微少ながら、ドイ
ツ向部分品の輸出が中核となっている。
105
3-2-3
鉄道車両メーカーとしての相互補完等の協議や国際標準化活動の推進
3-2-1項及び3-2-2項の統計データに示されているとおり、これまでは、日本側の英国向高
速鉄道車両の輸出の他には、日本側、EU5カ国側の双方とも相手側の鉄道プロジェクトへ
の関与の機会がなく、車両メーカー個々の立場でそれぞれが受動的に輸出に携わってきて
いるのが実態のようである。鉄道車両メーカーとしての相互補完等を実現するための協調
や国際標準化活動推進のための協議は今後の両サイドの自覚と積極的参画に待つ必要があ
る。
3-2-4
ビジネス案件形成に初期段階から関与することの重要性
上記 3-2-2- (ア)の英国向高速鉄道車両受注成功の蔭に、車両メーカーが前もって自社の
駆動制御機器を既存の英国車両に搭載し、2年近くの長期試験を経て「英国安全認証」を取
得すると共に同国の各種インフラのデータを取得していたことが報じられている。また、
英国でのプロジェクトについて有能な英国人の登用やメーカー主催の鉄道セミナーの開催
も行われた。
同様に、東北新幹線のブレーキシステム受注に成功したドイツのブレーキ専門メーカー
の場合も開発の初期段階から関与していたことが報道されている。
3-2-5
国際鉄道連合(UIC) の会長に石田義雄氏就任(2009 年 4 月)、理事会・総会 東京
開催(2010 年 6 月)
世界最大の国際鉄道機関である UIC は、2007年から、それまでの実質欧州中心からグ
ローバルな活動を目指すことになり、規約および組織を大幅に改正した。理事会メンバー
は欧州だけでなく、全世界からの会員(運行事業者)で構成されることになった。欧州、アジ
ア、アフリカ、中東、北米、ラテンアメリカ の6地域の地域総会も設立された。しかし、
この改革は欧州と他地域との対立など、一部に混乱を招く結果となったため、2009年4月、
更なる修正を加えた新体制が採用され今日に至っている。
UIC 発足当初(1922年)から加盟(当時、鉄道省)している日本(現在は、JR5社[東日本、東
海、西日本、九州、貨物]及び鉄道総研)は他のメンバーと共に上記新体制の整備に尽力し、
2009年4月1日、UIC会長にJR東日本の石田義雄副会長が選任された。また、2010年 の理
事会・総会は、同年6月9日及び10日に東京で開催された。日本の鉄道事業関係者にとって、
国際標準化等の活動の推進にまたとない好機会が訪れていると云える。
106
3-3
金融サービス
我が国の金融セクターの機能強化は、持続的な経済成長の確保に不可欠なものであり、
1990 年代初めのバブル崩壊以降政府の取組課題の重点事項とされてきた。経済界からも内
外企業、金融機関、投資家等にとって利便性の高い世界的レベルの金融・資本市場を整備
し、成長著しいアジアをめぐる活発な資金の流れを呼び込むことができるようにするとい
う提言がなされている。欧米の大手金融機関は、ギリシャの財政危機を発端とする欧州の
信用不安の影響を被っている。ポルトガル、スペイン、イタリアなどの国債価格の大幅下
落による保有資産の劣化のためである。2008 年秋のリーマンショックによる金融危機で経
営体力がそがれていたところに、今回の問題が更に加わるかたちとなっている。
3-3-1
最近3ヵ年の世界の金融サービス業の動向
リーマンショック後の世界的な大手金融機関の再建が総合金融サービス業(商業銀行、投
資銀行、大口取引先向銀行、個人向銀行、住宅ローン等、クレジット・カード、資産運用、
銀行保証等)を目指すかたちで実施されてきたので、この線に沿って定量データを把握する
一つの方法として、個々の機関の業務の違いを乗り越えて評価を可能にする Financial
Times の金融専門誌“The Banker”の“Top 500 Banking Brands”を利用して、
我が国と EU 5
カ国の金融機関について、国別の世界ランキング上の実力を探る目的で、最近 3 ヵ年(評価
時期:2010-2012 各年 2 月)のブランド価値の評価を行った(ブランド価値 190 億ドル以上
を主要国として表示)。詳細は表 3-3-1 のとおりである。
表 3-3-1 世界主要国別金融機関ブランド価値の趨勢(百万ドル)
評価時期
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
2009年
米国
英国
中国
フランス
スペイン
日本
ドイツ
ブラジル
スイス
カナダ
イタリア
127,997
50,314
35,099
31,359
24,096
22,231
18,848
18,201
17,173
14,627
13,664
2010年 2月
米国
英国
中国
フランス
スペイン
ブラジル
ドイツ
日本
イタリア
スイス
カナダ
188,202
64,660
55,964
53,549
48,788
30,128
26,610
23,546
21,370
19,741
19,597
2011年2月
米国
中国
英国
ブラジル
スペイン
フランス
ドイツ
日本
スイス
カナダ
イタリア
2012年2月
230,732
米国 204,153
78,044
中国
77,452
74,974
英国
67,982
46,906
カナダ
37,065
46,424 ブラジル
36,694
45,883 フランス
33,770
34,741 スペイン
31,782
32,569
日本
28,908
29,456
ドイツ
25,894
28,474
スイス
19,283
24,449 オーストラリア 19,209
出典:The Banker's Top 500 Banking Brands 2010, 2011 and 2012 に基づき IDCJ 計算
注1:ユニバーサルバンキング サービスを対象、保険業を除く
注 2:2009 年は参考値
上記“Top 500 Banking Brands”のブランド価値は、例えば、ある金融機関の 2010 年 2
月の評価は、同金融機関の 2009 年の収益速報値をベースに、一定の競争下需要モデルによ
107
る収益成長率及び当該国の GDP 成長率を適用し、
向う 5 ヵ年(2010-2014) の収益を計算後、
所定の割引率を適用して現在価値を得ることにより計算するものと説明されている。
下表 3-3-2 から、米国と EU 主要 5 カ国(英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン)
が世界の金融サービス業のトップの座をほぼ同数の金融機関、同規模のブランド価値額で 2
分していることが分かる。また、欧州信用不安の欧米大手金融機関への影響度もうかがい
知ることができる。
表 3-3-2 米国、EU 5 カ国、日本の金融機関ブランド価値趨勢(百万ドル)
評価時期
2010/02
2011/02
2012/02
2010/02
2011/02
2012/02
米国
188,202 [85]
230,732
[90]
204,153 [87]
100
123
108
EU 5 カ国計
214,977[100]
226,471 [103]
174,897 [87]
100
105
81
28,908 [40]
100
138
123
日本
23,546 [41]
32,569
[41]
出典:The Banker's Top 500 Banking Brands 2010, 2011 and 2012 に基づき IDCJ 計算
注:[ ]内の数字は金融機関数
EU 5 カ国金融機関の国別の対前年動向は表 3-3-3 のとおりである。英国は 2011 年の評価
時には前年を 21%上回ったが、2012 年評価時には 9%下落した。ドイツは 2011 年には前年
を 31%上回ったが、2012 年には 25%下落し、3 年通しでは 2010 年(基準年)を下回る結果
となった。フランス、スペイン、イタリアについては、前 2 者が 2 年連続下落(2012 年は夫々
26%、32%の大幅下落)、イタリアは 2011 年に前年を 14%上回ったものの、2012 年に 37%
の大幅下落を記録した。日本は 2011 年に前年を 38%上回り、2012 年に 11%の下落があっ
たが着実な進展をみせている。
表 3-3-3 EU 5 カ国、日本の金融機関ブランド価値(前年比) (%)
2011/02
2012/02
英国
121
91
ドイツ
131
75
フランス
86
74
スペイン
95
68
イタリア
114
63
日本
138
89
出典:The Banker's Top 500 Banking Brands 2010, 2011 and 2012 に基づき IDCJ 計算
表 3-3-1「世界主要国別金融機関ブランド価値の趨勢」作成の副産物として、中国、ブラ
ジル、カナダ及びオーストラリアの 4 カ国の金融機関ブランド価値ポテンシャルが高いこ
とがみとめられた。とりわけ中国、カナダの躍進ぶりが顕著で、金融サービス業大国とし
て将来機能する要件を備えつつあるものと考えられる。
108
3-3-2
対外直接投資(金融・保険)の推移
2005 年以降の日本の対外直接投資(金融・保険)の推移を表 3-3-4 に示す。対外直接投資の
殆どが英国向けであった。
表 3-3-4 対外直接投資(金融・保険)の推移(億円)
年
世界
EU
EU5 カ国
英国
フランス
ドイツ
計
2005
-10,145
-1,441
-1,044
-1,045
7
-6
2006
-6,533
-1,301
-1,737
-1,588
-5
-143
2007
-22,826
-5,571
-3,320
-3,314
-7
2008
-51,978
-5,898
-5,124
-5,082
-42
2009
-14,564
534
1,766
1,867
-101
2010
-9,659
-1,605
-863
-721
-142
2011*
-9,731
-2,289
-2,245
-2,208
-37
出典: 日銀 国際収支統計
注:*/ 1-3 四半期
3-3-3
対内直接投資(金融・保険)の推移
2005 年以降の日本の対内直接投資(金融・保険)の推移を表 3-3-5 に示す。
表 3-3-5 対内直接投資(金融・保険)の推移(億円)
年
世界
EU
EU5 カ国
英国
フランス
ドイツ
計
2005
568
-1,018
-49
-21
-34
6
2006
2,774
4,242
1,716
1,602
34
80
2007
21,300
1,471
1,191
286
347
558
2008
20,207
500
700
105
226
369
2009
4,956
4,810
3,815
3,742
66
8
2010
-1,549
3,833
3,727
3,825
-221
124
2011*
-1,932
2,761
2,805
844
1,945
15
出典: 日銀 国際収支統計
注:*/ 1-3 四半期
2010 年までは対内直接投資の殆どが英国からであった。2011 年第 2 四半期にフランスか
ら 2,063 億円の大口投資が行われた。
109
3-3-4
対日進出欧州金融サービス企業数の推移 (2000-2010)
在日欧州ビジネス協会の金融サービス部会メンバー会社の登録と退会の情報によって対
日進出欧州金融サービス企業数の推移を推定した。詳細を表 3-3-6 に示す。
表 3-3-6 対日進出欧州金融サービス企業数の推移 (2000-2010)
進出
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
合計
26
8
5
4
6
2
4
2
5
2
64
合計
撤退 年末企業数
74
-26
74
-15
67
-11
61
-9
56
-8
54
-4
52
-4
52
-1
53
-19
39
-10
31
-107
銀行・証券・資産運用
進出 撤退 年末企業数
54
18
-20
52
5
-12
45
5
-10
40
4
-6
38
4
-7
35
1
-1
35
3
-3
35
2
-1
36
3
-11
28
2
-7
23
47
-78
進出
8
3
0
0
2
1
1
0
2
0
17
保険
撤退 年末企業数
20
-6
22
-3
22
-1
21
-3
18
-1
19
-3
17
-1
17
0
17
-8
11
-3
8
-29
出典:欧州ビジネス協会年次報告書より IDCJ 作成
3-3-5
外資系金融機関の当面の急激なコスト・人員削減及び資産圧縮措置 ― 欧州危機の
拡大による収益力の低下が原因
欧州危機の拡大に対する世界的な投資家のリスク回避姿勢、金融機関への規制強化に加え
て日本株の長期低迷などのため、在日外資系金融機関は収益力の低下を余儀なくされ、そ
の当面の対策として次の措置が異常とも云える速度で実行に移されている。
●日本からの撤退(国有化された大手銀行デクシア[ベルギー]
2011 年 6 月)や新規契約募
集の停止(アリアンツ生命[ドイツ] 2012 年初以降)
●外銀貸出残高、1
年で 1 兆円急減
●人員削減、
ギリシャの財政問題が顕在化した 2010 年 6 月から1,832 人(8%)減って 2011
年 9 月に 22,139 人となる。更に投資銀行部門幹部クラス 200 人程度の削減が追加さ
れる見通し
110
3-4
医薬品
1997 年から 10 年間で世界の医薬品市場は約 2.4 倍に成長しており、今後もアジアを中心
に拡大が見込まれる。新興国の参入等により、国際競争は激化しており世界的な医薬品開
発のコスト増大や、安全性基準の厳格化等により研究開発効率は低下している。日本の現
薬価制度では、研究開発に投下した資金の特許期間内における回収が困難な状況にあるこ
とは周知の事である。また、世界的には医薬品の主流はバイオ医薬品等へシフトしている。
国内製薬産業の現状を鑑みると、知識集約型の高付加価値産業に位置付けられ、高齢化
率世界トップの日本の医薬品分野は成長産業分野に位置付けられている。しかし、我が国
は新薬を創出できる日米欧先進諸国 10 カ国の中で第 3 位に位置付けられているが、国内で
の新薬開発数は減少し、多くの特許が切れた 2010 年問題が深刻化している。
本報告書に添付する統計データを見ると、医薬品は輸入超過(2.5 倍)であり、年々輸入
高が増加する一方、輸出は伸び悩んでいる事が判る。
我が国の製薬企業は欧米に比べ、規模は小さい。必ずしもグローバル化に成功している
訳でもなく、2007 年から製薬企業は多額の資金で外国企業買収(ベンチャー、ジェネリッ
ク等)に取組んでいる。しかし、その反面、国内では外資系研究所の撤退や、ベンチャー
が育たないことなどにより、国内の創薬力の相対的低下を招いている。
国外に目を転じ、世界の医薬品メーカーの売上高ランキング(各社の決算資料から作成
したニュース報道)をみると、世界最大のメーカーはファイザーであり、2 位にスイスのロ
シュ、
3 位にフランスの Sanofi-aventis、
4 位に英国の GSK、
5 位に同じ英国の Astra Zeneca、
6 位にスイスの Novartis が入っており、欧州勢以外は全て米国のメーカーで、欧米勢が圧
倒的に優位な市場である事が判る。
3-4-1
医薬品の日本から EU 諸国への輸出 (1995-2011)
図 3-4-1 は、日本から EU 諸国への医薬品輸出の推移である。EU への輸出総額は、1995
年の 293 億円(EU 諸国からの輸入は 2,367 億円:金額は FOB ベース、以下同様)から 2011
年の 841 億円へと 16 年間で 3 倍(EU 諸国からの輸入は 3.76 倍)に増加している。途中
1998 年と 2002 年にマイナス成長を記録し、更に 2008 年のリーマンショックとそれ以降の
欧州各国での不況、円高ユーロ安などの影響から 2009 年-2010 年もマイナス成長を示して
いる。
EU 主要 5 カ国の国別割合では、当初ドイツ、フランス向けが多く、1995 年には 2 カ国
合計で EU 主要 5 カ国への輸出の約 62%を占めていた。
(金額ベース。以下同様)
。その後、
イタリアへの輸出が増加し、2011 年には EU 主要 5 カ国向け輸出総額の 30%弱を構成する
111
までに変化している。EU 諸国への輸出総額が 841 億円まで成長する中で、イタリア向けの
輸出は 40 億円(1995 年)から 116 億円(2011 年)まで成長している。一方、ドイツは 1999
年から 2000 年にかけて輸出額が半減し、その回復に約 5 年間を要し 2004 年に 100 億円の
大台を回復している。同様に 2006 年も前年比 34%強のマイナス成長を示し 100 億円の大
台を割り、その回復に再度 5 年を要しています。
フランス向け輸出は 1995 年には EU 主要 5 カ国への輸出総額の 33%を占めていたが、
2006 年-2008 年をピークに減少傾向にあり、2011 年には同割合が約 20%弱まで縮小してい
る。
金額ベースでは 1995 年の 69 億円から 2006 年の 139 億円まで増減を繰り返しながら、
2011 年には 79 億円まで縮小した。
1,000
900
800
その他
700
220 イタリア
218 スペイン
600
213 ドイツ
210 フランス
500
205 英国
400
300
200
100
0
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
図 3-4-1 日本から EU への医薬品輸出の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 30 類を医薬品として扱っている。
3-4-2
医薬品の EU 諸国から日本への輸出 (1995-2011)
図 3-4-2 は、EU 諸国から日本への医薬品輸出の推移である。EU 諸国から日本への輸出
総額は、1995 年の 2,367 億円(金額は FOB ベース、以下同様)から 2011 年の 8,904 億円
へと増加しており、2008 年のリーマンショックとそれ以降の欧州各国での不況、円高ユー
ロ安などの影響も受けず、2009 年-2010 年は約 10%の成長を残している。
国別割合では、各年共にドイツからの輸入が多く、1995 年には EU 主要 5 カ国から日本
112
向け輸出総額の約 60%を占めていた。(金額ベース。以下同様)。その後、フランスやイタ
リアからの日本向け輸出が増加し、
2011 年にはドイツの同構成比が 36%まで減少している。
金額ベースでは、2001 年以降は増加傾向を見せていなかったが、2004 年以降増加し始め
EU 諸国から日本向けの輸出総額が 6,721 億円まで成長する中で、ドイツから日本向けの輸
出は順調に 2011 年に 2,446 億円まで成長している。
フランスからの日本向け輸出は 1995 年には EU 主要 5 カ国からの輸出総額の 8.76%を占
めていたに過ぎないが、2011 年には同割合が約 20%まで成長している。金額ベースでは
1999 年の 195 億円から毎年増加し、2011 年には7倍弱の 1,349 億円まで成長している。
また、英国からの日本向け輸出は、1995 年には EU 主要 5 カ国から日本向け輸出全体総額
の 30%弱あったものが、2011 年では同割合が 16%弱まで減少している。金額ベースでは、
2006 年の 1,304 億円をピークに 2011 年には 1,069 億円まで減少している。
10,000
9,000
8,000
その他
7,000
220 イタリア
6,000
218 スペイン
213 ドイツ
5,000
210 フランス
205 英国
4,000
3,000
2,000
1,000
0
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
図 3-4-2 EU から日本への医薬品輸出の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 30 類を医薬品として扱っている。
113
11
3-5
ファッション
本項では、HS コード 61 類(衣類及び衣類附属品[メリヤス編み又はクロセ編みのもの
に限る。
]
)
、62 類(衣類及び衣類附属品[メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く。]
)に
該当する衣類及び衣類附属品を例に、ファッション関連品目に関する日本と EU 諸国の貿
易動向を概観する。
3-5-1
日本から EU 諸国への輸出
図 3-5-1 は、日本から EU 諸国への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を仕向国別に示し
ている。1998 年の最盛期でも輸出額は 70 億円に過ぎず、2011 年には 38 億円と、リーマ
ンショックの影響が顕在化する前の 2008 年の 48 億円からさらに減少している。
国別には、
1995 年当時にはドイツ向け輸出が 37 億円と最も大きかったが、同国への輸出は 2011 年に
は 5 億円まで減少している。2011 年にはフランス向けが最大となっているが、輸出額は 14
億円に過ぎない。
80
70
その他
60
イタリア
50
スペイン
40
ドイツ
30
フランス
20
英国
10
0
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
図 3-5-1 日本から EU への衣類及び衣類附属品輸出額の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
114
11
図 3-5-2 と図 3-5-3 は、日本から EU 諸国への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を、HS
コード 61 類と HS コード 62 類についてそれぞれ品目別に示している。ニット製品を対象
とした 61 類では、1990 年代後半から 2000 年代前半にかけて「6116 手袋、ミトン及びニ
ット」が 61 類全体の輸出額の 4 割前後を占めていたが、2000 年代前半以降「6109 T シャ
ツ、シングレットその他これらに類する肌着」、
「6110 セーター、カーディガン類」などの
割合が増加し、2011 年にはそれぞれ 61 類の輸出額の 26%、24%を占めている。62 類では、
1995 年には輸出額が 35 億円の「6203 男子用のスーツ類」や同 10 億円の「6214 ショー
ル、スカーフ、マフラー、マンティーラ、ベールその他これらに類する製品」は 1990 年代
後半以降輸出額を減らし、2011 年にはそれぞれ 10 億円、1 億円となった。一方、1990 年
代後半に輸出額を伸ばした「6204 女子用のスーツ類」は 2000 年代にも輸出額を維持し、
2011 年には 9 億円となった。
30
25
他の品目
20
6117 その他の衣類附属品等
15
6116 手袋、ミトン及びミット
10
6115 パンティストッキング、タイ
ツ、ストッキング、ソックスその他
の靴下類
6110 セーター・カーディガン類
6109 Tシャツ、シングレットそ
の他これらに類する肌着
5
6104 女子用のスーツ等
0
95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
図 3-5-2 日本から EU への衣類及び衣類附属品(HS コード 61 類)輸出額の推移
(品目別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
115
60
50
40
他の品目
6214 ショール、スカーフ、マ
フラー、マンティーラ、ベール
その他これらに類する製品
30
6211 トラックスーツ、スキー
スーツ及び水着並びにその
他の衣類
20
6204 女子用のスーツ類
10
6203 男子用のスーツ類
0
95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
図 3-5-3 日本から EU への衣類及び衣類附属品(HS コード 62 類)輸出額の推移
(品目別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
表 3-5-1 は、日本から EU 主要国への主な衣類及び衣類附属品輸出額の推移である。ドイ
ツ向け輸出の減少は、1995 年には輸出額の過半を占め 28.5 億円の輸出があった「6203 男
子用のスーツ類」
が 2011 年には 1.2 億円まで落ち込んだことが主要因であることが分かる。
同品目は、英国、フランス、イタリア向けの輸出額は増えているが、2011 年の各国向け輸
出額はそれぞれ 2.7 億円、2.5 億円、1.6 億円であり、ドイツ向けの減少を補う程の額では
ない。英国、ドイツ向けでは、
「6214 ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、ベ
ールその他これらに類する製品」の減少が大きく、2011 年の両国向け輸出額はそれぞれ 0.4
億円、0.2 億円となっている。一方、「6204 女子用のスーツ類」は、フランス、イタリア
向けで輸出を伸ばし、
2011 年の両国向け輸出額はそれぞれ 3.9 億円、
2.3 億円となっている。
また、英国、フランスに対して「6109
Tシャツ、シングレットその他これらに類する肌
着」の輸出が増加しており、両国向け輸出額はそれぞれ 1.2 億円、1.3 億円である。
116
表 3-5-1 日本から EU への主な衣類及び衣類附属品輸出額
(国別・品目別、暦年、億円)
輸出額(暦年、億円)
1995 2000 2005 2010 2011
8.4 11.4
8.3 10.7
9.2
国・品目
英国
6109
6203
6214
Tシャツ、シングレットその他これらに類す
る肌着
男子用のスーツ類
ショール、スカーフ、マフラー、マンティー
ラ、ベールその他これらに類する製品
フランス
6109
6110
6116
6203
6204
ドイツ
6203
6214
イタリア
6203
6204
Tシャツ、シングレットその他これらに類す
る肌着
セーター・カーディガン類
手袋、ミトン及びミット
男子用のスーツ類
女子用のスーツ類
男子用のスーツ類
ショール、スカーフ、マフラー、マンティー
ラ、ベールその他これらに類する製品
男子用のスーツ類
女子用のスーツ類
0.0
0.5
0.6
1.5
1.2
0.7
0.9
1.1
2.4
2.7
3.5
3.3
0.4
0.4
0.4
10.0
15.8
17.0
11.7
14.5
0.2
0.4
0.9
0.9
1.3
0.3
1.1
1.3
2.3
36.7
28.5
1.3
3.0
1.6
4.2
10.2
5.6
1.4
0.2
1.8
5.6
3.6
1.7
1.4
0.1
1.7
3.4
5.1
1.4
1.4
0.2
2.5
3.9
4.9
1.2
3.8
1.0
0.1
0.2
0.2
0.9
0.0
0.1
1.1
0.1
0.2
8.8
2.3
1.8
5.2
2.1
1.1
5.7
1.6
2.3
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
3-5-2
EU 諸国から日本への輸出
図 3-5-4 では、EU 諸国から日本への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を国別に示して
いる。1995 年には 2,106 億円あった輸出額が、1999 年、2009 年の不況期に落ち込みをみ
せ、2011 年には 1996 年の半分以下の 1,010 億円となっている。しかし、同年の日本から
の EU 諸国への輸出額 38 億円と比べると大幅な入超である。国別ではイタリアの輸出が最
も大きく、輸出額では 1995 年の 1,396 億円から 2011 年の 619 億円に減少したものの、EU
全体の輸出額に対する割合は 1995 年の 66%から 2011 年の 61%に減少したのみであり、依
然として EU からの輸出の過半を占めている。イタリアに次いで対日輸出の大きいフラン
スの輸出額は 1995 年の 342 億円から 2011 年の 108 億円と、
3 分の 1 以下に減少している。
同図の主要 5 カ国以外の EU 諸国の輸出は 1995 年の 65 億円から 2011 年の 197 億円まで
増加している。
117
3,000
2,500
その他
2,000
イタリア
1,500
スペイン
ドイツ
1,000
フランス
500
英国
0
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
図 3-5-4 EU から日本への衣類及び衣類附属品輸出額の推移
(国別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
図 3-5-5 と図 3-5-6 は、EU 諸国から日本への衣類及び衣類附属品の輸出額の推移を、HS
コード 61 類と HS コード 62 類についてそれぞれ品目別に示している。
61 類では、
「6110 ジ
ャージー、プルオーバー、カーディガン、ベストその他これらに類する製品」が 1995 年に
452 億円と、61 類全体の対日輸出額の 56%を占めていた。その他、1995 年当時には、
「6104
女子用のスーツ等」
、
「6105 男子用のシャツ」、
「6109 Tシャツ、シングレットその他これ
らに類する肌着」が 61 類全体の対日輸出額のそれぞれ 10%程度を占めていた。上に挙げた
全ての品目について、2011 年には輸出額が減少している。
「6110 ジャージー、プルオーバ
ー、カーディガン、ベストその他これらに類する製品」は、2011 年には 139 億円となった
が、同年の 61 類全体の対日輸出額の 45%を依然として占めている。次いで、「6104 女子
用のスーツ等」が 55 億円となっている。
118
1,000
900
他の品目
800
6110 ジャージー、プルオー
バー、カーディガン、ベストそ
の他これらに類する製品
700
600
6109 Tシャツ、シングレット
その他これらに類する肌着
500
400
6106 女子用のブラウス、
シャツ及びシャツブラウス
300
6105 男子用のシャツ
200
100
6104 女子用のスーツ等
0
95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
図 3-5-5 EU から日本への衣類及び衣類附属品(HS コード 61 類)輸出額の推移
(品目別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
62 類では、1995 年には「6204 女子用のスーツ類」の輸出額が 393 億円と最も大きく、
62 類全体の 30%を占めていた。2011 年には同品目の輸出額は 178 億円と半減したが、62
類全体の輸出額に占める割合は依然として 25%である。その他では「6203 男子用のスーツ
類」
、
「6202 女子用のコート類」
、
「6214 ショール、スカーフ、マフラー等」の輸出額が
多く、2011 年の輸出額はそれぞれ 129 億円、95 億円、89 億円であった。1995 年には 148
億円の輸出額を誇った「6215 ネクタイ」は、2011 年には 59 億円まで落ち込んでいる。
119
1,800
他の品目
1,600
1,400
6215 ネクタイ
1,200
6214 ショール、スカーフ、マ
フラー等
1,000
6206 女子用のブラウス、
シャツ及びシャツブラウス
800
6204 女子用のスーツ類
600
6203 男子用のスーツ類
400
6202 女子用のコート類
200
6201 男子用のコート類
0
95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
図 3-5-6 EU から日本への衣類及び衣類附属品(HS コード 62 類)輸出額の推移
(品目別、暦年、億円)
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
表 3-5-2 は、EU 主要国から日本への主な衣類及び衣類附属品輸出額の推移である。1995
年と 2011 年の輸出額を比較すると、多くの品目で半減以下となっているが、イタリアの
「6214 ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、ベールその他これらに類する製品」
に関しては、1995 年に 66 億円、2011 年に 63 億円と輸出額をほぼ維持している。イタリ
アからの対日輸出品については、
「6104 女子用のスーツ等」
が 55 億円から 33 億円に、
「6201
男子用のオーバーコート類」が 42 億円から 29 億円、
「6203 男子用のスーツ類」が 132 億
円から 99 億円と、1995 年から 2011 年の間に輸出額の減少はあるものの他国・他品目と比
べて減少の落ち込み幅が小さな品目もみられる。
120
表 3-5-2 EU から日本への主な衣類及び衣類附属品輸出額
(国別・品目別、暦年、億円)
国・品目
英国
6110
6201
6204
6214
フランス
6110
6204
6214
6215
ドイツ
6204
スペイン
6204
イタリア
6104
6105
6106
6110
6201
6202
6203
6204
6205
6206
6214
6215
セーター・カーディガン類
男子用のオーバーコート類
女子用のスーツ類
ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、
ベールその他これらに類する製品
セーター・カーディガン類
女子用のスーツ類
ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、
ベールその他これらに類する製品
ネクタイ
女子用のスーツ類
女子用のスーツ類
女子用のスーツ等
男子用のシャツ
女子用のブラウス、シャツ類
セーター・カーディガン類
男子用のオーバーコート類
女子用のオーバーコート類
男子用のスーツ類
女子用のスーツ類
男子用のシャツ
女子用のブラウス、シャツ類
ショール、スカーフ、マフラー、マンティーラ、
ベールその他これらに類する製品
ネクタイ
輸出額(暦年、億円)
1995 2000 2005 2010 2011
210 121
94
46
56
58
32
24
11
14
28
15
10
6
8
15
12
6
2
2
16
11
7
10
323
41
97
233
28
76
199
20
73
96
7
31
104
10
31
28
14
13
12
13
15
16
38
27
10
6
43
36
31
17
933 1,018
28
22
12
13
32
44
200
197
36
30
74
56
114
156
205
239
26
32
37
34
5
18
1
11
6
557
31
7
15
89
22
33
91
101
17
18
6
19
2
11
5
607
33
8
14
96
29
38
99
99
20
20
24
71
18
20
2
1,337
55
64
32
327
42
87
132
254
45
66
出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成
注:HS コード 61 類、及び 62 類をファッションとして扱っている。
121
43
66
48
39
48
63
114
71
95
50
50
付録-1
調査対象業種に関する基礎貿易統計データ
(出典:財務省貿易統計より IDCJ 作成)
a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU地域全体
1995
1996
雪上走行用に特に設計した
8703.10 車両及びゴルフカーその他
これに類する車両
2,322,984
2,897,154
3,838,496
6,144,150
ピストン式火花点火内燃機
8703.21 関シリンダー容積が1,000立
方センチメートル以下のもの
6,752,034
5,472,517
20,895,935
ピストン式火花点火内燃機
関シリンダー容積が1,000立
8703.22 方センチメートルを超え1,500
立方センチメートル以下のも
の
270,796,609
337,813,937
ピストン式火花点火内燃機
関シリンダー容積が1,500立
8703.23 方センチメートルを超え3,000
立方センチメートル以下のも
の
357,986,891
1999
(単位:千円、暦年)
2010
2011
2,892,782
2,515,567
2,229,060
2,601,244
40,134,542
48,020,600
51,719,201
21,691,310
11,883,406
240,578,870
301,199,529
310,918,725
184,272,078
102,365,566
95,771,717
565,564,817
548,855,642
686,089,456
576,274,238
268,584,635
301,013,317
294,333,200
41,216,770
80,192,721
110,255,285
155,531,962
139,769,340
89,892,478
105,072,207
87,245,497
42,429,310
58,753,589
35,766,873
16,094,937
29,079,406
36,481,783
33,100,549
17,459,308
14,837,831
297,528,334
414,126,180
502,034,854
442,635,900
626,853,679
675,470,939
541,308,149
221,493,503
349,333,849
295,160,425
134,331,839
199,021,153
205,934,212
175,436,194
155,721,594
190,754,820
125,572,667
34,299,883
80,149,372
71,715,180
2001
3,287,297
2,062,594
1,508,343
1,840,840
2,051,034
2,884,784
4,578,197
3,686,667
4,105,676
32,231,045
124,415,134
89,981,216
51,045,577
23,782,299
23,835,573
26,625,780
47,085,265
52,713,292
373,055,015
414,988,299
271,988,410
200,897,148
143,287,719
124,179,427
172,794,784
207,467,901
189,352,953
342,178,008
532,320,578
574,890,226
552,217,448
369,710,626
353,595,543
430,784,268
558,554,502
578,385,657
21,407,270
19,117,557
27,390,682
30,528,975
12,954,758
16,744,298
23,614,417
18,727,096
34,258,439
ピストン式圧縮点火内燃機
関(ディーゼルエンジン及び
セミディーゼルエンジン)を搭
8703.31
載しシリンダー容積が1,500
立方センチメートル以下のも
の
809,815
20,574
18,287
33,214
25,543
5,295
5,628,290
35,426,303
ピストン式圧縮点火内燃機
関(ディーゼルエンジン及び
セミディーゼルエンジン)を搭
8703.32 載しシリンダー容積が1,500
立方センチメートルを超え
2,500立方センチメートル以
下のもの
72,927,889
69,188,077
80,599,090
146,827,343
158,949,195
121,050,374
152,005,546
ピストン式圧縮点火内燃機
関(ディーゼルエンジン及び
セミディーゼルエンジン)を搭
8703.33
載しシリンダー容積が2,500
立方センチメートルを超える
もの
81,955,616
73,347,524
113,876,666
187,752,913
130,837,570
154,463,716
124,449,813
ピストン式火花点火内燃機
関シリンダー容積が3,000立
方センチメートルを超えるも
の
1998
2009
2000
8703.24
1997
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
8703.90 その他のもの
305,094
44,362
314,577
283,326
68,409
62,641
74,490
96,556
22,288,248
34,694,307
19,675,682
15,493,584
11,611,015
2,685,705
647,233
7,346,014
37,253,167
合 計
815,264,202
850,079,710
1,152,309,326
1,393,679,491
1,254,743,764
954,977,908
855,209,738
1,066,696,962
1,469,359,223
1,657,997,854
1,560,288,602
1,770,253,550
2,093,977,345
1,783,923,989
886,525,127
986,660,003
910,801,667
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。
自動車(完成車) 輸出
1/2
a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
1995
205 英国
139,219,236
210 フランス
1996
170,161,773
1997
256,239,015
1998
287,366,549
1999
228,930,609
2000
168,587,112
2001
196,444,580
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
230,067,639
335,380,323
393,725,923
375,682,698
351,519,661
471,666,457
287,183,449
2009
153,602,788
2010
2011
199,241,406
178,453,752
44,731,800
53,439,073
63,431,635
93,661,298
95,725,792
68,193,035
66,193,856
95,998,318
127,939,480
141,235,444
127,934,487
132,531,831
184,404,347
193,157,901
77,889,709
70,731,088
136,354,310
315,020,994
287,268,237
357,047,675
395,473,427
311,985,112
205,776,302
165,282,580
232,053,916
291,639,694
267,742,234
248,961,819
324,651,981
306,339,052
235,101,805
151,578,374
162,971,351
158,721,198
218 スペイン
29,799,367
35,591,639
44,836,430
79,095,716
86,376,027
79,660,959
62,075,272
66,400,584
108,774,230
134,054,436
144,103,717
159,681,503
208,864,390
120,706,527
66,359,082
89,914,756
75,219,006
220 イタリア
39,861,393
38,830,434
76,848,598
106,331,894
125,455,571
116,580,941
114,766,273
147,321,699
178,867,835
181,705,315
152,528,333
202,530,949
177,699,823
149,905,935
109,280,125
94,692,162
82,502,407
568,632,790
585,291,156
798,403,353
961,928,884
848,473,111
638,798,349
604,762,561
771,842,156
1,042,601,562
1,118,463,352
1,049,211,054
1,170,915,925
1,348,974,069
986,055,617
558,710,078
617,550,763
631,250,673
213 ドイツ
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。
自動車(完成車) 輸出
2/2
a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
雪上走行用に特に設計した
8703.10 車両及びゴルフカーその他こ
れに類する車両
33,813
18,441
9,895
98,841
0
840
2,044
12,163
28,065
45,269
54,597
82,353
30,106
44,638
33,185
35,913
28,502
ピストン式火花点火内燃機
8703.21 関シリンダー容積が1,000立
方センチメートル以下のもの
502,559
499,671
378,313
349,691
763,261
2,033,755
5,336,401
6,153,816
2,607,272
2,425,565
681,509
692,127
345,231
1,846,928
923,115
1,553,817
4,345,200
ピストン式火花点火内燃機
関シリンダー容積が1,000立
8703.22 方センチメートルを超え1,500
立方センチメートル以下のも
の
ピストン式火花点火内燃機
関シリンダー容積が1,500立
8703.23 方センチメートルを超え3,000
立方センチメートル以下のも
の
ピストン式火花点火内燃機
関シリンダー容積が3,000立
8703.24
方センチメートルを超えるも
の
21,772,901
32,197,453
31,653,879
24,343,429
18,430,822
11,658,191
17,983,845
15,058,851
11,345,628
8,077,371
6,110,434
6,909,181
12,795,184
17,532,310
42,981,454
53,393,576
78,430,276
388,603,744
475,911,016
462,568,015
380,067,280
364,592,959
361,540,974
357,308,835
334,224,332
327,630,338
396,914,614
397,558,055
332,557,714
418,345,523
302,381,133
193,771,812
256,061,750
326,380,962
191,346,069
272,921,444
224,244,931
159,139,252
185,164,374
197,629,263
190,250,369
227,757,112
235,933,299
284,465,044
272,588,915
325,261,539
267,152,828
218,258,146
121,155,239
118,137,468
147,183,049
ピストン式圧縮点火内燃機
関(ディーゼルエンジン及び
セミディーゼルエンジン)を搭
8703.31
載しシリンダー容積が1,500
立方センチメートル以下のも
の
28,004
6,839
28,222
220
13,979
12,719
33,095
87,858
864,030
127,457
181,175
125,889
549,920
239,847
161,624
392,503
126,329
ピストン式圧縮点火内燃機
関(ディーゼルエンジン及び
セミディーゼルエンジン)を搭
8703.32 載しシリンダー容積が1,500
立方センチメートルを超え
2,500立方センチメートル以
下のもの
3,346,693
5,211,209
5,790,381
1,779,765
356,004
806,589
898,361
1,835,719
1,344,945
1,733,921
1,603,958
1,666,944
1,139,013
1,756,181
1,561,165
468,187
860,595
ピストン式圧縮点火内燃機
関(ディーゼルエンジン及び
セミディーゼルエンジン)を搭
8703.33
載しシリンダー容積が2,500
立方センチメートルを超える
もの
31,377,324
17,543,084
11,508,694
552,944
407,180
3,594,759
1,688,093
1,379,762
413,889
698,857
607,932
5,811,169
8,476,888
8,835,207
864,023
15,776,843
9,060,625
8703.90 その他のもの
239,863
378,631
175,345
134,988
499,518
56,743
651,798
16,279
839,073
666,023
219,385
45,678
92,319
36,144
14,812
279,232
609,503
合 計
637,250,970
804,687,788
736,357,675
566,466,410
570,228,097
577,333,833
574,152,841
586,525,892
581,006,539
695,154,121
679,605,960
673,152,594
708,927,012
550,930,534
361,466,429
446,099,289
567,025,041
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。
自動車(完成車) 輸入
1/2
a. 自動車(完成車)に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
205 英国
71,829,526
82,783,179
95,516,700
45,825,364
37,700,894
35,396,549
45,017,896
57,044,469
86,296,956
100,405,356
92,330,228
82,204,749
132,927,898
60,187,544
28,734,847
40,821,340
40,092,921
210 フランス
13,621,562
11,507,599
11,702,433
11,450,763
11,244,644
15,008,964
19,290,027
30,823,552
24,099,569
24,769,212
23,094,112
21,916,216
21,882,562
19,272,153
8,967,605
20,043,159
20,572,243
403,157,499
213 ドイツ
416,426,030
544,140,442
485,943,229
405,694,278
403,390,697
418,402,316
403,228,463
400,900,077
376,397,008
447,771,750
461,596,366
463,543,292
442,944,207
380,205,463
261,956,535
313,396,400
218 スペイン
40,051,031
35,949,743
27,641,385
20,504,221
25,598,916
17,402,969
17,137,262
7,747,295
4,183,312
16,908,881
4,084,301
6,748,635
4,444,054
6,974,497
1,661,154
2,003,454
5,183,476
220 イタリア
18,642,715
19,105,554
23,863,503
15,739,677
24,738,692
23,796,737
22,473,348
24,260,900
25,283,477
34,958,055
26,288,108
26,192,306
33,596,949
35,095,834
26,281,932
21,173,943
25,968,974
560,570,864
693,486,517
644,667,250
499,214,303
502,673,843
510,007,535
507,146,996
520,776,293
516,260,322
624,813,254
607,393,115
600,605,198
635,795,670
501,735,491
327,602,073
397,438,296
494,975,113
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード8703類「乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02 項のものを除く。)」を、自動車(完成車)として扱っている。
自動車(完成車) 輸入
2/2
b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU地域全体
8708.10 バンパー及びその部分品
車体(運転室を含む。)のそ
8708.21 の他の部分品及び附属品
シートベルト
車体(運転室を含む。)のそ
8708.29 の他の部分品及び附属品
その他のもの
*
8708.30
ブレーキ及びサーボブレー
キ並びにこれらの部分品
*
8708.31
取り付けたブレーキライニン
グ
*
8708.39
*
ブレーキ/部品(ライニング
以外)
ギヤボックス及びその部分
8708.40
品
駆動軸(差動装置を有する
ものに限るものとし、伝動装
置のその他の構成部品を有
8708.50
するか有しないかを問わな
い。)及び非駆動軸並びにこ
れらの部分品
8708.60
車輪並びにその部分品及び
附属品
懸架装置及びその部分品
8708.70 (ショックアブソーバーを含
む。)
ラジエーター及びその部分
8708.80
品
(単位:千円、暦年)
2010
2011
7,381,418
6,595,514
1995
8,275,631
1996
8,309,154
1997
7,820,211
1998
8,386,446
1999
7,751,234
2000
6,059,349
2001
5,400,114
2002
5,497,918
2003
5,853,228
2004
6,066,117
2005
6,674,934
2006
7,771,616
2007
8,878,216
2008
9,748,776
2009
7,561,114
381,522
412,277
171,291
285,875
139,011
523,210
715,006
1,242,523
4,616,908
3,790,851
1,124,073
1,025,929
1,857,846
1,549,707
382,520
480,855
409,241
38,508,632
38,446,043
34,445,737
37,690,641
35,009,162
40,156,789
42,651,242
46,551,747
44,881,449
46,987,034
51,244,941
54,694,903
59,318,250
57,478,129
35,732,737
46,853,057
41,124,207
1,997,100
1,748,400
1,937,057
1,619,600
1,655,835
1,278,033
1,250,269
1,580,222
1,451,965
1,556,234
1,721,078
1,383,684
0
0
0
0
0
11,910,036
11,104,704
9,798,004
11,381,961
11,720,022
12,841,585
15,707,182
16,259,429
15,392,640
16,721,592
16,426,036
15,836,557
0
0
0
0
0
93,304,539
106,807,941
106,070,014
108,733,291
94,665,796
102,250,228
115,654,474
135,417,470
136,463,305
150,048,901
175,220,365
188,947,199
246,178,768
228,797,958
120,950,973
185,717,648
219,094,171
534,152
825,952
840,369
920,572
1,292,089
2,257,985
1,529,939
1,363,846
729,501
1,407,837
2,454,488
3,144,018
13,930,246
13,649,905
7,268,380
13,270,466
14,979,567
2,904,683
3,714,662
3,561,767
3,603,170
3,104,117
2,930,416
2,033,220
2,217,539
1,777,429
1,877,078
1,255,789
1,332,072
0
0
0
0
0
3,351,752
2,610,706
3,255,788
4,538,544
4,102,852
4,064,114
3,685,301
5,135,720
5,139,348
6,865,519
8,706,810
9,571,552
9,552,708
9,494,087
4,270,144
4,653,519
4,448,055
3,551,292
4,055,013
4,396,748
5,443,330
4,746,569
4,004,885
4,716,520
5,922,948
7,098,609
6,392,204
6,021,260
8,252,077
12,301,005
14,422,505
10,155,787
17,255,560
16,414,328
消音装置(マフラー)及び排
8708.91
気管並びにこれらの部分品
1,380,294
1,379,857
1,419,446
1,508,664
1,523,977
1,421,018
1,383,588
1,483,831
1,283,638
1,605,910
1,947,043
2,201,521
4,744,008
4,306,461
1,912,692
2,556,777
2,429,224
8708.92 クラッチ及びその部分品
5,759,433
5,100,094
5,924,226
6,032,706
6,098,207
4,880,627
4,687,124
4,999,030
3,961,008
4,135,977
4,059,253
4,952,885
7,752,361
5,987,564
3,235,587
5,099,004
5,175,944
ハンドル、ステアリングコラ
8708.93 ム及びステアリングボックス
並びにこれらの部分品
6,005,906
6,589,811
5,967,244
7,082,644
6,532,375
6,293,939
6,493,819
7,510,663
7,715,383
8,689,008
9,557,892
10,154,480
12,038,851
10,119,922
7,277,922
8,880,742
9,328,350
安全エアバッグ(インフレー
8708.94 ターシステムを有するものに
限る。)及びその部分品
6,163,885
3,384,045
3,914,184
9,232,315
11,592,214
9,683,154
14,471,054
15,910,837
11,772,419
12,297,981
10,267,704
9,177,803
19,919,663
21,940,578
13,429,589
20,402,857
20,543,487
8708.99 その他のもの
合 計
41,512,321
40,375,332
41,262,822
49,364,540
47,440,048
51,845,206
52,882,095
67,796,783
63,312,867
72,218,686
88,847,685
106,169,327
99,706,077
83,520,752
43,311,218
59,701,089
55,863,117
225,541,178
234,863,991
230,784,908
255,824,299
237,373,508
250,490,538
273,260,947
318,890,506
311,449,697
340,660,929
385,529,351
424,615,623
496,177,999
461,016,344
255,488,663
372,252,992
396,405,205
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。
自動車部品 輸出
1/2
b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
205 英国
210 フランス
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
72,992,393
74,599,370
71,281,382
79,835,186
68,619,094
77,346,018
96,515,457
123,033,938
107,849,870
2004
2005
2006
96,740,850
93,031,628
87,702,252
2007
2008
2009
2010
2011
123,774,644
112,762,414
54,175,418
100,182,998
103,140,535
20,660,130
4,173,465
4,037,672
6,482,294
7,523,258
7,229,284
8,549,721
17,135,982
28,948,888
23,831,946
21,786,613
20,550,066
27,838,804
35,155,392
28,886,028
20,549,517
21,328,012
213 ドイツ
21,976,016
27,139,345
24,958,309
27,991,790
26,494,167
24,457,318
28,652,034
36,560,683
47,475,879
64,405,944
76,937,508
75,665,809
79,537,990
89,622,946
45,800,553
70,796,145
78,114,349
218 スペイン
19,972,033
17,163,579
12,836,964
13,545,445
17,534,718
27,615,766
30,935,832
23,270,891
22,326,377
22,653,049
39,409,797
41,543,350
45,739,598
25,809,723
9,141,507
23,911,637
25,358,103
220 イタリア
3,521,028
4,025,818
4,494,214
4,756,773
10,880,318
13,402,691
10,675,645
8,567,733
7,410,958
7,382,175
4,520,714
6,268,446
6,196,767
5,550,275
2,721,774
2,205,804
2,052,681
122,634,935
126,965,784
120,053,163
133,652,452
130,757,581
151,371,514
183,914,950
220,382,133
208,895,030
212,968,631
234,449,713
239,018,661
290,404,391
262,631,386
132,388,769
218,424,596
229,325,798
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。
自動車部品 輸出
2/2
b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU地域全体
8708.10 バンパー及びその部分品
車体(運転室を含む。)のそ
8708.21 の他の部分品及び附属品
シートベルト
車体(運転室を含む。)のそ
8708.29 の他の部分品及び附属品そ
の他のもの
(単位:千円、暦年)
2011
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2,039,783
2,556,847
2,610,928
2,624,781
2,558,110
2,318,527
2,447,152
2,378,516
2,603,165
3,261,396
3,464,982
3,622,352
3,869,497
2,782,702
2,512,601
2,467,270
2,409,217
619,328
848,874
1,538,615
2,275,874
1,754,370
1,068,349
1,214,372
1,264,407
1,532,350
454,627
137,789
179,492
203,838
352,100
228,190
150,120
81,200
8,561,591
10,463,244
11,090,663
11,692,983
10,744,579
9,934,325
11,105,631
14,359,786
19,472,987
25,698,577
23,938,595
23,695,001
21,272,596
24,561,372
13,001,138
15,614,784
12,631,667
*
8708.30
ブレーキ及びサーボブレーキ
並びにこれらの部分品
*
8708.31
取り付けたブレーキライニン
グ
807,632
1,049,750
840,299
859,964
763,188
788,668
846,897
1,140,015
1,221,502
974,177
1,025,783
1,287,058
0
0
0
0
0
*
ブレーキ/部品(ライニング以
8708.39
外)
3,625,122
4,910,373
4,030,845
4,787,823
4,553,062
4,470,441
6,713,338
10,318,311
16,517,844
24,565,580
26,860,961
31,577,827
0
0
0
0
0
8708.40 ギヤボックス及びその部分品
5,426,125
9,556,067
9,068,954
7,854,928
6,377,346
5,371,531
3,916,874
4,320,490
4,907,694
11,391,606
13,218,271
14,471,507
40,715,797
51,011,388
30,265,019
37,956,427
39,699,389
駆動軸(差動装置を有するも
のに限るものとし、伝動装置
のその他の構成部品を有す
8708.50
るか有しないかを問わな
い。)及び非駆動軸並びにこ
れらの部分品
314,337
977,051
1,451,692
1,141,293
685,728
810,243
1,046,773
713,952
1,342,458
1,623,252
2,546,070
1,830,505
5,713,597
5,953,358
3,262,766
3,859,774
3,683,455
車輪並びにその部分品及び
附属品
*
8708.60
183,726
311,491
370,073
214,944
216,311
212,156
227,162
335,428
1,078,640
1,786,026
2,049,015
1,604,524
0
0
0
0
0
懸架装置及びその部分品
8708.70 (ショックアブソーバーを含
む。)
6,229,608
7,442,319
8,200,357
7,064,112
6,241,576
4,536,059
6,515,356
7,056,553
9,837,072
11,183,258
8,330,335
7,408,176
6,408,996
5,622,448
3,071,567
2,732,707
3,038,822
8708.80 ラジエーター及びその部分品
1,233,656
3,084,882
3,981,431
3,097,887
2,889,413
2,085,395
2,671,418
2,610,025
3,388,025
5,217,175
7,573,332
8,289,818
11,300,312
12,157,326
7,766,348
7,810,896
6,998,450
435,342
659,951
735,112
677,187
480,747
458,483
474,525
530,735
824,789
1,228,826
866,736
1,288,024
1,732,593
1,333,909
1,002,901
707,740
497,933
8708.92 クラッチ及びその部分品
729,282
965,604
1,033,366
1,031,423
1,091,284
942,669
1,430,075
1,429,700
2,715,028
3,041,523
2,266,205
2,544,683
5,360,786
3,035,891
1,227,651
1,936,347
2,417,259
ハンドル、ステアリングコラム
8708.93 及びステアリングボックス並
びにこれらの部分品
633,572
1,020,058
2,078,901
1,797,026
1,030,958
1,004,643
1,336,050
1,851,705
2,864,934
4,062,880
5,705,844
7,568,733
8,422,534
10,019,610
5,563,075
4,524,478
4,274,453
安全エアバッグ(インフレー
8708.94 ターシステムを有するものに
限る。)及びその部分品
4,633,102
5,160,902
5,819,980
5,320,346
4,302,538
3,509,601
3,798,982
8,991,053
10,903,376
9,351,278
8,938,826
8,482,184
13,672,070
15,528,130
6,758,446
7,013,517
3,103,919
8708.99 その他のもの
11,626,326
12,510,793
14,189,651
13,695,460
14,180,757
13,516,163
15,785,260
21,237,654
25,867,320
30,100,769
33,858,355
44,439,459
41,443,771
32,725,686
17,397,764
14,016,054
11,754,485
合 計
47,098,532
61,518,206
67,040,867
64,136,031
57,869,967
51,027,253
59,529,865
78,538,330
105,077,184
133,940,950
140,781,099
158,289,343
160,116,387
165,083,920
92,057,466
98,790,114
90,590,249
8708.91
消音装置(マフラー)及び排
気管並びにこれらの部分品
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。
自動車部品 輸入
1/2
b. 自動車部品に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
205 英国
210 フランス
213 ドイツ
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
3,648,320
6,177,606
8,147,798
9,171,427
6,690,237
7,439,090
7,256,019
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
13,437,211
20,269,050
23,896,440
16,234,773
14,405,995
17,531,921
21,058,377
2009
2010
2011
8,525,578
8,653,860
8,198,662
3,682,742
4,122,014
4,104,655
6,193,934
5,454,591
4,802,541
4,790,159
5,585,308
11,933,735
18,120,882
17,105,450
16,053,100
23,071,370
22,699,991
9,732,656
13,911,614
10,651,553
23,204,660
32,225,560
33,801,005
30,681,578
27,323,527
22,792,284
29,769,883
36,068,176
42,276,921
51,159,719
57,306,045
68,215,457
79,685,418
75,297,310
43,269,538
42,268,154
36,387,919
6,618,669
218 スペイン
241,540
434,245
615,363
913,793
1,422,187
1,225,126
1,678,102
2,635,603
5,215,291
7,940,945
6,595,470
6,589,889
6,431,350
5,210,570
3,793,790
6,896,700
220 イタリア
8,349,404
9,130,257
10,597,846
9,063,849
8,155,333
6,471,900
7,767,965
7,877,040
11,208,882
10,092,866
10,997,548
12,357,412
12,126,110
12,753,169
5,783,397
7,617,806
6,263,832
39,126,666
52,089,682
57,266,667
56,024,581
49,045,875
42,730,941
51,262,128
65,603,338
90,903,879
111,210,852
108,239,286
117,621,853
138,846,169
137,019,417
71,104,959
79,348,134
68,120,635
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード8708類「部分品及び附属品(第87.01 項から第87.05 項までの自動車用のものに限る。)」を、自動車部品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性に問題があります。
自動車部品 輸入
2/2
c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
3001
臓器療法用の腺その他の器
官(乾燥したものに限るものと
し、粉状にしてあるかないかを
問わない。)及び腺その他の
器官又はその分泌物の抽出
物で臓器療法用のもの並びに
ヘパリン及びその塩並びに治
療用又は予防用に調製したそ
の他の人又は動物の物質(他
の項に該当するものを除く。)
20,641
24,369
2,156
1,480
10,629
10,685
19,017
27,612
31,757
93,430
211,054
498,166
351,788
623,481
220,906
244,455
46,610
3002
人血、治療用、予防用又は診
断用に調製した動物の血、免
疫血清その他の血液分画物
及び免疫産品(変性したもの
であるかないか又は生物工学
的方法により得たものである
かないかを問わない。)並びに
ワクチン、毒素、培養微生物
(酵母を除く。)その他これらに
類する物品
4,297,164
6,761,397
5,903,375
3,529,642
3,467,149
3,097,590
3,122,746
3,377,825
3,600,550
4,535,968
6,144,065
7,349,071
7,489,265
7,441,211
6,012,178
5,270,350
6,751,756
3003
医薬品(治療用又は予防用に
混合した二以上の成分から成
るもので、投与量にしてないも
の及び小売用の形状又は包
装にしてないものに限るものと
し、第30.02項、第30.05項又は
第30.06項の物品を除く。)
8,434,196
11,348,941
16,929,773
13,705,605
13,828,989
17,722,881
18,661,335
16,422,627
22,188,837
21,060,047
15,900,204
10,295,677
9,097,821
10,771,139
7,907,056
8,624,158
12,115,275
3004
医薬品(混合し又は混合して
ない物品から成る治療用又は
予防用のもので、投与量にし
たもの(経皮投与剤の形状に
したものを含む。)又は小売用
の形状若しくは包装にしたも
のに限るものとし、第30.02
項、第30.05項又は第30.06項
の物品を除く。)
14,770,765
17,168,654
21,823,952
17,486,118
25,222,367
25,379,646
25,163,613
25,704,638
30,214,279
36,262,746
41,141,055
49,862,113
55,272,416
60,155,527
60,928,515
54,287,839
53,787,054
3005
脱脂綿、ガーゼ、包帯その他
これらに類する製品(例えば、
被覆材、ばんそうこう及びパッ
プ剤)で、医薬を染み込ませ
若しくは塗布し又は医療用若
しくは獣医用として小売用の
形状若しくは包装にしたもの
693,931
980,984
1,048,987
969,822
1,164,151
1,052,699
1,209,317
1,188,176
3,093,669
3,477,666
4,173,894
4,355,678
4,048,747
3,949,086
4,943,407
5,722,295
6,190,205
3006
この類の注4の医療用品
1,108,427
1,264,339
1,197,425
1,605,326
1,709,772
1,940,065
2,206,437
2,822,856
3,673,409
3,042,308
3,347,278
3,853,708
5,007,846
5,295,199
4,567,099
5,586,051
5,256,604
29,325,124
37,548,684
46,905,668
37,297,993
45,403,057
49,203,566
50,382,465
49,543,734
62,802,501
68,472,165
70,917,550
76,214,413
81,267,883
88,235,643
84,579,161
79,735,148
84,147,504
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。
医薬品 輸出
1/2
c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU主要5カ国
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
205 英国
2,919,603
3,111,428
1,723,293
1,456,620
2,735,194
3,911,989
3,917,431
3,899,040
3,689,988
4,065,059
4,130,368
3,745,345
3,663,316
6,295,779
5,153,527
5,381,259
4,781,366
210 フランス
6,881,580
8,504,181
10,584,807
8,923,716
9,111,283
8,279,355
9,623,803
10,192,551
12,630,497
12,595,601
12,499,103
13,886,759
12,746,540
13,910,316
11,404,589
6,851,313
7,905,686
213 ドイツ
6,065,033
9,576,024
10,442,251
6,672,926
9,991,598
4,585,135
5,755,844
7,380,565
8,809,368
10,764,310
12,870,715
8,450,945
8,793,318
8,918,243
7,239,162
6,619,584
13,004,197
954,037
1,189,198
1,227,853
1,651,151
1,851,890
2,161,076
2,546,703
1,593,669
1,420,495
1,522,431
1,753,238
1,811,986
3,318,603
3,582,294
2,780,603
2,644,643
2,259,721
4,015,540
5,087,881
6,853,516
5,365,373
5,286,556
8,422,703
8,799,065
7,401,117
9,639,056
11,597,605
14,952,691
20,389,158
20,797,153
21,107,626
18,812,697
12,541,723
11,616,622
20,835,793
27,468,712
30,831,720
24,069,786
28,976,521
27,360,258
30,642,846
30,466,942
36,189,404
40,545,006
46,206,115
48,284,193
49,318,930
53,814,258
45,390,578
34,038,522
39,567,592
218 スペイン
220 イタリア
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。
医薬品 輸出
2/2
c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
3001
臓器療法用の腺その他の器
官(乾燥したものに限るものと
し、粉状にしてあるかないか
を問わない。)及び腺その他
の器官又はその分泌物の抽
出物で臓器療法用のもの並
びにヘパリン及びその塩並び
に治療用又は予防用に調製
したその他の人又は動物の
物質(他の項に該当するもの
を除く。)
2,374,058
2,547,627
1,999,874
2,060,823
1,685,725
2,736,063
2,304,443
2,296,510
1,342,742
1,652,878
1,566,229
2,378,621
2,415,176
2,344,902
2,484,313
3,691,646
3,870,204
3002
人血、治療用、予防用又は診
断用に調製した動物の血、免
疫血清その他の血液分画物
及び免疫産品(変性したもの
であるかないか又は生物工
学的方法により得たものであ
るかないかを問わない。)並
びにワクチン、毒素、培養微
生物(酵母を除く。)その他こ
れらに類する物品
18,537,868
24,072,964
25,021,063
23,104,750
23,357,636
22,720,124
30,442,829
43,036,766
24,440,167
24,470,468
29,307,628
38,494,673
37,045,601
69,888,481
97,260,399
130,952,284
158,066,861
3003
医薬品(治療用又は予防用
に混合した二以上の成分か
ら成るもので、投与量にして
ないもの及び小売用の形状
又は包装にしてないものに限
るものとし、第30.02項、第
30.05項又は第30.06項の物
品を除く。)
10,643,938
12,393,049
11,817,668
11,667,246
14,380,114
13,990,084
13,186,440
9,589,334
9,490,468
9,101,721
7,725,054
7,710,361
7,465,211
6,757,352
7,370,847
5,993,407
9,058,191
3004
医薬品(混合し又は混合して
ない物品から成る治療用又
は予防用のもので、投与量に
したもの(経皮投与剤の形状
にしたものを含む。)又は小
売用の形状若しくは包装にし
たものに限るものとし、第
30.02項、第30.05項又は第
30.06項の物品を除く。)
166,960,616
165,957,851
185,615,518
166,770,118
193,353,759
209,650,514
252,316,713
280,847,079
313,618,966
356,875,133
431,470,313
449,570,599
503,710,035
505,250,299
563,800,249
601,470,865
687,585,798
3005
脱脂綿、ガーゼ、包帯その他
これらに類する製品(例え
ば、被覆材、ばんそうこう及び
パップ剤)で、医薬を染み込
ませ若しくは塗布し又は医療
用若しくは獣医用として小売
用の形状若しくは包装にした
もの
831,679
865,369
1,047,629
1,078,851
1,527,460
1,257,712
1,572,742
1,784,504
2,119,608
2,414,840
2,922,926
3,301,505
3,891,494
3,785,463
2,752,460
3,125,277
3,032,312
3006
この類の注4の医療用品
合 計
37,307,909
38,295,229
34,416,264
31,891,278
37,611,315
33,587,861
38,738,926
38,109,102
33,286,354
33,567,366
33,756,921
32,786,129
35,460,923
33,101,885
31,300,049
28,401,830
28,791,755
236,656,068
244,132,089
259,918,016
236,573,066
271,916,009
283,942,358
338,562,093
375,663,295
384,298,305
428,082,406
506,749,071
534,241,888
589,988,440
621,128,382
704,968,317
773,635,309
890,405,121
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。
医薬品 輸入
1/2
c. 医薬品に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU主要5カ国
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
205 英国
46,462,999
43,881,619
55,803,545
50,420,406
53,058,097
57,695,148
77,450,361
98,558,370
96,603,262
109,807,976
127,414,690
130,371,201
129,189,205
100,977,209
105,305,916
102,056,806
106,884,571
210 フランス
13,672,471
12,446,272
10,593,880
12,617,777
19,507,073
20,262,116
26,734,446
32,477,476
38,000,154
51,967,995
65,585,582
64,684,749
85,481,861
86,497,045
109,022,937
129,156,786
134,892,256
213 ドイツ
90,549,595
90,392,498
88,747,966
78,437,954
87,314,762
87,997,809
93,526,686
88,772,587
86,860,737
97,277,627
121,199,656
133,249,271
143,642,754
169,228,782
187,057,916
215,022,649
244,644,832
218 スペイン
541,525
311,822
313,876
192,153
643,272
2,450,319
3,253,063
3,046,632
6,729,736
11,932,719
14,728,811
18,988,110
23,619,411
33,819,612
43,989,133
42,072,821
55,515,314
220 イタリア
4,920,898
5,145,493
7,476,270
9,611,530
14,462,585
14,497,347
17,977,932
23,327,230
34,376,156
37,820,157
44,963,574
46,546,832
52,521,820
64,738,568
71,256,750
83,708,905
130,207,250
156,147,488
152,177,704
162,935,537
151,279,820
174,985,789
182,902,739
218,942,488
246,182,295
262,570,045
308,806,474
373,892,313
393,840,163
434,455,051
455,261,216
516,632,652
572,017,967
672,144,223
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード30類「医薬品」を、医薬品として扱っている。
医薬品 輸入
2/2
d. ファッションに関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
6101
男子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノ
ラック(スキージャケットを含
む。)、ウインドチーター、ウイン
ドジャケットその他これらに類す
る製品(メリヤス編み又はクロセ
編みのものに限るものとし、第
61.03項のものを除く。)
6102
女子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノ
ラック(スキージャケットを含
む。)、ウインドチーター、ウイン
ドジャケットその他これらに類す
る製品(メリヤス編み又はクロセ
編みのものに限るものとし、第
61.04項のものを除く。)
5,450
6,212
27,184
18,749
20,644
26,912
36,119
49,504
38,248
63,926
36,229
88,047
42,882
50,121
30,604
27,013
29,637
6103
男子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ズボン、胸
当てズボン、半ズボン及びショー
ツ(水着を除く。)(メリヤス編み
又はクロセ編みのものに限る。)
77,256
33,640
6,478
5,504
10,019
9,737
14,973
18,102
10,091
14,141
16,227
35,538
76,000
32,068
10,068
36,457
77,806
6104
女子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ドレス、ス
カート、キュロットスカート、ズボ
ン、胸当てズボン、半ズボン及び
ショーツ(水着を除く。)(メリヤス
編み又はクロセ編みのものに限
る。)
75,663
101,187
151,348
204,183
209,908
160,223
154,132
193,043
163,416
204,233
177,295
163,395
174,001
170,018
142,791
130,307
184,451
6105
男子用のシャツ(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
45,308
4,354
9,203
506,887
257,335
13,812
13,637
8,502
21,010
17,336
59,265
25,976
83,166
89,398
59,748
57,955
41,128
6106
女子用のブラウス、シャツ及び
シャツブラウス(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
35,672
32,685
48,968
90,624
107,527
79,456
84,387
90,013
105,813
126,677
107,763
109,894
117,946
96,847
65,582
48,056
32,506
6107
男子用のパンツ、ズボン下、ブ
リーフ、ナイトシャツ、パジャマ、
バスローブ、ドレッシングガウン
その他これらに類する製品(メリ
ヤス編み又はクロセ編みのもの
に限る。)
1,608
503
843
722
0
546
0
0
0
366
2,097
944
2,173
1,071
6,875
5,781
1,665
ファッション 輸出
1/5
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
6108
女子用のスリップ、ペティコート、
ブリーフ、パンティ、ナイトドレス、
パジャマ、ネグリジェ、バスロー
ブ、ドレッシングガウンその他こ
れらに類する製品(メリヤス編み
又はクロセ編みのものに限る。)
3,424
34,920
45,404
39,795
8,755
33,893
15,353
35,261
25,121
19,167
12,186
5,111
6,856
10,735
7,278
9,414
8,030
6109
Tシャツ、シングレットその他これ
らに類する肌着(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
43,183
37,948
65,811
87,545
114,449
103,188
108,659
119,981
176,316
298,954
191,139
272,248
327,561
326,050
276,862
290,324
327,000
6110
ジャージー、プルオーバー、カー
ディガン、ベストその他これらに
類する製品(メリヤス編み又はク
ロセ編みのものに限る。)
52,886
60,392
113,144
156,985
216,687
198,031
191,692
268,153
206,579
326,090
332,802
414,536
473,669
544,888
393,964
374,557
302,283
6111
乳児用の衣類及び衣類附属品
(メリヤス編み又はクロセ編みの
ものに限る。)
9,232
18,582
17,492
28,431
16,527
12,768
5,737
5,512
10,841
5,727
8,775
12,248
12,203
10,257
6,168
3,330
2,968
6112
トラックスーツ、スキースーツ及
び水着(メリヤス編み又はクロセ
編みのものに限る。)
19,608
13,001
15,718
11,744
11,861
12,535
9,631
5,449
3,141
5,466
5,030
5,495
4,155
5,377
2,950
5,450
2,042
6113
衣類(第59.03項、第59.06項又は
第59.07項のメリヤス編物又はク
ロセ編物から製品にしたものに
限る。)
1,082
0
5,974
4,556
2,614
6,756
9,894
11,305
5,073
9,782
2,061
6,150
3,600
7,088
2,974
9,814
3,250
6114
その他の衣類(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
5,112
11,671
7,457
2,094
7,075
3,201
2,782
5,019
3,438
7,202
16,423
32,358
26,170
18,013
14,587
20,914
10,523
6115
パンティストッキング、タイツ、ス
トッキング、ソックスその他の靴
下類(段階的圧縮靴下(例えば、
静脈瘤症用のストッキング)及び
履物として使用するもの(更に別
の底を取り付けてないものに限
る。)を含むものとし、メリヤス編
み又はクロセ編みのものに限
る。)
247,983
135,287
273,190
219,447
285,753
140,511
195,377
213,620
163,769
264,384
239,705
139,676
158,130
217,151
190,222
164,528
135,661
6116
手袋、ミトン及びミット(メリヤス編
み又はクロセ編みのものに限
る。)
298,944
363,213
586,794
1,218,951
969,220
865,272
675,333
738,720
196,689
167,058
141,516
148,148
160,563
96,336
30,457
48,261
71,981
6117
その他の衣類附属品(製品にし
たもので、メリヤス編み又はクロ
セ編みのものに限る。)及び衣類
又は衣類附属品の部分品(メリ
ヤス編み又はクロセ編みのもの
に限る。)
41,486
35,018
100,437
85,028
32,905
195,191
312,015
254,678
204,291
99,908
26,540
59,613
73,623
32,075
21,936
38,164
34,151
ファッション 輸出
2/5
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
6201
男子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノ
ラック(スキージャケットを含
む。)、ウインドチーター、ウイン
ドジャケットその他これらに類す
る製品(第62.03項のものを除
く。)
45,491
37,531
40,774
44,492
58,844
51,768
60,624
84,485
140,163
128,098
101,167
146,444
222,648
186,107
98,106
106,224
94,631
6202
女子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノ
ラック(スキージャケットを含
む。)、ウインドチーター、ウイン
ドジャケットその他これらに類す
る製品(第62.04項のものを除
く。)
76,855
114,352
91,655
125,869
140,151
118,690
121,146
191,226
216,847
190,098
212,593
242,584
261,490
264,526
139,458
150,507
148,289
6203
男子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ズボン、胸
当てズボン、半ズボン及びショー
ツ(水着を除く。)
3,517,256
3,016,862
2,559,830
2,363,022
1,294,921
1,034,233
418,334
490,712
578,702
569,975
694,085
874,226
1,146,535
1,330,270
993,921
790,209
823,451
6204
女子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ドレス、ス
カート、キュロットスカート、ズボ
ン、胸当てズボン、半ズボン及び
ショーツ(水着を除く。)
416,031
446,426
497,291
729,690
817,447
605,403
648,405
760,683
926,878
994,603
945,916
840,977
1,022,530
957,609
800,876
763,868
856,519
6205
男子用のシャツ
78,610
42,513
52,052
82,525
59,271
63,002
81,533
107,296
94,494
114,563
105,575
111,415
133,787
137,625
103,990
77,731
113,870
6206
女子用のブラウス、シャツ及び
シャツブラウス
86,258
101,513
113,872
160,340
168,992
134,448
110,173
141,158
152,057
161,529
146,511
150,914
166,083
160,686
131,707
96,680
87,228
6207
男子用のシングレットその他これ
に類する肌着、パンツ、ズボン
下、ブリーフ、ナイトシャツ、パ
ジャマ、バスローブ、ドレッシング
ガウンその他これらに類する製
品
755
773
2,125
3,788
2,057
934
1,168
0
222
0
4,232
59,745
1,157
6,678
3,973
1,014
501
6208
女子用のシングレットその他これ
に類する肌着、スリップ、ペティ
コート、ブリーフ、パンティ、ナイト
ドレス、パジャマ、ネグリジェ、バ
スローブ、ドレッシングガウンそ
の他これらに類する製品
1,606
2,512
11,736
1,970
2,059
5,637
4,048
2,290
1,081
3,518
3,840
4,222
3,403
2,137
559
2,977
4,429
6209
乳児用の衣類及び衣類附属品
18,421
6,988
6,090
9,015
5,711
5,938
6,502
5,096
4,840
2,044
666
2,748
7,734
10,705
11,766
4,081
820
6210
衣類(第56.02項、第56.03項、第
59.03項、第59.06項又は第59.07
項の織物類から製品にしたもの
に限る。)
9,103
12,736
21,881
13,989
12,844
8,575
17,798
22,192
15,662
5,964
37,882
20,458
7,173
9,516
12,996
10,810
10,533
6211
トラックスーツ、スキースーツ及
び水着並びにその他の衣類
193,748
141,667
132,361
112,904
91,380
125,322
137,719
97,315
118,132
128,374
134,144
124,362
183,167
173,741
150,947
135,992
196,319
ファッション 輸出
3/5
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
6212
ブラジャー、ガードル、コルセッ
ト、サスペンダー、ガーターその
他これらに類する製品及びこれ
らの部分品(メリヤス編みである
かないか又はクロセ編みである
かないかを問わない。)
15,195
182,878
115,523
43,713
49,374
47,632
41,882
18,750
19,916
16,748
13,589
18,187
37,301
11,370
12,143
15,801
7,810
6213
ハンカチ
63,546
43,400
51,586
32,629
12,458
17,195
14,160
5,681
8,787
97,271
76,750
9,352
5,993
12,585
8,485
17,071
21,866
6214
ショール、スカーフ、マフラー、マ
ンティーラ、ベールその他これら
に類する製品
954,718
766,651
598,059
582,894
498,910
464,241
309,168
298,277
257,782
127,752
103,912
117,211
114,875
150,481
130,727
104,969
92,747
6215
ネクタイ
7,812
5,971
3,885
12,724
29,990
15,790
2,821
1,486
3,547
2,660
5,540
4,180
3,525
8,764
2,236
698
1,509
6216
手袋、ミトン及びミット
8,068
16,446
15,820
16,237
22,871
6,433
11,497
5,113
21,506
8,911
8,805
8,430
7,407
14,114
5,746
7,313
6,557
6217
その他の衣類附属品(製品にし
たものに限る。)及び衣類又は衣
類附属品の部分品(第62.12項
のものを除く。)
12,794
12,002
11,641
14,055
11,292
10,282
19,042
18,237
23,063
31,318
19,219
37,082
42,100
11,643
10,903
12,865
15,813
6,470,164
5,839,834
5,801,626
7,031,101
5,549,851
4,577,555
3,835,741
4,266,859
3,917,515
4,213,843
3,989,479
4,291,914
5,109,606
5,156,050
3,881,605
3,569,135
3,747,974
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。
ファッション 輸出
4/5
d. ファッションに関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
205 英国
841,625
765,060
968,056
1,001,133
1,098,316
1,136,711
1,224,144
210 フランス
998,702
1,156,860
1,281,081
2,216,829
2,171,157
1,584,811
3,665,441
3,053,651
2,703,277
2,672,097
1,415,064
218 スペイン
44,978
33,759
49,167
48,840
220 イタリア
86,386
120,321
108,513
5,637,132
5,129,651
5,110,094
213 ドイツ
合 計
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
1,138,067
924,057
892,761
825,097
897,525
1,305,709
1,328,270
1,220,625
1,070,625
922,568
1,555,925
2,107,986
2,157,906
2,488,493
1,703,007
1,586,427
1,560,415
1,595,223
1,307,542
1,168,483
1,448,151
1,016,805
438,834
408,885
225,986
224,324
361,251
268,492
307,884
342,887
495,564
510,432
488,941
51,727
70,368
68,088
67,041
45,886
44,653
41,441
38,404
54,448
63,372
50,774
57,235
34,503
217,774
169,414
114,435
131,237
263,274
346,299
365,476
877,301
1,230,557
1,536,420
1,454,918
559,814
521,185
571,028
6,156,673
4,905,678
3,923,130
3,418,228
3,985,253
3,700,134
4,015,707
3,808,097
4,021,405
4,764,876
4,784,670
3,634,319
3,327,960
3,465,191
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。
ファッション 輸出
5/5
2009
2010
2011
d. ファッションに関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
6101
男子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノラッ
ク(スキージャケットを含む。)、ウ
インドチーター、ウインドジャケッ
トその他これらに類する製品(メリ
ヤス編み又はクロセ編みのもの
に限るものとし、第61.03項のもの
を除く。)
356,324
420,108
340,226
559,590
411,079
362,190
254,251
287,865
286,506
263,787
377,641
354,769
299,352
294,030
229,303
186,875
302,568
6102
女子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノラッ
ク(スキージャケットを含む。)、ウ
インドチーター、ウインドジャケッ
トその他これらに類する製品(メリ
ヤス編み又はクロセ編みのもの
に限るものとし、第61.04項のもの
を除く。)
775,885
1,111,822
1,448,202
1,524,654
987,620
740,118
769,003
751,280
863,958
892,780
842,858
960,143
958,969
1,096,157
852,148
760,326
831,601
6103
男子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ズボン、胸
当てズボン、半ズボン及びショー
ツ(水着を除く。)(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
444,332
467,112
347,892
349,466
211,501
182,083
178,756
217,617
194,462
198,175
286,902
253,648
254,375
306,795
256,070
343,284
435,154
6104
女子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ドレス、ス
カート、キュロットスカート、ズボ
ン、胸当てズボン、半ズボン及び
ショーツ(水着を除く。)(メリヤス
編み又はクロセ編みのものに限
る。)
8,056,678
9,813,039
9,442,499
9,786,283
5,938,739
3,964,716
3,933,653
3,573,459
3,283,332
3,320,896
3,280,876
4,085,912
6,203,726
5,922,807
4,940,664
4,823,332
5,175,503
6105
男子用のシャツ(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
8,164,768
7,493,288
4,558,388
3,604,716
2,092,129
1,855,301
2,031,446
2,371,534
1,904,345
1,685,869
1,801,128
1,934,765
2,162,784
1,815,198
1,034,898
960,986
1,119,154
6106
女子用のブラウス、シャツ及び
シャツブラウス(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
4,290,086
8,038,649
9,739,154
9,132,326
6,131,771
5,006,749
5,447,806
6,476,170
7,146,658
7,140,610
6,291,972
6,136,154
5,919,014
4,202,383
3,100,141
2,729,804
2,527,460
6107
男子用のパンツ、ズボン下、ブ
リーフ、ナイトシャツ、パジャマ、
バスローブ、ドレッシングガウンそ
の他これらに類する製品(メリヤ
ス編み又はクロセ編みのものに
限る。)
203,881
337,893
176,079
180,136
117,349
107,692
66,342
145,700
121,240
157,053
239,733
372,302
247,402
359,674
151,112
78,031
69,844
6108
女子用のスリップ、ペティコート、
ブリーフ、パンティ、ナイトドレス、
パジャマ、ネグリジェ、バスロー
ブ、ドレッシングガウンその他こ
れらに類する製品(メリヤス編み
又はクロセ編みのものに限る。)
1,173,830
1,779,778
1,276,259
1,479,698
1,093,787
1,137,536
1,333,567
1,224,735
1,181,723
1,026,690
999,822
930,820
849,511
584,837
334,161
274,851
263,153
6109
Tシャツ、シングレットその他これ
らに類する肌着(メリヤス編み又
はクロセ編みのものに限る。)
9,263,551
11,173,197
6,565,563
3,948,858
4,795,147
4,126,273
4,099,939
5,314,445
5,449,572
6,396,692
6,499,290
5,806,375
5,244,245
3,984,370
3,388,417
3,329,294
3,244,288
6110
ジャージー、プルオーバー、カー
ディガン、ベストその他これらに
類する製品(メリヤス編み又はク
ロセ編みのものに限る。)
45,214,825
50,118,723
43,878,345
42,721,074
32,257,083
27,612,288
29,893,529
30,998,234
30,771,702
28,771,389
25,662,773
23,888,555
24,357,415
21,461,714
14,746,744
12,498,657
13,894,633
6111
乳児用の衣類及び衣類附属品
(メリヤス編み又はクロセ編みの
ものに限る。)
233,033
443,914
495,099
446,039
257,605
212,772
195,717
221,328
350,674
427,260
455,767
396,234
391,087
183,566
94,323
64,464
98,152
ファッション 輸入
1/4
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
6112
トラックスーツ、スキースーツ及び
水着(メリヤス編み又はクロセ編
みのものに限る。)
307,230
512,678
425,937
262,072
165,769
118,649
164,526
169,176
195,930
179,258
150,702
129,206
126,481
113,028
63,725
44,580
29,934
6113
衣類(第59.03項、第59.06項又は
第59.07項のメリヤス編物又はク
ロセ編物から製品にしたものに
限る。)
70,342
199,071
128,101
139,179
125,403
116,046
105,623
143,931
430,236
1,000,912
662,855
1,150,103
229,613
157,769
67,061
12,673
16,893
6114
その他の衣類(メリヤス編み又は
クロセ編みのものに限る。)
292,203
417,262
437,232
619,644
464,559
578,080
613,181
601,140
585,340
667,924
677,976
781,511
653,615
534,977
467,941
395,624
318,381
6115
パンティストッキング、タイツ、ス
トッキング、ソックスその他の靴
下類(段階的圧縮靴下(例えば、
静脈瘤症用のストッキング)及び
履物として使用するもの(更に別
の底を取り付けてないものに限
る。)を含むものとし、メリヤス編
み又はクロセ編みのものに限
る。)
715,946
1,310,124
1,522,185
1,088,415
781,783
1,172,004
1,886,277
1,429,722
1,278,581
1,284,417
1,309,412
1,383,629
1,616,320
1,457,468
983,865
985,334
1,047,628
6116
手袋、ミトン及びミット(メリヤス編
み又はクロセ編みのものに限
る。)
188,177
266,847
257,807
254,206
230,044
155,605
152,333
125,711
140,500
133,678
124,424
203,752
171,086
177,585
134,911
115,190
154,918
6117
その他の衣類附属品(製品にし
たもので、メリヤス編み又はクロ
セ編みのものに限る。)及び衣類
又は衣類附属品の部分品(メリ
ヤス編み又はクロセ編みのもの
に限る。)
1,145,195
1,276,075
1,223,898
1,666,691
1,454,665
1,045,727
1,304,667
1,595,724
1,902,492
1,927,109
1,792,104
2,212,127
2,182,465
2,178,024
1,621,351
1,502,393
1,526,275
6201
男子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノラッ
ク(スキージャケットを含む。)、ウ
インドチーター、ウインドジャケッ
トその他これらに類する製品(第
62.03項のものを除く。)
9,082,613
12,650,824
10,201,305
9,707,655
7,412,495
6,105,462
6,686,745
6,244,427
5,936,053
5,750,212
5,204,357
6,246,154
8,730,467
7,700,775
5,263,520
4,587,099
5,913,599
6202
女子用のオーバーコート、カー
コート、ケープ、クローク、アノラッ
ク(スキージャケットを含む。)、ウ
インドチーター、ウインドジャケッ
トその他これらに類する製品(第
62.04項のものを除く。)
12,836,578
19,645,950
18,063,458
15,511,248
12,261,308
10,741,583
12,482,223
11,334,966
11,083,685
10,786,206
9,183,465
10,582,542
13,736,852
10,735,444
7,884,799
7,286,702
9,511,691
6203
男子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ズボン、胸
当てズボン、半ズボン及びショー
ツ(水着を除く。)
17,326,502
23,718,814
21,690,106
21,809,763
17,170,719
14,468,472
16,104,773
16,593,253
16,243,673
16,657,871
17,770,982
19,030,457
20,466,489
18,538,209
12,245,722
11,192,135
12,875,314
6204
女子用のスーツ、アンサンブル、
ジャケット、ブレザー、ドレス、ス
カート、キュロットスカート、ズボ
ン、胸当てズボン、半ズボン及び
ショーツ(水着を除く。)
39,283,332
55,819,301
52,361,813
49,919,474
39,805,477
33,965,229
38,671,904
40,277,352
38,300,585
38,725,425
37,051,135
36,343,777
37,585,454
30,457,509
21,750,384
17,313,812
17,816,243
6205
男子用のシャツ
6,207,705
8,330,709
6,756,746
6,556,501
5,066,574
3,723,195
4,140,061
4,245,141
4,516,889
4,357,232
4,298,469
4,662,190
4,975,282
4,196,888
2,467,880
2,326,078
2,690,244
6206
女子用のブラウス、シャツ及び
シャツブラウス
9,192,432
10,746,450
9,971,078
8,457,342
6,503,945
5,625,954
6,482,379
7,238,916
6,457,481
5,615,626
5,147,116
5,493,294
6,331,136
5,541,537
3,874,658
3,392,291
3,816,290
6207
男子用のシングレットその他これ
に類する肌着、パンツ、ズボン
下、ブリーフ、ナイトシャツ、パ
ジャマ、バスローブ、ドレッシング
ガウンその他これらに類する製
品
99,911
113,448
80,836
56,051
34,111
33,361
46,614
64,262
49,740
53,591
53,269
36,759
70,571
51,417
18,411
13,410
10,056
ファッション 輸入
2/4
■EU地域全体
1995
6208
女子用のシングレットその他これ
に類する肌着、スリップ、ペティ
コート、ブリーフ、パンティ、ナイト
ドレス、パジャマ、ネグリジェ、バ
スローブ、ドレッシングガウンその
他これらに類する製品
6209
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
(単位:千円、暦年)
2010
2011
427,338
622,899
437,101
305,566
217,964
190,180
248,903
176,386
200,663
187,420
208,734
226,176
198,661
148,839
65,428
72,268
52,010
乳児用の衣類及び衣類附属品
90,178
183,967
151,752
104,270
57,068
40,037
53,290
107,345
150,945
192,672
168,145
127,928
132,669
106,049
61,937
62,476
73,068
6210
衣類(第56.02項、第56.03項、第
59.03項、第59.06項又は第59.07
項の織物類から製品にしたもの
に限る。)
548,870
1,535,716
960,013
731,238
652,892
585,616
408,107
425,680
302,085
253,597
328,456
238,994
353,541
302,820
212,168
233,017
196,259
6211
トラックスーツ、スキースーツ及び
水着並びにその他の衣類
1,779,653
2,148,538
1,503,127
1,141,391
962,396
944,018
971,583
929,753
877,892
1,037,071
917,492
958,736
1,207,502
1,109,922
1,009,027
875,316
841,579
6212
ブラジャー、ガードル、コルセッ
ト、サスペンダー、ガーターその
他これらに類する製品及びこれら
の部分品(メリヤス編みであるか
ないか又はクロセ編みであるか
ないかを問わない。)
3,056,586
3,386,518
2,388,797
2,008,406
1,430,494
1,963,202
3,179,511
2,146,555
1,936,210
1,552,696
1,217,815
1,125,479
823,397
579,518
336,328
252,200
285,514
6213
ハンカチ
418,066
631,017
725,274
675,682
667,820
470,114
613,446
849,388
1,021,526
959,287
1,096,097
1,206,082
1,344,803
1,219,149
905,230
798,008
812,522
6214
ショール、スカーフ、マフラー、マ
ンティーラ、ベールその他これら
に類する製品
14,244,433
14,122,769
13,748,242
14,022,492
8,778,553
7,989,471
8,464,972
7,637,222
7,386,332
6,659,583
6,626,785
7,795,605
7,607,843
8,052,296
6,680,450
6,890,867
8,926,138
6215
ネクタイ
14,807,480
16,940,500
15,058,575
13,930,190
10,710,243
9,185,688
10,299,201
10,314,653
10,655,747
10,885,823
11,691,873
12,153,371
12,202,521
10,587,622
6,453,013
5,702,686
5,857,339
6216
手袋、ミトン及びミット
167,488
134,136
130,048
114,479
41,189
32,716
77,946
55,281
80,198
55,578
45,117
62,385
93,910
63,833
46,266
31,759
35,282
6217
その他の衣類附属品(製品にし
たものに限る。)及び衣類又は衣
類附属品の部分品(第62.12項の
ものを除く。)
165,495
188,701
149,798
170,714
105,163
91,649
172,281
233,504
423,264
391,905
590,682
576,822
463,876
369,207
243,811
241,691
277,163
210,630,946
266,099,837
236,640,935
222,985,509
169,394,444
144,649,776
161,534,555
164,521,855
161,710,219
159,596,294
153,056,224
157,846,756
168,192,434
144,591,416
101,985,867
90,377,513
101,045,850
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。
ファッション 輸入
3/4
d. ファッションに関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
205 英国
20,987,466
25,177,481
24,294,765
21,744,640
13,789,084
12,065,970
12,745,692
12,608,707
11,578,900
10,643,030
9,387,985
8,956,827
8,338,093
6,542,507
4,663,804
4,613,656
5,568,660
210 フランス
34,244,987
41,500,960
40,673,020
40,196,433
30,118,962
24,600,128
27,471,411
26,880,013
26,020,543
23,830,888
20,899,083
19,896,822
19,524,921
15,415,409
10,937,011
10,034,303
10,758,661
7,283,427
8,350,776
7,449,976
6,736,103
5,073,410
3,982,317
4,149,873
4,423,528
4,573,620
3,131,073
2,884,089
3,112,173
3,047,646
2,895,263
2,022,581
1,895,154
1,944,062
213 ドイツ
218 スペイン
220 イタリア
合 計
1,993,571
2,398,302
2,345,439
3,740,178
5,386,949
4,301,982
4,588,422
4,266,689
4,782,018
5,039,484
3,714,105
3,866,821
2,888,765
2,282,634
1,690,001
1,148,076
1,107,043
139,720,658
181,829,159
155,564,886
144,396,424
110,028,059
95,043,175
107,315,471
110,729,129
108,979,635
107,472,704
105,613,353
110,200,027
110,689,395
97,054,486
65,872,482
57,222,014
62,139,145
204,230,109
259,256,678
230,328,086
216,813,778
164,396,464
139,993,572
156,270,869
158,908,066
155,934,716
150,117,179
142,498,615
146,032,670
144,488,820
124,190,299
85,185,879
74,913,203
81,517,571
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注:HSコード61類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る)」、及び62類「衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)」を、ファッションとして扱っている。
ファッション 輸入
4/4
e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU地域全体
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
8401
原子炉、原子炉用核燃料要素(カートリッジ式で未
使用のものに限る。)及び同位体分離用機器
561,213
957,924
2,523,654
1,173,516
1,152,200
2,392,006
130,727
1,448,634
1,113,904
2,336,029
2,878,616
2,396,562
3,970,029
6,186,463
4,628,047
4,395,159
4,264,305
8402
蒸気発生ボイラー(低圧蒸気も発生することができ
るセントラルヒーティング用温水ボイラーを除く。)
及び過熱水ボイラー
5,170,383
656,545
91,042
129,637
96,596
35,008
4,051,140
3,116,865
2,277,869
6,588,121
2,129,411
3,894,559
9,057,884
10,768,064
6,987,546
3,701,612
5,903,441
8403
セントラルヒーティング用ボイラー(第84.02項のも
のを除く。)
0
0
6,254
0
23,031
2,891
0
390
1,539
399
21,752
900
6,503
2,015
3,313
5,903
298
8404
補助機器(第84.02項又は第84.03項のボイラー用
のものに限る。例えば、エコノマイザー、過熱器、
すす除去器及びガス回収器)及び蒸気原動機
72,806
14,398
9,913
31,062
32,195
12,198
98,363
100,972
328,846
1,408,014
81,224
23,147
65,158
154,113
1,040,352
1,672,478
12,447
8405
発生炉ガス発生機、水性ガス発生機及びアセチレ
ンガス発生機その他これに類する湿式ガス発生機
(清浄機を有するか有しないかを問わない。)
8406
蒸気タービン
8407
ピストン式火花点火内燃機関(往復動機関及び
ロータリーエンジンに限る。)
8408
ピストン式圧縮点火内燃機関(ディーゼルエンジン
及びセミディーゼルエンジン)
8409
第84.07項又は第84.08項のエンジンに専ら又は主
として使用する部分品
8410
液体タービン及び水車並びにこれらの調速機
8411
ターボジェット、ターボプロペラその他のガスタービ
ン
10,254
19,970
27,392
14,101
109,645
48,997
2,542
558
12,219
3,003
132,465
2,295
2,695
14,031
1,171
0
0
3,299,065
2,638,310
1,556,622
5,733,374
3,349,858
2,425,735
2,248,705
2,515,836
4,357,292
9,662,879
6,562,151
15,123,825
11,367,249
11,728,364
4,448,505
10,920,163
14,653,853
50,475,043
43,663,278
51,374,571
73,837,744
79,562,248
79,964,161
70,113,944
76,015,990
76,439,585
106,810,432
135,353,592
138,624,181
177,237,802
159,986,209
90,333,287
98,681,926
87,024,175
81,578,516
81,353,721
65,900,276
75,227,974
61,203,941
52,129,257
42,585,479
44,065,393
58,384,270
63,907,583
68,288,320
78,871,200
103,681,273
88,049,193
50,622,532
60,624,267
63,478,845
44,038,409
50,222,690
56,563,376
61,869,676
57,892,314
69,317,698
72,813,828
74,977,127
83,941,189
98,095,855
108,595,750
119,472,318
137,204,964
126,771,485
66,343,027
94,415,084
102,269,261
2,400
3,173
2,396
54,653
57,030
20,651
65,403
14,911
86,758
6,100
11,079
53,357
80,544
829,717
3,616
33,406
63,134
10,947,380
22,073,719
35,628,552
58,193,125
44,434,403
44,592,340
56,785,300
43,774,166
41,484,359
58,323,098
69,281,312
72,451,494
69,243,589
70,569,708
55,885,537
63,044,262
79,252,064
8412
その他の原動機
8,144,182
7,328,797
8,452,432
11,111,490
9,608,512
12,445,738
11,297,547
10,807,220
11,854,510
16,509,713
16,651,976
22,169,843
29,106,759
22,845,772
7,627,145
14,844,482
20,471,341
8413
液体ポンプ(計器付きであるかないかを問わな
い。)及び液体エレベーター
27,431,110
26,933,666
28,327,218
29,299,526
28,294,200
28,064,750
29,903,443
30,456,189
33,634,097
37,732,632
44,604,277
60,537,599
79,927,376
73,665,295
39,329,932
50,743,604
55,969,333
8414
気体ポンプ、真空ポンプ、気体圧縮機及びファン並
びに換気用又は循環用のフード(ファンを自蔵する
ものに限るものとし、フィルターを取り付けてあるか
ないかを問わない。)
81,996,473
93,020,391
96,312,523
125,170,181
131,275,648
135,980,713
138,036,113
140,075,938
146,968,048
151,742,715
148,689,748
169,094,716
191,299,747
177,023,854
108,626,095
140,523,429
150,970,492
8415
エアコンディショナー(動力駆動式ファン並びに温
度及び湿度を変化させる機構を有するものに限る
ものとし、湿度のみを単独で調節することができな
いものを含む。)
52,775,902
58,291,046
52,992,751
63,182,437
64,393,692
63,182,481
49,376,034
36,864,465
36,884,553
50,458,516
45,646,555
56,528,538
89,860,792
72,642,452
46,168,428
69,517,495
66,077,634
8416
炉用バーナー(液体燃料用、粉砕した固体燃料用
又は気体燃料用のものに限る。)及びメカニカルス
トーカー(機械式火格子、機械式灰排出機その他
これらに類する機械を含む。)
94,144
216,411
74,662
209,970
111,304
39,803
186,754
209,517
78,195
116,853
158,883
84,364
83,172
249,518
140,933
321,796
576,828
8417
炉(焼却炉を含み、工業用又は理化学用のものに
限るものとし、電気炉を除く。)
8418
8419
冷蔵庫、冷凍庫その他の冷蔵用又は冷凍用の機
器(電気式であるかないかを問わない。)及びヒー
トポンプ(84.15 項のエアコンディショナーを除く。)
加熱、調理、ばい焼、蒸留、精留、滅菌、殺菌、蒸
気加熱、乾燥、蒸発、凝縮、冷却その他の温度変
化による方法により材料を処理する機器(理化学
用のものを含み、電気加熱式のもの(第85.14 項
の電気炉及びその他の機器を除く。)であるかない
かを問わないものとし、家庭用のものを除く。)並び
に瞬間湯沸器及び貯蔵式湯沸器(電気式のものを
除く。)
1,895,293
991,200
698,472
1,414,215
1,265,824
1,100,532
788,509
394,864
446,276
725,157
4,018,667
2,556,346
1,336,691
863,319
1,382,654
586,841
1,123,164
17,385,275
14,873,729
14,797,618
24,692,879
26,102,632
26,071,714
21,072,838
32,441,970
43,262,345
45,375,845
41,607,198
51,344,080
62,057,865
47,291,793
24,391,887
8,777,267
7,457,402
11,796,220
18,674,820
18,889,616
15,319,665
13,449,972
19,299,519
15,378,471
9,050,851
13,901,717
13,210,103
21,186,778
19,738,462
12,730,949
14,798,615
21,317,934
9,482,538
9,948,881
8420
カレンダーその他のロール機(金属用又はガラス
用のものを除く。)及びこれらのシリンダー
458,344
419,000
706,400
1,031,426
461,630
664,108
191,025
235,530
259,302
688,356
953,996
592,754
392,560
512,801
165,360
140,296
201,636
8421
遠心分離機(遠心式脱水機を含む。)並びに液体
又は気体のろ過機及び清浄機
18,911,987
17,469,532
17,026,965
19,439,986
16,335,750
21,859,487
24,538,420
27,264,393
27,607,257
29,672,790
29,475,310
36,591,694
45,546,074
53,542,496
42,686,298
42,233,095
44,699,637
8422
皿洗機、清浄用又は乾燥用の機械(瓶その他の容
器に使用するものに限る。)、充てん用、封口用、
封止用又はラベル張付け用の機械(瓶、缶、箱、
袋その他の容器に使用するものに限る。)、瓶、
ジャー、チューブその他これらに類する容器の口
金取付け用の機械その他の包装機械(熱収縮包
装用機械を含む。)及び飲料用の炭酸ガス注入機
5,384,704
8,972,187
9,881,291
9,160,150
9,684,110
8,434,027
8,085,704
6,335,078
5,316,705
7,692,161
8,395,006
10,375,646
10,919,686
10,260,399
5,622,807
6,492,611
5,810,520
8423
重量測定機器(重量測定式の計数機及び検査機
を含むものとし、感量が50 ミリグラム以内のはかり
を除く。)及び分銅
4,890,823
5,319,637
6,275,854
7,152,883
5,324,605
5,072,100
5,194,915
4,839,306
4,710,388
4,373,600
4,159,200
4,387,743
5,403,712
4,304,563
2,348,999
2,905,045
3,066,453
電気製品 輸出
1/8
■EU地域全体
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
8424
噴射用、散布用又は噴霧用の機器(液体用又は粉
用のものに限るものとし、手動式であるかないかを
問わない。)、消火器(消火剤を充てんしてあるか
ないかを問わない。)、スプレーガンその他これに
類する機器及び蒸気又は砂の吹付け機その他こ
れに類する噴射用機器
1,391,742
1,427,711
2,241,563
2,043,044
1,760,166
2,627,613
2,216,411
1,552,942
1,639,732
3,097,137
3,872,290
3,482,738
5,374,900
3,578,840
1,873,726
2,552,600
3,050,770
8425
プーリータックル、ホイスト(スキップホイストを除
く。)、ウインチ、キャプスタン及びジャッキ
1,970,407
1,815,845
1,925,566
2,216,119
1,811,561
1,671,914
1,582,904
1,454,783
1,509,656
1,649,978
1,918,775
2,061,760
2,932,067
4,137,524
3,060,505
2,083,629
1,958,969
8426
デリック、クレーン(ケーブルクレーンを含む。)、移
動式リフティングフレーム、ストラッドルキャリヤー
及びクレーンを装備した作業トラック
775,183
1,313,508
2,921,605
3,489,292
4,367,714
2,927,962
2,196,111
2,452,193
2,432,844
5,406,988
3,983,496
5,587,364
8,884,594
10,747,876
5,146,984
3,746,442
1,417,149
8427
フォークリフトトラック及び持上げ用又は荷扱い用
の機器を装備したその他の作業トラック
15,530,699
14,152,014
17,086,447
25,750,065
21,216,313
16,920,447
16,074,786
14,200,186
13,021,071
14,150,178
18,825,935
21,109,540
28,559,303
30,651,143
6,579,019
5,754,341
7,599,609
8428
その他の持上げ用、荷扱い用、積込み用又は荷卸
し用の機械(例えば、昇降機、エスカレーター、コン
ベヤ及びロープウェー)
5,830,858
11,112,498
10,667,655
10,237,220
10,112,934
9,642,603
12,336,365
11,026,935
8,581,134
12,779,759
15,003,843
14,701,681
16,266,840
16,251,087
6,484,473
3,940,376
4,557,025
8429
ブルドーザー、アングルドーザー、地ならし機、スク
レーパー、メカニカルショベル、エキスカベーター、
ショベルローダー、突固め用機械及びロードロー
ラー(自走式のものに限る。)
19,206,426
17,008,794
23,387,864
47,964,377
65,328,906
66,365,553
66,879,596
73,512,865
90,127,903
118,652,499
139,218,497
193,615,212
282,053,675
210,023,297
36,021,975
97,276,661
125,974,775
8430
その他の移動用、地ならし用、削り用、掘削用、突
固め用、採掘用又はせん孔用の機械(土壌用、鉱
物用又は鉱石用のものに限る。)並びにくい打ち
機、くい抜き機及び除雪機
2,320,661
2,790,612
2,429,992
2,819,759
3,041,888
3,182,186
2,761,252
2,759,846
3,222,670
3,939,454
4,774,274
7,550,168
8,043,117
8,142,819
2,494,952
4,397,491
5,586,047
8431
第84.25 項から第84.30 項までの機械に専ら又は
主として使用する部分品
25,761,720
20,895,717
21,627,943
25,730,703
23,337,561
27,186,283
28,018,301
28,577,176
34,522,177
44,161,899
44,867,486
57,347,630
73,716,517
53,735,262
14,533,235
27,705,066
37,386,947
8432
農業用、園芸用又は林業用の機械(整地用又は耕
作用のものに限る。)及び芝生用又は運動場用の
ローラー
712,642
858,200
455,286
498,483
649,160
637,881
461,564
514,477
417,510
1,599,963
2,204,510
1,664,843
2,468,855
2,014,249
1,991,315
1,960,747
1,074,467
8433
収穫機及び脱穀機(わら用又は牧草用のベーラー
を含む。)、草刈機並びに卵、果実その他の農産
物の清浄用、分類用又は格付け用の機械(第
84.37 項の機械を除く。)
3,354,125
3,436,504
3,341,460
4,682,753
4,796,767
5,034,358
4,620,472
4,675,030
5,692,022
6,631,590
8,497,025
8,113,925
10,156,914
10,199,138
6,694,278
5,586,767
5,481,558
8434
搾乳機及び酪農機械
10,460
9,898
6,897
8,971
9,281
23,068
13,340
29,354
6,847
2,503
15,230
57,315
107,276
143,627
30,376
32,979
72,170
8435
プレス、破砕機その他これらに類する機械(ぶどう
酒、りんご酒、果汁その他これらに類する飲料の
製造用のものに限る。)
0
730
0
0
0
510
39,829
0
0
0
1,134
0
0
530
0
0
0
8436
その他の農業用、園芸用、林業用、家きん飼育用
又は養蜂(ほう)用の機械(機械装置又は加熱装
置を有する発芽用機器を含む。)並びに家きんの
ふ卵器及び育すう器
34,785
75,375
66,588
61,502
72,075
106,011
106,014
89,484
60,407
41,564
69,996
188,847
287,332
187,864
57,211
49,157
11,095
8437
種、穀物又は乾燥した豆の清浄用、分類用又は格
付け用の機械並びに製粉業用の機械及び穀物又
は乾燥した豆の加工機械(農場用のものを除く。)
107,764
88,329
259,364
213,365
158,239
171,468
235,834
116,023
69,247
114,267
80,410
71,595
104,717
110,117
149,589
92,682
87,309
8438
飲食料品の調製業用又は製造業用の機械(動物
性又は植物性の油脂の抽出用又は調製用の機械
及びこの項の他の項に該当するものを除く。)
530,169
899,144
1,019,930
1,313,367
1,816,520
1,490,960
1,383,841
1,549,436
1,547,976
1,845,612
1,780,848
2,069,444
2,897,314
3,162,169
2,034,213
1,915,243
2,062,948
8439
繊維素繊維を原料とするパルプの製造機械及び
紙又は板紙の製造用又は仕上げ用の機械
2,974,452
2,009,103
1,846,247
2,744,953
2,203,140
1,070,112
962,034
938,074
1,085,189
2,006,963
596,910
910,280
1,271,783
1,098,528
740,194
887,225
1,043,405
8440
製本用機械(製本ミシンを含む。)
3,844,845
5,712,780
6,450,977
6,903,645
7,961,002
8,441,941
8,843,334
2,387,232
2,753,030
3,372,930
4,206,836
5,062,289
6,052,671
6,056,244
3,222,920
2,537,493
2,566,414
8441
その他の製紙用パルプ、紙又は板紙の加工機械
(切断機を含む。)
2,829,993
1,613,315
2,183,795
3,510,472
2,696,072
3,670,301
1,438,463
2,671,639
2,567,151
3,132,789
2,605,111
2,920,682
4,210,284
5,580,541
2,074,465
2,359,075
3,149,408
8442
プレート、シリンダーその他の印刷用コンポーネン
トの調製用又は製造用の機器(第84.56 項から第
84.65 項までの加工機械を除く。)、プレート、シリン
ダーその他の印刷用コンポーネント並びに印刷用
に平削りし、砂目にし、研磨し又はその他の調製を
したプレート、シリンダー及びリソグラフィックストー
ン
260,488
133,087
59,267
153,612
127,550
94,540
103,679
219,294
271,955
1,493,719
2,012,887
902,919
270,744
472,870
1,129,438
3,041,288
2,386,438
8443
印刷機(第84.42 項のプレート、シリンダーその他
の印刷用コンポーネントにより印刷に使用するも
の)、その他のプリンター、複写機及びファクシミリ
(結合してあるかないかを問わない。)並びに部分
品及び附属品
36,750,413
34,137,030
42,297,860
60,850,289
52,312,533
38,500,000
37,069,555
35,775,735
34,154,078
40,050,988
45,044,865
62,120,209
702,751,766
635,055,189
393,386,068
396,079,887
334,747,056
8444
人造繊維用の紡糸機ー延伸機、テクスチャード加
工機及び切断機
192,671
66,791
393,566
42,592
30,170
719,192
170,698
293,810
4,305
154,850
120,032
83,674
12,681
14,154
19,940
18,710
6,085
8445
紡績準備機械並びに精紡機、合糸機、ねん糸機そ
の他の紡織用繊維の糸の製造機械並びにかせ
機、糸巻機(よこ糸巻機を含む。)及び第84.46 項
又は第84.47 項の機械に使用する紡織用繊維の
糸を準備する機械
3,015,589
2,834,199
2,875,801
3,676,805
3,922,357
3,532,111
2,190,180
2,082,882
1,023,432
898,052
876,507
1,419,589
1,500,716
940,828
352,328
169,144
223,580
8446
織機
8447
編機、ステッチボンディングマシン、タフティング用
機械式及びジンプヤーン、チュール、レース、し
しゅう布、トリミング、組ひも又は網の製造機械
1,379,822
1,347,031
1,474,945
2,734,196
1,785,546
1,567,465
1,438,692
629,625
460,735
462,361
317,557
433,541
569,204
491,168
89,022
240,705
246,928
12,508,419
13,358,677
18,168,144
14,852,763
15,032,616
14,334,582
13,753,001
13,833,956
9,999,784
10,768,925
9,177,774
9,286,296
11,835,702
10,176,753
3,782,523
5,658,288
6,963,076
電気製品 輸出
2/8
■EU地域全体
(単位:千円、暦年)
1995
8448
第84.44 項から第84.47 項までの機械の補助機械
(例えば、ドビー、ジャカード、自動停止装置及び
シャットル交換機)並びに第84.44 項からこの項ま
での機械に専ら又は主として使用する部分品及び
附属品(例えば、スピンドル、スピンドルフライ
ヤー、針布、コーム、紡糸口金、シャットル、ヘル
ド、ヘルドフレーム及びメリヤス針)
8449
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
3,381,246
3,242,770
4,119,805
4,719,850
3,894,935
3,678,895
2,937,372
フェルト又は不織布(成形したものを含む。)の製
造用又は仕上げ用の機械(フェルト帽子の製造機
械を含む。)及び帽子の製造用の型
44,431
36,339
60,478
118,922
199,464
140,742
106,100
8450
家庭用又は営業用の洗濯機(脱水機兼用のものを
含む。)
65,099
8,762
9,837
18,367
6,165
4,138
5,058
8451
洗浄用、清浄用、絞り用、乾燥用、アイロンがけ
用、プレス(フュージングプレスを含む。)用、漂白
用、染色用、仕上げ用、塗布用又は染み込ませ用
の機械(紡織用繊維の糸、織物類又は製品に使用
するものに限るものとし、第84.50 項の機械を除
く。)、織物類その他の支持物にペーストを被覆す
る機械(リノリウムその他の床用敷物の製造用の
ものに限る。)及び紡織用繊維の織物類の巻取り
用、巻戻し用、折畳み用、切断用又はピンキング
用の機械
2,245,857
888,464
1,446,834
1,473,270
879,077
862,627
848,154
8452
ミシン(第84.40 項の製本ミシンを除く。)ミシン針並
びにミシン用に特に設計した家具、台及びカバー
15,358,175
15,204,770
16,428,003
19,918,007
14,403,134
12,585,671
8453
原皮、毛皮又は革の前処理用機械、なめし用機械
及び加工機械並びに毛皮製又は革製の履物その
他の製品の製造用又は処理用の機械(ミシンを除
く。)
1,091
20,703
13,693
1,648
3,181
8454
転炉、取鍋(べ)、インゴット用鋳型及び鋳造機(冶
(や)金又は金属鋳造に使用する種類のものに限
る。)
8455
金属圧延機及びそのロール
8456
2003
3,103,342
2004
2005
2006
3,409,263
2,408,191
2,504,233
92,014
41,893
12,670
19,729
13,125
4,712
422,475
365,907
13,413,911
10,175,170
0
12,108
2007
2008
2009
2010
2011
2,500,511
2,464,216
1,976,406
1,164,624
1,551,891
1,511,138
110,229
25,708
67,940
584,732
20,340
184,906
48,064
10,805
14,306
6,502
1,250
3,480
1,940
810
448,321
690,676
492,884
516,611
712,940
356,227
315,930
509,950
8,818,929
7,693,836
6,775,351
7,607,689
7,767,784
6,402,008
2,259,730
3,907,153
4,338,979
3,643
1,573
5,480
1,576
0
1,170
229
0
232
325
375,457
635,064
898,735
1,871,907
1,263,856
524,877
734,900
906,873
490,745
834,631
1,555,381
1,374,623
1,865,250
1,467,687
316,115
310,290
636,905
1,409,582
699,180
1,712,257
3,775,219
5,206,752
1,140,143
774,485
621,507
864,327
1,515,308
1,161,860
2,153,882
2,321,778
2,969,604
1,346,789
1,068,273
804,706
レーザーその他の光子ビーム、超音波、放
電、電気化学的方法、電子ビーム、イオンビー
ム又はプラズマアークを使用して材料を取り
除くことにより加工する機械及びウォーター
ジェット切断機械
11,244,716
17,036,793
19,321,606
22,357,024
19,063,834
20,576,203
17,406,033
10,569,096
15,946,631
14,517,846
21,016,168
22,932,370
21,349,935
20,563,197
4,258,777
6,709,139
8,813,543
8457
金属加工用のマシニングセンター、ユニットコ
ンストラクションマシン(シングルステーション
のものに限る。)及びマルチステーショントラン
スファーマシン
32,760,909
36,566,710
38,458,430
61,461,228
45,762,577
41,871,666
50,142,660
26,811,063
24,188,162
33,940,557
46,253,733
49,802,828
74,850,761
71,216,739
14,966,465
19,220,828
35,168,102
8458
旋盤(ターニングセンターを含むものとし、金属
切削用のものに限る。)
34,525,114
38,234,639
32,742,078
61,827,606
44,443,866
41,037,713
49,811,067
29,531,878
34,682,896
42,203,606
57,377,540
60,665,736
96,101,872
88,250,583
18,070,935
27,356,694
49,420,727
8459
金属用のボール盤、中ぐり盤、フライス盤、ね
じ切り盤及びねじ立て盤(ウェイタイプユニット
ヘッド機を含むものとし、第84.58 項の旋盤
(ターニングセンターを含む。)を除く。)
3,542,802
3,641,343
4,825,960
8,756,013
5,755,242
5,680,241
6,313,868
4,666,031
3,373,920
4,174,354
4,709,000
5,867,836
6,972,752
6,347,800
1,568,435
1,736,933
2,489,577
8460
研削盤、ホーニング盤、ラップ盤、研磨盤その
他の仕上げ用加工機械(研削砥(と)石その他
の研磨材料を使用して金属又はサーメットを
加工するものに限るものとし、第84.61項の歯
切り盤、歯車研削盤及び歯車仕上盤を除く。)
4,451,108
2,418,280
2,676,614
2,722,987
4,415,256
5,497,639
5,724,711
3,054,208
2,871,974
3,753,880
7,110,012
3,384,625
7,170,763
5,645,301
1,329,325
1,649,780
3,958,309
8461
平削り盤、形削り盤、立削り盤、ブローチ盤、
歯切り盤、歯車研削盤、歯車仕上盤、金切り
盤、切断機その他の加工機械(金属又はサー
メットを取り除くことにより加工するものに限る
ものとし、他の項に該当するものを除く。)
933,206
656,295
2,120,190
1,845,859
1,623,956
1,766,774
1,748,870
1,030,987
700,679
789,789
6,396,094
1,142,764
6,800,338
2,389,479
944,240
340,037
1,316,463
8462
鍛造機、ハンマー、ダイスタンピングマシン、
ベンディングマシン、フォールディングマシン、
ストレートニングマシン、フラットニングマシン、
剪(せん)断機、パンチングマシン及びノッチン
グマシン(プレスを含むものとし、金属加工用
のものに限る。)並びにその他のプレス(金属
又は金属炭化物の加工用のものに限る。)
10,659,889
7,275,551
11,160,684
10,881,153
14,106,763
9,795,525
6,806,348
4,482,597
6,426,704
9,768,027
9,339,714
10,197,262
8,655,197
11,087,857
3,715,233
5,089,727
6,672,446
8463
その他の加工機械(金属又はサーメットの加
工用のもので、これらを取り除くことなく加工す
るものに限る。)
1,439,963
1,346,482
2,336,304
2,412,252
1,542,079
1,743,870
2,071,883
905,562
759,376
1,807,439
1,201,537
1,241,913
2,348,524
1,451,219
463,510
779,110
1,057,167
8464
石、陶磁器、コンクリート、石綿セメントその他
これらに類する鉱物性材料の加工機械及びガ
ラスの冷間加工機械
4,273,573
6,295,201
6,402,897
4,625,003
5,986,245
8,668,784
7,417,917
2,653,610
4,207,514
6,062,572
7,190,518
8,184,437
3,513,526
4,950,036
843,762
1,237,329
1,134,242
8465
木材、コルク、骨、硬質ゴム、硬質プラスチック
その他これらに類する硬質物の加工機械(くぎ
打ち用、またくぎ打ち用、接着用その他の組立
て用のものを含む。)
1,649,201
1,708,517
3,085,671
2,251,244
1,877,013
1,665,046
2,127,611
1,701,926
2,030,785
3,274,320
3,219,936
3,250,935
3,582,476
3,237,442
1,210,988
1,376,791
721,087
電気製品 輸出
3/8
■EU地域全体
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
8466
第84.56 項から第84.65 項までの機械に専ら
又は主として使用する部分品及び附属品(工
作物保持具、ツールホルダー、自動開きダイ
ヘッド、割出台その他加工機械用の特殊な附
属装置を含む。)並びに手持工具用ツールホ
ルダー
8,491,263
10,363,031
11,586,032
16,830,828
14,504,667
17,858,871
18,299,609
14,618,782
15,366,067
19,717,499
23,624,137
24,382,355
26,479,546
29,408,558
12,434,638
13,595,550
19,016,725
8467
手持工具(ニューマチックツール、液圧式のも
の又は原動機(電気式であるかないかを問わ
ない。)を自蔵するものに限る。)
13,981,137
13,561,440
14,486,423
19,713,452
18,992,112
18,121,911
14,319,518
34,506,940
36,176,547
39,140,212
42,265,878
53,447,617
64,943,325
57,269,005
24,701,547
28,799,189
30,773,564
8468
はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器
(切断に使用することができるかできないかを
問わないものとし、第85.15 項のものを除く。)
及びガス式の表面熱処理用機器
263,334
235,838
388,275
392,673
1,021,447
407,619
562,037
276,523
369,468
269,047
2,538,513
599,877
836,391
758,433
311,362
283,215
382,483
8469
タイプライター(第84.43 項のプリンターを除
く。)及びワードプロセッサ
711,227
898,695
1,028,808
1,056,317
890,157
415,651
272,396
172,617
70,435
35,117
34,703
42,653
19,519
35,228
15,787
19,219
5,449
8470
計算機並びにデータを記録し、再生し及び表
示するポケットサイズの機械(計算機能を有す
るものに限る。)並びに会計機、郵便料金計
機、切符発行機その他これらに類する計算機
構を有する機械並びに金銭登録機
11,012,243
7,322,866
6,893,476
7,691,321
6,233,530
5,333,431
5,358,238
3,044,101
2,370,736
2,840,586
3,548,900
4,438,597
3,931,867
2,159,032
1,010,323
976,173
1,222,372
8471
自動データ処理機械及びこれを構成するユ
ニット並びに磁気式又は光学式の読取機、
データをデータ媒体に符号化して転記する機
械及び符号化したデータを処理する機械(他
の項に該当するものを除く。)
549,366,351
542,838,057
715,091,724
730,725,944
567,555,147
522,937,700
509,301,094
442,333,943
276,355,263
277,017,960
246,209,512
241,405,808
115,297,548
88,042,762
51,701,744
56,537,803
60,268,324
8472
その他の事務用機器(例えば、謄写機、あて
名印刷機、自動紙幣支払機、硬貨分類機、硬
貨計数機、硬貨包装機、鉛筆削り機、穴あけ
機及びステープル打ち機)
8,457,491
9,052,942
7,506,111
10,785,481
8,260,494
8,138,461
11,001,409
8,380,760
6,497,524
11,291,688
12,088,724
15,197,664
19,458,782
22,327,386
10,099,671
11,828,227
8,045,040
8473
第84.69 項から第84.72 項までの機械に専ら
又は主として使用する部分品及び附属品(カ
バー、携帯用ケースその他これらに類する物
品を除く。)
272,671,887
301,315,157
323,110,643
360,012,841
307,822,244
329,511,796
275,243,005
375,156,477
413,300,564
442,924,497
488,959,366
545,289,776
70,979,952
49,366,421
27,832,954
28,221,166
19,084,055
8474
選別機、ふるい分け機、分離機、洗浄機、破
砕機、粉砕機、混合機及び涅和機(固体状、
粉状又はペースト状の土壌、石、鉱石その他
の鉱物性物質の処理用のものに限る。)、凝
結機及び成形機(固体鉱物燃料、セラミック
ペースト、セメント、プラスターその他の粉状又
はペースト状の鉱物性物品の処理用のものに
限る。)並びに鋳物用砂型の造型機
880,006
900,859
336,477
697,327
1,268,272
734,824
1,329,288
1,273,148
388,997
1,005,911
2,358,587
2,134,073
2,183,102
2,585,566
448,831
2,436,079
1,296,563
8475
電球、電子管、せん光電球その他のガラス封
入管の組立て用機械及びガラス又はその製
品の製造用又は熱間加工用の機械
313,211
2,157,679
1,049,706
547,130
1,657,344
1,797,237
1,237,366
1,859,925
883,343
1,418,096
3,258,036
1,488,309
2,504,857
2,299,607
1,061,777
603,647
94,949
8476
物品の自動販売機(例えば、郵便切手用、た
ばこ用、食料品用又は飲料用のもの。両替機
を含む。)
529,477
318,387
310,468
829,685
895,382
641,584
1,244,018
1,452,929
2,568,556
916,058
292,144
566,541
420,708
424,592
343,057
526,297
653,976
8477
ゴム又はプラスチックの加工機械及びゴム又
はプラスチックを材料とする物品の製造機械
(この類の他の項に該当するものを除く。)
8,104,524
9,777,581
9,496,830
13,301,678
14,073,194
11,459,360
8,774,875
11,806,711
11,114,457
16,263,387
17,424,633
11,726,933
18,223,708
22,504,877
12,525,760
10,154,632
13,112,543
8478
たばこの調製用又は製造用の機械(この類の
他の項に該当するものを除く。)
133,366
11,137
1,606
18,008
199,371
299
32,018
14,773
128,077
273,282
7,532
24,009
473,821
433,109
44,582
11,907
1,702
8479
機械類(固有の機能を有するものに限るもの
とし、この類の他の項に該当するものを除く。)
80,929,334
73,172,467
95,920,522
99,892,648
95,431,108
109,909,019
83,578,800
57,126,145
59,891,099
80,796,425
95,552,171
114,101,850
91,186,902
98,918,706
39,297,411
59,440,617
75,717,848
8480
金属鋳造用鋳型枠、鋳型ベース、鋳造用パ
ターン及び金属、金属炭化物、ガラス、鉱物性
材料、ゴム又はプラスチックの成形用の型(金
属インゴット用のものを除く。)
9,412,378
9,226,636
12,912,897
15,161,923
16,018,205
13,168,050
15,848,024
12,211,725
8,042,885
13,721,628
19,486,936
16,948,297
19,677,986
22,455,622
17,732,572
12,131,784
10,830,385
8481
コック、弁その他これらに類する物品(減圧弁
及び温度制御式弁を含むものとし、管、かん
胴、タンクその他これらに類する物品用のもの
に限る。)
24,965,535
26,835,050
29,128,809
34,272,173
35,569,429
38,702,032
36,487,065
35,054,315
40,100,320
49,795,313
47,996,243
62,397,682
72,527,860
64,602,416
33,565,216
45,884,096
51,543,771
8482
玉軸受及びころ軸受
47,924,754
47,530,718
45,330,360
57,005,842
44,760,742
45,409,770
45,819,910
43,265,257
50,441,610
56,464,364
63,192,401
71,083,502
88,125,323
94,264,926
50,430,665
72,238,875
87,410,869
8483
ギヤボックスその他の変速機(トルクコンバー
ターを含む。)伝動軸(カムシャフト及びクラン
クシャフトを含む。)、クランク、軸受箱、滑り軸
受、歯車、歯車伝動機、ボールスクリュー、
ローラースクリュー、はずみ車、プーリー(プー
リーブロックを含む。)、クラッチ及び軸継手
(自在継手を含む。)
42,892,573
39,556,687
40,036,523
51,614,393
49,919,159
51,243,988
55,483,272
55,338,515
61,934,158
70,321,926
76,409,838
83,174,730
98,792,140
95,213,782
51,912,099
69,285,657
79,619,317
電気製品 輸出
4/8
■EU地域全体
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
8484
ガスケットその他のこれに類するジョイント(他
の材質と結合した金属板製のもの及び二層以
上の金属から成るものに限る。)、材質の異な
るガスケットその他これに類するジョイントを
セットにし又は取りそろえて小袋入りその他こ
れに類する包装にしたもの及びメカニカル
シール
3,146,766
4,552,661
4,525,759
5,438,178
4,843,614
4,670,342
4,880,532
4,991,952
5,852,525
6,109,416
7,141,199
8,347,848
8,945,718
8,188,534
5,863,363
6,837,757
6,760,353
* 8485
機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接
触子その他の電気用物品を有するもの及びこ
の類の他の項に該当するものを除く。)
7,530,749
7,320,981
7,636,322
10,203,735
8,581,953
8,596,385
9,687,415
8,992,150
7,940,282
7,678,852
7,472,975
8,719,284
0
0
0
0
0
* 8486
半導体ボール、半導体ウエハー、半導体デバ
イス、集積回路又はフラットパネルディスプレ
イの製造に専ら又は主として使用する機器、
第84 類の注9(C)の機器並びに部分品及び
附属品
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
57,549,539
37,557,665
20,624,391
74,679,916
85,194,128
* 8487
機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接
触子その他の電気用物品を有するもの及びこ
の類の他の項に該当するものを除く。)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
10,586,806
10,434,112
6,503,704
7,430,215
9,283,768
8501
電動機及び発電機(原動機とセットにした発電
機を除く。)
21,756,850
20,749,912
21,588,186
24,705,615
23,885,387
22,593,507
31,890,005
35,121,641
36,633,447
43,053,122
51,356,265
58,247,741
64,711,587
75,128,535
36,383,489
29,984,389
31,404,783
8502
発電機(原動機とセットにしたものに限る。)及
びロータリーコンバーター
3,667,886
2,899,212
3,930,197
3,761,820
3,336,955
3,562,387
2,936,156
3,532,807
5,034,873
3,835,788
3,267,159
4,553,762
7,046,067
5,393,361
3,790,916
4,006,538
4,373,420
8503
第85.01 項又は第85.02 項の機械に専ら又は
主として使用する部分品
3,179,998
3,686,406
3,708,473
4,057,610
3,515,639
3,663,712
3,103,209
3,633,992
4,633,874
6,257,163
5,727,515
5,438,313
6,048,902
6,297,014
3,937,488
7,659,457
8,632,212
8504
トランスフォーマー、スタティックコンバーター
(例えば、整流器)及びインダクター
31,643,115
32,592,421
38,991,201
42,928,212
39,015,188
48,727,757
34,190,186
30,230,220
29,869,736
33,404,122
33,009,187
38,097,555
42,335,675
41,139,128
28,736,771
36,801,165
38,064,437
8505
電磁石、永久磁石及び永久磁石用の物品で
磁化してないもの並びに電磁式又は永久磁石
式のチャック、クランプその他これらに類する
保持具並びに電磁式のカップリング、クラッ
チ、ブレーキ及びリフティングヘッド
8,586,978
8,296,434
10,461,269
13,259,043
11,364,514
12,895,641
11,425,788
10,857,552
13,224,341
16,061,828
15,279,742
15,392,563
16,934,916
15,159,405
11,161,347
14,266,650
15,040,888
8506
一次電池
8,224,074
9,233,534
10,734,765
10,889,910
9,626,092
10,484,051
8,847,744
8,705,744
8,173,266
7,651,638
6,786,394
8,590,903
8,135,078
6,963,529
4,104,492
5,902,327
5,680,419
8507
蓄電池(隔離板を含むものとし、長方形(正方
形を含む。)であるかないかを問わない。)
65,605,072
66,838,462
86,189,703
98,932,856
97,368,714
107,987,610
52,355,250
45,008,806
37,002,807
39,544,898
36,757,975
36,048,065
31,472,554
32,839,721
20,443,495
32,634,775
43,052,623
8508
真空式掃除機
18,487,674
14,984,164
17,736,256
25,030,691
21,610,041
21,354,531
23,102,416
0
0
0
0
0
100,380
39,720
8,924
20,832
6,922
8509
家庭用電気機器(電動装置を自蔵するものに
限るものとし、第85.08 項に属する真空式掃除
機を除く。)
241,436
466,444
310,454
237,966
701,265
707,685
269,940
165,444
243,666
191,061
164,512
122,403
700,255
234,498
134,902
394,958
392,486
8510
かみそり、バリカン及び脱毛器(電動装置を自
蔵するものに限る。)
3,424,463
2,433,799
2,327,881
2,337,993
2,090,603
1,359,869
1,127,148
1,176,466
1,312,005
1,427,837
1,019,089
1,052,115
1,254,996
1,173,439
1,081,954
1,238,546
1,270,332
8511
火花点火式又は圧縮点火式の内燃機関の点
火又は始動に使用する種類の電気機器(例え
ば、点火用磁石発電機、直流磁石発電機、イ
グニションコイル、点火プラグ、予熱プラグ及
びスターター)並びにこれらの内燃機関に使
用する種類の発電機(例えば、直流発電機及
び交流発電機)及び開閉器
31,842,263
33,576,867
38,486,823
49,180,269
45,823,454
45,156,857
48,113,434
52,843,502
56,845,574
67,660,991
80,163,353
89,607,948
105,200,933
94,915,833
57,410,080
78,405,003
81,652,819
8512
電気式の照明用又は信号用の機器(第85.39
項の物品を除く。)、ウインドスクリーンワイ
パー及び曇り除去装置(自転車又は自動車に
使用する種類のものに限る。)
12,675,282
12,269,180
11,716,936
11,701,035
10,665,300
10,037,615
8,879,509
9,424,954
9,913,066
10,956,044
13,263,581
15,855,878
19,073,200
19,993,056
12,618,658
16,565,338
13,921,474
8513
携帯用電気ランプ(内蔵したエネルギー源(例
えば、電池及び磁石発電機)により機能するよ
うに設計したものに限るものとし、第85.12 項
の照明用機器を除く。)
97,631
83,487
94,961
199,751
123,498
113,176
91,007
98,900
155,920
271,301
166,293
326,776
160,698
178,606
94,537
77,918
55,825
8514
工業用又は理化学用の電気炉(電磁誘導又
は誘電損失により機能するものを含む。)及び
工業用又は理化学用のその他の機器(電磁
誘導又は誘電損失により物質を加熱処理する
ものに限る。)
1,128,312
1,218,019
1,282,275
1,058,109
1,512,651
1,595,280
4,267,135
2,155,938
3,717,130
2,455,621
7,713,705
5,594,201
5,114,115
2,979,143
1,458,894
1,832,973
2,011,606
8515
はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器
(電気式(電気加熱ガス式を含む。)。レー
ザーその他の光子ビーム式、超音波式、電子
ビーム式、磁気パルス式又はプラズマアーク
式のものに限るものとし、切断に使用すること
ができるかできないかを問わない。)及び金属
又はサーメットの熱吹付け用電気機器
8,486,290
8,734,157
13,476,763
13,676,392
9,701,611
13,441,266
15,932,943
12,798,500
11,167,408
14,278,586
17,584,211
15,361,099
20,079,316
21,100,796
7,650,142
9,287,816
9,000,853
電気製品 輸出
5/8
■EU地域全体
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
8516
電気式の瞬間湯沸器、貯蔵式湯沸器、浸せき
式液体加熱器、暖房機器及び土壌加熱器、
電熱式の調髪用機器(例えば、ヘアドライ
ヤー、ヘアカーラー及びカール用こて)及び手
用ドライヤー、電気アイロンその他の家庭にお
いて使用する種類の電熱機器並びに電熱用
抵抗体(第84.45 項のものを除く。)
4,724,783
4,028,003
4,160,528
5,302,956
4,907,167
4,361,943
2,704,830
2,540,899
3,298,942
4,098,517
3,151,155
4,679,967
3,694,171
3,089,396
1,851,891
1,636,248
1,841,672
8517
電話機(携帯回線網用その他の無線回線網
用の電話を含む。)及びその他の機器(音声、
画像その他のデータを送受信するものに限る
ものとし、有線又は無線回線網(例えば、ロー
カルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリア
ネットワーク(WAN))用の通信機器を含む。)
(第84.43 項、第85.25 項、第85.27 項及び第
85.28 項の送受信機器を除く。)
83,776,187
89,056,806
87,531,224
100,016,645
80,967,403
146,724,712
89,310,725
55,614,748
43,175,376
37,168,132
33,053,506
28,249,407
81,741,327
68,854,611
38,491,116
36,386,079
23,791,312
8518
マイクロホン及びそのスタンド、拡声器(エンク
ロージャーに取り付けてあるかないかを問わ
ない。)、ヘッドホン及びイヤホン(マイクロホン
を取り付けてあるかないかを問わない。)、マ
イクロホンと拡声器を組み合わせたもの、可聴
周波増幅器並びに電気式音響増幅装置
37,851,654
28,182,105
26,185,409
29,357,200
32,924,772
35,591,961
19,858,428
13,528,729
9,161,231
8,895,477
5,369,963
4,969,955
5,137,553
5,846,746
3,312,669
3,239,546
3,284,490
8519
音声の記録用又は再生用の機器
44,073,391
45,727,223
47,504,841
41,788,172
26,899,804
25,384,470
27,120,183
26,246,418
22,881,037
17,661,823
9,734,719
7,691,315
8,326,454
7,887,434
2,493,473
1,821,974
962,261
磁気式テープレコーダーその他の録音機(音
声再生装置を自蔵するかしないかを問わな
い。)
24,244,761
25,936,696
33,099,643
36,437,129
25,391,015
19,584,111
9,382,283
9,235,113
6,407,274
7,253,579
5,247,637
1,615,289
0
0
0
0
0
8521
ビデオの記録用又は再生用の機器(ビデオ
チューナーを自蔵するかしないかを問わな
い。)
50,635,698
44,340,327
46,764,808
53,307,139
58,551,164
44,689,849
28,789,404
26,918,955
28,797,801
26,777,943
16,895,734
18,616,986
19,328,869
20,207,142
8,863,500
7,365,830
6,616,817
8522
部分品及び附属品(第85.19 項又は第85.21
項の機器に専ら又は主として使用するものに
限る。)
33,388,538
24,510,424
21,967,411
26,462,635
22,900,028
19,442,535
13,560,573
12,710,287
11,293,340
12,545,568
16,610,891
11,281,694
10,376,782
11,076,130
5,023,541
2,273,280
1,433,945
8523
ディスク、テープ、不揮発性半導体記憶装置、
スマートカードその他の媒体(記録してあるか
ないかを問わず、ディスク製造用の原盤及び
マスターを含むものとし、第37 類の物品を除
く。)
48,871,711
58,208,022
70,925,435
80,361,528
75,821,866
76,031,243
80,401,253
84,454,062
90,993,729
89,139,597
96,539,354
113,566,911
138,902,515
105,762,830
65,077,826
49,488,477
39,677,652
* 8524
レコード、テープその他の記録用の媒体(録音
その他これに類する記録をしたもの(レコード
製造用の原盤及びマスターを含む。)に限る
4,210,917
5,211,560
6,646,348
10,308,026
7,534,974
6,154,225
7,503,874
11,961,635
11,282,462
14,087,214
18,950,302
14,158,274
0
0
0
0
0
8525
ラジオ放送用又はテレビジョン用の送信機器
(受信機器、録音装置又は音声再生装置を自
蔵するかしないかを問わない。)、テレビジョン
カメラ、デジタルカメラ及びビデオカメラレコー
ダー
160,489,511
149,758,623
180,235,066
227,948,100
234,569,661
306,100,727
336,858,845
388,827,582
516,166,451
593,868,907
506,944,036
470,083,957
450,163,739
390,840,863
255,675,308
193,074,562
158,790,945
8526
レーダー、航行用無線機器及び無線遠隔制
御機器
8,255,077
7,235,622
8,515,702
12,151,828
11,284,171
10,528,113
12,855,490
17,860,628
19,064,256
27,870,270
25,283,548
28,658,448
55,386,271
70,318,719
57,409,517
80,029,225
92,337,471
8527
ラジオ放送用の受信機器(同一のハウジング
において音声の記録用若しくは再生用の機器
又は時計と結合してあるかないかを問わな
い。)
62,787,919
47,488,227
56,934,537
61,288,602
51,482,590
45,766,072
41,610,367
45,572,695
26,887,527
16,853,895
11,772,976
9,941,735
8,001,156
4,746,443
1,312,556
2,500,468
4,526,086
8528
モニター及びプロジェクター(テレビジョン受像
機器を有しないものに限る。)並びにテレビジョ
ン受像機器(ラジオ放送用受信機又は音声若
しくはビデオの記録用若しくは再生用の装置
を自蔵するかしないかを問わない。)
22,856,578
36,677,827
55,990,715
83,303,390
79,577,847
107,909,747
127,775,707
134,025,578
141,050,988
138,971,965
88,255,798
87,475,721
106,521,876
87,245,866
43,116,489
41,500,641
40,179,152
8529
第85.25 項から第85.28 項までの機器に専ら
又は主として使用する部分品
44,573,530
46,345,289
57,376,924
62,617,928
74,095,219
85,025,879
67,892,765
98,161,271
166,083,903
238,396,345
233,260,013
287,407,766
266,285,775
243,278,399
80,001,492
65,523,335
44,341,569
8530
鉄道、軌道、道路、内陸水路、駐車施設、港
湾設備又は空港の信号用、安全用又は交通
管制用の電気機器(第86.08 項のものを除
く。)
2,713
0
597
8,130
917
0
712
2,485
3,060
2,342
2,968
4,023
7,263
5,690
7,960
8,549
6,672
8531
電気式の音響信号用又は可視信号用の機器
(例えば、ベル、サイレン、表示盤、盗難警報
器及び火災警報器。第85.12 項又は第85.30
項のものを除く。)
6,959,763
7,220,881
11,707,982
13,830,372
10,738,772
8,621,836
3,185,906
2,836,591
3,200,586
3,510,598
4,221,544
5,055,962
5,399,849
6,126,111
3,624,355
3,988,947
3,456,095
8532
固定式、可変式又は半固定式のコンデンサー
48,990,721
44,757,275
56,574,503
61,298,541
62,925,616
88,102,525
50,234,465
36,347,594
35,954,115
45,221,575
46,615,641
55,080,888
60,752,025
55,259,919
37,107,588
56,411,913
54,842,643
8533
電気抵抗器(可変抵抗器及びポテンショメー
ターを含むものとし、電熱用抵抗体を除く。)
17,264,187
15,127,295
18,398,808
17,322,875
16,388,188
19,413,257
10,295,087
8,325,727
8,757,017
9,614,250
9,014,457
10,988,426
10,987,329
9,919,981
6,688,284
9,762,997
10,648,957
* 8520
電気製品 輸出
6/8
■EU地域全体
(単位:千円、暦年)
1995
8534
印刷回路
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
20,533,549
17,715,048
24,744,205
26,449,209
31,119,383
34,601,376
22,879,989
18,822,354
12,947,344
16,271,766
18,279,876
20,877,492
22,211,495
12,536,492
9,900,465
9,507,302
10,061,729
8535
電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機
器(例えば、スイッチ、ヒューズ、避雷器、電圧
リミッター、サージ抑制器、プラグその他の接
続子及び接続箱。使用電圧が1,000 ボルトを
超えるものに限る。)
750,434
746,226
753,040
565,454
465,986
341,083
518,645
170,360
504,914
138,880
261,626
317,114
526,034
2,769,401
4,177,257
569,720
930,653
8536
電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機
器(例えば、スイッチ、継電器、ヒューズ、サー
ジ抑制器、プラグ、ソケット、ランプホルダーそ
の他の接続子及び接続箱。使用電圧が1,000
ボルト以下のものに限る。)並びに光ファイ
バー(束にしたものを含む。)用又は光ファイ
バーケーブル用の接続子
73,893,586
68,933,499
70,417,715
79,271,524
71,189,777
79,869,004
64,669,373
57,834,814
62,337,857
76,862,264
74,296,383
86,378,098
97,053,253
82,468,490
45,212,564
64,531,802
63,113,942
8537
電気制御用又は配電盤用の盤、パネル、机、
キャビネットその他の物品(第90 類の機器を
自蔵するものを含み、第85.35 項又は第85.36
項の機器を二以上装備するものに限る。)及
び数値制御用の機器(第85.17 項の交換機を
除く。)
25,886,629
26,845,458
29,951,416
33,331,729
26,373,549
36,465,203
41,920,949
32,927,678
36,918,457
40,120,287
36,753,803
39,477,769
47,302,101
40,499,760
20,078,642
20,653,382
24,204,032
8538
第85.35 項から第85.37 項までの機器に専ら
又は主として使用する部分品
17,318,768
17,561,542
19,975,927
23,519,620
18,775,051
20,335,873
18,616,378
20,370,077
21,879,316
28,120,096
27,000,068
34,343,115
40,019,823
37,835,377
18,511,581
23,540,450
22,058,131
8539
フィラメント電球及び放電管(シールドビームラ
ンプ、紫外線ランプ及び赤外線ランプを含
む。)並びにアーク灯
7,146,293
7,722,913
8,756,964
10,033,699
8,286,540
8,731,753
10,311,625
11,123,269
12,542,214
14,800,787
11,160,725
10,476,474
17,217,364
19,847,766
12,249,974
10,221,924
8,822,014
8540
熱電子管、冷陰極管及び光電管(例えば、真
空式のもの、蒸気又はガスを封入したもの、
水銀整流管、陰極線管及びテレビジョン用撮
像管)
73,067,420
68,191,187
72,063,543
67,251,892
46,043,537
47,785,142
39,778,363
34,161,387
28,138,332
31,365,612
34,693,884
15,981,163
7,649,201
6,557,571
3,669,025
5,723,681
6,106,174
8541
ダイオード、トランジスターその他これらに類
する半導体デバイス、光電性半導体デバイス
(光電池(モジュール又はパネルにしてあるか
ないかを問わない。)を含む。)、発光ダイオー
ド及び圧電結晶素子
72,811,088
70,044,545
80,049,917
90,572,315
93,749,353
127,342,333
82,969,473
70,489,649
87,038,219
132,678,074
171,448,021
196,299,838
220,593,782
256,606,525
150,983,231
176,201,320
140,511,412
8542
集積回路
277,358,457
264,904,129
252,475,918
269,703,982
267,961,743
348,058,463
233,036,757
173,236,101
172,076,611
218,581,424
211,250,643
231,575,344
225,533,966
181,542,145
105,923,680
124,853,165
106,358,055
8543
電気機器(固有の機能を有するものに限るも
のとし、この類の他の項に該当するものを除
く。)
56,130,910
60,464,412
82,102,259
92,483,666
92,605,975
125,545,987
76,980,886
59,503,747
50,995,214
56,560,951
74,478,445
74,626,562
69,534,009
66,687,827
39,143,649
40,837,774
35,824,709
8544
電気絶縁をした線、ケーブル(同軸ケーブルを
含む。)その他の電気導体(エナメルを塗布し
又は酸化被膜処理をしたものを含むものとし、
接続子を取り付けてあるかないかを問わな
い。)及び光ファイバーケーブル(個々に被覆
したファイバーから成るものに限るものとし、電
気導体を組み込んであるかないか又は接続
子を取り付けてあるかないかを問わない。)
14,359,548
13,812,779
12,315,638
13,305,168
14,912,566
32,025,156
16,102,789
9,464,985
9,484,252
10,589,079
11,350,889
13,045,973
15,994,985
15,358,846
12,021,920
17,523,549
15,427,310
8545
炭素電極、炭素ブラシ、ランプ用炭素棒、電池
用炭素棒その他の製品で黒鉛その他の炭素
のもの(電気的用途に供する種類のものに限
るものとし、金属を取り付けてあるかないかを
問わない。)
2,334,814
1,793,044
2,196,867
3,366,594
3,419,561
2,499,293
2,726,860
3,143,491
3,503,184
4,249,485
4,913,034
6,548,476
7,354,491
8,588,039
3,775,982
4,094,754
4,730,460
8546
がい子(材料を問わない。)
601,488
814,539
329,960
462,374
232,477
303,672
452,806
407,940
482,846
564,756
640,646
303,810
367,245
161,160
134,372
67,961
33,626
8547
電気機器の電気絶縁用物品(成形中に金属
製のさ細な部分(例えば、ねじを切ったソケッ
ト)を専ら組立てのため組み込んだものを含
み、絶縁材料製のものに限るものとし、第
85.46 項のがい子を除く。)並びに電線用導管
及びその継手(卑金属製のもので絶縁材料を
内張りしたものに限る。)
2,950,741
3,567,976
3,899,063
5,057,075
4,497,151
4,509,190
3,616,407
3,593,269
3,381,826
3,751,069
3,827,929
4,584,281
4,429,250
4,214,819
3,918,331
4,133,532
4,181,604
8548
一次電池又は蓄電池のくず、使用済みの一次
電池及び蓄電池並びに機器の電気式部分品
(この類の他の項に該当するものを除く。)
11,949,229
11,013,992
13,591,942
15,915,242
15,203,480
25,300,469
13,381,331
11,741,709
10,998,478
12,220,394
12,886,265
13,717,450
13,812,882
12,490,001
11,052,685
16,697,910
15,920,613
3,368,791,201
3,366,081,760
3,831,087,457
4,409,535,164
3,999,840,592
4,376,202,005
3,828,839,803
3,656,894,832
3,793,124,666
4,398,934,646
4,501,867,745
4,914,403,883
5,579,396,347
5,066,703,187
2,733,181,595
3,140,156,741
3,149,452,398
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。
電気製品 輸出
7/8
e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ
【輸出-日本からEUへ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
205 英国
754,062,895
739,636,224
851,176,063
937,649,933
815,538,967
860,512,638
705,664,027
673,274,588
640,959,302
674,606,562
711,580,229
726,463,633
725,325,426
624,375,374
311,851,003
381,678,542
362,650,043
210 フランス
286,400,603
260,179,183
300,461,317
360,362,191
341,147,578
404,132,312
345,994,804
335,732,455
341,710,723
408,006,762
368,024,161
357,515,763
398,840,252
368,164,340
223,891,544
240,106,568
230,911,631
213 ドイツ
964,929,925
1,004,316,010
1,107,434,058
1,256,647,337
1,054,484,285
1,192,942,797
986,928,653
839,762,330
896,487,284
995,319,310
993,208,819
1,081,961,973
1,235,912,582
1,168,028,137
668,389,557
815,869,121
882,764,216
90,891,157
92,742,434
101,118,694
134,796,549
143,185,264
135,243,429
125,075,529
134,900,993
166,463,447
236,545,750
210,795,096
205,286,589
218,833,410
170,638,794
85,990,671
81,177,577
74,295,560
218 スペイン
220 イタリア
合 計
188,044,574
166,204,531
188,471,258
209,022,007
211,252,950
239,706,985
198,059,567
194,766,823
224,526,743
239,139,352
213,173,690
249,117,341
295,225,134
255,472,275
132,227,603
162,093,702
151,740,199
2,284,329,154
2,263,078,382
2,548,661,390
2,898,478,017
2,565,609,044
2,832,538,161
2,361,722,580
2,178,437,189
2,270,147,499
2,553,617,736
2,496,781,995
2,620,345,299
2,874,136,804
2,586,678,920
1,422,350,378
1,680,925,510
1,702,361,649
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。
電気製品 輸出
8/8
e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
8401
原子炉、原子炉用核燃料要素(カートリッジ式で未
使用のものに限る。)及び同位体分離用機器
1,595,210
1,952,415
1,691,555
809,858
13,213,531
1,488,848
6,753,827
941,279
497,459
637,597
38,371
71,269
100,877
1,473,683
42,946,698
26,663,814
2,064,807
8402
蒸気発生ボイラー(低圧蒸気も発生することができ
るセントラルヒーティング用温水ボイラーを除く。)及
び過熱水ボイラー
783,813
732,541
161,461
497,075
298,016
262,798
544,117
392,554
603,331
323,963
604,725
1,495,488
1,730,023
229,151
256,742
274,791
372,029
8403
セントラルヒーティング用ボイラー(第84.02項のもの
を除く。)
8,629
7,137
5,982
9,094
2,658
9,272
54,130
33,542
176,504
173,748
237,294
467,816
689,930
618,534
207,237
221,751
136,470
8404
補助機器(第84.02項又は第84.03項のボイラー用
のものに限る。例えば、エコノマイザー、過熱器、す
す除去器及びガス回収器)及び蒸気原動機
91,208
485,063
474,587
606,228
712,662
299,394
159,822
240,290
394,960
192,053
423,019
116,824
627,755
135,547
179,643
39,400
23,471
8405
発生炉ガス発生機、水性ガス発生機及びアセチレ
ンガス発生機その他これに類する湿式ガス発生機
(清浄機を有するか有しないかを問わない。)
276,939
263,065
246,335
517,109
497,922
634,842
616,485
854,151
1,341,296
936,190
639,800
1,063,172
1,479,514
1,053,647
550,841
335,057
683,044
8406
蒸気タービン
1,072,941
435,759
938,779
1,074,411
335,813
3,736,218
3,816,542
3,199,273
551,154
2,472,160
7,942,338
4,113,246
1,667,019
3,496,517
2,815,005
7,432,026
1,628,599
8407
ピストン式火花点火内燃機関(往復動機関及びロー
タリーエンジンに限る。)
1,269,186
1,060,966
1,280,588
1,209,650
1,009,122
2,039,046
1,489,755
1,448,981
3,705,686
11,171,464
15,625,024
13,993,326
12,398,757
14,013,037
9,161,913
4,750,375
2,032,021
8408
ピストン式圧縮点火内燃機関(ディーゼルエンジン
及びセミディーゼルエンジン)
5,349,743
5,433,587
4,912,018
5,647,142
7,879,803
6,933,763
10,668,214
10,535,556
17,337,000
24,086,955
32,732,209
44,448,905
92,030,361
80,250,409
25,033,517
47,255,338
64,907,279
8409
第84.07項又は第84.08項のエンジンに専ら又は主
として使用する部分品
7,438,734
9,797,137
11,849,560
13,021,262
10,239,161
8,663,487
10,488,796
13,153,014
21,363,356
29,236,473
34,774,121
36,930,769
39,669,085
37,152,188
20,107,637
20,054,689
22,395,042
8410
液体タービン及び水車並びにこれらの調速機
8411
ターボジェット、ターボプロペラその他のガスタービ
ン
67,544
348,489
374,970
266,710
208,023
26,227
150,018
64,842
195,573
136,652
493,798
552,814
226,917
171,140
91,394
87,090
97,118
11,008,963
17,375,869
18,664,406
32,303,288
22,742,558
30,794,805
34,983,344
34,279,388
28,781,368
32,706,337
36,528,564
45,362,233
59,741,524
56,240,852
52,078,180
40,907,686
50,505,809
8412
その他の原動機
3,869,764
5,543,123
6,145,405
5,805,538
5,973,918
5,373,438
5,643,987
5,609,635
5,520,829
7,063,796
7,897,225
8,493,116
9,854,451
11,150,560
6,852,622
6,826,629
7,936,309
8413
液体ポンプ(計器付きであるかないかを問わない。)
及び液体エレベーター
9,651,133
14,046,758
14,865,185
14,279,312
12,983,905
12,614,743
15,433,805
14,445,655
17,594,158
23,885,732
29,971,878
31,987,198
33,655,332
33,086,323
19,789,888
25,069,562
28,022,163
8414
気体ポンプ、真空ポンプ、気体圧縮機及びファン並
びに換気用又は循環用のフード(ファンを自蔵する
ものに限るものとし、フィルターを取り付けてあるか
ないかを問わない。)
17,877,256
21,450,815
18,960,373
17,984,246
16,784,712
19,721,740
20,687,039
17,966,379
22,416,366
29,549,591
32,634,638
37,798,989
42,534,078
37,305,124
20,868,851
25,598,279
25,907,593
8415
エアコンディショナー(動力駆動式ファン並びに温度
及び湿度を変化させる機構を有するものに限るもの
とし、湿度のみを単独で調節することができないも
のを含む。)
1,198,724
1,516,666
1,780,069
1,459,405
1,309,892
1,904,722
2,221,304
3,159,711
5,076,928
5,589,275
4,130,125
3,367,208
3,212,280
3,496,778
1,691,712
1,630,178
1,343,381
8416
炉用バーナー(液体燃料用、粉砕した固体燃料用
又は気体燃料用のものに限る。)及びメカニカルス
トーカー(機械式火格子、機械式灰排出機その他こ
れらに類する機械を含む。)
552,169
727,817
471,315
530,392
585,974
307,150
513,617
647,951
605,598
671,477
889,428
1,059,895
660,181
594,925
704,726
530,719
558,709
8417
炉(焼却炉を含み、工業用又は理化学用のものに
限るものとし、電気炉を除く。)
1,217,830
1,219,155
1,602,553
2,633,659
1,764,758
1,266,120
2,356,908
1,129,735
2,755,881
2,014,096
1,794,570
2,368,583
5,583,724
3,068,696
2,715,466
1,573,299
1,345,525
8418
冷蔵庫、冷凍庫その他の冷蔵用又は冷凍用の機
器(電気式であるかないかを問わない。)及びヒート
ポンプ(84.15 項のエアコンディショナーを除く。)
5,729,855
7,147,571
6,980,941
6,820,388
3,818,591
3,978,311
4,192,868
4,547,528
5,444,518
5,835,239
5,534,326
5,842,272
6,334,779
5,347,095
4,090,420
3,886,127
3,888,910
8419
加熱、調理、ばい焼、蒸留、精留、滅菌、殺菌、蒸
気加熱、乾燥、蒸発、凝縮、冷却その他の温度変
化による方法により材料を処理する機器(理化学用
のものを含み、電気加熱式のもの(第85.14 項の電
気炉及びその他の機器を除く。)であるかないかを
問わないものとし、家庭用のものを除く。)並びに瞬
間湯沸器及び貯蔵式湯沸器(電気式のものを除
く。)
15,707,102
22,224,528
22,390,150
20,857,119
16,882,702
18,038,858
22,756,700
20,970,449
23,859,528
23,607,880
28,222,296
27,012,091
33,814,648
37,127,671
31,308,113
20,420,127
22,717,345
8420
カレンダーその他のロール機(金属用又はガラス用
のものを除く。)及びこれらのシリンダー
2,066,142
1,253,611
3,973,501
874,770
1,155,743
657,421
1,552,820
484,085
288,845
702,720
188,574
532,511
1,154,857
6,375,416
675,205
167,830
194,547
8421
遠心分離機(遠心式脱水機を含む。)並びに液体又
は気体のろ過機及び清浄機
10,788,195
15,217,742
17,082,860
17,613,474
15,423,081
14,356,946
16,990,513
18,169,119
20,392,954
24,417,595
28,832,015
27,114,808
34,579,460
36,518,431
24,131,553
24,697,199
26,125,203
8422
皿洗機、清浄用又は乾燥用の機械(瓶その他の容
器に使用するものに限る。)、充てん用、封口用、封
止用又はラベル張付け用の機械(瓶、缶、箱、袋そ
の他の容器に使用するものに限る。)、瓶、ジャー、
チューブその他これらに類する容器の口金取付け
用の機械その他の包装機械(熱収縮包装用機械を
含む。)及び飲料用の炭酸ガス注入機
20,608,022
24,278,371
24,082,424
24,696,070
21,100,139
20,941,712
20,999,343
23,397,942
19,279,300
24,316,447
18,849,612
20,835,379
27,412,651
24,081,974
14,888,442
21,403,805
16,504,781
電気製品 輸入
1/9
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
8423
重量測定機器(重量測定式の計数機及び検査機を
含むものとし、感量が50 ミリグラム以内のはかりを
除く。)及び分銅
554,850
531,010
841,412
584,498
453,459
491,451
635,511
479,581
553,056
674,530
843,413
713,658
1,034,084
1,199,984
582,445
613,331
857,067
8424
噴射用、散布用又は噴霧用の機器(液体用又は粉
用のものに限るものとし、手動式であるかないかを
問わない。)、消火器(消火剤を充てんしてあるかな
いかを問わない。)、スプレーガンその他これに類す
る機器及び蒸気又は砂の吹付け機その他これに類
する噴射用機器
7,101,016
6,192,494
6,019,602
5,785,265
4,492,836
4,668,120
6,325,136
8,178,882
7,076,128
7,151,265
7,610,703
7,730,034
9,859,357
7,828,355
7,086,266
6,824,890
8,025,883
8425
プーリータックル、ホイスト(スキップホイストを除
く。)、ウインチ、キャプスタン及びジャッキ
1,690,355
3,770,248
5,010,152
2,379,935
1,536,344
1,726,146
2,611,655
2,447,917
3,268,729
2,979,506
2,230,442
1,963,528
2,229,188
1,783,052
2,258,495
1,117,838
2,322,116
8426
デリック、クレーン(ケーブルクレーンを含む。)、移
動式リフティングフレーム、ストラッドルキャリヤー及
びクレーンを装備した作業トラック
4,099,569
3,601,087
4,939,497
8,485,369
2,667,177
1,007,448
1,524,120
947,105
3,415,748
1,768,287
2,511,572
5,332,003
3,715,424
4,118,628
1,408,335
1,412,864
6,336,900
8427
フォークリフトトラック及び持上げ用又は荷扱い用の
機器を装備したその他の作業トラック
505,975
567,089
506,819
550,171
363,326
475,603
831,156
1,404,730
1,946,946
2,549,694
2,091,563
1,606,420
1,421,926
1,056,803
271,435
363,700
476,912
8428
その他の持上げ用、荷扱い用、積込み用又は荷卸
し用の機械(例えば、昇降機、エスカレーター、コン
ベヤ及びロープウェー)
7,472,880
7,351,166
8,421,787
7,394,842
5,020,455
6,356,706
8,047,138
6,513,654
5,386,614
4,166,771
4,868,340
4,719,911
7,694,403
4,855,427
4,446,952
5,660,886
5,832,943
8429
ブルドーザー、アングルドーザー、地ならし機、スク
レーパー、メカニカルショベル、エキスカベーター、
ショベルローダー、突固め用機械及びロードロー
ラー(自走式のものに限る。)
1,560,662
3,421,745
2,868,384
2,815,151
2,342,226
2,428,730
3,158,670
2,666,297
2,746,385
2,779,464
3,419,589
3,388,675
3,108,744
2,712,353
1,494,980
713,976
1,377,965
8430
その他の移動用、地ならし用、削り用、掘削用、突
固め用、採掘用又はせん孔用の機械(土壌用、鉱
物用又は鉱石用のものに限る。)並びにくい打ち
機、くい抜き機及び除雪機
5,197,766
7,051,685
4,986,579
3,096,011
2,574,545
3,813,890
3,565,073
2,554,185
2,139,264
1,254,517
1,823,737
1,621,009
2,225,643
1,170,644
1,706,756
1,771,298
1,550,551
8431
第84.25 項から第84.30 項までの機械に専ら又は主
として使用する部分品
9,053,721
14,176,076
14,308,422
13,604,489
11,229,229
11,229,087
13,030,725
11,989,930
13,065,614
15,870,903
18,380,925
19,367,363
22,425,406
24,109,853
12,689,183
12,453,900
16,537,517
8432
農業用、園芸用又は林業用の機械(整地用又は耕
作用のものに限る。)及び芝生用又は運動場用の
ローラー
1,168,496
1,285,252
1,233,599
1,037,722
970,006
1,049,790
1,246,864
1,504,283
1,684,230
2,164,042
2,462,274
2,385,604
2,443,197
2,098,123
1,895,488
2,095,771
2,455,104
8433
収穫機及び脱穀機(わら用又は牧草用のベーラー
を含む。)、草刈機並びに卵、果実その他の農産物
の清浄用、分類用又は格付け用の機械(第84.37
項の機械を除く。)
4,096,703
5,042,196
5,609,002
5,409,176
4,661,182
5,075,555
6,418,718
7,207,229
6,963,131
7,492,520
8,431,490
8,786,198
6,492,028
6,300,890
7,514,970
8,184,149
7,049,299
8434
搾乳機及び酪農機械
649,928
713,275
509,392
1,129,937
1,394,706
844,798
1,280,855
887,499
1,336,389
1,474,458
1,336,620
1,232,701
2,272,421
1,340,024
888,812
901,200
686,352
8435
プレス、破砕機その他これらに類する機械(ぶどう
酒、りんご酒、果汁その他これらに類する飲料の製
造用のものに限る。)
25,522
58,274
69,534
167,307
142,457
115,149
100,610
83,707
68,242
43,746
69,540
49,387
114,553
36,019
29,447
44,736
66,650
8436
その他の農業用、園芸用、林業用、家きん飼育用
又は養蜂(ほう)用の機械(機械装置又は加熱装置
を有する発芽用機器を含む。)並びに家きんのふ卵
器及び育すう器
2,847,760
4,201,713
4,541,273
5,471,678
3,987,986
4,887,852
5,637,938
7,044,099
9,026,573
5,945,702
6,816,437
7,643,691
8,033,641
5,327,954
4,492,073
3,964,881
3,874,220
8437
種、穀物又は乾燥した豆の清浄用、分類用又は格
付け用の機械並びに製粉業用の機械及び穀物又
は乾燥した豆の加工機械(農場用のものを除く。)
503,616
709,009
561,875
526,933
441,006
469,811
804,161
403,779
302,524
387,719
331,774
379,094
354,964
291,118
352,919
474,974
443,890
8438
飲食料品の調製業用又は製造業用の機械(動物性
又は植物性の油脂の抽出用又は調製用の機械及
びこの項の他の項に該当するものを除く。)
7,697,788
9,016,177
10,629,009
9,752,544
6,837,101
6,098,556
7,322,551
5,891,275
7,429,029
7,866,754
7,386,653
6,357,627
8,300,799
7,722,134
7,239,175
6,777,101
8,190,722
8439
繊維素繊維を原料とするパルプの製造機械及び紙
又は板紙の製造用又は仕上げ用の機械
1,277,790
3,025,528
7,732,211
5,647,364
2,965,609
2,454,687
8,830,330
3,818,952
1,673,721
2,993,740
3,839,149
10,242,720
40,949,878
26,126,196
1,970,397
2,386,810
3,503,148
8440
製本用機械(製本ミシンを含む。)
1,893,451
2,371,281
2,189,386
2,471,654
1,485,085
1,235,878
2,037,795
1,612,784
1,871,163
1,606,637
1,826,438
1,618,741
2,209,315
2,601,493
1,245,201
855,865
1,334,244
8441
その他の製紙用パルプ、紙又は板紙の加工機械
(切断機を含む。)
5,847,700
6,755,758
8,900,843
8,967,471
4,969,022
4,877,304
7,784,190
4,903,435
3,667,885
5,227,244
4,383,677
6,614,435
6,165,896
11,044,975
3,658,805
3,212,934
3,675,470
8442
プレート、シリンダーその他の印刷用コンポーネント
の調製用又は製造用の機器(第84.56 項から第
84.65 項までの加工機械を除く。)、プレート、シリン
ダーその他の印刷用コンポーネント並びに印刷用
に平削りし、砂目にし、研磨し又はその他の調製を
したプレート、シリンダー及びリソグラフィックストー
ン
4,220,041
4,614,733
3,339,764
4,414,578
2,720,301
3,929,436
4,553,175
2,952,581
2,172,451
1,578,202
1,442,555
1,442,182
1,562,725
923,600
924,151
860,663
936,304
8443
印刷機(第84.42 項のプレート、シリンダーその他の
印刷用コンポーネントにより印刷に使用するもの)、
その他のプリンター、複写機及びファクシミリ(結合
してあるかないかを問わない。)並びに部分品及び
附属品
15,582,673
29,315,599
30,208,728
22,539,313
16,279,779
17,852,529
22,369,697
24,839,909
25,691,528
24,794,350
23,463,124
27,820,959
29,415,323
25,162,459
13,474,450
11,806,101
11,011,741
8444
人造繊維用の紡糸機ー延伸機、テクスチャード加
工機及び切断機
164,517
632,505
210,825
246,623
138,704
19,980
607,351
30,790
27,193
63,318
94,078
98,438
251,506
208,745
381,219
39,211
6,785
電気製品 輸入
2/9
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
紡績準備機械並びに精紡機、合糸機、ねん糸機そ
の他の紡織用繊維の糸の製造機械並びにかせ
機、糸巻機(よこ糸巻機を含む。)及び第84.46 項又
は第84.47 項の機械に使用する紡織用繊維の糸を
準備する機械
1,413,655
1,064,648
716,643
1,625,276
528,827
605,865
336,024
190,480
461,218
406,692
445,061
553,756
1,067,954
876,646
583,565
94,798
174,758
8446
織機
1,854,208
1,968,622
2,155,048
1,725,840
457,738
853,910
1,134,468
424,219
720,532
1,047,120
746,181
650,162
1,828,472
1,042,174
552,638
538,466
918,918
8447
編機、ステッチボンディングマシン、タフティング用機
械式及びジンプヤーン、チュール、レース、ししゅう
布、トリミング、組ひも又は網の製造機械
2,605,132
3,117,800
3,288,273
2,317,554
1,495,053
1,423,025
1,666,599
1,541,110
2,103,525
2,381,952
2,625,924
2,435,893
2,426,773
1,860,972
901,995
708,601
1,293,210
8448
第84.44 項から第84.47 項までの機械の補助機械
(例えば、ドビー、ジャカード、自動停止装置及び
シャットル交換機)並びに第84.44 項からこの項まで
の機械に専ら又は主として使用する部分品及び附
属品(例えば、スピンドル、スピンドルフライヤー、針
布、コーム、紡糸口金、シャットル、ヘルド、ヘルドフ
レーム及びメリヤス針)
9,102,795
10,995,897
10,670,126
8,732,241
6,208,688
6,360,244
6,667,708
9,976,915
13,468,290
10,917,180
13,943,283
15,312,886
18,644,584
11,155,035
5,019,681
10,152,176
8,374,078
8449
フェルト又は不織布(成形したものを含む。)の製造
用又は仕上げ用の機械(フェルト帽子の製造機械を
含む。)及び帽子の製造用の型
437,098
1,321,137
1,664,993
1,634,001
2,489,358
1,708,617
3,422,990
739,759
475,285
546,093
1,008,989
936,931
1,428,916
599,058
2,071,962
610,140
421,987
8450
家庭用又は営業用の洗濯機(脱水機兼用のものを
含む。)
3,444,841
2,706,388
3,108,927
1,506,635
1,789,662
1,139,474
1,459,137
1,166,127
1,141,227
1,190,356
1,190,366
1,125,624
1,234,933
984,442
691,027
768,878
1,001,551
8451
洗浄用、清浄用、絞り用、乾燥用、アイロンがけ用、
プレス(フュージングプレスを含む。)用、漂白用、染
色用、仕上げ用、塗布用又は染み込ませ用の機械
(紡織用繊維の糸、織物類又は製品に使用するも
のに限るものとし、第84.50 項の機械を除く。)、織
物類その他の支持物にペーストを被覆する機械(リ
ノリウムその他の床用敷物の製造用のものに限
る。)及び紡織用繊維の織物類の巻取り用、巻戻し
用、折畳み用、切断用又はピンキング用の機械
3,187,786
4,198,417
5,114,750
3,322,142
2,346,468
2,069,045
2,135,427
1,788,284
1,797,796
1,770,063
1,722,694
1,845,611
1,321,434
1,320,942
1,377,760
645,124
757,315
8452
ミシン(第84.40 項の製本ミシンを除く。)ミシン針並
びにミシン用に特に設計した家具、台及びカバー
1,336,802
1,547,442
1,332,191
982,616
791,453
621,960
809,687
528,226
511,380
553,599
460,851
357,975
477,113
358,014
186,924
87,978
139,338
8453
原皮、毛皮又は革の前処理用機械、なめし用機械
及び加工機械並びに毛皮製又は革製の履物その
他の製品の製造用又は処理用の機械(ミシンを除
く。)
1,792,663
1,627,257
1,420,421
1,139,632
706,692
648,472
544,588
399,517
383,604
405,417
539,446
638,036
999,176
716,161
404,206
239,257
276,467
8454
転炉、取鍋(べ)、インゴット用鋳型及び鋳造機(冶
(や)金又は金属鋳造に使用する種類のものに限
る。)
770,969
737,623
643,252
1,362,281
404,206
597,995
889,591
770,682
165,586
900,987
989,355
1,526,310
910,827
282,073
177,509
734,451
538,408
8455
金属圧延機及びそのロール
1,693,987
8,789,013
1,400,348
2,292,429
791,244
608,961
1,794,935
663,704
290,830
337,024
741,941
1,265,787
486,755
1,900,816
1,463,291
1,523,367
1,028,641
8456
レーザーその他の光子ビーム、超音波、放
電、電気化学的方法、電子ビーム、イオン
ビーム又はプラズマアークを使用して材料を
取り除くことにより加工する機械及びウォー
タージェット切断機械
3,051,961
4,363,128
4,426,954
5,602,564
4,543,038
7,131,690
8,159,575
5,398,579
4,955,606
6,087,501
6,980,755
6,448,624
5,219,533
3,846,928
1,828,194
2,327,291
5,458,540
8457
金属加工用のマシニングセンター、ユニットコ
ンストラクションマシン(シングルステーション
のものに限る。)及びマルチステーショントラン
スファーマシン
84,419
127,581
73,895
755,481
407,082
515,993
902,931
1,188,011
966,523
1,699,448
1,797,930
1,952,613
2,454,498
2,307,598
2,022,338
1,109,652
1,751,405
8458
旋盤(ターニングセンターを含むものとし、金
属切削用のものに限る。)
709,256
1,319,781
1,709,785
1,246,572
1,045,480
895,418
730,445
677,135
825,612
1,457,747
778,264
1,096,370
1,302,478
2,634,271
2,400,735
1,239,217
994,491
8459
金属用のボール盤、中ぐり盤、フライス盤、ね
じ切り盤及びねじ立て盤(ウェイタイプユニット
ヘッド機を含むものとし、第84.58 項の旋盤
(ターニングセンターを含む。)を除く。)
150,882
341,005
366,079
616,712
463,207
666,625
886,068
500,535
716,031
1,034,158
1,903,928
4,835,661
3,370,602
2,198,284
1,352,413
1,231,424
546,080
8460
研削盤、ホーニング盤、ラップ盤、研磨盤その
他の仕上げ用加工機械(研削砥(と)石その他
の研磨材料を使用して金属又はサーメットを
加工するものに限るものとし、第84.61項の歯
切り盤、歯車研削盤及び歯車仕上盤を除く。)
2,221,123
3,096,293
2,582,555
2,874,411
1,940,777
2,298,365
2,374,350
1,692,746
1,827,115
1,622,892
2,912,874
3,200,067
5,157,255
5,096,076
2,072,572
1,069,942
2,507,706
8461
平削り盤、形削り盤、立削り盤、ブローチ盤、
歯切り盤、歯車研削盤、歯車仕上盤、金切り
盤、切断機その他の加工機械(金属又はサー
メットを取り除くことにより加工するものに限る
ものとし、他の項に該当するものを除く。)
1,241,727
1,185,953
1,186,602
1,740,768
1,128,602
2,010,124
2,120,273
1,988,341
1,641,726
1,711,778
2,463,231
4,993,912
4,980,472
2,573,322
2,094,661
1,859,574
1,451,609
8462
鍛造機、ハンマー、ダイスタンピングマシン、
ベンディングマシン、フォールディングマシン、
ストレートニングマシン、フラットニングマシン、
剪(せん)断機、パンチングマシン及びノッチン
グマシン(プレスを含むものとし、金属加工用
のものに限る。)並びにその他のプレス(金属
又は金属炭化物の加工用のものに限る。)
6,324,371
4,847,027
6,006,587
4,982,095
2,105,855
2,530,954
2,255,618
2,448,249
3,731,069
6,033,200
5,013,048
5,811,799
5,550,383
5,434,594
4,458,663
1,915,939
2,665,562
8445
電気製品 輸入
3/9
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
8463
その他の加工機械(金属又はサーメットの加
工用のもので、これらを取り除くことなく加工す
るものに限る。)
1,567,052
2,198,638
2,226,056
2,574,006
1,576,141
956,065
2,070,726
2,043,895
1,495,400
1,029,772
1,508,262
1,976,125
3,094,636
1,791,502
1,166,141
1,204,283
1,230,961
8464
石、陶磁器、コンクリート、石綿セメントその他
これらに類する鉱物性材料の加工機械及び
ガラスの冷間加工機械
1,123,250
1,892,469
1,331,211
832,636
406,772
454,527
1,044,240
1,534,732
889,784
1,078,311
1,649,266
1,903,838
1,079,676
1,524,968
280,975
388,188
531,639
8465
木材、コルク、骨、硬質ゴム、硬質プラスチック
その他これらに類する硬質物の加工機械(く
ぎ打ち用、またくぎ打ち用、接着用その他の組
立て用のものを含む。)
4,784,178
5,825,840
7,147,230
2,845,550
1,832,972
2,355,259
2,997,480
2,804,118
2,579,209
3,071,987
3,791,989
4,060,330
4,136,372
3,836,753
1,436,689
1,251,639
2,041,946
8466
第84.56 項から第84.65 項までの機械に専ら
又は主として使用する部分品及び附属品(工
作物保持具、ツールホルダー、自動開きダイ
ヘッド、割出台その他加工機械用の特殊な附
属装置を含む。)並びに手持工具用ツールホ
ルダー
5,340,805
7,505,349
8,514,478
8,648,098
5,721,156
8,486,169
7,918,135
7,419,277
9,071,067
13,003,682
16,832,365
21,045,706
22,245,974
18,827,704
10,527,058
10,864,640
11,374,930
8467
手持工具(ニューマチックツール、液圧式のも
の又は原動機(電気式であるかないかを問わ
ない。)を自蔵するものに限る。)
3,213,281
3,572,413
3,323,302
2,593,875
2,756,398
2,213,072
2,252,795
3,405,374
3,353,115
3,787,521
4,029,358
4,114,067
4,319,433
3,992,284
2,693,863
3,359,982
3,859,710
8468
はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器
(切断に使用することができるかできないかを
問わないものとし、第85.15 項のものを除く。)
及びガス式の表面熱処理用機器
288,537
546,289
359,510
261,206
183,016
165,905
198,172
112,871
201,162
277,965
229,206
253,961
306,498
177,285
114,495
177,659
128,013
8469
タイプライター(第84.43 項のプリンターを除
く。)及びワードプロセッサ
50,381
76,316
60,178
48,982
24,654
43,756
45,973
22,846
20,682
15,001
28,365
15,561
15,617
19,917
7,075
10,200
3,059
8470
計算機並びにデータを記録し、再生し及び表
示するポケットサイズの機械(計算機能を有
するものに限る。)並びに会計機、郵便料金
計機、切符発行機その他これらに類する計算
機構を有する機械並びに金銭登録機
439,989
612,939
821,981
709,619
820,026
475,059
477,088
369,154
400,452
292,749
325,186
236,174
187,075
148,479
87,971
120,890
67,872
8471
自動データ処理機械及びこれを構成するユ
ニット並びに磁気式又は光学式の読取機、
データをデータ媒体に符号化して転記する機
械及び符号化したデータを処理する機械(他
の項に該当するものを除く。)
124,944,303
147,070,950
192,612,548
150,180,899
137,176,043
192,306,585
180,893,945
115,766,598
95,562,529
100,443,743
111,267,330
100,466,757
88,554,902
84,734,251
54,185,224
43,891,329
39,867,349
8472
その他の事務用機器(例えば、謄写機、あて
名印刷機、自動紙幣支払機、硬貨分類機、硬
貨計数機、硬貨包装機、鉛筆削り機、穴あけ
機及びステープル打ち機)
1,127,494
2,991,982
2,148,492
3,234,472
1,807,964
2,057,309
2,409,335
2,335,505
2,305,446
2,928,741
2,683,867
2,021,460
1,669,754
2,874,282
1,482,340
647,307
821,798
8473
第84.69 項から第84.72 項までの機械に専ら
又は主として使用する部分品及び附属品(カ
バー、携帯用ケースその他これらに類する物
品を除く。)
52,628,307
37,088,764
36,715,130
33,809,462
36,118,661
53,570,766
50,294,345
42,205,272
41,787,484
32,097,330
33,732,522
30,947,152
21,238,912
15,292,063
10,717,534
9,691,560
8,845,781
8474
選別機、ふるい分け機、分離機、洗浄機、破
砕機、粉砕機、混合機及び涅和機(固体状、
粉状又はペースト状の土壌、石、鉱石その他
の鉱物性物質の処理用のものに限る。)、凝
結機及び成形機(固体鉱物燃料、セラミック
ペースト、セメント、プラスターその他の粉状又
はペースト状の鉱物性物品の処理用のものに
限る。)並びに鋳物用砂型の造型機
3,594,651
4,793,990
5,698,784
5,239,366
3,625,596
3,583,840
3,947,503
2,976,241
3,169,438
4,624,110
4,411,057
4,807,740
4,943,994
3,957,862
2,317,005
1,700,187
2,729,087
8475
電球、電子管、せん光電球その他のガラス封
入管の組立て用機械及びガラス又はその製
品の製造用又は熱間加工用の機械
1,664,040
1,636,355
2,402,814
2,091,174
2,074,622
3,658,518
4,307,458
2,893,958
4,289,941
7,124,446
7,287,411
7,884,962
11,395,124
21,892,716
6,665,505
7,047,980
3,169,849
8476
物品の自動販売機(例えば、郵便切手用、た
ばこ用、食料品用又は飲料用のもの。両替機
を含む。)
174,207
201,646
102,536
264,923
169,390
369,223
327,741
467,473
516,616
568,898
597,358
825,506
286,095
149,591
15,709
20,922
35,065
8477
ゴム又はプラスチックの加工機械及びゴム又
はプラスチックを材料とする物品の製造機械
(この類の他の項に該当するものを除く。)
10,104,090
12,301,586
14,621,432
13,182,693
8,104,795
8,383,128
11,074,731
16,258,239
8,406,894
9,692,408
11,973,960
15,226,396
15,227,793
12,780,822
7,371,201
6,951,511
8,897,694
8478
たばこの調製用又は製造用の機械(この類の
他の項に該当するものを除く。)
1,589,778
2,823,519
1,465,296
704,633
2,945,066
4,237,890
4,472,216
4,505,989
4,143,779
6,102,828
1,477,973
2,000,623
4,754,129
4,689,331
5,156,677
5,293,762
4,269,178
8479
機械類(固有の機能を有するものに限るもの
とし、この類の他の項に該当するものを除く。)
32,088,210
44,729,749
49,854,242
46,476,605
37,804,213
39,285,284
50,556,595
50,186,216
51,771,025
62,321,093
64,588,371
60,662,701
61,012,298
45,448,554
30,397,422
32,261,565
35,201,584
8480
金属鋳造用鋳型枠、鋳型ベース、鋳造用パ
ターン及び金属、金属炭化物、ガラス、鉱物性
材料、ゴム又はプラスチックの成形用の型(金
属インゴット用のものを除く。)
1,870,650
2,546,091
2,294,083
2,632,566
2,045,131
1,745,665
1,490,530
1,891,094
1,737,113
2,274,738
1,360,183
2,434,058
1,893,565
1,420,177
844,293
756,733
1,103,656
電気製品 輸入
4/9
■EU地域全体
8481
コック、弁その他これらに類する物品(減圧弁
及び温度制御式弁を含むものとし、管、かん
胴、タンクその他これらに類する物品用のもの
に限る。)
8482
玉軸受及びころ軸受
8483
8484
ギヤボックスその他の変速機(トルクコンバー
ターを含む。)伝動軸(カムシャフト及びクラン
クシャフトを含む。)、クランク、軸受箱、滑り軸
受、歯車、歯車伝動機、ボールスクリュー、
ローラースクリュー、はずみ車、プーリー(プー
リーブロックを含む。)、クラッチ及び軸継手
(自在継手を含む。)
ガスケットその他のこれに類するジョイント(他
の材質と結合した金属板製のもの及び二層以
上の金属から成るものに限る。)、材質の異な
るガスケットその他これに類するジョイントを
セットにし又は取りそろえて小袋入りその他こ
れに類する包装にしたもの及びメカニカル
シール
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
15,894,584
18,670,604
20,660,173
19,326,960
17,155,970
16,534,035
19,114,300
20,283,852
24,793,269
27,128,860
30,645,490
32,136,177
37,207,942
7,692,138
10,275,752
10,125,358
10,898,546
8,234,437
7,710,179
8,191,600
8,832,121
9,956,204
13,735,233
14,984,984
17,010,142
11,216,159
13,990,802
14,443,050
14,737,510
12,754,750
12,086,264
17,444,232
21,805,415
27,004,464
31,065,044
29,802,053
369,766
1,314,765
1,338,388
1,804,519
1,442,896
1,480,334
1,684,183
1,778,282
2,091,063
2,322,782
(単位:千円、暦年)
2011
2009
2010
30,566,444
18,608,231
20,751,610
22,813,333
17,857,067
19,310,652
9,524,682
9,788,810
10,348,504
39,032,586
40,501,357
39,319,756
27,156,767
24,229,190
27,843,542
2,737,852
3,261,665
3,804,949
3,713,969
2,613,080
2,870,851
2,641,885
* 8485
機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接
触子その他の電気用物品を有するもの及びこ
の類の他の項に該当するものを除く。)
2,816,104
2,813,543
3,558,208
3,575,964
2,195,998
2,167,191
2,539,817
2,848,870
2,697,448
3,404,872
3,449,170
2,966,529
0
0
0
0
0
* 8486
半導体ボール、半導体ウエハー、半導体デバ
イス、集積回路又はフラットパネルディスプレ
イの製造に専ら又は主として使用する機器、
第84 類の注9(C)の機器並びに部分品及び
附属品
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
76,367,402
87,960,475
21,968,512
51,978,258
86,450,865
* 8487
機械類の部分品(接続子、絶縁体、コイル、接
触子その他の電気用物品を有するもの及びこ
の類の他の項に該当するものを除く。)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3,456,915
3,114,565
2,432,687
2,159,955
2,336,250
8501
電動機及び発電機(原動機とセットにした発電
機を除く。)
6,908,097
9,493,145
10,494,986
10,317,120
6,635,036
6,844,706
8,725,401
12,198,498
12,396,435
13,725,871
15,806,719
18,997,516
22,452,306
25,681,850
18,269,871
14,069,352
18,329,882
8502
発電機(原動機とセットにしたものに限る。)及
びロータリーコンバーター
2,144,228
4,865,600
5,951,018
7,668,204
6,014,178
7,449,427
17,542,316
6,798,834
14,182,511
15,309,665
8,833,667
32,400,616
10,614,572
18,644,045
5,898,285
4,317,676
14,360,982
8503
第85.01 項又は第85.02 項の機械に専ら又は
主として使用する部分品
1,047,722
1,275,915
1,152,196
1,756,212
1,421,481
2,069,716
3,785,027
5,808,757
6,118,986
6,461,108
7,143,170
16,224,261
24,343,065
13,160,994
9,964,753
3,872,600
4,137,689
8504
トランスフォーマー、スタティックコンバーター
(例えば、整流器)及びインダクター
6,493,062
8,919,788
8,252,405
11,704,764
10,498,478
12,086,238
15,315,691
13,078,970
13,148,840
12,614,924
13,941,249
14,608,602
16,653,965
14,321,209
11,167,539
11,568,394
12,014,237
8505
電磁石、永久磁石及び永久磁石用の物品で
磁化してないもの並びに電磁式又は永久磁石
式のチャック、クランプその他これらに類する
保持具並びに電磁式のカップリング、クラッ
チ、ブレーキ及びリフティングヘッド
1,710,626
2,905,823
4,872,571
4,058,011
3,753,754
3,699,861
3,967,863
3,257,784
3,876,508
3,927,328
2,998,229
2,867,582
3,015,828
2,373,556
1,487,562
2,126,968
2,260,247
8506
一次電池
195,502
255,544
245,297
264,878
433,052
322,971
479,377
1,080,854
1,203,584
931,106
595,018
1,066,757
680,881
454,590
510,540
809,572
1,589,695
8507
蓄電池(隔離板を含むものとし、長方形(正方
形を含む。)であるかないかを問わない。)
5,636,159
5,567,675
3,570,520
3,828,058
4,049,907
3,803,425
3,775,134
3,513,777
3,812,456
3,836,235
4,586,755
4,768,198
4,604,299
4,503,667
3,407,128
4,307,538
4,310,109
8508
真空式掃除機
1,436,598
2,129,963
2,253,673
1,649,067
1,450,945
1,679,296
1,722,187
0
0
0
0
0
1,074,251
1,159,754
691,989
690,859
802,579
8509
家庭用電気機器(電動装置を自蔵するものに
限るものとし、第85.08 項に属する真空式掃除
機を除く。)
2,851,454
3,435,959
4,292,186
4,616,214
5,508,906
5,215,735
6,365,479
6,709,617
4,955,442
3,658,354
3,483,321
3,913,604
2,285,873
1,373,236
1,795,116
1,708,632
1,944,467
8510
かみそり、バリカン及び脱毛器(電動装置を自
蔵するものに限る。)
23,617,391
19,261,667
17,524,022
13,178,622
14,061,736
13,110,654
12,770,959
13,206,944
13,775,682
12,063,756
9,657,478
10,137,635
10,597,826
8,289,601
7,781,416
7,956,244
9,304,053
8511
火花点火式又は圧縮点火式の内燃機関の点
火又は始動に使用する種類の電気機器(例え
ば、点火用磁石発電機、直流磁石発電機、イ
グニションコイル、点火プラグ、予熱プラグ及
びスターター)並びにこれらの内燃機関に使
用する種類の発電機(例えば、直流発電機及
び交流発電機)及び開閉器
1,439,166
1,697,158
1,498,593
1,729,078
1,887,012
2,039,877
2,079,667
2,625,973
4,425,463
4,589,236
5,986,069
7,325,187
7,923,529
6,481,813
3,387,791
3,168,189
4,839,405
8512
電気式の照明用又は信号用の機器(第85.39
項の物品を除く。)、ウインドスクリーンワイ
パー及び曇り除去装置(自転車又は自動車に
使用する種類のものに限る。)
4,213,667
4,937,498
6,514,876
6,815,953
5,637,993
5,512,534
5,088,628
6,113,840
7,169,547
8,655,938
9,434,574
12,869,620
17,088,203
17,343,187
10,038,734
12,848,258
10,534,067
8513
携帯用電気ランプ(内蔵したエネルギー源(例
えば、電池及び磁石発電機)により機能する
ように設計したものに限るものとし、第85.12
項の照明用機器を除く。)
86,213
85,327
69,489
79,224
40,466
64,040
104,829
92,862
104,971
122,098
135,397
143,043
69,118
61,990
100,491
57,928
82,207
電気製品 輸入
5/9
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
8514
工業用又は理化学用の電気炉(電磁誘導又
は誘電損失により機能するものを含む。)及び
工業用又は理化学用のその他の機器(電磁
誘導又は誘電損失により物質を加熱処理す
るものに限る。)
2,090,836
2,543,086
4,232,897
2,866,976
2,759,810
2,310,191
2,890,176
3,374,583
2,307,157
3,525,016
4,116,933
6,239,816
5,549,782
5,907,011
3,823,887
3,615,434
4,519,176
8515
はんだ付け用、ろう付け用又は溶接用の機器
(電気式(電気加熱ガス式を含む。)。レー
ザーその他の光子ビーム式、超音波式、電子
ビーム式、磁気パルス式又はプラズマアーク
式のものに限るものとし、切断に使用すること
ができるかできないかを問わない。)及び金属
又はサーメットの熱吹付け用電気機器
1,861,586
2,014,484
2,928,822
3,147,044
3,152,363
2,483,507
3,374,462
2,433,331
3,371,175
3,790,171
3,823,237
4,993,619
3,821,949
4,388,519
2,661,835
2,624,137
3,167,780
8516
電気式の瞬間湯沸器、貯蔵式湯沸器、浸せき
式液体加熱器、暖房機器及び土壌加熱器、
電熱式の調髪用機器(例えば、ヘアドライ
ヤー、ヘアカーラー及びカール用こて)及び手
用ドライヤー、電気アイロンその他の家庭に
おいて使用する種類の電熱機器並びに電熱
用抵抗体(第84.45 項のものを除く。)
5,106,671
7,058,393
7,896,896
6,153,618
6,314,404
7,037,590
8,778,199
9,937,580
7,687,568
7,851,656
9,837,011
10,374,189
12,048,896
10,269,911
7,126,723
6,402,689
6,783,438
8517
電話機(携帯回線網用その他の無線回線網
用の電話を含む。)及びその他の機器(音声、
画像その他のデータを送受信するものに限る
ものとし、有線又は無線回線網(例えば、ロー
カルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリ
アネットワーク(WAN))用の通信機器を含
む。)(第84.43 項、第85.25 項、第85.27 項及
び第85.28 項の送受信機器を除く。)
19,998,337
36,156,459
53,752,471
34,112,850
72,276,471
88,503,902
55,897,747
31,578,285
25,467,153
15,091,170
13,243,684
19,835,979
44,124,033
41,634,144
36,133,323
63,254,832
46,369,100
8518
マイクロホン及びそのスタンド、拡声器(エンク
ロージャーに取り付けてあるかないかを問わ
ない。)、ヘッドホン及びイヤホン(マイクロホン
を取り付けてあるかないかを問わない。)、マ
イクロホンと拡声器を組み合わせたもの、可
聴周波増幅器並びに電気式音響増幅装置
3,623,846
4,533,989
4,694,880
4,746,534
4,652,343
4,659,905
6,255,282
5,192,115
5,946,527
5,639,368
6,163,691
6,065,115
6,634,227
5,217,408
3,923,429
3,958,954
3,845,546
8519
音声の記録用又は再生用の機器
705,143
511,952
480,895
660,757
440,372
364,059
497,862
478,144
430,820
402,224
332,044
358,004
543,311
443,002
298,719
286,230
327,523
222,639
225,299
160,747
433,962
230,085
99,376
118,568
66,819
76,917
113,912
62,690
83,028
0
0
0
0
0
* 8520
8521
磁気式テープレコーダーその他の録音機(音
声再生装置を自蔵するかしないかを問わな
い。)
ビデオの記録用又は再生用の機器(ビデオ
チューナーを自蔵するかしないかを問わな
い。)
463,335
479,845
628,149
875,201
490,193
305,747
262,846
329,694
486,540
273,060
417,309
462,927
446,818
579,252
274,594
169,687
270,191
8522
部分品及び附属品(第85.19 項又は第85.21
項の機器に専ら又は主として使用するものに
限る。)
1,301,350
1,221,006
2,713,944
1,006,891
539,419
643,135
446,937
529,517
479,038
537,395
443,919
418,479
515,089
415,087
303,788
244,853
238,412
8523
ディスク、テープ、不揮発性半導体記憶装置、
スマートカードその他の媒体(記録してあるか
ないかを問わず、ディスク製造用の原盤及び
マスターを含むものとし、第37 類の物品を除
く。)
2,478,250
2,673,810
2,202,873
2,112,626
1,617,017
1,840,370
1,382,976
1,069,601
1,463,195
1,527,401
1,877,466
1,642,749
29,680,127
22,332,421
16,280,512
15,286,210
16,247,353
* 8524
レコード、テープその他の記録用の媒体(録音
その他これに類する記録をしたもの(レコード
製造用の原盤及びマスターを含む。)に限る
29,191,302
39,035,700
33,465,401
23,512,484
18,087,238
20,138,022
24,425,526
25,732,682
26,208,915
24,480,139
24,262,882
27,264,608
0
0
0
0
0
8525
ラジオ放送用又はテレビジョン用の送信機器
(受信機器、録音装置又は音声再生装置を自
蔵するかしないかを問わない。)、テレビジョン
カメラ、デジタルカメラ及びビデオカメラレコー
ダー
54,016,734
66,441,570
27,588,176
32,033,130
27,529,595
28,788,120
16,596,965
29,995,273
20,194,656
13,607,026
21,280,993
18,590,074
7,359,809
6,839,766
5,619,508
6,848,719
6,451,278
8526
レーダー、航行用無線機器及び無線遠隔制
御機器
438,862
1,080,971
1,002,609
1,536,900
1,762,853
1,316,875
2,065,971
2,498,903
3,293,850
2,723,590
1,581,969
2,557,626
3,678,340
2,101,346
2,496,325
4,563,747
8,245,159
8527
ラジオ放送用の受信機器(同一のハウジング
において音声の記録用若しくは再生用の機器
又は時計と結合してあるかないかを問わな
い。)
815,477
1,175,943
629,472
388,003
1,035,156
495,670
671,921
539,317
698,831
942,322
652,949
1,019,658
507,935
310,258
316,476
269,688
210,293
8528
モニター及びプロジェクター(テレビジョン受像
機器を有しないものに限る。)並びにテレビ
ジョン受像機器(ラジオ放送用受信機又は音
声若しくはビデオの記録用若しくは再生用の
装置を自蔵するかしないかを問わない。)
1,152,861
2,064,752
2,481,148
2,090,112
1,778,450
2,537,376
2,445,324
1,603,009
1,830,763
2,374,276
2,068,657
1,501,636
4,354,487
4,430,064
3,119,528
2,759,442
2,852,987
8529
第85.25 項から第85.28 項までの機器に専ら
又は主として使用する部分品
9,764,492
23,143,989
23,519,721
14,809,501
22,027,764
19,947,937
21,269,915
28,664,691
18,090,789
14,691,776
18,849,447
18,240,384
8,681,474
7,036,021
5,097,645
5,073,043
4,905,939
8530
鉄道、軌道、道路、内陸水路、駐車施設、港
湾設備又は空港の信号用、安全用又は交通
管制用の電気機器(第86.08 項のものを除
く。)
56,725
263,314
34,902
26,606
140,065
86,646
13,848
47,156
27,105
229,637
234,539
147,528
181,617
501,462
174,574
272,669
63,057
電気製品 輸入
6/9
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
8531
電気式の音響信号用又は可視信号用の機器
(例えば、ベル、サイレン、表示盤、盗難警報
器及び火災警報器。第85.12 項又は第85.30
項のものを除く。)
1,257,641
1,258,897
1,310,392
1,468,238
1,325,029
1,182,023
1,799,885
2,272,211
3,394,611
3,727,067
3,465,876
3,239,379
3,848,619
2,674,796
2,756,920
1,876,705
1,594,992
714,205
8532
固定式、可変式又は半固定式のコンデンサー
1,079,788
1,027,157
1,237,887
1,126,438
768,149
819,556
625,196
686,541
646,498
976,009
1,107,241
1,116,338
1,377,081
1,360,724
1,182,488
726,721
8533
電気抵抗器(可変抵抗器及びポテンショメー
ターを含むものとし、電熱用抵抗体を除く。)
653,868
797,139
779,588
682,745
744,714
845,205
565,861
592,113
628,747
809,222
902,002
1,126,919
1,191,295
1,246,327
892,748
861,458
888,204
8534
印刷回路
493,692
155,981
723,843
1,153,647
1,461,370
995,651
829,697
612,697
1,295,723
1,424,855
1,532,567
3,035,397
3,722,193
3,322,744
1,647,135
2,592,877
2,141,783
8535
電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機
器(例えば、スイッチ、ヒューズ、避雷器、電圧
リミッター、サージ抑制器、プラグその他の接
続子及び接続箱。使用電圧が1,000 ボルトを
超えるものに限る。)
700,907
1,303,963
1,625,205
1,592,934
1,204,410
1,143,602
1,353,077
1,339,605
1,462,111
1,748,321
1,620,305
2,504,157
2,932,908
3,312,578
2,593,340
2,148,253
2,630,589
8536
電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機
器(例えば、スイッチ、継電器、ヒューズ、サー
ジ抑制器、プラグ、ソケット、ランプホルダーそ
の他の接続子及び接続箱。使用電圧が1,000
ボルト以下のものに限る。)並びに光ファイ
バー(束にしたものを含む。)用又は光ファイ
バーケーブル用の接続子
12,660,469
15,281,157
18,404,456
16,524,663
14,540,681
15,380,495
14,315,122
14,851,140
16,608,193
23,313,367
24,950,322
24,538,915
29,507,203
29,238,114
14,150,940
19,692,719
18,136,602
8537
電気制御用又は配電盤用の盤、パネル、机、
キャビネットその他の物品(第90 類の機器を
自蔵するものを含み、第85.35 項又は第85.36
項の機器を二以上装備するものに限る。)及
び数値制御用の機器(第85.17 項の交換機を
除く。)
4,990,770
6,545,857
8,218,908
7,721,535
8,303,708
7,740,666
8,835,441
7,993,900
9,415,259
9,354,728
10,619,679
13,378,352
16,772,432
22,887,312
13,160,428
10,148,475
11,756,827
8538
第85.35 項から第85.37 項までの機器に専ら
又は主として使用する部分品
6,736,853
0
7,464,786
6,705,710
5,517,614
4,950,118
5,429,361
5,422,159
6,859,704
9,444,933
8,884,559
10,569,809
10,896,064
10,739,438
5,372,261
6,583,572
6,514,332
8539
フィラメント電球及び放電管(シールドビームラ
ンプ、紫外線ランプ及び赤外線ランプを含
む。)並びにアーク灯
5,975,763
0
10,506,353
13,652,307
15,343,876
16,914,749
20,419,904
22,320,869
27,321,235
28,870,443
29,530,537
30,468,137
30,076,382
26,124,926
14,094,925
14,596,947
11,206,411
8540
熱電子管、冷陰極管及び光電管(例えば、真
空式のもの、蒸気又はガスを封入したもの、
水銀整流管、陰極線管及びテレビジョン用撮
像管)
2,272,018
0
2,225,267
2,381,321
2,229,147
2,368,052
2,132,455
2,346,221
2,833,789
2,899,778
2,634,344
2,698,360
2,689,780
2,461,008
2,143,364
1,926,320
1,388,548
8541
ダイオード、トランジスターその他これらに類
する半導体デバイス、光電性半導体デバイス
(光電池(モジュール又はパネルにしてあるか
ないかを問わない。)を含む。)、発光ダイオー
ド及び圧電結晶素子
6,510,666
7,222,963
6,402,835
5,920,058
6,016,167
7,098,488
6,072,641
6,097,021
6,084,496
8,263,029
10,755,945
16,240,834
8,485,269
12,812,988
8,581,624
9,779,501
12,658,231
8542
集積回路
31,910,835
46,443,957
58,150,711
86,160,598
77,451,088
97,450,543
108,227,665
99,440,735
88,109,440
96,580,214
86,256,511
108,245,025
100,705,433
102,744,693
53,121,363
59,115,222
57,947,123
8543
電気機器(固有の機能を有するものに限るも
のとし、この類の他の項に該当するものを除
く。)
21,107,476
26,020,210
31,929,565
32,032,066
23,216,837
30,285,556
32,520,348
26,241,582
25,032,290
31,394,861
32,047,334
37,150,633
30,432,740
26,548,442
14,469,919
14,437,761
17,100,530
8544
電気絶縁をした線、ケーブル(同軸ケーブルを
含む。)その他の電気導体(エナメルを塗布し
又は酸化被膜処理をしたものを含むものとし、
接続子を取り付けてあるかないかを問わな
い。)及び光ファイバーケーブル(個々に被覆
したファイバーから成るものに限るものとし、
電気導体を組み込んであるかないか又は接
続子を取り付けてあるかないかを問わない。)
4,994,156
8,176,831
7,305,833
7,816,992
8,085,979
8,044,795
9,090,150
6,938,012
7,088,936
6,870,190
7,166,047
8,510,493
10,754,967
11,293,422
6,112,096
6,740,007
7,452,343
8545
炭素電極、炭素ブラシ、ランプ用炭素棒、電池
用炭素棒その他の製品で黒鉛その他の炭素
のもの(電気的用途に供する種類のものに限
るものとし、金属を取り付けてあるかないかを
問わない。)
616,912
613,407
591,751
523,839
446,584
500,940
553,196
462,852
475,790
806,766
986,769
1,069,129
1,143,649
1,591,032
1,608,721
1,783,295
2,076,420
8546
がい子(材料を問わない。)
343,387
393,985
351,040
801,924
787,390
802,021
846,469
667,712
450,545
968,475
1,237,533
1,264,124
1,342,402
1,645,198
788,724
426,962
465,956
8547
電気機器の電気絶縁用物品(成形中に金属
製のさ細な部分(例えば、ねじを切ったソケッ
ト)を専ら組立てのため組み込んだものを含
み、絶縁材料製のものに限るものとし、第
85.46 項のがい子を除く。)並びに電線用導管
及びその継手(卑金属製のもので絶縁材料を
内張りしたものに限る。)
447,185
448,808
497,191
503,935
547,479
483,575
496,341
445,453
480,172
654,696
674,410
940,505
742,273
537,832
341,777
419,807
557,805
8548
一次電池又は蓄電池のくず、使用済みの一
次電池及び蓄電池並びに機器の電気式部分
品(この類の他の項に該当するものを除く。)
290,805
293,093
271,515
212,445
62,730
221,276
458,944
123,080
119,074
105,326
116,523
193,066
148,156
149,226
48,869
43,296
50,352
821,559,032
1,017,196,477
1,105,367,982
1,038,287,740
943,494,816
1,074,855,346
1,149,529,763
1,036,274,986
1,035,659,711
1,130,964,168
1,206,645,312
1,357,828,135
1,562,158,717
1,470,684,299
909,808,752
953,670,578
1,017,143,656
合 計
電気製品 輸入
7/9
■EU地域全体
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。
電気製品 輸入
8/9
2007
2008
2009
2010
(単位:千円、暦年)
2011
e. 電気製品に関する基礎貿易統計データ
【輸入-EUから日本へ-】
■EU主要5カ国
(単位:千円、暦年)
1995
205 英国
173,083,218
210 フランス
213 ドイツ
1996
233,349,947
1997
270,665,140
1998
237,028,174
1999
210,641,353
2000
226,025,942
2001
2002
218,186,305
144,724,310
2003
2004
135,840,911
140,086,236
2005
2006
145,857,954
157,203,318
2007
168,032,310
2008
137,550,028
2009
88,075,294
2010
90,037,689
2011
114,199,350
55,809,245
70,853,360
85,469,231
90,870,258
86,922,327
89,003,815
109,148,999
111,231,713
113,497,294
114,336,068
127,630,286
161,996,682
201,871,550
184,110,693
139,470,788
145,089,897
116,680,370
245,559,416
292,560,009
316,329,521
315,320,511
268,616,763
285,647,166
367,263,353
374,593,999
415,301,346
468,937,786
487,773,613
554,901,721
622,562,115
559,343,067
351,184,536
336,864,750
346,363,632
218 スペイン
10,866,346
15,267,937
16,461,648
10,745,610
9,586,166
8,481,657
9,813,160
7,685,228
11,251,297
17,370,040
19,796,840
22,838,685
22,823,761
27,281,487
18,842,993
11,081,261
10,503,632
220 イタリア
72,268,616
81,647,952
80,334,754
74,153,910
53,118,778
59,845,340
69,891,122
81,676,392
74,549,074
84,751,903
92,736,460
111,183,889
109,738,683
116,570,920
64,424,293
67,923,333
82,172,174
557,586,841
693,679,205
769,260,294
728,118,463
628,885,387
669,003,920
774,302,939
719,911,642
750,439,922
825,482,033
873,795,153
1,008,124,295
1,125,028,419
1,024,856,195
661,997,904
650,996,930
669,919,158
合 計
出典:財務省貿易統計よりIDCJ作成
注1:HSコード84類「原子炉、ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品」、85類「電気機器及びその部分品並びに録音機、音声再生機並びにテレビジョンの映像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品」を、電気製品として扱っている。
注2:2007年にHSコード改正の影響により、データの継続性にずれがあります。
電気製品 輸入
8/8
付録-2
地域別・業種別直接投資データ
(出典:日本銀行統計より IDCJ 作成)
平成23年中 対外・対内 直接投資
Outward / Inward Direct Investment, 2011C.Y.
(単位 : 億円)
(100 million yen)
対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計)
Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals)
Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別)
1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry)
全世界
製造業 (計)
EU
欧州
World
Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別)
2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry)
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
-
45,599
-
15,040 -
13,514 -
852 -
479 -
76 -
-
6,386
-
414 -
434
11 -
337 -
-
524
-
55
5
X -
-
994
4
6
-
15,407
-
11,145 -
-
170
-
52 -
44
-
561
-
19
11
-
1,054
-
52 -
78
-
3,958
-
640 -
596 -
-
4,474
-
349 -
101 -
171
-
5,768
-
2,752 -
1,472 -
541
-
3,192
319 -
198 -
19
8
206 -
-
2,272
610
599
X
45
X -
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
938
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
725 -
8
1,981
1,065 -
487
555
34
X
.
228
-
1
.
.
22 -
34
1
.
102
-
15
98 -
15
7
.
X
X
.
1
X
.
144 -
309 -
160 -
21 -
25
621
359
54
.
.
.
X
X
.
X
.
X
X -
36
X
.
618
20
427
987 -
10
.
X
.
.
X
.
.
.
.
.
.
.
.
535
6
580
36
.
.
79
.
X
.
.
.
Manufacturing (total)
食料品
189
Food
繊維
Textile
木材・パルプ
Lumber and pulp
化学・医薬
11,141 -
Chemicals and pharmaceuticals
石油
. -
-
71
-
24 -
Petroleum
ゴム・皮革
5
X
0
.
.
.
.
.
53
2
1 -
3
X
5
.
.
-
9 -
6
X
.
10
.
-
11 -
Rubber and leather
ガラス・土石
-
Glass and ceramics
鉄・非鉄・金属
16 -
18
X -
158
2 -
5 -
2
52
8
5 -
6
927
320
313
79
3
219
241
241 -
12
.
X -
Iron, non-ferrous, and metals
一般機械器具
16 -
7 -
21 -
12
X
.
133 -
5
X
.
General machinery
電気機械器具
14 -
0
Electric machinery
輸送機械器具
460
.
969
.
.
X
X
X
.
.
Transportation equipment
精密機械器具
Precision machinery
対外・対内 直接投資 2011年
1/14
-
200
X -
4
全世界
World
非製造業 (計)
EU
欧州
Europe
-
EU
16,398 -
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
-
45,663
14,921 -
880 -
10,738 -
13 -
-
194
X
0
.
.
X
7
X
1
.
.
. -
58 -
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
92
-
3,384
.
.
-
4
.
.
.
-
1
5,546
X
.
.
1
138
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
2,649
509
905
1,822
18
28
4
.
.
X
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
18
.
.
X
X
.
4
4
X
.
X
.
.
25
86
137
2 -
1
.
X
1,248
368
349
276 -
4 -
97
3
17
251
2,808
103
904
1,924
X
.
22
.
.
.
.
.
3
3
20
.
.
22
1,460
2,809
9
28
Non-manufacturing (total)
農・林業
X -
Farming and forestry
漁・水産業
Fishery and marine products
鉱業
-
13,009
-
6,230 -
6,134
-
347
-
52 -
78 -
14 -
26
.
-
1,290
-
221 -
199 -
107 -
28
X
1,541
-
477 -
481 -
303 -
72 -
11
-
9,875
-
2,796 -
2,532 -
370 -
952
-
15,081
-
3,454 -
2,471 -
72 -
2,707
-
1,938
-
238 -
232
X -
240
-
3,206
-
1,102 -
1,097 -
8 -
964 -
-
91,262
-
31,437 -
28,435 -
1,732 -
11,217 -
Mining
建設業
X -
10
-
53
X -
.
X
-
212
.
.
-
2,282
40
4
.
.
.
-
2,936
X
.
.
-
186
-
22 -
80
X
X
624
-
552 -
Construction
運輸業
Transportation
通信業
-
Communications
卸売・小売業
77 -
Wholesale and retail
金融・保険業
Finance and insurance
不動産業
Real estate
サ-ビス業
562 -
Services
合計
89 -
784 -
100
-
1,403
1,076
3,714
Total
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種
の合計と必ずしも一致しない。
4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致
しない。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", are not necessarily equal to the sum of the regional
component.
対外・対内 直接投資 2011年
2/14
平成22年中 対外・対内 直接投資
Outward / Inward Direct Investment, 2010C.Y.
(単位 : 億円)
(100 million yen)
対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計)
Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals)
Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別)
1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry)
全世界
製造業 (計)
EU
欧州
World
Europe
-
15,507
-
1,786
-
334
-
965
-
7,062
Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別)
2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry)
360
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
499
199
194 -
445 -
248 -
14 -
35 -
2
X -
. -
2
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
22
1,672
9
.
202
47
.
.
.
8 -
1
-
2,556
-
126
533
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
401
2,201
10 -
12
.
79
X -
14
75
X -
2
307
1,288
20
.
. -
7
.
.
X
.
X
.
.
X
.
.
.
.
27
141 -
88
.
.
Manufacturing (total)
食料品
17 -
86
4 -
49 -
140
X -
-
Food
繊維
-
-
Textile
木材・パルプ
40
32
34
Lumber and pulp
化学・医薬
-
467 -
538
9 -
51
27
844
844
. -
2
.
.
.
111
126
X
X
.
.
X
180
205
X -
61
X
X
.
117
3
23
207
906
178
-
2,430 -
2,834 -
Chemicals and pharmaceuticals
748
石油
1 -
126
.
X
.
.
.
1
.
.
X
.
.
30
6
. -
36
.
.
X
30
.
.
X
X
.
-
11
29
5
16
X
.
.
-
57 -
6
X
.
Petroleum
ゴム・皮革
-
552
-
-
339
-
3,307
-
304 -
207 -
20 -
53 -
-
3,824
-
896 -
845 -
11
14 -
-
1,104
5
X
Rubber and leather
ガラス・土石
-
119
-
30 -
Glass and ceramics
鉄・非鉄・金属
Iron, non-ferrous, and metals
一般機械器具
9 -
29 -
15
9 -
163 -
6
X -
26
3,089
3,546
3,495
2,264
X
1,418
X
.
.
243
X
48
X
X
X
.
.
General machinery
電気機械器具
609
1,157
121
275 -
312
46
187
248
X
112
-
148 -
14
281 -
Electric machinery
3,244
輸送機械器具
-
23 -
319
Transportation equipment
精密機械器具
-
76
187
.
X
Precision machinery
対外・対内 直接投資 2010年
3/14
全世界
World
非製造業 (計)
EU
欧州
Europe
-
EU
13,141 -
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
-
33,881
7,644
112 -
-
130
X
7
.
-
43
.
.
.
-
7,970
-
1,758 -
-
262
-
38 -
-
1,995
-
245 -
-
8,505
-
2,941 -
-
1,504
-
562 -
-
9,659
-
6,771 -
-
642
-
7
-
1,404
-
477 -
-
49,388
-
12,781 -
4,048 -
12
-
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
2,771
-
64
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
30 -
76 -
10 -
107
.
.
.
.
9
X
9
.
.
.
.
.
0
.
.
376
X
.
.
55
.
2
X
X -
1
3,864 -
269
118
24
.
X
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
1
1
.
.
.
.
.
9
8 -
10
1
X
.
.
29
29
10
.
.
99 -
47
119
24
3,825 -
221
.
.
.
.
.
15
.
.
1,020
138
24
Non-manufacturing (total)
農・林業
Farming and forestry
漁・水産業
Fishery and marine products
鉱業
1,633
. -
Mining
建設業
49 -
5
24
-
Construction
運輸業
252
X -
27
X
X
.
170
-
2,942 -
0 -
2,682
X
X
10
-
2,660
-
3,023 -
3
-
185
-
938 -
-
1,549
3,729
3,833
124
67
289
X
22
161 -
155
7
80 -
469
411
2,094
Transportation
通信業
3,043
Communications
卸売・小売業
416
280 -
25 -
157 -
77 -
1,605 -
142 -
721
.
X
.
27
X
27
2
X
.
199
6 -
47
156
.
X
771
323 -
34
980 -
310 -
Wholesale and retail
金融・保険業
Finance and insurance
不動産業
Real estate
サ-ビス業
462 -
-
Services
合計
7,146
310 -
3,855 -
475 -
-
1,099
Total
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種
の合計と必ずしも一致しない。
4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致
しない。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional
component.
対外・対内 直接投資 2010年
4/14
4,171
平成21年中 対外・対内 直接投資
Outward / Inward Direct Investment, 2009C.Y.
(単位 : 億円)
(100 million yen)
対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計)
Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals)
Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別)
1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry)
全世界
World
製造業 (計)
Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別)
2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry)
EU
欧州
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
- 30,831
- 8,436
- 8,135
- 683
- 2,192
- 399
- 80
- 107
3,289
2,923
2,826
292
1,539
178
.
.
- 8,257
- 2,544
- 2,655
- 18
- 98
- 288
X
.
393
15
- 40
X
-8
X
.
.
- 452
- 17
- 171
X
-6
X
- 12
X
-8
-1
-1
1
.
-2
.
.
- 1,145
7
4
7
.
.
.
.
-1
0
.
.
.
.
.
.
- 6,831
- 1,120
- 1,121
22
- 399
- 60
- 13
- 11
289
997
605
- 35
808
- 109
.
.
35
201
194
.
- 160
.
.
X
- 17
-7
- 17
.
X
.
.
.
- 421
- 22
- 11
X
.
X
.
X
5
0
0
.
.
.
.
.
- 1,926
- 1,275
- 1,323
X
- 1,275
.
X
.
- 82
- 49
- 57
7
X
- 57
.
.
- 3,493
- 357
- 283
-9
- 102
10
X
1
278
265
260
X
112
153
.
.
- 4,114
- 1,468
- 1,534
- 493
- 117
- 36
- 27
-9
111
36
19
18
14
X
.
.
- 2,420
- 798
- 641
- 181
54
- 29
X
- 13
1,604
1,596
1,592
6
541
-1
.
.
- 647
- 273
- 192
38
- 105
18
- 10
- 50
438
414
380
306
8
188
.
.
- 572
- 255
- 351
- 17
8
X
X
.
87
4
91
.
X
X
.
.
Manufacturing (total)
食料品
Food
繊維
Textile
木材・パルプ
Lumber and pulp
化学・医薬
Chemicals and pharmaceuticals
石油
Petroleum
ゴム・皮革
Rubber and leather
ガラス・土石
Glass and ceramics
鉄・非鉄・金属
Iron, non-ferrous, and metals
一般機械器具
General machinery
電気機械器具
Electric machinery
輸送機械器具
Transportation equipment
精密機械器具
Precision machinery
対外・対内 直接投資 2009年
5/14
全世界
World
非製造業 (計)
EU
欧州
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
- 39,065
- 8,243
- 7,807
- 1,244
147
- 693
- 24
- 45
7,882
4,797
5,780
65
3,738
179
- 19
8
-9
- 13
- 13
.
.
.
.
.
-4
0
-4
.
.
X
.
.
- 34
0
1
.
.
.
.
.
1
0
.
.
.
.
.
.
- 6,036
- 2,183
- 2,034
.
- 710
X
.
.
-1
0
0
.
.
.
.
.
- 467
- 19
- 43
X
- 14
X
.
.
15
-0
-1
.
.
.
X
.
- 2,707
- 154
- 244
X
22
X
X
.
- 85
- 144
- 144
.
-3
46
.
.
- 3,614
- 472
- 473
- 16
- 427
-1
.
.
574
- 47
- 39
19
18
10
.
.
- 7,838
- 3,576
- 3,296
- 848
- 163
- 291
- 26
- 46
1,011
187
208
28
- 17
69
- 20
8
- 14,564
746
534
- 101
1,867
.
.
.
4,956
3,827
4,810
8
3,742
66
.
.
- 419
- 305
- 308
X
- 327
X
.
.
- 59
33
39
13
1
.
.
.
- 2,054
- 1,354
- 1,330
- 244
- 115
- 236
X
.
1,223
773
800
-1
-6
-4
.
.
- 69,896
- 16,680
- 15,942
- 1,927
- 2,045
- 1,093
- 104
- 153
11,171
7,720
8,607
357
5,277
357
- 19
8
Non-manufacturing (total)
農・林業
Farming and forestry
漁・水産業
Fishery and marine products
鉱業
Mining
建設業
Construction
運輸業
Transportation
通信業
Communications
卸売・小売業
Wholesale and retail
金融・保険業
Finance and insurance
不動産業
Real estate
サ-ビス業
Services
合計
Total
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と
必ずしも一致しない。
4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional
component.
対外・対内 直接投資 2009年
6/14
平成20年中 対外・対内 直接投資
Outward / Inward Direct Investment, 2008C.Y.
(単位 : 億円)
(100 million yen)
対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計)
Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals)
Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別)
1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry)
全世界
World
製造業 (計)
欧州
Europe
Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別)
2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry)
EU
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
- 46,512
- 10,442
- 10,379
- 2,770
- 544
- 1,461
- 109
- 111
2,346
3,788
3,806
593
- 715
- 59
9
22
- 3,717
- 1,833
- 1,848
2
- 449
- 1,221
- 14
.
- 97
11
12
.
3
8
.
.
- 751
- 80
- 323
-9
-9
X
- 32
.
-3
7
10
6
.
.
0
X
- 761
- 19
- 146
- 23
X
.
.
.
-5
0
-1
X
.
.
.
.
- 11,815
- 79
- 84
- 373
129
- 23
2
- 38
272
1,703
1,725
-2
- 809
- 14
.
.
- 675
- 464
- 464
.
181
.
.
.
340
239
340
X
X
.
.
.
- 797
- 126
- 123
-8
X
.
.
.
4
0
0
.
.
.
.
.
- 1,470
- 42
- 52
X
6
.
X
.
223
- 30
- 29
9
.
- 39
.
.
- 3,261
- 597
- 514
- 35
- 89
9
X
- 11
122
63
28
.
X
-3
.
20
- 3,801
- 1,367
- 1,307
- 728
- 97
- 47
- 46
-7
705
715
728
3
- 11
5
X
.
- 5,860
- 2,246
- 2,229
- 1,463
32
- 92
-1
- 32
647
722
531
77
-2
29
X
.
- 11,312
- 2,420
- 2,449
- 105
- 48
- 58
X
- 22
- 20
336
340
505
.
- 47
.
.
- 950
- 559
- 548
- 12
- 148
.
X
.
116
72
86
X
X
4
.
.
Manufacturing (total)
食料品
Food
繊維
Textile
木材・パルプ
Lumber and pulp
化学・医薬
Chemicals and pharmaceuticals
石油
Petroleum
ゴム・皮革
Rubber and leather
ガラス・土石
Glass and ceramics
鉄・非鉄・金属
Iron, non-ferrous, and metals
一般機械器具
General machinery
電気機械器具
Electric machinery
輸送機械器具
Transportation equipment
精密機械器具
Precision machinery
対外・対内 直接投資 2008年
7/14
全世界
World
非製造業 (計)
EU
欧州
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
- 85,808
- 13,109
- 13,052
- 1,179
- 6,215
- 325
- 74
- 106
22,899
1,363
- 661
653
- 537
238
24
42
- 62
- 11
- 11
.
.
.
.
.
2
0
2
.
.
X
.
.
- 120
0
.
.
.
.
.
.
-2
0
.
.
.
.
.
.
- 10,720
- 1,904
- 1,783
.
- 244
X
.
.
.
0
.
.
.
.
.
.
- 403
- 75
- 74
- 25
- 49
.
X
.
- 63
2
- 54
2
.
X
X
.
- 2,363
- 283
- 295
- 12
- 26
X
- 32
.
42
18
18
-7
-7
8
.
.
- 1,697
- 492
- 497
- 215
- 214
- 10
.
X
- 974
- 1,033
- 860
65
149
22
.
.
- 13,395
- 2,994
- 2,710
- 292
- 812
- 250
- 29
- 51
1,278
1,140
- 1,034
- 188
- 774
- 47
20
38
- 51,978
- 5,543
- 5,898
- 42
- 5,082
X
.
X
20,207
467
500
369
105
226
X
.
- 170
- 12
3
X
2
X
2
.
596
34
42
26
-5
.
.
.
- 2,775
- 1,343
- 1,332
- 589
- 27
- 93
-5
X
469
206
211
5
- 19
- 12
.
X
- 132,320
- 23,551
- 23,431
- 3,949
- 6,758
- 1,786
- 184
- 217
25,246
5,151
3,145
1,245
- 1,253
180
33
63
Non-manufacturing (total)
農・林業
Farming and forestry
漁・水産業
Fishery and marine products
鉱業
Mining
建設業
Construction
運輸業
Transportation
通信業
Communications
卸売・小売業
Wholesale and retail
金融・保険業
Finance and insurance
不動産業
Real estate
サ-ビス業
Services
合計
Total
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と
必ずしも一致しない。
4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional
component.
対外・対内 直接投資 2008年
8/14
平成19年中 対外・対内 直接投資
Outward / Inward Direct Investment, 2007 C.Y.
(単位 : 億円)
(100 million yen)
対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計)
Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals)
Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別)
1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry)
全世界
World
製造業 (計)
Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別)
2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry)
EU
欧州
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
-
46,722
- 15,144 -
15,005 -
446 -
574 -
-
15,246
- 12,298 -
12,305
-
440
- 220 -
-
859
7
7 -
1
-
4,410
- 168 -
72 -
61
378 -
4 -
22 -
69
3 -
36 -
31 -
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
8
1,556
X
.
12 -
6
.
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
- 947 -
1,100 -
1,584
546
152
427
8
.
130
.
.
4
9 -
1
89 -
77
42
.
X
5
.
.
3
5
3
.
.
.
X
0
3
.
.
.
.
.
1,288
- 617 -
679 -
12
.
.
Manufacturing (total)
食料品
Food
繊維
130 -
Textile
木材・パルプ
X
Lumber and pulp
化学・医薬
24 -
138 -
-
1,854
485 -
Chemicals and pharmaceuticals
283
946
946
.
40
.
.
.
1,064
56
167
.
X
.
.
.
-
987
- 100 -
107
X
4
.
X
.
41
31
0
.
.
.
.
.
-
999
34
2
137
X
X
.
780
- 39 -
35
24
X -
63
.
.
-
2,582
- 375 -
398 -
84 -
62 -
10 -
2
2
276
149
133
73
X
X
.
.
-
3,102
- 603 -
563 -
90
18 -
152 -
15
2
-
24
34
53
64
10
.
X
-
5,538
- 675 -
709 -
69 -
15
-
395
- 1,432 -
1,362 -
6
6
9
X
.
-
10,172
- 828 -
798 -
137 -
0
220
X
X
-
1,507
- 879 -
881 -
0 -
22
X
.
.
石油
Petroleum
ゴム・皮革
Rubber and leather
ガラス・土石
0 -
Glass and ceramics
鉄・非鉄・金属
Iron, non-ferrous, and metals
一般機械器具
17 -
General machinery
電気機械器具
182 -
19
11 -
Electric machinery
輸送機械器具
32
25
X
6
375
1,619
428
92
4
X
.
25
166
139
80 -
Transportation equipment
精密機械器具
436 -
Precision machinery
対外・対内 直接投資 2007年
9/14
全世界
World
非製造業 (計)
EU
欧州
Europe
EU
-
39,885
- 9,738 -
-
108
-
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
8,631 -
576 -
0 -
13
.
76
-3 -
3
.
-
4,780
- 351 -
336
-
572
- 74 -
-
2,467
- 405 -
400
- 15 -
17 -
-
5,688
- 837 -
874 -
-
22,826
- 6,627 -
5,571 -
-
184
-
1,630
- 428 -
412 -
-
86,607
- 24,882 -
23,636 -
3,163 -
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
185 -
22 -
2
24,997
6,638
1,897
560
79
443 -
18
30
.
.
.
.
48
46
48
.
46
X
.
.
.
.
.
.
39
- 27 -
12
.
.
.
.
.
. -
110
X
.
.
.
0
.
.
.
.
.
.
16 -
70
X
.
.
22
0
25
X
.
.
.
.
X -
72
X
X
.
-
322
- 314 -
314 -
21 -
2
.
.
.
10 -
22
41
X
.
-
761
480
471 -
59
24
25
.
.
752 -
212 -
24
28
Non-manufacturing (total)
農・林業
Farming and forestry
漁・水産業
-
Fishery and marine products
鉱業
Mining
建設業
84 -
Construction
運輸業
468
Transportation
通信業
Communications
卸売・小売業
356
314 -
179
14 -
21
1,916
249 -
158
9 -
558
286
347
X
.
145
X
.
.
28
12
41
X
.
1,025
625
595
Wholesale and retail
金融・保険業
7 -
3,314
X
X
X
21,300
19
X
X
.
1,696
16
X
10
1,605
1,471
Finance and insurance
不動産業
32
30
17
- 138 -
131
355
231
214
26,552
5,691
X -
Real estate
サ-ビス業
213
119 -
48 -
3,737 -
563 -
Services
合計
1,022 -
53 -
797 -
Total
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。年間の報告件数が3件以上であっても、年間計数を公表する
ことにより、公表済みの四半期毎の公表値において「Ⅹ」とした項目が算出可能となる場合は、年間計数を公表済み四半期計数の合計値としている。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と
必ずしも一致しない。
4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When "X" in the quarterly figure can be calculated as a residual
by releasing an annual figure, an annual figure is shown simlpy as the sum of already relased quarterly figures (excluding a quarterly figure "X"),
even if there are three reports or more.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional
component.
対外・対内 直接投資 2007年
10/14
71 -
48
平成18年中 対外・対内 直接投資
Outward / Inward Direct Investment, 2006 C.Y.
(単位 : 億円)
(100 million yen)
対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計)
Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals)
Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別)
1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry)
全世界
World
製造業 (計)
Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別)
2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry)
EU
欧州
Europe
EU
-
40,166
- 28,644 -
760 -
-
1,189
- 264 -
-
212
-
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
13 -
18
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
3,753 -
624 -
8,768 -
1 -
21
294 -
377
X
.
13
X
45
X -
47
12
22
488
58 -
5
.
X
.
.
-
5,134
- 1,792 -
222 -
439 -
10
13
1,804
-
3,404
- 6,373
3,016
.
.
43
-
1,288
- 147
.
-
3,174
- 4,478 -
15 -
-
2,092
- 631 -
114 -
-
1,935
- 323 -
112
-
8,220
- 3,785 -
-
10,022
-
1,649
292
1,778
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
1,608 -
440
85
204
22
4
Manufacturing (total)
食料品
-
833
7 -
16
.
X
X
.
.
67
3
11
3
X
.
X
.
26
0 -
16
.
.
.
.
.
410
593
112
18
.
.
85
43
.
47
.
.
.
0
.
.
.
.
.
67
63 -
1
.
.
X
2 -
13
X
.
.
9 -
7
.
X
.
42 -
5
65
.
.
611
33
130
X
.
30
16
X
X
.
Food
繊維
Textile
木材・パルプ
34
-
Lumber and pulp
化学・医薬
219 -
61 -
26 -
Chemicals and pharmaceuticals
石油
. -
170
. -
Petroleum
ゴム・皮革
6
X
X
X
.
42
0 -
2,234
.
X
.
.
224
64 -
21 -
83
X
15
70
- 12 -
32 -
27 -
32 -
0
X
25
128
131
36 -
350 -
99 -
34
181
186 -
- 9,443 -
193 -
454 -
528 -
1,650
391
640 -
- 904 -
20 -
71 -
6 -
693
52
Rubber and leather
ガラス・土石
62
Glass and ceramics
鉄・非鉄・金属
8 -
Iron, non-ferrous, and metals
一般機械器具
-
General machinery
電気機械器具
930
X -
83
Electric machinery
輸送機械器具
3,784 -
16
14
313
X
X
-
Transportation equipment
精密機械器具
Precision machinery
対外・対内 直接投資 2006年
11/14
39
全世界
World
非製造業 (計)
EU
欧州
Europe
-
18,293
-
48
-
EU
- 13,228 -
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
552 -
4,671 -
354 -
1,172 -
46 -
141
1
.
X
.
.
.
.
33
0
.
.
.
.
.
.
1,835
- 560
. -
28
102
.
69
- 247
X -
152
X
.
1,757
- 625
6 -
57
. -
265
3,937
303
X
175
. -
22
-
6,353
- 5,403 -
258 -
1,703 -
397 -
-
6,533
- 2,616 -
143 -
1,588 -
5 -
40
X -
127
64
1,312 -
8,424 -
-
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
7,858
- 6,161 -
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
6,377 -
181
2,008
117
34
43
Non-manufacturing (total)
農・林業
13
3
3
.
.
3
.
.
46
- 51 -
60
.
.
.
.
.
.
1
0
1
.
X
.
.
.
.
43
0 -
5
X
X
.
.
.
2
32
39 -
22
49
.
.
.
Farming and forestry
漁・水産業
-
Fishery and marine products
鉱業
X -
Mining
建設業
.
Construction
運輸業
-
X -
45
Transportation
通信業
.
.
-
11,105
- 11,368 -
11,369 -
43
52
5
.
.
21 -
4
-
448
- 527 -
452 -
426
104
10
32
43
.
X
2,774
4,567
80
1,602
34
.
.
43 -
3
.
82
87
106 -
0
.
.
.
.
54 -
155 -
6
.
138
719
751 -
26
176
80
X
.
978 -
9,940 -
4,769 -
622
2,093
322
56
47
Communications
卸売・小売業
291 -
Wholesale and retail
金融・保険業
213
4,242
Finance and insurance
946
- 172
-
226
- 374 -
-
58,459
- 41,872 -
不動産業
2 -
Real estate
サ-ビス業
Services
合計
59 -
159
-
7,566
- 4,383 -
Total
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。年間の報告件数が3件以上であっても、年間計数を公表する
ことにより、公表済みの四半期毎の公表値において「Ⅹ」とした項目が算出可能となる場合は、年間計数を公表済み四半期計数の合計値としている。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Xに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と
必ずしも一致しない。
4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Xの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When "X" in the quarterly figure can be calculated as a residual
by releasing an annual figure, an annual figure is shown simlpy as the sum of already relased quarterly figures (excluding a quarterly figure "X"),
even if there are three reports or more.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional
component.
対外・対内 直接投資 2006年
12/14
平成17年中 対外・対内 直接投資
Outward / Inward Direct Investment, 2005 C.Y.
(単位 : 億円)
(100 million yen)
対外・対内 直接投資(地域別かつ業種別、暦年計)
Outward / Inward Direct Investment, breakdown by Region and Industry (Annual totals)
Ⅰ.対外直接投資(地域別・業種別)
1. Direct Investment Abroad (by Region and Industry)
全世界
World
製造業 (計)
Ⅱ.対内直接投資(地域別・業種別)
2. Direct Investment in Japan (by Region and Industry)
EU
欧州
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
-
28,866
- 4,689 -
4,505 -
76 -
1,487 -
322 -
-
1,873
- 88 -
96 -
7 -
20 -
5
-
455
118
-
953
-
41 -
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
48
-
2,701
.
-
254
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
1,202
539
150
62
14
40
- 14 -
4
.
X
1
.
.
218
18
40
9
.
X
.
X
- 25 -
26
.
X
.
.
.
144
62
45
X
.
- 345
Manufacturing (total)
食料品
X
Food
繊維
113 -
3
1 -
3
10 -
19
- 27 -
39
5
X
.
.
.
-
25
3,755
- 692 -
693
8 -
700
8 -
9 -
2
-
1,409
-
552
- 642 -
681
. -
83
.
.
.
-
51
- 51 -
50
.
3
.
.
.
-
925
- 83 -
72
.
1
.
1
.
1
0
0
.
.
.
.
.
-
270
41
34 -
12
.
.
.
115
34
34
23
9
.
.
.
-
1,480
- 312 -
310
2 -
1
37
- 96 -
107
6
.
.
X
-
1,454
- 222 -
224 -
182
221
209 -
16
25
X
2
.
-
4,809
- 1,521 -
0
.
.
-
9,461
- 496 -
22
10
14
-
1,552
- 321 -
1
.
.
Textile
木材・パルプ
Lumber and pulp
化学・医薬
- 1,437
211 -
Chemicals and pharmaceuticals
石油
Petroleum
ゴム・皮革
Rubber and leather
ガラス・土石
13 -
Glass and ceramics
鉄・非鉄・金属
4 -
35 -
11 -
-
. -
102 -
16 -
18 -
23
.
122 -
488 -
14 -
3
19
-
1,392
55
47
0
492 -
46
44 -
2 -
37
-
17
812
787
649
324 -
60
5
.
-
87
79
63
13
Iron, non-ferrous, and metals
一般機械器具
General machinery
電気機械器具
1,561
X -
Electric machinery
輸送機械器具
261
20
Transportation equipment
精密機械器具
3
2
Precision machinery
対外・対内 直接投資 2005年
13/14
20 -
全世界
World
非製造業 (計)
EU
欧州
Europe
EU
4,128 -
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
-
21,593
- 4,326 -
228 -
1,734 -
286 -
5 -
343
-
25
-0 -
0
.
. -
0
.
.
51
68
.
.
.
.
.
32 -
0
全世界
欧州
EU
World
Europe
EU
ドイツ
英国
フランス
イタリア
スペイン
Germany
U.K.
France
Italy
Spain
5,760
1,267
613 -
280
2
1
1
.
.
0
0
.
.
.
0
0
5 -
149 -
7
8
.
1
.
.
.
.
.
.
.
0
.
.
.
.
.
.
X
X
.
.
. -
51
X
X
.
26 -
113
12
.
.
145 -
85 -
3
3
34
.
.
Non-manufacturing (total)
農・林業
-
Farming and forestry
漁・水産業
Fishery and marine products
鉱業
-
1,507
- 565 -
557
. -
-
166
- 81 -
80 -
14 -
147
X
.
.
48
0
3
-
916
29 -
36 -
15 -
8
.
.
.
2,214
- 25
2,023
-
1,954
- 570 -
601
X -
574
X
.
.
1,046
156
143 -
-
5,340
- 657 -
475 -
305 -
6
16
1,310
426 -
161 -
-
10,145
- 1,465 -
1,441 -
1,045
7
.
X
568
- 1,089 -
312
26
.
X
20
- 354 -
4
1
X
212
10
607 -
46 -
390
3,059
922
Mining
建設業
Construction
運輸業
Transportation
通信業
Communications
卸売・小売業
167
182 -
208
Wholesale and retail
金融・保険業
6 -
1,018
6 -
21 -
Finance and insurance
938
不動産業
336
396 -
2
-
361 -
1
7
.
.
.
34 -
49
5
X
X
155 -
88
7
48
Real estate
サ-ビス業
-
1,194
- 280 -
-
50,459
- 9,015 -
287
20 -
134 -
8,633 -
304 -
3,221 -
2 -
Services
合計
1,815
Total
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。年間の報告件数が3件以上であっても、年間計数を公表する
ことにより、公表済みの四半期毎の公表値において「Ⅹ」とした項目が算出可能となる場合は、年間計数を公表済み四半期計数の合計値としている。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と
必ずしも一致しない。
4. 各業種別レベルでは、各地域は個別国の合計、「全世界」は個別国、Ⅹの合計であるため、「全世界」と表上の各地域の合計とは必ずしも一致しない。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality. When "X" in the quarterly figure can be calculated as a residual
by releasing an annual figure, an annual figure is shown simlpy as the sum of already relased quarterly figures (excluding a quarterly figure "X"),
even if there are three reports or more.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. In each industry, figures recorded under "World", which also include the undisclosed item "X", is not necessarily equal to the sum of the regional
component.
対外・対内 直接投資 2005年
14/14
259
平成22年末 直接投資残高
Direct Investment Position, End of 2010
直接投資残高(地域別かつ業種別)
Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry
Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別)
1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
化学・医薬
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
輸送機械
器具
精密機械
器具
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
676,911
313,602
40,575
2,945
5,466
58,978
2,332
6,963
12,556
20,986
25,813
58,153
66,141
6,171
363,309
218
157,721
83,618
19,503
840
258
11,285
829
1,822
4,716
1,915
5,472
13,578
21,012
1,852
74,103
37
2
12,484
6,625
35
X
X
1,965
.
X
28
1,181
2,878
444
X
5,859
.
30,938
7,522
915
X
.
1,222
49
X
2,875
541
587
316
571
368
23,417
.
13,214
10,716
2,042
X
X
564
.
X
X
130
476
268
7,045
X
2,498
1,149
830
20
X
.
X
.
X
X
X
293
195
X
X
1,274
955
.
X
.
233
.
X
.
287
88
160
174
X
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
626 42,691
2,098
8,325
17,766
94,544
158,683
6,811
13,024
9,199
539
1,404
3,389
19,347
31,383
301
4,315
.
.
78
X
363
2,729
1,571
X
1,050
.
1,819
X
242
2,696
4,443
11,568
220
829
.
.
X
X
X
X
1,368
X
X
524
319
.
.
.
X
.
X
260
X
X
X
319
.
.
.
24
X
X
163
X
X
X
world
欧州
Europe
ドイツ
X -
Germany
英国
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別)
2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
化学・医薬
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
輸送機械
器具
精密機械
器具
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
175,020
62,123
2,706
557
113
13,427
2,162
154
1,659
1,012
2,931
20,531
15,843
525
112,897
118
13
55
157
981
3,185
13,118
76,889
3,794
4,809
75,155
47,290
604
196
21
10,241
1,265
51
93
364
1,858
16,480
15,551
488
27,864
107
0
1
33
84
4,140
18,302
626
2,281
8,158
6,207
X
X
X
1,145
X
X
211
X
243
76
4,284
X
1,951
X
X
X
X -
5 -
7,650
3,472
X
X
X
1,755
X
X
X
X
679
287
X
X
4,179
X
X
X
X -
9
41 -
218
1,207
118
56
636 -
9
2,532
0
54
15,644
10,889
310
X
X
337
X
X -
184
X
X
56
10,148
X
4,755
X
X
X
X
X
118 -
7
4,133
X
223
741
114
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
627
X
X
X
X
X
X
243
X
X
X
182
0
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
182
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
world
欧州
55 -
Europe
ドイツ
Germany
英国
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
(備考) 1.
2.
3.
4.
(notes) 1.
2.
3.
報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。
平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。
Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
When there are no reports, it is indicated as ".".
"Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/
"Other non-manufacturing" respectively.
4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position"
(25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan.
直接投資残高 2010年
1/6
平成21年末 直接投資残高
Direct Investment Position, End of 2009
直接投資残高(地域別かつ業種別)
Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry
Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別)
1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
化学・医薬
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
輸送機械
器具
精密機械
器具
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
682,097
326,026
43,568
3,354
5,314
56,002
3,022
7,502
13,385
19,177
24,309
60,073
74,945
7,278
356,071
221
679 38,900
1,883
8,228
9,989
96,984
161,925
6,596
12,429
164,961
98,090
21,762
1,140
275
12,325
1,688
1,869
5,617
2,213
5,484
16,701
25,093
3,006
66,870
37
2 10,266
420
1,340
158
20,828
25,107
336
4,216
13,908
7,473
60
X
92
2,014
.
X
93
1,429
3,088
708
X
6,435
.
.
.
X
X
252
3,046
1,892
X
1,087
28,820
8,958
985
62
.
1,307
71
X
3,136
681
714
496
671
701
19,862
.
.
2,214
203
203 -
171
4,717
10,488
255
594
15,488
12,428
2,601
X
X
702
.
X
X
13
437
310
8,115
X
3,060
.
.
X
X
X -
0
1,440
X
X
1,057
1,014
663
X
202
.
34
.
X
X
X
213
X
30
X
350
.
.
.
.
X
X
252
X
X
X
1,445
1,136
.
X
.
286
X
X
.
377
106
177
138
X
309
.
.
.
.
X
.
214
X
X
X
world
欧州
Europe
ドイツ
X -
Germany
英国
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別)
2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
化学・医薬
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
輸送機械
器具
精密機械
器具
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
184,252
64,497
2,686
656
35
16,438
2,331
134
1,405
1,426
1,923
24,205
12,204
417
119,755
108
12
1
175
940
5,410
12,352
82,978
3,862
4,579
77,339
45,718
529
235
21
12,430
1,433
59
115
386
1,760
16,642
11,451
568
31,621
97
0
1
32
128
2,262
5,397
18,257
324
2,763
6,602
4,360
X
100
X
1,264
X
X
205
X
233
89
2,271
X
2,242
X
X
X
X
8
109
1,277
79
48
6,742
3,468 -
7
X
X
1,828
X
X
X
89
678
6
X
X
3,274
X
X
X
X -
14
268 -
2
2,063
0 -
14,011
8,998
X
0
X
357
X
X -
158
202
X
21
8,243
X
5,013
X
X
X
X
80
92
51
4,353
X
235
640
94
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
545
X
X
X
X
X
X
161
X
X
X
1
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
156
X
X
X
X
X
X
151
X
X
X
world
欧州
Europe
ドイツ
X -
Germany
英国
14
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
155 -
スペイン
Spain
(備考) 1.
2.
3.
4.
(notes) 1.
2.
3.
報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。
平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。
Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
When there are no reports, it is indicated as ".".
"Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/
"Other non-manufacturing" respectively.
4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position"
(25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan.
直接投資残高 2009年
2/6
平成20年末 直接投資残高
Direct Investment Position, End of 2008
直接投資残高(地域別かつ業種別)
Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry
Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別)
1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
化学・医薬
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
輸送機械
器具
精密機械
器具
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
617,400
303,326
32,216
3,422
4,447
50,460
6,131
6,340
10,200
15,560
20,992
60,950
77,385
7,735
314,073
204
661 28,864
1,351
149,355
87,611
18,030
970
397
9,865
3,709
1,832
3,853
1,556
4,202
15,949
24,238
2,008
61,744
24
3
8,085
271
10,827
6,489
39
72
157
1,937
.
X
8
1,265
2,163
693
138
4,338
.
.
.
88
6,156
6,707
89,356
145,565
6,033
12,313
1,296 -
40
16,986
27,170
310
3,878
20
238
2,044
1,017
X
902
world
欧州
Europe
ドイツ
X -
Germany
英国
29,409
7,229
872
68
.
894
603
X
1,694
601
639
955
13,470
10,834
1,878
X
X
467
.
.
X
8
324
440
8
22,180
.
.
1,225
117
245 -
322
4,897
14,170
218
375
7,524
796
494
14
83
.
33
.
X
X
X
202
1,152
870
.
.
.
268
.
.
.
179 -
2
688 -
X
2,636
.
.
X
.
X -
0
979
202
X
1,276
X
X
X
303
.
.
.
X
X
X
189
X
3
X
158
241
X
282
.
.
.
.
X
X
187
X
X
X
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別)
2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
Textile Lumber and
化学・医薬
石油
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
輸送機械
器具
精密機械
器具
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
2,503
762
34
17,394
2,633
155
1,924
1,142
1,495
25,240
12,944
906
116,768
117
11
1
192
958
5,483
10,836
82,574
3,695
3,661
78,524
46,386
603
219
20
12,697
1,735
50
182
343
1,505
16,153
11,715
1,029
32,138
105
0
1
33
131
2,105
5,522
19,471
154
2,236
5,951
3,837
X
103
X
1,209
X
X
210
X
220
38
1,850
X
2,114
X
X
X
8 -
35
7
1,265
57
6,094
2,875
20
X
X
1,139
X
X
X
12
14
X
X
3,220
X
X
X
X -
11
248
23
2,145
14,655
9,674
X
X
X
661
X
X -
102
X
5
98
8,673
4
4,981
X
X
X
X
34
84
83
4,242
X
223
649
94
X
2
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
555
X
X
X
X
X
X
171
X
X
X
158
0
X
X
X
X
X
X
X
16
X
X
X
X
158
X
X
X
X
X
X
153
X
X
X
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
Precision Non-manufacturing
農・林業
67,794
pulp
Chemicals and
ゴム・皮革
184,562
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
machinery
(total)
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
Services
and retail and insurance
world
欧州
Europe
ドイツ
5 -
38
Germany
英国
X -
X -
10
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
(備考) 1.
2.
3.
4.
(notes) 1.
2.
3.
報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。
平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。
Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
When there are no reports, it is indicated as ".".
"Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/
"Other non-manufacturing" respectively.
4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position"
(25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan.
直接投資残高 2008年
3/6
平成19年末 直接投資残高
Direct Investment Position, End of 2007
直接投資残高(地域別かつ業種別)
Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry
Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別)
1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
化学・医薬
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
輸送機械
器具
精密機械
器具
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
618,584
342,913
38,597
1,601
5,294
53,354
6,268
7,082
12,637
19,808
19,607
74,873
90,504
8,990
275,672
283
527 21,104
1,433
6,668
3,172
85,084
120,657
5,948
12,474
168,263
102,315
22,661
372
300
12,029
4,430
2,274
5,614
2,990
4,186
17,153
27,127
2,643
65,949
72
3
5,841
184
10,773
6,266
47
X
X
2,887
.
X
16
174
726
869
1,129
238
4,508
.
.
.
86
X
157
17,975
32,102
463
3,661
11
2,675
1,263
73
381
36,222
10,068
482
30
X
1,755
394
X
2,789
772
769
1,341
699
624
26,154
.
.
658
70
349 -
14,044
10,874
668
X
X
570
.
.
X
27
758
167
8,526
X
3,170
.
.
X
X
X
191
6,046
16,895
245
197
0
884
302
X
1,756
947
675
X
56
.
X
.
X
X
X
215
X
X
X
272
.
.
.
.
1,964
1,003
.
.
.
406
.
.
.
245 -
1
179
177
X
961
.
.
.
.
X
X
195
X
X
20
X
.
170
X
X
X
world
欧州
1,294 -
Europe
ドイツ
Germany
英国
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別)
2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
Textile Lumber and
化学・医薬
石油
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
輸送機械
器具
精密機械
器具
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
2,230
605
37
14,115
2,248
144
1,632
1,062
819
20,079
12,398
1,008
94,351
101
13
1
184
789
5,874
11,204
62,833
2,753
2,842
70,571
41,086
622
258
23
10,303
1,350
40
229
319
803
14,693
11,016
1,336
29,485
90
0
1
27
130
3,243
5,389
17,200
138
1,498
4,311
1,772
X
X
X
0
X
X
215
71
16
1,054
131
2,540
X
X
X
X -
5
103
784
959
X
265
6,745
3,305
X
X
X
1,714
X
X
X
4
659
3,440
46
X
X
X
0
95
271
2,112
0
0
14,452
9,803
X
X
X
741
X
X -
63
X
1
8
8,771
X
4,649
X
X
X
X
X
62
88
4,019
X
266
576
85
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
491
X
X
X
X
X
X
111
X
X
X
116
14
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
102
X
X
X
X
X
X
98
X
X
X
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
Precision Non-manufacturing
農・林業
57,103
pulp
Chemicals and
ゴム・皮革
151,454
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
machinery
(total)
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
Services
and retail and insurance
world
欧州
Europe
ドイツ
211 -
Germany
英国
X -
11
15 -
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
(備考) 1.
2.
3.
4.
(notes) 1.
2.
3.
報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。
平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。
Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
When there are no reports, it is indicated as ".".
"Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/
"Other non-manufacturing" respectively.
4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position"
(25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan.
直接投資残高 2007年
4/6
平成18年末 直接投資残高
Direct Investment Position, End of 2006
直接投資残高(地域別かつ業種別)
Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry
Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別)
1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
化学・医薬
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
輸送機械
器具
精密機械
器具
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
534,760
312,317
23,327
1,827
4,135
49,733
7,241
6,188
12,448
15,689
16,313
68,444
95,500
8,294
222,443
179
143,860
78,371
10,084
196
293
11,409
5,736
2,239
4,677
2,032
3,397
16,145
19,874
1,721
65,489
0
0
8,818
4,429
52
X
243
1,931
.
.
29
84
667
305
871
218
4,389
.
.
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
634 13,803
1,117
4,164
6,332
59,859
96,251
5,923
16,223
4,550
190
972
2,936
18,069
26,281
413
8,305
.
X
7
X
2,880
1,145
87
175
world
欧州
Europe
ドイツ
Germany
英国
37,595
10,869
543
X
.
2,219
704
40
2,432
512
810
1,330
1,707
283
26,725
.
.
513
121
286
2,914
5,684
14,623
245
259
15,536
9,712
1,179
81
0
867
.
X
.
33
542
223
6,687
12
5,824
.
.
X
.
.
X
3,639
278
24
1,657
959
717
.
47
.
203
.
96
.
X
173
57
X
71
243
.
.
.
.
X
.
190
X
3
6
1,604
785
.
0
.
331
.
.
.
215
X
108
133
X
819
.
.
.
.
X
.
132
X
X
.
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別)
2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品 繊維
total
Manufacturing
Food
木材
・パルプ
化学・医薬
Textile Lumber and
石油
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
Petroleum Rubber and Glass and Iron, non-ferrous,
輸送機械
器具
精密機械
器具
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
General
Electric
Transportation
machinery
machinery
equipment
1,874
453
27
14,824
1,270
135
827
776
842
20,283
13,897
1,052
71,662
55
14
1
113
808
8,269
9,527
43,288
736
1,892
50,438
27,052
254
237
5
9,272
1,219
9
222
169
774
1,334
12,604
920
23,386
43
0
1
4
146
3,934
4,231
12,067
151
1,414
5,449
4,023
X
X
X
1,390
X
X
133
0
127
18
2,225
51
1,426
X
X
X
X
0
0
698
361
12
236
5,926
2,540
X
X
X
1,005
799
X
X
0
16
9
0
688
3,386
X
X
X
X
0
64
436
1,801
X
179
13,734
9,573
7
X
X
703
X
X
X
X
X
66
8,780
0
4,161
X
X
X
X
X
36
81
3,763
X
112
588
98
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
490
X
X
X
X
X
X
118
X
X
79
232
76
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
14
X
156
X
X
X
X
X
X
152
X
X
X
pharmaceuticals
leather
ceramics
and metals
Precision Non-manufacturing
農・林業
56,371
pulp
Chemicals and
ゴム・皮革
128,033
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
machinery
(total)
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
Services
and retail and insurance
world
欧州
Europe
ドイツ
Germany
英国
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
(備考) 1.
2.
3.
4.
(notes) 1.
2.
3.
報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と必ずしも一致しない。
平成18年末より、直接投資残高の計上方法を一部変更した。詳細は、財務省及び日本銀行ホームページの「直接投資残高の計上方法の一部変更について」(平成19年5月25日公表)を参照。
Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
When there are no reports, it is indicated as ".".
"Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/
"Other non-manufacturing" respectively.
4. The method for compiling the direct investment position from the end of 2006 onwards has been changed. Refer to "Change in the Method for Compiling Direct Investment Position"
(25 May, 2007), which is available on the web sites of the Ministry of Finance and the Bank of Japan.
直接投資残高 2006年
5/6
平成17年末 直接投資残高
Direct Investment Position, End of 2005
直接投資残高(地域別かつ業種別)
Direct Investment Position, breakdown by Region and Industry
Ⅰ.直接投資(資産)残高(地域別・業種別)
1. Direct Investment Position (Assets) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品
total
Manufacturing
Food
繊維
木材
・パルプ
化学・医薬
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
456,054
272,895
19,648
1,904
110,756
63,437
8,858
111
7,280
3,399
46
X
石油
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
輸送機械
器具
精密機械
器具
Chemicals and
Petroleum Rubber and Glass and
Iron, non-ferrous,
General
Electric
Transportation
pharmaceuticals
leather
and metals
machinery
machinery
equipment
3,902
ceramics
Precision Non-manufacturing
machinery
(total)
農・林業
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
and forestry marine products
金融
・保険業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Services
and retail and insurance
42,245
4,405
5,077
10,292
14,934
12,652
67,525
81,298
7,085
183,159
127
628
9,154
779
3,061
5,351
50,232
78,467
7,838
15,745
334
7,464
3,683
2,241
4,036
1,645
2,596
17,004
13,529
1,575
47,319
0
0
207
1,045
.
.
47
0
508
664
632
243
3,881
.
.
2,407
1
603
1,188
13,409
20,021
792
6,666
.
X
X
.
2,801
885
76
43
world
欧州
Europe
ドイツ
Germany
英国
28,505
9,698
452
0
X
1,910
673
X
417
454
597
3,681
1,057
211
18,807
.
.
443
84
229
1,170
2,694
12,497
675
375
13,304
8,177
1,047
56
.
738
.
.
.
X
478
180
5,622
1
5,127
.
.
X
X
.
X
2,849
X
23
1,796
992
781
X
X
.
173
.
X
.
X
159
38
101
X
211
.
.
.
.
.
.
178
X
.
X
1,633
888
.
28
.
287
.
.
.
238
.
96
239
.
745
.
.
.
.
.
.
66
X
.
X
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
Ⅱ.直接投資(負債)残高(地域別・業種別)
2. Direct Investment Position (Liabilities) , breakdown by Region and Industry
合計
製造業 (計)
非製造業 (計)
食料品
total
Manufacturing
Food
繊維
木材
・パルプ
Textile Lumber and
(total)
全世界
(単位 : 億円)
(100 million yen)
pulp
化学・医薬
石油
Chemicals and
ゴム・皮革
ガラス
・土石
鉄・非鉄
・金属
一般機械 電気機械
器具
器具
輸送機械
器具
精密機械
器具
漁・水産業
Farming
Fishery and
鉱業
建設業
運輸業
通信業
卸売
・小売業
不動産業 サ-ビス業
Finance
Real estate
Iron, non-ferrous,
General
Electric
Transportation
leather
and metals
machinery
machinery
equipment
689
21,111
16,016
987
66,041
42
0
2
72
3,103
9,165
7,879
34,654
1,257
3,337
38
606
1,350
12,683
961
20,700
39
0
2
8
2,306
5,813
3,703
6,260
208
1,143
118
X
115
0
3,763
94
1,726
X
X
X
X
X
49
1,002
130
92
336
X
0
25
X
X
715
1,377
X
X
X
X
0
10
412
111
X
0
X
X
X
X
2
8,265
0
4,007
X
X
X
X
X
28
57
3,735
X
44
X
X
X
X
X
X
X
473
X
X
X
X
X
X
102
X
X
X
X
X
X
X
X
14
X
90
X
X
X
X
X
X
86
X
X
X
ceramics
52,992
2,223
450
52
8,471
1,814
91
556
260
44,816
24,116
268
180
16
5,951
1,763
10
149
6,937
5,211
X
X
X
1,036
X
X
3,563
2,186
X
X
X
711
X
X
12,661
8,654
10
X
X
231
X
656
183
X
X
X
X
X
131
41
X
X
X
X
X
machinery
(total)
Mining Construction Transportation Communications Wholesale
金融
・保険業
Petroleum Rubber and Glass and
pharmaceuticals
119,033
Precision Non-manufacturing
農・林業
and forestry marine products
Services
and retail and insurance
world
欧州
Europe
ドイツ
Germany
英国
U.K.
フランス
France
イタリア
Italy
スペイン
Spain
(備考) 1. 報告件数が3件に満たない項目は、個別データ保護の観点から「Ⅹ」と表示している。
2. 該当データが存在しない項目は、ピリオド(「.」)で表示している。
3. 「製造業(計)」、「非製造業(計)」は、各内訳項目、Ⅹに、それぞれ「その他製造業」、「その他非製造業」を加えた合計であり、表上の各業種の合計と
必ずしも一致しない。
4. 平成17年末より、「直接投資(負債)残高」には資本準備金を含む。
(notes) 1. Data items with less than three reports are indicated as "X" for confidentiality.
2. When there are no reports, it is indicated as ".".
3. "Manufacturing (total)" and "Non-manufacturing (total)" are not necessarily equal to the sum of the figures on the table. They also include the
undisclosed item "X", and "Other manufacturing"/"Other non-manufacturing" respectively.
4. From end of 2005 onwards, "Direct Investment Position (Laiabilities)" includes capital reserves.
直接投資残高 2005年
6/6
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