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企画書 - 横浜市
平成24年6月12日 横浜市 健康福祉局 横浜市は「健康長寿日本市一の都市」を目指しています。 健康ポイント制度を通じて、市内全域で【歩く】を テーマに「健康づくりのムーブメント」を起こし、 多くの市民の「健康行動の習慣化」を目指しています。 「健康長寿日本一の都市」の実現に向けて健康ポイント 制度を共に盛り上げる事業者のアイデアを公募します。 【背景】 10年後の超高齢社会にそなえ、「100万人の健康づくり戦略」で 健康ポイントの実施を位置づけています。 →10年後に高齢者が約100万人に! →健康ポイント制度は「健康づくり」や「社会貢献活動」への 参加のきっかけとします。 【目指す効果】 健康づくりに取り組む市民を増やし、健康寿命を延ばします。 地域でいきいきと活躍する元気な高齢者を増やします。 1.アイデア募集の概要 ・よこはま市民健康ポイント制度イメージ(案) ・アイデア募集の概要(1)基本的要件 ・アイデア募集の概要(2)共同パートナーイメージ(案) ・アイデア募集の概要(3)各パートの役割と期待するアイデア ・提案方法 ・参加企業メリット ・参考スケジュール ワンコイン年会費で歩数計を プレゼント! 370万市民 横浜を歩け!歩け!プロジェクト アイデア募集の概要 (1)基本的要件 下記①②を前提要件としたポイント制度のメインのシステム運営をはじめ、制度運営に関連する周辺のアイデ アをA~Eのパートにわけて募集します。(パートイメージは次ページをご覧ください) 基本的要件①【事業概要について】 (1)横浜市の想定予算額:1000万円~3000万円/年 ※予算額については、毎年度、横浜市会の議決をもって決定されるため保障するものではありません。 アイデア提案のおおよその目安(仮説額)としてください。 (2)事業実施期間(予定):平成25年度春~平成27年度末(概ね3か年間実施予定) ※事業実施期間中に随時事業効果を検証し、平成27年度以降の継続実施を検討します。 (3)事業規模:3ヶ年のポイント制度の参加者数を最低2万人以上とし、20万人を目指す ※多数の市民参加を目指しています。 基本的要件②【ポイント制度システムについて】 (1)「健康ポイント制度公式ホームページ」を新設し健康づくりの情報発信やポイント管理等当該事業の 中心的機能として運営する (2)歩数計・体組計を使用した計測数値や、ポイントを電子データで管理し、市民が直接パソコンや携帯等 で効果を可視化(見える化)できる仕組みとする (3)既存制度「ヨコハマいきいきポイント制度」とのシステムやポイントの管理などを(1)と統合運営する (4)当該事業を通じて、横浜市の実施する「健康づくり」や「介護予防」の事業検証を可能とする (※併せて、医療・介護費用の抑制などの効果検証もできると望ましい) アイデア募集の概要 (2)共同運営パート イメージ(案) 横浜市 【全体管理】 ・広報PR ・健康づくり事業や 介護予防事業の 健康PT化 (区役所等で実施) 企業A オフィシャルスポンサー/キー加盟店 ※市域リーダー設置 企業B メインシステム運営 【公式HP運営】 ・PT管理 ・歩数・体組計データ管理 ・会員向け情報提供 ・景品交換手続き 等 企業D 全体プロデュース 【全体管理】 企業C 魅力アップ連携 【例】 ●既存カード会社■■ 健康PT企画商品化 ●携帯会社■■■■ 健康アプリイベント ・総合プロデュース ・企業協賛・広告開拓 ・プロモーションイベント 企業E 協賛協力 ●景品協賛 ●イベントタイアップ ●サブ加盟店 企業A 役割 スポンサー スポンサー 企業B 企業C 企業D 企業E 公式HP 魅力アップ連携 総合プロデユース 協賛協力 期待効果 キー加盟店 実績/着実な実行力 盛り上げ 協賛金:獲得 市内企業等 の参加 候補企業① コンビニ 歩数計メーカー カード会社 広告代理店 商店街 デパート・スーパーなど 候補企業② 「健康」等の 親和性高い企業 システム会社 携帯会社 シンクタンク (+広告事業) フィットネスクラブなど アイデア募集の概要(3)各パート役割と期待するアイデア アイデア募集の概要(1)の①②を前提要件とした、ポイント制度のメインのシステム運営をはじめ、制度運営 に関連する周辺のアイデアをA~Eのパートにわけて募集します。 ●Aパート事業者の役割 (1)オフィシャルスポンサー・キー加盟店 ・スポンサー協賛 ・市域全域の拠点としてのキー加盟店化 【期待するアイデア】:キー加盟店の運営アイデア ●Bパート事業者の役割 (2)メインシステム運営 ・「健康ポイント制度公式ホームページ」の情報発信やポイント管理等の運営 ・歩数計・体組計を使用し測定数値やポイントを電子データで管理しパソコンや携帯等で効果が可視化(見える化)できるシステム運営 ・リーダーの設置管理 ・既存制度「 ヨコハマいきいきポイント制度(※詳細は3.参考資料参照)」とのシステム管理やポイント管理などの統合した運営 ・横浜市の実施する「健康づくり」や「介護予防」の事業検証(※併せて、医療・介護費用抑制などの効果検証もできると望ましい) ・会員管理・新規会員の獲得 【期待するアイデア】:着実で実現可能な運営アイデア ●Cパート事業者の役割(3)魅力アップ連携 ・Bパートの運営するシステムと連携して行なう、魅力アップにつながるシステムの運営 ・例/携帯での「(横浜市民限定)健康アプリ」サービス提供や、既存ポイントカードの「(横浜市民限定)健康ポイント」の新設提案など 【期待するアイデア】:多数の市民が健康ポイント制度に参加する動機づけや、盛り上げ、PRにつながる効果的アイデア ●Dパート事業者の役割(4)全体総合管理 ・A~Eパート全体の総合プロデュース ・新規会員獲得のためのプロモーション ・加盟店の拡大、広告主・協賛企業との連携などの民間企業の巻き込み 【期待するアイデア】:民間、行政の強みを活かした健康づくりムーブメントのアイデア提案 ●Eパート事業者の役割(5)協賛協力 ・スポンサー(協賛金)協力 ・タイアップイベント(連動企画)協力 ・協賛品提供協力 ・ポイント制度の加盟店化協力 【期待するアイデア】:ポイント制度に関連する協賛企画アイデア、及び、協賛企業メリットのアイデア提案(新規広告枠企画など) 4 提案方法 ◎提案形態:A~Eパートを担当する企業複数社の連名提案、又は、 1社単独提案 (複数パート提案可)のいずれかとします。 ◎提出書類:提案シート、質問書、及び、提案書を下記の事項を記載の上 ご提出ください。 【提案書】 ・各パートの事業者の役割(前頁参照)についてご記入ください。 ・自由書式とします。 【質問書】 ・提案シート2ページ目の「質問事項」にご回答ください。 ※書面提出が困難な場合は、支障の無い範囲で横浜市との対話の際に口頭回答でも結構です。 参加企業メリット(案) 会員:20歳以上(仮)の 横浜市内在住・在勤者 ー行政連携運営のメリットー ●370万人市民へダイレクトにPRできます! 健康PT会員10~20万 人にアプローチ! ・企業の認知度&ブランドイメージの向上 ・社会貢献・地域貢献活動の促進 ・市場開拓&マーケティングリサーチ ・広告宣伝・販売促進効果の向上 オフィシャルスポンサー/キー加盟店 加盟店・認定施設 共同運営パートナー企業 健康PT企画商品販売・リーダー設置 認定タイアップイベント 仮設リーダー設置 ●リーダー設置による誘客効果 ●リーダー設置の誘客効果 ●マーケティングリサーチ ●「よこはま健康ポイント公式HP」 ・歩数計データ読込みに店舗へ 巨大都市での先進的取組みによる ・情報ページ告知掲載 ・健康PT企画商品の購入 事業展開のリサーチ効果 ・会員メルマガ告知掲載 ●「よこはま健康ポイント公式HP」 ●PR①社名を刻印 ●会員専用ダイレクト郵便 ・加盟店紹介ページ掲載 ・リーダー(市内600か所設置) ・年間PT指定プログラム ・情報ページに関連広告掲載 ・歩数計(会員2~20万人配布) パンフレット掲載 ・会員メルマガに関連広告掲載 ●PR②よこはま健康ポイント公式HP ・社名バナー・情報ページ広告掲載 ●会員専用ダイレクト郵便 景品協賛 ・加盟店パンフレット掲載 ・会員メルマガ関連情報配信 ●PR③会員専用ダイレクト郵便 ●プレゼント景品PRによる販促効果 ・封筒に社名印刷 ●パンフレット掲載で商品・企業の認知度向上 ・広告チラシ同封 参考スケジュール(案) ※調整中につき変更予定 平成24年6/12~7/67/13:アイデア募集 ※期間を7/13まで延長しました 平成24年7/9~7/27:提案事業者さんとの対話(意見交換) ↓ 平成24年 秋:共同運営パートナーの公募・選考 ↓ 平成24年 冬:パートナー決定 ↓ ↓(システム設計、リーダー設置ほか準備)4カ月程度 ↓ 平成25年春~夏頃:事業開始 2.健康ポイント制度 ~背景とねらい~ ・横浜市中期4か年計画の重要事業として位置付け ・100万人の健康づくり戦略をつなぐ機能 ・ねらいと仕組み ・全体のイメージ ・気軽に参加 ~簡単にポイントをためられる環境~ ・見える化 ~2つの効果~ ・ポイントを使う ~喜びと楽しみ~ よこはま市民健康ポイント制度 1.横浜市中期4か年計画の重要事業 【100万人の健康づくり戦略 ~横浜版成長戦略~ 】 10年後の「超高齢社会」に備え、長期的に取り組む戦略4つ ・10年後 → ・10年後 → 高齢者が約100万人に! (市民の1/4) 地域でいきいきと活躍する元気な高齢者を増やす 人それぞれが 選択して行う 健康づくり 【運動・スポーツ戦略】 健康維持・生活習慣病予防のために、継続的に運動・ スポーツを行う習慣を広めます。 【アクティブライフ戦略】 芸術文化活動やレクリエーションに親しむなど、 日々の生活を楽しめる環境づくりを進めます。 【楽しく食事・栄養バランス戦略】 毎日の食生活を見直すきっかけとして、地域で健康相 談や料理教室などの取組みを進めます。 【社会貢献活動への参加支援戦略】 高齢者がいきがいや楽しみを感じながら子育て支援や 高齢者・障害者の生活支援などの社会貢献活動に参加で きる仕組みづくりを進めます。 メリット ●市民・地域● 健康増進・介護予防 元気高齢者の活躍 地域のつながり ●横浜市● 市民の健康増進 介護給付費などの抑制 地域社会の活性化 健康長寿日本一の都市 ●民間企業● 健康産業の活性化 高齢者雇用の拡大 よこはま市民健康ポイント制度 2.100万人の健康づくり戦略をつなぐ仕組み よこはま健康ポイント制度は4つの戦略を つなぐ仕組み 戦略① アクティブライフ 運動 日々が楽しい♪生活習慣 ●外出する ●趣味・余暇で楽しむ ●健康チェック 運動習慣 ●ウォーキング ●体操 ●介護予防 戦略③ 食 バランス食習慣 ●栄養バランス ●楽しく食べる ポイントをためて もっと元気になろう! 社会貢献 戦略② ♪ 戦略④ 人とふれあう生きがい習慣 ●ボランティア活動 ●地域活動 ●ソーシャルビジネス つながり ・コミュニティビジネス よこはま市民健康ポイント制度 3.仕組み と ねらい 【1】ターゲット(メタボ世代)が、 【2】楽しく♪気軽に参加できる環境を整備し、 【3】効果が見える達成感と、インセンティブを提供 加盟店 コンビニ ●●駅 【1】企業単位の参加 【2】身近なところで 楽しく気軽に参加 【3】電子データで見える化 景品プレゼント 健康ムーブメントを横浜から起こし、 健康行動をする人・ライフスタイルを変える人を増やす! よこはま市民健康ポイント制度 4.仕組みの全体イメージ 健康行動で PTをためる 1 駅・コンビニ・行政施設・ 加盟店でポイントがたまる 携 帯 カード → リ-ダー 歩数計 運動 食事 ♪ つながり アクティブライフ 社会貢献 2 見える化・達成感 効果・目標の可視化 仲間づくり・楽しみ 自宅&区役所で ・携帯・パソコンで見る ・紙で見る(自宅郵送) 【1】健康行動記録 ・歩数データ ・からだデータ 見える化(データ化) 【2】ポイント競争 ・合計獲得ポイント ・年代別ランキング 【3】健康お得情報・コミュニティ情報 ・会員限定割引サービス情報 ・文化・スポーツイベント情報 ・SNSサービス(仲間づくり) 3 使う 喜び インセンティブ 貯めたポイントを使う 【1】もっと健康になる 景品プレゼント ●いきいきライフ♪コース ・エコツアー招待券 ・運動グッズ 等 【2】寄附コース ●社会福祉基金・文化 基金など既存寄附制度 に寄附するコース ●地域活動グループの 活動費に寄附するコース よこはま市民健康ポイント制度 5.気軽に参加 ~簡単にポイントがたまる環境~ ●駅・コンビ二(200) 歩数計 コンビニ ●●駅 ヨコハマ いきいき ポイントカード (介護支援ボランティア カード) カード リーダー 設置 市内 600か所 ●行政施設(250) 区役所・ケアプラザ ・スポーツセンター 【1】日々の生活でためる ●歩く ・通勤 ・レジャー ・買い物 【2】からだ測定会でためる 施設 ●文化施設(30) 美術館・にぎわい座 ●体組成計 からだ健康測定会 【3】参加会場でためる 既存 携帯&カード (タイアップPT企画) ●高齢施設(120) 老人 ホーム 携 帯 カード ●介護予防/体操教室・バランス料理教室 ●運動イベント/ウォーキング大会 ●加盟店(未定) ●介護支援ボランティア/ 健康ポイント 加盟店マーク 【4】加盟店でためる ●加盟店企画「PT企画商品」の購入 よこはま市民健康ポイント制度 6. 見える化 ~2つの効果~ 市民ユーザー:「表画面」 見える化 【1】健康行動記録 ・歩数データ ・健康体データ 見える化(データ化) ↓ 目標意識UP 【2】ポイント競争 ・合計獲得ポイント ・年代別ランキング ・グループ別ランキング ↓ 楽しく続ける 行政:「管理画面」 業務改善の見える化 【1】健康指導 ・個人の健康行動 カルテの見える化 ↓ 適切な保健指導 【2】事業効果検証 ・プログラム統計 ・区別統計 データ分析/行動変容分析 ↓ 適切なプログラム設計 よこはま市民健康ポイント制度 7. ポイントを使う ~喜び&楽しみ~ 【1】もっと健康になる 景品をプレゼント ●エコツアー等体験型旅行券 ●運動イベント参加券 ●ノルディックウォークポール等 運動グッズ 【2】寄付コース ●社会福祉基金・文化基金 などの既存寄附制度 に寄附するコース ●地域活動グループの 活動費に寄付するコース 自発的にやらない もらうことで始める 広報紙 ・寄付報告/声掲載 健康行動が 地域の活動に還元 運動・外出きっかけ提供 来年も寄付する意識啓発 地域意識啓発=つながり 健康行動のきっかけ & 楽しく続けるモチベーションKEEP! 3.参考資料 ・ヨコハマいきいきポイント (介護支援ボランティアポイント) ・100万人の健康づくり戦略 ヨコハマいきいきポイント (介護支援ボランティアポイント) 横浜市健康福祉局介護保険課 横浜市では、元気な高齢者への施策として、高齢者が介護施設等でボランティア活 動をされることが、健康維持・増進や社会参加の促進に効果があり、推進する意味を 込め、ポイント制度を設けています。 65歳以上の市民が、介護施設等で行事の手伝いや食事の介助の補助などの活動を 行った場合に、ポイントがたまり、たまったポイントに応じて、換金・寄付できる仕 組みです。 ① ボランティア本人 健康維持・増進、介護予防、社会参加・地域貢献を通じた生きがいづくり ② 介護施設等 地域とのつながりの深まり、施設利用者の生活をより豊かにする ○対象者 65歳以上の横浜市民でヨコハマいきいきポイントの登録者 ○対象活動 活動の場 活動内容 ■レクリエーションの指導、補助 ■利用者の話し相手 ■行事の手伝い ■食事介助の補助 など ●特別養護老人ホーム ●老人保健施設 ●地域ケアプラザ ●グループホーム ●デイサービス ●小規模多機能型居宅介護 など ■地域ケアプラザなどで行う配食・会食サービス ■区役所で行う介護予防事業 ○登録者数 5,964名(平成24年3月31日現在) ○受入施設数 例 281施設(平成24年4月1日現在) 特別養護老人ホーム:97/138施設 ○配食・会食 ・受入拠点(地域ケアプラザ) ・拠点以外の団体 35団体 地域ケアプラザ:115/128施設 104か所 要介護認定者 119,758人 横浜市 第1号被保険者(65歳以上) 743,416人 登録候補者 623,658人 1回:200ポイント (30分以上の活動) 1000ポイント以上たまると、 1ポイント1円で換金 年間8000ポイントまで 換金・寄付可能 活動後、 施設設置のカードリーダーでポイントを登録 登録研修会で、ボランティアへ交付 (ICカード) Q.活動をして良かったことは? (n=1,829、複数回答可) 役に立った実感 が得られた 健康につながっ ていると思う ボランティア 仲間が出来た Q.本市事業の評価はいかがですか? (n=1,859) 60.0% 52.7% よくな い, 0.7% あまりよくな い, 2.4% 未回答, 4.0% どちらとも いえな い, 13.7% 49.6% 49.6% 元気がもらえる 日々の生活に 張り合いが出てきた まあよい, 27.5% 44.7% 0% 10% 20% 30% 40% よい, 51.7% 50% 60% 社会貢献をしながら、自らの介護予防を 図る事業の趣旨にかなった感想が多数 約8割が肯定的評価を 登録者の方からは、好評を頂いております。 Q.ポイント事業は施設運営に役立っ ているか? (n=159) Q.今後の介護支援ボランティアの 受け入れについて?(n=161) 役に立っていな い, 4.0% わからない, 32.7% 現状維持, 36.3% 役に立っ ている, 63.3% 「役に立っている」との回答が6割超 拡大をして いきたい, 63.8% 今後も拡大 64% 受入施設でも、好評を頂いております。 ボランティア (65歳以上の高齢者) 介護ボランティア活動をし、 ポイントを蓄積 ① 登 録 ② 情 報 提 供 ⑦ 換 金 通 知 ⑥ 換 金 申 出 受入施設・事業所 ③活動 ④ 実績に応じて ポイントを付与 管理機関 (かながわ福祉 サービス振興会) ○ボランティアの受付・登録 ○ポイント管理 特別養護老人ホーム、老人保健 施設、地域ケアプラザ、グルー プホーム、デイサービス等で、 受入を申し出た事業者 ⑤ポイントの通知 ★ポイント★ 1回の活動で200ポイント 換金は、 1日200ポイント 年間8000ポイントまで 1ポイント=1円 ※基金等への寄付も可。 委託 横浜市(事業実施主体) 企画・広報 ※介護保険の地域支援事業で実施 第4章 横浜版成長戦略 戦略4 第4章 横浜版成長戦略 現状 100万人の健康づくり戦略 ○高齢者のうち要介護者は20%以下であり、8割以上の方々が元気な高齢期を送っ ∼高齢者がいつまでもいきいきと活躍できる地域社会づくり∼ <健康のために行っていること (複数回答) > ています。しかし、気持ちの中では将来の健康への漠然とした不安を抱えています。 高齢者の豊かな人生経験や様々な社会貢献活動への積極的な関与は、 <参考:平均寿命> ねらい 地域社会の活力を生み出す源です。10年後には横浜市民の4人に1人に 男性 女性 79.8歳 86.2歳 【22年度横浜市民意識調査から】 <心配ごと> 1位「自分の病気や老後のこと」40.5% 3位「家族の健康や生活上の問題」34.7% 食事・栄養に 気をつける 65.9% なるべく身体を動かしたり、 運動したりする <市政への要望> 1位「病院や救急医療など地域医療」34.8% 2位 「高齢者福祉」31.3% 54.4% 休養や睡眠を十分にとる 49.5% 当たる96万人が65歳以上の高齢者になると予測されています。 横浜市 (17年) 高齢者が毎日の生活の舞台である身近な地域において、障害や持病の 有無にかかわらずいきいきと暮らす姿、子どもたちや若い世代とも交流しながら活動 的な生活を送る姿こそが、 これからの地域社会の活力そのものです。 全国 (17年) 市民一人ひとりが、壮年期から高齢期に至るまで楽しみながら健康を維持し、地域 78.56歳 85.52歳 け合いが必要となってきています。 ○「無縁社会」と言われるように、地域社会で孤立する高齢者が増加していま 全国 (21年) 重要です。 高齢者の健康づくりに積極的に取り組み、誰もがいつまでもいきいきと活躍できる 79.59歳 86.44歳 資料:厚生労働省 統計情報部 人口動態・保健統計課調査 42.2% 定期的に健康診断を受ける の23.8%を占めています。この数値は年々上昇し22年度には12万世帯を 超過する見込みで、困ったときに相談したり助け合ったりする、隣近所の助 の高齢者・障害者等を支える活動にも幅広く参加できる仕組みづくりを進めることが 健康長寿日本一の都市を目指します。 ○17年国勢調査では、本市の一人暮らし高齢者が97,621世帯で、高齢者世帯 39.0% ストレス解消を心がける 日頃から体重や血圧などの チェックをする す。高齢者が自ら心と身体の健康づくりに積極的に取り組み、地域社会との 38.0% 0 10 20 30 40 50 60 70 (%) 資料:健康に関する市民意識調査 20年度調査 関わりをもち続けながら生活できる社会環境の整備が、 急務となっています。 ○一方で、高齢者の地域活動への参加意欲は高く、高齢者の生きがいづくりに関するアンケート調査(18年度)では、地域活動について 「今までどおり続けたい」、 「今までとは違うことにも取り組みたい」 「将来参加したい」と答えた方が、合わせて60.5%を占めています。 100万人の「運動・スポーツ」 戦略 100万人の「社会貢献活動への参加支援」 戦略 【目標 定期的に運動している高齢者:53%(H19)→70%(H32)】 元気で活動的な高齢期を過ごすためには、壮年期からの健康維持・生活習慣病予防の取組が有効です。そこで、スポーツセン ター、地区センターや地域ケアプラザなど地域の身近な施設を活用し、一人ひとりの体力や障害の有無の状況にあわせて継続的に 運動・スポーツを行う習慣を広める取組を進めます。また、フィットネスクラブや企業スポーツチーム等の民間事業者、まち歩きを 100万人の 健康づくり 行うNPO等の団体と連携し、楽しみながら運動・スポーツの習慣が身につき達成感を得られる機会を積極的に提供していきます。 【目標 普段の日の過ごし方として「趣味・娯楽」をあげる高齢者:44.9%(H19)→60%(H32)】 高齢期になると、自宅に引きこもりがちになる方も増えてきます。人と話す機会が減り、家でテレビばかりを見る生活が続くと、 第 4 章 横 浜 版 成 長 戦 略 人生で培ってきたノウハウやスキルをいかし社会貢献したいという意欲をもった高 齢者の方々が多くおり、こうした方々の熱心な取組が、地域の活力を生み出す原動力と なっています。 企業等の勤務を経て体得した熟練の技術や豊富な経験をいかし後進の指 キーワードは… 100万人の「アクティブ・ライフ」 戦略 【目標 地域活動に参加する高齢者:41.2% (H19) →60% (H32) 】 「楽しさ」 ・ 「喜び」 「達成感」 導に当たるなど、 仕事を続けたりボランティアとして海外で活動する方も増えています。 一方で、地域では高齢者世帯だけでなく子育て世帯なども含め、社会全体で近隣との 関係が年々希薄になっています。 こうした影響もあって引きこもり、 虐待等の新たな地域 課題も生じており、 特に一人暮らしの高齢者や夫婦のみで暮らす高齢者世帯の地域社会 体力低下や認知症のリスクも高まると指摘されています。 での孤立は、 大きな課題となっています。 そこで、一人ひとりの身体の状況にあわせて、適度な外出や芸術文化活動、レクリエーション等に親しむ「アクティブ・ライフ」の取組 そこで、 高齢者自身が、 子育て支援、 高齢者の生活支援や地域で暮らす障害者の支援な を進めることにより、障害や持病の有無にかかわらず、高齢者がいつまでもいきいきと日々の生活を楽しめる環境づくりを進めます。 ど地域課題の解決等に向け、 ボランティア活動、 ソーシャルビジネス、 地域活動に、 自分に 100万人の「楽しく食事・栄養バランス」 戦略 ふさわしい形で参加できるよう支援を進め、 「楽しさ」 の中で地域社会に貢献する 「喜び」 、 【目標 バランス良くきちんと食事を摂っている高齢者:59.7%(H19)→70%(H32)】 「達成感」 を感じられる取組を進めます。 高齢期になるとさっぱりした食事を好む人が増え、 逆にたんぱく質や脂質が不足する傾向が見られます。 肉や魚を適度に含 こうした取組を進めるには、 買物など日常生活に必要なことを身近な場所で済ませら み、 塩分を抑えた栄養バランスの良い食事を楽しみながら摂ることは、 高齢者の体調維持・元気づくりに大変有効です。 また、 れるよう、 利便性の高いまちづくりの推進と、 地域住民が集うことのできる拠点確保も必 肺炎の予防にも効果的な口腔ケアを推進するとともに、 「口から食べられること」 の重要性を改めて認識し、 歯の健康づくりに 要です。 取り組むことも必要です。 そこで、 身近な買物の場でもあり地域コミュニティの中核となる商店街への支援を通 身近な地域での健康相談や料理教室の開催など、 毎日の食生活を見直す契機づくりを進めるとともに、 会食会や地域サロン じ、 高齢者をはじめ幅広い世代の住民が 「まちなか」 で集える場づくりを進めます。 での食事の機会などを通じて、 バランスの取れた食事を提供する取組を推進します。 主な施策 行程表 【関係局】健康福祉局 ほか ①100万人の「運動・スポーツ」戦略 ②100万人の「アクティブ・ライフ」戦略 ● 「よこはま市民健康ポイント」制度の導入 ●音楽や絵画など芸術文化活動に気軽に親しめる機会 ●民間事業者との協働による健康情報紙(フリーペー パー)発行・市内各方面での配布 ●保健活動推進員等と連携したまち歩きや地域再発見ツ アーなど気軽に参加できるウォーキングイベントの開催 ●スポーツセンター、地区センター、地域ケアプラザな ど身近な公共施設を活用した体操教室、スポーツイ ベント等の充実 ●病院とスポーツジム等が連携した健康・介護予防ビジ ネスの育成支援 ③100万人の 「楽しく食事・栄養 バランス」戦略 ●健康応援メニューの提供や栄養成分 の提供 ●高齢者福祉大学・グラウンドゴルフ等に取り組む老人 クラブの活動活性化促進 ●企業退職者など多様な高齢者のグループ・団体等によ る、新たな社会貢献活動への支援 ●薬局等と連携した、介護予防や食生活改善に向けた日常 的な健康チェックが行える環境づくりの推進 ●40歳以上を対象としたメタボ健診(特定健診)等の受診促進 ●移動支援、外出しやすい街の環境の推進 表示に協力する飲食店「よこはま健 康応援団」への一層の参加促進 ●外食産業等と連携した健康増進メ ニューの開発及び提供 ●地域ケアプラザ等での会食会等の機 会提供や食生活の相談・料理教室開催 ●口腔ケアや歯の健康づくりの取組推進 22年度 ④100万人の「社会貢献活動への参加支援」戦略 ●福祉や子育て、環境などの地域課題解決に向けた「ソーシャル(コミュ ニティ)ビジネス」振興支援及び高齢者自らが社会貢献活動に参加する 26年度 ① よこはま市民健康 ポイント制度等の検討 実施 ② 各活動団体の 支援策等の検討 実施 ③ 様々な食事の 提供機会拡大の検討 実施 ④ SB・CB 支援・社会参加支援 策の検討 支援策強化 ●一人暮らし高齢者世帯等に対する日常的な見守り、買物の支援等を行 う自治会町内会、NPO等支援 ●就業等を通じた社会参加を支援するシルバー人材センター事業の推進 ●高齢者が幅広く担い手として参加する介護支援ボランティアの取組 推進 ●障害者に対する後見的支援・就労定着支援・ガイドボランティア等の外 出支援を担う活動への高齢者の参加促進 ※ 実施 ※SB=ソーシャルビジネス CB=コミュニティビジネス 32 33 31年度 第 4 章 横 浜 版 成 長 戦 略