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調布市障害者地域自立支援協議会 「障害福祉計画への意見具申案
調布市障害者地域自立支援協議会 「障害福祉計画への意見具申案」 相談支援体制の強化 ○知的障害をともなわない発達障害の中高校生の相談支援体制の充実 ○相談支援事業所と相談支援専門員の増員(数値目標を設定する) 健康づくりの推進 ○医療ケアの必要な障害児・者への支援体制の充実 ○医療ケアにも対応できる人員配置を可能にする医療機関(病院)との GH を初めとす る必要なサービスとの連携体制の構築。 発達相談・早期療育体制の強化 ○発達障害の早期発見・相談窓口の拡充 生まれながらの障害であるにも関わらず,いまだに成人後の未診断の相談が多く,福祉, 教育関係者の中でも理解が遅れている。 住まいの整備 ○一人暮らしするための生活スキルの訓練ができる住居系サービス ○GH内で利用できる居宅介護サービスの種類と時間数を増やせる仕組みづくり ○サテライト型のGHの拡充やシェアハウスなど多様な支援付き住居の増加 働くことへの支援 ○就労している人への余暇活動支援の充実 企業就労を継続するため,地域での居場所づくりや仲間との交流など余暇活動支援は 重要 高齢期の支援の充実 ○障害特性に応じた日中活動場所の増加 介護保険のデイサービスなどに馴染まない65歳以上の障害者もおり,ニーズに応じ た日中活動場所を増やしてほしい。 ○高齢になっても住み続けることができるGH 医療ケアやヘルパーの派遣など本人が高齢になっても住み続けることができる仕組 み作り。 1 情報提供体制の強化 ○意思伝達ツールの利用機会の増加と普及 意思の伝達が困難な児童等は学校以外の場で意思伝達ツールを活用できる機会が限 られている。まずは放課後等デイ等の児童の通所先でもツールを導入する等で利用機会 を増やし,その先には地域のお店などでもツールを使って買い物ができる練習をする等, ツールでのコミュニケーションに本人・周囲の人々が慣れてきスムーズなやり取りがで きるようになるとよい。また,中長期的には地域全体で意思疎通に関する理解が広まる ことが望ましい。 理解と交流の推進 ○発達障害に関する普及啓発の拡充(発達障害者支援事業「ぽぽむ」パンフレットを教 育機関に配布,年1回は市報で情報提供,発達障害者ハンドブックの作成,こころの健 康支援センターのホームページ充実など) 当事者の参画の推進 ○障害当事者が自分の経験や体験を活かせる場づくり ○障害当事者の意志表示・意思決定を支援するプログラムや支援方法の充実 障害のある人が生涯にわたり地域でどのような生活を望むのか確認しつつ意思決定 をする過程の支援体制が重要で,障害の特性や性格・思考を理解し選択できるよう体験 できる環境を整える。 言葉で意思表出することが難しい人でも体験や経験を増やし,選択する幅を広げられ るような包括的な支援が必要。また支援者が意思を読み取る姿勢と技術も同時に求めら れる。 人材の育成・地域ネットワークづくり ○ボランティア,支援者の養成 圧倒的に数が不足している。 ○障害特性や発達段階に応じた支援ができる人材育成プログラムの充実と報酬単価の増加 現状では障害特性に応じることのできるヘルパーを事業所が確保しても報酬面での 加算もなく,障害支援に力を入れる事業所は少数に限られている。 結果として,利用者は自分に合ったヘルパーを選べない状況がある。障害に応じた支 援技術の研修を充実させることと同時に,事業所にもメリットを用意してヘルパー育成 を後押しする仕組み作り 2 福祉サービス等の充実 ○訪問支援を行う自立訓練(生活訓練)事業の拡充 ジョブコーチの生活版のような形態で支援者が派遣されて,生活場面に即して生活技 術の練習ができる仕組みの充実 ○日中一時支援の要件緩和(作業所,放課後デイの朝の時間帯の延長と,休日の実施) による,重度障害児・者の緊急時対応・余暇活動の支援 ○障害者施設に OT, PT, ST などが巡回相談・指導に行く制度や仕組み ○学校送迎,施設送迎について,緊急性・必要性に応じたヘルパーの柔軟な利用 ○レスパイトを含んだ短期入所の拡充 3 自立支援協議会の障害福祉計画への意見具申について (★印は会員の要望の多い事項) 援 同年代の大学生や社会人と助け合いながら暮らせるシュアハウス GH内で利用できる居宅介護サービスの種類と時間数を増やせる仕組みづくり 医ケアにも対応できる人員配置を可能にする,医療機関(病院)との連携体制の構 築。 サテライト利用や単身生活へ向けた生活訓練を行うグループホーム スポーツ,趣味等の多様な本人活動ができるように自主サークルやボランティアクラ ブ等を資金援助する仕組みづくり。 作業所にPT・OT・ST 等専門家が巡回・相談・指導に行く仕組み 障害特性や発達段階に応じた支援ができる人材育成プログラムの充実 こころの健康支援センターでの発達障害者支援 相談支援専門員の増員。(数値目標を設定する) レスパイトを含んだショートステイの拡充。 生活技術や電動車いすの運転技術などを学ぶプログラムを提供できる施設(体験) や事業を市内につくる。 ○高江洲 障害当事者の方達が自分の経験や体験を活かせる場づくり 4 ・生活の場に即した生活技術の習得支援について 障がいのある方に対し,ジョブコーチの生活版のような形態で支援者が派遣さ れて,生活場面に即して生活技術の練習ができる仕組みが欲しい。 病院や施設でリハビリや練習をしても,環境が変わってしまうとまた一から組 み立てる必要が生じるため,実践の場での取り組みが望ましい。 ・意思伝達ツールの活用について 意思の伝達が困難な児童に対して特別支援学校等で意思伝達ツールの利用方法 について教育がなされているが,学校以外の場で活用できる機会が限られてい る。まずは放課後等デイ等の児童の通所先でもツールを導入する等で利用機会 を増やし,その先には地域のお店などでもツールを使って買い物ができる練習 をする等,ツールでのコミュニケーションに本人・周囲の人々が慣れていって スムーズなやり取りができるようになるとよい。また,中長期的には地域全体 で意思疎通に関する理解が広まることが望ましい。 ・障害の特性に応じたヘルパーの確保について 障がいのある方へのヘルパー支援については,一般的な介助技術の他にも,意 思決定支援や生活の構造化,精神的な不安に寄り添う支援,手話や点字等の情 報保障等,障がいの特性に応じたプラスアルファの対応がなされることが望ま しい場合が少なくない。しかし,現状ではそのようなヘルパーを事業所として 確保しても報酬面では何らの加算もなく,障がい支援に力を入れる事業所は少 数に限られ,結果として,利用者は自分に合ったヘルパーを選べない状況があ る。障がいに応じた支援技術の研修を充実させることと同時に,事業所にもメ リットを用意して,ヘルパー育成を後押しする仕組みができると良い。 5