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経口危害因子解析システム

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経口危害因子解析システム
購入年度:2002年
設備の仕様・用途・機能
本システムは、食生活の直接的危害となる経口危害因子ならびに水産食資源供給の障壁とな
る環境毒性因子間の相互作用を複合的に解析するものです。
自動細菌同定装置Vitek system(BioMerieux)
自動細菌同定装置mini API(BioMerieux)
特徴
生化学的試験を含むストリップで構成されて
おり、自動測定装置を用い4~48時間で約500
の細菌の同定が可能です。
内蔵コンピュータにデー
タベース化されている
生化学的プロファイル
に照合し、一番確率の
高い細菌名を選出し
ます。
特徴
30個の光学マイクロ
ウェルに、細菌の同定
に必要な生化学性状
試験のための基質が
固相化されており,
培養・反応の読み取り、
結果の判定、プリントアウト
までの-連の操作を全て自動で行います。グラム陽性、陰
性菌、酵母等の同定が短時間(4~6時間)で可能です。
リアルタイム定量PCR 7900HT‐4 (ABI PRISM)
特徴
近年は食品から直接に病原菌のDNA を抽出し、PCR 法を利用して細菌の推定を迅
速に行う方法が行われています。
特にリアルタイムPCR 法
は従来のPCR 法より短時
間で検出でき、菌数の定量
もできることから、食中毒
の原因菌推定の迅速スク
リーニングとして急速に普
及しています。
・設備を導⼊したことによる効果
食生活の直接的危害となる経口危害因
子ならびに水産食資源供給の障壁となる
環境毒性因子間の相互作用を複合的に解
析が可能になりました。
食品微生物分野での応用例
食品の微生物の検査法については培養法が主であ
り、結果を得るまでに要する時間(2日以上)が、現在の
微生物管理のネックとなっています。
右の研究事例は、定量リアルタイムPCR法で一般生
菌数の迅速な検出および定量法を確立したものです
(Tanaka et al., J.Food Prot., Vol. 73, No. 4, 2010,
Pages 670–679)
高速液体クロマトグラフィー/質量分析計 LC/MS
Micromass ZQ 4000 (Waters)
特徴
本機はHPLCで分離した試料中の成分を、エレクトロ
スプレーイオン化(ESI)法
によってイオン化後に四
重極MS内へ導入して検出
するタイプの質量分析計
です。 自然毒(テトロドト
キシン、麻痺性貝毒、テト
ラミンなど)および有機ヒ
素化合物の検出・定量に用いています。
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