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第1学年 国語科学習指導案
第1学年 国語科学習指導案 指導者 2組 市原 綾子(1校時) 5組 小林 友香(2校時) 1 日時 平成27年11月27日(金) 2 学年・組 第1学年2組(男子19名 女子15名 計34名) 第1学年5組(男子19名 女子16名 計35名) 3 指導事項 ( 1 ) 読むこと (ウ)(カ) ・ 場面の様子について、登場人物の行動を中心に想像を広げながら読むこと。 ・ 楽しんだり知識を得たりするために、本や文章を選んで読むこと。 ( 2 )伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ・ 4 1、2校時 イ(カ) 文の中における主語と述語との関係に注意すること。 単元名 とうじょうじんぶつの「だいすき!」をみつけながらよみ、 「おはなしポケット」でしょうかいしよう 「おとうとねずみ 5 チロ」もりやま みやこ文 単元を貫く言語活動 【とうじょうじんぶつの「だいすき!」をみつけながらよみ、 「おはなしポケット」でしょうかいしよう】 6 単元の評価規準 国語への関心・意欲・態度 ○ 「おはなしポケット」 読む能力 ○ 登場人物の好きな会話 ○ 言語についての 知識・理解・技能 主語と述語との関係に に興味を持ち、いろいろ や行動を中心に、場面の様 注意して文や文章を読ん なお話を読もうとしてい 子を想像して読んでいる。 でいる。 る。 ○ 紹介したい文章や、読み たい本を選んで読んでい る。 1 7 単元について ○ 児童の状況 ・ 場面の様子について、登場人物の行動を中心に想像を広げながら読むこと 児童は、これまで、登場人物の行動から会話の続きを考えたり、動作化したりするこ とで、場面の様子を想像しながら読む学習をしてきた。登場人物のお面をつけて劇化し ながら読むことで、多くの児童は会話の続きを楽しみながら考えることができた。しか し、音読はできても、文を語句のまとまりとして捉え、内容を適切に理解して読んだり、 登場人物の行動を中心に想像を広げて読んだりすることには、課題がみられた。 ・ 楽しんだり知識を得たりするために、本や文章を選んで読むこと 児童は、日頃朝読書の時間に学校図書館や学級文庫の本を読んでいる。その中で、自 分の興味のある生き物の図鑑など物語以外の本を好んで借りたり、何を借りてよいか分 からず本を選べなかったりする姿が見られる。進んで物語を読もうとする意欲には個人 差があるが、友達や教師から感想を簡単に聞くなどきっかけがあれば、その物語を読ん でみたいという思いをもつ児童が増えてきた。 ○ 教材の価値 ・ 教材文「おとうとねずみチロ」 本教材は、おばあちゃんからのチョッキを楽しみに待つおとうとねずみチロの行動や 気持ちを中心に書かれた物語である。時や場所の変化による場面の展開も分かりやすく、 チロの行動もとらえやすい。チロの行動や会話には、気持ちの変化が素直に表れており、 チロの様子を想像しながら読むのにふさわしい教材となっている。児童は、幼く素直な チロに自分を重ね合わせて読むことができると考える。 ○ 指導の工夫 場面の様子について、登場人物の行動を中心に想像を広げながら読むこと ・ 物語の登場人物の会話や行動の中から、好きなところを見つけながら読み、「『だい すき!』カード」を書く。「『だいすき!』カード」には、①本の題名・作者②あらす じ③好きな登場人物の会話や行動④想像した登場人物の表情や会話を書く。②あらすじ を書く時は、挿絵を順番に並べたり、動作化したりすることで、話の展開の大 体 を捉え られるようにする。また、④想像した登場人物の表情や会話を書く時は、気持ちを表す 葉 の 一覧 表を 使 うことで、登場人物の様子を想像することが 難 しい児童の、考えるき っかけとする。さらに、 ペア で話す活動を 取 り 入 れ、友達とお 互 いに「この時チロはど 言 んな気持ちかな。チロは、どんなことをいったかな。どんなかんじでいったかな。」と聞 き合うことで考えを 交流 し広げていきたい。その時のチロの表情を 具体 的に絵に表した り、会話を考えたりすることで、その場面の様子をさらに想像を広げながら読むことに つながると考える。 ・ 楽しんだり知識を得たりするために、本や文章を選んで読むこと 言語活動として、「とうじょうじんぶつの『だいすき!』をみつけながらよみ、『お 位置づ けた。「おはなしポケット」は、「だ いすき!」を見つけながらお話を読んで書いた「『だいすき!』カード」を 入 れるポケ ットである。ポケットから 出 して読む時のわくわく感や、ポケットの中に自分の「『だ はなしポケット』でしょうかいしよう」を 2 入 れる楽しさにより、児童の読書意欲を 高 めていきたい。三次 で、 教 科 書教材と 同 じ「おとうとねずみチロ」が主人 公 の物語が5話ずつ 入 った 三冊シリ ー ズ の本を 使 い学習を進める。「おとうとねずみチロ」 シリ ー ズ の話は、教 科 書教材「お とうとねずみチロ」と 同 じように、場面の展開が分かりやすく、チロの行動もとらえや すい。児童は、チロの行動や会話に 着目 しながら 豊 かに想像して読み、「『だいすき!』 カード」を書いて「おはなしポケット」に 入 れる。 最後 には、友達の「だいすき!」な チロの様子を聞き、別 のチロの話に興味を持ち、読んでみたいチロの話を選んで、「『よ いすき!』カード」を みたい!』カード」を書く。友達の「『だいすき!』カード」を聞きながら、読みたい 数字 で表し、本を選ぶ 際 の材 料 とする。学習 後 も「おはなしポケット」は 常 時 掲 示 し、児童は自 由 に「おはなしポケット」の中から友達の書いた「『だいすき!』カー 度を、 ド」を読み、興味を持つことができた本を読書する。「おはなしポケット」から「『だ 取 り 出 した時や、友達の「好き」という気持ちのつまったカード を読む時の 期 待感により、児童の読書意欲を 高 めることができると考える。 ・ 文の中における主語と述語との関係に注意すること 「『だいすき!』カード」にまとめる 際 に、「 誰 が」(主語)「どうする」(述語) に気を 付 けて書かないと内容が伝わらないことを知らせ、主述の関係に気を 付 けて読ん だり書いたりする意識を 高 める。 いすき!』カード」を 8 次 単元の学習と評価の計 学習内容(時 画 ( 全 1 0 時間) 数) 評価 関 読 言 教師の読み聞かせを聞 一 「おはなしポケット」の中 き、 「おはなしポケット」で 好きなところを紹介すると いう学習の見 (1) 通 しを持つ。 評価規準 に「『だいすき!』カード」を 入 れて好きなところを友達に 紹介するという 今後 の学習に 見 通 しをもっている。 ○ 「おとうとねずみチロ」 挿絵を見ながら大まかな話 評価 発 言内容 行動 観察 ワ ー クシ の場面展開と大まかな話の の内容を理解し、「『だいす 内容をとらえる。(2) き!』カード」にあらすじを の並 書いている。 え) ○ 二 あらすじを書くときに、主 方法 ート ( 挿絵 び替 「『だい 語・述語に注意して書いてい すき!』 る。 カード」 (あらす じ) 行動 「おはなしポケット」の 「『だいすき!』カード」を ○ つくるために、チョッキが 3 観察 チロの行動や会話の中か 「『だい ら、好きな文や文章を選んで すき!』 「『だいすき!』カード」に書 カード」 届 く 前 のチロの「だいす いている。 行動 き!」を見つけながら読む。 観察 (1) 「おはなしポケット」の 好きなチロの様子を、行動 「『だいすき!』カード」を つくるために、見つけた「だ や会話を 基 に想像し、「『だい すき!』カード」に書いてい ○ いすき!」なチロの様子を る。 想像する。(1) 「おはなしポケット」の 「『だいすき!』カード」を つくるために、チョッキが 届 いた時の、チロの「だい ○ 「『だい すき!』 カード」 発 言内容 チロの行動や会話の中か 「『だい ら、好きな文や文章を選んで すき!』 「『だいすき!』カード」に書 カード」 いている。 行動 すき!」を見つけながら読 観察 む。(1) 「おはなしポケット」の 好きなチロの様子を、行動 「『だいすき!』カード」を つくるために、見つけた「だ いすき!」なチロの様子を や会話を 基 に想像し、「『だい すき!』カード」に書いてい ○ る。 想像する。(1) 【2組 「『だい すき!』 カード」 発 言内容 本時】 並行読書した本の大まか 挿絵を見ながら大まかな話 「『だい な話の内容をとらえる。 の内容を理解し、「『だいす すき!』 (1) き!』カード」にあらすじを カード」 書いている。 (あらす ○ あらすじを書くときに、主 じ) 語・述語に注意して書いてい る。 「おはなしポケット」の 三 「『だいすき!』カード」を つくるために、チロの「だ ○ いすき!」を見つけながら チロの行動や会話の中か 「『だい ら、好きな文や文章を選んで すき!』 「『だいすき!』カード」に書 カード」 いている。 行動 読む。 ( 1 ) 友達の「だいすき!」を 友達の「だいすき!」を聞 聞き、読んでみたい本を選 んでいる。(1) 【5組 9 -1 本時 案 本時】 いて、読んでみたい本の名 ○ 【1年2組】(本時7 「『よみ たい!』 を「『よみたい!』カード」に カード」 書いている。 行動 /10) 4 前 観察 観察 (1)本時の 目標 行動や会話を 基 に、チロの様子を想像しながら読むことができる。 (2) 学習展開 指導 学習活動 見 1 今 までの学習を想 通 起 する。 す 2 本時のめあてを 認 する。 上の留意点 ○ 思考を深めるための手だて ・予想される児童の反応 ◆ 支援を要する児童への手だて ○ これまでに見つけた「だいすき!」を 振 り 返 り、行動や会話を 基 にチロの様子 を想像して「『だいすき!』カード」を 書くことを 確 確認 する。 「だいすき!」なチロの、そのときのようすをかんがえよう。 「だいすき!」なチロは、その時、ど んな様子だったのか考えよう。 考 え る 〈ペア 思考 〉 ・ 「だいすき!」な チロの様子を 考える。 一緒 に ○ 話し合いの中で想像が広がるよう、 「このときチロはどんな気持ちかな。ど んなことをいったかな。どんなかんじで ペア同士 質 問 をさせ る。好きなところが 同 じ児童 同士 で ペア を組み、 同 じ場所のチロの様子につい て、 一緒 に考えようとする意欲を 高 め いったかな」など ◆ ・ る。 気持ちを表す 一覧 表を 使 ったり、動作 化したりし、登場人物の様子を想像する 手立 てとする。 チロはきっとうれしいんじゃないか な。 ・ チロは、「見て見て、 似 合うでしょ。」 って言っているんじゃないかな。 ・ チロは、 「大事に 着 よう。」と言ってい るんじゃないかな。 ・ チロは、きっとわくわくしているんじ ゃないかな。 5 評価規準 (評価 ) 方法 〈 個人思考 〉 ・ わくわくしているから、飛 んだり 跳 ね ・ ペア 思考を 踏 まえ、 たりして言っているのかもしれないよ。 想像したことを「『だ いすき!』カード」 に書く。 ○ チロの様子を想像させるために、チロ の表情やチロの言ったことばを にかかせる。 具体 的 ◆ 板 書 や 気 持 ち を 表 す 言 葉 の 一覧 表 な どを 参 考にさせ、 「『だいすき!』カード」 を書かせる。 ・ 【(わたしは、チロはさっそくチョッ ぺ んの 木 へかけ の ぼ ったところがすきです。) 前 時で 記 入済 み】 キをきると、おかのてっ 「おばあちゃんにはやくおれいをい わないと。」 「すっ ご くうれしいよ。おばあちゃん に、ありがとうっていいたいな。」 ・ 【(わたしは、チロが「あ、り、が、 と、う。」というところがすきです。チ ロはうれしいきもちだとおもいます。) 前 時で 記入済 み】 「 ほ んとうにありがとう。おばあちゃ 〈全体 思考 〉 ・ んだいすき。」 友達の「だいす 「おばあちゃん、ありがとう。おてが き!」なチロの様子 広 げ ・ 深 め る を みかくからね。」 交流 する。 ふ り 3 本時の学習を 振 り か 返 り、 次 時の学習に え ついて知る。 る 「こんどチョッキをきて、おばあちゃ んにあいにいくね。」 ○ 児童が考えた好きなところと、想像し 整 理し、 板 書に 記 す。 想像が 膨 らむよう、児童の考えを 実際 た様子を ○ に動作化させる。 ・ なる ほ ど。チロは、そう言っているの かもしれないね。 ・ 飛 たしかに、 んだり 跳 ねたりして言っ ているのかもしれないね。 6 ◎ 好きなチロ の様子を行動 や会話を 基に 想像し、「『だ いすき!』カ ード」に書い ている。 『 ( だいすき!』 カード ) (3)本時の ゴール 児童の ・ ・ B ・ ・ 9 -2 (1) 具体 的な姿 ぬ いできてみよう。」 「おばあちゃん、やっ ぱ り ぼ くのすきなものをつくってくれたんだな。」 「もういっかい 「おばあちゃんにはやくおれいをいわないと。」 ほ んとうにありがとう。おばあちゃんだいすき。」 (叙述からチロの言った言葉を想像し、吹き出しに書いている。) 「 本時 案 本時の 【1年5組】(本時1 目標 0/ 1 0 ) ともだちの「『だいすき!』カード」を聞いて、読みたい本を選んでいる。 (2) 1 学習展開 指導 学習活動 今 までの学習を想 ○ 見 起 する。 通 す 2 上の留意点 ○ 思考を深めるための手だて ・予想される児童の反応 ◆ 支援を要する児童への手だて 認 する。 方法 他 の本を選んだ友達の『だいすき!』 を聞き、読んでみたい本を選んで、 「『よ みたい!』カード」を書くことを 本時のめあてを 評価規準 (評価 ) る。 確 確認 す ともだちの「『だいすき!』カード」をきいて、よんでみたいおはな しをえら ぼ う。 考 〈 個人思考 〉 え ・ 「だいすき!」な る チロの様子を想像 し、「『だいすき!』 カード」に書く。 「だいすき!」なチロは、その時、ど んな様子だったのか考えよう。 ○ チロの様子を想像させるために、チロ の表情やチロの言ったことばを ◆ にかかせる。 具体 的 一覧 表を 示 し、チロの様 子を想像する 手立 てとする。 気持ちを表す ・ 【(わたしは、チロの「ばあばあ・・・。」 といったところがすきです。) に 前 時まで 記入済 み】 「 ぼ くは、こわくないよ。やさしいお にいちゃんだよ。」 7 ・ 【(わたしは、チロの「おいしそうだ 記 入済 み】「はちみちや ジャム やなま クリ ー ム がま ざ って、どんなあじになってい なあ。」といったところがすきです。) るのかな。」 広 げ ・ 深 め る 〈 個人思考 〉 ・ 他 の本を選んだ友 達の『だいすき!』 を聞き、読んでみた い本を選ぶ。 違う本を読んだ友達の「『だいすき!』 カード」を聞いて、読んでみたい本を 選 ぼ う。 ○ 「『よみたい!』カード」に、友達の『だ いすき!』を聞いて感じた読みたい気 持ちを 印 で表すことで、選ぶ時の材 料 にする。 【「『だいすき!』カード」の児童の ・ 反応 】 ぺ ろ ぺ ろ」です。この おはなしは、チロが パン ケーキをたべた だいめいは、「 あとのかおがじゃむやくりいむだらけ になるおはなしです。わたしは、チロの 「おいしそうだなあ。」といったところ がすきです。チロは、いいなあというき もちだとおもいます。きっと、チロは、 「はちみちや ま ジャム や な ま クリ ー ム が ざ って、どんなあじになっているのか な。」っていったとおもいます。 ・ だいめいは、「ばあばあ」です。この おはなしは、チロがあかちゃんにばあと やさしくいってあげるおはなしです。わ たしは、チロの「ばあばあ・・・。」と いったところがすきです。チロは、どき どきなきもちだとおもいます。きっとチ ロは、「 ぼ くは、こわくないよ。やさし いおにいちゃんだよ。」っていったとお もいます。じぶんもにたことがありまし た。 【「『よみたい!』カード」の児童の ・ わたしは、「 8 反応 】 ぺ ろ ぺ ろ」の ほ んをよん ◎ 友達の『だ ・ ・ 読みたい本と理 を 3 いすき!』を しろそうだからです。 聞いて、読ん わたしは、「 ぺ ろ ぺ ろ」の ほ んをよん 発 表する。 本時の学習を 返 る。 由 振り でみたい本の 前 と理 由 を でみたいです。だって、チロのかおがい 名 ろんなあじになっているのがよんでみ 「『よみた たいからです。 い!』カード」 ほ んをよん でみたいです。だって、じぶんのか ぞ く わたしは、「ばあばあ」の にもいまあかちゃんがいるからです。 〈全体 思考 〉 ・ でみたいです。だって、おはなしがおも に書いてい る。 ( 『よみたい!』 カード ) ○ ご とに読みたい理 由 を 板 書に 整 理し、 今後 の読書活動に意欲的に 取 り お話 組むことができるようにする。 ○ 友達の「『だいすき!』カード」を聞 発 表させる。楽しいという思いから、日 々 の読書活動に広がりがでることに気 付 いて本を選ぶことについて、感想を ふ り か え る かせる。 ・ わたしは、友達の「『だいすき!』カ ード」を聞いて、おもしろそうだと思い ました。 ・ 他 の「おはなしポケット」からも「『だ いすき!』カード」を読んで、本を読ん でみたいです。 ・ 友達の「だいすき!」にいろいろなと ころがあって、楽しかったです。 (3) 本時の ゴール 児童の ・ わたしは、「 具体 的な姿 ぺ ろ ぺ ろ」の ほ んをよんでみたいです。だって、おはなしがおもし ろそうだからです。 【本の題名 B ・ +理由】 わたしは、「ばあばあ」の うだからです。 【本の題名 ・ +理由】 わたしは、「ぶかぶか」の らです。 ほ んをよんでみたいです。だって、チロがおもしろそ ほ んをよんでみたいです。だって、チロがかわいいか 9 【本の題名 +理由】 10