...

世界一過酷なエンデューロレース 「エルズベルグロディオ」開催

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

世界一過酷なエンデューロレース 「エルズベルグロディオ」開催
Press Release
2013 年 6 月 4 日
世界一過酷なエンデューロレース
「エルズベルグロディオ」開催
今年もオーストリアの小さな街/アイゼンナーツに世界中のオフロードエンス
ージアストの注目が集まりました。そこでは「The
Erzberg Rodeo XIX/エルズ
/エルズ
ージアストの注目が集まりました。そこでは「
ベルグロディオ19」が開催され、日曜日にはその決勝レースである「
Bull
ベルグロディオ 」が開催され、日曜日にはその決勝レースである「Red
」が開催され、日曜日にはその決勝レースである「
Hare Scramble/レッドブル・ヘアスクランブル」が行われました。決勝前日に
/レッドブル・ヘアスクランブル」が行われました。決勝前日に
は雪が積もり、それが雨となり、その寒さがライダーたちの体力を奪いました。
そして予選を勝ち抜いた500名の
名の“ヘアスクラ
そして予選を勝ち抜いた
名の ヘアスクランブル
ヘアスクランブル”参加者は、降り注いだ
ンブル 参加者は、降り注いだ
雨水が、MXブーツが見えなくなるほど溜まり、泥水の海となったスタート地点
雨水が、 ブーツが見えなくなるほど溜まり、泥水の海となったスタート地点
に並びました。そして4時間というタイムリミットのなかで完走を果たしたのは、
に並びました。そして 時間というタイムリミットのなかで完走を果たしたのは、
たった14人。そのゴールで手渡される、完走の証であるチェッカーフラッグ
たった 人。そのゴールで手渡される、完走の証であるチェッカーフラッグ
は、ライダーの宝物となりました。
優勝を果たしたのはフサベルを駆るグレアム・ジャービス。今シーズン、他の
ハードエンデューロレースでも勝ちまくっているベテランライダーです。過去3
回の「Red Bull Hare Scramble」ではその速さを証明しながら、チェックポイント
不通過などのミスにより失格となってきたジャービス。今年こそはと、誰もが予
想していた実力派です。
もう一人のベテラン/アンドレアス・リッテンビッヒラー(ハスクバーナ)が2位に
入り、若きスペイン人ライダー/アルフレッド・ゴメス(ハスクバーナ)が3位となり
ました。
昨年の覇者/ジョニー・ウォーカーはスタート直後
の、大量の水たまりにはまり大いに順位を落としたも
のの、そこから盛り返して4位でフィニッシュ
昨年の「Red Bull Hare Scramble」で優勝を果たしたKTMファクトリーライダー
/ジョニー・ウォーカーは3位のゴメスから1分遅れの4位。その結果には、ウォ
ーカー自身がもっとも失望しているようです。予選ではその速さを存分に見せ
つけ、フロントローでスタートしたウォーカーですが、スタート直後に水没。そ
こでかなりの時間をロスしたものの、4位にまで順位を上げてフィニッシュしま
した。
「今日のレースを表現する言葉が見当たらない。昨年はすべてが上手く行っ
た。でも今年は、幸運は私のそばに居なかった。4位という結果には満足して
いない。だから来年再びチャレンジしたい。幸運にも“レッドブル・ロマニアク
ス”の開催が迫っている。そこで、最善を尽くしたい」とウォーカーは語りまし
た。
ジョニー・ウォーカーが駆ったKTM 300EXC
他のKTMライダーたちも名誉ある完走を果たしました。日本の田中太一は7
位、エンデューロ世界選手権を戦うKTMファクトリーライダー/イヴァン・セル
バンテスは初のエルズベルグロディオを8位でフィニッシュ。ふたりとも、ライダ
ー人生でもっとも過酷なレースだったと言います。
エルズベルグ史上最悪のコンディションとなった今年。
田中太一はレース後、以下のように語りました。「昨年とは比べものにならない 前日には雪が積もり、決勝当日雨が降り続きました。
ほどハードなレースだった。森林コースではドギー・ランプキン(ガスガス)と抜 #3ウォーカーの遙か下をみるとその高低差を感じるこ
とができる
きつ抜かれつの良いバトルができた。今年新しくなった、山岳セクションのノ
ーヘルプゾーンでは、ドギーと助け合いながら走った。さもなければ、そこで
レースが終わっていただろう。今日の結果には満足している」
セルバンテスは、5度に渡ってエルズベルグロディオを制している、KTMファク
トリーのチームメイト/タディ・ブラズシアクにあらためて敬意を払いました。「こ
こで5度も勝っているなんてタディのポテンシャルは信じられない。自分は完
Press Release
2013 年 6 月 4 日
走できたことには満足しているが、順位には満足していない。最低でもTOP5
には入っていたかった。スケジュールさえ許せば、再びチャレンジしたい。そ
のときは表彰台に上りたい」と語りました。
今年もっとも不運だったのはポールシッターを獲得した、KTMを駆る地元オー
ストリア人ライダー/ラース・イーノック。スタートと同時に泥沼の餌食となり、そ
こでレースを終えてしまったのです。
また参戦を表明していたKTMファクトリーライダーのタディ・ブラズシアクは、観
客として参加しました。「バルセロナで開催されたX-GAMESで手首を負傷して
しまった。コンディションが100%じゃなければエルズベルグに出場しても意
味が無い。レースカレンダーが許すなら、来年チャレンジする」と語りました。
タディはアメリカに戻り、全米エンデューロクロス選手権の次戦/サクラメント
の準備に入っています。
KTMファクトリー・レーシング・エクストリーム・エンデューロ・チームの監督/ア
レックス・ドリンジャーは優勝したジャービスとオーガナイザーを称賛しました。
「決勝の前日に20cmもの積雪があり、決勝は過去19年のエルズベルグロディ
オの歴史のなかでもっとも過酷なものとなった。そんな条件下でのジャービス
の勝利は、とても価値あるものだ。彼は、こんな難しい条件をモノともしない強
さを持っている。そして今回、我々は幸運を手に入れることができなかった。
7位でフィニッシュした#19田中太一。トライアルの元世
ウォーカーは優勝候補だった。スタートでは一瞬だけ前に出ることができた。 界チャンピオン、ドギー・ランプキンと死闘を繰り広げま
しかし海のような泥水のなかを走ったことでエンジンに水が入り、リードを許し した
てしまった。そんな状況のなかウォーカーは4位にまで順位を回復し、その実
力を発揮した。田中太一のリザルトもセンセーショナルだった。3年連続シン
グルフィニッシュしたのだから。初参加で8位を得たセルバンテスにも敬意を
払いたい」
■「
「Red Bull Haire Scramble」
」結果
1, Graham Jarvis,
GBR 2:01.06
2, Andres Lettenbichler, DEU 2:19.46
3, Alfredo Gomez,
ESP 2:27.26
4, Jonny Walker(KTM), GBR 2:28.20
5, Ben Hemingway,
GBR 2:37.10
6, Dougie Lampkin,
GBR 2:56.18
7, Taichi Tanaka(KTM), JPN 3:05.40
8, Ivan Cervantes(KTM), ESP 3:07.2
9, A. van de Broek(KTM),NLD 3:41.59
10, Pierre Pallut(KTM), FRA 3:43.24
メディア関係者各位
この件に関するお問い合わせ: KTM JAPAN 株式会社 担当:野口
野口
〒135-0063 東京都江東区有明 3-5-7 TOC 有明ウエストタワー9F
TEL: 03-3527-8885 FAX: 03-3527-8890 HP: http://www.ktm-japan.co.jp/
エンデューロ世界選手権E2クラスで現在ランキング2
位の#45イヴァン・セルバンテスは田中に次ぐ8位でフ
ィニッシュ
Fly UP