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ANNUAL REPORT 2009 全文 (PDF:1.8MB/27頁)

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ANNUAL REPORT 2009 全文 (PDF:1.8MB/27頁)
C O N T E N T S
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
大学関係者からのおすすめの言葉 …………………1
学生総合共済とは ……………………………………2
学生総合共済・大学生協の保障制度のあゆみ ……3
学生総合共済・学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険の保障概要 ……4
たすけあいの輪を広げています ……………………5
1年間の学生総合共済の共済金の支払状況 ………6
病気に関する共済金の支払 …………………………7
加入者・父母・扶養者の死亡に関する共済金の支払 ………9
火災・借家人賠償・盗難に関する共済金の支払 …10
1年間の学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険の支払状況など ……11
学生の健康に関する悩みや不安にこたえて ……12
扶養者を亡くした学生の学業継続のサポート ………13
学生が主体的につくる
……………………………………………………15
たすけあいアンケートより ………………………16
……………………………………………………17
16.
学生総合共済事業状況 ……………………………18
……………………………………………………19
17.
学生総合共済経営状況 ……………………………20
……………………………………………………21
……………………………………………………22
……………………………………………………23
18.
庄司 興吉
(東京大学名誉教授)
事故・ケガに関する共済金の支払 …………………8
「健康安全&事故防止」のとりくみ ………………14
15.
全国大学生活協同組合連合会
会長理事
コンプライアンス・リスク管理 …………………24
2009年度全国大学生協連学生委員長
梅津 匡人
(大阪電気通信大学 出身)
ごあいさつ
私たち大学生協は、学生組合員に充実した
大学生活を送ってもらい、無事に卒業し、立
派に社会へ羽ばたいてもらいたいと考えてい
ます。「もしも」のときも、「もしも」になら
ないようにも共にたすけあい、健康で安心できる生活を送ってもら
う制度、それが学生総合共済です。
無事に大学生活を送ってもらうための制度ですから、事故に遭う
など「もしも」の時に共済金が支払いされるだけではありません。
そもそも事故や病気にならないように食生活相談会や健康チェック
企画などの取り組みも行なっていますし、共済金の支払申請をし損
ねている人がいないかを積極的に探しています。そしてその取り組
みを大学生協の職員だけでなく、学生が自信を持ち、共済の輪を広
げるべく一緒に取り組んでいます。大学生協にとって共済は「制度」
だけでなく、お互いに助け合って健康で安全な大学生活を送る「活
動」
、そしてそこに関わる「想い」そのものを大切にしています。
こうした活動から学生たちは“たすけあい”の心を育み、社会に
巣立っていきます。29年の歴史の中で行なわれてきた制度改善は今
回で9回目を迎え、2008年10月、学生総合共済はより学生の生活実
態にあった制度へと生まれ変わりました。これからも、学生の声で
学生総合共済は進化していきます。
この学生同士のたすけあいの制度である学生総合共済を、私たち
は自信を持って薦めます。
2009 Annual Report
学生どうしのたすけあいで新しい社会の基礎を!
多数の組合員の参加と、各大学関係者の方がたの
ご支援をいただいたおかげで、私たち大学生協の学
生総合共済事業は、正式発足から今年で29年目とな
りました。今年からは1年ごとに更新していく新し
い共済が開始されています。これを機会に、この事
業の最大の意義が学生どうしのたすけあいにあるこ
とを、あらためてご理解いただきたいと思います。
ご承知のように昨年来、グローバル化の流れのな
かで金融危機が経済危機に深化しつつ日本をも巻き
込み、学生および保護者の方がたの経済的社会的状
況が不安定の度を高めています。それに加えて、地
球温暖化などの影響も加わって、日本社会の宿命と
もいうべき地震災害だけでなく、台風などにともな
う天災、人災も増えてきています。
そのうえ、現代社会は世界的規模の「リスク社会」
などといわれるように、文明が高度化し、生活手段
や交通通信手段などの利便性が格段に高まってきた
反面、さまざまな事故のリスクもそれだけ高まって
きています。学生たちの多くが、保護者の失業や病
気の影響を受けるだけでなく、通学やアルバイトや
旅行などの途上で事故に遭遇してしまうケースも少
なくありません。
こうしたさまざまなリスクに対処する一般的な方
法としては保険があり、学生や保護者の多くがなん
らかの保険に入っていることが多いのも事実です。
しかし、大学という場および学生時代という特定の
時期にはそれにともなうさまざまなリスクがありま
すので、一般の保険の他に、学生であることを全う
し社会人になるまでの時期を保障する仕組がぜひと
も必要です。昨今は、それを見越して、初めから学
生を対象とする保険などが、大学のなかに入り込む
場合も出てきました。
しかし、学生たちに本当に必要なのは、学生たち
が自分たちで自分たちの状況を見つめ、自分たちが
もっともよく分かる生活や勉学の状況に即した、お
互いのたすけあいの仕組を維持していくことです。
学生総合共済が始められたのはそういう理由からで
あり、今日まで学生たち自身の努力で伸びてきたの
もそういう理由からでした。
共済には単なる保険とは違った特別の意味があり
ます。学生たちがお互いにたすけあいながら成長し
ていく過程で、協同し協力することを身体で学んで
いくほど、21世紀の社会にとって大切なことはない
でしょう。昨年から今年にかけてアメリカと日本で
相次いで政権交代が起こり、新しい社会への胎動が
身体で感じられるようになっています。私たちはそ
ういうなかで、学生たちの成長を願いながら、この
事業を広め、これからの大学と社会づくりに貢献し
ていきたいと思っています。どうかこれからも、関
係各位のご協力をお願いするしだいです。
1.
大学関係者からのおすすめの言葉
生協と学生総合共済・学生賠償責任保険の加入をおすすめします
毎年新入生に向けて大学生協の学生総合共済への加入をすすめていただいています(2009年加入案内より抜粋)
香川大学合格おめでとう
健康で安全な大学生活を送るための生協や共済など
香川大学 学長
一井 眞比古
農学部 教授 諸君らが健康で安全な大学生活をおくってもらうために、大学には
多くのシステムを用意していますが、そのひとつである香川大学生活
協同組合を紹介します。
ほとんどの国立大学にある大学生協は、さまざまな事業をして組合
員の生活をサポートしており、快適で充実した学生生活をおくるため
に、生協や共済等への加入を薦めます。
大学生協では食料品や本、生活用品の販売だけでなく、学習や就職。
国内外旅行などについても支援していますが、学生総合共済や学生賠
償責任保険などの事業も行なっています。これらの共済や保険は、大
学生活における安全と安心を保障するものであり、全国の67万人の
学生が加入しています。
大学生活は、親の保護からの自立を学ぶときでもあります。大学生
になって初めて親元を離れ、一人で生活する人も多いと思います。一
新入生・保護者の皆様へ
宮城大学生活協同組合 理事長 食産業学部 教授 富樫 千之
保護者の皆様、ご子弟のご入学、心よりお祝い申し上げます。
ご子弟の大学生活では、勉学や食事などの学生生活について何かと
心配かと存じます。その心配を安心に変えるお手伝いをするのが大学
生協です。大学生協は、教科書、パソコン等の教材販売の他に学生食
堂の運営、共済の事業活動を行い、皆さんの勉学の向上や快適な課外
生活をより強固にサポートしています。もちろん、学生食堂の価格は
安くて美味しく、書籍等の割引販売していますので、ご子弟には大い
に利用することを推奨してください。さらに、こうした事業ばかりで
なく、ユニセフの募金活動や環境問題等も、全国の大学生協の仲間と
「酪農学園生協」と「学生総合共済」
へのご加入をお勧めいたします。
酪農学園生活協同組合 理事長 深澤 史樹
酪農学部食品流通学科 准教授 2009年春から酪農学園の仲間になる皆さん、ご入学おめでとう
ございます。皆さんのご入学を学園生協スタッフ一同心より歓迎い
たします。本学園は、全国各地から学生(約4000人)が集まってい
るという特徴をもっており、入学を機に一人暮らし等、大きな環境
※お名前、肩書きは2009年4月現在
人での生活でまず困るのは病気になったときです。不規則な生活に
よる体調不良がさまざまな病気を引き起こし、入院に至ることもあ
ります。
また、サークル活動などのスポーツ中のケガも心配です。さらに、
バイクや自転車などの交通事故によるケガにも気をつけなければな
りません。大学生の日常生活にはいろいろなリスクが潜んでいます
が、安心して学生生活を送るためのセーフティーネットとして、大
学生協の保障制度があります。
最近10年間の交通事故負傷者は全国で毎年100万人以上もあり
ます。おおざっぱに言えば、諸君らのまわりの6人に1人が、交通
事故で負傷した経験を持っていることになります。
交通事故ひとつ取ってみても、我われの身の回りには危険がいっ
ぱいです。一方、事故などによって他人に迷惑をかけたり場合によ
ってはケガを負わせたりすることもあります。
思いもよらない時に役立つのが共済などの保障制度であり、個人
レベルでの危機管理のひとつとして共済制度の活用を薦めます。大
学生活を安心しておくるために多くの在学生が共済などに加入して
います。大学生協の保障制度は諸君らの生活をサポートする制度に
ひとつですが、諸君ら自身が健康と安全に十分に気をつけて生活す
ることを忘れてはなりません。
香川大学での大学生活が実り多く、楽しいことを願っています。
1
大
学
関
係
者
か
ら
の
お
す
す
め
の
言
葉
ともに進んで取り組んでおります。
大学生活は高校時代とは比べられないくらい行動範囲が広がりま
す。クラブやサークル活動、様々なアルバイトをする機会も増えると
思います。活動範囲が広がることは、生活の中の危険やアクシデント
が増えることにもなり、これもまた心配かと思います。そうしたもし
もの時の強い味方が、大学生協がおすすめしている学生総合共済です。
学生総合共済は、全国大学生活協同組合連合会が運営し、加入者が全
国で約67万人の学生どうしのたすけあい制度です。ご子弟のもしも
のために、そしてご子弟の友達のもしものために、ぜひ大学生協とと
もにご加入されることをおすすめ致します。
学生総合共済に加入するためには、もちろんご子弟の大学生協への
加入が必要です。大学生協は、学生・教職員の加入による出資金(卒
業時に返還)によって成り立っていますので、是非組合員になるよう
おすすめ致します。また、組合員になるだけではなく、大学生協の役
員や委員になって、知識の吸収とスキルの研鑽を重ねより良い充実し
た大学生協にするため一緒に活動することをお願い致します。
変化の中で新しい生活をスタートされることと存じます。
学園生協では、毎日の生活に密着した食堂部、購買部、書籍部、
ルームガイド、旅行部(プレイガイド)等があります。さらに、病
気やサークル活動中のけが、火災・水もれ・水道管凍結による破裂
などの事故、また他人への賠償が生じた場合に備えて学生総合共済、
学生賠償責任保険など、万が一の保障として全国の大学生協と協力
して行なっております。皆さんの安心・安全な学園生活を願って学
生総合共済と学生賠償責任保険へのご加入をお勧めいたします。
酪農学園生活協同組合は、学生、院生、教職員から出資していた
だいた出資金により運営され、組合員の学生生活をサポートするた
め、組合員の声をもとに前述の事業を推進しております。新入生の
皆さんも早速加入いただき先輩達とともに力を合わせてよりよい大
学生活を創る仲間になりましょう。
2009 Annual Report
1
2.
学生総合共済とは
学生総合共済は学生どうしのたすけあいを制度化したものです。
学生総合共済は「みんなが健康に安全に大学生活をおくること
ができるように。もしも万が一の時は経済的にも精神的にも支
●大学生協が行う共済事業は、学生どうしがたすけあい、困った
ときにお見舞をおくることを制度したものです。学生の声をも
援できるように。そしてなによりも、共済金の支払を受けた人
も受けなかった人も、生協の共済を通じて“たすけあいのここ
とに保障内容の改善、充実に努めるとともに、共済金の支払事
例を分析し、病気や事故にあわないように日頃から予防活動や啓
ろ”を実感して社会に巣立ってほしい。他人の気持ちを思いや
蒙活動を重視して取り組んでいます。また、共済に加入していな
れる人間になってほしい」との想いからスタートしました。
いことでお見舞金を受けとることができない学生を無くすため
に、すべての学生・院生・留学生の加入を呼びかけています。
●大学生協は、消費生活協同組合法にもとづき法人を設立し、大
学の構成員である学生・院生・留学生・教職員が出資、運営、
利用する組織です。
2
学
生
総
合
共
済
と
は
●学生総合共済は、全国大学生活協同組合連合会(略称・全国大
学生協連)が厚生労働大臣の認可のもとに元受団体として実施
しているたすけあいの制度です。各大学生協は、全国大学生協
連と業務委託契約を結び受託事業として全国の共済事業に参加
しています。
学生総合共済の特長
生命共済
●入院は、病気でも事故でも1日目から200日目まで保障
●死亡よりも入院・通院・後遺障害への保障を充実
●扶養者が事故で亡くなられた場合、卒業予定年の満期日
まで毎月10万円の共済金の支払で学生生活を支えます
火災共済
●アパート・寮など一人暮らしに必要な保障を提案
●火災・水ぬれ・風水害や盗難など家財の保障
●借家人賠償責任1,000万円まで保障
●大学生協の保障制度 生命共済、火災共済を中心に必要な保障を保険も活用して総合的に提案しています。
学生賠償責任保険
(こども総合保険、施設・生産物・保管物賠償責任保険)
学生総合共済
扶養者死亡保障保険
(こども総合保険)
(生命共済・火災共済)
学業継続費用保険
(所得補償保険)
正課中および日常生活における賠償
事故に備えた保障。国内の日常生活中
の賠償事故は示談交渉サービス付き
扶養者が病気や事故で
亡くなられたときの学資費用保障
扶養者が病気やケガで仕事が
できなくなったときの所得を保障
※学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険は、全国大学生活協同組合連合会が保険契約者となり共栄火災海上保険株式会社と締結する団体契約です。
●大学生協の5つの保障制度
学生総合共済を核に、共済と保険の長所を組み合わせることにより
学生生活に必要な保障を、安価な掛金で実現しています。
︵
学 扶養
業 者
継 の
続 所
費 得
用 補
保 償
険 ︶
正課の講義・行事・実習中
学 の賠償責任
(国内・海外)
病気や事故による入院
学内
生
入 院 または自宅療養
生活
賠
扶
養
学生
を取り巻く 扶養者の
者
償 日常生活における賠償
学外 他者への
責任(国内・海外)
死
リスク 死 亡 病気・事故による死亡
亡
生活
様々
な
リスク
リスク
責
保
障
保
任
(学生総合共済でカ
険
事故による死亡
大家
バーできない)他人
自分自身のリスク
保
への損害賠償責任
病気
扶養者事故死亡
賃貸契約上の損害
険
家財
特約
賠償責任(火災・破
※大学からの借用物の損壊、医療関
連実習中の事故に伴う加入者本人
の治療、検査費用も保障対象
︵
授
業
料
な
ど
の
費
用
保
障
︶
※国内は保険会社による示談
交渉サービス付き
ケガ
裂爆発・水もれ)
火災・水ぬれ・風水害などに
よる家財の損害・臨時費用
火
・家財や現金の盗難
入院・手術・通院・固定具使用・
災
共済
・盗難時の修理保障
後遺障害・死亡
※自
宅外
生の
み
生命
学生総合共済
2
2009 Annual Report
入院・手術・後遺障害
(重度障害)
・死亡
共済
勉学援助
制度
扶養者を、病気で
亡くした学生の学
業 継 続 のための
勉学援助制度
※共済・保険の保
障ではありません。
P.13参照
3.
学生総合共済・大学生協の保障制度のあゆみ
組合員の声をもとに制度を充実してきました。
●学生総合共済は1981年の発足以来、病気や事故で困ってい
る学生にひとりでも多く共済金の支払ができるように組合員の
払ができない学生をなくしたい、との思いから全ての学生・院
生に加入をすすめることを重視しています。
声をもとに制度の改善を繰り返してきました。同時に、共済に
加入していなかったために病気や事故にあった時に共済金の支
●制度の開始時は3万人であった加入者は現在約65万人と、た
すけあいの大きな輪が広がっています。
制度改善のあゆみ
1980
1981
保険の共同購入を開始
1982
1983
病気入院保障の改善
■共済事業を始めることを前提に学生のための保険の共同購入を開始。
学生総合共済を開始
■7日以上の入院につき病気は1日目から750円、事故は1,000円保障。
■入院日額の保障を750円から1,000円に改善。
病気・事故入院保障を改善
■1口当たり1日目から2,000円保障(2口まで加入可)。
卒業までの一括加入を開始。
■共済事業第一次中期計画策定。
1984
1985
1994
1995
1996
■申請書類の基準を変更して加入者の負担を軽減。
■新共済制度の討議を開始。
1997
1998
■剰余金の割り戻しの実施
■健康保険法の改正による入院看護保障特約のとりやめ。
1999
2000
■学生総合共済とあわせて、日常生活中や正課の講義・行事・実
習中での賠償事故を保障する学生賠償責任保険の推進が可能に。
事故通院などの保障実現
■事故通院・入院看護費用の保障、火災・借家人賠償責任の保障、扶養者事
故死亡の保障を開始。バイク事故急増のため卒業までの一括加入を中断。
■第1回バイク事故防止活動交流会を開催。
■全加入者向けに共済事業の報告を行う「共済からのお知らせ」の送付を開始。
■加入者の自己申告による給付を、通院20日未満、入通院10日
未満の事故通院で開始。
■「21世紀をめざして大学生協共済の推進計画」
(第4次共済中期計画)を策定。
火災共済の借家人賠償責任保障の保障最高額を
700万円から1,000万円に増額し、自己負担額
(免責)を1万円から5千円に改善。
2001
■バイク事故の保障について検討を開始。
2002
モーターサイクル事故不担保特約の開始
2003
■後遺障害保障の改善実施。卒業までの一括加入を再開。
■学生にむけて生活提案誌「共済メイト」を発行。
■共済事業第二次中期計画を策定。
2004
■制度改善にむけて組合員討議をすすめる。
2005
■学生の福祉制度等の調査のために西ドイツのSTUDENTENWERKを訪問。
2006
■加入者の健康増進のためにスポーツ施設との法人契約を開始。
法人会員利用料金でエグザス等のスポーツ施設が利用できるようになる。
2007
■加入者の扶養者に対するアンケート調査を実施。
2008
保障種目の充実
1986
1987
バイク事故防止提案活動の開始
1988
1989
1990
1991
■ギプス等固定期間の保障、入院手術保障を新設、父母死亡見舞
金を病気その他へも拡大。扶養者事故死亡学業費用および火
災・借家人賠償責任の保障金額を増額。
1992
扶養者を病気で亡くした学生のための
勉学援助制度が実現
1993
■共済事業第3次中期計画を策定。
学
生
総
合
共
済
・
大
学
生
協
の
保
障
制
度
の
あ
ゆ
み
■病気の後遺障害の新設、入院日額、後遺障害保障、扶養者事故
死亡学業費用、父母死亡見舞金の増額をはじめ保障を充実。
新共済の討議開始
■学生生活を総合的に保障する新共済制度の討議を開始。
3
学生生活無料健康相談テレホンを
11月より開始
経験料率の採用で保障の改善と掛金引き下げ
■たすけあいビジョン(第5次中期計画の論議)の検討開始。
盗難被害に対する保障を検討。
■「共済事業第5次中期計画」策定。
盗難保障付火災共済開始
■共済制度改善の討議。
■新入生対象に夏の「給付申請の呼びかけ」送付
■学生賠償責任保険の制度改定及び扶養者病気死亡保障保険の
取り扱い開始
■全国を結ぶ共済新システムスタート
■学生賠償責任保険及び扶養者死亡保障保険の改定
■新共済制度全国討議。全国で統一したおすすめ型へ。
病気事故入院日額1万円、事故通院日額2,000円、後遺障害最
大で600万円に保障を充実し、1年を単位とする短期共済へ。
■新共済制度、厚生労働大臣より認可。(9月)
10月より募集、2009年1月より保障開始。
2009
■学生生活無料健康相談テレホンを10月より24時間365日
にサービス拡充。メンタルヘルス相談テレホンも開始。
共済金の支払金額
共済金の支払件数
総加入者数
1982
1983
学
生
総
合
共
済
開
始
病
気
入
院
保
障
の
改
善
保病
障気
を
改事
善故
入
院
の
総加入者数(人) 30,287
50,795
1984
1985
1986
1987
1988
1989
事モ
故ー
不タ
担ー
保サ
特イ
約ク
のル
開
始
保事
障故
実通
現院
な
ど
の
・
1981
1990
1991
1992
利ス
用ポ
開ー
始ツ
施
設
の
保
障
種
目
の
充
実
実勉
現学
援
助
制
度
の
1993
1994
1995
1996
相学
談生
テ生
レ活
ホ
ン無
を料
開健
始康
新
共
済
ス
タ
ー
ト
77,644 135,390 195,321 237,176 265,176 319,011 399,180 480,740 537,288 588,827 628,100 647,798 663,346
1997
1998
1999
2000
2001
2002
保火
障災
内共
容済
のの
改
善
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
火盗
災難
共保
済障
開付
始
690,025
690,816
683,497
670,004
652,197
共済金の
支払件数 (件)
259
586
2,002
2,569
5,956
7,754
9,683
12,182
14,402
28,076
26,931
26,985
35,917
34,660
32,834
31,413
共済金の
支払金額(万円)
1,000
3,540
19,197
25,518
50,042
66,302
71,826
92,888
102,613 125,795 161,004 202,592 209,392 237,675 237,320 280,556 311,971 313,178 299,926 297,042 290,251 277,359 264,831
247,198
256,961
253,648
239,456
224,597
218,875
16,854
21,058
23,297
24,429
27,929
27,922
674,165
691,211
700,491 702,960 700,685 690,324 682,711 682,765
28,853
29,554
30,407
新
共
済
ス
タ
ー
ト
28,950
29,181
28,549
27,387
642,436
※共済金の支払件数及び共済金の支払金額は、共済年度である4月∼翌年3月のもの。総加入者数は各年度の9月末の共済加入者数(生命共済加入者数+火災共済のみ加入者数)
※2006年度の共済金の支払件数は、今までの共済金の支払人数から共済金の支払事由別件数になっています。
2009 Annual Report
3
4.
学生総合共済・学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険の保障概要
病気も事故も、入院は1日目から保障するのが特長です。(学生総合共済)
学生総合共済の保障内容
生命共済
保障種目
病気入院
(1日目から200日まで)
事故入院
(1日目から200日まで)
4
RF型
日額 10,000円
日額
2,500円
火災共済 下宿・アパート・寮から通学する人のために
SP型※
日額 6,000円 日額
5,000円
CP型※
日額
2,000円
日額 10,000円
日額 2,500円
日額 6,000円
日額 5,000円 日額
2,000円
日額 2,000円
日額 1,000円
日額 1,500円
日額 1,000円 日額
500円
2日で2,000円
2日で1,000円
KT型
KY型※
家財の火災・水ぬれ
家財の火災・水ぬれ
200万円まで 150万円まで
※火災・水ぬれ・風水害など
で加入者の持ち物が損害を
受けた場合保障します。
※火災・水ぬれ・風水害など
で加入者の持ち物が損害を
受けた場合保障します。
臨時費用見舞金(全焼・全壊のとき) 臨時費用見舞金(全焼・全壊のとき)
事故通院
(入院・通院合わせて5日以上の場合1日目から90日まで)
学
生
総
合
共
済
・
学
生
賠
償
責
任
保
険
・
扶
養
者
死
亡
保
障
保
険
の
保
障
概
要
GF型
JP型※
ギプス等固定具使用期間
(入院日を除いた固定具使用期間2日を通院1日とみなします)
2日で1,500円 2日で1,000円
2日で500円
10万円
借家人賠償責任保障
1,000万円まで
賠償額が5,000円を
超える場合
1回につき 5万円
手術費用
事故による後遺障害
(1級∼14級)
病気による後遺障害
重度の場合(1級∼3級)
1回につき 1万円
1回につき 5万円
1回につき 3万円
1回につき 1万円
(ただし5,000円は自己負担)
※加入者の過失により火災や水もれ事故を起こし、大家(貸
主)から損害賠償を請求された場合の保障です。
600万円∼12万円 150万円∼3万円 500万円∼10万円 300万円∼6万円 150万円∼3万円
借用戸室での盗難保障
盗難家財
600万円∼540万円 150万円∼135万円 500万円∼450万円 300万円∼270万円 150万円∼135万円
病気・事故死亡
200万円
50万円
200万円
80万円
40万円
その他の死亡
100万円
25万円
100万円
40万円
20万円
10万円
10万円
10万円
10万円
10万円
父母・扶養者死亡保障特約
(お父さん、お母さん、扶養者が亡くなったとき)
扶養者事故死亡特約
30万円まで
盗難現金
5万円まで
盗難借用戸室
修理費用
10万円まで
卒業まで毎月10万円 卒業まで毎月10万円 卒業まで毎月10万円 卒業まで毎月10万円 卒業まで毎月10万円
(扶養者が事故で亡くなったとき)
10万円
(ただし5,000円は自己負担)
自宅から通学する方は、この保障を除いてご加入いただきます。
火災共済KT型掛金(1年間の掛金) 火災共済KY型掛金
掛金
(4年間加入の場合1年目の掛金)
5,500円
13,500円
ー
※JP型、SP型、CP型、KY型の募集は、2008年度をもって終了しました。
●大学生協の学生総合共済には、バイクや自動車事故による対人・対物の賠償
や車両保障はありません。
ー
ー
2,000円
ー
35歳以上の方、留学生、扶養を受けていない方
●学生総合共済の掛金・保障が異なる場合がございます。
元受団体:全国大学生活協同組合連合会
※在校生の方へは変更をおすすめしています。
学生賠償責任保険および扶養者死亡保障保険は、全国大学生活協同組合連合会が保険契約者となりその構成員
(組合員)
を被保険者として、共栄火災海上保険株式会社と締結する団体契約です。
学 生 賠 償 責 任 保 険( 8 H )の 保 障 内 容
他人に対する
賠償責任保障 最高1事故1億円まで
日常生活における賠償事故
示談交渉サービス付き
(国内のみ)
* 自転車で相手の車をキズつけた。
* 下宿で水もれを起こして階下の人の家財に損害を与えた。
正課の講義・行事・実習における賠償事故
* 海外研修中に体験先のパソコンを壊した。
* 実験・実習中に他人にケガをさせた。
(損害賠償金の他、被害者の扶養者などが駆けつける費用も保障)
* 臨床実習中に誤って、
自分の手に患者に使用した注射針を刺した。
●ケガにより学生本人が亡くなられた場合、
10万円を法定相続人にお支払いします。
扶 養 者 死 亡 保 障 保 険( 8 W )の 保 障 内 容
扶養者の方が病気や事故により亡くなられた後に発生し、
負担された学資費用を保障します。
※事故で重度後遺障害を被った場合も含みます。
(注)
ご加入の際には扶養者の健康状態・職業に関する告知が必要になります。
学資費用を保障 1年間最高 38.51万円まで保障(1口加入の場合)
●たとえば、
加入初年度に扶養者が交通事故で亡くなった場合、
翌年度以降卒業までの
授業料を保険金額を上限に保障。
●たとえば3年生(加入3年目)
の6月に扶養者が急性心筋梗塞で亡くなった場合、
3年生の後期から卒業までの授業料を保険金額を上限に保障。
<学資費用とは>
●在学期間中に大学に納付する授業料、
実験・実習費など
●大学の講義に必須である教科書、
教材などの購入費用
●傷害事故により学生本人が亡くなられた場合、
10万円を法定相続人にお支払いします。
ご注意ください
ご注意ください
下記のような場合、保険金は支払われません
* 自動車・バイク(原付含む)による賠償事故
* 他人からの借用物に対する賠償事故
(正課の講義・実験・実習中における賠償事故を除く)
* 職務遂行(アルバイトなど)に直接起因する賠償事故
下記のような場合、
保険金は支払われません。
・加入初年度(保険期間開始後、
直近の3月31日までの期間)
に負担した学資費用
・扶養者が病気、
事故で亡くなられる前に既に負担されていた学資費用
・扶養者が保険期間前に発病した病気や事故により亡くなられた場合 ・
・
・など
…など
4
2009 Annual Report
●引受保険会社:共栄火災海上保険株式会社 本社 東京都港区新橋1-18-6
●取扱幹事代理店(株)大学生協事業センター
5.
たすけあいの輪を広げています
学生総合共済の加入について
学生総合共済、学生賠償責任保険、扶養者死亡保障保険は、すべての学生・院生・留学生を対象に加入をおすすめしています。
2009年度加入者は、生命共済601,724名、火災共済338,636名となりました(2009年9月末現在)
学生賠償責任保険は日常生活中や大学の正課の講義、行事、実習中の他人への賠償保障を目的に、扶養者死亡保障保険は扶養者が
病気や事故で亡くなられた後に発生し、負担された学資費用の保障を目的に、全国大学生協連が団体契約者となり学生総合共済とあ
わせて加入のおすすめをしています。
学生総合共済の新規加入のおすすめや大学院進
学の方への継続加入のとりくみをしています。
大学生協連では、大学生協のない他大
学から大学院へ進学された方へ、生協加
入の際に学生総合共済への加入をおすす
めしています。また大学生協のあるキャ
ンパスにおける大学院生は年々増加傾向
にあります。学部生の方で共済に加入し
ていた方へは引き続き継続加入をおすす
めしています。また、継続し忘れのない
よう様々な方法で加入の呼びかけを行な
っています。
●継続パンフレット
共済金の支払申請忘れを防止する呼びかけ
大学生協では、ケガをしたり病気になっても共済金の支払が
されることを知らなかったり、手続き方法がわからないために
共済金の支払申請をしていない加入者を減らすために、学内の
共済窓口の案内や「こんな場合にも共済金の支払がされます」
という事例の紹介を給付ボードや共済ニュースなどで宣伝して
います。
また、共済に加入していることを知らない学生本人に加入し
ていることを共済カードや組合員証に貼るシールやスタンプな
どさまざまな方法でお知らせしています。
大学生協連では、食堂や店舗に共済金の支払申請の呼びかけ
を給付事例やポスターなどで呼びかけています。組合員向けに
年4回発行している「共済メイト」で健康安全に役立つ情報を
お知らせしながら、加入や共済金の支払申請の呼びかけをして
います。
●募集パンフレット
●共済メイト(年4回発行)
留学生への加入の呼びかけ
学生総合共済では、留学生向けに留
学生用パンフレット(英語版・中国語
版)を作成しています。
大学と協力し留学生向けに作成した
パンフレットは、留学生でも加入しや
すい保障内容を設定し、安い掛金で安
心して加入することができ、留学生に
5
●留学生用パンフレット
た
す
け
あ
い
の
輪
を
広
げ
て
い
ま
す
加入推進の呼びかけを行なっていま
す。
大学と協力したとりくみ
○大学の実習や実験中の万一の事故に備えて、学生総合共済およ
び学生賠償責任保険の加入をおすすめすることで、大学や実習
担当の先生方から推薦をいただく取り組みが広がっています。
○最近の教育実習やインターンシップの実施や医学部のクリニカ
ルクラークシップなど医療関連実習の強化により、実習中の針
刺し事故、賠償事故への対応について関心が高まっています。
学生総合共済と学生賠償責任保険に合わせて加入することで、
卒業までに体験する様々な場面での事故にも対応できるように
なっています。
○イッキ飲み防止のために、お酒の飲み方の指導やアルコールへ
の体質を調べるアルコールパッチテストを実施している大学が
あります。また大学の保健管理センター等と協力して健康安全
企画を行なう大学生協があります。
●加入できます。ポスター ●加入受付ポスター
2009 Annual Report
5
6.
1年間の学生総合共済の共済金の支払状況
(2008年10月∼2009年9月)
●全国約65万人の加入者のおかげで、今年も31,413件、約21億
9,000万円のお見舞金※をおくることができました。病気や事故、
扶養者の死亡などで体も心も傷ついた全国の仲間へ、お見舞金とと
もに、
「たすけあい」の気持ちがおくられました。
※共済金をお支払いすることを、お見舞の気持ちを込めて、この様に表現しています。
●この間の共済金の支払状況から、
「心の病」の増加傾向と「自殺」
、
「自
転車事故」の多さ、一人暮らしをするうえでもっと安全に気を配るこ
との重要性が明らかになっています。このような深刻な事態に対して
大学と協力して、学生の健康安全の活動をますます強化していく事が
必要です。
6
1
年
間
の
学
生
総
合
共
済
の
共
済
金
の
支
払
状
況
1年間で約21億9千万円、
のべ31,413件の支払が
ありました。
共済金の支払金額
共済金の支払件数
21億8,875万円
31,413件
火災・借家人賠償
9,258万円
本人死亡202件
盗難238件
盗難2,145万円
後遺障害154件
火災・借家人賠償478件
扶養者事故死亡66件
後遺障害
9,992万円
父母死亡見舞金1,475件
扶養者事故死亡
1億2,861万円
事故通院
13,509件
手術5,711件
病気入院
5億3,789万円
父母死亡見舞金
1億4,750万円
事故入院
2,662件
本人死亡
2億1,080万円
事故通院
4億8,019万円
病気入院
6,918件
手術
2億5,409万円
事故入院
2億1,572万円
※5∼9ページの共済金の支払状況のグラフは、2008年10月∼2009年9月の共済金の支払データをもとに作成したものです。
半年間で7.7人に1人が病気に、17.5人に1人が事故(ケガ)にあっています。
●かかった費用●
●半年間の病気や事故の有無●
病気による入院
あり
5.9%
あり
12.6%
病気
なし
87.4%
2009 Annual Report
治療にかかった費用の平均
雑費の平均
事故
・
ケガ
なし
94.1%
(「大学生協連 2008年 学生の消費生活に関する実態調査」より)
6
平均入院日数
17.5日
143,874円
32,072円
事故・ケガによる入院・通院
平均入院日数 21.7日
平均通院日数 16.5円
治療にかかった費用の平均 80,084円
雑費の平均 24,233円
(「学生総合共済 たすけあいアンケート」集計結果より)
7.
病気に関する共済金の支払
病気による入院・手術の共済金の支払件数(10,265件)
(病気入院6,918件、病気手術3,347件)
先天性異常132件
妊娠障害34件
その他836件
免疫・代謝障害83件
大学生に多い
消化器系の病気
急性アルコール中毒84件
損傷・中毒80件
急性胃腸炎、潰瘍性大腸炎、胃潰瘍など
症状・徴候・診断名不明159件
消化器系の疾患
2,862件
7
大学生に多い
精神障害359件
呼吸器系の病気
泌尿器・生殖器系の疾患
614件
病
気
に
関
す
る
共
済
金
の
支
払
肺炎、自然気胸、ぜん息など
神経・感覚器の障害
774件
筋肉・骨格・関節の障害670件
大学生に多い
呼吸器系の疾患
2,128件
筋肉・骨格・関節の障害
顎関節症、腰痛症、膝内障など
腫瘍(新生物)991件
感染症(1∼3類除く)459件
2009年度に多かった病気
1
気胸
11
急性扁桃炎
2
急性虫垂炎
12
卵巣の良性新生物
3
網膜剥離および欠損
13
関節内障
4
胃腸炎
14
皮膚の良性新生物
5
不正咬合、歯、あご、顔面の異常
15
痔核
6
裂肛および痔痩
16
そううつ病
7
椎間板障害
17
伝染性単核球症
8
歯の発育および萌出異常
18
そけいヘルニア
慢性扁桃炎
19
肺炎
20
腸の血行不全
9
10 鼻中隔弯曲症
病気に関する共済金の支払
●加入者が病気を理由に入院・手術・後遺障害となった場合、入院は1日
目から200日まで、手術費用も保障します。後遺障害は1級から3級の
重度障害について保障します。
●病気入院の要因としては、消化器系と呼吸器系の疾患が多い傾向は昨年
と変わりません。病気入院1位の「気胸」は、背が高く痩せ形の若い男
性に多い病気で、急に肺に穴が空き、息苦しくなるなどしますが、その
原因は明らかになっていません。それに次ぐのは「急性虫垂炎」
「胃腸
炎」
「網膜剥離および欠損」
「不正咬合」等あごの病気がつづきます。
●「急性アルコール中毒」による入院は、84件ありました。毎年のよう
に急性アルコール中毒で亡くなられる方がおり、学生個人はもちろんサ
ークルへの訴えなど大学や学生団体と協力してキャンペーンを強化して
いく必要があります。
●そううつ病、統合失調症など「心の病」での入院が目立ちます。自殺に
到る場合もあるため、早い時期から医療機関にかかり、治療をするよう
呼びかけています。健康相談テレホンの相談内容のトップは、今年も
「心の病」です。こうした状態をふまえて2009年10月からは、健康相
談テレフォンでも、カウンセラーも含めて専門的に相談できるようにし
ています。
共済金の支払を受けた方の声
実習の期間中に。
病気
椎間板ヘルニア /入院16日・手術1回
110,000円 大阪大学3年
実習の期間中に座っている時、座骨神経痛に気付き、そこで初めて異常を感じた。それまで
はいつもの腰痛だと思っていたが、今振り返ってみると、部活をしていると時に、腰から太股
の裏にかけて激痛が走ったことがあり、それが直接的に関係していると思われる。
困ったことや不便を感じたことはあまりなかった。これは、同室の患者さんとの交流が盛ん
にあったためではないかと思う。その方から色々なことを教えてもらった。
(手術後は、すぐ
に起き上がれないため、ペットボトルにストローの付いたふたを付けておくと便利だというこ
となど。
)
ありがとうございました。まさか自分がお世話になるとは思ってもいませんでしたが、今に
なると、入学時に加入しておいて良かったと感じています。
夜中に急に発熱。
病気
扁桃周囲炎 /入院7日 35,000円 千葉商科大学3年
夜中に急に発熱し、40度になったので、新型インフルエンザの疑いがあると思い、救急車
で病院に行った。病院では即インフルエンザの検査を行うと共に保健所に連絡をいれたそうで
す。結果、陰性24時間自宅待機。解熱剤を服用するも熱が下がらず、入院に至る。
一人暮らしなので、再度入院する時に、タクシーを呼んで行く事が大変だった。パジャマも
タオルも病院のものをお借りしたので助かりました。
姉の時も加入していたのですが、使うことなく卒業しました。今度の入院の事でパンフレット
を読み返してみると「こんな事でも共済金の申請ができるんだ!」と確認しました。ほんとにいろい
ろな事にたすけてくれることを、もっと学生に知らせて是非共済に加入する事をおすすめします。
2009 Annual Report
7
8.
事故・ケガに関する共済金の支払
事故による入院・通院・手術での共済金の支払件数(18,535件)
(事故入院2,662件、通院13,509件、手術2,364件)
日常生活の事故
2,356件
交通事故
3,958件
スポーツ事故
12,195件
8
事
故
・
ケ
ガ
に
関
す
る
共
済
金
の
支
払
こんな事故に遭われた方に共済金の支払をしました。……単位:件
● 2009年度 事故による入院・通院
① 交通事故
1
自転車(搭乗中)
2
② スポーツ事故
1,257
1
サッカー・フットサル
2,157
自動二輪車(運転中)
973
2
アメリカン・フットボール
1,581
3
原動機付き自転車(運転中)
929
3
バスケットボール
1,243
4
自動車(運転中)
381
4
ラグビー
1,241
5
自動車(同乗中)
155
5
野球
710
事故による後遺障害の共済金の支払件数(132件)
③ 日常生活中の事故
41
歩行中
5
自転車運転中
26
自動車同乗中
5
23
その他
5
1
料理中、食事中の事故
2
実験中、授業中の事故
168
原付運転中
3
アルバイト中、就業中の事故
166
スポーツ(球技・その他) 16
4
通学中の事故
159
自動車運転中
5
国内・海外旅行中の事故
172
●加入者が事故によりケガをして、入院・通院・固定具使用期間
・手術・後遺障害となった場合保障します。入院は1日目から
200日まで、通院は入通院あわせて5日以上の場合1日目から
90日まで保障します。ケガの実態にあわせて、ギプスなど固
定具使用期間は入通院を除いた固定期間2日を通院1日として
保障をします。後遺障害は1級から14級までの障害について
保障します。
●場面別件数では「スポーツ事故」が全体の65%以上を占め、
その中でも特にサッカー・フットサルの件数が群を抜いていま
す。これは競技人口の増加の反映がベースにありますが、競技
前の十分な準備運動やトレーニング方法の知識など不足してい
るのではないかと推測されます。
●次に多い「交通事故」では、自転車・自動二輪・原動機付自転
車運転中の事故の順です。大学への通学手段として使用される
わけですから使用頻度が多いのが前提ですが、特に自転車は交
通規則の知識も免許もなく簡易に利用できることから危険も多
いと考えられます。この実情に対し、学生の自主的な活動とし
て、「交通安全マップ」や「自転車点検」など、事故防止の活動
が各大学生協で行われています。
●日常生活の事故では、
「料理中、食事中の事故」
「学内での事故」
につづいて「アルバイト中の事故」がつづきます。毎日忙しく、
不規則な生活実態の中で「ついうっかり」とか、
「疲れていて」な
どがその理由としてあげられています。
2009 Annual Report
11
52
事故に関する共済金の支払
8
自動二輪運転中
共済金の支払を受けた方の声
原付バイクで減速中、転倒。
事故
入院29日・手術2回・通院4日
280,000円 日本福祉大学4年
旧道から国道247号線に出るため減速中に会社のトラックが停止線の上にのっ
て、駐車場に入ってきたため巻き込まれた。
夏だったため薄着でハーフパンツだったので傷がひどかったです。バイクに乗る
時はズボンは長い方が良いと思います。
加入の際は迷って大学生協に電話したずねたら「皆様入ってくれますよ」といわれ
掛捨てのつもりで入会しましたが、今になって入っていてよかったと思っています。
ケガ
厨房内で食パンを切る際に、右手人差し指を裂傷
右手人差指裂傷 /通院10日
15,000円 大阪インカレ4年
厨房内で食パンを切る際に、右手人差し指を裂傷(皮膚の一部欠損)してし
まった。
パン押さえの器具があるが、端の方になると指(手)で押さえないとしにく
いので使っていなかった。注意力が足りなかったかもしれない。
ケガをした時は痛かったが、これくらいのケガですんで良かったと思う。一
瞬の不注意が大ケガを招くのだと実感した出来事だった。
ケガ
教室へ向かう途中、階段を踏み外し左足首を捻挫
左足関節捻挫 /通院60日・固定期間15日
68,000円 法政大学3年
朝、学校で教室へ向かう途中、階段を3段ほど踏み外し、左足首を捻挫した。
朝の少しあわてている時間滞であったのに、毎日使っている場所だったため
か、気がゆるんでいたように思う。もっと朝の時間滞にも余裕を持って行動で
きれば防ぐ事が出来たと思う。
本当に感謝しています。通院し始めはバイトも入れず、治療費も自己負担の
ため、自分の不注意だったとはいえ、とても助かります。本当にありがとうご
ざいます。
9.
加入者・父母・扶養者の死亡に関する共済金の支払
加入者の死亡による共済金の支払(202人)
日常生活中事故 14人
スポーツ事故 3人
交通事故 19人
病気 58人
その他(自殺)
108人
本人死亡
加入者ご本人が死亡された場合、大学生協の共済では死亡
よりも入院・通院・後遺障害への保障を重視していることか
ら、GF型では200万円の共済金の支払となっています。
死亡要因では、残念ながらその過半数以上を「自殺」が占
めております。学生が主体的に行っている仲間作り企画を支
援したり、共済加入者への学生生活無料健康相談テレホンの
活用をさらに呼びかけるとともに、大学の学生課や保健セン
ターと連携して対策を強めていきます。
9
加
入
者
・
父
母
・
扶
養
者
の
死
亡
に
関
す
る
共
済
金
の
支
払
扶養者事故死亡保障特約による共済金の支払(66人)
スポーツ事故 1人
父母、扶養者の死亡
交通事故 17人
就業中・
日常生活中の事故
48人
父母・扶養者死亡特約による共済金の支払(1,475人)
就業中・日常生活中の事故 27人
交通事故 14人
病気(自殺も含む) 1,434人
学生総合共済では、扶養者の方が事故で亡くなられた場合、
卒業まで毎月10万円の学業費用保障が給付され学生の学業継
続を支えています。2008年10月から2009年9月末までの
期間で、
66人、
約1億2,861万円の共済金の支払をしています。
また父母・扶養者の方が亡くなられた場合、父母死亡見舞
金として10万円が支払われます。父母の死亡の要因の90%
以上が「病気」です。
扶養者が病気で亡くなられた場合にも
学業継続ができるように
在学中、扶養者の方が病気で亡くなられた場合、生命共済で父母死亡
見舞金として10万円が支払われます。また共済とは別に、全国大学生協
連では1992年から「勉学援助制度」を設立し、2009年3月末時点で
191の大学生協2,272名の学生に対して4億1,990万円を支給してい
ます。
あわせて、病気で死亡する扶養者が多いことに鑑み、その学業費用
を保障する「扶養者 病気死亡保障保険」を、2005年4月より、全国
大学生協連が保険契約者となる団体保険として開始しました。2007
年4月より、事故の死亡および重度後遺障害を被った後に負担された学
資費用も保障する「扶養者死亡保障保険」に改定し、共済とあわせて
おすすめしています。2009年度は、117件、約4,490万円の保険金
支払いとなっています。扶養者死亡の要因では、90%が病気死亡です。
2009 Annual Report
9
10.
火災・借家人賠償・盗難に関する共済金の支払
火災(水もれ・風水害)
・借家人賠償・盗難の共済金の支払件数(716件)
●火災共済は、下宿・アパート・寮などで一人暮らしをする学生の火災・水
ぬれ・風水害などによる借家人賠償と家財の保障、加えて盗難保障もつい
た幅広い保障で、1年間で2,000円と大変安い掛金です。借家人賠償責任
保障は、給付件数の約47%を占めますが、その多くの要因は「洗濯機・風
呂場・流しなど給排水器具からの水漏れ」です。下水の詰まり、排水ホー
スの向き、水道栓の閉め忘れなど少し気をつければ防げたものもあります。
●また北国を中心とした凍結による水道管等の破裂の被害も多く、水抜きの
仕方など新入生にアドバイスをする取り組みを継続して広げていくことが
必要です。盗難においては、ピッキング被害が減り、窓壊しが多く凶暴化
していることが伺われます。未施錠被害は、部屋を出る時に気をつければ
防げるものであり、水漏れとあわせて一人暮らしをする上での安全の自覚
を促す取り組みを強めることが大切です。
火災(家財)
141件
10
火
災
・
借
家
人
賠
償
・
盗
難
に
関
す
る
共
済
金
の
支
払
借家人賠償
337件
盗難 238件
火災(家財)
凍
結
に
よ
る
破
裂
11
件
給
排
水
器
具
か
ら
の
水
漏
れ
22
件
借家人賠償
盗難
窓
壊
し
105
件
台
風
・
風
水
害
25
件
水
漏
れ
27
件
失
火
26
件
類
焼
9
件
落
雷
19
件
放
火
・
爆
発
1
件
そ
の
他
1
件
凍
結
に
よ
る
破
裂
110
件
失
火
48
件
水
漏
れ
1
件
給
排
水
器
具
か
ら
の
水
漏
れ
178
件
未
旋
錠
66
件
ピ
ッ
キ
ン
グ
20
件
ド
ア
壊
し
10
件
そ
の
他
・
不
明
36
件
強
盗
1
件
共済金の支払を受けた方の声
水道の蛇口からの水漏れ
水漏れ
借家人賠償
44,140円
京都大学大学院4年
台所の水道の蛇口からの水漏れに気付かず、時間が経ってしまったため、シンクの下がゆるみ
歪みが生じた。
水漏れに気付くことが出来ず、また、シンクの下の異常にも早いうちに気付くことができなか
ったので、もっとシンク下の出し入れの時などに気付ければよかった。
大家さんの方から金額自己負担と云われ、すごくショックでした。しかし、共済があったおかげ
で、修理を行うことができました。ありがとうございました。
備え付けのエアコンより水漏れ
水漏れ
180,100円
盗難借用戸室修理 16,000円(5,000円は自己負担)
盗難家財
千葉大学3年
窓ガラスを割られ侵入され、ノートパソコン、携帯ゲーム機が盗まれた。現金は置いていなく、
通帳は見つかりにくい場所においてあったので無事だった。
加入する時には、まさか自分がお世話になることはないと信じきっておりました。しかし、い
ざ事件が起きた時に共済金で保障されると聞いたので大変安心しました。心から感謝したいです。
10
2009 Annual Report
44,400円
借家人賠償
230,000円
横浜国立大学3年
部屋の備え付けのエアコンより水漏れ、そのままにしていたら、エアコンが故障し、床や壁の
張り替えも必要となった。家財のベッド、布団等にも被害があった。
床や壁の修繕工事と聞き、費用がとてもかかるのではと心配だった。
みんなに費用を負担してもらうことになり、とても感謝しています。下宿もきちんと管理しなが
ら生活していかなければならないと強く感じました。
雨戸を開けておいたら盗難に
盗難
家財
落雷により電子レンジが故障
落雷
家財
6,980円
山形大学4年
運が悪かったというだけで、ささいな損害ではありますが、被害にこまることがあるというこ
とを実感しました。たすけあいの輪の中にいることができて本当によかったと思います。ありが
とうございました。
11.
1年間の学生賠償責任保険・扶養者死亡保障保険の支払状況など
(2008年10月∼2009年9月)
大学生協では、学生総合共済に加えて、学生生活の賠償事故を卒業まで幅広く保障
する学生専用の学生賠償責任保険(略称「学賠」)への加入もおすすめしています。
引受保険会社:共栄火災海上保険株式会社
日常生活中の賠償事故による保険金支払いが多くを占
めています。
医療関連実習中の針刺し・ウイルス感染事故も毎年
発生しています。
国内の日常生活中の賠償事故には
安心の『示談交渉サービス』付き!
「学賠」では、医療関連実習中の学生本人の感染事故(外傷
の有無を問わない)も、最高500万円までを限度に保障され
ますので安心です。 (治療費以外にも感染予防措置費用と
しての検査費用も保障対象となります。)
(事故例)
●看護実習で担当していた患者が結核であることが判明した
ため、感染症の検査を行った。
●医療実習の後片付け中に誤って使用済み注射針を自分の
手の甲に刺してしまい検査を行った。
●医学実習で手術を見学中、C型肝炎ウイルスの血液が目に
入り治療を行った。
「学賠」では、正課の講義・行事・実習(教育研究活動中)
における賠償事故のみならず、日常生活中も保障の対象と
なります。支払事由の大多数は、自転車事故や水もれ事故
などの国内の日常生活における事故となっています。
過去には、4,000万円を超える支払事例も発生しています。
<正課の講義・行事・実習における事故の保険金支払事例>
●金属の伸び率を測定中に測定機械を破損 270,900円
●研究室で実験中の器具のガラス容器を破損 15,120円
学生賠償責任保険の支払状況
●授業中のレポート作成中、他人のPCを破損 91,823円
●分娩介護の実習中に医療機器を破損 23,100円
借用物に対する事故 98,630円
本人死亡など 30件
針刺し・ウイルス感染事故 499,561円
歩行中の事故 4,082,271円
傷害見舞費用 90,000円
その他 15,727,591円
本人死亡など 3,000,000円
運動中の事故
6,372,477円
スキー・スノボー事故
15,653,974円
借用物に対する事故 5件
傷害見舞費用 5件
その他 233件
針刺し・ウイルス感染事故 14件
スキー・スノボー事故 15件
自転車事故
600件
歩行中の事故 24件
研究・実習中の事故 38件
運動中の事故 125件
水もれ
32,250,899円
自転車事故
134,663,525円
11
1
年
間
の
学
生
賠
償
責
任
保
険
・
扶
養
者
死
亡
保
障
保
険
の
支
払
状
況
研究・実習中の事故
52,985,176円
水もれ事故 177件
支払合計件数
1,266件(2008年10月∼2009年9月)
支払合計金額
265,424,104円(2008年10月∼2009年9月)
扶養者死亡保障保険の支払状況(2008年10月∼2009年9月)
※契約口数1口あたり1年間に最高38万5,100円が保険金の支払い限度額となります。
扶養者死亡保障保険は、扶養者の方が病気や事故で亡くなられた後に発生し、負担された学資費用(学生が在学期間中に大学に
納付する授業料・実験・実習費・大学の講義に必須である教科書・教材の購入費用など)が保障される大学生協がおすすめする
保険です。引受保険会社:共栄火災海上保険株式会社
●病気死亡 117件(内35件第1回目支払) 44,941,682円 (構成比:90%)
●事故死亡 11件(内6件第1回目支払)
4,947,042円 (構成比:10%)
病気死亡による保険金支払
いが多くを占めています。
大学生協のおすすめする扶養者死亡保障保険の特長は、①「病気死亡」も保障対象となること、②大学への学資費用の納付のタイミン
グを考えて、あえて加入初年度を保障対象外とすることで保険料を節約した設計をしていることの2点です。
※詳しくは、専用パンフレットをご覧ください。
大学生協がおすすめする保険は、共済と同様に学内にある事故受付窓口および専用フリーダイヤルを
設けて、「年間を通じたひとりの保険金申請忘れも出さない取り組み」や「共済と連携した事故防止提
案活動」を推進しています。
2009 Annual Report
11
12.
学生の健康に関する悩みや不安にこたえて
携帯電話からもかけられます。
学生生活無料健康相談テレホンの報告 7 0120-888-110
年中無休 9:00∼21:00
※2009年10月より24時間365日対応
全国大学生協連では、学生総合共済の加入者の健康に関する悩みや不安にこたえるために『からだと心の健康づくりおよ
び健康管理に関する相談』を実施しています。年間1,585件の相談があり、学生生活の良きアドバイザーとして役立ってい
ます。
相談の傾向
●全体の動き
12
学
生
の
健
康
に
関
す
る
悩
み
や
不
安
に
こ
た
え
て
2008年10月から2009年9月までの1年間の相談総件数は1,585件となり、昨年比で147.9%と増加しています。月別の推移は下記の通りとなっています。
300
209
200
166
122
129
102
82
11月
12月
100
82
114
110
122
3月
4月
5月
138
0
10月
1月
2月
6月
7月
8月
9月
この1年の件数を平均すると、132.1件/月となります。
●相談者の利用状況
●相談内容
男女別の利用比率を
102
今年度 78
見ると 、男性54.2%
1年
昨年度 81
:女性45.8%となっ
301
今年度 91
2年 昨年度 109
ており、昨年(男性
50.4%:女性49.6%)
241
101
今年度
3年
220
昨年度
と男性の利用が増加し
374
89
今年度
ています。
4年
昨年度 60
続柄別では、ご本人
今年度 37 82
からの相談が83.4%、 大学院
男性
昨年度 28
女性
親御さんからの相談は
今年度 38 51
15.7%で、ご本人か その他 昨年度 42
(件)
ら の 相 談 は 昨 年
0
100
200
300
400
500
600
(79.4%)に比べ4.0
ポイント増加しています。また、ご本人からの相談の性別比は男性61.2%:女性
38.8%となっています。
新規利用と再度利用の状況はそれぞれ39.6%と60.2%で、再度利用は昨年
(45.5%)に比べ14.7ポイント増加しています。
学年別では4年生の利用率が大きく増加し29.2%、次いで2年生の24.7%です。
●時間帯別の利用状況
20時台の利用が最も多く全体の11.4%、次いで9時台の9.7%です。最も利
用の少ない時間帯は昨年同様の13時台で6.6%の利用率になっています。
●相談内容別件数●
相談内容
1病気・ケガ等の疑問や不安(日常的な範囲)
2病気・ケガ等の疑問や不安(受診中および受診後)
3食生活および健康作り
4性に関すること
5心の悩み
6医療機関・施設等の案内
7共済に関する問い合わせ
8その他
合 計
12
209
2009 Annual Report
件数
2009年度 2008年度
208件
96件
36件
68件
863件
47件
236件
31件
増減
160件 +48件
87件 +9件
36件
0件
74件
-6件
395件 +468件
56件
-9件
245件
-9件
19件 +12件
1,585件 1,072件 513件
構成比
2009年度 2008年度
13.1%
6.1%
2.3%
4.3%
54.4%
3.0%
14.9%
2.0%
14.9%
8.1%
3.4%
6.9%
36.8%
5.2%
22.9%
1.8%
100%
100%
増減
-1.8%
-2.0%
-1.1%
-2.6%
17.6%
-2.2%
-8.0%
+0.2%
ここ数年の状況どおり『心の悩み』がトップで54.4%と高い利用率を示して
おり、昨年(36.8%)に比べ17.6ポイントの増加となっています。
続いて『共済に関する問い合わせ』が14.9%で減少、次が『日常的な範囲で
の病気やケガ』の13.1%となりますが、件数が増加しています。
『共済に関する問い合わせ』の多くは例年通り、保険内容の確認や共済金の支
払の手続きなどの内容でした。
ホ ッ ト ボ イ ス
日常的な範囲内での病気やケガ等の疑問や不安
●痛みはないが視野の異常。どんな病気が考
えられるか。
(2年生 女性)
●夜中から全身に蕁麻疹が出た。2度目だが
どう対処か。
(1年生 女性)
●今朝、ロフトのはしごから転落し足の親指
が紫になり痛む。受診したほうがいいか。
(1年生 女性)
●肛門のところに小さな出来物が出来て痛
い。何科を受診したらいいか。
(4年生 男性)
●カッターで指を切った。絆創膏が無いがど
うしたらよいか。
(2年生 女性)
受診中または受診後の病気やケガなどの疑問や不安
●中耳炎で内服していたが鼓膜切開といわれ
た。大丈夫か。
(1年生 女性)
●2ヶ月前に尿管結石の疑いで内服。勝手に
中止し痛み再発。再受診必要か。 (2年生
男性)
●アトピー性皮膚炎がよくならない。漢方薬
は効果があるか。
(4年生 男性)
健康づくり
(食生活、運動、健診、予防接種など)
●健診で肝機能が高い。今後どうしたらいい
か。
(4年生 男性)
●最近食欲がなくなり困る。少ない量で栄養
価が高い食べ物はなにか。(4年生 男性)
●麻疹の抗体検査は陰性だった。予防注射を
受けたほうがいいか。
(4年生 女性)
●サプリメントはどの位の量をとればいいの
か。本当に効果はあるのか。
(1年生 男性)
性の悩み
●尿道口周辺が赤くなり、排尿時に痛む。性
病ではないかと心配。
(1年生 男性)
●人より性に興味がある。性ホルモンの異常
なのか。
(3年生 女性)
●血液検査でクラミジア抗体陽性。彼から感
染したかと悩む。
(院生2年 女性)
●エイズに感染が心配。検査はどこで受けら
れるか。
(3年生 女性)
心の悩み
●憧れの先輩によそよそしい態度をとられ落
ち込んでいる。
(院生1年 女性)
●対人関係が苦手で大学で孤立している。ど
うしたらいいか。
(1年生 男性)
●ストレスがたまり退学したいが、就職困難
で今後を考え迷う。
(2年生 男性)
●サークルの仲間から仲間はずれにされ辛
い。
(3年生 女性)
●教習所に通っているが思うように進まず不
安でたまらない。
(4年生 男性)
●特に問題はないのに、心の中がポッカリあ
いて集中できない。
(1年生 男性)
●一人暮らしの息子がひきこもりの様子。学
生会館へ戻すか。
(3年生 母親)
●授業、サークル活動、バイトなど何をやっ
てもつまらない。
(3年生 女性)
●将来、何をしたいか分からず気持ちが落ち
込む。
(3年生 女性)
●双極性気分障害で通院中。2ヶ月くらい調
子悪く学校に行けず辛い。(4年生 男性)
●拒食症で嘔吐を繰り返す。心療内科の医師
が信頼できない。
(院生3年 女性)
●体に少しでも変化があると癌ではないかと
気になる。
(3年生 女性)
●リストカットの傷あとを夏が来るまでに目
立たなくしたい。
(1年生 男性)
●海外研修に行っている息子のブログの内容
にショックを受けた。
(2年生 母親)
13.
扶養者を亡くした学生の学業継続のサポート
4億1,990万円( 2,272名)の援助ができました(1992年4月∼2009年3月まで)
勉学援助制度の報告
全国大学生活協同組合連合会は、
1992年に「勉学援助制度」を創設
しました。扶養者を事故で亡くした
場合には、学生総合共済の扶養者事
故死亡特約により共済金の支払があ
りますが、病気や自殺による死亡の
場合はこの保証がありません。こう
した学生が学業を継続できるように
支援しようとの全国の組合員の想い
でこの制度ができました。創設以来
2009年3月末現在で9,907人の応
募があり、2,272人に支給し、総額
は4億1,990万円になりました。こ
の数年の状況は平均約400人の応募
の内190人程の支給となっていま
す。経済的困難さに応じて10万円
または20万円を支給しています。
支給する勉学援助金は返済の必要は
ありません。財源は全国大学生活協
同組合連合会の基金をベースにして
いますが、学生組合員、生協の寄付
によって運営されています。共済制
度とあわせてもうひとつのたすけあ
い制度です。
※組合員を対象とした制度です。
これまで以下の大学生協の組合員が給付を受けました
北海道大
北海学園大
酪農学園
札幌学院大
北星学園
北教大・札幌
北教大・釧路
札幌大
小樽商大
室蘭工大
帯広畜産大
北見工大
北教大・函館
弘前大
岩手大
秋田大
東北大
東北学院大
東北工業
宮城県農短宮大
宮城教育大
山形大
福島大
尚絅学院大
盛岡大
宮城学院
弘前学院
みやぎインカレ
埼玉大
跡見学園女子大
東京外国語大
お茶の水女子大
武蔵学園
東京芸術大
21
12
11
16
7
1
1
21
5
8
5
9
3
12
21
14
24
36
3
5
2
25
8
2
12
7
1
2
11
4
6
5
7
5
東京芸術大
5
日本女子大
5
東洋大
15
大東文化学園 15
十文字学園
1
淑徳大みずほ台
2
法政大
45
東京大
33
早稲田大
87
慶応義塾
28
東京理科大
18
東京電機大
13
工学院大学
14
千葉大
24
千葉商科大
3
東邦大習志野
6
東京海洋大
1
横浜国立大
22
横浜市立大
1
東京工業大
3
明治学院
26
首都大学東京
11
日本社会事業大
3
東京農業大
18
芝浦工業大
20
神奈川大
34
昭和大
4
東京工芸大
8
東京工業高専
1
東京経済大
21
東京学芸大
22
東京農工大
9
電気通信大
6
東京薬科大
9
一橋大
津田塾大
白梅学園
和光学園
桜美林学園
麻布大
職能開発総合大
明治薬科大
群馬大
高崎経済大
宇都宮大
足利工業大
茨城大
茨城キリスト教学園
信州大
長野大
長野県短大
新潟大
山梨大
県立新潟女短大
新潟青陵大
長野県看護大
山梨県立大看短
東京インカレ
静岡大
愛知大
名古屋大
愛知教育大
名古屋工業大
名古屋市立大
愛知県立大
日本福祉大
同朋学園
岐阜大
7
8
1
6
9
3
5
3
11
16
4
4
11
4
25
5
2
30
4
2
1
1
1
23
28
25
22
14
1
2
5
14
7
8
三重大
三重短期大
中京大
名城大
岐阜市立女短大
金城学院 愛知県立芸術大
インカレ愛知
富山大
金沢大
福井大
京都大
同志社
立命館
京都府立大
龍谷大
京都教育大
京都工繊大
滋賀県立大
滋賀大大津
滋賀大彦根
京都橘学園
奈良女子大
奈良教育大
奈良工業高専
滋賀医科大
大阪インカレ
近畿大
大阪外語大
大阪経済大
大阪教育大
大阪府立大
阪南大
大阪大
18
1
45
2
1
6
1
2
11
17
10
22
37
77
4
41
7
8
3
6
3
7
6
4
1
1
4
38
12
13
15
6
7
21
大阪電通大
和歌山大
平安女学院
大阪市立大
高野山大
神戸大 関西学院大
兵庫県立大 神戸市外語大
甲南大
神戸親和女子大
園田学園女子大
大手前大
甲南女子大
香川大
四国学院
高知大
高知県立大
松山大
愛媛大
広島大
広島修道大
徳島大
下関市立大
鳥取大
水産大学校
岡山大
山口大
梅光学院
島根大
福岡インカレ
九州工業大
北九州市立大
佐賀大
10
9
3
9
1
23
26
8
4
17
6
4
7
4
19
10
16
4
21
30
31
19
30
7
13
3
19
15
3
7
1
23
20
25
宮崎大
鹿児島大
琉球大
沖縄大
福岡女子大
九州大
西南学院大
長崎県立大佐世保校
長崎大
熊本大
大分大
福岡県立大
純心大
南九州大
九州国際大
長崎県立大シーボルト校
立命館APU
その他
合計
9
28
15
1
3
24
7
9
12
17
15
3
2
4
4
1
6
36
2,272
13
扶
養
者
を
亡
く
し
た
学
生
の
学
業
継
続
の
サ
ポ
ー
ト
※数字は給付を受けた人数です。
2009年3月卒業生から、1,220万円あまりの寄付をいただきました。
大学別の内訳は下記のとおりです。(2009年10月1日現在)
(単位:円)
北海道大
10,000 高崎経済大
室蘭工業大
129,000 信州大
弘前大
260,800 松本大
岩手大
55,042 長野県看護大
5,000 大阪電通大
98,297
1,174,451 平安女学院
6,000
5,000 神戸大
61,000
14,000 高知大
277,845
163,000 松山大
308,508
福島大
1,000 静岡大
215,900 愛媛大
239,000
宮城学院
9,500 愛知大
5,000 広島大
106,000
337,184 徳島大
464,846
東北大
埼玉大
武蔵学園
東洋大
東京電機大
千葉大
東邦大習志野
東京海洋大
376,840 東京インカレ
103,600 愛知教育大
5,000 愛知県立大
293,000 中京大
5,000 金城学院
114,211 富山大
230,000 下関市立大
51,000
24,000 山口大
661,900
321,000 島根大
73,500
5,500 福井大
53,930 佐賀大
122,250
12,700 宮崎大
425,600
16,650 富山県立大
横浜市立大
35,000 京都大
299,000 福岡女子大
26,900
東京工業大
1,544 立命館
1,299,600 西南学院大
234,220
首都大東京
30,000 龍谷大
245,900 京都工芸繊維大
57,362 熊本大
1,451
58,001 その他
12,756
神奈川大
67,500 滋賀大彦根
2,576
東京経済大
20,000 京都橘学園
37,000
東京学芸大
89,593 奈良女子大
36,500
東京農工大
53,000 奈良教育大
20,000
東京薬科大
150,000 滋賀医科大
13,301
一橋大
26,000 大阪インカレ
桜美林学園
20,000 大阪大
給付できなかった人数
7,635人
1,288万円
339万円
(収入)
2,474万円
0
500
1000
1500
(給付)
2000
万円
2008年度は給付が847万円収入を上回りました。
給付を受けた学生の声から
勉学援助金の給付を受けた学生に、「全国の仲間へひとこと」などについて
書いてもらっています。その中からいくつか紹介します。
学費に使わせていただきます
社会に出て今度は私が幅広く援助
をしていける人間になります
多くの方々から援助を受けることは
大変ありがたいことです。亡くなった
母は長い間入院していましたので、家
族の生活が急変したということはあり
ませんでした。勉学援助金をいただけ
たらやはりまず、学費に充てたいです。
(早稲田大学4年)
122,18,991
「勉学援助制度」をささえる賛助会員を募集しています
勉学援助制度をより充実させ、ひとりでも多く たします。
の学生を援助できるように、「勉学援助制度賛助
賛助会員には法人会員(1口1万円)と個人会員
会員制度」を設けております。趣旨にご賛同いた (1口2千円)があります。詳細は事務局までお問
だき賛助会員として登録いただけるようお願いい い合せください。
13
■ 生協賛助会費
給付でき
給付者数
なかった人数
195人
220人 2,474万円
今回のご支援大変感謝しています。
私も今後組合員として皆様の力になれ
ばと考えております。父の収入が無く
なったことに加えて母も父の介護のた
めに仕事を辞めてしまったので家計の
収入が減少しました。私もアルバイト
に多く入り少しでも負担を減らそうと
しています。
(中京大学4年)
8,000
153,453 合計
給付者数
2.272人
4億1,990万円
■ 学生の出資金寄付・他
応募と給付人数
2008年度
30,370
41,425 金沢大
横浜国立大
芝浦工業大
応募と給付人数
1992年からの累計
2008年度の収入内訳と給付額
38,500
2,141,985 岡山大
126,000 梅光学院
応募・給付の実績
賛
助
会
員
募
集
勉学援助制度推進委員会
〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 大学生協会館
全国大学生活協同組合連合会 共済センター気付
7 0120 - 335-770
受付時間 平日/9:40∼17:30 土曜/9:40∼13:00
2009 Annual Report
13
14.
学生が主体的につくる「健康安全&事故防止」のとりくみ
加入者である学生自身が考え、提案しています。
健康安全を呼びかけるとりくみ
会員生協によって取り組まれていない場合があります
健康チェック企画
学生の生活を見直すために、体脂肪測定や肌
チェック、アルコールパッチテストや毛髪チ
ェックなどを行なっています。
14
学
生
が
主
体
的
に
つ
く
る
﹁
健
康
安
全
&
事
故
防
止
﹂
の
と
り
く
み
メンタルヘルス
学生がひとりぼっちにならず、友達と共に過
ごす大学生活を作るために、入学時の友達づ
くり企画が新学期に行なわれています。また、
困ったことを相談できる無料相談テレホンも
全国大学生協連で設置しています。
イッキ飲み防止啓発ポスター
健康チェック企画
イッキ飲み防止啓発
大学生になって初めてお酒を飲む機会に参加
します。お酒の飲み方やアルコールでの事故
防止の啓発活動も行なっております。
乾燥肌チェック
ストレスチェック
ストレスチェック
体脂肪チェック
肌水分チェック
握力測定
アルコールパッチテスト
学内ハザードマップ
防災
地震や、地域独特の生活対応(豪雪、水抜き、
台風対策など)を先輩の実感から伝え、心構
えや知識をつけてもらう取り組みを行なって
います。
食生活相談会
食生活改善をアドバイスするために、栄養士
による食生活相談会を行なっています。また、
食事のとり方などの提案も行なっています。
スポーツ企画
大学生は体を動かす機会が減ってしまいます
が、スポーツ企画や体力測定を通して健康的
な身体づくりをすすめています。
自転車・バイク点検
学生は自転車やバイクに乗っている時の事故
が多いのが現状です。また、大学がある土地
柄によってバイクに乗る学生が多い大学もあ
ります。自転車やバイクの事故に注意を払う
ために、車両点検などが行なわれています。
14
2009 Annual Report
健康で安全な大学生活について考えるとりくみ
給付事例学習会
共済金の支払給付事例や「たすけあいアンケ
ート」から、どのような予防の取り組みがで
きたらいいのか考えています。
※共済金の支払を受けた方の個人情報は守ら
れています。
14
学
生
が
主
体
的
に
つ
く
る
﹁
健
康
安
全
&
事
故
防
止
﹂
の
と
り
く
み
給付事例の報告
前月や1年前の給付状況を知らせることで、
季節ごとに注意したい病気や怪我の実態と予
防を事前に呼びかけると共に、共済金の支払
申請漏れを防止しています。生協店舗などに
「給付ボード」として掲示したり、冊子を作
成して各場面で配布しています。
※共済金の支払を受けた方の個人情報は守ら
れています。
共済活動について学びあうとりくみ
全国共済セミナー
全国の学生・生協職員・教職員が一堂に会し、
共済活動を発展させるべく学びあいを行なって
おり、2009年8月に開催された第27回セミ
ナーでは、400名を超える参加者が全国の大
学から集まりました。全国の学生どうしのたす
けあいを実感し、学びあい、行動をスタートす
る場として位置づけています。
各地の共済セミナー
各地域センターでも全国の共済セミナーとは
別に、共済について学びあう場がつくられて
います。
共済活動の交流のほか、加入、共済金の支払
の実務の学習や共済金の支払を受けた人の体
験談を聞いて実績をリアルに感じ考えること
などが行なわれています。
2009 Annual Report
15
15.
たすけあいアンケートより
※2008年度および2009年度の保障内容での共済金の支払金額で掲載しています。
大学生協では、学生総合共済の受
給者の方に「たすけあいアンケー
ト」を書いていただいています。
掲載を了承していただいている
方々の声を、ご紹介します。
やっていれば病気にならずに済んだのでは?
と思いました。
大学在中でまさか入院すると思わなかったの
で、いざという時に入っていて良かったと本
当に思います。ありがとうございました。
●椎間板ヘルニア/入院16日・手術1回
110,000円―――――――――――
大阪大学3年
15
た
す
け
あ
い
ア
ン
ケ
ー
ト
よ
り
病 気
●急性虫垂炎/入院15日・手術1回
140,000円―――――――――――
高知大学4年
試験期間中、腹痛があったが幼い頃、便秘
で苦しんで病院にかかった時の痛みと似てい
ると思い、市販の薬を使うと楽になったので、
我慢しながら試験を受けた。最後の集中講義
を前に、我慢できなくなり、学校の保険セン
ターより急患で高知の病院に運ばれた。
高知の病院で強く入院を薦められたが、心
細いので、家族のいる実家近くの病院に入院
したかった。深夜悪天候の中、瀬戸大橋を渡
っての往復は大変負担だったが、やはり地元
の病院で良かったと思った。
我慢していた為、症状が悪化してしまい、
通常の手術よりかなり大がかりなものになっ
た。高額医療費の請求をしてもかなり自己負
担が大きいので、共済金が出ることは大変あ
りがたいです。
●急性胃腸炎/入院9日45,000円――
愛知県立芸術大学2年
大学の授業が6限終了後学生寮に帰宅し、
腹痛を感じたので水を飲みベッドに横になっ
たが急な吐き気におそわれ、くり返し胃液を
はいてしまい、自分でもおかしいと思ってい
ると、異変に気づいた同室の先輩が救急車を
よんでくれ病院に運ばれ、そのまま入院をし
た。急性胃腸炎ということで原因はわからな
いが、大学の授業も忙しかったので、余裕が
なく精神的に疲れていたからかも知れない。
自宅外生で遠方の大学に通っている中での入
院だったので、入院準備など実家の母や寮の
同室の人たちにも迷惑をかけ、申し訳なかっ
たと思う。
今まで大きな病気や入院を一切したことがな
かったので、今回の入院は本当にびっくりし
ました。やはり何があるかわからないので、
共済に加入していて良かったと思うし、まだ
入っていない人がいたら是非加入をすすめ
る。
●肺炎/入院15日 75,000円――――
日本女子大学4年
就職活動に追われて、自分自身将来に対し
てすごく悩んでいた。精神的に体力的に限界
だった時、ストレスがたまって肺炎になって
しまったのだと思う。結局肺炎になった原因
は不明だったので就活中の息抜きをしっかり
16
2009 Annual Report
実習の期間中に座っている時、座骨神経痛
に気付き、そこで初めて異常を感じた。それ
まではいつもの腰痛だと思っていたが、今振
り返ってみると、部活をしていると時に、腰
から太股の裏にかけて激痛が走ったことがあ
り、それが直接的に関係していると思われる。
困ったことや不便を感じたことはあまりなか
った。これは、同室の患者さんとの交流が盛
んにあったためではないかと思う。その方か
ら色々なことを教えてもらった。(手術後は、
すぐに起き上がれないため、ペットボトルに
ストローの付いたふたを付けておくと便利だ
ということなど。
)
ありがとうございました。まさか自分がお
世話になるとは思ってもいませんでしたが、
今になると、入学時に加入しておいて良かっ
たと感じています。
●ウィルス感染症/入院11日
55,000円――――――――――――
宮城教育大学43年
12月7日頃から発熱があり、風邪かと思っ
て通院していましたが、熱があったり、下が
ったりで、結局、実家の秋田の病院に入院し
ました。病院では最初「不明熱」と言われま
したが、点滴と薬で治ってきました。日頃の
疲れがたまっていた身体になんらかのウィル
スが感染したのかと思います。
入院費が入院11日で12万を越えました。
通院を入れると15万位はかかりました。今回
共済に入っていてその半分ですが、共済金が
いただけるのはとてもありがたく、加入して
いて良かったと思います。又、アパートを変
わったら、どんな火災の保障があるか大家さ
んに聞かれたのでそっちも加入していて良か
ったと思います。
●急性骨髄性貧血/入院49日
245,000円――――――――――――
法政大学4年
就活中に、身体がだるく、疲れからと思っ
ていたら高熱が出、貧血で歩くのも困難にな
った。白血病は遺伝や伝染ではなく、全くの
偶然に発生するようですので、事前の注意は
不可能だった。
白血病は青年層において事故に次いで多い
死因になっていて、治療に要する期間は長期
に渡り、経済的にも負担が増し、共済金がい
ただけるのはたいへん有り難いです。若いか
ら病気など関係ないと思われる人が多いと思
いますが、注意によって防ぐことが出来ない
事が発生します。その時のため、全国の仲間
のために、1人でも多くの方に共済に加入し
ていただきたいと思います。
交通事故
●原付バイクで走行中、タクシーと衝突。
右鎖骨遠位端骨折/入院54日・手術1
回・通院29日・固定期間46日
352,000円――――――――――――
東京大学1年
帰宅時、原付バイクで車道を走行中、車道
左側に停車中のタクシーが急に、ウィンカー
も出さずUターンをし、タクシーの運転手側
のドアへバイクごと正面衝突。
入院中はタオルや生活用品を病院内で購入
すると、外より割高である。洗濯にお金がか
かった。通院中、研究が中断されてしまい、
思うように仕事や勉強がはかどらなかった。
共済金のおかげで、事故により必要になっ
たもろもろの雑費(かなりかかりました。)を
まかなえるので、感謝しています。
●停車中の車に同乗中、後続車が追突。
首・腕打撲/通院90日
135,000円―――――――――――――
岡山大学大学院1年
母の運転する車に同乗していた。事故当時、
現場付近は渋滞しており、なかなか進まない
ため、母はサイドブレーキをかけ停止状態だ
ったところ、後続車がブレーキとアクセルを
踏み間違えて追突してきた。その衝撃で加害
車両と母の車を含む計4台の玉突き事故とな
った。(母の車の前2台も完全に停止してい
た)。車が激しく前後に揺さぶられたとき、首
や腕などを打撲し、突っ張った足にも負担が
かかったため、事故後しばらくして痛みが増
してきた。
卒業と進学で物いりのときに助かりました。
事故に遭うと、案外お金(みえないものも含
めて)がかかるので、共済金がいただけるの
はありがたいと思いました。
●自転車で道路横断中、左側から来た自
動車とぶつかり全身を強打。左脚足
首・右脚太股付け根・左脚膝を痛め
た/通院11日 16,500円―――――
山口大学4年
大学へ向かう途中、自転車で道路横断中、
左側から来た自動車とぶつかり、その反動で、
ぶつかった車の反対車線に渋滞のため停止し
ていた車にもぶつかり、全身打撲。
横断歩道を渡ったらよかった。また、左右
が確認しにくい場合、いつも以上に気を付け
るべきだった。
足をケガしたので、通院に困った。タクシ
ーを毎回呼び、お金もかかった。一人暮らし
なので、自分で色々せねばならず、分からな
いことも多かったので、手間取った。
共済に入っていてよかったと思いました。
いつ事故をするかなんて予想できないので、
備えあれば憂いなしだと思います。
スポーツ事故
●スノーボードで転倒、左手首骨折。/
通院9日・固定期間32日
37, 500円――――――――――――
れてきた。しかしその日は祝日で病院が休み
だったので、翌日病院で診ていただいたとこ
ろ、左第5中足骨々折でした。
実家でケガをしても共済金がいただけると
は思ってもいませんでした。加入していて良
かったです。
三重大学2年
スノーボードの練習中、バランスを崩し前
に倒れた際に、左手首を強くついてしまい骨
折。
スポーツをする時に、新しい事に挑戦する
場合は、自分の力量を考えて、プロテクター
などの保護具を使える場合は使いましょう。
医療費は予想以上にかかる場合が多く、自
分も通院中はバイトも一切できず非常に困っ
ていましたが、共済金のおかげで、少しだけ
痛みがやわらぎました。本当に感謝です。そ
して、共済金を知らない人も多いと思うので、
知っておくといいと思います。
●フットサルの練習中、ボールの取り合
いで転倒、右足捻挫・靱帯損傷。/通
院6日・固定期間21日17,000円――
火災・借家人賠償・盗難事故
●水漏れによる借家人賠償事故家財
44,400円 借家人賠償 230,000円
横浜国立大学3年
部屋の備え付けのエアコンより水漏れ、そ
のままにしていたら、エアコンが故障し、床
や壁の張り替えも必要となった。家財のベッ
ド、布団等にも被害があった。
床や壁の修繕工事と聞き、費用がとてもか
かるのではと心配だった。
みんなに費用を負担してもらうことになり、
とても感謝しています。下宿もきちんと管理
しながら生活していかなければならないと強
く感じました。
横浜市立大学2年
就寝後、何者かが部屋に侵入してきたらし
く、鞄2つが盗まれていた。本人は寝ていて
気付かなかったが、大家さんが、本人の部屋
から男の人が出ていくのを目撃していた。
鞄2つとその中に入っていた財布、デジカ
メ等が盗まれた。後日、鞄や勉強道具は返っ
てきたが、財布、デジカメ、現金等がなかっ
た。
カギをしっかりかけたか、かけていないか
があやふやだったことが原因と考えられる。
毎日カギをかけたことを十分に確認しておけ
ば防げたと思う。
共済金の制度を見直してみて、とてもよい
制度だと思いました。たすけあいによって、
成り立っているわけですが、みなさんにとて
も助けていただきました。ありがとうござい
ました。
15
た
す
け
あ
い
ア
ン
ケ
ー
ト
よ
り
神戸市外国語大学4年
ボールの取り合い時に足がかかり転倒。バ
ランスを崩し右足を強く捻り動けなくなった。
楽しむためのサークル活動とはいえ、ケガ
の可能性は決してゼロではありません。真剣
にかつ楽しくやろうとする姿勢と事前の準備
運動でケガの可能性を低くすべきです。
最低でも四年間の生活で、やはり何が起こ
るかは誰にもわかりません。それが起こって
しまった今、本当に助かりました。支え合い
はいつか実を結びますね。ありがとうござい
ます。
日常生活中の事故
●アルバイト中の事故。右手人差指裂傷
/通院10日 15,000円――――――
大阪インカレ4年
厨房内で食パンを切る際に、右手人差し指
を裂傷(皮膚の一部欠損)してしまった。
パン押さえの器具があるが、端の方になる
と指(手)で押さえないとしにくいので使っ
ていなかった。注意力が足りなかったかもし
れない。
ケガをした時は痛かったが、これくらいの
ケガですんで良かったと思う。一瞬の不注意
が大ケガを招くのだと実感した出来事だった。
●正座による骨折事故/通院15日・固定
期間62日 69,000円―――――――
一橋大学4年
祖父の一周忌の法要の為、実家へ帰省して
いましたが、法要の当日、午前10時からお
坊さんのそばでずっと正座をして足をくずさ
ずにいました。急にトイレに行きたくなり、
足のしびれをとらない内に突然立ち上がった
ところ、バキッと音がして、しばらくして腫
●洗濯機の水漏れによる家財・借家人賠償
事故家財 246,750円借家人賠償
16,604円―――――――――――――
名古屋大学大学院1年
洗濯機を動かしたまま、外出したところ、
給水ホースのゴムの劣化により水が壁にかか
り続けたため、自分の家財および下の家の天
井がぬれてしまった。
長く住んでいると色々な部分で劣化が起こ
ると思います。普段から異変がないかを気に
することが大切だと思います。
自分の不注意で起こしてしまったことなの
で大変申し訳なく思っています。ありがとう
ございました。
●隣家からの出火による家財の事故
家財 977,381円
見舞金 100,000円――――――――
山口大学4年
隣家からの出火。一軒家を借りているため
被害が大きく、半分が火災により燃え、半分
が消火活動により水を浴びる。出火当時、家
の中で寝ており危ないところだった。
ちょうど夏休みに入ったところで、知人の
帰省と重なってしまった。事故後は、喪失感、
不安感、やじ馬の対応、事務的処理、荷物の
運び出しなど、精神的に疲れることが多かっ
た。
ありがとうございます。お陰様で給付を受
けることができます。人生何が起きるかわか
りません。入っていない友人などいたら、ぜ
ひ加入をすすめてください。また、事故にあ
われた他の加入者の方が同じ様に共済金の支
払を受けられていると思うとなんだか嬉しい
です。
●盗難 家財損害額 45,490円
現金保障 15,000円――――――――
提携スポーツ施設
大学生協では、学生総合共済加入者の健
康増進と福利厚生のため下記のスポーツ
施設と法人契約を結んでいます。共済加入
者は、それぞれのスポーツ施設を法人利用
料金で利用できます。
(2009年9月現在)
■コナミスポーツ&ライフ
■セントラルスポーツ
エアロビクス、
マシンジム、
プール、サウナ、
ワールプール、
スカッシュ、
ラケットボール、
テニス等
宿泊・研修施設
大学生協の宿泊研修施設コープ・イン・
京都は低料金と交通至便な立地条件で、
組合員とご家族・教職員のみなさんに好評
です。
■コープ・イン・京都
TEL.075-256-6600
0120-79-6600(通話料無料)
FAX.075-251-0120
〒604-8113
京都府京都市中京区
柳馬場蛸薬師上ル
井筒屋町411
http://www.coopinn.jp/
2009 Annual Report
17
16.
学生総合共済事業状況
2009年度の学生総合共済事業概要
注)各数値の端数は切り捨てて表示しています。
1. 年度末総加入者数※
642,436人
※「年度末総加入者数」は、生命加入者数+生命共済のない火災共済のみ加入者の合計です。
種目別では生命共済60万1,724人(増率▲3.0%)、火災共済33万8,636人(増率▲1.36%)となりました。
2. 保有契約高
16
学
生
総
合
共
済
事
業
状
況
1兆1,859億円
種目別では生命共済6,274億円(増率▲30%)、火災共済5,585億円(増率8.5%)となりました。
3. 受入共済掛金
24億9,542万円
種目別では生命共済22億8,313万円(増率▲49%)、火災共済2億1,229万円(増率▲68%)となりました。
4. 共済金支払件数
31,413件
種目別では生命共済30,697件(増率▲3.89%)、火災共済716件(増率▲20.4%)となりました。
5. 共済金支払金額
21億8,875万円
種目別では生命共済20億7,472万円(増率0.1%)、火災共済1億1,403万円(増率▲34.1%)となりました。
加入者数の推移
(人)
年度
生命共済
火災共済
総加入者
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
前年差
増率
700,745
697,249
685,342
675,796
673,194
678,244
675,286
664,348
645,541
620,078
601,724
−18,354
−3.0%
356,253
357,562
354,943
353,296
353,557
358,768
359,638
356,932
350,239
343,293
338,636
−4,657
−1.36%
702,960
700,685
690,324
682,711
682,765
690,025
690,816
683,497
670,004
652,197
642,436
−9,761
−1.5%
●総加入者数
99年
00年
01年
02年
03年
04年
05年
06年
07年
08年
09年
0
※総加入者数は、生命共済加入者数に生命共済のない火災共済のみの加入者数を加え
た合計です。
●生命共済
50
60
70
(万人)
●火災共済
99年
99年
00年
00年
01年
01年
02年
02年
03年
03年
04年
04年
05年
05年
06年
06年
07年
07年
08年
08年
09年
09年
0
18
10
2009 Annual Report
10
50
60
70
(万人)
0
5
20
30
(万人)
年度
会員数
217
217
216
214
-2
-0.9%
06
07
08
09
前年差
増率
(人)
●型別加入者数(2009年9月末)
●実施会員数の推移
事業年度
2006
2007
2008
G型
R型
C型 バイク事故保障あり
C型 バイク事故保障なし
S型 バイク事故保障あり
S型 バイク事故保障なし
J型 バイク事故保障あり
J型 バイク事故保障なし
生命共済計
KT型
K型
KY型
火災共済計
−
−
372
969
88,851
223,206
168,458
182,492
664,348
−
48,385
308,547
356,932
−
−
218
782
80,825
219,214
159,242
185,260
645,541
−
24,747
325,492
350,239
−
−
163
628
72,776
211,864
147,480
187,167
620,078
−
8,651
334,642
343,293
2009
人
前年差
増率%
169,442
213
92
372
48,488
148,160
102,133
132,824
601,724
101,250
235,081
2,305
338,636
169,442
213
-71
-256
-24,288
-63,704
-45,347
-54,343
-18,354
101,250
-99,561
-6,346
-4,657
100.0
100.0
-43.6
-40.8
-33.4
-30.1
-30.7
-29.0
-3.0
100.0
-29.8
-73.4
-1.36
16
学
生
総
合
共
済
事
業
状
況
●受入共済掛金及び契約高の推移
○受入共済掛金
(千円)
○保有契約高
(百万円)
年度
生命共済
火災共済
年度
生命共済
火災共済
06
07
08
09
前年差
増率
4,795,080
4,677,978
4,482,965
2,283,136
-2,199,829
-49%
656,859
656,273
661,485
212,295
-449,190
-68%
06
07
08
09
前年差
増率
952,082
929,435
897,322
627,420
-269,902
-30%
535,398
525,359
514,940
558,580
43,640
8.5%
○共済金支払件数
●受入共済掛金の推移
(生命共済)
06年
07年
08年
09年
0
50
60
(億円)
(火災共済)
事業年度
2006
2007
2008
病気入院
事故入院
事故通院
手術
後遺障害
本人死亡
扶養者事故死亡保障特約
父母・扶養者死亡保障特約
生命共済計
火災・借家人賠償責任
盗難
火災共済計
合計
8,033
3,173
15,132
5,971
146
189
73
1,707
34,424
819
270
1,089
35,513
8,221
2,983
14,323
6,242
162
188
73
1,654
33,846
545
269
814
34,660
7,185
2,898
13,864
6,109
127
197
55
1,500
31,935
666
233
899
32,834
06年
○共済金支払金額
07年
事業年度
08年
09年
0
5
10
(億円)
(件)
病気入院
事故入院
事故通院
手術
後遺障害
本人死亡
扶養者事故死亡保障特約
父母・扶養者死亡保障特約
生命共済計
火災・借家人賠償責任
盗難
火災共済計
合計
2009
件
6,918
2,662
13,509
5,711
154
202
66
1,475
30,697
478
238
716
31,413
前年差
-267
-236
-355
-398
27
5
11
-25
-1,238
-188
5
-183
-1,421
増率%
-3.72%
-8.14%
-2.56%
-6.51%
21.26%
2.54%
20.00%
-1.67%
-3.88%
-28.23%
2.15%
-20.36%
-4.33%
(千円)
2006
2007
2008
609,611
642,199
535,060
257,552
252,774
231,640
481,008
467,466
465,276
258,630
272,870
269,440
167,008
139,560
100,780
201,511
206,600
204,200
137,505
87,362
113,592
170,700
165,400
152,910
2,283,525 2,234,231 2,072,898
152,042
129,791
147,986
39,414
30,542
25,093
191,456
160,333
173,079
2,474,981 2,394,564 2,245,977
2009
金額
537,886
215,722
480,188
254,090
99,920
210,800
128,612
147,500
2,074,718
92,579
21,453
114,032
2,188,750
前年差
2,826
-15,918
14,912
-15,350
-860
6,600
15,020
-5,410
1,820
-55,407
-3,640
-59,047
-57,227
増率%
0.53%
-6.87%
3.20%
-5.70%
-0.85%
3.23%
13.22%
-3.54%
0.09%
-37.44%
-14.51%
-34.12%
-2.55%
2009 Annual Report
19
17.
学生総合共済経営状況
財務諸表
1. 貸借対照表(2009年9月30日現在)
■ 資産の部
単位:千円/千円未満は切り捨て
17
学
生
総
合
共
済
経
営
状
況
科目名
流動資産
現金預金
普通預金
定期預金
金銭信託
有価証券
繰延税金資産
その他の流動資産
固定資産
有形固定資産
無形固定資産
その他固定資産
長期預金
長期前払費用
長期有価証券
金銭の信託
繰延税金資産
資産合計
2006年度末
金額
14,856,379
13,940,233
227,934
3,700,000
10,012,299
900,251
2007年度末
金額
16,300,413
15,688,291
386,392
5,300,000
10,001,899
601,152
15,893
4,702,993
1,764,027
345,084
2,600,126
200,000
−
2,400,126
10,967
4,679,989
1,719,415
256,855
2,615,490
200,000
15,459
2,400,038
19,559,372
20,980,403
2008年度末
金額
16,573,956
15,962,573
291,445
5,601,400
10,069,728
603,756
0
7,627
4,549,596
1,681,201
-88,229
2,611,538
200,000
11,588
2,399,950
0
0
21,123,553
金額
4,591,424
1,488,187
285,981
1,202,206
0
2,755,104
275,672
72,461
14,519,182
1,646,199
357,997
12,514,979
0
7,725
2,399,861
9,994,741
112,652
19,110,606
2009年度末
前年差
-11,982,532
-14,474,386
-5,464
-4,399,194
-10,069,728
2,151,348
275,672
64,834
9,969,586
-35,002
101,142
9,903,441
-200,000
-3,863
-89
9,994,741
112,652
-2,012,947
増率%
-72.3%
-90.7%
-1.9%
-78.5%
-100.0%
356.3%
100.0%
850.1%
219.1%
-2.1%
39.4%
379.2%
-100.0%
-33.3%
0.0%
100.0%
100.0%
-9.5%
(注1)金融商品会計基準の適用に伴い、期首に残高のある金銭信託は、当事業年度よりその他固定資産の金銭の信託としています。
(注2)税効果会計基準の適用に伴い、流動資産および固定資産にそれぞれ繰延税金資産を計上しました。
■負債・資本の部
単位:千円/千円未満は切り捨て
科目名
共済契約準備金
支払備金
未経過共済掛金
共済掛金積立金
異常危険準備金
流動負債
未払金・預り金
その他(※)
固定負債
退職給付引当金
負債合計
剰余金
任意積立金
共済事業積立金
当期未処分剰余金
資本合計
負債・資本合計
2006年度末
金額
15,156,138
2,661,116
2,881,677
6,946,509
2,666,835
-96,104
203,483
-299,588
222,610
222,610
15,282,644
4,276,727
3,773,260
3,773,260
503,467
4,276,727
19,559,372
2007年度末
金額
14,934,648
2,312,901
2,777,328
6,896,767
2,947,650
836,362
171,250
665,111
233,141
233,141
16,004,151
4,976,252
4,173,260
4,173,260
802,992
4,976,252
20,980,403
(※)流動負債のその他の主なものは、本部に対する未払金です。
20
2009 Annual Report
2008年度末
金額
14,405,389
2,012,078
2,671,621
6,484,879
3,236,811
967,689
138,782
828,907
271,350
271,350
15,644,428
5,479,124
4,623,260
4,623,260
855,864
5,479,124
21,123,553
金額
11,190,262
1,575,602
2,981,239
3,112,676
3,520,745
1,103,799
178,118
925,681
338,852
338,852
12,642,102
6,468,503
4,923,260
4,923,260
1,545,243
6,468,503
19,110,606
2009年度末
前年差
-3,215,127
-436,476
309,618
-3,372,203
283,934
136,110
39,336
96,774
67,502
67,502
-3,002,326
989,379
300,000
300,000
689,379
989,379
-2,012,947
増率%
-22.3%
-21.7%
11.6%
-52.0%
8.8%
14.1%
28.3%
11.7%
24.9%
24.9%
-19.2%
18.1%
6.5%
6.5%
80.5%
18.1%
-9.5%
2. 損益計算書(自2008年10月1日 至2009年 9月30日)
単位:千円/千円未満は切り捨て
科目名
共済事業収益
共済掛金
受入共済掛金
支払解約返戻金
未経過共済掛金戻入
未経過共済掛金繰入
共済掛金積立金戻入
共済掛金積立金繰入
資産(長期掛金)運用益
価格変動準備金繰入
共済事業費用
共済金
支払共済金
支払備金戻入
支払備金繰入
異常危険準備金
異常危険準備金戻入
異常危険準備金繰入
共済剰余金
事業経費
人件費
物件費
共済事務委託費
本部管理費
事業剰余
事業外収益
受取利息
雑収入
事業外費用
雑損失
経常剰余金
特別利益
特別損失
税引前当期剰余金
法人税等
過年度法人税等
法人税等調整額
当期剰余金
過年度法人税等調整額
当期未処分剰余金
2006年度
金額
6,094,313
6,094,313
5,451,940
43,710
3,356,463
2,881,677
7,076,253
6,946,509
81,552
−
3,085,479
2,778,577
2,474,981
2,357,519
2,661,116
306,901
−
306,901
3,008,833
1,887,466
194,702
538,393
847,052
307,318
1,121,367
63,096
2,077
61,019
135,124
135,124
1,049,339
−
594
1,048,744
545,276
2007年度
金額
5,569,852
5,569,852
5,334,250
46,447
2,881,677
2,777,328
6,946,509
6,896,767
127,958
−
2,327,163
2,046,348
2,394,563
2,661,116
2,312,902
280,815
−
280,815
3,242,689
1,940,478
199,540
599,079
835,372
306,487
1,302,209
74,204
11,759
62,444
121,632
121,632
1,254,781
−
0
1,254,781
451,788
503,467
802,992
503,470
802,993
2008年度
金額
5,737,755
5,737,755
5,144,450
45,458
2,777,328
2,671,621
6,896,767
6,484,879
121,168
−
2,264,284
1,975,123
2,275,946
2,312,901
2,012,078
289,160
−
289,160
3,473,471
2,017,999
235,904
662,856
805,056
314,183
1,455,471
74,184
11,714
62,469
116,950
116,950
1,412,706
−
145
1,412,560
556,695
長期
4,409,495
4,409,495
14,936
47,407
2,671,621
1,713,343
6,484,879
3,112,676
120,669
9,184
1,593,873
1,371,097
2,058,963
2,012,078
1,324,212
222,776
0
222,776
2,815,622
1,333,427
193,712
587,335
261,899
290,481
1,466,631
58,927
3,743
55,183
98,885
98,885
1,442,237
−
−
−
−
−
−
855,864
−
−
855,865
−
2009年度
短期
合計
前年差
増率%
1,210,691 5,620,185 -117,570
-2.0%
1,210,691 5,620,185 -117,570
-2.0%
2,480,494 2,495,431 -2,649,019 -51.5%
1,907
49,315
3,857
8.5%
0 2,671,621 -105,707
-3.8%
1,267,896 2,981,239
309,618
11.6%
0 6,484,879 -411,888
-6.0%
0 3,112,676 -3,372,203 -52.0%
0
120,669
-499
-0.4%
0
9,184
9,184
100%
457,452 2,051,327 -212,957
-9.4%
396,295 1,767,393 -207,730 -10.5%
144,906 2,203,869
-72,077
-3.2%
0 2,012,078 -300,823 -13.0%
251,389 1,575,602 -436,476 -21.7%
61,157
283,934
-5,226
-1.8%
0
0
0
−
61,157
283,934
-5,226
-1.8%
753,239 3,568,858
95,388
2.7%
366,110 1,699,540 -318,459 -15.8%
53,186
246,899
10,995
4.7%
161,261
748,596
85,740
12.9%
71,908
333,808 -471,248 -58.5%
79,755
370,237
56,054
17.8%
402,685 1,869,316
413,845
28.4%
16,179
75,106
922
1.2%
1,027
4,771
-6,943 -59.3%
15,151
70,335
7,866
12.6%
27,150
126,036
9,086
7.8%
27,150
126,036
9,086
7.8%
376,158 1,818,386
405,680
28.7%
−
31,081
31,081
100%
−
29
-116 -80.0%
− 1,849,439
436,879
30.9%
−
617,007
60,312
10.8%
−
75,512
75,512 100.0%
−
73,296
73,296 100.0%
− 1,083,622
227,759
26.6%
− -461,621 -461,621 100.0%
− 1,545,245
689,380
80.5%
17
学
生
総
合
共
済
経
営
状
況
(注1)税効果会計に係る会計基準の適用に伴い、当事業年度より過年度法人税等、法人税調整額および過年度法人税等調整額を計上しています。
(注2)異常危険準備金は、2005年度からその年度の受入掛金総額に達するまで共済掛金の5%を毎年度積み立てています。
(注3)雑収入は、団体保険の手数料収入です。
(注4)雑損失は、税額控除ができない消費税と団体保険支払手数料です。税額控除ができない消費税は物件費に含まれています。
2009 Annual Report
21
3. 生命共済の損益状況
単位:千円/千円未満は切り捨て
17
学
生
総
合
共
済
経
営
状
況
科目名
共済事業収入
I. 共済掛金
受入共済掛金
支払解約返戻金
未経過共済掛金戻入
未経過共済掛金繰入
共済掛金積立金戻入
共済掛金積立金繰入
資産(長期掛金)運用益
共済事業費用
価格変動準備金繰入
II. 共済金
支払共済金
支払備金戻入
支払備金繰入
III, 異常危険準備金
異常危険準備金戻入
異常危険準備金繰入
共済剰余金
2006年度
金額
5,402,327
5,402,327
4,795,080
36,234
2,983,277
2,550,061
6,201,728
6,062,638
71,175
2,907,263
2007年度
金額
4,805,333
4,805,333
4,677,977
38,532
2,550,061
2,446,456
6,062,638
6,113,788
113,431
2,153,362
2,635,335
2,283,525
2,127,532
2,479,342
271,928
−
271,928
2,495,064
1,911,169
2,234,230
2,479,342
2,156,281
242,193
−
242,193
2,651,970
2008年度
金額
5,138,461
5,138,461
4,482,965
37,300
2,446,456
2,339,122
6,113,788
5,633,586
105,261
2,093,041
0
1,834,253
2,103,963
2,156,281
1,886,571
258,788
0
258,788
3,045,419
長期
3,854,723
3,854,723
13,552
39,880
2,339,122
1,493,420
5,633,586
2,694,752
104,467
1,544,404
7,951
1,349,749
1,953,141
1,886,571
1,283,179
194,655
0
194,655
2,310,318
2009年度
短期
合計
前年差
増率%
1,104,809 4,959,532 -178,929
-3.5%
1,104,809 4,959,532 -178,929
-3.5%
2,269,584 2,283,136 -2,199,829 -49.1%
1,546
41,426
4,126
11.1%
0 2,339,122 -107,334
-4.4%
1,163,227 2,656,647
317,525
13.6%
0 5,633,586 -480,202
-7.9%
0 2,694,752 -2,938,834 -52.2%
0
104,467
-794
-0.8%
438,096 1,982,500 -110,541
-5.3%
0
7,951
7,951 100.0%
382,306 1,732,055 -102,198
-5.6%
136,912 2,090,053
-13,910
-0.7%
0 1,886,571 -269,710 -12.5%
245,393 1,528,572 -357,999 -19.0%
55,790
250,445
-8,343
-3.2%
0
0
0
0.0%
55,790
250,445
-8,343
-3.2%
666,713 2,977,031
-68,388
-2.2%
4. 火災共済の損益状況
単位:千円/千円未満は切り捨て
科目名
共済事業収入
I. 共済掛金
受入共済掛金
支払解約返戻金
未経過共済掛金戻入
未経過共済掛金繰入
共済掛金積立金戻入
共済掛金積立金繰入
資産(長期掛金)運用益
共済事業費用
価格変動準備金繰入
II. 共済金
支払共済金
支払備金戻入
支払備金繰入
III, 異常危険準備金
異常危険準備金戻入
異常危険準備金繰入
共済剰余金
22
2009 Annual Report
2006年度
金額
691,985
691,985
656,859
7,475
373,186
331,615
874,525
883,870
15,906
15,906
2007年度
金額
764,519
764,519
656,272
7,915
331,616
330,872
883,870
782,979
15,906
173,799
143,242
191,456
229,987
181,774
34,973
−
34,973
513,769
135,178
160,332
181,774
156,620
38,621
−
38,621
590,718
2008年度
金額
599,294
599,294
661,485
8,157
330,872
332,498
782,979
851,292
15,906
171,241
0
140,869
171,982
156,620
125,507
30,372
0
30,372
428,052
長期
554,771
554,771
1,384
7,526
332,498
219,922
851,292
417,923
16,201
49,468
1,233
21,347
105,821
125,507
41,033
28,121
0
28,121
505,302
2009年度
短期
合計
105,880
660,651
105,880
660,651
210,910
212,294
360
7,886
0
332,498
104,668
324,590
0
851,292
0
417,923
0
16,201
19,356
68,824
0
1,233
13,989
35,336
7,993
113,814
0
125,507
5,996
47,029
5,367
33,488
0
0
5,367
33,488
86,524
591,826
前年差
増率%
61,357
10.2%
61,357
10.2%
-449,191 -67.9%
-271
-3.3%
1,626
0.5%
-7,908
-2.4%
68,313
8.7%
-433,369 -50.9%
295
1.9%
-102,417 -59.8%
1,233 100.0%
-105,533 -74.9%
-58,168 -33.8%
-31,113 -19.9%
-78,478 -62.5%
3,116
10.3%
0
0.0%
3,116
10.3%
163,774
38.3%
20-23_10053806_HON_01 10.5.19 18:23 ページ 23
5. 共済事業の運用資産の状況
項 目
単位:千円/千円未満切り捨て
2007年度末
金額
構成比%
運用資産の内訳
定期預金(短期資産)
5,300,000
601,152
有価証券(短期)
指定単独運用金銭信託※ 10,001,899
200,000
長期定期預金
1,000,548
長期有価証券(国債)
1,294,210
長期有価証券(地方債)
105,280
長期有価証券(国内株式)
18,503,090
合 計
2008年度末
金額
構成比%
28.6 5,601,400
603,756
3.2
54.1 10,069,728
200,000
1.1
5.4 1,000,460
7.0 1,294,210
105,280
0.6
100.0 18,874,834
2009年度末
金額
構成比%
1,202,206
2,755,104
9,994,741
0
1,000,371
1,294,210
105,280
16,351,912
29.7
3.2
53.4
1.1
5.3
6.9
0.6
100.0
7.4
16.9
61.1
0.00
6.1
7.9
0.6
100.00
17
学
生
総
合
共
済
経
営
状
況
単位:千円/千円未満切り捨て
2007年度末
2008年度末
金額
構成比%
金額
構成比%
※指定単独運用金銭信託の内訳
国内公社債
79.8
78.6 8,038,492
7,860,000
999,098
9.9
12.0
1,200,000
外国公社債(円建)
0
0.0
4.3
425,629
国内契約型投信
953,680
9.5
5.2
516,270
外国会社型投信(円建)
78,457
0.8
−
−
その他(銀行勘定貸等)
合 計
100.0
100.0 10,069,727
10,001,899
2009年度末
金額
構成比%
項 目
9,042,473
0
0
878,693
73,575
9,994,741
90.5
0.00
0.00
8.8
0.7
100.00
資産運用の基本方針
共済資金は「資産運用規則」および「共済資産運用方針」にもとづき安全かつ効率的に運用することを基本とし、
短期資金は定期預金、長期資金は公社債と事業債を中心に運用しています。
全国大学生協連の共済事業の主要用語説明
加入者(学生)のみなさんからお預かりした大切な掛金は、以下のように使われています。
■共済事業損益概要について
■共済事業資産概要について
<収入の部>
<資産の部>
◎共済掛金
共済契約をしていただいた加入者のみなさんの2008年10月∼2009年9月に該当する掛金です。
加入時にあらかじめ卒業までの運用を見込んで割り引いて掛金をお預かりしていますので、資産運用
での利益収入である長期掛金運用益も共済掛金に含まれています。
<支出の部>
◎共済金
万一の事故や病気、火災や父母のご不幸の際にお支払いしたものとこれから支払う予定のものです。
◎異常危険準備金
厚生労働省令で義務づけられているもので、通常では想定しえない大災害に対する準備金へ繰り入れ
た金額と過去の繰入額の戻入との差額です。
◎事業経費
・健康安全・予防活動-食生活相談、自炊教室、自転車・バイクの点検や安全運転講習会、健康安全
企画などの活動、給付データ、事例の分析、予防活動などにかかった費用です。
・広報活動-募集パンフレットの他に、共済ガイドブック、組合員向け共済メイト、年度の事業報告、
共済からのお知らせ、卒業予定者へのお礼とご報告などの費用です。
・各大学生協や、共済センターの加入データ入力・証書の発行などの契約管理・共済金を支払うため
の給付事務費用、日常活動の費用及び人件費です。
・教育・研修-共済担当職員・学生の学習会、および教育研修の費用などです。
◎運用資産
お預かりしている掛金は、定期預金、有価証券(国債、地方債、
公社債投信など)などで、安全を最優先に運用しています。この
運用資産からの収入を前提に掛金を割り引いており、掛金の一部
に充当されます。
<負債・資本の部>
◎共済契約準備金
・未経過共済掛金および共済掛金積立金
お預かりした掛金のうち、2008年10月以降に 該当する掛
金です。
・支払備金
期末までに事故報告があってまだ給付が済んでいない共済金と事
故報告はまだありませんが経験的に想定される事故に対しての共
済金の見積額です。
・異常危険準備金
通常では想定しえない大災害などに備えて厚生労働省令にもとづ
いて積立を行っています。
全国大学生協連の共済事業の経営は、厚生労働省の監督のもとに、適正に契約準備金を積み立て、また異常な災害や大規模災害に備えて異常危険準備金を準備するなど安全に運営を行っています。
全国大学生協連の概要
全国大学生活協同組合連合会
(略称:全国大学生協連)
代 表
会長理事 庄司興吉(しょうじ こうきち)
専務理事 和田寿昭(わだ としあき)
会 員 226会員(2009年9月現在)
内訳 210大学生協・10事業連合
6インターカレッジコープ
創 立
1947年5月25日 全国学校協同組合連合会発足
1958年8月19日 同上組織を法人化し
全国大学生活協同組合連合会創立
1959年8月 8 日 登記完了
機 関
最高議決機関 総会
理事(2009年度56人) 監事(2009年度13人)
会員から全国大学生協連への出資金
9億6,182万7千円(2009年9月30日現在)
全国大学生協連の事業
(1)会員の指導及び連絡並びに調整
(2)会員以外の各種協同組合及び国際協同組合諸組織ならびに
教職員・学生諸団体との連絡及び渉外
(3)会員の構成員である組合員の生活の改善及び文化の向上を
図るための事業
(4)会員の構成員である組合員及び役職員に対する組合事業に
関する知識の向上を図る事業
(5)会員の事業に必要な調査研究及び一般的情報を提供する事業
(6)会員の事業に必要な物資を購入し、これを加工し、若しく
は加工しないで、又は生産して会員に供給する事業
(7)会員並びに会員の構成員である組合員及び役職員の生活に
有用な施設を設置し、利用させる事業
(8)会員の構成員である組合員の生活の共済を図る事業
(9)会員の構成員である組合員のための旅行業法に基づく旅行事業
(10)前各号に附帯する事業
事業年度
10月1日∼翌年9月30日
2009年9月末現在
地域センター
北海道地域センター 17会員 京滋・奈良地域センター
東北地域センター 17会員 大阪・和歌山地域センター
東京地域センター 74会員 神戸地域センター
東海地域センター 21会員 中国・四国地域センター
北陸地域センター
7会員 九州地域センター
関連会社
(株)大学生協事業センター (株)バーシティウェーブ
(株)スチューデントトラベルジャパン
関連団体
CIEC(コンピュータ利用教育協議会)
JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)
国際関係
ISTC(国際学生旅行連盟)会員
ICA(国際協同組合同盟)会員
ICAアジア太平洋地域大学生協サブ委員会会員
NACS(全米カレッジストア協会)会員
20会員
15会員
12会員
18会員
26会員
2009 Annual Report
23
18.
コンプライアンス・リスク管理
コンプライアンス
■ 法令等遵守の取り組み
大学生協では、消費生活協同組合法を始め、消費者契約法、金融商品販売法、個人情報保護法、保険法などの諸法令を遵守し
ています。
■ 学生総合共済の勧誘方針について
18
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
・
リ
ス
ク
管
理
学生総合共済普及活動にあたって
全国大学生活協同組合連合会
全国大学生活協同組合連合会では、学生総合共済の普及活動にあたり、かねてから大切にしてきた次の事項を遵
守し、組合員の立場に立った活動に努めます。
(1)消費生活協同組合法、金融商品の販売等に関する法律、消費者契約法、その他関連法令等および定款を遵守
し、適正な普及活動に努めます。
(2)保障の内容、重要事項等を組合員の皆さまにご理解いただけるよう努めます。
(3)組合員にご迷惑をおかけする時間帯や場所での普及活動は行いません。
(4)万が一共済金の支払い事由が発生した場合におきましては、迅速かつ的確な共済金のお支払いができるよう
努めます。
(5)組合員の要望・質問などに適切に対応できるよう、担当者の教育・研修に努めます。
(6)プライバシー保護の重要性を認識し、ご契約に関する情報等については適正かつ厳正に管理いたします。
(7)組合員の皆さまのご意見等の収集に努め、今後の制度改善や普及活動に反映していくよう努めます。
※以上の方針は「金融商品の販売等に関する法律」(平成12年法律第101号)に基づく当会の「勧誘方針」です。
個人情報保護について
2005年4月の個人情報保護法全面実施にあたり、全国大学生協連では、2005年3月に個人情報保護方針の策定をはじ
めとした諸規定の整備を進め、「個人情報保護関連方針・規定集」を発行し、会員および全国大学生協連の職員の行動指針
としています。
また、共済事業においても、「個人情報保護ハンドブック」を発行するとともに、各地の研修会において、会員生協にお
ける取扱マニュアルの徹底をはかっています。
これらを通じて、共済加入者の個人情報保護に努めています。
リスク管理
契約者保護について
全国大学生協連では、将来の支払いに備えて、厚生労働省令で定める共済契約準備金を超える十分な積立を行っています。
また、大規模災害に備えて、異常危険準備金の積立を行っています。
資産運用リスクについて
全国大学生協連では、消費生活協同組合法にしたがい、資産運用のリスクを適切に管理し、健全な資産運用を行い、長期
的な視点で安定した事業運営を行っています。資産については、短期資金は定期預金、長期資金は公社債および長期定期預
金を中心に運用しています。
24
2009 Annual Report
北海道
宇
都
宮
大
学
東邦大学(習志野)
三重県立看護大学
近
小 樽 商 科 大 学
桜
美
林
学
園
長
三
学
高
帯 広 畜 産 大 学
太田情報・医療・自動車専門学校
長 野 県 看 護 大 学
三 重 短 期 大 学
阪
北 見 工 業 大 学
お茶の水女子大学
長 野 県 短 期 大 学
名
平
釧 路 公 立 大 学
神
新
札 幌 学 院 大 学
神奈川県立外語短期大学
新潟青陵大学・短期大学
札
幌
大
学
群
馬
大
学
日本社会事業大学
石川工業高等専門学校
北
星
学
園
慶
応
義
塾
日本獣医生命科学大学
金
北
海
学
園
県立新潟女子短期大学
日 本 女 子 大 学
富 山 県 立 大 学
大
北 海 道 教 育 大 学
工
学
日本赤十字看護大学
富
学
関 西 学 院 大 学
九
北海道教育大学旭川
埼
学
一
北海道教育大学岩見沢
芝 浦 工 業 大 学
法
北海道教育大学釧路
十
園
星
北海道教育大学函館
淑徳大学みずほ台
松
本
大
学
北
奈
学
川
院
玉
文
大
大
大
字
学
学
野
大
潟
大
橋
政
薬
科
学
学
重
大
城
大
学
北 陸
沢
大
山
大
畿
野
大
山
南
安
大
大
女
学
九州・沖縄
学
学
大
学
沖縄県立芸術大学
院
沖
分
大
縄
大
学
学
和歌山県立医科大学
鹿児島県立短期大学
和
鹿
歌
山
大
学
兵 庫
学
手
前
大
児
島
大
学
北 九 州 市 立 大 学
九 州 工 業 大 学
学
九 州 国 際 大 学
州
大
学
大
学
富山高等専門学校
甲 南 女 子 大 学
熊本インカレコープ
大
学
福
甲
大
学
井
大
学
京都・滋賀・奈良
学
熊
本
大
学
神戸市外国語大学
南
大
佐
賀
大
学
神戸親和女子大学
長 崎 純 心 大 学
神
首 都 大 学 東 京
武
蔵
学
園
池
学
西 南 学 院 大 学
室 蘭 工 業 大 学
昭
明
治
学
院
大阪樟蔭女子大学・関屋校
神 戸 薬 科 大 学
西 南 女 学 院 大 学
酪
職業能力開発総合大学校
明 治 薬 科 大 学
京 都 教 育 大 学
園田学園女子大学
長崎県立大学佐世保校
白
梅
学
園
山
学
京都経済短期大学
兵 庫 県 立 大 学
長崎県立大学シーボルト校
信
州
大
学
山 梨 県 立 大 学
京都工芸繊維大学
神戸市立工業高等専門学校
長
海
農
道
大
学
学
園
東 北
和
大
学
梨
大
坊
学
園
戸
大
崎
大
学
秋
田
大
学
清
院
横 浜 国 立 大 学
京
岩
手
大
学
大 東 文 化 学 園
横 浜 市 立 大 学
京
岩 手 県 立 大 学
高 崎 経 済 大 学
和
園
京都府立医科大学・府立大学
愛
媛
大
学
福 岡 県 立 大 学
尚 絅 学 院 大 学
千 葉 商 科 大 学
早
学
滋 賀 医 科 大 学
岡
山
大
学
福 岡 女 子 大 学
東 北 学 院 大 学
千
滋 賀 県 立 大 学
香
川
大
学
南
東 北 工 業 大 学
津
滋 賀 大 学 大 津
東
北
大
学
電 気 通 信 大 学
愛 知 教 育 大 学
滋 賀 大 学 彦 根
高知県立大学(高知女子
大 学・高 知 短 期 大 学 )
立命館アジア太平洋大学
弘
前
学
院
東京医科歯科大学
愛知県立芸術大学
同志社大学・同志社女子大学
高
知
大
学
琉
弘
前
大
学
東京インカレコープ
愛 知 県 立 大 学
奈 良 教 育 大 学
四
国
学
院
福
島
大
根
大
学
泉
女
葉
田
学
大
塾
大
学
光
稲
学
田
大
東 海
学
橘
学
学
福岡インカレコープ
中国・四国
園
福 岡 教 育 大 学
宮
九
崎
球
州
大
大
大
学
学
学
学
東 京 海 洋 大 学
愛
学
奈 良 県 立 大 学
島
東 京 外 国 語 大 学
インカレコープ愛知
奈良工業高等専門学校
下 関 市 立 大 学
(2009年10月現在)
宮
院
東 京 学 芸 大 学
岐阜市立女子短期大学
奈 良 女 子 大 学
水
(地域別五十音順)
宮 城 教 育 大 学
東 京 経 済 大 学
岐
学
立
学
徳
島
大
学
宮
城
大
学
東 京 芸 術 大 学
金 城 学 院 大 学
龍
学
鳥
取
大
学
盛
岡
大
学
東京工業高等専門学校
静
山
形
大
学
東 京 工 業 大 学
自然科学研究機構岡崎
東 京 工 芸 大 学
中
学
関東・甲信越
麻
布
大
東
京
大
学
大
都
大
みやぎインカレコープ
城
知
都
阜
大
岡
大
京
大
学
学
同朋学園(同朋大学・
名古屋音楽大学・
名古屋造形大学)
命
谷
館
大
大
大阪・和歌山
松
山
大
学
大 阪 市 立 大 学
山
口
大
学
東 京 農 工 大 学
名 古 屋 工 業 大 学
大
茨
阪
大
学
東 京 薬 科 大 学
名 古 屋 市 立 大 学
大阪千代田短期大学
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名
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大阪電気通信大学
宇宙科学研究本部
東
日 本 福 祉 大 学
大 阪 府 立 大 学
大
学
島
大
学
学
茨城キリスト教学園
洋
広 島 修 道 大 学
大 阪 経 済 大 学
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大
梅 光 学 院 大 学
松山東雲女子大・短大
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古
学
大 阪 教 育 大 学
東 京 電 機 大 学
大
大
大阪インカレコープ
学
城
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2009.12 PK-09
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