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事 務 連 絡 平成28年11月30日 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 各 指 定

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事 務 連 絡 平成28年11月30日 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 各 指 定
事
務
連
絡
平成28年11月30日
各
都
道
府
県
教
育
委
員
各
指
定
都
市
・
中
核
各 指 定 都 市 ・ 中 核 市 教 育 委 員
各 都 道 府 県 知 事 部 局 ( 私 学 担 当
会
市
会
)
各構造改革特別区域法第 12 条第 1 項の認定を受けた地方公共団体
御中
各構造改革特別区域法第 19 条第 1 項の認定を受けた市区町村の教育委員会
附 属 学 校 を 置 く 各 国 立 大 学 法 人
各都道府県知事部局(認定こども園担当)
文部科学省初等中等教育局教職員課
教員免許更新制における申請期限の到来及びその他の留意事項
について(事務連絡)
教員免許更新制については本年6月にも事務連絡において周知したとおり、本年度
は、旧免許状(平成21年3月31日までに授与された普通免許状及び特別免許状)
所持者のうち、平成29年3月31日に修了確認期限を迎える者(「第7グループ」)
及び平成30年3月31日に修了確認期限を迎える者(「第8グループ」)が、免許
状更新講習を受講し、更新講習修了確認を受ける期間に該当しています。
また、新免許状(平成21年4月1日以降に初めて授与された普通免許状及び特別
免許状)所持者については、本年度は、有効期間の満了の日が平成29年3月31日
である者及び平成30年3月31日である者が、免許状更新講習を受講し、有効期間
を更新する期間に該当しています。(新免許状所持者の場合、有効期間の満了の日は、
原則として教員免許状の授与の日から10年後の年度末となるため、最も早くて平成
32年3月31日である者が多いと考えられますが、教員免許状授与のための所要資
格を得た年度の翌年度以降に教員免許状を授与された場合の有効期間の満了の日は、
所要資格を得た日から10年後の年度末となるため、平成32年3月31日より早い
者も一定数存在すると考えられます。)
つきましては、以下の各事項について今一度御確認いただくとともに、各都道府県
教育委員会におかれては域内の市区町村教育委員会及び所管の学校その他の教育機関
に対し、また、各指定都市・中核市におかれては域内の保育所等に対し、また、各指
定都市・中核市教育委員会におかれては所管の学校その他の教育機関に対し、また、
各都道府県知事部局(私学担当)におかれては幼稚園を含む所轄の学校及び学校法人
等に対し、また、各構造改革特別区域法第12条第1項の認定を受けた地方公共団体
及び各構造改革特別区域法第19条第1項の認定を受けた市区町村の教育委員会にお
かれては域内の学校設置会社に対し、また、附属学校を置く各国立大学法人におかれ
てはその管下の学校に対し、また、各都道府県知事部局(認定こども園担当)におか
れては域内の認定こども園に対し、本事務連絡が確実に学校長・園長等まで配布され
るよう、特段の御配慮をよろしくお願いいたします。
1.免許状更新講習受講後の修了確認等に係る手続について(別添1、2参照)
第7グループの旧免許状所持者のうち、国公私立の幼稚園・小学校・中学校・義務
教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校及び幼保連携型認定こども園の現
職教員(非常勤講師や臨時的任用の教員等を含む。)は、修了確認期限の2か月前(平
成29年1月31日)までに、免許状更新講習を受講・修了するとともに、自ら、免
許管理者である都道府県教育委員会に対し、更新講習修了確認を受けるための申請を
行うことが義務付けられています。免許状更新講習を修了しない場合はもとより、免
許状更新講習を修了しても、更新講習修了確認を受けるための申請を怠った場合にも、
免許状が失効します。
また、有効期間の満了の日が平成29年3月31日である新免許状所持者も同様に、
有効期間の満了の日の2か月前(平成29年1月31日)までに、免許状更新講習を
受講・修了し、都道府県教育委員会に対して有効期間の更新申請を行わない場合、免
許状が失効します。
校長(園長)や副校長(副園長)等の指導的立場にある者についても、免許状更新
講習の受講義務がありますが、これらの者については、教育職員免許法施行規則(昭
和29年文部省令第26号。以下「免許法施行規則」という。)第61条の4又は平
成20年改正省令附属第10条第1項に基づき、講習の受講免除を申請することがで
きます。受講免除の申請は、修了確認期限又は有効期間の満了の日の2か月前までに、
免許管理者に対して行う必要があり、申請期限までに受講免除の申請を行わず、かつ、
免許状更新講習を受講・修了しなかった場合には、免許状は失効します。
また、旧免許状所持者で受講義務のある現職教員等(日本人学校への派遣教員(文
部科学大臣の委嘱に基づき派遣される者。国立・私立学校から派遣される者も含む。)
を含む。以下同じ。)及び新免許状所持者の現職教員等は、法令等に定める事由に該
当する場合、修了確認期限を延期又は有効期間を延長することができます。延期又は
延長を希望する場合は、修了確認期限又は有効期間の満了の日の2か月前までに免許
管理者に対して申請を行う必要があり、申請期限までに延期又は延長の申請を行わな
かった場合には、法令等に定める事由に該当していても、自動的に延期(延長)され
ることはないことに注意が必要です。
各都道府県教育委員会、各指定都市・中核市教育委員会、各都道府県知事部局(私
学担当)、各構造改革特別区域法第12条第1項の認定を受けた地方公共団体、各構
造改革特別区域法第19条第1項の認定を受けた市区町村の教育委員会、附属学校を
置く各国立大学法人及び各都道府県知事部局(認定こども園担当)(以下「各都道府
県教育委員会等」という。)におかれては、所管の学校、認定こども園並びにこれら
の学校等を設置する学校法人、学校設置会社及び社会福祉法人に所属する現職教員等
の免許状更新講習の受講及び免許管理者への手続の進捗状況を適切に把握していただ
き、意図せず失効する者が生じることのないように努めていただきますようお願いい
たします。
また、各学校においても、所属する教員の免許状更新講習の受講や免許管理者への
手続の進捗状況確認が慎重に行われるよう御配慮いただきますようお願いいたしま
す。
2.教員採用時の留意事項について(別添3参照)
旧免許状所持者で、修了確認期限時点で現職教員ではない者は、修了確認期限が経
過した後も免許状は失効しませんが、修了確認期限経過後に教育職員になる場合には、
学校や園に採用される前までに、免許状更新講習の受講・修了及び免許管理者の修了
確認を受けなければなりません(教育職員免許法附則(平成19年法律第98号)第
2条第7項)。
また、新免許状は、各自の免許状に有効期間の満了日が記載されており、有効期間
の満了日の2か月前までに、免許状更新講習の受講・修了と免許管理者へ有効期間の
更新を行うための申請が必要です。
修了確認を受けずに修了確認期限を経過した旧免許状所持者及び有効期間が経過し
た新免許状を所持する者については、教育職員として採用することはできません。そ
れにも関わらず、新たに採用した教員が、有効な免許状を所持していなかったことが
後から発覚した、という事例が数多く報告されています。有効な免許状を有していな
い者を教員として採用した場合、行われた授業の補習等により児童・生徒に多大な負
担をかけることになるほか、保護者や地域、社会からの学校への信頼が損なわれるな
ど、教育現場に大きな影響を及ぼす可能性があります。
各都道府県教育委員会等におかれては、新たに教員を採用するに当たり、旧免許状
所持者についてはその者の修了確認期限を、新免許状所持者については当該者が所持
する教員免許状の有効期間の満了日を、採用の前に必ず確認し、教員免許状が有効で
あることの確認を徹底していただきますようお願いします。また、所管の学校、認定
こども園並びにこれらの学校等を設置する学校法人、学校設置会社及び社会福祉法人
等で独自に教員を採用する際にも同様の確認が徹底されるよう指導・助言いただきま
すようお願いいたします。
また、万一、有効な免許状を所持していない者を教員として採用したことが発覚し
た場合、速やかに状況を是正するとともに、文部科学省に御一報いただきますようお
願いいたします。
3.保育教諭における教員免許更新制の取扱いについて(別添4参照)
平成25年8月8日付け25文科初第592号「教育職員免許法施行規則の一部を
改正する省令等の公布及び施行について(通知)」において連絡しましたとおり、「就
学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正
する法律(平成24年法律第66号。平成27年4月1日施行。以下「改正認定こど
も園法」という。)」において、学校及び児童福祉施設としての法的位置付けを持つ
単一の施設として、新たな「幼保連携型認定こども園」が創設され、その中心職員で
ある「保育教諭等(主幹保育教諭、指導保育教諭、保育教諭又は講師(保育教諭に準
ずる職務に従事する者に限る。)」は、「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両
方の免許・資格を有することが原則とされています。
ただし、改正認定こども園法の施行後5年間(平成27年4月1日~平成32年3
月31日)は、幼稚園教諭の普通免許状又は保育士の登録の、いずれかの免許・資格
を持つ者は、保育教諭等になることができるという経過措置が設けられています(改
正認定こども園法附則第5条)が、これらの、いずれか一方の免許・資格を持つ者に
ついては、経過措置期間が終了するまでに、もう一方の免許・資格を取得する必要が
あります。そのため、経過措置期間中に、保育所又は幼稚園等における勤務経験を評
価することにより、もう一方の免許・資格取得に必要な単位数等を軽減する特例を設
け、免許・資格の併有を促進しております。
(参照:幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/1339596.htm)
各都道府県教育委員会等におかれては、所管の幼稚園、認定こども園、学校法人及
び学校設置会社等に対し、上記のホームページも参考に制度の趣旨を周知いただくと
ともに、いずれか一方の免許・資格のみを有して保育教諭等となった者に対して、経
過措置期間中に速やかにもう一方の免許・資格を取得するよう御指導いただきますよ
うお願いいたします。
また、両方の免許・資格を有して保育教諭等となった者については、旧免許状所持
者の修了確認期限又は新免許状の有効期間の満了日の2か月前までに、免許状更新講
習の受講・修了及び免許管理者への手続を行わなかった場合、修了確認期限又は有効
期間の満了日の経過をもって幼稚園教諭免許状は失効することとなります。この場合、
更に「改正認定こども園法」に規定する5年間の経過措置期間の終了後は保育教諭等
としての資格を欠くこととなり、教育職員としての身分を失うこととなります。
旧免許状所持者の修了確認期限又は新免許状の有効期間の満了日を既に経過し、保
育士の登録を行うことにより保育教諭等となった者については、経過措置期間が終了
する前までに旧免許状の有効性の回復又は新免許状の再取得の手続を行わない場合、
経過措置期間の終了後は保育教諭等を失職することとなります。
各都道府県教育委員会等におかれては、所管の幼稚園、認定こども園並びにこれら
の学校等を設置する学校法人、学校設置会社及び社会福祉法人等に対し、制度の趣旨
を周知いただくとともに、経過措置期間の終了間際である平成31年度には、講習の
受講希望が集中することが予想されることも踏まえ、所属する保育教諭若しくは保育
教諭になる可能性のある者に対して、免許状更新講習の受講期間を確認の上、当該期
間のできるだけ早い段階から講習を受講するよう指導いただくなど、計画的な免許状
更新講習の受講を促していただきますよう、注意喚起等お願いいたします。
4.免許状更新講習における選択必修領域の導入について(別添5参照)
平成26年9月26日付け26文科初第630号「教育職員免許法施行規則等の一
部を改正する省令等の公布について(通知)」において連絡しましたとおり、平成2
5年度に開催された「教員免許更新制度の改善に係る検討会議」において免許状更新
講習の見直しを行った結果、必修領域の内容を精選して新たに「選択必修領域」が追
加され、平成28年4月からは、必修領域、選択必修領域、選択領域の三つの区分で
免許状更新講習が開設されております。
ただし、平成28年3月以前に改正前の必修領域(12時間)を履修し、その認定
を受けた場合、改正後の必修領域及び選択必修領域について、履修認定を受けたもの
とみなす経過措置が設けられていますので、この場合、新たに選択必修領域を履修す
る必要はありません。
各都道府県教育委員会等におかれては、所管の学校、認定こども園並びにこれらの
学校等を設置する学校法人、学校設置会社及び社会福祉法人等に対し、免許状更新講
習受講者、特に、平成28年4月以降の新たな枠組みで行われる免許状更新講習に受
講期間が重なる第7グループ(修了確認期限が平成29年3月31日)及び第8グル
ープ(修了確認期限が平成30年3月31日)の受講者に対してこのことについて周
知されるよう指導・助言いただきますようお願いいたします。
5.免許状更新講習の受講時期に関する留意事項について
前述のとおり、教員免許更新制においては、法令に規定するやむを得ない事由によ
り、旧免許状所持者の修了確認期限若しくは新免許状の有効期間の満了日までに免許
状更新講習の課程を修了することが困難であると認められる場合、申請により、修了
確認期限の延期又は有効期間の延長(以下「延期等」という。)を行うことができま
す。
ただし、延期等を行った場合、免許状更新講習の受講期間は、延期又は延長後の修
了確認期限又は有効期間の満了日にしたがって新たに定められますので、元の修了確
認期限又は有効期間の満了日にしたがって定められた受講期間は用いません。
受講期間外の免許状更新講習の受講は、免許状更新のための講習の受講として認め
られませんので、各都道府県教育委員会におかれては、延期等手続申請者に対し、延
期等を行った場合の免許状更新講習の受講期間についても、適切に御案内いただきま
すようお願いいたします。
6.現職教員でない教員免許状所持者への情報提供について
教員免許更新制は、主に学校教育法第1条に定める幼稚園・小学校・中学校・義務
教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校及び幼保連携型認定こども園に勤
務する現職教員(臨時講師、非常勤講師を含む。)を対象としていますが、現在は現
職の教員等でない場合でも、将来的に教職に就くことを希望している等により、今後
教員免許状を更新する必要があると見込まれる者が相当数存在していると想定されま
す。各都道府県教育委員会等におかれては、これらの者に対しても、問合せがあった
等の際には、教員免許更新制に関する情報が適切に提供されるよう、御配慮いただき
ますようお願いいたします。
また、上述の平成25年8月8日付け25文科初第592号「教育職員免許法施行
規則の一部を改正する省令等の公布及び施行について(通知)」において連絡しまし
たとおり、認可保育所の保育士で幼稚園教諭免許状を所持する者も免許状更新講習を
受講できるよう受講資格が拡大されております。特に各指定都市・中核市におかれて
は、上記「3.保育教諭における教員免許更新制の取扱いについて」も踏まえ、幼保
連携型認定こども園に移行する可能性のある域内の保育所等に対して適切な情報提供
がなされるよう御配慮いただきますようお願いいたします。
7.その他(別添6参照)
学校教育法第1条に定める幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中
等教育学校・特別支援学校及び幼保連携型認定こども園に勤務する者であっても、現
に教育職員(※)として雇用されていない者(現職教員でない者)は、教員免許状を
更新する義務はないため、その他の免許状更新講習の受講対象区分に該当していない
場合、免許状更新講習を受講することはできません。各都道府県教育委員会等におか
れては、所管の学校、認定こども園並びにこれらの学校等を設置する学校法人、学校
設置会社及び社会福祉法人等に対し、所属する職員の雇用形態を適切に把握し、教育
職員として雇用している者については、必ず旧免許状所持者の修了確認期限又は新免
許状の有効期間の満了日の2か月前までに、免許状更新講習の受講・修了及び免許管
理者への手続を行わせるよう、指導・助言いただきますようお願いいたします。
※「教育職員」の定義については、別添6参照
今後とも、教員免許更新制に対する御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願
い申し上げます。
(本件連絡先)
文部科学省初等中等教育局教職員課
教員免許企画室 伊野、後藤
TEL:03-5253-4111(内線 3572)
E-MAIL:[email protected]
別添1
更新講習受講、修了確認・有効期間更新のイメージ
<旧免許状所持者(平成21年3月31日までに授与された免許状所持者)>
【現職教員の場合】(第7グループ)
H29.1.31
H27.2.1
H29.3.31
申請期限(修了確認期限の
2か月前)までに
①更新講習の受講
②免許状を更新するための
手続
を行わなくてはならない。
これを行わない場合・・・
※公立学校教員の場
合、免許状が失効す
れば、教育職員の身
分も喪失し、失職する。
2か月前(申請期限) 修了確認期限
※免許状が失効しても、
教員免許状授与のた
めの所要資格を満たし
ていれば、上記①及び
授与申請を行うことで
新しい免許状が授与さ
れる。
修了確認期限の経
過をもって免許状が
失効する
免許状更新講習
を受講・
免許状更新のための
手続
(2年の間)
免許状の状態:有効
免許状の状態:失効
修了確認期限
H29.3.31
免許状の状態:有効
免許状の状態:休眠
修了確認期限までは随時
教育職員として勤務可能
(教員になる前の任意の2年2か月
以内に行えば良い)
※修了確認期限の時点で教育職員として勤務し
ている場合は、上記【現職教員の場合】を参照
教員採用試験・内定
免許状更新講習を受講・
免許状更新のための手続
免許状の状態:有効
更新手続き完了後
は、再度教育職員
として勤務可能
教育職員以外の職(補助職等)であれば、
随時勤務可能
修了確認期限を過ぎても
免許状は失効しない(休
眠状態)。
修了確認期限後に教員になる場合には、
教員として採用される前までに、
①更新講習の受講
②免許状を更新するための手続
を行わなくてはならない。
採用
H29.3.31
更新完了
修了確認期限
※左記①②を行わない
免許状は、失効はしてい
ないが、有効な免許状では
ない(休眠状態)ため、①②
を行った後でないと、当該教
員を採用することができない。
【現職教員ではない場合】及び【新たに教員を採用する場合】(第7グループ)
<新免許状所持者(平成21年4月1日以降に初めて授与された免許状所持者)>
【有効期間満了日が平成32年3月31日の場合】
新免許状所持者は、現職教員であっても現職教員
でなくても、 申請期限申請期限(有効期間の満了
の日の2か月前)までに
①更新講習の受講
②免許状を更新するための手続
を行わなくてはならない。
これを行わない場合・・・
H30.2.1
H32.1.31
H32.3.31
2か月前(申請期限) 有効期間の
満了の日
免許状更新講習
を受講・
免許状更新のための
手続
有効期間の満了の
日をもって免許状が
失効する
(2年の間)
免許状の状態:失効
免許状の状態:有効
有効期間の
満了の日
H32.3.31
※公立学校教員の場
合、免許状が失効す
れば、教育職員の身
分も喪失し、失職する。
※免許状が失効しても、
教員免許状授与のた
めの所要資格を満たし
ていれば、上記①及び
授与申請を行うことで
新しい免許状が授与さ
れる。
教員免許更新制とは?
別添2
(全校種共通用)
~平成21年4月からスタート~ 修了確認期限・有効期間の満了日を御確認願います。
● 国公私立の幼稚園・小学校・中学校・高等学校・
中等教育学校・特別支援学校で教育職員(※)として勤務
教員免許更新制の
する方は、この案内を各自で大切に保管し、修了確認
おおまかな
期限を忘れないよう御注意願います
※教育職員:教育職員免許法第2条第1項に規定する主幹教諭、指導教諭、教諭、
助教諭、養護教諭、養護助教諭、栄養教諭及び講師(非常勤講師・臨時的任用教員
含む)。
免許状更新講習について
免許状更新講習の受講期間に、合計30時
間以上の講習を受講・修了していただく必
要があります。
30時間のうち、「必修領域」を6時間以
上、「選択必修領域」を6時間以上、「選
択領域」を18時間以上、受講・修了する
必要があります。【平成28年4月1日開始】
免許状更新講習は、大学等を中心に全国
で開設されています。
具体的な講習内容については、文部科学
省ホームページや、開設する大学等のホー
ムページなどで確認できます。受講の申し
込みは、受講する大学等へ直接お申し込み
ください。
流れ
最初の修了確認期限(各自が
必ず表1、表2を御覧くださ
い。)若しくは有効期間の満了
日を確認
各自が文部科学省や大学
のホームページ等を確認し
て、受講したい免許状更新
講習を選択
平成21年4月1日以降に初めて授与された
免許状は、新免許状といい、10年間の有効期
間が付されています。
新免許状を持つ方は、各自の免許状に「有効
期間の満了の日」が記載されていますので、満
了の日の2か月前までに、免許状更新講習を受
講・修了し、免許管理者に免許状の有効期間更
新の申請を行わなければなりません。
一方、平成21年3月31日以前に授与され
た免許状を旧免許状といい、旧免許状をお持ち
の方を、旧免許状所持者といいます。この方は、
平成21年4月1日以降に新たに免許状が授与
されても旧免許状所持者の扱いです。
旧免許状所持者の方は、生年月日によって各
個人に修了確認期限が割り振られており(※裏
面 表1・2)、免許状更新講習を受講・修了し、
修了確認期限の2か月前までに、免許管理者に
更新講習修了確認申請を行わなければなりませ
ん。
あなたの
免許状更新講習受講期間
平成 年 月 日~
平成 年 月 日
各自が各大学等に受講申込み(受講申込書で各学校
長等から教員であることを証明してもらいます。)
各大学等で免許状更新講習を受講します。
30時間以上の講習の課程を修了(課程の一部である
場合は履修)した場合は、各大学等から修了認定(履修
認定)され、修了証明書(履修証明書)が発行されます。
各自が修了証明書(30時間以上
◎新免許状と旧免許状の違いは?
あなたの最初の修
了確認期限もしくは有
効期間の満了日
平成 年 月 日
の履修証明書のセット)を添付し
て、勤務する学校が所在する各都
道府県教育委員会(免許管理者)
に更新講習修了確認若しくは
有効期間の更新のための申請
を行う必要があります。
あなたの
申請手続最終日
平成 年1月31日
※新免許状の方は、
有効期間の満了日の
2ヶ月前
免許管理者が更新講習修了確認を行い、更新講習修了確
認証明書若しくは有効期間更新証明書が発行されます。
次の修了確認期限・有効期間
の満了日(10年後)まで持っ
ている全ての教員免許状が
有効です。
あなたの
次回の修了確認期限若
しくは有効期間の満了日
平成 年 月 日
(表1)
○平成21年3月31日までに授与された教諭免許状又は養護教諭免許
状を持つ方(栄養教諭免許状を持つ方を除く)の最初の修了確認期限
生年月日
最初の修了確認期限 免許状更新講習の受講期間及び申請期間
次回の修了確認期限
①
昭和30年4月2日~昭和31年4月1日
昭和40年4月2日~昭和41年4月1日
昭和50年4月2日~昭和51年4月1日
平成23年3月31日
(平成20年度実施の「予備講習」受講により
受講義務の一部又は全部が免除可能)
平成33年3月31日
②
昭和31年4月2日~昭和32年4月1日
昭和41年4月2日~昭和42年4月1日
昭和51年4月2日~昭和52年4月1日
平成24年3月31日
平成22年2月1日~平成24年1月31日
平成34年3月31日
③
昭和32年4月2日~昭和33年4月1日
昭和42年4月2日~昭和43年4月1日
昭和52年4月2日~昭和53年4月1日
平成25年3月31日
平成23年2月1日~平成25年1月31日
平成35年3月31日
④
昭和33年4月2日~昭和34年4月1日
昭和43年4月2日~昭和44年4月1日
昭和53年4月2日~昭和54年4月1日
平成26年3月31日
平成24年2月1日~平成26年1月31日
平成36年3月31日
⑤
昭和34年4月2日~昭和35年4月1日
昭和44年4月2日~昭和45年4月1日
昭和54年4月2日~昭和55年4月1日
平成27年3月31日
平成25年2月1日~平成27年1月31日
平成37年3月31日
⑥
昭和35年4月2日~昭和36年4月1日
昭和45年4月2日~昭和46年4月1日
昭和55年4月2日~昭和56年4月1日
平成28年3月31日
平成26年2月1日~平成28年1月31日
平成38年3月31日
⑦
昭和36年4月2日~昭和37年4月1日
昭和46年4月2日~昭和47年4月1日
昭和56年4月2日~昭和57年4月1日
平成29年3月31日
平成27年2月1日~平成29年1月31日
平成39年3月31日
⑧
昭和37年4月2日~昭和38年4月1日
昭和47年4月2日~昭和48年4月1日
昭和57年4月2日~昭和58年4月1日
平成30年3月31日
平成28年2月1日~平成30年1月31日
平成40年3月31日
⑨
昭和38年4月2日~昭和39年4月1日
昭和48年4月2日~昭和49年4月1日
昭和58年4月2日~昭和59年4月1日
平成31年3月31日
平成29年2月1日~平成31年1月31日
平成41年3月31日
⑩
昭和39年4月2日~昭和40年4月1日
昭和49年4月2日~昭和50年4月1日
昭和59年4月2日~
平成32年3月31日
平成30年2月1日~平成32年1月31日
平成42年3月31日
平成21年4月1日~平成23年1月31日
Q&A
Q1.長期の病気休暇中や介護休業などにより、受講できない場
合は、どうしたらよいでしょうか?
A.長期間の病気休暇、産前産後の休業、育児休業、介護休業の期
間中である場合には、各自の修了確認期限もしくは有効期間の満
了日の2か月前までに、免許管理者への申請を行うことにより、
修了確認期限を延期することができます。また、海外の在外教育
施設に勤務している場合や大学院で専修免許状取得のため勉強中
といった理由でも、延期することができます。
Q2.養護教諭や栄養教諭も、教諭と同じ講習を受講することに
《表1の見方》
各自の生年月日から、①~⑩の該当する欄の最初の修了確認期限、
免許状更新講習の受講期間を御確認ください。
例1:昭和43年1月8日生まれの教諭の方は、③の欄に該当する
ため、最初の修了確認期限は平成25年3月31日、免許状更新講
習の受講期間は平成23年2月1日から平成25年1月31日まで
の間となります。
例2:昭和60年1月8日生まれの養護教諭の方は、⑩の欄に該当
するため、最初の修了確認期限は平成32年3月31日、免許状更
新講習の受講期間は平成30年2月1日から平成32年1月31日
までの間となります。
(表2)
○平成21年3月31日までに授与された栄養教諭免許状を持つ方
(栄養教諭以外の職にある方も該当します。)の最初の修了確認期限
免許状を授与された日
最初の修了確認
期限
免許状更新講習の受
講期間及び申請期間
次回の修了確認期限
平成18年3月31日以前に栄養
教諭の普通免許状を授与され
た旧免許状所持者
平成28年3月31日
平成26年2月1日~
平成28年1月31日
平成38年3月31日
平成18年4月1日から平成19年
3月31日までに栄養教諭の普
②
通免許状を授与された旧免許
状所持者
平成29年3月31日
平成27年2月1日~
平成29年1月31日
平成39年3月31日
③
平成19年4月1日から平成20年
3月31日までに栄養教諭の普
通免許状を授与された旧免許
状所持者
平成30年3月31日
平成28年2月1日~
平成30年1月31日
平成40年3月31日
④
平成20年4月1日から平成21年
3月31日までに栄養教諭の普
通免許状を授与された旧免許
状所持者
平成31年3月31日
平成29年2月1日~
平成31年1月31日
平成41年3月31日
①
教員免許更新制に関する
《表2の見方》
各自の栄養教諭免許状を授与された日から、①~④の該当する欄の
最初の修了確認期限、免許状更新講習の受講期間を御確認ください。
例1:平成17年3月20日に栄養教諭免許状を授与された栄養教諭
の方は、①の欄に該当するため、最初の修了確認期限は平成28年3
月31日、免許状更新講習の受講期間は平成26年2月1日から平成
28年1月31日までの間となります。
例2:昭和48年1月8日生まれの教諭で平成19年3月20日に栄
養教諭免許状を授与された方は、この表の②の欄に該当するため、最
初の修了確認期限は平成29年3月31日、免許状更新講習の受講期
間は平成27年2月1日から平成29年1月31日までの間となりま
す。
なるのですか?
A.必修領域、選択必修領域については、受講対象者の区別はあ
りませんが、選択領域については、現在の職に応じて、受講する
講習が異なります。例えば、現在、小学校教諭の職にある方の場
合、対象職種が「教諭」の講習を受講する必要があり、養護教諭
の職にある方の場合、対象職種が、「養護教諭」となっている講
習を受講する必要があります。
Q3.免許状更新講習の受講が免除されるのは、どのような人で
すか?
A.校長(園長)、副校長(副園長)、教頭など指導的立場にある
方は講習の受講を免除される可能性があります。受講免除を受け
るためには、各自の修了確認期限もしくは有効期間の満了日の2
か月前までに、免許管理者に受講免除の認定申請を行うことが必
要です。
※現職教員の方は、勤務する学校が所在する各都道府県教育委
員会が免許管理者となります。申請手続の詳細等は、各免許管
理者までお問い合わせください。
Q4.非常勤講師や臨時的任用の教員はどうすればよいのです
か?
A.旧免許状を所持し、修了確認期限の時点で教諭等の職にある場
合には、免許状更新講習を受講・修了する義務があります。その
ため、免許状更新講習を修了せずに修了確認期限を経過した場合、
免許状は失効します。その後に教諭等の職で勤務を継続する場合
は、非常勤講師や臨時的任用教員の方であっても、修了確認期限
の2か月前までに免許状更新講習を受講し、都道府県教育委員会
に申請する必要があります。
Q5.教諭等の職にない場合はどうすればよいのですか?
A. 旧免許状を所持し、修了確認期限の時点で教諭等の職にない
場合には、免許状更新講習を受講・修了する義務はなく、修了確
認期限を経過しても免許状は失効しません。修了確認期限で教諭
等の職にない方が、更新講習を修了せずに修了確認期限を経過し
てしまった場合、その後に教諭等の職に就くためには、教壇に立
つ前に更新講習を修了し、都道府県教育委員会に申請することが
必要です。
※免許状更新講習の受講期間を経過した後は、自身のタイミン
グに合わせて、いつでも受講することができます。その場合、
更新講習の受講・修了、その後の都道府県教育委員会への申請
を2年2か月の期間内で行う必要があります。
【お問い合わせ先】
文部科学省初等中等教育局教職員課教員免許企画室
メールアドレス:[email protected]
03(5253)4111 内線3572、3573
ホームページ
教員免許更新制
検索
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm
別添3
学校等の設置者等に留意いただきたい事項
平成21年4月から実施されている教員免許更新制においては、国公私立の幼稚園、小学校、
中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校等の教育職員及び幼保連携型
認定こども園の保育教諭の方々は、10年に一度、免許状更新講習を受講・修了し、免許管理者
(都道府県教育委員会)に対して、修了確認又は有効期間の更新のための申請を行う必要があり
ます。
各都道府県・指定都市・中核市教育委員会、各学校法人、各学校設置会社及び附属学校を置く各
国立大学法人等の学校等の設置者におかれては、教諭、助教諭、講師(常勤、非常勤、臨時含む。)
、
養護教諭、養護助教諭、栄養教諭、保育教諭、助保育教諭その他職員に対する下記の取組につい
て、御協力いただきますようお願いいたします。また、各学校の校長(園長)等におかれても同
様に御協力いただきますようお願いいたします。
① 理解促進
教員免許更新制について各教員等に理解促進を図っていただくこと。
② 所属教員の更新手続の進捗状況の確認
学校(園)内の各教員の修了確認期限又は各教員の所持する教員免許状の有効期間の
満了日、免許状更新講習の受講期間、受講できる講習等についての周知を行っていただ
くとともに、各年度に免許状更新講習の受講状況等の確認や受講漏れの防止のための注
意喚起、免許状を更新するための手続の進捗状況の確認等を行っていただくこと(免許
状更新講習を受講・修了しただけでは手続は完了しません。必ず免許管理者への申請が
必要です。)。
なお、免許状更新講習の受講・修了及び免許管理者への手続は、各自の修了確認期限
又は有効期間の満了日の2年2か月前から2か月前までの2年間に行う必要があるこ
と。
③ 受講対象者の証明
各教員等が免許状更新講習を受講するに際して、受講申込書等で、学校に所属する教
員である(教員であった)ことの証明を行っていただくこと。
④ 周知
校長(園長)
、副校長(副園長)、教頭、主幹教諭、指導教諭、主幹保育教諭、指導保
育教諭等の職にある者についても、修了確認期限又は有効期間の満了日までに免許状更
新講習を受講・修了して免許管理者(都道府県教育委員会)による確認を受けなければ
ならないが、これらの職にあることをもって免許状更新講習の受講免除が可能とされて
いる。この場合にも、必ず各自で勤務地の免許管理者に対し、修了確認期限又は有効期
間の満了日の2か月前までに、免許状更新講習受講免除の申請を行うことが必要である
旨を該当の職にある者に周知すること。
⑤ 採用時の確認
平成21年3月31日までに免許状を取得した方(旧免許状所持者)で、修了確認期
限時点で現職の教員ではなかった方が、修了確認期限を過ぎて教育職員になる場合は、
採用前に免許状更新講習の受講・修了と免許管理者への手続が必要である。
また、平成21年4月1日以降に初めて免許状を授与された方(新免許状所持者)は、
免許状に記載されている有効期間の満了日の2か月前までに、免許状更新講習の受講・
修了と免許管理者への手続が必要である。
よって、新たに教員を採用する際は、免許状の本状やコピー及び修了確認期限・有効
期間の満了日の確認等を行い、教員免許更新制の観点より有効な免許状を所持している
かどうかを必ず確認すること。
⑥ 栄養教諭免許状を所持する者の確認
旧免許状所持者で平成21年3月31日までに授与された栄養教諭免許状を持つ方
(現在、栄養教諭以外の職でお勤めの方も該当)については、栄養教諭免許状の授与日
によって、最初の修了確認期限を設定している。
平成18年4月1日~平成19年3月31日の間に栄養教諭免許状を授与された方
は平成29年1月31日が、また、平成19年4月1日~平成20年3月31日の間に
栄養教諭免許状を授与された方は平成30年1月31日が、免許状更新講習修了確認の
申請期限となっているので、該当の者に周知すること。
⑦ 最近、教員免許状が失効していることが発覚した事例
教育職員として勤務している状態で、教員免許状が失効していることが発覚する事例
が報告されており、主な原因としては、採用時の確認不足や免許状更新講習の受講時期
の誤認等が挙げられる。よくある事例については以下のとおりであるので、確認の上、
所属する各教員等の免許状更新講習の受講時期等を適切に把握し、受講状況の進捗管理
等を行うこと。
(事例1)取得日の異なる複数の教員免許状を所持する事例
平成21年3月31日以前に取得した教員免許状と平成21年4月1日以降に新た
に取得した教員免許状を所持する者が、自分の修了確認期限が新たな免許状の取得から
10年後であると誤認したケース
(正しい認識)
平成21年3月31日以前に一枚でも教員免許状を取得している者が、平成21年4
月1日以降に新たに教員免許状を取得した場合、旧免許状として授与されるため、原則
として修了確認期限(図1の①の期限)は変わらない。したがって、この事例において
も、生年月日から起算した修了確認期限までに講習を受講し修了確認を受ける必要があ
る。
ただし、免許状更新講習受講義務のある現職教員(臨時講師、非常勤講師含む。)が、
修了確認期限の2か月前までに都道府県教育委員会に対して修了確認期限の延期申請
を行った場合に限り、新たな免許状の取得日の翌日から10年以内の範囲で修了確認期
限を延長することができる(図1の②の期限)
。
【図1】
ここまで修了確認期限
を延期可能(要申請)
10年間
例)平成15年3月31日
例)平成25年9月23日
旧免許状取得(1枚目)
旧免許状取得(2枚目)
平成21年4月1日
(教員免許更新制開始)
例)平成35年9月23日②
生年月日から起算した
修了確認期限
例)平成28年3月31日①
通常の場合の有効な期間
現職教員が①の修了確認期限の2か月前までに延期申請した場合の有効な期間
(事例2)教員免許状の所要資格を得た日と取得日が異なる事例
平成21年3月31日以前に教員免許状取得の所要資格を得たが教員免許状を取得
していなかった者が、平成21年4月1日以降に当該所要資格により教員免許状を取得
した場合に、所持する免許状が旧免許状であると誤認したケース
(正しい認識)
旧免許状(平成21年3月31日以前に取得した教員免許状)を所持しない者が、平
成21年4月1日以降に初めて教員免許状を取得した場合、当該者の所持する教員免許
状は新免許状となるため、教員免許状に記載されている有効期間の満了日(所要資格を
得た日から10年後の年度末)までに講習を受講し修了確認を受ける必要がある(図2
の①の満了日)。
なお、有効期間の満了日の異なる新免許状を複数所持する場合は、全ての新免許状の
有効期間の満了日は、最も遅く満了する日に自動的に統一される(図2の②の満了日)
ため、最も遅く到来する有効期間の満了日にしたがって、免許状更新講習を受講する必
要がある。この場合、旧免許状の場合と異なり、免許管理者への有効期間の延長申請は
不要。
【図2】
10年間
例)平成26年3月23日
(所要資格を得た日と同日)
10年間
例)平成17年9月30日
教員免許状取得に係る
所要資格を得た日
新免許状取得(2枚目)
例)平成25年9月23日
有効期間の満了日
例)平成36年3月31日②
(自動的に統一)
新免許状取得(1枚目)
平成21年4月1日
(教員免許更新制開始)
有効期間の満了日
例)平成28年3月31日①
新免許状を1枚のみ所持する場合の有効期間
2枚目の新免許状を取得した場合の有効期間
(事例3)主に私立学校及び国立学校において考えられる事例
学校や園独自の職名(「補助教諭」等)で採用された教員が、教員免許更新制の対象
である教育職員免許法上の「教育職員」に該当せず、免許状を更新する必要がないと誤
認したケース
(正しい認識)
学校や園が独自の職を設けている場合があることから、当該職が、教育職員免許法上
の「教育職員(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校及び
幼保連携型認定こども園の主幹教諭(幼保連携型認定こども園の主幹養護教諭及び主幹
栄養教諭を含む。以下同じ。)、指導教諭、教諭、助教諭、養護教諭、養護助教諭、栄養
教諭、主幹保育教諭、指導保育教諭、保育教諭、助保育教諭及び講師)に該当する職で
あるかどうかについて雇用者に確認し、該当する場合は、免許状更新講習を受講する必
要がある。
(事例4)延期・延長についての事例
病気休暇や育児休業、介護休業等を取得したことによって、自動的に休暇や休業の終
了後まで修了確認期限や有効期間の満了日が延期されたと誤認したケース
(正しい認識)
いかなる理由があっても、修了確認期限や有効期間の満了日が自動的に延期・延長さ
れることはない(※)ため、修了確認期限や有効期間の満了日の延期・延長を行うため
には、修了確認期限若しくは有効期間の満了日の2か月前までに免許管理者(都道府県
教育委員会)に申請を行う必要がある。
※ 新免許状を複数所持する場合に有効期間の満了日が自動的に統一される場合を除く
上記の事例の主な原因は、所持する免許状が旧免許状であるか新免許状であるかの誤認
や、手続が不要であるとの誤認であるため、少しでも疑義があれば問合せ等により確認を
行うよう指導するなど、思い込みによる誤認を防ぐよう努めること。
教員免許更新制関係情報の入手先、各種問合せ先について
【文部科学省ホームページ】
○ 教員免許更新制の概要
「教員免許更新制とは?-開設とQ&A」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/001/index.htm
○ 最初の修了確認期限について
「修了確認期限をチェック」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/003/index1.htm
○ 免許状更新講習の受講から手続までの流れ
「ケース別 手続きの流れ」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/002/index.htm
○ 平成28年度に開講する免許状更新講習の一覧
「平成28年度 免許状更新講習の認定一覧」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/004/1365796.htm
○ 免許状更新講習の受講免除について
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/08051422/005.htm
○ 修了確認期限の延期について
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/08051422/008.htm
○ 更新講習修了確認など免許管理者への申請のための様式など
→ 各都道府県教育委員会の免許担当にお問い合わせください。なお、問合せ先は、以下を御
参照ください。
「免許状更新講習受講・修了後の申請先一覧」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/010/1314009.htm
○ 教員免許更新制リーフレット
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/001/08101410.htm
【制度概要などについての文部科学省への問合せ先】
文部科学省初等中等教育局教職員課教員免許企画室更新係
電話:03-5253-4111(代)(内線 3573)
メールアドレス:[email protected]
幼保連携型認定こども園における保育教諭
の幼稚園教諭免許状の更新について
別添4
概 要
改正認定こども園法(平成24年法律第66号)において、学校及び児童福祉施設とし
て法的位置付けを持つ単一の施設として、新たな「幼保連携型認定こども園」が創設。
この「幼保連携型認定こども園」においては、園長と保育教諭が必置となっており、保
育教諭は幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方の免許・資格を有することが原則。
※保育教諭のほか、主幹保育教諭、指導保育教諭、助保育教諭及び講師(保育教諭及び助保育
教諭に準ずる職務に従事する者に限る。)も同様。以下、保育教諭等という。
※幼稚園教諭免許状については、有効な状態でなければならない(休眠状態は不可)
※休眠状態:更新講習修了確認を受けずに修了確認期限を経過した非現職教員の所持する免許
状の状態(免許状は失効していないが、教育職員になるためには更新講習修了確認
を受ける必要がある状態)
【施行日】
平成27年4月1日 ※子ども・子育て支援法の施行の日
<経過措置>
○ 経過措置期間(5年間):平成27年4月1日~平成32年3月31日
○ 経過措置期間中は、幼稚園教諭免許状または保育士資格のどちらか一方
の免許・資格を有していれば、保育教諭等になることができる。
○ 経過措置期間経過後は、幼稚園教諭免許状が有効な状態であり、かつ、保
育士資格を有していないと、経過措置期間中に保育教諭等となった者はその
職を失うことになる。
幼稚園教諭免許状の扱い
幼稚園教諭免許状(旧免許状)を持っている方が保育教諭等となる場合、修了確認
期限の時期により、幼稚園教諭免許状の扱いが異なることに留意。
(ケース1)すでに修了確認期限を経過して休眠状態になっている場合
⇒保育士資格を有していれば、経過措置期間中は、その保育士資格により保育
教諭等になることができる。ただし、休眠状態を回復しないまま経過措置期間を
経過してしまうと保育教諭等としての職を失うこととなる。(この場合、幼稚園教
諭免許状は休眠状態のままとなる。)
(ケース2)経過措置期間中に修了確認期限が到来する場合
⇒修了確認期限までに更新しなければ、幼稚園教諭免許状は失効する。ただし、
保育士資格があれば、経過措置期間中は、失効後でも引き続き保育教諭等に
なることができる。
(ケース3)経過措置期間後に修了確認期限が到来する場合
⇒経過措置期間中は、幼稚園教諭免許状は有効であるため、保育教諭等になる
ことができる。
ただし、修了確認期限までに更新しなければ、経過措置期間は終了しているた
め、保育教諭等としての職は失い、さらに幼稚園教諭免許状は失効となる。
Q&A
Q1.幼稚園教諭免許状を持っていますが、修了確認期限を経過し、
現在、休眠状態となっております。その場合、経過措置期間に保
育教諭等となれば、一時的に幼稚園教諭免許が有効になるという
ことでしょうか?
A .経過措置期間中は、幼稚園教諭免許状か保育士資格のいずれか
の免許・資格で保育教諭等となれるだけであり、更新講習を受講
して必要な手続をしない限り、幼稚園教諭免許状は休眠状態のま
まとなります(一時的に有効になるわけではありません。)。保
育教諭等となることができるのは、あくまでも保育士資格がある
からということでしかありません。
Q2.経過措置期間中に休眠状態の幼稚園教諭免許状を有効な状態に
回復しようとする場合、更新講習の受講は経過措置期間内であれ
ば何年かけてもよいのでしょうか?
A .改正前と同様、休眠状態の免許状を有効な状態に回復しようと
する場合、更新講習を受講し、履修認定を受けてから2年2カ月
の間に更新手続を行う必要があります。
Q3.認定こども園に勤務する者であれば、この経過措置が適用され
ることになるのでしょうか?
A .認定こども園には4つのタイプ(幼保連携型、幼稚園型、保育
所型、地方裁量型)があり、そのうちの幼保連携型における保育
教諭等のみに適用されます。
Q4.幼稚園教諭免許状は持っているのですが、保育士資格はありま
せん。保育士資格を得るためにはどうしたら良いのでしょうか?
A .幼稚園教諭免許を有し、幼稚園等で3年以上かつ4320時間
以上の実務経験を有している者であれば、保育士資格取得の特例
が適用され、通常よりも少ない単位により保育士資格を取得する
ことができます。(特例措置期間:平成32年3月31日まで)
なお、詳細については、内閣府若しくは厚生労働省に御確認く
ださい。
Q5.経過措置期間中に保育教諭等となった場合、修了確認期限の延
長申請や更新講習受講の免除申請を行うことは可能でしょうか?
A .延長や免除の要件にあてはまる者(修了確認期限を経過した者
を除く。)であれば、申請をすることが可能です。なお、その場
合、修了確認期限の2か月前までに行う必要があります。
選択必修領域の導入について
別添5
~平成28年4月から免許状更新講習の内容が変わりました~
【目的】
受講者の希望やニーズに基づき、これまでの「必修領域」の内容を精選し、受講者
が所有する免許状の種類、勤務する学校の種類又は教育職員としての経験に応じて、
適時に現代的な教育課題を学べるようにする。
【内容】
○これまでの「必修領域」の内容及び時間数の見直し(12時間→6時間)
○学校種・免許種等に応じた「選択必修領域」の導入(6時間)
【施行日】
平成28年4月1日 ※経過措置あり
今までの免許状更新講習の内容
計30時間
平成28年4月からの免許状更新講習の内容
計30時間
必修領域(6時間)
必修領域(12時間)
選択必修領域(6時間)
選択領域(18時間)
【必修領域】
【選択領域】
○ 幼児、児童又は生徒に対する指導上の課題
【必修領域】
☆ 国の教育政策や世界の教育の動向
②~④は、これまで同様、必修領域に位置付け
【選択必修領域】
①及び⑤~⑧は、選択必修領域に位置付け
☆ カリキュラム・マネジメント
☆ アクティブ・ラーニングなどの観点からの指導方法の工
夫・改善
☆ 教育相談(いじめ及び不登校への対応を含む。)
☆ 進路指導及びキャリア教育
☆ 学校、家庭及び地域の連携及び協働
☆ 道徳教育
☆ 英語教育
☆ 国際理解及び異文化理解教育
☆ 教育の情報化(情報通信技術を利用した指導
及び情報教育(情報モラルを含む。)等)
【選択領域】
経過措置について
○ 幼児、児童又は生徒に対する教科指導及び生徒
指導上の課題
施行日(平成28年4月1日)より前に、改正前の必修領域(12時間)を履修し、
その認定を受けた場合、新たに選択必修領域を履修する必要はありません。
(改正後の必修領域及び選択必修領域について、履修認定を受けたとみなします)
また、改正前の選択領域を履修し、その認定を受けた場合、改正後の選択領域
について同時間の履修認定を受けたとみなします。
この中から、学校種・
免許
※
種等に応じて選択(
6時間)
① 学校を巡る近年の状況の変化
② 教員としての子ども観、教育観等についての省察
③ 子どもの発達に関する脳科学、心理学等における
最新の知見(特別支援教育に関するものを含む。)
④ 子どもの生活の変化を踏まえた課題
⑤ 学習指導要領の改訂の動向等
⑥ 法令改正及び国の審議会の状況等
⑦ 様々な問題に対する組織的対応の必要性
⑧ 学校における危機管理上の課題
選択領域(18時間)
Q&A
Q1.選択必修領域講習を異なる大学でそれぞれ受講し、その結果、
2講習(計12時間)履修認定がなされた場合、選択必修領域と
して余分に履修認定を受けた1講習(6時間)を選択領域の18
時間分に振り替ることは可能でしょうか?
A .免許状更新講習規則第4条において、免許状更新講習は領域ご
とに受講する内容及び時間数が定められているため、これに基づ
き、各領域の認定を受けた講習をそれぞれ履修する必要がありま
す。このため、選択必修領域として認定を受けた講習を、別の領
域の講習として振り替えることはできません。
Q2.平成27年2月~平成29年1月末までが受講期間となっており、
改正前の必修領域を12時間受講したのですが、改めて選択必修
領域を受講する必要はあるのでしょうか?
A .平成28年3月より前に必修領域を履修し、その履修認定がなさ
れているのであれば、改正後の必修領域及び選択必修領域の履修
認定を受けたものとみなしますので、新たに選択必修領域を履修
する必要はありません。
Q3.平成28年3月より前に選択領域12時間のみを受講したのです
が、免許を更新するためには、あとどのような講習を受講すれば
よいのでしょうか?
A .すでに履修された選択領域(12時間)については、改正後の選
択領域(12時間)を履修したものとみなしますので、あとは、改
正後の必修領域(6時間)、選択必修領域(6時間)並びに選択領
域(6時間)を履修していただく必要があります。
なお、改正前と同様、現職教員は該当する申請期間内に手続き
を行う必要があり、現職教員でない方についても、履修認定を受
けてから2年2か月の間に更新手続きを行う必要がありますので、
御留意下さい。
Q4.選択必修領域と選択領域との違いは何でしょうか?
A .選択必修領域は、所有する免許状の種類や勤務する学校の種類
などにより、省令に規定された内容から受講者本人が選択して受
講するものです。
また、選択領域は、職(教諭、養護教諭、栄養教諭)に応じた
講習(新免許状所持者の場合は、免許状の種類(教諭、養護教諭、
栄養教諭)に応じた講習)の履修が必要ですが、選択必修領域は
その必要はありません。
別添6
教育職員の定義について
○
「教育職員」の定義
教育職員免許法(昭和24年法律第147号)
(定義)
第二条 この法律において「教育職員」とは、学校(学校教育法(昭和二十二年法律
第二十六号)第一条に規定する幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、
中等教育学校及び特別支援学校(第三項において「第一条学校」という。)並びに
就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成十
八年法律第七十七号)第二条第七項に規定する幼保連携型認定こども園(以下「幼
保連携型認定こども園」という。)をいう。以下同じ。)の主幹教諭(幼保連携型認
定こども園の主幹養護教諭及び主幹栄養教諭を含む。以下同じ。)、指導教諭、教諭、
助教諭、養護教諭、養護助教諭、栄養教諭、主幹保育教諭、指導保育教諭、保育教
諭、助保育教諭及び講師(以下「教員」という。)をいう。
○ Q&A
Q1.私立学校で「主任教諭」として勤務しています。この場合、教員免許状の更
新が必要な「教育職員」に該当しますか?
A.学校独自の職名である「主任教諭」が教育職員免許法第2条に規定する「教育
職員」に該当するかどうかは、当該職を置いている学校又は学校法人等の規則に
より定められています。勤務先の学校に御確認ください。
Q2.私立幼稚園で「補助教諭」として勤務しています。この場合、教員免許状の
更新が必要な「教育職員」に該当しますか?
A.幼稚園独自の職名である「補助教諭」が教育職員免許法第2条に規定する「教
育職員」に該当するかどうかは、当該職を置いている幼稚園又は学校法人等の規
則により定められています。勤務先の幼稚園に御確認ください。
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