夏の富士登山情報（静岡県警察）（PDF：429KB）

2013 年に世界遺産に登録された富士山には、
多くの登山者が訪れる一方、
遭難事故に遭う方が増えています。昨夏シーズン中には 51 件の山岳遭難が
発生しています。
富士山は日本一の標高を誇る山です。次のポイントに注意して万全な状態
で登りましょう
登山計画
富士山頂への.代表的な登山ルートは、静岡県側に３つ、 山梨県側を加えると４つあります。ど
こから登って、どこの山小屋へ泊まるのか、一緒に登る仲間全員で確認しておきましょう。毎年、
仲間とはぐれる登山者が多くいます。山小屋は予約をしておかないと泊まれません。
服装や持ち物
標高 2,400 メートルの富士宮口では 15 度、山頂では 23 度も下界より気温が低くなります。
服装や持ち物は大丈夫ですか？晴れ間続きや昼間に登る方も雨具やヘッドランプ、防寒具を必ず
持参して下さい。富士山は火山噴火のおそれがあるためヘルメットも持参してください。
体調管理
運動不足からの足痛、疲れからの転倒事故等が多発しています。持病がある方は、登山前の健康
チェックをして下さい。
高山病対策
標高 2,000 メートル以上は、高山病対策が必要です。車で五合目まで到着した時、疲労がない
場合でも１時間以上休み、身体を気圧に慣らしてから登りはじめましょう。
高山病にかかったら標高を下げる以外に特効薬はありません。ひどくなると脳浮腫や肺水腫とい
った死に至る病気を引き起こすこともあります。
低体温症に注意
北海道のトムラウシ山で８人が死亡した年に、富士山でも２０代と 30 代の男性 2 人が同じ低
体温症で死亡しています。天候不順の日は登山を避け、必ず山小屋を予約するようにして下さい。
子どもとは一緒に行動
元気な子どもが先行して迷子になるケースが毎年のように起きています。登山道は一本道のよう
でも、はぐれることがあります。子どもは必ず目の届く範囲に入れておきましょう。
家族に電話
.極度の疲労や高山病にかかるとボーっとして、ご家族への連絡を忘れがちになります。下山予
定が遅れたり、天候が崩れると心配になるものです。下山したら早めに連絡しましょう。
静岡県警察ホームページをチェック
静岡県警察携帯サイト
静岡県警察ホームページには、重要な登山情報が
掲載されています。登山前に確認して下さい。
を見る場合は、この QR
コードを読み込んで下