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早川ゴム株式会社生産技術グループグループリーダー 末永 攻治 氏

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早川ゴム株式会社生産技術グループグループリーダー 末永 攻治 氏
第 13 回
平成 28 年 11 月 12 日(土)
9:00~10:10
『早川ゴム(株)の ASEAN 展開~海外赴任を楽しむには~』
早川ゴム株式会社
すえなが
こ う じ
生産技術グループグループリーダー 末永 攻治 氏
まず、講義の前半では、早川ゴム株式会社の概要、主な事業内容、および海外事業所
の紹介があった。当社は、(1)水を制する、(2)音と振動を制する、(3)安全と快適さを創
造する、ことを事業目標に掲げて、ニッチ市場にターゲットを絞り、オンリーワンを目
指す福山本社の企業である。当社はゴムを主な材料に、(1)地下やコンクリート、橋梁
の中に埋め込まれるゴム止水材、(2)屋上の防水材、(3)住宅の防音、防振財や携帯液晶
画面に使われる機能性材料などを製造している。また、当社はタイに現地法人を設立し
事業展開しているが、タイが世界一の天然ゴムの産出国だとお聴きして、なるほどと合
点がいった。このタイ法人では、主に自動車用のラバーマット、家電用の制振材(ダン
パー)などを製造し、タイを始めとする東南アジア、日本、欧米等に供給している。
講義の後半は、末永課長自らのタイ法人への赴任経験に基づいて、タイの概要を始め、
食べ物から観光スポット、お土産に至るまで具体的なお話をしていただき、タイトルの
副題通り、「海外赴任を楽しむ」ための心構えや方法などを楽しくお話しいただいた。
その中でも特に、現状のタイ旅行の注意点として、先日タイ国王がお亡くなりになった
ところなので、旅行中の服装は派手なものを控える、はしゃぎすぎない、国王の話題は
なるべくしない、タイの紙幣やコインには国王の肖像が印刷されて(刻まれて)いるの
で粗末に扱わないなど、来月の海外研修前に貴重な情報を教えていただいた。
次に、タイの文化、国民性、現地従業員の気質や仕事観などをお話しいただいたのち、
タイでの仕事の進め方として、(1)大局着眼、小局着手、(2)先見着眼、先行管理、(3)一
A
T
M
点突破、全面展開、(4)本質はなにか、目的はなにか、(5)明るく、楽しく、前向きに、
(6)三現主義で考える、(7)突破口づくりの基本、(8)バカになる時はバカになれ、(9)相手
の話はしっかり聞く、(10)お互いを受け容れること、を順次ご説明していただいた。こ
れは、「明るく、楽しく、前向きに、現地語がある程度しゃべれて、コミュニケーショ
ンを嫌がらず、目的・目標を見失わない」という、末永課長が描かれている、求められ
るグローバル人材像とも一致するものであった。
末永課長
講義の様子
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