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旅費の積算について

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旅費の積算について
旅費の積算について
科学技術振興調整費の旅費を算出するにあたっては、以下の点にご留意ください。
1.旅費(国内旅費・外国旅費共通)
1)旅費は、基本的に研究機関(早稲田大学等)を起点として算出いたします。ただし、
「経済的経路」を優先しますので、場合によっては、「自宅」が起点となる場合もあり
ます。
2)出張の旅行経路を明確に記入してください。
3)国内旅費と外国旅費が1回の出張で発生する場合は、次の点にご注意ください。
① 外国出張する場合、出入国等のために要する経費(国内移動にかかる経費、例えば、
「東京~成田」「○○ → 成田(前泊)」)は、「国内分」として計上してください。
② 旅費計算および旅費支出状況の管理上、可能な限り「国内分」「外国分」を分けて算
出してください。
③ 外国出張する場合、航空運賃の見積りには、成田空港使用料(2040 円)が含まれます。
この使用料については「国内分」での支出として計上し、残金を航空運賃(外国分)と
してください。
2.旅費(国内旅費)
1.国内旅費から支出できる費用については、【表2】「補助対象経費項目(国内旅費)」
を参照してください。
2.国内旅費の算出について
旅費の算定については、「国家公務員等の旅費に関する法律(昭和25年法律第114
号)」「文部省所管旅費規則(昭和25年文部省訓令)」の趣旨に従って算定します。
(【表3】参照)
3.航空機の利用について
出張の内容及び日程並びに当該旅行に係る旅費総額を勘案して、航空機を利用すること
が最も経済的な通常の経路及び方法に該当する場合に利用できます。
※ 航空賃の計算にあたっては、その領収書または請求書をもとに計算します。
4.外国から招へいする研究者の国内分の経費は、国内旅費と滞在費になります。国内旅費
は、国内の運賃・急行料・特急料等の交通費となりますが、すべて定められた基準の範
囲内とします。滞在費については「外国旅費(招へい)」からの支出となります。
1
【
表
2
】
補助対象経費項目(国内旅費)
(運賃+特急または急行料+座席指定料)+(日当×日数)+(宿泊料×夜数)=国内旅費
項 目 細 目
国内旅費 運 賃
内
容
研究代表者、研究分担者、研究協力者(以下「研究代表
者等」という)の本邦内における出張及び出入国等のため
に要する旅客運賃。
○ 鉄道運賃については、片道 100km以上を旅行する
場合には特別急行料金を、片道 50km以上を旅行す
る場合には急行料金を含むことができる。ただし、グ
リーン料金は支出できない。
備
考
「国家公務員等の旅費
に関する法律」「文部
省所管旅費規則」の趣
旨に従って算定するこ
と。ただし、日当・宿
泊料は別表のとおりと
する。
日 当 1 研究代表者等の本邦内における出張に要する日当(招
へいによる研究者を除く)。
2 研究代表者等の任地を出発する日から本邦を出国する
日の前日まで、並びに本邦入国の翌日から任地に帰着す
る日までの日当。
宿泊料 1 研究代表者等の本邦内における出張に要する宿泊料。
2 研究代表者等の任地を出発する日から本邦を出国する
日の前日まで、並びに本邦入国日から任地に帰着する日
の前日までの宿泊料。
○ 日当及び宿泊料については、【表3】「国内旅費」
支給単価表を上限とする。
○ 出張先で、知人宅、大学のゲストハウス、共済組合
の施設など規定の宿泊料より安価な料金の施設に宿泊
した場合、あるいは、短距離の日帰り出張をした場合
など、特に日当、宿泊料を減額する(または支出を要
しない)場合は、規定の料金より減額する(または支
出しない)ことができる。
※
「のぞみ」の利用については、原則として不可です。ただし、特別な事情がある場合は
所属事務所を通じて研究推進課へご連絡ください。
2
【
表
3
】
「国内旅費」支給単価表
日当及び宿泊料(宿泊地により、甲地、乙地の区分がある。)は、下表のとおりである。
(単位:円)
職名
日当
宿泊料
職名欄に相当する
甲地
乙地 国立大学の教官の級号俸
円
円
円
教授
2,600
13,100
11,800 教育職(一)5級
助教授
教育職(一)4級6号俸以上
若手の助教授
2,200
10,900
9,800 教育職(一)4級5号俸以下
講師
教育職(一)3級
助手
教育職(一)2級8号俸以上
学振・特別研究員
1,700
8,700
7,800 教育職(一)2級7号俸以下
若手の助手
大学院学生
教育職(一)1級
*「若手の助教授」とは、40歳未満を目安としてください。
*助手については、特に「若手の助手」を区別することなく、すべて助手の単価を適用して
ください。
*旅費の単価は改訂される場合もあります。
*甲地とは宿泊地が次の場合をいい、乙地とは甲地以外をいいます。
関東・・・東京23区、八王子、立川、武蔵野、三鷹、府中、調布、町田、小金井、国分
寺、国立、狛江、多摩、稲城、西東京、さいたま、千葉、横浜、川崎、横須賀、
鎌倉、葉山
東海・・・名古屋
京阪神・・京都、大阪、堺、岸和田、豊中、池田、吹田、泉大津、高槻、貝塚、守口、枚
方、茨木、八尾、泉佐野、富田林、寝屋川、和泉、箕面、高石、東大阪、神戸、
尼崎、西宮、芦屋、伊丹、宝塚
九州・・・福岡
*
旅行者が同一地域において滞在する場合における日当及び宿泊料は、その地域に到着した日の翌
日から起算して滞在日数30日を越える場合にはその超える日数について定額の1割に相当する額、
滞在日数60日を越える場合にはその超える日数について定額の2割に相当する額をそれぞれ定額
から減額して支給すること。
3
3.旅費(外国旅費)
1.外国旅費(派遣)から支出できる費用については、【表4】「補助対象経費項目(外国
旅費・派遣)」を、支給基準については【表6】を参照してください。運賃については、
最下級6の等級の運賃が支給されることになっています。
したがって、航空運賃については、通常、エコノミークラスの運賃が適用されること
になります。
2.外国旅費(招へい)の支出について(外国旅費(招へい)とは、外国に居住する研究者
を日本に招いた際に伴う経費をいいます。)
①
外国旅費(招へい)から支出できる費用は、招へい研究者の外国の居住地から本邦に
入国する地および本邦の出国地から外国の居住する地までの運賃、入国の日から帰国の
日までの日本国内の滞在費(日当・宿泊料に相当)となりますが、すべて定められた基
準の範囲内とします。
なお、招へい者の国内における出張に伴う移動経費については国内旅費から支出して
ください。
② 招へい終了時点において領収書を徴収願います。
3.外国旅費(招へい)から支出できるから支出できる費用については、【表5】「補助対象
経費項目(外国旅費・招へい)」を、支給基準については【表7】を参照してください。
4
【
表
4
】
補助対象経費項目(外国旅費・派遣)
(運賃+急行料等)+(日当×日数)+(宿泊料×夜数)=外国旅費(派遣)
項
目
細
目
内
容
備
外国旅費 運 賃 1 研究代表者等の本邦を出国する地から本邦へ入国する地
までの運賃。
(派遣)
2 研究代表者等が現地において参加する場合は、当該研究
者の運賃。
○ 航空賃、船舶運賃、鉄道運賃等交通機関を利用する経
費は、経済的経路による通常運賃で支出すること。
○ 鉄道運賃の内、運賃の他に急行料金、寝台料金等を必
要とする場合には当該料金を支出することができる。
日 当 1
研究代表者等の本邦を出国する日から本邦へ入国する日
までの日当。
2 研究代表者等が現地において参加する場合の日当。
考
「国家公務員等の旅費に
関する法律」「文部省所
管旅費規則」の趣旨に従
って算定すること。ただ
し、日当・宿泊料は別表
のとおりとする。
1.等級の区分がある場
合は原則として最下級の
運賃
2.等級の区分がない場
合は運賃実費
宿泊料 1
研究代表者等の本邦を出国する日から本邦へ入国する日
の前日までの宿泊料。
2 研究者代表者等が現地において参加する場合の宿泊料。
○ 日当及び宿泊料については、原則として、【表6】の
「外国旅費(派遣)」支給単価表を上限とする。ただ
し、船舶を利用する場合は、船舶運賃に含まれる宿泊
料、食事代相当額を減額したものとする。
雑 費
【
表 5
予防注射、旅券の交付手数料及び査証手数料、外貨交換手
数料並びに入出国税の実費等を支出できる。なお、外国在住
の研究協力者に係るものは支出できない。
】
補助対象経費項目(外国旅費・招へい)
(運賃)+(滞在費×日数)=外国旅費(招へい)
項
目 細
目
外国旅費 運賃
(招へい)
滞在費
内
容
招へい研究者の外国の居住する地から本邦に入国する地及
び本邦の出国地から外国の居住する地までの運賃。
招へい研究者の入国の日から帰国の日までの滞在費(日
当・宿泊料に相当)。原則として、【表7】の「外国旅費
(招へい)の滞在費」の額を上限とする。
5
備
考
航空賃、船舶運賃、鉄道
賃等交通機関を利用する
経費は経済的経路による
通常運賃で支出するこ
と。
【
表
6
】
「外国旅費(派遣)」の支給単価表
(単位:円)
職
教
助
名
若手の助教授
講
師
助
手
授
教 授
若手の助手
(大学院生)
学振・特別研究員
日当・宿泊料の別
日
当
宿泊料
日
当
宿泊料
日
当
宿泊料
出国する日から
入国する日まで
の単価
32日~61日まで
に係わる単価
62 日以上に係わる
単価
同一地域における滞在日数が32日
以上になる場合
指定都市
7,200
22,500
6,200
19,300
5,300
16,100
甲 地 方
6,200
18,800
5,200
16,100
4,400
13,400
乙 地 方
5,000
15,100
4,200
12,900
3,600
10,800
丙 地 方
4,500
13,500
3,800
11,600
3,200
9,700
指定都市
6,500
20,200
5,600
17,400
4,800
14,500
甲 地 方
5,600
16,900
4,700
14,500
4,000
12,100
乙 地 方
4,500
13,600
3,800
11,600
3,200
9,700
丙 地 方
4,000
12,100
3,400
10,400
2,900
8,700
指定都市
5,800
18,000
5,000
15,400
4,200
12,900
甲 地 方
5,000
15,000
4,200
12,900
3,500
10,700
乙 地 方
4,000
12,100
3,400
10,300
2,900
8,600
丙 地 方
3,600
10,800
3,000
9,300
2,600
7,800
職名欄に相当する
国立大学の教官の
級号俸
教育職(-)2級
教育職(-)4級
教育職(-)5級
7号俸以下
5号俸以下
〃 (-)4級
〃 (-)1級
〃 (-)3級
6号俸以上
〃 (-)2級
8号俸以上
備考
1.上記に揚げる額は、上限額であり、これを下回ることはできる。
2.1日において、日当又は宿泊料の額が異なる地域を旅行した場合には、その額の多い方の旅行先
の区分に掲げる額とする。
3.船舶又は航空機による旅行(外国を出発した日及び外国に到着した日の旅行を除く。)の場合にお
ける日当の額は、丙地方につき定める定額とする。なお、本邦を出発した日及び本邦に到着した日
の日当の額は、丙地方につき定める定額とする。
4.指定都市、甲地方、乙地方、丙地方は、以下のとおりである。
<指定都市> シンガポール、ロス・アンジェルス、ニュー・ヨーク、サン・フランシスコ、ワシント
ン、ジュネーブ、ロンドン、モスクワ、パリ、アブ・ダビー、ジェッダ、クウェイト、リ
アドおよびアビジャン
6
<甲 地 方> 北米地域、欧州地域、中近東地域のうち、指定都市の地域以外の地域でアゼルバイジ
ャン・アルバニア・アルメニア・ウクライナ・ウズベキスタン・エストニア・カザフス
タン・キルギス・グルジア・クロアチア・スロヴァキア・スロヴェニア・タジキスタ
ン・チェッコ・トルクメニスタン・ハンガリー・ブルガニア・ベラルーシ・ポーラン
ド・ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、マケドニア旧ユーゴスラヴィア共和国・モルドヴ
ァ・ユーゴスラヴィア・ラトヴィア・リトアニア・ルーマニア及びロシアを除いた地域
[北米地域] 北アメリカ大陸(メキシコ以南の地域を除く)、グリーンランド、ハワイ諸島、バミ
ューダ諸島及びグアム並びにそれら周辺の島しょ(西インド諸島及びマリアナ諸島(グ
アムを除く。)を除く。)
[欧州地域] ヨーロッパ大陸(アゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、カ
ザフスタン・キルギス、グルジア、タジキスタン、トルクメニスタン、ベラルーシ、モ
ンドヴァ及びロシアを含み、トルコを除く。)、アイスランド、アイルランド、大ブリ
テン、マルタ及びサイプラス並びにそれらの周辺の島しょ(アゾレス諸島、マディラ諸
島及びカナリア諸島を含む。)
[中近東地域] アラビア半島、アフガニスタン、イスラエル、イラク、イラン、クウェイト、ジョ
ルダン、シリア、トルコ及びレバノン並びにそれらの周辺の島しょ
<乙 地 方> 指定都市、甲地方及び丙地方の地域以外の地域(本邦を除く。)
<丙 地 方> アジア地域(本邦を除く。)中南米地域、アフリカ地域、南極地域のうち、指定都市
の地域以外の地域で、インドシナ半島(シンガポール、タイ、ミャンマー及びマレイシ
アを含む。)、インドネシア、大韓民国、フィリピン、ボルネオ及び香港並びにそれら
の周辺の島しょを除いた地域
[アジア地域] 本邦を除く、アジア大陸(アゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、ウズベキ
スタン、カザフスタン、キルギス、グルジア、タジキスタン、トルクメニスタン、ベ
ラルーシ、モルドヴァ、ロシア及び中近東地域を除く。)、インドネシア、フィリピ
ン及びボルネオ並びにそれらの周辺の島しょ
[中南米地域] メキシコ以南の北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、西インド諸島及びイースター並
びにそれらの周辺の島しょ
[アフリカ地域] アフリカ大陸、マダガスカル、マスカレーニュ諸島及びセイシェル諸島並びにそ
れらの周辺の島しょ(アズレス諸島、マディラ諸島及びカナリア諸島を除く。)
[南極地域] 南極大陸及び周辺の島しょ
【
表
7
】
外国旅費(招へい)の滞在費
滞在日数31日までに係る
滞在日数32日から61日ま 滞在日数62日以上に係る
1日当たり単価
でに係る1日当たり単価
18,000円
*
16,200円
1日当たり単価
14,400円
なお、外国に居住する地から入国日の前日まで及び帰国日の翌日から帰着するまでの日当、宿泊
料については、「外国旅費(派遣)の日当、宿泊料」の額を上限として支給することができる。
7
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