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(2016 年 6 月 24 日配信) ※ここに記載された内容・見解は、配信日
(2016 年 6 月 24 日配信) ※ここに記載された内容・見解は、配信日時点のものです -------------------------------------------------------------------------------【臨時レポート】英国の国民投票の結果を受けて -------------------------------------------------------------------------------いつも新生銀行をご利用いただきありがとうございます。 6 月 24 日の為替市場では、英国の EU 離脱を問う国民投票で「離脱」が優勢との見通しが伝わり、円高、株安が 加速しました。 今回の変動の背景、そして、今後のマーケットについて、新生銀行マネーレッスンにご登場いただいている専門 家のコメントをお送りします。 ◆◇-----------------------------------フロンティアアドバイザーズ株式会社 代表取締役 -------------------------------------◆◇ 市川 雄一郎氏 からのコメント 6 月 24 日の為替市場では、英国の EU 離脱を問う国民投票で「離脱」が優勢との見通しが伝わり、 円高、株安が加速。 米ドル円相場は、一時、2013 年 11 月以来となる 1 米ドル=100 円割れの円高を記録し、英ポンドや ユーロも対円、対米ドルで大幅に下落しました。日本の株式市場も日経平均株価は前日比で 1,000 円を 超える大幅安となりました。 本日の大きな変動の背景には、もちろん英国の EU 離脱に伴う影響への懸念もありますが、それ以外の 要因も大きいと思います。 ●前夜までは「残留」を見込む楽観ムードが広がっていた。 昨晩の米国株式市場で NY ダウが 230 ドル高となり、米ドル円相場も 1 米ドル=106 円に乗せるなど、 マーケットは EU「残留」を織り込む動きとなり、楽観ムードが漂っていた。 そこに、一転して「離脱」優勢と伝えられ、改めてリスク回避の取引が広がった。 ●開票結果が伝えられる中で、世界で取引されている主要マーケットが日本市場だった。 日本時間の 8 時頃から徐々に開票結果が伝えられる中、そのニュースを受けてリスク回避の取引ができる 市場は、時間帯としてアジア市場しかなく、またその中でも主要市場の日本の市場において、マーケット インパクトが大きくなった可能性があります。 ・◆◆今後のマーケットについて◆◆・ ●結果を世界各国のマーケットが吸収、反映するのを待つ必要があります。 前述のように、まず日本市場が影響を真っ先に受けました。その後、欧州、米国とマーケットが開き、 今回の結果を織り込んでいくことになります。そして徐々にマーケットが落ち着くのを待つ必要があるでしょう。 ●各国が協調して、この金融市場の混乱にどのように対応するのかが注目されます。 欧州発の金融危機が再度起きないように、各国が協調して対応することが予想されます。たとえば日銀や ECB、FRB など日米欧の中央銀行の対応には注目が集まりそうです。また各国のさまざまな対応が、 市場の落ち着きにつながるものと見ています。 ●すぐに、EU 離脱となるわけでもありません。協議の進展にも注目 結果を受けて、離脱に向けた手続きが始まるものの、実際に離脱するまでには相当な時間や協議が必要です。 その協議の過程で、EU から英国に有利な条件が提示されたりする可能性もあるでしょう。今後の EU が英国に 対してどのような提案をするかに注目が移ると思われます。 ●懸念は欧州内で、英国に続く EU 離脱懸念の拡大 今回の英国の国民投票の結果を受けて、欧州のその他の国々からも離脱を求める動きが強まるようだと、欧州 経済への影響や、ユーロや欧州株式市場への悪影響が懸念されます。 (2016 年 6 月 24 日)フロンティアアドバイザーズ株式会社 市川 雄一郎 -------------------------------------------------------------------・本稿は、執筆者が制作したもので、新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。 ・本資料は情報提供を目的としたものであり、新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありませ ん。 ・金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解された うえで、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。 ・上記資料は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を新 生銀行が保証するものではありません。 ---------------------------------------------------------------------━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆ 新生銀行の外貨預金はこちら http://www.shinseibank.com/gaika/cam/ ━━━━━━━━━━━━━━━━ <リスクや手数料等のご注意> 当行で取り扱う金融商品には、金利・株価・為替等の変動を要因とした価格変動により元本割れとなる可能性が ある商品や、商品ごとに所定の手数料等がかかる商品があります。詳細は下部の<外貨預金一般について> をご確認のうえ、お申し込みにあたっては店頭やインターネットに用意している注意喚起文書や契約締結前交付 書面、目論見書等を必ずご確認いただき各商品のリスクや手数料等につき十分ご理解のうえご自身の判断と責 任でお申し込みください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━ <外貨預金一般について> ・外貨預金は為替変動により外貨から円への交換比率(為替レート)が変わるため、外貨を円に交換した場合に 為替差損が生じ、当初預け入れ時の円の元本を下回り、元本割れとなる可能性があります。 ・外国為替市場の急激な変動があった場合やシステム障害等により、当行の提示する為替レートと実勢の為替 レートが大きく異なる場合があります。お取引の際には、必ず適用される為替レートをご確認ください。 ・円でのお預け入れ・お引き出しには為替手数料がかかります(外国為替市場の急激な変動があった場合や主 要市場の休場日には、最大で 1 基本通貨単位あたり片道 5.5 円往復 11 円かかる場合があります)。また、円以 外の通貨間での交換の場合、一方の通貨に最大片道 0.02 を乗じた金額が為替手数料としてかかります。 ・そのため、為替相場の変動が無い場合でも、為替手数料・金利水準により、当初預け入れ時の円の元本を下 回り元本割れとなる場合があります。 ・新生ステップアッププログラムによる外貨為替手数料の優遇は、円から外貨、外貨から円への交換が対象とな ります(ただし、パワーサポートプラスの通貨変更や利払い、パワービルダーの積立金の引き落とし等は対象と なりません。また外貨間の交換、および口座解約の手続きにあわせて外貨預金残高を円に振り替える際も、対 象となりません)。 ・外貨預金は預金保険の対象ではありません。 ・外貨定期預金は原則として中途解約できません。ただし、当行がやむを得ないものと認めて満期日前に解約 する場合には、元本金額のみの払い戻しに応じます(利息はいっさい支払われません)。 ・外貨現金のお取り扱いはしておりません。 ・外貨送金には別途送金手数料がかかります。 ・本預金のご利用にあたっては、店頭やインターネットにご用意している商品説明書(契約締結前交付書面)を 必ずご確認いただき商品特性について十分にご理解のうえ、余裕資金によりご自身のご判断と責任でお申し込 みください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社新生銀行 住所:〒103-8303 東京都中央区日本橋室町 2-4-3 登録金融機関/関東財務局長(登金)第 10 号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会