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資料6 別府大学佐藤教授資料 (PDF形式:546KB)

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資料6 別府大学佐藤教授資料 (PDF形式:546KB)
資料6
別府大学
ライフデザイン講座の取組について
別府大学 文学部 教職課程
キャリア支援センター副センター長
教授
佐藤敬子
大分県次代の親づくり推進事業(25∼27年度)
【現状・課題】
少子化の一因である晩婚化や非婚化が進行しており、若い世代が、将来、結婚し、親になることを意識して人生設計を行い、
「なりたい自分」を目指して、早期に必要な準備を始めることが必要となっている。
【主な取組】
1 ライフデザイン講座導入推進事業(4大学、1短期大学)
※ロールモデルとなる実社会の一線で活躍している人等を外部講師として招くなど、リアルな人生設計を体験する。
( 1)公開講座の開催(県立看護科学大学)
(内容) 「結婚するならイクメン∼幸せな結婚・子育て・仕事のヒント∼」 講師 ファザーリング・ジャパン 代表 安藤 哲也 氏
「知っておきたい仕事・結婚・出産のこと」
講師 少子化ジャーナリスト 白河 桃子 氏 等
( 2)モデル講座の開催(大分大学、別府大学、日本文理大学、別府大学短期大学部)
(内容)ライフデザインと家庭生活・子育て、仕事も子育ても楽しむ私のライフデザイン、命の大切さ、親になるということ 等
(講師)社会保険労務士、アナウンサー、新聞記者、地域子育て支援拠点施設長、おおいたパパクラブ、保育所長、助産師 等
2 児童福祉施設等での体験交流支援事業(別府大学、日本文理大学)
地域子育て支援拠点において、乳幼児とのふれあいや子育ての喜び・楽しさを子育て家庭から直接聞く体験交流を実施
3 ライフデザイン啓発ガイドブックを作成し、大学や高校とともに、コンビニエンスストア等でも配布
「 未来へ」… 25年度作成。ライフデザインを若者が手に取りやすいマンガで分かりやすく説明。大学のライフデザイン講座とともに、
高校の教諭との連携により、家庭科等の時間で副読本として利用され、ワーク・ライフ・バランスを考える機会を創出
「 motto未来へ」… 27年度作成。ライフデザイン講座講師から大学生を中心とした若者に伝えたいことをコラム形式で編集
【期待される効果】
①将来、どのような家庭を築くのか、どのような職業を選択するのか、
「なりたい自分」を早くから意識し準備することで、経済的にも自立
した次代の親を育成。
②保育所、地域子育て支援拠点、乳児院等で子どもと触れ合う実体
験を通して、親になる喜びと子育ての難しさについて実感。
③ワーク・ライフ・バランスや不妊に対する意識啓発。
【28年度以降】
各大学が行うライフデザイン講座講師の
コーディネート等を実施
1
別府大学の取組
25年度
(ライフデザイン講座、各講座140名受講)
①「私のライフデザイン∼仕事と結婚、子育て∼」
②「私のライフデザイン∼仕事と結婚、子育て∼」
③「命の大切さ、親になること」
④「命の大切さ、親になること」
(体験交流、延べ14名参加)
乳児院(事前講習・体験交流)
高嶋
右田
宮野
安倍
和代
勇人
康子
正子
氏(大分朝日放送 アナウンサー)
氏(子育て情報誌クルール編集室)
氏(助産師)
氏(豊川保育園 保育士)
26年度
(ライフデザイン講座、各講座140名受講)
①「私のライフデザイン」
②「命の大切さ、親になるということ」
③「人生設計を考えるために大切なマネープランについて」
④「私のライフデザイン」
(体験交流、延べ10名参加)
地域子育て支援拠点(事前講習・体験交流)
渡部
銭花
若松
八坂
さおり 氏(大分合同新聞社 記者)
志信 氏(助産師)
亜希子 氏(金融広報アドバイザー)
武司 氏(㈱エフ・ジェイホテルズ 執行役員)
27年度
(ライフデザイン講座、各講座140名受講)
①「私のライフデザイン」 里本 真智子 氏(㈱エヴァーズ 代表取締役社長)
②「私のライフデザイン」 小川 由美 氏(NPO法人アンジュ・ママン 施設長)
③「私のライフデザイン」 堤 弘之 氏(おおいたパパクラブ、救急救命士)
④「私のライフデザイン」 後藤 輝美 氏(大分県助産師会)
(体験交流、延べ10名参加)
地域子育て支援拠点(事前講習・体験交流)
2
平成27年度 別府大学ライフデザイン講座受講者アンケート結果より①
○回答者 105人(男 65人(61.9%)、女 40人(38.1%))
Q .講座を通じて、結婚や子育てのイメージが変わった部分があるか?
①まあまあある 62人(60.8%)、②とてもある 30人(29.4%)
→ 9割以上がイメージが変わった。
Q .生涯設計について考えたことがあるか?
①ない 58人(55.8%) → 半数以上が考えたことがなかった。
Q .「親になる」、「子育て」という言葉から連想する言葉は?
①責任、義務感 42人(40.0%)、②喜び、幸せ、希望、愛情 34人(32.4%)
③大変、つらい、きつい 15人(14.3%)
Q .将来、家庭を築きたいか?
①はい 81人(77.1%) → 講座内容により上下する。
Q .将来、家庭を築きたい理由。
①好きな人と一緒に暮らしたい 28人(45.2%)、②子どもが欲しい 24人(38.7%)
Q .ライフデザインを築いていくため、大学生のうちにやっておきたいと思うこと。
①お金や仕事のことについて知る 36人(18.8%)、
②自身のライフプラン(生涯設計)を考える 31人(16.2%)、
③結婚について経験者の話を聞いたり周囲の人と話したりする 26人(13.6%)
3
平成27年度 別府大学ライフデザイン講座受講者アンケート結果より②
【ライフデザインを描いていくために、行政に期待すること(自由記述)】
○ライフデザイン講座に関すること
・正しい妊娠・出産の知識を広めて欲しい
・義務教育のうちからライフデザインについて考えるようにしたら良い
・命の大切さについての講義を増やしてほしい
○育児休業・休暇、ワーク・ライフ・バランスに関すること
・結婚・出産・子育てがあっても働けるようにしてほしい
・女性に合わせた働き方の整備
・仕事復帰しやすい環境づくり
○子育て支援に関すること
・子育てしやすい環境をつくる
・どんな年齢の人でも子育てしやすい環境やシステム
・気軽に相談できる環境
・男性が育児に参加する機会
○金銭面に関すること
・教育費の負担を減らしてほしい
・子ども手当、支援金の充実
4
今後、ライフデザイン講座を実施するに当たっての課題
【今後の課題】
① 全学的な取組を可能にするためのカリキュラム編成およびマンパワーの確保
・現時点では担当教員が実施する授業科目(キャリア教育・総合ゼミ・教職課程科目)で展
開しているため、全ての学生が受講できる環境にはない。そのため、担当教員の確保やカリ
キュラム編成に工夫が必要
② 講座の主旨を充分伝え、充実した内容にするための講師選定と予算の確保
・講座の内容を効果的に伝えるための充実した講師選択にあたっては豊かな情報ネット
ワークと謝金に係る予算の確保が必要
③ 柔軟な運用が可能な予算措置
・補助金、交付金にあたっては講師謝金に限らず様々な講座内容を展開できるよう、その
柔軟な運用が可能であることが望ましい
5
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