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資料4. 太陽光発電全量買取制度実施にむけて(PDF形式
太陽光発電 全量買取制度実施にむけて 1)非住宅・住宅用の価格構成 2)専用線設置の件 3)非住宅の導入促進について 平成22年11月8日 一般社団法人 太陽光発電協会 1)非住宅・住宅用の価格構成 900 千円 843 800 700 工事費, 218 工事費, 89 600 500 669 架台, 96 架台, 65 インバータ, 117 インバータ, 90 太陽電池, 414 太陽電池, 425 非住宅 住宅 400 300 200 100 0 平均システム価格/kW 非住宅:平成21年度新エネ導入加速化支援事業 住宅:平成20年度住宅用太陽光発電システム導入状況調査(NEPC) を基にJPEA作成 価格差要因 住宅 非住宅 ・取り付け金具の屋根種別メーカー標準化 ・取り付け架台の個別設計 (強度計算・基礎、防水処理、建物との取り合い) ・太陽電池配置図個別設計 ・工事工数多(配線、引き回し、搬入) ・インバータ量産効果小(10~500kW) ・遵守法令多い ・太陽電池配置設計自動化(量産) ・工事工数尐 ・インバータ量産化(3~5kW) 1 2)専用線設置の件 太陽光発電設置者の受電契約別件数 特高 11% 低圧 24% 66kV/22kV/6.6kV or 200V・100V 66kV/22kV/6.6kV (A) 同系統へ 連系 WH PAS CB VCT VCT ↓PV導入 事業者側 WH 73 196 33 302 件 件 件 件 PAS CB WH WH 昇圧TR 低圧 高圧 特高 計 ~ ↑電力会社側 PAS CB 高圧 65% (B) 専用線 ~ VCT WH 昇圧TR 降圧TR 出典:平成19年度太陽光発電新技術 等フィールドテスト事業 成果報告書 (NEDO)を基にJPEA作成 上記グラフの特別高圧・高圧の需給契約 事業者は、全量買取対応のために、現状 (C)に比し、下記いずれかの措置が必要。 P C S P C S 負 荷 負 荷 P C S P C S 生産設備・空調・照明etc (C) 現状 1)昇圧トランスなどの設置(A) 2)買取専用線の設置(B) ①PCSへの電力供給要 ②遠隔連系点の確保 WH VCT P C S P C S <凡例> PAS=区分開閉器 CB=遮断器 VCT=計器用変圧変流器 WH=電力量計 TR=変圧器 PCS=パワーコンディショナ 2 3)非住宅の導入促進について <参考>発電コスト試算 1)地元企業、自治体施設での導入は、 設計・施工・販売等で地域の雇用を 生み、地場産業の活性化に資する。 買取単価 (円/kWh) (買取年数期間運転の場合の発電コスト) 設定条件 : 設備単価/kW 85万 利子率 2%/年、発電量 1,051kWh/年 10年 90 買取年数 15年 62 20年 49 80万 84 59 47 70万 74 52 41 65万 68 48 38 60万 64 44 35 2)潜在的導入可能量は、住宅用よりも 大きく、国の導入目標においても2020 年累積、約30%は非住宅用としている。 潜在量: (住宅:2億7百万kW、非住宅 3億6千万kW 「PV2030」より) 3)住宅よりシステム単価が高い現状に加え、 新たな追加設備が必要なことから、住 宅の水準(余剰買取48円/kWh+補 助)より、買い上げ単価・期間で経済的 インセンティブをもつことが望まれる。 発電コスト(円/kWh)は、新エネ部会資料の計算式に基づき計算(尚、利子率は2%/年に設定) 3