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12月24日(第350号)
2014 年 12 月 24 日 No.350 健康権の実現の担い手になろう 12 月 6 日(土)2014 年県連看護部 主任研修を開催 主任研修では 2 年間にわたり健康権について学んできました。昨年は「困難を多 くかかえる事例の患者・利用者を理解するには、見えている部分だけでなく、見え ていない部分を見ること」が大切であることを学習し、民医連の看護師として「今まで の患者・利用者を見る視点が変わり目からウロコだった」と“自己責任論と対峙する” 私たちのあるべき姿勢を学びました。2014 年度の研修は57名の主任が参加。午前 中に健康権実現の実践報告会を行い、午後は北海道勤医協札幌病院の堀毛清史 院長から「健康権実現の担い手になろう~貧困・格差問題を通して看護を考える~」の講義を頂き、 笑いとたっぷりの感動で「もっ と職場のみんなや多職種に聴いてもらいたい」 「私たちだけが聴くのは惜しい」という声が多数ありました。感想文からは「民医連 で働ける事に誇りを持ち頑張っていきたいと思える研修になった」「一番身近な事例から学ぶ事を大切にし、“なぜ?”を問い続け 健康阻害要因を追求し健康権を守れる職場づくりをしていきたい」等目の前の事例を基本に民医連が大切にしてきた健康権実現 に踏み出す頼もしいたくさんの仲間の姿を見る事ができました。(看護部 N) 関西建設アスベスト京都訴訟勝利めざす総決起集会 12 月 7 日(日)関西建設アスベスト京都訴訟勝利めざす総決起集会が、京都 商工会議所ホールにて開催されました。大阪・泉南アスベスト訴訟の最高裁判決 が 11 月に出され、ついに国・大臣に謝罪させました。泉南訴訟の解決は、全て のアスベスト被害救済にむけた第一歩です。一方、厚生労働大臣は、 「建設は別 問題」と、建設アスベスト訴訟では抵抗しています。 「命あるうちの解決」が急 がれるのは、泉南も建設も同じです。被害者を線引きし切り捨てる国の態度は、 水俣や福島と全く同じで、許されるものではありません。京都建設アスベスト訴 訟は来年 5 月に結審、来年中の判決が確実とされています。泉南に続き、国の責 任をより強固にするとともに、 「一人親方」と「企業責任」を明確にする判決を 勝ち取ることをめざして、30 万筆を目標とした「公正判決署名」運動を成功させよう、と呼びかけられました。12 月 14 日の総選 挙で安倍自公政権に審判を下すことは、被害の全面救済・根絶にとっても重要になっています。 (事務局M) - 経営的視点を持ちながら日常業務の実践を -事務職員 4 年目研修- 12 月 18 日(木) 、京都民医連会議室にて事務職員 4 年目研修が行われ 7 人が参加しまし た。損益計算書の見方を身につけ、他部署へ発信する力を身につけることをテーマに講義 とグループワークを行いました。参加者はソーシャルワーカーや医学生担当者、診療情報 管理士、 法人事務局員など、現在は医事など請求業務に携わっていない職員ばかりですが、 吉祥院病院の村上広幸事務次長による講義で、部会等で目にする損益計算書の見方を学び、 それぞれが持ち寄った損益 計算書を見比べながら意見 交換し、見方のポイントを学 びました。その後のグループワークでは、どのように経営貢献できる のかをテーマに議論し、4 年目として悩みなども交流しました。参加 者からは、 「講義の中に具体例が挙げられていてとても理解しやすか った」 、 「民医連綱領にもあるように、自分も職員の一人として今後、 院所経営への貢献を意識していかなければならないと感じた」 、 「社会 保障改悪ストップなど、民医連にとっても、患者さんにとってもため になることを考え、声を上げることも必要だと思った」などの感想が 出されました。 (U) 地域包括ケアの課題と闘い方について学ぶ ―管理者Ⅰ課・Ⅱ課合同研修― 12 月 20 日(土)京都アスニーで、県連教育委員会主催の管理者研修 を開催しました。管理者・役責者合わせて 59 人が参加しました。今 回のテーマは「地域包括ケア」です。最初に、県連介護福祉部長の三 浦次郎医師から「地域包括ケアの課題と闘い方」と題して講義。まず 介護保険は自費部分や利用の制限があるなど医療保険制度との違い をていねいに説明し、介護保険は政府が目指す福祉の将来像を示して いること、つまり社会保障の解体と営利市場化を目指していることを 明らかにしました。それから地域包括ケアの定義について触れた後、 今後独居老人や認知症が増加していくこと、国の社会保障や介護保険 制度の解体の中身など、地域包括ケアを考える上で必要な点について 詳しく解説しました。それを踏まえて「京都民医連がめざす地域包括ケア」について説明。私たちが目指すのは「人権を尊重する」 地域包括ケアで、憲法25条の理念に基づき「健康なときも病気や障がいを持っても、できる限りその人が望む場所で生活を続け、 最期を安らかに迎える」という希望がかなうまちづくりを目指すこと、そのためには共同組織と一緒に運動の架け橋となり、民医 連内外の広範な人や組織と共同することが必要と語りました。最後に、皆さんに2つのことを期待したいとコメント。一つは地域 の人たちがその人らしく人生を全うするために役割を果たし貢献することで、民医連内外との事業所の連携強化や居場所作り、行 政への参加などが求められる、もう一つは実施したことを評価して「見える」ようにし行政に働きかけることや、経営を守ること、 自ら職員確保や養成も自ら行うことが求められる、と訴えました。 グループワークでは、京都民医連の「地域包括ケア宣言」の 11個ある行動項目のうち、京都民医連でも具体化が最初の2項目をどう具体化していくかについて議論しました。感想では、 「 “人 権を尊重する”のは普通だと思っていたが、政府の考え方を詳しく知るとそうではないことがわかった」 「病棟にいると地域での実 践をじっくり考えたことがなかったが、訪看スタッフやDSの方の実践を聞きとても参考になった」などが出されました。これか ら大きな課題となる「地域包括ケア」の実践に踏み出すきっかけとなる研修でした。 (事務局S) 看護学生クリスマスボランティア 12 月 20 日(土)中央病院西館 4 階病棟で今年で 4 回目となる看 護学生によるクリスマスコンサートを開きました。11 名の看護学生 と 2015 年 4 月から近畿高看に入学予定の高校生もお手伝いに来てく れました。 「ジングルベル」 「赤鼻のトナカイ」 「きよしこの夜」 「ふる さと」の 4 曲をハンドベルとピアノの演奏に合わせて歌いました。患 者さんも一緒に歌って頂き、手拍子もしていただきました。また、 「曲 のレパートリーを増やしてほしい」とのリクエストも頂きました。最 後にサンタの格好の学生から松ぼっくりで手作りしたクリスマスツ リーをプレゼントしました。 「ありがとう大切にします。 」とベットサ イドに飾っていただきました。コンサート後は合同看護学生のつどい を行い、クリスマスケーキを食べながら来年の抱負などを交流しまし た。 12 月 24 日(水)~1 月 7 日(水) 月日 県連会議日程 9:30 平和塾卒業制作 /県連A 10:00 看護学会委員会 /近看 12月25日 木 18:00 県連医学生委員会 /第二中央病院 18:30 アスベスト対策委員会 /県連B 10:00 事務系医師委員会 /県連B 12月26日 金 10:00 地域包括支援センター長会議 /乾隆地域包括支 援センター 13:30 第4回学運交実行委員会 /県連C 12月27日 土 14:30 県連理事会 /県連AB 年末奨学生会議 12月28日 日 12月29日 月 年末年始休暇 / 12月30日 火 年末年始休暇 / 12月31日 水 年末年始休暇 / 1月1日 木 年末年始休暇 / 1月2日 金 年末年始休暇 / 1月3日 土 年末年始休暇 / 1月4日 日 1月5日 月 15:00 教育委員会 /県連C 1月6日 火 15:30 研修医会議 /中央病院 18:30 常任理事会 /中央病院 全日本・府関係会議 10:00 地協看護運営会議 /大阪 10:00 自治体要求連絡会 14:00 社保協運営委員会