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特別展「発掘!モンゴル恐竜化石展」を開催中
■室内実習■ 博物館に備え付けの研究機器を活用して、野外では行えない分析的な観察・実習を行います。 ●「解剖で学ぶイカ・タコの体のつくり」 食材でおなじみのイカやタコは、頭足類という貝の 仲間です。魚よりもアサリやサザエに近い動物という ことは、解剖してみるとよくわかります。今回はスル メイカやマダコなどを解剖しながら、その体のつくり や器官の機能を学びます。イカの解剖を授業に採り入 れたい教員の方も大歓迎です。 日時:2月3日(日)午前11時∼午後4時30分 場所:自然史博物館 実習室 対象:中学生以上 定員:15名(申込み多数の場合は抽選) お問合せ:動物研究室の石田まで お申込:必要 申込締切:1月21日(月) 参加費:800円(材料費含む) ●「果実と種子」 身の回りにはいろいろな果実や種子があります。果 実と種子の違いはどこにあるのでしょうか?様々な果 実と種子の特徴を調べてみましょう。種子の化石も観 察してみましょう。植物園での観察と室内で標本の観 察を行います。 ■おすすめ講演会・シンポジウム■ 日時:2月17日(日)午前10時∼午後4時 場所:自然史博物館 実習室と長居植物園 対象:中学生以上 定員:24名(申込み多数の場合は抽選) お問合せ:地史研究室の塚腰まで お申込:必要 申込締切:2月3日(日) 参加費:無料 ●「魚のからだ」 大阪湾の代表的な魚であるスズキ(予定)を材料に して、魚のからだのつくりを調べたり骨格標本を作っ たり、魚についての理解を深めていただこうと思います。 日時:2月24日(日)午前10時∼午後4時 場所:自然史博物館 実習室 対象:15歳以上で魚類の分類・進化に興味のある方 (個人に限ります)。 定員:12名(申し込み多数の場合は抽選) お問合せ:動物研究室の波戸岡まで お申込:必要 申込締切:2月8日(金) 参加費:800円(材料費含む) ※会場は、博物館 講堂。申込は必要ありません。 ●最新動向探究!「生物多様性2013∼Rio+20からCOP11、そして・・・?」 Rio+20、生物多様性COP11の成果発表を通して、Rio+20で主要テーマであった「グリーンエコノミー」の基 盤となる生物多様性に焦点をあて、国際的な最新動向から持続可能な社会、持続可能な関西に向けた行動を一緒 に考えましょう。 日時:1月20日(日)午後1時30分∼4時 ※定員150名(先着順) ●講演会「北の大地のコウモリたち」 北海道には野生動物がたくさんいます。その中でも最も不思議で魅力的なのがコウモリたちです。そのコウモリ の驚くべき生活と北に暮らす野生動物たちを、動物写真家として活躍されている中島宏章氏に紹介していただきま す。講師は、BAT TRIP?ぼくはコウモリ」、「コテングコウモリを紹介します」の著者である中島宏章氏です。 日時:2月3日(日)午後1時∼3時 ▽▲ 編集後記 ▲▽ 冬の博物館はとても静かです。じっくりゆったり見ていただくには、12月から2月がおすすめです。 これは、特別展「発掘! モンゴル恐竜化石展」でも同じです。2月までに来ていただけると恐竜との静 かな対話の時間を過ごしていただけると思います。博物館の常設展および「モンゴル恐竜化石展」では、 モンゴル恐竜化石展の一部を除き、ほとんどの標本の写真撮影が可能です。授業の資料としても、博物館 の展示の写真をお使いいただけます。(釋) T M 通信2012 No.3 eachers - useum 2013/1/11 編集・発行: 大阪市立自然史博物館 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 tel 06-6697-6221 (博物館代表番号) http://www.mus-nh.city.osaka.jp/ (学校向けページやキッズページも充実してます) e-mail: [email protected] ※送付先の変更や、メールアドレスの変更などあれば、ご連絡ください。経費削減のため、なるべく通常の通信はEメールで連 絡させていただきたいと思います。登録時に郵送を希望された方でメールアドレスを取得した場合は上記までご連絡ください。 特別展「発掘!モンゴル恐竜化石展」を開催中 2012年11月23日から開催している特別展「発掘!モンゴル恐竜化石展」をもうご覧になったでしょうか? 今回の特別展の魅力は、なんといっても実物標本が持つパワーです。実物標本が、展示してある標本の9割を占 めており、太古に恐竜が生きていたことを実感させてくれます。 1992年に日本とモンゴルの研究機関によるモンゴル・ゴビ砂漠の共同調査が始まり、今年で20年が経ちます。 その記念の特別展でもありますので、日本とモンゴルの共同調査隊が発掘した標本をはじめ、日本初公開のもの も多く含まれています。“アジアのティラノサウルス”と言われているタルボサウルスの標本、巣の中で化石にな った15体のプロトケラトプスの赤ちゃん化石・・、モンゴルで発 掘されている標本は大変保存状態がよく、細かいところまで観察 ができるのが特徴です。また、映像や写真などで発掘現場の様子、 発掘作業がどのように進められ、どのように化石の標本が持ち帰 られるのかが紹介され、研究者の仕事についても興味を持てる内 容です。 中学生以下は無料で、遠足など学校行事での来館時には引率の 教員は減免申請書の提出により、無料になります。6月2日まで 開催しますので、春の遠足シーズンと重なり、遠足で特別展をお 楽しみいただけます。遠足計画の参考になさってください。 タルボサウルスの頭骨 週末には、学芸員によるギャラリートークや、林原自然科学博物館の研究者やプレパレーター(化石技師)が、展示室に登 場し、それぞれの専門の分野についてお話する「ゴビ砂漠・恐竜発掘隊員に聞いてみよう」などイベントを開催しています。 詳しくは、博物館ホームページまたは、博物館までお問合せください。 特別展「発掘!モンゴル恐竜化石展」開催概要 主 後 協 協 催:モンゴル科学アカデミー古生物学センター、大阪市立自然史博物館、林原自然科学博物館、読売新聞社 援:在大阪モンゴル国総領事館 賛:あいおいニッセイ同和損保、学校法人加計学園、 日本公文教育研究会、林原 力:国立科学博物館、福井県立恐竜博物館、名古屋市科学館、ゴビサポートジャパン、岡山理科大学、長居パークセンター、大阪府公 衆浴場業生活衛生同業組合 会 期:平成25年6月2日(日)まで 開館時間:2月28日までは9:30∼16:30、3月1日からは9:30∼17:00(入館はともに閉館の30分前まで) 休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館し翌日休館、ただし4月30日は開館) 会 場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター 2階) 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 TEL 06-6697-6221 FAX 06-6697-6225 観覧料:大人1,200円、高校生・大学生 800円(30人以上団体割引あり) ※中学生以下、障がい者手帳など持参の方(および付き添いの方1名)は無料 ※本チケットで、博物館常設展も見学できます。 ※30名以上の団体割引あり ■ 夏休み自由研究作品展■ 博物館では夏休みの初めに自由研究相談会、後半に標本同定会の行事を行い、自由研究を応援しています。今 年は、これらの行事の時や博物館友の会の会誌などで、みなさんの自由研究の成果を募集しました。現在、お送 りいただいた夏休み自由研究作品を博物館本館の2階で展示しています。自由研究作品には、それぞれの研究分 野の学芸員から、作品を見た感想や、今後の自由研究の課題などのメッセージが添えられています。1月27日まで 展示されています。学校の夏休みの課題が博物館と子どもたちを結びつけた一つの事例として、来館時には、是 非ご覧ください。 ■ 行事案内■ 自然史博物館では様々な行事を開催しています。申込みが不要な行事と必要な行事がありますので、行事情報をチェックしてご 参加ください。博物館ホームページ「イベント」メニューからも申込みが簡単にできます。 ◎ 申し込み方法 往復はがきか電子メールに、下記の内容を書いて博物館普及係あてに申し込んでください(〆切日必着)。博物館のホームページ からも、お申し込みいただけます。 ㈰ 参加希望の行事名 ㈪ 参加者全員の住所・名前・年齢・電話番号 ㈫ 返信連絡先(往復はがきには返信用のあて名) ※ 定員を超えた場合は抽選することがあります。抽選結果、集合場所、集合時間、持ち物など、詳しい内容は返信ハガキか電子メ ールでお知らせします。 ◎ 申し込み先 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園 1-23 大阪市立自然史博物館 普及係 ホームページ: http://www.mus-nh.city.osaka.jp/ e-mail: [email protected] ■ 自然史オープンセミナー ■ ■博学連携ワークショップを開催します■ 大阪市立自然史博物館では、平成25年2月23日(土)に、「博学連携ワークショップ∼博物館と学校のよりよ い関係を、聞いて話して一緒に考えよう∼」を開催します。 博学連携ワークショップは、平成20年2月に滋賀県立琵琶湖博物館で「ミュージアム・ティーチャー・ワーク ショップ」として実施されて以降、毎年1回、日本各地に会場を移し、博物館関係者と学校教育関係者が、博物 館と学校のよりよい関係を目指して一緒に考えるイベントとして開催されてきました。 今回、大阪市立自然史博物館で開催する博学連携ワークショップでは、さまざまな博物館種における博学連携 の事例を紹介するほか、学校の教科や単元に基づく博物館利用のアイデアを一緒に考え、また、進めたいのに進 まない博学連携ワークショップの悩みや意見を共有します。 博学連携ワークショップは、博物館と学校の関係者が継続的につながっていく場としても、これからますます 成長させていきたいと思っています。申し込みが必要な行事です。興味を持たれた方は、博物館ホームページを ご覧いただくか、学校と博物館連携担当までお問合せください。 日 時 2月23日(土)午前9時30分∼午後5時 参加対象 博学連携に関心のある学校教育関係者、博物館職員、その他関心のある方 定 員 50名(定員になり次第締め切らせていただきます) 会 場 大阪市立自然史博物館 内 容 午前:博学連携に関する4つの事例紹介 午後:班に分かれて、理科・社会・国語など様々な教科の単元で、大阪市立自然史博物館を利用する 方法を考えます。 申込締切 2月10日(日)必着 申込受付・問い合わせ先 大阪市立自然史博物館 学校と博物館連携担当 塚腰、釋 電話 06-6697-6221 FAX 06-6697-6225 メール [email protected] ●「菌類生態学講座」 自然史科学に関する話題を取り上げるミニ講演会。 キノコをはじめとする菌類についての研究というと、 培養技術や遺伝子、電子顕微鏡などの設備と専門知識 を必要とする研究機関職員でなければできないものだ というイメージが一般的かもしれません。けれども、 アマチュアだからできる研究課題もたくさんあるはず です。今回の講座は、生態学分野に特に注目して、研 究手法の実例を学びます。キノコを見て取るだけで満 足しない、次のステップに向けたヒントを実際の研究 例に学んでいきます。 今年は「野外の観察から始まる生物多様性探求」を テーマとして、研究者はふと目に留まったきのこのど ういった点が気になり、どう掘り下げて、いかに研究 としてまとめていくのか、実際の研究例を交えてお話 頂きます。 【講師】 「変わったキノコに目を留め記録する技術」 その1:名部みちよ その2:斎木達也 「街の地衣類から環境を見る」 濱田信夫(大阪市立自然史博物館 外来研究員) 「記録を束ねてレッドデータブックをつくる」 佐久間大輔(大阪市立自然史博物館) 日時:1月19日(土)午後1時∼4時30分頃 場所:自然史博物館 講堂 定員:150名(先着順) お問合せ:植物研究室の佐久間まで お申込:不要 ●「阿蘇の半自然草原と絶滅危惧植物の保全」 草地性の植物の多くは、草地に人手が入らなくなっ たことや、シカの食害などで絶滅の危機にさらされて います。ところが阿蘇では現在でも火入れや放牧によ り広大な草地環境が残されており、ハナシノブ、ヒゴ タイなどの絶滅危惧植物が数多く生育しています。 11月より大阪市立自然史博物館・植物研究室に新し く来られた横川さんに、これまで研究されてきた阿蘇 の半自然草原とそこに息づく草地性植物の話をしてい ただきます。 日時:2月16日(土)午後1時∼2時30分 場所:自然史博物館 集会室 お問合せ:植物研究室の横川まで お申込:不要 ●「都市平野の坂・上がったり下がったり」 大阪のような平野の街の中を歩いていても、意外に 坂がたくさんあります。それは自然の作用でできた坂、 人工の坂、自然と人の作用が組み合わさってできた坂 など様々です。大阪の街の中の坂を通して、大阪平野 の成り立ちについて考えてみましょう。 日時:3月16日(土)午後1時∼2時30分 場所:自然史博物館 集会室 お問合せ:第四紀研究室の中条まで お申込:不要