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プロマックスセファロスタット
プロマックス セファロスタット デジタル ProMax Cephalostat ご使用に際しては、説明書の 注意事項をよく読んでください。 デジタルセファロX線撮影装置 使用説明書 このたびはプロマックスをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 ご使用の前にこの説明書をよくお読みの上、正しくご使用いただき末永くご愛用ください。 この説明書はお手元に保管し、必要に応じてご覧ください。 なお、この使用説明書の マークの後に来る文字の意味は次の通りです。 注意:軽度な人身障害又は物的損害を負う可能性が想定されますので必ず注意内容に従ってください。 目次 1. はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2. 各部の名称 3 4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2. 1 本体 2. 2 セファロスタット各部 2. 3 イヤーポストとノーズサポートの着脱 3. 撮影の準備 6 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3. 1 撮影の準備 3. 2 センサヘッドの着脱 3. 3 患者の準備 4. ポジショニングコントローラ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 5. コントロールパネル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 5. 1 セファロ撮影プログラムの選択 5. 2 管電圧、管電流の選択 5. 3 撮影 6. 側方撮影法 17 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6. 1 患者の位置付け 6. 2 撮影 7. AP・PA方向撮影法 21 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7. 1 患者の位置付け 7. 2 撮影 8. 頭部軸方向撮影法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 8. 1 患者の位置付け 8. 2 撮影 9. ウォーターズ撮影法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 9. 1 患者の位置付け 9. 2 撮影 10.タウンズ撮影法 33 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10. 1 患者の位置付け 10. 2 撮影 11.セファロ撮影プログラムの解除 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 12.お手入れ方法 38 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13.保守/点検 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 14.保証/修理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 15.仕様 39 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 医用電気機器の使用上の注意事項 40 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1. はじめに 注意 ■放射線防護についてはX線防護衣の着用など、現行の法令を遵守してください。 ■管理区域内には曝者、そして必要と認められた介添人以外は立ち入らないようにしてください。 ■撮影中は常に患者と撮影装置を観察し、異常を認めたときはすぐに撮影を中断してください。 ・ 必ず適切な放射線防護方法及び本説明書を完全にご理解の上、使用してください。 ・ 撮影装置の設置場所が数時間以上10℃以下になっていた場合は、装置が室温に戻るまで、電源をONにしないでください。 ※ 本製品のご使用にあたっては、必ず本説明書に従ってください。 ※ センサヘッドは絶対に落とさないでください。 ※ センサを落としたり、誤ったご使用による故障については保証できませんので、ご了承ください。 ※ センサヘッドにあるショックインジケータが赤くなっている場合は、装置を使用せず、お買い求めのディーラー、又は 弊社支店、営業所へご連絡ください。 ※ センサが故障していると思われる場合は、患者を撮影する前にテスト撮影を行ってください。 ショックインジケータ 3 2. 各部の名称 2. 1 本体 セファロスタット センサヘッド 2. 2 セファロスタット各部 回転ヘッドサポート 回転スケール 高さ調整ボタン リリースレバー イヤーポストホルダ ノーズポジショナ センサ レール イヤー ポスト セカンダリースロット コーン センサヘッド ※センサヘッドとセカンダリースロットは絶対に手でスライ ドさせないでください。 4 2. 3 イヤーポストとノーズサポートの着脱 ホルダ 上げて解除 押し下げて固定 イヤーポスト/ ノーズポジショナ ※イヤーポストは奥(突き当たる位置)まで挿入してくださ い。 5 3. 撮影の準備 3. 1 撮影の準備 メインスイッチをONにします(プロマックスパノラマX線 ユニットの使用説明書を参照してください) 。 12ページ「5.コントロールパネル」を参照し、セファロ撮 影プログラムと照射条件を選択します。 コントロールパネル 3. 2 センサヘッドの着脱 センサヘッドの取り外し方法 ※撮影装置がセファロ付の場合、センサヘッドを着脱する必 要があります。 イラストはセンサヘッドをパノラマのCアームから取り外 インジケータライト し、セファロスタットに取り付ける場合です。ロッキング プレートなどの位置がそれぞれ逆になりますが、逆の場合 も手順は同じです。 ※センサの使用中はインジケータライトが点灯します。ライ トの点灯中にセンサを取り外すと、センサに損傷を与えた りイメージデータが損失する可能性があります。 エレクトリック コネクタ Cアーム エレクトリックコネクタを押し込み、センサヘッドとユニッ トの電気的接続を切り離します。 センサヘッド 6 ロックディスクを180°回転させます。センサヘッドのロッ ロックディスク ク機構が解除されます。 注意して、センサヘッドを真っ直ぐに引き抜きます。 ※センサを落とさないように注意してください。 7 センサヘッドの取り付け方法 ロックディスクのある側から、装着部にセンサヘッドを真っ セファロスタット 直ぐに挿入します。 アダプタ センサヘッド ロックディスク ロックディスクを180°回転させ、確実に接続します。 ロックディスク 8 裏側にあるエレクトリックコネクタを押し込み、センサヘ ッドとユニットを電気的に接続します。 これでセンサヘッドは適切に取り付けられました。 エレクトリック コネクタ 3. 3 患者の準備 眼鏡、補聴器、義歯、イヤリング、ネックレス、ヘアピン などを患者から外し、防護衣を着用させます。 9 4. ポジショニングコントローラ ※ テンプルサポートボタンはパノラマ撮影及びリニア断層撮 影で使用します。Cアームローテーションボタンとポジシ ョニングジョイスティックはリニア断層撮影をする場合に 使用します。 各機能の詳しい使用方法はプロマックスパノラマX線ユニ ットの使用説明書を参照してください。 テンプルサポートの開閉 Cアームローテーションボタン Cアームローテーションボタン ポジショニングジョイスティック ユニット下降 ユニット上昇 ポジショニングコントローラはコントロールパネルの上に あります。 ※ 患者導入時に、患者がコントロールパネルに触れないよう に注意してください。 高さ調整ボタン 高さ調整ボタンを押すと回転ユニットとセファロスタット が上下に動き、患者に合わせた高さ調整ができます。 左側のボタンを押すと下降し、右側のボタンを押すと上昇 します。ボタンを離すと停止します。 テレスコピックコラムは始めはゆっくりと動き、その後加 速します。 10 セファロスタットの回転ヘッドサポートのところにも、高 さ調整キーがあります。ボタンを離すと停止します。 回転ヘッドサポート 高さ調整キー ※ 何らかの理由で高さ調整ボタンが機能せず、昇降が停止 しない場合は、ポジショニングコントローラの他のボタ ンを押すかポジショニングジョイスティックを動かすと 緊急停止させることができます。 ※ ユニットを上昇させるときに、天井に当たらないように 注意してください。 ※ ユニットを下降させるときに、テレスコピックコラムの 下に物がないことを確認してください。何か挟んでしま う危険がある場合は、すぐにボタンを離して停止してく ださい。 ※ コラムの底にある非常停止プレートが押し上げられると、 ユニットは自動的に停止します。障害物を取り除いてか ら動かしてください。 非常停止プレート 11 5. コントロールパネル コントロールパネルは、文字のフィールドやアイコンを指 でタッチだけで操作することができます。例えば撮影プロ グラムを選択する場合は、[Prog.]フィールドを指でタッ チします。フィールドやアイコンがアクティブになると信 号音が鳴ります。 選択をキャンセルする場合は、[Cancel]フィールドをタ ッチします。 スクリーンでは文字のフィールドとアイコンだけがタッチ を感知します。それ以外の場所を押しても機能しません。 ※ コントロールパネルは、左右に回転させ向きを変えるこ とができます。 ※ コントロールパネルに表示される内容はユニットの装備 (機能)により異なります。 ※ パノラマ撮影、顎関節撮影、上顎洞撮影、などの各プロ グラムの選択方法はプロマックスパノラマX線ユニット の使用説明書を参照してください。 5. 1 セファロ撮影プログラムの選択 メインディスプレイの[Prog.]フィールドをタッチし、セ ファロ撮影プログラムを選択します。メインディスプレイ とはユニットのメインスイッチをONにしたときに表示され る画面です。 12 下記の[Select program type]ディスプレイが表示されま す。 [Ceph]を選択します。 ※[Select program type]ディスプレイにはそのユニッ トが装備している全ての撮影プログラムが表示されま す。 [Ceph]を選択するとメインディスプレイに戻ります。 [Image size]フィールドをタッチし、画像のサイズと方向 を選択します。 13 [Image size]フィールドをタッチすると下記の[Select image size & orientation]ディスプレイが表示されます。 対応するアイコンをタッチし、希望の画像サイズと方向を 選択します。アイコンの明るく表示されている部分が撮影 範囲です。 Horizontal & Asymmetric 300×240(側方撮影) Vertical & Symmetric 240×270(AP・PA方向撮影) Vertical & Asymmetric 300×270(側方撮影) Vertical & Asymmetric 180×270(側方撮影) Vertical & Symmetric 240×240(AP・PA方向撮影) Vertical & Asymmetric 180×240(側方撮影) Vertical & Symmetric 240×240(AP・PA方向撮影) Horizontal & Asymmetric 300×240(側方撮影) Horizontal & Asymmetric 180×240(側方撮影) 選択が完了したら、[OK]をタッチしメインディスプレイ に戻ります。 14 5. 2 管電圧、管電流の選択 メインディスプレイの[kV/mA]フィールドをタッチしま す。 [Select kV / mA]ディスプレイが表示されます。 クイックボタン 患者の体格に応じて正しい照射条件を選択します。クイック ボタンからは管電圧と管電流の組み合わせを選択することが できます。 セファロ撮影の照射条件は各撮影プログラムの項を参照して ください。 条件を選択したら、 [OK]をタッチしメインディスプレイに 戻ります。 15 クイックボタンの照射条件の変更方法 [Select kV / mA]ディスプレイのクイックボタンの値は変 更することができます。 希望の管電圧と管電流の値を選択し、信号音が鳴るまで設 定したいクイックボタンを押し続けます。これで設定は完 了です。 セファロポジションの選択 メインディスプレイの[Go Ceph]フィールドをタッチします。 ユニットが自動的にセファロポジションに移動します。 5. 3 撮影 撮影の準備が完了したら、メインディスプレイの[Ready] フィールドをタッチします。選択した撮影プログラムに応 じたレディーポジションにユニットが移動します。 16 6. 側方撮影法 回転ヘッドサポートを0° の位置まで回転します。 イヤーポストレバーにあるリリースレバーを押して、イヤ ーポストとノーズポジショナをいっぱいに開きます。 回転スケール 回転ヘッドサポート リリースレバー イヤーポスト ノーズポジショナ 6. 1 患者の位置付け イヤーポストコーンが患者の耳孔にくるように高さ調整キ ーで調整します。 高さ調整キー 17 患者をイヤーポストの間に誘導しノーズポジショナに向か うようにします。 リリースレバーを再度押して、イヤーポストの先端にある コーンを患者の耳孔に注意して入れます。 ノーズポジショナ リリースレバー イヤーポスト コーン ノーズポジショナを患者の鼻根点(ナジオン)に触れるま でスライドさせます。次にノーズポジショナを上下に動か し、フランクフルト平面が平行になるように患者の頭の角 度を調整します。 ノーズポジショナ フランクフルト平面 18 下記の表から適切な撮影条件を選択します。 側方撮影法 撮影条件 患 者 管電圧(kV) 管電流(mA) 小児10歳以上 66 5 成人女性、 小柄な成人男性 68 5 成人男性 70 5 大柄な成人男性 72 5 ※ 撮影を行う前に、Dimaxisで患者を選択し、 [セファロ撮 影]ウィンドウを開いておいてください。 詳しくはDimaxisの使用説明書を参照してください。 6. 2 撮影 準備が完了したら、メインディスプレイの[Ready]フィ ールドをタッチします。ユニットがレディーポジションに 移動します。 照射ボタンとコントロールパネルのインジケータがグリー ンに点灯します。また、コントロールパネルの時刻表示の 位置には“Ready”の文字が表示されます。PCのモニタ上 には[撮影準備中]と表示されます。 ユニットがレディーポジションに移動中は、インジケータ と“Ready”は点滅します。レディーポジションに移動す ると点灯に変わります。PCのモニタ上には[撮影準備完了] と表示されます。 グリーンのインジケータ 19 患者に静止するように指示します。 オレンジのインジケータ 照射ボタンを押し、撮影します。撮影中は照射ボタンを押 し続けてください。 撮影中は照射ボタンとコントロールパネルの照射警告イン ジケータがオレンジに点灯し、同時に照射警告音が鳴りま す。 照射警告音が止んだら、イヤーポストを外し患者を解放し ます。 ※ 撮影中は常に患者とユニットを監視していてください。 撮影中にセンサヘッドやセカンダリースロットの動きが 止まった場合は、すぐに照射ボタンを離してください。 ※ 連続してたくさんの撮影を行うと、X線チューブがオー バーヒートし、ディスプレイに冷却時間が表示される場 合があります。この冷却時間は次の撮影までの待ち時間 を表しています。 撮影後、PCのモニタの「セファロ撮影」ウィンドウにイメ ージが表示されます。[OK]ボタンをクリックして、イメ ージを受け取ります。この操作を行わないと、イメージは データベースに保存されません。詳しくはDimaxisの使用説 明書「セファロ撮影」の項を参照してください。 20 7. AP・PA方向撮影法 回転ヘッドサポートを90° の位置まで回転します。 イヤーポストレバーにあるリリースレバーを押して、イヤ ーポストとノーズポジショナをいっぱいに開きます。 回転ヘッドサポート 回転スケール ノーズポジショナ センサヘッド セカンダリースロット イヤーポスト 7. 1 患者の位置付け イヤーポストコーンが患者の耳孔にくるように高さ調整キ ーで調整します。 高さ調整キー 21 患者をイヤーポストの間に誘導しノーズポジショナに向かうよ うにします。AP方向撮影の場合は患者をX線ヘッド側を向かせ、 PA方向の場合はセンサヘッド側を向かせます。 AP方向撮影 PA方向撮影 フランクフルト平面が床面と平行になるように患者の頭を調整 します。 イヤーポストホルダ側面にあるリリースレバーを押してコーン を患者の耳孔に注意して入れます。 フランクフルト平面 AP方向撮影 22 下記の表から適切な撮影条件を選択します。 AP・PA方向撮影法 撮影条件 患 者 管電圧(kV) 管電流(mA) 小児 74 6 成人 78 6 大柄な成人 80 6 ※ 撮影を行う前に、Dimaxisで患者を選択し、[セファロ撮 影]ウィンドウを開いておいてください。 詳しくはDimaxisの使用説明書を参照してください。 7. 2 撮影 準備が完了したら、メインディスプレイの[Ready]フィ ールドをタッチします。ユニットがレディーポジションに 移動します。 照射ボタンとコントロールパネルのインジケータがグリー ンに点灯します。また、コントロールパネルの時刻表示の 位置には“Ready”の文字が表示されます。PCのモニタ上 には[撮影準備中]と表示されます。 ユニットがレディーポジションに移動中は、インジケータ と“Ready”は点滅します。レディーポジションに移動す ると点灯に変わります。PCのモニタ上には[撮影準備完了] と表示されます。 グリーンのインジケータ 23 患者に静止するように指示します。 オレンジのインジケータ 照射ボタンを押し、撮影します。撮影中は照射ボタンを押 し続けてください。 撮影中は照射ボタンとコントロールパネルの照射警告イン ジケータがオレンジに点灯し、同時に照射警告音が鳴りま す。 照射警告音が止んだら、イヤーポストを外し患者を解放し ます。 ※ 撮影中は常に患者とユニットを監視していてください。 撮影中にセンサヘッドやセカンダリースロットの動きが 止まった場合は、すぐに照射ボタンを離してください。 ※ 連続してたくさんの撮影を行うと、X線チューブがオー バーヒートし、ディスプレイに冷却時間が表示される場 合があります。この冷却時間は次の撮影までの待ち時間 を表しています。 撮影後、PCのモニタの「セファロ撮影」ウィンドウにイメ ージが表示されます。[OK ]ボタンをクリックして、イメ ージを受け取ります。この操作を行わないと、イメージは データベースに保存されません。詳しくはDimaxisの使用説 明書「セファロ撮影」の項を参照してください。 24 8. 頭部軸方向撮影法 回転ヘッドサポートを90°の位置まで転します。 イヤーポストレバーにあるリリースレバーを押して、イヤ ーポストをいっぱいに開きます。ノーズポジショナを下図 のように上に引き上げます。 回転ヘッドサポート 回転スケール ノーズポジショナ イヤーポスト 8. 1 患者の位置付け イヤーポストコーンが患者の耳孔にくるように高さ調整キ ーで調整します。 高さ調整キー 25 患者をイヤーポストの間に誘導し、カンペル平面(鼻聴導 線)が床面に対して垂直になるように患者の頭を調整しま す。 カンペル平面 下記の表から適切な撮影条件を選択します。 頭部軸方向撮影法 撮影条件 患 者 管電圧(kV) 管電流(mA) 小児 76 6 成人 78 6 大柄な成人 80 6 ※ 撮影を行う前に、Dimaxisで患者を選択し、 [セファロ撮 影]ウィンドウを開いておいてください。 詳しくはDimaxisの使用説明書を参照してください。 26 8. 2 撮影 準備が完了したら、メインディスプレイの[Ready]フィ ールドをタッチします。ユニットがレディーポジションに 移動します。 照射ボタンとコントロールパネルのインジケータがグリー ンに点灯します。また、コントロールパネルの時刻表示の 位置には“Ready”の文字が表示されます。PCのモニタ上 には[撮影準備中]と表示されます。 ユニットがレディーポジションに移動中は、インジケータ と“Ready”は点滅します。レディーポジションに移動す ると点灯に変わります。PCのモニタ上には[撮影準備完了] と表示されます。 グリーンのインジケータ オレンジのインジケータ 患者に静止するように指示します。 照射ボタンを押し、撮影します。撮影中は照射ボタンを押 し続けてください。 撮影中は照射ボタンとコントロールパネルの照射警告イン ジケータがオレンジに点灯し、同時に照射警告音が鳴りま す。 照射警告音が止んだら、イヤーポストを外し患者を解放し ます。 ※ 撮影中は常に患者とユニットを監視していてください。 撮影中にセンサヘッドやセカンダリースロットの動きが 止まった場合は、すぐに照射ボタンを離してください。 27 ※ 連続してたくさんの撮影を行うと、X線チューブがオー バーヒートし、ディスプレイに冷却時間が表示される場 合があります。この冷却時間は次の撮影までの待ち時間 を表しています。 撮影後、PCのモニタの「セファロ撮影」ウィンドウにイメ ージが表示されます。[ OK] ボタンをクリックして、イメ ージを受け取ります。この操作を行わないと、イメージは データベースに保存されません。詳しくはDimaxisの使用説 明書「セファロ撮影」の項を参照してください。 28 9. ウォーターズ撮影法 回転ヘッドサポートを90° の位置まで回転します。 イヤーポストレバーにあるリリースレバーを押して、イヤ ーポストをいっぱいに開きます。ノーズポジショナを下図 のように上に引き上げます。 回転ヘッドサポート 回転スケール ノーズポジショナ イヤーポスト 9. 1 患者の位置付け イヤーポストコーンが患者の耳孔にくるように高さ調整キ ーで調整します。 高さ調整キー 29 患者をセンサヘッド方向に向くようにして、イヤーポスト の間に誘導します。 カンペル平面(鼻聴導線)が床面に対して35° から40° にな るように患者の頭を調整します。 イヤーポストホルダ側面にあるリリースレバーを押してコ ーンを患者の耳孔に注意して入れます。 35° ∼40° カンペル平面 下記の表から適切な撮影条件を選択します。 ウォーターズ撮影法 撮影条件 患 者 管電圧(kV) 管電流(mA) 小児 74 6 成人 78 6 大柄な成人 80 6 ※ 撮影を行う前に、Dimaxisで患者を選択し、 [セファロ撮 影]ウィンドウを開いておいてください。 詳しくはDimaxisの使用説明書を参照してください。 30 9. 2 撮影 準備が完了したら、メインディスプレイの[Ready]フィ ールドをタッチします。ユニットがレディーポジションに 移動します。 照射ボタンとコントロールパネルのインジケータがグリー ンに点灯します。また、コントロールパネルの時刻表示の 位置には“Ready”の文字が表示されます。PCのモニタ上 には[撮影準備中]と表示されます。 ユニットがレディーポジションに移動中は、インジケータ と“Ready”は点滅します。レディーポジションに移動す ると点灯に変わります。PCのモニタ上には[撮影準備完了] と表示されます。 グリーンのインジケータ 患者に静止するように指示します。 オレンジのインジケータ 照射ボタンを押し、撮影します。撮影中は照射ボタンを押 し続けてください。 撮影中は照射ボタンとコントロールパネルの照射警告イン ジケータがオレンジに点灯し、同時に照射警告音が鳴りま す。 照射警告音が止んだら、イヤーポストを外し患者を解放し ます。 ※ 撮影中は常に患者とユニットを監視していてください。 撮影中にセンサヘッドやセカンダリースロットの動きが 止まった場合は、すぐに照射ボタンを離してください。 31 ※ 連続してたくさんの撮影を行うと、X線チューブがオー バーヒートし、ディスプレイに冷却時間が表示される場 合があります。この冷却時間は次の撮影までの待ち時間 を表しています。 撮影後、PCのモニタの「セファロ撮影」ウィンドウにイメ ージが表示されます。[ OK] ボタンをクリックして、イメ ージを受け取ります。この操作を行わないと、イメージは データベースに保存されません。詳しくはDimaxisの使用説 明書「セファロ撮影」の項を参照してください。 32 10. タウンズ撮影法 回転ヘッドサポートを90° の位置まで回転します。 イヤーポストレバーにあるリリースレバーを押して、イヤ ーポストをいっぱいに開きます。ノーズポジショナを下図 のように上に引き上げます。 回転ヘッドサポート 回転スケール ノーズポジショナ イヤーポスト 10. 1 患者の位置付け イヤーポストコーンが患者の耳孔にくるように高さ調整キ ーで調整します。 高さ調整キー 33 患者をX線ヘッド方向に向くようにして、イヤーポストの 間に誘導します。 フランクフルト平面が床面に対して30° になるように患者の 頭を調整します。患者にできるだけ大きく開口するように 指示します。 イヤーポストホルダ側面にあるリリースレバーを押してコ ーンを患者の耳孔に注意して入れます。 30° フランクフルト平面 下記の表から適切な撮影条件を選択します。 タウンズ撮影法 撮影条件 患 者 管電圧(kV) 管電流(mA) 小児 74 6 成人 78 6 大柄な成人 80 6 ※ 撮影を行う前に、Dimaxisで患者を選択し、[セファロ撮 影]ウィンドウを開いておいてください。 詳しくはDimaxisの使用説明書を参照してください。 34 10. 2 撮影 準備が完了したら、メインディスプレイの[Ready]フィ ールドをタッチします。ユニットがレディーポジションに 移動します。 照射ボタンとコントロールパネルのインジケータがグリー ンに点灯します。また、コントロールパネルの時刻表示の 位置には“Ready”の文字が表示されます。PCのモニタ上 には[撮影準備中]と表示されます。 ユニットがレディーポジションに移動中は、インジケータ と“Ready”は点滅します。レディーポジションに移動す ると点灯に変わります。PCのモニタ上には[撮影準備完了] と表示されます。 グリーンのインジケータ 患者に静止するように指示します。 オレンジのインジケータ 照射ボタンを押し、撮影します。撮影中は照射ボタンを押 し続けてください。 撮影中は照射ボタンとコントロールパネルの照射警告イン ジケータがオレンジに点灯し、同時に照射警告音が鳴りま す。 照射警告音が止んだら、イヤーポストを外し患者を解放し ます。 ※ 撮影中は常に患者とユニットを監視していてください。 撮影中にセンサヘッドやセカンダリースロットの動きが 止まった場合は、すぐに照射ボタンを離してください。 35 ※ 連続してたくさんの撮影を行うと、X線チューブがオー バーヒートし、ディスプレイに冷却時間が表示される場 合があります。この冷却時間は次の撮影までの待ち時間 を表しています。 撮影後、PCのモニタの「セファロ撮影」ウィンドウにイメ ージが表示されます。[ OK] ボタンをクリックして、イメ ージを受け取ります。この操作を行わないと、イメージは データベースに保存されません。詳しくはDimaxisの使用説 明書「セファロ撮影」の項を参照してください。 36 11. セファロ撮影の解除 メインディスプレイの[Prog.]フィールドをタッチします。 [Select program type]ディスプレイが表示されます。 希望の撮影プログラムを選択します。 37 12. お手入れの方法 注意 ■本体を清掃する場合は、必ずメインスイッチをOFFにし、電源プラグを抜いてから行ってください。 滅菌 イヤーポスト、ノーズポジショナは132℃でオートクレーブ滅菌ができます。 消毒 チンレスト、チンレストホルダ、チンサポート、チンカップは非アルコール系の消毒液で消毒してください。 患者用ハンドルはアルコール消毒ができます。 清掃 本体外装は水かぬるま湯又は希釈した中性洗剤を柔らかい布につけて、よく絞った状態で拭いてください。 13. 保守/点検 装置を使用するにあたっては、日頃より以下のような点検を行ってください。 1. 外観に異常な変形や傷はありませんか? 2. 装置が傾いたりしていませんか? 3. 装置に振動などがなく安定して設置されていますか? 4. 動作範囲内に障害物はありませんか? 5. X線照射中の表示状態は、使用説明書の内容通りですか? 6. X線管球部からオイル漏れはありませんか? 7. ケーブル類に、摩耗、傷、よれや引っ張られている部分はありませんか? 8. フィルターが外れていたり、損傷したりしていませんか? 9. 照射野にズレはないか、また照射幅が適切か、X線フイルムや検波紙で確認してください。 10.可動部は、異音や振動がなく、スムーズに動作・停止しますか? 装置の性能を維持するために、上記の点検の他、専門の技術者による年1回もしくは1万回撮影毎の定期点検を実施して いただける様、お願いします。定期点検にあたっては、お買い求めのディーラー又は弊社支店、営業所へお申し付けく ださい。 38 14. 保証/修理 本品の製造と品質保証には万全の注意を払っておりますが、お客様の正常なご使用で万一故障した場合は、保証書の記 載内容の範囲で無償修理いたします。お買い求めのディーラー又は弊社支店、営業所へお申し付けください。 本品の保証期間はご購入日より1年間です。なお、この使用説明書に従って正しく使用されている状態で、その機能に 支障をきたした場合に限ります。 消耗品(バイトピースなど)は保証の対象外です。あらかじめご了承ください。 15. 仕様 焦点寸法 0.5×0.5mm 総ろ過 2.5mmAl当量 利用線錘以外のX線量 2.58×10-5 C/kg以下 管電圧 60∼84kV 管電流 1∼16mA 照射時間 10∼17秒 焦点受像面間距離 170cm 拡大率 1.13倍 ピクセルサイズ 33μm イメージピクセルサイズ 130μm / 99μm 有効受光面積 9×270mm 電源電圧 100V 50/60Hz 消費電力 1,700VA ヒューズ 15AT 電撃に対する保護の形式と程度 クラスI B型 寸 法 W1,940mm×D1,230mm×H2,430mm (最大高さは1,530∼ 2,430mmの範囲で調整できます)。 重 量 137kg ※製品の仕様は、改良のため予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。 39 医用電気機器の使用上(安全および危険防止) の注意事項 1. 熟練した者以外は機器を使用しないこと。 2. 機器を設置するときには、次の事項に注意すること。 (1)水のかからない場所に設置すること。 (2)温度、湿度、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気などにより悪影響の生ずる恐れのない場所に設置すること。 (3)風通しのよい場所に設置すること。 (4)傾斜のないまた振動衝撃などのかからない場所に安定状態にて設置すること。 (5)化学薬品の保管場所やガスの発生する場所には設置しないこと。 (6)電源の周波数と電圧及び許容電流値(又は消費電力)に注意すること。 (7)アースを正しく接続すること。 3. 機器を使用する前には次の事項に注意すること。 (1)スイッチの接触状況、極性、ダイヤル設定、メーター類などの点検を行い、機器が正確に作動することを確認すること。 (2)アースが完全に接続されていることを確認すること。 (3)すべてのコードの接続が正確でかつ安全であることを確認すること。 (4)患者に直接接続する外部回路を再点検すること。 (5)電池電源を確認すること。 4. 機器の使用中は次の事項に注意すること。 (1)機器全般及び患者に異常がないことを絶えず監視すること。 (2)機器及び患者に異常が発見された場合には、 患者に安全な状態で機器の作動を止めるなど適切な措置を講ずること。 (3)機器に患者が触れることのないよう注意すること。 5. 機器の使用後は次の事項に注意すること。 (1)定められた手順により操作スイッチ、ダイヤルなどを使用前の状態に戻した後、電源を切ること。 (2)コード類のとりはずしに際してはコードを持って引き抜くなど無理な力をかけないこと。 (3)保管場所については次の事項に注意すること。 i 水のかからない場所に保管すること。 ii 温度、湿度、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気などにより悪影響の生ずる恐れのない場所に保管すること。 iii 風通しのよい場所に保管すること。 iv 傾斜のない、また振動、衝撃などの加わらない場所に安定状態にて保管すること。 v 化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に保管しないこと。 (4)付属品、コード、導子などは清浄にした後、整理してまとめておくこと。 (5)機器は次回の使用に支障のないよう必ず清浄しておくこと。 6. 故障したときは勝手にいじらず適切な表示を行い、修理は専門家に任せること。 7. 機器は改造しないこと。 8. 保守点検 (1)機器及び部品は必ず定期点検を行うこと。 (2)しばらく使用しなかった機器を再使用するときには、使用前に必ず機器が正常かつ安全に作動することを確認すること。 上記の注意事項は法令昭和47年6月1日薬発第495号により医用電気機器の添付文書に記載するよう定められている ものです。 お取扱いの際、該当する項目については、 充分ご注意くださるようご使用各位のご協力をお願いいたします。 40 パノラマX線撮影装置 医療用具承認番号 21400BZY00240000号 P0753(2) 200454SK