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川西市・猪名川町

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川西市・猪名川町
投資事業評価調書(新規)
部
局
課 室 名
兵庫県警察本部
交通部交通規制課
記入責任者職氏名
(担当者氏名)
課長 高水紀美彦
( 楠田 一英
)
内 線
5172
1 事業の概要
事 業 名
所 在 地
事業スケ
ジュール
交通環境改善対策事業
(川西市・猪名川町)
総 事 業 費
約
212百万円
15 年度当初
予算計上額
約
212百万円
県道川西篠山線バイパス、県道川西三田線
着工(予定)時期
○
○
○
○
○
15年10月
平成15年 4月
〃
9月
〃
10月
平成16年 2月
〃
3月
計
約6.6km
完成予定時期
16年
3月
設計業務委託
工事依頼
工事発注・契約
工事完了
運用開始
事業目的
道路整備事業の推進に伴い交通渋滞の悪化、交通公害の発生が懸念される県道
川西篠山線バイパス(都市計画道路川西猪名川線)を対象として自治体、バス事
業者の交通公害対策に併せて 、バス優先レーンの延長 、公共車両優先システム( P
TPS)の拡大整備等の交通需要マネジメント施策を推進することにより、交通
渋滞の緩和等交通環境の改善を図る。
事業内容
1
ア
事業内容
公共車両優先システムの整備
県道川西篠山線バイパスの延伸区間及び県道川西三田線(約6.6km)
を対象として、既設バス優先レーンの延長及び公共車両優先システムを拡大
整備することにより
○ 路線バスの円滑な運行を確保し、個人車両から路線バスへの転換の促
進及び交通総量の削減
○ 交通渋滞の緩和、交通公害の低減
を図る。
イ
車両運行管理システム(MOCS)の整備
公共車両優先システムの整備に併せて、路線バスである阪急バスを対象に
車両運行管理システムを整備拡大し、バスの効率的な運行を支援するととも
に、交通の円滑化を図る。
ウ
交通渋滞情報等交通情報の提供
整備路線の主要地点に交通情報板、交通情報収集提供装置(光ビーコン)
を整備するとともに、通行車両に適時、適切な交通情報を提供することによ
り、自主的な迂回措置を行わせ車両集中による交通渋滞を防止する。
2
ア
イ
ウ
エ
オ
主な事業
尼崎交通管制センター中央装置の高度化
一式
バス感知器の設置
19基
信号機の集中制御化
10基
交通情報板(セミフリーパタン式)の設置
1基
交通情報収集提供装置(光ビーコン)の設置
8基
2
基準に基づく評価
項
目
説
明
必 要 性
川西市及び猪名川町においては、阪神間のベッドタウンとして急激に人口が増
加するとともに、ニュータウンから大阪市内や阪神方面等へのマイカー通勤が増
加し、朝夕の通勤時間帯には県道川西篠山線、国道173号等において恒常的な
交通渋滞が発生し、それに伴う交通騒音や排気ガス等による交通環境の悪化が懸
念されたところである。
こうした状況を改善するため、県道川西篠山線バイパスを重点に路線バス等の
公共交通の利便性を向上させる施策として、公共車両優先システム及びパークア
ンドライド等を導入(平成 13 年4月)してきたところであり、その結果、路線
バスの旅行時間の短縮、バス利用者の増加等が確認された。
県道川西篠山線バイパスについては、平成15年10月に延伸供用が予定され
ており、これにより北部大規模団地等から市街地への交通量の増加に伴う交通渋
滞の増大、交通騒音等交通公害の発生が予想され、更なる対策が必要とされるこ
とから、川西市等の路線バスへの連続再生式ディーゼル微粒子除去装置(DP
F )、低硫黄軽油の導入及びバス優先レーンのカラー舗装化等の実施に併せて、
公共車両優先システム及びバス優先レーンの延伸、光ビーコン等の交通情報収集
提供装置の整備拡充等による交通需要の軽減・平準化施策を積極的に推進する必
要がある。
なお、本事業は、都市圏交通円滑化総合対策実施要綱に基づき国の支援事業と
して推進すべきものとして「 交通需要マネジメント実証実験計画事業 」に認定( 平
成13年12月)されている。
有効性 ・
効率性
公共車両優先システムを導入するとともに交通情報板、光ビーコンにより交通
渋滞等の交通情報をドライバーに適時・適切に提供することにより、
○ 個人車両から公共輸送機関への転換促進による交通総量の削減
○ ドライバーの自主的な迂回措置
が行われ、交通渋滞の緩和及び交通騒音等交通公害の軽減が図られる。
公共車両優先システムの効果については、平成13年4月より県道川西篠山線
バイパス(川西市清和台以南 約7.2km)を対象に整備したところ
・ バス平均旅行時間の短縮 −1分52秒(−6.3%)
・ 日交通量の減少
− 874台(−1.9%)
・ 路線バス乗客の増加
平均+5人/1台(+11.6%)
の結果であり、円滑な路線バスの運行及び個人車両からの路線バスへの転換が促
進されている。
環境適 合
性
優 先 性
3
交通公害の低減等交通環境の改善を図るための事業である。
交通の過密・混合化が著しい県下の交通情勢において、円滑で環境にやさしい
交通管理を推進し、安全で快適な交通社会を実現することは喫緊の課題である。
そのためには 、道路整備 、交通安全施設の整備だけでなくパークアンドライド 、
時差通勤等交通需要マネジメントの積極的な実施が必要不可欠となってきてお
り、本事業は、これら交通需要マネジメントの一翼を担うものである。
審査会意見
審 査 会
意
見
公共車両優先システム等の導入によってバス利用を促進するとともに、交通総
量の抑制により交通渋滞の緩和、あるいは交通公害の低減を図ることができるこ
とから本事業を推進することは適当である。
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