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全ページ - 北海道大学 大学院医学研究科・医学部

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全ページ - 北海道大学 大学院医学研究科・医学部
北
海
道
大
学
大学院医学研究科
博士課程案内
HOKKAIDO UNIVERSITY
Graduate School of Medicine Doctoral Program
2015
INDEX
■医学研究科長の挨拶/アドミッション・ポリシー
■医学研究科講座分野
■博士課程の概要
・コース案内
・プログラム紹介
研究者養成プログラム
(MD-PhDコース)
CLARCプログラム
1
2
3
5
・各種インフォメーション
7
■国際交流
■修了後の進路/施設紹介
■マップ/交通アクセス
8
9
11
博士課程に入るには
顕彰・奨学金制度等について
医学研究科進学希望者向けウェブサイトも合わせてご覧ください
URL
www2.med.hokudai.ac.jp
北大医学研究科へようこそ
検索
医学研究科
講座分野
アドミッション・ポリシー
admissions policy
医学研究科で学生の受け入れが可能な分野を紹介します。
講 座
■医学研究科の目的
本研究科は、医学に関する高度な専門的知識を備えた医師、教育者および研究者を養成し、並びに健康および安
全に対する多様かつ広範な地域社会又は国際社会の要請に応えることのできる広くかつ高い見識を備えた人材
の育成を図ることを目的としています。
■教育目標
本研究科は、
「高い倫理観と豊かな人間性の涵養と高度な医学知識および技術の修得」
を教育目標とし、
これまで
生理系
の学問領域の枠を越え、
互いに関連する分野の基礎的知識・技術の修得を図る融合教育を展開しています。
また、多様化した社会のニーズに対応した人材を育成するために、学修課題を複数の科目を通して体系的に履修す
るコースワークを導入し、
目的に応じた最善のコースを選択履修することができ、医学研究科機能における
〔目的の
明確化〕
と
〔教育の実質化〕
を柱とした新時代の大学院教育を行っています。
■医学研究科では次のような学生を求めています。
病理系
(平成27年5月1日現在)
分 野
生化学講座
●分子生物学分野
●医化学分野
解剖学講座
●解剖発生学分野
●組織細胞学分野
生理学講座
●細胞生理学分野
●神経生理学分野
薬理学講座
●神経薬理学分野
●細胞薬理学分野
病理学講座
●分子病理学分野
●腫瘍病理学分野
微生物学講座
●免疫学分野**
●病原微生物学分野
社会医学講座
●法医学分野
●衛生学・細胞予防医学分野 ●公衆衛生学分野
●医学教育・総合診療医学分野* ●レギュラトリーサイエンス分野*
●分子診断病理学分野*
・生命現象の解明、
疾病の克服、
人類の健康の増進に向けて真摯に研究に取り組むことのできる人
・知的好奇心に富み、論理的な分析力、粘り強い行動力や協調性を有し、医学領域各分野において国際的なリー
ダーとして活躍できる人
社会医学系
内科学講座
挨
拶
内科系
病態情報学講座
北海道大学大学院医学研究科は、平成12年に大学院重点化を果た
し、研究者・研究医養成機能を強化しました。平成19年にはコース制を
導入し、
「 基盤医学コース」、
「 臨床医学コース」、
「 社会医学コース」
を設
けました。
その後、平成21年に「MD-PhDコース」
を開設し、平成25年に
は臨床研修2年目の医師に大学院進学への道を開く
「CLARCプログラ
外科系
外科学講座
侵襲制御医学講座
ム」
を導入し、今日に至っています。
博士課程では、世界レベルの医学研究を遂行できる研究者・研究
医、科学的思考能力を身に付け、医療の現場で指導的立場に立つこと
北海道大学大学院
医学研究科長
笠原 正典
機能再生医学講座
のできる臨床医の育成を目指しています。特定の課題について深く研究
することによって、皆さんの論理的思考力、洞察力、批判力と応用力は
磨かれ、自ら探求する姿勢がしっかりと身に付くでしょう。
さらに、新しい
事実を発見し、医学の進歩に貢献する喜びを体験することができるで
しょう。
専門医学系
生殖・発達医学講座
感覚器病学講座
本研究科では、国際的に評価の高い数多くの優れた研究が行なわれています。
その成果は、国内外
で高く評価され、
さまざまな国家的大型研究プロジェクトが展開されています。平成24年には北海道大
学病院が臨床研究中核病院に指定されましたので、病院と連携した臨床研究のさらなる進展が期待
神経病態学講座
されているところです。皆さんの大学院教育はこのような恵まれた環境の下で行われますので、充実し
た指導を受けることができると思います。
北海道大学大学院医学研究科は、最先端の医学研究を目指す皆さんの期待に十分応える能力を
持っています。未来の医学・医療を支える気概を持った学生諸君の入学を心から歓迎します。
連携医学系
平成27年4月
協力講座
(遺伝子病制御研究所)
先端医学講座
免疫科学講座
癌病態学講座
●呼吸器内科学分野
●免疫・代謝内科学分野
●消化器内科学分野
●循環病態内科学分野
●健康管理医学分野*
●腫瘍内科学分野
●血液内科学分野
●放射線医学分野
●核医学分野
●放射線治療医学分野
●消化器外科学分野Ⅰ
●消化器外科学分野Ⅱ
●乳腺外科学分野*
●循環器・呼吸器外科学分野
●腎泌尿器外科学分野
●麻酔・周術期医学分野
●救急医学分野
●応用分子画像科学分野*
●整形外科学分野
●スポーツ医学分野
*
●リハビリテーション医学分野
●形成外科学分野
●小児科学分野
●産科・生殖医学分野
●生殖内分泌・腫瘍学分野
●皮膚科学分野
●耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
●眼科学分野
●精神医学分野
●脳神経外科学分野
●神経生物学分野
●先進医療マネジメント学分野*
●感染病態学分野**
●免疫生物学分野
●免疫機能学分野
●RNA生体機能学分野
●幹細胞生物学分野
●医学物理工学分野***
●神経内科学分野
●分子神経免疫学分野
●癌生物学分野
協力分野
* 平成28年度の学生募集は予定していません。
**
1
Graduate School of Medicine Doctoral Program
Graduate School of Medicine Doctoral Program
2
博士課程の概要
コース案内
コース案内
MESSAGE
夢を追う日々
基盤医学コース
医学・生命科学領域の研究者および教育者の育成を目的とするコース
幅広い専門知識と研究に必要な実験のデザインなどの研究手法や研究遂行能力を修得します。
さらに学際的な
分野への応用能力を含めた専門的知識を活用・応用する能力(専門応用能力)
を培います。
臨床医学コース
優れた臨床技術と研究能力を兼ね備えた臨床医等の育成を目的とするコース
従来の基礎医学研究手法を駆使した研究ではなく、患者を対象とした臨床医学研究遂行能力を修得します。
「臨
床系連携講座」
を構築し、
併せて専任教員による複数指導体制のもとで理論と実践を融合した教育を展開します。
社会医学コース
地域社会や国際的なレベルの健康・安全へのニーズに応える人材の育成を目的とするコース
社会医学的、予防医学的視点から、研究倫理(疫学、人、生命)、統計学の基礎と応用、医療情報EBMなどの社
会医学研究法を修得した上で、
公衆衛生学や予防医学分野における研究手法や研究遂行能力を修得します。
基盤医学コース/脳神経外科学分野(平成25年度入学)[中華人民共和国]
タン
臨床医学コース/眼科学分野(平成27年度入学)
■標準履修期間:4年間
○短縮修了:英文学術雑誌に掲載の英語論文2編以上で、履修年限を最大1年間短縮可能です
(他に要件あり)
。
○長期履修:社会人の場合、
4年分の授業料で最大6年間在学可能です。
■中間審査
3年次の最初に中間審査を行い、
審査員による進行状況のチェックを受けることになります。
①学位論文の提出 ②申請者が第一著者となっている英文の基礎論文を1編以上(投稿中でも良い)の提出 ③所定の単位40単位以上の修得
■履修モデル
学部
卒業後
5年次
6年次
1年次
2年次
3年次
4年次
5年次
6年次以降
北海道大学 医学部医学科
医学教養
コース
基礎医学コース 臨床医学
コース
臨床実習コース
修了後に
初期臨床研修可
MD-PhDコース
博士課程
医
修了後に
初期臨床研修可
基盤医学コース・社会医学コース
師
国 家 試
2年目
1年目
CLARCプログラム
博士課程
基盤医学コース・社会医学コース
験
医学、歯学又は修業年限6年の
獣医学若しくは薬学を履修する課程を卒業
初期
臨床研修
初期臨床研修
博士課程 臨床医学コース★
後期臨床研修可
後期臨床研修
修士課程
4年制大学を卒業
医学専門コース
医科学コース
社会医学コース
博士課程
(全コース)
博士課程
(全コース)
★研究志向型医師をめざす場合、
後期臨床研修と組み合わせることにより、効率よく学位を取得することができます。
3
Graduate School of Medicine Doctoral Program
臨床志向型研究者/研究志向型医師/医学研究者・教育者 など
4年次
廣岡 季里子
北大病院眼科に視能訓練士として就職し、昨年度まで医学研究科の修士課程で臨床研究を行ってきました。修士課程
在学中には3本の英文論文を通すことができ、学術的にも大変有意義な2年間となりました。
その経験を活かし、更なる向
上心を胸に博士課程への進学を決意しました。
博士課程では、修士課程時からの延長で、眼の血流組織について形態的および機能的に検討することをテーマとして
研究を進めています。視能訓練士として外来で実際に眼の検査をし、
そこで得られたデータを解析して形にしていくことが大学院での研究内容なので、
視能訓練士としての仕事と大学院生としての研究がリンクしている環境です。
自分の研究がいつか臨床に還元されることを信じ、経験した人にしか分からないやりがいを噛みしめています。4年後の自分が今からとても楽しみ
です。
医学研究の新しい世界
■修了要件
3年次
中国の大学を卒業後、先進的医療技術を習得し、国際的な視野を獲得するために北大の脳神経外科へ留学すること
に決めました。現在、脳損傷に対する骨髄間質細胞(BMSC)
を用いた神経再生を研究しています。
BMSCは免疫的・倫理的・腫瘍原性などの問題は少なく、神経の再生医療にふさわしい細胞であります。私は動物を用
いて、BMSCの増殖促進、長期安全性、及び細胞移植の研究を行っています。他の先生方にお手伝いいただき、実験は順
調に進んでいます。
北大は長い歴史と、豊富な教育資源、学術的雰囲気を持ち、多くの優秀な人材を育て上げてきました。北大の大学院生の一員として学ぶことがで
き、大変光栄であると思います。皆さんと一緒に研究ができることを楽しみにしております。
臨床につながる研究を
医学研究科全教員がすべての学生の指導・教育に参画できる体制である単一専攻制(医学専攻のみ)
を導入し、社会の多様なニーズに対応し
た目的別のコース制による融合教育を行っています。
2年次
チャンボォ
譚 成博
■コース選択制度
1年次
コース在籍者からのメッセージ
社会医学コース/レギュラトリーサイエンス分野(平成26年度入学)
前田 浩次郎
「レギュラトリーサイエンス」、
この言葉を聞いたことがある方はあまりいないと思います。今でも一体何を研究しているの
か尋ねられることがあります。
レギュラトリーサイエンスとは、規制のあり方を考える科学であり、医薬品、医療機器の開発・
評価に用いるための科学です。
自分がこの分野に興味を持ったのは医学分野における主に生物実験を行うウェット側とデータベースなどin silicoの実
験を行うドライ側の橋渡しをしたい、
そう思い立って本大学院への進学を決めました。現在はオーファンドラッグの国内外臨床データパッケージの比較
を行っています。
レギュラトリーサイエンスは大学・行政・企業など広い分野に渡り、
その研究は自分の創意工夫によって様々な形を持ち、
あらゆる可能
性を秘めた新しい世界です。
荒戸先生を初めとする多くの方々と共に研究する日々は大変充実しております。皆さんと一緒に研究ができることを心待ちにしております。
大学院臨床系連携講座
大学院臨床系連携講座は、博士課程臨床医学コース選択者を対象に、臨床医学研究の展開を図る事を目的として、札幌市内13、道内13の病
院と医療機関に設置されています
(平成27年4月現在)。
大学病院で診ることのできない患者情報の収集や、高度かつ専門的な診断・検査・治療を行う特色ある医療機関において、第一線で活躍する
臨床医から研究指導を受け、併せて専任教員による複数指導体制のもと理論と実践を融合した教育を展開しています。
なお、臨床医学コースの研究内容は、大学病院あるいは連携講座の設置されている医療機関での診療を通じて得られた臨床検体、臨床情報
の解析が含まれている事を前提にするものです。
●臨床系連携講座が設置されている医療機関(名称)(計26病院)
北海道中央労災病院・市立札幌病院・北海道がんセンター・函館中央病院・札幌北楡病院・恵佑会札幌病院・札幌麻生脳神経外科病院・斗南病院・帯広病院・
北海道医療センター・苫小牧市立病院・えにわ病院・北海道整形外科記念病院・函館病院・渓和会江別病院・手稲渓仁会病院・北海道中央労災病院せき損セン
ター・北海道脳神経外科記念病院 ・帯広厚生病院・旭川赤十字病院・NTT東日本札幌病院・柏葉脳神経外科病院・札幌市児童心療センター・製鉄記念室蘭病
院・釧路労災病院・市立函館病院
Graduate School of Medicine Doctoral Program
4
博士課程の概要
プログラム紹介
プログラム紹介
一歩
早く
一歩
早く
基礎研究者へ
研究者養成プログラム
(MD-PhDコース)
ク ラ ー ク
CLARCプログラム
医学部
に研究の機会にふれ、医学・医療の急速な進
歩と社会情勢の変化に対応できる若手研究
者(基礎医学分野)
を養成することを目的とし
たこのコースは、医学科6年次に在籍してその
カリキュラムを履修しながら、大学院博士課程
全学教育
1 年 次 カリキュラ ム
1年次
医学研究を志向する医学科学生に対し、早期
医学専門教育
2年次
2 年 次 カリキュラ ム
3年次
3 年 次 カリキュラ ム
4年次
4 年 次 カリキュラ ム
5年次
5 年 次 カリキュラ ム(臨床実習)
大学院教育
とができます。医学科5年次・6年次に特別選
このプログラムを選択するためには北海道大学病院の卒後研修プログラムのうち、
2年目に北海道大学病院に在籍する研修コースを選択します。
地域医療研修やプライマリ・ケア/初期救急での1∼4ヶ月の期間は一時大学院での履修を中断できるので、
安心して研修に従事できます。
また、
基礎系分野の教員も指導教員として選択できます。
MD-PhD
コース
抜試験が実施され、原則として返還の必要の
選抜試験
6年次
選択実習Ⅰ
・Ⅱ
臨床実習評価試験
臨床実習評価試験
大学院共通コア
MES S A GE
卒後臨床研修
7年次
8年次
9年次
大学院3年間の
プログラム
(計4年間の研究)
試
験
博士課程願書提出:
所属分野の決定
大学院博士課程
CLARCプログラム
卒後3年次
卒後4年次
後期臨床研修
大学院博士課程
(後期臨床研修可)
卒後5年次
(10年次)
医学研究科修了要件を充足
(初期臨床研修2年目から
博士課程に入学)
大学院博士課程
卒後6年次以降
臨床志向型研究者/研究志向型医師/医学研究者・教育者 など
PhD称号
任期付特任助教へ採用も可能
プログラム在籍者からのメッセージ
MD-PhDコース/神経生理学分野(平成25年度入学)
松山 圭
私が大学院に進学するにあたりMD-PhDコースを選択したのは、
できるだけ早く研究に従事したかったか
らです。CLARCなど初期臨床研修を行ってから進学する選択肢もありますが、私の関心のある研究では臨
床経験は必ずしも必要ありません。研究者を目指すにあたって初期研修が終わってから始めるか、早いうち
から始めるかということは大きな差になると思います。
私は脳の生理的な機能に興味があったため、神経生理学分野を選択しました。現在は主に3つの研究を進めています。
メインとなって
いる研究は、学部生の頃から続けている視床大脳経路の機能についての動物実験です。
データが取れない時期もあり悪戦苦闘してい
ますが、
自分の見つけた現象が生理的に重要であることを証明しようと努力しています。他に、大学院に入ってから始めた健常人を対象
とした生理心理学実験も行っています。
また、
神経変性症の患者さんでの心理実験も行おうと準備を進めています。
学部で学ぶことには「正解」
がありますが、国家試験のあとは研究でも臨床でも
「正解」
は自分で見つけるものです。私はこの世界で
誰もまだ見たことのない景色を見るために研究を続けていきたいと思っています。
Graduate School of Medicine Doctoral Program
家
卒後2年次
○特別選抜制によって大学院
へ正式に進学
○進学要件は6年次に「大学院
共通コア科目」の聴講(修学
前履修)を推奨
○3年間の短縮修了制度を推奨
MD-PhDの学生は何を考えているか
5
初 期 臨 床 研 修
国
大学院博士課程
特 徴
(大学院3年間)
卒後1年次
師
︵臨床研修同時進行︶
奨学金授与
国家試験受験資格
医
○現行の選択実習の
枠を基本に基礎医
学系分野において
研究(大学院共通
コア科目の修学前
履修を含みます)
初期臨床研修2年目に北大病院に
在籍するコースを選択
医 学 部 医 学 科
医学部6年次
研究者養成プログラム
選択実習Ⅰ
・Ⅱ
6年次
カリキュラム
8月実施の大学院博士課程入試
医学部医学科修了要件を充足
●医学部卒業年度は同期生と一緒
(医師国家試験受験可能)
●入学料・授業料相当分の奨学金
支給
●PhD取得後、卒後臨床研修も可能
●優れた研究実績をあげた者を、任
期付特任助教に採用
CLARCプログラムは、
臨床研修2年目に大学院に入学し、
臨床研修と大学院での学修を併行して行えるプログラムとして平成25年度入学者から
学生募集を行っています。
(年5名限度)
ない奨学金(大学院博士課程の入学検定料、
入学料および大学院入学後計3年間の授業
CLinic And Research Combination
臨床研修を主体とし、
平日の17時以降に大学院の講義・研究指導を受けます。
一般的
医学生
必修科目(共通コア科目8単位)
を履修するこ
料相当分)
が給付されます。
一歩
早く 研究志向型医師へ
臨床志向型研究者へ MESSAGE
プログラム在籍者からのメッセージ
1年経過して、経験と感想
CLARCプログラム/腫瘍病理学分野(平成26年度入学)
谷川 聖
CLARCプログラムとは研修医2年目に大学院へ入学できるシステムです。
このコースに所属するには2年目に
大学病院で研修する必要があります。私の場合、1年目はたすき掛けで市中病院を選択しましたが、夏に腫瘍病
理学分野の大学院試験を受け、
2年目は大学病院での初期研修と同時に研究室にも所属する形になりました。
このコースを選択する上で気をつける点があります。
まず科によっては適応出来ないところもあるので、事前
に確認する必要があること、
また2年目の科の選択によっては大学院へ顔を出せなくなる可能性もあるので、希望する大学院や臨床科
へ相談する必要があるということです。私は自由選択の大半を病理部にしました。病理部では手厚いサポートのもと病理診断のトレーニ
ングをしっかり積むことができ、空いた時間は研究室へ顔を出すことが出来ました。
また病理学的な幅広い知識の習得は研究にも繋が
り、
とても良い選択が出来たと思います。
初期研修では色々な科の経験をしたいという人には不向きなコースだと思います。早く専門に入りたい人、
やりたいことが決まっている
人にとってCLARCプログラムは、忙しい毎日ですがとても魅力的だと思います。上記を参考にしていただければ幸いです。
Graduate School of Medicine Doctoral Program
6
博士課程の概要
国際交流
各種インフォメーション
博士課程に入るには
■リサーチ・アシスタント
(RA)
とティーチング・フェロー
(TF)/ティーチング・アシスタント
(TA)
●リサーチ・アシスタント
(RA)
■入試について
●募集人員 医学専攻100人(社会人若干名を含む)
または修士課程を修了した者等
●出願資格 大学における医学、歯学又は修業年限6年の獣医学若しくは薬学を履修する課程を卒業した者、
●出願期間 【前期試験】平成27年 7 月22日(水)から平成27年7月28日(火)
【後期試験】
平成27年11月24日
(火)
から平成27年11月30日(月)
受付時間:午前9時から午後5時まで。
郵送による場合は書留速達とし、出願期間内必着のこと
●入試・選考の概要
指導希望先の分野へ直接コンタクト(メール、電話など)
入学志願者
指導教員の研究内容・連絡先等についてはホームページを
ご覧ください。
出願資格審査
(必要な場合のみ、
募集要項参照)
入学試験 年2回
・外国語(英語)
・専門科目(志望する分野)
医学研究科で行われている研究プロジェクト等で、博士課程に在籍する優れた学生に研究補助者として参加してもらい研究体制を充実させ
るとともに、若手研究者の研究遂行能力の育成を図る制度です。採用者には年間約53万円(平成26年度)
が給与として支給されます。
●ティーチング・フェロー
(TF)/ティーチング・アシスタント
(TA)
主に医学部医学科で展開されている授業科目の教育補助業務を行うことにより大学教育の充実と大学院学生への教育トレーニングの機会
提供を行う制度です。担当する授業科目により異なりますが、採用者には年間約18万円(平成26年度)
が給与として支給されます。
■医学研究科が行っている特色ある博士課程学生支援策について
1.優秀な学生を確保するため、入試成績上位者を入学後にリサーチ・アシスタント(RA)として採用します。
2.基礎医学研究者育成の観点から、本研究科修士課程から博士課程へ進学した優秀な学生をリサーチ・アシスタント(RA)として採用します。
3.入学後に優れた研究業績を上げた学生に対し、
その業績に応じてリサーチ・アシスタント(RA)として採用します。
●試 験 日 前期試験:平成27年8月26日(水)/後期試験:平成28年1月13日(水)
■諸費用
※1
※1
●入学検定料 :30,000円 ●入学料 :282,000円 ●授業料:535,800円(年額)
(入学料、授業料は予定額です。)
※1:本学大学院修士課程修了見込の者で引き続き本研究科へ入学する場合又は国費外国人留学生(文部科学省奨学金受給者)は不要なので、願書提出の際、必ずその旨を申し出てください。
◎詳細は大学院学生募集要項で確認してください
国際交流
北海道大学大学院医学研究科は研究者の交流や共同研究を通じて国際化を図っています。現在、国際交流協定を結んでいる大学は12校あり
ます。
また、世界への知的貢献と影響力を維持するために、
これらの大学と留学生の交換を積極的に行っています
(平成27年4月現在)。
顕彰・奨学金制度等について
■顕彰制度
●医学研究科の顕彰制度
優 秀 論 文 賞
優れた論文を発表した学生に優秀論文賞および副賞(10万円相当)
を授与します。
高桑榮松奨学基金
優れた業績をあげた若手研究者(大学院生を含む)
に対する奨励賞(10万円〈3∼4名〉)
を授与します。
HIROKOの
国際学術交流基金
海外の大学または研究機関において、
がん研究を行い帰国する研究者(申請時の年齢が満35歳以下)
へ研
究奨励費
(原則1人100万円、
1年度に2名の範囲)
を支給します。
●北大の顕彰制度
北海道大学大塚賞
本学における男女参画事業の一環として、研究者を目指す優秀な女子学生育成のために設立。大学院博士
課程(博士後期課程および博士一貫)最終年次学生(原則として留年者を除く)
で、研究者を目指し、当該年
度内に修了予定の優秀な女子学生に対して、奨励金(50万円)
を給付します。
■奨学金制度
部局間交流協定
大学間交流協定(責任部局:医学研究科)
●ハルビン医科大学(中華人民共和国)
●協和医科大学(中華人民共和国)
●香港大学李嘉誠醫学院
(中華人民共和国)
●プラハ・カレル大学医学部
(チェコ共和国)
●ドクツェイリル大学医学部
(トルコ共和国)
●台北医学大学(台湾)
●ジュネーヴ大学(スイス連邦)
●マヒドーン大学(タイ王国)
●デラサル大学(フィリピン共和国)
●ナイジェリア大学(ナイジェリア連邦共和国)
●エボニ州立大学(ナイジェリア連邦共和国)
●デリー大学(インド)
国際交流事業の一つとして、国際交流基金を設けて外国人研究者の招へい・受け入れに関
わる援助や補助、若手研究者の派遣・育成、留学生の奨学援助・補助を行っています。
国際連携室
International Relations Office
国際連携室による留学生サポート
医学研究科には博士課程と修士課程とを合わせて、8
か国26名(平成27年4月現在)の留学生が在籍してい
ます。留学生が安心して学べる環境を整えるために、国
際連携室には常勤ス
タッフと留学生サポー
トスタッフがいて、留
学生を学術・生活の
両面からサポートして
います。
詳細は国際連携室のホームページをご覧ください
URL
kokusai.med.hokudai.ac.jp
●医学研究科の奨学金制度
音羽博次奨学基金
学業・人物ともに優秀な学生および外国人留学生に奨学金(15万円
〈各10名以内〉)
を授与します。
●その他
MESSAGE
日本学生支援機構の制度
最も一般的な奨学金を貸与する制度。第一種奨学金(無利息)
と第二種奨学金(利息付)
があります。
詳細は同機構のホームページ
(www.jasso.go.jp)
をご覧ください。
別
研
究 員
研究を楽しむことができる場所
臨床医学コース/産科•生殖医学分野(平成26年度入学)[中華人民共和国]
■日本学術振興会
特
博士課程在籍 留学生からのメッセージ
サイ
我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的として、大学院博士
課程在学者(DC1、DC2)
および大学院博士課程修了者(PD、SPD)等で、優れた研究能力を有し、大学その
他の研究機関で研究に専念することを希望する者を、日本学術振興会が「特別研究員」
に採用し、研究奨励
金を支給する制度です。本医学研究科ではDC1、DC2に7名、PDに2名、RPDに1名が特別研究員として在籍
しています
(平成27年4月1日現在)
。
区 分
採 用 期 間
研究奨励金(平成27年度の支給予定額)
研究費(特別研究員奨励費)
DC1
3年間
月額20万円
毎年度150万円以内
DC2
2年間
〃
〃
PD/RPD
3年間
月額36万2千円
〃
SPD
〃
月額44万6千円
毎年度300万円以内
テン ゲツ
翟 天玥
私は、産科•生殖医学分野で妊娠高血圧腎症(Preeclampsia:PE)
を起こすメカニズムについての研究を
行っています。PEは妊婦の約5%に発症し母児の生命に関わる重大な周産期疾患です。具体的には、妊娠各
期における正常妊婦の尿中に出現するpodocyte(糸球体上皮細胞、血液濾過の最終バリアーとして働く)
を
podocyte関連遺伝子の発現を指標として定量し、尿中podocyteの出現とその後のPE発症との関連、尿タン
パクとの関連について検討を行っています。
研究はいつも順調に進むとは限りません。逆境に陥ったとき、困難にめげず努力を続けることは重要です。陸遊の漢詩「遊山西村」
の
一節「山重水複路無きかと疑う、柳暗花明又一村(山が重なり川が入り組んで、
もう行き止まりかと思っていると、柳がこんもり茂り花が
パッと咲いた所に、
また一つの村があった)」
の心境でがんばりたいと思います。
北海道大学は研究を楽しむことができる素晴らしい大学です。
※詳細は日本学術振興会ホームページ
(www.jsps.go.jp)
をご覧ください。
(TOP>事業のご案内>人材育成事業>特別研究員)
7
Graduate School of Medicine Doctoral Program
Graduate School of Medicine Doctoral Program
8
修了後の進路/
施設紹介
博士課程修了者就職先
動物病院 2人
専門学校 1人
6
帰国︵留学生︶ 人
人
8
人
14
人
の研究員・研究職が多くを占めています。
医師 200人
医療技術者 4人
留学
医療従事者として勤務しています。次いで大学や企業等
一般病院 204人
医師 125人
看護師 1人
技師 2人
教員 49人
研究員 65人
技術移転コーディネーター 1人
公的機関
大学病院 128人
大学 115人
修了者の半数以上は一般病院や大学病院で医師や
一般企業等
(平成19∼平成25年度/修了者数合計539人)
その他 47人
9
大学進学(医学部)1人
研究機関 4人
MESS A GE
博士課程修了者からのメッセージ
MESSAGE
研究への第1歩
研究の基本を学ぶことができます
MD-PhDコース Four nines
新しい発見を求めて
皮膚科学分野(平成22年度修了)
免疫学分野(平成25年度修了)
腫瘍病理学分野(平成24年度修了)
腫瘍病理学分野(平成25年度修了)
北海道大学大学院医学研究科 皮膚科学分野特任助教
北海道大学大学院医学研究科 免疫学分野助教
北海道大学大学院医学研究科 腫瘍病理学分野特任助教
市立釧路総合病院 卒後臨床研修医
新熊 悟
立松 恵
平成20年に皮膚科博士課程に進学し、私が研修医の時に担
当した患者さんが罹患していた遺伝性皮膚疾患の研究を行いま
した。研修医当時は、原因が全く不明でした。博士課程中にこの
患者さんの遺伝子変異を同定し、病気の発症メカニズムを解明
する事ができました。
博士課程修了後、北大皮膚科スタッフとして1年半、臨床・教
育・研究に打ち込みました。
その後、遺伝性皮膚疾患の根治的治
療法を開発するため、
アメリカのコロンビア大学に2年間留学しまし
た。留学中は遺伝子治療とiPS細胞を用いた再生医療に関する
研究に専念しました。
平成26年12月から遺伝性皮膚疾患の新規再生治療法の開発
を行うため、北大皮膚科に帰ってきました。病気で苦しむ患者さん
に少しでも明るい未来が訪れるよう、1
日でも早く治療法を開発したいと考
え、日々充実した毎日を過ごしていま
す。
この充実した日々が過ごせるのも、
大学院に進学し、研究への第1歩を
踏み出したからだと思います。
施設
紹介
MD-PhDコース修了者からのメッセージ
●管理棟
私は、修士課程から博士課程、
また学位取得後の現在も免疫
学分野に所属して研究を行っています。研究室には尊敬できる先
生方が多くおり、多様な実験手法に取り組むことができるなど、非
常に恵まれた研究環境だったことが進学を後押ししました。
現在は、自然免疫系の受容体であるToll-like receptor(TLR)
について、
その機能を解析しています。特に、
ウイルス感染時にウイ
ルス由来の核酸を認識するTLRによるシグナル伝達機構につい
て、分子生物学的な手法により解析を行っています。論文やディス
カッションを通して勉強し、意見をいただきながら研究を進めて
いる状況ですが、少しずつ自分で考えて実験をデザインできるよ
うになると、
ますます研究の難しさや面白さが感じられます。
まだ
まだ一人前の研究者になるには学ば
なければならないことが多くあります
が、学生時代から少しずつ実験手技
や研究の進め方の基本を学んできた
ことが、確実に今の研究生活に活か
されていると実感しています。
加藤 容崇
畑の土塊を投げ篠竹の棒きれで打つという原始の時代から変わら
ぬ野蛮な遊びをしていた群馬の山奥での幼少時代、
近所に医者は一
人しか居らず、
医者はぶっ太い注射一発で如何なる病気も治癒せし
める神の如き存在だと思っていました。
本当に。
しかし、
大好きな祖父
が悪性胸腺腫にかかり亡くなったときに医学への幻想は打ち砕かれ、
同時に医学を進歩させたいという漠然とした野心を抱き、
洟垂れ小僧
はお気に入りの篠竹の棒を処分し鉛筆を持ったのです。
今は特任助教として働いていますが、
MD-PhDコース在籍時には
昔抱いた純粋な心を思い出し、研究に専心打ち込むことができまし
た。
途中困難や苦悩は群馬の山奥のニホンザルの数ほどありました
が、
恵まれた環境が心の純度を保たせました。
病理医としての視点に
基づき分子生物学的検討を行うことは、
病理所見という多分に主観性の含まれ
るものを客観的に証明するということで
あり非常にやりがいを感じています。今
後も哲学は変えずに引き続き研鑽して
いきたいです。
24金の純度は99.99%(four nines)。
純
度の高いものは個や時代を超えて価値
のある、
かけがえのないもの。皆さんも
99.99目指して一緒に頑張りませんか。
宮崎 将也
私が所属していた腫瘍病理学分野はその名の通り病理学講
座でありますので、分子生物学的実験のみならず、病理学的診断
にも携わることがあります。当講座が目指すものの1つとして、分
子生物学で得た知見を病理学を通じて臨床の現場へ還元する
「橋渡し病理学」
というものがあるのですが、私はそれを目指し、
病理学および分子生物学が学べる当講座へ所属することを決
め、
これまで研鑽を積んで参りました。
MD-PhDコースは、他の人より早くに日本や世界のトップレベル
の医学者達と同じフィールドに立てるという利点があります。彼ら
に追いつき、追い越すためには自分に何が足りないか、早期に考
えることができます。
私もそんな中でこれまで仕事がで
き、書ききれないようなエキサイティン
グなことがたくさんありました。
ここか
ら得た経験は何にも代え難いもので
あり、積み重なれば自分の成長を実
感することができるものであります。興
味のある皆さん、是非一緒にチャレン
ジしてみませんか。
●医学部学友会館「フラテ」
●臨床講義棟
●医歯学総合研究棟
●医学研究科・医学部図書館
●連携研究センター「フラテ」(東北研究棟)
●医学部食堂
医学部創立90周年記念事業で建設され、
医学研究科棟と北海道大学病院の中間に
医学研究科と歯学研究科の複合施設で、
医学系の専門書を中心に、雑誌を含めておよそ20
医学・医療、健康維持に貢献することを目
メニュー数70品、席数120席前後。売店も併設し、
平成22年に完成。280名収容のホール、特
位置。
大学院の必修講義は主に2階の大講
地下1階から地上9階建ての建物には両研
万冊の蔵書があります。1階は閲覧室及び書庫、2
的に、生命科学基盤研究の成果を臨床研
別会議室、大研修室などがあり、学術講演
堂で行われ、臨床系の講義のほか、学術講
究科が共通して利用可能な解剖実習室、
階に自習室とパソコン室、3階に講義室があります。
究へ発展させるための研究や産学連携関
会、式典などの催しに利用されています。
演会や各種式典などにも利用されています。
動物実験室、
オープンラボなどがあります。
医学研究科・医学部の
正面玄関は、
フラテ会館
への入り口にもなってい
ます。正面上部破風にあ
る円形レリーフは大正時
代の医学部建造物の歴
史を引き継いでいます。
〈開館時間〉平日9:00∼22:00 ※夏期休業期間中は9:00∼17:00
係のプロジェクトを推進している研究棟です。
文具・食品から白衣・実習着などを購入できます。
〈営業時間〉・平日11:00∼18:00(売店10:00∼)
・土曜11:00∼13:00(売店10:00∼)
※医学研究科進学希望者向けウェブサイトの
【施設・設備紹介】
もご覧ください。
9
Graduate School of Medicine Doctoral Program
Graduate School of Medicine Doctoral Program
10
マップ/ 交 通 ア ク セ ス
北棟
周辺
マップ
アイソトープ
総合センター
南棟
(改修工事中、平成28年完成予定)
動物実験棟
北研究棟
医学部
学友会館
﹁フラテ﹂
管理棟
噴水
地下鉄
北 条駅
↑至 麻生
正面玄関
広域
マップ
18
東北
研究棟
学生
サークル室
連携研究
センター
「フラテ」
北 海 道 大 学 病 院
中研究棟
北海道大学病院
海
医学研究科・
医学部医学科
北
南研究棟
臨床講義棟
医学部食堂・
学生サークル室
北図書館
医員棟
東南研究棟
医学研究科・
医学部図書館
北海道大学病院
管理棟
医歯学総合
研究棟
陽子線治療センター
道
北13条門
地下鉄
北13条東駅
イチョウ 並 木
地下鉄
北 条駅
大
12
中央食堂
学
石
道
樽
街
←
小
狩
北大
インフォメーション
センター
「エルムの森」
クラーク会館
至
正門
地 下 鉄 東 豊 線
●クラーク像
地 下 鉄 南 北 線
総合博物館
北口バス
のりば
方
面
至 旭川・千歳方面→
JR札幌駅
地下鉄さっぽろ駅
J
交通の
ご案内
●
札幌駅下車 徒歩約20分
バ
●
地
R
ス
札幌駅北口バスのりばから乗車
中央バス屯田線 01・03・04
北大病院前下車 徒歩約3分
下
新 千 歳 空 港 ∼ 札 幌 駅まで
鉄
南北線北12条駅下車 徒歩約10分
南北線北18条駅下車 徒歩約10分
● 東豊線北13条東駅下車
徒歩約15分
JR利用
約40分
バス利用 約80分
●
● ●
● 北海道大学大学院医学研究科 博士課程案内 2015
U
R
L
お問い合わせ先
11
www.med.hokudai.ac.jp
北大医学部
検索
大学院医学研究科大学院教務担当 〒060-8638 札幌市北区北15条西7丁目
Graduate School of Medicine Doctoral Program
2015.5.29
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