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学 校 経 営 方 針

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学 校 経 営 方 針
平成26年度
平成26年4月15日
学
校 経
営 方
針
葛飾区立白鳥小学校
校 長 大庫 富男
<はじめに>
キーワード
「徹底」と「繰り返し」
「子供たちを更により良く成長させたい」 全教職員の共通の思いのもと、日々の指導を進めてい
ただいております。新年度、落ち着いた「生活」がスタートできたと思います。全校朝会や児童集会
の際、子供たちは集中し話を聞いています。また、授業中も先生方の話を聞き、一生懸命考える姿を
各教室で現そうとしてます。これらの姿は一朝一夕にできるものではなく、日々の積み重ねを通し育
成されてきたものと思います。
「更に子供たちが成長するために必要なことは何か」を考えたとき、「徹底」と「繰り返し」が白鳥
小の今年度の「ポイント」だと私は考えます。先生方の指示が子供たちに届いていても、その事が、
しっかり身に付いておらず、子供の生活に活かされていないように感じることがあります。折角の指
導が水の泡と化しているようでとても勿体ないと思います。
子供たちの気持ちや姿勢を変えられるのは担任教師であり専科教師しかありえないと私は考えま
す。先生方の指示や指導を「徹底」させると共に先生方の思いや願いそして気持ちを「繰り返し」子供た
ちに「発信」して欲しいと思います。徹底し繰り返すことを通し子供たちをもっともっと追い込み、
自己の力を常に最大限発揮しなければいけないことを小学校の段階で「分からせ身に付けさせたい」
と思います。
①「白鳥小の子供文化創り」を更に進める
昨年度卒業した子供たちから現6年生は沢山のことを学んでいました。特に、卒業式を通し、最
高学年のあるべき姿を学びとっていました。私も1年生のお世話や縦割り班活動、ちびっこ天国
等子供同士が互いに学び合い生活する姿を何回となく見、感心させられました。
「年長者が年少者の者の面倒を見る。良き手本となる。」また「年少者は年長者の言うことを聞き
年長者の活動から学ぶ。」このことは、極めて重要なことだと考えます。小学校は6歳から12歳の
子供たちが生活する場です。この異年齢の子供たちが互いの立場を理解しあい、他者から学んでこ
そ「小学校」という異年齢集団での「学び」が充実できるのではないでしょうか。
そこで、今学期も先生方に「白鳥子供文化創り」を更に進めて頂きたいと思います。「高学年の行
動を見てご覧。」「6年生の話の聴き方を見てご覧」「5年生の働きぶりを見てご覧」等と上の学年
の「良さ」を伝え、良き手本とするよう子供たちに働きかけてください。
また、「低学年の子供が見ているよ」「あなたの言動を小さい子供たちはどのように思っているの
だろう?」「あなたの言動をあなた自身はどう思う?」等と年少者が見ていることを伝えて欲しいと
思います。そして「さすがだな!」と年少者が思えるような活動をに進めて欲しいと思います。
②様々な活動を「開校60周年」と関連させる
白鳥小学校は地域の熱い思いの上に創立された学校であることを子供たちにしっかり伝えたいと
思います。そして、我が母校「白鳥」に誇りをもち、愛する気持ちを更に高めるようにしたいです。
そのために、日々の教育活動と「開校60周年」を意図的計画的にリンクさせて欲しいと考えます。
国語科の作文指導の題材として、社会科の地域調べの題材として、音楽科や図画工作科、総合的
な学習の時間等と関連させて・・・・。いろいろな学習活動と繋げながら、子供たちに自分たちが
学び生活する「白鳥小学校」を子供たちの「心」に残して欲しいと思います。
③新設「学力向上委員会」を通し、子供たちを更に成長させる
「私ってなかなか良いじゃん」「やればできるじゃん」「このような面が私にはあるんだ」等、
子供たち一人一人に今までとは違う「自分」と出会えるようにしたいと思います。子供たちが新た
な自分と出会えるチャンスはいろいろありますが、一日の学校生活の60%以上を占める「授業」を
その機会にしたいと考えます。そのためにも、「かつしかっ子学習スタイル」や「葛飾教師の授業ス
タンダード」また「東京ベーシックドリル」や「区独自教材」を各部会(・習熟度部会・家庭学習部
会・環境生活習慣部会)で試行錯誤を繰り返しながら、子供たちが新たな自分と出会え、自分の成長
を実感できるように進めていきたいと考えます。
目指す学校像
「自分の思いや願いをしっかり言える子供」を育てる
◎生活指導の充実
生活面での規律ある生活こそ子供たちの充実した学校生活を創造します。572人の子供たちが
「規律ある生活」を送れるよう、教職員の共通理解と実践、そして生活指導委員会と各学年とが「一
枚岩」になり、取り組むことがポイントだと考えます。
○子供たち一人一人への関わり
・職員朝会の有効活用を図る…前日及び当日の子供たちの「姿」を共有する。
・生活指導上の約束の徹底(白鳥小のきまり)→いつでも誰でも同じ指導を行う。
EX、挨拶 登下校指導 名札 廊下歩行 犬走り登下校 休憩時の過ごし方 清掃活動
時刻を守る(遅刻をさせない、許さない)
○認め合い、支え合い、高め合う関係作りを進める。
・子供たち一人一人の内面に根ざす「心の教育」の更なる充実を進める。
道徳教育との連携を進める。
人権教育の充実 人権教育プログラムの活用・研修実施
健全育成の充実 挨拶運動 不登校やいじめへの対応・指導
○校舎内外の安全指導
・不審者への対応→安全推進委員との連携
玄関の施錠
注 →授業後の玄関の施錠の徹底→担任が行う。
・施設設備の定期的な確認→確実な安全点検の実施
早期発見早期対応!
◎学習指導
授業中、子供たちに「価値ある時間」を過ごさせたいです。授業の初めと終わりで、子供の顔つき
が変わっていなければ、子供たちは価値ある時間を過ごしたことにはならないと思います。授業が分
かれば子供の顔つきは変わり、授業が楽しければ子供の目は輝きます。教師の命は授業です。授業で
勝負できる教師でありたいと思います。
○確かな学力の育成 (更に「思考力」「判断力」「表現力」を育成する。)
・学習への構えをつける(学習規律の確保)…学習用具の準備→授業開始時の挨拶→学び合い
「かつしかっ子学習スタイル」の確実な実施
言語活動の充実を進める(聞く・話す姿勢)
※「分からない」「できない」等簡単に「あきらめさせない」「言わせない」。
粘り強く学ぶことを子供たち
・意図的計画的な学習指導の実施→週案簿の活用 毎週作成し月曜日に提出
①大単元名(最初の時間に記入)
②小単元名(毎時間記入)
③その時間のねらい 活動内容を記入
④時間数 児童の様子 評価
例
2-A 2-B 2-C 2-D 等を記入する。
・基礎的基本な力の定着→「読む・書く・話す・聞く・計算」の徹底
学習の基礎体力をつける
・教科書の音読や視写、漢字の読み書きの練習
四則計算の繰り返し
→「教えること」は確実に教え込む 時間をかけ「考えさせる」
※教えることと考えさせることを明確に区分けする
・学習習慣の定着→家庭学習の充実・習慣化 10~15分×学年数=家庭学習時間
※その日のうちに理解・定着を図る…朝学習や休憩時間、放課後等を活用し進める。
・学び方の育成→問題解決的な学習活動の更なる実践 子供主体の授業展開を更に進める。
注 時間が必要になる。指導時間数に軽重をつける必要がある。
体験的な活動を取り入れる必要がある。
学ぶ意欲が高まる
◎校務分掌
「26年度の校務分掌」の活動を、昨年度よりも一歩だけ前へ進められるよう工夫する。
・周年委員会…子供たちの「心に残る活動」を創り上げたい。
・学力向上委員会…日々の授業を通し子供たちに「新しい自分」と出会わせたい。
・生活指導部…生活指導朝会等において子供たちの様々な言動について情報共有し一貫した指導
を進めたい。「白鳥王国」を創りたい。
各学年の昇降口のドアを閉めたい
・特別活動……縦割り班等、他の様々な活動を通し、「上の子供を見習う子供たち」そして、「下
の子供を温かく見守る子供たち」そんな「白鳥子供の文化」を創りたい。
・研究推進……研究活動を通し、体育指導のプロと共に研究活動のありようも一緒に勉強してい
きたい。体育科を通し子供たちに「思考力」を育て「言語力」を向上させたい。
・体育的行事…運動会をはじめ水泳やなわとび等全校的な活動をリードする委員会
「子供たちが主役」となる活動にしたい。
集団行動の実践・日常の学習成果の発表の場
◎研修 授業力の向上
子供たちにとって、1日の学校生活の60%は授業です。その授業が「ワクワクどきどき」で
きる時であるのなら、子供たちは充実した学校生活を過ごせます。
改めて、教師の命は授業です。授業で勝負できる教員集団「チーム白鳥」でありたいと考えます。
そこで、個人研修の充実を通し授業力の向上を今年度も進めていきます。
○個人研修の充実…「ミニ協議会」→葛飾区伸び伸びプランの実践
・ミニ授業研究を行います。その授業について「ミニ協議会」を授業後行います。
・協議会は、授業者と外部講師、校長、副校長で行います。より良い授業の在り方
創造について一緒に考えて行きます。
※詳しくはプリントにて後日連絡。
○問題解決的な学習活動を各学年・担当(専科)で行う。
「①導入時における事象提示の工夫②問題の作り方(設定の仕方)における子供相互の学び
合いのさせ方」にポイントを置いた授業の在り方を考えて欲しい。
生き生き学習する子供を更に育成するために、大庫を使って欲しい。「理科授業」における問題
解決的な学習活動の「大庫流」を知って欲しい。
※「中国のことわざ」より
馬を水辺に連れて行くことはできても、その馬に水を飲ませることはできない。
◎その他
572人の子供たちが生活する本校です。何も無い訳がないです。事前のきめ細かな
準備・計画と事後の適切な対応がポイントです。
報告・連絡・相談・記録を行い、教育公務員としての職責を自覚し、信頼関係を築き、
職務を果たしてい来ましょう。
○保護者対応→生活指導委員会と各学年で保護者の対応を進める。副校長や校長も一緒に対応す
る。初期の対応が全てを決める。初期段階での相談を!
○環境の充実 環境が「人」を創る
・物的環境の整備→季節の植木鉢を飾る。予算措置
→専科学習等での作品展示の工夫 EX職員室前の「私の気に入りの文字」
→教室内外の充実…子供たちの学習・生活の様子が分かる掲示物(写真)等
の工夫。
→学校ホームページの充実…タイムリーな情報提供を進める。月1~2回
・人的環境→子供の姿は「大人」の姿そのものであることを肝に銘じたい。
EX 言語環境の整備、TPOに応じた服装 他
○服務の厳正を図る
・年2回の服務研修会以外にも必要に応じ研修会を行います。
別紙資料「教職員の服務の厳正」
「勤務時間の割り振り」
参照
※ 今年度も、子供たちの様子に応じた指導や取り組みをスピーディーに進めていきます。年度
途中においても、子供たちにとって良いことや必要なことについては、先生方と相談しながら
変更していきます。よろしくお願いします。
教職員のみなさんには、この「方針」を受け「自己申告書」を学級の実態や自己の分掌等を考慮し
具体的に作成していただきます。自己申告の面接時にお聞きしますのでよろしくお願いします。
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