Comments
Description
Transcript
船舶建造契約における前払金返還に関する銀行保証(Refundment Bank
海事法研究会誌 論 2013 8(No 220) . 1 文 船舶建造契約における前払金返還に関する銀行保証 (Refundment Bank Guarantee)の 実務上の留意点 ―橋パィ トナィズ法律事務所 弁護士 瀬野 克久 弁護士 森下友理子 ******************************************************** 目次 1 2013 8(N0220) は じめに ―Refundment Guaranteeの 必要4L、 重要性 Builder(造 船所 )が 船舶 を期限内に完工 しない場合、Buildcrと Buycr(船 舶発注者)と の 1に よ 法律関係 は両社間において締結 された Shゃ bu'lding Contract(船 舶建造契約)の 条項 り決定 される。Buyerの 建造代価 の支払方法 も shipbuilding Contractの 条項に よ り決定 さ れるものではあるが、 船舶が建造完成 されるまでの間に数回 にわたって前払金 (分 割払金、 で Installment)の 方法 支払 われることが一般的である。そ して、Builderの 帰責事由に よる もの、一定の期間を超 えた不可抗力 (forcc mtteure)に よる本船完工引渡 しの遅廷等、何 らかの事由 によ りBり erに Shipb前 IdlFlg cOlltractの 解除権 が発生 し、B叫 gが これを行使す ち る場合 に│ま 、Btterが それまでに Buiと derに 対 して支払ってい る分割前払金 (hstalllncd) 3を は じめに ―Rcmldluent Guaralltceの 必要性、重要性 │ 1無 前払金返還義務 の発生、 因保証 2 Rcndlncnt cuarantecが 機能す る局面 につい て 一分害」 (1)分 割前払 金返這義務 の発生 ― (2)BllIIdcrの 前受金返還義務 と保証義務 との関係 特に無因保証 (demalld Buaralatee)で あ るか否 かの検討 ― (a)Buildcrの 前受金返還義務 と保証義務 の関係 問題 Q所 在 ‐ (b)無 因保証 (demand gtlarantcc)に ついて ―一般論 ― (c)Rcltlndment CJuaranteeと 無因保証 (demal・ d911aratltee)に ついて それぞれの観点 (d)パ ナ マ法人 Buyerと 日本法人保証状発行銀行 との 間 の英 国法 を準拠法 とす る Refundalcnt Cuaratlteeに ついて、 日本 の裁判所 により無因保証 で あ ると判断され た裁判例 3 Rttnd14eFlt Gllarantccの 条項、文言 についての検討 (1)Buyerが 支払請求 をす る場合 に保証書発行者 に対 して提出する文書 (2)保 証履行 がなされるのは契約が解除 された場合 に限定 されるか (3)保 証 の範囲 (4)期 限を設けるか (Expiv date) (5)そ の他留意すべ き条項 (a)譲 渡可能条項 (b)準 拠法、管轄等 (c)変 更 (ShPblllidag contraoの 変更 の場合 ) (d)Shipbtllldlng Codr“ tに おける Btterの 地位が移転 した場合 (e)Shゃ buildlng Contractに おける Builderの 地位が移転 した場合 (D Renmdntcllt Cuaralltec発 行あ るい は実行 のための行政へ の手続 き 4 海事 法研 究 会誌 終 わ りに [参 考資料 一筆者前払 金返還保証書標準 フォーム] ******************************************************** -2- の返還 Buildcrに 対 して請求する ことがで きる旨 Shpbuildlng Contractに 規定 されてい る ことが一般的で ある。ただ し、 この返金請求権 も、仮 に Builderの 返還資力が十分 でな い場合には全額 の返還 は期待 で きないこととな り、 この場合、通常引渡 しまでは建造中船 舶 の所有権 を有 してい ない Buycrと しては、 この点 に関す るリスクを負 うこととなると こ の ように船舶の建造中は、新造船 の発注者 (Buyer)は 造船所 の信用 と履行 リス クの双方 を負 うこととなる。ゆえに、発注者は、Builder(造 船所 )の 信用状況次第では、可能な限 りBuildcrに 分害じ 前払金返還債務 に関する第二者 の適切 な保証 を提出させ 、 これ らの リス クを回と したい ところである 4。 上 記 の分 割前 払金返 還債 務 を帆全す る手段 と して、第三者 (多 くは銀 行 と なる)が Builderの 依頼 によ りBtterに 対 して保証状 (ReFtladIIIIent Guarantee)(前 払金返還保証書)(本 稿 においては以下「Refllndment GuarantecJと 称す る)を 発行す るとい う方法が多 く行 わ れてい る。 この RcfundIIlcllt Guarantccが 発行 されて い る場合、Shipbdilding Contract上 Builderの 前受金返還義務が発生 した場合 には、一定 の要件 の下 Buyerに 対 して保証銀行 か ら当該前受金が直接返還 される こととな り、Buyerと しては前払金返還が行われない と い うリス クを格段 に低 くす ることがで きる。 この リス ク軽減は、BIyerに 対 して前払金のファイナ ンス を行 ってい るフアイナ ンサー と して も重要な要素 となる。なぜ な ら、船舶 の建造中か ら新造船 の発注者 (BLlycr)に ファ 日本 の 造船所 にお い て製造 され る船舶 の 建造契約 の作 成 につ い て は、一 般社 団法人 日本造船 工 業会 にお い て、 19“ 年 に公表 された標 準 フォーム (以 下、「sAJ For型 Jと い う)に 基 づ き各社が 同社独 自の標準 フ ォー ム を 作成 してお り、 これ をベー ス と して個別 的な柔イ 牛毎 に買 主 と交渉 して Shipbunding Contractの 文言 を合意 す るケ ー スが 多 い。 Buyer(船 舶発注者 )が Shipbullding Contractを 解約す る ことが で きる場合 につい て詳細 は、瀬野克久者「船 舶融資取 引 の実務」 (日 本海運集会所 )■ 5頁 な い し 120頁 参Л Rの こと Bulldcrは 、Blllcr(船 船発注者 )が それ まで に Bundcrに 対 して支払 っている分割払金 (hstathcnt)と 共 に、 前払金 が 支払 われた 日を起算 日とす る利息 を付 して返還 しな くて はな らな い (SAJ Forn Ariclc X第 2項 )。 かかる前払金の返還が な された場 合、Buildcrと Buycrは それぞれ Shlpbuilding COnttact上 の全 ての義 務 を免 れ る とされて い る (SAJ Fom Anicle x第 3項 )。 BuildcIの 債務不履行 によ り Buttrが 前 払金支払額以上 の損害 を被 った場合 、前払金返還請求 を した上で、 さ らに損害賠 償請求 をな しうるか否 か に つい ては 、個別 の Shipbuilding COntractの 規定 を検討 した上 で また別 の考察が必要 で あ る (Stocalla cdttia SA v Cearbuと k Holdings Ltd案 件参照 の こと,同 条件 の概要 は LIoyd's Mathltnc Ltt Ncwstcic二 4 March 2009,764 LMLN lに 掲載 されて い る) -3- 海事法研究会誌 海事法研究会誌 2013 8(No 220) イナ ンス をす る フ アイナ ンサ ー と して は、 船 舶 完 成前 で あ るが ゆ え に、船 舶抵 茎権 や傭 船 料債権譲渡担保等、完成後の船舶の価値あるい は使用利益 を担保 として把握することはで アセ ッ トあるい はス トラクチ ヤー に頼 るリスク管理 はほぼ図れ ない こととなる。 きず したが って、船舶建造中の不韻1の 事態 にあっては ―もちろん船舶 を完工 させて引渡 しを受 け ることが よ り多 くの場合望 ましい が、これを期待で きない場合 ―貸 出済み債権 の回収 を、 主 として Builderが 船舶建造代 金 の分割前払 金 を返逮で きるか、 とい う点 に頼 ることとな 5、 る 6。 2013 8(NO″ 0) 務 の発生 と (2)Rettndmcnt Gllalantccと い わ ゅる「無 因保証Jと の 関係 につい て記載す る。 前払金返還義務 の発生 分害」 Buycrが 保 証 書 発 行 者 に 対 して Refllndment Giaranteeに 基 づ く請 求 を行 う た め に は、 Shipbulditlg Contractに 基 づ き Buddcrの Buycrに 対す る分害」 前払金返退義務 が ―少 な くと も形式上 は ,発 生 す る ことが 前提 となる。 もっとも、 どの よ うなケ ース にお い て発行銀行 に前払金返還保 証義務 が発生す るか Rcttndthcnt Guaranteeの 規定 を確 認 し、後述 の判例等 したが って、Rehlldmelat ttaratteeが 発行 されない限 り、Btterと しては通常 Buildcrに 対 して分吉」 前払金 を支払 うことがで きない、あ るいは相当の考慮 が必要 とな り、 これが発行 Shlpbuildlng Contactに おける分割払金 (hstallment)支 払 いの条件 とな り、 されるか否かが、 新造船 ファイナ ンス プロジェク トの鍵 となる ことも少な くない。特 に、最近において、多 くは海外 の 中小規模造船所 を中心 に倒産、あ るいは Stipbuilding Contactの 解除が行われ に現れる解釈 の可能性 を勘案 して対処す る ことが肝 要 で あ る 8。 (a)ShipbuildIIlg Cottractに お い て解 除権 が明記 されて い るケ ース SAJ Formに お いては、速度、燃費、積載量、引渡 し遅延等、Builderの Shipbu■ ding Contract上 の様 々な義務 の うち、一 定 の不履行 の 内容 を具体 的 に挙 げて、Buyerに 解 る ことが少 な くな く、R誦Шdtncnt Guara趙 ccの 重要性及 びその実際の保証履行要件 などが 脚光 を浴びる こととなった。本稿 においては、 この Rettndmctt Guaralatceの 重要性 に鑑み て、その性質、法的諸問題 を検討 し、R゛mdmcnt Oruaralatce作 成交渉 の際に考慮すべ き事 除権 が発生 す る場 合 を明 記 し、Buyerに Shipbuilding Contractの 解 除権 が発 生 し、 Buyerが これ を行 使す る場合 に、Buildcrは 、Buycrが それ までに Builderに 対 して支 項 について実務上の観点か ら考察す る。 払 ってい る前払金 を利息 と共 に返還 しな くて は な らない ことと して い る (SAJ Form た徒 lc X第 2項 )。 2 Refundment Guaranteeが 機能す る局面 について ―分割前払金返退義務 の発生、無因保証 Shipbuildtng Contrac・ tに おいて、 「BuyCrが Buildcrに 対 して船舶建造代金 を支払 う条件 とし て、Bulldcrが Buyerの 満足す る前受金返還保証 を提供するJ旨 規定 されてい る ことが少 Buttrの 満足す る銀行保証 やその他 の保証 の形式 をと り、 な くない 同前受金返還保証 は、 「建造代金 の分割前払金 について当該 箭 IPb■lilding Codtractの 文言 に従 い その内容 は概ね、 返還 されるべ きこととな り、かつ、Buildcrが 前受分割払金 を Buycrに 返還 しない場合 に、 7。 保証書発行者 (銀 行)が 当該支払 を行 う」 とい う ものであ る。Refundmcnt Cuarantccの 文 言 は個別 の事案 によって様 々で あ り、その内容については下記 3「 Rcfllndment Guarantec の条項 、文言についての検討Jに 記載す るように様 々な検討、考慮 を要す る。本項 におい ては、まず 、 (1)Refundmcnt Guartttccが 履行 されるための前提 で あ る分割前払 金返還義 5 建造中船舶抵当権 を設定す ることも可能であるが、当該建造中船舶 の所有権 は特約 によらない限 り我が国に お い ては一般 的 に Buildcrに 存す る と解 され るため、これ を Buycr側 が設定す る こ とは通常 困難 であ り、また、 設定 で きた場合 で あ って もその実行 の有効性 にお いて あ る程度考慮 の必要が あ る。 詳細 は、瀬野 克久者 「船 舶融 資熙引 の 実務 J(日 本海連集会所 )130頁 な い し 136頁 参照 の こと 帰責事由によりShipbu■ ding Contractが 解約される場合については、Buycrに 前払金返還請求権 は 雌 Iぽ Shipう ′.■ding a働 ,rrat・ rと路絡 することでき テμ〃上笏 いた塀▲ β″ 発生 しない り、cR争 ″ F21r/rが ′ (b)Shipbuitding COntractに お い て解除権 が 明記 されて い な い ケー スで 、解除可能あるい は前払金返還義務 が発 生 す るケ ース Stipbuilding Contractの そ の他 の義務 につい ての不履行 にお い て、同不履行が解除権 を発生 させ る と明記 は されてい ないが Btterに 解 除権が発生す ることもあ り得 る。 こ の ような場合 におい て Remndllaent Guaran“ eの 文言次第 では、前払 金返還保証の対 象 外 とす る、 あ るい は、前払金返還保証 の対象 となるか否 か議論 が発生す る余地があ る ため、注意が必要 であ る。 上記の議論が発生す る可能性があ る場合、Buycrと しては、Refundment Guarantccの 実効性 を確保す るあ るい は議論 を回遊す るため、Shipbuilding Contract上 の一 般的義 例 えば、 務不履行 によ り契約解 除 した上 で前払金返還保証履行請求 をす ることは避 け、 引 渡予 定期 日か ら解 除権 の 発 生 す る一 定 の 期 間引 渡 しが 遷 廷 す る こ とを待 っ て Shやbuildlng Contractを 解除す る こと等 も検討す る必要 がある。 B uyerの る 。 つり τ ζ Dc色赴 「 だ ア ク Bfrr/JF″ ゞShi。う,(■dittg f97Pttσ r attχ た場 ▲ βコ//JfFへ 支 払 済 の 前 払 珍 r/つ い て,7//」9r′ ユ乏 濠するツ妥忘 な い 64′ F9Fy71/1rryfyf/r療 ′ど7ι〃。)こ の限 りにお いては Rcftlndmcnt Cuarantecを 取得 してい た として も価値 のない もの となる。Buycrに 対す るフアイナ ンサー としては、 この Buycrの 不履行 をカバー し、船舶完工の後 リセールす る等 して実行資金 を回収す るべ く、建造契約 の地位譲 渡 を担保 として取得す ることとなる (落 合誠一 江頭憲治郎編集代表「海法大系」 (商 事法務)、 森 田果著第 一部 船主 船舶「造船 とファイナ ンス」161頁 ない し 1骸 頁参照のこと)。 20M年 に 発 行 され た BIMCOの NEWBUILDCON fonnに お い て は 、 Rcftlnd WG Foコ ■Jと い う)が Al■ ncx A(市 つ と して 添 付 さ れ て い る 。 -4- Cuarantecの フ オ ー ム (「 BIMCO (c)Refllndment Guaranteeの 文言 が不明確 な場合 にお い て、Rcalndmcd Guaranteeの 保証 8 BIMCO R/C Form第 2項 に お い て 「 TT 9 Frrcytlω うケ 知 ど IIP¢ 9y7麒鶴 猟よ/7/♂剰切 ,σ わ″ ρ♂Pttapγ οb//r9r2Pど 盟ο′以 ,%γ 〆 ♂ イ ユ″ b“αヮ //2酢 trryJfr"θ aω ,rracNr r9メ 字望/pF/烈 イブ 27/ ∝οコ効 力 br/yr/9rJ/J l y7pr/F力 θ肋 ′ “ ttC Formの 規 定 か らす る と、「 Shipbllilding い この BMCO て /rfb・ r2/2792′ 距 誘〃 わ ′ 定 され る。 Jと 規 ",γ ヵ 「解 Contlaclに お い て Buitdcrが 前 受 金 の 返 還 義 務 を負 っ た場 合 Jと され 、前 受 金 の返 還 義 務 さえ発 生 す れ ば 、 除権 発 生 事 由」 を限 定 して い る もの で は な い と も考 え られ る。 -5- 一 事 言 書 海事 法研 究会誌 海事法研究会誌 2013 8(No 220) 2013 8(N0220) ξ 的 リスクをとるよ りは、Shゃ b■lilding Contractと ReAIndtacllt ⑤ェ aranteeの 内容、文言 に飢競 が ない よ うに一 致 させ 、契約書 の文言 のみで確 実 に判 断 され、決着 の なされ る よ うに Rc色■ dlucnt Ouarantec締 結 の交渉、作成過程か ら慎重 に精査 されることが望 ましい。 の対象内 であ るか否 か争われ たケー ス として、英回の最高法院にお いて「 商取引上 の 常識 を考慮 して判断すべ きJで あ ると判 断 された Rail■ y Stt s A and ohers v Kooldin Bank(2011年 ■ 月 2日 英国 Supreme Collrt判 決)が ある。 造船会社 の責務保 貫 主 i庶告う と韓目造騒会社 虎 灌 彦 %.こ闘 ι、銀行 rグ つ ″三 ■ 例産 ιた の 念 貫主 │ま建造契約 ″ をナぢ舟 財 と買 主菟 だ発行 ιていた。老疹効 形` ″ 照 も 鶏 こ基 ゲきZ//い 踏価 の 払戻 ιを造踏会社 だ求わた″ガ がられなか つたの ■ こ請求 ιん ダ π が、保謝 │ま建造契約算 /rr′ 秦 を 買主 彦屎証状第 ′罠kこ武 ル 術 イ ″ ゞ― ιな いと主張 ιた。両当事者 │ま文言 の解釈 ,こ つい ての法 マ ノー ノャノメ ン トを 求めた。 ″ カ 妨 勁 争分 薇 考 理由 ,こ買主力濱 だ せ支彩 7_弦 必芝なつ秦々 が、″ 彦 "/ス 効 翔 勒 乾 た ときユ 才 スクザ秦 造船舘 力支 払不彦 とな った ときノ とた め、宏″ 「 建造契約 を解除 ιた 養 Hユ 荻 で│ま第 ′雰Fわ ″獣 契約速力 宇 の不だ を理由 77_貫三 カゞ 9■ mJ97 露歿あべ き蛮 ての金額 i述餌 五stt JE7効 ♭″ン ″ ′戸 /を 膨 警 物 え 買三カゞ ・r/ノ と/‐ Dて ,ユ た。 カθ働 ″● ま議取 ね ツ ″ ま第 ′夏 と開杯 み て、安行 の三 振 を 第 一審薄事法廷 でが、豹 財 ″ ′貫鷺 こ武 ι t/宏 ″ ナ必 どとだ か フ であ あとιて買主 亀式 だ、控訴院 でが、変雁 鋭 珍 鋒 ヽ こ ま無意味 と少あとιこ斯 右邪と ヽ 最高法院 ,こと ″ ιた。 盤釈 ιた。買主力` ″ 聘 彩 頂サ ″夕 をア 落 却決 丁二通 ク,こ解釈 約 ツ %文 言 だ つい てが、/緒 商取 〃 │こ矛盾 ι匁 、 べ き であ る。″ 一雰 でが、グ τ D報釈 だん 傷ゴ買主力壕 必故済 を歩ダ と ナあ造船会社 ことだ少必の で、銀行 の三 振 朕商取 亮 り 講議 であ の掛産 のときr7_焼膨 海 夢 嫁 レ。 ると断定 ιていた。控誘院 ″どの経験あ 奉繭事法廷裁 フ 菖の解釈 発 鶏 竹 ナベ きであ った。 ノ練 稼 ,ま筆者) 契約解釈 に際 して、契約書が存在すればその契約書 の文言が決定的重要性 を有する。 しか しなが ら、契約書 の文言 に曖昧な点や矛盾が存在 してい る場合 には、契約書以外 の証拠 の 利用が可能 とな り、上記 の判例 では「商取引上の常識 を考慮 して判断すべ き」 とされた点 で注 目され る。 当該事集 において、Shipbuilding Contract上 は、Builderの 破産手続申立に よ り前払金返還請求権 が発生する こととされていたが これに よ りBwerに 解除権 を与 える ものでな く、一方、Rettndmcnt Guaranteeに おいてはその保証対象 と して「Shipbuilding 「Bullderの 破産 Colltractに おける Buycrの 解除権発生時Jに ついては明記 されていたが、 い い 手続 申立時Jに ついては保証対象 として明記 されてい な と う点があ つた ものである。 当該判夕Jも 示す ように、 ■のよ うな場合「商取引上の常識を考慮 して判断すべ き」 とされ つる 当該条件 の概要、判決の概要 について、海事法研究会誌 No 218(2013年 2月 号)に お ける高坂昌明氏 の判例紹介 を次の とお り引用す る。 Buildcrの 前受金返還義務 と保 証義務 との関係 ―特 に無因保証 (dctland guarantcc)で ある か否かの検討 (a)B前 ldcrの 前受金返還義務 と保証義務 の関係 ―問題 の所在 RcAIndntcnt marantecに おいては「Buyerと Bllklderと の間に Buyerの 解除権 を争 う等、 保証書発行者 の保証義務 の存否 に影響 を与えるような事項 についての論争が発生 して い る、あるいは、紛争手続 きの係属がなされてい る場合には、保証書発行者 は義務履 行 を留保す ることがで きるJと す る条項 を定 める こと も少な くない。 Refllndment Guaranteeの もっ と も重要な争点 の一 つ は、保証書発行者 の義務が Buycrの 単 なる請求によ り履行 される こととなるのか、あるい は (11)Bulldcr(主 債 務者)の 義務 が独 立 して仲裁あるいは裁判 において確定 されて、かつ、Bllilder(主 債 務者)が 支払義務 を牌怠 し、その後二次的に請求 され うるものであ るのか、 どちらの 義務 を負 うものであ るのか とい う点である。すなわち、当該 Refulldlnent G■ larantecが 無因保証 (demalld guaradec)で あ るか否 か とい う問題 で ある。 (b)無 因保証 (dcmand ttarantce)に ついて ―一般論 (i)日 本法における「保証」 の場合 には、保証債務 の附従性 により、主たる債務が存在 しなければ保証債務 も存在 しないため、仮 に、Reandment Guarantecが 日本法にお ける「保証」 と解釈 される場合 には、特約がない限 り、Refundment Guarantee発 行 者 は Builderの Buyerに 対す る前払金返還 義務 について争 いがある場合 には、保証 履行 をす ることは困難 となる。 (I)Reanldme証 Guaranteeに おいては、実務上、上記 (b)(1)の 日本法にお け る「保証J を採用 し、ユ つ、特約の定め もない もの とすることは多 くはないと考 え られる。む しろ、当事者 としては「請求払無因保証Jな い し demand guarantteの 性格 を有す る と考えてい ることが多 い と思われる。 「請求払無因保証」 とは、 「飴 契々、請負契約 宇の責務者 の廣務不履行力ゝろと デぢ 賃潅者 の要害 を盟察 ナあ孵 物 舟 藤 効 で、虞権者 カ ー定 の要作 を妊甦 ιたき類 を 提示 シ ば 宏″努影を t賃務者)だ 実際 だ廣務不履行力瘍 っん 擢 診 だみみわ ク な て蕊 入 が資権者 β え 鶴定 の金額 の支払斎疹 を資 夕J(江 頭憲治郎署「商取引 法 [第 7版 ]」 (弘 文堂)、 180頁 か ら引用)と される。 る可 能性 が高 い ものとは思われるが、 このような解釈論 に立ち入 って時間的あ るい は結果 -6- (1) - 7 -― 2013 8(No"0) 「請求払無因保証」 ない し dcttand guaranteeの 場合 には、保証書発奪者 は、原因関 係 上の債務 の存否 、紛争 の有無にかかわ らず、保証履行 されてい る請求が保証書 に 記載 された要件 を充足 してい るか否 かのみを確認 して、請求者 に支払 い をす ること がで き、保証委託者 に対 しそ の金額 の返還 を請求 で きる ことになる。 したが つて、 次の ような機能 を有する。 F ・ ≡⋮⋮⋮喜▼ ま怠とと, 海事法研究会誌 海事法研究会誌 2013 8(No 220) 最 も顔 者 とな るの は、Bllycrと その フ ァイナ ンサ ー 間 の フ アイナ ンス 契約 にお い て 、 Shipbuilding Contactが 解除された場合 には、Bじ 1lderか ら前受金が返還 されるか否 かに拘 わ らず、Buyerは 前払金支払 いのため に既 に借入れ済み の金額 をそのフアイ ナ ンサー に対 して直ちに返済 しなければならな くなる場合においてである。 (工 「 ①受益者 だとっ ζ 原医関係 上 の賃務 の海 昇 つ き尭益者 と県証委託者 聞 だ ζ ダ 作 を力だ ιた 書頚 ざ姥ガ魔テノιば 疾 妻 い″湯 つても、冗訂狂 だ記載 されス でき I流動牲機能)ノ テガ どと″ゞ う簡易 遇 身 こ支払 いな野 ′ 証人 形】 尺 で疹必銀行 だ とつ a原 因関係 二 笏 攀 塵 箸 必 力 %ご とを芝 ケ できる 1転換 猪賜 、といった経済蹄機能力湯 ク、ガ /テ とιてた、を だ、 ガ どと形ゞ 】 施 笏 鯵 効 嘘 た、獄愚弱係 上 の当事者 雰 静 だ諷わ あ どと少 て、受番者力 詐欺行為 青求 厚体カミ 功 磁 洗 議 惨 笏 庖ジダ 作 を充足 ι/‐ 講燕 rた だ ι、言 j/71ゞ 娠 か宥 ら であ た疹今 を於 て。 ノ のみだ ιた″ち て宏Z腐彦 あ蜃π さえ 】 れたため、う η膨 渤 勢 栄 とテる海 湯 毎 ″ メ タな原因関係 だ つレ ての判 /だ つい て 籍 つ孵 や彦″ を要 疹 ιていな てて b然 粋 P/_´ 移 メ クか吻 可能 となった bの であ ク、ズ チ和 安″タデ/笑疹笠″戸宏訂 宏語 をナお こと″● ちの であ 名姿上 丁稔ととなってレ】 つ′膨ワtの 努π を彦イル&務 とιて″ 夕ごと″デ たっ ノ 平成 ガ 卒 ノガ %/7大阪高裁第二民事部判決 、割決雲由第 ′=ゑ 金融 iO照 /_‐ 商事細例 ′解 ;〃 Я 茸 クテ1用) )Builderの 立場 規定 され た文書 を提 出す るだ けで支払義務 の生 じる「 請求 によ り直ち に支払 うJ とい う保証文言 は、Bulldcrに とつてはで きるだけ避けたい。すなわち、Buildcrは 、 Shipbuilding Conttact上 の Buyerの 解約権 について正 当 に争 つているに も拘 わ らず Buyerが 前払金 の返還 を受けて しまう とい う事態 はで きるだ け避けたい ところで あ る。 特 に、Refllndmcnt Guaraatccの 受益者が いわゆる「SPCJ(特 別 目的会社 )で 、財 Builderが 、 Buyerの 主張 していた解除権 は発生 してお らず、 産 も持 たない場合 には、 返金する必要 はなかったことを後 に紛争解決機関 にお いて証明で きたに も拘 わ ら ず 、単 に請求 しただけで既 に保証書発行者 か ら B■ yerに 対 して支払われて しまっ てい る払戻 金が回収不可能 となる !と い うことも発生す る。 また、Buycrに 対 し て「請求時払 いJの Retlndtllcllt Cruarantccを 発行 した銀命 (Refundment B血 k)と しては、Buycrが 一定 の形式 を備 えた請求 を行使 して きた場合 には、Builderの 前 受金返還義務 の帆証履行 として、Buyerに 対 して前受金返還 をしなければならな ▼ヽ。 (lil)な お、保証書 の準拠法 により保証書 の解釈が異 なる ことがあ りうるため、ICC請 求払保証 に関す る統一規則 (URDG758)。 が制定 され、保証書 にお いて「URDG に準拠す る旨を記載す る」 ことで請求払保証 の取扱 いの標準化 と解釈 の統 ― を図 Ю るよ う試 み られてい る 。 ― Reftlndmcnt GuaraDtccと 無因保証 (dema・ ld guarantcc)に ついて それぞれの観点 (1)BuyCrと そのフアイナ ンサ ーの立場 Btterと そのフアイナ ンサ ーの立場 か らすれば、Builderに 前受金返還保証義務 が実 体的 に発生 してい るのか否かを確定 させ る法的手続 きが終了す るのに要す る期間を 待 たず に、Buycrの 前払金 を返還 して もらえる ことが確実 となるような明確 な「請 以上 の観点 か らす る と、県証状発行銀行 を「無 因性保証J、 すなわち、原契約 と は独 立の形 式的で簡単 な要件 を定め、そ の要件 が満 た されれば県証銀行 の支払義 務が生 じる としなが らも、「Buyerと Bullderと の 間に Buyerの 解除権 を争 う等、 保証書発行者 の保証義務 の存否 に影響 を与 えるような事項 につい ての紛争手続 き の係属 がなされてい る場合 には、保証書発行者 は義務履行 を留保す る ことがで き るJ、 あ るい は、 「保証書発行者 は、Buyerか ら請求 されてか ら 30日 以内に支払を しなければならない、ただ し、Builderの 当該返還債務が争 われてい るとの通知を 28日 以内に受け取 らない場合 に限るJ等 とす る条頂 を付加す ることによ り、少な か らず実体 的紛争 に則 した合理的結果に近づ き、無用の求償 の繰 り返 しを避ける ことが可能で ある と考 えられる。ただ し、当該文言 は、Builderと しては是非追加 したい文言 ではあ るが 、上記 の通 り迅速、簡便な資金回収 を必要 とす る Buycrと 求次第払 い」 の証書 を取得す る ことが最 も望 ましいことで ある。 この要請が実務上 tCCJ)が 発行する請求払保証に関する統一規則 はで L121肋 卿魚r/csル ゑ 期 初 ど σ,p切 ″θ♂ (URDG))は 、 URDC458と し て 発 行 さ れ た 後 、 2010年 に URDG758が 4歩 正 版 と し て 発 行 9 1ntematton』 Chatalber of Commercc(「 されて い る。 い URDG758は Unicd Natlons Committon on llltcmatilynal Tladc Law(UNCITRAL)に お い て も採択 されて い る。 保証書発行者が ReFundment Cuarantccを 発行す るに際 しては、Bundcrか ら約 定書 の 提 出を受 け るこ とが一 般 的であ り、保証書発行者 が相 当程 度 の注意 を もって RcnlndIDcnt CJllattFcを 履行 した場合 には、保証書発 行者 は Buildcrに 対 して求償権 を持 つ こととなる。保証書発 行者 の求 償 を受 け た Buildcrは これ を償還 しな けれ ばな らな いが、Buycrに 結果 と して前受金返還請求権 が発生 して い なか った場合 には、BⅢ Jdcrは Buycl に対 して この 利得 を返違す る よ う請求す るこ とになる。 しか しなが ら、B uycrに 十分 資力 のな い場合 には結 局 この リス クは Buildcrが負担す る こ ととなる。 して は この 文 言 を受 け入 れ るの は容 易 で は な い と思 われ 、 この 文 言 追加 に関 して も実務 上 は個 々の 交渉 が 必 要 な事 項 とな る。 パ ナマ法 人 Buyerと 日本法人保証状発τ銀行 との間の英国法 を準拠法 とす る Refundment Guarantccに ついて、 日本 の裁判所 により無因保証であると判断 された裁判例 (平 成 11年 068号 45頁 以下、Ref■ lndment 2月 26日 大 阪高 裁 第 三 民事 部 判 決、 金 融 商事 判 例 上 Cuaralatccの 準拠法 は英国法) 当該事柔 は、Buyer(パ ナマ法人)と 保証状発行銀行 (日 本法人)と の間の英国法 を準拠 法 とす る Rttmdmcnt Guaranteeに つい ての解釈が問題 となった。 まず 当該 Rcfundmcnt Cr■laranteeに は以下の規定があ つた。 (う ξガ ι 「控訴人 修叫 筆者追記)形 ミ 腹控訴 人 紘 姦 葬 笏 鋸 ← 筆 者老″ ′ こ対 ナ必造船代 金議払金返遣請求権 豹 幣 テあ力 妙 至 った`事 控訴人 ″寺 阿遊歴 ケ 'こ 〃み こ茸って右前払金返違需求 をι/_‐ ハ請求 寺圃造船 ,こ対 ι隷琶 ヤ 清匿 び控訴 入″` ど力 対 ナあ″ 発 勤 支 払 われ かか った ろ ア滉 ″ た 手周造踏 力ち 右前払 金及 うド 'こ 事実 を記載 ιた書面 を芽″ ナ必 どとだメ ク、擁控訴人 が、控訴人″ぢ 妻面 を提鵬 ιた ″ 鯵 〃 厚タカ だ、控訴入 │こ対 と、右前払金及 ひと ″ 対 ナ汚″ 富珍 を支払 'こ 夕 似 入 な請求 〒笏 を 第 二頁請求こ とレウ 。)。 」 (平 成 ■ 年 2月 26日 大阪高 「 裁第三民事部判決、事実第二-1(二 )参 照) ξが、/7買 0レz例 27/4汚 77r4Tわ をだ と、深 のどとをすだ こう 「 本々宏″ズの J耳 ′ "Й 子 ま造船者ハ ん 彼 勤 接 絡 燒 詐 碁 、 秦々 とι茸九 ノノ 2態 諮 務 ケ ム 0買 =ズ 励 参 効 暗 賃務 局 巽 鰺 与え ぢべ き妻項 を眸裁 だ″影 ι、か つ9造船 者敗訴 の ゞ ξル 最終裁決 が さ″、み冥 効 鯵 秘 燒 グ され つ 鯵 ア汀〃力 だ造船者み控訴人 ″ いつ ιて裁定 定 め ら″た と方 クの返遺全 を支払 わか堤 霧 淮 が、抜控訴人 が、 ウ,こ控訴人 │こ対 ι 経通 ιてみ ら Fど 厚〃与 た ても控訴人 の要求 だ茸 ク、ア厚の期閥力ゞ ///え 右講求手続 を 霧 ある ノ との記載力ヽ つ 》 ち裁定 かされた返這金 をX/_/夕 。 請 求ノ と い 夕。)。 」 (平 成 11年 2月 26日 大 阪高裁 第 三 民事部判決、事実第 /「 r/_‐ /π =買 二二 )1(― )参 照 (主 張 ) (iti)第 二頁請求部分 に「オ ン デイマ ン ド性 を示す文言」があ る以外、 その他「原因 関係 と無関係 の保証Jで あ る ことを明確 に示す文言 はな く、かえつて、「本件造 「本件造船契約 の規定J 船契約 の規定 に従 って」 とい う文言 が挿入 され、か つ、 も特定 されて引用 されてい るものではある。 また、当該事条 にお いては、Buycrが Bu1ldcrに 対 して ロン ドンにお いて仲裁 を申 し立 てていたが未 だ最終裁定 の下 される前 であ つた。 これ らの事実 を前提 にBuyerは 保証状発行銀行 に対 して第二頁請求約定 に基づ く請求 を 野 彊醤竜遊重≪どξ 笠 海事法研究会誌 2013 8(No 220) 海事法研究会誌 2013・ 8d0220) した。 これに対 して保証状発行銀行側 の主張は主 としてル でが少 てヽ ゞ 原因関係 つ %本 件造掬 合契約 だ _/ク 、Tを 筆者 追記>″ /pり 針 筆者追記) ,こ対 ι造船代金前払参 の 髪 藝 移 を資 夕ことを講提 とナあ むつ つ シ 、/″ 遊 才を F_T こ支払 夕べ き前払参 を支払 わ /rみ ″ ν を′ Tを .ま有効 だ狩 鶴 擁 封 姥 解除 ′ ″ "、 で、 本作歳払参 嬢 黎 移 農 機 宅 ていな いっ」 (金 融 商事判例 1068号 45頁 ない し47頁 、 平成 11年 2月 26日 大阪高裁第三民事部判決に対す る解説「 コメン ト」 よ り,I用 )と い ▼ う、 いわゆる本件保証 が無 因保証 であ るか否 か とい う点 と、 「本作だ´ い てが、/″ ゞ /BrrF/J9r‐ ン がンだお い て Tを を穏手 とιて障裁 を″ ι′ ててい必″】 ら、″勇 瑞 詢 ∽ みが 丁能 jら でああバ と 疹統 ″の最終裁定が かい″ 、/の支払賜 イを4ι ていか い。」 (同 「 コ メ ン トJよ り引用 )と い う点で あ った。 これに対 して本判決は、Buycrの 控訴 を容れ、 抹証状発行銀行 の保証義務 を認めた ものである。以下、各争点 に対す る当該判決の要旨 を、金融 商事判例 1068号 45頁 ない し47頁 、平成 ll年 2月 26H大 阪高裁第三 民事 部判決に対す る解説「 コメン ト」 よ り,I用 す る。 <争 点 1:当 該 Reftlndlnett G■ larantccが 無因保証 であるか否か > ま、銀行 とっ a原 因関係 ′ こ煩 わ さ″ 才 舟 酵 著 と履行 翔 布 7_ユ 必無因保護 そ ιて免責 穿 %メ グッ ト″瘍 逐反万、寮 πが冗扇軍痴上 のカチ を放棄 丸 従 とだ茸 7_‐ ク尭益者 だとって.ま螂 結 π豹 勒 %場 だ ナガ bの であ必″ヽ ダπ だとって危険牲 力ゞ 大 きい もの つ シ 、宏″荻″だ 々秦々 でノ と〃π宏7で 疹ガ こと をア″ ,こ示 ナ /「 文言力婢 渉 修 どと″ν ノιtt ιみ ιな″ゞ ら、莫Ξのツ〃 翻 決え でヲ,用 ιて いぢ bり を分 の が、 無条 /1/守 との文言 の記載 が 少 て、″琥 って、原因関係 7_ 「 9町 た記載 や、戸 ′こが宏謬ケ「こ基 ゲ て銀行の支払 嘉彦が冗5呼〆上の事曲 ′こ条々 ″ ル れ てい落と b読めたメ タな文言 殉 r7ι た記載ヵ瘍 落宏訂ナ だ つレ│て む無困 r 冗ア と認 め ていぢ。本狗 絢 勃 κ b,広場 物 確 無脚篠 つ宏7で あ あどとを刀″′ まな て、ん わ ■ /「本々せ″望ル の規定 tこπ ってプ との文言ち渉 ス ざ/Z、 テ娠 髯 か つ、本々老たえ力 の班定 bをだ され て,I濡 され ていぢ″ヽ 本粋宏″ただ メ逐宏Z が、膨 邊 勢 該 彼 閉 θ θ″ 7P2切 ιttυ つ ク 、オ ン・ ディ マン ドを を示 す文 /7・ 豪 娃 漕 ″ ていることと 1第二買請求部分)、 九 勢 毯 修 勃 と ιてみあ と、本々 を授子 できあ。 少お、本 宏矛 が、笏認▼浸彩拓擢 ケ /rレ 】 ンワ▼歩帝どであ るとい ,ど と″ゞ い 驚 ′ ま とιて の 々殆 励 癸回法 を準整法 選択 ιて た″ ・ら、当事者 ル どヽ 力 な″膨 7_か わ 笏 バ その法約性質tま莫目法 使 目 のツカク だπ つて決定 ざ″必べ きである。 ノ (下 線 は筆者) <争 点 Z仲 裁係属 してい る場合には第三買請求 のみが許 されるのか否か > こが、/物 0フZ慶つ ИL脇4ン T″ を4ガ わをだ ι、旅 のことな 鯵空 芋暢隷捺 顔珍 邑醸 ヽ こ続 ぐ〃 翔 撃 々 とι〆 記載 され て残 ″ ミ ご″が、夢 =買清求 7分 だ直接 孝 "と ていること,第三頁請求条項 の内容 後 の 2´ が、シ 独 π 分 と ιて記載 され 】 励 〃 鬱 つノ とい 夕文言 で接続 さ/Zて いぢことか らテぢと、第三頁請求 が、第二 霜 響 露 穏 0) 海事法研究会誌 鷲 海事法研究会誌 2013 8(No″ 2013 8(NO効 0) ξ 藍 豪 革 あ るか否 かその法的な性格が不明確 とな り紛争 となった条件 で あ る。本判決 は、保証銀 た 行 にとっての危険性 の大 きさを引 き合 い に「″励 緬 庶 蒻 る ことを明確 ′/yhケ文言力ゞ ガ される こと形誓 〆ιい」 と述べ 、その形式的文言 の重要性 を喚起 しつつ も、英国の判 例 において 同様 の規定がなされてい る保証状 が 問題 となった事柔について これを無囚保 「「無条件 で」な ど無因保証 である ことを明確 に示 証 と認 めてい るもの もあ ることか ら、 奮 原審判決 は「保証状 は無因保証 と解釈 で きない、前払金返還債務 の存在 について主張、 立証が必要 とす る」旨判断 した ことに対 し、上記 の とお り大阪高等裁判所 は、保証状 は 無因保証 であ るとの判断をした。本件 は、上記保証状 の PROⅥ DED A瓜忌 S THAT以 下の表現 の存在及 び「本件造船契約 の規定 に従 つて」等 の規定があるため、無因保証 で 檻 声 ナ6秦 々 とιて記載 され てお ク、そどの三 つの秦々方べ てを充足 方おど 魏 ユ 限な とわ め 肇 鯵 あっその 夕ちの一つの条々のあ つたことたデア́で,第二買請求カ鋳可 いと,■除 渉 %と 〃 チ汚どとば待 Iな いっ」 上 記 の 文書 に関 し、 ① か ら③ の 順 に これ を請 求条件 文 書 と して要求 した場 合 の Buycrの 負担 が大 きくなる。上記 の よ うに、請求払無 因保証 は、保証状 に記載 され た形式的要件 を充足 しさえすれ ば支払義務 を生 じ、原 因関係 の実質的調査能力 を有 さない者 も保証状 を発行す ることがで きる、 また、受益者 (Buyer)か らすれば保 証書発行者か ら衝易迅速 に支払 を受 ける ことがで きる、とい う利点があ る。 しか し、 逆 に形式的要件のみで早急 に保証履 行 して しまうと、実体判 断 との乖離 が起 こった 際 に求償 の連鎖 を生 じ、無用 の紛争 を意起 す る とい う側面 もある。 この有利不利 を それぞれの当事者 が 考慮勘条 し、迅速、簡便性 と実体 に則 した結果 との調和 を図 り なが ら実際 の Rctlndmcd Gualantccの 文言 につい て交渉作成 して い くことになる。 _‐ (ii)BIMCO R/G Formに 勿 ヮヵ どF9/r/7θ 5コ 盟 θ お い て は、 第 2項 に お い て 「 rrp"″ cerpr♭ ン Lrs加″ ヵ v οF2 tttθ ね,9rヵヵ ,2,9ρ /例 r2ど 笏 p,ど 4fr9r/9う ン 1/97解力 拓 r ttθ Bv7/J97 F9/″″ン タ9/Pr)」 と規定 し、受益者 (BuyCr)自 身の作成す る書類 のみを条件文書 と す文言が使用 されてい ないことや原因関係へ の言及があることは、必ず しも当該保証状 を無因保証 であるとする ことの妨 げ となる ものではない。Jと して、結果的に文言解釈 のみには依 らず、2(1)(c)に 記載 した Rainy Sけ 判決同様 、実質的判断 をした もの と す るが、単 に保証銀行 に対 す る支払 い請求 のみでな く、Builderに 対 して返還請求 をした書面 の写 しをも求める ことにより、多少 の歯止めをかける形 となってい る。 考 え られ る。本条件 の結論 は実務 を踏 まえた正当な もの と評価 す るが、Rcfundment Guaranteeの 文言 の重要性 を考える機会 となったもの と思 われる。 筆者前払金返退保証書標準 フォーム第 3項 においては、保証書発行者 に対 して提出 「BuyCrの 書面 による請求書J及 び「Contract第 [● ]条 に従 い す る文書 と して、 Buyerの 払戻請求がなされた こと及 び Buildcrが 当該払戻 をなさなかったことJを Buyerが 宣言す る書面 を挙げてい る。 Refundment Guaranteeの 条項 、文言 についての検討 上記 の とお り、Rcttndmc苗 Guaradeeが 機能す る局面 については様 々な争点、検討事項が 想定 される。 これ らの想定 される争点 を踏 まえて、Ref■lndment G■ larantccを 作成、締結す る際に協議、交渉す ることを検討すべ き条項、文言 について以下に検討す る。筆者が作成 ー してい る前払金返還保証書 の標準 フォーム (以 下「筆者前払金返還保証書標準 フォ ムJ とい う)を 本稿末尾 に添付す る。 (1)Buycrが 支払請求 をする場合 に保証書発行者に対 して提出す る文書 (2)保 証履行がなされるのは契約が解除 された場合 に限定 されるか 上記 2(1)(c)Rainy S,判 決で も問題 となったように、仮 に ReflIIldnlent Gu盛 敲 e における返金 条件 と して「Shiっ bullding Contract第 ●条 に従 い Buyerの 解除権が行 使 された こと及 び Builderが 当該払戻 をなさなかった こと」 とい う表現がな され、 かつ 、ShiPbuilding Contractに おいて、 「Builderに 不測 の事態が発生 した場合」、す なわち、Builderに 信用不安が発生 した り各種倒産手続 きが申 し立て られた りした 場合 につい ては B■ lyerの 解除権発生要件 として明記 されてい ない (た だ しrcftlnd要 であるとして も、同書 において、B■ lb erが 支払請求 をす る場合 に保証書発行者 に対 して提 出す る文書 を明記 して い るのが 一 般 である。要請 される文書 は、個別 の 件 にはなっている)場 合 には、形式上は Reftuldment Ortlalakxteeに 基づ く返還義務が 発生するか否か明確 ではな く、Rettndmcnt Guarantccの 請求 の対象 となるか否か争 いが生ずる可能性がある。 Refundment Cuarantceに 合意 された文書 が明記 される こと (Buyerと して は検討、 注意が必要であ る)に なるが、一般的に次の文書類型が考 えられる。 しか しなが ら、Builderに 倒産手続開始が申 し立て られると、通常 は保全処分命令 (1)前 記 の とお りReう undment ① Cruaradtecが 「請求払無因保証」 ない し demand guarantee 受益者 (Bllycr)か ら保証書発行者 に対す る支払 い請求書類 のみ , ② 上記① と共 に受益者 (Buycr)か ら保証書発行者に対 して原因関係上の債務不 履行があつたことを表明する書面 ;あ るいは ③ 第三者機関の発行 した証明書や仲裁判決等を求めるもの が 発令 され、Builderに よる債務 の弁済等が不可能 になる等、Buildcrの 信用不安、 あるいは Buildcて が破産手続、民事再生手続、会社更生手続開始 を申立てた とい う 理由のみで、Buttrは Shipbuilding Com“ tを ,方 的に解約す ることを検討す る、 あ るい はこれ らの事実 をもって直 ちに Refundmelat OTllaranteeに よる保証履行 を求 めた い ところである (筆 者前払金返還保証書標準 フォーム第 2項 の記載参照 のこと)。 海事法研究会誌 海事法研 究会誌 2013 8(N022o) これに関 して、上記 2(1)(c)の RaⅢ S,判 決な どの最近 の判例 に鑑 みれば、 た 「実質的 には えeFundmcnt Ouarantcc とえ曖昧 な文言 により紛争 になった として も、 に基 づ く返退義務が発生する典型的 な場面 であ る」 として容認す る判断がなされる 可能性が高 い とい えるが、Btterと して は、判断 までの時間的 リス クを考慮 して、 「Shipbuilding Conttactの 条項 に従 い Buildcrに 対 し解除権が行使 された場合」の他、 「Bu■ derに 不測 の事態が発生 した場合 にお いて Buycrか ら Builderに 対 し払戻請求 がなされた場合 Jを 含 む旨、明記付言す ることを協議、交渉す ることを考慮す るこ とが考 えられ る (筆 者前払 金返還保証書標準 フォーム第 2項 の記載参照 のこと)。 ある。 (1)こ の 点 に つ い て 、 BIMCO 理 鍵躍 R/G Formに Jう ヲοtt rbrf G″ 盈鞄 "θ 'ね お い て は、 第 (筆 者前払 ; 上記 に追加 して伸裁等 の紛争解決手段 において Builderに 支払義務 の確定 した諸費 用等 も保証 の対象 とされるケース もあ る。 4頂 に お い て 「 働 ヶ "r r9 訪 2ツ γr9/2ppヵ rr2偽ゃc wry/滋 9カ懸rゎ οffr7r〆 /2/J7f b/ヵ ″ /b/r//θ ≠脅 匁 ω ′わ μ 〃″ 甑 r99ぢ 顕 ど 歪ジ 濫 c益⊇力%ど 紗 J9/7距γ 〆 カウ θ /fJs9/η ″ ど2ε σψ ″2∝ のrr/29ラ る翻 r7yθ Btr//JFr″ ケ 西 〆 〕T翻堕 ,s9rrPr9」 ″ れた も暉 で ,孔 ′フ ι距 フ れ万み 勉ク あ 箸 r/P,ん ■袈 修 9ち 〃ο ″野 2F9/r/2θ f9r7滋 θ励″ 功 κ οFaツ γ 宏 ″わ れИ∽ r/S謙す穆υ 脆野 2FF9r OIrゎω ″r〆 ′励 9盟 盟 ど力必 保証書発行者 の保証 は、以下 の金額 の範囲 とされることが一般的である 金返還保証書標準 フォーム第 2項 の記載参照の こと): ① 解除の際 に Buycrに 返還す るべ き船舶引渡前 の分割前払金 の総額 ② Shlpb五 lding Contractに おい て合意 した、 これに対す る利息。 ttOd〆 7pFrr/rr/〆 ヵね 敵 とοF2り JD″ ♂め どぢ ο7/Pr/7, `力 蕊 r9Fs/72F/廃 9xrerfJ9」 卿 ″ 加 ゥ ω “ /77ル BIMCO R/G Formの 規 ガ す 肪θぬ ν施 力βd ttω ゑ カ タ お ね 盟 力″ 定 さ れ て い る。 こ の 盈,ど И9節 2略 ρ 万力を ねヮ塑ο″ιθ μ rr9・ V7//b9郷 ″孵ど力 ′θ,9増 傷,¢ И 筋 筋, b99/7“ ク7r9」 力 ど肪′r sp栃 あ ク rrp転 加θ /F J4PJ/J ¢ V五 滋 ノ 修 η ´σう訊ο圧 」 と 規 定 か ら す る と、 当 該 RefIIndment Guarallteeの 確 定有効期 限 は契約引渡 日の 300日 後 まで とされ、仲裁等 の紛争が存 在す る場合 には、当該紛争の最終確定後 30日 まで当該 Rcauldmcnt o■larantccの 有 効期 限が廷長す る ことと されてお り、 これ らの考慮要素 を加 味 して い る もの とい える。 (h)請 求期 間 とそ の他 の必要書類提 出期 限に関す る裁判事例 (4)期 限を設けるか (Expry dttc) 瓶 G■ larantccの 効力 を延長する旨記載す る ことを検討す るべ きで を F9r ttc/脅 タッ塑 ん ″ ,っ 〃οr肪 9 DP//J9r筋 2′ ′Ozr p砿 と (3)保 証 の範囲 (1)Rc仙 る期 間は Rcttndtncllt 2013 8(N0220) mc五 Guaralatceに は 通 常 、「 本 Leter ofGtlarallteeは 、 本 LettcF of Guaranteeの 締結 日か ら (a)Btterが 本 Lettcr of C」 uaranteeに よ り保証 され た全 ての金額 とこれ に つ いて 発 生 す る利 息 を全 て 受領 した時、 あ る い は (b)Buyerが Shipbuilding Contractの 条項 に従 つて Vcsselの 引渡 しを受 けた時、 のいず れか早 く到来す る時 ま で有効 で あ る」 との文言 が規 定 され て い る (筆 者前払 金返還保証書標準 フオーム 第 6項 第一 パ ラグラフの記載参照 の こと)。 Ostfmcsischc hrolksbank E G Ⅵ Fortls Batt N V[2010]に お い て、必 要書類提 出期 限につい て も取引 の実情 に即 した 「合 目的的Jな 解釈 をす るべ きで ある旨判断 さ れた。 上 記事実 では、Buildetの ための前 受 金返還 保証 は、Buyerが 「有効 な請求 」 をす るまでの最終期 限 まで 15日 間 しか残 されて vゝ なか った。 また、Buycrの 解 除権 Buycrは 船級協会 か ら「本船 は未完成 である」あ るい は「基 が争 われた場合 には、 づ く Shipbuilding Colltractの 規定 に従 つて い ない」 との証明書 を取得す る必 要 が ただ し、上記 の規定 では、保証書 を発行す る金融機 関 としてはいつ までが与信行為 で あ るか明確 ではな く、実質 的に無期 限 の保証 となって しま う可能性があ る。 この 点 につい て、保証状 を発行す る金融機 関 としては通常、与信期 間を明確 にす るため、 ある旨規定 されて い た。当該事案 にお い ては Shipbuilding Contractの 解 除 の後、 保証書発行者 へ の支払 い 請求 は 15日 以内になされたが、船級協会 の証明書取得 確 定期 限 を設 け る ことを望 む のが一 般 的 で あ る と考 え られ る。 これ は Rcfllidmcllt Guarallteeに お い て よ く争点 となる点 で あ るが、例 えば上記規定 に付加 して、当該 はその後 とな ってお り、保証銀行 は、 「 当該保証 にお い ては船級 協会 の証明書 に つい て も必 ず 15日 以内に提供 され る必要が あ る と解釈 され るべ きJで あ る と主 ReFllndmedt Ouaraateeの 有効期 間 を、通常、船舶建造 、燒装 に要す る予定期 間に、 遅延す る可能性 の あ るい くらかの期 間 をプラスす る。ただ し、「全体 としての最終 期 限」 を設 け る ことで保証状発行 金融機 関の要求 とのバ ラ ンス をとる ことが考 え ら 張 した。 れ る (筆 者前払 金返還保証書標準 フォー ム第 6項 第ニパ ラグラ フの記載参照 の こ と)。 また、当該 Rcindment Gualanteeに 上 記 2(2)(c)(li)に 記載 した よ うな「紛 争継続 中には保証義務履行 を留保す る」 旨の規定 が なされて い る場合 には、紛争 の い 長期化 によ り ReAllldment Gllarantccを 無効 としない ために、仲裁や紛争 の起 きて -14- この事案 にお い て、裁判所 は、保証書 につい て「不合理 な解釈 す ることを回避 J す るべ きで ある、保証書 の合理的な商慣習 に従 つた解釈 と しては、Buyerの 保証 書発行者 に対 す る請求 は 15日 以内 にな されるべ きであるが、 この状況 にお い て Buycrが なすべ きことは、船級協 会か らの証 明書 を上 記最終期 限内に提 出す る こ とではな く、船級協会か らの証明書 を「合理 的期 間内に取得す ることJで あ る と -15- 海事法研究会誌 2013 8(NO効 海事法研究会誌 0) の規定 を付加 してお くことが紛争時の手続 き衛便化 のためには有用で of proccss)」 判示 した。 2013 8(No 220 ある。 (5)そ の他留意す べ き条項 変更 (a)譲 渡可能条頂 (Shkpbu」 dlng contaoの 変更 の場合 ) R訥 mdment Cuarantecの 規 定 と して、「Shipbutiding Contractの 当 事 者 に よ り いかなる変更がなされ ようとも、本 Lcicr of Cuaranttcは 完 全に効力 を有 し有効 で あ る。 Jと い うような文言が置かれる場合 は少な くない。 こ の文言があるか らといって直ちに無因保証 であ るとい うことはで きず、変更 された S■ わbuildlllg Buycrが 船価 の一 部 で も船舶建造 中 の フアイナ ンス を受 け る場合、当該 ファイナ ン サ ー に対 して この Rcalndlnc五 Guaralatceに おける権利 も譲渡担保 として提供 しなけ Rea■ndluetlt Guarallteeの 譲渡 につい て、 ればな らないのが一 般的である。したが つて 、 Shipbuilding Contractに お い て譲 渡禁 止文言が明記 されて い る、あるい はその よ う Contractに Shipbuilding Contractの 権利義務 の範囲内でのみ、 また これが立証 される限 りにお に解釈出来 るような規定が Shipbuilding Conttactあ るいは Reandmelat cuarantcc中 に記載 されていないことを確認す る必要がある。 いて保証書発行者が県証義務 を負 う と解釈す る余地 もあ り得 るが、少な くとも、当 該保証書発行者 の承諾 を得ず ShipbuJding Contractに 変更がなされ たとして も、 こ 二方、保証状 を発行 した金融機関 としては受益者が無制限 に移転す ることは避けた れにより当該 Reftuldmelat maranteeが 無効 となる との主張 を退 けることはで きるも の と考 えられるので、BIycrと しては有効な文言であるとい える (筆 者前払金返還 保証書標準 フォーム第 9項 参照 のこと)。 い ところである。 この Bwerの 必要な ファイナ ンス を確保す るための実情 と、保証 「inmder」 「any ttrd Pa噂 Jで はな く、 状発行銀行 の取引 の安 全のバ ラ ンス を鑑みて、 へ の譲渡 は可能 とす る規定 を用 い る ことが広 く受け入れ られてい るのが実情で あ る 「本 Lcier of Guaralltecに ついて、Buycrは Shipbuilding とい える。 この場合 には、 Contractに 基づいて Buyerが Buildcrに 対 して支払義務 を負 う分割払金 を融 資 した 銀行あ るいは金融機関 に対 して これを譲渡す る ことが可能である。 この場合 には、 」等 Buycrは 当該譲受 人 の名称 を書面 にて保証状発行銀行 に通知す るもの とす る。 ー ム 5頂 第 参照 の の文言 を規定す ることになろう (筆 者前払金返還保証書標準 フォ こと)。 こ の 点 に つ い て 、BMCOR/G り ,Ю ソI鍼塑 ない。 お い て は 、第 //P力 θ a勿 ク陸 悦,肋 た CtrprarPr99 5/22//″ 8項 に お い て「 Fr99//番sと騨 ttη す ヽι諺 ア 肋,肋η b/9カ ク 077/Pど ケ 冽リ ″ 9わ ,つ ど 切 F bθ Ⅲ9′ ど 42● '〃 ウ θassI騨 ∝ ″ su鉢電u∞ル 響И9∝ Jと 規定 され譲渡先 を限定 してい わ迎 “ ぬ sittef切 婢 ″ FpF9rcr7,鉢 fonnに 2SSigm977ち 2//rFF979rzσ θ♂ 力 r/frJ θ ,ぁ リヮカ (d) Shや bulldhg Contractに おける Buycrの 地位が移転 した場合 日本 にお いては、 当該地位 の移転が更改 (Novation)の 形式 をとるもので あれば、 原 契約 で あ る Shipbuilding Contractは 終 了 (民 法 5上 3条 1項 )し 、 こ れ に よ り Refdlldment Guaranteeも 効力 を失 うため、新 たに Rcfundmcnt Cuarmteeを 取 り直す 必要がある。 Shipbuilding Contractの 準拠法が 日本法である場合 においては、債務 を含 む地位の 譲渡が認 め られるため、Buyerの 地位が移転す る場合、実務的 には更改 (Novtti仇 ) を用 い ることな く地位譲渡により Shipbuilding Contractに おける Buyerの 地位 を移 転 させ ることによ りReftlndment Guaratlttcの 受益者 としての地位 も新 Bwerに 移転 される。 Shや buildillg Contractに おける Builderの 地位が移転 した場合 (b)準 拠法、管轄等 上記の とお り、 準拠法が英国法 となった場合「sccmdaり ♪arantOrJで あ るか「phmaリ obligor」 であ るか、 これが明確 となった場合 には効果 として明確 な相違が生ず る可 Shipbuilding Contractの 中途解約 による前払金返退について買主 と保証契約 を締結 した保険者は Shipbuildittg Con,actが 他 の造船所 に移転 して いる場合 に保証義務 を 負 う か 争 わ れ た 事 案 と して 、 Mertt Fire&MaHne lnsurallcc Co Ltd v Jan Dc Nur■ lV 能性がある。 しか しなが ら、 日本法が準拠法 であ つたとして も、解釈 を経て概ね同 様 の結論 となると考 えられるため、実質的 な相違 はない もの と思われる。 md Anr[July 21 2011,Com OfAppcal UK]が 仲裁判断が条約等 により他国 にお いて も執行可能であ る場合 には、管轄 を裁判所 と す るよりも仲裁 を紛争解決機関 として規定 してお く方が多 くの場合簡便 である。 ま 「召喚状送達場所 (scⅢ icc た、 他国の裁判所 を紛争解決機関 として規定する場合には、 とる ものであ り、当該約款が準用す る ICC統 一 規則 の意 図 は、BuildeVBuyOrの 契 約 に関係 な く「必要書類 」 の提 出 と「Buildcrが 返金 義務 を果 た さなか った こ とJ あ る 。 当 該 条 件 に お い て は 、 Builderの 地位移転 (韓 国法 に基 づ くもので あ った)は 保険約款 (保 険者が保証書発行者 で あ った)を 無効 とす る ものでは な く、かつ 、当該保険約款 は「要求払保証」 の形式 を を もって保証義務 を果たす もので ある として、当該事案 にお い ては保 険者 の保証金 海事法研究会誌 2013 8(No 220) 海事法研究会誌 2013 8(No 220) ツ 支 払 義務 が 認 め られ た 。 [参 考 資料 ‐筆者 前 払 金 返還保 証 書 標 準 フ ォ ー ム I 前払金返還保証書 (O Renmdmcnt marantee発 行 あ るいは実行 のための行政へ の手続 き 日本 にお け る Refuldnlent Cuarantceに 関 して は、当事者 の書面 による保証契約 (通 常 は Rcltlldmcnt Guaranteeを 発てす る こと)に よって有効 な Rettndment Cuaratatee として成立 し、そ の他 の行政官庁等 による許認可 の取得 は必要 ではない 。 しか しなが ら、国 によったは R誦 mdmellt Guaralltccが 効力 を有す るために行政上の 手続 きや許可 が必要 な場合 もあ り、事前 の調査、検討 に注意 を要す る。例 えば、 中 華 人民共和 国にお い ては、Bank of China、 Expon― ImPOH Batllt ofChina等 限 られた銀 行 のみが、当該銀行 ごとに割 り当 て られた金額 の範囲 内で Refullttelat Cuarantceを 発行す る ことがで きる、 とされてい る。その上、 この Reftlndment Cuarmtccが 有効 か つ執行可能 となるためには、当該保証銀行 の規則 に則 って、当該保証銀 行か らの 申請 によ り Sttte Administnion of Forettt Exchadlge(SAFE)に 承認 され、登録 され 憾 る ことが必要 である、 とされて い る 。 また、当該 Rcfllndmcnt Guarantccが 変更 、 移転 され る場合 には、当該 Rettndtllcnt Cuaranocの 効力 が継続 されるために、再度 SAFEか ら承認 と登録 を得 る必要があ る。 終わ りに 上記 にお い て記載 して きた とお り、Shipbunding COatract締 結 あ る い は船舶建 造 に際 し Rcfundmcnt Guarantceの 役害Jは 重要 で あ り、 そ の文言 によ り種 々解釈が分 かれ る可能性 も あ る。 また、最近、日本 の造船所が海外 の B■ lycrと の間において直接 Sh‖絋lding Contract を締結 され、Refulldment Ouarmtecを 発行す る機会が格段 に増 えて きた と聞 く。 また、 日 本 の造船所 の委託 を受け、 日本 の銀行 が Reful■ dlaent Guarmteeを 発行す る機会 も増 え、当 いて 職 らも この よ うな条件 の相 談 も増 えて きた ところで あ る。 この よ うな場 合 にお わる関係者 は、その文言 によ り種 々 b■l■ dhg Contract、 Reallldment Cr■ laraIItecの 発行 に携 Shや の 解釈 が分 かれ る可 能性 が あ る こ とを十分理解 した上 で、交渉 を通 じて適切 な内容 Reftlndmeat Ouarantecの 手配 をす ることを心がけたい。本稿 が、Sitpbuilding Contract、 Refllndment Guarantceの 発行 に携わる関係者 に対 して この ような取引機会 における検討、 交渉 の助けになれば幸甚 である。 1 弊行 は、 [● ](以 下「BwerJと いい ます)と [● ](以 下「Buildcr」 といい ます)と の間で [● ]年 [● ]月 [● ]日 に締結 された [● ](Builderの Hull No[● ])一 隻 (以 下「X/esselJ といい ます)を 建造 し売却す ることについての Shゃbuilding Contract(以 下「Contract」 と いい ます)に 関 し、以下 の とお りの Lcttcr of Guaranteeを 本書 によ り取消不可条件付 きに て発行 いた します。 引渡 し前に Buycrが Buildcrに 対 して支払 つた第 1回 分割払金 について、COntra悦 の条項 に従 い Builderに 対 し払戻請求がなされ、かつ、Builderが 当該払戻 をなさなか った 場合 あ ぢ い″βIP//J97だ 蔑産手続 、だ妻再生 デ泳 公種更生 手続開始 その鮨倒産手続 開始 カサ ι′ てら/Zた 場 解 材 い て鹿 //J97/‐ /ι 払戻請求力渡 され、か つ、Dr7r/r/9z″ 普 hresselの [、 該払戻 を少さかか った場今 ]に は、弊行 は、単に保証人 としてではな く主債務者 として、 Buycrの 請求か ら [● ]営 業 日以内に Buyerに 対 して当該金額 の支払 い をす る ことを取消 不能 にて保証す る。 当該支払 は、Buildcrが 当該分割払 金 を受領 した 日の翌 日か ら当該払 い戻 しが電信送金 される日まで、年率 [● ]%の 、あるい は、不可抗力事由が適用 されて い る期間については年率 [● ]%の 割合 により、Contractの 関連規定に記載 のあ る通 りの 利息 を付 けてなされるもの とします。 Buycrの 書面に よる請求、及 び、 「Contract第 [● ]条 に従 い Buycrの 払戻請求がなされた こと及 び Bulldcrが 当該払戻 をなさなかったこと」 レ 和 】 ″ /ZrP//J97・ だ破竜手続、民事 ゞ と 乱=だ の ミ 万4デ 泳 会社更生 勇 妨 擁 留 他何産 手続開始力 ″ ιレ てら/Z、 βv/frみ らβほ ガ ι払戻 請求力透 約 宏 て と、灰 バ β〃//」fr″ ● 当該払戻 をなさなみ った こと切 を Buyer が宣言す る書面が弊行 に提 出された場合に、本書のおける支払が弊行 に よ りなされるもの とします。 だ し、BuyCrと Buildcrと の間において Buildcrが Buycrに 対 して当該第 1回 分割払金 返還義務 を有す るのか否 かについ ての何 らかの紛争が発生 し、かつ 、当該紛争 について [た Builderあ るい は Buyerか ら Contract第 13条 の規定 に従 つて仲裁 申立がなされてい る場合 には、弊行 は当該仲裁裁定が発行 されるまで支払を留保 し、廷期す ることがで きるもの と します。 ] 本 Lctcr of Guaranteeに ういて、Buyerは cOntractに 基づいて Buycrが Buildcrに 対 して支 払義務 を負 う分割払金 を融資 した銀行あるいは金融機関に対 して これを譲渡す ることが可 能です。 この場合 には、Buyerは 当該譲受人 の名称 を書面 にて弊行 に通知す るもの としま の こ と。 海事法研 究会誌 No 217(2012年 11月 号 70頁 )に おけ る高坂 昌明氏 の 海外判例紹介 35参 照 の こと。 なお、 11買 参照 G NEWBUILDNCSXN CHNA」 の 「 PURCHASヽ Clltlis Davis Carard(発 行 当時 )発 行 これ と同 である。 も 様 した内容 士 に照会 2011年 当時 中国弁護 事例 を通 じて当職 らが す。 本 Lcttcr of Ouaranteeは 、本 Lettcr of Guaranteeの 締結 日か ら (a)Buycrが 本 Letter of 岳 海事法研究会誌 2013 8(No盟 0) 到来す る時 まで有効です。 本 Letter of Guarantccに 記載 されたい かなる条項 にも拘 わ らず、弊行が Buyerか ら [● ] の午後 3時 (東 京時間〉 までに本 Lettcr of Ouarantccの 規定に従 い本 Letter of Gu肛 敵 cに おける義務履行 を要求 ある い は請求す る書面 を受領 しなか った場合 には、 本 Letter of Gllarantccは 無効 となるもの とします。 本 Lctcr of Guarantccは 、 [● ]法 を準拠法 とし、 これに従 つて解釈 されるもの とし、弊行 はここに、 [● ]の 裁判所 を専属管轄裁判所 といた します。 本 Lcttcr of Guarantccに 関す る全ての請求、文書あ るい は通知 は、以下 に記載する弊行の 事務所 に弊行宛 て書面にて送付 された場合に有効 に受領 されます。 [銀 行名] [宛 先 ] もしいずれかの法律により何 らかの源泉徴収や控除が課される場合には、弊行は、そのよ うな源泉徴収や控除が要求 されなかったならば受領 していたであろう金額 と、そのような 源泉徴収や控除がなされた後に受領する金額が同額 となるように当該追加金額を支払うも のとします。 Contractの 当事者によ りContractに いかなる変更がなされようとも、本 Lcttct of Gllarantee は完全に効力を有 し有効であ ります。 罪 舞 Guarantccに よ り保証 された全 ての金額 とこれについ て発 生 す る利息 を全て受領 した時、 あるい は (b)Bu"rが Contractの 条項 に従 つて X/essclの 引渡 しを受けた時のいずれか早 く