...

科目名 (D)国際経済特殊研究(地球環境論) 担当者 中村 健治 開講期

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

科目名 (D)国際経済特殊研究(地球環境論) 担当者 中村 健治 開講期
科目名
(D)国際経済特殊研究(地球環境論)
開講期
【概
通年
要】
現代は温暖化とオゾンホールに代表される地球
担当者
単位数
健治
4単位
【授業計画】
以下の概要について、参加者の希望を加味し
規模の環境問題が顕在化している。オゾンホールは
て選択する。
モントリオール議定書により原因物質であるフロ
1.日本の公害
ンの規制が世界的に行われ、近年オゾンホールはわ
2.世界の公害
ずかであるが縮小している。これは世界的な規制の
3.科学史の概要
成功例と言える。温暖化対策は様々な方策が検討・
4.科学と錬金術
実施されているがその効果は見えていない。
5.地球環境の認識
地球環境問題は原因者と被害を受ける者がとも
中村
6.衛星観測の進展(歴史)
に非常の広い範囲に存在し、また原因者と被害者が
7.衛星観測の進展(開発の問題点)
重なっている場合が多い。この中で、社会的合意は
8.衛星観測の進展(環境問題へのインパクト)
複雑な利害関係の下で困難であることが多いが、科
9.環境の観測と予測(概要)
学的事実・予測については多くの合意を得ることが
10.環境の観測と予測(将来気候予測)
でき、議論の基礎となる。
11.エネルギー問題(歴史)
環境問題における科学研究と社会的合意の関係
12.エネルギー問題(現状)
を地球温暖化とオゾンホールなどを例として議論
13.エネルギー問題(将来方向)
する。科学と社会との関係や一般の科学リテラシー
14.科学リテラシー(科学と社会)
の問題、科学者の側の社会リテラシーの問題までも
15.科学リテラシー(二つの文化)
広げる。また大量データ時代である現代、大量デー
16.行政と科学
タ処理の現状について、衛星データ等を例としてそ
17.科学技術の推進と経済(歴史)
の現状を説明する。
18.科学技術の推進と経済(科学技術の重み)
これらにより現代の地球環境問題を考える時に
19.会社と環境(公害と規制)
基礎知識を得ると共に対処を考える力を持っても
20.会社と環境(コンプライアンス)
らう。
21.地域と環境(自然環境と人工環境)
22.地域と環境(ふるさと再生)
23.ビッグデータと大量データ処理
24.データ処理とアルゴリズム
25.天気予報と計算機
26.気候システムモデルと計算機
27.シンプルモデルと複雑モデル
28.複雑モデルの構造
29.科学的結果から意思決定へ
30.まとめ
【テキスト・参考文献】
受講者と相談の上、IPCC 報告書、GEOSS 水循
環報告、などを随時提示する。
【評価方法】
毎週のレポート提出と講義での議論への参
画・貢献等により評価する。
Fly UP