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ネギの台風後の管理
平成28年8月26日 ネギの台風後の管理 JA山武郡市 販売開発部 営農振興課 山武農業事務所 改良普及課 台風9号の襲来により、ネギの倒伏被害、葉折 れ等が発生しています。 今後、高温多湿によって、軟腐病や白絹病の 被害が助長される恐れがありますので、早めに、 薬剤散布とネギの直し作業を行いましょう。 ①ネギが倒れた場合 ◆ 株元がそれほど埋まってなければ、自然にある程度は起きあがります。 ◆ 斜めの状態で株元に土が入っていると、曲がり規格の原因となります。 ◆ 株元の土を柔らかくして、ネギを直しましょう。 ◆ ただし、30℃以上の高温になった場合は、無理に動かさないようにしましょう。 ②ネギが埋まってしまった場合 ◆ 株元が固まり、酸欠状態になり、生育不良の原因となります。 ◆ 30℃以上となると、軟腐病でとろける心配があります。 ◆ 株元を草ナギ等で軽く引っかいて、通気性を良くして下さい。 草ナギ ③病害対策 ◆ 早めに治療効果のある薬剤を散布しましょう。 ◆ 直し作業に 3 日以上かかる場合は、作業より先に薬剤散布を行いましょう。 ◆ 高温期の要注意の病害は軟腐病です。スターナ水和剤、カスミンボルドーで防除しまし ょう。 ◆ 水が溜まりやすいところを重点に、排水対策をとりましょう。 対象病害 軟腐病 薬 剤 名 倍率・使用量 収穫前日数 使用回数 総使用回数 スターナ水和剤 2,000 倍 7 日前まで 3 回以内 オキソリニック酸 ナレート水和剤 1,000 倍 21 日前まで 3 回以内 :3回 カスミンボルドー 1,000 倍 14 日前まで 2 回以内 14 日前まで 3回以内 14 日前まで 2 回以内 ロブラール水和剤 白絹病 アフェットフロアブル モンカットフロアブル 40 500~1,000 倍 1L/㎡株元かん注 1,000~2,000 倍 1L/m2 株元かん注 2,000 倍 土寄せ時株元散布 30 日前まで 3 回以内