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2014年07月 第5号

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2014年07月 第5号
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特集 :いじめを考える( いじめ体験について・対応について 他 )
連載 :当事者のつぶやき( 対談 )
その他:情報トピックス (カプラで遊ぼう 他)
いじめられたら、いじめたら…どうしよう。そのとき親は心配や不安でいっぱいです。
実際にいじめを体験した親御さんから寄せられた声をまとめてみました。
いじめの発覚については、子どもの友人の親から聞いたということもありましたが、本人が母親に
伝えたという声が多くきかれました。「泣きながら帰ってきた」「頭痛や腹痛を訴え学校を休みたが
る」というような、子どもの様子の変化に親が気付き、話しをじっくり聞く機会を作ってあげたら、
話してくれたというケースも多かったです。その反面では、いじめが発覚した後、逆に相手の親から
いじめられた子に原因があるような噂を立てられたり、皮肉を言われた。という声もありました。い
じめはいじめを受けたそのことだけでも心に傷が残ります。それだけにとどまらず、子ども同士の問
題から親同士の噂話に発展していったり、
他人ごととは言っていられないことが身
近でも起こっていました。
「よくあること」とかわされた
親の甘やかしと言われた
子どものわがままを指摘された
状況を放置されたりすることで不
信感を持つ結果になった。
クラスでの話し合いで、いじめがなくなって欲しい。
子どもが何度も訴えても対処されず、親が言うとすぐ対
処されたことで不信感が残った。
担任は全く知らなかったと言い、先生に言えなかった子
どもを責めるなんて…。
学校は相談できる相手ではないと思う。担任にとって他
人事なんだな。
問題の本質をすり替えていると感じた。学校に子どもを
つぶされると思った。
当時はそれで解決するものと思っていた。
担任不信でも他の先生には話せなかった。
子どもへの逆襲がこわかった。
悪いことをきちんと見て叱ってく
れた。
「味方だよ」という姿勢を示してく
れたとき子どもが安心できた。
対応するという言葉を心強く
思った。
初めてこういうことに解決の
道があるのかもと思った。
これらの口コミと同時に、学校の対応の後、表面上は変わったように見えても実は何も変わっていなかった
という声もありました。いじめが担任の見ていないところに潜伏したり、さらにエスカレートした例も出ま
した。「一時は安心して登校し始めても、解決しない状況から、登校しなくなった。」「中間教室などに
通った。」「子ども自身が強くなり、言い返したら変わってきた。多少の嫌なことには慣れてしまった。」
などの声も聞かれました。
逆に、強くなって他の子のいじめと闘うようになったという声もありました。
いじめを知った親が子どもに対して実際にしたことは、「話しや相談事はしっかり聞くように努めた。」
「子どもに共感して話を聞き、いじめから逃げることを話した。」「他の親と話し、いろいろな情報を得た。
子どもとたくさん話すようにした。」「子どもとコミュニケーションがよくとれるようになった。」などが
でました。まず担任や学校へ相談していますが、犯人捜しや指導では根本的な解決にならないと感じている
親がほとんどでした。その時はいいように見えてもかえっていじめが潜伏、陰湿化したり、周囲に広がった
ケースもあり、他の相談機関に相談したり、親の会で同じような体験をした親と話したという声もありまし
た。いじめの事実のことだけでなく、子どもの話しや気持ちを聞き、コミュニケーションがとれるようにな
ることで、子どもが落ち着いてきたと感じている人が多かったというのが印象的でした。
今回は、成人した2人のお子さんを持つママAさんと、
情報センター編集部スタッフとの対談の様子です。
ウチの子はいじめられたこともいじめた体験もあるのよね。
いじめって誰にでも起こることだけど、親にすぐに話せる子は少ないし、特に自分が悪
いことは話せないよね。滝充さんのいじめについての講演会で聞いたけど、調査では、
仲間はずれ無視、陰口については、被害経験であれ加害経験であれ、9割もの子どもが
経験しているという結果がでているんだって。いつ、誰にでも起こること。でも、いじ
めの解決は犯人捜しや原因探しじゃ無理って言ってたよ。
私は子どもに、「どんなことでも話しなさいね。」って話してきたから、実
際子どもはなんでも話してくれたよ。いじめと気付かずにしていたことも、
話してくれる中でわかって、注意することができたの。
これからの世の中では、困った時には誰かに相談するっていう相談力を培うことが、
社会で生きていくためにはとても大事なことなんだって。
うちは、小さいころからの親子関係がうまくできていたのかもしれない。
今回、いじめられた体験のある子のママたちの声を集めたら、誰もが我が子とよく話
して、コミュニケーションがとれるようになったって言ってた。親子の関係がよく
なってくると子どもは落ち着いてくるのね。
子どもだって、頭ごなしに否定されたり、叱られたりすれば、話したくなくなるも
のね。子どもの気持ちになってわかってあげられるお母さんでいたいな。
今回のママたちの声でも、共感して一緒に考えて、子どもの気持ちにとっても寄り添っ
ていることが伝わってきたよ。だから子どもは安心して親に自分の本当の気持ちを話せ
たんだね~「「いじめられているのかと聞くと、いじめではないと答えるわが子。これ
がいじめの特徴だ。」って講演でも言ってた。それが、分かっている大人が子どもの周
りに何人いるんだろうね。
親に心配をかけたくないって気持ちもあるだろうけど、何があっても自分を好きで
いてくれるっていう信頼関係があれば相談できるのかも。そして、全力で子どもを
守る姿勢も必要ね。
先生には言わないで。なんて言うこともあるよね。親も周りの大人もいじめのこ
とを理解して対応しないといけないんだね。
私は、いじめのことで親の中で孤立したこともあったよ。でも、自分と子どもに心
地いいのは何かってことを考えて行動したかな。
親の会で同じような体験をした人と話すことでほっとすることってあるよね。親が
苦しくなってしまうと子どもの話しもゆっくり聞けないかも。
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言っていただくことで、ほんの少しの気遣い
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ても、大丈夫! 丁寧サポートの会社です。
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しみの中に時間だけが過ぎていきます。そんな時、親同士で話をししませんか。辛い気持ち、悩みや
愚痴を吐き出したり情報交換ができると思います。一人で悩まず、みんなで一緒に考えましょう。
月に1回、第2金曜日
夜7時~夜9時 おかや総合福祉センター(諏訪湖ハイツ)にて開催中です。
第
発
5
号
2014年
7
月
行:不登校支援「 親の会 」
法子 (アニメーション作家)
集:いじめ・いきしぶり・不登校・
くちこみ情報編集部
イラスト:守田
編
ブログ: http://ameblo.jp/oyanokaijouhou/
※お問合せは上記ブログ内のお問合せフォーム
または、下記アドレスへお願いします。
E-mail : [email protected]
♦♦♦♦♦
後悔日誌 ♦♦♦♦♦
「いじめ」についての特集を組むことになり、編集
部ではメーリングリスト「親の会」で情報の提供を
呼びかけました。予想以上の反響で、貴重な意見が
たくさん寄せられました。身近にこんなにもつらい
想いをしている子ども達がたくさんいたのです。そ
して、納得できない想いを静めていた人もたくさん
いました。「いじめ」を周りの大人たちは、どんな
ふうに受けとめ、考えていったら良いのでしょう…
編集部では、くちこみを募集中です!!
ご意見やご感想もお待ちしています。
(by キリンレモン)
この情報誌は一部「赤い羽根共同募金」の助成により発行しています。
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