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ことば遊びを通した子どもの姿

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ことば遊びを通した子どもの姿
ことば遊びを通した子どもの姿
保育園
ハートアイランド山口
保育士
岡崎
佳代
はじめに
2,3歳児 ぞう組の様子
・4月から朝の会でひらがな、カタ
カナカードを使用し、遊びながら文
字への興味、関心を芽生えさせた。
・5月ごろからは、友だちとの会話
がうまくできるようになってきた。
→落語絵本「じゅげむ」の暗唱へ。
Ⅰ.目的
言葉をどんどん吸収するこの時期に
言葉の意味を知り、面白さを楽しむ。
クラス全体で取り組むことで、一体
感を持つ。
人前で発表する事の喜びや自信を得
て、大きな声を出す。
Ⅱ.方法
「じゅげむ」
・聞き取り能力を上げるため、
口伝えで教えた。
・毎日、繰り返し唱和する。
「雨ニモマケズ」
・原文を大きく書き写し、
それを見ながら担任と一緒に
毎日繰り返し唱和。
・ひらがなやカタカナ、漢字は
読めないが原文をそのまま見せる。
・長文のため、5文節に分け、
区切りながら覚えていく。
ただ暗唱するだけでなく、意味を考
えたり、情景を説明しながら子ども
たちに内容を理解してもらう。
一作品覚えたら、次の作品の暗唱。
2月の生活発表会で暗唱・朗読披露。
Ⅲ.結果
「じゅげむ」
・早い子で1週間、1ヶ月後には
ほぼ全員暗唱できるようになった。
「雨ニモマケズ」
・1文節1ヶ月。
全文は6ヶ月かかったが、
全員が言えるようになった。
子どもたちが暗唱や朗読の楽しさ、
言葉の発する面白さを感じた。
→園だけでなく家庭でも暗唱する
子が増えた。
言葉の意味について知りたがるよう
になった。
→絵本の読み聞かせなどにも集中
出来るようになった。
生活発表会
「じゅげむ」「雨ニモマケズ」を
大きな声で、見事に暗唱することが
出来た!
1年間の成果がこちら!!
Ⅳ.考察
想像以上に早く覚えてくれたので驚
いた。
子どもの記憶力と脳の柔らかさに改
めて感動。
身振り・手振りを加えることで表現
力も備わり、言葉の色付けにもなっ
た。
おわりに
紹介した取り組み以外にも「こだま
でしょうか」の暗唱を生活発表会で
発表した。長文を覚えた子どもたち
に取っては簡単なことで、すぐに暗
唱が出来るようになった。
子どもたちが持つ可能性を保育士が
引き出す事で「目標に向かって努力
する力」を養えた。
未満児保育における活動内容として
は挑戦的だったが、この取り組みで
子どの達の能力の高さに驚かされた。
また、未満児保育の活動の幅と保育
をする上での視野を広げられた内容
だった。
今後の保育においても、子どもの可
能性を引き出していけるような取り
組みを考え、保育士のスキルアップ
を図ると共に子どもの成長の支えと
なっていきたい。
ご静聴ありがとうございました。
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