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超高純度溶媒・イオンペア試薬 - サーモフィッシャーサイエンティフィック

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超高純度溶媒・イオンペア試薬 - サーモフィッシャーサイエンティフィック
超高純度溶媒・イオンペア試薬
- Optima LC/MS シリーズ (UHPLC、LC/MS 用途向け)
• 移動相混合溶液…0.1% ギ酸水溶液、0.1% ギ酸アセトニトリル溶液
0.1% TFA 水溶液、0.1% TFA アセトニトリル溶液
• 溶 媒 …アセトニトリル、メタノール、
2- プロパノール(IPA)
、蒸留水
• イオンペア試薬…ギ酸、トリフルオロ酢酸、酢酸アンモニウム、
ギ酸アンモニウム、酢酸
移動相混合溶液、Optima LC/MS グレード
Fisher Chemical は、LC/MS 移動相における評価性能を向上させ
るため、LC/MS 測定に特化したブランド「Optima LCMS」を立ち
上げ、業界におけるパイオニアとして、高純度の溶媒を提供してまい
りました。今日では、溶媒に加え、
ギ酸
(FA)やトリフルオロ酢酸
(TFA)
などと混合されたプレブレンドシリーズや、水溶性および有機性の移
動相向け添加剤をご提供することによって、お客様の利便性の向上に
貢献しています。
ギ酸や TFA の濃度に一貫性があり、ノイズレベルが極めて低く、金
属イオンの含有量が極微量であり、LC/UV のバックグラウンドが極
めて低いなど、Fisher Chemical™ Optima™ LC/MS の溶媒混合
溶液が LC/MS 用の厳格な純度要求事項をクリアすることを、実際
の実験にて確認しております。さらに、移動相溶液がタンパク質分解
酵素で汚染されていると、ペプチド及びタンパク質が分解されてしま
います。このため、プロテオミクスの研究では、水溶性混合溶液の
仕様として、タンパク質分解酵素が含まれていないことが重要となっ
ています。
Optima LC/MS の移動相混合溶液は、ISO 9001:2008 認証品質
システムを完備した施設で製造されており、最適な品質と製品の均
質性を保証いたします。
主な特徴
• 広範な機能試験により下記を保証
• 質量分析法でのバックグラウンドノイズが低い(LC/MS)
• 金属不純物が最小限
• ダイオードアレイ検出を用いると、不純物由来のバックグラウン
ドが最も低くなる(LC/UV)
• ロット間の一貫性
• 移動相中の不純物レベルが低く、残留値が低いため、LC/MS カ
ラムの寿命が長くなる
• 疎水性のポリペプチドを可溶化するのに極めて効果的
• 水溶性混合溶液中に、タンパク質分解酵素が含まれないことを
保証する唯一のサプライヤー
Optima LC/MS の水溶性混合溶液
カタログ No
製品名
容量
ボックス数量
LS118-500
0.1% ギ酸水溶液、Optima LC/MS
500 mL
6 x 500 mL
LS118-1
0.1% ギ酸水溶液、Optima LC/MS
1L
6x1L
LS118-212
0.1% ギ酸水溶液、Optima LC/MS
2.5 L
4 x 2.5 L
LS118-4
0.1% ギ酸水溶液、Optima LC/MS
4L
4x4L
LS119-500
0.1%TFA 水溶液、Optima LC/MS
500 mL
6 x 500 mL
LS119-1
0.1%TFA 水溶液、Optima LC/MS
1L
6x1L
LS119-212
0.1%TFA 水溶液、Optima LC/MS
2.5 L
4 x 2.5 L
LS119-4
0.1%TFA 水溶液、Optima LC/MS
4L
4x4L
長所
• 既製品としてすぐに使える
• 実験室における溶媒混合に伴う、汚染発生の可能性を回避
• ガラス器具の洗浄や腐食性の酸の計量が不要
• バッチ間のばらつきを排除
• 混合溶液の調製に伴う、製造間接費を削減
• 有害な溶媒や酸の保存、混合、廃棄に伴う多くの安全性リスクを
緩和
• 混合溶液を調製する際の、人的ミスを回避
用途
• プロテオミクス
• 製薬の研究・品質保証全般
• 創薬
• バイオ医薬品研究
• 食品分析
• 環境分析
2
Optima LC/MS の有機性混合溶液
カタログ No
容量
ボックス数量
LS120-500 0.1% ギ酸アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
製品名
500 mL
6 x 500 mL
LS120-1
0.1% ギ酸アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
1L
6x1L
LS120-212
0.1% ギ酸アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
2.5 L
4 x 2.5 L
LS120-4
0.1% ギ酸アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
4L
4x4L
LS121-500
0.1%TFA アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
500 mL
6 x 500 mL
LS121-1
0.1%TFA アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
1L
6x1L
LS121-212
0.1%TFA アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
2.5 L
4 x 2.5 L
LS121-4
0.1%TFA アセトニトリル溶液、Optima LC/MS
4L
4x4L
移動相混合溶液、Optima LC/MS グレード
Optima LC/MS
水溶性混合溶液
LS118
Optima LC/MS
水溶性混合溶液
LS119
Optima LC/MS
有機性混合溶液
LS120
Optima LC/MS
有機性混合溶液
LS121
0.1% ギ酸水溶液
0.1%TFA 水溶液
0.1% ギ酸アセトニトリル溶液
0.1%TFA アセトニトリル溶液
Optima LC/MS
製品名
Optima LC/MS
Optima LC/MS
0.1%(v/v)ギ酸水
溶液
Optima LC/MS
Optima LC/MS
0.1%(v/v)TFA
水溶液
製品名
製品名
Optima LC/MS
Optima LC/MS
0.1%(v/v)ギ酸ア
セトニトリル溶液
Optima LC/ MS
0.1%(v/v)TFA ア
セトニトリル溶液
製品名
カタログ No および容量別:
カタログ No および容量別:
カタログ No および容量別:
カタログ No および容量別:
LS118-500, 500 mL
LS118-1, 1 L
LS118-212, 2.5 L
LS118-4, 4 L
LS119-500, 500 mL
LS119-1, 1 L
LS119-212, 2.5 L
LS119-4, 4 L
LS120-500, 500 mL
LS120-1, 1 L
LS120-212, 2.5 L
LS120-4, 4 L
LS121-500, 500 mL
LS121-1, 1 L
LS121-212, 2.5 L
LS121-4, 4 L
純度 %(v/v)
純度 %(v/v)
純度 %(v/v)
純度 %(v/v)
0.095 ∼ 0.105%
0.095 ∼ 0.105%
0.095 ∼ 0.105%
0.095 ∼ 0.105%
色相(APHA)
、最大値 10
色相(APHA)
、最大値 10
色相(APHA)
、最大値 10
色相(APHA)
、最大値 10
吸光度、波長(nm) 最大値(AU)
吸光度、波長(nm) 最大値(AU)
吸光度、波長(nm) 最大値(AU)
吸光度、波長(nm) 最大値(AU)
254
0.01
254
0.003
254
0.03
254
0.03
230
0.55
230
0.06
230
0.75
230
0.4
220
0.85
220
0.18
220
1.25
220
0.55
210
1.25
210
0.55
210
1.3
210
0.6
LC/MS グラジエン
ト適合性
Pass test
LC/MS グラジエン
ト適合性
Pass test
LC/MS グラジエン
ト適合性
Pass test
LC/MS グラジエン
ト適合性
Pass test
蒸発後の残留物
(最大値)
蒸発後の残留物
(最大値)
1 ppm
蒸発後の残留物
(最大値)
1 ppm
蒸発後の残留物
(最大値)
1 ppm
1 ppm
タンパク質分解酵素
非検出
タンパク質分解酵素
非検出
水(最大値)
0.01%
水(最大値)
0.01%
イオン性不純物
最大値(ppb)
イオン性不純物
最大値(ppb)
イオン性不純物
最大値(ppb)
イオン性不純物
最大値(ppb)
アルミニウム(Al)
20
アルミニウム(Al)
20
アルミニウム(Al)
25
アルミニウム(Al)
25
カルシウム(Ca)
50
カルシウム(Ca)
50
カルシウム(Ca)
50
カルシウム(Ca)
50
銅(Cu)
10
銅(Cu)
10
銅(Cu)
10
銅(Cu)
10
鉄(Fe)
10
鉄(Fe)
10
鉄(Fe)
10
鉄(Fe)
10
鉛(Pb)
10
鉛(Pb)
10
鉛(Pb)
10
鉛(Pb)
10
マグネシウム(Mg) 10
マグネシウム(Mg) 10
マグネシウム(Mg) 10
マンガン(Mn)
10
マンガン(Mn)
10
マンガン(Mn)
10
マンガン(Mn)
ニッケル(Ni)
10
ニッケル(Ni)
10
ニッケル(Ni)
10
ニッケル(Ni)
10
カリウム(K)
20
カリウム(K)
20
カリウム(K)
20
カリウム(K)
20
銀(Ag)
10
銀(Ag)
10
銀(Ag)
10
銀(Ag)
10
ナトリウム(Na)
50
ナトリウム(Na)
50
ナトリウム(Na)
50
ナトリウム(Na)
50
亜鉛(Zn)
20
亜鉛(Zn)
20
亜鉛(Zn)
20
亜鉛(Zn)
20
マグネシウム(Mg) 10
10
他社製品のカタログ対照表
0.1%(v/v)ギ酸水溶液
0.1% ギ酸アセトニトリル溶液
Brand
500 mL
1L
2.5 L
4L
Brand
500 mL
1L
2.5 L
4L
Fisher Chemical
LS118-500
LS118-1
LS118-212
LS118-4
Fisher Chemical
LS120-500
LS120-1
LS120-212
LS120-4
Fluka
̶
̶
JT Baker
̶
9834-02
Biosolve
̶
232441, 1 L
34673-2.5L-R
̶
̶
Fluka
̶
̶
9834-03
JT Baker
̶
9832-02
̶
Biosolve
̶
019341, 1 L
019341, 2.5 L
232441, 2.5 L
0.1%(v/v)トリフルオロ酢酸水溶液
34668-2.5L-R
̶
̶
9832-03
̶
0.1%TFA アセトニトリル溶液
Brand
500 mL
1L
2.5 L
4L
Brand
500 mL
1L
2.5 L
4L
Fisher Chemical
LS119-500
LS119-1
LS119-212
LS119-4
Fisher Chemical
LS121-500
LS121-1
LS121-212
LS121-4
Fluka
̶
̶
34978-2.5L-R
JT Baker
̶
9836-02
̶
Biosolve
̶
232741
̶
̶
Fluka
̶
̶
9836-03
JT Baker
̶
9835-02
̶
Biosolve
̶
019541, 1 L
34976-2.5L-R
̶
019541, 2.5 L
̶
9835-03
̶
3
溶媒、Optima LC/MS グレード
液体クロマトグラフィー(LC)と質量分析法(MS)との組み合わせは、さまざまな研究分野で不可欠な手段で
段で
す。LC/MS の製品優位性は、分離化学と選択質量イオン検出とを組み合わせできることに由来します。計
測機器の進歩により、
分析対象物の検出限界はかつてない低い値を実現しています。これに伴い、LC/MS
移動相に適切な溶媒を選定するにあたり、純度レベルを検討することがクロマトグラフィー分析者にとっ
て重要となります。Fisher Chemical 製品系列は、最先端の LC/MS システムに要求される純度レベ
ルを満たすよう設計されており、他社より優れた高純度の溶媒を提供いたします。
Optima LC/MS、
アセトニトリル A955
純度((by GC)最小値) 99.9%
吸光度、波長(nm)
最大値(AU)
280
254
230
225
220
215
210
205
200
195
190
0.005
0.005
0.01
0.015
0.015
0.025
0.03
0.04
0.05
0.15
1.00
Optima LC/MS、
メタノール A456
純度((by GC)最小値) 99.9%
吸光度、波長(nm)
最大値(AU)
280
260
254
230
220
214
210
0.005
0.005
0.01
0.1
0.2
0.4
0.5
LC/UV 配向安定性波 単一最大ピーク
長(nm)
(AU)
LC/UV 配向安定性波 単一最大ピーク
長(nm)
(AU)
254
210
254
220
0.0005
0.002
0.001
0.005
ポジティブモード最大値
(LC/MS)
50 ppb
レセルピン
ポジティブモード最大値
(LC/MS)
50 ppb
レセルピン
ネガティブモード最大値
(LC/MS)
50 ppb
アルディカーブ
ネガティブモード最大値
(LC/MS)
50 ppb
アルディカーブ
水分率(KF)%
水分率(KF)%
0.01
0.02
蒸発後の残留物
(ppm 最大値) 1
蒸発後の残留物(ppm 最大値) 0.8
イオン性不純物
最大値(ppb)
イオン性不純物
最大値(ppb)
アルミニウム
(Al)
バリウム
(Ba)
カドミウム
(Cd)
カルシウム
(Ca)
クロム
(Cr)
コバルト
(Co)
銅
(Cu)
鉄
(Fe)
鉛
(Pb)
マンガン
(Mn)
マグネシウム
(Mg)
ニッケル
(Ni)
カリウム
(K)
銀
(Ag)
ナトリウム
(Na)
錫
(Sn)
亜鉛
(Zn)
25
5
5
25
5
5
5
5
5
5
10
5
10
5
50
5
10
アルミニウム
(Al)
バリウム
(Ba)
カドミウム
(Cd)
カルシウム
(Ca)
クロム
(Cr)
コバルト
(Co)
銅
(Cu)
鉄
(Fe)
鉛
(Pb)
マグネシウム
(Mg)
マンガン
(Mn)
ニッケル
(Ni)
カリウム
(K)
銀
(Ag)
ナトリウム
(Na)
錫
(Sn)
亜鉛
(Zn)
10
10
10
20
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
50
10
10
滴定酸(meq/g)
滴定塩基(meq/g)
0.008
0.0006
滴定酸(meq/g)
滴定塩基(meq/g)
0.0003
0.0002
Optima LC/MS、
水 W6
吸光度、波長(nm)
最大値(AU)
280
260
254
240
230
220
210
0.005
0.005
0.005
0.01
0.01
0.01
0.01
Optima LC/MS、
2-プロパノール A461
純度
99.9%
LC/UV 配向安定性波 単一最大ピーク
長(nm)
(AU)
色相(APHA)
、最大値
5
254
210
吸光度、波長(nm)
最大値(AU)
0.005
0.05
0.1
0.4
0.0005
0.005
ポジティブモード最大値
(LC/MS)
50 ppb
レセルピン
254
230
220
210
ネガティブモード最大値
(LC/MS)
50 ppb
アルディカーブ
LC/MS 適合性
Pass test
水分率(KF)%
0.05
タンパク質分解酵素
非検出
蒸発後の残留物(ppm 最大値) 1
イオン性不純物
最大値(ppb)
アルミニウム
(Al)
バリウム
(Ba)
カドミウム
(Cd)
カルシウム
(Ca)
クロム
(Cr)
コバルト
(Co)
銅
(Cu)
鉄
(Fe)
鉛
(Pb)
マグネシウム
(Mg)
マンガン
(Mn)
ニッケル
(Ni)
カリウム
(K)
銀
(Ag)
ナトリウム
(Na)
錫
(Sn)
亜鉛
(Zn)
総ハロゲン
(塩化物として)
10
10
10
20
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
20
10
10
非検出
蒸発後の残留物(ppm 最大値) 1
滴定酸または塩基
(meq/g)
0.0001
イオン性不純物
最大値(ppb)
アルミニウム
(Al)
カルシウム
(Ca)
銅
(Cu)
鉄
(Fe)
鉛
(Pb)
マグネシウム
(Mg)
マンガン
(Mn)
ニッケル
(Ni)
カリウム
(K)
銀
(Ag)
ナトリウム
(Na)
亜鉛
(Zn)
10
10
5
5
5
5
5
5
10
5
50
10
他社製品のカタログ対照表
アセトニトリル
2- プロパノール
Brand
500 mL
1L
2.5 L
4L
Brand
500 mL
1L
2.5 L
Fisher Chemical
A955-500
A955-1
A955-212
A955-4
Fisher Chemical
A461-500
A461-1
A461-212
AX0156-1
EMD
̶
̶
̶
̶
̶
Merck
̶
̶
̶
̶
EMD
̶
AX0156-6
Merck
̶
1000291000
JT Baker EU
̶
98531000
̶
̶
JT Baker EU
̶
98301000
̶
JT Baker US
̶
9829-2
̶
9829-3
JT Baker US
̶
9627-2
̶
̶
34967-1L
34967-4X4L
Fluka
̶
Fluka
BioSolve
12041
̶
4L
1000292500
34967-2.5L
12041
̶
̶
メタノール
BioSolve
34965-1L
34965-2.5L
̶
162641
162641
̶
水
500 mL
1L
2.5 L
4L
Brand
500 mL
1L
2.5 L
Fisher Chemical
A456-500
A456-1
A456-212
A456-4
Fisher Chemical
W6-500
W6-1
W6-212
MX0496-6
EMD
̶
EMD
̶
Merck
̶
1060351000
JT Baker
̶
98631000
9830-2
BioSolve
4
̶
9627-3
162641
Brand
Fluka
A461-4
̶
136841
MX0486-6
34966-1L
136841
̶
1060352500
̶
34966-2.5L
̶
̶
WX0001-6
Merck
̶
̶
9830-3
JT Baker
̶
98231000
9831-2
34966-4X4L
Fluka
̶
39253-1L
BioSolve
̶
232141
̶
̶
4L
̶
W6-4
WX0001-1
̶
̶
̶
̶
9831-3
̶
39253-4X4L
232141
̶
試薬、Optima LC/MS グレード
Optima LC/MS の製品群は現在、A116 トリフルオロ酢酸(TFA)
、A117 ギ酸(FA)などの純品の添加剤に加え、
それら既製の水溶性・有機性混合溶液を取り揃えています。これらの移動相添加剤は使用テストを行い、当社のデー
タによれば、
シングル四重極とイオントラップ型質量分析器からなる TIC
(トータルイオンクロマトグラム)のポジティ
ブモードにおいてベースラインが極めて低いこと、ダイオードアレイ検出器により LC-UV 応答性が極めて低いこと、
ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析法)においては、金属付加体の生成が抑えられるため、MS の解釈が容易に
なるなど、金属イオンの含有量が極微量であることが証明されています。さらに、純品の添加剤と混合溶液は、プ
ロテオミクス研究用としてタンパク質分解酵素を含んでいません。これにより、ターゲットのペプチドやタンパク質
が浸透性の加水分解酵素により分解されることがないと保証できます。
競合他社の製品と比較した場合、Optima LC/MS のトリフルオロ酢酸(A116)
、ギ酸(A117)
、それらの移動相
混合溶液は、下記の特徴を有しています。
• 質量分析法でのバックグラウンドノイズが低い
• ダイオードアレイ検出を用いると、不純物由来のバックグラウンドが最も低くなる(LC-UV)
• 金属不純物が最小限
• 水溶性の移動相混合溶液は、タンパク質分解酵素を含まない
• ロット間の一貫性
• Optima LC/MS の溶媒、添加剤を使用すると、不純物レベルが低いため、カラムの寿命が長くなる
ギ酸(FA)
Optima LC/MS グレード
A117
製品仕様
Optima LC/MS グレードのギ酸は、超高純度
の試薬であり、LC/MS 移動相用の溶媒混合溶
液を調製する際に添 加剤として使 用されます。
MS シグナルの減衰を抑え、シグナルの検出限界
を向上できることから、ギ酸はしばしば LC/MS
移動相へ添加されます。
ギ酸
特徴的なパッケージング
• 安全第一:HDPE 容器へ充填していることから、ギ酸の自然分
解生成物である一酸化炭素からの圧力増によって、容器が破損
することはありません
• HDPE 容器へ特許取得の表面処理を施しています。容器とギ
酸との間に防護膜が生成され、可塑剤による汚染を防ぎます
A117-50
製品名
ギ酸、Optima LC/MS
透明、無色、発煙性の液体
純度
99.5%(最小値)
色相(APHA)、最大値
10
吸光度(0.1% 水溶性)、最大値(AU)
移動相混合溶液を調製する際、A117-50 ギ酸は、
A955 アセトニトリル、W6 水、A456 メタノー
ルなどの Optima LC/MS 溶媒と併用できます。
カタログ No
外観
254 nm
0.01
230 nm
0.55
220 nm
0.85
210 nm
1.25
LCMS適合性(0.1%水溶性)
Pass test
イオン性不純物(0.1% 水溶性)、最大値(ppb)
アルミニウム
(Al)
20
カルシウム
(Ca)
50
銅(Cu)
10
鉄(Fe)
10
鉛(Pb)
10
マグネシウム
(Mg)
10
容量
マンガン
(Mn)
10
50 mL
ニッケル
(Ni)
10
カリウム
(K)
20
銀(Ag)
10
上記より少量の場合、アンプルにてギ酸を提供することも可能
ナトリウム
(Na)
50
カタログ No
亜鉛(Zn)
20
製品名
容量
A117-10X1AMP ギ酸、Optima LC/MS
10 x 1 mL
A117-1AMP
1 mL
蒸発後の残留物(0.1% 水溶性)
1 ppm(最大値)
塩化物、最大値
5 ppm
硫酸塩(SO4)、最大値
50 ppm
亜硫酸塩(SO3)
、最大値
20 ppm
ギ酸、Optima LC/MS
A117-05AMP
ギ酸、Optima LC/MS
0.5 mL
A117-2AMP
ギ酸、Optima LC/MS
2 mL
水分率(KF)
、最大値
5
試薬、Optima LC/MS グレード
トリフルオロ酢酸(TFA)、
Optima LC/MS グレード
Optima LC/MS グレードのトリフルオロ酢酸は、超高純度の試薬で
あり、LC/MS 移動相用の溶媒混合溶液を調製する際に添加剤とし
て使用されます。
クロマトグラフでの分離を向上させるため、トリフルオロ酢酸がしば
しば移動相へ添加されます。タンパク質とペプチドの分析に逆相クロ
マトグラフィーを適用する場合、TFA がしばしば移動相の対イオン
試薬として使用されます。TFA が MS でのイオン化を抑えることは
周知されていますが、低濃度の TFA を使用することにより、分析分
離工程中に生成物の保持力が高まるとともに、そのピーク形状を改
善することができます。移動相混合溶液を調製する際、A116-50 ト
リフルオロ酢酸は、A955 アセトニトリル、W6 水、A456 メタノー
ルなどの Optima LC/MS の溶媒と併用できます。
TFA とギ酸の主な特徴
• 希釈に便利な 0.5 mL、1 mL、2 mL をアンプルにて提供
• アンプルは開封しやすいように切り目がついている−アンプルを磨かな
くて済む
• 金属不純物が最小限
• 質量分析法でのバックグラウンドノイズが低い
• ダイオードアレイ検出を用いると、不純物由来のバックグラウンドが
最も低くなる(LC-UV)
• A116 トリフルオロ酢酸、A117 ギ酸を加えて調製した Optima LC/
MS の移動相を使用すると、不純物レベルが低いため、カラムの寿命
が長くなる
A116
製品仕様
トリフルオロ酢酸
外観
透明、無色、発煙性の液体
純度
99.5%(最小値)
色相(APHA)、最大値
10
吸光度、最大値(AU)
300 nm
0.03
275 nm
0.06
吸光度(0.1% 水溶性)、最大値(AU)
カタログ No
A116-50
製品名
トリフルオロ酢酸、Optima LC/MS
容量
254 nm
0.003
50 mL
230 nm
0.06
220 nm
0.18
210 nm
0.55
LCMS 適合性(0.1% 水溶性)
Pass test
上記より少量の場合、アンプルにてトリフルオロ酢酸を提供することも可能
カタログ No
製品名
容量
A116-10X1AMP トリフルオロ酢酸、Optima LC/MS
10 x 1 mL
A116-1AMP
1 mL
イオン性不純物(0.1% 水溶性)、最大値(ppb)
A116-05AMP トリフルオロ酢酸、Optima LC/MS
トリフルオロ酢酸、Optima LC/MS
0.5 mL
アルミニウム(Al)
20
A116-2AMP
2 mL
カルシウム(Ca)
50
銅(Cu)
10
鉄(Fe)
10
トリフルオロ酢酸、Optima LC/MS
鉛(Pb)
10
マグネシウム(Mg)
10
マンガン(Mn)
10
ニッケル(Ni)
10
カリウム(K)
20
銀(Ag)
10
ナトリウム(Na)
50
亜鉛(Zn)
20
蒸発後の残留物(0.1% 水溶性)
1 ppm(最大値)
塩化物、最大値
硫酸塩(SO4)、最大値
亜硫酸塩(SO3)
、最大値
水分率(KF)、最大値
6
0.05%
試薬、Optima LC/MS グレード
酢酸アンモニウムやギ酸アンモニウムは揮発性があり、ESI-MS(エ
レクトロスプレーイオン化質量分析法)でのポジティブまたはネガ
ティブモードにおいて中性条件にてイオン化の改善にしばしば使用さ
れます。酢酸は一般に、酸性条件にてクロマトグラフでの分離を向
上させるのに使用されます。
酢酸、
酢酸アンモニウム、
ギ酸アンモニウム
LC/MS 装置の分析性能を余すことなく
発揮するためには、高純度な溶媒と
イオン性添加剤を使用しなければな
りません。Optima LC/MS のギ酸ア
ンモニウム、酢酸アンモニウム、酢
酸は、超高純度の試薬として LC/MS
移動相の調整に使用され、クロマト
グラフィーのピーク形状を改善し、
MS 検出器において分析物の安定し
たシグナルを確保できます。
移動相混合溶液を調製する際、A113-50 酢酸、A114-50 酢酸ア
ンモニウム、A115-50 ギ酸アンモニウムを、A955 アセトニトリル、
W6 水、A456 メタノールなどの Optima LC/MS 溶媒へ添加でき
ます。
A113
A114
A115
酢酸
酢酸アンモニウム
ギ酸アンモニウム
外観
透明、無色、発煙
性の液体
白色微結晶
w/lumps
白色微結晶
w/lumps
純度(最小値)
99.7%
99%
99%
色相(APHA)、最大値 10 最大値
350 nm(最大値)
0.02 au
280 nm(最大値)
0.05 au
255 nm(最大値)
1.0 au
LC/MS グラジエント適
合性(0.1% 水溶性)
Pass test
包装
A113-50
酢酸、Optima LC/MS
50 mL
処理済HDPE
A114-50
酢酸アンモニウム、
Optima LC/MS
50 g
アンバーガラス
A115-50
ギ酸アンモニウム、
Optima LC/MS
50 g
アンバーガラス
Pass test
Pass test
イオン性不純物(0.1% 水溶性)
、最大値(ppb)
20
20
20
カルシウム
(Ca)
50
50
50
銅(Cu)
10
10
10
鉄(Fe)
10
10
10
鉛(Pb)
10
10
10
マグネシウム
(Mg)
10
10
10
マンガン
(Mn)
10
10
10
ニッケル
(Ni)
10
10
10
カリウム
(K)
20
20
20
銀(Ag)
10
10
10
ナトリウム
(Na)
50
50
50
亜鉛(Zn)
20
20
20
0.01%
0.005%
0.0005%
0.001%
蒸発後の残留物(最大値) 5 ppm
発火時の残留物(最大値)
0.00004%
硝酸塩(NO3)
(最大値)
• 金属不純物が最小限
• 質量分析法でのバックグラウンドノイズが低い
• ダイオードアレイ検出を用いると、不純物由来のバックグラウン
ドが最も低くなる(LC/UV)
• ロット間の一貫性
特徴的なパッケージング
アルミニウム
(Al)
0.001%
硫酸塩(SO4)
(最大値) 0.00004%
水分枠(KF)
(最大値)
容量
• Optima LC/MS の移動相溶媒・添加剤を使用すると、不純物
レベルが低いため、カラムの寿命が長くなる
吸光度、最大値(AU)
タンパク質分解酵素
(0.1% 水溶性)
製品名
主な特徴
製品仕様
塩化物(最大値)
カタログNo
0.005%
未検出
未検出
未検出
0.1%
1%
2%
• HDPE 容器へ特許取得の表面処理を施しています。容器と酢酸
との間に防護膜が生成され、可塑剤による汚染を防ぎます
混合溶液調製に便利な
ガラス製アンプル容器 ‒
Optima LC/MS 酢酸
Optima LC/MS の酢酸は、不活性な大気条件に
てアンバー色のホウケイ酸ガラス製アンプルにて
特注包装されています。このため、水溶性・有機
性の移動相混合溶液を調製する際、最も新鮮な
添加剤としてお届けできます。
カタログ No
製品名
容量
A113-1AMP
酢酸、Optima LC/MS
1 mL アンプル
A113-10X1AMP
酢酸、Optima LC/MS
10 x 1 mL アンプル
長所
• 利便性:既製品としてすぐに使える 1 ml サイズのアンプル
• 安全性:腐食性の酸の計量が不要
• 再現性:アンプル力は +/- 0.05% で充填するため、バッチ間のば
らつきを低減
• 1 mL アンプルを 1 L 溶媒に添加することにより、簡便に 0.1%
(v/v)酢酸混合溶液が調製可能
7
・本カタログは2016年6月1日現在の内容であり、製品情報、仕様、記載内容は予告なく変更される場合があります。
・本カタログ掲載製品は研究用もしくは、製造原料用の製品であり、診断・治療等の目的で使用することはできません。
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
ラボプロダクツ事業本部
お問い合わせ
TEL 0120 -753 -670
[email protected]
www.thermofisher.com
販売店
LP-GC16-01
Fly UP