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追補⑹
131025 ■診療報酬算定のための 施設基準等の事務手引(平成 24 年 4 月版) 追補 ⑹ 平成 25 年 10 月 社会保険研究所 以下の告示、通知、事務連絡により、本書の内容に一部訂正、追加情報がありましたので追補いたします。 ○平成25年8月27日 厚生労働省告示第277号 特掲診療料の施設基準等の一部を改正する件 ○平成25年8月27日 保医発0827第2号 厚生労働省保険局医療課長通知 使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一 部改正について ○平成25年9月30日 保医発0930第4号 厚生労働省保険局医療課長・歯科医療管理官通知 「診療報酬の算定 方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について ○平成25年9月11日 厚生労働省保険局医療課事務連絡 疑義解釈資料の送付について(その16) ○平成25年10月21日 厚生労働省保険局医療課事務連絡 新たに設定された磁場によるナビゲーションシステム を用いた心筋焼灼術、体外衝撃波膵石破砕術及びバルーン拡張型人工生体弁セットの施 設基準に係る届出の取扱いについて ○平成25年9月27日 厚生労働省保険局医療課事務連絡 東日本大震災に伴う保険診療の特例措置の期間延長等 について 頁 告示、通知等名 872 診 療 報 酬 留意事項通知 1005 該当 箇所 右段下 改正前 改正後 (9) MRI対応型ペースメ (9) MRI対応型ペースメーカー、M ーカーを植え込んだ患者 RI対応型植込型除細動器又はMRI 〔E202 磁気共鳴コン 6日 追補⑵で に 対して MRI 撮影 を行 対応型両室ペーシング機能付き植 ピューター断層撮影 追加) う場合、別に厚生労働大 込型除細動器を植え込んだ患者に (MRI撮影)〕 臣が定める施設基準に加 対してMRI撮影を行う場合、別に えて、日本医学放射線学 厚生労働大臣が定める施設基準に 会、日本磁気共鳴医学 加えて、日本医学放射線学会、日 会、日本不整脈学会が定 本磁気共鳴医学会、日本不整脈学 め る「 MRI 対応植 込み 会が定める「MRI対応植込み型デ 型 デバイス 患者の MRI バイス患者のMRI検査の施設基 検査の施設基準」を満た 準」を満たす保険医療機関で行 す保険医療機関で行う。 う。 (10) MRI対応型ペースメ (10) MRI対応型ペースメーカー、M ーカーを植え込んだ患者 RI対応型植込型除細動器又はMRI に対してMRI撮影を行う 対応型両室ペーシング機能付き植 場合は、患者が携帯して 込型除細動器を植え込んだ患者に いる当該機器を植え込ん 対してMRI撮影を行う場合は、患 でいることを示すカード 者が携帯している当該機器を植え (製造販売業者が発行す 込んでいることを示すカード(製 る「条件付きMRI対応ペ 造販売業者が発行する「条件付き ースメーカーカード」) MRI対応ペースメーカーカード」、 を確認し、そのカードの 「条件付きMRI対応ICDカード」又 写 し を 診 療 録 に 貼 付 す は「条件付きMRI対応CRT-Dカ る。 ード」)を確認し、そのカードの写 しを診療録に貼付する。 診 療 報 酬 留意事項通知 〔K595 経皮的カテー テル心筋焼灼術〕 (平成24年11月 左段 上から 23行目の 次に追加 留意事項通知 (1) 注1に規定する三次元カラーマッ ピングとは、体表面電極から発生す る微弱な電気信号を体外式ペースメ ーカー用カテーテル電極(磁気セン サーを有するものを除く。)等によ り検出し、三次元心腔内形状を作成 し、これらのカテーテル電極にて検 出した心電図との合成により三次元 画像を構築することをいう。 -1- 施設基準等の事務手引(平成 24 年 4 月版) 追 補 ⑹ 頁 告示、通知等名 該当 箇所 改正前 改正後 (2) 注1の三次元カラーマッピング加 算を算定する場合は、特定保険医療 材料114の体外式ペースメーカー用カ テーテル電極のうち、心臓電気生理 学的検査機能付加型の「心房内・心 室内全域型」及び「アブレーション 機能付き」については算定できない。 (3) 磁場によるナビゲーションシステ ムを用いて心筋焼灼術を行った場合 は、本区分「2」の所定点数を算定 する。ただし、次の要件のいずれに も該当する保険医療機関において実 施された場合に算定する。なお、届 出は本通知別添様式1【→本追補4 枚目】により提出すること。 ア 循環器科及び麻酔科を標榜して いる病院であること。 イ 経皮的カテーテル心筋焼灼術を 年間50例以上実施していること。 ウ 循環器科についての専門の知識 及び5年以上の経験を有する常勤 の医師が2名以上配置されてお り、このうち1名以上は不整脈に ついての専門的な研修の経験を5 年以上有していること。 エ 麻酔科の標榜医が1名以上配置 されていること。 オ 緊急手術が可能な体制を有して いること。 カ 常勤の臨床工学技士が1名以上 配置されていること。 キ 当該療養に用いる機器につい て、適切に保守管理がなされてい ること。 1104 診 療 報 酬 留意事項通知 〔K768 体外衝撃波 腎・尿管結石破砕術〕 右段 下から 1行目の 次に追加 (3) 体外衝撃波膵石破砕術を行った場 合は、本区分の所定点数に準じて算 定する。 (4) 体外衝撃波膵石破砕によっては所 期の目的が達成できず、他の手術手 技を行った場合の費用は、所定点数 に含まれ別に算定できない。 (5) 体外衝撃波膵石破砕術の施設基準 は、「K768」体外衝撃波腎・尿管結 石破砕術の施設基準に準じて、本通 知別添様式2【→本追補5枚目・6 枚目】により提出すること。 (6) 体外衝撃波膵石破砕術に当たっ て、消耗性電極を使用した場合は、 「K938」体外衝撃波消耗性電極加 算を算定することができる。 K938 体外衝撃波消耗性電極加算 3,000点 注 区分番号K678及びK768に掲げ -2- 施設基準等の事務手引(平成 24 年 4 月版) 追 補 ⑹ 頁 告示、通知等名 該当 箇所 改正前 改正後 る手術に当たって、消耗性電極を 使用した場合に算定する。 留意事項通知 消耗性電極とは、1回又は2回以 上の使用により消耗し、交換が必要 となる電極をいう。なお、この加算 は一連の手術について1回のみ算定 する。 1232 診 療 報 酬 留意事項通知 〔調剤01 調剤料〕 左段 下から 23行目 、ヘパリンカルシウム製 剤、アポモルヒネ塩酸塩製 剤、セルトリズマブペゴル (平成25年4月 製剤、トシリズマブ製剤及 25日 追補⑷ びメトレレプチン製剤 、ヘパリンカルシウム製剤、アポモ ルヒネ塩酸塩製剤、セルトリズマブ ペゴル製剤、トシリズマブ製剤、メ トレレプチン製剤及びアバタセプト 製剤 /平成25年8月 12日 追補⑸で 補正) 1277 施設基準告示 下から アポモルヒネ塩酸塩製剤 特掲診療料の施設 1行目 セルトリズマブペゴル製剤 基準等(別表第九) (平成25年4月 トシリズマブ製剤 〔C101 在宅自己注射 25日 追補⑷ メトレレプチン製剤 指導管理料等に規定 /平成25年8月 する注射薬〕 12日 追補⑸で 補正) 1278 診 療 報 酬 留意事項通知 右段 上から 〔C101 在宅自己注射 19行目 指導管理料〕 の次に追加 (平成25年8月 アポモルヒネ塩酸塩製剤 セルトリズマブペゴル製剤 トシリズマブ製剤 メトレレプチン製剤 アバタセプト製剤 ⑾ アバタセプト製剤については、 皮下注射により用いた場合に限り 算定する。 12日 追補⑸で 補正) -3- 別添様式1 磁場によるナビゲーションシステムを用いた心筋焼灼術の 施設基準に係る届出書添付書類 1 標榜診療科(施設基準に係る標榜科名を記入すること。 ) 科 2 経皮的カテーテル心筋焼灼術の実施症例数 例 医師の氏名 経験年数 不整脈について 5年以上の経験 3 循環器科の常勤医師の 氏名等(2名以上) 年 有 ・ 無 年 有 ・ 無 4 麻酔科標榜医の氏名 5 常勤の臨床工学技士の氏名 6 緊急手術が可能な体制 ( 有 ・ 無 ) 7 保守管理の計画 ( 有 ・ 無 ) [記載上の注意] 1 「 2 」 は 、 50例 以 上 が 必 要 で あ る こ と 。 ま た 、 当 該 症 例 一 覧 ( 実 施 年 月日 、 手術 名 、 患 者の性別、年齢、主病名)を「特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 ) 別 添 2 の 様 式 52に よ り 添 付 する こと 。 2 「 3 」 の 医 師 の 氏 名 、 勤 務 の 態 様 及 び 勤 務 時 間 に つ い て 、「 特 掲 診 療 料 の 施 設 基 準 等 及 び そ の 届 出 に 関 す る 手 続 き の 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 ) 別 添2 の様 式4 を添 付す る こと 。 ま た、当 該医 師の 経歴( 当該 病院 での 勤務 期間 、当該 診療 科 の経験 年 数が わかる も の) を 添付 する こと 。 3 「 4」 につ いて 、 麻酔科 標 榜許 可書の 写 しを 添付 する こと 。 4 当 該手 術に 用い る 機器の 保 守管 理の計 画 を添 付す るこ と。 5 当 該届 出は 、病 院 である 保 険医 療機関 の み可 能で ある こと 。 別添様式2 体外衝撃波膵石破砕術の施設基準に係る届出書添付書類 ※ 当該療法 を 行 う 専 用 室 平方メートル 該当する届出項目に○を付けること 当該療法 用の器械 ・器具の 名称、台 数等 緊急時のための手術室 平方メートル 緊急検査が可能な検査体制 ( 有 ・ 無 ) 当該診療科の医師の氏名等 常勤医師の氏名 膵石症に関する 専門知識 常時(午前0時より午後12時までの間) 待機医師 経験年数 有 ・ 無 年 有 ・ 無 年 有 ・ 無 年 有 ・ 無 年 有 ・ 無 年 有 ・ 無 年 日勤 その他( 名 ) 当直 名 名 当該医療機関内で常時(午前0時より午後12時までの間)実施できる検査に係る機器 検 査 一般的名称 承認番号 台 数 生 化 学 的 検 査 血 液 学 的 検 査 微生物学的検査 画 像 診 断 [記載上の注意] 1 「 担 当 医 師 」 の 氏 名 、 勤 務 の 態 様 及 び 勤 務 時 間 に つ い て 、「 特 掲 診 療 料 の 施 設 基 準 等 及 び そ の 届 出 に 関 す る 手 続 き の 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 ) 別添2の様式4を添付すること。なお、次のいずれに該当する常勤医師であるかについ て 備考 欄に 記載 する こと 。 ・ 体外 衝撃 波膵 石破 砕術 を 担当 する 医師 ・ 膵石 治療 に関 し、 専門 の 知識 及び 少な くと も5 年以 上の 経験 を有 する 専門 医 また、担当医師の経歴(当該病院における勤務、当該治療に係る経験年数がわかるも の) を 添付 する こと 。 2 当該 治 療が 行われ る 専用 の施 設の 配置 図及 び平 面図 を添 付す るこ と。 3 当 該 地域に お ける 必要性 を 記載 した 理由 書を 添付 する こと 。 4 当 該 届出は 、 病院 である 保 険医 療機 関の み可 能で ある こと 。 施設基準等の事務手引(平成 24 年 4 月版) 追 補 ⑹ 関 係 通 知 特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について (平成24年3月5日 保医発0305第5号) (最終改正;平成25年9月30日 保医発0930第4号) Ⅰの3 (99) ア バルーン拡張型人工生体弁セット バルーン拡張型人工生体弁セットは以下のいずれにも該当する場合に限り算 定できる。なお、届出は本通知別添様式3により提出すること。 a 循環器科及び心臓血管外科を標榜している病院であること。 b 以下のいずれにも該当すること。 ⅰ 緊急開心・胸部大動脈手術の経験があること。 ⅱ 大動脈弁置換術(大動脈基部置換術を含む)を年間20例以上実施してお り、かつ、大動脈に対するステントグラフト内挿術を年間10例以上実施し ていること。 c ⅲ 冠動脈に関する血管内治療(PCI)を年間100例以上実施していること。 ⅳ 経食道心エコー検査を年間200例以上実施していること。 5年以上の循環器科の経験を有する常勤の医師が3名以上配置されており、 かつ、5年以上の心臓血管外科の経験を有する常勤の医師が3名以上配置さ れていること。 d 5年以上の心血管インターベンション治療の経験を有する常勤の医師が1 名以上配置されていること。なお、cに掲げる医師と同一の者であっても差 し支えない。 e 関係学会より認定された施設であることを証する文書の写しを添付するこ と。 イ 以下のいずれも満たす手術室を有していること。 a 設置型透視装置を備えていること。 b 高性能フィルタを使用して空気浄化を行い、周辺諸室に対して適切な空気 圧と気流の方向を維持していること。 ウ c 必要な設備及び装置を清潔下で使用できる十分なスペースがあること。 d 速やかに開胸手術に移行可能であること。 術中経食道心エコー検査、経皮的心肺補助装置及び緊急開心・胸部大動脈手 術が実施可能であること。 エ 実際の手技に当たって、5年以上の循環器科の経験を有する常勤の医師と5 年以上の心臓血管外科の経験を有する常勤の医師がそれぞれ1名以上参加する こと。 オ 関係学会の策定する実施施設基準を遵守すること。 カ バルーン拡張型人工生体弁セットを用いて経皮的大動脈弁置換術を行った場 合は、区分番号「K556-2」経皮的大動脈弁拡張術の点数に準じて算定する。 キ 自己大動脈弁弁尖の硬化変性に起因する症候性の重度大動脈弁狭窄を有し、 かつ、外科的手術を施行することができず、本品による治療が当該患者にとっ て最善であると判断された患者に使用する場合に限り算定できる。 診 K556-2 経皮的大動脈弁拡張術 療 報 37,430点 酬 注 手術に伴う画像診断及び検査の費用は算定しない。 -7- 別添様式3 バルーン拡張型人工生体弁セットの施設基準に係る届出書添付書類 1 標榜診療科(施設基準に係る標榜科名を記入すること。) 科 2 緊急開心・胸部大動脈手術の実施症例数 例 3 大動脈弁置換術(大動脈基部置換術を含む。)の実施症例数 大動脈に対するステントグラフト内挿術 例 例 4 冠動脈に関する血管内治療(PCI)の実施症例数 例 5 経食道心エコー検査の実施症例数 例 6 当該診療科の常勤医師の氏名等 常勤医師の氏名 診療科名 当該診療科の経験年数 [記 載上 の注 意] 1 「 2 」 は 緊 急 開 心 ・ 胸 部 大 動 脈 手 術 の 経 験 を 必 要 で あ る こ と 。 ま た 、 当該 症 例一 覧 ( 実 施年月日、手術名、患者の性別、年齢、主病名)を「特掲診療料の施設基準等及びその 届 出 に 関 す る 手 続 き の 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 ) 別 添 2 の 様式 52に より 添付 する こと 。 2 「 3 」 は 大 動 脈 基 部 置 換 術 を 含 む 大 動 脈 弁 置 換 術 が 20例 以 上 、 か つ 、 大動 脈 に対 す る ス テ ン ト グ ラ フ ト 内 挿 術 が 10例 以 上 必 要 で あ る こ と 。 ま た 、 当 該 症 例 一 覧 ( 実 施 年 月 日 、 手術名、患者の性別、年齢、主病名)を「特掲診療料の施設基準等及びその届出に関す る 手 続 き の 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 ) 別 添 2 の 様 式 52に よ り添 付す るこ と。 3 「 4 」 は 冠 動 脈 に 関 す る 血 管 内 治 療 が 100例 以 上 必 要 で あ る こ と 。 ま た 、 当 該 症 例 一 覧 (実施年月日、手術名、患者の性別、年齢、主病名)を「特掲診療料の施設基準等及び そ の 届 出 に 関 す る 手 続 き の 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 ) 別 添 2の 様式 52に より 添付 する こと 。 4 「 5 」 は 経 食 道 心 エ コ ー 検 査 が 200例 以 上 必 要 で あ る こ と 。 ま た 、 当 該 症 例 一 覧 ( 実 施 年月日、手術名、患者の性別、年齢、主病名)を「特掲診療料の施設基準等及びその届 出 に 関 す る 手 続 き の 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 ) 別 添 2 の 様 式52によ り添 付す るこ と。 5 「 6 」 の 常 勤 医 師 の 氏 名 、 勤 務 の 態 様 及 び 勤 務 時 間 に つ い て 、「 特 掲 診 療 料 の 施 設 基 準 等 及 び そ の 届 出 に 関 す る 手 続 き の 取 り 扱 い に つ い て 」( 平 成 24年 3 月 5 日 保 医 発 0305第 3 号 )別 添2 の様 式4 を添 付 する こと 。 6 当 該届 出は 、病 院 である 保 険医 療機関 の み可 能で ある こと 。 施設基準等の事務手引(平成 24 年 4 月版) 追 補 ⑹ 関係事務連絡 新たに設定された磁場によるナビゲーションシステムを用いた心筋焼灼術、 体外衝撃波膵石破砕術及びバルーン拡張型人工生体弁セットの施設基準に 係る届出の取扱いについて (平成25年10月21日 厚生労働省保険局医療課) 磁場によるナビゲーションシステムを用いた心筋焼灼術、体外衝撃波膵石破砕 術及びバルーン拡張型人工生体弁セットについては、「「診療報酬の算定方法の一 部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について」(平成25年9 月30日保医発0930第4号)別添1及び別添2において新たに施設基準を設けたと ころです。 今般、新たに施設基準の届出を行った場合等の取扱いについては、下記のとお りとするので、保険医療機関及び審査支払機関等に周知徹底を図るとともに、そ の取扱いに遺漏のないようご協力をお願いいたします。 記 1 磁場によるナビゲーションシステムを用いた心筋焼灼術及び体外衝撃波膵石 破砕術の施設基準の届出については、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う 実施上の留意事項について」(平成24年3月5日保医発0305第1号)K595 経 皮的カテーテル心筋焼灼術の⑶及びK768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術の⑸ によること。 2 バルーン拡張型人工生体弁セットの届出については、「特定保険医療材料の 材料価格算定に関する留意事項について」(平成24年3月5日保医発0305第5 号)Ⅰの3の(99)アによること。 3 1及び2による施設基準の届出については、「特掲診療料の施設基準等及び その届出に関する手続きの取扱いについて」(平成24年3月5日保医発0305第3 号)第2の7の規定にかかわらず、届出書の提出があった場合には、速やかに 要件審査をし、届出の受理がなされたものについては、受理日より算定するこ とができるものとすること。 4 1及び2による施設基準の届出の受理番号については、次のとおりとするの で、届出の提出者に対して副本に受理番号を付して通知するとともに、審査支 払機関に対して受理番号を付して通知すること。 なお、当該受理番号については、各厚生(支)局における取扱いの実情を踏 まえ、当分の間、各厚生(支)局ごと又は各事務所ごとに書面等にて管理する ことも差し支えない。 ⑴ 磁場によるナビゲーションシステムを用いた心筋焼灼術 「(磁場心)第 号」 ⑵ 体外衝撃波膵石破砕術 「(膵石破)第 号」 ⑶ バルーン拡張型人工生体弁セット 「(バ人弁)第 号」 - 10 - 施設基準等の事務手引(平成 24 年 4 月版) 追 補 ⑹ 疑義解釈資料 その16(平成25年9月11日・事務連絡) 324頁 基本診療料 【35】 A224 無菌治療室管理加算 問1 A224 無菌治療室管理加算1に関する施設基準に「室内の空気清浄度が、 患者に対し無菌治療室管理を行っている際に、常時ISOクラス6以上である」 とあるが、設定目標値がISOクラス7であっても、HEPAフィルターを通した空 気を1時間あたり12回以上換気することによって、実際の測定値が常時ISOク ラス6以上である場合については、当該施設基準を満たすのか。 答 当該施設基準を満たす。ただし、この場合において当該加算を算定する際は、 室内の患者付近の空気清浄度を患者入室時及び週に1回以上測定し、状況を確 認し記録することが必要である。 問2 A224 無菌治療室管理加算1に関する施設基準に「当該治療室の空調設備 が垂直層流方式、水平層流方式又はその双方を併用した方式である」とあるが、 空気の流れが壁から対壁への層流になっていない場合であっても、以下を全て 満たす室については、当該施設基準を満たすのか。 ・当該個室内が陽圧である ・空調設備の送気口が1か所である ・患者頭部にはHEPAフィルターを通した送気口からの直接の空気だけが流れ、 患者の直上にある空気がそれ以外の場所を経て再度患者の頭上に戻ってくる ことがない 答 当該施設基準を満たす。この場合、当該加算を算定する日にあっては、病室 の陽圧状態を煙管(ベビーパウダー等を用いて空気流の状況を確認する方法で 代用可能)又は差圧計等によって点検し、記録をつける。 ただし、差圧計はその位置によって計測値が変わることに注意する。差圧計 によって陽圧の確認を行う場合、差圧計の動作確認及び点検を定期的に実施す ること。 なお、下記のいずれかに該当する場合は、当該施設基準を満たさないため留 意されたい。 ・垂直層流方式及び水平層流方式双方を併用した方式以外で、送気口が2か所 以上ある場合又は送気が多方向性になっている場合 ・送気口及び吸気口が双方とも同一の壁面(天井を含む)にある場合(空気の 流れが一方向になるよう隔壁等で送気口と吸気口の間を区切っている場合を 除く) ※ ただし、平成24年3月31日時点において、送気口及び吸気口が双方とも同 一の壁面(天井を含む)にある場合については、当面の間、その他の要件を 満たす場合に限り、当該施設基準を満たすこととする。 ・HEPAフィルターを通していない空気が患者の頭上に流れる場合 ・HEPAフィルターを通った空気が流れる個室にさらに可動式のアイソレー ターを入れる場合 ・床置き式の空気清浄機や可動式のアイソレーターのみで管理を行う場合 問3 A224 無菌治療室管理加算1に関する施設基準に「個室であること」とあ るが、医療法の届出上、多床室として届出られている部屋であっても、常時個 室として使用し、その他の基準を全て満たす場合には、当該施設基準を満たす ものとして届出は可能か。 答 可能。その場合、別添7の様式26の2の届出添付書類における「病床数」に ついては、当該室1室につき1床と記載すること。また、当該室を多床室とし て使用する場合は、無菌治療室管理加算1の届出を取り下げるか、無菌治療室 管理加算2として届出をし直す必要があることに留意すること。 - 11 - 施設基準等の事務手引(平成 24 年 4 月版) 追 補 ⑹ ■参 考 東日本大震災に伴う保険診療の特例措置の期間延長等について (平成25年9月27日 厚生労働省保険局医療課 事務連絡) 東日本大震災に伴う保険診療の特例措置につい た特例措置は、速やかに、「東日本大震災に伴 ては、「東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の う保険診療の特例措置の利用に関する届出書」 地震の被災に伴う保険診療の取扱いの期間等につ (以下「届出様式」という。)により地方厚生 いて」(平成25年3月29日厚生労働省保険局医療 (支)局に届出をした場合は、当該特例措置の 課事務連絡)において、平成25年9月30日までの 利用を平成26年3月31日まで延長する。その他 取扱いとすることを示していたところであるが、 の地域の保険医療機関等においては、平成25年 同年10月1日以降の取扱いは、下記のとおりとす 10月1日時点で現に利用している特例措置につ るので、貴管下の関係団体、現に特例措置を利用 いてのみ、平成25年10月31日までに、届出様式 している保険医療機関等に周知徹底を図るようよ により地方厚生(支)局に届出をした場合は、 ろしくお願いしたい。 当該特例措置の利用を平成26年3月31日まで延 また、今後、特例措置の利用状況等を把握する 長する。 ため、特例措置を利用する保険医療機関等への資 なお、「東日本大震災に伴う厚生労働大臣の 料提出依頼、訪問調査等を行うことを予定してお 定める評価療養及び選定療養第2条第七号に規 り、詳細についてはおって連絡することとしてい 定する別に厚生労働大臣が定める状態等にある るので、その際には別途対応をよろしくお願いし 者の特例を定める件」(平成25年厚生労働省告 たい。 示第323号)で示した180日を超える入院を選定 なお、「東北地方太平洋沖地震及び長野県北部 療養の対象とはしないこととする特例について の地震の被災に伴う保険診療の取扱いの期間等に は、平成25年9月30日までの取扱いとなってい ついて」(平成25年3月29日厚生労働省保険局医 たが、平成26年3月31日までの取扱いにするこ 療課事務連絡)は平成25年9月30日限り廃止する。 とを別途告示する。 記 1 2 東日本大震災に伴う保険診療の特例措置(別 上記の取扱いについては、東日本大震災によ る被災に伴う医療提供体制の状況等に鑑み特例 添〔略〕参照)については、福島県の保険医療 的に行う措置であり、保険医療機関等において、 機関等においては、平成25年10月1日時点で現 特例措置を利用する際には、職員の勤務状況、 に利用している特例措置は、平成25年10月31日 健康状態等に配慮するようお願いする。 までに、平成25年10月1日以降に利用を開始し ※上記事務連絡により、追補⑷ 10頁 「東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震の被災に伴う保険診療の取扱 いの期間等について」(平成25年3月29日 厚生労働省保険局医療課事務連絡)は、削除します。 - 12 - 東日本大震災に伴う保険診療の特例措置の利用に関する届出書(平成25年 月 日現在) 厚生(支)局長 殿 ※受付番号 番号: 利用している特例措置 17を利用している場合は、その入院日(※複数名いる場合は、すべての者の入院日を記載) ※別添「特例措置の概要」 平成 年 月 日 の番号を記載すること 18を利用している場合は、その患者数: 人 利用開始日 平成 年 月 日 1. 医師や看護師の確保が困難であり、不足しているため 平成25年 月時点で 特例措置を利用している 理由 ※該当するものに○(複 数回答可) ※その他の場合は詳細 に理由を記載すること 2. 転院する施設に申し込んでいるが、後方病床が不足しており、 患者の転院が困難であるため 3. 入所する施設に申し込んでいるが、受入体制が整っていないことにより、 患者の退院が困難であるため 4. 転院・入所する施設が見つかっていないことにより、患者の退院が困難であるため 5. 自宅の倒壊や家族等の受入体制が整っていないことにより、 患者の退院が困難であるため 6. その他( ) 利用開始日が平成25年 10月1日以降となった場 合、その理由(詳細に記 載すること) ※福島県のみ 特例措置の利用を継続 する必要性、今後の見通 し(詳細に記載すること) (医療機関名) (所在地) (担当者) (連絡先) ※1 本様式の書式は変えないこと。 ※2 受付番号については、地方厚生(支)局都道府県事務所において、1番から連続した番号を付すこと。 ※3 所在地は市町村名まで記載すること。