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墓地公園整備に伴う基本計画(案) 平成26年4月 浦安市
墓地公園整備に伴う基本計画(案) 平成26 年4月 浦安市 1 目 次 1 .墓地公園基本計画とは. ....................................3 2 .墓地公園基本計画見直しの趣旨.......................4 3 .墓地公園運営の沿革..........................................5 4 .墓地公園基本計画(案)..................................6 4-1)平面計画........................................................6 4-2)整備計画数....................................................8 5 .各計画施設の概要..............................................9 5-1)複合霊廟........................................................9 5-2)芝生墓地......................................................11 5-3)樹林墓地......................................................12 6 .施設の申請資格................................................14 6-1)芝生墓地......................................................14 6-2)樹林墓地......................................................15 2 1.墓地公園基本計画とは 浦安市墓地公園は浦安市日の出8丁目の海岸沿いに位置する 敷地面積13.3haの浦安市唯一の公営墓地です。 「ふるさととして心のよりどころとなる墓地」を基本理念として、い ま墓所を必要としている市民だけでなく、将来にわたって墓所を 必要とする市民のために、長期に安定して墓所を供給することを 目指しています。 墓地公園基本計画は、社会情勢や市の人口動態から墓所需 要を予測し、必要な墓地施設や墓所数を定めるものです。 ※墓所とは・・・・一つのお墓を表す ※墓地とは・・・・お墓が集まった墓園などを表す 3 2.墓地公園基本計画見直しの趣旨 • 墓地公園は長期に安定して市民に墓所を供給するために、需要にあ わせて順次整備を進めていますが、最終整備区域である、第3区の整 備を検討する時期になっています。 • 墓地公園については開園時に策定した基本計画により整備・運営し てまいりましたが、開園から20年以上が経過し、市民の墓地に対する ニーズが多様化しており、新たな形態の施設が求められています。 以上のことから、平成24年度に墓地公園の計画・設計の改定を行い、市 民に求められる施設や運営方法について、市民や専門的な見地からの 検討を行なうため、平成25年度に墓地公園運営審議会を設置し見直しを 行っています。 4 3.墓地公園運営の沿革 • • • • • • • • • • 昭和63年3月 墓地公園基本計画策定 平成3年9月 墓地公園第1区工事着工 平成4年7月 浦安市墓地公園開園 平成5年3月 浦安市墓地公園計画を改定 平成7年6月 墓地公園納骨堂開設 平成12年3月 墓地公園第1区墓域整備完了(3,334区画) 平成14年 墓地公園第2区墓域整備工事着工 平成17年 墓地公園第2区供用開始 平成20年3月 浦安市墓地公園管理棟及び集会施設開設 平成21年8月 墓地公園展望広場開放 5 4.墓地公園基本計画(案) 今回の見直しでは、第2期埋立地の土地利用計画の見直しなどの影響で、浦安市の計画人 口が16万4千人と減少したことや市民アンケート調査結果から需要予測数※を13,500基としまし たが、核家族化など社会情勢の変化により墓地需要が多様化していることを加味し、長期納骨 堂や合葬式墓所、樹林墓地など墓地形態を増やし、整備計画数を約24,000基としています。 ※大阪府方式により算出 4-1)平面計画 新たに整備する第3区は大きく墓地空間と公園空間に分かれており、各空間の境目には樹林 を設けソフトに分離します。また、複合霊廟の周りは芝生広場を配置し将来の墓地需要の変化 に対応できる余地を残しています。 平面計画の方針としては以下の通りです。 ・中央園路と新たな緑地から複合霊廟へ象徴的な景観軸を形成する。 ・複合霊廟の周りは将来の墓地要望の変化に対応する為、芝生広場とした。 ・複合霊廟の建替えに備え同じ形状の緑地を整備する。 ・展望広場と連続した位置に芝生広場を設け、レクリエーションゾーンとする。 ・樹林墓地を2箇所計画し、第3区整備より先行して第1区の横に第1樹林墓地を 整備する。 ・第3区には標準型芝生墓地(3㎡)に加え、小型芝生墓地(1.5㎡)を整備する。 6 墓地公園計画平面図 第1樹林墓地 駐車場 小型芝生墓地 複合霊廟 管理施設・便所 芝生広場 第2樹林墓地 小型芝生墓地 7 4-2)整備計画数 各種墓地施設の需要予測数に対して以下の通り整備します。 墓地公園の各種墓地施設の整備計画数 施設名称 複 合 霊 廟 需要予測数 整備計画数 2,800基 長期納骨堂 合葬式墓地 3,000基 (長期納骨堂1,200基+合葬式墓地1,600基) 短期納骨堂 400基 400基 ※合祀室(9,000体)は含まない 約12,500基 芝生墓地 10,100基 樹林墓地 - 総合計数 13,500基 (第1・2区:約7,000基、第3区:約5,500基) ※第3区は小型芝生墓地の約2,200基を含む 約8,300基 ※第1と第2を合計した最低整備数 約24,000基 ※無縁墓は含まない 8 5.各計画施設の概要 5-1)複合霊廟 • 複合霊廟は、納骨堂(長期納骨堂と短期納骨堂)と、合葬式墓地が複合した施設です。 合理的で経済的である矩形を基本とし、立体的な墳墓をイメージした外観です。 • 入口の献花台のモニュメントと、その先に複数の樹木を設置した光庭から漏れる自然光 とが一体となり神聖な空間で参拝できます。また、繁忙期にも対応できるよう、外部に大 型の献花台を設置し、お線香も使用できます。 名 称 特 徴 長期納骨堂 (家族ロッカー) • 室内型のお墓をイメージし、上部が仏壇、下部が納骨ロッカー(4~ 6体の遺骨を収蔵)になっています。 仏壇の前でお参りが可能な直接参拝型で、雨の日でもゆっくりとお 。も可能にします。 参りできます。 使用期間 5年、10年 更新可能 短期納骨堂 (個別ロッカー) 現在の納骨堂と同様に墓所が決まるまでの短期利用施設で、1遺 骨ごとの契約になります。 廊下や外部にある共同献花台からお参りする間接礼拝型です。 (ロッカー室には入れません) 1年 更新可能 合葬式墓所 (一定期間ロッカー →合祀) 遺骨は20年間合葬壇(ロッカー)で預かり、その後は合祀室に移し ます。契約後は管理費等がかからない永代供養施設です。生前申 請も検討します。間接参拝型。(ロッカー室には入れません) 20年後合祀室で 合祀 9 ○複合霊廟の計画平面図 短期納骨堂 合葬壇 合祀室 2階平面図 長期納骨堂 長期納骨堂 1階平面図 2階平面図 10 5-2)芝生墓地 • 芝生地に小型の墓石が整然と並ぶ 明るく開放的な墓地です。 • カロート(納骨室)は市で整備します が、墓石は使用者が別途購入します。 • 既存区域と同様に、第3区においても、 標準型芝生墓地を整備します。(3.0 ㎡、8体埋蔵可) • 小家族向けの小型芝生墓地も整備し ます(1.5㎡、4体埋蔵可) 通路中心 通路中心 11 5-3)樹林墓地 • 樹林をシンボルとして、袋に収めた遺骨を土に触れる形で埋蔵する共同墓 地です。 • 市が管理していく永代供養施設です。 • 2箇所計画していますが、第1樹林墓地は平成26年度に整備します。 • 数多くの遺骨を埋蔵できるので、使用料金が安価です。 • 生前申請を行います。 第2樹林墓地 第1樹林墓地 共同埋蔵施設の構造 (イメージ図) 共同埋蔵施設 12 第1樹林墓地(イメージ図) 日よけ 防風壁 イメージ図 6.施設の申請資格 市民要望の多い生前申請について現在供給している、第2区の標準型墓所で数 を限定して募集します。また、樹林墓地についても生前申請を受付けます。 6-1)芝生墓地 芝生墓所の申請資格(案) 標準型芝生墓所 (既設) 標準型芝生墓所 (生前) ・継続10年以上居住 ・通算15年以上で、 直近継続3年以上の居住 居住条件 継続3年以上居住 年齢条件 - 70歳以上 遺骨の条件 新骨 - 遺骨との続柄 親族・姻族 本人 承継者 不問 親族・姻族 申請者 祭祀の主宰者 本人 (納骨者の同意書) 建墓の条件 1年以内の設置義務 1年以内の設置義務 ※ 新骨:墓所に埋蔵したことの無い焼骨 14 6-2)樹林墓地 樹林墓地の申請資格(案) 樹林墓地 居住条件 年齢条件 遺骨の条件 遺骨との続柄 申請者 継続1年以上居住 樹林墓地 (生前) 継続1年以上居住 - 65歳以上 焼骨 - 親族・姻族 本人 祭祀の主宰者 本人(納骨者の同意書) (共同埋蔵の承諾書 ) (共同埋蔵の承諾書) 15