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全員 常食化を目指して - 全国老人福祉施設協議会
全員 常食化を目指して 養護老人ホームにおける食事提供の取り組み 養護老人ホーム 食事環境 ビュッフェ方式 広島県 種 三原市 かんけ 事務長(主任生活相談員)勘家 けいこ 啓子 E-mail Address: [email protected] 今回の発表の施設 またはサービスの 概要 きっこうえん 別・養護老人ホーム亀甲園 FAX 0847-32-6987 社会福祉法人亀甲会 養護老人ホーム亀甲園(広島県三原市久井町江木161番地1) 昭和40年4月1日開設 定員70名 平成18年10月1日 外部サービス型特定施設入居者生活介護事業所(定員40名) <取り組んだ課題> 1、入所者の高齢化、要介護者重度化 (平均年齢 87歳・平均要介護度2,7) 2、入所者の食事形態が特別養護老人ホーム並み に変化、食事形態の複雑化 3、食事介助量増加 <具体的な取り組み> 1、食堂テーブル、椅子の作成、食堂環境整備 オリジナル家具を家具製造工場にて作成 ・テーブル 六角形、ターンテーブル付 キャスター付、引き出し付 カラーは明るく汚れの目立つもの ・椅子 座面高さ42㎝、肘当て高さ6㎝ 脊当て高さ 34㎝ (座位保持困難者用) 肘当て高さ 22㎝ 座面は明るく汚れの目立つもの ・食堂環境整備 一般入所者、特定入所者、精神疾患者に よりエリアを衝立により区分けし、プラ イバシーを保護 2、入所者訪問歯科診療開始、口腔体操開始 (歯科医師居宅療養管理指導Ⅱ・歯科衛生 士等居宅療養Ⅱ‥歯科医院にて介護請求) ・毎週木曜日 10:00~12:00 歯科衛生士2名による口腔ケア、体操 指導 ・毎週木曜日 14:00~15:30 歯科医師 1~2名 歯科衛生士 5~7名 3、食事介助演習実施 ・軟采食、ミキサー食、ゼリー食を実際に 食べて介助演習する。 食事量、タイミング、ポジショニング等 体験研修 4、車いすから椅子へ移乗 ・座位保持困難者用椅子改造費(2万円) 全員、椅子にて食事摂取 5、膳組廃止、ケータリングワゴンによる 食事提供 ・オリジナルケータリングワゴンによる 食事提供、味噌汁サーバーの導入 オリジナルケータリングワゴン作成 (湯煎式、100V対応、月額リース 料金11,130円 株)アズサ製) 味噌汁サーバー設置 (1杯 6円 マルコメ製) <活動の成果と評価> 1、自分で食べることの大切さを認識 ・食事摂取姿勢の安定、食事動作の活性 ・食事摂取量増加、残飯の減少(ほぼゼロ) ・業務省力化 (配膳業務無、食器数減少5→3) ・日常生活リハビリ(座位保持、移乗) ・園芸クラブ活動増加 <今後の課題> 1、全食ケータリングワゴンにて提供 2、全員常食化(凍結含浸食)