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「夏こそ門川へ!」~宮崎県・門川町をゆく

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「夏こそ門川へ!」~宮崎県・門川町をゆく
「夏こそ門川へ!」~宮崎県・門川町をゆく
皆さんお元気ですか!夏、夏、夏、ついに来ましたね~。北国生活が長かった私としては、夏は特別なシーズン。妙にウキウキしちゃいます。
とりわけ、夏の海なんかは良いですよね。青い空、そして海からふわっと気持ちの良い風が吹いてきたりしたら、それだけで癒されます。
というわけで、今回は海の写真からスタート!
今回の舞台は、漁業の街・宮崎県門川町!広々とした空と海、本当、良いですね。テンションが上がってきて、波止場でお決まりのポーズ!
(←最近、私、このポーズ、多くなっていますね(^_^;))
さあ、夏、海とくればレジャーですよね。あります、あります。代表的なものはなんと、無人島!
写真の中央にある島、その名も「乙島(おとじま)
」。キャンプ場やバンガローなどの宿泊施設も整っていて、特にファミリーから大人気。
シーカヤックなどのマリンスポーツ、釣りやバードウオッチング、さらには大小 7 つの洞穴があって探検気分も味わえます
(大きい洞穴は高さ 14m、幅 8m、奥行き 63mと迫力満点!)
船に乗れば数分で行ける近距離にあるため、門川町民にはおなじみのレジャースポットだそうです。
周囲およそ 4 ㎞のこの島が「乙島」と呼ばれるのは、横から見ると、乙女のようななだらかな形をしているからだそうです。
その名前にちなんで、今年 3 月には「乙女の島旅」と題して、女性限定で島の自然、そして町の温泉や薬膳料理を楽しむツアーを町の観光協会が企画。
キャンセル待ちが出るほど好評だったということです。いや~、行ってみたいですね~~~~(●>ω<●)
さてさて、門川町民にとってなじみ深い島は他にもあります。沖合 7 キロにある「枇榔島(びろうじま)」です。
写真の真ん中にうっすらと見える山のようなものが「枇榔島」です。分かりますかね~???
周囲 1.5 キロの無人島で、切り立った断崖に囲まれています。
ここは、絶滅が心配されているカンムリウミスズメという鳥の貴重な繁殖地になっているということなんです。
ちなみに、これは「カンムリウミスズメ」の模型です。ペンギンのように黒と白の羽が混じっていて、「カンムリ」のように、頭に飛び出た毛が特徴です。
赤ちゃんの時は大人の片手サイズ、成長しても両手ぐらいの大きさだそうです。可愛いですね~。
このカンムリウミスズメは全世界に 6000 羽ほどしかおらず、そのうちの半数の 3000 羽が繁殖のためにこの島に集まるということです。
3 月中旬から 5 月中旬にかけての繁殖期には、町の観光協会で定期的に船を出しているので、近くに行って観察もできちゃいます。
最近では、町の小学校で、この鳥について子供たちが学んだりしているということで、町の皆さんにとって自慢の一つなんですね。
そして、海といえば、おいしい海産物も楽しみですよね~。ということで、こちら!
これは、「魚ずし」
。宮崎県北部の郷土料理で、漁師の皆さんが昔からよく食べてきたものです。魚を切り身ではなく、頭以外をそのまま使い、尾びれまで残すのが
特徴。なんとも豪快ですよね~。とれたてのサバやアジなど、新鮮な魚を使い、調味料の砂糖と酢は目分量。ですから、各家庭で微妙に味が変わるんだそうです。
門川町では、お祭りなどのイベントに欠かせない一品。一ついただいてみると、うん、甘さと酸っぱさがちょうど良い!そして何よりお魚が柔らかくて食べ応えあ
る!!これはおいし~~~~~~~い!!(←おいしい物があるとすぐにテンション上昇)
そんな海の町・門川町ですが、海岸のすぐそばには山々が連なり緑が豊富。この時期、道路を車で走っていると濃い緑色が広がり、かなり気持ちの良い!
すがすがしい気持ちでドライブしつつ、
「勝蓮寺(しょうれんじ)
」という 600 年もの歴史があるお寺にお邪魔しました。
ここの見所は、天井にずらっと並んだ絵です!
30 センチ四方の絵がなんと 105 枚もずらっと並んでいます。およそ 160 年前に、岡部南圃(おかべなんぽ)という延岡藩のおかかえ絵師が描いたと言われています。
当時、日本で見られた様々な種類の草花が描かれています。例えば、こんな感じです。
左にあるのは「シロバナタンポポ」という日本の在来種を描いたものです。白いタンポポなんかなかなかお目にかかれないですが、当時はよく見られたということ
なんですね。ちなみに、このお寺の近辺では今も時々見られるということで、住職が写真を見せてくださいました(右の写真)。
他にも菊やヤマユリなど数多くの草花が描かれていて、160 年経った今でも色鮮やかなものもあります。思わず、ずっと見上げてしまいます。
なんだか落ち着いた気持ちになりました。
海でめいっぱい体を動かして楽しんで、おいしいものを食べ、お寺で歴史ある絵をじっくりと堪能する、なかなか良い旅プランじゃないでしょうか。
この夏は、門川へ遊びに行きたい!!
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