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26号 - NVC新潟国際ボランティアセンター
特集 P2 バザーを終えて 実行委員長 窪田雅企さん バザーボランティアスタッフの声 ご協力いただいた皆様 アンケート結果から見る お客様の声 来年のバザー開催に向けて HOT NEWS P9 ベトナムスタディツアー報告 橋本めぐみさん 小林伸子さん バングラデシュスタディツアー報告 鈴木晴夫さん 芳賀理江さん 渡邉順美さん 第 42 回 地球を知る講座 講師:JVC ラオス現地代表 名村隆行氏 イベント参加記録 リレートーク ~ NVC's Human Network ~ P18 北村樹二さん/高橋正樹さん/江口昌樹さん/進直一郎さん 事務局だより P20 特集愛���橋��� HOT NEWS 収益:1,986,954 円(売上+寄付・募金) 参加ボランティア人数:延べ 299 人 (搬入・値付け 108 人,当日 191 人) 入場者数:1,675 人 ������ 第 17 回愛のかけ橋バザー お蔭様で今年も盛況のうちに終了いたしました (15 日 882 人 16 日 793 人) 第 17 回「愛のかけ橋バザー」御礼と今後に思うこと。 事務局��� 2 第 17 回愛のかけ橋バザー実行委員長 窪田 雅企 第 17 回愛のかけ橋バザーは初日の雨にもかかわら ず、10 時の開場の 1 時間前から人が詰め掛け、二日 間で来場者は 1600 人を上回り、バザーの売上金も提 供商品が昨年より少なかったですが、各売り場のディ スプレー、お客さんへの声がけの努力で残品が例年に 比べ激減しました。その結果、昨年の売上金に迫る収 益を上げることが出来ましたもの、会員皆様の尽力を 始め、当日の多くの一般、学生ボランティアの方々、 そして、各方面にわたる方々のご理解ご協力の賜物と 心より感謝申し上げます。正直を言ってホット胸を撫 で下ろしています。 毎年、県内の柏崎・長岡・三条はじめ、県外からは 剣持さん三上さんをはじめ早稲田大学、弘前大学の学 生さんたちには遠方より駆けつけ、長旅の疲れを癒す 間もなく準備、本番へと動いてくださり、本当に言葉 では言い尽くせないほど感謝を申し上げますともにそ の献身的な行動に心から敬意を表します。 そして、実際にバザーの問題点も多くあることに気 付きました。まず第一に、 「準備段階での人手不足で きめ細やかな準備が不足の為、お客様の対応に困った」 「価値のあるものが極端に安い値が付いていた」等。 今後、NVC の最大の資金源であるこのバザーを成 功させるために感じたことは、 ○年間を通しての活動が必要であり、その活動がバ ザーの収益に向かう準備を兼ねなければならないこ と。 ○実働会員の増加が必要である。その為には会員の交 流の場と非会員の参加しやすい場を作る必要がある。 これらを実際にやっていかないと、毎年同じような反 省が出るだけで改善はあまり期待できない。 「運営委 員会」と「地球を知る講座」だけでは一般の会員の方 にはあまり魅力が無いのではないか。 ○会員の動員実働が少ないのは、会員の方が悪いので はなく運営する側に問題があるのではないか。自分を 変えずして相手を変えることは出来ないと思う。今ま でのやり方で参加してもらえないのだから、やり方を 変えるしかない。 では、問題点と具体案。実際に何が出来るか。考え てみると、 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 特集愛���橋��� HOT NEWS ������ 表 1. 現在の問題点、改善の可能性のある活動 改善の可能性のある活動 ・新しいものを作る活動、既に活動している団体との連携、交流 ・会員の参加率の低迷 ・楽しい活動、料理勉強会 講師を招いて珍しい料理をする。 事務局��� 現在の問題点 ・提供商品が減少傾向にある。 ・スタディーツアー参加者の帰国後の ・外部に積極的に働きかけ他団体の発表の場等にゲストに呼んで 活動場の少なさ。 頂く。宣伝活動、啓蒙運動。 ・遊び心がない。楽しい催物がない。 ・ステージを作り各国の民族舞踊をする、オークションをする。 縁日的なゲームをする。 少し考えてみて、こんなこと(表1)が思い浮かび ました。皆様にはもっと素晴らしいご提案があるこ とと思います。では、 「誰がするのか。 」はさておいて、 会員の皆様をはじめ読者の方々の率直なご意見を聞 かして頂きたいと思います。そこで、 「これは出来る。 」 というものが必ずあると思います。是非是非皆様の ご意見をお聞かせ下さいませ。 今年の反省と皆様のご意見を来年の「第 18 回愛の かけ橋バザー」には最大限に生かし、改善して少し でも良い魅力のあるバザーにしたいと思っておりま す。また皆様のご協力を宜しくお願いいたします。 今回少し嬉しかった点は、昨年のバザーの私の感 想に書きましたが、小学生と中学生が当日のボラン ティアに参加してくれたことです。そして、子供が 参加しているために、親御さんご家族が数家族お見 えになりました。一般のボランティアの方のお知り 合い、友人の動員。子供達には、家族の動員が見込 めます。来年は、子供たちがボランティアに憧れてく れる様なバザーになったらなと思いました。子供たち は未来の宝です。あと残るは高校生です。来年は高校 生に参加してもらうことです。 最後に、全く不慣れで段取りが悪かった為皆様には ご迷惑をおかけしました点、心よりお詫び申し上げま す。又、何といっても会場を快くお貸しして頂きまし た、新潟中郵便局の局長様をはじめ、とりわけ総務課 一同様には何度も何度もご面倒をおかけし、その度に 嫌な顔をひとつも見せずに快く対応をして頂き本当に ありがとうございました。守衛の本田様にも感謝申し 上げます。 そして、この NVC「愛のかけ橋バザー」が新潟市 民の皆様に愛され、また活動が安定して続くことを心 より祈念致しまして、委員長の御礼の挨拶とさせて頂 きます。本当にありがとうございました。 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 3 黒田 かおり さん 早稲田大学 多賀ゼミ 特集愛���橋��� HOT NEWS 今回が初めての参加となった NVC 愛のかけ橋バザー は、自分自身楽しく過ごさせて頂いたと同時に、大変 得るものが多い二日間でした。 まず驚かされたのは、会場が開く前から扉の前で待っ ている方、以前にいらした事がある方、新聞で記事を 見た方など、NVC バザーの認知度、そして関心の高さ でした。私は主に会場外でのチラシ配布、案内をして おりましたが、チラシを見て立ち寄る人の多さにやり がいを感じました。確実に、新潟の地で NVC バザーの 根が広がっていることを実感できました。 また、ボランティアの方々の熱気には圧倒され通し でした。例年より少なめとはいうものの大量の商品の 整理、会場の準備、広告など事前の準備をされた方々 の費やした時間と労力は計り知れません。特に、小学 生のボランティアの子たちが「私たちもやります!」 ������ 吉井 歩 さん 弘前大学 国際協力ゼミ 人とのつながりを生かして 事務局��� NVC のことがもっと知りたい。夏にベトナムスタ ディーツアーに参加させて頂き、そんな思いでバザー に向かいました。またベトナムの子供たちのきらきら した眼を想い、何か力になれたらという気持ちもあり ました。 先輩方や NVC の HP などから見聞していた通り、バ ザーで人とのつながりを意識させられました。途中参 加の私達を快く迎えて下さった方々、突然の我儘でし たがステイを了解して下さった学生さんの温かさに感 謝しています。人を温かく迎える姿勢は、スタディー ツアーでもそうでしたが、海外でも国内の活動でもや はり人間として同じだと痛感しました。 スタッフの世代・職業など幅の広さに驚き、小学生 の参加は次世代へ繋がっていく力を感じさせました。 一方、客層が限定されてしまったのが気になりました。 またベトナム等の国コーナーや、NVC コーナーへの 客足が多くないことから、過去の反省にもある通り、 バザーの趣旨が浸透しきっていないのではと思いまし た。バザー活動自体は市民に根付いてきている印象を うけたので、ツアー報告や国紹介をもう少し目のつく 所に展示する等して、具体的な活動も広めてはと思い ます。活動紹介や商品の減少の対策としても、ヘナペ インティングや民族衣装等の企画はとても魅力を感じ ました。これらは人とのつながりがあってこそで、今 後も例えば「ベトナムコーヒーカフェ」のような企画 モノが増えても楽しめるのではないでしょうか。 力になれたら、と参加させて頂きましたが、それ以 上にこちらが勉強させて頂きました。地域を越えて問 題意識を共有できたことはとても貴重だと感じており ます。有難うございました。 奉仕部 3 年 岸野 誠 さん 新潟大学付属新潟中学校 4 と声を掛けてくれ、チラシとボードを渡すと持ち場ま で駆けて行き、大きな声で動き回っている姿は何とも 印象的でした。この NVC バザーがより多くの、新しい 世代の人にも広がって欲しいと願わざるを得ません。 というのも、タオルや食料品、食器等はお客様の大 半を占める主婦層の方々には嬉しい商品でしょう。ま た、アジアの小物やお菓子、ヘナペインティングなど 10 代や学生の目を引きそうな商品も多彩にありまし た。私はそんな若い人々にもっとこの NVC バザーとそ の趣旨を知ってもらい、 参加してもらいたいと思います。 たった 2 日間ではありましたがボランティアを通し て同じ有益な時間を過ごさせて頂けたことに謝意と、 NVC の活動のより一層の活性化を願い、最後の言葉に かえさせて頂きます。 10 月 15・16 日に開催された、愛のかけ橋バザーに 参加しました。会場にはいると、 海外の品物を売るコー ナーや、民族衣装に着替え、写真に撮るコーナーがあ り、国際的なバザーなんだな、と思いました。 私の担当するコーナーが決まり、日用品コーナーに 配属されました。そこで,来店した人を見ると、子ど もや 40 歳代以降の人が多い気がしました。なので、 大きいものは売れないだろうと思いました。しかし、 焼き肉プレートを手に取ったり、クーラーボックスを 購入した人がいたので、大変驚きました。また、子ど もの方は海外の民族楽器みたいなものを手に取ってい ました。これをみて,子どもにしてみれば、海外の知 らないものと触れ合う機会ですし、大人にとっては必 要なものを購入することで、海外ボランティアに貢献 することができます。私は、このようなバザーがさら に発展するとよいと思っています。 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 新潟小学校 6年 天野 真帆 さん 新潟小学校 6年 女子 私がこの 「 愛のかけ橋バザー 」 に参加してみて思っ たことがあります。それはみんな一生懸命に働いて、 最貧国の国などに募金をして、幸せになってもらいた いという思いです。 元々、NVCの人が私達の学校に来て、今の現状を 話してくれました。バングラディシュ、ベトナムそし てタイのことでした。 当日私は石坂さんと一緒に手伝いをしました。窪田 さんと同じ「タイコーナー」でした。木製のかえるの 形で音がギロの様な音で、その背中を棒で上下に動か すとかえるの鳴き声がでます。大きさも大・中・小の サイズがありました。私の家も中を1つ買いました。 お昼になりました。楽しみにしていたグリーンカ レーです。けれど、辛くてスプーン半分しか食べれま せんでした。午後になってお願いしてビラ配りをしま した。私は大和側で石坂さんは郵便局側でした。最初 からもらってくれる人やもらってくれない人がいまし た。そしてひどい人は、もらってすぐ丸めて捨て「ワ ハハー」 という人までいました。せっかく一枚一枚刷っ ているのに~と思いました。少し悲しい気持ちになり ました。 この日一日学んでいろいろな事を覚えました。もし 又こういう機会があったら参加したいと思います。 私が国際ボランティアのバザーに参加しようと 思ったのは、学校の友達に誘われたからです。最初は 戸惑いもありましたが、時間がたつにつれて慣れてき ました。チラシ配りなどをやっているうちに国際ボラ ンティアって楽しいんだなーと思い、最初は一日だけ の参加予定でしたが2日目も参加してみたくなりま した。国際ボランティアのバザーを体験させていただ いたおかげで人との関わりや触れ合いは大切なのだ と改めて感じました。またこのような機会がありまし たら、参加してみたいと思います。 ボランティアに参加して 私が 「 愛のかけ橋バザー 」 に参加した理由は、外国 の名産品などを知りたかったし、楽しそうだったから です! そんな軽い気持ちで参加したわけなのです が、実際に参加してみて、お客さんに物を売るのがとっ ても難しかったです・・・ですが!「そんな事で負け ていられない!」と思って友達と一緒に頑張って品物 を20個以上売りました。 それと 「 新潟国際ボランティアセンター 」 の活動目 的には「主にアジア所子供たちの教育やストリートチ ルドレンのために、家庭の使っていない物を売って収 益金にし活動資金にする事はすばらしい名案だと思い ました。お店の種類ではタイ、バングラディシュ、ベ トナムコーナーや様々な日用品、また民族衣装記念撮 影コーナーもありました。又宇宙食なども売っていま した。楽しかったので又、来年も参加したいです。 初めての NVC バザー体験 私は、今年 NVC の会員となり、初めてバザーに参 加しました。 バザーや運営に関わるのは、大勢の学生さんの力と、 ボランティアの主婦の方に支えられている事を知りま した。 値付け作業では、膨大な数の品物を振り分けて、並 べる作業を教わりながらやりました。 主婦の方達と和気あいあいの雰囲気の中、徐々に作業 は進み、形となって行きました。 さていよいよ当日。朝から列を作って並んでいると いう常連のお客様に驚きました。 そして、大学生の皆さんの若いパワーに圧倒されつつ も、いつの間にか、自分も溶け込んでいました。 担当となった民族衣装コーナーでは、ベテランの皆 さんと一緒で心強く、また楽しく参加することができ ました。感想は、ご年配のお客様が多く、呼び込みを してもなかなか参加まで至るのが難しいと感じまし た。課題は今後どのように呼び込むかという事だと思 います。 実は「NVC」の存在はボランティアについて関心を 持った最近まで知りませんでした。 私は社会人なのですが、NVC バザーに参加する事で、 普段は会う事のない多くの人達と接することができま した。そして新潟に居ながらにしての国際協力ができ、 充実感でいっぱいです。 同じく社会人会員の皆様!どんどん運営会議やバ ザースタッフとして参加してみませんか?!社会人会 員の一人としてお待ちしております。 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 事務局��� 伊藤 瑛里 さん 樋口 みか さん ������ 入船小学校 6年 民族衣装試着コーナー HOT NEWS 国際ボランティアのバザーを体験してみて 特特 集集 愛� �� � �� � 愛� �橋 橋� �� NVC のボランティアに参加して 5 今年も多くの皆さまのご協力、本当にありがとうございました。 商品のご提供、収集、会場設営と値段つけ、当日の売り子、ご寄付、 会場・備品貸与など、 「愛のかけ橋バザー」は、皆さまのご協力なし には成り立ちません。深く御礼申し上げます。 特集愛���橋��� HOT NEWS ������ 事務局��� 6 【郵便局関係】 新潟中央郵便局 新潟南浜通郵便局 新潟中郵便局 新潟本町十三番郵便局 【企業】 アルス美容室 丸一新潟青果(株) 橋本電気商会(株) NTT 東日本新潟支店 ダスキン 福田道路(株)役職員有志 【団体】 押し花・野の花の会 西村ちなみ事務所 JA 白根 連合新潟 【マスメディア】 朝日新聞社新潟総局 NHK 新潟放送局 新潟日報社 毎日新聞社新潟支社 NST NT21 BSN TeNY 新潟駅前郵便局 新潟浜浦郵便局 新潟下所島郵便局 新潟山二ツ郵便局 (株)新潟中央青果 東北電力(株)新潟支店 ミズヨシ洋品店 クリエイティブ 2021 わいやらの会 JPU 新潟 読売新聞社新潟支社 週刊朝日だより 【大学・小中学校等】 入舟小学校有志 長岡造形大学有志 新潟国際情報大学有志 新潟小学校6年1組 新潟大学附属中学校有志 弘前大学人文学部国際協力ゼミ 国際エアリゾート専門学校有志 新潟医療福祉大学有志 新潟国際情報大学国際交流会メコン 新潟小学校なかよし学級 新潟大学有志 早稲田大学有志 【個人・会員】 青木航 阿部博樹 五十嵐瑛 石塚弥里 今井愛子 江口昌樹 大竹由紀子 荻野 片桐奈保美 加藤政 川畠紀子 北村佳代子 桐山カツ子 窪田雅企 小池千畝 後藤綾香 小林伸子 小宮美穂 斉藤喜平 浅岡香野子 天野真帆 石川真千子 市川明子 植木和子 榎並茂信 大見真佐子 小関優子 加藤健太 金子洋二 姜先姫 北村泰 桑原洋子 黒岩秩子 甲田信子 小林江里 小林美緒 小山美春 斉藤友徳 青山師子 阿部美恵子 池田友季美 石原 今泉奉文 江田義広 大友渉 小熊常雄 勝目順子 金子征子 川村かづみ 北村樹二 桐生裕子 倉沼祐一 小出奈央 後藤まゆみ 小林真千子 小柳和子 斉藤恭子 味方照子 荒木 石坂優彦 市川三枝 上田剛弘 大口博子 大村良子 小田 加藤徹 鎌田秀一 神田典 北村ヨリ 草野登美子 黒田かおり 幸村重弥 小林沙綾 小林瑞乃 今野えりか 斉藤みち 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 豊照小学校有志 県立新潟女子短期大学有志 新潟小学校有志 新潟青陵大学有志 新潟美術学園長谷川朝子 安達英里子 安藤由喜子 石坂真弓 伊藤瑛里 植松祐一 大竹里実 尾形キミ 小原麗未 加藤智央 鎌田晴美 木内美由紀 金明勲 久須美朝子 桑原悦子 河本愛 小林千恵子 小林裕子 今野静香 堺顕吾 阿部友香 飯田多嘉 石田翔太 伊深優子 内山多恵子 大竹康子 岡美恵子 樫野 加藤智徳 川島緑 岸野誠 木村歩美 窪田チイ 剣持政幸 後藤綾花 小林千里 小宮山琴美 齋藤綾子 坂上元美 ������ 事務局��� 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 HOT NEWS この名簿は、お書き下さった協力者名簿にもとづき、順不同、敬称略で掲載させていただきました。不手際によりお名 前の掲載漏れがございましたら、どうぞお許し下さい。また、お気づきの点がございましたら、NVC バザー実行委員会 までご連絡下さいますようお願い致します。 愛� �橋 橋� �� 特特 集集 愛� �� � �� � 坂田真知子 佐々木純子 佐藤明夫 佐藤幸子 佐藤信幸 佐藤正 佐藤ちひろ 佐藤芽衣子 佐藤雄二 佐藤由美 佐野留美子 澤田アキ 渋木幸子 渋谷寛子 清水麗子 進直一郎 杉山博紀 鈴木昴 鈴木久美 鈴木健史 鈴木直美 鈴木真佐子 清田麗子 清野歩 関こゆき 関洋介 袖山展子 袖山由美子 高井一男 高野紀子 高橋脩夫 高橋節子 多賀秀敏 竹中千代子 田斉明子 田中美恵子 谷口良 玉山恵一 茅野育恵 面川雅博 手島敏男 寺尾真理 遠田美鈴 富樫七恵 利根川英子 内藤美和 永井亜矢子 永井翠 中川征二 長沢義道 永島敦子 中田こずえ 永田俊之 中辻みな美 中西加代子 中西みどり 中村朝子 中村右子 中矢澄子 中山亜希子 鳴海孝子 二階堂英子 西尾葉子 西口弘子 西谷理香 西村智奈美 西山亜衣 ノイス金子マーグレット 能美康彦 野上淑子 野口将輝 野澤葉子 野水和行 灰庭紀子 芳賀理江 橋本タカ子 橋本めぐみ 長谷川和二 長谷川知子 馬場隆史 原田馨 原敏明 樋口みか 飛澤彩子 樋山真弓 平岩節子 平田陽介 福田忠弘 藤井由美子 藤崎千代子 藤田栄子 藤田カツ 藤村碧 保苅勝 朴哲秀 保坂ミヤ子 星野幸子 堀菜美子 本田八重 前谷明日香 前田佳子 前野春樹 松浦直人 松川智彦 松沢悦子 松田圭市 松山勤 丸山淳 丸山信子 丸山眞紀子 三浦真 三上杏里 三国真由 美谷喜義 道正慶子 南裕子 峯田史朗 峯村康明 宮崎潤 宮澤シズエ 宮澤佳恵 宮部沙美 武者野乃花 村本隆史 村山奈菜子 目黒雄介 本川加代子 安田智子 安原洋子 谷田英 梁取新一 矢野真知子 矢吹あゆみ 矢吹るみ子 山井和緒 山際 山際敦 山際京子 山崎オリエ 山田和夫 山根昭子 山根晴子 山本愛 山本美保子 横山和美 吉井歩 与那嶺真琴 李相福 若井良江 若月章 若月真有子 涌井秀夫 和田澄恵 和田達郎 渡辺京子 渡邉健 渡邉高志 渡邉直子 渡邉順美 渡辺瑞穂 渡辺未来 渡辺米子 Farhana Sarmin Sayeda Fatema Rubi Zulfiquar Ali Chowdhury 7 特 集 愛 � � � 橋 � � � 次のようなご意見、ご感想、NVCへのメッ セージ、ボランティアに対しての印象などを寄 次のような参加の動機や心に残ったことが寄せられまし た。( 回答数 74) せていただきました。(回答数297) HOT NEWS � � � � � � 事 務 局 � � � ・ 多くの人たちの協力で、各国の国々の子ど もたちが勉強できるようになっていることもす ばらしい。若い人たちにこれからも期待します。 困っている人に寄付がいくので大変役に立って いると思います。これからも続けてほしいと思 います。 ・ アジアで困っている人たちのために、とい う目的があるのなら、もっとアジアの国々につ いて紹介するところを、体験できるところも入 れて作った方がよい。 ・ 毎年バザーのあることは新聞等で知ること ができますが、どんな方がボランティアで参加 しているのか、またどのようにしたら参加でき るかよく分からない方が多いと思います。興味 はあるのですが、一歩踏み出せないところがあ りました。買う方に協力したいと思います。 ・ もう少し宣伝をした方がよいのでは? ・ いろんな国の物がもっとあったらいい。 ・ 値が高すぎる。バザーに来る者は安くてよ いものを目的とする。 ・ 若者に躍動感を感じた。大変好ましいぬく もりを感じます。 8 ・ 同じ思いを抱いた、様々な年代の様々な地域、様々な 考えの持った人たちと交流し、共に活動したかったし、頭 で考えるだけでなく、実践をしたかったからです。 ・ 小学生ボランティアスタッフのパワーや声の大きさや、 いきいき物を売る姿がとてもすばらしかった。" ショッピ ングで国際協力しませんか " というキャッチフレーズがよ かった。NVC バザーがこれからの世代につながっていく のを感じた。 ・ すごく楽しくて、なごやかなふんいきが好きでした。 また、国際的なものに興味がわくきっかけになりました。 ・ 人と人とのつながりがあたたかかった。ぜひまた参加 したいです。 ・ NVC の企画であるスタディーツアーの存在や詳細を知 れてとても興味をもちました。また世界各国の状況や現地 に行ってきた人の話を聞けてよかったです。そしてこのバ ザーで本当にたくさんの人たちと交流できたことがとても 楽しかったです。 ・ 地域の方々や新潟、早稲田、弘前の学生の力が合わさっ てバザーができたこと。このようなことからがこれから世 界で溢れていけばと思います。今回のようにその中心と なっている新潟で、まず人々の意識を変わっていけるとい いですね。 ・ みなさん、誰に言われるでもなくキビキビ行動してお られました。世代・年齢層の幅が広いのも印象的でした。 ・ リピーターのお客さんの迫力がすごいと思いました。 ・ パワーをもらったといってくださるお客さんがいたこ と。 ・ 買い物をしていくお客様で、 「寄付」という言葉を残 していってくれる人が結構いたのがうれしかった。私たち のこの活動の意味を知ってくれていることはうれしい。ま たこのバザーで活動を知って帰ってくれる人もいて本当に うれしかった。 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 大成功に終わった第 17 回愛のかけ橋バザー。今回は、新潟市礎町にある「クロス パルにいがた」で反省会を開催しました。窪田バザー実行委員長と、ご友人のタイ人 の方々といっしょに作ったタイ料理に舌鼓を打った後、アンケート集計結果を参照し ながら、バザー反省会をおこないました。出された意見をまとめてみると、バザーの 現状が見えてきました。 更なる連携・商品の可能性 ●「スタッフが足りなかった」 ●「どうしたらもっと参加しやすくなるのか」 ●「値つけの機会を増やしては?」 スタッフの不足も、 毎年課題となっている。特に、 会場設営・値つけ・品物回収はボランティアの人 数も少なく、苦労しているのが現状だ。何とか当 日には間に合っているものの、例えば食器コーナー からは「人手があれば、箱から出してきれいに並 べたりすることもできた。それだけで、全然売れ 行きが違う」という。参加しやすくするためのア イディアがいくつか出されたが、まだ方法はたく さんありそうだ。 事務局��� ●「NVC の活動を丁寧に説明していくことが大切」 ● 「 『100 円でできる!国際協力』 のような合言葉を」 お客様に趣旨を理解してもらうことは、売り上 スタッフが足りない! ������ 活動を説明することの大切さ げ増にもつながる。バ ングラコーナーではツ アーの DVD 映像も流 されるなど工夫。写 真パネルの設置以外に も、活動紹介と商品販 売をつなげるアイディ アが必要だ。 HOT NEWS ●「来た人が楽しめるお祭りのようなバザーに」 ●「手作りコーナーなど、 他団体と連携できないか」 ●「布を加工して売ってはどうか」 ●「民族衣装《試着》ではなく《記念撮影》に!」 ●「バングラの岩塩は大人気。しかしツアーのみ での買い付けにも限界あり」 ここ数年のバザーで毎回のように問題になるの が「商品が少ない」こと。お客様アンケートにも 同様のコメントが見られた。こうした状況に対し て、新しいバザーの形を模索するような意見が多 く挙がった。 品物開発と言えば、 「グリーンカレーをお客様に も売ったらどうか」との案も出されたが、営業行 為となるため郵便局体育館使用上の問題などが発 生するとのこと。実現は、現在のバザーでは難し そうだ。 また、現在お客様のほとんどはご年配の方。若 者も来れるようなバザーにしたい!との気持ちか ら、 「ボランティアでなくとも、旅行などに興味を 持つ若者は多い。そこに働きかけては」という意 見も出された。 特集愛���橋��� 日 時: 2005 年 10 月 30 日(日) 9:00 ~調理 12:30 ~会食 13:00 ~反省会 会 場: クロスパル新潟 4F 調理室・交流ホール 2 参加者数: 36 名 司 会: 窪田雅企 記 録: 関洋介 気軽に参加できる場を 今回の反省会&料理会については、 「休日だから 運営委員会に行けない人でも来やすいし、何より 料理が楽しみ」と大好評。今後も、料理会のよう に気軽に参加できる場を多くつくり、バザーにつ なげよう!ということが全体で共有されて、反省 会は終了した。 それがバザーの魅力 ●「お年寄りと触れ合えた」 ●「子どもたちと遊べて楽しかった」 ●「頑張ろう、と意気込んでいたら楽しんでいた」 上は、今回初めてバザーに参加した学生スタッ フからの感想だ。また、 「会員・非会員問わず、ひ とつの目的のもと、卒業したり新潟を離れたりし ても集まれる、それがバザーの魅力である」との 意見には、思わず皆うなづいた。NVC バザーの原 点を保ちつつ、新しい形に変容できるかどうか。 課題は、はっきりしてきた。あとは、どのような アイディアでそれらを解決していくかではないだ ろうか。 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 9 特集 愛���橋��� 小林 伸子 2005 年夏、ベトナムスタディツアーが開催されました。今 回のツアーでは、奨学金授与式、メコンデルタのホアビン小 学校開校式、新しい小学校建設予定地視察、マイアミバー チュー訪問、キークワン訪問のプログラムが組まれ、旧ゲリ ラ基地やミトも訪れました。様々な方向からベトナムを見る ことができたツアーでした。私はキークワン寺視察を兼ね参 加しました。ここではキークワンについてご報告させていた だきたいと思います。 ① HOT NEWS ② ������ 9 月 1 日 キークワン寺※訪問 ホーチミン市郊外にあるキー クワン寺。ここでは身寄りのな い子供達に教育と生活の場を与 えています。現在、約 170 名 の若者 / 子供が、センター 1 と センター 2 に別れて生活してお り、その多くは知的障害、肢体 不自由、視聴覚障害などの障害 を持っています。 ※ 事務局��� 10 【センター 1 の様子】 部屋数は約 8 部屋、約 100 人 の比較的小さな子供達が生活して います。以前に比べると生活ス ペースはずっと明るく清潔になっ ていました。奥の部屋では 5 歳以 下の小さな子供が 30 名くらい生 活し、さらに奥には障害を持った 子供の部屋があります。入口では、 障害児が食事を与えられていまし た。お世話をする女性は、その子 を固定した椅子に仰向けの状態に 座らせ、腕を押さえおかゆを口に 入れていました。一見乱暴にも見 える様子ですが、こうしてこの子 達は大きくなっていくのです。そ 写真①ホアピン小学校の小学生 写真②マイアミバーチュウの元気な女の子達 の他の子供達は皆ベッドや床に横 たわっていました。足を縛られて 寝かせられている子もいました。 また、生まれたときから肛門を持 たない赤ちゃん、水頭症で頭が大 きく膨れ上がり起き上がることも できない2歳の女の子など、重度 の障害を持った子供が多く見られ ます。お寺が有名になり門の前に 子供が捨てられている事があるそ うです。一方、お寺がどんどん豪 華に大きくなっています。未だに 建設中の建物もありました。 【センター 2 の様子】 車で 15 分ほどでキークワン寺 が持つ第2の施設に到着しまし た。ここには約 70 名の、多くは 視覚障害を持つ青年が生活してい ます。郊外の川岸にあり、広々と した施設内はとても清潔で落ち着 いた雰囲気でした。入口付近には 職業訓練を行う小屋もあり、訪問 時には立派な家具を製作していま した。その隣では民芸品を売る店 があります。盲目の男性が川で楽 しそうに泳いでいました。とても 自由に生活している様子でした。 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 9 月 2 日 副住職ハンさんとの 打合せ 福田委員とキークワン寺セン ター 2 に向かいました。キーク ワン寺副住職のハンさんと打合 せの約束をしていました。先に 述べたように、いまやキークワン に古いお寺の面影はありません。 年々豪華になっていくお寺の様 子に過去のスタディツアー参加 者からは疑問の声があがってい ました。 私の今回の最大の目的は、 キークワンの様子を実際に見る こと、そしてお寺と孤児院の経営 状態を確認する事でした。つまり NVC の支援金が適切に子供達に 使われているという事を確認す ることです。私はお寺の財政状況 ③ ④ ⑥ 写真③ 5 歳以下の孤児の部屋 写真④障害孤児に食事を与える女性 写真⑤水頭症の 2 歳の女の子 写真⑥センター 2 の民芸品売店 今後の支援について ������ 事務局��� 現在 NVC は 64 名の子供を対 象に年間を通じ 15,360 ドルの支 援をしています。お寺自体は立派 になり独自で事業も広げている キークワン。彼らの自立、つまり NVC の支援の必要がなくなるこ とがプロジェクトとしての目標で す。その見極めも難しいところで はありますが、その時期が来るま で、今まで NVC がお寺と築き上 げてきた、支援する側、される側 としてではなく、よきパートナー としての関係を維持していくこと が望ましいと考えます。 HOT NEWS 人のお給料など多くの費用がか かっているのです。私の方からは 改めて NVC の支援の目的を説明 し、お寺や診療所などに使われる ことなく、今後も支援金が子供た ちのために正しく使われる事を 約束しました。 ハンさんは信頼できるお坊さ んです。彼は障害を持つ子供たち の将来を真剣に考えています。ま た小さな子供達はハンさんに大 変なつき、普段から親しい交流を している姿がうかがわれました。 同時に、私はハンさんのその親し み深い笑顔の奥に凡人には計り 知れない超越したものを感じず にはいられませんでした。その高 尚なお坊さんとの話合いに戸惑 いを感じ、始終緊張していたので す。しかし福田委員の通訳のお陰 でとても友好的な話合いの場を もつ事ができました。 特集 愛���橋��� を始め、ありとあらゆる質問を用 意していました。しかし、その行 為は他人の家に土足で入り金庫を 見せて下さいというのと同じでは ないか、とハンさんを目の前にし て感じたのです。キークワン寺は 今や孤児院だけでなく、無料の診 療所などの慈善事業を始め、職業 訓練で作った民芸品の販売など、 自立への道を模索しています。私 達には趣味が悪く見える新しい建 造物も、それは彼らの常識の中で 行われているのです。 しかし大切な NVC の支援金に ついては、再度使途を明確にする 必要がありました。話合いの中で ハンさんからは、お寺と孤児院の 経営が別である事、お寺を大きく しているのは総住職である事など の説明がありました。一方でお寺 が有名になり、小さな子供や障害 児が増えており、日々の食費、教 育費、医療費そしてお世話をする ⑤ 橋本 めぐみ 私は 2005 年 8 月 28 日から 9 月 1 日に行われたベトナムスタ ディツアーに参加しました。私が このツアーへ参加した理由のひと つは、学園祭で出す模擬店「ベト ナムカフェ」で提供するベトナム コーヒーを買ってくるためでし た。私は県立新潟女子短期大学の 2 年生で、国際ボランティアサー クル NicolvE( ニコルブ ) に所属し ています。この国際ボランティア サークルでは、二年前から学園祭 の模擬店でベトナムコーヒーを提 供しているのですが、ベトナムカ フェを開いたきっかけは、何を隠 そう NVC のベトナムスタディツ アーなのです。二年前から毎年 サークル内からスタディツアーに 参加する人がいました。ツアーに 参加した先輩から、体験してきた 事を聞いてはいろいろな事に驚 き、今年は私が行こう!同じアジ アの国を見てこよう!そしてベト ナムコーヒーも買ってこよう!と いう気持ちで参加しました。 2005 年夏のベトナムスタディ ツアーの内容は、奨学金授与式へ の参加、ホアビン小学校の開校式 への参加、新しい小学校建設地の 調査、また旧ゲリラ基地・ミト観 光、マイアムバーチウ訪問、キー クワン寺 ( 盲学校 ) 訪問でした。 今回はこの中から 3 つの訪問先を 取り上げてお話します。 ドンタップ省ホアビン小学校の 開校式 ホアビン小学校へ向かうには船 を使います。私達が訪れた時メコ ンデルタは増水しており、湖の中 に学校が建っているように見え 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 11 特集 愛���橋��� HOT NEWS ������ 事務局��� ました。まだ小学校は完成してお らず、その理由として①小学校が 遠隔地にあるため②働く人達が不 慣れのためという事でした。この 開校式から 1、2 週間後には完成 するだろうというお話でした。以 前の小学校はバナナの葉で建てら れ、屋根や壁には穴が開いており、 とても勉強が出来る状態ではな かったとお聞きしました。今回私 が見た限り、とてもきれいに頑丈 に作られており、大変素晴らしい 出来栄えであると思いました。開 校式には地元のテレビ局のカメラ マンも取材に来ており、また保護 者なども学校の周りに集まってい て、みんながホアビン小学校を本 当に待ち望んでいたんだなと感じ ました。今度は子ども達がこの学 校で一生懸命勉強している姿を見 に行きたいと思いました。今回は 4 教室を建設し、1 教室は先生達 の住居にあてられます。 新しい小学校建設地の調査 ドンタップ省カオライン地区タ ンギア村というところへ調査に行 きました。中心部から村へ通じる 道はとても細く、車同士が行き交 う事は出来ません。タンギア村は 1986 年に作られた新しい村です。 乾季は埃っぽく、雨季は水があが るといいます。また中心部から離 れているため多くの困難にあって います。裸足の子ども達が多かっ たのが印象に残っています。この 村には一本の川があり、この川が 村を二つに隔てています。一方 の川岸には小学校が 1 校、中学 校が 1 校ありますが、もう一方 の川岸には学校はありません。川 に橋はなく、また川を渡るには 大きくならないと難しいようで、 15 歳で小学校 3 年生として勉強 している子どもがいるようです。 村は学校のない側で生活する 275 名の子ども達に対して、小学校 5 教室 ( 高床式 ) の建設を望んでい ました。ここに住む子ども達は、 いろいろな世代の子ども達同士 で遊んでいました。大きな声をあ げて無邪気に駆け回る子ども達 を見ていると、とても心が暖かく なりました。また日本がいかに恵 まれているかを痛感しました。私 はもっと勉強しなければいけな いと思いました。学校に通い、教 育を受けられるという事を当た り前に考えてはいけないのだと、 学校に行けない子ども達を自分 の目で見て初めて理解し納得し ました。 もらいました。人の暖かさに触れ ました。なぜ素敵な笑顔をしてく れるのだろう、なぜそんなにも優 しく接してくれるのだろうと思 いました。彼女達は心が豊かなん だと思います。たくさんの愛情を くれました。彼女達の笑顔が頭か ら離れません。思い出すだけで熱 いものが込み上げてきます。ずっ と彼女達といたいと思いました。 私が忘れていた何かを思い出さ せてくれました。このスタディツ アー全体がそうです。日本にいて は当たり前すぎてわからない事 だったり、そんなところは気にも せず考えもせず、止まらなかった りする事を、ベトナムスタディツ アーでは幾度となく考えさせら れました。 私はベトナムへ行って、NVC がしている奨学金授与や小学校 建設など、これら全てはきちんと 現地の人へ渡り、私達のやってい る事が彼らのためであるとわかり ました。みなさんの会費や愛のか け橋バザーでの収益金はこのよう に、現地の人に大変喜ばれる物に 変わってきちんと届いていまし た。 マイアムバーチウ訪問 マイアムバーチウはストリー トチルドレンや、親が面倒を見ら れない女の子のための孤児院で す。ここで私はたくさんの元気を 12 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 ただの観光旅行ではない、この スタディツアーに参加して本当 によかったと思います。本来第 一の目的であったベトナムコー ヒーを買ってくるという事を忘 れるくらい ( でも忘れずに買って 来ましたよ! )、このツアーは私 に衝撃を与えました。是非みなさ んにも行ってもらいたいツアー です。 少し立ち止まって、考えてみま せんか? 1.期 間 2005 年 8 月 10 日(水)~ 2005 年 8 月 17 日(水) 2.訪問者 藤崎千代子、鈴木晴夫、芳賀理江、渡邉順美 HOT NEWS 3.概要 NVC は、バングラデシュ サウスバリア村で補習教室 と識字教室の支援を行っています。それぞれの状況は、 次のとおりです。 特集 愛���橋��� 渡邉 順美 熱心に学ぶ識字教室のお母さん ● 授業について 新学期は1月から始まり、12 月に終了する。授業は、木曜日 と金曜日を除く毎日、15 時 30 分~ 17 時 30 分に、1つの教室 で同時に行い、教員2名が学年 別に指導をしている。公立小学 校の長期休暇中も授業を行って いる。 授業では、公立小学校の授業 の補習の他、衛生(手洗い、歯 磨き等) 、図画、工作(竹細工等) 、 ゲーム、音楽、礼儀作法、地理 も教えている。 宿題も毎日出しており、児童 は良く勉強をしている。時折、 家庭での勉強の様子を見るため、 教師が抜き打ちで家庭訪問を行 うこともある。 2.識字教室(対象:補習教室 の児童の母親) ● 受講する前の母親たちの状態 ・自分の名前を書くことができな かった。 ・手紙も文字が書ける人に頼んで 書いてもらっていた。また、文 字が読めないので、手紙がきて も誰から来たのかわからなかっ た。 ・子どもが何を勉強しているのか もわからず、もちろん、子ども の勉強を見てあげることもでき なかった。 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 ● 授業について 前期 (1 月~ 6 月) 後期 (7 15 名、 月~ 12 月)15 名の受講生に対 し、木曜日、金曜日を除く毎日 10 時 ~12 時の間授業を行ってい る。受講生の能力を考慮し、当 初週 2 日の予定であったところ、 週 5 日の授業に変更した。 授業内容は、ベンガル語の文 字、数字、基本的な単語の習得 を中心に、反復学習を行い、宿 題も課した。受講生の態度は積 極的で、前期終了者の 10 名以上 から、もっと長期間のコースに して欲しい、英語も勉強したい との要望もあった。 ● 前期授業を終了して・教師の 感想 成人の識字教室を担当するこ とは初めての経験であるし、受 講生は、補習教室の児童とは異 なり覚えが悪く、苦労の連続で あった。 ● 前期授業を終了して・受講生 の感想 ・住所と、自分、家族の名前が 書けるようになった。 事務局��� ● 児童数等 現在、 (男 1 年生・3年生の 65 名 28 名、女 37 名)の児童が学ん でいる。公立小学校に通学して いない児童は 7 名いるが、公立 学校へ通う様指導をしている。 家庭の困窮度が高い児童を優先 的に受け入れている。 ● 補習教室の成果 公立小学校の成績上位者は、 NVC 補習教室の児童が多く占め るようになった。公立小学校の 生徒の中には、家計に余裕があ り、家庭教師を付けている生徒 もいるが、そのような生徒にひ けを取らない成績であることに、 NVC 補習教室の児童自身も誇り を持っている。また、補習教室 終了後の4年生以降に、公立小 学校の授業が理解できず退学す るケースが減った。 ������ 1.補習教室の状況 13 特集 愛���橋��� HOT NEWS ������ 事務局��� 14 ・海外に出稼ぎに行っている夫 に手紙を書けるようになったし、 手紙の差出人も分かるように なった。 ・子どもの勉強を家で見てあげら れるようになり、子どもが何を 勉強しているかが分かるように なった。 3.公立小学校(チャンドラバ ザール小学校)訪問 ・補習教室から、徒歩約10分の 位置にある。現在、1 年生・5 年 生 910 名が在籍。教員数は 10 名 だが、常時出勤しているのは 7 名程度で、全教員が揃うことは まず無い。 ・1 年生は、90 人× 3 クラスか ら構成され、他の学年も同様の クラス編成である。 1 年生・2 年生が午前 2 時間、3 年生・5 年生が午後 3 時間の授 業を行っている。 ・教室数は 5 教室で、机・椅子 の数も 60 人分程度しかなく、教 室も机・椅子も不足している状 態である。 椅子に座れない生徒は、立って 授業を受ける場合もある。この ように公立小学校の就学環境は 劣悪であり、 「義務教育での退学」 という日本では想像し難い事態 が生じている。 (1 年生で 200 人 いた生徒が、最終学年で 50 人に なってしまったこともある。 ) ・公立小学校に入学すべき年齢と 実際入学した年齢がずれている 事例も多くある。 主たる理由は次の2点である。 1)正確な年齢がわからず、結 果として年齢がずれてしまう。 2)保護者の教育に対する理解 が不足しており、入学年齢に 達したにもかかわらず入学さ せない。 (周囲から促されて ようやく入学させることが多 い。 ) 4.その他 我々が宿泊したホテルの隣の レストランで働く 12、3 歳の男 子は、1 日 15 時間の労働で月 給 400 タカ+チップ= 800 タ カ程度(日本円で約 2,000 円) の収入であった。 5.考察と感想 ● 公立小学校(義務教育)にお ける退学の要因について 公立小学校(義務教育)にお ける退学の主たる要因は次の2 点である。 1)家庭の貧困 2)公立小学校の劣悪な就学環 境が引き起こす学習意欲低下、 理解不足 NVC 補習教室は、2)の学習意 欲低下、理解不足を防ぎ、公立 小学校における退学率の低下に 貢献している。 識字教室も開始した訳だが、今 後より一層重要になってくるの は、カウンターパートと受益者 (補習教室児童、識字教室受講 生) 、および、これらの教室を担 当している2名の教員との関係 である。 具体的には、サウスバリア村 に居住していないカウンター パートが、今や現地スタッフと しての役割も果たしつつある教 員たちと連携し、受益者のニー ズを吸い上げ、実現可能なプラ ンを立案、実行していくことが 重要になってくると考える。 バングラデシュのプロジェク トは、ゆっくりではあるが、確 実に伸展している。特に、受益 者たち(補習教室児童、識字教 室受講生)が、訪問の度に逞し い姿になっていることは印象的 である。 村での通訳であり、我々のス タディツアーのチューターでも あるブイヤンハンナン氏から最 初の頃お聞きした「バングラデ シュでは石の上にも 10 年という 言葉がある」という言葉の意味 を反芻しながら、今後もバング ラデシュの事業を担当していき たい。 ● 識字教室について 受講生から期間延 長の要望があったが、 目標レベルを充分に 検討する必要がある。 ● バングラデシュで の事業について 補習教室は、開始 後 5 年を経過し、今 年からは母親対象の 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 ベンガル数字の書き方を練習するお母さん 補習教室 補習教室授業風景 通訳ブイヤン氏の家族と 識字教室 参加者家族へのインタビュー 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 事務局��� 言葉と同時に文字を書くこと、 読むことも大切です。今年度から スタートした『母親の識字教室』 。 そこには真剣な眼差しで文字を 書き、声をあげて文字や数字を読 む姿があった。年のころは、 そう、 二十歳前後。バングラでは 14、5 歳で結婚するそうだ。教育にはあ まり関心を示さないのか、生活の ためか、 年頃になれば女は結婚し、 男は働きだす。苦労をしているの か、10 歳は年上に見える。( 普通 アジア人は実際の年齢よりも若 く見えるのだが ) そういえば滞在したチャンド プルのホテルや朝・夕食を摂っ たレストランでは一生懸命働く 子供達の姿が見える。特にレスト ランでは 12、3 歳の子供達が、1 日 15 時間の労働で月給 400 タカ、 チップを入れても 800 タカ(日 本円で 2,000 円程度) 。それでも 3 食付なので、両親は学校に行か せるよりも働かせるほうが良い みたいだ。店のオーナーも働きな がら学校へ行かせようとはしな いようだ。 教育は家族の協力なしでは 中々厳しいものである。識字教室 で学ぶ母親が勉強の楽しさ、大切 さを知り、それまでは自分の名前 すら読み書きができなかったが、 子供の勉強にも関心を持つように なり、それまでは夫からはあまり 賛成されていなかったが、今では 理解を示すようになっている。海 外に出稼ぎに出ている夫に手紙を 書いたり、自分の名前をサインし てお金を借りることができるよう になったりと、教育に対する意識 が変わりつつある。 また、学校に行きたくても環境 が整っていないことも事実だ。教 室の数が少ない、生徒 200 人で先 生が 1 人 ( 国では 3 人 )。公立学 校はテキストは無料だが文房具は 別、またカバンすら持ってなくて テキストをそのまま手で持って行 く子供達が目立った。汗でテキス トがボロボロになり、持ちにくそ うに歩いている。ドロップアウト が増える原因でもある。 サウスバリア村では、ドロップ アウトが多い為、はじめた補習教 室だが、受け入れには限度がある。 1 年~ 3 年を合わせて 65 名。特 に来年の 1 年生は 8 人の枠しか ない。教室も狭く簡単には枠は広 げられないし、時間をずらすなり の工夫が必要だ。 いずれにしても、教育にはお金 がかかるが、援助にも限度があ る。また、いつまでも援助を期待 されたのでは本当の自分達の為に はならない。近い将来、自分達で 自立できるようなプロジェクトを 組み、指導者を育てることも大切 なことではないだろうか。5 年後、 10 年後に子供達がどのように巣 立っているか楽しみだ。 ������ ※ 「アッ - サラーム・アライクム」 は、さまざまなシチュエーショ ンで使われるあいさつです。朝 や昼といった時間には関係な く、出会った時にも別れる時に も相手に平安が訪れるよう祈っ て、この言葉を口にします。ア ラブ以外のイスラム世界でもこ のあいさつは使われています。 HOT NEWS アッサラーム・アライクム! 教室に一歩入ると子供達が一斉 に声を上げる。アッサラーム・ア ライクム。 何と響きの良い言葉か。 その時子供達の笑顔があり白い 歯がこぼれた。 沼と森林の中を抜けていくと どこに学校があるのかと思いな がら歩いていると、子供達がどこ からともなく集ってくる。教室に 着いたのは夕方5時半過ぎ。もう 薄暗くなってきている。授業は終 わっているのに子供達は残って 待っていた。外には家族が集まっ ている。 ノモシュカール(ヒンズー教の こんにちは) と声をかけるが、 中々 答えてくれない。そんな時教室で は『アッサラーム・アライクム』 子供達の大きな声が聞こえる。イ スラムの多いバングラでは『アッ サラーム・アライクム』があいさ つの主流なのか。そういえば入国 審査の時係員に『アッサラーム・ アライクム』と声をかけたら、喜 んでどこで覚えたと聞かれた。30 数カ国回っているが入管係員の あんな笑顔は見たことがない。 (ト ルコと、ドバイでは街中で使って 喜ばれたことはあるが)それだけ イスラムにとっては大切な言葉 なのだろう。言葉がどれだけ大事 かと、 つくづく感じた瞬間でした。 特集 愛���橋��� 鈴木 晴夫 15 特集 愛���橋��� 芳賀 理江 ☆アッサラーム アライクム☆ HOT NEWS ������ 事務局��� 2005 年 8 月 11 日、バングラデ シュ・サウスバリア村に到着し た。村の入り口に車が停まると、 村の子どもたちが集まってきた。 予習してきた片言のベンガル語 で話しかけてみる。 「クスクスク ス」子どもたちは恥ずかしそう に、でもとびきりの笑顔で私た ちを迎えてくれた。 ここが、バングラデシュ・サ ウスバリア村かぁ。しみじみと あたりを見回した。来たんだ~ ついにここへ!!!きらきらと 光る木々の緑と、溢れんばかり の子どもたちの笑顔、そしてお 母さんたちの色とりどりの民族 衣装が、とってもすてきでとっ てもまぶしかった。すてきなと ころだな。 バングラデシュ・スタディー ツアーに行く前、バングラデシュ のことは NVC の運営委員会でよ く耳にしていた。だが、よくわ からなかった。子どもたちの補 習教室・・・公立小学校がある のに必要なのか、お母さんたち の識字教室・・・いったいどん な感じなのか。 もっと知りたい!自分で見て 感じてきたい!行きたい! 昨年はベトナム・スタディー ツアーへ参加した。初めての海 外。実際に現地へ行って見て感 じることのすごさを知った。得 るものがとても多かった。そし て、その NVC スタディーツアー で、今度はバングラデシュへ! 行けると決まったとき、本当に 嬉しくて仕方なかった。 バングラデシュへ行くことが決 まり、 私は第39回NVCスタディー ツアー サウスバリア村訪問記を 読んだ。そして、衝撃的な事実 を知った。2003 年のスタディー ツアーで村を調査のため訪れたと き、村では大混乱がおき、 「人さ らい」と誤解を受けたこと。歓迎 されなかったこと。そして、それ に参加した大学生たちは、 「こん なことをして何のためになるの か」 「教育ってそんなに大事なの か」と感想を残していること。 自分と同じ大学生たちの感じて きたことに私はとても心を動かさ れた。教育ってそんなに大事な の・・・その答えも実際に行って 確かめたいと思った。 そして、実際に行ってみて、そ こは本当にすてきなところだっ た。私は村にいる間、ずっと笑っ ていた。ついついこちらまで笑顔 になってしまうのだ。言葉が通じ なくても、表情や動作で心は通じ た。暑くて汗が次から次へと出 てきたが、それもとても気持ちよ かった。いろいろなことにも気づ いた。村にある公立の小学校へ 行ったが、生徒数分の教室はな かった。貧困と勉強についていけ ないことが大きな原因となり、退 学する児童が多いことを知った。 だが、NVC 補習教室ができて、 サウスバリア村の子どもたちで小 学校を退学する子はほとんどいな くなったそうだ。補習教室のおか げで勉強がわかるようになった、 文房具も支給されるので貧しくて も通うことができる、子どもたち 16 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 はいきいきと元気よく勉強して いた。お母さんたちも負けてはい ない。今回サウスバリア村へ行っ て、一番印象深かったのが、お母 さんのための識字教室だ。私たち は学校でわからないこと(簡単な 国語や算数など)があったら、家 族に聞くだろう。でもここのお母 さんたちは、自分の名前も書けな いし、簡単な計算も指を使わない とできない。自分の子どもたちが 何を勉強しているのかもわから ない、そういった状況だった。で もこの識字教室ができて、お母さ んたちも勉強できる機会ができ た。そして実際、お母さんたちは 一生懸命、とっても楽しそうに勉 強していた。 「サインが書けるよ うになった」 「子どもたちに勉強 を教えてあげられる」 「簡単な手 紙を書けるようになった」お母さ んたちは本当に嬉しそうにきら きらと目を輝かせ語ってくれた。 教育ってすばらしいな、教育は必 要だな、私は村の子どもたちとお 母さんたちを見て強くそう思っ た。特に教育はすぐに結果は出て こないと思う。私は今後もこのプ ロジェクトを続けていって欲し いと心から願う。本当に良いプロ ジェクトだと思った。 最後に、今回一緒にスタディー ツアーに行き、本当にいろいろと お世話になった藤崎さん、鈴木さ ん、渡邉さんには感謝で本当に いっぱいです!得ることがとて も多く、なによりとても楽しかっ たです。本当にありがとうござい ました!!! の名村隆行さんに、活動全般およ ないか」と分析。家畜が近づかな れらの栽培に成功している村を、 び NVC との共同事業の経過につ いような柵を作るなどしながら、 別の村人がスタディーツアーと いて、ご報告いただいた。まず、 引き続き調査される。深井戸では して視察に訪れた様子が説明さ 森林保全と生活改善の二つを軸 なく、浅井戸を JVC ラオスが支 れた。 とした事業について順に説明。ラ 援するのは、設置後の補修のやり 生活改善は「永遠の作業」 。な オスで「環境保全」というとき、 易さや、建設にあたって村人が参 かなか離れられず難しいという。 日本のそれとは異なる。ラオス人 加することの重要性を考えてのこ しかし、 「カンボジアなどの国で にとって森は「共済保険のような と。深井戸ならば問題ないという はカンボジア人による NGO など もの」であるという。米が不作の わけではなく、ヒ素が出る可能性 も出来ているが、ラオスではそ 時、森で取ってきたものを売って も高くなるのだ。名村さんが言 こまで進んでいない。JVC ラオ 現金収入を得たり、 薬にしたりと、 うには、 「地下水は常にリスクを スの活動の意義は、ラオスの硬 森は「守らなければ生活が成り立 伴う支援」 。しかしそれによって、 直した社会に風穴を開けること」 たないもの」なのである。 女性と子どもの水汲み作業―1日 と名村さんは言う。 余談であるが、 次に、生活改善支援について 8回も1時間かけて水源へ往復す 懇親会を終えた深夜、名村さん・ は、井戸支援と村人の行うスタ るという―が解消されることにな 運営委員の橋本さんと、真っ暗 ディーツアーについて報告され る。 「水の持つ意潜在能力」は計 な日本海を眺めながら、色々な た。井戸については、一部の井戸 り知れないとのことだ。 話をした。JVC ラオスと、名村 水にマンガンと硝酸が含まれて また、NTFP(非木材森林産物) さんとのつながりを今後も大切 いた、という結果が報告された。 の栽培支援にも言及。 「ラタン」 にしていきたい。 JVC ラオスでは、原因を「家畜 は藤家具にも用いられるし、 「沈 NPO 全国フォーラム 2005 北信越会議プレフォーラム 「その生き方もかっこいい!」 開 催 日:2005 年 8 月 19 日 会 場:ながおか市民センター 主に若者が集まっての NPO 体験ゲーム やトークセッション。関洋介委員が実行委 員として参加、NVC のパネルを設置した。 事務局��� 香」は香水の原料にもなる。こ ������ の排泄物などがしみ込んだのでは HOT NEWS HOT NEWS 昨年に引き続き、JVC ラオス 特集 愛���橋��� 日 時: 2005 年 9 月 20 日(火) 19:30 ~ 21:00(終了後懇親会) 会 場: NVC 事務所 講 師: 名村隆之さん(JVC ラオス現地代表) 参加者数: 10 名 報 告: 関 洋介 新潟県内のボランティア団体の紹介 開催期間:2005 年 10 月 1 日~ 31 日 会 場:新潟国際情報大学 新潟県 NPO サポートセンターの依頼に より、NVC の活動紹介パネルを展示した。 芳賀委員、 10月14日には、 NVCの橋本委員、 新潟大学の大友さんが、新潟国際情報大学 へ行き、スタディツアーの報告とバザーの 広報活動を行なった。 17 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 特集 愛���橋��� 前回(かけ橋 25 号) 前回(かけ橋 25 号) 吉田美智子さんからバトンタッチ 佐々木寛さんからバトンタッチ 北村 樹二さん 高橋 正樹さん 会員(新潟市) 運営委員(新潟市) HOT NEWS ������ 事務局��� 私は昨年二月に長年勤めた会社を退職しました。 新潟市に来て、大学で東南アジアのことや国際政 充分な自由と考える時間ができました。何をする 治経済を教えはじめて、10 年が経ちました。NVC か沢山の選択の中にボランティアがあり、色々探 には年度始めの総会と秋のバザー会場に顔を見せ している内に NVC と出会い早速入会しました。 るくらいの文字通りの幽霊会員です。そんな NVC 私の基本的な考えは出来る限り沢山の人の考え との出会いは、多賀秀敏さんを介してです。多賀 を見たり聞いたりして広い範囲から物事を見るこ さんが私を最初に東南アジアに連れて行ってくれ とです。 たのは、多賀さんが大学院生で私が学部生の頃で 今までの人とのかかわりあいの中ではボラン した。もう、25 年以上前のことです。最近はあま ティア活動する人達とは 180 度違った世界の人達 り機会がなくなりましたが、かつては何度も一緒 ばかりでした。豊かな人、困っている人、考えか に東南アジアを旅行しました。北タイの山奥の山 たが革新の人、右派の人、真面目な人、したかか 岳民族の村に潜入したり、タイとビルマの国境を な人、色々です。それだけに NVC に入っている人 一緒に歩いたりしました。 達はどの様な考えの人達が集まりどのような活動 私は大学教育を通じて国際教育を実践すること をしているのか興味は尽きませんでした。 を目指していますが、NVC には実はたいへん期待 実際に入会して主な活動はバザーや寄付で集め するものがあります。それは学生が生きた国際教 たお金でベトナム始め海外で学校作り等を支援す 育の現場として NVC で活動できるからであり、さ ることです。昨年私はバザーとベトナムスタディー らには卒業後も NVC を核にして活動を継続してい ツァーに参加させて頂いて感じたことは 22 年生ま けるからです。その意味で、多賀さんは大変すば れの私の子供の頃の環境に良く似ていたことです。 らしい種を新潟に蒔いてくれました。そして、会 街で物売る子供達や学校で粗末な服装の子供を 員の皆様はよくぞここまで NVC を育てあげてくれ 見ても哀れんだりかわいそうだとは思いませんで ました。ところが、今年は国際情報大学の学生が した、なぜなら私の子供の頃と同じ環境に見えて 誰も秋のバザーに参加しなかったと聞いて、たい 私自身それが当たり前で辛いことと思わなかった へんショックです。NVC との連帯が継承されてな からてす。むしろ子供達は生きる目的を持って目 かったのですね(実は私も忙しくてバザー会場に は生き生きとしているように感じられました。そ も行けませんでした) 。こんなこと言うと無責任に れに比べ日本の子供達は汗をかかなくても欲しい 聞こえるかもしれませんが、個人的には学生の課 物は手に入り、満たされ過ぎて生きる目的を見失 外活動に教員が口を出すべきではないと考えてい なっているように思います。 ます。しかし、やはり何らかの「教育的」プッシュ どちらが幸福かつくづく考えさせられます。 は必要なのかなとも思いました。 ベトナム人は勤勉で真面目と よく耳にします、近 い将来支援無しでも自立出来る国になると思って います 又それを願っています。 リレートーク、次の方は、NVC での 次回は、 活躍を期待してます、という願いを 込めて、篠崎志壽さんにお願いします。 私の尊敬している 窪田雅企さんにお 次回は、 願いします。 18 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 猛 前回(かけ橋 25 号) 村山康成さんからバトンタッチ 嶋田正義さんからバトンタッチ 江口 昌樹さん 進 直一郎さん 運営委員(新潟市) アドバイザー(新潟市) 動を開始した直後だった様です。この年の春、あ せていただいています。あと、実はいま短大で国 る出来事で多賀さんと出会い、90 年のバザーの時 際政治と国際協力を教えているので、 「新潟でも参 に「バザーをやるから顔を出せ」と言われたのが 加できる国際協力」ということで、毎年 NVC の活 始まりです。最初はバザー会場への顔出し、次に 動を授業で紹介しています。授業を一方的に聞い 商品や寄付金集めに協力させられ、そしてバザー ているだけで学生のインセンティブを高めること 売り子スタッフへと NVC の活動の深みにはまるこ はできませんが、いつか「これが授業で言ってい とになってしまいました。 た NVC だ」と気づいてくれる学生が出てきてくれ バザーの成果を持って、新潟からの直接的な国 ることを願っています。 際貢献としての小学校建設、奨学金授与などを中 1993 年に NVC のスタディツアーでラオスに行っ 心としたスタディーツアーには 3 回参加しました。 たことが、自分の人生を大きく変えるきっかけに ベトナムでの小学校開校式、タイのスラム見学、 なったと思っています。開発や援助という課題を ホーチミン市の市場でのスリ事件など頭の中には 一般論としてではなく、しっかりと現場に足を付 色々な記憶がたくさん有ります。 け、現地の人たちといっしょになって問題を解決し しかし、私が一番 NVC を感じたのは 2 つの点で ていく NGO の姿を見ることができました。そこか す。ひとつはこの時期(90 年代) 、市民の社会活動 ら、NGO そのものに関心が移り、本格的に勉強を の拡大によって、色々な国際問題や社会問題の解 し直すことに決めました。また、1994 年の NVC・ 決と社会システムの転換する NGO ? NPO が全国に 旧ユーゴスラビア難民救援チャリティコンサート 急速に広がっていく 時、しっかりと新潟でこの動 では、日本人にとっては遠い存在だった旧ユーゴ きを実践していたこと。もうひとつは活動に若い 紛争の被害に対して、新潟という一地方都市から 人たちが絶えず参加し育っていっている点です。 人道支援を発信するという画期的な活動をするこ 新潟日報に連載された『国境のかけ橋』は今で とができました。このコンサートの寄付を委ねた もよく覚えています。NGO、 NPO 活動にはミッショ 「国境なき医師団」が5年後にノーベル平和賞を受 ン(社会的使命)が大切だなとこのごろつくづく 賞しました。 事務局��� す。いまはバザーへの出品でささやかな応援をさ ������ 私が NVC を知ったのは 1989 年です。NVC が活 HOT NEWS NVC のみなさんとはすっかりご無沙汰していま 特集 愛���橋��� 前回(かけ橋 25 号) 思っています。 NGO はやはり人と人との「出会い」や「縁」です。 NVC を通じてもっともっと多くの若い人が世界と の「出会い」をつくってくれればと思います。 江花和郎さんにお願いします。結成 次回は、 10 周年の記念事業で始めた連合新潟 奨学金プロジェクトの評価は? 長岡で中越地震からの復興に邁進す 次回は、 る県庁マン、 関一弥さん(新潟市在住) にバトンタッチします。私をラオスに誘ってくれ た方です。 19 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号 特集 愛���橋��� 「かけ橋」26 号をお届けします。 今号も前号に引き続き瀧澤陽子委員に「かけ橋」の発行を担当していただきました。 ご尽力いただきました瀧澤陽子委員、原稿をお寄せくださいました皆様に感謝申し上げます。 HOT NEWS ������ 今年も 「 愛のかけ橋バザー 」 が 10 月 15 日 ( 土 )・16 日 ( 日 ) に例年通り新潟中郵 便局 3 階の体育館において開催されました。 お客様入場者数は昨年を 300 人上回る 1,675 名、ボランティア人数は 299 名、商品 提供者は個人 125 名、企業・団体 24、7 大学 4 小中学校の有志の皆さんでした。 報道関係では 10 社のご協力をいただきました。 会員の皆様のご協力は、商品の提供者数は 40 名と 2 団体、値付け、売り子等ボラ ンティアは 34 名でした。NVC 会員のご協力は年々減少してきている状況にあります。 NVC の重要な活動として、来年は NVC 会員の皆様に一層のご協力をよろしくお願い いたします。 NVC バザーについてのご意見やご提案がありましたらお寄せください。 今年もアジア料理を手作りする新年会を計画中です。奮ってご参加下さい。 事務局��� 日時 2006 年1月 28 日(土)12 時より 調理から参加の方は 9 時 30 分に調理室においで下さい。 場所 新潟市総合福祉会館 調理室 503 会議室 会費 社会人 2,000 円 学生 1,000 円 差し入れ 大歓迎! 今年度の会費を 83 名と 5 団体の方から納入いただいております。(11 月 14 日現在 ) 会費は NVC の運営および事業の貴重な資金源として生かされております。まだの 方は納入をよろしくお願い申し上げます。 【年額】 個人会員 一口12, 000円 夫婦および家族会員 一口20, 000円 大学生 一口 3, 000円 団体会員 一口10, 000円 (高校生以下は無料) 【振込先】 郵便振替口座番号 00660-2-21594 加入者名 NVC 事務局 発 行:新潟国際ボランティアセンター 〒 951-8126 新潟市学校町 2-5293-3 学校町ビル 4F ホームページ:http://www.nvcjapan.org E-mail:[email protected] Phone & Fax:025-222-7899 発行日:2005 年 11 月 28 日 編 集:瀧澤陽子 20 新潟国際ボランティアセンター かけ橋 26 号