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「ないすらいふプラン」追補

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「ないすらいふプラン」追補
「ないすらいふプラン」追補
2015 年 7 月 30 日
「ないすらいふプラン」記載内容のうち、平成 27 年4月から年金額等が変更され、平成 27 年8
月から雇用保険の基本手当日額の上下限等が変更されますので、概略をお知らせいたします。
第1章
P3
定年退職前にしておきたいこと(該当:本書 P2~P11)
日本年金機構ホームページの「年金額簡易試算」
平成 25 年 10 月 31 日でサービスが終了し、利用できなくなりました。
P7
ねんきんネット
平成 27 年 1 月 26 日からさらに機能が充実し、年金見込額の試算が簡単にできるようになりまし
た(スマートフォンでも試算できるようになりました)
。
第2章
私たちの年金(該当:本書 P12~P35)
P14・15・29・31
スライド率(改定率)
平成 26 年平均の物価変動率が 2.7%、名目手取り賃金変動率が 2.3%で、賃金水準の変動より物
価水準の変動が大きいため、年金は名目手取り賃金変動率(2.3%)で改定されることになります。
この結果、平成 27 年度の年金額は、マクロ経済スライドによる調整率(マイナス 0.9%)が乗じら
れ、特例水準の段階的な解消(マイナス 0.5%)もあるため、0.9%の引き上げとなりました。
平成 27 年度の改定率は、特例水準が解消されたため、本来水準の改定率(平成 26 年度:0.985)
に名目手取り賃金変動率 1.023 とマクロ経済スライド調整率 0.991 を乗じて得た率(1.014)を乗じ
て算出します(0.985×1.014≒0.999)。
→平成 27 年度:0.999(平成 26 年度〈特例水準〉
:0.961)
※P14「特別支給の老齢厚生年金」の報酬比例部分には、スライド率を乗じなくなりました。
※P15〈旧方式による年金額の計算〉の「1.031×0.968」は「従前額改定率 0.998」となります。
P15
加給年金(平成 27 年度価格)
項
目
支給額
配偶者
224,500 円
子(第 1 子・第 2 子 1 人につき)
224,500 円
子(第 3 子以降 1 人につき)
74,800 円
配偶者の特別加算額
9 年 4 月 2 日~昭和 15 年 4 月 1 日
33,200 円
昭和 15 年 4 月 2 日~昭和 16 年 4 月 1 日
66,200 円
昭和 16 年 4 月 2 日~昭和 17 年 4 月 1 日
99,400 円
昭和 17 年 4 月 2 日~昭和 18 年 4 月 1 日
132,500 円
昭和 18 年 4 月 2 日以降
165,600 円
昭和
1
P16・17
在職老齢年金
60 歳から 64 歳までの支給停止調整変更額:47 万円(平成 26 年度:46 万円)
※支給停止調整開始額の 28 万円は変更なし
65 歳からの支給停止調整額:47 万円(平成 26 年度:46 万円)
P18
老齢基礎年金
780,100 円(平成 26 年度:772,800 円)
P25
振替加算額(平成 27 年度価格) (昭和 13 年 4 月 1 日以前生まれの分は省略)
生年月日
P28
加算額
昭和 13 年 4 月 2 日~昭和 14 年 4 月 1 日生まれ
152,700 円
昭和 14 年 4 月 2 日~昭和 15 年 4 月 1 日生まれ
146,600 円
昭和 15 年 4 月 2 日~昭和 16 年 4 月 1 日生まれ
140,800 円
昭和 16 年 4 月 2 日~昭和 17 年 4 月 1 日生まれ
134,700 円
昭和 17 年 4 月 2 日~昭和 18 年 4 月 1 日生まれ
128,600 円
昭和 18 年 4 月 2 日~昭和 19 年 4 月 1 日生まれ
122,800 円
昭和 19 年 4 月 2 日~昭和 20 年 4 月 1 日生まれ
116,700 円
昭和 20 年 4 月 2 日~昭和 21 年 4 月 1 日生まれ
110,700 円
昭和 21 年 4 月 2 日~昭和 22 年 4 月 1 日生まれ
104,800 円
昭和 22 年 4 月 2 日~昭和 23 年 4 月 1 日生まれ
98,800 円
昭和 23 年 4 月 2 日~昭和 24 年 4 月 1 日生まれ
92,700 円
昭和 24 年 4 月 2 日~昭和 25 年 4 月 1 日生まれ
86,900 円
昭和 25 年 4 月 2 日~昭和 26 年 4 月 1 日生まれ
80,800 円
昭和 26 年 4 月 2 日~昭和 27 年 4 月 1 日生まれ
74,800 円
昭和 27 年 4 月 2 日~昭和 28 年 4 月 1 日生まれ
68,900 円
昭和 28 年 4 月 2 日~昭和 29 年 4 月 1 日生まれ
62,900 円
昭和 29 年 4 月 2 日~昭和 30 年 4 月 1 日生まれ
56,800 円
昭和 30 年 4 月 2 日~昭和 31 年 4 月 1 日生まれ
51,000 円
昭和 31 年 4 月 2 日~昭和 32 年 4 月 1 日生まれ
44,900 円
昭和 32 年 4 月 2 日~昭和 33 年 4 月 1 日生まれ
38,800 円
昭和 33 年 4 月 2 日~昭和 34 年 4 月 1 日生まれ
33,000 円
昭和 34 年 4 月 2 日~昭和 35 年 4 月 1 日生まれ
26,900 円
昭和 35 年 4 月 2 日~昭和 36 年 4 月 1 日生まれ
20,900 円
昭和 36 年 4 月 2 日~昭和 41 年 4 月 1 日生まれ
15,000 円
特別障害給付金(平成 27 年度価格)
障害等級
支給額
1級
月額 51,050 円(2 級の額×100 分の 125)
2級
月額 40,840 円
2
P29
障害基礎年金(平成 27 年度価格)
1 級障害
子
の
加
算
P29
975,100 円
第1子
224,500 円 子
の
224,500 円 加
第2子
74,800 円 算
第 3 子以降/人
2 級障害
780,100 円
第1子
224,500 円
第2子
224,500 円
第 3 子以降/人
74,800 円
障害厚生年金(平成 27 年度価格)
項
目
支給額
3 級障害の障害厚生年金の最低保障額
585,100 円
1・2 級障害の配偶者加給年金額
224,500 円
1,170,200 円
障害手当金の最低保障額
※障害厚生年金の計算式には、スライド率を乗じなくなりました。
P30
遺族基礎年金の支給対象
子のある妻、または子
→
子のある配偶者、または子
(平成 26 年 4 月から、子のある夫も対象になったため)
P30
遺族基礎年金(平成 27 年度価格)
(円)
子の数
子のある配偶者に支給される
子のみの場合に支給される
年金額
年金額
基礎
加算額
支給額
基礎
年金額
加算額
支給額
年金額
1人
780,100
224,500 1,004,600
780,100
2人
780,100
449,000 1,229,100
780,100
224,500 1,004,600
3人
780,100
523,800 1,303,900
780,100
299,300 1,079,400
―
780,100
※3 人目以降は、1 人増えるごとに 74,800 円加算されます。
P31
遺族厚生年金の計算式にはスライド率を乗じなくなりました。
国民年金の任意加入未納期間等が受給資格期間に算入されます
平成 26 年 3 月までは、国民年金の任意加入被保険者(サラリーマンの妻や海外在住者などで、本
人の申出により加入していた方)が保険料を納付しなかった期間は、
「未納期間」とされ、年金を受
けるために必要な期間(受給資格期間)に算入されませんでした。
平成 26 年 4 月からは、
「合算対象期間」として、受給資格期間に算入されます。ただし、この期
間は、年金の受取額には反映されません。
また、実態は国民年金の第1号被保険者であったにもかかわらず、届出をしていなかったために
記録上は第3号被保険者のままとなっている不整合期間も、
「未納期間」とされていました。
平成 27 年 2 月からは、届出によって受給資格期間に算入されるようになります。この期間は、年
金の受取額には反映されませんが、平成 30 年 3 月 31 日までの間は、最大 10 年分の保険料を納付
し直すことで(特例追納)
、年金の受取額を増やすことができます。
3
第3章
P37
雇用保険(該当:本書 P36~P41)
賃金日額上下限額・基本手当日額上下限額(平成 27 年 8 月から)
賃金日額
上限額
年齢区分
45 歳以上
60 歳未満
60 歳以上
65 歳未満
P38
賃金日額
下限額
基本手当日額
上限額
15,620 円
基本手当日額
下限額
7,810 円
2,300 円
1,840 円
14,920 円
6,714 円
高年齢雇用継続基本給付金(平成 27 年 8 月から)
支給限度額:341,015 円
P38
高年齢求職者給付金の計算基礎になる基本手当日額上限(平成 27 年 8 月から)
基本手当日額上限:6,395 円
P40
基本手当受給中に、内職等で収入を得た場合の減額の計算基礎になる収入(平成 28 年 7 月 31
日までの間)
収入:1 日分の収入-1,287 円
第4章
健康保険と介護保険(該当:本書 P42~P49)
平成 26 年 3 月末まで、70~74 歳の方の医療費の自己負担割合は、特例措置として 1 割に据え置
かれていました。平成 26 年 4 月以降は、新たに 70 歳に達する方(69 歳まで 3 割負担だった方)か
ら、自己負担割合が 2 割となります(現役並み所得者の自己負担割合は、3 割のまま変更なし)。
一方、月ごとの医療費の自己負担限度額については、70 歳以上の方の生活に大きな影響が生じな
いよう、特例措置として低く設定されていた金額に据え置くこととされました。
なお、平成 27 年度からは、国民健康保険の退職者医療制度に新規加入できなくなりました。
P43
70~74 歳の方の給付割合
70 歳以上は原則 8 割(凍結中は 9 割)
P44
→
70 歳の誕生月の翌月から 8 割
70~74 歳の方の医療費の自己負担割合
平成 26 年 4 月 2 日以降に 70 歳の誕生日を迎える方は、
誕生月の翌月からは 2 割負担となります。
誕生日が昭和 19 年 4 月 1 日までの方は、1 割負担のまま変更はありません。
P45
70 歳未満の方の自己負担限度額(平成 27 年 1 月から次のとおりに変更)
所得(標準報酬月額)区分
83 万円以上
世帯単位(21,000 円以上の負担を合算)
多数該当の場合
252,600 円+(医療費-842,000 円)×1%
140,100 円
53 万円以上
83 万円未満
167,400 円+(医療費-558,000 円)×1%
93,000 円
28 万円以上
53 万円未満
80,100 円+(医療費-267,000 円)×1%
44,400 円
28 万円未満
57,600 円
44,400 円
住民税非課税
35,400 円
24,600 円
※上記は、健康保険の場合の所得区分です。国民健康保険の場合の所得区分は、市町村にお問い合
わせください。
4
P45
70~74 歳の方の医療費の自己負担限度額
70~74 歳の方の自己負担割合引き上げ(1 割→2 割)と連動して、見直されることとされていた
「一般」所得者の自己負担限度額は、平成 26 年 4 月以降も「見直し前(①凍結中)」の金額に据え
置くこととされました。
P49
介護保険サービスの利用者負担
平成 27 年 8 月から、第 1 号被保険者のうちの一定以上所得者(合計所得金額 160 万円:単身で
年金収入のみの場合、年収 280 万円)の利用者負担が 2 割に引き上げられます。
第5章
税金について(該当:本書 P50~P55)
「相続税の基礎控除額計算式」の記述に、一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
P52
平成 27 年からの計算式
3,000 万円+1,000 万円×法定相続人数
→
3,000 万円+600 万円×法定相続人数
5
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