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10従事者の健康管理(PDF:210KB)
10 従事者の健康管理 《目 的》 従事者が何らかの食中毒菌に感染し、そのまま作業に従事していると手洗いの不備等に より食品を汚染してしまうことがあります。 定期的な検便や健康診断など従事者の健康管理を徹底し、管理することが大切です。 《マニュアル作成のポイント》 日常の点検項目とその頻度を具体的に記載します。実施後はその結果を記録し、保管 方法を定めます。 ポイント1 健康管理の項目、頻度を具体的に定め記載します。 ポイント2 健康管理の記録の方法について記載します。 ポイント3 健康管理で問題のある従事者が認められたときの対応方法を具体的に記載しま す。 ◇考慮すべき点 従事者が、作業開始前の健康チェックにおいて、下痢、嘔吐及び発熱等を呈してい る場合は、以下により対応することが必要です。 ① 速やかに医療機関を受診させ、必要に応じて休ませる。 ② 食品に直接接触する調理業務等からレジ業務や配送業務等へ一時配置換えをす る。 ③ 手指に傷がある場合には、手袋を着用させる。 23 《マニュアル記載例》 10 従事者の健康管理 責任者氏名: 目的:従事者を原因とした食中毒菌や有害微生物汚染を防止する。 項目 確認内容 頻 度 担当者 検 便 健康診断 ① 検査項目:O157(必要に応じて、サル モネラ、赤痢、腸チフス、パラチフス) ② 従事者の健康診断を行う。 ③ 保健所長から検便の指示があった場合は 指示に従う。 1回/年 製造係 健康状態 ① 下痢、嘔吐、発熱、手指の傷の確認を行う。 作業開始前 ② 体調不良時の対応を記入する。 製造係 従事者が、作業開始前の健康チェックにおいて、下痢、嘔吐、発熱等を呈している場合、及び 検便により食中毒菌等が検出された場合には、以下により対応する。 ① 速やかに医療機関に受診させ、必要に応じて休ませる。 ② 食品に直接接触する調理業務等からレジ業務や配送業務等へ一時配置換えをする。 ③ 手指に傷がある場合は、手袋を着用させる。 《記録簿記載例》 従事者の健康・衛生チェック( 年 月 日) 健康チェック 氏名 異常 なし 千葉 太郎 ○ 千葉 花子 下痢 嘔吐 発熱 責任者名 衛生チェック 手指 の傷 ○ 不要物 爪 の持込 マニキュア 作業着 帽子等 不適時の措置 (体調不良者への 措置を含む) 作業時手袋着用 ※不適の場合は、対応内容を記録します。また、衛生チェックと同時に行うと効果的です。 24