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4 個人情報の利用及び提供の制限の例外に関する事項(条例第
4 個人情報の利用及び提供の制限の例外に関する事項(条例第 10 条第1項第7号) 番号 1 類 型 提供する理由又は必要性等 企業や公益法人等が行う社会奉仕活動 表彰等の選考の事務の性質上、本人から収集したのでは、 等公益を目的とした表彰等の候補者の選 事務の公正、円滑な実施を困難にするおそれがある。また、 考に当たり、実施機関が保有する個人情 本人から収集したのでは、情報の客観性、正確性の確保に 報を提供する場合 難があり、事務の目的の達成に支障が生じるおそれがある。 ただし、事実に関する情報であって、 提供要請者の目的達成のために必要と認 そこで、候補者に関し、実施機関が他の目的で作成又は 取得した個人情報を提供することが必要な場合がある。 められるものに限る。 2 県民等に知らせる公益上の必要がある 対象となる個人情報の内容、社会的関心の高さ、公表し ため、報道機関に発表し、又は報道機関 た場合の影響等を総合的に判断し、報道機関等に提供する の取材、要請に応じて提供する場合(報 ことがある。 道機関に発表又は提供後に報道機関以外 のものからの要請に応じて提供する場合 を含む。 ) ただし、個人の権利利益を不当に侵害 するおそれがないと認められる場合に限 る。 3 試験研究等のため、病院、保健所等が 試験研究機関等で行われる試験研究等の事業は、疾病等 保有する患者等の個人情報を提供する場 の実態把握を主たる目的として実施され、その成果は、疾 合 病対策の企画と評価に関する基礎資料になるとともに、疾 ただし、次の要件を満たす場合に限る。 病の原因の究明等にも活用されている。こうした分野での ⑴ 本人の同意を得て試験研究等を行 個人情報の提供には公益上の必要性が認められるととも うことが困難であり、かつ当該試験 に、的確な医療サービスを供給するという面でも重要な役 研究等の結果が治療の場に還元され 割を果たしている。 ること。 このため、病院、保健所等が診察等の目的のために収集 ⑵ 試験研究等を行うことが公益上必 要なこと。 4 した個人情報を、試験研究等の目的のために提供すること が必要な場合があるが、提供する情報は必要最小限の範囲 ⑶ 試験研究等を行うことにより、個 内とし、提供を受ける側において情報の管理が適切に行わ 人の権利利益を侵害するおそれがな れるなど個人の権利利益を侵害することのないよう配慮す いと認められること。 るものとする。 旧軍人軍属の軍歴に関する情報の提供 死没者の供養や慰霊等の目的のために申請する遺族(配 偶者又は三親等内の血族)及び慣習にしたがって祖先の慰 霊や祭祀等を主催するものに限り、情報提供を行うもの。 ただし、死没者の供養等の目的達成のために必要と認め られる情報に限り提供することとし、病歴など死没者の供 養や慰霊等に直接関係しないものや、刑罰記録等本人の名 誉を傷つけるおそれのあるものは提供しない。 5 公的個人認証サービスの実施に伴う個 人情報の提供 平成 16 年1月に「電子署名に係る地方公共団体の認証業 務に関する法律」が施行され、 「公的個人認証サービス」が 実施されることに伴い、国、地方公共団体等の署名検証者 が、都道府県知事の発行する電子証明書が効力を失ってい ないことを確認する必要があるため、 「住民基本台帳法」に 規定する指定情報処理機関に、電子証明書の発行を受けた 者の個人情報〔氏名、住所、性別及び生年月日〕を提供す るもの。 - 1 - 番号 6 類 型 提供する理由又は必要性等 法人の役員(代表者)等又は事業を営む 法人の役員等又は事業を営む個人に関する情報で、通常の 個人に関する情報で、公益上の必要がある 事業活動において当然に知り得る内容は、公益上の要請から、 ため、行政資料として提供する場合 行政資料として提供することがある。 ただし、個人の権利利益を不当に侵害す るおそれがないと認められる場合に限る。 7 財務会計システム(情報提供機能)の旅 新潟県ホームページ上に提供する公務に関する旅費の支出 費の支出情報のうち、当該旅費の支払い相 について、可能な限り詳細な情報を提供することは、県民へ 手方である県の職員の氏名を新潟県ホー の説明責任を果たし、県民の行政に対する信頼を得ることに ムページ上に提供する場合 公益上の効果がある。 なお、提供にあたっては、情報の迅速性・統一的な運用(可 能な限り同条件での公開)が求められることから、個々の県 職員の同意の有無に関わらず、統一的に公表する必要がある。 8 医療機関から児童の臓器を提供するに 「臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律」附則第 当たり、県の児童相談所に対し虐待の有無 5項により、医療機関が児童からの臓器提供を行う場合、児 について照会された際に、次の個人情報を 童虐待が行われていた疑いについて確認が必要なため、県の 提供する場合 ⑴ 臓器提供を検討している児童に係 児童相談所から左記の個人情報を提供することは、公益上の 必要性がある。 る児童虐待相談としての対応経過の 有無及びその対応期間 ⑵ 臓器提供を検討している児童のき ょうだいに係る児童虐待相談として の対応経過の有無及び対応期間 ⑶ 臓器提供を検討している児童の家 庭におけるDV情報の把握の有無及 びその時期 9 知事、副知事、部長等及び出先機関の長 円滑な行政執行等のために知事等が県を代表して執行す の交際費の執行の相手方(政治家、法人役 る交際費の相手方、内容を含め社会通念上妥当な範囲で執行 員、要人、公務員等に限る。 )の氏名、役 されなければならない。 職、支出額及び支出内容を新潟県ホームペ ージ上に提供する場合 ただし、 個人の権利利益を不当に侵害す 知事等が県の利益等のために交際する相手方である政治 家、法人役員又は要人等については、一般的に知事等との交 際が明らかになることによって不利益を被ることが想定され るおそれがないと認められる場合に限る。 ない相手方である。 したがって、知事等との交際が明らかになることによる不 利益が想定されない相手方であって、個人の権利利益を不当 に侵害するおそれがないと認められる場合には、執行状況の 透明性を高めるとともに、県民の県政に対する理解と信頼を 深め、開かれた県政の推進を図るためにも県民に情報を提供 する必要がある。 - 2 -