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初等中等教育・ 等教育分野における 歳出効率化の考え

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初等中等教育・ 等教育分野における 歳出効率化の考え
資料2-2
初等中等教育・⾼等教育分野における
歳出効率化の考え⽅
平成27年10月28日
文部科学省
義務教育分野における予算の効率化に向けた取組(ポイント)
学校の適正規模化による教育効果の最大化
「適正規模や適正配置等に関する手引」の策定(平成27年1月)に加え、
統合を決断した学校への教員定数の加配等の支援策の提供を通じて、学校の適正規模や適
正配置に関する自治体における取組を促進。
「チーム学校」の推進
教員に加えて専門的知見を有するスタッフを学校に配置し、学校がチームとして教育力を発揮
する「チーム学校」を推進。
学校現場の業務改善の推進
教員が子供と向き合う時間を確保し、教育水準の向上に取り組む環境を整備するため、
ICTの活用等により、学校現場における業務改善を推進。
2
統合校の教育環境の整備支援
平成27年1月
「適正規模・適正配置等に関する手引」を策定
 適正規模や適正配置についての自治体の取組を促進
 学校規模の標準を下回る度合いに応じて、規模ごとに
対応の緊急度を提示
 従来の通学距離の基準(小学校:4km以内、中学校:6km以内)
に加えて、スクールバスの利用等を踏まえ、通学時間の基準を
設定する場合の目安(概ね1時間以内)を提示。
【対応の目安の提示例】
小学校 (1~5学級) 複式学級が存在する規模
「一般に教育上の課題が極めて大きいため、学校統合等
により適正規模に近づけることの適否を速やかに検討する
必要がある。
地理的条件等により統合困難な事情がある場合は、小規
模校のメリットを最大限生かす方策や、小規模校のデメリッ
トの解消策や緩和策を積極的に検討・実施する必要がある。
適正規模や適正配置についての自治体の取組を促進
統合校の教育環境の整備支援
統合
●教員定数の加配
26年度から統合後の教職員数の激減を緩和する加配を開始。
27年度からは、統合に伴って生じる業務に対応するため
H26
統合の前年にも支援を拡大。
28年度要求では、統合後5年まで措置を拡大。
H27
統合
1年前
1年目
2年目
3年目
4年目
5年目
H28
●施設整備補助
閉校
閉校
学校統合の際に必要な施設整備について、27年度から、改修に係る補助率を1/3から新増築と同等の
1/2とし、財政負担の小さい既存施設を活用しやすい環境を整備。
●通学の支援(遠距離通学費補助、スクールバス・ボート購入費補助)
統合により通学距離が拡大するため、スクールバスの購入や通学費補助などの統合に伴う経費を支援。
・へき地児童生徒援助費補助金 2,703百万円(1,616百万円)
●統合校における特色ある教育活動への支援
・少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育推進事業 51百万円(27百万円)
(注)金額は平成28年度概算要求。( )内は平成27年度予算。
生み出された好事例を積極的に分析・発信
3
都道府県別の教育の「見える化」について
 教員配置や教育支出等の様々なデータをこれまでも収集・公表し、地方公共団体の取組を促進。
 教育の目的と目的達成のための課題の多様性を踏まえ、関係施策の総合的な評価を推進。
学校規模別小学校数[都道府県比較]
(校)
1400
11学級以下の学校数
12学級以上の学校数
1200
1000
800
600
400
200
沖縄
鹿児島
宮崎
大分
熊本
長崎
佐賀
福岡
高知
愛媛
香川
徳島
山口
▲29%
広島
岡山
島根
下位5県)
鳥取
和歌山
▲2%
奈良
上位5県、
兵庫
大阪
▲1%
京都
滋賀
三重
愛知
※県名の下の数字は、過去20年(H7〜H27)の学校減少率(
静岡
岐阜
▲1%
長野
山梨
福井
石川
富山
新潟
神奈川
▲2%
東京
千葉
埼玉
群馬
栃木
茨城
福島
▲32% ▲29%
▲36%
山形
▲38%
秋田
宮城
岩手
青森
北海道
0
▲1%
出典:文部科学省「平成26年度学校基本調査」
出典:⽂部科学省「平成26年度学校基本調査」
4
教職員定数等に関するエビデンス提示について
教育政策の成果に関する実証研究の実施
 2016年度より実証研究を実施。長期的な効果の研究だけでなく、得られた成果については順次政策立案に活用。
 ペーパーテストで測定できる学力以外の多面的な教育の成果(思考力・判断力・表現力、コミュニケーショ
ン能力、意欲・自制心・社会性等の非認知能力 等)へのアプローチ、一定期間を通じた経時的な子供の
変化の評価、教育成果に影響する様々な要因への配慮等を重視しながら、政策の有効性の総合的評価を推
進。
①多面的な教育の成果の測定
・ペーパーテストで測定できる学力たけでなく、その他の多様な成果を把握。
(思考力・判断力・表現力、課題解決力、コミュニケーション能力、他者との協働、非認知能力、道徳、規律、社会的連帯)
②経時的変化の測定
・一時点の到達状況の比較だけでなく、一定期間の効果の分析も必要。
③学校以外の教育に影響を与える要因への配慮
・保護者の学歴・収入をはじめ学校以外の教育成果に影響する種々の要因への配慮。
 実施に当たっては、意欲のある自治体との連携を検討。
全国学力・学習状況調査のデータの活用について
現状:毎年度、文部科学省として全国及び都道府県別の調査結果を公表しているほか、調査結果を活用した追加分
析を広く公募し、大学等において、集計前の詳細なデータを貸与・活用した委託研究実施。
→ 今後、機微な情報の適切な保護とのバランスを取りつつ、文部科学省からの委託研究以外においても大学等
の研究者が詳細データを活用した研究が実施できるよう、具体的なデータ貸与に関するルール(利用できる
主体、機密の保持、貸与手続き等)の策定を検討。
5
学級規模が小さいほど、学習規律・授業態度が良い
学校には学習意欲・規律が低い子供も多い。集団が大きくなるほど、グループの統制が難しく逸脱行動が増える。
授業中の私語が少なく、生徒が落ち着いている学校の割合
生徒が礼儀正しい学校の割合
65.0
60.0
55.0
50.0
45.0
40.0
35.0
30.0
70.0
65.0
60.0
55.0
50.0
45.0
40.0
学級規模が小さいほど、主体的な学習を促す授業が充実
総合的学習の時間で、自分で課題を立て情報
を集め、調べた成果を発表する学習活動に取
り組んだ割合
80.0
75.0
70.0
総合的学習の時間で学んだことが普
段の生活や社会で役立つと考える生
徒の割合
90.0
85.0
ICTを活用して子供同士の学び合いや
課題解決型の学習指導を行った割合
70.0
65.0
60.0
65.0
80.0
60.0
75.0
50.0
55.0
70.0
45.0
50.0
65.0
55.0
40.0
授業で自分の考えを発表する機会
が与えられたと考える生徒の割合
94.0
92.0
90.0
88.0
86.0
84.0
82.0
80.0
(出典)平成27年度全国学力・学習状況調査(中学校分)
6
学級規模が小さいほど、主体的な学習を促す授業が充実
理科で自分の考え・考察を説明・発表している生徒の割合
月1回以上理科室で観察・実験を行った割合
65.0
80.0
78.0
76.0
74.0
72.0
70.0
68.0
66.0
64.0
62.0
94.0
60.0
92.0
55.0
90.0
50.0
88.0
45.0
86.0
84.0
40.0
82.0
35.0
80.0
30.0
学級規模が小さいほど、学習意欲が高まる
学級規模が小さいほど、授業内容の理解が高まる
授業内容がよく分かると答えた生徒の割合
勉強は大切だと思う生徒の割合
85.0
90.0
81.0
79.0
85.0
77.0
80.0
75.0
国語
73.0
数学
69.0
67.0
学習したことが将来社会で役立つと考える
生徒の割合
95.0
83.0
71.0
理科で観察・実験の結果を基に考察した割合
理科
75.0
70.0
65.0
95.0
90.0
85.0
80.0
75.0
70.0
65.0
60.0
55.0
50.0
45.0
国語
数学
理科
65.0
(出典)平成27年度全国学力・学習状況調査(中学校分)
7
「教員1人当たり児童生徒数」を2020年度まで維持することについて
「教員1人当たりの児童生徒数」の試算について
学校が対応しなくてはならない課題は増加
 現時点での「教員1人当たり児童生徒数」で固
定することの妥当性を説明できない。
 子供を取り巻く課題への対応は、喫緊の課題。
社会は、学校にその対応を求めている。
• 教職員定数改善の必要性が指摘されている
中、現状で固定することの論拠はない
経済的援助を受ける困
窮家庭が増加
5.0倍
2.0倍
 教職員定数の機械的削減は学校の現実に合わ
ず、教育条件の悪化を招き、政策的に困難。
• 特別支援学校・学級に係る教職員定数は増
の見込み(+1.2万人)。
• 都市部に比べて少子化の進展が著しい過疎
地の学校にあっては、より一層教育条件が悪
化。
 学校の業務や人員は、少子化に比例して減るわ
けではない。
障害に応じた指導を受け
ている子供が増加
日本語指導が必要な
子供が増加
1.6倍
83,750人
34,178人
151.5万人
21,344人
76.6万人
16,700人
平成7年度
H7
平成25年度
H25
※要保護・準要保護児
童生徒の合計数
H26
H7
※普通学級で通級による指導
を必要とする児童生徒数
⇒16人に1人
(H7)から
6人に1人
(H25)に増加
⇒現状、地方の
要望の87%し
か措置できて
いない
H16
H26
⇒現状、約2割(約
6,000人)が適切
な指導を受けら
れていない
8
我が国における義務教育の改革の方向性
● 我が国の義務教育については、昭和22年に制定された学校教育法に基づき、⼩学校・中学校等において実施す
る仕組が確⽴。
● この義務教育の仕組に関し、第⼀次安倍政権の下で、平成18年の教育基本法の全部改正、平成19年の学
校教育法等の改正により、義務教育の⽬的・⽬標を新たに定めるなど抜本的に改⾰。
● 現在⽂部科学省では、これに沿って、課題の発⾒・解決に向けて主体的・協働的に学ぶいわゆる「アクティブラーニン
グ」の充実を⽬指す学習指導要領の改訂や、教員養成・研修の⾒直しなど様々な教育改⾰を実施中。
義務教育の⽬的・⽬標
■教育基本法
第五条 (略)
2 義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会に
おいて自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされ
る基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。
3~4 (略)
■学校教育法
第二十一条 義務教育として行われる普通教育は、(中略)次に掲げる目標を達成す
るよう行われるものとする。
一 学校内外における社会的活動を促進し、自主、自律及び協同の精神、規範意
識、公正な判断力並びに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その
発展に寄与する態度を養うこと。
二 学校内外における自然体験活動を促進し、生命及び自然を尊重する精神並びに
環境の保全に寄与する態度を養うこと。
三 我が国と郷土の現状と歴史について、正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、
それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養うとともに、進んで外国の文化
の理解を通じて、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
四 家族と家庭の役割、生活に必要な衣、食、住、情報、産業その他の事項について
基礎的な理解と技能を養うこと。
五 読書に親しませ、生活に必要な国語を正しく理解し、使用する基礎的な能力を養
うこと。
六 生活に必要な数量的な関係を正しく理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。
七 生活にかかわる自然現象について、観察及び実験を通じて、科学的に理解し、処
理する基礎的な能力を養うこと。
八 健康、安全で幸福な生活のために必要な習慣を養うとともに、運動を通じて体力
を養い、心身の調和的発達を図ること。
九 生活を明るく豊かにする音楽、美術、文芸その他の芸術について基礎的な理解と
技能を養うこと。
十 職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて将
来の進路を選択する能力を養うこと。
⼩学校の⽬標
■学校教育法
第三十条 小学校における教育は、前条に規定する目的を実現するために
必要な程度において第二十一条各号に掲げる目標を達成するよう行われ
るものとする。
2 前項の場合においては、生涯にわたり学習する基盤が培われるよう基礎
的な知識及び技能を習得させるとともに、これらを活用して課題を解決する
ために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、主体的に
学習に取り組む態度を養うことに、特に意を用いなければならない。
第三十一条 小学校においては、前条第一項の規定による目標の達成に資
するよう、教育指導を行うに当たり、児童の体験的な学習活動、特にボラン
ティア活動など社会奉仕 体験活動、自然体験活動その他の体験活動の充
実に努めるものとする。この場合において、社会教育関係団体その他の関
係団体及び関係機関との連携に十分配慮 しなければならない。
中学校の⽬標
■学校教育法
第四十五条 中学校は、小学校における教育の基礎の上に、心身の発達
に応じて、義務教育として行われる普通教育を施すことを目的とする。
第四十六条 中学校における教育は、前条に規定する目的を実現するた
め、第二十一条各号に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
9
国立大学法人における歳出改革の取組
取
組
「⾻太⽅針2015」を踏まえ、「国⽴⼤学経営⼒戦略」に基づき⼤学改⾰を強⼒に推進
これらの取組を進めていくことによる歳出改⾰の効果
○5年後(平成32年)に65億円(インセンティブ経費として)(ネット)
※個⼈寄付に対する税額控除が導⼊される前提で、さらに環境整備を実施する20⼤学で5年後に寄附⾦受⼊額が1.8倍と仮定すると約40億円の⾃⼰収⼊増
※⺠間からの研究費等受⼊額が、過去5年間の増加額の平均約5億円が5年後まで継続すると仮定して約25億円の⾃⼰収⼊増
⺠間資⾦導⼊による効果は、インセンティブとして、⼤学が教育研究の機能強化に活⽤できるようにする必要
○その他、クロスアポイントメント制度による教員を5年後に倍増
⇒⼈件費として効率化できると考えられる約3億円(ネット)を若⼿教員の雇⽤に活⽤可能
⽂部科学省の考え⽅
 国⽴⼤学法⼈の財源の多様化は重要であり、法⼈化以降、各⼤学において⾃⼰収⼊の獲得に努⼒
 ⾃⼰努⼒による収⼊の増加は、⼤学へのインセンティブとして、運営費交付⾦の算定に影響させな
いことで⼤学を後押しすることが重要
 ⼀⽅で、運営費交付⾦が減少してきた間、若⼿教員の常勤雇⽤の減少、優秀な⼈材の確保や研究時
間の減少などに弊害
 このため、運営費交付⾦の削減(毎年▲1%、5年で▲536億円、15年で約▲1600億円)及び、
それを前提とする各⼤学の⾃⼰収⼊を促す⽅策は、各⼤学の改⾰意欲を失わせる
10
財源の多様化は重要であるが、「寄附⾦収⼊」及び「⺠間企業からの研究資⾦等受⼊額」の⾃⼰収⼊に
占める割合やこれまでの⾦額の伸びの状況等を踏まえる必要がある
○寄附金収入の推移
(億円)
1200
985
400
966
1000
800
○民間企業からの研究資金等受入額の推移
656
350
902
250
200
400
150
個人寄附
136
84
349
322
300
600
200
(億円)
100
50
0
H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
0
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
出典:各事業年度における各国立大学法人の財務諸表等より作成
25年度
出典:文部科学省調べ
授業料の改定については、現下の経済状況や厳しい家計状況等を踏まえる必要がある
○民間給与の動向(平均給与年額の推移)
単位:千円
4,150
4,150
4,100
4,120
4,050
4,000
3,950
3,900
平成22年分
平成23年分
平成24年分
平成25年分
平成26年分
出典:民間給与実態統計調査【国税庁】
○家庭の年収別学生数(割合)の推移
18年度
20年度
22年度
50.0(%)
45.0
40.0
35.0
30.0
24.2 25.0
23.7 21.2 20.0
19.1 15.0
10.0
5.0
500万円未満
50.0 24年度
48.9 47.0 44.4 22.3 21.3 20.6 20.5 9.6 9.3 8.8 9.1 500~900万円
900~1,300万円
1,300万円以上
出典:学生生活調査【日本学生支援機構】
11
先進主要国に⽐べ、我が国の⾼等教育への公財政⽀出の伸びは⼩さく、平成16年度の法⼈化以降、運営
費交付⾦は減少が続いている
○高等教育機関への公財政支出の推移
220
200
180
204
2000年の水準を100とした値
(2010年の物価を基準として換算)
160
140
145
140
122
120
105
OECD平均
120
100
80
2000
2005
2006
2007
2008
2009
2010
出典:OECD「図表でみる教育」
○国立大学法人運営費交付金の推移
▲98億円減
(▲0.8%)
▲103億円減
(▲0.8%)
▲171億円減
(▲1.4%)
▲230億円減
(▲1.9%)
▲118億円減
(▲1.0%)
▲110億円減
(▲0.9%)
▲58億円減
(▲0.5%)
▲574億円減
(▲5.1%)
法人化以降
1,470億円
約12%の減少
▲162億円減
(▲1.4%)
331億円増
(3.1%)
▲177億円減
(▲1.6%)
12
教育研究活動を⽀える常勤教員、特に、若⼿研究者の常勤雇⽤が減少し、優秀な⼈材の確保や研究時間
の減少などに弊害が出ている
○常勤教員の人件費の推移
7,000
(単位:億円)
6,882 億円
6,500
5,974億円
6,000
5,500
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
(注1)出典:文部科学省調べ。
(注2)平成19年度以降の人件費には、会計基準変更にともなうセグメント間の人件費賦方法の見直しによる影響額を含んでいる。
(注3) 人件費には、附属病院以外の推移を示している。
○研究大学における任期付教員の雇用財源調査
・研究大学(RU11)においては、
任期なし教員ポストのシニア化、
若手教員の任期なしポストの減少・
任期付ポストの増加が顕著。
資料:「大学教員の雇用状況に関する調査」
【H27年9月
文部科学省、科学技術・学術政策研究所】
13
 第3期中期目標期間に向けた国立大学改革の取組状況
国立大学改革のこれまでの動きと主な成果
24
年度
25
年度
26
◆国⽴⼤学における特⾊ある学部等設置の状況(主なもの)
年度
 中央教育審議会「新たな未来を築くための⼤学教育の質的転
換に向けて」答申
 「ミッションの再定義」開始
 教育再⽣実⾏会議第三次提⾔
 教育振興基本計画、⽇本再興戦略
 今後の国⽴⼤学の機能強化に向けての考え⽅
 国⽴⼤学改⾰プラン
➤ 平成26~28年度で新たに12学部設置される(予定含む)など、組織改革を
積極的に実施
➤ 年俸制(約9,700人)やクロスアポイントメント制度(92人)など、人事・給与シ
ステム改革が進捗
➤ 国立大学から大学発ベンチャー支援会社等への出資を可能とする仕組み
の創設
 「⽇本再興戦略」改訂2014、⾻太の⽅針、科学技術イノベーション総合戦略2014
 今後の国⽴⼤学の機能強化に向けての考え⽅(改訂)
 学校教育法・国⽴⼤学法⼈法⼀部改正法の施⾏
➤ ⼤学運営におけるガバナンス改⾰を促進するため、教授会等の規定の
⾒直し、国⽴⼤学法⼈の学⻑選考の透明化等
 国⽴⼤学法⼈等の組織及び業務全般の⾒直しについて
27
年度
➤ 中期⽬標・中期計画素案では、45⼤学で組織再編が計画されているほ
か、先進的取組や⾼い数値⽬標の設定など、各⼤学から意欲的に提案
 第3期中期⽬標期間における国⽴⼤学法⼈運営費交付⾦の
在り⽅について(審議まとめ)
➤ 機能強化の⽅向性に応じた取組をきめ細かく⽀援するため、予算上、
三つの重点⽀援の枠組みを新設
➤ 学⻑のリーダーシップを予算⾯で発揮し、組織の⾃⼰変⾰や新陳代
謝を進めるため「学⻑の裁量による経費」を区分
 国⽴⼤学経営⼒戦略
 「⽇本再興戦略」改訂2015、⾻太の⽅針、科学技術イノベーション総合戦略2015
28
年度
第3期中期⽬標期間 開始
14
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