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公表特許公報 特表2015

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公表特許公報 特表2015
〔実 134 頁〕
公表特許公報(A)
(19)日本国特許庁(JP)
(12)
(11)特許出願公表番号
特表2015-532650
(P2015−532650A)
(43)公表日 平成27年11月12日(2015.11.12)
(51)Int.Cl.
FI
テーマコード(参考)
A01N 43/52
(2006.01)
A01N
43/52
4C056
A01N 43/76
(2006.01)
A01N
43/76
101 4C063
A01P 21/00
(2006.01)
A01P
21/00
4H011
C07D 235/18
(2006.01)
C07D
235/18
CSP C07D 401/04
(2006.01)
C07D
401/04
審査請求
未請求
予備審査請求
未請求 (全299頁) 最終頁に続く
(21)出願番号
特願2015-529056(P2015-529056)
(71)出願人 507203353
(86)(22)出願日
平成25年9月3日(2013.9.3)
バイエル・クロップサイエンス・アクチェ
(85)翻訳文提出日
平成27年4月30日(2015.4.30)
ンゲゼルシャフト
(86)国際出願番号
PCT/EP2013/068167
ドイツ国、40789・モンハイム・アム
(87)国際公開番号
WO2014/037340
・ライン、アルフレート−ノベル−シユト
(87)国際公開日
平成26年3月13日(2014.3.13)
(31)優先権主張番号
12183149.9
(32)優先日
平成24年9月5日(2012.9.5)
(33)優先権主張国
欧州特許庁(EP)
ラーセ・50
(74)代理人 100114188
弁理士
小野 誠
(74)代理人 100119253
弁理士
金山 賢教
(74)代理人 100124855
弁理士
坪倉 道明
(74)代理人 100129713
弁理士
重森 一輝
最終頁に続く
(54)【発明の名称】非生物的植物ストレスに対する活性物質としての置換された2−アミドベンズイミダゾール類、2
−アミドベンゾオキサゾール類および2−アミドベンゾチアゾール類またはそれらの塩の使用
(57)【要約】
本発明は、非生物的ストレスに対する植物のストレス
耐性を高め、植物成長を強化し、および/または植物収
量を増加させるための一般式(I)の置換された2−ア
ミドベンズイミダゾール類、2−アミドベンゾオキサゾ
ール類および2−アミドベンゾチアゾール類またはそれ
の塩(一般式(I)における基は、明細書で示される定
義に相当する。)の使用に関するものである。本発明は
、前記化合物の特定の製造方法に関するものである。
【化1】
( 2 )
JP
2015-532650
1
A
2015.11.12
2
【特許請求の範囲】
Wは、酸素、硫黄を表し、
【請求項1】
Xは、酸素、硫黄、N−R
4
を表し、
4
植物における非生物的ストレスに対する耐性を高めるた
R は、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアル
めの、下記式(I)の置換された2−アミドベンズイミ
キルアルキル、シクロアルケニル、シアノアルキル、ア
ダゾール、2−アミドベンゾオキサゾールおよび2−ア
ルケニルアルキル、ハロアルキル、アルキニルアルキル
ミドベンゾチアゾールまたは該化合物の塩の使用。
、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環
【化1】
アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボ
ニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル
、ハロアルキルカルボニル、複素環カルボニル、アリー
10
ルアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、シクロ
アルキルアルコキシカルボニル、シクロアルコキシカル
[式中、
R
1
3
、R は互いに独立に、水素、ハロゲン、ア
ホニル、シクロアルキルスルホニル、アリールスルホニ
ルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロシク
ル、ヘテロアリールスルホニル、アルコキシカルボニル
ロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリ
カルボニル、アリールアルコキシカルボニルカルボニル
ールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、
、アルキルアミノチオカルボニル、アルキルアミノカル
ヘテロアリールアルキル、複素環、複素環アルキル、ア
ボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アルコキシ
ルコキシアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、
アルキル、ビス[アルキル]アミノカルボニル、アリー
ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロア
ル、ヘテロアリール、複素環、シクロアルコキシカルボ
ルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アリールオキシ 20
ニルアルキルを表し、
、ヘテロアリールオキシ、アルコキシアルコキシ、アル
Qは、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロ
キニルアルコキシ、アルケニルオキシ、ビスアルキルア
アルキルアルキル、シクロアルケニル、アリール、アリ
ミノアルコキシ、トリス[アルキル]シリル、ビス[ア
ールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキ
ルキル]アリールシリル、ビス[アルキル]アルキルシ
ル、ヘテロアリール、複素環、複素環アリール、複素環
リル、トリス[アルキル]シリルアルキニル、アリール
ヘテロアリール、ヘテロアリールヘテロアリール、ヘテ
アルキニル、ヘテロアリールアルキニル、アルキルアル
ロアリールアリール、アリールアリール、アリールオキ
キニル、シクロアルキルアルキニル、ハロアルキルアル
シアリール、アリールアルケニル、ヘテロアリールアル
キニル、複素環−N−アルコキシ、ニトロ、シアノ、ア
ケニル、複素環アルケニル、アリールアルキニル、ヘテ
ミノ、アルキルアミノ、ビスアルキルアミノ、アルキル
ロアリールアルキニル、複素環アルキニル、シクロアル
カルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、 30
キルアルキニル、アルキルアミノアルキル、ビスアルキ
アリールカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミ
ルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシア
ノ、ヘテロアリールアルコキシ、アリールアルコキシ、
ルキル、トリス[アルキル]シリルオキシアルキル、ビ
複素環アルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロアル
ス[アルキル]アリールシリルオキシアルキル、ビス[
ケニル、ハロアルキニル、複素環アルキニル、ハロシク
アルキル]アルキルシリルオキシアルキル、ビスアルキ
ロアルコキシ、ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
ルアミノアルコキシアルキル、アルコキシアルコキシア
ヘテロアリールチオ、アルキルスルフィニル、ハロアル
ルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキ
キルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリ
シアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアル
ールスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキル
キル、ヘテロアリールチオアルキル、アルコキシカルボ
スルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスル
ニル−N−複素環、アリールアルコキシカルボニル−N
ホニル、チオシアナト、イソチオシアナト、シクロアル 40
−複素環、アルキル−N−複素環、アルキルスルホニル
キルアミノ、シクロアルキル(アルキル)アミノ、アル
−N−複素環、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテ
ケニルアミノを表し、
ロアリールスルホニル−N−複素環、シクロアルキルス
R
1
、R
ボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスル
2
2
がそれらが結合している原子とともに、
ルホニル−N−複素環、ハロアルキルスルホニル−N−
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
複素環、アルキルカルボニル−N−複素環、アリールカ
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
ルボニル−N−複素環、ヘテロアリールカルボニル−N
員環を形成しており、
−複素環、シクロアルキルカルボニル−N−複素環、シ
R
2
およびR
およびR
3
がそれらが結合している原子とともに、
クロアルキル−N−複素環、アリール−N−複素環、ア
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
リールアルキル−N−複素環、ビスアルキルアミノアル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
キル−N−複素環、ビスアルキルアミノスルホニル−N
員環を形成しており、
50
−複素環、ヘテロアリールオキシアリール、ヘテロアリ
( 3 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
3
4
ールオキシヘテロアリール、アリールオキシヘテロアリ
ハロシクロアルキル、ハロアルコキシハロアルキル、ア
ール、アルキルスルフィニル、アルキルチオ、アルキル
リールハロアルキル、アルキルチオハロアルキル、ビス
スルホニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアル
アルキルアミノアルコキシハロアルキルを表し、
キルチオ、シクロアルキルスルホニル、アリールスルフ
Z は、水素、ヒドロキシ、アルキル、シクロアルキル
ィニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アミノ、
、ハロシクロアルキル、ハロゲン、アルケニルアルキル
アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルア
、ハロアルキル、アルキニル、アルケニル、シアノアル
ミノ、シクロアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカル
キル、ニトロアルキル、アミノアルキル、アルキルアミ
ボニル、アリールカルボニル、イミノアルキル、アルキ
ノアルキル、ビス[アルキル]アミノアルキル、アルキ
ルイミノアルキル、アリールイミノアルキル、アルコキ
ニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアル
シカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、シクロア 10
キル、複素環アルキル、アルキルカルボニル、アルコキ
ルキルアルコキシカルボニル、アリールアルコキシカル
シカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、アルキル
ボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アミノカ
スルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスル
ルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキル
ホニル、シクロアルキルスルホニル、アルキルスルフィ
アミノカルボニル、ビスアルキルアミノカルボニル複素
ニル、アリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィ
環−N−カルボニル、イミノ、アルキルイミノ、アリー
ニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、ヘテ
ルイミノ、シクロアルキルイミノ、シクロアルキルアル
ロアリール、複素環、アミノカルボニルアルキル、アル
キルイミノ、ヒドロキシイミノ、アルコキシイミノ、シ
キルアミノカルボニルアルキル、ビスアルキルアミノカ
クロアルコキシイミノ、シクロアルキルアルコキシイミ
ルボニルアルキル、シクロアルキルアミノカルボニルア
ノ、ヘテロアリールオキシイミノ、アリールオキシイミ
ルキル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アミノ、アル
ノ、アリールアルコキシイミノ、アルケニルオキシイミ 20
キルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、シクロアル
ノ、ヘテロアリールアルコキシイミノ、ヘテロアリール
キルアルキルを表し、
イミノ、複素環イミノ、複素環アルキルイミノ、アミノ
Z は、水素、アルキル、シクロアルキル、分岐もしく
イミノ、アルキルアミノイミノ、アリールアミノイミノ
は直鎖のハロアルキル、アルキニル、アルケニル、シア
、ヘテロアリールアミノイミノ、シクロアルキルアミノ
ノアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキ
イミノ、ビスアルキルアミノイミノ、アリールアルキル
ル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルを表し
アミノイミノ、アリール(アルキル)アミノイミノ、シ
または
クロアルキル(アルキル)アミノイミノ、シクロアルキ
Z およびZ
ルアルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ、ヘテロ
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
アリールアルコキシアルキル、アリールアルコキシアル
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
キル、複素環−N−アルキル、アリール(アルキル)ア 30
成しており、
ミノアルキル、アリールアルキル(アルキル)アミノア
または
ルキル、アルコキシカルボニルアルキルアミノアルキル
Z およびZ
、アルコキシカルボニルアルキル(アルキル)アミノア
スルフィルイミンもしくはアミジン基の一部であるか、
ルキル、ヘテロアリール(アルキル)アミノアルキル、
イミノホスホランを形成している。]
ヘテロアリールアルキル(アルキル)アミノアルキル、
【請求項2】
シクロアルキル(アルキル)アミノアルキル、シクロア
式(I)において、
ルキルアミノアルキル、アルコキシ(アルコキシ)アル
R 、R
キル、アリールアルコキシアルキルアリール、複素環−
C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
N−アルキルアリール、アリール(アルキル)アミノア
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
ルキルアリール、アリールアルキル(アルキル)アミノ 40
8
アルキルアリール、アルコキシカルボニルアルキルアミ
ル、(C2 −C8 )−アルキニル、置換されていても良
ノアルキルアリール、アルコキシカルボニルアルキル(
いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ア
アルキル)アミノアルキルアリール、ヘテロアリール(
リール−(C2 −C8 )−アルケニル、ヘテロアリール
アルキル)アミノアルキルアリール、ヘテロアリールア
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環
ルキル(アルキル)アミノアルキルアリール、シクロア
、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )
ルキル(アルキル)アミノアルキルアリール、シクロア
−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
ルキルアミノアルキルアリール、アルコキシ(アルコキ
8
シ)アルキルアリールを表し、
オ、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−
Qはさらに、Xが酸素原子を表し、またはXが硫黄原子
アルコキシ、(C1 −C8 )−ハロアルコキシ、(C3
を表す場合、ハロアルキル、アルコキシハロアルキル、 50
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
1
2
1
1
1
2
2
2
がそれらが結合している原子とともに、
が一体となって、置換されていても良い
3
、R が互いに独立に、水素、ハロゲン、(
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C8 )−アルケニ
)−アルキルチオ、(C1 −C8 )−ハロアルキルチ
( 4 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
5
6
アルキル−(C1 −C8 )−アルコキシ、アリールオキ
C2 −C8 )−アルケニル−(C1 −C8 )−アルキル
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C8 )−アルコキ
、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C2 −C8 )−ア
シ−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8 )−ア
ルキニル−(C1 −C8 )−アルキル、アリール−(C
ルキニル−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8
1
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C8 )−アルキ
)−アルキル、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(
ル]アミノ−(C1 −C8 )−アルコキシ、トリス[(
C1 −C8 )−アルキルカルボニル、(C3 −C8 )−
C1 −C8 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C8
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C8 )
ロアリールカルボニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル
−アルキル]−(C1 −C8 )−アルキルシリル、トリ
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリル−(C2 −C8
−C8 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1 −C8
カルボニル、複素環カルボニル、アリール−(C1 −C
10
8
)−アルキルカルボニル、(C1 −C8 )−アルコキ
)−アルキニル、アリール−(C2 −C8 )−アルキニ
シカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
ル、ヘテロアリール−(C2 −C8 )−アルキニル、(
1
C1 −C8 )−アルキル−(C2 −C8 )−アルキニル
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C8 )−アルコ
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C8 )−
キシカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
アルキニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル−(C2 −
C8 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロ
C8 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C8 )−ア
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C8 )−
ールスルホニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニ
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]ア
ルカルボニル、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシ
ミノ、(C1 −C8 )−アルキルカルボニルアミノ、(
カルボニルカルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミ
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ 20
ノチオカルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミノカ
ールカルボニルアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシカ
ルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカル
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルコキシ
ボニル、(C1 −C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−
−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ
アルキル、(C2 −C8 )−ハロアルケニル、(C2 −
カルボニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、(C
C8 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C8 )−ア
3
−C8 )−シクロアルコキシカルボニル−(C1 −C
ルキニル、(C3 −C8 )−ハロシクロアルコキシ、(
8
)−アルキルを表し、
C2 −C8 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
Qが、(C1 −C8 )−アルキル、(C2 −C8 )−ア
ヘテロアリールチオ、(C1 −C8 )−アルキルスルフ
ルケニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −
ィニル、(C1 −C8 )−ハロアルキルスルフィニル、
C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−アルキル、
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、 30
(C4 −C8 )−シクロアルケニル、置換されていても
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C1 −C8 )
良いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリール、複素環、
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 −
複素環アリール、複素環ヘテロアリール、ヘテロアリー
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]
ルヘテロアリール、ヘテロアリールアリール、アリール
アミノ、(C2 −C8 )−アルケニルアミノを表し、
アリール、アリールオキシアリール、アリール−(C2
R
1
およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
−C8 )−アルケニル、ヘテロアリール−(C2 −C8
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
)−アルケニル、複素環−(C2 −C8 )−アルケニル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
員環を形成しており、
R
2
およびR
3
−C8 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−
、アリール−(C2 −C8 )−アルキニル、ヘテロアリ
40
ール−(C2 −C8 )−アルキニル、複素環−(C1 −
がそれらが結合している原子とともに、
C8 )−アルキニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
−(C2 −C8 )−アルキニル、(C1 −C8 )−アル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
キルアミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ビス[(C1
員環を形成しており、
−C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキ
Wが、酸素、硫黄を表し、
Xが、酸素、硫黄、N−R
R
4
ル、ヒドロキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
4
を表し、
が、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、トリ
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリルオキシ−(C1
)−シクロアルキル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
−C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル
ル−(C1 −C8 )−アルキル、(C4 −C8 )−シク
]アリールシリルオキシ−(C1 −C8 )−アルキル、
ロアルケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキル、( 50
ビス[(C1 −C8 )−アルキル]−(C1 −C8 )−
8
( 5 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
7
8
アルキルシリルオキシ−(C1 −C8 )−アルキル、ビ
ロアルキルイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−
ス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8
(C1 −C8 )−アルキルイミノ、ヒドロキシイミノ、
)−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、(C2 −C8 )−
C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルコキシ−(
アルケニルオキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアル
C1 −C8 )−アルキル、アリールオキシ−(C1 −C
コキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
8
)−アルキル、ヘテロアリールオキシ−(C1 −C8
1
−C8 )−アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ
)−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルチオ−(C1
、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、ヘテ
−C8 )−アルキル、アリールチオ−(C1 −C8 )−
ロアリール−(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、ヘテ
アルキル、ヘテロアリールチオ−(C1 −C8 )−アル
ロアリールオキシイミノ、ヘテロアリールイミノ、複素
キル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−N−複 10
環イミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルキルイミノ、
素環、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニ
アミノイミノ、(C1 −C8 )−アルキルアミノイミノ
ル−N−複素環、(C1 −C8 )−アルキル−N−複素
、アリールアミノイミノ、ヘテロアリールアミノイミノ
環、(C1 −C8 )−アルキルスルホニル−N−複素環
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノイミノ、ビス
、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテロアリールス
[(C1 −C8 )−アルキル]アミノイミノ、アリール
ルホニル−N−複素環、(C3 −C8 )−シクロアルキ
−(C1 −C8 )−アルキルアミノイミノ、アリール[
ルスルホニル−N−複素環、(C1 −C8 )−ハロアル
(C1 −C8 )−アルキル]アミノイミノ、(C3 −C
キルスルホニル−N−複素環、(C1 −C8 )−アルキ
8
ルカルボニル−N−複素環、アリールカルボニル−N−
ミノイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1
複素環、ヘテロアリールカルボニル−N−複素環、(C
−C8 )−アルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ
3
−C8 )−シクロアルキルカルボニル−N−複素環、 20
)−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]ア
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルコキシ−(C
(C1 −C8 )−シクロアルキル−N−複素環、アリー
1
ル−N−複素環、アリール−(C1 −C8 )−アルキル
ルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−N−(
−N−複素環、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミ
C1 −C8 )−アルキル、アリール−[(C1 −C8 )
ノアルキル−N−複素環、ビス[(C1 −C8 )−アル
−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、アリ
キル]アミノスルホニル−N−複素環、ヘテロアリール
ール−(C1 −C8 )−アルキル[(C1 −C8 )−ア
オキシアリール、ヘテロアリールオキシヘテロアリール
ルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
、アリールオキシヘテロアリール、(C1 −C8 )−ア
C8 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C8 )−アル
ルキルスルフィニル、(C1 −C8 )−アルキルチオ、
キルアミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )
)−アルコキシカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル
−シクロアルキルスルフィニル、(C3 −C8 )−シク 30
[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )
ロアルキルチオ、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
−アルキル、ヘテロアリール−[(C1 −C8 )−アル
ホニル、アリールスルフィニル、アリールチオ、アリー
キル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリ
ルスルホニル、アミノ、(C1 −C8 )−アルキルアミ
ール−(C1 −C8 )−アルキル−[(C1 −C8 )−
ノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ、アリー
アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、−(C
ルアミノ、アリール−(C1 −C8 )−アルキルアミノ
3
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、ホルミル、
キル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
(C1 −C8 )−アルキルカルボニル、アリールカルボ
8
ニル、イミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
ル、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシ−(C1 −
8
)−アルキルイミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ア
リールイミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C 40
−C8 )−アルキル、アリール−(C1 −C8 )−ア
−C8 )−シクロアルキル−[(C1 −C8 )−アル
)−シクロアルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキ
C8 )−アルキルアリール、複素環−N−(C1 −C8
)−アルキルアリール、アリール[(C1 −C8 )−ア
)−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロ
ルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリール、
アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
アリール−(C1 −C8 )−アルキル[(C1 −C8 )
ル−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、アリール
−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリー
−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、アリール−
ル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(C1 −
(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル、アミノカ
C8 )−アルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキルア
ルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル
リール、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(C
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル、
1
ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノカルボニル、
ミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリール、ヘテロアリ
複素環−N−カルボニル、イミノ、(C1 −C8 )−ア
ール[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C
ルキルイミノ、アリールイミノ、(C3 −C8 )−シク 50
8
8
−C8 )−アルキル[(C1 −C8 )−アルキル]ア
)−アルキルアリール、ヘテロアリール−(C1 −C
( 6 )
JP
9
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A
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10
)−アルキル[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−
、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −C8 )−アル
(C1 −C8 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )−
ケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキル、アリール
シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−
−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
(C1 −C8 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )−
−C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボ
シクロアルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリ
ニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニルを表し、
ール、(C1 −C8 )−アルコキシ[(C1 −C8 )−
または
アルコキシ]−(C1 −C8 )−アルキルアリールを表
Z およびZ
し、
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
Qがさらに、Xが酸素原子を表すかXが硫黄原子を表す
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
場合、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 ) 10
成しており、
−アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C3
または
−C8 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロ
Z およびZ
アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、アリール
8
−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−ア
(C1 −C8 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
ルキルチオ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、ビス[(
ビス(C3 −C8 )−シクロアルキル)スルファニリデ
C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−ア
ン、N−((C1 −C8 )−アルキル−(C3 −C8 )
ルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキルを表し、
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
8
Z
1
1
1
が、水素、ヒドロキシ、(C1 −C8 )−アルキル
2
2
がそれらが結合している原子とともに、
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
ジ−(C1 −C8 )−アルキルホルミリデン基を形成し
、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −C8 )−
ている、請求項1に記載の使用。
ハロシクロアルキル、ハロゲン、(C2 −C8 )−アル 20
【請求項3】
ケニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−
式(I)において、
ハロアルキル、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −
R 、R
C8 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキ
、塩素、フッ素、(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −
ル、ニトロ−(C1 −C8 )−アルキル、アミノ−(C
C7 )−シクロアルキル、(C4 −C7 )−シクロアル
1
1
−C8 )−アルキル、アルキル−(C1 −C8 )−ア
2
3
、R が互いに独立に、水素、ヨウ素、臭素
ケニル、(C3 −C7 )−ハロシクロアルキル、(C2
ミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8
−C7 )−アルケニル、(C2 −C7 )−アルキニル、
)−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(
置換されていても良いフェニル、アリール−(C1 −C
C2 −C8 )−アルキニル−(C1 −C8 )−アルキル
7
、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(C1 −C7 )
ル−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−(C1 −C8
30
)−アルキル、アリール−(C2 −C7 )−アルケニ
−アルキル、複素環、複素環−(C1 −C7 )−アルキ
)−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボニル、
ル、(C1 −C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−ア
(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8
ルキル、(C1 −C7 )−アルキルチオ、(C1 −C7
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C8 )−ア
)−ハロアルキルチオ、(C1 −C7 )−ハロアルキル
ルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリー
、(C1 −C7 )−アルコキシ、(C1 −C7 )−ハロ
ルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスルホ
アルコキシ、(C3 −C7 )−シクロアルコキシ、(C
ニル、(C1 −C8 )−アルキルスルフィニル、アリー
3
ルスルフィニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
キシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、(C1
フィニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(
−C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルコキシ、
C1 −C8 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール、
(C2 −C7 )−アルキニル−(C1 −C7 )−アルコ
複素環、アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル 40
キシ、(C2 −C7 )−アルケニルオキシ、ビス[(C
、(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル−(C1
1
−C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル
コキシ、トリス[(C1 −C7 )−アルキル]シリル、
]アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C
ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アリールシリル、ビ
−C7 )−シクロアルキル−(C1 −C7 )−アルコ
−C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アル
−C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C1
ス[(C1 −C7 )−アルキル]−(C1 −C7 )−ア
−C8 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1 −
ルキルシリル、トリス[(C1 −C7 )−アルキル]シ
C8 )−アルキル、アミノ、(C1 −C8 )−アルキル
リル−(C2 −C7 )−アルキニル、アリール−(C2
アミノ、アリールアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシ
−C7 )−アルキニル、ヘテロアリール−(C2 −C7
を表し、
)−アルキニル、(C1 −C7 )−アルキル−(C2 −
3
Z
8
2
が、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
)−シクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロアルキル 50
C7 )−アルキニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル
−(C2 −C7 )−アルキニル、(C1 −C7 )−ハロ
( 7 )
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12
アルキル−(C2 −C7 )−アルキニル、複素環−N−
C7 )−アルキルスルホニル、(C3 −C7 )−シクロ
(C1 −C7 )−アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
、(C1 −C7 )−アルキルアミノ、ビス[(C1 −C
ールスルホニル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニ
)−アルキル]アミノ、(C1 −C7 )−アルキルカ
ルカルボニル、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシ
ルボニルアミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキルカル
カルボニルカルボニル、(C1 −C7 )−アルキルアミ
ボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、(C1 −C
ノチオカルボニル、(C1 −C7 )−アルキルアミノカ
7
)−アルコキシカルボニルアミノ、複素環−(C1 −
ルボニル、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノカル
C7 )−アルコキシ、(C3 −C7 )−シクロアルキル
ボニル、(C1 −C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )
−(C1 −C7 )−アルキル、(C2 −C7 )−ハロア
−アルキル、ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ
ルケニル、(C2 −C7 )−ハロアルキニル、複素環− 10
カルボニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、(C
(C2 −C7 )−アルキニル、(C3 −C7 )−ハロシ
3
−C7 )−シクロアルコキシカルボニル−(C1 −C
クロアルコキシ、(C2 −C7 )−ハロアルキニルオキ
7
)−アルキルを表し、
シ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、(C1 −C7
Qが、(C1 −C7 )−アルキル、(C2 −C7 )−ア
)−アルキルスルフィニル、(C1 −C7 )−ハロアル
ルケニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル、(C3 −
キルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリ
C7 )−シクロアルキル−(C1 −C7 )−アルキル、
ールスルフィニル、(C1 −C7 )−アルキルスルホニ
(C4 −C7 )−シクロアルケニル、置換されていても
ル、(C1 −C7 )−ハロアルキルスルホニル、アリー
良いフェニル、アリール−(C1 −C7 )−アルキル、
ルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、チオシアナ
ヘテロアリール−(C1 −C7 )−アルキル、複素環−
ト、イソチオシアナト、(C3 −C7 )−シクロアルキ
(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリール、複素環、
ルアミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル[(C1 − 20
複素環アリール、複素環ヘテロアリール、ヘテロアリー
C7 )−アルキル]アミノ、(C2 −C7 )−アルケニ
ルヘテロアリール、ヘテロアリールアリール、アリール
ルアミノを表し、
アリール、アリールオキシアリール、アリール−(C2
7
R
1
およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
−C7 )−アルケニル、ヘテロアリール−(C2 −C7
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
)−アルケニル、複素環−(C2 −C7 )−アルケニル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
、アリール−(C2 −C7 )−アルキニル、ヘテロアリ
員環を形成しており、
ール−(C2 −C7 )−アルキニル、複素環−(C1 −
R
2
およびR
3
がそれらが結合している原子とともに、
C7 )−アルキニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
−(C2 −C7 )−アルキニル、(C1 −C7 )−アル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
キルアミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ビス[(C1
員環を形成しており、
30
Wが、酸素、硫黄を表し、
Xが、酸素、硫黄、N−R
R
4
−C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキ
ル、ヒドロキシ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −
4
を表し、
C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルキル、トリ
が、水素、(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −C
ス[(C1 −C7 )−アルキル]シリルオキシ−(C1
)−シクロアルキル、(C3 −C7 )−シクロアルキ
−C7 )−アルキル、ビス[(C1 −C7 )−アルキル
ル−(C1 −C7 )−アルキル、(C4 −C7 )−シク
]アリールシリルオキシ−(C1 −C7 )−アルキル、
ロアルケニル、シアノ−(C1 −C7 )−アルキル、(
ビス[(C1 −C7 )−アルキル]−(C1 −C7 )−
C2 −C7 )−アルケニル−(C1 −C7 )−アルキル
アルキルシリルオキシ−(C1 −C7 )−アルキル、ビ
、(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C2 −C7 )−ア
ス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7
7
ルキニル−(C1 −C7 )−アルキル、アリール−(C
1
−C7 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1 −C7
)−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −
40
C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルコキシ−(
)−アルキル、複素環−(C1 −C7 )−アルキル、(
C1 −C7 )−アルキル、アリールオキシ−(C1 −C
C1 −C7 )−アルキルカルボニル、(C3 −C7 )−
7
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
)−アルキル、(C1 −C7 )−アルキルチオ−(C1
ロアリールカルボニル、(C1 −C7 )−ハロアルキル
−C7 )−アルキル、アリールチオ−(C1 −C7 )−
カルボニル、複素環カルボニル、アリール−(C1 −C
アルキル、ヘテロアリールチオ−(C1 −C7 )−アル
)−アルキル、ヘテロアリールオキシ−(C1 −C7
)−アルキルカルボニル、(C1 −C7 )−アルコキ
キル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル−N−複
シカルボニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル−(C
素環、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシカルボニ
7
−C7 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C7 )−
ル−N−複素環、(C1 −C7 )−アルキル−N−複素
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C7 )−アルコ
環、(C1 −C7 )−アルキルスルホニル−N−複素環
キシカルボニル−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 − 50
、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテロアリールス
1
( 8 )
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14
ルホニル−N−複素環、(C3 −C7 )−シクロアルキ
−(C1 −C7 )−アルキルアミノイミノ、アリール[
ルスルホニル−N−複素環、(C1 −C7 )−ハロアル
(C1 −C7 )−アルキル]アミノイミノ、(C3 −C
キルスルホニル−N−複素環、(C1 −C7 )−アルキ
7
ルカルボニル−N−複素環、アリールカルボニル−N−
ミノイミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル−(C1
複素環、ヘテロアリールカルボニル−N−複素環、(C
−C7 )−アルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ
−C7 )−シクロアルキルカルボニル−N−複素環、
、ヘテロアリール−(C1 −C7 )−アルコキシ−(C
3
)−シクロアルキル[(C1 −C7 )−アルキル]ア
(C1 −C7 )−シクロアルキル−N−複素環、アリー
1
ル−N−複素環、アリール−(C1 −C7 )−アルキル
ルコキシ−(C1 −C7 )−アルキル、複素環−N−(
−N−複素環、ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミ
C1 −C7 )−アルキル、アリール−[(C1 −C7 )
ノアルキル−N−複素環、ビス[(C1 −C7 )−アル 10
−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、アリ
キル]アミノスルホニル−N−複素環、ヘテロアリール
ール−(C1 −C7 )−アルキル[(C1 −C7 )−ア
オキシアリール、ヘテロアリールオキシヘテロアリール
ルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −
、アリールオキシヘテロアリール、(C1 −C7 )−ア
C7 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C7 )−アル
ルキルスルフィニル、(C1 −C7 )−アルキルチオ、
キルアミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C7
(C1 −C7 )−アルキルスルホニル、(C3 −C7 )
)−アルコキシカルボニル−(C1 −C7 )−アルキル
−シクロアルキルスルフィニル、(C3 −C7 )−シク
[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )
ロアルキルチオ、(C3 −C7 )−シクロアルキルスル
−アルキル、ヘテロアリール−[(C1 −C7 )−アル
ホニル、アリールスルフィニル、アリールチオ、アリー
キル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリ
ルスルホニル、アミノ、(C1 −C7 )−アルキルアミ
ール−(C1 −C7 )−アルキル−[(C1 −C7 )−
ノ、ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ、アリー 20
アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、−(C
ルアミノ、アリール−(C1 −C7 )−アルキルアミノ
3
、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノ、ホルミル、
キル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −C
(C1 −C7 )−アルキルカルボニル、アリールカルボ
7
ニル、イミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C
ル、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシ−(C1 −
7
)−アルキルイミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ア
−C7 )−アルキル、アリール−(C1 −C7 )−ア
−C7 )−シクロアルキル−[(C1 −C7 )−アル
)−シクロアルキルアミノ−(C1 −C7 )−アルキ
C7 )−アルキルアリール、複素環−N−(C1 −C7
リールイミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C
)−アルキルアリール、アリール[(C1 −C7 )−ア
)−アルコキシカルボニル、(C3 −C7 )−シクロ
ルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリール、
アルコキシカルボニル、(C3 −C7 )−シクロアルキ
アリール−(C1 −C7 )−アルキル[(C1 −C7 )
ル−(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル、アリール
−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリー
−(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル、アリール− 30
ル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル−(C1 −
(C1 −C7 )−アルキルアミノカルボニル、アミノカ
C7 )−アルキルアミノ−(C1 −C7 )−アルキルア
ルボニル、(C1 −C7 )−アルキルアミノカルボニル
リール、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル−(C
、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノカルボニル、
1
ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノカルボニル、
ミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリール、ヘテロアリ
複素環−N−カルボニル、イミノ、(C1 −C7 )−ア
ール[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C
ルキルイミノ、アリールイミノ、(C3 −C7 )−シク
7
)−アルキルアリール、ヘテロアリール−(C1 −C
ロアルキルイミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル−
7
)−アルキル[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−
(C1 −C7 )−アルキルイミノ、ヒドロキシイミノ、
(C1 −C7 )−アルキルアリール、(C3 −C7 )−
(C1 −C7 )−アルコキシイミノ、(C2 −C7 )−
シクロアルキル[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−
アルケニルオキシイミノ、(C3 −C7 )−シクロアル 40
(C1 −C7 )−アルキルアリール、(C3 −C7 )−
コキシイミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル−(C
シクロアルキルアミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリ
7
−C7 )−アルキル[(C1 −C7 )−アルキル]ア
−C7 )−アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ
ール、(C1 −C7 )−アルコキシ[(C1 −C7 )−
、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシイミノ、ヘテ
アルコキシ]−(C1 −C7 )−アルキルアリールを表
ロアリール−(C1 −C7 )−アルコキシイミノ、ヘテ
し、
ロアリールオキシイミノ、ヘテロアリールイミノ、複素
Qがさらに、Xが酸素原子を表すか、Xが硫黄原子を表
環イミノ、複素環−(C1 −C7 )−アルキルイミノ、
す場合、(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C1 −C7
アミノイミノ、(C1 −C7 )−アルキルアミノイミノ
)−アルコキシ−(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C
、アリールアミノイミノ、ヘテロアリールアミノイミノ
3
、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノイミノ、ビス
ロアルコキシ−(C1 −C7 )−ハロアルキル、アリー
[(C1 −C7 )−アルキル]アミノイミノ、アリール 50
ル−(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C1 −C7 )−
1
−C7 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C7 )−ハ
( 9 )
JP
15
2015-532650
A
2015.11.12
16
アルキルチオ−(C1 −C7 )−ハロアルキル、ビス[
ビス(C3 −C7 )−シクロアルキル)スルファニリデ
(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−
ン、N−((C1 −C7 )−アルキル−(C3 −C7 )
アルコキシ−(C1 −C7 )−ハロアルキルを表し、
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
Z
1
が、水素、ヒドロキシ、(C1 −C7 )−アルキル
ジ−(C1 −C7 )−アルキルホルミリデン基を形成し
、(C3 −C7 )−シクロアルキル、(C3 −C7 )−
ている、請求項1に記載の使用。
ハロシクロアルキル、臭素、塩素、(C2 −C7 )−ア
【請求項4】
ルケニル−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C7 )
非生物的ストレス因子に対する植物の抵抗性を高める上
−ハロアルキル、(C2 −C7 )−アルキニル、(C2
で有効な無毒の量での1以上の請求項1から3のうちの
−C7 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C7 )−アル
いずれか1項に記載の式(I)の化合物またはそれらの
キル、ニトロ−(C1 −C7 )−アルキル、アミノ−( 10
個々の塩を施用することを含む植物の処理。
C1 −C7 )−アルキル、アルキル−(C1 −C7 )−
【請求項5】
アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ビス[(C1 −C
前記非生物的ストレス条件が、乾燥、低温ストレス、熱
)−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、
ストレス、干魃ストレス、浸透圧ストレス、浸水、土壌
(C2 −C7 )−アルキニル−(C1 −C7 )−アルキ
塩分上昇、ミネラルへの曝露増加、オゾン条件、強い光
ル、アリール−(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリ
条件、窒素栄養素の利用制限、およびリン栄養素の利用
ール−(C1 −C7 )−アルキル、複素環−(C1 −C
制限の群から選択される1以上の条件である請求項4に
7
)−アルキル、(C1 −C7 )−アルキルカルボニル
記載の処理。
、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C
【請求項6】
7
7
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C7 )−
殺虫剤、誘引剤、殺ダニ剤、殺菌剤、殺線虫剤、除草剤
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ 20
、成長調節剤、薬害軽減剤、植物の成熟度に影響する物
ールスルホニル、(C3 −C7 )−シクロアルキルスル
質および殺細菌剤から選択される1以上の活性化合物と
ホニル、(C1 −C7 )−アルキルスルフィニル、アリ
組み合わせての、植物および植物の部分への噴霧施用で
ールスルフィニル、(C3 −C7 )−シクロアルキルス
の1以上の請求項1から3のうちのいずれか1項に記載
ルフィニル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル−
の式(I)の化合物またはそれらの個々の塩の使用。
(C1 −C7 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール
【請求項7】
、複素環、アミノカルボニル−(C1 −C7 )−アルキ
肥料と組み合わせての、植物および植物の部分への噴霧
ル、(C1 −C7 )−アルキルアミノカルボニル−(C
施用での1以上の請求項1から3のうちのいずれか1項
−C7 )−アルキル、ビス[(C1 −C7 )−アルキ
に記載の式(I)の化合物またはそれらの個々の塩の使
1
ル]アミノカルボニル−(C1 −C7 )−アルキル、(
用。
C3 −C7 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C 30
【請求項8】
−C7 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1
遺伝子組み換え品種、それらの種子、またはこれら品種
−C7 )−アルキル、アミノ、(C1 −C7 )−アルキ
が成長する耕作区域に施用するための、1以上の請求項
ルアミノ、アリールアミノ、(C1 −C7 )−アルコキ
1から3のうちのいずれか1項に記載の式(I)の化合
シを表し、
物またはそれらの個々の塩の使用。
1
Z
2
が、水素、(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −C
【請求項9】
)−シクロアルキル、(C1 −C7 )−ハロアルキル
非生物的ストレス因子に対する植物の抵抗性を高めるた
、(C2 −C7 )−アルキニル、(C2 −C7 )−アル
めの、1以上の請求項1から3のうちのいずれか1項に
ケニル、シアノ−(C1 −C7 )−アルキル、アリール
記載の式(I)の化合物またはそれらの個々の塩を含む
−(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
噴霧溶液の使用。
−C7 )−アルキル、(C1 −C7 )−アルキルカルボ 40
【請求項10】
ニル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニルを表し、
植物、植物の種子またはその植物が成長する区域への施
または
用を含む、十分な無毒性の量の請求項1から3のうちの
7
Z
1
およびZ
2
がそれらが結合している原子とともに、
いずれか1項に記載の1以上の一般式(I)の化合物ま
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
たはそれらの個々の塩を、相当する効果が望まれる区域
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
に施用することを含む、有用植物、観賞植物、芝生類お
成しており、
よび樹木の群から選択される植物においてストレス耐性
または
Z
7
1
およびZ
を高める方法。
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
(C1 −C7 )−アルキル)スルファニリデン、N−( 50
【請求項11】
前記のように処理した植物の非生物的ストレスに対する
抵抗性が、他の要素については同一の生理的条件下での
( 10 )
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18
未処理植物と比較して少なくとも3%上昇する請求項1
C8 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C8 )−ア
0に記載の方法。
ルキニル、(C3 −C8 )−ハロシクロアルコキシ、(
【請求項12】
C2 −C8 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
下記一般式(I)のハロアルキル置換された2−アミド
ヘテロアリールチオ、(C1 −C8 )−アルキルスルフ
ベンゾオキサゾールもしくは2−アミドベンゾチアゾー
ィニル、(C1 −C8 )−ハロアルキルスルフィニル、
ルまたは該化合物の塩。
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
【化2】
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C1 −C8 )
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
10
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 −
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]
[式中、
R
1
、R
アミノ、(C2 −C8 )−アルケニルアミノを表し、
2
3
1
、R は互いに独立に、水素、ハロゲン、(
R およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
8
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C8 )−アルケニ
員環を形成しており、
2
3
ル、(C2 −C8 )−アルキニル、置換されていても良
R およびR
いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ア
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
リール−(C2 −C8 )−アルケニル、ヘテロアリール
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環 20
員環を形成しており、
、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )
Wは、酸素、硫黄を表し、
−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
Xは、酸素、硫黄を表し、
8
)−アルキルチオ、(C1 −C8 )−ハロアルキルチ
がそれらが結合している原子とともに、
Qは、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )
オ、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−
−アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C3
アルコキシ、(C1 −C8 )−ハロアルコキシ、(C3
−C8 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロ
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、アリール
アルキル−(C1 −C8 )−アルコキシ、アリールオキ
−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−ア
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C8 )−アルコキ
ルキルチオ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、ビス[(
シ−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8 )−ア
C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−ア
ルキニル−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8
30
ルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキルを表し、
1
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C8 )−アルキ
Z は、水素、ヒドロキシ、(C1 −C8 )−アルキル
ル]アミノ−(C1 −C8 )−アルコキシ、トリス[(
、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −C8 )−
C1 −C8 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C8
ハロシクロアルキル、ハロゲン、(C2 −C8 )−アル
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C8 )
ケニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−
−アルキル]−(C1 −C8 )−アルキルシリル、トリ
ハロアルキル、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリル−(C2 −C8
C8 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキ
)−アルキニル、アリール−(C2 −C8 )−アルキニ
ル、ニトロ−(C1 −C8 )−アルキル、アミノ−(C
ル、ヘテロアリール−(C2 −C8 )−アルキニル、(
1
C1 −C8 )−アルキル−(C2 −C8 )−アルキニル
ミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C8 )− 40
)−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(
アルキニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル−(C2 −
C2 −C8 )−アルキニル−(C1 −C8 )−アルキル
C8 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C8 )−ア
、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリー
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C8 )−
ル−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−(C1 −C8
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]ア
)−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボニル、
ミノ、(C1 −C8 )−アルキルカルボニルアミノ、(
(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C8 )−ア
ールカルボニルアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシカ
ルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリー
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルコキシ
ルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスルホ
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−
ニル、(C1 −C8 )−アルキルスルフィニル、アリー
アルキル、(C2 −C8 )−ハロアルケニル、(C2 − 50
ルスルフィニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
−C8 )−アルキル、アルキル−(C1 −C8 )−ア
( 11 )
JP
2015-532650
19
A
2015.11.12
20
フィニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(
ルキニル−(C1 −C4 )−アルコキシ、(C2 −C4
C1 −C8 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール、
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C4 )−アルキ
複素環、アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル
ル]アミノ−(C1 −C4 )−アルコキシ、トリス[(
、(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル−(C1
C1 −C4 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C4
−C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C4 )
]アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C
−アルキル]−(C1 −C4 )−アルキルシリル、トリ
−C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C1
ス[(C1 −C4 )−アルキル]シリル−(C2 −C4
−C8 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1 −
)−アルキニル、アリール−(C2 −C4 )−アルキニ
C8 )−アルキル、アミノ、(C1 −C8 )−アルキル
ル、ヘテロアリール−(C2 −C4 )−アルキニル、(
アミノ、アリールアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシ 10
C1 −C4 )−アルキル−(C2 −C4 )−アルキニル
を表し、
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C4 )−
3
Z
2
は、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
アルキニル、(C1 −C4 )−ハロアルキル−(C2 −
)−シクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロアルキル
C4 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C4 )−ア
、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −C8 )−アル
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C4 )−
ケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキル、アリール
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]ア
−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
ミノ、(C1 −C4 )−アルキルカルボニルアミノ、(
−C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボ
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ
ニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニルを表し、
ールカルボニルアミノ、(C1 −C4 )−アルコキシカ
または
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C4 )−アルコキシ
8
Z
1
およびZ
2
がそれらが結合している原子とともに、 20
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C4 )−
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
アルキル、(C2 −C4 )−ハロアルケニル、(C2 −
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
C4 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C4 )−ア
成しており
ルキニル、(C3 −C8 )−ハロシクロアルコキシ、(
または
Z
1
C2 −C4 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
およびZ
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
ヘテロアリールチオ、(C1 −C4 )−アルキルスルフ
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
ィニル、(C1 −C4 )−ハロアルキルスルフィニル、
(C1 −C6 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
ビス(C3 −C7 )−シクロアルキル)スルファニリデ
(C1 −C4 )−アルキルスルホニル、(C1 −C4 )
ン、N−((C1 −C6 )−アルキル−(C3 −C7 )
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N− 30
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
ジ−(C1 −C6 )−アルキルホルミリデン基を形成し
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 −
ている。]
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]
6
【請求項13】
R
1
、R
2
アミノ、(C2 −C4 )−アルケニルアミノを表し、
3
、R が互いに独立に、水素、ハロゲン、(
1
R およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
8
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C4 )−アルケニ
員環を形成しており、
2
3
ル、(C2 −C4 )−アルキニル、置換されていても良
R およびR
いフェニル、アリール−(C1 −C4 )−アルキル、ア
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
リール−(C2 −C4 )−アルケニル、ヘテロアリール 40
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
、ヘテロアリール−(C1 −C4 )−アルキル、複素環
員環を形成しており、
、複素環−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )
Wが、酸素、硫黄を表し、
−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C
Xが、酸素、硫黄を表し、
4
)−アルキルチオ、(C1 −C4 )−ハロアルキルチ
がそれらが結合している原子とともに、
Qが、(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )
オ、(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−
−アルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C3
アルコキシ、(C1 −C4 )−ハロアルコキシ、(C3
−C8 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C4 )−ハロ
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
アルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、アリール
アルキル−(C1 −C4 )−アルコキシ、アリールオキ
−(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−ア
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C4 )−アルコキ
ルキルチオ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、ビス[(
シ−(C1 −C4 )−アルコキシ、(C2 −C4 )−ア 50
C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−ア
( 12 )
JP
2015-532650
21
1
2015.11.12
22
ルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキルを表し、
Z
A
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
が、水素、ヒドロキシ、(C1 −C4 )−アルキル
ジ−(C1 −C6 )−アルキルホルミリデン基を形成し
、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −C8 )−
ている、請求項12に記載のハロアルキル−置換された
ハロシクロアルキル、ハロゲン、(C2 −C4 )−アル
2−アミドベンゾオキサゾールまたは2−アミドベンゾ
ケニル−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−
チアゾール。
ハロアルキル、(C2 −C4 )−アルキニル、(C2 −
【請求項14】
C4 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキ
非生物的ストレス因子に対する植物の抵抗性を高める上
ル、ニトロ−(C1 −C4 )−アルキル、アミノ−(C
で有効な量の1以上の請求項12および13のうちのい
1
−C4 )−アルキル、アルキル−(C1 −C4 )−ア
ミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ビス[(C1 −C4
ずれか1項に記載の置換されたイソキノリン類を含む、
10
植物処理用噴霧溶液。
)−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(
【発明の詳細な説明】
C2 −C4 )−アルキニル−(C1 −C4 )−アルキル
【技術分野】
、アリール−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリー
【0001】
ル−(C1 −C4 )−アルキル、複素環−(C1 −C4
本発明は、非生物的ストレスに関して植物におけるスト
)−アルキル、(C1 −C4 )−アルキルカルボニル、
レス耐性を高め、特には植物成長を高め、および/また
(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8
は植物収量を高めるための活性化合物としての置換され
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C4 )−ア
た2−アミドベンズイミダゾール類、2−アミドベンゾ
ルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリー
オキサゾール類および2−アミドベンゾチアゾール類ま
ルスルホニル、(C3 −C6 )−シクロアルキルスルホ
たはそれらの個々の塩の使用に関する。
ニル、(C1 −C4 )−アルキルスルフィニル、アリー 20
【背景技術】
ルスルフィニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
【0002】
フィニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−(
ある種の置換されたベンズイミダゾール類を農薬として
C1 −C4 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール、
使用可能であること(WO94/11349参照)およ
複素環、アミノカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル
びある種のハロアルキル置換された2−アミドベンズイ
、(C1 −C4 )−アルキルアミノカルボニル−(C1
ミダゾール類が非生物的植物ストレスに対する活性化合
−C4 )−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−アルキル
物として使用可能であること(WO201110750
]アミノカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル、(C
4参照)が知られている。
3
−C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C1
【0003】
−C4 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1 −
置換されたアミドベンズイミダゾール類が医薬有効成分
C4 )−アルキル、アミノ、(C1 −C4 )−アルキル 30
として(WO2000029384およびWO2000
アミノ、アリールアミノ、(C1 −C4 )−アルコキシ
026192参照)および化粧品用途で(WO2001
を表し、
082877参照)使用可能であることも知られている
Z
2
が、水素、(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C
。WO97/04771には同様に、主としてアリール
)−シクロアルキル、(C1 −C4 )−ハロアルキル
置換されたベンズイミダゾール類の医薬での使用が記載
、(C2 −C4 )−アルキニル、(C2 −C4 )−アル
されているが、WO2000032579には複素環置
ケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキル、アリール
換されたベンズイミダゾールが記載されている。複素環
−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
置換されたベンズイミダゾール類の製造およびポリ(A
−C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−アルキルカルボ
DP−リボース)ポリメラーゼのファミリーからの酵素
8
ニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニルを表し、
または
Z
1
およびZ
に対するそれらの阻害作用が、例えばOrg.
40
2
がそれらが結合している原子とともに、
c.
Res Devel.
93;J.
Med.
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
, 1619およびJ.
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
09,
成しており、
Z
6
1
およびZ
Pro
11,
6
Chem.
2009, 52
Med.
Chem. 20
52, 514に記載されており、他方でJ.
Med.
または
2007,
Chem.
2010,
53, 314
2には、特定のアリール置換されたベンズイミダゾール
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
類を提供するための製造方法が挙げられている。
【0004】
(C1 −C6 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
WO2010083220、WO199524379お
ビス(C3 −C7 )−シクロアルキル)スルファニリデ
よびUS20090197863には、医薬活性化合物
ン、N−((C1 −C6 )−アルキル−(C3 −C7 ) 50
および化学療法剤としての置換された2−アミドベンゾ
( 13 )
JP
2015-532650
23
A
2015.11.12
24
オキサゾール類が記載されている。C型肝炎の治療のた
ョ糖のような浸透圧調節物質の生合成が活性化されるこ
めの抗ウィルス活性化合物としての置換された2−アミ
とが非常に多い。これには例えば、スクロースシンター
ドベンゾオキサゾール類の使用も同様に知られている(
ゼおよびプロリントランスポーター(Hasegawa
WO2011047390)。さらに文献には、5−H
et
T3 受容体拮抗薬としての各種2−置換されたベンゾオ
lant
キサゾール類が記載されている(Bioorg.
ol
d.
Rev
P
Mol Bi
51:463−499)が関与する。寒冷および
干魃に対する植物のストレス防御は、一部の同一分子機
構を利用する。重要な種類としてデヒドリン(Ingr
類およびベンゾチアゾール類の製造ならびにそれらの細
am
胞分裂抑制作用が、Bioorg.
u Rev
2006,
20,
Annu
Plant
6
Lett.
Lett.2010,
Physiol
538参照)。ある種の置換されたベンゾオキサゾール
m.
Chem.
Me
al., 2000,
Med.
14,
Che 10
6106に記
and Bartels,
Mol
Plant
Biol
1996,
Physiol
Ann
Plant
47:277−403、Clos
載されている。しかしながら、本発明によるアミドベン
e,
ゾオキサゾール類および−チアゾール類が、非生物的ス
0:291−296)を含む後期胚発生に豊富なタンパ
トレスに関して植物におけるストレス耐性を高め、植物
ク質(LEAタンパク質)と称されるものの蓄積が知ら
成長を促進し、および/または植物収量を増やすために
れている。ストレスを加えた植物中に小気胞、タンパク
使用されていることは報告されていない。
質および膜構造を安定化するシャペロンが存在する(B
【0005】
ray,
置換された2−アミドベンゾチアゾール類が、医薬活性
103:1035−1040)。さらに、酸化的ストレ
化合物として使用可能であることも知られている(WO
スの場合に生成する反応性酸素種(ROS)を解毒する
2010083199参照)。
20
1997, Physiol
1993,
Plant
Plant 10
Physiol
アルデヒドデヒドロゲナーゼの誘発があることが非常に
【0006】
多い(Kirch
植物が特異的または非特異的防御機構によって、例えば
nt
低温、熱、干魃、損傷、病原生物攻撃(ウィルス、細菌
【0008】
、真菌、昆虫)などの自然のストレス条件に対して反応
熱ショック因子(HSF)および熱ショックタンパク質
し、さらには除草剤に対して反応することが知られてい
(HSP)は、熱ストレスの場合に活性化され、寒冷ス
る[Pflanzenbiochemie,
トレスおよび干魃ストレスの場合には、ヒドリンの役割
393−462,
scher
Verlag,
Berlin,
eldt,
and
Spektrum
Hans
rican
pp.
of
1102−1203,
Society
ysiologists,
of
Mol Cell
19:3
【0009】
ストレス耐性または病原体防御に関与する多くの植物内
因性シグナル伝達物質がすでに知られている。これらの
Ph
例には、サリチル酸、安息香酸、ジャスモン酸またはエ
Plant
G
Jones,
2005,
et
P
Buchanan,
eds.
57:315−332)。
Ame
M
ruissem,
2005,Pla
28−333)。
30
Rockville,
aryland,
al.,
W.H
1996.;Biochemistry
Mol Biol
al.,
と同様のシャペロンとしての役割を果たす(Yu
Heidelberg,
Oxford,
MolecularBiology
lants,
pp.
Akademi
et
2000]。
【0007】
チレンなどがある[Biochemistry
Molecular
nts,
Biology
pp.850−929,
Society
of
and
of Pla
American
Plant
Physiol
植物において、非生物的ストレス(例えば低温、熱、干
ogists,
魃、塩、洪水)に対する防御反応に関与する多くのタン
パク質およびそれをコードする遺伝子が知られている。 40
これらの一部は、シグナル伝達連鎖(例えば転写因子、
はそれの安定な合成誘導体および誘導構造の一部は、植
キナーゼ類、ホスファターゼ類)の一部を形成している
物への外部施用または種子粉衣でも有効であり、植物の
か、植物細胞の生理応答を引き起こす(例えば、イオン
ストレス耐性または病原体耐性の向上を生じさせる防御
輸送、反応性酸素種の解毒)。非生物的ストレス反応の
反応を活性化させる[Sembdner,
and
シグナル伝達鎖遺伝子には、特には、DREB類および
arthier,
Rev.
CBF類の転写因子などがある(Jaglo−Otto
Plant
sen
et
al.,
1998,
Rockville,
Maryla
nd,
eds. Buchanan,
Gruiss
em,
Jones,
Science
Biol.
280:104−106)。塩ストレスに対する反応
【0010】
2000]。これらの物質また
1993,
Physiol.
Ann.
Plant
P
Mol.
44:569−589]。
にはATPK型およびMP2C型のホスファターゼが関
さらに、化学物質が非生物的ストレスに対する植物の耐
与する。さらに、塩ストレスの場合、プロリンまたはシ 50
性を向上させ得ることが公知である。このような物質は
( 14 )
JP
2015-532650
25
A
2015.11.12
26
、種子粉衣、葉面噴霧または土壌処理によって施用され
【特許文献9】WO199524379
る。例えば、全身獲得耐性(SAR)のエリシターまた
【特許文献10】US20090197863
はアブシジン酸誘導体を用いる処理によって作物植物の
【特許文献11】WO2011047390
非生物的ストレス耐性を向上させることが記載されてい
【特許文献12】WO2010083199
る(Schading
【特許文献13】Schading
and
Wei,
0028055、Abrams
and
WO−20
Gusta,
US−5201931、Churchill
Plant
WO−200028055
et
Growth
【特許文献14】Abrams
al.,
1998,
egul
25:35−45)か、アジベンゾラル(a
R
and
【特許文献15】Draber
et
−3534948
。殺菌剤、特にストロビルリン類またはコハク酸デヒド
【特許文献16】Bergmann
ロゲナーゼ阻害薬の群からのものの使用の場合、同様の
DE−4103253
効果も認められ、収穫量増加を伴うことも非常に多い(
【特許文献17】Bergmann
Draber
DD−277832
,
al.,
Bartlett
Pest
et
Manag
DE−3534948
al.,
2002,
【非特許文献】
【0013】
,
2008,
156
1099)。
【非特許文献1】Org.
20
【0011】
vel.
2007,
. Chem.
【非特許文献2】J.
効果が報告されている(Morrison
9,
ndrews,
wth
1992,
Regul
et al.,
A
Proc.
Res De
11, 693;J.
2009,
さらに、作物植物のストレス耐性に対する成長調節剤の
and
et al.,
DD−277835
ることも同様に知られている(Cedergreen,
Pollution
al., DE
et al.,
【特許文献18】Bergmann
Sci60:309)。低用量
での除草剤グリホセートが一部の植物種の成長を刺激す
Env.
Gusta,
US−5201931
zibenzolar)−S−メチルが記載されている 10
et
and Wei,
52,
Med
1619
Med. Chem.
200
Med. Chem.
201
52, 514
J Plant
Gro
【非特許文献3】J.
11:113−117,
RD−
0,
53, 3142
259027)。浸透圧ストレスの場合、例えば、グリ
【非特許文献4】Bioorg.
シンベタインまたはそれらの生化学的前駆体(例えば、
. Lett.
コリン誘導体)のような浸透圧調節物質の施用の結果と
【非特許文献5】Bioorg.
して生じる保護効果が認められている(Chen
et
. Lett.
En 30
【非特許文献6】Pflanzenbiochemie
al.,
2000,
viron
n
et
Plant
23:609−618,
al.,
Cell
Bergman
, pp.
DE−4103253)。植物に
2010,
2006,
Med.
Spektrum
lberg,
ナフトール類およびキサンチン類のような抗酸化剤の効
ns
果も、すでに報告されている(Bergmann
【非特許文献7】Biochemistry
et
DD−277832,
al.,
et
Bergmann
Molecular
DD−277835)。しかし、こ
ts,
れらの物質の抗ストレス効果の分子的原因についてはほ
an
とんど未知である。
Oxford,
Ha
1996.
Biology
and
of Plan
pp. 1102−1203,
Society
A
Heide
おける非生物的ストレス耐性を高める上での、例えば、
al.,
Berlin,
Chem
6106
Verlag,
W. Heldt,
Chem
6538
14,
393−462,
kademischer
Med.
20,
Americ
of Plant
Physi
ologists,
Rockville,Maryl
and,
eds.
Buchanan,
【特許文献】
sem,
Jones,
【0012】
【非特許文献8】Jaglo−Ottosen
【特許文献1】WO94/11349
al.,
【特許文献2】WO2011107504
4−106
【特許文献3】WO2000029384
【非特許文献9】Hasegawa
【特許文献4】WO2000026192
2000,
【特許文献5】WO2001082877
iol
【特許文献6】WO97/04771
−499
【特許文献7】WO2000032579
【非特許文献10】Ingram
【先行技術文献】
【特許文献8】WO2010083220
40
50
ls,
1998,
Annu
Plant
1996,
Gruis
2000
Science
et
280:10
et al.,
Rev Plant
Mol Biol
and
Annu Rev
Phys
51:463
Barte
Plant
( 15 )
JP
27
Physiol
Plant
2015.11.12
Biol
47
【0015】
そのように、植物が非常に多様な有害生物および/また
【非特許文献11】Close,
Plant
Physiol
1997,
Phy
は天然の非生物的ストレスに対する有効な防御を生じさ
100:291−296
【非特許文献12】Bray,
t
A
28
Mol
:277−403
siol
2015-532650
1993,
せることができるいくつかの内因性反応機序を有するこ
Plan
とが知られている。
103:1035−1040
【非特許文献13】Kirch
05,Plant
Mol
et
al.,
Biol
【0016】
20
しかしながら、現代の作物処理組成物に対しては、例え
57:315−
ば毒性、選択性、施用量、残留物生成および好適な製造
332
に関して生態学的および経済的要求が常に高くなってい
【非特許文献14】Yu
Mol
Cell
et al.,
2005, 10
19:328−333
る利点を有する新規な作物処理組成物を開発する必要が
【非特許文献15】Biochemistry
Molecular
nts,
Biology
pp.850−929,
Society
ogists,
of
ることから、少なくとも一部の分野で、公知のものに勝
of
and
常にある。
Pla
【0017】
American
従って、本発明の目的は、植物における非生物的ストレ
Physiol
スに対する耐性を高めるさらなる化合物を提供すること
Plant
Rockville,
Maryla
にあった。
Buchanan,
Gruiss
【課題を解決するための手段】
nd,
eds.
em,
Jones,2000
【0018】
【非特許文献16】Sembdner,
and Pa
従って、本発明は、植物における非生物的ストレスに対
rthier,
Rev.
する耐性を高めるための、下記一般式(I)の置換され
lant
1993,
Ann.
Physiol.
Plant
P 20
Mol.
た2−アミドベンズイミダゾール類、2−アミドベンゾ
Biol.44:569−589
オキサゾール類および2−アミドベンゾチアゾール類ま
【非特許文献17】Churchill
,
1998,
l
25:35−45
Plant
Growth
【非特許文献18】Bartlett
2002,
Pest
et
Manag
al.
たはそれらの塩の使用を提供する。
Regu
et
【化1】
al.,
Sci
60:
309
【非特許文献19】Cedergreen,
Pollution
2008,
Env.
156,
【0019】
109 30
式中、
1
9
R 、R
【非特許文献20】Morrison
rews,
h
3
、R は互いに独立に、水素、ハロゲン、ア
And
ルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロシク
Plant
Growt
ロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリ
11:113−117,
RD−25
ールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、
1992,
Regul
J
and
2
9027
ヘテロアリールアルキル、複素環、複素環アルキル、ア
【非特許文献21】Chen
et
al.,
200
ルコキシアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、
0,
Environ
23:
ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロア
Plant
Cell
609−618
ルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アリールオキシ
【発明の概要】
、ヘテロアリールオキシ、アルコキシアルコキシ、アル
【発明が解決しようとする課題】
40
キニルアルコキシ、アルケニルオキシ、ビスアルキルア
【0014】
ミノアルコキシ、トリス[アルキル]シリル、ビス[ア
内因性ポリ−ADP−リボースポリメラーゼ類(PAR
ルキル]アリールシリル、ビス[アルキル]アルキルシ
P)またはポリ−(ADP−リボース)グリコヒドロラ
リル、トリス[アルキル]シリルアルキニル、アリール
ーゼ類(PARG)の活性を変えることで非生物的スト
アルキニル、ヘテロアリールアルキニル、アルキルアル
レスに対する植物の耐性を高めることができることも知
キニル、シクロアルキルアルキニル、ハロアルキルアル
られている(de
e
,
Plant
95;
Lett.
Block
et
Journal,
Levine
1998,
et
al.,
Th
キニル、複素環−N−アルコキシ、ニトロ、シアノ、ア
2005,
41
ミノ、アルキルアミノ、ビスアルキルアミノ、アルキル
FEBS
カルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、
1;WO000
アリールカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミ
al.,
440,
4173;WO04090140)。
50
ノ、ヘテロアリールアルコキシ、アリールアルコキシ、
( 16 )
29
JP
2015-532650
A
2015.11.12
30
複素環アルコキシ、シクロアルキルアルキル、ハロアル
ス[アルキル]アリールシリルオキシアルキル、ビス[
ケニル、ハロアルキニル、複素環アルキニル、ハロシク
アルキル]アルキルシリルオキシアルキル、ビスアルキ
ロアルコキシ、ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
ルアミノアルコキシアルキル、アルコキシアルコキシア
ヘテロアリールチオ、アルキルスルフィニル、ハロアル
ルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロアリールオキ
キルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリ
シアルキル、アルキルチオアルキル、アリールチオアル
ールスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキル
キル、ヘテロアリールチオアルキル、アルコキシカルボ
スルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスル
ニル−N−複素環、アリールアルコキシカルボニル−N
ホニル、チオシアナト、イソチオシアナト、シクロアル
−複素環、アルキル−N−複素環、アルキルスルホニル
キルアミノ、シクロアルキル(アルキル)アミノ、アル
ケニルアミノを表し、
R
1
ロアリールスルホニル−N−複素環、シクロアルキルス
がそれらが結合している原子とともに、
ルホニル−N−複素環、ハロアルキルスルホニル−N−
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
複素環、アルキルカルボニル−N−複素環、アリールカ
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
ルボニル−N−複素環、ヘテロアリールカルボニル−N
員環を形成しており、
−複素環、シクロアルキルカルボニル−N−複素環、シ
R
2
およびR
2
−N−複素環、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテ
10
およびR
3
がそれらが結合している原子とともに、
クロアルキル−N−複素環、アリール−N−複素環、ア
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
リールアルキル−N−複素環、ビスアルキルアミノアル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
キル−N−複素環、ビスアルキルアミノスルホニル−N
員環を形成しており、
−複素環、ヘテロアリールオキシアリール、ヘテロアリ
Wは、酸素、硫黄を表し、
Xは、酸素、硫黄、N−R
R
4
ールオキシヘテロアリール、アリールオキシヘテロアリ
4
を表し、
20
ール、アルキルスルフィニル、アルキルチオ、アルキル
は、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアル
スルホニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアル
キルアルキル、シクロアルケニル、シアノアルキル、ア
キルチオ、シクロアルキルスルホニル、アリールスルフ
ルケニルアルキル、ハロアルキル、アルキニルアルキル
ィニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アミノ、
、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環
アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルア
アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボ
ミノ、シクロアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカル
ニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル
ボニル、アリールカルボニル、イミノアルキル、アルキ
、ハロアルキルカルボニル、複素環カルボニル、アリー
ルイミノアルキル、アリールイミノアルキル、アルコキ
ルアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、シクロ
シカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、シクロア
アルキルアルコキシカルボニル、シクロアルコキシカル
ルキルアルコキシカルボニル、アリールアルコキシカル
ボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスル 30
ボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アミノカ
ホニル、シクロアルキルスルホニル、アリールスルホニ
ルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキル
ル、ヘテロアリールスルホニル、アルコキシカルボニル
アミノカルボニル、ビスアルキルアミノカルボニル複素
カルボニル、アリールアルコキシカルボニルカルボニル
環−N−カルボニル、イミノ、アルキルイミノ、アリー
、アルキルアミノチオカルボニル、アルキルアミノカル
ルイミノ、シクロアルキルイミノ、シクロアルキルアル
ボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アルコキシ
キルイミノ、ヒドロキシイミノ、アルコキシイミノ、シ
アルキル、ビス[アルキル]アミノカルボニル、アリー
クロアルコキシイミノ、シクロアルキルアルコキシイミ
ル、ヘテロアリール、複素環、シクロアルコキシカルボ
ノ、ヘテロアリールオキシイミノ、アリールオキシイミ
ニルアルキルを表し、
ノ、アリールアルコキシイミノ、アルケニルオキシイミ
Qは、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロ
ノ、ヘテロアリールアルコキシイミノ、ヘテロアリール
アルキルアルキル、シクロアルケニル、アリール、アリ 40
イミノ、複素環イミノ、複素環アルキルイミノ、アミノ
ールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環アルキ
イミノ、アルキルアミノイミノ、アリールアミノイミノ
ル、ヘテロアリール、複素環、複素環アリール、複素環
、ヘテロアリールアミノイミノ、シクロアルキルアミノ
ヘテロアリール、ヘテロアリールヘテロアリール、ヘテ
イミノ、ビスアルキルアミノイミノ、アリールアルキル
ロアリールアリール、アリールアリール、アリールオキ
アミノイミノ、アリール(アルキル)アミノイミノ、シ
シアリール、アリールアルケニル、ヘテロアリールアル
クロアルキル(アルキル)アミノイミノ、シクロアルキ
ケニル、複素環アルケニル、アリールアルキニル、ヘテ
ルアルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ、ヘテロ
ロアリールアルキニル、複素環アルキニル、シクロアル
アリールアルコキシアルキル、アリールアルコキシアル
キルアルキニル、アルキルアミノアルキル、ビスアルキ
キル、複素環−N−アルキル、アリール(アルキル)ア
ルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシア
ミノアルキル、アリールアルキル(アルキル)アミノア
ルキル、トリス[アルキル]シリルオキシアルキル、ビ 50
ルキル、アルコキシカルボニルアルキルアミノアルキル
( 17 )
JP
31
2015-532650
A
2015.11.12
32
、アルコキシカルボニルアルキル(アルキル)アミノア
スルフィルイミンもしくはアミジン基の一部であるか、
ルキル、ヘテロアリール(アルキル)アミノアルキル、
イミノホスホランを形成している。
ヘテロアリールアルキル(アルキル)アミノアルキル、
【0020】
シクロアルキル(アルキル)アミノアルキル、シクロア
一般式(I)の化合物は、例えばアミノ、アルキルアミ
ルキルアミノアルキル、アルコキシ(アルコキシ)アル
ノ、ジアルキルアミノ、ピペリジノ、モルホリノまたは
キル、アリールアルコキシアルキルアリール、複素環−
ピリジノなどの塩基性基に好適な無機または有機酸、例
N−アルキルアリール、アリール(アルキル)アミノア
えば鉱酸類、例えばHCl、HBr、H2 SO4 、H3
ルキルアリール、アリールアルキル(アルキル)アミノ
PO4 またはHNO3 または有機酸類、例えばギ酸、酢
アルキルアリール、アルコキシカルボニルアルキルアミ
酸、プロピオン酸、シュウ酸、乳酸もしくはサリチル酸
ノアルキルアリール、アルコキシカルボニルアルキル( 10
などのカルボン酸またはスルホン酸類、例えばp−トル
アルキル)アミノアルキルアリール、ヘテロアリール(
エンスルホン酸を付加させることで、塩を形成すること
アルキル)アミノアルキルアリール、ヘテロアリールア
ができる。そのような場合、これらの塩はアニオンとし
ルキル(アルキル)アミノアルキルアリール、シクロア
ての酸の共役塩基を含む。例えば、スルホン酸類または
ルキル(アルキル)アミノアルキルアリール、シクロア
カルボン酸類などの脱プロトン型で存在する好適な置換
ルキルアミノアルキルアリール、アルコキシ(アルコキ
基は、アミノ基などの、その部分でプロトン化されてい
シ)アルキルアリールを表し、
ることができる基との内部塩を形成していても良い。
Qはさらに、Xが酸素原子を表し、またはXが硫黄原子
【0021】
を表す場合、ハロアルキル、アルコキシハロアルキル、
本発明に従って使用される式(I)の化合物およびそれ
ハロシクロアルキル、ハロアルコキシハロアルキル、ア
の塩は、以下において、「一般式(I)の化合物」と称
リールハロアルキル、アルキルチオハロアルキル、ビス 20
する。
アルキルアミノアルコキシハロアルキルを表し、
【0022】
Z
1
は、水素、ヒドロキシ、アルキル、シクロアルキル
好ましいものは、
1
2
3
、ハロシクロアルキル、ハロゲン、アルケニルアルキル
R 、R
、ハロアルキル、アルキニル、アルケニル、シアノアル
C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
キル、ニトロアルキル、アミノアルキル、アルキルアミ
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
ノアルキル、ビス[アルキル]アミノアルキル、アルキ
8
ニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアル
ル、(C2 −C8 )−アルキニル、置換されていても良
キル、複素環アルキル、アルキルカルボニル、アルコキ
いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ア
シカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、アルキル
リール−(C2 −C8 )−アルケニル、ヘテロアリール
スルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスル 30
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環
ホニル、シクロアルキルスルホニル、アルキルスルフィ
、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )
ニル、アリールスルフィニル、シクロアルキルスルフィ
−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
ニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、ヘテ
8
ロアリール、複素環、アミノカルボニルアルキル、アル
オ、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−
キルアミノカルボニルアルキル、ビスアルキルアミノカ
アルコキシ、(C1 −C8 )−ハロアルコキシ、(C3
ルボニルアルキル、シクロアルキルアミノカルボニルア
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
ルキル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アミノ、アル
アルキル−(C1 −C8 )−アルコキシ、アリールオキ
キルアミノ、アリールアミノ、アルコキシ、シクロアル
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C8 )−アルコキ
キルアルキルを表し、
シ−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8 )−ア
Z
2
は、水素、アルキル、シクロアルキル、分岐もしく 40
、R が互いに独立に、水素、ハロゲン、(
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C8 )−アルケニ
)−アルキルチオ、(C1 −C8 )−ハロアルキルチ
ルキニル−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8
は直鎖のハロアルキル、アルキニル、アルケニル、シア
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C8 )−アルキ
ノアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキ
ル]アミノ−(C1 −C8 )−アルコキシ、トリス[(
ル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルを表し
C1 −C8 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C8
または
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C8 )
Z
1
およびZ
2
がそれらが結合している原子とともに、
−アルキル]−(C1 −C8 )−アルキルシリル、トリ
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリル−(C2 −C8
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
)−アルキニル、アリール−(C2 −C8 )−アルキニ
成しており、
ル、ヘテロアリール−(C2 −C8 )−アルキニル、(
または
Z
1
およびZ
C1 −C8 )−アルキル−(C2 −C8 )−アルキニル
2
が一体となって、置換されていても良い 50
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C8 )−
( 18 )
JP
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A
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34
アルキニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル−(C2 −
C8 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロ
C8 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C8 )−ア
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C8 )−
ールスルホニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニ
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]ア
ルカルボニル、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシ
ミノ、(C1 −C8 )−アルキルカルボニルアミノ、(
カルボニルカルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミ
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ
ノチオカルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミノカ
ールカルボニルアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシカ
ルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカル
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルコキシ
ボニル、(C1 −C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−
−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ
アルキル、(C2 −C8 )−ハロアルケニル、(C2 − 10
カルボニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、(C
C8 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C8 )−ア
3
−C8 )−シクロアルコキシカルボニル−(C1 −C
ルキニル、(C3 −C8 )−ハロシクロアルコキシ、(
8
)−アルキルを表し、
C2 −C8 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
Qが、(C1 −C8 )−アルキル、(C2 −C8 )−ア
ヘテロアリールチオ、(C1 −C8 )−アルキルスルフ
ルケニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −
ィニル、(C1 −C8 )−ハロアルキルスルフィニル、
C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−アルキル、
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
(C4 −C8 )−シクロアルケニル、置換されていても
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C1 −C8 )
良いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリール、複素環、
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 − 20
複素環アリール、複素環ヘテロアリール、ヘテロアリー
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]
ルヘテロアリール、ヘテロアリールアリール、アリール
アミノ、(C2 −C8 )−アルケニルアミノを表し、
アリール、アリールオキシアリール、アリール−(C2
R
1
およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
−C8 )−アルケニル、ヘテロアリール−(C2 −C8
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
)−アルケニル、複素環−(C2 −C8 )−アルケニル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
、アリール−(C2 −C8 )−アルキニル、ヘテロアリ
員環を形成しており、
ール−(C2 −C8 )−アルキニル、複素環−(C1 −
R
2
およびR
3
がそれらが結合している原子とともに、
C8 )−アルキニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
−(C2 −C8 )−アルキニル、(C1 −C8 )−アル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
キルアミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ビス[(C1
員環を形成しており、
30
Wが、酸素、硫黄を表し、
Xが、酸素、硫黄、N−R
R
4
−C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキ
ル、ヒドロキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
4
を表し、
C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、トリ
が、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリルオキシ−(C1
)−シクロアルキル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
−C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル
ル−(C1 −C8 )−アルキル、(C4 −C8 )−シク
]アリールシリルオキシ−(C1 −C8 )−アルキル、
ロアルケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキル、(
ビス[(C1 −C8 )−アルキル]−(C1 −C8 )−
C2 −C8 )−アルケニル−(C1 −C8 )−アルキル
アルキルシリルオキシ−(C1 −C8 )−アルキル、ビ
、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C2 −C8 )−ア
ス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8
8
ルキニル−(C1 −C8 )−アルキル、アリール−(C
1
−C8 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1 −C8
)−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
40
C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルコキシ−(
)−アルキル、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(
C1 −C8 )−アルキル、アリールオキシ−(C1 −C
C1 −C8 )−アルキルカルボニル、(C3 −C8 )−
8
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
)−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルチオ−(C1
ロアリールカルボニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル
−C8 )−アルキル、アリールチオ−(C1 −C8 )−
カルボニル、複素環カルボニル、アリール−(C1 −C
アルキル、ヘテロアリールチオ−(C1 −C8 )−アル
)−アルキル、ヘテロアリールオキシ−(C1 −C8
)−アルキルカルボニル、(C1 −C8 )−アルコキ
キル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−N−複
シカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
素環、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニ
8
−C8 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−
ル−N−複素環、(C1 −C8 )−アルキル−N−複素
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C8 )−アルコ
環、(C1 −C8 )−アルキルスルホニル−N−複素環
キシカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 − 50
、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテロアリールス
1
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JP
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ルホニル−N−複素環、(C3 −C8 )−シクロアルキ
−(C1 −C8 )−アルキルアミノイミノ、アリール[
ルスルホニル−N−複素環、(C1 −C8 )−ハロアル
(C1 −C8 )−アルキル]アミノイミノ、(C3 −C
キルスルホニル−N−複素環、(C1 −C8 )−アルキ
8
ルカルボニル−N−複素環、アリールカルボニル−N−
ミノイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1
複素環、ヘテロアリールカルボニル−N−複素環、(C
−C8 )−アルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ
−C8 )−シクロアルキルカルボニル−N−複素環、
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルコキシ−(C
3
)−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]ア
(C1 −C8 )−シクロアルキル−N−複素環、アリー
1
ル−N−複素環、アリール−(C1 −C8 )−アルキル
ルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−N−(
−N−複素環、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミ
C1 −C8 )−アルキル、アリール−[(C1 −C8 )
ノアルキル−N−複素環、ビス[(C1 −C8 )−アル 10
−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、アリ
キル]アミノスルホニル−N−複素環、ヘテロアリール
ール−(C1 −C8 )−アルキル[(C1 −C8 )−ア
オキシアリール、ヘテロアリールオキシヘテロアリール
ルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
、アリールオキシヘテロアリール、(C1 −C8 )−ア
C8 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C8 )−アル
ルキルスルフィニル、(C1 −C8 )−アルキルチオ、
キルアミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )
)−アルコキシカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル
−シクロアルキルスルフィニル、(C3 −C8 )−シク
[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )
ロアルキルチオ、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
−アルキル、ヘテロアリール−[(C1 −C8 )−アル
ホニル、アリールスルフィニル、アリールチオ、アリー
キル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリ
ルスルホニル、アミノ、(C1 −C8 )−アルキルアミ
ール−(C1 −C8 )−アルキル−[(C1 −C8 )−
ノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ、アリー 20
アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、−(C
ルアミノ、アリール−(C1 −C8 )−アルキルアミノ
3
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、ホルミル、
キル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
(C1 −C8 )−アルキルカルボニル、アリールカルボ
8
ニル、イミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
ル、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシ−(C1 −
8
)−アルキルイミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ア
−C8 )−アルキル、アリール−(C1 −C8 )−ア
−C8 )−シクロアルキル−[(C1 −C8 )−アル
)−シクロアルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキ
C8 )−アルキルアリール、複素環−N−(C1 −C8
リールイミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
)−アルキルアリール、アリール[(C1 −C8 )−ア
)−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロ
ルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリール、
アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
アリール−(C1 −C8 )−アルキル[(C1 −C8 )
ル−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、アリール
−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリー
−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、アリール− 30
ル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(C1 −
(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル、アミノカ
C8 )−アルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキルア
ルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル
リール、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(C
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル、
1
ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノカルボニル、
ミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリール、ヘテロアリ
複素環−N−カルボニル、イミノ、(C1 −C8 )−ア
ール[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C
ルキルイミノ、アリールイミノ、(C3 −C8 )−シク
8
)−アルキルアリール、ヘテロアリール−(C1 −C
ロアルキルイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−
8
)−アルキル[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−
(C1 −C8 )−アルキルイミノ、ヒドロキシイミノ、
(C1 −C8 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )−
(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、(C2 −C8 )−
シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−
アルケニルオキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアル 40
(C1 −C8 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )−
コキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
シクロアルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリ
8
−C8 )−アルキル[(C1 −C8 )−アルキル]ア
−C8 )−アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ
ール、(C1 −C8 )−アルコキシ[(C1 −C8 )−
、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、ヘテ
アルコキシ]−(C1 −C8 )−アルキルアリールを表
ロアリール−(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、ヘテ
し、
ロアリールオキシイミノ、ヘテロアリールイミノ、複素
Qがさらに、Xが酸素原子を表すかXが硫黄原子を表す
環イミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルキルイミノ、
場合、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )
アミノイミノ、(C1 −C8 )−アルキルアミノイミノ
−アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C3
、アリールアミノイミノ、ヘテロアリールアミノイミノ
−C8 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロ
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノイミノ、ビス
アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、アリール
[(C1 −C8 )−アルキル]アミノイミノ、アリール 50
−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−ア
1
( 20 )
JP
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ルキルチオ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、ビス[(
ビス(C3 −C8 )−シクロアルキル)スルファニリデ
C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−ア
ン、N−((C1 −C8 )−アルキル−(C3 −C8 )
ルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキルを表し、
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
Z
1
が、水素、ヒドロキシ、(C1 −C8 )−アルキル
ジ−(C1 −C8 )−アルキルホルミリデン基を形成し
、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −C8 )−
ている、式(I)の化合物の本発明による使用である。
ハロシクロアルキル、ハロゲン、(C2 −C8 )−アル
【0023】
ケニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−
特に好ましいものは、
ハロアルキル、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −
R 、R
C8 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキ
、塩素、フッ素、(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −
ル、ニトロ−(C1 −C8 )−アルキル、アミノ−(C 10
C7 )−シクロアルキル、(C4 −C7 )−シクロアル
1
1
−C8 )−アルキル、アルキル−(C1 −C8 )−ア
2
3
、R が互いに独立に、水素、ヨウ素、臭素
ケニル、(C3 −C7 )−ハロシクロアルキル、(C2
ミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8
−C7 )−アルケニル、(C2 −C7 )−アルキニル、
)−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(
置換されていても良いフェニル、アリール−(C1 −C
C2 −C8 )−アルキニル−(C1 −C8 )−アルキル
7
、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(C1 −C7 )
ル−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−(C1 −C8
−アルキル、複素環、複素環−(C1 −C7 )−アルキ
)−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボニル、
ル、(C1 −C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−ア
(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8
ルキル、(C1 −C7 )−アルキルチオ、(C1 −C7
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C8 )−ア
)−ハロアルキルチオ、(C1 −C7 )−ハロアルキル
ルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリー 20
、(C1 −C7 )−アルコキシ、(C1 −C7 )−ハロ
ルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスルホ
アルコキシ、(C3 −C7 )−シクロアルコキシ、(C
ニル、(C1 −C8 )−アルキルスルフィニル、アリー
3
ルスルフィニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
キシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、(C1
フィニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(
−C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルコキシ、
C1 −C8 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール、
(C2 −C7 )−アルキニル−(C1 −C7 )−アルコ
複素環、アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル
キシ、(C2 −C7 )−アルケニルオキシ、ビス[(C
、(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル−(C1
1
−C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル
コキシ、トリス[(C1 −C7 )−アルキル]シリル、
]アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C
ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アリールシリル、ビ
3
−C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C1
30
)−アルキル、アリール−(C2 −C7 )−アルケニ
−C7 )−シクロアルキル−(C1 −C7 )−アルコ
−C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アル
ス[(C1 −C7 )−アルキル]−(C1 −C7 )−ア
−C8 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1 −
ルキルシリル、トリス[(C1 −C7 )−アルキル]シ
C8 )−アルキル、アミノ、(C1 −C8 )−アルキル
リル−(C2 −C7 )−アルキニル、アリール−(C2
アミノ、アリールアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシ
−C7 )−アルキニル、ヘテロアリール−(C2 −C7
を表し、
)−アルキニル、(C1 −C7 )−アルキル−(C2 −
Z
2
が、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
C7 )−アルキニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル
)−シクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロアルキル
−(C2 −C7 )−アルキニル、(C1 −C7 )−ハロ
、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −C8 )−アル
アルキル−(C2 −C7 )−アルキニル、複素環−N−
ケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキル、アリール
(C1 −C7 )−アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ
−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
、(C1 −C7 )−アルキルアミノ、ビス[(C1 −C
−C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボ 40
7
ニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニルを表し、
ルボニルアミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキルカル
または
ボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、(C1 −C
8
Z
1
およびZ
2
がそれらが結合している原子とともに、
7
)−アルキル]アミノ、(C1 −C7 )−アルキルカ
)−アルコキシカルボニルアミノ、複素環−(C1 −
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
C7 )−アルコキシ、(C3 −C7 )−シクロアルキル
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
−(C1 −C7 )−アルキル、(C2 −C7 )−ハロア
成しており、
ルケニル、(C2 −C7 )−ハロアルキニル、複素環−
または
Z
8
1
およびZ
(C2 −C7 )−アルキニル、(C3 −C7 )−ハロシ
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
(C1 −C8 )−アルキル)スルファニリデン、N−( 50
クロアルコキシ、(C2 −C7 )−ハロアルキニルオキ
シ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、(C1 −C7
)−アルキルスルフィニル、(C1 −C7 )−ハロアル
( 21 )
JP
39
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A
2015.11.12
40
キルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリ
C7 )−シクロアルキル−(C1 −C7 )−アルキル、
ールスルフィニル、(C1 −C7 )−アルキルスルホニ
(C4 −C7 )−シクロアルケニル、置換されていても
ル、(C1 −C7 )−ハロアルキルスルホニル、アリー
良いフェニル、アリール−(C1 −C7 )−アルキル、
ルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、チオシアナ
ヘテロアリール−(C1 −C7 )−アルキル、複素環−
ト、イソチオシアナト、(C3 −C7 )−シクロアルキ
(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリール、複素環、
ルアミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル[(C1 −
複素環アリール、複素環ヘテロアリール、ヘテロアリー
C7 )−アルキル]アミノ、(C2 −C7 )−アルケニ
ルヘテロアリール、ヘテロアリールアリール、アリール
ルアミノを表し、
アリール、アリールオキシアリール、アリール−(C2
R
1
およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
−C7 )−アルケニル、ヘテロアリール−(C2 −C7
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて 10
)−アルケニル、複素環−(C2 −C7 )−アルケニル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
、アリール−(C2 −C7 )−アルキニル、ヘテロアリ
員環を形成しており、
ール−(C2 −C7 )−アルキニル、複素環−(C1 −
R
2
およびR
3
がそれらが結合している原子とともに、
C7 )−アルキニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
−(C2 −C7 )−アルキニル、(C1 −C7 )−アル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
キルアミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ビス[(C1
員環を形成しており、
−C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキ
Wが、酸素、硫黄を表し、
Xが、酸素、硫黄、N−R
R
7
4
ル、ヒドロキシ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −
4
を表し、
が、水素、(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −C
)−シクロアルキル、(C3 −C7 )−シクロアルキ 20
C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルキル、トリ
ス[(C1 −C7 )−アルキル]シリルオキシ−(C1
−C7 )−アルキル、ビス[(C1 −C7 )−アルキル
ル−(C1 −C7 )−アルキル、(C4 −C7 )−シク
]アリールシリルオキシ−(C1 −C7 )−アルキル、
ロアルケニル、シアノ−(C1 −C7 )−アルキル、(
ビス[(C1 −C7 )−アルキル]−(C1 −C7 )−
C2 −C7 )−アルケニル−(C1 −C7 )−アルキル
アルキルシリルオキシ−(C1 −C7 )−アルキル、ビ
、(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C2 −C7 )−ア
ス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7
ルキニル−(C1 −C7 )−アルキル、アリール−(C
)−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −
−C7 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1 −C7
C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )−アルコキシ−(
)−アルキル、複素環−(C1 −C7 )−アルキル、(
C1 −C7 )−アルキル、アリールオキシ−(C1 −C
C1 −C7 )−アルキルカルボニル、(C3 −C7 )−
7
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
)−アルキル、(C1 −C7 )−アルキルチオ−(C1
ロアリールカルボニル、(C1 −C7 )−ハロアルキル 30
−C7 )−アルキル、アリールチオ−(C1 −C7 )−
カルボニル、複素環カルボニル、アリール−(C1 −C
アルキル、ヘテロアリールチオ−(C1 −C7 )−アル
)−アルキルカルボニル、(C1 −C7 )−アルコキ
キル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル−N−複
シカルボニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル−(C
素環、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシカルボニ
−C7 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C7 )−
ル−N−複素環、(C1 −C7 )−アルキル−N−複素
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C7 )−アルコ
環、(C1 −C7 )−アルキルスルホニル−N−複素環
キシカルボニル−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −
、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテロアリールス
C7 )−アルキルスルホニル、(C3 −C7 )−シクロ
ルホニル−N−複素環、(C3 −C7 )−シクロアルキ
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
ルスルホニル−N−複素環、(C1 −C7 )−ハロアル
ールスルホニル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニ
キルスルホニル−N−複素環、(C1 −C7 )−アルキ
ルカルボニル、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシ 40
ルカルボニル−N−複素環、アリールカルボニル−N−
カルボニルカルボニル、(C1 −C7 )−アルキルアミ
複素環、ヘテロアリールカルボニル−N−複素環、(C
ノチオカルボニル、(C1 −C7 )−アルキルアミノカ
3
ルボニル、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノカル
(C1 −C7 )−シクロアルキル−N−複素環、アリー
ボニル、(C1 −C7 )−アルコキシ−(C1 −C7 )
ル−N−複素環、アリール−(C1 −C7 )−アルキル
−アルキル、ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ
−N−複素環、ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミ
カルボニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、(C
ノアルキル−N−複素環、ビス[(C1 −C7 )−アル
3
−C7 )−シクロアルコキシカルボニル−(C1 −C
キル]アミノスルホニル−N−複素環、ヘテロアリール
7
)−アルキルを表し、
オキシアリール、ヘテロアリールオキシヘテロアリール
1
7
1
)−アルキル、ヘテロアリールオキシ−(C1 −C7
−C7 )−シクロアルキルカルボニル−N−複素環、
Qが、(C1 −C7 )−アルキル、(C2 −C7 )−ア
、アリールオキシヘテロアリール、(C1 −C7 )−ア
ルケニル、(C3 −C7 )−シクロアルキル、(C3 − 50
ルキルスルフィニル、(C1 −C7 )−アルキルチオ、
( 22 )
JP
41
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42
(C1 −C7 )−アルキルスルホニル、(C3 −C7 )
)−アルコキシカルボニル−(C1 −C7 )−アルキル
−シクロアルキルスルフィニル、(C3 −C7 )−シク
[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )
ロアルキルチオ、(C3 −C7 )−シクロアルキルスル
−アルキル、ヘテロアリール−[(C1 −C7 )−アル
ホニル、アリールスルフィニル、アリールチオ、アリー
キル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリ
ルスルホニル、アミノ、(C1 −C7 )−アルキルアミ
ール−(C1 −C7 )−アルキル−[(C1 −C7 )−
ノ、ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ、アリー
アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、−(C
ルアミノ、アリール−(C1 −C7 )−アルキルアミノ
3
、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノ、ホルミル、
キル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −C
(C1 −C7 )−アルキルカルボニル、アリールカルボ
7
ニル、イミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C 10
ル、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシ−(C1 −
7
)−アルキルイミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ア
−C7 )−シクロアルキル−[(C1 −C7 )−アル
)−シクロアルキルアミノ−(C1 −C7 )−アルキ
C7 )−アルキルアリール、複素環−N−(C1 −C7
リールイミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C
)−アルキルアリール、アリール[(C1 −C7 )−ア
)−アルコキシカルボニル、(C3 −C7 )−シクロ
ルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリール、
アルコキシカルボニル、(C3 −C7 )−シクロアルキ
アリール−(C1 −C7 )−アルキル[(C1 −C7 )
ル−(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル、アリール
−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリー
−(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル、アリール−
ル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル−(C1 −
(C1 −C7 )−アルキルアミノカルボニル、アミノカ
C7 )−アルキルアミノ−(C1 −C7 )−アルキルア
ルボニル、(C1 −C7 )−アルキルアミノカルボニル
リール、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル−(C
、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノカルボニル、
1
ビス[(C1 −C7 )−アルキル]アミノカルボニル、 20
ミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリール、ヘテロアリ
複素環−N−カルボニル、イミノ、(C1 −C7 )−ア
ール[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C
ルキルイミノ、アリールイミノ、(C3 −C7 )−シク
7
)−アルキルアリール、ヘテロアリール−(C1 −C
ロアルキルイミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル−
7
)−アルキル[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−
(C1 −C7 )−アルキルイミノ、ヒドロキシイミノ、
(C1 −C7 )−アルキルアリール、(C3 −C7 )−
(C1 −C7 )−アルコキシイミノ、(C2 −C7 )−
シクロアルキル[(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−
アルケニルオキシイミノ、(C3 −C7 )−シクロアル
(C1 −C7 )−アルキルアリール、(C3 −C7 )−
コキシイミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル−(C
シクロアルキルアミノ−(C1 −C7 )−アルキルアリ
7
−C7 )−アルキル[(C1 −C7 )−アルキル]ア
−C7 )−アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ
ール、(C1 −C7 )−アルコキシ[(C1 −C7 )−
、アリール−(C1 −C7 )−アルコキシイミノ、ヘテ
アルコキシ]−(C1 −C7 )−アルキルアリールを表
ロアリール−(C1 −C7 )−アルコキシイミノ、ヘテ 30
し、
ロアリールオキシイミノ、ヘテロアリールイミノ、複素
Qがさらに、Xが酸素原子を表すか、Xが硫黄原子を表
環イミノ、複素環−(C1 −C7 )−アルキルイミノ、
す場合、(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C1 −C7
アミノイミノ、(C1 −C7 )−アルキルアミノイミノ
)−アルコキシ−(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C
、アリールアミノイミノ、ヘテロアリールアミノイミノ
3
、(C3 −C7 )−シクロアルキルアミノイミノ、ビス
ロアルコキシ−(C1 −C7 )−ハロアルキル、アリー
[(C1 −C7 )−アルキル]アミノイミノ、アリール
ル−(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C1 −C7 )−
−(C1 −C7 )−アルキルアミノイミノ、アリール[
アルキルチオ−(C1 −C7 )−ハロアルキル、ビス[
(C1 −C7 )−アルキル]アミノイミノ、(C3 −C
(C1 −C7 )−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−
1
7
)−シクロアルキル[(C1 −C7 )−アルキル]ア
ミノイミノ、(C3 −C7 )−シクロアルキル−(C1
−C7 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C7 )−ハ
アルコキシ−(C1 −C7 )−ハロアルキルを表し、
40
1
Z が、水素、ヒドロキシ、(C1 −C7 )−アルキル
−C7 )−アルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ
、(C3 −C7 )−シクロアルキル、(C3 −C7 )−
、ヘテロアリール−(C1 −C7 )−アルコキシ−(C
ハロシクロアルキル、臭素、塩素、(C2 −C7 )−ア
−C7 )−アルキル、アリール−(C1 −C7 )−ア
ルケニル−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C7 )
1
ルコキシ−(C1 −C7 )−アルキル、複素環−N−(
−ハロアルキル、(C2 −C7 )−アルキニル、(C2
C1 −C7 )−アルキル、アリール−[(C1 −C7 )
−C7 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C7 )−アル
−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、アリ
キル、ニトロ−(C1 −C7 )−アルキル、アミノ−(
ール−(C1 −C7 )−アルキル[(C1 −C7 )−ア
C1 −C7 )−アルキル、アルキル−(C1 −C7 )−
ルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −
アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、ビス[(C1 −C
C7 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C7 )−アル
7
キルアミノ−(C1 −C7 )−アルキル、(C1 −C7
50
)−アルキル]アミノ−(C1 −C7 )−アルキル、
(C2 −C7 )−アルキニル−(C1 −C7 )−アルキ
( 23 )
JP
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44
ル、アリール−(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(C1 −C4 )
ール−(C1 −C7 )−アルキル、複素環−(C1 −C
−アルキル、複素環、複素環−(C1 −C4 )−アルキ
)−アルキル、(C1 −C7 )−アルキルカルボニル
ル、(C1 −C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 )−ア
7
、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C
ルキル、(C1 −C4 )−アルキルチオ、(C1 −C4
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C7 )−
)−ハロアルキルチオ、(C1 −C4 )−ハロアルキル
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
、(C1 −C4 )−アルコキシ、(C1 −C4 )−ハロ
ールスルホニル、(C3 −C7 )−シクロアルキルスル
アルコキシ、(C3 −C6 )−シクロアルコキシ、(C
ホニル、(C1 −C7 )−アルキルスルフィニル、アリ
3
ールスルフィニル、(C3 −C7 )−シクロアルキルス
キシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、(C1
ルフィニル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニル− 10
−C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルコキシ、
(C1 −C7 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール
(C2 −C4 )−アルキニル−(C1 −C4 )−アルコ
、複素環、アミノカルボニル−(C1 −C7 )−アルキ
キシ、(C2 −C4 )−アルケニルオキシ、ビス[(C
ル、(C1 −C7 )−アルキルアミノカルボニル−(C
1
7
−C6 )−シクロアルキル−(C1 −C4 )−アルコ
−C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アル
−C7 )−アルキル、ビス[(C1 −C7 )−アルキ
コキシ、トリス[(C1 −C4 )−アルキル]シリル、
ル]アミノカルボニル−(C1 −C7 )−アルキル、(
ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アリールシリル、ビ
C3 −C7 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C
ス[(C1 −C4 )−アルキル]−(C1 −C4 )−ア
1
−C7 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1
ルキルシリル、トリス[(C1 −C4 )−アルキル]シ
−C7 )−アルキル、アミノ、(C1 −C7 )−アルキ
リル−(C2 −C4 )−アルキニル、アリール−(C2
ルアミノ、アリールアミノ、(C1 −C7 )−アルコキ
−C4 )−アルキニル、ヘテロアリール−(C2 −C4
1
シを表し、
Z
2
20
)−アルキニル、(C1 −C4 )−アルキル−(C2 −
が、水素、(C1 −C7 )−アルキル、(C3 −C
C4 )−アルキニル、(C3 −C6 )−シクロアルキル
)−シクロアルキル、(C1 −C7 )−ハロアルキル
−(C2 −C4 )−アルキニル、(C1 −C4 )−ハロ
、(C2 −C7 )−アルキニル、(C2 −C7 )−アル
アルキル−(C2 −C4 )−アルキニル、複素環−N−
ケニル、シアノ−(C1 −C7 )−アルキル、アリール
(C1 −C4 )−アルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ
−(C1 −C7 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
、(C1 −C4 )−アルキルアミノ、ビス[(C1 −C
−C7 )−アルキル、(C1 −C7 )−アルキルカルボ
4
ニル、(C1 −C7 )−アルコキシカルボニルを表し、
ルボニルアミノ、(C3 −C6 )−シクロアルキルカル
または
ボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、(C1 −C
7
Z
1
およびZ
2
がそれらが結合している原子とともに、
4
)−アルキル]アミノ、(C1 −C4 )−アルキルカ
)−アルコキシカルボニルアミノを表し、
1
2
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて 30
R およびR
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
成しており、
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
または
Z
1
がそれらが結合している原子とともに、
員環を形成しており、
およびZ
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
2
R およびR
3
がそれらが結合している原子とともに、
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
(C1 −C7 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
ビス(C3 −C7 )−シクロアルキル)スルファニリデ
員環を形成しており、
ン、N−((C1 −C7 )−アルキル−(C3 −C7 )
Wが、酸素、硫黄を表し、
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
Xが、酸素、硫黄、N−R
7
4
を表し、
4
ジ−(C1 −C7 )−アルキルホルミリデン基を形成し 40
R が、水素、(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C
ている、式(I)の化合物の本発明による使用である。
6
【0024】
ル−(C1 −C4 )−アルキル、(C4 −C6 )−シク
非常に特に好ましいものは、
R
1
3
ロアルケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキル、(
、R が互いに独立に、水素、ヨウ素、臭素
C2 −C4 )−アルケニル−(C1 −C4 )−アルキル
、塩素、フッ素、(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −
、(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C2 −C4 )−ア
C6 )−シクロアルキル、(C4 −C6 )−シクロアル
ルキニル−(C1 −C4 )−アルキル、アリール−(C
ケニル、(C3 −C6 )−ハロシクロアルキル、(C2
1
−C4 )−アルケニル、(C2 −C4 )−アルキニル、
)−アルキル、複素環−(C1 −C4 )−アルキル、(
置換されていても良いフェニル、アリール−(C1 −C
C1 −C4 )−アルキルカルボニル、(C3 −C6 )−
4
、R
2
)−シクロアルキル、(C3 −C6 )−シクロアルキ
)−アルキル、アリール−(C2 −C4 )−アルケニ 50
−C4 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1 −C4
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
( 24 )
JP
45
2015-532650
A
2015.11.12
46
ロアリールカルボニル、(C1 −C4 )−ハロアルキル
−C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキ
カルボニル、複素環カルボニル、アリール−(C1 −C
ル、ヒドロキシ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
)−アルキルカルボニル、(C1 −C4 )−アルコキ
C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、トリ
4
シカルボニル、(C3 −C6 )−シクロアルキル−(C
ス[(C1 −C4 )−アルキル]シリルオキシ−(C1
−C4 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C6 )−
−C4 )−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−アルキル
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C4 )−アルコ
]アリールシリルオキシ−(C1 −C4 )−アルキル、
キシカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
ビス[(C1 −C4 )−アルキル]−(C1 −C4 )−
C4 )−アルキルスルホニル、(C3 −C6 )−シクロ
アルキルシリルオキシ−(C1 −C4 )−アルキル、ビ
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
ス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4
ールスルホニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニ 10
)−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
ルカルボニル、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシ
C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルコキシ−(
カルボニルカルボニル、(C1 −C4 )−アルキルアミ
C1 −C4 )−アルキル、アリールオキシ−(C1 −C
ノチオカルボニル、(C1 −C4 )−アルキルアミノカ
4
ルボニル、(C3 −C6 )−シクロアルキルアミノカル
)−アルキル、(C1 −C4 )−アルキルチオ−(C1
ボニル、(C1 −C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 )
−C4 )−アルキル、アリールチオ−(C1 −C4 )−
−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ
アルキル、ヘテロアリールチオ−(C1 −C4 )−アル
カルボニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、(C
キル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−N−複
3
−C6 )−シクロアルコキシカルボニル−(C1 −C
素環、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシカルボニ
4
)−アルキル、複素環−(C1 −C8 )−アルコキシ
ル−N−複素環、(C1 −C4 )−アルキル−N−複素
1
)−アルキル、ヘテロアリールオキシ−(C1 −C4
、(C3 −C6 )−シクロアルキル−(C1 −C4 )− 20
環、(C1 −C4 )−アルキルスルホニル−N−複素環
アルキル、(C2 −C4 )−ハロアルケニル、(C2 −
、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテロアリールス
C4 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C4 )−ア
ルホニル−N−複素環、(C3 −C6 )−シクロアルキ
ルキニル、(C3 −C6 )−ハロシクロアルコキシ、(
ルスルホニル−N−複素環、(C1 −C4 )−ハロアル
C2 −C4 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
キルスルホニル−N−複素環、(C1 −C4 )−アルキ
ヘテロアリールチオ、(C1 −C4 )−アルキルスルフ
ルカルボニル−N−複素環、アリールカルボニル−N−
ィニル、(C1 −C4 )−ハロアルキルスルフィニル、
複素環、ヘテロアリールカルボニル−N−複素環、(C
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
3
(C1 −C4 )−アルキルスルホニル、(C1 −C4 )
(C1 −C6 )−シクロアルキル−N−複素環、アリー
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
ル−N−複素環、アリール−(C1 −C4 )−アルキル
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ 30
−N−複素環、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミ
ト、(C3 −C6 )−シクロアルキルアミノ、(C3 −
ノアルキル−N−複素環、ビス[(C1 −C4 )−アル
C6 )−シクロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]
キル]アミノスルホニル−N−複素環、ヘテロアリール
アミノ、(C2 −C4 )−アルケニルアミノを表し、
オキシアリール、ヘテロアリールオキシヘテロアリール
Qが、(C1 −C4 )−アルキル、(C2 −C4 )−ア
、アリールオキシヘテロアリール、(C1 −C4 )−ア
ルケニル、(C3 −C6 )−シクロアルキル、(C3 −
ルキルスルフィニル、(C1 −C4 )−アルキルチオ、
C6 )−シクロアルキル−(C1 −C4 )−アルキル、
(C1 −C4 )−アルキルスルホニル、(C3 −C6 )
(C4 −C6 )−シクロアルケニル、置換されていても
−シクロアルキルスルフィニル、(C3 −C6 )−シク
良いフェニル、アリール−(C1 −C4 )−アルキル、
ロアルキルチオ、(C3 −C6 )−シクロアルキルスル
ヘテロアリール−(C1 −C4 )−アルキル、複素環−
ホニル、アリールスルフィニル、アリールチオ、アリー
(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリール、複素環、 40
ルスルホニル、アミノ、(C1 −C4 )−アルキルアミ
複素環アリール、複素環ヘテロアリール、ヘテロアリー
ノ、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ、アリー
ルヘテロアリール、ヘテロアリールアリール、アリール
ルアミノ、アリール−(C1 −C4 )−アルキルアミノ
アリール、アリールオキシアリール、アリール−(C2
、(C3 −C6 )−シクロアルキルアミノ、ホルミル、
−C4 )−アルケニル、ヘテロアリール−(C2 −C4
(C1 −C4 )−アルキルカルボニル、アリールカルボ
)−アルケニル、複素環−(C2 −C4 )−アルケニル
ニル、イミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C
、アリール−(C2 −C4 )−アルキニル、ヘテロアリ
4
ール−(C2 −C4 )−アルキニル、複素環−(C1 −
リールイミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C
C4 )−アルキニル、(C3 −C6 )−シクロアルキル
4
−(C2 −C4 )−アルキニル、(C1 −C4 )−アル
アルコキシカルボニル、(C3 −C6 )−シクロアルキ
キルアミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ビス[(C1
50
−C6 )−シクロアルキルカルボニル−N−複素環、
)−アルキルイミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ア
)−アルコキシカルボニル、(C3 −C6 )−シクロ
ル−(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、アリール
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−(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、アリール−
、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C
(C1 −C4 )−アルキルアミノカルボニル、アミノカ
4
ルボニル、(C1 −C4 )−アルキルアミノカルボニル
ール、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−(C1
、(C3 −C6 )−シクロアルキルアミノカルボニル、
−C4 )−アルキル[(C1 −C4 )−アルキル]アミ
ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノカルボニル、
ノ−(C1 −C4 )−アルキルアリール、ヘテロアリー
複素環−N−カルボニル、イミノ、(C1 −C4 )−ア
ル[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4
ルキルイミノ、アリールイミノ、(C3 −C6 )−シク
)−アルキルアリール、ヘテロアリール−(C1 −C4
ロアルキルイミノ、(C3 −C6 )−シクロアルキル−
)−アルキル[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(
(C1 −C4 )−アルキルイミノ、ヒドロキシイミノ、
C1 −C4 )−アルキルアリール、(C3 −C6 )−シ
(C1 −C4 )−アルコキシイミノ、(C2 −C4 )− 10
クロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(
アルケニルオキシイミノ、(C3 −C6 )−シクロアル
C1 −C4 )−アルキルアリール、(C3 −C6 )−シ
コキシイミノ、(C3 −C6 )−シクロアルキル−(C
クロアルキルアミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリー
)−アルキルアミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリ
−C4 )−アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ
ル、(C1 −C4 )−アルコキシ[(C1 −C4 )−ア
、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシイミノ、ヘテ
ルコキシ]−(C1 −C4 )−アルキルアリールを表し
ロアリール−(C1 −C4 )−アルコキシイミノ、ヘテ
、
ロアリールオキシイミノ、ヘテロアリールイミノ、複素
Qがさらに、Xが酸素原子を表すか、Xが硫黄原子を表
環イミノ、複素環−(C1 −C4 )−アルキルイミノ、
す場合、(C1 −C5 )−ハロアルキル、(C1 −C4
アミノイミノ、(C1 −C4 )−アルキルアミノイミノ
)−アルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C
、アリールアミノイミノ、ヘテロアリールアミノイミノ
3
、(C3 −C6 )−シクロアルキルアミノイミノ、ビス 20
ロアルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、アリー
[(C1 −C4 )−アルキル]アミノイミノ、アリール
ル−(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−
−(C1 −C4 )−アルキルアミノイミノ、アリール[
アルキルチオ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、ビス[
(C1 −C4 )−アルキル]アミノイミノ、(C3 −C
(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−
1
6
)−シクロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]ア
−C6 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C4 )−ハ
アルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキルを表し、
1
ミノイミノ、(C3 −C6 )−シクロアルキル−(C1
Z が、水素、ヒドロキシ、(C1 −C4 )−アルキル
−C4 )−アルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ
、(C3 −C6 )−シクロアルキル、(C3 −C6 )−
、ヘテロアリール−(C1 −C4 )−アルコキシ−(C
ハロシクロアルキル、塩素、(C2 −C4 )−アルケニ
−C4 )−アルキル、アリール−(C1 −C4 )−ア
ル−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−ハロ
1
ルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、複素環−N−(
アルキル、(C2 −C4 )−アルキニル、(C2 −C4
C1 −C4 )−アルキル、アリール−[(C1 −C4 ) 30
)−アルケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキル、
−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、アリ
ニトロ−(C1 −C4 )−アルキル、アミノ−(C1 −
ール−(C1 −C4 )−アルキル[(C1 −C4 )−ア
C4 )−アルキル、アルキル−(C1 −C4 )−アミノ
ルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
−(C1 −C4 )−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−
C4 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C4 )−アル
アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C2
キルアミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4
−C4 )−アルキニル−(C1 −C4 )−アルキル、ア
)−アルコキシカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル
リール−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリール−
[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )
(C1 −C4 )−アルキル、複素環−(C1 −C4 )−
−アルキル、ヘテロアリール−[(C1 −C4 )−アル
アルキル、(C1 −C4 )−アルキルカルボニル、(C
キル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリ
1
ール−(C1 −C4 )−アルキル−[(C1 −C4 )− 40
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C4 )−アルキ
アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C3
ルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールス
−C6 )−シクロアルキル−[(C1 −C4 )−アルキ
ルホニル、(C3 −C6 )−シクロアルキルスルホニル
ル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C6
、(C1 −C4 )−アルキルスルフィニル、アリールス
)−シクロアルキルアミノ−(C1 −C4 )−アルキル
ルフィニル、(C3 −C6 )−シクロアルキルスルフィ
、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシ−(C1 −C
ニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−(C1
−C4 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C6 )−
)−アルキルアリール、複素環−N−(C1 −C4 )
−C4 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール、複素
−アルキルアリール、アリール[(C1 −C4 )−アル
環、アミノカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル、(
キル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリール、ア
C1 −C4 )−アルキルアミノカルボニル−(C1 −C
リール−(C1 −C4 )−アルキル[(C1 −C4 )−
4
アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリール 50
ミノカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −
4
)−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]ア
( 26 )
JP
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50
C6 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C1 −C
ル、(C2 −C8 )−アルキニル、置換されていても良
)−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1 −C4
いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ア
4
)−アルキルを表し、
Z
2
リール−(C2 −C8 )−アルケニル、ヘテロアリール
が、水素、(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環
)−シクロアルキル、(C1 −C4 )−ハロアルキル
、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )
、(C2 −C4 )−アルキニル、(C2 −C4 )−アル
−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
ケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキル、アリール
8
−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
オ、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−
−C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−アルキルカルボ
アルコキシ、(C1 −C8 )−ハロアルコキシ、(C3
ニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニルを表し、 10
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
または
アルキル−(C1 −C8 )−アルコキシ、アリールオキ
6
Z
1
およびZ
2
)−アルキルチオ、(C1 −C8 )−ハロアルキルチ
がそれらが結合している原子とともに、
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C8 )−アルコキ
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
シ−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8 )−ア
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
ルキニル−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8
成しており、
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C8 )−アルキ
または
Z
1
ル]アミノ−(C1 −C8 )−アルコキシ、トリス[(
およびZ
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
C1 −C8 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C8
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C8 )
(C1 −C6 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
−アルキル]−(C1 −C8 )−アルキルシリル、トリ
ビス(C3 −C7 )−シクロアルキル)スルファニリデ 20
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリル−(C2 −C8
ン、N−((C1 −C6 )−アルキル−(C3 −C7 )
)−アルキニル、アリール−(C2 −C8 )−アルキニ
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
ル、ヘテロアリール−(C2 −C8 )−アルキニル、(
ジ−(C1 −C6 )−アルキルホルミリデン基を形成し
C1 −C8 )−アルキル−(C2 −C8 )−アルキニル
ている、式(I)の化合物の本発明による使用である。
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C8 )−
【0025】
アルキニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル−(C2 −
一般用語でまたは好ましい領域で上記で言及されている
C8 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C8 )−ア
基の定義は、式(I)の最終生成物とそれに応じてそれ
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C8 )−
ぞれの場合で製造に必要な原料もしくは中間体の両方に
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]ア
当てはまる。これらの基の定義は、所望に応じて互いに
ミノ、(C1 −C8 )−アルキルカルボニルアミノ、(
結合することができ、すなわち所定の好ましい範囲間の 30
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ
組み合わせなどがあり得る。
ールカルボニルアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシカ
【0026】
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルコキシ
上記の一般式(I)のハロアルキル置換された2−アミ
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−
ドベンゾオキサゾール類および2−アミドベンゾチアゾ
アルキル、(C2 −C8 )−ハロアルケニル、(C2 −
ール類もやはり本質的に、先行技術ではまだ知られてい
C8 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C8 )−ア
ない。従って、本発明のさらなる部分は、下記一般式(
ルキニル、(C3 −C8 )−ハロシクロアルコキシ、(
I)のハロアルキル置換された2−アミドベンゾオキサ
C2 −C8 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
ゾール類および2−アミドベンゾチアゾール類またはそ
ヘテロアリールチオ、(C1 −C8 )−アルキルスルフ
6
れらの塩の部分である。
【化2】
ィニル、(C1 −C8 )−ハロアルキルスルフィニル、
40
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C1 −C8 )
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 −
【0027】
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]
式中、
R
1
、R
アミノ、(C2 −C8 )−アルケニルアミノを表し、
2
3
、R は互いに独立に、水素、ハロゲン、(
1
R およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
8
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C8 )−アルケニ 50
員環を形成しており、
( 27 )
JP
51
R
2
3
A
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52
がそれらが結合している原子とともに、
−C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボ
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
ニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニルを表し、
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
または
員環を形成しており、
Z およびZ
Wは、酸素、硫黄を表し、
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
Xは、酸素、硫黄を表し、
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
Qは、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )
成しており
−アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C3
または
−C8 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロ
Z およびZ
アルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、アリール 10
6
−(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−ア
(C1 −C6 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
ルキルチオ−(C1 −C8 )−ハロアルキル、ビス[(
ビス(C3 −C7 )−シクロアルキル)スルファニリデ
C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−ア
ン、N−((C1 −C6 )−アルキル−(C3 −C7 )
ルコキシ−(C1 −C8 )−ハロアルキルを表し、
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
Z
1
およびR
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1
1
は、水素、ヒドロキシ、(C1 −C8 )−アルキル
2
2
がそれらが結合している原子とともに、
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
ジ−(C1 −C6 )−アルキルホルミリデン基を形成し
、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −C8 )−
ている。
ハロシクロアルキル、ハロゲン、(C2 −C8 )−アル
【0028】
ケニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )−
好ましいものは、
ハロアルキル、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −
R 、R
C8 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキ 20
C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
ル、ニトロ−(C1 −C8 )−アルキル、アミノ−(C
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
1
1
−C8 )−アルキル、アルキル−(C1 −C8 )−ア
8
2
3
、R が互いに独立に、水素、ハロゲン、(
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C4 )−アルケニ
ミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8
ル、(C2 −C4 )−アルキニル、置換されていても良
)−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(
いフェニル、アリール−(C1 −C4 )−アルキル、ア
C2 −C8 )−アルキニル−(C1 −C8 )−アルキル
リール−(C2 −C4 )−アルケニル、ヘテロアリール
、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリー
、ヘテロアリール−(C1 −C4 )−アルキル、複素環
ル−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−(C1 −C8
、複素環−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )
)−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルカルボニル、
−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C
(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8
4
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C8 )−ア 30
オ、(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−
ルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリー
アルコキシ、(C1 −C4 )−ハロアルコキシ、(C3
ルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスルホ
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
ニル、(C1 −C8 )−アルキルスルフィニル、アリー
アルキル−(C1 −C4 )−アルコキシ、アリールオキ
ルスルフィニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C4 )−アルコキ
フィニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(
シ−(C1 −C4 )−アルコキシ、(C2 −C4 )−ア
C1 −C8 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール、
ルキニル−(C1 −C4 )−アルコキシ、(C2 −C4
複素環、アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C4 )−アルキ
、(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル−(C1
ル]アミノ−(C1 −C4 )−アルコキシ、トリス[(
−C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル
C1 −C4 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C4
]アミノカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C 40
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C4 )
)−アルキルチオ、(C1 −C4 )−ハロアルキルチ
−C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C1
−アルキル]−(C1 −C4 )−アルキルシリル、トリ
−C8 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1 −
ス[(C1 −C4 )−アルキル]シリル−(C2 −C4
C8 )−アルキル、アミノ、(C1 −C8 )−アルキル
)−アルキニル、アリール−(C2 −C4 )−アルキニ
アミノ、アリールアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシ
ル、ヘテロアリール−(C2 −C4 )−アルキニル、(
を表し、
C1 −C4 )−アルキル−(C2 −C4 )−アルキニル
3
Z
2
は、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C4 )−
)−シクロアルキル、(C1 −C8 )−ハロアルキル
アルキニル、(C1 −C4 )−ハロアルキル−(C2 −
、(C2 −C8 )−アルキニル、(C2 −C8 )−アル
C4 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C4 )−ア
ケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキル、アリール
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C4 )−
8
−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
50
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]ア
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ミノ、(C1 −C4 )−アルキルカルボニルアミノ、(
(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ
)−シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C4 )−ア
ールカルボニルアミノ、(C1 −C4 )−アルコキシカ
ルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリー
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C4 )−アルコキシ
ルスルホニル、(C3 −C6 )−シクロアルキルスルホ
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C4 )−
ニル、(C1 −C4 )−アルキルスルフィニル、アリー
アルキル、(C2 −C4 )−ハロアルケニル、(C2 −
ルスルフィニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
C4 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C4 )−ア
フィニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−(
ルキニル、(C3 −C8 )−ハロシクロアルコキシ、(
C1 −C4 )−アルキル、アリール、ヘテロアリール、
C2 −C4 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
複素環、アミノカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル
ヘテロアリールチオ、(C1 −C4 )−アルキルスルフ 10
、(C1 −C4 )−アルキルアミノカルボニル−(C1
ィニル、(C1 −C4 )−ハロアルキルスルフィニル、
−C4 )−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−アルキル
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
]アミノカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル、(C
(C1 −C4 )−アルキルスルホニル、(C1 −C4 )
3
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
−C4 )−アルキル、ヒドロキシカルボニル−(C1 −
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
C4 )−アルキル、アミノ、(C1 −C4 )−アルキル
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 −
アミノ、アリールアミノ、(C1 −C4 )−アルコキシ
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]
を表し、
アミノ、(C2 −C4 )−アルケニルアミノを表し、
Z が、水素、(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C
R
1
およびR
2
−C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル−(C1
2
がそれらが結合している原子とともに、
8
)−シクロアルキル、(C1 −C4 )−ハロアルキル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて 20
、(C2 −C4 )−アルキニル、(C2 −C4 )−アル
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
ケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキル、アリール
員環を形成しており、
−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1
R
2
およびR
3
がそれらが結合している原子とともに、
−C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−アルキルカルボ
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
ニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニルを表し、
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
または
員環を形成しており、
Z およびZ
Wが、酸素、硫黄を表し、
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
Xが、酸素、硫黄を表し、
いても良い完全飽和または部分飽和の5から7員環を形
Qが、(C1 −C7 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )
成しており、
−アルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C3
1
30
2
がそれらが結合している原子とともに、
または
1
2
−C8 )−ハロシクロアルキル、(C1 −C4 )−ハロ
Z およびZ
アルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、アリール
6
−(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−ア
(C1 −C6 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
ルキルチオ−(C1 −C4 )−ハロアルキル、ビス[(
ビス(C3 −C7 )−シクロアルキル)スルファニリデ
C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−ア
ン、N−((C1 −C6 )−アルキル−(C3 −C7 )
ルコキシ−(C1 −C4 )−ハロアルキルを表し、
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
Z
1
が、水素、ヒドロキシ、(C1 −C4 )−アルキル
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
ジ−(C1 −C6 )−アルキルホルミリデン基を形成し
、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −C8 )−
ている、本発明による式(I)の化合物である。
ハロシクロアルキル、ハロゲン、(C2 −C4 )−アル
【0029】
ケニル−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )− 40
上記の一般式(I)のスルファニリデン置換された2−
ハロアルキル、(C2 −C4 )−アルキニル、(C2 −
アミドベンズイミダゾール類もやはり本質的に、先行技
C4 )−アルケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキ
術ではまだ知られていない。従って、本発明のさらなる
ル、ニトロ−(C1 −C4 )−アルキル、アミノ−(C
部分は、下記一般式(I)のスルファニリデン置換され
−C4 )−アルキル、アルキル−(C1 −C4 )−ア
た2−アミドベンズイミダゾール類またはそれらの塩の
1
ミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ビス[(C1 −C4
部分である。
)−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(
【化3】
C2 −C4 )−アルキニル−(C1 −C4 )−アルキル
、アリール−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリー
ル−(C1 −C4 )−アルキル、複素環−(C1 −C4
)−アルキル、(C1 −C4 )−アルキルカルボニル、 50
( 29 )
JP
2015-532650
55
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]
式中、
1
、R
2015.11.12
56
【0030】
R
A
アミノ、(C2 −C8 )−アルケニルアミノを表し、
2
3
1
、R は互いに独立に、水素、ハロゲン、(
R およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
8
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C8 )−アルケニ
員環を形成しており、
2
3
ル、(C2 −C8 )−アルキニル、置換されていても良
R およびR
いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、ア
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
リール−(C2 −C8 )−アルケニル、ヘテロアリール
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環 10
員環を形成しており、
、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8 )
Wは、酸素、硫黄を表し、
−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
Xは、N−R
8
4
がそれらが結合している原子とともに、
を表し、
4
)−アルキルチオ、(C1 −C8 )−ハロアルキルチ
R は、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
オ、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C1 −C8 )−
8
アルコキシ、(C1 −C8 )−ハロアルコキシ、(C3
ル−(C1 −C8 )−アルキル、(C4 −C8 )−シク
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
ロアルケニル、シアノ−(C1 −C8 )−アルキル、(
アルキル−(C1 −C8 )−アルコキシ、アリールオキ
C2 −C8 )−アルケニル−(C1 −C8 )−アルキル
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C8 )−アルコキ
、(C1 −C8 )−ハロアルキル、(C2 −C8 )−ア
シ−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8 )−ア
ルキニル−(C1 −C8 )−アルキル、アリール−(C
ルキニル−(C1 −C8 )−アルコキシ、(C2 −C8
20
1
)−シクロアルキル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
−C8 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1 −C8
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C8 )−アルキ
)−アルキル、複素環−(C1 −C8 )−アルキル、(
ル]アミノ−(C1 −C8 )−アルコキシ、トリス[(
C1 −C8 )−アルキルカルボニル、(C3 −C8 )−
C1 −C8 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C8
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C8 )
ロアリールカルボニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル
−アルキル]−(C1 −C8 )−アルキルシリル、トリ
カルボニル、複素環カルボニル、アリール−(C1 −C
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリル−(C2 −C8
8
)−アルキニル、アリール−(C2 −C8 )−アルキニ
シカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
ル、ヘテロアリール−(C2 −C8 )−アルキニル、(
1
C1 −C8 )−アルキル−(C2 −C8 )−アルキニル
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C8 )−アルコ
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C8 )− 30
キシカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
アルキニル、(C1 −C8 )−ハロアルキル−(C2 −
C8 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロ
C8 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C8 )−ア
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C8 )−
ールスルホニル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニ
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]ア
ルカルボニル、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシ
ミノ、(C1 −C8 )−アルキルカルボニルアミノ、(
カルボニルカルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミ
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ
ノチオカルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミノカ
ールカルボニルアミノ、(C1 −C8 )−アルコキシカ
ルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカル
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルコキシ
ボニル、(C1 −C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−
−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ
アルキル、(C2 −C8 )−ハロアルケニル、(C3 − 40
カルボニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、(C
C8 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C8 )−ア
3
−C8 )−シクロアルコキシカルボニル−(C1 −C
ルキニル、(C3 −C8 )−ハロシクロアルコキシ、(
8
)−アルキルを表し、
C2 −C8 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
Qは、(C1 −C8 )−アルキル、(C2 −C8 )−ア
ヘテロアリールチオ、(C1 −C8 )−アルキルスルフ
ルケニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −
ィニル、(C1 −C8 )−ハロアルキルスルフィニル、
C8 )−シクロアルキル−(C1 −C8 )−アルキル、
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
(C4 −C8 )−シクロアルケニル、置換されていても
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C1 −C8 )
良いフェニル、アリール−(C1 −C8 )−アルキル、
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリール、複素環、
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 − 50
複素環アリール、複素環ヘテロアリール、ヘテロアリー
)−アルキルカルボニル、(C1 −C8 )−アルコキ
−C8 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−
( 30 )
JP
57
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A
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58
ルヘテロアリール、ヘテロアリールアリール、アリール
ルアミノ、アリール−(C1 −C8 )−アルキルアミノ
アリール、アリールオキシアリール、アリール−(C2
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、ホルミル、
−C8 )−アルケニル、ヘテロアリール−(C2 −C8
(C1 −C8 )−アルキルカルボニル、アリールカルボ
)−アルケニル、複素環−(C2 −C8 )−アルケニル
ニル、イミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
、アリール−(C2 −C8 )−アルキニル、ヘテロアリ
8
ール−(C2 −C8 )−アルキニル、複素環−(C1 −
リールイミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
C8 )−アルキニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル
8
−(C2 −C8 )−アルキニル、(C1 −C8 )−アル
アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
キルアミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ビス[(C1
ル−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、アリール
−C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキ 10
−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル、アリール−
ル、ヒドロキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル、アミノカ
C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、トリ
ルボニル、(C1 −C8 )−アルキルアミノカルボニル
ス[(C1 −C8 )−アルキル]シリルオキシ−(C1
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル、
−C8 )−アルキル、ビス[(C1 −C8 )−アルキル
ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノカルボニル、
]アリールシリルオキシ−(C1 −C8 )−アルキル、
複素環−N−カルボニル、イミノ、(C1 −C8 )−ア
ビス[(C1 −C8 )−アルキル]−(C1 −C8 )−
ルキルイミノ、アリールイミノ、(C3 −C8 )−シク
アルキルシリルオキシ−(C1 −C8 )−アルキル、ビ
ロアルキルイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−
ス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8
(C1 −C8 )−アルキルイミノ、ヒドロキシイミノ、
)−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、(C2 −C8 )−
C8 )−アルコキシ−(C1 −C8 )−アルコキシ−( 20
アルケニルオキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアル
C1 −C8 )−アルキル、アリールオキシ−(C1 −C
コキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
8
)−アルキル、ヘテロアリールオキシ−(C1 −C8
1
)−アルキルイミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ア
)−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロ
−C8 )−アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ
)−アルキル、(C1 −C8 )−アルキルチオ−(C1
、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、ヘテ
−C8 )−アルキル、アリールチオ−(C1 −C8 )−
ロアリール−(C1 −C8 )−アルコキシイミノ、ヘテ
アルキル、ヘテロアリールチオ−(C1 −C8 )−アル
ロアリールオキシイミノ、ヘテロアリールイミノ、複素
キル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−N−複
環イミノ、複素環−(C1 −C8 )−アルキルイミノ、
素環、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシカルボニ
アミノイミノ、(C1 −C8 )−アルキルアミノイミノ
ル−N−複素環、(C1 −C8 )−アルキル−N−複素
、アリールアミノイミノ、ヘテロアリールアミノイミノ
環、(C1 −C8 )−アルキルスルホニル−N−複素環
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノイミノ、ビス
、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテロアリールス 30
[(C1 −C8 )−アルキル]アミノイミノ、アリール
ルホニル−N−複素環、(C3 −C8 )−シクロアルキ
−(C1 −C8 )−アルキルアミノイミノ、アリール[
ルスルホニル−N−複素環、(C1 −C8 )−ハロアル
(C1 −C8 )−アルキル]アミノイミノ、(C3 −C
キルスルホニル−N−複素環、(C1 −C8 )−アルキ
8
ルカルボニル−N−複素環、アリールカルボニル−N−
ミノイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1
複素環、ヘテロアリールカルボニル−N−複素環、(C
−C8 )−アルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ
−C8 )−シクロアルキルカルボニル−N−複素環、
、ヘテロアリール−(C1 −C8 )−アルコキシ−(C
3
)−シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]ア
(C1 −C8 )−シクロアルキル−N−複素環、アリー
1
ル−N−複素環、アリール−(C1 −C8 )−アルキル
ルコキシ−(C1 −C8 )−アルキル、複素環−N−(
−C8 )−アルキル、アリール−(C1 −C8 )−ア
−N−複素環、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミ
C1 −C8 )−アルキル、アリール−[(C1 −C8 )
ノアルキル−N−複素環、ビス[(C1 −C8 )−アル 40
−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、アリ
キル]アミノスルホニル−N−複素環、ヘテロアリール
ール−(C1 −C8 )−アルキル[(C1 −C8 )−ア
オキシアリール、ヘテロアリールオキシヘテロアリール
ルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −
、アリールオキシヘテロアリール、(C1 −C8 )−ア
C8 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C8 )−アル
ルキルスルフィニル、(C1 −C8 )−アルキルチオ、
キルアミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C8
(C1 −C8 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )
)−アルコキシカルボニル−(C1 −C8 )−アルキル
−シクロアルキルスルフィニル、(C3 −C8 )−シク
[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )
ロアルキルチオ、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
−アルキル、ヘテロアリール−[(C1 −C8 )−アル
ホニル、アリールスルフィニル、アリールチオ、アリー
キル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、ヘテロアリ
ルスルホニル、アミノ、(C1 −C8 )−アルキルアミ
ール−(C1 −C8 )−アルキル−[(C1 −C8 )−
ノ、ビス[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ、アリー 50
アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、−(C
( 31 )
JP
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59
3
−C8 )−シクロアルキル−[(C1 −C8 )−アル
キル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキル、(C3 −C
A
2015.11.12
60
シ−(C1 −C4 )−アルコキシ、(C2 −C4 )−ア
ルキニル−(C1 −C4 )−アルコキシ、(C2 −C4
)−シクロアルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキ
)−アルケニルオキシ、ビス[(C1 −C4 )−アルキ
ル、アリール−(C1 −C8 )−アルコキシ−(C1 −
ル]アミノ−(C1 −C4 )−アルコキシ、トリス[(
C8 )−アルキルアリール、複素環−N−(C1 −C8
C1 −C4 )−アルキル]シリル、ビス[(C1 −C4
)−アルキルアリール、アリール[(C1 −C8 )−ア
)−アルキル]アリールシリル、ビス[(C1 −C4 )
ルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリール、
−アルキル]−(C1 −C4 )−アルキルシリル、トリ
アリール−(C1 −C8 )−アルキル[(C1 −C8 )
ス[(C1 −C4 )−アルキル]シリル−(C2 −C4
−アルキル]アミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリー
)−アルキニル、アリール−(C2 −C4 )−アルキニ
ル、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(C1 − 10
ル、ヘテロアリール−(C2 −C4 )−アルキニル、(
C8 )−アルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキルア
C1 −C4 )−アルキル−(C2 −C4 )−アルキニル
リール、(C1 −C8 )−アルコキシカルボニル−(C
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C2 −C4 )−
8
−C8 )−アルキル[(C1 −C8 )−アルキル]ア
アルキニル、(C1 −C4 )−ハロアルキル−(C2 −
ミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリール、ヘテロアリ
C4 )−アルキニル、複素環−N−(C1 −C4 )−ア
ール[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−(C1 −C
ルコキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、(C1 −C4 )−
8
)−アルキルアリール、ヘテロアリール−(C1 −C
アルキルアミノ、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]ア
8
1
)−アルキル[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−
ミノ、(C1 −C4 )−アルキルカルボニルアミノ、(
(C1 −C8 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )−
C3 −C8 )−シクロアルキルカルボニルアミノ、アリ
シクロアルキル[(C1 −C8 )−アルキル]アミノ−
ールカルボニルアミノ、(C1 −C4 )−アルコキシカ
(C1 −C8 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )− 20
ルボニルアミノ、複素環−(C1 −C4 )−アルコキシ
シクロアルキルアミノ−(C1 −C8 )−アルキルアリ
、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1 −C4 )−
ール、(C1 −C8 )−アルコキシ[(C1 −C8 )−
アルキル、(C2 −C4 )−ハロアルケニル、(C2 −
アルコキシ]−(C1 −C8 )−アルキルアリールを表
C4 )−ハロアルキニル、複素環−(C2 −C4 )−ア
し、
ルキニル、(C3 −C4 )−ハロシクロアルコキシ、(
Z
1
およびZ
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
C2 −C4 )−ハロアルキニルオキシ、アリールチオ、
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
ヘテロアリールチオ、(C1 −C4 )−アルキルスルフ
(C1 −C8 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
ィニル、(C1 −C4 )−ハロアルキルスルフィニル、
ビス(C3 −C8 )−シクロアルキル)スルファニリデ
アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、
ン、N−((C1 −C8 )−アルキル−(C3 −C8 )
(C1 −C4 )−アルキルスルホニル、(C1 −C4 )
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N− 30
−ハロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテ
ジ−(C1 −C8 )−アルキルホルミリデン基を形成し
ロアリールスルホニル、チオシアナト、イソチオシアナ
ている。
ト、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、(C3 −
【0031】
C8 )−シクロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]
8
好ましいものは、
R
1
、R
2
3
、R が互いに独立に、水素、ハロゲン、(
アミノ、(C2 −C4 )−アルケニルアミノを表し、
1
R およびR
2
がそれらが結合している原子とともに、
C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアル
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
キル、(C4 −C8 )−シクロアルケニル、(C3 −C
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
8
)−ハロシクロアルキル、(C2 −C4 )−アルケニ
員環を形成しており、
2
3
ル、(C2 −C4 )−アルキニル、置換されていても良
R およびR
いフェニル、アリール−(C1 −C4 )−アルキル、ア 40
ヘテロ原子が割り込んでいても良く、さらに置換されて
リール−(C2 −C4 )−アルケニル、ヘテロアリール
いても良い完全飽和、部分飽和または不飽和の5から7
、ヘテロアリール−(C1 −C4 )−アルキル、複素環
員環を形成しており、
、複素環−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )
Wが、酸素、硫黄を表し、
−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C
Xが、N−R
4
)−アルキルチオ、(C1 −C4 )−ハロアルキルチ
4
がそれらが結合している原子とともに、
を表し、
4
R が、水素、(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C
オ、(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−
8
アルコキシ、(C1 −C4 )−ハロアルコキシ、(C3
ル−(C1 −C4 )−アルキル、(C4 −C8 )−シク
)−シクロアルキル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
−C8 )−シクロアルコキシ、(C3 −C8 )−シクロ
ロアルケニル、シアノ−(C1 −C4 )−アルキル、(
アルキル−(C1 −C4 )−アルコキシ、アリールオキ
C2 −C4 )−アルケニル−(C1 −C4 )−アルキル
シ、ヘテロアリールオキシ、(C1 −C4 )−アルコキ 50
、(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C2 −C4 )−ア
( 32 )
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ルキニル−(C1 −C4 )−アルキル、アリール−(C
)−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
−C4 )−アルキル、ヘテロアリール−(C1 −C4
C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルコキシ−(
)−アルキル、複素環−(C1 −C4 )−アルキル、(
C1 −C4 )−アルキル、アリールオキシ−(C1 −C
C1 −C4 )−アルキルカルボニル、(C3 −C8 )−
4
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
)−アルキル、(C1 −C4 )−アルキルチオ−(C1
ロアリールカルボニル、(C1 −C4 )−ハロアルキル
−C4 )−アルキル、アリールチオ−(C1 −C4 )−
カルボニル、複素環カルボニル、アリール−(C1 −C
アルキル、ヘテロアリールチオ−(C1 −C4 )−アル
)−アルキルカルボニル、(C1 −C4 )−アルコキ
キル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−N−複
シカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
素環、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシカルボニ
1
4
1
−C4 )−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )− 10
)−アルキル、ヘテロアリールオキシ−(C1 −C4
ル−N−複素環、(C1 −C4 )−アルキル−N−複素
シクロアルコキシカルボニル、(C1 −C4 )−アルコ
環、(C1 −C4 )−アルキルスルホニル−N−複素環
キシカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
、アリールスルホニル−N−複素環、ヘテロアリールス
C4 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )−シクロ
ルホニル−N−複素環、(C3 −C8 )−シクロアルキ
アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリ
ルスルホニル−N−複素環、(C1 −C4 )−ハロアル
ールスルホニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニ
キルスルホニル−N−複素環、(C1 −C4 )−アルキ
ルカルボニル、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシ
ルカルボニル−N−複素環、アリールカルボニル−N−
カルボニルカルボニル、(C1 −C4 )−アルキルアミ
複素環、ヘテロアリールカルボニル−N−複素環、(C
ノチオカルボニル、(C1 −C4 )−アルキルアミノカ
3
ルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカル
(C1 −C8 )−シクロアルキル−N−複素環、アリー
ボニル、(C1 −C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 ) 20
ル−N−複素環、アリール−(C1 −C4 )−アルキル
−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ
−N−複素環、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミ
カルボニル、アリール、ヘテロアリール、複素環、(C
ノアルキル−N−複素環、ビス[(C1 −C4 )−アル
3
−C8 )−シクロアルコキシカルボニル−(C1 −C
キル]アミノスルホニル−N−複素環、ヘテロアリール
4
)−アルキルを表し、
オキシアリール、ヘテロアリールオキシヘテロアリール
−C8 )−シクロアルキルカルボニル−N−複素環、
Qが、(C1 −C4 )−アルキル、(C2 −C4 )−ア
、アリールオキシヘテロアリール、(C1 −C4 )−ア
ルケニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル、(C3 −
ルキルスルフィニル、(C1 −C4 )−アルキルチオ、
C8 )−シクロアルキル−(C1 −C4 )−アルキル、
(C1 −C4 )−アルキルスルホニル、(C3 −C8 )
(C4 −C8 )−シクロアルケニル、置換されていても
−シクロアルキルスルフィニル、(C3 −C8 )−シク
良いフェニル、アリール−(C1 −C4 )−アルキル、
ロアルキルチオ、(C3 −C8 )−シクロアルキルスル
ヘテロアリール−(C1 −C4 )−アルキル、複素環− 30
ホニル、アリールスルフィニル、アリールチオ、アリー
(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリール、複素環、
ルスルホニル、アミノ、(C1 −C4 )−アルキルアミ
複素環アリール、複素環ヘテロアリール、ヘテロアリー
ノ、ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ、アリー
ルヘテロアリール、ヘテロアリールアリール、アリール
ルアミノ、アリール−(C1 −C4 )−アルキルアミノ
アリール、アリールオキシアリール、アリール−(C2
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノ、ホルミル、
−C4 )−アルケニル、ヘテロアリール−(C2 −C4
(C1 −C4 )−アルキルカルボニル、アリールカルボ
)−アルケニル、複素環−(C2 −C4 )−アルケニル
ニル、イミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C
、アリール−(C2 −C4 )−アルキニル、ヘテロアリ
4
ール−(C2 −C4 )−アルキニル、複素環−(C1 −
リールイミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C
C4 )−アルキニル、(C3 −C8 )−シクロアルキル
4
−(C2 −C4 )−アルキニル、(C1 −C4 )−アル 40
アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロアルキ
キルアミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ビス[(C1
ル−(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、アリール
−C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキ
−(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、アリール−
ル、ヒドロキシ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
(C1 −C4 )−アルキルアミノカルボニル、アミノカ
C4 )−アルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、トリ
ルボニル、(C1 −C4 )−アルキルアミノカルボニル
ス[(C1 −C4 )−アルキル]シリルオキシ−(C1
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノカルボニル、
−C4 )−アルキル、ビス[(C1 −C4 )−アルキル
ビス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノカルボニル、
]アリールシリルオキシ−(C1 −C4 )−アルキル、
複素環−N−カルボニル、イミノ、(C1 −C4 )−ア
ビス[(C1 −C4 )−アルキル]−(C1 −C4 )−
ルキルイミノ、アリールイミノ、(C3 −C8 )−シク
アルキルシリルオキシ−(C1 −C4 )−アルキル、ビ
ロアルキルイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−
ス[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4
50
)−アルキルイミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ア
)−アルコキシカルボニル、(C3 −C8 )−シクロ
(C1 −C4 )−アルキルイミノ、ヒドロキシイミノ、
( 33 )
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(C1 −C4 )−アルコキシイミノ、(C2 −C4 )−
シクロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−
アルケニルオキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアル
(C1 −C4 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )−
コキシイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C
シクロアルキルアミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリ
−C4 )−アルコキシイミノ、アリールオキシイミノ
ール、(C1 −C4 )−アルコキシ[(C1 −C4 )−
、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシイミノ、ヘテ
アルコキシ]−(C1 −C4 )−アルキルアリールを表
ロアリール−(C1 −C4 )−アルコキシイミノ、ヘテ
し、
ロアリールオキシイミノ、ヘテロアリールイミノ、複素
Z およびZ
環イミノ、複素環−(C1 −C4 )−アルキルイミノ、
4
アミノイミノ、(C1 −C4 )−アルキルアミノイミノ
(C1 −C4 )−アルキル)スルファニリデン、N−(
、アリールアミノイミノ、ヘテロアリールアミノイミノ 10
ビス(C3 −C8 )−シクロアルキル)スルファニリデ
、(C3 −C8 )−シクロアルキルアミノイミノ、ビス
ン、N−((C1 −C4 )−アルキル−(C3 −C8 )
[(C1 −C4 )−アルキル]アミノイミノ、アリール
−シクロアルキル)スルファニリデン基またはN,N−
−(C1 −C4 )−アルキルアミノイミノ、アリール[
ジ−(C1 −C4 )−アルキルホルミリデン基を形成し
(C1 −C4 )−アルキル]アミノイミノ、(C3 −C
ている、本発明による式(I)の化合物である。
1
8
)−シクロアルキル[(C1 −C4 )−アルキル]ア
1
2
が一体となって、N−(ビス(C1 −C
)−アルキル)スルファニリデン、N−(アリール−
【0032】
ミノイミノ、(C3 −C8 )−シクロアルキル−(C1
本発明による化合物に関して、上記およびさらに下記で
−C4 )−アルキルアミノイミノ、複素環アミノイミノ
使用される用語を以下で説明する。これらは当業者であ
、ヘテロアリール−(C1 −C4 )−アルコキシ−(C
れば熟知しているものであり、特別には下記で説明され
1
−C4 )−アルキル、アリール−(C1 −C4 )−ア
る定義を有する。
ルコキシ−(C1 −C4 )−アルキル、複素環−N−( 20
【0033】
C1 −C4 )−アルキル、アリール−[(C1 −C4 )
本発明によれば、「アリールスルホニル」は、置換され
−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、アリ
ていても良いフェニルスルホニルまたは置換されていて
ール−(C1 −C4 )−アルキル[(C1 −C4 )−ア
も良い多環式アリールスルホニルを表し、この場合特別
ルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
には置換されていても良いナフチルスルホニル、例えば
C4 )−アルコキシカルボニル−(C1 −C4 )−アル
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アルキ
キルアミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4
ル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキル
)−アルコキシカルボニル−(C1 −C4 )−アルキル
アミノ、アルキルカルボニルアミノ、ジアルキルアミノ
[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )
またはアルコキシ基によって置換されているものである
−アルキル、ヘテロアリール−[(C1 −C4 )−アル
。
キル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、ヘテロアリ 30
【0034】
ール−(C1 −C4 )−アルキル−[(C1 −C4 )−
本発明によれば、「シクロアルキルスルホニル」は、単
アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、−(C
独でまたは化学基の構成要素として、置換されていても
−C8 )−シクロアルキル−[(C1 −C4 )−アル
良いシクロアルキルスルホニル、好ましくは3から6個
キル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキル、(C3 −C
の炭素原子を有するもの、例えばシクロプロピルスルホ
)−シクロアルキルアミノ−(C1 −C4 )−アルキ
ニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホ
3
8
ル、アリール−(C1 −C4 )−アルコキシ−(C1 −
ニルまたはシクロヘキシルスルホニルを表す。
C4 )−アルキルアリール、複素環−N−(C1 −C4
【0035】
)−アルキルアリール、アリール[(C1 −C4 )−ア
本発明によれば、「アルキルスルホニル」は、単独でま
ルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリール、
たは化学基の一部として、好ましくは1から8個、また
アリール−(C1 −C4 )−アルキル[(C1 −C4 ) 40
は1から6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐のア
−アルキル]アミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリー
ルキルスルホニル、例えばメチルスルホニル、エチルス
ル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−(C1 −
ルホニル、n−プロピルスルホニル、イソプロピルスル
C4 )−アルキルアミノ−(C1 −C4 )−アルキルア
ホニル、n−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル
リール、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル−(C
、sec−ブチルスルホニルおよびtert−ブチルス
1
−C4 )−アルキル[(C1 −C4 )−アルキル]ア
ルホニルを表す。
ミノ−(C1 −C4 )−アルキルアリール、ヘテロアリ
【0036】
ール[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−(C1 −C
本発明によれば、「ヘテロアリールスルホニル」は、置
4
)−アルキルアリール、ヘテロアリール−(C1 −C
換されていても良いピリジルスルホニル、ピリミジニル
4
)−アルキル[(C1 −C4 )−アルキル]アミノ−
スルホニル、ピラジニルスルホニルまたは置換されてい
(C1 −C4 )−アルキルアリール、(C3 −C8 )− 50
ても良い多環式ヘテロアリールスルホニル、この場合は
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特に置換されていても良いキノリニルスルホニルを表し
アミノアルコキシ、トリス[アルキル]シリル、ビス[
、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ
アルキル]アリールシリル、ビス[アルキル]アルキル
、アルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、
シリル、トリス[アルキル]シリルアルキニル、アリー
アルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、ジアルキ
ルアルキニル、ヘテロアリールアルキニル、アルキルア
ルアミノまたはアルコキシ基によって置換されているも
ルキニル、シクロアルキルアルキニル、ハロアルキルア
のを表す。
ルキニル、複素環−N−アルコキシ、ニトロ、シアノ、
【0037】
アミノ、アルキルアミノ、ビスアルキルアミノ、アルキ
本発明によれば、「アルキルチオ」は、単独でもしくは
ルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ
化学基の一部として、好ましくは1から8個または1か
、アリールカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルア
ら6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐のS−アル 10
ミノ、アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリール
キル、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチ
アルコキシカルボニルアルキルアミノ、ヒドロキシカル
オ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチ
ボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、ア
オ、sec−ブチルチオおよびtert−ブチルチオを
ルキルアミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボ
表す。アルケニルチオは硫黄原子を介して結合したアル
ニル、ビスアルキルアミノカルボニル、ヘテロアリール
ケニル基であり、アルキニルチオは硫黄原子を介して結
アルコキシ、アリールアルコキシである。
合したアルキニル基であり、シクロアルキルチオは硫黄
【0041】
原子を介して結合したシクロアルキル基であり、シクロ
複素環基(複素環)は、少なくとも一つの複素環(=少
アルケニルチオは硫黄原子を介して結合したシクロアル
なくとも1個の炭素原子がヘテロ原子によって、好まし
ケニル基である。
くはN、O、S、Pの群からのヘテロ原子によって置き
【0038】
20
換わっている炭素環)を含み、それは飽和、不飽和、部
「アルコキシ」は酸素原子を介して結合したアルキル基
分飽和またはヘテロ芳香族であり、置換されていないか
であり、アルケニルオキシは酸素原子を介して結合した
置換されていることができ、その場合に結合箇所は環原
アルケニル基であり、アルキニルオキシは酸素原子を介
子上に局在している。複素環基または複素環が置換され
して結合したアルキニル基であり、シクロアルキルオキ
ていても良い場合、それは他の炭素環または複素環に縮
シは酸素原子を介して結合したシクロアルキル基であり
合していることができる。置換されていても良い複素環
、シクロアルケニルオキシは酸素原子を介して結合した
の場合、多環系も含まれ、例えば8−アザビシクロ[3
シクロアルケニル基である。
.2.1]オクタニル、8−アザビシクロ[2.2.2
【0039】
]オクタニルまたは1−アザビシクロ[2.2.1]ヘ
「アリール」という用語は、好ましくは6から14個、
プチルなどである。置換されていても良い複素環の場合
特別には6から10個の環炭素原子を有する置換されて 30
、スピロ環状系も含まれ、例えば1−オキサ−5−アザ
いても良い単環式、二環式もしくは多環式芳香族系を意
スピロ[2.3]ヘキシルである。異なった定義がなさ
味し、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナ
れていない限り、複素環は好ましくは3から9個の環原
ントレニルなど、好ましくはフェニルである。
子、特には3から6個の環原子、および複素環において
【0040】
は1以上、好ましくは1から4個、特には1、2もしく
「置換されていても良いアリール」という用語は、テト
は3個の好ましくはN、OおよびSからなる群からのヘ
ラヒドロナフチル、インデニル、インダニル、フルオレ
テロ原子を含み、ただし2個の酸素原子が直接隣接すべ
ニル、ビフェニリルなどの多環系も含み、その場合に結
きではなく、例えばN、OおよびSの群からの1個のヘ
合箇所は芳香族系上である。系統的用語では、「アリー
テロ原子を有し、1−もしくは2−もしくは3−ピロリ
ル」は「置換されていても良いフェニル」という用語に
ジニル、3,4−ジヒドロ−2H−ピロール−2−もし
よっても包含される。ここで、好ましいアリール置換基 40
くは3−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−1
は、例えば水素、ハロゲン、アルキル、シクロアルキル
−もしくは2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−
、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ハロシ
イル;2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−もしく
クロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ア
は2−もしくは3−イル、1−もしくは2−もしくは3
リールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール
−もしくは4−ピペリジニル;2,3,4,5−テトラ
、ヘテロアリールアルキル、複素環、複素環アルキル、
ヒドロピリジン−2−もしくは3−もしくは4−もしく
アルコキシアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ
は5−イルもしくは6−イル;1,2,3,6−テトラ
、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロ
ヒドロピリジン−1−もしくは2−もしくは3−もしく
アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、アリールオキ
は4−もしくは5−もしくは6−イル;1,2,3,4
シ、ヘテロアリールオキシ、アルコキシアルコキシ、ア
−テトラヒドロピリジン−1−もしくは2−もしくは3
ルキニルアルコキシ、アルケニルオキシ、ビスアルキル 50
−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;1,4
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−ジヒドロピリジン−1−もしくは2−もしくは3−も
ル、2−もしくは3−もしくは4−オキセパニル;2,
しくは4−イル;2,3−ジヒドロピリジン−2−もし
3,4,5−テトラヒドロオキセピン−2−もしくは3
くは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;
−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−
2,5−ジヒドロピリジン−2−もしくは3−もしくは
イル;2,3,4,7−テトラヒドロオキセピン−2−
4−もしくは5−もしくは6−イル、1−もしくは2−
もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−も
もしくは3−もしくは4−アゼパニル;2,3,4,5
しくは7−イル;2,3,6,7−テトラヒドロオキセ
−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−もしくは2−も
ピン−2−もしくは3−もしくは4−イル;2,3−ジ
しくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もし
ヒドロオキセピン−2−もしくは3−もしくは4−もし
くは7−イル;2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−
くは5−もしくは6−もしくは7−イル;4,5−ジヒ
アゼピン−1−もしくは2−もしくは3−もしくは4− 10
ドロオキセピン−2−もしくは3−もしくは4−イル;
もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;2,3,
2,5−ジヒドロオキセピン−2−もしくは3−もしく
6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−もしくは
は4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;オ
2−もしくは3−もしくは4−イル;3,4,5,6−
キセピン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−
テトラヒドロ−2H−アゼピン−2−もしくは3−もし
もしくは6−もしくは7−イル;2−もしくは3−テト
くは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;
ラヒドロチオフェニル;2,3−ジヒドロチオフェン−
4,5−ジヒドロ−1H−アゼピン−1−もしくは2−
2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−イル;2,
もしくは3−もしくは4−イル;2,5−ジヒドロ−1
5−ジヒドロチオフェン−2−もしくは3−イル;テト
H−アゼピン−1−もしくは−2−もしくは3−もしく
ラヒドロ−2H−チオピラン−2−もしくは3−もしく
は4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;2
は4−イル;3,4−ジヒドロ−2H−チオピラン−2
,7−ジヒドロ−1H−アゼピン−1−もしくは−2− 20
−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−
もしくは3−もしくは4−イル;2,3−ジヒドロ−1
イル;3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−2−もし
H−アゼピン−1−もしくは−2−もしくは3−もしく
くは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;
は4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;3
2H−チオピラン−2−もしくは3−もしくは4−もし
,4−ジヒドロ−2H−アゼピン−2−もしくは3−も
くは5−もしくは6−イル;4H−チオピラン−2−も
しくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル
しくは3−もしくは4−イルである。好ましい3員およ
;3,6−ジヒドロ−2H−アゼピン−2−もしくは3
び4員複素環は、例えば、1−もしくは2−アジリジニ
−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−
ル、オキシラニル、チイラニル、1−もしくは2−もし
イル;5,6−ジヒドロ−2H−アゼピン−2−もしく
くは3−アゼチジニル、2−もしくは3−オキセタニル
は3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは
、2−もしくは3−チエタニル、1,3−ジオキセタン
7−イル;4,5−ジヒドロ−3H−アゼピン−2−も 30
−2−イルである。「複素環」のさらに別の例は、N、
しくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もし
OおよびSからなる群からの2個のヘテロ原子を有する
くは7−イル;1H−アゼピン−1−もしくは−2−も
部分水素化もしくは完全水素化複素環基であり、例えば
しくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もし
1−もしくは2−もしくは3−もしくは4−ピラゾリジ
くは7−イル;2H−アゼピン−2−もしくは3−もし
ニル;4,5−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−もし
くは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;
くは4−もしくは5−イル;4,5−ジヒドロ−1H−
3H−アゼピン−2−もしくは3−もしくは4−もしく
ピラゾール−1−もしくは3−もしくは4−もしくは5
は5−もしくは6−もしくは7−イル;4H−アゼピン
−イル;2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−も
−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは
しくは2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−イル
6−もしくは7−イル、2−もしくは3−オキソラニル
;1−もしくは2−もしくは3−もしくは4−イミダゾ
(=2−もしくは3−テトラヒドロフラニル);2,3 40
リジニル;2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1
−ジヒドロフラン−2−もしくは3−もしくは4−もし
−もしくは2−もしくは3−もしくは4−イル;2,5
くは5−イル;2,5−ジヒドロフラン−2−もしくは
−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−もしくは2−も
3−イル、2−もしくは3−もしくは4−オキサニル(
しくは4−もしくは5−イル;4,5−ジヒドロ−1H
=2−もしくは3−もしくは4−テトラヒドロピラニル
−イミダゾール−1−もしくは2−もしくは4−もしく
);3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−2−もしくは3
は5−イル;ヘキサヒドロピリダジン−1−もしくは2
−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;3,6
−もしくは3−もしくは4−イル;1,2,3,4−テ
−ジヒドロ−2H−ピラン−2−もしくは3−もしくは
トラヒドロピリダジン−1−もしくは2−もしくは3−
4−もしくは5−もしくは6−イル;2H−ピラン−2
もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;1,2,
−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−
3,6−テトラヒドロピリダジン−1−もしくは2−も
イル;4H−ピラン−2−もしくは3−もしくは4−イ 50
しくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル
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;1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン−1−もし
イル;1,2−ジチイン−3−もしくは4−イル;1,
くは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;
3−ジチアン−2−もしくは4−もしくは5−イル;4
3,4,5,6−テトラヒドロピリダジン−3−もしく
H−1,3−ジチイン−2−もしくは4−もしくは5−
は4−もしくは5−イル;4,5−ジヒドロピリダジン
もしくは6−イル;イソオキサゾリジン−2−もしくは
−3−もしくは4−イル;3,4−ジヒドロピリダジン
3−もしくは4−もしくは5−イル;2,3−ジヒドロ
−3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;3
イソオキサゾール−2−もしくは3−もしくは4−もし
,6−ジヒドロピリダジン−3−もしくは4−イル;1
くは5−イル;2,5−ジヒドロイソオキサゾール−2
,6−ジヒドロピリアジン(pyriazin)−1−
−もしくは3−もしくは4−もしくは5−イル;4,5
もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イ
−ジヒドロイソオキサゾール−3−もしくは4−もしく
ル;ヘキサヒドロピリミジン−1−もしくは2−もしく 10
は5−イル;1,3−オキサゾリジン−2−もしくは3
は3−もしくは4−イル;1,4,5,6−テトラヒド
−もしくは4−もしくは5−イル;2,3−ジヒドロ−
ロピリミジン−1−もしくは2−もしくは4−もしくは
1,3−オキサゾール−2−もしくは3−もしくは4−
5−もしくは6−イル;1,2,5,6−テトラヒドロ
もしくは5−イル;2,5−ジヒドロ−1,3−オキサ
ピリミジン−1−もしくは2−もしくは4−もしくは5
ゾール−2−もしくは4−もしくは5−イル;4,5−
−もしくは6−イル;1,2,3,4−テトラヒドロピ
ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−もしくは4−も
リミジン−1−もしくは2−もしくは3−もしくは4−
しくは5−イル;1,2−オキサジナン−2−もしくは
もしくは5−もしくは6−イル;1,6−ジヒドロピリ
3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;3,
ミジン−1−もしくは2−もしくは4−もしくは5−も
4−ジヒドロ−2H−1,2−オキサジン−2−もしく
しくは6−イル;1,2−ジヒドロピリミジン−1−も
は3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;3
しくは2−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル 20
,6−ジヒドロ−2H−1,2−オキサジン−2−もし
;2,5−ジヒドロピリミジン−2−もしくは4−もし
くは3−もしくは4−もしくは5−もしくは
くは5−イル;4,5−ジヒドロピリミジン−4−もし
6−イル;5,6−ジヒドロ−2H−1,2−オキサジ
くは5−もしくは6−イル;1,4−ジヒドロピリミジ
ン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしく
ン−1−もしくは2−もしくは4−もしくは5−もしく
は6−イル;5,6−ジヒドロ−4H−1,2−オキサ
は6−イル;1−もしくは2−もしくは3−ピペラジニ
ジン−3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル
ル;1,2,3,6−テトラヒドロピラジン−1−もし
;2H−1,2−オキサジン−2−もしくは3−もしく
くは2−もしくは3−もしくは5−もしくは6−イル;
は4−もしくは5−もしくは6−イル;6H−1,2−
1,2,3,4−テトラヒドロピラジン−1−もしくは
オキサジン−3−もしくは4−もしくは5−もしくは6
2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6
−イル;4H−1,2−オキサジン−3−もしくは4−
−イル;1,2−ジヒドロピラジン−1−もしくは2− 30
もしくは5−もしくは6−イル;1,3−オキサジナン
もしくは3−もしくは5−もしくは6−イル;1,4−
−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは
ジヒドロピラジン−1−もしくは2−もしくは3−イル
6−イル;3,4−ジヒドロ−2H−1,3−オキサジ
;2,3−ジヒドロピラジン−2−もしくは3−もしく
ン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしく
は5−もしくは6−イル;2,5−ジヒドロピラジン−
は6−イル;3,6−ジヒドロ−2H−1,3−オキサ
2−もしくは3−イル;1,3−ジオキソラン−2−も
ジン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もし
しくは4−もしくは5−イル;1,3−ジオキソール−
くは6−イル;5,6−ジヒドロ−2H−1,3−オキ
2−もしくは4−イル;1,3−ジオキサン−2−もし
サジン−2−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イ
くは4−もしくは5−イル;4H−1,3−ジオキシン
ル;5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン−2
−2−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;1
−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;2H−
,4−ジオキサン−2−もしくは3−もしくは5−もし 40
1,3−オキサジン−2−もしくは4−もしくは5−も
くは6−イル;2,3−ジヒドロ−1,4−ジオキシン
しくは6−イル;6H−1,3−オキサジン−2−もし
−2−もしくは3−もしくは5−もしくは6−イル;1
くは4−もしくは5−もしくは6−イル;4H−1,3
,4−ジオキシン−2−もしくは3−イル;1,2−ジ
−オキサジン−2−もしくは4−もしくは5−もしくは
チオラン−3−もしくは4−イル;3H−1,2−ジチ
6−イル;モルホリン−2−もしくは3−もしくは4−
オール−3−もしくは4−もしくは5−イル;1,3−
イル;3,4−ジヒドロ−2H−1,4−オキサジン−
ジチオラン−2−もしくは4−イル;1,3−ジチオー
2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6
ル−2−もしくは4−イル;1,2−ジチアン−3−も
−イル;3,6−ジヒドロ−2H−1,4−オキサジン
しくは4−イル;3,4−ジヒドロ−1,2−ジチイン
−2−もしくは3−もしくは5−もしくは6−イル;2
−3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;3
H−1,4−オキサジン−2−もしくは3−もしくは5
,6−ジヒドロ−1,2−ジチイン−3−もしくは4− 50
−もしくは6−イル;4H−1,4−オキサジン−2−
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もしくは3−イル;1,2−オキシアゼパン−2−もし
,7−ジヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−もしくは
くは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしく
4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;6,
は7−イル;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2−
7−ジヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−もしくは4
オキサゼピン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは
−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;1,3
5−もしくは6−もしくは7−イル;2,3,4,7−
−オキサゼピン−2−もしくは4−もしくは5−もしく
テトラヒドロ−1,2−オキサゼピン−2−もしくは3
は6−もしくは7−イル;1,4−オキシアゼパン−2
−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−
−もしくは3−もしくは5−もしくは6−もしくは7−
イル;2,3,6,7−テトラヒドロ−1,2−オキサ
イル;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−オキサ
ゼピン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−も
ゼピン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−も
しくは6−もしくは7−イル;2,5,6,7−テトラ 10
しくは6−もしくは7−イル;2,3,4,7−テトラ
ヒドロ−1,2−オキサゼピン−2−もしくは3−もし
ヒドロ−1,4−オキサゼピン−2−もしくは3−もし
くは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;
くは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;
4,5,6,7−テトラヒドロ−1,2−オキサゼピン
2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−オキサゼピン
−3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは
−2−もしくは3−もしくは5−もしくは6−もしくは
7−イル;2,3−ジヒドロ−1,2−オキサゼピン−
7−イル;2,5,6,7−テトラヒドロ−1,4−オ
2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしくは6
キサゼピン−2−もしくは3−もしくは5−もしくは6
−もしくは7−イル;2,5−ジヒドロ−1,2−オキ
−もしくは7−イル;4,5,6,7−テトラヒドロ−
サゼピン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−
1,4−オキサゼピン−2−もしくは3−もしくは4−
もしくは6−もしくは7−イル;2,7−ジヒドロ−1
もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;2,3−
,2−オキサゼピン−2−もしくは3−もしくは4−も 20
ジヒドロ−1,4−オキサゼピン−2−もしくは3−も
しくは5−もしくは6−もしくは7−イル;4,5−ジ
しくは5−もしくは6−もしくは7−イル;2,5−ジ
ヒドロ−1,2−オキサゼピン−3−もしくは4−もし
ヒドロ−1,4−オキサゼピン−2−もしくは3−もし
くは5−もしくは6−もしくは7−イル;4,7−ジヒ
くは5−もしくは6−もしくは7−イル;2,7−ジヒ
ドロ−1,2−オキサゼピン−3−もしくは4−もしく
ドロ−1,4−オキサゼピン−2−もしくは3−もしく
は5−もしくは6−もしくは7−イル;6,7−ジヒド
は5−もしくは6−もしくは7−イル;4,5−ジヒド
ロ−1,2−オキサゼピン−3−もしくは4−もしくは
ロ−1,4−オキサゼピン−2−もしくは3−もしくは
5−もしくは6−もしくは7−イル;1,2−オキサゼ
4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;4,
ピン−3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もし
7−ジヒドロ−1,4−オキサゼピン−2−もしくは3
くは7−イル;1,3−オキシアゼパン−2−もしくは
−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−
3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7 30
イル;6,7−ジヒドロ−1,4−オキサゼピン−2−
−イル;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,3−オキ
もしくは3−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イ
サゼピン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−
ル;1,4−オキサゼピン−2−もしくは3−もしくは
もしくは6−もしくは7−イル;2,3,4,7−テト
5−もしくは6−もしくは7−イル;イソチアゾリジン
ラヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−もしくは3−も
−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−イル;2
しくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル
,3−ジヒドロイソチアゾール−2−もしくは3−もし
;2,3,6,7−テトラヒドロ−1,3−オキサゼピ
くは4−もしくは5−イル;2,5−ジヒドロイソチア
ン−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−もしく
ゾール−2−もしくは3−もしくは4−もしくは5−イ
は6−もしくは7−イル;2,5,6,7−テトラヒド
ル;4,5−ジヒドロイソチアゾール−3−もしくは4
ロ−1,3−オキサゼピン−2−もしくは4−もしくは
−もしくは5−イル;1,3−チアゾリジン−−2−も
5−もしくは6−もしくは7−イル;4,5,6,7− 40
しくは3−もしくは4−もしくは5−イル;2,3−ジ
テトラヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−もしくは4
ヒドロ−1,3−チアゾール−2−もしくは3−もしく
−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;2,3
は4−もしくは5−イル;2,5−ジヒドロ−1,3−
−ジヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−もしくは3−
チアゾール−2−もしくは4−もしくは5−イル;4,
もしくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イ
5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−もしくは4−
ル;2,5−ジヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−も
もしくは5−イル;1,3−チアジナン−2−もしくは
しくは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル
3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;3,
;2,7−ジヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−もし
4−ジヒドロ−2H−1,3−チアジン−2−もしくは
くは4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;
3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;3,
4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゼピン−2−もしく
6−ジヒドロ−2H−1,3−チアジン−2−もしくは
は4−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;4 50
3−もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;5,
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6−ジヒドロ−2H−1,3−チアジン−2−もしくは
4−もしくは5−もしくは6−イル;5,6−ジヒドロ
−4H−1,3−チアジン−2−もしくは4−もしくは
5−もしくは6−イル;2H−1,3−チアジン−2−
もしくは4−もしくは5−もしくは6−イル;6H−1
,3−チアジン−2−もしくは4−もしくは5−もしく
は6−イル;4H−1,3−チアジン−2−もしくは4
−もしくは5−もしくは6−イルなどがある。「複素環
」のさらに別の例は、N、OおよびSの群からの3個の
ヘテロ原子を有する部分水素化もしくは完全水素化複素 10
環基であり、例えば1,4,2−ジオキサゾリジン−2
−もしくは3−もしくは5−イル;1,4,2−ジオキ
サゾール−3−もしくは5−イル;1,4,2−ジオキ
サジナン−2−もしくは−3−もしくは5−もしくは6
−イル;5,6−ジヒドロ−1,4,2−ジオキサジン
−3−もしくは5−もしくは6−イル;1,4,2−ジ
オキサジン−3−もしくは5−もしくは6−イル;1,
4,2−ジオキシアゼパン−2−もしくは3−もしくは
5−もしくは6−もしくは7−イル;6,7−ジヒドロ
−5H−1,4,2−ジオキシアゼピン−3−もしくは 20
5−もしくは6−もしくは7−イル;2,3−ジヒドロ
−7H−1,4,2−ジオキシアゼピン−2−もしくは
3−もしくは5−もしくは6−もしくは7−イル;2,
3−ジヒドロ−5H−1,4,2−ジオキシアゼピン−
2−もしくは3−もしくは5−もしくは6−もしくは7
−イル;5H−1,4,2−ジオキシアゼピン−3−も
しくは5−もしくは6−もしくは7−イル;7H−1,
4,2−ジオキシアゼピン−3−もしくは5−もしくは
6−もしくは7−イルである。さらに置換されていても
良い複素環の構造例を、下記にも示す。
30
【化4】
【0042】
上記で挙げた複素環は好ましくは、例えば、水素、ハロ
ゲン、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アルコキ
シ、シクロアルコキシ、アリールオキシ、アルコキシア
ルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、ハロ
シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロ
アリール、複素環、アルケニル、アルキルカルボニル、
シクロアルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテ
50
ロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、ヒドロ
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キシカルボニル、シクロアルコキシカルボニル、シクロ
ル−1−イル;1H−ピロール−2−イル;1H−ピロ
アルキルアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニル
ール−3−イル;フラン−2−イル;フラン−3−イル
アルキル、アリールアルコキシカルボニル、アリールア
;チエン−2−イル;チエン−3−イル、1H−イミダ
ルコキシカルボニルアルキル、アルキニル、アルキニル
ゾール−1−イル;1H−イミダゾール−2−イル;1
アルキル、アルキルアルキニル、トリスアルキルシリル
H−イミダゾール−4−イル;1H−イミダゾール−5
アルキニル、ニトロ、アミノ、シアノ、ハロアルコキシ
−イル;1H−ピラゾール−1−イル;1H−ピラゾー
、ハロアルキルチオ、アルキルチオ、ヒドロチオ、ヒド
ル−3−イル;1H−ピラゾール−4−イル;1H−ピ
ロキシアルキル、オキソ、ヘテロアリールアルコキシ、
ラゾール−5−イル、1H−1,2,3−トリアゾール
アリールアルコキシ、複素環アルコキシ、複素環アルキ
−1−イル、1H−1,2,3−トリアゾール−4−イ
ルチオ、複素環オキシ、複素環チオ、ヘテロアリールオ 10
ル、1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2H
キシ、ビスアルキルアミノ、アルキルアミノ、シクロア
−1,2,3−トリアゾール−2−イル、2H−1,2
ルキルアミノ、ヒドロキシカルボニルアルキルアミノ、
,3−トリアゾール−4−イル、1H−1,2,4−ト
アルコキシカルボニルアルキルアミノ、アリールアルコ
リアゾール−1−イル、1H−1,2,4−トリアゾー
キシカルボニルアルキルアミノ、アルコキシカルボニル
ル−3−イル、4H−1,2,4−トリアゾール−4−
アルキル(アルキル)アミノ、アミノカルボニル、アル
イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,
キルアミノカルボニル、ビスアルキルアミノカルボニル
2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オ
、シクロアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシカルボ
キサジアゾール−2−イル、1,2,3−オキサジアゾ
ニルアルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニル
ール−4−イル、1,2,3−オキサジアゾール−5−
アルキルアミノカルボニル、アリールアルコキシカルボ
イル、1,2,5−オキサジアゾール−3−イル、アゼ
ニルアルキルアミノカルボニルによって置換されている 20
ピニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピ
。
リジン−4−イル、ピラジン−2−イル、ピラジン−3
【0043】
−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル
基本構造が基のリスト(=群)または一般的に定義され
、ピリミジン−5−イル、ピリダジン−3−イル、ピリ
る基の群からの「1以上の基によって」置換されている
ダジン−4−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル
場合、それは各場合で、複数の同一および/または構造
、1,2,4−トリアジン−3−イル、1,2,4−ト
的に異なる基による同時置換を含む。
リアジン−5−イル、1,2,4−トリアジン−6−イ
【0044】
ル、1,2,3−トリアジン−4−イル、1,2,3−
部分飽和または完全飽和窒素複素環の場合、それが、炭
トリアジン−5−イル、1,2,4−、1,3,2−、
素を介して、または窒素を介して分子の残りの部分に連
1,3,6−および1,2,6−オキサジニル、イソオ
結されていることができる。
30
キサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、
【0045】
イソオキサゾール−5−イル、1,3−オキサゾール−
置換されている複素環基に好適な置換基は、下記で後に
2−イル、1,3−オキサゾール−4−イル、1,3−
具体的に挙げられる置換基であり、オキソおよびチオキ
オキサゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、
ソもある。そして、環炭素原子上の置換基としてのオキ
イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル
ソ基は、例えば、複素環におけるカルボニル基である。
、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール
結果的に、ラクトン類およびラクタム類も好ましく含ま
−4−イル、1,3−チアゾール−5−イル、オキセピ
れる。オキソ基は、各種酸化状態で存在し得る環ヘテロ
ニル、チエピニル、1,2,4−トリアゾロニルおよび
原子上に、例えばNおよびS上に存在しても良く、その
1,2,4−ジアゼピニル、2H−1,2,3,4−テ
場合、それらは複素環において例えば2価の基N(O)
トラゾール−5−イル、1H−1,2,3,4−テトラ
、S(O)(簡略してSOとも記載される)およびS( 40
ゾール−5−イル、1,2,3,4−オキサトリアゾー
O)2 (簡略してSO2 とも記載される)を形成してい
ル−5−イル、1,2,3,4−チアトリアゾール−5
る。−N(O)−および−S(O)−基の場合、各場合
−イル、1,2,3,5−オキサトリアゾール−4−イ
で両方のエナンチオマーが含まれる。
ル、1,2,3,5−チアトリアゾール−4−イルであ
【0046】
る。本発明によるヘテロアリール基も、1以上の同一も
本発明によれば、「ヘテロアリール」という表現は、ヘ
しくは異なる基によって置換されていても良い。2個の
テロ芳香族化合物、すなわち完全不飽和芳香族複素環化
隣接する炭素原子が別の芳香環の一部である場合、その
合物、好ましくは1から4個、好ましくは1個もしくは
系は縮合ヘテロ芳香族系であり、例えばベンゾ縮合また
2個の同一もしくは異なるヘテロ原子、好ましくはO、
は多環式ヘテロ芳香族である。好ましい例は、キノリン
SまたはNを有する5から7員環を表す。
類(例えばキノリン−2−イル、キノリン−3−イル、
本発明におけるヘテロアリールは、例えば1H−ピロー 50
キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−
( 40 )
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6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル)
イソチアゾール−3−イル、1,2−ベンゾイソチアゾ
;イソキノリン類(例えばイソキノリン−1−イル、イ
ール−4−イル、1,2−ベンゾイソチアゾール−5−
ソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソ
イル、1,2−ベンゾイソチアゾール−6−イル、1,
キノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキ
2−ベンゾイソチアゾール−7−イルの群からの5員も
ノリン−7−イル、イソキノリン−8−イル);キノキ
しくは6員ベンゾ縮合環もある。
ザリン;キナゾリン;シンノリン;1,5−ナフチリジ
【0047】
ン;1,6−ナフチリジン;1,7−ナフチリジン;1
「ハロゲン」という用語は、例えばフッ素、塩素、臭素
,8−ナフチリジン;2,6−ナフチリジン;2,7−
またはヨウ素を意味する。その用語を基について使用す
ナフチリジン;フタラジン;ピリドピラジン類;ピリド
る場合、「ハロゲン」は、例えばフッ素、塩素、臭素ま
ピリミジン類;ピリドピリダジン類;プテリジン類;ピ 10
たはヨウ素原子を意味する。
リミドピリミジン類である。ヘテロアリールの例には、
【0048】
1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−
本発明によれば、「アルキル」は、モノ置換もしくは多
イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール
置換されていても良い、好ましくは置換されていない直
−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−イン
鎖もしくは分岐の鎖状飽和炭化水素基を意味する。好ま
ドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1−
しい置換基は、ハロゲン原子、アルコキシ、ハロアルコ
ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル
キシ、シアノ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アミ
、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5
ノまたはニトロ基であり、特に好ましいものはメトキシ
−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラ
、メチル、フルオロアルキル、シアノ、ニトロ、フッ素
ン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−
、塩素、臭素またはヨウ素である。
ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン− 20
【0049】
4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベン
「ハロアルキル」、「−アルケニル」および「−アルキ
ゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−
ニル」は、それぞれ同一もしくは異なるハロゲン原子に
イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾ
よって部分置換もしくは完全置換されているアルキル、
ール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H
アルケニルおよびアルキニルを意味し、例えばモノハロ
−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−
アルキル、例えばCH2 CH2 Cl、CH2 CH2 Br
イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾ
、CHClCH3 、CH2 Cl、CH2 Fなど;パーハ
ール−2−イル、2H−インダゾール−3−イル、2H
ロアルキル、例えばCCl3
−インダゾール−4−イル、2H−インダゾール−5−
,CF2 CClF2
イル、2H−インダゾール−6−イル、2H−インダゾ
ハロアルキル、例えばCH2 CHFCl、CF2 CCl
ール−7−イル、2H−イソインドール−2−イル、2 30
FH、CF2 CBrFH、CH2 CF3 などであり;こ
H−イソインドール−1−イル、2H−イソインドール
こで、「パーハロアルキル」という用語は、パーフルオ
−3−イル、2H−イソインドール−4−イル、2H−
ロアルキルという用語も含む。
イソインドール−5−イル、2H−イソインドール−6
【0050】
−イル;2H−イソインドール−7−イル、1H−ベン
部分フッ素化アルキルは、フッ素によってモノ置換もし
ズイミダゾール−1−イル、1H−ベンズイミダゾール
くは多置換されている直鎖もしくは分岐の飽和炭化水素
−2−イル、1H−ベンズイミダゾール−4−イル、1
を意味し、対象のフッ素原子は、直鎖もしくは分岐のヒ
H−ベンズイミダゾール−5−イル、1H−ベンズイミ
ドロカルビル鎖の1以上の異なる炭素原子上の置換基と
ダゾール−6−イル、1H−ベンズイミダゾール−7−
して存在し得るものであり、例えばCHFCH3 、CH
イル、1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル、1,3
2
−ベンゾオキサゾール−4−イル、1,3−ベンゾオキ 40
、CHFCF2 CF3 である。
サゾール−5−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−6
【0051】
−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−7−イル、1,
部分フッ素化ハロアルキルは、少なくとも1個のフッ素
3−ベンゾチアゾール−2−イル、1,3−ベンゾチア
原子を有する異なったハロゲン原子により置換された直
ゾール−4−イル、1,3−ベンゾチアゾール−5−イ
鎖または分枝の飽和炭化水素を意味し、存在しても良い
ル、1,3−ベンゾチアゾール−6−イル、1,3−ベ
他のハロゲン原子はいずれも、フッ素、塩素または臭素
ンゾチアゾール−7−イル、1,2−ベンゾイソオキサ
、ヨウ素からなる群から選択される。相当するハロゲン
ゾール−3−イル、1,2−ベンゾイソオキサゾール−
原子は、直鎖または分枝のヒドロカルビル鎖の1以上の
4−イル、1,2−ベンゾイソオキサゾール−5−イル
異なる炭素原子上に置換基として存在し得る。また、部
、1,2−ベンゾイソオキサゾール−6−イル、1,2
分フッ素化ハロアルキルは、少なくとも1個のフッ素原
−ベンゾイソオキサゾール−7−イル、1,2−ベンゾ 50
子を含むハロゲンによる直鎖または分枝鎖の完全置換基
、
、
CClF2
、
CFCl2
CF2 CClFCF3 など;ポリ
CH2 F、CH2 CH2 CF3 、CHF2 、CH2 F
( 41 )
JP
79
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80
を含む。
ルプロプ−1−エン−1−イル、1−メチルプロプ−2
【0052】
−エン−1−イル、2−メチルプロプ−2−エン−1−
ハロアルコキシは、例えばOCF3 、OCHF2 、OC
イル、ブト−2−エン−1−イル、ブト−3−エン−1
H2 F、OCF2 CF3 、OCH2 CF3 およびOCH
−イル、1−メチルブト−3−エン−1−イルまたは1
CH2 Clであり、その状況はハロアルケニルおよび
−メチルブト−2−エン−1−イル、ペンテニル、2−
2
他のハロゲン置換された基にも当てはまる。
メチルペンテニルまたはヘキセニルである。
【0053】
【0056】
例として本明細書で言及される「(C1 −C4 )−アル
「アルキニル」という用語は、特に、複数の三重結合を
キル」という表現は、炭素原子について記載の範囲に従
有するか、1以上の三重結合と1以上の二重結合を有す
って1から4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐の 10
る直鎖または分枝の鎖状ヒドロカルビル基、例えば1,
アルキルについての省略表記法であり、すなわち、メチ
3−ブタトリエニルまたは3−ペンテン−1−イン−1
ル基、エチル基、1−プロピル基、2−プロピル基、1
−イルも含む。(C2 −C6 )−アルキニルは、例えば
−ブチル基、2−ブチル基、2−メチルプロピル基また
エチニル、プロパルギル、1−メチルプロプ−2−イン
はtert−ブチル基を包含する。それより大きい記載
−1−イル、2−ブチニル、2−ペンチニルまたは2−
範囲の炭素原子を有するアルキル基、例えば「(C1 −
ヘキシニル、好ましくはプロパルギル、ブト−2−イン
C6 )−アルキル」は、それに応じて、より大きい炭素
−1−イル、ブト−3−イン−1−イルまたは1−メチ
原子数を有する直鎖または分枝アルキル基、すなわち例
ルブト−3−イン−1−イルも含む。
を挙げれば5個および6個の炭素原子を有するアルキル
【0057】
基も更に包含する。
「シクロアルキル」という用語は、3から8個の環炭素
【0054】
20
原子を有する炭素環式飽和環系、例えばシクロプロピル
具体的な記載がない限り、複合基を含む炭化水素基、例
、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル
えばアルキル基、アルケニル基およびアルキニル基など
を意味する。置換されていても良いシクロアルキルの場
の場合には、1から6個の炭素原子、または2から6個
合、置換基を有する環状系が含まれ、シクロアルキル基
の炭素原子を有する低級炭素骨格が好ましい。複合基を
上に二重結合を有する置換基、例えばメチリデンのよう
含むアルキル基、例えばアルコキシ基、ハロアルキル基
なアルキリデン基も含まれる。置換されていても良いシ
などは、例えばメチル基、エチル基、n−プロピルまた
クロアルキルは、多環式脂肪族系も含み、例えばビシク
はi−プロピル基、n−、i−、t−もしくは2−ブチ
ロ[1.1.0]ブタン−1−イル、ビシクロ[1.1
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基
.0]ブタン−2−イル、ビシクロ[2.1.0]ペン
、i−ヘキシル基および1,3−ジメチルブチル基等、
タン−1−イル、ビシクロ[2.1.0]ペンタン−2
ヘプチル基、例えばn−へプチル基、1−メチルヘキシ 30
−イル、ビシクロ[2.1.0]ペンタン−5−イル、
ル基および1,4−ジメチルペンチル基であり、アルケ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル(ノルボルニ
ニル基およびアルキニル基は、アルキル基に相当する可
ル)、ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、ア
能な不飽和基として定義され、少なくとも1個の二重結
ダマンタン−1−イルおよびアダマンタン−2−イルが
合または三重結合が存在する。好ましいのは、1個の二
挙げられる。「(C3 −C7 )−シクロアルキル」とい
重結合または三重結合を有する基である。
う用語は、炭素原子について記載した範囲に相当する3
【0055】
から7個の炭素原子を有するシクロアルキルについての
「アルケニル」という用語は、特に、1以上の累積二重
簡潔な表記法である。
結合を有する直鎖または分枝の鎖状ヒドロカルビル基、
【0058】
例えば1,3−ブタジエニルおよび1,4−ペンタジエ
置換されているシクロアルキルの場合、スピロ環脂肪族
ニルだけでなく、1以上の累積二重結合を有するアレニ 40
系も含まれ、例えばスピロ[2.2]ペント−1−イル
ルまたはクムレニル基、例えばアレニル(1,2−プロ
、スピロ[2.3]ヘキス−1−イル、スピロ[2.3
ペジエニル)基、1,2−ブタジエニル基および1,2
]ヘキス−4−イル、3−スピロ[2.3]ヘキス−5
,3−ペンタトリエニル基も含む。アルケニルは、例え
−イルがある。
ば、更なるアルキル基によって置換されていても良いビ
【0059】
ニル基、例えばプロプ−1−エン−1−イル、ブト−1
「シクロアルケニル」は、好ましくは4から8個の炭素
−エン−1−イル、アリル、1−メチルプロプ−2−エ
原子を有する炭素環式非芳香族部分不飽和環系、例えば
ン−1−イル、2−メチルプロプ−2−エン−1−イル
1−シクロブテニル、2−シクロブテニル、1−シクロ
、ブト−2−エン−1−イル、1−メチルブト−3−エ
ペンテニル、2−シクロペンテニル、3−シクロペンテ
ン−1−イルおよび1−メチルブト−2−エン−1−イ
ニルまたは1−シクロヘキセニル、2−シクロヘキセニ
ル、2−メチルプロプ−1−エン−1−イル、1−メチ 50
ル、3−シクロヘキセニル、1,3−シクロヘキサジエ
( 42 )
JP
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82
ニルまたは1,4−シクロヘキサジエニルを意味し、シ
型で示されない全ての立体異性体およびその混合物に関
クロアルケニル上に二重結合を有する置換基、例えばメ
するものでもある。
チリデンのようなアルキリデン基も包含する。置換され
【0063】
ていても良いシクロアルケニル基の場合、置換されてい
合成:
るシクロアルキルについての説明が同様に当てはまる。
置換された2−アミドベンズイミダゾール類は、公知の
【0060】
方法によって製造することができる(J.
例えば(C1 −C1
0
)−アルキリデンの形態などの「
Chem.
2000,
アルキリデン」という用語は、二重結合を介して結合し
org.Med.
た直鎖もしくは分岐の鎖状炭化水素基の基を意味する。
6965;
アルキリデンについての可能な結合箇所は、当然のこと 10
008,
ながら、2個の水素原子が二重結合によって置き換わり
得る基本構造上の位置のみであり;基は、例えば=CH
2
、=CH−CH3 、=C(CH3 )−CH3 、=C(
Res.
52,
43, 4084;
Chem.
Bioorg.
Develop.
J. Med.
514; J.
Bio
16,
Org.
2007,
Chem.
2
Proc.
11,
2009,
Heterocyclic
CH3 )−C2 H5 または=C(C2 H5 )−C2 H5
Chem.
である。シクロアルキリデンは、二重結合を介して結合
0026192;WO2003106430;WO97
した炭素環基である。
04771;WO2000029384、WO2000
【0061】
032579参照)。各種文献的製造経路を用いて、核
「スタンニル」という用語は、スズ原子を含むさらに置
となる構造を形成し、一部は至適化した(図式1参照)
換された基を表し;「ゲルマニル」は同様に、ゲルマニ
。選択された詳細な合成例について、次のせクションで
ウム原子を含むさらに置換された基を表す。「ジルコニ 20
詳細に説明する。使用および調査した合成経路は、市販
ル」はジルコニウム原子を含むさらに置換された基を表
もしくは容易に製造可能な2−アミノ−3−ニトロ安息
す。「ハフニル」は、ハフニウム原子を含むさらに置換
香酸類または2,3−ジアミノベンゾニトリル類から進
された基を表す。「ボリル」、「ボロラニル」および「
行する。適宜の追加の置換を有する関連の2−アミノ−
ボリナニル」は、それぞれホウ素原子を含むさらに置換
3−ニトロ安息香酸は、塩化チオニルおよびアンモニア
されていて環状であっても良い基を表す。「プルムバニ
を用いて、相当する2−アミノ−3−ニトロベンズアミ
ル」は、鉛原子を含むさらに置換された基を表す。「ヒ
ドに変換することができ、それは、好適な溶媒中でパラ
ドラルギル」は、水銀原子を含むさらに置換された基を
ジウム/炭素の存在下に水素によって、または塩化スズ
表す。「アラニル」は、アルミニウム原子を含むさらに
(II)によって還元して、さらに置換されていても良
置換された基を表す。「マグネシル」は、マグネシウム
い2,3−ジアミノベンズアミドを得る。そうして得ら
原子を含むさらに置換された基を表す。「ジンシル」は 30
れた2,3−ジアミノベンズアミドを、各種反応の改変
、亜鉛原子を含むさらに置換された基を表す。
型、例えばカルボン酸との縮合、アルデヒドもしくはア
【0062】
ミドオキシムとの縮合による次の段階で、所望のベンズ
置換基の性質およびそれらが結合している形態に応じて
イミダゾール誘導体に変換することができる。あるいは
、一般式(I)の化合物は、立体異性体として存在し得
、2,3−ジアミノ安息香酸のカルボン酸との縮合によ
る。式(I)は、エナンチオマー、ジアステレオマー、
り、または2−アミノ−3−ニトロ安息香酸エステルの
ZおよびE異性体などの特定の三次元形態により定義さ
N−アシル化とそれに続くパラジウム/炭素の存在下で
れる可能な全ての立体異性体を包含する。
の水素による還元によって、相当するベンズイミダゾー
例えば、1つ以上のアルケニル基が存在する場合、ジア
ルを形成することもでき、カルボニル官能基は次の段階
ステレオマー(ZおよびE異性体)が生じ得る。例えば
で所望のアミドに変換することができる。本発明による
1以上の不斉炭素原子が存在する場合、エナンチオマー 40
化合物の合成の別の反応経路は、置換されていても良い
およびジアステレオマーが生じ得る。立体異性体は、一
2,3−ジアミノベンゾニトリルの相当するカルボン酸
般的な分離法によって製造において得られた混合物から
との縮合と、それに続くプロトン性溶媒(例:エタノー
得ることができる。クロマトグラフィー分離は、エナン
ル)中での水酸化物塩基(例:水酸化カリウムとの反応
チオマー過剰率またはジアステレオマー過剰率を見いだ
である。下記の図式1で挙げられている基R
すための分析的規模で、または生物試験のための試験試
R およびQは、上記で定義の意味を有する。
料を得るための分取規模でのいずれがで行うことができ
【化5】
る。同様に、光学活性原料および/または補助剤を用い
る立体選択的反応を用いることより、立体異性体を選択
的に製造することも可能である。そこで本発明は、一般
式(I)により包含されるが、それらの特定の立体異性 50
3
2001,
2008,
Med.Chem.
16, 3955;
693;
Med.
38, 979;WO200
1
2
、R
、
( 43 )
JP
83
2015-532650
A
2015.11.12
84
【0065】
置換された2−アミドベンゾオキサゾール類も同様に、
【0064】
20
公知の方法によって製造することができる(Bioor
得られたカルボキシル置換されたベンズイミダゾール類
g.
は、好適な溶媒中にて塩化チオニルを用い、次に置換さ
106;WO2010083220;US200901
れたアミンまたは置換されたスルホンアミドと反応させ
97863;WO9524379参照)。
ることで、相当するN−置換されたベンズイミダゾール
使用および調査した合成経路は、市販もしくは容易に製
類に変換することができる。非プロトン性溶媒中での好
造可能な2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香酸類または
適な塩基、例えば水素化ナトリウムによる脱プロトンと
それらの類縁のエステル類から進行する(図式3)。図
それに続く好適な求電子剤、例えばアシルクロライド、
式3には、例示的な形で、エチルエステルを用いる合成
アルキルハライドもしくはクロルギ酸化合物との反応に
手順を示してあるが、これは本発明による基の定義を限
よって、ベンズイミダゾール窒素原子の官能化が可能で
定するものではない。ここで、さらに置換されていても
ある。本発明に従って製造されたフルオロアルキル置換 30
良い個々の2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香酸エチル
された2−アミドベンズイミダゾール類のアミド基は、
を、THF中の好適な無水物を用いて、または好適なカ
2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,
ルボン酸との縮合によって、さらに置換されていても良
4−ジチアジホスフェタン2,4−ジスルフィドを用い
い相当するベンゾオキサゾールに変換する。次の段階で
て相当するチオアミドに変換することもでき、または非
、そのエチルエステルを、好適な水酸化物塩基(例:L
プロトン性溶媒(例:四塩化炭素)中での次亜塩素酸t
iOH、KOHまたはNaOH)を用いて開裂させて、
ert−ブチルおよびAIBNとの反応とそれに続く好
さらに置換されていても良いベンゾオキサゾリルカルボ
適な溶媒(例:トルエン)中での塩基(例:トリエチル
ン酸を得て、それを、塩化チオニルを用い、次に酸クロ
アミン)存在下でのジアルキルスルフィドとの反応によ
ライドのアンモニアとの反応によって、さらに置換され
る2段階合成で、相当する置換されたスルフィルイミン
ていても良い本発明による2−アミドベンゾオキサゾー
類に変換することもできる(参照図式2)。下記の図式 40
ルに変換する。下記の図式3に挙げられた基R
2に挙げた基R
1
、R
2
、R
3
3
およびQは上記で定義の
、R
意味を有する。さらに、図式2には、例示的に、本発明
Med. Chem.
2006,
14,
1
、R
6
2
およびQは、上記で定義の意味を有する。
【化7】
による基の代表例として、置換基メチル、エチルおよび
イソプロピルを示してある。本発明による化合物の製造
および使用については、下記の実施例によって説明する
。
【化6】
【0066】
50
置換された2−アミドベンゾチアゾール類は、やはり文
( 44 )
JP
85
2006,
A
2015.11.12
86
献から公知の方法に従って(Bioorg.
Chem.
2015-532650
14,
Med.
6106;WO2
010083199参照)、上記の合成経路と同様にし
て製造することができる。ここで、さらに置換されてい
ても良い2−ニトロ−3−クロロ安息香酸類を最初に、
好適な極性プロトン性溶媒(例:メタノールまたは水)
【0069】
中ナトリウムスルフィド水和物を用いて、相当する2−
2−アミノ−3−ニトロ安息香酸メチル(1.30g、
アミノ−3−ヒドロチオ安息香酸類に変換する(図式4
6.63mmol)を純粋THF(テトラヒドロフラン
)。ここで、さらに置換されていても良い対象の2−ア
)(10mL)に溶かし、トリエチルアミン(2.77
ミノ−3−ヒドロチオ安息香酸を、THF中の好適な無 10
mL、19.88mmol)を加え、混合物を室温でア
水物によって、または好適なカルボン酸との直接縮合に
ルゴン下に20分間撹拌した。その後、3−フルオロ−
よって、さらに置換されていても良い相当するベンゾチ
4−ブロモベンゾイルクロライド(19.88mmol
アゾリルカルボン酸に変換し、それを次に、塩化チオニ
)の純粋THF(5mL)中溶液をゆっくり滴下し、反
ルまたは別の好適な塩素化剤(例:オキサリルクロライ
応混合物を室温で4時間撹拌した。水を加えた後、水相
ド)を用い、次に酸クロライドをアンモニアと反応させ
を酢酸エチルで繰り返し抽出した。合わせた有機相を水
ることで、さらに置換されていても良い本発明による2
で再度抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃
−アミドベンゾチアゾールに変換する。下記の図式4で
縮した。得られた粗生成物のカラムクロマトグラフィー
挙げた基R
1
2
、R
、R
3
およびQは同様に、上記で定
による精製によって、2−アミノ−3−[(4−ブロモ
義の意味を有する。
−3−フルオロベンゾイル)アミノ]安息香酸メチルを
【化8】
20
得た。2−アミノ−3−[(4−ブロモ−3−フルオロ
ベンゾイル)アミノ]安息香酸メチル(5.26mmo
l)をメタノール(50mL)に溶かし、金属容器中で
、メタノール(30mL)中のパラジウム/炭素(含水
触媒、10%Pd、0.02当量、84mg、0.07
9mmol)に加えた。実験室リアクター中、水素を金
属容器に導入し、得られた反応混合物を室温で2バール
【0067】
の圧力で5時間撹拌した。変換完了後、触媒をセライト
下記の段落に記載の化学例において報告される
1
MR、
3
C NMRおよび
測定データ(
1
3
C
1
H
1
9
F
1
N
で濾過し、メタノールで洗浄した。溶媒を減圧下に注意
NMRスペクトル
H
深く留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリ
NMRの場合は400MHzおよび 30
NMRの場合は150MHzおよび
1 9
F
N
カゲル、n−ヘプタンおよび酢酸エチルを用いる勾配)
によって精製した。これによって、2−(4−ブロモ−
MRの場合は375MHz、溶媒:CDCl3 、CD3
3−フルオロフェニル)−1H−ベンズイミダゾール−
ODまたはd6 −DMSO、内部標準:テトラメチルシ
4−カルボン酸メチルを得て(理論量の49%)、それ
ランδ=0.00ppm)は、ブルカー(Bruker
を次の段階で、THF(1mL)および水(7mL)に
)の装置で得たものであり、列記されているシグナルは
部分的に溶解させ、水酸化ナトリウム(163mg、4
、次の意味を有する。すなわち、br=広い;s=一重
.08mmol)を加えた。得られた反応混合物を還流
線、d=二重線、t=三重線、dd=二重線の二重線、
下に3時間撹拌した。冷却して室温とした後、希HCl
ddd=二重線の二重線の二重線、m=多重線、q=四
を加えることでpH2から3とし、生成した沈澱を吸引
重線、quint=五重線、sext=六重線、sep
によって濾過し、ヘプタンで洗浄し、乾燥させた。この
t=七重線、dq=四重線の二重線、dt=三重線の二 40
ようにして、2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル
重線、tt=三重線の三重線である。
)−1H−ベンズイミダゾール−4−カルボン酸(理論
【0068】
量の75%)を得て、それを次にジクロロメタン(6m
合成例:
L)およびオキサリルクロライド(1.73mmol)
No.A1−13:2−(4−ブロモ−3−フルオロフ
に溶かし、触媒量のN,N−ジメチルホルムアミドを加
ェニル)−1,3−ベンズイミダゾール−4−カルボキ
えた。反応混合物を室温で15分間、次に70℃で2時
サミド
間撹拌し、その後完全に濃縮した。トルエンを加えた後
【化9】
、混合物を再度濃縮し、そうして得られた酸クロライド
を、それ以上精製せずにジオキサン(6mL)に溶かし
た。次に、冷却しながらアンモニア(気体)を導入し、
50
混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を完全に濃
( 45 )
JP
87
2015-532650
A
2015.11.12
88
縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
、n−ヘプタンおよび酢酸エチルを用いる勾配)によっ
て精製した。これによって、2−(4−ブロモ−3−フ
ルオロフェニル)−1,3−ベンズイミダゾール−4−
カルボキサミド(620mg、理論量の81%)を得た
。
1
H−NMR(400MHz
【0073】
、d6 −DMSOδ、ppm)13.55(s、1H、
室温で、そしてアルゴン下に、4−(4−カルバモイル
NH)、9.23(s、1H、NH)、8.25(d、
−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)ピペリジン−
1H)、8.05(d、1H)、7.90(m、2H)
、7.75(m、2H)、7.41(t、1H)。
1−カルボン酸tert−ブチル(1.0g、2.9m
10
mol)を純粋ジクロロメタン(10mL)に溶かし、
【0070】
高撹拌しながらトリフルオロ酢酸(2.5mL)をゆっ
No.A1−181:4−(4−カルバモイル−1H−
くり加えた。変換をTLCおよび分析HPLCによって
ベンズイミダゾール−2−イル)ピペリジン−1−カル
連続的に管理しながら、この反応溶液をさらに1時間撹
ボン酸tert−ブチル
拌した。次に、pH9に達するまで、撹拌しながら、重
【化10】
炭酸ナトリウム水溶液を注意深く加えた。水相と有機相
を一緒に、ロータリーエバポレータで減圧下に完全に濃
縮し、残った固体をエタノールで磨砕した。エタノール
相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し
た。これによって、2−(ピペリジン−4−イル)−1
20
H−ベンズイミダゾール−4−カルボキサミド(300
1
【0071】
mg、理論量の40%)を無色固体の形で得た。
H−
室温で、2,3−ジアミノベンズアミド(500mg、
NMR(400MHz、CD3 ODδ、ppm)7.8
3.30mmol)および1−N−Boc−4−ピペリ
8(d、1H)、7.69(d、1H)、7.29(t
ジンカルボキシアルデヒド(776mg、3.63mm
、1H)、3.15(m、3H)、2.80(m、2H
ol)を最初にDMA(ジメチルアミド)に入れた。高
)、2.10(m、2H)、1.90(m、2H)。
撹拌しながら、重亜硫酸ナトリウム(585mg、5.
【0074】
62mmol)を室温で加え、反応溶液を130℃で5
No.B1−18:2−(2,4−ジクロロフェニル)
時間撹拌した。冷却して室温とした後、水を加え、反応
−1,3−ベンゾオキサゾール−4−カルボキサミド
混合物をジクロロメタンで十分に繰り返し抽出した。
【化12】
合わせた有機相を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、 30
減圧下に濃縮し、カラムクロマトグラフィー(勾配:酢
酸エチル/ヘプタン)によって精製した。これによって
、4−(4−カルバモイル−1H−ベンズイミダゾール
−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブ
チル(1.0g、理論量の88%)を無色固体の形で得
た。
1
【0075】
H−NMR(4
室温で、3−ヒドロキシ−2−ニトロ安息香酸メチル8
00MHz、CDCl3 δ、ppm)9.70(brs
g(40.58mmol)を酢酸およびエタノールの混
、1H、NH)、8.10(s、1H)、7.60(s
合物(1:1)160mLに溶かした。鉄粉9.971
、1H)、7.30(t、1H)、5.90(brs、
g(178.55mmol)を溶液に加え、混合物を2
1H、NH)、3.12(m、1H)、2.10(m、 40
時間加熱沸騰させた。混合物を冷却して室温とし、水5
2H)、1.90(m、2H)、1.65(m、4H)
0mLを加え、混合物を酢酸エチル100mLで2回抽
、1.50(s、9H)。
出した。有機相を中性となるまで希重炭酸ナトリウム溶
【0072】
液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧下
No.A1−130:2−(ピペリジン−4−イル)−
に除去して、所望の2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香
1H−ベンズイミダゾール−4−カルボキサミド
酸メチル6.50g(理論量の95%)を得た。
【化11】
NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、ppm単位
1
H−
)9.66(s、1H)、7.20(d、1H)、6.
81(d、1H)、6.39(t、1H)、6.09(
brs、2H)、3.78(s、3H)。マイクロ波バ
50
イアル中、2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香酸メチル
( 46 )
JP
89
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A
2015.11.12
90
700mg(4.19mmol)、2,4−ジクロロベ
【0076】
ンゾイルクロライド877mg(4.19mmol)お
No.B1−321:2−(ペンタフルオロエチル)−
よび4−メチルベンゼンスルホン酸・1水和物210m
1,3−ベンゾオキサゾール−4−カルボキサミド
g(0.838mmol)をキシレン10mLに懸濁さ
【化13】
せた。バイアルをセプタムキャップで密閉し、混合物を
Biotage
Initiator
Sixtyマイ
クロ波装置において160℃で25分間加熱した。冷却
して室温とした後、溶媒を減圧下に除去し、粗生成物を
カラムクロマトグラフィー(n−ヘプタン:酢酸エチル
【0077】
4:1→酢酸エチル)によって精製して、2−(2,4 10
2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香酸エチル(250m
−ジクロロフェニル)−1,3−ベンゾオキサゾール−
g、1.38mmol)を純粋THF(テトラヒドロフ
4−カルボン酸メチル500mg(理論量の35%)を
ラン)(3mL)に溶かし、アルゴン下に、冷却して−
得た。
1
78℃の温度とした。無水ペンタフルオロプロピオン酸
H−NMR(CDCl3 δ、ppm単位):8.21(
(471mg、1.52mmol)の純粋THF(2m
d、1H)、8.08(d、1H)、7.81(dd、
L)中溶液をゆっくり滴下し、反応混合物を−78℃で
1H)、7.59(d、1H)、7.48(t、1H)
30分間、次に室温で1時間撹拌した。水を加えた後、
、7.42(dd、1H)、4.05(s、3H)。2
水相をジクロロメタンで繰り返し抽出した。合わせた有
−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ベンゾオキ
機相を水で再度抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾
サゾール−4−カルボン酸メチル450mg(1.40
過し、濃縮した。得られた粗生成物のカラムクロマトグ
mmol)および2N水酸化ナトリウム水溶液0.83 20
ラフィーによる精製によって、2−(ペンタフルオロエ
8mLをTHF
10mLおよび水2mLに溶かした。
チル)−1,3−ベンゾオキサゾール−4−カルボン酸
溶液を室温で終夜撹拌したところ、固体が沈澱した。懸
エチル(400mg、理論量の94%)を得た。2−(
濁液を2N塩酸で酸性とし、得られた固体を吸引によっ
ペンタフルオロエチル)−1,3−ベンゾオキサゾール
て濾過した。固体を風乾して、所望の2−(2,4−ジ
−4−カルボン酸エチル(200mg、0.65mmo
クロロフェニル)−1,3−ベンゾオキサゾール−4−
l)を純粋THF(1mL)に溶かした。水(5mL)
カルボン酸300mg(理論量の66%)を得た。
1
H
および水酸化ナトリウム(65mg、1.62mmol
−NMR(CDCl3 δ、ppm単位):11.62(
)を加えた後、得られた反応混合物を還流条件下に3時
brs、1H)、8.23−8.18(m、2H)、7
間撹拌した。冷却して室温とした後、希塩酸を、弱酸性
.88(d、1H)、7.67(d、1H)、7.60
pHが得られるように注意深く加えた。水相を酢酸エチ
(t、1H)、7.49(dd、1H)。2−(2,4 30
ルで繰り返し激しく抽出した。合わせた有機相を水で再
−ジクロロフェニル)−1,3−ベンゾオキサゾール−
度抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、濃縮し
4−カルボン酸250mg(0.81mmol)、1−
た。このようにして、2−(ペンタフルオロエチル)−
ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール132mg(0
1,3−ベンゾオキサゾール−4−カルボン酸(190
.97mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル
mg、理論量の99%)を得て、それの部分量(130
)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩171mg(0.
mg、0.46mmol)をジクロロメタン(2mL)
89mmol)およびDMAP
10mgをジクロロメ
およびオキサリルクロライド(0.03mL、0.39
タン5mLに溶かした。混合物を室温で15分間撹拌し
mmol)に溶かし、触媒量のN,N−ジメチルホルム
、0.5Mアンモニアの1,4−ジオキサン中溶液1.
アミドを加えた。反応混合物を室温で15分間、次に7
78mLを滴下した。混合物を室温で2時間撹拌し、有
0℃で3時間撹拌し、次に溶媒留去して乾固させた。ト
機相を0.5N塩酸で2回、希重炭酸ナトリウム溶液で 40
ルエン添加後、混合物を再度濃縮し、そうして得られた
1回洗浄した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をアセト
酸クロライドを、それ以上精製せずに、テトラヒドロフ
ニトリルに懸濁させ、超音波浴で加熱した。
ラン(5mL)に溶かした。次に、冷却しながらアンモ
固体を吸引によって濾過し、風乾した。これによって、
ニア(気体)を導入し、混合物を室温で1時間撹拌した
2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ベンゾオ
。反応混合物を留去して乾固させ、残留物をカラムクロ
キサゾール−4−カルボキサミド120mg(理論量の
マトグラフィー(シリカゲル、n−ヘプタンおよび酢酸
45%)を得た。
1
H−NMR(DMSO−d6 δ、p
エチルを用いる勾配)によって精製した。
pm単位):8.42(brs、1H)、8.33(d
これによって、2−(ペンタフルオロエチル)−1,3
、1H)、8.07−8.01(m、3H)、7.98
−ベンゾオキサゾール−4−カルボキサミドを無色固体
(d、1H)、7.71(d、1H)、7.62(dd
の形で得た(21mg、理論量の16%)。
、1H)。
50
1
H−NM
R(400MHz、CDCl3 δ、ppm)8.37(
( 47 )
JP
2015-532650
91
A
2015.11.12
92
d、1H)、8.36(brs、1H、NH)、7.8
8.19(d、1H)、7.73(dd、1H)、6.
8(d、1H)、7.71(dd、1H)、5.93(
03(brs、1H、NH);
brs、1H、NH)。
MHz、d6 −DMSOδ、ppm)−82.7、−1
【0078】
08.9。
No.C1−321:2−(ペンタフルオロエチル)−
【0080】
1,3−ベンゾチアゾール−4−カルボキサミド
上記で記載し、下記の表で列記した製造例と同様に、そ
【化14】
して一般式(I)の置換された2−アミドベンズイミダ
1
9
F−NMR(375
ゾール類、2−アミドベンゾオキサゾール類および2−
アミドベンゾチアゾール類の製造についての一般的詳細
10
説明を考慮して、下記の化合物が得られる。
【0081】
1
2
A1.R
3−クロロ−2−ニトロ安息香酸(500mg、2.4
1
8mmol)および硫化ナトリウム・9水和物(1.6
る一般式(I)の化合物A1−1からA1−1000(
1g、6.69mmol)を水に溶かし、還流条件下に
No1から1000;化合物A1−1からA1−100
数時間撹拌した。冷却して室温とした後、反応混合物を
0に相当)
、希塩酸を用いてpH5に調節した。得られた沈澱を吸
【化15】
、Z
2
引濾過し、水で繰り返し洗浄し、完全に乾燥して、2−
アミノ−3−ヒドロチオ安息香酸を無色固体の形で得た
(250mg、理論量の59%)。2−アミノ−3−ヒ 20
ドロチオ安息香酸(250mg、1.48mmol)を
純粋THF(テトラヒドロフラン)(5mL)に溶かし
、アルゴン下に、冷却して−78℃の温度とした。無水
ペンタフルオロプロピオン酸(560mg、1.77m
mol)の純粋THF(3mL)中溶液をゆっくり滴下
し、反応混合物を−78℃で30分間、次に室温で1時
間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレータで除去し、
残留物をジクロロメタンに取った。水を加えた後、水相
をジクロロメタンで繰り返し抽出した。合わせた有機相
を水で再度抽出し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し 30
、濃縮した。得られた粗生成物のカラムクロマトグラフ
ィーによる精製によって、2−(ペンタフルオロエチル
)−1,3−ベンゾチアゾール−4−カルボン酸(23
0mg、理論量の52%)を得て、それを次にジクロロ
メタン(4mL)およびオキサリルクロライド(0.0
6mL、0.78mmol)に溶かし、触媒量のN,N
−ジメチルホルムアミドを加えた。反応混合物を室温で
15分間、次に70℃で3時間撹拌し、次に溶媒留去し
て乾固させた。トルエンを加えた後、混合物を再度濃縮
し、そうして得られた酸クロライドを、それ以上精製せ 40
ずに、テトラヒドロフラン(5mL)に溶かした。次に
、冷却しながらアンモニア(気体)を導入し、混合物を
室温で1時間撹拌した。反応混合物を留去して乾固させ
、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n
−ヘプタンおよび酢酸エチルを用いる勾配)によって精
製した。これによって、2−(ペンタフルオロエチル)
−1,3−ベンゾチアゾール−4−カルボキサミドを無
色固体の形で得た(60mg、理論量の28%)。
1
H
−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)9.
11(brs、1H、NH)、8.59(d、1H)、 50
【表1】
、R およびR
3
【0079】
が水素を表し、Q、W、Z
4
およびR が下記の表1における定義に相当す
( 48 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 49 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 50 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 51 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 52 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 53 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 54 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 55 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 56 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 57 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 58 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 59 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 60 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 61 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 62 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 63 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 64 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 65 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 66 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 67 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 68 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 69 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 70 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 71 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 72 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 73 )
JP
2015-532650
143
A
2015.11.12
144
し、XがN−R
Q、W、Z
1
4
を表し、対象の個々の化合物における
2
、Z およびR
4
が表1で与えられる基の
定義に相当する一般式(I)の化合物A7−1からA7
−1000(No1から1000;化合物A7−1から
A7−1000に相当)。
【0088】
A8.R
1
3
およびR
し、XがN−R
Q、W、Z
10
1
4
が水素を表し、R
2
がエチルを表
を表し、対象の個々の化合物における
2
、Z およびR
4
が表1で与えられる基の
定義に相当する一般式(I)の化合物A8−1からA8
−1000(No1から1000;化合物A8−1から
A8−1000に相当)。
【0089】
【0082】
A2.R
1
A9.R
3
およびR
が水素を表し、R
ロメチルを表し、XがN−R
合物におけるQ、W、Z
1
4
2
がトリフルオ
1
3
およびR
ピルを表し、XがN−R
を表し、対象の個々の化
におけるQ、W、Z
2
、Z およびR
4
が水素を表し、R
1
4
2
がシクロプロ
を表し、対象の個々の化合物
2
、Z およびR
4
が表1で与えら
が表1で与
れる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A9−1
えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A2
からA9−1000(No1から1000;化合物A9
−1からA2−1000(No1から1000;化合物
−1からA9−1000に相当)。
A2−1からA2−1000に相当)。
20
【0083】
A3.R
1
A10.R
3
およびR
し、XがN−R
Q、W、Z
1
【0090】
4
が水素を表し、R
2
がメチルを表
1
およびR
3
が水素を表し、R
ルシリルエチニルを表し、XがN−R
を表し、対象の個々の化合物における
個々の化合物におけるQ、W、Z
2
、Z
およびR
4
1
4
、Z
2
がトリメチ
を表し、対象の
2
4
およびR
が
が表1で与えられる基の
表1で与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化
定義に相当する一般式(I)の化合物A3−1からA3
合物A10−1からA10−1000(No1から10
−1000(No1から1000;化合物A3−1から
00;化合物A10−1からA10−1000に相当)
A3−1000に相当)。
。
【0084】
A4.R
1
【0091】
3
およびR
し、XがN−R
Q、W、Z
1
4
が水素を表し、R
2
がフッ素を表
を表し、対象の個々の化合物における 30
2
、Z
およびR
4
が表1で与えられる基の
A11.R
1
およびR
を表し、XがN−R
けるQ、W、Z
1
4
、Z
3
が水素を表し、R
2
がエチニル
を表し、対象の個々の化合物にお
2
4
およびR が表1で与えられる
定義に相当する一般式(I)の化合物A4−1からA4
基の定義に相当する一般式(I)の化合物A11−1か
−1000(No1から1000;化合物A4−1から
らA11−1000(No1から1000;化合物A1
A4−1000に相当)。
1−1からA11−1000に相当)。
【0085】
R
1
およびR
N−R
Z
1
4
、Z
【0092】
3
が水素を表し、R
2
が塩素を表し、Xが
A12.R
1
およびR
を表し、対象の個々の化合物におけるQ、W、
を表し、XがN−R
2
けるQ、W、Z
4
およびR
が表1で与えられる基の定義に相
1
4
、Z
3
が水素を表し、R
2
がフェニル
を表し、対象の個々の化合物にお
2
4
およびR が表1で与えられる
当するA5.一般式(I)の化合物A5−1からA5−
基の定義に相当する一般式(I)の化合物A12−1か
1000(No1から1000;化合物A5−1からA 40
らA12−1000(No1から1000;化合物A1
5−1000に相当)。
2−1からA12−1000に相当)。
【0086】
A6.R
1
、XがN−R
、W、Z
1
【0093】
3
およびR
4
が水素を表し、R
2
が臭素を表し
A13.R
1
およびR
3
を表し、対象の個々の化合物におけるQ
ピルを表し、XがN−R
2
におけるQ、W、Z
、Z およびR
4
が表1で与えられる基の定
1
が水素を表し、R
4
2
がイソプロ
を表し、対象の個々の化合物
2
、Z およびR
4
が表1で与えら
義に相当する一般式(I)の化合物A6−1からA6−
れる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A13−
1000(No1から1000;化合物A6−1からA
1からA13−1000(No1から1000;化合物
6−1000に相当)。
A13−1からA13−1000に相当)。
【0087】
A7.R
1
【0094】
およびR
3
が水素を表し、R
2
がヨウ素を表 50
A14.R
1
およびR
3
が水素を表し、R
2
がジフルオ
( 74 )
JP
2015-532650
145
ロメチルを表し、XがN−R
合物におけるQ、W、Z
1
4
A
2015.11.12
146
を表し、対象の個々の化
Q、W、Z
2
2
、Z およびR
4
が表1で与えられる基の
が表1で与
定義に相当する一般式(I)の化合物A21−1からA
えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A1
21−1000(No1から1000;化合物A21−
4−1からA14−1000(No1から1000;化
1からA21−1000に相当)。
合物A14−1からA14−1000に相当)。
【0102】
【0095】
A22.R
A15.R
1
2
およびR
表し、XがN−R
るQ、W、Z
1
4
、Z
、Z およびR
4
1
が水素を表し、R
3
がフッ素を
2
およびR
し、XがN−R
1
4
3
が水素を表し、R
1
が臭素を表
を表し、対象の個々の化合物における
2
Q、W、Z
2
定義に相当する一般式(I)の化合物A22−1からA
およびR
4
が表1で与えられる基
、Z およびR
4
を表し、対象の個々の化合物におけ
が表1で与えられる基の
の定義に相当する一般式(I)の化合物A15−1から 10
22−1000(No1から1000;化合物A22−
A15−1000(No1から1000;化合物A15
1からA22−1000に相当)。
−1からA15−1000に相当)。
【0103】
【0096】
A23.R
A16.R
1
2
およびR
し、XがN−R
4
が水素を表し、R
3
が塩素を表
2
およびR
3
が水素を表し、R
オロメチルを表し、XがN−R
1
4
1
がトリフル
を表し、対象の個々の
2
化合物におけるQ、W、Z
2
が表1で与えられる基の
与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A
定義に相当する一般式(I)の化合物A16−1からA
23−1からA23−1000(No1から1000;
16−1000(No1から1000;化合物A16−
化合物A23−1からA23−1000に相当)。
1からA16−1000に相当)。
【0104】
Q、W、Z
、Z
およびR
4
【0097】
A17.R
1
20
2
およびR
し、XがN−R
4
が水素を表し、R
3
が臭素を表
A24.R
2
およびR
3
、Z およびR
4
を表し、対象の個々の化合物における
1
が水素を表し、R
1
がメチルを
表し、対象の個々の化合物におけるQ、W、Z
4
が表1で
1
、Z
2
を表し、対象の個々の化合物における
およびR
2
が表1で与えられる基の
式(I)の化合物A24−1からA24−1000(N
定義に相当する一般式(I)の化合物A17−1からA
o1から1000;化合物A24−1からA24−10
17−1000(No1から1000;化合物A17−
00に相当)。
1からA17−1000に相当)。
【0105】
【0098】
A25.R
Q、W、Z
A18.R
1
1
、Z
およびR
2
およびR
4
が水素を表し、R
オロメチルを表し、XがN−R
化合物におけるQ、W、Z
1
4
3
がトリフル
が表1で与えられる基の定義に相当する一般
1
およびR
表し、XがN−R
1
4
2
がフッ素を表し、R
3
が水素を
を表し、対象の個々の化合物におけ
2
るQ、W、Z
2
の定義に相当する一般式(I)の化合物A25−1から
、Z
およびR
4
が表1で 30
、Z
4
を表し、対象の個々の
およびR が表1で与えられる基
与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A
A25−1000(No1から1000;化合物A25
18−1からA18−1000(No1から1000;
−1からA25−1000に相当)。
化合物A18−1からA18−1000に相当)。
【0106】
【0099】
A26.R
A19.R
1
2
およびR
表し、XがN−R
4
が水素を表し、R
3
がメチルを
1
およびR
表し、XがN−R
1
4
2
がメチルを表し、R
3
が水素を
を表し、対象の個々の化合物におけ
2
るQ、W、Z
2
が表1で与えられる基
の定義に相当する一般式(I)の化合物A26−1から
の定義に相当する一般式(I)の化合物A19−1から
A26−1000(No1から1000;化合物A26
るQ、W、Z
1
、Z
およびR
4
A19−1000(No1から1000;化合物A19
−1からA19−1000に相当)。
A20.R
およびR
表し、XがN−R
るQ、W、Z
【0107】
A27.R
3
1
4
、Z
が水素を表し、R
1
がフッ素を
1
およびR
し、XがN−R
2
Q、W、Z
4
が表1で与えられる基
2
がそれらが結合している原子と
ともに縮合フェニル環を形成しており、R
を表し、対象の個々の化合物におけ
およびR
およびR が表1で与えられる基
−1からA26−1000に相当)。
40
【0100】
2
、Z
4
を表し、対象の個々の化合物におけ
1
4
3
が水素を表
を表し、対象の個々の化合物における
2
、Z およびR
4
が表1で与えられる基の
の定義に相当する一般式(I)の化合物A20−1から
定義に相当する一般式(I)の化合物A27−1からA
A20−1000(No1から1000;化合物A20
27−1000(No1から1000;化合物A27−
−1からA20−1000に相当)。
1からA27−1000に相当)。
【0101】
A21.R
2
【0108】
3
およびR
し、XがN−R
4
が水素を表し、R
1
が塩素を表
を表し、対象の個々の化合物における 50
A28.R
2
およびR
3
がそれらが結合している原子と
ともに縮合フェニル環を形成しており、R
1
が水素を表
( 75 )
JP
2015-532650
1
、Z およびR
147
よびR
2015.11.12
148
し、対象の個々の化合物におけるQ、W、Z
4
A
1
2
、Z
お
物におけるQ、W、Z
2
4
が表1で与え
が表1で与えられる基の定義に相当する一般式
られる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A35
(I)の化合物A28−1からA28−1000(No
−1からA35−1000(No1から1000;化合
1から1000;化合物A28−1からA28−100
物A35−1からA35−1000に相当)。
0に相当)。
【0116】
【0109】
A29.R
1
A36.R
3
およびR
を表し、XがN−R
けるQ、W、Z
1
4
が水素を表し、R
2
がメトキシ
1
およびR
3
が水素を表し、R
ロフェニルを表し、XがN−R
1
4
2
が4−クロ
を表し、対象の個々の
2
2
与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A
、Z
化合物におけるQ、W、Z
およびR
4
が表1で与えられる
、Z およびR
4
を表し、対象の個々の化合物にお
が表1で
基の定義に相当する一般式(I)の化合物A29−1か 10
36−1からA36−1000(No1から1000;
らA29−1000(No1から1000;化合物A2
化合物A36−1からA36−1000に相当)。
9−1からA29−1000に相当)。
【0117】
【0110】
A37.R
A30.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
オロメトキシを表し、XがN−R
4
2
がトリフル
1
およびR
3
が水素を表し、R
フェニルを表し、XがN−R
1
4
2
が2−チオ
を表し、対象の個々の化
2
合物におけるQ、W、Z
2
が表1
えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A3
で与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物
7−1からA37−1000(No1から1000;化
A30−1からA30−1000(No1から1000
合物A37−1からA37−1000に相当)。
;化合物A30−1からA30−1000に相当)。
【0118】
の化合物におけるQ、W、Z
、Z
およびR
4
【0111】
A31.R
1
20
3
およびR
が水素を表し、R
オロメチルチオを表し、XがN−R
4
2
がトリフル
A38.R
1
およびR
3
ニルを表し、XがN−R
1
、Z およびR
4
を表し、対象の個々
1
が水素を表し、R
4
2
が表1で与
が2−フラ
を表し、対象の個々の化合物
2
におけるQ、W、Z
2
が表
れる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A38−
1で与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合
1からA38−1000(No1から1000;化合物
物A31−1からA31−1000(No1から100
A38−1からA38−1000に相当)。
0;化合物A31−1からA31−1000に相当)。
【0119】
【0112】
A39.R
々の化合物におけるQ、W、Z
A32.R
1
3
およびR
1
、Z
およびR
が水素を表し、R
ロメトキシを表し、XがN−R
化合物におけるQ、W、Z
1
4
2
4
がジフルオ
1
およびR
、Z およびR
4
を表し、対象の個
3
が水素を表し、R
キシルを表し、XがN−R
1
が表1で与えら
4
2
がシクロヘ
を表し、対象の個々の化合
2
物におけるQ、W、Z
2
られる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A39
、Z
およびR
4
が表1で 30
、Z およびR
4
を表し、対象の個々の
が表1で与え
与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A
−1からA39−1000(No1から1000;化合
32−1からA32−1000(No1から1000;
物A39−1からA39−1000に相当)。
化合物A32−1からA32−1000に相当)。
【0120】
【0113】
A40.R
A33.R
1
3
およびR
を表し、XがN−R
4
が水素を表し、R
2
がエテニル
1
およびR
3
が水素を表し、R
ラヒドロフラニルを表し、XがN−R
1
4
が2−テト
を表し、対象の
2
4
を表し、対象の個々の化合物にお
個々の化合物におけるQ、W、Z
2
が表1で与えられる
表1で与えられる基の定義に相当する一般式(I)の化
基の定義に相当する一般式(I)の化合物A33−1か
合物A40−1からA40−1000(No1から10
けるQ、W、Z
1
、Z
およびR
4
らA33−1000(No1から1000;化合物A3
3−1からA33−1000に相当)。
A34.R
およびR
が
00;化合物A40−1からA40−1000に相当)
40
【0114】
1
、Z
2
。
【0121】
3
およびR
チルを表し、XがN−R
におけるQ、W、Z
1
が水素を表し、R
4
、Z
2
がシクロブ
A41.R
1
およびR
3
が水素を表し、R
を表し、対象の個々の化合物
エトキシを表し、XがN−R
2
合物におけるQ、W、Z
およびR
4
が表1で与えら
1
4
2
がメトキシ
を表し、対象の個々の化
2
、Z およびR
4
が表1で与
れる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A34−
えられる基の定義に相当する一般式(I)の化合物A4
1からA34−1000(No1から1000;化合物
1−1からA41−1000(No1から1000;化
A34−1からA34−1000に相当)。
合物A41−1からA41−1000に相当)。
【0115】
A35.R
1
【0122】
3
およびR
が水素を表し、R
ンチルを表し、XがN−R
4
2
がシクロペ
を表し、対象の個々の化合 50
B1.R
1
1
およびZ
2
、R およびR
2
3
が水素を表し、Q、W、Z
が下記の表2における定義に相当する一般
( 76 )
149
式(I)の化合物B1−1からB1−700(No1か
ら700;化合物B1−1からB1−700に相当)
【化16】
【表2】
JP
2015-532650
150
A
2015.11.12
( 77 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 78 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 79 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 80 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 81 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 82 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 83 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 84 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 85 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 86 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 87 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 88 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 89 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 90 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 91 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 92 )
JP
2015-532650
A
2015.11.12
( 93 )
JP
183
2015-532650
A
2015.11.12
184
【0123】
B2.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がフッ素を表
し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
1
、Z
2
、Z が表2で与えられる基の定義に相当する一
般式(I)の化合物B2−1からB2−700(No1
から700;化合物B2−1からB2−700に相当)
。
【0124】
30
B3.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
が塩素を表し
、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W、
1
Z 、Z
2
が表2で与えられる基の定義に相当する一般
式(I)の化合物B3−1からB3−700(No1か
ら700;化合物B3−1からB3−700に相当)。
【0125】
B4.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
が臭素を表し
、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W、
1
Z 、Z
2
が表2で与えられる基の定義に相当する一般
式(I)の化合物B4−1からB4−700(No1か
40
ら700;化合物B4−1からB4−700に相当)。
【0126】
B5.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がヨウ素を表
し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
1
、Z
2
、Z が表2で与えられる基の定義に相当する一
般式(I)の化合物B5−1からB5−700(No1
から700;化合物B5−1からB5−700に相当)
。
【0127】
B6.R
50
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がトリフルオ
ロメチルを表し、XがOを表し、対象の個々の化合物に
( 94 )
JP
2015-532650
185
おけるQ、W、Z
1
2
2015.11.12
186
が表2で与えられる基の定義
般式(I)の化合物B13−1からB13−700(N
に相当する一般式(I)の化合物B6−1からB6−7
o1から700;化合物B13−1からB13−700
00(No1から700;化合物B6−1からB6−7
に相当)。
00に相当)。
【0135】
【0128】
C1.R
B7.R
1
、Z
A
3
およびR
が水素を表し、R
2
1
がメチルを表
し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
、Z
1
、Z
2
1
およびZ
2
、R およびR
2
3
が水素を表し、Q、W、Z
が上記の表2における定義に相当する一般
式(I)の化合物C1−1からC1−700(No1か
が表2で与えられる基の定義に相当する一
ら700;化合物C1−1からC1−700に相当)
般式(I)の化合物B7−1からB7−700(No1
【化17】
から700;化合物B7−1からB7−700に相当) 10
。
【0129】
B8.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がメトキシを
表し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、
W、Z
1
、Z
2
【0136】
が表2で与えられる基の定義に相当する
C2.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がフッ素を表
一般式(I)の化合物B8−1からB8−700(No
し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
1から700;化合物B8−1からB8−700に相当
、Z
)。
般式(I)の化合物C2−1からC2−700(No1
1
【0130】
B9.R
1
2
、Z が表2で与えられる基の定義に相当する一
から700;化合物C2−1からC2−700に相当)
3
およびR
が水素を表し、R
2
がトリフルオ 20
ロメトキシを表し、XがOを表し、対象の個々の化合物
におけるQ、W、Z
1
、Z
2
。
【0137】
が表2で与えられる基の定
C3.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
が塩素を表し
義に相当する一般式(I)の化合物B9−1からB9−
、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W、
700(No1から700;化合物B9−1からB9−
Z 、Z
700に相当)。
式(I)の化合物C3−1からC3−700(No1か
1
【0131】
B10.R
1
W、Z
、Z
が表2で与えられる基の定義に相当する一般
ら700;化合物C3−1からC3−700に相当)。
2
およびR
が水素を表し、R
3
がフッ素を
【0138】
表し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、
1
2
2
C4.R
が表2で与えられる基の定義に相当する
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
が臭素を表し
、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W、
1
2
一般式(I)の化合物B10−1からB10−700( 30
Z 、Z
No1から700;化合物B10−1からB10−70
式(I)の化合物C4−1からC4−700(No1か
0に相当)。
ら700;化合物C4−1からC4−700に相当)。
【0132】
B11.R
1
【0139】
2
およびR
が水素を表し、R
3
が塩素を表
C5.R
し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
、Z
1
、Z
2
が表2で与えられる基の定義に相当する一般
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がヨウ素を表
し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
1
が表2で与えられる基の定義に相当する一
、Z
2
、Z が表2で与えられる基の定義に相当する一
般式(I)の化合物B11−1からB11−700(N
般式(I)の化合物C5−1からC5−700(No1
o1から700;化合物B11−1からB11−700
から700;化合物C5−1からC5−700に相当)
に相当)。
。
【0133】
B12.R
2
40
3
およびR
が水素を表し、R
1
がフッ素を
表し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、
W、Z
1
、Z
2
が表2で与えられる基の定義に相当する
【0140】
C6.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がトリフルオ
ロメチルを表し、XがSを表し、対象の個々の化合物に
おけるQ、W、Z
1
、Z
2
が表2で与えられる基の定義
一般式(I)の化合物B12−1からB12−700(
に相当する一般式(I)の化合物C6−1からC6−7
No1から700;化合物B12−1からB12−70
00(No1から700;化合物C6−1からC6−7
0に相当)。
00に相当)。
【0134】
B13.R
2
【0141】
3
およびR
が水素を表し、R
1
が塩素を表
し、XがOを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
、Z
1
、Z
2
が表2で与えられる基の定義に相当する一 50
C7.R
1
3
およびR
が水素を表し、R
2
がメチルを表
し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
1
、Z
2
、Z が表2で与えられる基の定義に相当する一
( 95 )
JP
187
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A
2015.11.12
188
般式(I)の化合物C7−1からC7−700(No1
H、NH)、8.05(d、2H)、7.71(d、1
から700;化合物C7−1からC7−700に相当)
H、NH)、7.62(d、1H)、7.23(t、1
。
H)、6.83(d、2H)、3.02(s、6H)。
【0142】
C8.R
1
【0149】
3
およびR
が水素を表し、R
2
がメトキシを
実施例番号A1−3:
1
表し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、
W、Z
1
、Z
2
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
が表2で与えられる基の定義に相当する
m)13.11(s、1H、NH)、10.12(d、
一般式(I)の化合物C8−1からC8−700(No
1H)、9.40(d、1H、NH)、8.08(d、
1から700;化合物C8−1からC8−700に相当
)。
2H)、7.82(d、1H,)、7.72(d、1H
10
【0143】
C9.R
1
、NH)、7.68(d、1H)、7.29(t、1H
)、6.95(d、2H)。
3
およびR
が水素を表し、R
2
がトリフルオ
ロメトキシを表し、XがSを表し、対象の個々の化合物
におけるQ、W、Z
1
、Z
2
が表2で与えられる基の定
【0150】
実施例番号A1−4:
1
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
義に相当する一般式(I)の化合物C9−1からC9−
m)13.65(s、1H、NH)、9.27(d、2
700(No1から700;化合物C8−1からC8−
H)、8.67(d、1H)、7.91(d、1H)、
700に相当)。
7.80(m、3H)、7.40(t、1H)。
【0144】
C10.R
1
【0151】
2
およびR
が水素を表し、R
3
がフッ素を
表し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、 20
W、Z
1
、Z
2
実施例番号A1−5:
1
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
が表2で与えられる基の定義に相当する
m)13.63(s、1H、NH)、9.31(d、1
一般式(I)の化合物C10−1からC10−700(
H、NH)、8.43(d、2H)、8.02(d、2
No1から700;化合物C10−1からC10−70
H)、7.85(m、3H)、7.41(t、1H)。
0に相当)。
【0152】
【0145】
C11.R
1
実施例番号A1−6:
2
およびR
が水素を表し、R
3
が塩素を表
し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
、Z
1
、Z
2
1
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
m)13.83(s、1H、NH)、9.61(s、1
が表2で与えられる基の定義に相当する一
H)、9.23(s、1H)、8.88(d、1H)、
般式(I)の化合物C11−1からC11−700(N
8.16(d、1H)、7.93(d、1H)、7.8
o1から700;化合物C11−1からC11−700 30
4(m、2H)、7.45(t、1H)。
に相当)。
【0153】
【0146】
C12.R
2
実施例番号A1−7:
3
およびR
が水素を表し、R
1
がフッ素を
表し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、
W、Z
1
、Z
2
1
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
m)13.52(s、1H、NH)、9.23(d、1
が表2で与えられる基の定義に相当する
H、NH)、8.38(d、2H)、7.90(d、1
一般式(I)の化合物C12−1からC12−700(
H)、7.82(d、1H、NH)、7.78(d、1
No1から700;化合物C12−1からC12−70
H)、7.6(d、2H)、7.38(t、1H)。
0に相当)。
【0154】
【0147】
C13.R
2
実施例番号A1−8:
3
およびR
が水素を表し、R
1
が塩素を表 40
し、XがSを表し、対象の個々の化合物におけるQ、W
、Z
1
、Z
2
1
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
9.85(brs、1H、NH)、9.71(brs、
が表2で与えられる基の定義に相当する一
1H、NH)、8.2(d、1H)、8.02(m、2
般式(I)の化合物C13−1からC13−700(N
H)、7.65(d、1H)、7.49(m、3H)、
o1から700;化合物C13−1からC13−700
5.95(brs、1H)。
に相当)。
【0155】
【0148】
実施例番号A1−9:
選択された表の実施例のスペクトル測定データ:
1
実施例番号A1−2:
m)13.10(s、1H、NH)、9.25(s、1
1
H)、8.38(m、1H)、7.90(d、1H)、
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
m)13.02(s、1H、NH)、9.43(d、1 50
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
7.75(m、2H)、7.55(m、1H)、7.3
( 96 )
JP
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189
A
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190
5(m、2H)。
m)12.65(s、1H、NH)、9.37(d、1
【0156】
H、NH)、7.8(d、1H)、7.68(brs、
実施例番号A1−10:
1H、NH)、7.62(d、1H)、7.25(t、
1
1H)、3.22(m、1H)、1.39(d、6H)
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
m)13.55(s、1H、NH)、9.21(s、1
。
H、NH)、8.49(s、1H)、8.25(d、1
【0164】
H)、7.85(m、2H)、7.75(m、1H)、
実施例番号A1−77:
7.42(t、1H)。
1
【0157】
実施例番号A1−11:
1
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
m)12.6(s、1H、NH)、9.4(d、1H、
10
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
NH)、7.8(d、1H)、7.68(brs、1H
、NH)、7.62(d、1H)、7.26(t、1H
m)9.31(s、1H)、8.40(t、1H)、7
)、1.43(s、9H)。
.95(d、1H)、7.83(m、2H)、7.61
【0165】
(d、1H)、7.42(m、3H)。
実施例番号A1−78:
【0158】
1
実施例番号A1−12:
9.90(brs、1H、NH)、8.10(s、1H
1
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
)、7.55(s、1H)、7.27(t、1H)、5
m)13.10(s、1H、NH)、9.24(s、1
.94(brs、1H、NH)、2.80(m、1H)
H、NH)、8.38(m、1H)、7.91(d、1
、1.85(m、4H)、0.90(t、6H)。
H)、7.82(m、2H)、7.75(m、1H)、 20
【0166】
7.35(m、2H)。
実施例番号A1−79:
【0159】
1
実施例番号A1−14:
7.74(d、1H)、7.48(d、1H)、7.1
1
3(t、1H)、2.10(s、1H)、1.08(d
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
H−NMR(400MHz、CD3 ODδ、ppm)
m)13.48(s、1H、NH)、9.28(s、1
、4H)。
H、NH)、8.23(d、2H)、7.89(d、1
【0167】
H)、7.80(m、4H)、7.37(t、1H)。
実施例番号A1−81:
【0160】
1
実施例番号A1−15:
9.60(brs、1H、NH)、8.10(s、1H
1
)、7.60(s、1H)、7.25(t、1H)、5
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp 30
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
m)13.75(brs、1H、NH)、9.24(b
.90(brs、1H、NH)、3.35(m、1H)
rs、1H、NH)、8.31(d、2H)、8.22
、2.20(m、2H)、2.00(m、2H)、1.
(d、2H)、7.92(d、1H)、7.80(m、
85(m、2H)、1.73(m、2H)。
2H)、7.44(t、1H)。
【0168】
【0161】
実施例番号A1−82:
実施例番号A1−16:
1
1
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
m)12.6(s、1H、NH)、9.35(d、1H
m)8.30(d、1H、NH)、7.9(d、1H)
、NH)、7.8(d、1H)、7.62(m、2H)
、7.80(d、1H)、7.35(m、2H)、7.
10(d、1H)、7.00(t、1H)。
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
、7.25(t、1H)、2.9(m、1H)、2.0
40
7(d、2H)、1.8(m、2H)、1.7−1.5
【0162】
5(m、3H)、1.43−1.23(m、3H)。
実施例番号A1−17:
【0169】
1
実施例番号A1−177:
H−NMR(400MHz、CD3 ODδ、ppm)
7.82(d、1H)、7.75(d、1H)、7.6
1
8(s、1H)、7.55(d、1H)、7.25(t
7.90(d、1H)、7.70(d、1H)、7.3
、1H)、6.85(d、1H)、3.90(s、3H
0(t、1H)、3.44(d、2H)、3.24(m
)。
、1H)、2.80(t、2H)、2.70(d、2H
【0163】
)、2.35−2.20(m、4H)、2.10(m、
実施例番号A1−76:
1H)、1.04(d、6H)。
1
【0170】
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp 50
H−NMR(400MHz、CD3 ODδ、ppm)
( 97 )
JP
2015-532650
191
A
2015.11.12
192
実施例番号A1−208:
)、1.50(m、2H)、1.40(m、1H)。
1
【0177】
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
9.65(brs、1H、NH)、8.95(brs、
実施例番号B1−5:
1H、NH)、8.10(d、1H)、7.90(d、
1
1H)、7.52(t、1H)、7.35−7.20(
8.85(brs、1H、NH)、8.42(d、1H
m、5H)、2.95(m、2H)、2.77(t、2
)、8.25(d、1H)、7.84(d、2H)、7
H)、2.23(m、2H)。
.79(d、1H)、7.53(t、1H)、5.92
【0171】
(brs、1H、NH)。
実施例番号A1−227:
【0178】
1
実施例番号B1−7:
H−NMR(400MHz、CD3 ODδ、ppm) 10
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
8.30(s、1H)、7.95(d、1H)、7.7
1
0(d、1H)、7.35(t、1H)、4.03(s
m)8.48−8.43(m、2H)、8.01−7.
、3H)。
98(m、2H)、7.67−7.53(m、3H)、
【0172】
7.49(t、1H)。
実施例番号A1−228:
【0179】
1
実施例番号B1−8:
H−NMR(400MHz、CD3 ODδ、ppm)
H−NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、pp
8.27(s、1H)、7.95(d、1H)、7.7
1
0(d、1H)、7.50+6.90(s、1H)、7
m)8.43(brs、1H)、8.32(d、2H)
.30(t、1H)、4.03(s、3H)。
、8.01−7.97(m、3H)、7.72−7.6
【0173】
20
H−NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、pp
8(d、2H)、7.56(t、1H)
実施例番号A1−491:
実施例番号B1−11:
1
1
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
H−NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、pp
9.65(brs、1H、NH)、8.08(d、1H
m)8.43−8.39(m、2H)、8.07−8.
)、7.45(d、1H)、7.3(t、1H)、5.
00(m、3H)、7.81(d、1H)、7.62−
89(brs、1H、NH)、4.2(d、2H)、2
7.57(m、2H)
.04(m、1H)、1.3(m、3H)、1.18(
実施例番号B1−14:
m、2H)、0.63(m、2H)、0.44(m、2
1
H)。
m)8.45(brs、1H)、8.23(d、2H)
【0174】
、8.03−7.99(m、3H)、7.86(d、2
実施例番号A2−76:
1
30
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
H−NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、pp
H)、7.57(t、1H)。
【0180】
9.70(brs、1H、NH)、8.40(s、1H
実施例番号B1−36:
)、8.15+7.65(brs、1H、NH)、7.
1
80(s、1H)、6.00(brs、2H)、3.3
m)8.38(brs、1H)、8.25(d、1H)
0(m、1H)、1.60(d、6H)。
、8.09−7.96(m、4H)、7.66−7.6
【0175】
1(m、2H)。
実施例番号A2−81:
【0181】
1
実施例番号B1−50:
H−NMR(400MHz、d6 −DMSOδ、pp
H−NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、pp
m)13.25(s、1H、NH)、8.25(s、1
1
H、NH)、8.08(d、2H)、3.40(m、1 40
m)8.49(brs、1H、NH)、8.24(d、
H)、2.12(m、2H)、1.94(m、2H)、
2H)、7.99−7.94(m、3H)、7.50(
1.75(m、2H)1.70(m、2H)。
t、1H)、7.18(d、2H)、3.88(s、3
【0176】
H)。
実施例番号A2−82:
【0182】
1
実施例番号B1−75:
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
H−NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、pp
9.70(brs、1H、NH)、8.40(s、1H
1
)、8.15+7.65(brs、1H、NH)、7.
m)8.31(brs、1H)、8.06(d、1H)
80(s、1H)、6.00(brs、1H)、3.3
、7.90−7.84(m、2H)、7.51(t、1
0(m、1H)、2.20(m、2H)、1.90(m
H)、2.70(s、3H)。
、2H)、1.80(m、1H)、1.70(m、2H 50
【0183】
H−NMR(400MHz、DMSO−d6 δ、pp
( 98 )
JP
193
2015-532650
A
2015.11.12
194
実施例番号B1−76:
物からなる群から選択される少なくとも一つの化合物と
1
さらに別の農薬活性化合物との使用を提供する。
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
8.90(brs、1H、NH)、8.13(d、1H
【0190】
)、7.63(d、1H)、7.40(t、1H)、5
本発明はさらに、非生物的ストレス因子に対する植物の
.85(brs、1H、NH)、3.29(m、1H)
抵抗性向上において有効な量の、一般式(I)の置換さ
、1.49(d、6H)。
れた2−アミドベンズイミダゾール類、2−アミドベン
【0184】
ゾオキサゾール類および2−アミドベンゾチアゾール類
実施例番号B1−77:
からなる群から選択される少なくとも一つの化合物を含
1
む、植物を処理するための噴霧溶液を提供する。相対化
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
8.94(brs、1H、NH)、8.25(d、1H 10
することができる非生物的ストレス条件には、例えば、
)、7.65(d、1H)、7.41(t、1H)、5
熱、干魃、低温および乾燥ストレス(乾燥および/また
.82(brs、1H、NH)、1.53(s、9H)
は水の欠乏によって引き起こされるストレス)、浸透圧
。
ストレス、浸水、土壌塩分上昇、ミネラルへの曝露増加
【0185】
、オゾン条件、強い光条件、窒素栄養素の利用制限、リ
実施例番号B1−82:
ン栄養素の利用制限などがあり得る。
1
【0191】
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
8.90(brs、1H、NH)、8.13(d、1H
1実施形態において、例えば、本発明によって想到され
)、7.63(d、1H)、7.40(t、1H)、5
る化合物、すなわち一般式(I)の適切な置換された2
.83(brs、1H、NH)、3.0(m、1H)、
−アミドベンズイミダゾール類、2−アミドベンゾオキ
2.20(m、2H)、1.90(m、2H)、1.7 20
サゾール類および2−アミドベンゾチアゾール類を、処
5−1.65(m、3H)、1.45−1.30(m、
理すべき適切な植物もしくは植物部分への噴霧施用によ
3H)。
って施用することが可能である。一般式(I)の化合物
【0186】
もしくはそれの塩は、本発明によって想到されるように
実施例番号B1−328:
、好ましくは0.00005から3kg/ha、より好
1
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
ましくは0.0001から2kg/ha、特別に好まし
10.12(brs、1H、NH)、7.83(d、1
くは0.0005から1kg/ha、具体的には好まし
H)、7.54(t、1H)、7.40(d、1H)、
くは0.001から0.25kg/haの用量で用いら
7.19(brs、1H、NH)。
れる。本発明の文脈において、例えば組み合わせ調製物
【0187】
または製剤の文脈で、アブシシン酸を一般式(I)の置
実施例番号B1−331:
1
30
換された2−アミドベンズイミダゾール類、2−アミド
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
ベンゾオキサゾール類および2−アミドベンゾチアゾー
9.50(brs、1H、NH)、7.82(d、1H
ル類と同時に用いる場合、アブシシン酸の添加は、好ま
)、7.57(m、1H)、7.40(d、1H)、7
しくは0.0001から3kg/ha、特に好ましくは
.13(brs、1H、NH)。
0.001から2kg/ha、非常に特に好ましくは0
【0188】
.005から1kg/ha、特別に好ましくは0.00
実施例番号C1−328:
6から0.25kg/haの用量で行う。
1
【0192】
H−NMR(400MHz、CDCl3 δ、ppm)
9.18(brs、1H、NH)、8.60(d、1H
本発明の文脈において、「非生物的ストレスに対する抵
)、8.18(d、1H)、7.74(t、1H)、6
.03(brs、1H、NH)。
抗性」という用語は、植物に関する各種の利点を意味す
40
ると理解される。そのような有利な特性は、例えば次の
【0189】
改善された植物の特徴:表面積および深さに関して改善
従って本発明は、非生物的ストレス因子、好ましくは干
された根の成長、走根およびひこばえ形成の増加、強さ
魃ストレスに対する植物の抵抗性向上のための、植物成
および増殖性がより高い走根およびひこばえ、芽の成長
長を促進するための、および/または植物収量を増加さ
における改善、倒伏抵抗性向上、芽基部直径の増大、葉
せるための、一般式(I)の置換された2−アミドベン
面積の増大、栄養分および構成要素(例えば、炭水化物
ズイミダゾール類、2−アミドベンゾオキサゾール類お
、脂肪、油脂、タンパク質、ビタミン類、ミネラル、エ
よび2−アミドベンゾチアゾール類ならびにこれらの本
ッセンシャルオイル、色素、繊維)の収量の向上、繊維
発明による一般式(I)の置換された2−アミドベンズ
の質の向上、開花の早期化、花の数の増加、毒性生成物
イミダゾール類、2−アミドベンゾオキサゾール類およ
(例えばマイコトキシン)の含有量減少、残留物もしく
び2−アミドベンゾチアゾール類のいずれか所望の混合 50
はあらゆる種類の不利な成分の含有量低下、または消化
( 99 )
JP
195
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A
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性の改善、収穫物の貯蔵安定性改善、不利な温度に対す
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、より好ま
る耐性の改善、渇水および乾燥、ならびに湛水の結果と
しくは10%強増加した葉面積、
しての酸欠に対する耐性の向上、土壌および水における
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、より好ま
高い塩含有量に対する耐性の向上、オゾンストレスに対
しくは10%強改善された光合成成績、および/または
する耐性の増強、除草剤および他の植物処理組成物に関
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、より好ま
する適合性改善、水吸収および光合成成績の改善、有利
しくは10%強改善された花発達
な植物特性、例えば熟成の加速、より均一な熟成、有益
を意味するものと理解されるが、それらに限定されるも
な動物に対する誘引性の向上、改善された受粉、または
のではなく、
当業者に公知である他の利点で顕在化する。
【0193】
そしてこれらの効果は、個別にあるいは2以上の効果の
10
いずれかの組み合わせで生じ得る。
詳細には、1以上の一般式(I)の化合物の本発明によ
【0196】
る使用は、植物および植物部分への噴霧施用において記
本発明はさらに、非生物的ストレス因子に対する植物の
載される利点を示す。同様に、本発明による一般式(I
抵抗性を高める上で有効な量の一般式(I)の置換され
)の置換された2−アミドベンズイミダゾール類、2−
た2−アミドベンズイミダゾール類、2−アミドベンゾ
アミドベンゾオキサゾール類および2−アミドベンゾチ
オキサゾール類および2−アミドベンゾチアゾール類の
アゾール類と殺虫剤、誘引剤、殺ダニ剤、殺菌剤、殺線
群から選択される少なくとも一つの化合物を含む、植物
虫剤、除草剤、成長調節剤、薬害軽減剤、植物の成熟度
処理用の噴霧溶液を提供する。その噴霧溶液は、溶媒、
に影響する物質および殺細菌剤などの物質との組み合わ
製剤補助剤などの他の一般的な構成要素、特には水を含
せを、本発明の文脈での植物障害の防除におよび/また
むことができる。さらに別の構成要素には、さらに下記
は収量増加達成に用いることができる。さらに、非生物 20
に記載される農薬活性化合物などがあり得る。
的ストレスに対する抵抗性向上の観点で、本発明による
【0197】
一般式(I)の置換された2−アミドベンズイミダゾー
本発明はさらに、非生物的ストレス因子に対する植物の
ル類、2−アミドベンゾオキサゾール類および2−アミ
抵抗性を高める上での相当する噴霧溶液の使用を提供す
ドベンゾチアゾール類を遺伝子改変品種と併用すること
る。下記の説明は、1以上の一般式(I)の化合物の本
も同様に可能である。
発明による使用自体および相当する噴霧溶液の両方に適
【0194】
用されるものである。
公知のように、上記の植物についてのさらなる各種利点
【0198】
を構成要素形態で公知の方法で組み合わせることができ
本発明によれば、植物へのまたはその環境における少な
、そしてそれらを説明するのに一般に適用可能な用語を
くとも1つの以下でさらに定義される肥料と組み合わせ
用いることができる。そのような用語は、例えば次の意 30
た1以上の一般式(I)の化合物の施用が可能であるこ
味:植物強壮(phytotonic)効果、ストレス
とがさらに見出された。
因子に対する抵抗性、低植物ストレス、植物の健康、健
【0199】
常植物、植物適合性、植物の健康、植物の概念(con
上で詳細に説明した一般式(I)の化合物と共に本発明
cept)、活力効果、ストレスシールド、防疫シール
に従って用いることができる肥料は、有機および無機窒
ド、作物の健康、作物の健康特性、作物の健康製品、作
素含有化合物、例えば尿素、尿素/ホルムアルデヒド縮
物の健康管理、作物健康治療、植物の健康、植物の健康
合生成物、アミノ酸、アンモニウム塩および硝酸アンモ
特性、植物の健康製品、植物の健康管理、植物健康治療
ニウム、カリウム塩(好ましくは塩化物、硫酸塩、硝酸
、緑化効果もしくは再緑化効果、新鮮さまたは当業者が
塩)、リン酸の塩および/または亜リン酸の塩(好まし
完全に熟知している他の用語である。
【0195】
くはカリウム塩およびアンモニウム塩)である。この関
40
連では、特に挙げておくべきものは、NPK肥料、すな
本発明の文脈において、非生物的ストレスに対する抵抗
わち窒素、リンおよびカリウムを含有する肥料、硝酸カ
性に対する良好な効果は、
ルシウムアンモニウム、すなわちカルシウム、または硫
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、より好ま
酸硝酸アンモニウム(一般式(NH4 )2 SO4 NH4
しくは10%強改善された発芽、
NO3 )、リン酸アンモニウムおよび硫酸アンモニウム
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、より好ま
も含有する肥料である。これらの肥料は、当業者には公
しくは10%強強化された収量、
知である(例えばUllmann′s
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、より好ま
pedia
しくは10%強改善された根の発育、
stry、第5版、Vol.A
・少なくとも一般的に3%、特別には5%強、より好ま
から431、Verlagsgesellschaft
しくは10%強上昇した芽の大きさ、
50
Encyclo
of Industrial
, Weinheim,
10,
Chemi
pp.323
1987も参照する。)。
( 100 )
JP
197
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198
【0200】
満、より好ましくは15分未満の時間枠内で施用する。
肥料はまた、微量栄養素(好ましくはカルシウム、硫黄
【0203】
、ホウ素、マンガン、マグネシウム、鉄、ホウ素、銅、
有用植物、観賞植物、芝草類、公共および家庭の部門で
亜鉛、モリブデンおよびコバルト)の塩および植物ホル
観賞植物として用いられる一般的に使用される樹木、お
モン(例えばビタミンB1およびインドール(III)
よび森林樹の群からの植物への一般式(I)の化合物の
酢酸)またはこれらの混合物も含むことができる。本発
使用が好ましい。森林樹としては、材木、セルロース、
明に従って用いられる肥料は、例えばリン酸一アンモニ
紙および樹木の一部から製造される製造品の製造のため
ウム(MAP)、リン酸二アンモニウム(DAP)、硫
の樹木などがある。本明細書で使用される「有用な植物
酸カリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウムなどの他
」という用語は、食料、動物飼料、燃料を得るための、
の塩も含有し得る。二次栄養素または微量元素の適当な 10
または工業的目的のための植物として用いられる作物を
量は、肥料全体を基準に0.5重量%から5重量%の量
指す。
である。別の可能な成分は、作物保護剤、殺虫剤または
【0204】
殺菌剤、成長調節剤またはこれらの混合物である。これ
有用植物には、例えば、以下の種類の植物などがある。
について以下で、さらに詳細に説明する。
すなわちライコムギ、デュラム小麦(硬質コムギ)、芝
【0201】
生、ブドウの木、禾穀類、例えば、コムギ、オオムギ、
肥料は、例えば粉末、顆粒、小球または圧縮物(com
ライムギ、エンバク、イネ、トウモロコシおよびキビ;
pactates)の形態で用いることができる。しか
ビート、例えば、テンサイおよび飼料用ビート;果実類
しながら、肥料はまた、水系媒体に溶解した液体で使用
、例えば、仁果類、核果類および小果樹類、例えば、リ
することもできる。この場合、希アンモニア水を窒素肥
ンゴ、西洋ナシ、プラム、モモ、アーモンド、サクラの
料として使用することも可能である。肥料の別の可能な 20
木および液果類、例えば、イチゴ、ラズベリー、クロイ
成分については、例えばUllmann′s
チゴ;マメ果類、例えば、インゲンマメ、レンズマメ、
clopedia
of
Ency
Ch
エンドウマメおよびダイズ;油料作物、例えば、ナタネ
emistry、第5版、1987年、A10巻、pp
Industrial
、カラシナ、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ココナッツ、
.363から401、DE−A4128828、DE−
トウゴマ、カカオマメおよびラッカセイ;ウリ科植物、
A1905834およびDE−A19631764に記
例えば、カボチャ(pumpkin)/カボチャ(sq
載されている。肥料の一般的な組成は、本発明の文脈に
uash)、キュウリおよびメロン;繊維植物、例えば
おいて、例えば窒素、カリウムまたはリンから構成され
、ワタ、アマ、アサおよびジュート;柑橘類果実、例え
る単肥および/または複合肥料の形態を取ることができ
ば、オレンジ、レモン、グレープフルーツおよびタンジ
、広い範囲内で変動し得る。一般的に、1重量%から3
ェリン;野菜類、例えば、ホウレンソウ、レタス、アス
0重量%の含有量の窒素(好ましくは5重量%から20 30
パラガス、キャベツ類、ニンジン、タマネギ、トマト、
重量%)、1重量%から20重量%のカリウム(好まし
ジャガイモおよびピーマン;クスノキ科、例えば、アボ
くは3重量%から15重量%)および1重量%から20
ガド、クスノキ属(Cinnamomum)、ショウノ
重量%の含有量のリン(好ましくは3重量%から10重
ウ;または、さらに、タバコ、堅果類、コーヒー、ナス
量%)が有利である。微量元素含有量は通常はppmの
、サトウキビ、チャ、コショウ、ブドウの蔓、ホップ、
範囲であり、好ましくは1から1000ppmの範囲で
バナナ、ラテックス植物および観賞植物、例えば、花卉
ある。
、低木、落葉樹および針葉樹などの植物である。ここで
【0202】
挙げたものは、限定を表すものではない。
本発明の文脈において、肥料および1以上の一般式(I
【0205】
)の化合物は、同時に投与することができる。しかしな
以下の植物は、本発明による方法の実施に特に好適な標
がら、最初に肥料を施用し、次いで1以上の一般式(I 40
的作物であると考えられる。すなわちカラスムギ、ライ
)の化合物を施用するか、または最初に1以上の一般式
ムギ、ライコムギ、デュラム小麦、ワタ、ナス、芝生、
(I)の化合物を施用し、次いで肥料を施用することも
仁果類、核果類、小果樹類、トウモロコシ、コムギ、オ
可能である。しかしながら、一般式(I)の化合物およ
オムギ、キュウリ、タバコ、ブドウの木、イネ、禾穀類
び肥料の非同時施用の場合、本発明の文脈における施用
、西洋ナシ、コショウ、マメ、ダイズ、ナタネ、トマト
は、機能的な関係で行い、特に概して24時間以内、好
、ピーマン、メロン、キャベツ、ジャガイモおよびリン
ましくは18時間以内、より好ましくは12時間以内、
ゴである。
具体的には6時間以内、より具体的には4時間以内、さ
【0206】
らにより具体的には2時間以内で行う。本発明の非常に
本発明による方法に従って改善され得る樹木の例には、
特定の実施態様では、1以上の本発明による式(I)の
モミ属各種(Abies
化合物および肥料は、1時間未満、好ましくは30分未 50
Eucalyptus
sp.)、ユーカリ属各種(
sp.)、トウヒ属各種(Pi
( 101 )
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cea
、トチノキ属各種(Aesculus
ntorta)、ピヌス・シルベストレ(P.sylv
estre)、ピヌス・ストロベス(P.strobe
sp.)、カエデ属各種(Ac
s);ユーカリ属(Eucalyptus)の以下の樹
sp.)、
木種:エウカリプツス・グランディス(E.grand
sp.)、ナナカ
is)、エウカリプツス・グロブルス(E.globu
sp.)、シラカンバ属各
lus)およびエウカリプツス・カマデンチス(E.c
トネリコ属各種(Fraxinus
マド属各種(Sorbus
taegus
sp.)、サンザシ属各種(Cra
sp.)、ニレ属各種(Ulmus
p.)、コナラ属各種(Quercus
ナ属各種(Fagus
lix
.ponderosa)、ロッジポールマツ(P.co
sp.)、スズ
sp.)、ツガ属各種(Tsuga
種(Betula
sp.)
sp.)、シナノ
カケノキ属各種(Platanus
er
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200
sp.)、マツ属各種(Pinus
キ属各種(Tilia
A
s
sp.)、ブ 10
sp.)、ヤナギ属各種(Sa
sp.)、ハコヤナギ属各種(Populus
sp.)などがある。
amadentis)などがある。
【0209】
本発明の方法に従って改善され得る特に好ましい樹木に
は、セイヨウトチノキ、スズカケノキ科(Platan
aceae)、シナノキ(linden
よびカエデ(maple
tree)お
tree)などがある。
【0207】
【0210】
本発明の方法によって改善され得る好ましい樹木には、
本発明は、さらにまた、寒地型芝草および暖地型芝草な
トチノキ属(Aesculus)の以下の樹木種:セイ
どの芝草型にも適用可能である。寒地型芝生の例は、ブ
ヨウトチノキ(A.hippocastanum)、ア
ルーグラス(Poa
エスクルス・パリフロラ(A.pariflora)、
Poa
ベニバナトチノキ(A.carnea);スズカケノキ
タビラ(Poa
属(Platanus)の以下の樹木種:プラタヌス・ 20
ゴツナギ(Poa
アセリフロラ(P.aceriflora)、アメリカ
メノカタビラ(Poa
スズカケノキ(P.occidentalis)、プラ
ンドブルーグラス(Poa
タヌス・ラセモサ(P.racemosa);トウヒ属
audin)、ウッドブルーグラス(Poa
(Picea)の以下の樹木種:ドイツトウヒ(P.a
ralis
bies);マツ属(Pinus)の以下の樹木種:ピ
a bulbosa
ヌス・ラジアテ(P.radiate)、ポンデローサ
ostis
マツ(P.ponderosa)、ロッジポールマツ(
ラス(Agrostis
P.contorta)、ピヌス・シルベストレ(P.
s.)、コロニアルベントグラス(Agrostis
sylvestre)、スラッシュマツ(P.elli
tenuis
ottii)、ピヌス・モンテコラ(P.montec 30
ス(Agrostis
ola)、ピヌス・アルビカウリス(P.albica
ジャーマンミックスドベントグラス(コロニアルベント
ulis)、レジノサアカマツ(P.resinosa
グラス、ベルベットベントグラスおよびクリーピングベ
)、ダイオウマツ(P.palustris)、テーダ
ントグラスを含むヌカボ属種)およびコブカグサ(Ag
マツ(P.taeda)、フレキシマツ(P.flex
rostis
ilis)、ピヌス・ジェフレギ(P.jeffreg
ウシノケゲサ(Festuca
i)、ピヌス・バクシアナ(P.baksiana)、
ッドフェスク(Festucarubra
ピヌス・ストロベス(P.strobes);ユーカリ
.rubra)、クリーピングフェスク(Festuc
属(Eucalyptus)の以下の樹木種:エウカリ
a rubra
プツス・グランジス(E.grandis)、エウカリ
stuca
プツス・グロブルス(E.globulus)、エウカ 40
d.)、シープフェスク(Festuca
リプツス・カマデンチス(E.camadentis)
spp.)、例えばナガハグサ(
pratensis
L.)、オオスズメノカ
trivialis
L.)、コイチ
compressa
annua
L.)、スズ
L.)、アップラ
glaucantha
G
nemo
L.)およびバルバスブルーグラス(Po
L.)等;ベントグラス(Agr
spp.)、例えばクリーピングベントグ
palustris
Hud
Sibth.)、ベルベットベントグラ
canina
alba
L.)、サウス
L.)等;
spp.)、例えばレ
L.spp
L.)、チューイングフェスク(Fe
rubra
commutata
L.)、ハードフェスク(Festuca
Gau
ovina
long
、エウカリプツス・ニテンス(E.nitens)、エ
ifolia
ウカリプツス・オブリクア(E.obliqua)、エ
stucu
Thuill.)、ヘアフェスク(Fe
ウカリプツス・レグナンス(E.regnans)、エ
フェスク(Festuca
ウカリプツス・ピルラルス(E.pilularus)
Schreb.)およびメドウフェスク(Festuc
などがある。
a elanor
【0208】
ライグラス(Lolium
spp.)、例えば一年生
本発明の方法に従って改善され得る特に好ましい樹木に
ライグラス(Lolium
multiflorum
は、マツ属(Pinus)の以下の樹木種:ピヌス・ラ
Lam.)、ペレニアルライグラス(Lolium
ジアテ(P.radiate)、ポンデローサマツ(P 50
erenne
capillata
Lam.)、トール
arundinacea
L.)等;
p
L.)およびイタリアンライグラス(L
( 102 )
201
olium
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202
multiflorum
Lam.)等;
により、突然変異誘発によりまたは組み換えDNA技術
ウィートグラス(Agropyron
spp.)、例
、作物は、従来の品種改良および最適化方法により、ま
えばフェアウェイウィートグラス(Agropyron
たはバイオテクノロジーおよび遺伝子工学法により、ま
cristatum(L.)Gaertn.)、クレ
たはこれらの方法の組み合わせにより得られる植物であ
および
を用いて得られた植物を意味すると理解される。従って
ステッドウィートグラス(Agropyron
des
ることができ、これにはトランスジェニック植物が含ま
ertorum(Fisch.)Schult.)およ
れ、そして植物育種家の権利により保護することができ
びウェスタンウィートグラス(Agropyron
る植物品種または保護することができない植物品種が含
mithii
s
Rydb.)等である。
まれる。
【0211】
10
【0214】
さらなる寒地型芝生の例は、ビーチグラス(Ammop
従って、本発明による処理方法はまた、遺伝子組み換え
hila
breviligulata
Fern.)
生物(GMO)、例えば植物または種子の処理に使用す
、スムーズブロムグラス(Bromus
inermi
ることもできる。遺伝子組み換え植物(またはトランス
Leyss.)、ガマ、例えばオオアワガエリ(P
ジェニック植物)は、異種遺伝子がゲノム中に安定に組
s
hleum
pratense
テイル(Phleum
L.)、サンドカット
subulatum
は、植物の外側で供給されるかまたは組立てられ、核に
glomer
導入された場合に、興味のあるタンパク質またはポリペ
L.)、ウィーピングアルカリグラス(Puc
プチドを発現することにより、または植物に存在する他
オーチャードグラス(Dactylis
ata
み込まれている植物である。「異種遺伝子」という表現
L.)、
cinellia
distans(L.)Parl.
の遺伝子を下方調節またはサイレンシングすること(例
)およびクレステッドドッグステール(Cynosur 20
えばアンチセンス技術、コサプレッション技術またはR
us
NAi技術[RNA干渉]を用いること)により、葉緑
cristatus
L.)である。
【0212】
体またはヒポコンドリアル(hypochondria
暖地型芝生の例は、バミューダグラス(Cynodon
l)ゲノムが新しいかまたは改善された農学的特性また
spp.L.C.Rich)、ゾイシアグラス(Zo
は他の特性を形質転換植物に付与する遺伝子を本質的に
ysia
spp.Willd.)、セントオーガステ
ィングラス(Stenotaphrum
atum
Walt
secund
とも呼ばれる。植物ゲノムにおけるそれの特異的存在に
Kuntze)、センチピードグ
より定義された導入遺伝子は、形質転換またはトランス
ラス(Eremochloa
Munro
onopus
意味する。ゲノム中に位置する異種遺伝子は導入遺伝子
ophiuroides
ジェニックイベントと呼ばれる。
Hack.)、カーペットグラス(Ax
【0215】
affinis
本発明に従って一般式(I)の化合物によって好ましく
グラス(Paspalum
Chase)、バヒア 30
notatum
Flug
ge))、キクユグラス(Pennisetum
andestinum
Hochst.ex
v.))、バッファローグラス
処理される植物および植物品種には、特に有利で有用な
cl
形質をこれらの植物に付与する遺伝子材料(品種改良お
Chio
よび/またはバイオテクノロジー手段により得られるか
(Buchloe
d
どうかを問わず)を有する全ての植物が含まれる。
actyloids(Nutt.)Engelm.)、
【0216】
ブルーグラマ(Bouteloua
gracilis
同様に本発明に従って一般式(I)の化合物によって処
Griffiths)
理することができる植物および植物品種は、1以上の非
(H.B.K.)Lag.ex
、シーショアスズメノヒエ(Paspalum
inatum
vag
生物的ストレス因子に対して抵抗性の植物である。非生
Swartz)およびアゼガヤモドキ(
物的ストレス条件としては、例えば、熱、干魃、低温お
sideoats
grama)(Bouteloua 40
よび乾燥ストレス、浸透圧ストレス、浸水、土壌塩分上
curtipendula(Michx.Torr.
昇、ミネラル、オゾン条件、強い光の条件への曝露増加
))である。寒地型芝生は、一般的に本発明による使用
、窒素栄養素の利用性制限、リン栄養素の利用性制限ま
に好ましい。特に好ましいのは、ブルーグラス、ベント
たは遮光回避などがあり得る。
グラスおよびコヌカグサ、ウシノケゲサおよびライグラ
【0217】
スである。ベントグラスが特に好ましい。
同様に本発明に従って一般式(I)の化合物によって処
【0213】
理され得る植物および植物品種は、収量増強特性を特徴
特に好ましいものは、本発明によれば、個々の入手可能
とする植物である。その植物における収量増強は、例え
なまたは一般に使用される植物品種を処理するための本
ば、改善された植物生理、成長および発育、例えば水利
発明による一般式(I)の化合物の使用である。植物品
用効率、水保持効率、改善された窒素利用、増強された
種は、新しい特性(「形質」)を有し、従来の品種改良 50
炭素同化作用、改善された光合成、増加した発芽効率お
( 103 )
JP
203
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A
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204
よび成熟加速の結果であり得る。収量は、早期の開花、
9)。
ハイブリッド種子産生のための開花制御、苗の活力、植
【0219】
物の大きさ、節間数および節間距離、根の成長、種子の
やはり本発明に従って一般式(I)の化合物によって処
大きさ、果実の大きさ、鞘の大きさ、鞘または穂の数、
理することができる植物または植物品種(遺伝子工学の
鞘または穂あたりの種子の数、種子質量、増強された種
ような植物バイオテクノロジー方法により得られる)は
子登熟、減少した種子分散、減少した鞘裂開ならびに倒
、除草剤耐性植物、すなわち1以上の所定の除草剤に対
伏抵抗性など(これらに限定されるものではない)の改
して耐性とされた植物である。そのような植物は、遺伝
善された植物構成(ストレス条件下および非ストレス条
子形質転換により、またはそのような除草剤耐性を付与
件下)により影響され得る。さらなる収量の特質として
する突然変異を含む植物の選択のいずれかにより得るこ
は、種子組成、例えば炭水化物含有量、タンパク質含有 10
とができる。
量、油分含有量および油分組成、栄養価、抗栄養性化合
【0220】
物の減少、改善された加工性ならびにより良好な貯蔵安
除草剤耐性植物は、例えばグリホセート耐性植物、すな
定性などがある。
わち除草剤であるグリホセートまたはその塩に対して耐
【0218】
性とされた植物である。従って、例えば、グリホセート
やはり本発明に従って一般式(I)の化合物によって処
耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキマート−3
理され得る植物は、雑種強勢または雑種効果の特徴をす
−ホスファート合成酵素(EPSPS)をコードする遺
でに発現する雑種植物であり、これは一般的に、より高
伝子で植物を形質転換することで得ることができる。そ
い収量、より高い活力、より良好な健康ならびに生物的
のようなEPSPS遺伝子の例は、細菌サルモネラ・チ
および非生物的ストレス因子に対するより良好な抵抗性
フィムリウム(Salmonella
を生じる。そのような植物は代表的には、近交系の雄性 20
rium)(Comai
不稔親系統(雌性交雑育種親)と別の近交系の雄性稔性
ce(1983),
親系統(雄性交雑育種親)とを交配することにより作られ
oA遺伝子(突然変異CT7)、細菌アグロバクテリウ
る。雑種種子は、代表的には雄性不稔植物から収穫され
ム属種(Agrobacterium
、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、雄穂除去(す
ry
なわち、雄性生殖器官または雄花の物理的除去)により
lant
作られる場合もあり得る(例えばトウモロコシにおいて
39−145)のCP4遺伝子、ペチュニアEPSPS
)が、雄性不稔性が、植物ゲノムにおける遺伝的決定因
(Shah
子の結果となるのがより代表的である。その場合、そし
6),
て特に種子が雑種植物から収穫する上で所望の産物であ
S(Gasser
る場合、代表的には雑種植物における雄性稔性(これは 30
typhimu
et al.,
Scien
221,370−371)のAr
et al.,
Curr.
sp)(Bar
Topics
Physiol.(1992),
et al.,
7,
P
1
Science(198
233, 478−481)、トマトEPSP
et
al.,
Chem.(1988),
J. Biol.
263,
4280−4
雄性不稔性の原因である遺伝的決定因子を含む)が完全
289)もしくはオヒシバ(Eleusine)EPS
に回復することを確保することが有用である。これは、
PS(WO01/66704)をコードする遺伝子であ
雄性不稔の原因である遺伝的決定因子を含む雑種植物に
る。EPSPSは、例えばEP−A0837944、W
おいて雄性稔性を回復することができる適切な稔性回復
O00/066746、WO00/066747または
遺伝子を雄性異種交配親が有することを確保することに
WO02/026995に記載のような変異EPSPS
より達成することができる。雄性不稔の遺伝的決定因子
の形態を取ることもできる。グリホセート耐性植物は、
は、細胞質に存在し得る。細胞質内雄性不稔性(CMS
US5776760およびUS5463175に記載の
)の例は、例えばアブラナ属種について記載されている
ように、グリホセートオキシド−レダクターゼ酵素をコ
(WO92/005251、WO95/009910、
ードする遺伝子を発現させることによって得ることもで
WO98/27806、WO05/002324、WO 40
きる。グリホセート耐性植物は、例えばWO02/03
06/021972およびUS6229072)。しか
6782、WO03/092360、WO05/012
し、雄性不稔についての遺伝的決定因子は、核ゲノムに
515およびWO07/024782に記載のように、
も存在し得る。雄性不稔植物はまた、遺伝子工学のよう
グリホセートアセチルトランスフェラーゼ酵素をコード
な植物バイオテクノロジー法によって得ることもできる
する遺伝子を発現させることによって得ることもできる
。雄性不稔植物を得る特に有用な手段はWO89/10
。グリホセート耐性植物は、例えばWO01/0246
396に記載され、ここでは例えば、バルナーゼのよう
15またはWO03/013226に記載のように、上
なリボヌクレアーゼが雄しべにおけるタペート細胞にお
述の遺伝子の天然突然変異を含む植物を選択することに
いて選択的に発現される。次いで稔性は、バルスターの
よっても得ることができる。
ようなリボヌクレアーゼ阻害剤のタペート細胞における
【0221】
発現により回復され得る(例えばWO91/00206 50
他の除草剤耐性植物は、例えば酵素であるグルタミン合
( 104 )
JP
205
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A
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206
成酵素を阻害する除草剤、例えばビアラホス、ホスフィ
59に記載のように、ALS酵素(アセトヒドロキシ酸
ノトリシンまたはグルホシネートに対して耐性とされた
合成酵素、AHASとも称される)における各種突然変
植物である。そのような植物は、除草剤を解毒する酵素
異が、各種の除草剤または除草剤群に対する耐性を付与
または阻害に対して耐性である酵素グルタミン合成酵素
することが知られている。スルホニル尿素耐性植物およ
の突然変異体を発現させることによって得ることができ
びイミダゾリノン耐性植物の製造が、US5,605,
る。そのような有効な解毒性酵素は、例えばホスフィノ
011;US5,013,659;US5,141,8
トリシンアセチルトランスフェラーゼ(例えば、ストレ
70;US5,767,361;US5,731,18
プトミセス(Streptomyces)属種からのb
0;US5,304,732;US4,761,373
arまたはpatタンパク質など)をコードする酵素で
;US5,331,107;US5,928,937;
ある。外来ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラ 10
およびUS5,378,824;ならびに国際特許公開
ーゼを発現する植物の例が、US5,561,236;
WO96/033270に記載されている。別のイミダ
US5,648,477;US5,646,024;U
ゾリノン耐性植物も、例えばWO2004/04001
S5,273,894;US5,637,489;US
2、WO2004/106529、WO2005/02
5,276,268;US5,739,082;US5
0673、WO2005/093093、WO2006
,908,810およびUS7,112,665に記載
/007373、WO2006/015376、WO2
されている。
006/024351に、そしてWO2006/060
【0222】
634にも記載されている。さらに別のスルホニル尿素
さらに別の除草剤耐性植物は、酵素ヒドロキシフェニル
およびイミダゾリノン耐性植物も、例えばWO2007
ピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除
/024782に記載されている。
草剤に対して耐性にされた植物でもある。ヒドロキシフ 20
【0224】
ェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼは、パラヒドロキシ
ALS阻害薬、特にはイミダゾリノン類、スルホニル尿
フェニルピルビン酸(HPP)がホモゲンチジン酸に変
素類および/またはスルファモイルカルボニルトリアゾ
換される反応を触媒する酵素である。WO96/038
リノン類に対して耐性である別の植物は、突然変異誘発
567、WO99/024585およびWO99/02
、除草剤存在下での細胞培地での選別または例えば大豆
4586による天然の耐性HPPD酵素をコードする遺
(US5084082)、イネ(US97/41218
伝子または突然変異HPPD酵素をコードする遺伝子を
)、甜菜(US5773702およびWO99/057
用いて、HPPD阻害剤に対して耐性の植物を形質転換
965)、レタス(US5198599)またはヒマワ
することができる。HPPD阻害剤に対する耐性はまた
リ(WO2001/065922)に関して記載の突然
、HPPD阻害剤による天然HPPD酵素の阻害にもか
変異育種によって得ることができる。
かわらずホモゲンチジン酸の形成を可能にする、ある種 30
【0225】
の酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換する
やはり本発明に従って一般式(I)の化合物によって処
ことによっても得ることができる。そのような植物およ
理することができる植物または植物品種(遺伝子工学な
び遺伝子は、WO99/034008およびWO200
どの植物バイオテクノロジー法によって得られる)は、
2/36787に記載されている。WO2004/02
昆虫耐性トランスジェニック植物、すなわち、ある種の
4928に記載のように、HPPD耐性酵素をコードす
標的昆虫による攻撃に対して耐性とした植物である。そ
る遺伝子に加えて、プレフェン酸デヒドロゲナーゼ酵素
のような植物は、形質転換によってまたはそのような昆
をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換することに
虫耐性を付与する突然変異を含む植物の選択によって得
よって、HPPD阻害剤に対する植物の耐性を改善させ
ることができる。
ることもできる。
【0226】
【0223】
40
本明細書で使用される場合、「昆虫耐性トランスジェニ
他の除草剤抵抗性植物は、アセト乳酸合成酵素(ALS
ック植物」という用語は、次のものをコードするコード
)阻害剤に対して耐性とされた植物である。公知のAL
配列を含む少なくとも一つのトランス遺伝子を含む植物
S阻害剤には、例えばスルホニル尿素、イミダゾリノン
を含む。
、トリアゾロピリミジン類、ピリミジニルオキシ(チオ
【0227】
)安息香酸化合物および/またはスルホニルアミノカル
1)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus
ボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。例えばTr
anel
and
Wright,
ence(2002),
Weed
Sci
50: 700−712に、
さらにUS5,605,011、US5,378,82
4、US5,141,870およびUS5,013,6 50
thuringiensis)由来の殺虫性結晶タン
パク質またはその殺虫性部分、例えばCrickmor
e etal.,
Microbiology
Molecular
(1998),
62:
and
BiologyReviews
807−813によってまと
( 105 )
207
JP
2015-532650
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2015.11.12
208
められ、バチルス・チューリンゲンシス(Bacill
2Aタンパク質から構成される二元毒素(WO94/2
us
1795);または
thuringiensis)毒命名法でCri
ckmoreら(2005)によって改訂された(オン
7)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セ
ライン:http://www.lifesci.su
レウス由来の異なる分泌タンパク質からの部分を含むハ
ssex.ac.uk/Home/Neil_Cric
イブリッド殺虫性タンパク質、例えば上記1)における
kmore/Bt/)殺虫性結晶タンパク質またはそれ
タンパク質のハイブリッドまたは上記2)におけるタン
の殺虫性部分、例えばCryタンパク質分類Cry1A
パク質のハイブリッド;または
b、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry
8)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために
3AeまたはCry3Bbのタンパク質またはそれらの
殺虫性部分;または
、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡
10
大するために、および/またはクローニングもしくは形
2)バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus
質転換時にコードDNAで誘発される変化のために、い
thuringiensis)由来の結晶タンパク質
くつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸によ
またはバチルス・チューリンゲンシス以外の第二の他の
り置換されている上記1)から3)のいずれかのタンパ
結晶タンパク質またはそれの部分の存在下で殺虫性であ
ク質(なおも殺虫性タンパク質をコードしている)、例
るそれの部分、例えばCy34およびCy35結晶タン
えば、コットン・イベントCOT102におけるVIP
パク質から構成される二元毒素(Moellenbec
3Aaタンパク質。
k
【0228】
et
al.,Nat.
(2001),
pf
nm.
et
19:
al.,
Biotechnol.
668−72;
Applied
Microb.(2006),
Schne
当然のことながら、本明細書で使用される場合の昆虫耐
Enviro
性トランスジェニック植物には、上記の分類1から8の
71, 17 20
いずれか一つのタンパク質をコードする遺伝子の組み合
65−1774);または
わせを含む植物が含まれる。1実施態様において、昆虫
3)バチルス・チューリンゲンシス由来の二つの異なる
耐性植物は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大する
殺虫性結晶タンパク質の部分を含むハイブリッド殺虫性
ため、または同じ標的昆虫種に対して殺虫性があるが異
タンパク質、例えば、上記1)のタンパク質のハイブリ
なる作用機序(例えば、昆虫での異なる受容体結合部位
ッドまたは上記2)のタンパク質のハイブリッド、例え
に結合する等)を有する異なるタンパク質を使用するこ
ば、コーン・イベント(corn
event)MON
とによって植物に対する昆虫の抵抗性発達を遅延させる
98034により産生されるCry1A.105タンパ
ために、上記の分類1から8のいずれか一つのタンパク
ク質(WO2007/027777);または
質をコードする複数のトランス遺伝子を含む。
4)標的昆虫種に対するより高い殺虫活性を得るために
【0229】
、および/または、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡 30
やはり一般式(I)の本発明による化合物によって処理
大するために、および/またはクローニングもしくは形
することができる植物または植物品種(遺伝子工学など
質転換時にコードDNAに導入される変化のために、い
の植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、非
くつか、特に1から10のアミノ酸が別のアミノ酸によ
生物ストレス因子に対して耐性である。そのような植物
り置換されている上記1)から3)のいずれか一つのタ
は、形質転換によりまたはそのようなストレス耐性を付
ンパク質、例えばコーン・イベントMON863または
与する突然変異を含む植物の選択によって得ることがで
MON88017におけるCry3Bb1タンパク質ま
きる。特に有用なストレス耐性植物には以下のものなど
たはコーン・イベントMIR604におけるCry3A
がある。
タンパク質;または
【0230】
5)バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セ
a)WO2000/04173またはEP040779
レウス(Bacillus
84.5またはEP06009836.5に記載のよう
cereus)由来の殺虫 40
性分泌タンパク質またはそれの殺虫性部分、例えば次の
な、植物細胞または植物においてポリ(ADP−リボー
リンク:http://www.lifesci.su
ス)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現および/ま
ssex.ac.uk/Home/Neil_Cric
たは活性を低下させることができるトランス遺伝子を含
kmore/Bt/vip.htmlで列挙される植物
む植物、
殺虫性タンパク質(VIP)、例えば、VIP3Aaタ
b)例えばWO2004/090140に記載のような
ンパク質分類からのタンパク質;または
、植物または植物細胞のPARGコード遺伝子の発現お
6)バチルス・チューリンゲンシスまたはB.セレウス
よび/または活性を低下させることができるストレス耐
由来の第二の分泌タンパク質存在下で殺虫性であるバチ
性促進トランス遺伝子を含む植物、
ルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウス由
c)例えばEP04077624.7またはWO200
来の分泌タンパク質、例えば、VIP1AおよびVIP 50
6/133827またはPCT/EP07/00243
( 106 )
209
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210
3に記載のような、ニコチンアミダーゼ、ニコチネート
O95/26407、WO96/34968、WO98
ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌ
/20145、WO99/12950、WO99/66
クレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミ
050、WO99/53072、US6,734,34
ドアデニンジヌクレオチド合成酵素またはニコチンアミ
1、WO2000/11192、WO98/22604
ドホスホリボシルトランスフェラーゼなどのニコチンア
、WO98/32326、WO2001/98509、
ミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植
WO2001/98509、WO2005/00235
物機能性酵素をコードするストレス耐性促進トランス遺
9、US5,824,790、US6,013,861
伝子を含む植物。
、WO94/004693、WO94/009144、
【0231】
WO94/11520、WO95/35026またはW
やはり本発明に従って一般式(I)の化合物によって処 10
O97/20936に開示されている。)、
理することができる植物または植物品種(遺伝子工学な
2)非デンプン炭水化物ポリマーを合成する、または遺
どの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、
伝子組み換えなしに野生型植物と比較して特性が変わっ
収穫産物の量、品質および/または貯蔵安定性の変化お
ている非デンプン炭水化物ポリマーを合成するトランス
よび/または収穫産物の具体的な成分の特性変化も示し
ジェニック植物。例としては、EP0663956、W
、それには下記のものなどがある。
O96/001904、WO96/021023、WO
【0232】
98/039460およびWO99/024593に記
1)物理化学的特性、特にアミロース含有量またはアミ
載のような特にイヌリン型およびレバン型のポリフルク
ロース/アミロペクチン比、分枝度、平均鎖長、側鎖の
トースを産生する植物、WO95/031553、US
分布、粘性挙動、ゲル強度、デンプン粒径および/また
2002/031826、US6,284,479、U
はデンプン粒子形態において、野生型植物細胞または植 20
S5,712,107、WO97/047806、WO
物での合成デンプンと比較して変化していることで、改
97/047807、WO97/047808およびW
質デンプンが特定の用途により適したものとなる改質デ
O2000/14249に記載のようなα−1,4−グ
ンプンを合成するトランスジェニック植物(改質デンプ
ルカン類を産生する植物、WO2000/73422に
ンを合成するこれらのトランスジェニック植物は、例え
開示のようなα−1,6分枝α−1,4−グルカン類を
ばEP0571427、WO95/004826、EP
産生する植物、および例えばWO2000/47727
0719338、WO96/15248、WO96/1
、EP06077301.7、US5,908,975
9581、WO96/27674、WO97/1118
およびEP0728213に記載のようなアルテルナン
8、WO97/26362、WO97/32985、W
を産生する植物、
O97/42328、WO97/44472、WO97
3)例えばWO06/032538、WO2007/0
/45545、WO98/27212、WO98/40 30
39314、WO2007/039315、WO200
503、WO99/58688、WO99/58690
7/039316、JP2006/304779および
、WO99/58654、WO2000/008184
WO2005/012529に記載のようなヒアルロナ
、WO2000/008185、WO2000/280
ンを産生するトランスジェニック植物。
52、WO2000/77229、WO2001/12
【0233】
782、WO2001/12826、WO2002/1
やはり本発明に従って一般式(I)の化合物によって処
01059、WO2003/071860、WO200
理することができる植物または植物品種(遺伝子工学な
4/056999、WO2005/030942、WO
どの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、
2005/030941、WO2005/095632
繊維特性が変化したワタ植物などの植物である。そのよ
、WO2005/095617、WO2005/095
うな植物は、形質転換によりまたはそのような繊維特性
619、WO2005/095618、WO2005/ 40
を変化させる突然変異を含む植物の選択により得ること
123927、WO2006/018319、WO20
ができ、それには下記のものなどがある。
06/103107、WO2006/108702、W
【0234】
O2007/009823、WO2000/22140
a)WO98/000549に記載のような改変型のセ
、WO2006/063862、WO2006/072
ルロース合成酵素遺伝子を含むワタ植物などの植物、
603、WO2002/034923、EP06090
b)WO2004/053219に記載のような改変型
134.5、EP06090228.5、EP0609
のrsw2またはrsw3相同性核酸を含むワタ植物な
0227.7、EP07090007.1、EP070
どの植物、
90009.7、WO2001/14569、WO20
c)WO2001/17333に記載のようなショ糖リ
02/79410、WO2003/33540、WO2
ン酸合成酵素の発現が高くなったワタ植物などの植物、
004/078983、WO2001/19975、W 50
d)WO02/45485に記載のようなワタ植物など
( 107 )
JP
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211
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212
のショ糖合成酵素の発現が高くなった植物、
ta(登録商標)およびNewLeaf(登録商標)(
e)WO2005/017157に記載のような繊維細
ジャガイモ)で販売されているトランスジェニック植物
胞の根底での原形質連絡制御のタイミングが、例えば繊
である。挙げることができる除草剤耐性植物の例には、
維選択的β−1,3−グルカナーゼの低下によって変化
次の商品名Roundup
しているワタ植物などの植物、
グリホセート類に対する耐性、例えば、トウモロコシ、
f)WO2006/136351に記載のような例えば
ワタ、ダイズ)、Liberty
nodCなどのN−アセチルグルコサミントランスフェ
)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、セイヨ
ラーゼ遺伝子およびキチン合成遺伝子の発現により、反
ウアブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに
応性が変わった繊維を有するワタ植物などの植物。
【0235】
Ready(登録商標)(
Link(登録商標
対する耐性)およびSCS(登録商標)(スルホニル尿
10
素に対する耐性、例えばトウモロコシ)で販売されてい
やはり本発明に従って一般式(I)の化合物によって処
るトウモロコシ品種、ワタ品種およびダイズ品種がある
理することができる植物または植物品種(遺伝子工学な
。挙げることができる除草剤耐性植物(除草剤耐性とな
どの植物バイオテクノロジー法によって得たもの)は、
るよう従来の方法で育種された植物)には、Clear
油分特性が変わったセイヨウアブラナまたは関連するア
field(登録商標)の名称(例えばトウモロコシ)
ブラナ(Brassica)植物などの植物である。そ
で販売されている品種などがある。
のような植物は、形質転換によりまたはそのような油分
【0239】
の特徴が変える突然変異を含む植物の選択によって得る
本発明に従って用いるべき式(I)の化合物は、一般的
ことができ、それには下記のものなどがある。
な製剤、例えば液剤、乳濁液、水和剤、水系および油系
【0236】
の懸濁剤、粉剤、ダスト剤、ペースト、可溶性粉体、可
a)例えばUS5,969,169、US5,840, 20
溶性粒剤、散布用粒剤、サスポエマルション濃縮物、活
946またはUS6,323,392またはUS6,0
性化合物を含浸させた天然物質、活性化合物を含浸させ
63,947に記載のような高いオレイン酸含有量を有
た合成物質、肥料、およびポリマー物質中のマイクロカ
する油を産生するセイヨウアブラナ植物などの植物;
プセルへ変換することができる。本発明の文脈において
b)US6,270,828、US6,169,190
、一般式(I)の化合物が噴霧製剤の形態で使用される
またはUS5,965,755に記載のような低いリノ
場合が特に好ましい。
レン酸含有量を有する油を産生するセイヨウアブラナ植
【0240】
物などの植物;
従って本発明はまた、非生物的ストレスに対する植物の
c)例えば米国特許第5,434,283号に記載のよ
抵抗性を強化するための噴霧製剤に関するものでもある
うな低レベルの飽和脂肪酸を有する油を産生するセイヨ
。噴霧製剤について、以下に詳細に説明する。
ウアブラナ植物などの植物。
30
【0241】
【0237】
噴霧施用のための製剤は、公知の方法で、例えば本発明
本発明に従って一般式(I)の化合物によって処理する
に従う使用のための一般式(I)の化合物を、増量剤、
ことができる特に有用なトランスジェニック植物は、形
すなわち液体溶媒および/または固形担体と、適宜に界
質転換事象または形質転換事象の組み合わせを含み、例
面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤および
えば各種の国内もしくは地域規制当局のデータベースで
/または泡形成剤を使用して混合することにより製造さ
列記されている植物である。
れる。さらなる一般的な添加剤、例えば一般的な増量剤
【0238】
および溶媒または希釈剤、色素、湿展剤、分散剤、乳化
本発明に従って一般式(I)の化合物によって処理する
剤、消泡剤、防腐剤、二次増粘剤、固着剤、ジベレリン
ことができる特に有用なトランスジェニック植物は、例
類および水も、適宜に使用することができる。製剤は、
えば1以上の毒素をコードする1以上の遺伝子を有する 40
好適な設備で、または施用前もしくは施用の間のいずれ
植物であり、そして次の商品名:YIELD
かで製造される。
GARD
(登録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)
【0242】
、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコ
使用される補助剤は、組成物自体および/またはそれか
シ)、BiteGard(登録商標)(例えば、トウモ
ら誘導された製剤(例えば噴霧液)に、特定の特性、例
ロコシ)、Bt−Xtra(登録商標)(例えば、トウ
えば特定の技術的特性および/または他の特別の生理的
モロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、
特性を付与するのに適した物質であることができる。代
トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ
表的な補助剤としては、増量剤、溶媒および担体などが
)、Nucotn(登録商標)(ワタ)、Nucotn
ある。
33B(登録商標)(ワタ)、NatureGard
(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Protec 50
【0243】
好適な増量剤は、例えば、水、極性および非極性の有機
( 108 )
JP
213
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A
2015.11.12
214
化学的液体、例えば芳香族および非芳香族炭化水素(例
酸化もしくは硫酸化誘導体がある。好適なアニオン系分
えばパラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフ
散剤は、特にはリグノスルホン酸塩、ポリアクリル酸の
タレン類、クロロベンゼン類)、アルコール類および多
塩およびアリールスルホネート/ホルムアルデヒド縮合
価アルコール類(それは、適切な場合には、置換、エー
物などがある。
テル化および/またはエステル化されていてもよい)、
【0248】
ケトン類(例えば、アセトン、シクロヘキサノン)、エ
本発明に従って使用可能な製剤中に存在し得る好適な消
ステル類(脂肪類および油類など)および(ポリ)エー
泡剤は、農薬活性物質の製剤に従来使用される全ての泡
テル類、置換されていないおよび置換されているアミン
抑制物質である。シリコーン系消泡剤およびステアリン
類、アミド類、ラクタム類(例えば、N−アルキルピロ
酸マグネシウムを好ましく用いることができる。
リドン類)およびラクトン類、スルホン類およびスルホ 10
【0249】
キシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)の種類から
本発明に従って使用可能な製剤に存在しても良い好適な
のものである。
保存剤は、農薬組成物でのそのような目的に用いること
【0244】
ができる全ての物質である。例としては、ジクロロフェ
使用する増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助
ンおよびベンジルアルコール・ヘミホルマールなどがあ
溶媒として使用することもできる。実質的に、有用な液
る。
体溶媒には芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン
【0250】
またはアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物また
本発明に従って使用することができる製剤に存在しても
は塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン類、
良い二次増粘剤には、農薬組成物でのそのような目的に
クロロエチレン類または塩化メチレン、脂肪族炭化水素
用いることができる全ての物質がある。好ましい例には
、例えば、シクロヘキサンまたはパラフィン類、例えば 20
、セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、
、鉱油留分、鉱油および植物油、アルコール類、例えば
改質粘土および微粉砕シリカなどがある。
、ブタノールまたはグリコールとさらにはそれらのエー
【0251】
テルおよびエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メ
本発明に従って使用することができる製剤に存在しても
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシク
良い好適な粘着剤には、種子粉衣で使用可能な全ての一
ロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルスルホキ
般的な結合剤などがある。好ましい例には、ポリビニル
シド、さらには水などがある。
ピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールお
【0245】
よびチロースなどがある。本発明に従って使用すること
無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアン
ができる製剤に存在することができる好適なジベレリン
ブルーなどの着色剤およびアリザリン着色剤、アゾ着色
類は、好ましくはジベレリンA1、A3(=ジベレリン
剤および金属フタロシアニン着色剤などの有機着色剤お 30
酸)、A4およびA7であり、ジベレリン酸が特に好ま
よび鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン
しく用いられる。ジベレリン類は公知である(R.We
および亜鉛の塩などの微量栄養素を用いることが可能で
gler″Chemie
ある。
chutz−
【0246】
kaempfungsmittel″、第2巻、Spr
本発明に従って使用可能な製剤中に存在し得る好適な湿
inger
展剤には、湿潤を促進し、農薬活性物質の製剤に従来使
−412参照)。
用される全ての物質がある。アルキルナフタレンスルホ
【0252】
ネート、例えばジイソプロピルまたはジイソブチルナフ
別の添加剤は、香料、改質されていても良い鉱油もしく
タレンスルホネートを使用することが好ましい。
【0247】
and
der Pflanzens
Schaed−lingsbe
Verlag,
1970,pp.401
は植物油、ロウおよび栄養素(微量栄養素を含む)、例
40
えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン
本発明に従って使用可能な製剤中に存在し得る好適な分
および亜鉛の塩である。さらに、安定剤、例えば低温安
散剤および/または乳化剤は、農薬活性化合物の製剤に
定剤、抗酸化剤、光安定剤または化学的および/または
従来使用される全てのノニオン系、アニオン系およびカ
物理的安定性を改善する他の剤を存在させることができ
チオン系の分散剤である。ノニオン系もしくはアニオン
る。
系分散剤またはノニオン系もしくはアニオン系分散剤の
【0253】
混合物を用いることが好ましい。挙げることができる好
製剤は一般的に、0.01重量%から98重量%、好ま
適なノニオン系分散剤には、特には、エチレンオキシド
しくは0.5重量%から90重量%の一般式(I)の化
/プロピレンオキシドブロックポリマー、アルキルフェ
合物を含有する。
ノールポリグリコールエーテルおよびトリストリリルフ
【0254】
ェノールポリグリコールエーテル、およびそれらのリン 50
本発明による一般式(I)の化合物は、市販製剤中に、
( 109 )
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216
そしてこれらの製剤から調製された使用形態でも、他の
′−トリフルオロビフェニル−2−イル)−1H−ピラ
活性化合物、例えば殺虫剤、誘引剤、滅菌剤、殺細菌剤
ゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル
、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、成長調節物質、除草剤
)−1−メチル−N−[2−(1,1,2,2−テトラ
、薬害軽減剤、肥料またはセミオケミカルとの混合物と
フルオロエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4
して存在することができる。
−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[
【0255】
4−フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサ
さらに、植物自身の防御に対する式(I)の化合物の記
フルオロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−
載されている陽性効果は、殺虫性、殺菌性または殺細菌
ピラゾール−4−カルボキサミド、N−[1−(2,4
性の活性化合物による更なる処理によって支持され得る
。
−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン−2−イ
10
ル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−
【0256】
ピラゾール−4−カルボキサミドおよび相当する塩。
非生物的ストレスに対する抵抗性を強化する上での本発
【0261】
明に従って使用される一般式(I)の化合物またはそれ
F4)呼吸鎖複合体III阻害剤、例えばアミスルブロ
の塩の施用の好ましい時間は、承認された施用量での土
ム、アゾキシストロビン、シアゾファミド、ジモキシス
壌、茎および/または葉の処理である。
トロビン、エネストロビン、ファモキサドン、フェンア
【0257】
ミドン、フルオキサストロビン、クレソキシム−メチル
本発明に従って使用される一般式(I)の活性化合物ま
、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピラクロス
たはそれの塩はさらに、それらの市販の製剤中に、そし
トロビン、ピリベンカルブ、ピコキシストロビン、トリ
てこれらの製剤から調製される使用形態で、他の活性化
フロキシストロビン、(2E)−2−(2−{[6−(
合物、例えば殺虫剤、誘引剤、滅菌剤、殺ダニ剤、殺線 20
3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フルオロピ
虫剤、殺菌剤、殺細菌剤、成長調節物質、植物成熟に影
リミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2−(メト
響を及ぼす物質、薬害軽減剤または除草剤等との混合物
キシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(2E)−2
で存在し得る。特に好ましい混合相手は、例えば、下記
−(エトキシイミノ)−N−メチル−2−(2−{[(
で群分けして記載される異なる種類の活性化合物である
{(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニ
が、それらの順序に優先性があるわけではない。
ル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)
【0258】
エタンアミドおよび相当する塩、(2E)−2−(メト
殺菌剤
キシイミノ)−N−メチル−2−{2−[(E)−({
F1)核酸合成阻害剤、例えば、ベナラキシル、ベナラ
1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ
キシル−M、ブピリメート、キララキシル、クロジラコ
}イミノ)メチル]フェニル}エタンアミド、(2E)
ン、ジメチリモール、エチリモール、フララキシル、ヒ 30
−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E)
メキサゾール、メタラキシル、メタラキシル−M、オフ
−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フェ
ラセ、オキサジキシルおよびオキソリン酸。
ニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル
【0259】
}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド
F2)有糸分裂および細胞分裂の阻害剤、例えばベノミ
、(2E)−2−{2−[({[(2E,3E)−4−
ル、カルベンダジム、ジエトフェンカルブ、フベリダゾ
(2,6−ジクロロフェニル)ブト−3−エン−2−イ
ール、フルオピコリド、ペンシクロン、チアベンダゾー
リデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(
ル、チオファネート−メチル、ゾキサミドおよびクロロ
メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、2−クロ
−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2
ロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ
,4,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]ト
リアゾロ[1,5−a]ピリミジン。
−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボキ
40
サミド、5−メトキシ−2−メチル−4−(2−{[(
【0260】
{(1E)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニ
F3)呼吸鎖複合体I/II阻害剤、例えばジフルメト
ル]エチリデン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)
リム、ビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、ジフ
−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール
ルメトリム、フェンフラム、フルオピラム、フルトラニ
−3−オン、{2−[({シクロプロピル[(4−メト
ル、フラメトピル、メプロニル、オキシカルボキシン、
キシフェニル)イミノ]メチル}スルファニル)メチル
ペンチフルフェン、ペンチオピラド、チフルザミド、N
]フェニル}−3−メトキシアクリル酸2−メチル、N
−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−5−
−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシ
フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−
ル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキシベンズ
カルボキサミド、イソピラザム、セダキサン、3−(ジ
アミドおよび相当する塩。
フルオロメチル)−1−メチル−N−(3′,4′,5
50
【0262】
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F5)脱共役剤、例えばジノカップ、フルアジナム。
−メトキシフェノキシ)メチル]−2,2−ジメチルプ
【0263】
ロピル}−1H−イミダゾール−1−カルボチオエート
F6)ATP産生阻害剤、例えば酢酸フェンチン、塩化
。
フェンチン、水酸化フェンチン、シルチオファム。
【0268】
【0264】
F11)細胞壁合成阻害剤、例えばベンチアバリカルブ
F7)アミノ酸生合成およびタンパク質生合成阻害剤、
、ビアラホス、ジメトモルフ、フルモルフ、イプロバリ
例えばアンドプリム、ブラストシジン−S、シプロジニ
カルブ、ポリオキシン類、ポリオキソリム、バリダマイ
ル、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、メ
シンA。
パニピリム、ピリメタニル。
【0265】
【0269】
10
F12)メラニン生合成阻害剤、例えばカプロパミド、
F8)シグナル伝達阻害剤、例えばフェンピクロニル、
ジクロシメット、フェノキサニル、フタリド、ピロキロ
フルジオキソニル、キノキシフェン。
ン、トリシクラゾール。
【0266】
【0270】
F9)脂質および膜合成阻害剤、例えばクロゾリネート
F13)抵抗性誘発、例えばアシベンゾラル−S−メチ
、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン、アン
ル、プロベナゾール、チアジニル。
プロピルホス、カリウム−アンプロピルホス、エディフ
【0271】
ェンホス、イプロベンホス(IBP)、イソプロチオラ
F14)多部位、例えばカプタホール、キャプタン、ク
ン、ピラゾホス、トルクロホス−メチル、ビフェニル、
ロロタロニル、銅塩、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、
ヨードカルブ、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩
オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン銅およびボル
。
20
ドー液、ジクロフルアニド、ジチアノン、ドジン、ドジ
【0267】
ン遊離塩基、フェルバム、ホルペット、フルオロホルペ
F10)エルゴステロール生合成阻害剤、例えばフェン
ット、グアザチン、酢酸グアザチン、イミノクタジン、
ヘキサミド、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロム
イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン三酢酸
コナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール
塩、マンコッパー、マンコゼブ、マネブ、メチラム、メ
、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、エタコナゾー
チラム亜鉛、プロピネブ、硫黄および多硫化カルシウム
ル、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシ
を含有する硫黄調製物、チラム、トリルフルアニド、ジ
ラゾール、フルトリアホル、フルコナゾール、フルコナ
ネブ、ジラム。
ゾール−cis、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾー
【0272】
ル、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル
F15)未知の機序、例えばアミブロムドール、ベンチ
、パクロブトラゾール、ペンコナゾール、プロピコナゾ 30
アゾール、ベトキサジン、カプシマイシン、カルボン、
ール、プロチオコナゾール、シキコナゾール、スピロキ
キノメチオナート、クロロピクリン、クフラネブ、シフ
サミン、テブコナゾール、トリアジメホン、トリアジメ
ルフェナミド、シモキサニル、ダゾメット、デバカルブ
ノール、トリチコナゾール、ウニコナゾール、ボリコナ
、ジクロメジン、ジクロロフェン、ジクロラン、ジフェ
ゾール、イマザリル、硫酸イマザリル、オキスポコナゾ
ンゾコート、ジフェンゾコートメチル硫酸、ジフェニル
ール、フェナリモル、フルルプリミドール、ヌアリモル
アミン、エタボキサム、フェリムゾン、フルメトベル、
、ピリフェノックス、トリホリン、ペフラゾエート、プ
フルスルファミド、フルオピコリド、フルオロイミド、
ロクロラズ、トリフルミゾール、ビニコナゾール、アル
ホセチル−Al、ヘキサクロロベンゼン、8−ヒドロキ
ジモルフ、ドデモルフ、酢酸ドデモルフ、フェンプロピ
シ−キノリン硫酸塩、イプロジオン、イルママイシン、
モルフ、トリデモルフ、フェンプロピジン、ナフチフィ
イソチアニル、メタスルホカルブ、メトラフェノン、イ
ン、ピリブチカルブ、テルビナフィン、1−(4−クロ 40
ソチオシアン酸メチル、ミルジオマイシン、ナタマイシ
ロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール
ン、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロター
−1−イル)シクロヘプタノール、1−(2,2−ジメ
ル−イソプロピル、オクチリノン、オキサモカルブ、オ
チル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)
キシフェンチイン、ペンタクロロフェノールおよび塩、
−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、N′−
2−フェニルフェノールおよび塩、ピペラリン、プロパ
{5−(ジフルオロメチル)−2−メチル−4−[3−
ノシン−ナトリウム、プロキナジド、ピロールニトリン
(トリメチルシリル)プロポキシ]フェニル}−N−エ
、キントゼン、テクロフタラム、テクナゼン、トリアゾ
チル−N−メチルイミドホルムアミド、N−エチル−N
キシド、トリクラミド、ザリラミドおよび2,3,5,
−メチル−N′−{2−メチル−5−(トリフルオロメ
6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン
チル)−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ]
、N−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)−N−エチ
フェニル}イミドホルムアミドおよびO−{1−[(4 50
ル−4−メチルベンゼンスルホンアミド、2−アミノ−
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4−メチル−N−フェニル−5−チアゾールカルボキサ
ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−
ミド、2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,
4−カルボキサミド、N−(6−メトキシ−3−ピリジ
3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピ
ニル)シクロプロパンカルボキサミド、1−[(4−メ
リジンカルボキサミド、3−[5−(4−クロロフェニ
トキシフェノキシ)メチル]−2,2−ジメチルプロピ
ル)−2,3−ジメチルイソオキサゾリジン−3−イル
ル−1H−イミダゾール−1−カルボン酸、O−[1−
]ピリジン、シス−1−(4−クロロフェニル)−2−
[(4−メトキシフェノキシ)メチル]−2,2−ジメ
(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロ
チルプロピル]−1H−イミダゾール−1−カルボチオ
ヘプタノール、2,4−ジヒドロ−5−メトキシ−2−
酸、2−(2−{[6−(3−クロロ−2−メチルフェ
メチル−4−[[[[1−[3−(トリフルオロメチル
ノキシ)−5−フルオロピリミジン−4−イル]オキシ
)フェニル]エチリデン]アミノ]オキシ]メチル]フ 10
}フェニル)−2−(メトキシイミノ)−N−メチルア
ェニル]−3H−1,2,3−トリアゾール−3−オン
セトアミド。
(185336−79−2)、1−(2,3−ジヒドロ
【0273】
−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1
殺細菌剤
H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、3,4,5
ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ジメチ
−トリクロロ−2,6−ピリジンジカルボニトリル、2
ルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン、オク
−[[[シクロプロピル[(4−メトキシフェニル)イ
チリノン、フランカルボン酸、オキシテトラサイクリン
ミノ]メチル]チオ]メチル]−α−(メトキシメチレ
、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラ
ン)ベンゾ酢酸メチル、4−クロロ−α−プロピニルオ
ム、硫酸銅および他の銅調製物。
キシ−N−[2−[3−メトキシ−4−(2−プロピニ
【0274】
ルオキシ)フェニル]エチル]ベンゾアセトアミド、( 20
殺菌剤/殺ダニ剤/殺線虫剤
2S)−N−[2−[4−[[3−(4−クロロフェニ
I1)アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤
ル)−2−プロピニル]オキシ]−3−メトキシフェニ
、例えば、
ル]エチル]−3−メチル−2−[(メチルスルホニル
カーバメート系、例えば、アラニカルブ、アルジカルブ
)アミノ]ブタンアミド、5−クロロ−7−(4−メチ
、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム
ルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフ
、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、
ルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカル
a]ピリミジン、5−クロロ−6−(2,4,6−トリ
ブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ
フルオロフェニル)−N−[(1R)−1,2,2−ト
、メチオカルブ、メソミル、メトルカルブ、オキサミル
リメチルプロピル][1,2,4]トリアゾロ[1,5
、ピリミカルブ、プロポクスル、チオジカルブ、チオフ
−a]ピリミジン−7−アミン、5−クロロ−N−[( 30
ァノックス、トリアザメート、トリメタカルブ、XMC
1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−(2,4,
およびキシリルカルブ;または有機リン酸エステル系、
6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ
例えば、アセフェート、アザメチホス、アジンホス(−
[1,5−a]ピリミジン−7−アミン、N−[1−(
メチル、−エチル)、カズサホス、クロルエトキシホス
5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチル]
、クロルフェンビンホス、クロルメホス、クロルピリホ
−2,4−ジクロロニコチンアミド、N−(5−ブロモ
ス(−メチル)、クマホス、シアノフェンホス、デメト
−3−クロロピリジン−2−イル)メチル−2,4−ジ
ン−S−メチル、ダイアジノン、ジクロルボス/DDV
クロロニコチンアミド、2−ブトキシ−6−ヨード−3
P、ジクロトホス、ジメトエート、ジメチルビンホス、
−プロピルベンゾピラノン−4−オン、N−{(Z)−
ジスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス、ファ
[(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフル
ムフール、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンチ
オロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル 40
オン、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イソフェンホス
}−2−ベンゾアセトアミド、N−(3−エチル−3,
、O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチル酸イ
5,5−トリメチルシクロヘキシル)−3−ホルミルア
ソプロピル、イソオキサチオン、マラチオン、メカルバ
ミノ−2−ヒドロキシベンズアミド、2−[[[[1−
ム、メタミドホス、メチダチオン、メビンホス、モノク
[3−(1−フルオロ−2−フェニルエチル)オキシ]
ロトホス、ナレド、オメトエート、オキシデメトン−メ
フェニル]エチリデン]アミノ]オキシ]メチル]−α
チル、パラチオン(−メチル)、フェントエート、ホレ
−(メトキシイミノ)−N−メチル−αE−ベンゾアセ
ート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ホキシ
トアミド、N−{2−[3−クロロ−5−(トリフルオ
ム、ピリミホス(−メチル)、プロフェノホス、プロペ
ロメチル)ピリジン−2−イル]エチル}−2−(トリ
タムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェン
フルオロメチル)ベンズアミド、N−(3′,4′−ジ
チオン、キナルホス、スルホテップ、テブピリムホス、
クロロ−5−フルオロビフェニル−2−イル)−3−( 50
テメホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、チオメ
( 112 )
221
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A
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222
トン、トリアゾホス、トリクロルホンおよびバミドチオ
リプロキシフェン。
ン。
【0281】
【0275】
I8)作用機序が未知または未特定の活性化合物、例え
I2)GABA−依存性塩化物チャンネル拮抗薬、例え
ば、
ば
燻蒸剤、例えば、臭化メチルおよび他のハロゲン化アル
有機塩素系、例えば、クロルデンおよびエンドスルファ
キル類;または
ン(α−)、または
クロロピクリン;フッ化スルフリル;硼砂;吐酒石。
フィプロール系(フェニルピラゾール類)、例えばエチ
【0282】
プロール、フィプロニル、ピラフルプロールおよびピリ
プロール。
I9)選択的摂食阻害薬、例えばピメトロジンまたはフ
10
ロニカミド。
【0276】
【0283】
I3)ナトリウムチャンネル調節剤/電位依存性ナトリ
I10)ダニ成長阻害薬、例えば、クロフェンテジン、
ウムチャンネル遮断薬、例えば、
ジフロビダジン、ヘキシチアゾクス、エトキサゾール。
ピレスロイド系、例えばアクリナトリン、アレスリン(
【0284】
d−シス−トランス、d−トランス)、ビフェントリン
I11)昆虫腸膜の微生物撹乱剤、例えばバチルス・チ
、ビオアレスリン、ビオアレスリン−S−シクロペンテ
ューリンゲンシス亜種イスラエレンシス、バチルス・ス
ニル、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルト
ファエリクス、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイ
リン(β−)、シハロトリン(γ−、λ−)、シペルメ
ザワイ(aizawai)、バチルス・チューリンゲン
トリン(α−、β−、θ−、ζ−)、シフェノトリン[
シス亜種クルスタキ(kurstaki)、バチルス・
(1R)−トランス異性体]、デルタメトリン、ジメフ 20
チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(tenebr
ルトリン、エムペントリン[(EZ)−(1R)異性体
ionis)およびBT植物タンパク質、例えばCry
]、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フ
1Ab、Cry1Ac、Cry1Fa、Cry2Ab、
ェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネー
mCry3A、Cry3Ab、Cry3Bb、Cry3
ト、フルメトリン、フルバリネート(τ−)、ハルフェ
4/35Ab1。
ンプロックス、イミプロトリン、メトフルトリン、ペル
【0285】
メトリン、フェノトリン[(1R)−トランス異性体]
I12)酸化的リン酸化阻害剤であるATP攪乱物質、
、プラレトリン、プロフルトリン、ピレトリン類(除虫
例えば、
菊)、レスメトリン、RU15525、シラフルオフェ
ジアフェンチウロン;または
ン、テフルトリン、テトラメトリン[(1R)−異性体
有機スズ系化合物、例えば、アゾシクロチン、シヘキサ
]、トラロメトリン、トランスフルトリンおよびZXI 30
チン、酸化フェンブタチン;または
8901、またはDDT;またはメトキシクロル。
プロパルギット、テトラジホン。
【0277】
【0286】
I4)ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬、例えば
I13)Hプロトン勾配を遮断することによる酸化的リ
ネオニコチノイド系、例えば、アセタミプリド、クロチ
ン酸化の脱共役剤、例えば、クロルフェナピルおよびD
アニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピ
NOC。
ラム、チアクロプリド、チアメトキサム;またはニコチ
【0287】
ン。
I14)ニコチン性アセチルコリン受容体拮抗薬、例え
【0278】
ばベンスルタップ、カルタップ(塩酸塩)、チオシラム
I5)アロステリック性のアセチルコリン受容体調節剤
(作動薬)、例えば、
(thiocylam)およびチオスルタップ(−ナト
40
リウム)。
スピノシン系、例えば、スピネトラムおよびスピノサド
【0288】
。
I15)キチン生合成阻害剤、0型、例えば、ベンゾイ
【0279】
ル尿素系、例えば、ビストリフルロン、クロルフルアズ
I6)塩化物チャンネル活性化剤、例えば、
ロン、ジフルベンズロン、フルアズロン、フルシクロク
エバーメクチン系/ミルベマイシン系、例えば、アバメ
スロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフ
クチン、エマメクチン、安息香酸エマメクチン、レピメ
ェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズ
クチンおよびミルベメクチン。
ロンおよびトリフルムロン。
【0280】
【0289】
I7)幼若ホルモンの類似体、例えば、ハイドロプレン
I16)キチン生合成阻害剤、1型、例えば、ブプロフ
、キノプレン、メトプレンまたはフェノキシカルブ;ピ 50
ェジン。
( 113 )
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【0290】
ート、キノメチオネート、氷晶石、シフルメトフェン、
I17)脱皮攪乱物質、例えば、シロマジン。
ジコホール、5−クロロ−2−[(3,4,4−トリフ
【0291】
ルオロブト−3−エン−1−イル)スルホニル]−1,
I18)エクジソン作動薬/攪乱物質、例えば、
3−チアゾール、フルフェネリム、ピリダリルおよびピ
ジアシルヒドラジン系、例えば、クロマフェノジド、ハ
リフルキナゾン、さらにはバチルス・ファーマスに基づ
ロフェノジド、メトキシフェノジドおよびテブフェノジ
く製品(I−1582、BioNeem、Votivo
ド。
)、さらには下記の公知の活性化合物:4−{[(6−
【0292】
ブロモピリド−3−イル)メチル](2−フルオロエチ
I19)オクトパミン作動薬、例えば、アミトラズ。
【0293】
ル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007
10
/115644から公知)、4−{[(6−フルオロピ
I20)複合体III電子伝達阻害剤、例えば、ヒドラ
リド−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル
メチルノン、アセキノシル、フルアクリピリム。
)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/
【0294】
115644から公知)、4−{[(2−クロロ−1,
I21)複合体I電子伝達阻害剤、例えば、METI系
3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フルオロエ
殺ダニ剤の群からのもの、例えば、フェナザキン、フェ
チル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(WO200
ンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブ
7/115644から公知)、4−{[(6−クロロピ
フェンピラド、トルフェンピラド;または
リド−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)アミ
ロテノン(デリス)。
ノ}フラン−2(5H)−オン(WO2007/115
【0295】
644から公知)、4−{[(6−クロロピリド−3−
I22)電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例え 20
イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}
ば、インドキサカルブ;メタフルミゾン。
フラン−2(5H)−オン(WO2007/11564
【0296】
4から公知)、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピ
I23)アセチル−CoAカルボキシラーゼの阻害薬、
リド−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラン−
例えばテトロン酸誘導体、例えばスピロジクロフェンお
2(5H)−オン(WO2007/115643から公
よびスピロメシフェン;またはテトラミン酸誘導体、例
知)、4−{[(5,6−ジクロロピリド−3−イル)
えばスピロテトラマト。
メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン−2(
【0297】
5H)−オン(WO2007/115646から公知)
I24)複合体IV電子伝達阻害剤、例えばホスフィン
、4−{[(6−クロロ−5−フルオロピリド−3−イ
類、例えばリン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホ
ル)メチル](シクロプロピル)アミノ}フラン−2(
スフィン、リン化亜鉛;またはシアン化物。
30
5H)−オン(WO2007/115643から公知)
【0298】
、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](
I25)複合体II電子伝達阻害剤、例えばシエノピラ
シクロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(
フェン。
EP−A−0539588から公知)、4−{[(6−
【0299】
クロロピリド−3−イル)メチル](メチル)アミノ}
I26)リアノジン受容体エフェクター、例えば、ジア
フラン−2(5H)−オン(EP−A−0539588
ミド系、例えば、フルベンジアミド、クロラントラニリ
から公知)、[1−(6−クロロピリジン−3−イル)
プロール(リナキシピル)、シアントラニリプロール(
エチル](メチル)オキシド−λ
シアジピル)、さらには3−ブロモ−N−{2−ブロモ
シアナミド(WO2007/149134から公知)お
−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピルエチル)カ
よびそれのジアステレオマー{[(1R)−1−(6−
ルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン− 40
クロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシ
2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(
ド−λ
WO2005/077934から公知)またはメチル2
1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル
−[3,5−ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(
](メチル)オキシド−λ
3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−
ナミド(同様にWO2007/149134から公知)
5−イル]カルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2
、1−[2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,
−ジメチルヒドラジンカルボキシレート(WO2007
2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル]−
/043677から公知)。
3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリ
【0300】
アゾール−5−アミン(WO2006/043635か
作用機序が未知の別の活性化合物、例えば、アザジラク
ら公知)、[(3S,4αR,12R,12αS,12
チン、アミドフルメト、ベンゾキシメート、ビフェナゼ 50
βS)−3−[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]
6
4
−スルファニリデン
−スルファニリデン}シアナミドおよび{[(
6
−スルファニリデン}シア
( 114 )
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−6,12−ジヒドロキシ−4,12b−ジメチル−1
ゾジオキシン−6−イル)オキシ]キノリン−4−イル
1−オキソ−9−(ピリジン−3−イル)−1,3,4
(JP2008110953から公知)、PF1364
,4a,5,6,6α,12,12α,12β−デカヒ
(ケミカル・アブストラクツ番号1204776−60
ドロ−2H,11H−ベンゾ[f]ピラノ[4,3−b
−2、JP2010018586から公知)、5−[5
]クロメン−4−イル]メチルシクロプロパンカルボキ
−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロ
シレート(WO2006/129714から公知)、2
メチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−
−シアノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメ
3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
チルベンゼンスルホンアミド(WO2006/0564
1−イル)ベンゾニトリル(WO2007/07545
33から公知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキ
9から公知)、5−[5−(2−クロロピリジン−4−
シ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(WO200 10
イル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒド
6/100288から公知)、2−シアノ−3−(ジフ
ロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−(1H−
ルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンスルホンアミド
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル
(WO2005/035486から公知)、4−(ジフ
(WO2007/075459から公知)、4−[5−
ルオロメトキシ)−N−エチル−N−メチル−1,2−
(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメ
ベンゾチアゾール−3−アミン1,1−ジオキサイド(
チル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3
WO2007/057407から公知)、N−[1−(
−イル]−2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2
2,3−ジメチルフェニル)−2−(3,5−ジメチル
,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベン
フェニル)エチル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チア
ズアミド(WO2005/085216から公知)。
ゾール−2−アミン(WO2008/104503から
【0301】
公知)、{1′−[(2E)−3−(4−クロロフェニ
20
薬害軽減剤は好ましくは、下記のものからなる群から選
ル)プロパ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピ
択される。
ロ[インドール−3,4′−ピペリジン]−1(2H)
【0302】
−イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(
S1)式(S1)の化合物:
WO2003/106457から公知)、3−(2,5
【化18】
−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ
−1,8−ジアザスピロ[4.5]デク−3−エン−2
−オン(WO2009/049851から公知)、炭酸
【0303】
3−(2,5−ジメチルフェニル)−8−メトキシ−2
[記号および指数は下記の意味を有し、
−オキソ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デク−3−
nA は0から5、好ましくは0から3の自然数であり;
エン−4−イルエチル(WO2009/049851か 30
RA
ら公知)、4−(ブト−2−イン−1−イルオキシ)−
1
6−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−
−ハロアルキルであり;
フルオロピリミジン(WO2004/099160から
WA は、NまおよびO基からの1から3個の環ヘテロ原
公知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフ
子を有する部分不飽和もしくは芳香族の5員複素環の群
ルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル
からの置換されていないか置換されている2価複素環基
)マロノニトリル(WO2005/063094から公
であり、その環には少なくとも1個の窒素原子および最
知)、(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフル
大で1個の酸素原子が存在し、好ましくは下記の(WA
オロペンチル)(3,3,4,4,4−ペンタフルオロ
1
ブチル)マロノニトリル(WO2005/063094
【化19】
1
は、ハロゲン、(C1 −C4 )−アルキル、(C
−C4 )−アルコキシ、ニトロまたは(C1 −C4 )
)から(WA
4
):
から公知)、8−[2−(シクロプロピルメトキシ)− 40
4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−3−[6−
(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]−3−
アザビシクロ[3.2.1]オクタン(WO2007/
040280/282から公知)、炭酸2−エチル−7
【0304】
−メトキシ−3−メチル−6−[(2,2,3,3−テ
の群からの基であり;
トラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオ
mA は0または1であり;
キシン−6−イル)オキシ]キノリン−4−イルメチル
RA
(JP2008110953から公知)、酢酸2−エチ
または好ましくはOおよびSからなる群からの少なくと
ル−7−メトキシ−3−メチル−6−[(2,2,3,
も1個の窒素原子および3個以下のヘテロ原子を有する
3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベン 50
飽和もしくは不飽和の3から7員複素環(それは窒素原
2
は、ORA
3
、SRA
3
もしくはNRA
3
RA
4
( 115 )
JP
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A
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子を介して(S1)におけるカルボニル基に結合してお
6)などの化合物および例えばEP−A−268554
り、置換されていないか(C1 −C4 )−アルキル、(
に記載の関連化合物;
C1 −C4 )−アルコキシもしくは置換されていても良
d)トリアゾールカルボン酸型の化合物(S1
いフェニルからなる群からの基によって置換されている
ましくはフェンクロラゾール(−エチルエステル)、す
。)、好ましくは式ORA
3
、NHRA
H3 )2 の基、特別には式ORA
RA
3
3
4
またはN(C
d
)、好
なわち1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリク
の基であり;
ロロメチル−(1H)−1,2,4−トリアゾール−3
は、水素または好ましくは合計で1から18個の
−カルボン酸エチル(S1−7)などの化合物、および
炭素原子を有する置換されていないか置換されている脂
EP−A−174562およびEP−A−346620
肪族ヒドロカルビル基であり;
に記載の関連化合物;
RA
4
は、水素、(C1 −C6 )−アルキル、(C1 − 10
e)5−ベンジル−もしくは5−フェニル−2−イソオ
C6 )−アルコキシまたは置換されているまたは置換さ
キサゾリン−3−カルボン酸型または5,5−ジフェニ
れていないフェニルであり;
ル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸型の化合物
RA
8
5
は、H、(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
(S1
)−ハロアルキル、(C1 −C4 )−アルコキシ−(
C1 −C8 )−アルキル、シアノまたはCOORA
あり、RA
9
9
e
)、好ましくは5−(2,4−ジクロロベンジ
ル)−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル(
で
S1−8)または5−フェニル−2−イソオキサゾリン
は水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C
−3−カルボン酸エチル(S1−9)などの化合物およ
−C8 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−アルコキ
びWO−A−91/08202に記載の関連化合物、ま
シ−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C6 )−ヒド
たは特許出願WO−A−95/07897に記載の5,
ロキシアルキル、(C3 −C1
5−ジフェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン
1
2
)−シクロアルキルま
たはトリ−(C1 −C4 )−アルキルシリルであり;
RA
6
、RA
7
、RA
8
20
酸(S1−10)もしくは5,5−ジフェニル−2−イ
は同一であるか異なっており、
ソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル(S1−11)
それぞれ水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C1 −C
(「イソキサジフェン−エチル」)もしくは5,5−ジ
)−シクロアルキ
フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸n−
ルまたは置換されているまたは置換されていないフェニ
プロピル(S1−12)もしくは5−(4−フルオロフ
ルである。];
ェニル)−5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−
好ましくは:
カルボン酸エチル(S1−13)。
a)ジクロロフェニルピラゾリン−3−カルボン酸型(
【0305】
8
)−ハロアルキル、(C3 −C1
S1
a
2
)の化合物、好ましくは1−(2,4−ジクロロ
フェニル)−5−(エトキシカルボニル)−5−メチル
S2)下記式(S2)のキノリン誘導体:
【化20】
−2−ピラゾリン−3−カルボン酸、1−(2,4−ジ 30
クロロフェニル)−5−(エトキシカルボニル)−5−
メチル−2−ピラゾリン−3−カルボン酸エチル(S1
−1)(「メフェンピル−ジエチル」)などの化合物、
【0306】
およびWO−A−91/07874に記載の関連化合物
[式中、記号および指数は下記の意味を有し、
;
RB
b)ジクロロフェニルピラゾールカルボン酸の誘導体(
1
S1
b
)、好ましくは1−(2,4−ジクロロフェニル
1
は、ハロゲン、(C1 −C4 )−アルキル、(C
−C4 )−アルコキシ、ニトロまたは(C1 −C4 )
−ハロアルキルであり;
)−5−メチルピラゾール−3−カルボン酸エチル(S
nB は、0から5、好ましくは0から3の自然数であり
1−2)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−イ
;
ソプロピルピラゾール−3−カルボン酸エチル(S1− 40
RB
3)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(1,
または好ましくはOおよびSの群からの少なくとも1個
1−ジメチルエチル)ピラゾール−3−カルボン酸エチ
の窒素原子および3個以下のヘテロ原子を有する飽和も
ル(S1−4)などの化合物およびEP−A−3331
しくは不飽和の3から7員複素環(それは窒素原子を介
31およびEP−A−269806に記載の関連化合物
して(S2)におけるカルボニル基に結合しており、置
;
換されていないか(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −
c)1,5−ジフェニルピラゾール−3−カルボン酸の
誘導体(S1
c
)、好ましくは1−(2,4−ジクロロ
フェニル)−5−フェニルピラゾール−3−カルボン酸
2
は、ORB
3
、SRB
3
もしくはNRB
3
RB
4
C4 )−アルコキシもしくは置換されていても良いフェ
ニルの群からの基によって置換されている。)、好まし
くは式ORB
3
、NHRB
エチル(S1−5)、1−(2−クロロフェニル)−5
、特別には式ORB
−フェニルピラゾール−3−カルボン酸メチル(S1− 50
RB
3
3
4
またはN(CH3 )2 の基
の基であり;
は、水素または好ましくは合計で1から18個の
( 116 )
JP
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炭素原子を有する置換されていないか置換されている脂
−C4 )−ハロアルケニル、(C3 −C7 )−シクロア
肪族ヒドロカルビル基であり;
ルキル、好ましくはジクロロメチルであり;
RB
4
は、水素、(C1 −C6 )−アルキル、(C1 −
RC
2
、RC
3
は同一であるか異なっており、それぞれ
C6 )−アルコキシまたは置換されているまたは置換さ
水素、(C1 −C4 )−アルキル、(C2 −C4 )−ア
れていないフェニルであり;
ルケニル、(C2 −C4 )−アルキニル、(C1 −C4
TB は、置換されていないか1個もしくは2個の(C1
)−ハロアルキル、(C2 −C4 )−ハロアルケニル、
−C4 )アルキル基または[(C1 −C3 )−アルコキ
(C1 −C4 )−アルキルカルバモイル−(C1 −C4
シ]カルボニルによって置換されている(C1 またはC
)−アルキル、(C2 −C4 )−アルケニルカルバモイ
2
)−アルカンジイル鎖である。];
ル−(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−アル
好ましくは、
10
a)8−キノリンオキシ酢酸型の化合物(S2
a
コキシ−(C1 −C4 )−アルキル、ジオキソラニル(
)、好
C1 −C4 )−アルキル、チアゾリル、フリル、フリル
ましくは(5−クロロ−8−キノリンオキシ)酢酸1−
アルキル、チエニル、ピペリジル、置換されているまた
メチルヘキシル(「クロキントセット−メキシル」)(
は置換されていないフェニルであり、またはRC
S2−1)、(5−クロロ−8−キノリンオキシ)酢酸
びRC
1,3−ジメチルブト−1−イル(S2−2)、(5−
れていない複素環、好ましくはオキサゾリジン、チアゾ
クロロ−8−キノリンオキシ)酢酸4−アリルオキシブ
リジン、ピペリジン、モルホリン、ヘキサヒドロピリミ
チル(S2−3)、(5−クロロ−8−キノリンオキシ
ジンまたはベンゾオキサジン環を形成している。]、好
)酢酸1−アリルオキシプロパ−2−イル(S2−4)
ましくは、発芽前薬害軽減剤(土壌活性薬害軽減剤)と
、(5−クロロ−8−キノリンオキシ)酢酸エチル(S
して使用されるジクロロアセトアミド型の活性化合物、
2−5)、(5−クロロ−8−キノリンオキシ)酢酸メ 20
例えば「ジクロルミド」(N,N−ジアリル−2,2−
チル(S2−6)、(5−クロロ−8−キノリンオキシ
ジクロロアセトアミド)(S3−1)、Stauffe
)酢酸アリル(S2−7)、(5−クロロ−8−キノリ
rからの「R−29148」(3−ジクロロアセチル−
ンオキシ)酢酸2−(2−プロピリデンイミノキシ)−
2,2,5−トリメチル−1,3−オキサゾリジン)(
1−エチル(S2−8)、(5−クロロ−8−キノリン
S3-2)、Staufferからの「R−28725
オキシ)酢酸2−オキソプロパ−1−イル(S2−9)
」(3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチル−1,3
およびEP−A−86750、EP−A−94349お
−オキサゾリジン)(S3-3)、「ベノキサコール」
よびEP−A−191736またはEP−A−0492
(4−ジクロロアセチル−3,4−ジヒドロ−3−メチ
366に記載の関連化合物、さらにはWO−A−200
ル−2H−1,4−ベンゾオキサジン)(S3-4)、
2/34048に記載の(5−クロロ−8−キノリンオ
PPG
キシ)酢酸(S2−10)、それの水和物および塩、例 30
2」(N−アリル−N−[(1,3−ジオキソラン−2
えばそれのリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウ
−イル)メチル]ジクロロアセトアミド)(S3−5)
ム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、アンモニウム、
、Sagro−Chemからの「DKA−24」(N−
四級アンモニウム、スルホニウムまたはホスホニウム塩
アリル−N−[(アリルアミノカルボニル)メチル]ジ
;
クロロアセトアミド)(S3−6)、Nitrokem
b)(5−クロロ−8−キノリンオキシ)マロン酸型の
化合物(S2
b
3
2
およ
が一体となって、置換されているまたは置換さ
Industriesからの「PPG−129
iaまたはMonsantoからの「AD−67」また
)、好ましくは(5−クロロ−8−キノ
は「MON4660」(3−ジクロロアセチル−1−オ
リンオキシ)マロン酸ジエチル、(5−クロロ−8−キ
キサ−3−アザスピロ[4.5]デカン)(S3−7)
ノリンオキシ)マロン酸ジアリル、(5−クロロ−8−
、TRI−Chemical
キノリンオキシ)マロン酸メチルエチルなどの化合物お
よびEP−A−0582198に記載の関連化合物。
RTからの「TI−35
」(1−ジクロロアセチルアゼパン)(S3−8)、「
40
ジクロノン(diclonon)」(ジシクロノン(d
【0307】
icyclonone))またはBASFからの「BA
S3)下記式(S3)の化合物:
S145138」または「LAB145138」(S3
【化21】
−9)((RS)−1−ジクロロアセチル−3,3,8
a−トリメチルパーヒドロピロロ[1,2−a]ピリミ
ジン−6−オン)、「フリラゾール(furilazo
le)」または「MON13900」((RS)−3−
【0308】
ジクロロアセチル−5−(2−フリル)−2,2−ジメ
[式中、記号および指数は下記の意味を有し、
チルオキサゾリジン)(S3−10)、およびそれの(
RC
1
は、(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )
−ハロアルキル、(C2 −C4 )−アルケニル、(C2
R)異性体(S3−11)。
50
【0309】
( 117 )
JP
2015-532650
231
A
2015.11.12
232
S4)下記式(S4)のN−アシルスルホンアミド類お
、ピロリジニルまたはピペリジニル基を形成しており;
よびそれの塩。
RD
【化22】
−(C1 −C4 )−アルキルアミノ、(C1 −C6 )−
7
は、水素、(C1 −C4 )−アルキルアミノ、ジ
アルキル、(C3 −C6 )−シクロアルキルであり、後
者の2種類の基はハロゲン、(C1 −C4 )−アルコキ
シ、(C1 −C6 )−ハロアルコキシおよび(C1 −C
4
【0310】
[式中、記号および指数は下記の意味を有し、
ルキルからなる群からのvD 個の置換基によって置換さ
XD はCHまたはNであり;
RD
1
はCO−NRD
5
RD
10
6
またはNHCO−RD
7
であり;
RD
2
)−アルキルチオ、そしてさらに環状基の場合には(
C1 −C4 )−アルキルおよび(C1 −C4 )−ハロア
れており;
nD は0、1または2であり;
mD は1または2であり;
は、ハロゲン、(C1 −C4 )−ハロアルキル、
(C1 −C4 )−ハロアルコキシ、ニトロ、(C1 −C
vD は0、1、2または3である。]。
【0311】
)−アルキル、(C1 −C4 )−アルコキシ、(C1
これらのうち、好ましいものは、N−アシルスルホンア
−C4 )−アルキルスルホニル、(C1 −C4 )−アル
ミド型の化合物、例えばWO−A−97/45016か
コキシカルボニルまたは(C1 −C4 )−アルキルカル
ら公知である下記の式(S4
ボニルであり;
【化23】
4
RD
3
a
)の化合物:
は、水素、(C1 −C4 )−アルキル、(C2 −
C4 )−アルケニルまたは(C2 −C4 )−アルキニル 20
であり;
RD
4
は、ハロゲン、ニトロ、(C1 −C4 )−アルキ
【0312】
ル、(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−
[式中、
ハロアルコキシ、(C3 −C6 )−シクロアルキル、フ
RD
ェニル、(C1 −C4 )−アルコキシ、シアノ、(C1
−シクロアルキルであり、後者の2種類の基は、ハロゲ
−C4 )−アルキルチオ、(C1 −C4 )−アルキルス
ン、(C1 −C4 )−アルコキシ、(C1 −C6 )−ハ
ルフィニル、(C1 −C4 )−アルキルスルホニル、(
ロアルコキシおよび(C1 −C4 )−アルキルチオ、そ
C1 −C4 )−アルコキシカルボニルまたは(C1 −C
して環状基の場合はさらに(C1 −C4 )−アルキルお
4
)−アルキルカルボニルであり;
RD
5
は、水素、(C1 −C6 )−アルキル、(C3 − 30
7
は、(C1 −C6 )−アルキル、(C3 −C6 )
よび(C1 −C4 )−ハロアルキルからなる群からのv
D
個の置換基によって置換されており;
4
C6 )−シクロアルキル、(C2 −C6 )−アルケニル
RD
、(C2 −C6 )−アルキニル、(C5 −C6 )−シク
1
ロアルケニル、フェニルまたは窒素、酸素および硫黄の
mD は1または2であり;
群からのvD 個のヘテロ原子を含む3から6員複素環で
vD は0、1、2または3である。]
あり、後者の7種類の基は、ハロゲン、(C1 −C6 )
および
−アルコキシ、(C1 −C6 )−ハロアルコキシ、(C
例えばWO−A−99/16744から公知である下記
1
−C2 )−アルキルスルフィニル、(C1 −C2 )−
アルキルスルホニル、(C3 −C6 )−シクロアルキル
は、ハロゲン、(C1 −C4 )−アルキル、(C
−C4 )−アルコキシ、CF3 であり;
式(S4
b
)のアシルスルファモイルベンズアミド類:
【化24】
、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、(C1 −C
4
)−アルキルカルボニルおよびフェニル、そして環状 40
基の場合にはさらに(C1 −C4 )−アルキルおよび(
C1 −C4 )−ハロアルキルの群からのvD 個の置換基
【0313】
によって置換されており;
例えば、
RD
6
6
は、水素、(C1 −C6 )アルキル、(C2 −C
)アルケニルまたは(C2 −C6 )アルキニルであり
RD
5
=シクロプロピルおよび(RD
5
RD
C4 )アルキル、(C1 −C4 )アルコキシおよび(C
2−OMe(S4−2)、
−C4 )アルキルチオからなる群からのvD 個の基に
よって置換されており、または
RD
5
およびRD
6
がそれらが有する窒素原子とともに 50
)=2−OMe
(「シプロスルファミド」、S4−1)、
、後者の3種類の基はハロゲン、ヒドロキシ、(C1 −
1
4
RD
5
=シクロプロピルおよび(RD
=エチルおよび(RD
4
4
)=5−Cl−
)=2−OMe(S4−
3)、
RD
5
=イソプロピルおよび(RD
4
)=5−Cl−2
( 118 )
JP
233
5
=イソプロピルおよび(RD
A
2015.11.12
234
−OMe(S4−4)および
RD
2015-532650
S7)WO−A−1998/38856に記載の式(S
4
)=2−OMe(
7)の化合物:
S4−5)
【化26】
であるもの、
および
例えばEP−A−365484から公知である式(S4
c
)のN−アシルスルファモイルフェニル尿素型の化合
物:
【0318】
【化25】
[式中、記号および指数は下記の意味を有し、
10
RE
1
、RE
2
はそれぞれ独立に、ハロゲン、(C1 −
C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−アルコキシ、(C
1
−C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−アルキル
【0314】
アミノ、ジ−(C1 −C4 )−アルキルアミノ、ニトロ
[式中、
であり;
RD 8およびRD 9はそれぞれ独立に、水素、(C1 −
AE は、COORE
3
3
またはCOSRE
4
であり;
C8 )−アルキル、(C3 −C8 )−シクロアルキル、
RE
(C3 −C6 )−アルケニル、(C3 −C6 )−アルキ
)−アルキル、(C2 −C6 )−アルケニル、(C2 −
ニルであり、
C4 )−アルキニル、シアノアルキル、(C1 −C4 )
RD 4は、ハロゲン、(C1 −C4 )−アルキル、(C
−ハロアルキル、フェニル、ニトロフェニル、ベンジル
1
−C4 )−アルコキシ、CF3 であり、
20
、RE
4
はそれぞれ独立に、水素、(C1 −C4
、ハロベンジル、ピリジニルアルキルおよびアルキルア
mD は1または2である。];
ンモニウムであり、
例えば
nE
1
は0または1であり、
1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイ
nE
2
、nE
ル)フェニル]−3−メチル尿素、
。]、
1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイ
好ましくは、
ル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、
ジフェニルメトキシ酢酸、ジフェニルメトキシ酢酸エチ
1−[4−(N−4,5−ジメチルベンゾイルスルファ
ル、ジフェニルメトキシ酢酸メチル(CAS登録番号4
モイル)フェニル]−3−メチル尿素。
1858−19−9)(S7−1)。
【0315】
【0319】
S5)ヒドロキシ芳香族および芳香族−脂肪族カルボン 30
S8)WO−A−98/27049に記載の式(S8)
酸誘導体(S5)の種類からの活性化合物、例えばWO
の化合物:
−A−2004/084631、WO−A−2005/
【化27】
3
はそれぞれ独立に0、1または2である
015994、WO−A−2005/016001に記
載の3,4,5−トリアセトキシ安息香酸エチル、3,
5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジ
ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシサリチル酸、4−
【0320】
フルオロサリチル酸、2−ヒドロキシ桂皮酸、2,4−
[式中、
ジクロロ桂皮酸。
XF はCHまたはNであり、
【0316】
nF は、XF =Nの場合、0から4の整数であり、
S6)1,2−ジヒドロキノキザリン−2−オン類(S 40
XF =CHの場合、0から5の整数であり、
6)の種類からの活性化合物、例えばWO−A−200
RF
5/112630に記載の1−メチル−3−(2−チエ
1
ニル)−1,2−ジヒドロキノキザリン−2−オン、1
シ、(C1 −C4 )−ハロアルコキシ、ニトロ、(C1
−メチル−3−(2−チエニル)−1,2−ジヒドロキ
−C4 )−アルキルチオ、(C1 −C4 )−アルキルス
ノキザリン−2−チオン、1−(2−アミノエチル)−
ルホニル、(C1 −C4 )−アルコキシカルボニル、置
3−(2−チエニル)−1,2−ジヒドロキノキザリン
換されていても良いフェニル、置換されていても良いフ
−2−オン塩酸塩、1−(2−メチルスルホニルアミノ
ェノキシであり、
エチル)−3−(2−チエニル)−1,2−ジヒドロキ
RF
ノキザリン−2−オン。
RF
【0317】
50
1
は、ハロゲン、(C1 −C4 )−アルキル、(C
−C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−アルコキ
2
3
は、水素または(C1 −C4 )アルキルであり、
は、水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C2 −
C4 )−アルケニル、(C2 −C4 )−アルキニルまた
( 119 )
JP
235
2015-532650
A
2015.11.12
236
はアリールであり、上記炭素含有基のそれぞれは、置換
ロールによる損傷に対抗するための種子粉衣薬害軽減剤
されていないか1以上、好ましくは3個以下のハロゲン
として知られる「オキサベトリニル」((Z)−1,3
およびアルコキシからなる群からの同一もしくは異なる
−ジオキソラン−2−イル−メトキシイミノ(フェニル
基によって置換されている。]またはそれの塩。
)アセトニトリル)(S11−1)、キビがメトラクロ
【0321】
ールによる損傷に対抗するための種子粉衣薬害軽減剤と
好ましくは、
して知られる「フルキソフェニム」(1−(4−クロロ
XF がCHであり、
フェニル)−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノン
nF が0から2の整数であり、
−O−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)オキ
RF
1
がハロゲン、(C1 −C4 )−アルキル、(C1
シム)(S11−2)およびキビがメトラクロール損傷
−C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−アルコキシ 10
に対抗するための種子粉衣薬害軽減剤として知られる「
、(C1 −C4 )−ハロアルコキシであり、
シオメトリニル」または「CGA−43089」((Z
RF
RF
4
2
3
が水素または(C1 −C4 )アルキルであり、
)−シアノメトキシイミノ(フェニル)アセトニトリル
が水素、(C1 −C8 )−アルキル、(C2 −C
)(S11−3)。
)−アルケニル、(C2 −C4 )−アルキニルまたは
【0326】
アリールであり、前記炭素含有基のそれぞれが置換され
S12)イソチオクロマトグラフィーノン類の種類から
ていないか1以上、好ましくは3個以下のハロゲンおよ
の有効成分(S12)、例えば[(3−オキソ−1H−
びアルコキシからなる群からの同一もしくは異なる基に
2−ベンゾチオピラン−4(3H)−イリデン)メトキ
よって置換されている化合物またはそれの塩。
シ]酢酸メチル(CAS登録番号205121−04−
【0322】
6)(S12−1)およびWO−A−1998/133
S9)3−(5−テトラゾリルカルボニル)−2−キノ 20
61からの関連化合物。
ロン類の種類からの活性化合物(S9)、例えばWO−
【0327】
A−1999/000020に記載の1,2−ジヒドロ
S13)群(S13)からの1以上の化合物:
−4−ヒドロキシ−1−エチル−3−(5−テトラゾリ
トウモロコシがチオカーバメート除草剤による損傷に対
ルカルボニル)−2−キノロン(CAS登録番号219
抗するための種子粉衣薬害軽減剤として知られる「無水
479−18−2)、1,2−ジヒドロ−4−ヒドロキ
ナフタリン酸」(無水1,8−ナフタリンジカルボン酸
シ−1−メチル−3−(5−テトラゾリルカルボニル)
)(S13−1)、播種したイネでのプレチラクロール
−2−キノロン(CAS登録番号95855−00−8
用の薬害軽減剤として知られる「フェンクロリム」(4
)。
,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン)(S13−
【0323】
2)、キビがアラクロールおよびメトラクロルによる損
S10)WO−A−2007/023719およびWO 30
−A−2007/023764に記載の式(S10
または(S10
b
a
)
)の化合物
【化28】
傷に対抗するための種子粉衣薬害軽減剤として知られる
「フルラゾール」(ベンジル−2−クロロ−4−トリフ
ルオロメチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシレ
ート)(S13−3)、トウモロコシがイミダゾリノン
類による損傷に対抗するための薬害軽減剤として知られ
るAmerican
Cyanamidからの「CL3
04415」(CAS登録番号31541−57−8)
(4−カルボキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベン
【0324】
ゾピラン−4−酢酸)(S13−4)、トウモロコシ用
式中、
薬害軽減剤として知られるNitrokemiaからの
RG
1
はハロゲン、(C1 −C4 )−アルキル、メトキ 40
「MG191」(CAS登録番号96420−72−3
シ、ニトロ、シアノ、CF3 、OCF3 であり、
)(2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキ
YG 、ZG はそれぞれ独立にOまたはSであり、
ソラン)(S13−5)、Nitrokemiaからの
nG は0から4の整数であり、
「MG−838」(CAS登録番号133993−74
RG
2
)−アルキル、(C2 −C6 )
−5)(2−プロペニル1−オキサ−4−アザスピロ[
−アルケニル、(C3 −C6 )−シクロアルキル、アリ
4.5]デカン−4−カルボジチオエート)(S13−
ール、ベンジル、ハロベンジルであり、
6)、「ジスルホトン」(O,O−ジエチルS−2−エ
RG
3
は(C1 −C1
6
は水素または(C1 −C6 )アルキルである。
チルチオエチルホスホロジチオエート)(S13−7)
【0325】
、「ジエトラート」(O,O−ジエチルO−フェニルホ
S11)種子粉衣組成物として知られるオキシイミノ化
スホロチオエート)(S13−8)、「メフェナート」
合物型の活性化合物(S11)、例えばキビがメトラク 50
(4−クロロフェニルメチルカーバメート)(S13−
( 120 )
JP
237
2015-532650
A
2015.11.12
238
9)。
クロアルケニル、(C3 −C6 )−シクロアルキル、ま
【0328】
たは環の一方の側で4から6員の飽和もしくは不飽和炭
S14)有害植物に対する除草作用に加えて、イネなど
素環に縮合した(C4 −C6 )−シクロアルケニル(後
の作物に対する薬害軽減剤作用も有する活性化合物、例
者の4種類の基のそれぞれは、置換されていないか、ハ
えば、イネが除草剤モリネートによる損傷に対抗するた
ロゲン、ヒドロキシ、シアノ、(C1 −C4 )−アルキ
めの薬害軽減剤として知られる「ジメピペラート」また
ル、(C1 −C4 )−ハロアルキル、(C1 −C4 )−
は「MY−93」(S−1−メチル−1−フェニルエチ
アルコキシ、(C1 −C4 )−ハロアルコキシ、(C1
ルピペリジン−1−カルボチオエート)、イネが除草剤
−C4 )−アルキルチオ、(C1 −C4 )−アルキルア
イマゾスルフロンによる損傷に対抗するための薬害軽減
ミノ、ジ[(C1 −C4 )−アルキル]−アミノ、[(
剤として知られる「ダイムロン」または「SK23」( 10
C1 −C4 )−アルコキシ]−カルボニル、[(C1 −
1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−p−ト
C4 )−ハロアルコキシ]−カルボニル、置換されてい
リル尿素)、イネがいくつかの除草剤に対抗するための
ないまたは置換されている(C3 −C6 )−シクロアル
薬害軽減剤として知られる「クミルロン」=「JC−9
キル、置換されていないまたは置換されているフェニル
40」(3−(2−クロロフェニルメチル)−1−(1
、および置換されていないまたは置換されている複素環
−メチル−1−フェニルエチル)尿素、JP−A−60
の群からの1以上の基によって置換されている。)であ
087254参照)、イネがいくつかの除草剤に対抗す
り、
るための薬害軽減剤として知られる「メトキシフェノン
または
」または「NK049」(3,3′−ジメチル−4−メ
RH
トキシベンゾフェノン)、イネにおいていくつかの除草
アルケニルオキシ、(C2 −C6 )アルキニルオキシま
剤に対抗するための薬害軽減剤として知られるKumi 20
たは(C2 −C4 )ハロアルコキシであり、
aiからの「CSB」(1−ブロモ−4−(クロロメチ
RH
ルスルホニル)ベンゼン)(CAS登録番号54091
たは
−06−4)。
RH
【0329】
なって、4から8員のヘテロ環であり、その環はその窒
S15)WO−A−2008/131861およびWO
素原子以外に、N、OおよびSの群からの別の環ヘテロ
−A−2008/131860に記載の式(S15)の
原子、好ましくは2個以下の別の環ヘテロ原子を含んで
化合物またはそれの互変異体。
いても良く、置換されていないか、ハロゲン、シアノ、
【化29】
ニトロ、(C1 −C4 )−アルキル、(C1 −C4 )−
3
4
3
は、(C1 −C4 )アルコキシ、(C2 −C4 )
は水素または(C1 −C4 )アルキルであり、ま
およびRH
4
が、直接結合した窒素原子と一体と
ハロアルキル、(C1 −C4 )−アルコキシ、(C1 −
30
C4 )−ハロアルコキシおよび(C1 −C4 )−アルキ
ルチオの群からの1以上の基によって置換されている。
【0330】
【0331】
式中、
S16)主として除草剤として用いられるだけでなく、
RH
1
は(C1 −C6 )ハロアルキル基であり、
作物に対する薬害軽減剤作用も有する有効成分、例えば
RH
2
は水素またはハロゲンであり、
(2,4−ジクロロフェノキシ)酢酸(2,4−D)、
RH
3
、RH
(4−クロロフェノキシ)酢酸、(R,S)−2−(4
C1
6
)−アルキル、(C2 −C1
4
はそれぞれ互いに独立に水素、(C1 −
)−アルケニルま
−クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン酸(メコプロ
)−アルキニル(後者の3種類の基
ップ)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2
のそれぞれは、置換されていないか、ハロゲン、ヒドロ
,4−DB)、(4−クロロ−o−トリルオキシ)酢酸
キシ、シアノ、(C1 −C4 )−アルコキシ、(C1 − 40
(MCPA)、4−(4−クロロ−o−トリルオキシ)
C4 )−ハロアルコキシ、(C1 −C4 )−アルキルチ
酪酸、4−(4−クロロフェノキシ)酪酸、3,6−ジ
オ、(C1 −C4 )−アルキルアミノ、ジ[(C1 −C
クロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ)、3,6−
)−アルキル]−アミノ、[(C1 −C4 )−ハロア
ジクロロ−2−メトキシ安息香酸1−(エトキシカルボ
たは(C2 −C1
4
6
6
ルコキシ]−カルボニル、置換されていないまたは置換
ニル)エチル(ラクチジクロール−エチル)。
されている(C3 −C6 )−シクロアルキル、置換され
【0332】
ていないまたは置換されているフェニル、および置換さ
植物成熟度に影響を与える物質
れていないまたは置換されている複素環の群からの1以
混合物製剤またはタンクミックスにおける一般式(I)
上の基によって置換されている。)、または環の一方の
の化合物に有用な組み合わせ相手は例えば、Biote
側で4から6員の飽和もしくは不飽和炭素環に縮合した
chn.
(C3 −C6 )−シクロアルキル、(C4 −C6 )−シ 50
67;Bot.
Adv.
2006, 24,
Bull.
Acad.
357−3
Sin.
( 121 )
JP
2015-532650
239
199,
40,1−7またはPlantGrowth
Reg.
1993,
A
2015.11.12
240
合物は国際標準化機構(ISO)による「慣用名」によ
13, 41−46およびそ
り、または化学名もしくはコード番号によって呼称され
れらに引用の文献に記載のような例えば1−アミノシク
、酸、塩、エステルそして立体異性体および光学異性体
ロプロパン−1−カルボキシレートシンターゼ、1−ア
などの異性体などの全ての使用形態を常に包含する。)
ミノシクロプロパン−1−カルボキシレートオキシダー
。サルコシン、フェニルアラニン、トリプトファン、N
ゼおよびエチレン受容体、例えばETR1、ETR2、
′−メチル−1−フェニル−1−N,N−ジエチルアミ
ERS1、ERS2またはEIN4の阻害に基づく公知
ノメタンスルホンアミド、WO2010017956に
の活性化合物である。
記載のアピオ−ガラクツロナン類、4−オキソ−4−[
【0333】
(2−フェニルエチル)アミノ]ブタン酸、4−{[2
植物の成熟度に影響を与え、一般式(I)の化合物と組 10
−(1H−インドール−3−イル)エチル]アミノ}−
み合わせることができる公知の物質の例には、下記の活
4−オキソブタン酸、4−[(3−メチルピリジン−2
性化合物(当該化合物は国際標準化機構(ISO)によ
−イル)アミノ]−4−オキソブタン酸、アラントイン
る「慣用名」により、または化学名もしくはコード番号
、5−アミノレブリン酸、WO2010122956に
によって呼称される。)などがあり、酸、塩、エステル
記載の(2S,3R)−2−(3,4−ジヒドロキシフ
そして立体異性体および光学異性体などの異性体などの
ェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−3,5
全ての使用形態を常に包含する。ここで、例えば、一つ
,7−トリオールおよび構造的に関連のあるカテコール
のおよび場合によって複数の使用形態が挙げられる。
類、2−ヒドロキシ−4−(メチルスルファニル)ブタ
【0334】
ン酸、EP2248421に記載の(3E,3αR,8
リゾビトキシン、2−アミノエトキシビニルグリシン(
βS)−3−({[(2R)−4−メチル−5−オキソ
AVG)、メトキシビニルグリシン(MVG)、ビニル 20
−2,5−ジヒドロフラン−2−イル]オキシ}メチレ
グリシン、アミノオキシ酢酸、シネフンギン、S−アデ
ン)−3,3α,4,8β−テトラヒドロ−2H−イン
ノシルホモシステイン、チオ酪酸2−ケト−4−メチル
デノ[1,2−b]フラン−2−オンおよび類縁のラク
、(イソプロピリデン)アミノオキシ酢酸2−(メトキ
トン類、アブシシン酸、(2Z,4E)−5−[6−エ
シ)−2−オキソエチル、(イソプロピリデン)アミノ
チニル−1−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−4−オキ
オキシ酢酸2−(ヘキシルオキシ)−2−オキソエチル
ソシクロヘキス−2−エン−1−イル]−3−メチルペ
、(シクロヘキシリデン)アミノオキシ酢酸2−(イソ
ンタ−2,4−ジエン酸、(2Z,4E)−5−[6−
プロピルオキシ)−2−オキソエチル、プトレッシン、
エチニル−1−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−4−オ
スペルミジン、スペルミン、1,8−ジアミノ−4−ア
キソシクロヘキス−2−エン−1−イル]−3−メチル
ミノエチルオクタン、L−カナリン、ダミノジド、1−
ペンタ−2,4−ジエン酸メチル、4−フェニル酪酸、
アミノシクロプロピル−1−カルボン酸メチル、N−メ 30
4−フェニルブタン酸ナトリウム、4−フェニルブタン
チル−1−アミノシクロプロピル−1−カルボン酸、1
酸カリウム。
−アミノシクロプロピル−1−カルボキサミド、DE3
【0336】
335514、EP30287、DE2906507ま
除草剤または植物成長調節剤
たはUS5123951に記載の置換された1−アミノ
混合物製剤またはタンクミックスに一般式(I)の化合
シクロプロピル−1−カルボン酸誘導体、1−アミノシ
物に使用することができる組み合わせ相手は、例えばW
クロプロピル−1−ヒドロキサム酸、1−メチルシクロ
eed
プロペン、3−メチルシクロプロペン、1−エチルシク
1−445または″The
ロプロペン、1−n−プロピルシクロプロペン、1−シ
nual″,
クロプロペニルメタノール、カルボン、オイゲノール、
rop
シクロプロパ−1−エン−1−イル酢酸ナトリウム、シ 40
d the
Royal
クロプロパ−2−エン−1−イル酢酸ナトリウム、3−
stry,
2006およびそこで引用の文献に記載の
(シクロプロパ−2−エン−1−イル)プロパン酸ナト
アセト乳酸シンターゼ、アセチル−CoAカルボキシラ
リウム、3−(シクロプロパ−1−エン−1−イル)プ
ーゼ、セルロースシンターゼ、エノイルピルビニルシキ
ロパン酸ナトリウム、ジャスモン酸、ジャスモン酸メチ
メート−3−ホスフェートシンターゼ、グルタミンシン
ル、ジャスモン酸エチル。
ターゼ、p−ヒドロキシフェニルピルバートジオキシゲ
【0335】
ナーゼ、フィトエンデサチュラーゼ、光化学系I、光化
植物の健康および発芽に影響を与える物質
学系II、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼの阻
混合物製剤またはタンクミックスにおける一般式(I)
害に基づく公知の活性化合物である。
の化合物に有用な組み合わせ相手の例として、植物の健
【0337】
康に影響を与える公知の活性化合物などがある(当該化 50
一般式(I)の化合物と組み合わせることができる公知
Research
26(1986),
44
Pesticide
Ma
第14版、The
Protection
British
Council
Soc.
C
an
of Chemi
( 122 )
241
JP
2015-532650
A
2015.11.12
242
の除草剤または植物成長調節剤の例としては下記の活性
プ−P、ジクロホップ、ジクロホップ−メチル、ジクロ
化合物などがあり(当該化合物は国際標準化機構(IS
ホップ−P−メチル、ジクロスラム、ジエタチル、ジエ
O)による「慣用名」により、または化学名もしくはコ
タチル−エチル、ジフェノクスロン、ジフェンゾクアッ
ード番号によって呼称される。)、酸、塩、エステルそ
ト、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジフルフ
して立体異性体および光学異性体などの異性体などの全
ェンゾピル−ナトリウム、ジメフロン、ジケグラック−
ての使用形態を常に包含する。)。ここで、例えば、一
ナトリウム、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロ
つのおよび場合によって複数の使用形態が挙げられる。
ル、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジメテナミド−P
【0338】
、ジメチピン、ジメトラスルフロン、ジニトラミン、ジ
アセトクロル、アシベンゾラル、アシベンゾラル−S−
ノセブ、ジノテルブ、ジフェナミド、ジプロペトリン、
メチル、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン−ナ 10
ジクアット、ジクアットジブロミド、ジチオピル、ジウ
トリウム、アクロニフェン、アラクロール、アリドクロ
ロン、DNOC、エグリナジン−エチル、エンドタル、
ル、アロキシジム、アロキシジム−ナトリウム、アメト
EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エタメ
リン、アミカルバゾン、アミドクロル、アミドスルフロ
ツルフロン、エタメツルフロン−メチル、エテホン、エ
ン、アミノシクロピラクロル、アミノピラリド、アミト
チジムロン、エチオジン、エトフメサート、エトキシフ
ロール、スルファミン酸アンモニウム、アンシミドール
ェン、エトキシフェン−エチル、エトキシスルフロン、
、アニロホス、アスラム、アトラジン、アザフェニジン
エトベンザニド、F−5331、すなわちN−[2−ク
、アジムスルフロン、アジプロトリン、ベフルブタミド
ロロ−4−フルオロ−5−[4−(3−フルオロプロピ
、ベナゾリン−エチル、ベンカルバゾン、ベンフルラリ
ル)−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1H−テトラゾ
ン、ベンフレサート、ベンスリド、ベンスルフロン、ベ
ール−1−イル]フェニル]エタンスルホンアミド、F
ンスルフロン−メチル、ベンタゾン、ベンズフェンジゾ 20
−7967、すなわち3−[7−クロロ−5−フルオロ
ン、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナプ、ベンゾフルオ
−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンズイミダゾ
ル、ベンゾイルプロップ、ビシクロピロン、ビフェノッ
ール−4−イル]−1−メチル−6−(トリフルオロメ
クス、ビラナホス、ビラナホス−ナトリウム、ビスピリ
チル)ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、フ
バク、ビスピリバク−ナトリウム、ブロマシル、ブロモ
ェノプロップ、フェノキサプロップ、フェノキサプロッ
ブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブロム
プ−P、フェノキサプロップ−エチル、フェノキサプロ
ロン、ブミナホス、ブソキシノン、ブタクロール、ブタ
ップ−P−エチル、フェノキサスルホン、フェントラザ
フェナシル、ブタミホス、ブテナクロル、ブトラリン、
ミド、フェヌロン、フラムプロップ、フラムプロップ−
ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カ
M−イソプロピル、フラムプロップ−M−メチル、フラ
ルベタミド、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン
ザスルフロン、フロラスラム、フルアジホップ、フルア
−エチル、クロメトキシフェン、クロランベン、クロラ 30
ジホップ−P、フルアジホップ−ブチル、フルアジホッ
ジホップ、クロラジホップ−ブチル、クロルブロムロン
プ−P−ブチル、フルアゾレート、フルカルバゾン、フ
、クロルブファム、クロルフェナク、クロルフェナク−
ルカルバゾン−ナトリウム、フルセトスルフロン、フル
ナトリウム、クロルフェンプロップ、クロルフルレノー
クロラリン、フルフェナセット(チアフルアミド(th
ル、クロルフルレノール−メチル、クロリダゾン、クロ
iafluamide))、フルフェンピル、フルフェ
リムロン、クロリムロン−エチル、クロルメクアトクロ
ンピル−エチル、フルメトラリン、フルメツラム、フル
リド、クロルニトロフェン、クロロフタリム、クロルタ
ミクロラク、フルミクロラク−ペンチル、フルミオキサ
ル−ジメチル、クロロトルロン、クロルスルフロン、シ
ジン、フルミプロピン、フロオメツロン、フルオロジフ
ニドン、シニドン−エチル、シンメチリン、シノスルフ
ェン、フルオログリコフェン、フルオログリコフェン−
ロン、クレトジム、クロジナホップ、クロジナホップ−
エチル、フルポキサム、フルプロパシル、フルプロパナ
プロパルギル、クロフェンセット、クロマゾン、クロメ 40
ート(flupropanate)、フルピルスルフロ
プロップ、クロプロップ、クロピラリド、クロランスラ
ン、フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、フルレ
ム、クロランスラム−メチル、クミルロン、シアナミド
ノール、フルレノール−ブチル、フルリドン、フルロク
、シアナジン、シクラニリド、シクロエート、シクロス
ロリドン、フルロキシピル、フルロキシピル−メプチル
ルファムロン、シクロキシジム、シクルロン、シハロホ
、フルルプリミドール、フルルタモン、フルチアセット
ップ、シハロホップ−ブチル、シペルクアット、シプラ
、フルチアセット−メチル、フルチアミド、ホメサフェ
ジン、シプラゾール、2,4−D、2,4−DB、ダイ
ン、ホラムスルフロン、ホルクロルフェヌロン、ホサミ
ムロン/ジムロン、ダラポン、ダミノジド、ダゾメット
ン、フリルオキシフェン、ジベレリン酸、グルホシナー
、n−デカノール、デスメジファム、デスメトリン、デ
ト、グルホシナート−アンモニウム、グルホシナート−
トシル−ピラゾラート(DTP)、ジアラート、ジカン
P,グルホシナート−P−アンモニウム、グルホシナー
バ、ジクロベニル、ジクロルプロップ、ジクロルプロッ 50
ト−P−ナトリウム、グリホサート、グリホサート−イ
( 123 )
243
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244
ソプロピルアンモニウム、H−9201、すなわちO−
ルペンタンアミド、NGGC−011、ナプロアニリド
(2,4−ジメチル−6−ニトロフェニル)O−エチル
、ナプロパミド、ナプタラム、NC−310、すなわち
イソプロピルホスホルアミドチオエート、ハロサフェン
4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1−メチル−5
、ハロスルフロン、ハロスルフロン−メチル、ハロキシ
−ベンジルオキシピラゾール、ネブロン、ニコスルフロ
ホップ、ハロキシホップ−P、ハロキシホップ−エトキ
ン、ニピラクロフェン、ニトラリン、ニトロフェン、ニ
シエチル、ハロキシホップ−P−エトキシエチル、ハロ
トロフェノラート−ナトリウム(異性体混合物)、ニト
キシホップ−メチル、ハロキシホップ−P−メチル、ヘ
ロフルオルフェン、ノナン酸、ノルフルラゾン、オルベ
キサジノン、HW−02、すなわち(2,4−ジクロル
ンカルブ、オルソスルファムロン、オリザリン、オキサ
フェノキシ)酢酸1−(ジメトキシホスホリル)エチル
ジアルギル、オキサジアゾン、オキサスルフロン、オキ
、イマザメタベンズ、イマザメタベンズ−メチル、イマ 10
サジクロメホン、オキシフルオルフェン、パクロブトラ
ザモックス、イマザモックス−アンモニウム、イマザピ
ゾール、パラコート、パラコートジクロリド、ペラルゴ
ック、イマザピル、イマザピル−イソプロピルアンモニ
ン酸(ノナン酸)、ペンジメタリン、ペンドラリン、ペ
ウム、イマザキン、イマザキン−アンモニウム、イマゼ
ノキススラム、ペンタノクロル、ペントキサゾン、ペル
タピル、イマゼタピル−アンモニウム、イマゾスルフロ
フルイドン、ペトキサミド、フェニソファム、フェンメ
ン、イナベンフィド、インダノファン、インダジフラム
ジファム、フェンメジファム−エチル、ピクロラム、ピ
、インドール酢酸(IAA),4−インドール−3−イ
コリナフェン、ピノキサデン、ピペロホス、ピリフェノ
ル酪酸(IBA)、ヨードスルフロン、ヨードスルフロ
ップ、ピリフェノップ−ブチル、プレチラクロール、プ
ン−メチル−ナトリウム、イオキシニル、イプフェンカ
リミスルフロン、プリミスルフロン−メチル、プロベナ
ルバゾン(イプフェンカルバゾン)、イソカルバミド、
ゾール、プロフルアゾール、プロシアジン、プロジアミ
イソプロパリン、イソプロツロン、イソウロン、イソキ 20
ン、プリフルラリン、プロホキシジム、プロへキサジオ
サベン、イソキサクロルトール、イソキサフルトール、
ン、プロへキサジオン−カルシウム、プロヒドロジャス
イソキサピリホップ、KUH−043、すなわち3−(
モン、プロメトン、プロメトリン、プロパクロル、プロ
{[5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−3−(ト
パニル、プロパキザホップ、プロパジン、プロファム、
リフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メ
プロピソクロール、プロポキシカルバゾン、プロポキシ
チル}スルホニル)−5,5−ジメチル−4,5−ジヒ
カルバゾン−ナトリウム、プロピリスルフロン、プロピ
ドロ−1,2−オキサゾール、カルブチラート、ケトス
ザミド、プロスルファリン、プロスルホカルブ、プロス
ピラドックス、ラクトフェン、レナシル、リヌロン、マ
ルフロン、プリナクロル、ピラクロニル、ピラフルフェ
レイン酸ヒドラジド、MCPA、MCPB、MCPB−
ン、ピラフルフェン−エチル、ピラスルホトール、ピラ
メチル、−エチルおよび−ナトリウム、メコプロップ、
ゾリナート(ピラゾラート)、ピラゾスルフロン、ピラ
メコプロップ−ナトリウム、メコプロップ−ブトチル、 30
ゾスルフロン−エチル、ピラゾキシフェン、ピリバムベ
メコプロップ−P−ブトチル、メコプロップ−P−ジメ
ンズ(pyribambenz)、ピリバムベンズ−イ
チルアンモニウム、メコプロップ−P−2−エチルヘキ
ソプロピル、ピリバムベンズ−プロピル、ピリベンゾキ
シル、メコプロップ−P−カリウム、メフェナセット、
シム、ピリブチカルブ、ピリダホール、ピリダート、ピ
メフルイジド、メピコートクロリド、メソスルフロン、
リフタリド、ピリミノバック、ピリミノバック−メチル
メソスルフロン−メチル、メソトリオン、メタベンズチ
、ピリミスルファン、ピリチオバック、ピリチオバック
アズロン、メタム、メタミホップ、メタミトロン、メタ
−ナトリウム、ピロキサスルホン、ピロキシスラム(p
ザクロール、メタザスルフロン、メタゾール、メチオピ
yroxsulam)、キンクロラック、キンメラック
ルスルフロン(methiopyrsulfuron)
、キノクラミン、キザロホップ、キザロホップ−エチル
、メチオゾリン、メトキシフェノン、メチルジムロン、
、キザロホップ−P、キザロホップ−P−エチル、キザ
1−メチルシクロプロペン、メチルイソチオシアナート 40
ロホップ−P−テフリル、リムスルフロン、サフルフェ
、メトベンズロン、メトブロムロン、メトラクロール、
ナシル、セクブメトン、セトキシジム、シデュロン、シ
S−メトラクロール、メトスラム、メトクスロン、メト
マジン、シメトリン、SN−106279、すなわち(
リブジン、メツルフロン、メツルフロン−メチル、モリ
2R)−2−({7−[2−クロロ−4−(トリフルオ
ネート、モナリド、モノカルバミド、モノカルバミド硫
ロメチル)フェノキシ]−2−ナフチル}オキシ)プロ
酸二水素塩、モノリヌロン、モノスルフロン、モノスル
パン酸メチル、スルコトリオン、スルファラート(CD
フロンエステル類、モヌロン、MT128、すなわち6
EC)、スルフェントラゾン、スルホメツロン、スルホ
−クロロ−N−[(2E)−3−クロロプロパ−2−エ
メツロン−メチル、スルホサート(グリホサート−トリ
ン−1−イル]−5−メチル−N−フェニルピリダジン
メシウム)、スルホスルフロン、SYN−523、SY
−3−アミン、MT−5950、すなわちN−[3−ク
P−249、すなわち5−[2−クロロ−4−(トリフ
ロロ−4−(1−メチルエチル)フェニル]−2−メチ 50
ルオロメチル)フェノキシ]−2−ニトロ安息香酸1−
( 124 )
JP
245
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A
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246
エトキシ−3−メチル−1−オキソブト−3−エン−2
ス処理(低温または干魃ストレス)を行った。これに関
−イル、SYP−300、すなわち1−[7−フルオロ
しては、ポットをプラスチック挿入物の中に移し入れて
−3−オキソ−4−(プロパ−2−イン−1−イル)−
、それらがその後に過度に急速に乾燥するのを防いだ。
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
干魃ストレスは、以下の条件下で徐々に乾燥させること
6−イル]−3−プロピル−2−チオキソイミダゾリジ
によって誘発した。
ン−4,5−ジオン、テブタム、テブチウロン、テクナ
【0341】
ゼン、テフリルトリオン、テンボトリオン、テプラロキ
「日中」:26℃にて照明を用いて14時間
シジム、テルバシル、テルブカルブ、テルブクロル、テ
「夜間」:18℃にて照明なしで10時間。
ルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テニルク
【0342】
ロール、チアフルアミド、チアザフルロン、チアゾピル 10
各ストレス期の持続期間は、主として未処理のストレス
、チジアジミン、チジアズロン、チエンカルバゾン、チ
を受けた対照植物の状態によって左右され、従って農作
エンカルバゾン−メチル、チフェンスルフロン、チフェ
物ごとに変動した。未処理のストレスを受けた対照植物
ンスルフロン−メチル、チオベンカルブ、チ
について、不可逆的損傷が観察されたらすぐに(再灌漑
オカルバジル、トプラメゾン、トラルコキシジム、トリ
および良好な成長条件での温室への移動により)終了し
アラート、トリアスルフロン、トリアジフラム、トリア
た。双子葉植物農作物、例えばアブラナおよび大豆の場
ゾフェナミド、トリベヌロン、トリベヌロン−メチル、
合、干魃ストレス期の持続期間は3日から6日間で変動
トリクロロ酢酸(TCA)、トリクロピル、トリジファ
し、単子葉植物農作物、例えばコムギ、オオムギまたは
ン、トリエタジン、トリフロキシスルフロン、トリフロ
トウモロコシの場合には、6日から10日間である。
キシスルフロン−ナトリウム、トリフルラリン、トリフ
【0343】
ルスルフロン、トリフルスルフロン−メチル、トリメツ 20
ストレス期終了後は、約5から7日間の回復期であり、
ロン、トリネキサパック、トリネキサパック−エチル、
この間に植物を温室中で再び良好な条件下に維持した。
トリトスルフロン(tritosulfuron)、チ
【0344】
トデフ(tsitodef)、ウニコナゾール、ウニコ
試験化合物の殺菌作用もしくは殺虫作用によって観察さ
ナゾール−P、ベルノレート、ZJ−0862、すなわ
れる効果の影響を除外するために、さらに確実に、真菌
ち3,4−ジクロロ−N−{2−[(4,6−ジメトキ
感染や昆虫侵入がなく試験が進行するようにした。
シピリミジン−2−イル)オキシ]ベンジル}アニリン
【0345】
であり、下記の化合物もある。
回復期が終了した後、未処理のストレスを受けていない
【化30】
同じ日齢の対照と肉眼比較して損傷の強度を分析した。
損傷の強度は最初にパーセント(100%=植物が枯死
30
、0%=対照植物と同様)として評価した。次いで、こ
れらの値を用いて下記の式により試験化合物の効力(=
物質施用の結果としての損傷の強度の低下パーセント)
を計算した。
【数1】
【0339】
下記の生物試験例によって本発明を説明するが、本発明
はそれらに限定されるものではない。
【0346】
【0340】
生物試験例
EF:効力(%)
40
DVu
s
:未処理のストレスを受けた対照の損傷値
単子葉および双子葉作物の種子を、木質繊維ポット中で
DVt
s
:試験化合物で処理された植物の損傷値。
砂壌土に置き、土もしくは砂で覆い、温室において良好
【0347】
な成長条件下にて栽培した。試験植物を初期葉期(BB
各試験において、作物および用量当たり3個のポットを
CH10からBBCH13)で処理した。ストレス開始
処理し、評価した。従って、得られた効力は平均である
前の均一な水供給を確保するために、物質の施用前に、
。下記の表A−1からA−4中の値も、やはり、1から
鉢植えした植物に、せき止め灌水により水を供給した。
3回の独立の試験からの平均である。
水和剤(WP)の形態で製剤した本発明による化合物を
【0348】
、0.2%の湿展剤(例:アグロチン)を加えた等価な
干魃ストレス下での選択された式(I)の化合物の効果
水施用量600L/haにて水系懸濁液として、植物の
表A−1
緑色部上へ噴霧した。物質施用の直後に、植物のストレ 50
【表3】
( 125 )
JP
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247
A
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248
【0351】
表A−4
【表6】
【0349】
表A−2
【表4】
【0352】
上記の表において、
BRSNS=セイヨウアブラナ
HORVS=オオムギ
TRZAS=コムギ
ZEAMX=トウモロコシ
20
である。
【0353】
同様の結果が、異なった植物種への施用の場合にも別の
一般式(I)の化合物でやはり得られた。
【0350】
表A−3
【表5】
30
( 126 )
【国際調査報告】
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(51)Int.Cl.
FI
テーマコード(参考)
C07D 235/08
(2006.01)
C07D
235/08
C07D 403/04
(2006.01)
C07D
403/04
C07D 263/56
(2006.01)
C07D
263/56
C07D 277/64
(2006.01)
C07D
277/64
(81)指定国
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,T
M),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,R
S,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,
BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,H
R,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI
,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,
UG,US,UZ
(74)代理人
100137213
弁理士
(74)代理人
岩瀬
吉和
100127812
弁理士
(72)発明者
健司
100146318
弁理士
(74)代理人
安藤
城山
康文
フラツケンポール,イエンス
ドイツ国、60322・フランクフルト、フユルステンベルガーシユトラーセ・1
(72)発明者
ハインマン,イネス
ドイツ国、65719・ホフハイム、ハネツクシユトラーセ・23アー
(72)発明者
ミユーラー,トーマス
ドイツ国、60323・フランクフルト、ビーゼナウ・30−32
(72)発明者
デイツゲン,ヤン
ドイツ国、60316・フランクフルト,ブルクシユトラーセ・26
(72)発明者
フオン・コスクル−ドーリング、パスカル
ドイツ国、60439・フランクフルト、オーベルフエルトシユトラーセ・49
(72)発明者
シユマツラー,ダイルク
ドイツ国、65795・ハタースハイム,ハウプトマンベーグ・2
(72)発明者
ヒルズ,マーチン・ジエフリー
ドイツ国、65510・イトシユタイン、アム・イツエルグルンド・5・べー
Fターム(参考) 4C056 AA01
AB01
AC02
AD03
AE03
CA02
CA05
4C063 AA01
BB01
CC26
DD10
DD12
DD22
EE03
4H011 AB03
BA01
BB09
BB10
BC19
DA15
DE15
CA06
CC01
CD01
DH02
DH07
DH10
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