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ハーフプレキャスト型床暖房施工システム用
蓄熱式電気床暖房ユニット
Heat Storage Type Electric Floor Heating Unit for
Construction System of Floor Heating with Half Precast Concrete Slab
1.概要
2.特長
蓄熱式電気床暖房は,その快適性,安全性,健康的かつ
1 )現場作業の省力化・工期短縮が図れます。
維持費の優位性の面から,優れた暖房方式であることが広
建築現場では,コンクリート打設および温度コントロー
く認識され,近年福祉施設などを中心にめざましく普及し
ラ取付を行うだけなので,従来に比べ現場工数で約 8 0 %
削減,工期は従来の約 3 分の 2 に短縮可能です。
ています。
2)トータルコストが削減できます。
従来の工法では潜熱蓄熱材・ヒータ・断熱材などの部材
を現場で組立・敷設すること,またコンクリートスラブの
工期短縮などによりトータルコストが従来工法に比べ約
配筋やコンクリート打設などの建築工事との取り合いが
15% 削減できます。
3)高品質で長寿命です。
多く,現場での作業が複雑かつ各部材の敷設に時間を費や
していました。
主要床暖房部材は,全て工場内でユニット組立して,耐久
この度,当社では 大林組殿と共同で,建築と設備を複
性に優れる鋼製容器に収納していますので,高品質を維
合化することにより,現場作業を大幅に省力化した新工法
持し 30 年以上の寿命を有します。
4)各種床仕上材に適用できます。
「ハーフプレキャスト型床暖房施工システム」 を開発しま
潜熱蓄熱材は,蓄熱温度として 32℃,36℃,41℃,47℃
した。
および 52℃と 5 種類があり,熱抵抗が異なるさまざまな
床仕上材に使い分けします。
5)ランニングコストの低減が図れます。
本システムは,蓄熱式電気床暖房方式であり,電気が割安
な夜間に蓄熱し,昼間は通電することなく蓄熱材からの
放熱だけで快適な暖房が得られ,かつメンテナンスフ
リーですからランニングコストが低減できます。
蓄熱ヒータユニット
ハーフプレキャスト板(ハーフPCa板)
蓄熱ヒータユニット
ハーフプレキャスト板(ハーフPCa板)
トラス筋
蓄熱ヒータユニット
電線管(リード線用)
ハーフPCa板
蓄熱式電気床暖房ユニット
蓄熱式電気床暖房ユニット
− 94 −
h(50)
3.仕様
潜熱蓄熱材,面状ヒータおよび断熱材をユニット化し,鋼
Hu
蓄熱ヒータユニット
1)蓄熱ヒータユニット
鋼製容器
製容器に収納したものを蓄熱ヒータユニットと称しま
支持金具
す。
面状ヒータ
2)蓄熱式電気床暖房ユニット
潜熱蓄熱材
蓄熱ヒータユニットを工場で床材のハーフプレキャスト
L
板(以下ハーフ PCa 板)に固定,そして蓄熱ヒータユニッ
内部断熱材
ト間を配線・接続します。このユニットを「蓄熱式電気床
嵩上断熱材
W(400)
暖房ユニット」と称します。使用するハーフ PCa 板は,ボ
イド型枠タイプでそのサイズは部屋の大きさに応じて最
大幅 2,500mm,最大長が 8,500mm の範囲で選択が可能
蓄熱ヒータユニット仕様
(電源:AC単相200V)
MX-108
サイズ[W]×[L]×[h]
[mm]
400× 850×50
蓄熱式電気床暖房ユニットを建築現場に搬入,据付後に
MX-112
400×1250×50
180
1,603
17
配筋してコンクリート打設します。そして建築仕上工事
MX-116
400×1650×50
240
2,152
22
MX-120
400×2050×50
300
2,679
27
MX-124
400×2450×50
360
3,228
32
MX-128
400×2850×50
420
3,755
37
MX-132
400×3250×50
480
4,304
42
です。
型番
3)ハーフプレキャスト型床暖房施工システム
と併行して、温度コントローラを取付して本システムが
完成します。
設備
[W]
120
蓄熱量
[kJ]
1,076
質量
[kg]
12
4.施工
( 工 場 組 立 )
(現場工事)
床仕上材
現場打コンクリート
(D)
配筋
Hh Hu Hc
H
蓄熱ヒータ
トラス筋(B)
面状ヒータ
ユニット
(C) ハーフPCa板(A) 潜熱蓄熱材
鋼製容器
内部断熱材
嵩上断熱材
支持金具
配管
・配線
固定釘
150
W(400)
150
床構造図
各部の寸法[mm]
Hh
Hc
H
Hu
65
75
230
90
65
75
240
100
65
75
250
110
65
75
260
120
65
75
270
130
65
75
280
140
65
75
290
150
70
80
300
150
70
80
310
160
(注)Hh,Hcの値は標準寸法です
(C)
(D)
(A)
蓄熱式電気床暖房ユニットの据付
(B)
コンクリート打設
条件
5.特性
場所
大林組 技術研究所
40
床温
温度[℃]
30
20
室温
部屋面積
23.7㎡
測定年月
平成12年1月
設備容量
4kW
制御方式
通電制御機能付き
タイマー併用(ON/OFF制御)
10
外気温
0
通電・蓄電中
無通電・放熱中
通電・蓄電中
-10
時間 23:00 7:00 15:00 23:00
日付
東京都清瀬市
1月26日
無通電・放熱中
通電・蓄電中
7:00 15:00 23:00
1月27日
問合せ先
無通電・放熱中
東京 冷熱システム部
7:00 15:00 23:00
1月28日
:快適温度
(03)3216-1509
大阪 冷熱システム営業課 (06)6881-5206
− 95 −
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