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賛成・反対の理由ってどういうこと?
三河内小学校 研究推進委員会 H25.7.1 NO.10 6/26(水) 、5年生の研究授業は「立場を明確にして書こう」 。ここでは、5つのテーマ「晴 れの日は、外で遊ぶべきである」 「ペットには、イヌをかうべきである」 「泳ぐなら、プールで泳ぐ べきである」 「朝ごはんには、お米を食べるべきである」 「ねるときには、ベットでねるべきである」 から、自分が考えたいテーマを 1 つ選び、そのことについて賛成・反対の立場を明らかにしながら、 考えをまとめていきます。 この教材のねらいは「意見と理由・根拠を考えて、意見文を書く」こと。今回も、どの児童も「書 ける」ことを目指して ①「書きたい」 「伝えたい」という意欲 ②題材についての賛成・反対意 見を考えることができるためにスモールステップ の 2 点を特に大切にして授業を展開しました。 ◆意見文って何?◆(「例文(モデル)」を示し、前時の振り返り!) 先生: 「意見文の文章構成は、どのよう モデルを示すこと になっていたかな?」 で、全員大事なこと 自分の意見を人に伝えるための文章の特 を確認できました! 徴を思い出します。 子ども: 「始めに賛成か反対か、自分の 意見を書いて、中にその理由を書きます。 」・・・ 例文(モデル)を示すことで、それを見ながら、 「始め・中・ 終わり」に何を書けば伝わるか、確認していきました。 ◆ 賛成・反対の理由ってどういうこと?◆ 「給食は栄養がある!」 「給食は、嫌いなものも出る!」 (例題を用いて、1 度やってみることで見通しを持ちます!) 自分で賛成・反対の理由を 考える前に、一度、例題につ いて考えてみます。 「お昼ご飯は、給食にすべ きである」というテーマに対 して、賛成意見「給食はおい しい」を例に出すと、一気に 手が挙がり始め、 「賛成意見で、 給食は栄養がある」 「反対意見で、給食は嫌いなものが出る」 「賛成意見で、給食は栄養のバランス が取れている」・・・など、どんどん賛成・反対の理由が出されていきました!例題を通して、どのよ うに考えていけばよいのか、どの子も理解していきました。 ◆意見を持とう!◆(自分の意見を付箋に書く場面!) 書くことが分かっ いよいよ、自分のテーマについて、賛成・反対の理由を考えていきます。 ピンクのふせんには賛成の理由、水色のふせんには反対の理由を書き出しま す。ふせんに書くことで、緊張せず、どの子も、賛成・反対の意見を書くこ とができました。 たから、どんどん 書けます! ◆グループで交流!◆(伝え合う場面・考えを深める場面!) ふせんを持ち寄り、グループで意見を交流します。司会者には「司会メモ」が渡され、メモを見 ながら上手に話し合いを進めていきました。素敵だったのは、この笑顔!下の写真にもあるように、 意見を言い合う子ども達はにっこにこの笑顔で、とっても和やかでした。自分の意見がどの子も持 てているという安心感、意見があるから伝えたい、そして聞きたい・・・そんな意欲が、この前向きな 雰囲気につながったのだと思います!どの子も「伝える」こと、ができました! 笑顔がいっぱい! 伝え合うって楽しいな! グループの中でも、どんどん 充実感でいっぱい! 意見が出ます! ◆自分の立場、決定!◆ これまで、賛成・反対の両方の立場から、自分のテーマについて 考えてきました。いよいよ自分の立場を決定します。 「泳ぐなら、プールで泳ぐべきである」・・・賛成! 「晴れの日は、外で遊ぶべきである」・・・反対! など、 どの子も「賛成か反対」を決定していきました。そして、十分交流 してきたので、どの子も理由を3つ、挙げることができました。 本時の目標、達成です! * 45分間の中で、一人一人の児童が、賛成・反対の理由を考え、付箋に書き、グループで発表 し、さらに考えて意見を深め、自分の立場(賛成・反対)を決定し、その理由を3つに絞って いきました。言葉を使って、いっぱい、いっぱい活動をしました。45分間、どの子の頭も、 フル活動していました。その達成感が、子ども達の笑顔として、たくさん伝わってくる授業と なりました!言語活動が充実し、どの子もねらいを達成する授業を工夫していきたいです!