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水素 そのエネルギーと 脱炭素モビリティ・ソリューション
Europe parlementaire | trimestriel | № 27 | avril – mai – juin 2016 水素 そのエネルギーと 脱炭素モビリティ・ソリューション ジャン=リュック・ミュソー アド・ヴェンタ 取締役社長 Jean-Luc Mussot CEO d’Ad-Venta 欧州レベルの政治的リーダーはこの分野 の成熟を良く認識しています。 どのような 車 両 搭 載 用 の 水 素 ストッ ク の スペ シ ャリスト 、 市場が有望でしょうか? アド-ヴェンタは、脱 炭 素モビリティ市場で 企画展開か J.-L. M. : 水素は、業務・産業用エネル ら工業 生 産化 、販 売までを広くカバーする技 術を持つ ギー源として、再生エネルギーによる余 剰発電分のストック手段、そして脱炭素時 先 端 企 業 。欧 州・フランスの 政 策 討 論 誌ヨーロッパ・ 代の交通手段を支えるソリューションの パールモンテールは、社長のジャン=リュック・ミュソー氏に 三分野で発展してゆくでしょう。近年のフ 水素技術の展望を伺いました。 ランスでは、公共部門での議論が欠けて いましたが、水素は政策決定者からも注 フランス環境エネル 現在は、水素自動車前夜とも言うべき時 既にフランスの製造業者郡の一角を占め 目されつつあります。 代ですが、 その高過ぎるコストが批判され ておられるわけですが、世界的な競合市場 ギー管理庁(Ademe)は既にこの分野で てもいます。車両側の改善すべき点はどこ への輸出にはどのように参加されますか? 多くのプロジェクトをサポートしています だとご覧になりますか? J.-L. M. : 私たちは、水素と燃料電池の が、最近水素がエネルギー転換を成功さ ジャン=リュック・ミュソー: 新しい技術が エコシステムの中で仕事をしています せるのに重要な役割を果たすとの公式見 世に出るとき、それがどのようなものであ が、それはとても小さいけれどダイナミ 解を発表しました。水素をエネルギー源 っても、コストは高騰してしまうものです ックで、協力関係の中で仕事が進められ とした燃料電池自動車では、ヒュンダイ、 し、殊に生産できる量が非常に少ないと る世界です。フランス水素燃料電池協会 トヨタそしてホンダがまず、水素が将来の ドイツの自動 きにはその現象が顕著です。生産量拡大 (A F H Y P A C)の お か げで、関 係を強 化 解決策だと宣言しています。 によって、核となる重要な部品のいくつか し、輸出のためのアクションもともに行 車業界も2018年からの燃料自動車の量 はコスト面での改善に寄与できるように うことができます。この分野のフランス 産を発表しており、燃料チャージのため なるでしょう。水素電池のシステムにおい における関連産業は、若いとてもイノベ のインフラ施設が北ヨーロッパの国々や ては、二つの下位システムがこの現象に ーティブな会社郡で、その成功はしばし 英国、そして今日ではフランスで展開さ 関係します。 ば「世界初の」何かなので、世界中から れ始めています。 もし日本が水素技術の世界的なチャンピ • 燃料電池そのもの。数年でそのパフォ 注目されています。 ーマンスは2倍に、体積は4分の一にな 世界的に有名な研究、特に原子力・代替 オンであり続けるならば、カリフォルニア ります。いくつかの開発・生産者は技術 エネルギー庁(CEA) とフランス国立科学 のようなアメリカ合衆国のいくつかの州 発展とコスト削減のために、今ではその 研究センター(CNRS)での研究に支えら でもイノベーティブな水素エネルギーを 努力を共有しています。 れ、フランスの若い関連産業は切り札と 使ったソリューションが発展してゆくでし これらの地域が、私たちの製品を紹 • 車両搭載用の水素ストックシステム周 なる特色ある技術と、他の国が好意的に ょう。 り。アド・ヴェンタはこの分野で豊富な経 受け入れてくれる卓越性を備えています。 介している国々の中で、もっとも早く確実 験と圧縮ガス分野での独自の知見を持 弱点を語るとしたら、国内市場の遅れに に伸びてゆく市場です。 って革新的なソリューションを提供する 引きずられることで、公共部門からのサ メーカーの位置を占めています。 ポートの不足とフランスのイノベーショ 私たちのイノベーティブなアプローチ ンへのファイナンスの難しさでしょうか。 水素燃料電池搭載の電気自転車、アルファ・ は、複数の個別機能を一つ或いは二つの プ ラ グ マ 。 アド・ヴェンタ マルチな機能を持つ部品に組み立てる の水素技術が ことにあります。たとえば、最新の製品で 使 わ れていま す。 また、サン は、水素ストック部分の上部はガスの圧 水素は、全ての交通手段の ビオエフセ ル 縮を緩める機能も備えています。高圧の 社と共 に ルノ ソリューション。 保存ボンベから低圧の燃料電池までの ー 社 の カング ーZEやインテ 地を走るもの、 水素の全ての通過点における問題が、 リジェント・エ たった一つの部品で解決されるのです。 水に浮かぶもの、 ネジー社の金 属製水素保管 すなわち、安全性を高め、循環を単純化 そして空を飛ぶもの。 装 置 にも搭 載 し、スペースを節約することで結果として されています。 コストを引き下げることにつながります。 Ad-Venta 190 allée de Bourgogne ZI Sud 26300 Bourg de Péage France ad-venta.com