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横浜市から建築物の維持保全についてのおしらせ 横浜市建築局建築

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横浜市から建築物の維持保全についてのおしらせ 横浜市建築局建築
別紙2
横浜市から建築物の維持保全についてのおしらせ
建築物所有者(管理者)の皆さんへ
あなたの所有(管理)する建築物(建築設備)は、改造して違法な建築
物にしてはならないことは勿論、腐食・破損、老朽化や、防火・避難設備
の不備等があると、火災時などに大きな災害が発生するおそれがありま
す。また、広告看板、窓ガラス、外壁タイル等落下により不特定多数の歩
行者等に危害を加えるおそれのある建築物などは、維持管理により一層の
注意が必要です。
○ 建築物を常時安全な状態に保つことは、所有者(管理者)の責任です。
建築基準法第8条(維持保全)
建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時
適法な状態に維持するように努めなければならない。
このパンフレットは、
* 日頃の維持管理や、設計する際の「建築物の防災チェックポイント」
* 「建築物等定期報告制度」の対象建築物や業務の流れ
について説明しています。
○
建築物の用途変更や、増・改築等を行う際に
は、建築士の方にご相談ください。
横浜市建築局建築安全課
建築物の防災チェックポイント
階 段
階段は,いざというときに避難する大切なところです。普段使用
していない階段も,安全に避難できるよう維持管理が必要です。
□ 避難の障害となる物が積まれていませんか
□ 火災の原因となるような物を置かないようにしましょう
外壁の開口部等
廊下等の避難経路
(延焼の恐れのある部分※)
他の建物等からの延焼防止の
火災時の避難においては、廊
ため、外壁の窓などには防火
下、通路の確保も大切です。
設備等を設けなければならな
法律では、原則として2方向
い場合があります。
□
への避難経路が必要となりま
鉄筋コンクリート造、鉄骨
す。
造の建物の場合、窓、換気扇
□
等に網入ガラス、防火ダンパ
なる物を置いていませんか
ー等が設置されていますか
※
避難経路に避難の障害と
□
道路までの避難経路をき
ちんと確保しましょう
隣地境界線及び道路中心線から1階にあって
は3m以内、2階以上の階にあっては5m以
内の部分をいいます
防火扉
階段に面する扉は、避難するための階段を炎や煙から守ると共
に、上階への煙の拡散を防ぐ役割があります。
□
防火扉が自動的にしまるよう、ドアチェックが機能していますか
□
防火扉の開閉に障害となる物が置かれていませんか
□
ひも等で固定したり、木製戸や自動扉に替えない様にしましょう
外壁や広告看板等の落下
外装材や看板等は年数が経過すると劣化します。これを放置する
とひびわれや錆等が発生し、落下して事故を起こしかねません。
さらに、災害時には落下物が避難の妨げになることもあります。
□
外壁、看板等にひびわれ、はがれ、さび等はありませんか
□
外壁劣化など、目視できないものもあります。必要に応じて建
築士等の専門家(建築仕上診断技術者等)による調査を行いまし
ょう
排煙窓
火災時に最も恐いものが煙と有毒ガスです。火災により発生した
煙やガスを、建物内で拡散することを防ぎ、速やかに屋外へ排出
するための仕組みが排煙窓や排煙設備などです。
□
排煙窓が円滑に開閉できますか
□
開放装置(オペレーターやチェーン)や窓等が家具や荷物で隠
れていたり、チェーン等が切れていませんか
□
開放装置の操作方法などをあらかじめ確認しておきましょう
非常用の照明装置
火災の際、停電になっても早急に避難できるようにす
るため、設置されているものが非常用の照明装置です。
この照明は避難路を照らすもので、消防法に基づく緑
色の誘導灯は避難口を示したものです。
□
主電源をしゃ断したり、ひもを引いて照明がつきま
すか
□
つかない場合はバッテリーや電球が切れている場合
があります 必要に応じて点検し取り替えましょう
非常用の進入口
3階建て以上の建物には、火災時に消防隊が進入し消火・救助活動
が行えるよう道路等に面して進入口等を設置することが必要です。
□
道路側に面した窓(75 ㎝×1.2m などの大きさ)などが開きますか
□
家具や荷物、広告看板等の障害物はありませんか
内装制限
火災の拡大を防ぎ避難と消防活動を促進するため、壁や天井など
の内装仕上げを燃えないものなどにする必要があります。
□
火気を使用する居室等(※)で内装材料が、木質、紙、フエル
ト、ナイロンなどの燃えやすいものになっていませんか
□
内装工事を行う際には建築士等に相談しましょう
※
煙を逃がすための窓等が設けられていない部屋、3階以上にある部
屋、調理室やボイラー室などの火気を使用している部屋
建築物等定期報告業務の流れ
横浜市
建築物管理者等
調査・検査資格者等
横浜市
電話:045-671-4539
・横浜市から建築物管理者等に、定期報告書を提出するよう通知
・報告義務者(建築物管理者等)は 1 級建築士、2 級建築士又は建築
物調査員資格者証の交付を受けている者等に建築物の調査等を依頼
・建築士などの資格者が建築物等の調査・検査を行い報告書を作成
した後、横浜市に定期報告書を提出
・定期報告書の受付後、横浜市で審査。定期報告受理票を報告者に
発行
・内容審査後、維持管理が望ましくない建築物や違法な状況の建築
物等は、その内容を記載した建築物、建築設備等定期報告の結果通
知書を管理者等に送付
・指摘事項が無い適法な建築物等は、今後も適法な維持管理を継続
建築物管理者等
・維持管理が望ましくない状況又は違法な状況については、改善や
補修を行い適法な状態にします。
適法な維持管理
建築基準法(抜粋) (平成 28 年6月 1 日施行予定)
(報告、検査等)
第 12 条
第 6 条第 1 項第一号に掲げる建築物で安全上、防火上又は衛生上特に重要であるものとして
政令で定めるもの(略)及び当該政令で定めるもの以外の特定建築物(略)で特定行政庁が指定する
もの(略)の所有者(所有者と管理者が異なる場合においては、管理者。第3項において同じ。
)は、
これらの建築物の敷地、構造及び建築設備について、国土交通省令で定めるところにより、定期に、
一級建築士若しくは二級建築士又は建築物調査員資格者証の交付を受けている者(略)にその状況の
調査(略)をさせて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。
3
特定建築設備等(昇降機及び特定建築物の昇降機以外の建築設備等をいう。
(略)で安全上、防火上
又は衛生上特に重要であるおのとして政令で定めるもの(略)及び当該政令で定めるもの以外の特定
建築設備等で特定行政庁が指定するもの(略)の所有者は、これらの特定建築設備等について、国土
交通省令で定めるところにより、定期に、一級建築士若しくは二級建築士又は建築設備等検査員資格
者証の交付を受けている者(略)に検査(略)をさせて、その結果を特定行政庁に報告しなければな
らない。
定期報告の調査・検査の主なポイント
平成 20 年 4 月に定期報告の内容の充実を図るため、定期報告の調査・検査内容の見直しが行われま
した。ここでは、主にその内容をご案内します。
外 装 タ イ ル 等 の 劣 化・損 傷
換
打診等により調査
※乾式工法の外装タイル等は目視調査のみ
設
備
・無窓居室等の換気状況の測定や火気使用室
の換気風量の測定表を添付します。
・竣工等から 10 年が経過した場合、全面
打診等により調査が必要です。
・その他の場合は、手の届く範囲を打診、
その他を目視で調査し、異常があれば全面
気
排
煙
設
備
・排煙風量の測定記録表や排煙口の配置、系
統図を添付します。
吹付けアスベスト等
非常用の照明装置
・アスベストの施工の有無、飛散防止対策の
有無・劣化損傷状況の調査が必要です。
・照度の測定を行い、測定表を添付します。
定 期 報 告 概 要 書
これまでの定期報告の報告内容は、「定期報告概要書」で閲覧できます。前回の調査や検査の日付、不具合の
内容を確認したい時などご活用ください。閲覧は、建築局建築安全課「定期報告受付窓口」で行っています。
受
付
窓
口
周 辺 案 内 図
横浜市中区相生町3-56-1
●出口7
みずほ銀行
●出口5
JNビル7階
建築局
開庁日
建築安全課
県立博物館
定期報告受付窓口
月~金曜日
定期報告受付
JNビル7F
(祝日、年末年始休日を除く)
受付時間
9時 ~ 11 時 30 分
13 時 ~ 16 時
●出口3
※定期報告については、調査・検査資格のある建築士、調査・検査資格者と十分調整・相談の上、対応
してください。
【お問い合わせ先】
横浜市建築局建築指導部
建築安全課
建築安全係(建築物等)
TEL 045-671-4539
(平成 28年1月
改訂)
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